無年金・低年金の状況等について

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1 資料 3-3 資料 2-2 6/4 第 5 回所得確保 保障 ( 雇用 年金 ) 分科会 低年金 無年金対策について

2 老齢基礎年金の年金月額の分布 老齢基礎年金等 ( 老齢基礎年金 + 旧国民年金老齢年金 ) の受給権者 (18 年度末で約 2,200 万人 ) の年金額分布をみると 満額に近い水準 ( 月額 6 万円台 ) が全体の約 4 割を占めており 次いで 月額 5 万円台及び 3 万円台がそれぞれ 2 割弱を占めている 総数 基礎のみ 旧国年 ( 再掲 ) 合計 ( 割合 ) 男子 女子 合計 ( 割合 ) 男子 女子 合計 22,007, % 9,410,123 12,597,002 9,017, % 2,256,458 6,761,226 万円以上万円未満 ~ 1 131, % 33,936 97,161 58, % 1,657 56,464 1 ~ 2 357, % 120, , , % 14, ,544 2 ~ 3 1,197, % 224, , , % 104, ,183 3 ~ 4 3,635, % 760,663 2,874,622 2,571, % 507,373 2,063,785 4 ~ 5 3,039, % 812,579 2,227,078 1,527, % 359,695 1,167,772 5 ~ 6 3,673, % 1,330,144 2,342,945 1,377, % 325,379 1,052,023 6 ~ 7 8,887, % 5,797,531 3,089,629 2,007, % 801,937 1,205,429 7 ~ 1,085, % 330, , , % 141, ,026 平均月額 ( 円 ) 53,202 58,490 49,252 47,641 52,532 46,008 注基礎のみ 旧国年 ( 再掲 ) とは 新法厚生年金保険 ( 旧共済組合を除く ) の受給権を有しない基礎年金受給権者及び旧法国民年金 (5 年年金を除く ) の受給権者をいう 9,000,000 年金月額階級別基礎年金等受給権者数 資料出所 平成 18 年度社会保険事業の概況に基づき作成 8,000,000 7,000,000 6,000,000 受給権者数 5,000,000 4,000,000 3,000,000 2,000,000 1,000, 万円未満 1~2 万円 2~3 万円 3~4 万円 4~5 万円 5~6 万円 6~7 万円 7 万円以上年金月額階級 資料出所 平成 18 年度社会保険事業の概況 ( 社会保険庁 ) 1

3 低年金者 無年金者が生じる要因として考えられること 満額の年金を受給するために必要な 保険料納付済期間 が不足している者がいること 未納 未加入期間を有する者 未納 未加入の状態であった期間は 年金額の計算においても 受給資格期間の計算においても算定されない 免除を受けた期間を有する者 免除を受けた期間は 年金額の計算において 保険料を納付した期間より減額されて (4 分の 1 免除は 6 分の 5 半額免除は 3 分の 2 4 分の 3 免除は 2 分の 1 全額免除は 3 分の 1 として ) 算定される * 免除を受けた期間は 受給資格期間の計算においては算定される 制度上 国民年金に 任意加入 とされていた者で 任意加入していなかった期間を有する者 国民年金の任意加入制度の対象者 ( 例 : 昭和 61 年 3 月以前の被用者の配偶者 ) が任意加入しなかった場合 当該期間は 年金額の計算において算定されない * 当該期間は 受給資格期間 ( 原則 25 年 ) の計算においては算定される 65 歳前から老齢基礎年金等の繰上げ受給を行っているために 減額された老齢基礎年金等を受給していること 60 歳から受給した場合の繰上げ減額率は 昭和 16 年 4 月 1 日以前生まれの者は 42% 同月 2 日以後生まれの者は 30% となっている 老齢基礎年金等の国民年金の繰上げ受給の選択率は 平成 18 年度においては 全体で約 50% 新規裁定で約 20% なお かつては新規裁定で 8 割近く繰上げ受給が選択されていたこともあった 2

