喘息改善エクササイズ

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さわささおか
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2 喘息改善エクササイズ著作権について推奨環境このレポート上に書かれている URL はクリックできますできない場合は最新の AdobeReader をダウンロードしてください ( 無料 ) 著作権についてこのレポートは著作権法で保護されている著作物です下記の点にご注意戴きご利用下さいこのレポートの著作権は作成者に属します著作権者の許可なくこのレポートの全部又は一部をいかなる手段においても複製転載流用転売等することを禁じますこのレポートの開封をもって下記の事項に同意したものとみなしますこのレポートは秘匿性が高いものであるため著作権者の許可なくこの商材の全部又は一部をいかなる手段においても複製転載流用転売等することを禁じます著作権等違反の行為を行った時その他不法行為に該当する行為を行った時は関係法規に基づき損害賠償請求を行う等民事刑事を問わず法的手段による解決を行う場合がありますこのレポートに書かれた情報は作成時点での著者の見解等です著者は事前許可を得ずに誤りの訂正情報の最新化見解の変更等を行う権利を有しますこのレポートの作成には万全を期しておりますが万一誤り不正確な情報等がありましても著者パートナー等の業務提携者は一切の責任を負わないことをご了承願いますこのレポートを利用することにより生じたいかなる結果につきましても著者パートナー等の業務提携者は一切の責任を負わないことをご了承願います 2

3 著作権について 2 Chapter1 はじめに 4 Chapter2 間違った知識からの脱却薬剤による改善方法に関して呼吸による改善方法に関して水泳による改善方法に関して食事による改善方法に関して改善方法のまとめ Chapter3 喘息発症メカニズムの解説喘息の特徴的な X 線写真 1 喘息の特徴的な X 線写真 2 喘息患者のモアレ写真の解説まとめ Chapter4 エクササイズの注意点 18 Chapter5 喘息改善エクササイズ実践解説エクササイズ1 喘息改善の基礎トレーニングエクササイズ2 正常な気道にするエクササイズ1 エクササイズ3 正常な気道にするエクササイズ2 エクササイズ4 就寝前起床前の呼吸トレーニングエクササイズ後のまとめ Chapter6 エクササイズの補足説明毎日の生活上の注意点喘息発作時の対処 Chapter7 最後の挨拶 42 3

Chapter 1 最初のご挨拶みなさん始めまして川井筋系帯療法治療センター院長の川井太郎と申します川井筋系帯療法治療センターは様々な身体の不調の根本原因となる身体の歪みを出来るだけ自然な形に戻して本来の身体の機能を十分に発揮できるように整えていく整体治療院ですこれまで 35 年に渡って首肩こりや膝の痛みあるいは腰痛アトピー喘息など

4 Chapter 1 最初のご挨拶みなさん始めまして川井筋系帯療法治療センター院長の川井太郎と申します川井筋系帯療法治療センターは様々な身体の不調の根本原因となる身体の歪みを出来るだけ自然な形に戻して本来の身体の機能を十分に発揮できるように整えていく整体治療院ですこれまで 35 年に渡って首肩こりや膝の痛みあるいは腰痛アトピー喘息など様々な方の薬のいらない健康で丈夫な身体となるお手伝いをして参りました特に喘息の方々には誤った知識や薬への過信などからなかなか喘息から抜け出せない根本から苦しんでいる方が沢山いらっしゃっています今回このDVDでみなさんにお伝えするのはとてもシンプルな方法で本来の身体の状態を取り戻し呼吸を楽にする方法です一日に行う時間というものはそれほど多くありませんとてもシンプルな方法ですみなさんがこのエクササイズを続けて頂くことで日々の息苦しさから開放され毎日が元気に過ごせるようになっていくはずですみなさんこれから DVD をしっかりご覧になって夢を持ってやっていって下さい 4

