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1 218 年 9 月版 本資料は情報提供を目的としたものであり 特定の商品を推奨または勧誘するものではありません 本資料に記載のデータは 信頼できる情報に基づき構成されていますが 内容の正確性 完全性については保証するものではありません また グラフの結果数値については 原則として出典元のデータをそのまま掲載していますので 四捨五入によりが1% にならないものがあります 本資料に記載の税務のお取扱いは218 年 7 月現在のものです 法令改正などにより税務のお取扱いが変更となった場合には 変更後の内容が適用されますのでご注意ください また 個別のお取扱いについては 税理士などの専門家または所轄の税務署にご確認のうえ ご自身の責任においてご判断ください 贈与について考える本 監修 : 鴨田真一郎 ( 公認会計士 税理士 ) 生前に財産をわたして大切な家族を応援したい 大切なご家族 子子孫 生活資金 住宅購入資金 結婚資金 教育資金 など [ お問合せ先 ] [ 資料作成 ] 218 年 9 月版 F51781 コンサルティング推進部 S18187( )

2 生前贈与の活用を考えてみませんか? 生前贈与 と聞いて何を想いますか? 生前贈与のメリット ( 親 祖父母など ) いずれ引継ぐお金だから今のうちにわたして有効に使ってほしい 自分たちのお金で子や孫のよろこぶ顔が見たい 1 ご家族のよろこぶ顔が見られます 手続きが面倒? 2 子子孫 自分の意思で いつ 誰に いくら 贈与するか決められます を減らせたらいいな 税金はかかるのかなぁ 3 を減らして相続税の負担を軽減できる可能性があります ( 子 孫など ) 大切なご家族 資産に対する 想い を実現するために生前贈与という方法があります 1 ご家族の生活費や教育費などに活用できます ( 使いみち自由 ) 子子孫 生前贈与の活用を考えてみませんか? P.1 目次 生前贈与の留意点は? P.11 2 生活資金教育資金住宅購入資金結婚資金 贈与税の基礎控除 (11 万円 ) を毎年使えます なぜ生前贈与を活用される方がふえているのですか? P.3 生命保険で生前贈与ができることをご存じですか? P.13 贈与に関する税金はどのようなものですか? P.5 生前贈与には 税務上どのような効果がありますか? P.7 ご参考 ❶ ご参考 ❷ 生命保険金には相続税の非課税枠があります P.15 贈与税に関する特例措置があります P.17 贈与を する人 受ける人 どちらにもメリットがあります 生前贈与をより効果的に行うポイントは? P.9 1 2

3 なぜ生前贈与を活用される方がふえているのですか? 生前贈与の活用状況 ( 暦年課税の課税状況 ) 国税庁 平成 28 年統計年報 より作成 生前贈与がふえている背景 1 贈与を受けた人の数 1 相続税の基礎控除額が引き下げられました は増加傾向にあります 相続税の基礎控除額 215 年 1 月相続税の改正 法定相続人が 3 人の場合 ( 人 ) 5, 4, 3, 292, , ,1 388,86 43, , 年 12 月以前の相続 215 年 1 月以後の相続 5, 万円 +(1, 万円 法定相続人の数 ) 3, 万円 +(6 万円 法定相続人の数 ) 8, 万円まで非課税 4,8 万円まで非課税 2, 増加傾向 相続税の課税対象となった方が増加しました 1, < 相続税の課税対象者 > ( 年 ) 211 年約 3 万人 215 年 216 年約 4 万人に ( 人 ) 12, 1, 8, 8 割増! 13,43 15,88 6, 54,421 56,239 2 課税ベースの贈与額 ( 取得財産価額 ) 4, 2, 贈与額も拡大しています ( 億円 ) 16, 12,247 12, 1,2 1,38 15,514 14,95 13, ( 年 ) 国税庁 平成 28 年分の相続税の申告状況について および各年版より作成 高額な財産を相続する方の税負担が重くなりました 214 年 12 月 31 日以前 215 年 1 月 1 日以降 法定相続分に応じた各相続人の取得金額 税率 (%) 控除額 ( 万円 ) 税率 (%) 控除額 ( 万円 ) 8, 4, 増加傾向 1, 万円超 3, 万円超 1, 万円以下 3, 万円以下 5, 万円以下 ー ー ( 年 ) 211 年約 1 兆円 215 年 216 年約 1.4 兆円に 5, 万円超 1 億円超 2 億円超 3 億円超 6 億円超 1 億円以下 2 億円以下 3 億円以下 6 億円以下 ,7 4, 税率アップ! 