4月CPI~物価は横ばいの推移 耐久財の特殊要因を背景に、市場予想を上回る3 ヶ月連続の上昇

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1 Economic Report Indicators Update 月 CPI~ 物価は横ばいの推移 年 5 月 5 日全 6 頁 経済調査部エコノミスト増川智咲耐久財の特殊要因を背景に 市場予想を上回る ヶ月連続の上昇 [ 要約 ] 物価は横ばいの基調 : 年 月の全国( 除く生鮮食品 ) は前年比 +.% と 市場コンセンサス (+.%) を若干上回った この背景には テレビ価格上昇の特殊要因がある 月の全国コア( 除く食料 ( 除酒類 ) およびエネルギー 季節調整値 ) は このところ横ばいの推移となっており 物価は横ばいの基調にあると考えられる 財 サービス別動向 : 耐久財の押し下げ幅が縮小した テレビ価格が前月から大きく伸び 寄与度でも上昇したことが背景にある 他方で 原油価格に落ち着きが見られたことから エネルギー価格の押し上げ幅が縮小した その他 生鮮肉 乳製品 鶏卵などの食品価格が下落したことを受け 非耐久財の押し上げ幅は縮小した 今後の見通し : 東京都区部の動きから 5 月の全国 は前年比 +.% 程度になると予想している 7 月に予想されている 東京電力管内の家庭向け電力料金値上げが物価へ与える影響は 軽微に留まるだろう 先月発表された日本銀行の展望レポートでは 年度 年度の物価見通しが前年比 +.%( 前回は同 +.%) 同.7%( 同 +.5%) に上方修正された これに対し 当社は需給の改善にまだ時間を要すると考えていることから 年度に前年度比 +.% 年度に同 +.% としている 金融政策に関しては 少なくとも 年度いっぱい政策金利が据え置かれるとみている 物価は横ばいの基調 市場コンセンサスを上回る上昇テレビ価格の影響で 耐久財の押し下げ幅縮小 年 月の全国( 除く生鮮食品 ) は前年比 +.% と 市場コンセンサス (+.%) を若干上回った 季節調整値で見ても 全国 は前月比で+.% と上昇 ヶ月移動平均でも+.% とヶ月連続で上昇している この背景には テレビ価格上昇の特殊要因がある 月の全国コア( 除く食料 ( 除酒類 ) およびエネルギー 季節調整値 ) は このところ横ばいの推移となっており 物価は横ばいの基調にあると考えられる 財 サービス別に見ると 耐久財の押し下げ幅が縮小した テレビ価格が前年同月比 +8.% と前月 ( 同 +.%) から大きく伸び 寄与度でも 前月の+.% pt から +.6% pt に上昇したことが背景にある 他方で 原油価格に落ち着きが見られたことから 灯油代 電気代を中心にエネルギー価格の押し上げ幅が縮小した その他 生鮮肉 乳製品 鶏卵などの食品価格が下落したことを受け 非耐久財の押し上げ幅は縮小した サービスに関しては 年 月に値上げされた自動車保険料 ( 自賠責 ) 株式会社大和総研丸の内オフィス 東京都千代田区丸の内一丁目 9 番 号グラントウキョウノースタワーこのレポートは投資勧誘を意図して提供するものではありません このレポートの掲載情報は信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが その正確性 完全性を保証するものではありません また 記載された意見や予測等は作成時点のものであり今後予告なく変更されることがあります 大和総研の親会社である 大和総研ホールディングスと大和証券 は 大和証券グループ本社を親会社とする大和証券グループの会社です 内容に関する一切の権利は 大和総研にあります 無断での複製 転載 転送等はご遠慮ください

2 / 6 が 年経過したことで 前年比で見た押し上げ効果が.%pt 剥落した 図表 : 消費者物価指数の概況 年 年 月 月 月 月 月 月 月 5 月 全国コアCPI コンセンサス. DIR 予想. 全国コアコアCPI 東京都区部コアCPI コアコアCPI ( 注 ) コンセンサスはBloomberg ( 注 ) コアCPIは生鮮食品を除く総合 コアコアCPIは食料 ( 除酒類 ) およびエネルギーを除く総合 図表 -: 全国 の寄与度分解 図表 : 各種 CPI( 季調値 ) の動き ( 年 =) 非耐久財 ( 除生鮮食品 エネルギー ) コア - - 耐久財 エネルギー コア CPI サービス 半耐久財 ( 注 ) は生鮮食品を除く総合 コア は食料 ( 除酒類 ) およびエネルギーを除く総合 今後の見通し 東京電力による電力料金値上げの影響は軽微 東京都区部の動きから 5 月の全国 は前年比 +.% 程度になると予想している 原油価格の国際市況が落ち着いていることから エネルギーの寄与度は今後縮小していくと考えられる 7 月に予想されている東京電力管内の家庭向け電力料金値上げに関しては 値上げ率を.8% と想定した場合 そのインパクトは全国 で前年比 +.%pt の上昇幅となる 従って 物価への影響は軽微に留まるだろう その他 5 月の東京都区部の動きを見ると 生鮮肉 乳製品 鶏卵などの食品の下落の影響は若干緩和している 5 月の全国 における 食品価格の押し下げ幅も縮小するものと考えられる 全国コアCPI 見通し : 前年度比 +.%( 年度 ) 同 +.%( 年度 ) 先月発表された日本銀行の展望レポートでは 年度 年度の物価見通しが前年比 +.%( 前回は同 +.%) 同.7%( 同 +.5%) に上方修正された 景気見通しの上方修正に伴い マクロ的な需給バランスが見込まれる他 円高修正や原油価格上昇の影響が背景にあるとしている これに対し 当社は需給