5 Chapter 2 間違った知識からの脱却私が提案するエクササイズを十分に納得して毎日実践して頂くことが目的ですシンプルで簡単な1 日数分のエクササイズですけれども毎日続けなければやはり十分な効果が得られません毎日みなさんが続けていくためにはいくつかの要素があると思います 1. 簡単であること 2. 気軽に出来ること 3. 信用性の高い方法であること今までの方法が決して良くないと言っている訳ではありませんただ様々な喘息の改善方法がありますがそれらも使い方やり方次第なのですみなさんに正しい知識を身に付けて頂いてしっかりと効果の出るエクササイズをして頂きたいと思います薬剤による改善方法に関して喘息でお悩みの方は一度くらいは病院で気管支拡張剤や吸入ステロイド剤を処方されたことがあると思います確かに発作がなかなか治まらない時や重度の症状の時には薬剤で抑えることは大切なことですしかし気管支拡張剤や吸入ステロイド剤は一時的に気道を広げているだけであって根本的な喘息改善の方法ではありません緊急避難的に使うべきものでしょうまた薬剤を使用する場合にはやはり薬の副作用について注意しなければなりません気管支拡張剤や吸入ステロイド剤は強制的に気道を広げているようなものですから長期的に使用することによって気道の柔軟性が失われたり呼吸をコントロールする自律神経の働きが悪くなってしまいます 5

自然な呼吸が上手く出来ないため喘息を改善する自然な呼吸法のトレーニングというのはとても大切ですただ実際は誤った方法や誤解などから

6 そうすることで次第に自然な呼吸をする能力がだんだんと低下していってしまいますやはり薬剤というものは緊急避難的に使うべきもので本来の本質的な身体の機能を取り戻すものではありません薬剤というものは上手に使いながら体質改善を図っていくことが大切だと思います呼吸による改善方法に関して喘息の方は自然な呼吸が上手く出来ないため喘息を改善する自然な呼吸法のトレーニングというのはとても大切ですただ実際は誤った方法や誤解などからその呼吸法トレーニングが十分に出来ていないことが多くあります例えば喘息の多くの方は口や鼻などから呼吸をするという意識が強くあります確かに実際口や鼻から空気が出入りしている訳ですがその意識が強くなり過ぎると首や胸の筋肉が硬くなってしまい実際には気道が狭くなってしまいます 6

そこで腹式呼吸による改善方法があります腹式呼吸というとお腹で息をすることやお腹を膨らませることと思いがちなのですが

また喘息の方の場合これまでの息苦しさの経験からどうしても息を吸うことの意識が非常に強くあります

結果として気道が狭くなってしまいますさらに付け加えると例えば満員電車に乗ろうとしても中の人が降りなければ

7 そこで腹式呼吸による改善方法があります腹式呼吸というとお腹で息をすることやお腹を膨らませることと思いがちなのですが実際腹式呼吸というのはこの肋骨の下にある横隔膜を動かす呼吸法ですこの横隔膜を動かすことを意識した呼吸が大切なのですまた喘息の方の場合これまでの息苦しさの経験からどうしても息を吸うことの意識が非常に強くあります苦しいために息を吸い込もうとするしかし肺が大きく膨らんで空気が沢山入った状態では真ん中にある気道が圧迫されて結果として気道が狭くなってしまいますさらに付け加えると例えば満員電車に乗ろうとしても中の人が降りなければ外の人が中に入ることは出来ませんそれと同じように肺の中に古い空気が入ったままではいくら息を吸い込もうとしてもなかなか新鮮な空気は入っていかないのです 7

8 大事なことは息を吸うということよりも息を吐くということを意識することがポイントですそれではこれから正しい呼吸法適切な呼吸法をマスターしていきましょう水泳による改善方法に関して水泳を習うようになって喘息が改善したというお話はみなさんも時々耳にすると思います水泳が喘息に良いとされる所以は 1. 自然な呼吸法が身に付くということ息継ぎをするために空気を吸う吐くということが必然的にトレーニングされます 2. 上半身の首や肩を動かすことによって喉から胸にある気道の傾きやねじれが改善されて空気が通りやすくなるこの 2 点になります 8

ただ水泳もフォームが上手に出来なかったりそしてなによりもプールに行かなければならないというデメリットもありますこのDVDではわざわざプールまで行かなくても自宅で出来るシンプルなエクササイズで気道のねじれや傾きを真っ直ぐにし正常な気道にする方法をお教えします食事による改善方法に関してインターネットを調べると喘息改善の食事法などのサイトをよく見かけます確かに一般論として