4 1. 趣旨及び経緯 免除制度について 諸外国の社会保険方式の年金制度においては 無業者 低所得者については 制度の適用除外としていることが一般的 これに対し わが国は 国民皆年金 の考え方に立ち 無業者 低所得者など 現時点で保険料の納付が難しい者であっても 将来 負担能力が生じることもあるので これらの者も適用除外とすることなく 負担能力に応じた保険料免除を制度的に導入するとともに 保険料免除を受けた者 ( 期間 ) に対しては 一定の範囲で税財源による年金給付を行う仕組みを設け できる限り将来の年金受給に結びつけるよう配慮 制度発足時 ( 昭和 36 年 4 月 ) に全額免除の仕組みを設け その後 平成 12 年改正で半額免除 平成 16 年改正で 1/4 免除と 3/4 免除を設けて 4 段階の制度とし 利用しやすい制度となるようにしてきている 2. 具体的な仕組み 本人等の前年所得が一定以下の場合に 申請によって 保険料の全額又は一部 (4 分の 3 半額 4 分の 1) の納付が免除される * 障害基礎年金の受給権者 生活保護の対象者等は自動的に保険料の全額が免除される ( 法定免除 ) * 10 年以内であれば追納可能 免除を受けた期間は 老齢基礎年金等の受給資格に必要な期間としてカウントされる 老齢基礎年金の年金額は 国庫負担相当分が給付される この結果 免除を受けた期間について は 免除の種類に応じて以下の給付水準となる 全額免除 3 分の1 (2 分の1) 半額免除 3 分の2 (4 分の3) 4 分の3 免除 2 分の1 (8 分の5) 4 分の1 免除 6 分の5 (8 分の7) * ( ) 内は 国庫負担割合が 2 分の 1 に引き上げられた後の期間 3

5 国民年金 繰上げ受給率の推移 資料出所 社会保険事業の概況 ( 社会保険庁 ) 4

6 繰上げ受給等を行っている場合とそうでない場合との平均年金額の比較 老齢基礎年金等の受給者の平均年金額は約 5 万 3 千円 繰上げ受給等を行っていない者のみでは約 5 万 8 千円となっており 約 5 千円の差が生じている (1) 基礎年金のみの受給者をみると 平均年金額は約 4 万 7 千円 繰上げ受給等を行っていない者のみでは約 5 万 6 千円となっており 約 9 千円の差が生じている (2) 1 老齢基礎年金等 *1 の受給者 2 基礎年金のみ *2 の受給者 年金額 ( 月額 ) 60,000 受給者の平均年金月額の推移 ( 総計 ) 総計内繰上 繰下なし 年金額 ( 月額 ) 60,000 受給者の平均年金月額の推移 ( 基礎のみ ) 基礎のみ受給者内繰上 繰下なし 55,000 5 千円 55,000 9 千円 50,000 50,000 45,000 45,000 40,000 40,000 35,000 35,000 30, 年度 30, 年度 *1 老齢基礎年金 + 旧国民年金老齢年金 (5 年年金を除く ) *2 厚生年金保険の受給権を有しない者の基礎年金及び旧国民年金老齢年金 (5 年年金を除く ) 資料出所 5 社会保険庁事業年報

7 繰上げ受給等を行っている場合とそうでない場合との年金額の分布 基礎年金のみの受給権者の年金額分布をみると 繰上げ受給等を行っている者が最も多いのは 3~4 万円 (1) であり 繰上げ受給等を行っていない者では 6~7 万円 (2) となっている 繰上げ受給者の請求時の年齢は 60 歳が最も割合が高く 繰上げ受給者全体の約 6 割 ( 千人 ) 3,000 2,500 2,000 1, , 万円未満 1 万円 ~2 万円 2 万円 ~3 万円 3 万円 ~4 万円 4 万円 ~5 万円 5 万円 ~6 万円 6 万円 ~7 万円 7 万円以上 基礎のみのうち繰上 繰下している者基礎のみのうち繰上 繰下していない者基礎のみ受給権者 ( 総数 ) 繰上げ受給者の請求時年齢の構成 ( 平成 17 年度末現在 ) ( 受給月額 ) ( 注 ) 月額 7 万円以上の者としては 1 繰下増額年金の受給者 2 昭和 61 年 3 月以前に国民年金に任意加入していた被用者の配偶者 3 国民年金の付加年金受給者が考えられる 資料出所 社会保険庁事業年報 ( 平成 17 年度 ) に基づき作成 総 数 60 歳 61 歳 62 歳 63 歳 64 歳 4,409,316 2,515, % 687, % 422, % 579, % 205, % 6

8 公的年金制度の適用状況の推移 8,000 公的年金に加入すべき者の数 7,000 ( 非加入者に相当する部分 ) 6,000 5,000 被用者年金制度被保険者 4,000 3,000 国民年金 ( 第 1 号 ) 任意加入者 第 3 号被保険者 2,000 1,000 国民年金 ( 第 1 号 ) 強制加入者 0 昭和 61 平成 ( 注 ) 公的年金に加入すべき者の数 とは 20~59 歳人口に 国民年金 ( 第 1 号 ) の任意加入者と 20 歳未満及び 60 歳以上の被用者年金被保険者を加えたものである 社会保険庁 事業年報 総務省 人口推計年報 より作成 7