7 1,7 2,7 4,2 7,2 大切なご家族へ 元気なうちに資産をわたす方がふえています 相続税の課税が強化されたことで 生前贈与の活用が注目されるようになりました 3 4

4 贈与に関する税金はどのようなものですか? ❶ 暦年課税 生前贈与の一般的な課税方法として 暦年課税 があります 贈与税額 = (1 年間に贈与を受けた財産の価額の額 基礎控除 11 万円 ) 税率 控除額 贈与税の税額速算表 基礎控除後の課税価額 (A) 税率 (B) 控除額 (C) 税率 (B) 控除額 (C) 2 万円以下 1% 1% 3 万円以下 15% 1 万円 4 万円以下 2% 25 万円 15% 1 万円 6 万円以下 3% 65 万円 2% 3 万円 1, 万円以下 4% 125 万円 3% 9 万円 1,5 万円以下 45% 175 万円 4% 19 万円 3, 万円以下 5% 25 万円 45% 265 万円 4,5 万円以下 5% 415 万円 55% 4 万円 4,5 万円超 55% 64 万円 * 直系尊属とは 父母 祖父母などのことです <1 年間に贈与を受けた価額別の計算例 > ( ご参考 ) 贈与税額早見表 11 万円 2 万円 3 万円 5 万円 1, 万円 5, 万円 1, 万円 基礎控除後の課税価額 (A) (B) (C) 贈与税は 財産を取得した受贈者 ( ) に対してかかる税金です 1 年間 (1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) に贈与された財産が基礎控除額である 11 万円以下であれば 贈与税はかかりません 贈与税がかかる場合には 財産を贈与された翌年の 2 月 1 日から 3 月 15 日までの間に 受贈者が贈与税の申告 納付をする必要があります 11 万円の贈与を受けた場合 3 万円の贈与を受けた場合 贈与額基礎控除 11 万円控除前 一般の贈与 一般の贈与 万円 9 万円 19 万円 53 万円 231 万円 2,289.5 万円 5,39.5 万円 2 歳以上の者が直系尊属から贈与を受けた場合 (11 万円 11 万円 ) が となるため 贈与税はかかりません (3 万円 11 万円 ) 1% =19 万円が贈与税額となります (A) (B) (C) 2 歳以上の者が直系尊属から贈与を受けた場合 万円 9 万円 19 万円 48.5 万円 177 万円 2,49.5 万円 4,799.5 万円 ❷ 相続時精算課税制度 贈与税には暦年課税以外に 相続時精算課税 という制度があります この制度では 贈与者 ( ) が亡くなった時の相続税の計算上 にこの制度を適用した贈与額 ( 贈与時の時価 ) を加算して相続税額を計算します この制度を利用すると 一度に大きな財産を移転することができます 原則 相続税の軽減効果はありませんが 将来値上がりしそうな財産を贈与すると 相続税の軽減につながる可能性があります 暦年課税と相続時精算課税暦年課税贈与者制限なし 受贈者 制度の適用 選択変更 控除額 贈与税の計算! 