9 ただ水泳もフォームが上手に出来なかったりそしてなによりもプールに行かなければならないというデメリットもありますこのDVDではわざわざプールまで行かなくても自宅で出来るシンプルなエクササイズで気道のねじれや傾きを真っ直ぐにし正常な気道にする方法をお教えします食事による改善方法に関してインターネットを調べると喘息改善の食事法などのサイトをよく見かけます確かに一般論として栄養のバランスというのは健康で丈夫な身体を作るためには大切なことです特に炎症を抑える効果があるビタミンCや筋肉のスムーズな動作を助けるカルシウムやマグネシウムなどは積極的に摂った方がよいかもしれませんただ喘息の本質的な原因である気道が狭くなっていることに対しては間接的でやや実効性が低い方法と言わざるを得ないのではないでしょうか? 喘息にとって大事なことは気道が狭くなっていることを整えていくことです 9

最後にみなさんにもうひとつお伝えしたいことがありますそれは喘息の本質である気道が狭くなることによって起こる症状は

10 栄養のバランスの取れた食事を大切にすると共に自然な呼吸が出来るトレーニングそして気道を真っ直ぐにするエクササイズを併用してやって頂きたいと思います改善方法のまとめ最後にみなさんにもうひとつお伝えしたいことがありますそれは喘息の本質である気道が狭くなることによって起こる症状はどうしても季節的な影響天候の影響日常生活での影響を受けてしまいますので今日明日でパッと喘息が良くなるものではありませんですからここでお伝えするエクササイズを毎日少しづつでも続けていくことが喘息改善へのコツとなってきます 10

11 そしてエクササイズを続ける中で少しでも自分の身体が楽になっていく向上している改善していると感じ気付くことが大切です以前よりも呼吸が楽になってきた以前よりも身体が元気になってきたなんだか沢山動けるようになってきたこのようなことに少しずつ気付いていくことがエクササイズを継続する励みとなり喘息の改善にとって大切になりますみなさんの呼吸が楽になり元気な生活を取り戻せるようになることを目指してこれからやっていきましょうそれではエクササイズを始めていきます 11

こちらの図をご覧下さい今回モデルとして気管支の簡単な図を用意しました左側が正常な気管支で右側が喘息の状態の気管支です

12 Chapter 3 喘息発症メカニズムの解説なぜ喘息になるのか? 喘息の本質的な改善とは何か? についてこれから解説していきますそもそも喘息とは気道内に炎症が起こって気道が狭くなっている症状のことを言いますこちらの図をご覧下さい今回モデルとして気管支の簡単な図を用意しました左側が正常な気管支で右側が喘息の状態の気管支です真ん中の気管支の周りに白い気管軟骨というものが付いています左側の正常な気管支の状態を見て頂くと真ん中に穴が空いて空気が通りやすく広がっています 12

13 ところが右側の喘息の状態の気管支を見て頂くと白い気管軟骨が締め付けて全体的に狭くなっていますそのために気道が狭くなって気道内での炎症が起こりさらにその炎症が空気の通る穴を塞いでしまっているような状態ですこれがみなさんが息苦しいと感じている喘息の状態ですこのように喘息になりやすい体質とは気管が狭くなりやすく炎症が起こりやすい状態のことをいいますこれらの状態を出来るだけ正常な空気の通りやすい状態に戻すのが喘息改善へのポイントです私共のこれまでの治療経験からは首から肩そして胸にかけて身体の傾斜やねじれこむという状態のある方に気道が狭くなりやすく炎症が起こりやすいということがわかっています喘息の特徴的な X 線写真 1 今度は気道が狭くなりやすい頸部から胸部首から胸にかけての状態を詳しく見るために喘息の方のレントゲン画像で解説していきます最初にご覧頂くのは正面からの画像になります黒い部分が両側に 2 つあるのが肺です 13

14 その下にアーチ上に膨らんだ白い部分の一番上が横隔膜という呼吸をする時の筋肉になりますそしてその真ん中に薄っすら見えるのが背骨で少し膨らんでいるところが心臓になります背骨をご覧頂きますと少し横に湾曲しているのがお分かりになるでしょうか? その背骨の前を気道が走っていますので背骨が湾曲すると当然その前にある気道も傾くことになりますまた背骨が傾いたりねじれ込んだりしていると周辺の筋肉の引っ張り合いで気道が狭くなりますさらに気道が湾曲していると空気の出入りのときに気道が真っ直ぐな状態よりも空気と気道内壁との摩擦が大きくなるため炎症が起こりやすくなります次にご覧頂くのは同じ喘息の方の横からのレントゲン画像です左側が胸側で右側が背中側になりますこれも黒くなっている部分が肺のあるところです背中側上の背骨の部分をよくご覧頂くとお分かりのように猫背になっていますこのように猫背の状態ですと周辺の筋肉の引っ張り合いが強くなり炎症が起こりやすくなりますまた肋骨の動きが悪くなることで肺が膨らみにくくなり呼吸がしにくいという状態になってしまうのです 14