3 / 6 の改善にまだ時間を要すると考えていることから 年度に前年度比 +.% 年度に同 +.% としている 金融政策に関しては 少なくとも 年度いっぱい政策金利が据え置かれるとみている

4 / 6 概況 全国 の寄与度分解 各種 CPI( 季節調整値 ) の動き 食料 ( 除く生鮮食品 酒類 ) たばこ 傷害保険料を除くコア 傷害保険料たばこ ( 年 =) コア - エネルギー ( 注 ) は生鮮食品を除く総合 コア は食料 ( 除酒類 ) およびエネルギーを除く総合 国内企業物価と企業向けサービス価格企業物価 ( 内訳 ) 8..5 国内企業物価指数 最終財 素原材料 中間財 - 企業向けサービス価格 ( 除国際運輸 右軸 ) ( 出所 ) 日本銀行統計より大和総研作成 最終財のうち消費財 ( 企業物価 ) 輸入物価指数と実質実効為替レート 8 6 うち非耐久消費財 (5 年 =) 8 6 実質実効為替レート ( 上昇すると円高 ) 輸入物価指数 ( 契約通貨ベース ) 消費財 - -6 うち耐久消費財 ( 出所 ) 日本銀行統計より大和総研作成 8 輸入物価指数 ( 円ベース )

5 5 / 6 概況 マクロ需給と全国 期待インフレ率と全国 GDPギャップ ( 年先行 右軸 ) (%) 6 期待インフレ率 ( 注 ) 左図のGDPギャップは内閣府試算値 ( 注 ) 右図の期待インフレ率は消費動向調査における 年後物価見通しを H 年度経済財政白書の分析を参考に試算 ( 出所 ) 内閣府 総務省統計より大和総研作成原油価格推移と全国 CPIエネルギー指数主要各国 CPI 推移 ( 季節調整値 ) (5 年 =) 5 原油輸入物価 ( 契約通貨ベース ) ドバイ原油 ( ドルベース ) 5 (5 年 =) 5 米国 5 英国 5 5 EU7 ヶ国 5 全国 CPI エネル原油輸入物価 ギー指数 ( 右 ( 円ベース ) 軸 ) ( 注 ) 右図については 日本のみ生鮮食品を除く CPI で その他各国は総合 ( 出所 ) 総務省 日本銀行 Thomson Reuters より大和総研作成 日本 消費者物価 DI と全国 所定内給与と全国 (%pt).5 ( 右軸 ) 消費者物価 DI 所定内給与 ( 右軸 ) ( 注 )DI=( 物価上昇品目数 +(-) 物価下落品目数 )/ 全品目数 DI 算出には生鮮食品を除いている ( 注 ) 所定内給与は 事業所規模 5 人以上で全産業ベース ( 出所 ) 総務省統計 厚生労働省統計より大和総研作成

6 6 / 6 財 サービス別にみた の動き 全国コアCPIの財 サービス別寄与度分解 耐久財.. 非耐久財 ( 除生鮮食品 エネルギー ) 耐久財 エネルギー 半耐久財 サービス 半耐久財 自動車 教養娯楽 家事用耐久財 冷暖房用器具 一般家具 その他 耐久消費財 非耐久財 家具 家事用品 被服及び履物 教養娯楽 保健医療 自動車関連 身の回り品 その他 半耐久消費財 ( 注 ) 右図の非耐久財は 生鮮食品 エネルギー 外食を除く 一般サービス 外食民営家賃持家の帰属家賃教育関連通信 教養娯楽関連その他一般サービス 食料家事用消耗品保健医療 教養娯楽 たばこ 理美容用品 その他 非耐久財. 公共サービス 公営 都市再生機構等 家事関連 医療 福祉 運輸 通信 教育関連 教養娯楽 公共サービス

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