制限なし 特段の手続不要 相続時精算課税への変更可能 年間 11 万円 (1 年間の受贈財産の価額 11 万円 ) 税率 控除額 生前贈与の税務上の留意点 相続時精算課税 贈与の年の 1 月 1 日において 6 歳以上の親または祖父母 贈与の年の 1 月 1 日において 2 歳以上の子または孫 制度選択年の翌年 3 月 15 日までに選択届出が必要 ( 受贈者が届出書を最初の贈与税の申告書に添付 ) 一度選択すると暦年課税への変更不可 累計 2,5 万円 ( 受贈財産の価額 ( 累計 )2,5 万円 ) 税率 2% 暦年課税の基礎控除額は ( 受贈者 )1 人につき 年間 11 万円となります < イメージ > 11 万円 11 万円 年間贈与額 22 万円 定期贈与 ( 定期金に関する権利の贈与 ) に注意が必要です たとえば 1, 万円を 1 年間にわたって毎年 1 万円ずつ贈与する という約束のもとに行われる贈与です この場合 約束した年に 1 年間にわたり毎年 1 万円ずつ受け取る権利 に対して贈与税がかかります 相続開始前 3 年以内のは 相続税の課税対象になります 贈与税 あり が 相続または遺贈 ( 遺言によって遺言者の財産を贈与すること ) により財産を取得した場合 相続開始前 3 年以内の贈与は 相続税の課税対象になります また 基礎控除額 11 万円以下の贈与や死亡した年の贈与も同じです * 課税対象になったの価額に対応する贈与税の額は 対象となった人の相続税の計算上 控除されます 孫に贈与した場合の取扱い相続人ではない孫へのは 相続税の課税対象となりません ただし 孫が取得するがある場合 ( 例えば 生命保険において死亡保険金受取人になっている場合など ) 相続開始前 3 年以内のは 相続税の課税対象となります 扶養義務者 ( 父母や祖父母 ) から 生活費 または 教育費 の贈与を受けた場合の取扱い通常必要と認められるものについては贈与税の課税対象となりません 生活費 とは 通常の日常生活を営むのに必要な費用または治療費や養育費等をいい 教育費 とは通常必要と認められる学費 教材費 文具費等をいいます 5 6

5 生前贈与には 税務上どのような効果がありますか? 生前贈与でを減らせます 年間 11 万円の贈与税の基礎控除を活用してみませんか? 生前贈与を 1 年間実行した場合の効果 毎年 少しずつお子さまやお孫さまなどに財産を贈与していくことで 税負担を軽減できる場合があります 例えば が2 億円 ( 相続税評価額 基礎控除前 ) 法定相続人が子 2 人の場合 毎年 11 万円の範囲内で生前贈与 贈与税はゼロ ケース 1 ケース 2 基礎控除の範囲内で贈与 ケース 3 基礎控除を超えて贈与 が減り 相続税の負担が軽減 贈与しない 毎年 11 万円ずつ 1 年間 子 2 人にそれぞれ贈与 毎年 3 万円ずつ 1 年間 子 2 人にそれぞれ贈与 これだけでも大きな効果はありそうですが さらに年間 11 万円を超えて贈与することも考えられます 毎年 11 万円を超えて生前贈与 贈与税の支払い 大きくが減り 相続税の負担がさらに軽減 2 億円 贈与税 相続税 3,34 万円 3,34 万円 1 億 7,8 万円 贈与税相続税 2,2 万円 2,68 万円 ケース 1 との差額 66 万円 万円 2,68 万円 相続税が軽減 1 億 4, 万円 贈与税相続税 6, 万円 38 万円 1,56 万円 1,94 万円 ケース 1 との差額 1,4 万円 贈与税と相続税のがさらに軽減 相続開始前 3 年以内のは に加算されて相続税が計算されますが 上記の試算は考慮していません 生前贈与を 1 年間実行した後に相続が発生したものと仮定しており 相続の発生時期によっては上記の試算と異なる場合があります 1 年後に大きな差となります 具体的な効果を 8 ページで確認してみましょう 早めに生前贈与を始めることで 相続税額を軽減する効果が高まります 7 8

6 生前贈与をより効果的に行うポイントは? 