これはレントゲン写真ですので本人からすると右へ傾いている状態になりますこのように背骨が斜めになっていると前を通っている気道も斜めになりまわりの筋肉の緊張も多くなって

15 喘息の特徴的な X 線写真 2 今度は別の方のレントゲン写真を見てみましょうこれも喘息でお悩みの方のレントゲン写真になります最初は正面から撮影された画像を見てみますがこちらも両方の黒い部分が肺で真ん中の背骨の画像も薄っすらと見てとれますこの写真もよく見て頂くと真ん中から上の部分にかけて少し左へ傾いているのがお分かりになるでしょうか? これはレントゲン写真ですので本人からすると右へ傾いている状態になりますこのように背骨が斜めになっていると前を通っている気道も斜めになりまわりの筋肉の緊張も多くなって気道が狭くなりますそして空気の出入りの際に内壁の摩擦が多くなって炎症が起こりやすくなると言えるのです今度は同じ方を側面から撮影した画像です背中側の上の方に注目して頂きたいのですが丸くなっていることがお分かりになるでしょうか? 15

この方も猫背の状態になっています先程の方と同じように気道が圧迫されるのと肺が膨らみにくくなるので息苦しい状態が非常に出やすくなりますこれでは沢山の新鮮な空気を取り入れようとしても肺が膨らまずに気道の炎症が起こってしまうのです喘息患者のモアレ写真の解説それでは当院で撮影しているモアレ写真というもので喘息の患者さんの身体の状態を詳しく見ていきましょうモアレ写真とは

16 この方も猫背の状態になっています先程の方と同じように気道が圧迫されるのと肺が膨らみにくくなるので息苦しい状態が非常に出やすくなりますこれでは沢山の新鮮な空気を取り入れようとしても肺が膨らまずに気道の炎症が起こってしまうのです喘息患者のモアレ写真の解説それでは当院で撮影しているモアレ写真というもので喘息の患者さんの身体の状態を詳しく見ていきましょうモアレ写真とは身体を支えている筋肉の緊張状態や体の歪みを地図の等高線のようにして表す特殊な写真のことです当院では約 30 年前からモアレ写真を使った身体の歪みの研究をしておりこれまでに約 3 万人以上のデータがありますこちらの写真を見て下さい左側が身体に不調のない健康な方のモアレ写真です右側が長年喘息で悩まれている方のモアレ写真になります身体の真ん中に白い線が通っていますがこれは骨盤の中心をとった身体の中心を通るラインを示しています 16

17 健康な方のモアレ写真を見ていただくと肩甲骨という骨の周りにしっかりと円の模様が同じように出て腰のところに四角い模様が出て臀部に丸い模様が左右均等に出ていますそして首の位置も真っ直ぐです一方喘息患者のモアレ写真を見てみますと肩の左右の高さを比べてみると高さが違っていて頭から首にかけた部位が中心より左側に若干傾いているのがわかると思いますそして健康な方の背中には肩甲骨の丸い模様が左右同じように出ていましたが喘息の方の模様を見てみますと背中の模様が右側に寄っていて胸の部分から肩にかけて身体のねじれ込みがあることを示していますまた肩甲骨の模様があまり出ていなくて肩甲骨よりも真ん中で背中の中心に模様が集中していますこれは猫背であることを示していますまた臀部のところの模様を見ると健康な方の場合では模様が左右対称であったのに対して喘息の方の臀部の模様は左右違っていて身体の土台である骨盤に傾斜がありまたねじれ込みがあることを示していますこのようにモアレ写真を見ることで猫背であること特に肩から首にかけてねじれ込んでいるということがわかると思いますまとめこのように気道の通る首から胸にかけての傾斜やねじれ込み猫背になるということが気道を狭くし炎症が起こりやすく喘息になりやすいという体質です気道の傾斜やねじれ込み猫背になるなどそのような状態を出来るだけ少なくし気道を通りやすくすることとそして適切な正しい呼吸法をトレーニングすることで喘息は本質的に改善されていくのです 17