9 国民年金の未加入対策と未加入者の減少 以下のようなこれまでの対策により 平成 9 年度において 119 万人であった未加入者は 平成 18 年度においては 18 万人まで減少している 1. 制度未加入者への対策 (1) 20 歳になった者全員に国民年金加入の通知をした上で 届出がない場合には職権で国民年金を適用 ( 平成 7 年度 ~) (2) 住基ネットを活用した未加入者の把握 住基ネットを活用し 34 歳到達時点等における未加入者の把握を行い 加入の届出勧奨を実施 ( 今後実施予定 ) 2. 転業転職による年金制度間での移行の際の対策 (1) 企業を退職後 国民年金の届出がない者に 届出用紙を同封した通知を送付 ( 平成 10 年度 ~) 届出がない者には職権で国民年金を適用 ( 平成 17 年 8 月 ~) (2) 国民年金の資格喪失後 厚生年金への加入の届出がない者に対する通知 ( 平成 18 年度 ~) (3) 職業安定所との連携により 失業者に対する種別変更手続きの周知を徹底 ( 平成 16 年 10 月 ~) 8

10 ( 参考 ) 資料出所 平成 18 年度国民年金保険料の納付状況と今後の取組等について ( 社会保険庁 ) 9

11 公的年金制度の未納 非加入期間割合 免除 猶予期間割合の推移 公的年金制度全体として本来加入すべき期間のうち 未納 非加入となっている期間の割合の推移を見ると 国民年金制度発足以来概ね 1 割前後となっており 近年特に高くなっているというわけではない * 国民年金の任意加入制度の対象者 ( 昭和 61 年 3 月以前の被用者の配偶者 平成 3 年 3 月以前の学生など ) の未加入期間も含んだ数字であることに留意が必要 納付期間割合 免除 猶予期間割合 未納 非加入期間割合 0.0 昭和 平成 ( 注 1) 各指標の定義は以下の通り 未納 非加入期間割合 ( 公的年金制度全体として本来加入すべき期間のうち 未納 非加入となっている期間の割合 ) = 1 - (( 第 1 号保険料納付対象者 納付率 + 保険料免除 猶予者数 + 第 3 号被保険者数 + 被用者年金被保険者数 ) 国民年金に加入すべき者の数 ) 免除 猶予期間割合 ( 公的年金制度全体として本来加入すべき期間のうち 免除 猶予の対象となっている期間の割合 ) = 保険料免除 猶予者数 国民年金に加入すべき者の数 ( 注 2) 納付率は当年度納付率を用いており 最終納付率とは異なることに注意が必要 出典 * : 社会保険庁 事業年報 総務省 人口推計年報 より作成 7.4% 9.3% 10

12 85.0 第 1 号被保険者における年齢階級別納付率 年齢階級別の納付率を見ると 保険料収納が現在の仕組みとなった平成 14 年度と直近の 18 年度のいずれも 年齢階級が上がるほど納付率も上がっている また 平成 14 年度の各年齢階級の納付率と比べ 18 年度の 5 歳上の各年齢階級の納付率はすべて上がっており 同じ世代においても年齢が上がるにつれて納付率が高まっている 平成 18 年度納付率 (66.3%) 平成 18 年度 平成 14 年度納付率 (62.8%) 平成 14 年度 ~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 ( 注 ) 平成 17 年度より 20~29 歳の低所得の者に対して保険料納付を猶予する 若年者納付猶予制度が新たに施行されている 出典 : 社会保険庁 事業年報 11

13 65 歳以上の無年金者数の推移 近年 65 歳以上人口の増加に伴い無年金者数も増加しているが 同人口に占める割合は 1.8% 前後で変わっていない 各調査時点で 65 歳の者の制度加入期間を見ると 未納 非加入期間割合 の平均は 10% 強となっている 万人 ) % (65 歳以上人口に対する割合 ) 1.77% 1.78% ピーク時 ( 平成 54 年 ) 歳以上人口 2051 万人 2287 万人 2488 万人 3863 万人 本人は年金を受給していないが 夫婦としては年金を受け取っている者 本人 配偶者とも年金を受給していない者 歳の者の保険料納付期間 昭和 36 年度 30 歳 ~ 平成 4 年度 59 歳 歳の者の保険料納付期間 昭和 36 年度 27 歳 ~ 平成 7 年度 59 歳 歳の者の保険料納付期間 昭和 36 年度 24 歳 ~ 平成 10 年度 59 歳 10.0 平均未納 非加入期間割合 13.1% 平均未納 非加入期間割合 12.5% 平均未納 非加入期間割合 12.1% 0.0 平成 10 年平成 13 年平成 16 年 ( 注 ) 平成 10 年については 年金を受給していない者のうち 夫婦としては年金を受け取っている者の割合が 平成 13 年と同程度であるとして推計を行っている 出典 : 社会保険庁 公的年金加入状況等調査 12

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