1 ポイント 早めに始める 贈与税の基礎控除 (11 万円 ) を毎年活用でき 税負担の軽減効果も大きくなります 相続開始前 3 年以内の贈与は に加算されることも考慮しましょう 9ページ 3 相続とのバランス ポイント 相続税と贈与税の 負担率 を比較することが 贈与金額を決める目安となります 例えば が2 億円 法定相続人が配偶者と子 2 人 (2 歳以上 ) の場合 1 年間 2 年間 1 年 2 年 11 万円 1 年 =1,1 万円 11 万円 2 年 =2,2 万円 1 相続税の負担率 表 1 において 2 億円 と 配偶者がいる場合 子 2 人 の交差する部分を確認 相続税の負担率は 6.8% 2 贈与税の負担率 表 2 において (2 歳以上の者が受贈者の場合 ) 贈与税の負担率が 6.8% を下回り かつ最も近い部分を探す贈与税の負担率 6.3% を確認 3 生前贈与額の目安 その年の生前贈与額の目安は 1 人あたり 3 万円が上限になることを確認 2 ポイント より多くの人に贈与する 贈与税の基礎控除 (11 万円 ) は 受贈者 ( ) がそれぞれ活用できます そのため 年間 11 万円 人数分の財産が非課税の扱いとなります 3 ポイント 11 万円 11 万円 11 万円 長男 長女 孫 33 万円を非課税で贈与 相続とのバランスを考える 一度に多額の財産を贈与すると 贈与税の負担が重くなります 一方で 相続税の課税対象となるを圧縮する側面もあります 財産 贈与税の負担率 % 相続税の負担率 % 贈与税の基礎控除 (11 万円 ) を超えて贈与し 贈与税を納付したほうが 結果として全体の税負担が軽減されることがあります * 贈与額の検討にあたっては 現在および将来の生活費等を考慮する必要があります それぞれの 負担率を考慮しましょう 表 1 相続税の負担率 ( 基礎控除前 ) * 負担率は各相続人が法定相続分により相続し 配偶者がいる場合は 配偶者の税額軽減 の特例を適用したときの相続税額をで除した数値 ( 小数第 2 位を四捨五入 ) です 表 2 a 5, 万円 8, 万円 1 億円 1.5 億円 2 億円 3 億円 贈与税の負担率 贈与金額 ( 基礎控除前 ) 配偶者がいる場合 配偶者がいない場合 子 1 人 子 2 人 子 3 人 子 1 人 子 2 人 子 3 人.8% 2.9% 3.9%.2% 2.2% 3.2%.% 1.7% 2.6% 3.2% 8.5% 12.2% 1.6% 5.9% 7.7%.4% 4.1% 6.3% 6.1% 5.% 4.4% 19.1% 12.3% 9.6% 8.4% 6.8% 1 6.1% 24.3% 16.7% 12.3% 11.5% 9.5% 8.5% 3.6% 23.1% 18.2% 2 歳以上の者が直系尊属から一般の贈与贈与を受けた場合 b 贈与税額負担率 (b a) b 贈与税額負担率 (b a) 11 万円以下 2 万円 9 万円 4.5% 9 万円 4.5% 3 万円 3 19 万円 6.3% 19 万円 6.3% 4 万円 5 万円 6 万円 7 万円 8 万円 9 万円 1, 万円 33.5 万円 53 万円 82 万円 112 万円 151 万円 191 万円 231 万円 8.4% 1.6% 13.7% 16.% 18.9% 21.2% 23.1% 33.5 万円 48.5 万円 68 万円 88 万円 117 万円 147 万円 177 万円 8.4% 9.7% 11.3% 12.6% 14.6% 16.3% 17.7% * 負担率は小数第 2 位を四捨五入して表示しています * 贈与を重ねていくとの価額が減少し 相続税の負担率が下がることになります 2 相続税の負担率 6.8% 効果的な生前贈与を行うには 3 つのポイントをおさえて 事前にしっかりとした見通しを立てておきましょう 9 1

7 生前贈与の留意点は? 贈与チェックリスト 贈与の認識 あげます もらいます チェック ❶ 贈与について 子 ( 孫 ) が もらう ことを認識している 民法第 549 条によると 贈与は自己の財産を無償で相手に与える意思表示をし 相手が受諾することによって効力が生じるとしています 勝手に子 ( 孫 ) の口座に振り込んだだけでは贈与とはなりません 贈与成立 チェック ❷ 子 ( 孫 ) 名義の預金口座に振込み 預金口座の通帳や印鑑は 子 ( 孫 ) が管理する 長男長女孫 名義預金 口座名義は子 ( 孫 ) であっても 実際は親がその口座を開き預金をしていたり 通帳 印鑑 キャッシュカードなどを管理している場合 名義預金 として 親の財産と認定されることがあるので注意が必要です 自分の想いとは違う使われ方をするのでは? 