Chapter 4 エクササイズの注意点喘息改善エクササイズをする前にいくつかの注意点をお話しておきます 1 つ目は出来るだけリラックスした状態で行うことこのエクササイズは原則的に 1 日 2 回 ~3 回行っていただきます心身共にリラックスして行うことが大切です

18 Chapter 4 エクササイズの注意点喘息改善エクササイズをする前にいくつかの注意点をお話しておきます 1 つ目は出来るだけリラックスした状態で行うことこのエクササイズは原則的に 1 日 2 回 ~3 回行っていただきます心身共にリラックスして行うことが大切です仕事が終わり家に帰ってすぐにエクササイズを行うよりも落ち着いて一段落してからエクササイズを行った方が効果的です 2 つ目は動きやすい服装で行うこと身体を柔らかく動かせないようなスーツなどでは十分な効果が発揮出来ません出来るだけ動きやすいジャージや私服などで行うようにして下さい 18

19 3 つ目は決して無理をしないようにして下さいこれから教えるエクササイズはお子様からご年配の方まで行うことが出来るシンプルな方法ですただ体調の悪い時や発作の症状が強い時などは無理をして頑張る必要はありませんのでその場合は安静にして下さいそして心身共にリラックス出来た時にこのエクササイズを再開して頂いたらよいと思いますでは準備の出来た方から次のチャプターにお進み下さい実際のエクササイズに入りましょう 19

喘息の方はどうしても鼻や口での呼吸の意識が強くてお腹を使った腹式呼吸が上手く出来ていないことがありますまた息苦しさのためなのか息を吸うということばかりに意識がいってしまい

20 Chapter5 喘息改善エクササイズ実践解説それでは実践に入っていきます喘息改善に必要なエクササイズです喘息改善のために自然な呼吸法を習得することと気道を正常な位置に戻すことという 2 つの目的に合った 4 種類のエクササイズをお教えしますエクササイズ 1 喘息改善の基礎トレーニング法それではエクササイズを行っていきましょう 1 つ目は自然な正しい呼吸法のトレーニングになります喘息の方はどうしても鼻や口での呼吸の意識が強くてお腹を使った腹式呼吸が上手く出来ていないことがありますまた息苦しさのためなのか息を吸うということばかりに意識がいってしまい息を吐くということが出来ていませんそのため自然な呼吸がしづらくなっていますこのエクササイズでは鼻や口からの呼吸と吸うことばかりの呼吸を改善していく目的がありますそれでは実際にやっていきますがまず立ち位置ですが足を大体肩幅くらいに広げて立ってみましょう 20

やりやすいと思いますまず肋骨のところに両手を当てて息を吐くということが最初となります

21 このようにすると身体の土台になる骨盤が安定しやすくなりますそしてこれは腹式呼吸の練習ですから横隔膜を意識して行って下さい前のチャプターでもお話しましたがお腹の下の方を意識するのではなく肋骨の下にある部位を意識して行って下さい決して口や鼻からではなく横隔膜に直接空気が入って直接出て行くというイメージで行うとやりやすいと思いますまず肋骨のところに両手を当てて息を吐くということが最初となりますイメージでいうとフーっと空気が横隔膜から出て行くようなイメージですそして息を吸うときは横隔膜のところから空気が入って行くというようなイメージです 21

息を吸うと同時に横隔膜が広がりますのでその時に両手を後ろに引くとより横隔膜が広がりやすくなりますゆっくり息をフー

今度はモデルさんにやってもらいます足を肩幅に開きます肩の力を抜いてリラックスをして

22 息を吸うと同時に横隔膜が広がりますのでその時に両手を後ろに引くとより横隔膜が広がりやすくなりますゆっくり息をフーっと吐いたらゆっくり息を吸います横隔膜から空気が出入りするのをイメージしてやってみて下さい今度はモデルさんにやってもらいます足を肩幅に開きます肩の力を抜いてリラックスをして両手は肋骨の一番下のところぐらいに横隔膜という腹式呼吸をする筋肉の位置になります横隔膜を意識してこの状態から息を吐いていきますこれも鼻や口を意識するのではなくお腹の手の当たっているここから空気が出ていく肺の中から空気が出ていくのを意識しますそれでは吐いてみましょう次に息を吸う時には横隔膜から空気が入っていくのですが同時に両手を後ろに引いていくと横隔膜がより広がって空気が入りやすくなります 22

23 その時に横隔膜から空気が出入りすることを意識して下さいこれを 10 回位目安にして行うとだんだん自然な呼吸が身に付いてくると思いますそれでは実践でやっていきましょう吐く吸う吐く吸うエクササイズ 2 正常な気道にするエクササイズ 1 2 つ目のエクササイズです今度のエクササイズは気道が通る首から胸上部にかけての身体の傾斜やねじれ込みあるいは前に傾いている気道の状態を正常に整えるエクササイズです 23

24 やり方ですが気道が通るのは首のところから胸の上部ですからここを動かすというのが目的ですまず両手を鎖骨があるラインに水平にもっていきますこの時にどちらかの肩が上がったり下がったりしないようにできるだけ水平を保つようにして下さいリラックスして落ち着いたら自分の動かしたい方からで構いませんのでゆっくりと身体を横に傾けていきます 24

ゆっくりと身体を真ん中に戻していきますそして今度は同じ要領で反対側も行っていきますこの時に首だけが倒れ込んでいかないようにして下さい

25 キツイと思うところでストップしその状態で先程の腹式呼吸のエクササイズを行っていきます横隔膜のところからフーっとゆっくり息を吐いていきゆっくり吸っていくそしてまたゆっくり吐いていきそしてゆっくり吸うこれを大体 2 回 ~3 回位繰り返し腹式呼吸をしますその後ゆっくりと身体を真ん中に戻していきますそして今度は同じ要領で反対側も行っていきますこの時に首だけが倒れ込んでいかないようにして下さいやはりキツイと思うところでストップして先程行った呼吸のエクササイズを行います横隔膜のところから息を吐いて吸う大体 2 回 ~3 回位腹式呼吸をしてから戻しま 25

キツイと思うところで先程行った腹式呼吸を行います横隔膜を意識してフーっとゆっくり息を吐いていき

26 すこれが身体の傾斜を少なくする方法ですその後首や胸の上部のねじれ込みを少なくしていくために身体を横へゆっくりねじっていきますその際は自分の動かせる範囲で無理はされなくて結構ですキツイと思うところで先程行った腹式呼吸を行います横隔膜を意識してフーっとゆっくり息を吐いていきゆっくり吸っていくこれを大体 2 回 ~3 回位腹式呼吸をしてから身体を正面に戻しますそしてその後これと同じ要領で反対側にもいきます 26

27 やはりキツイと思うところで先程行った腹式呼吸のエクササイズを行います横隔膜のところから息を吐いて吸う大体 2 回 ~3 回位腹式呼吸を行ないますその後身体を正面に戻しますこれで両手を下ろしましょうここまでを 1 セットとして 2~3 セットを目標にしてやってみましょうそれでは実践でやっていきましょう 27

28 足を肩幅に広げ両手は鎖骨のラインにゆっくり傾け 2 回 ~3 回腹式呼吸ゆっくり戻します反対も同じように行うゆっくり戻します手を下ろします足を肩幅まで開きます両手を鎖骨のラインに水平に 28

29 身体を横へゆっくりねじり腹式呼吸ゆっくり戻します同じように反対も行うゆっくり戻しますゆっくり手を下ろしますここまでを 1 セットとして 2~3 セットを目標にしてやってみましょうエクササイズ 3 正常な気道にするエクササイズ 2 3 つ目のエクササイズです先程首から胸にかけての傾斜やねじれ込みそして前に倒れ込むという状態を改善するエクササイズを行いました 29

30 今度はさらに複雑な動きを組み合わせて首から胸の方の筋肉を和らげていくというエクササイズになりますここで応用していくのが最初のチャプターの方でお話しました水泳の上半身や腕の動かし方です特にクロールの身体の動かし方というのを上手く利用していくと首から胸の上の筋肉を和らげて気道の傾斜やねじれ込みを整えやすくすることができますそれでは行ってみます両手を上に上げていきますこのときに手を上げる位置というのはお腹の前や真ん中ではなく先程のエクササイズで意識した鎖骨のラインまで腕を上げていきましょうそして水泳のクロールのように腕を動かしていきます 30