親が通帳 印鑑などを管理 贈与契約書 贈与契約書 チェック ❸ 贈与のたびに 贈与契約書を作成する 贈与契約書 贈与を行うときには 贈与契約書を作成し 当事者が署名 押印しておけば 後日 贈与があったことを証明することができます 贈与契約書がない場合は 贈与の事実を証明する必要があり できないと贈与はなかったものとされ に加算されてしまう可能性があります 第 1 条 贈与者第一太郎 ( 以下 甲 という ) と受贈者第一一郎 ( 以下 乙 という ) は 本日 以下の通り贈与契約を締結した 甲は乙に対して 下記現金を贈与することを約し 乙はこれを受諾した 現金 金 3,, 円 第 2 条甲は 年 月 日までに当該金額を乙指定の銀行口座に振り込むものとする 上記契約の証として本書 2 通を作成し 甲 乙各 1 通を保有する 年 月 日贈与者甲 ( 住所 ) 東京都品川区大崎 丁目 番 号 また 他の相続人ともめる原因を作ってしまうかもしれません しかし 贈与のたびに贈与契約書を作成するのは煩雑ではないでしょうか ( 氏名 ) 第一太郎 受贈者乙 ( 住所 ) 東京都品川区大崎 丁目 番 号 ( 氏名 ) 第一一郎 受贈者の親権者 上記契約の締結について同意します チェック ❹ ( 贈与税を納める場合 ) 贈与税の申告を行い 申告書の控えを保管する 申告書 贈与税の申告 納付 1 年間のの額が基礎控除 11 万円を超える場合には 贈与税の申告と納付が必要です 未成年者の場合 親権者も署名 押印します 贈与税の申告は 贈与を受けた翌年の 2 月 1 日から 3 月 15 日までの間に 贈与を受けた人 が行います 贈与を する人 受ける人 両方の意思表示と 贈与の記録を残すことがポイントです 11 12

8 保険料生命保険で生前贈与ができることをご存じですか? 生命保険を活用すれば 面倒な手続きが不要です 一般的な暦年贈与の対応 1 贈与契約書の作成 贈与の記録を残すため 贈与のたびに 贈与契約書 を作成する必要があります 生命保険を活用 贈与契約書の作成は不要です 保険会社が発行するお支払通知を贈与の記録として使えます 生命保険を使った生前贈与のしくみ 贈与契約書 贈与契約書 作成不要 ( 贈与者 ) < 暦年贈与に対応した一般的な 生存給付金付保険 のイメージ > 生時金で払込み一 が毎年お受け取り 前贈与 ( 受贈者 ) 2 振込み手続き の口座から の口座に振込み手続きが必要です 毎年振込 振込みの手間が省けます の口座へ保険会社が振り込みます 振込不要 しくみ が保険料を一時金で払い込み が毎年受け取ることで 生前贈与できます 1つの契約で複数人に贈与できます や受取割合は自由に変更できます * 商品によって取扱いは異なります 31 人ずつの手続き 贈与のたびに 1 人ずつ手続きが必要です 贈与契約書贈与契約書贈与契約書 1つの契約で複数人に贈与できます 贈与税の基礎控除 (11 万円 ) を手間なく使えます 保険証券 一般的な暦年贈与で必要とされる 毎年の贈与契約書の作成 贈与者の口座から受贈者の口座への振込み が不要です ( 保険会社から郵送される支払通知が贈与の記録になります ) 贈与税の基礎控除 11 万円も手間なく使えます * 暦年贈与とは 暦年課税のしくみを用いた贈与のことです * 商品によって取扱いは異なります 生命保険を活用すれば 比較的かんたんに生前贈与できます! 13 14

9 ご参考 ❶ 生命保険金には相続税の非課税枠があります 生命保険金の非課税枠 相続税法第 12 条 非課税枠 = 5 万円 法定相続人の数 * 契約者 (= 保険料負担者 ) と被保険者が同一で 死亡保険金受取人が相続人である場合 他の死亡保険金などと合算のうえ適用されます 計算例 A さん ( 契約者 被保険者 ) 法定相続人が 2 人の場合 長男 長女 5 万円 2 名 =1, 万円が 相続税の非課税枠となります 受取人が 1 人しか指定されていない場合でも 法定相続人数分の非課税枠が適用されます 相続税額を軽減する効果があります 生命保険を活用した効果 