そうすると首から胸の上の方までが横に動かされたりあるいはねじれ込むといった複雑な動きをしながら

31 このときに腕だけを動かすのではなく身体全体を使って大きく腕を動かしていきます後ろへ肩を引いてその後腕を前に持ってくるこれを繰り返しますこのときにクロールの息継ぎのように顔は横に向けて腕を前に持ってくると同時に顔も前に向けます後ろへ肩を引いて顔が横を向いて腕と同時に前に向けてくるこれをゆっくり滑らかに行いますそうすると首から胸の上の方までが横に動かされたりあるいはねじれ込むといった複雑な動きをしながらゆっくりと周辺の筋肉の緊張を和らげていきますそして今度は逆に腕を後ろへ持っていきます背泳ぎのようなイメージで腕を動かしていきます 31

32 このときも腕だけを動かすのではなく身体全体を使って肩を後ろに引いて腕を持っていきますそのときに顔の位置などもそれに伴いしっかり横を向いて動かしていきます肩から首胸の連動した動きが大切になりますこのときも呼吸法は先程の横隔膜を意識した腹式呼吸をすることでなお一層効果的になりますそれでは実践してみましょう 32

33 鎖骨の高さまで両手を上げる腹式呼吸でクロールのように身体全体で腕を回す元に戻す同じように反対側の腕も行う元に戻すこれを片方 5 回両方 10 回位行う鎖骨の高さまで両手を上げる今度は背泳ぎのように身体全体を使って腕を回す 33

34 元に戻す同じように反対側の腕も行う元に戻すこれを片方 5 回両方 10 回位行うエクササイズ 4 就寝前起床前の呼吸トレーニング 4 つ目のエクササイズです就寝前あるいは起床前に行う呼吸法のトレーニングになります先程は立った状態での呼吸法をご紹介しました喘息の方は深夜寝る前あるいは明け方に息苦しくなることも多いので寝る前や起床時に呼吸法のトレーニングを行い一日のスタートを切って頂くのが望ましいと思いますので今回は就寝前起床前の呼吸法のトレーニングをお教えしていきます 34

先程やりました立った状態での横隔膜を意識した腹式呼吸とほぼ同じになります横隔膜を意識した腹式呼吸ですから

35 まずは仰向けに寝て両膝を立てていきます両膝を立てる理由は足を真っ直ぐ伸ばしたままだと腰周りや背中の筋肉が緩みにくくなるからです両膝を立てた姿勢で行って下さいそして呼吸法は先程やりました立った状態での横隔膜を意識した腹式呼吸とほぼ同じになります横隔膜を意識した腹式呼吸ですから横隔膜のある肋骨の下のところに手を置いて下さい喘息の方はどうしても口や鼻への意識が強くありますから首や肩が硬くなりますなるべく横隔膜から空気が出入りすることを意識して呼吸をして下さい大切なのは息を吐くということです 35

36 肺から古い空気が出て行かなければ新鮮な空気は入っていきませんそのためにまずは息を吐くそれから軽く息を吸うそして大きく息を吐くというこのリズムが大切になりますそれでは実践でやってみましょう横隔膜を意識してゆっくりと腹式呼吸で大きく吐く横隔膜を意識してゆっくりと腹式呼吸で軽く吸う以上 10 回位を目安にして行ないましょう 36

37 エクササイズ後のまとめいかがでしたでしょうか正しい自然な呼吸法を取得するエクササイズと気道を正常にするエクササイズ合計 4 種類をご紹介しました中には少しわかりづらい点もあったかと思いますが何度もこのDVDをご覧頂いてぜひ習得してみて下さい要領としてはリラックスして身体を柔らかく使うということがコツになってきます規定の回数を設けましたがこれらにはあまりこだわらずに自分の出来る範囲でゆっくりで結構ですから毎日続けて下さい毎日続けるということが大切ですのでどうかよろしくお願いします 37