カッコ内は法定相続人の数です 生前贈与と終身保険を組み合わせると 例えば 生前贈与贈与税の基礎控除毎年 11 万円 が2 億円 ( 相続税評価額 基礎控除前 ) 法定相続人が子 2 人の場合ケース1 ケース2 贈与しない保険も活用しない ダブルで使えます 基礎控除の範囲内で贈与 毎年 11 万円ずつ 1 年間 子 2 人にそれぞれ贈与 終身保険生命保険金の非課税枠 5 万円 法定相続人数 ケース 3 さらに終身保険を活用 死亡保険金 1, 万円を準備 配偶者あり ( 一次相続 ) 遺産総額 ( 基礎控除前 ) 5, 万円 8, 万円 1 億円 1.5 億円 2 億円 3 億円 生命保険未加入 ,67 3,46 子 1 人 2 1, 万円の非課税枠活用 ,52 3,26 軽減効果 生命保険未加入 ,35 2,86 子 2 人 3 子 3 人 4 1,5 万円の生命保険 2, 万円の軽減効果非課税枠活用未加入非課税枠活用 ,163 2, ,218 2, ,24 ( 万円 ) 軽減効果 億円 贈与税 相続税 3,34 万円 3,34 万円 1 億 7,8 万円 贈与税相続税 2,2 万円 万円 2,68 万円 2,68 万円 ケース 1 との差 66 万円 2,2 万円死亡保険金 1, 万円 1 億 6,8 万円 贈与税相続税 万円 2,38 万円 2,38 万円 ケース 1 との差 96 万円 配偶者なし ( 二次相続 ) 遺産総額 ( 基礎控除前 ) 5, 万円 8, 万円 1 億円 1.5 億円 2 億円 3 億円 生命保険未加入 ,22 2,86 4,86 9,18 子 1 人 1 子 2 人 2 子 3 人 3 5 万円の非課税枠活用 ,7 2,66 4,66 8,955 軽減効果 生命保険未加入 ,84 3,34 6,92 1, 万円の非課税枠活用 ,56 3,4 6,52 軽減効果 生命保険未加入 ,44 2,46 5,46 1,5 万円の非課税枠活用 ,155 2,14 5,1 ( 万円 ) 軽減効果 * 配偶者の税額軽減を法定相続分まで活用するものとします 他の税額控除は考慮していません * 子は成人とし 孫の養子縁組はないものとします * 法定相続分どおりに遺産を取得した場合の相続税額となります 各相続人は遺産取得割合に応じてこの金額を按分して納税します * 税額は概算数値です 相続税が軽減 相続開始前 3 年以内のは に加算されて相続税が計算されますが 上記の試算は考慮していません 生前贈与を 1 年間実行した後に相続が発生したものと仮定しており 相続の発生時期によっては上記の試算と異なる場合があります たとえば こんなタイプの終身保険が活用できます 一般的な終身保険 ( 一定期間経過後に死亡保険金額が大きくなるタイプ ) のイメージ 保険料時払 契約一* 上記ケース 3 の試算は このタイプの終身保険の死亡保険金額の増加を考慮しておりません 死亡保険金額さらに相続税が軽減 一生涯保障一時払保険料を上回る死亡保障を得られるタイプの終身保険 なるべく多くのこしてあげたいね 生命保険を活用した生前贈与と死亡保険金の準備で 相続税の軽減効果がさらに期待できます 15 16

10 ご参考 ❷ 贈与税に関する特例措置があります * 制度の詳細については 国税庁のホームページに掲載されています 贈与税の配偶者控除 夫婦間での自宅の贈与 または居住用不動産 の購入 建築の資金の贈与が行われた場合 最高 2, 万円まで控除できる特例です 配偶者控除額 2, 万円 ( 贈与税の基礎控除 11 万円と併用可能 ) 主な要件 住宅取得等資金贈与の非課税措置 215 年 1 月 1 日から 221 年 12 月 31 日までの 間に 父母 祖父母から住宅取得等資金の贈与を受けた場合 一定の要件を満たすときは 所定の非課税限度額までの金額について贈与税が非課税となります ( 贈与税の基礎控除 11 万円と併用可能 ) < 非課税の限度額一覧表 > 住宅用家屋の取得等に係る契約の締結期間 216 年 1 月 1 日 ~219 年 3 月 31 日 219 年 4 月 1 日 ~22 年 3 月 31 