38 Chapter6 エクササイズの補足説明毎日の生活上の注意点これまで見てきたように喘息の本質的な改善には気道を広げて呼吸機能を回復することにありますさらに発作などの症状を起こりにくくするには日常生活習慣や体調管理に気をつけていく必要があると思います日常生活の中にはアレルゲンの侵入や風邪などの感染症によって気道に炎症が起こることがあります中でも炎症が起こりやすくなる要因が過労ですやはり疲れが溜まってくると肩や首などの筋肉が硬くなり気道が狭くなりますまた呼吸も浅くなっていきます寝不足や過労が続いていると自律神経の働きも悪くなって免疫力も低下していきます 38

お仕事や学校などさまざまな事情で疲れが溜まってくると思いますが出来るだけ休養と睡眠はしっかり取るようにして下さいまたストレスというのも喘息にとって大きな要因となっていますストレスは呼吸をつかさどる自律神経の働きを低下させてまた肩や首胸のあたりの筋肉を過剰に緊張させます

39 お仕事や学校などさまざまな事情で疲れが溜まってくると思いますが出来るだけ休養と睡眠はしっかり取るようにして下さいまたストレスというのも喘息にとって大きな要因となっていますストレスは呼吸をつかさどる自律神経の働きを低下させてまた肩や首胸のあたりの筋肉を過剰に緊張させますそのためストレスを感じていると呼吸も浅くなり呼吸がしづらくなりますお仕事や学校などなかなかストレスから開放されることは難しいと思いますがそのストレスをいつまでも溜め込まないということもとても大切ですストレスを溜め込まない方法としては気分転換というものが非常に大事になります 39

低気圧が近づくなどの天候の変化では首や肩の筋肉の緊張が強くなってきますまた季節の変わり目の 9 月 ~11 月では急に空気が乾燥したり気温が下がってきますので

40 悩み事をいつまでも考えているようなことはせず明るい事をポジティブに考えていく事が大切ですぜひストレスを溜め込まず明るく元気に日常生活を過ごしてみて下さい喘息発作時の対処発作時の対処法についてですが喘息はどうしても季節や天候の変化そして夜中や明け方に喘息の発作が起こりやすくなりますこのような時はあまり無理をしないことが大切になります低気圧が近づくなどの天候の変化では首や肩の筋肉の緊張が強くなってきますまた季節の変わり目の 9 月 ~11 月では急に空気が乾燥したり気温が下がってきますので喉から胸にかけて空気摩擦が起こって炎症が起こりやすくなりますさらに深夜明け方にはステロイドホルモンが低下したり気温も低くなるためどうしても気道が狭くなり呼吸がしづらくなって発作も起こりやすくなります 40

41 その他人によっては飲酒をした時や激しい運動をした時に発作症状が出やすくなりますこれらの時はやはり無理をせず休養を取るというのが大事になってきますまた万一発作が起きた時もそれぞれの発作の程度があると思います少し息苦しい程度の軽度の発作であれば私の個人的な意見としては薬に頼るべきではないと考えていますそのような時にこそこの DVDで紹介している呼吸が楽になるエクササイズを行って頂くことで落ち着いてくるのではないでしょうかただ発作の症状が激しい時息苦しさがなかなか治まらない時やこのDVDで紹介しているエクササイズを行っても息苦しさや発作症状が治まらない場合は頑張り過ぎずにステロイド吸入剤や気管支拡張剤を緊急避難的に使うというのも大切なことです 41

42 薬剤というのは漫然と使ってしまうと毒になってしまいますが必要な時に正しく薬を使っていく事はあなたを助けてくれるものとなりますのでそのような時は無理をせず薬を使って症状を止めて下さい Chapter7 最後の挨拶このDVDでは私共の治療経験から導き出された喘息の本質的な改善方法呼吸を楽にして健康で丈夫な身体に戻す方法をお伝えしてきました喘息の本質的な改善というのは多少時間が掛かるかもしれませんがこの DVDで紹介してきましたエクササイズと呼吸法のトレーニングを根気よく続けて頂ければだんだんとあなたの呼吸は楽になると確信しております呼吸が少し楽になってきた毎日が何となく元気になってきたこのような少しずつの変化に気づいて頂けるとあなたは喘息の本質的な改善へと1 歩ずつ進んでいるように思います私共の治験や治療経験というものが少しでもあなたのお役に立てれば大変嬉しく思いますみなさん頑張ってやってみて下さい川井筋系帯療法治療センター院長川井太郎 42

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