日 22 年 4 月 1 日 ~221 年 3 月 31 日 婚姻期間が2 年以上であること 自分が住むための国内の居住用不動産 またはその購入資金であること 贈与のあった翌年 3 月 15 日までに入居し その後も引続き居住する見込みであること 過去に同じ配偶者との間で この特例の適用を受けていないこと 省エネ 耐震 バリアフリー住宅 1,2 万円 1,2 万円 1, 万円 左記以外の一般住宅 7 万円 7 万円 5 万円 221 年 4 月 1 日 ~221 年 12 月 31 日 8 万円 3 万円 218 年 9 月 1 日現在 消費税 1% への増税は219 年 1 月まで延期されています 主な要件 右記以外消費税 1% が適用される場合 省エネ 耐震 バリアフリー住宅 3, 万円 1,5 万円 1,2 万円 左記以外の一般住宅 2,5 万円 1, 万円 7 万円 贈与を受けた時に受贈者が日本国内に住所を有していること 贈与を受けた時に受贈者が贈与者の直系卑属 ( 贈与者は受贈者の直系尊属 ) であること 贈与を受けた年の1 月 1 日において受贈者が2 歳以上であること 贈与を受けた年の年分の所得税に係る所得金額が2, 万円以下であること 贈与を受けた年の翌年 3 月 15 日までに 住宅取得等資金の全額を充てて住宅用の家屋の新築等をすること 贈与を受けた年の翌年 3 月 15 日までにその家屋に居住しているか または同日以後遅滞なく居住することが確実であると見込まれること 教育資金の一括贈与の非課税措置 直系尊属の父母 祖父母が 子 孫の教育資金を一括で贈与する場合 一定の金額までを非課税とする特例を受けることができます 適用を受けるためには 1 直系尊属からの贈与であること 2 子や孫は3 歳未満であること 3 は金融機関に信託 預入れ等をすること等の条件を満たす必要があります 非課税限度額 教育資金の範囲 その他 1,5 万円 * 学校等以外に支払う金銭については 5 万円が限度 ( 贈与税の基礎控除 11 万円と併用可能 ) 学校等への入学金や授業料 通学定期券代 留学渡航費 結婚 子育て資金の一括贈与の非課税措置 直系尊属の父母 祖父母が 子 孫の結婚 子育て資金を 一括で贈与する場合 一定の金額までを非課税とする特例を受けることができます 適用を受けるためには 1 直系尊属からの贈与であること 2 子や孫は2 歳以上 5 歳未満であること 3 は金融機関に信託 預入れ等をすること等の条件を満たす必要があります 非課税限度額 結婚 子育て資金の範囲 その他 教育資金 学校等以外の塾や習い事の月謝など ( 学校等以外に支払う金銭については 5 万円が限度 ) 教育資金の使途は 金融機関が領収書などをチェックし 書類を保管 子や孫が3 歳に達した日に金融機関との管理契約は終了 使い残しや教育資金以外の支払いに充てられた金銭があれば 贈与税が課税 管理期間中に贈与者が死亡した場合 資金残額があったとしても 贈与者の死亡による相続税の課税関係は生じない 213 年 4 月 1 日から219 年 3 月 31 日までの措置 1, 万円 * 結婚に際して支払う金銭については 3 万円が限度 ( 贈与税の基礎控除 11 万円と併用可能 ) 結婚資金 挙式費用や新居の住居費などの結婚費用 ( 結婚に際して支払う金銭については 3 万円が限度 ) 不妊治療費や出産費用 子の保育費などの子育て資金 結婚 子育て資金の使途は 金融機関が領収書などをチェックし 書類を保管 子や孫が5 歳に達した日に金融機関との管理契約は終了 使い残しや結婚 子育て資金以外の支払いに充てられた金銭があれば 贈与税が課税 管理期間中に贈与者が死亡した場合 資金残額は贈与者から相続等により取得したこととされる 215 年 4 月 1 日から219 年 3 月 31 日までの措置 17 18

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

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