現状分析による課題抽出のためのワークシート ( 高血圧 糖尿病 脂質異常症 ) 高血圧糖尿病脂質異常症 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況では糖尿病等の基礎疾患が約 6 割となっている 中分類別医療費 1 人当たり医療費が県と比較し

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1 現状分析による課題抽出のためのワークシート ( 心疾患 脳血管疾患 ) 心疾患 ( 虚血性心疾患 ) 死亡率 心疾患は 県より低く 全国と比べ高い 死亡数は 男性は 50 歳頃から徐々に増加しているが 女性は 75 歳頃から加速度的に増加している 標準化死亡比 心疾患は男女ともに国や県よりも高くないが 女性の急性心筋梗塞は高い 脳血管疾患 死亡率 死亡率の年次推移では 県と同様に横ばいの傾向であるが 全国より高い状況 死亡数 死亡数の内訳では脳梗塞が最も多く 次いで脳内出血であり 県と順位は同じであるが 脳内出血の割合が県は 25.4% であるのに対し 三条市は 30.8% と高い また 脳内出血における男女別の状況は 男性が女性の 1.35 倍と高い 標準化死亡比 男女とも脳血管疾患 脳出血が国より高い県よりもさらに高い また 脳出血は男女とも脳梗塞より高く 男性は であり女性の よりも高い 要介護認定を受けた被保険者の医 新規要介護( 要支援 ) 認定者の原因疾患及び要介護度の状療費の状況 ( 資料 :KDBシステム12 況 ( 平成 26 年 4 月 ~9 月新規申請分 ) 月末抽出分 ) 脳血管疾患は要介護になった直接の原因の12.5% である 有病状況において第 2 号 第 1 号被 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB 保険者と比較すると 第 1 号被保険システム12 月末抽出分 ) 者の虚血性心疾患の割合が高い 有病状況では脳血管疾患が約 3 割となっている 中分類別 1 人当たり医療費 男性は 6,182 円と女性に比べ 5.1 倍高い 医療費の負担額の大きい疾患 < ひと月 200 万円以上 > 虚血性心疾患は 脳血管疾患に比べ 1 件当たりの医療費が高くなっている <6 か月以上の長期入院 > 脳血管疾患と比べると件数 費用とも同程度 < 医療費の負担額が大きい疾患の基礎疾患 > 基礎疾患として 約 7 割以上に高血圧 5 割に糖尿病 6 割に脂質異常症がある 中分類別 1 人当たり医療費 脳内出血は 県と比較して高く 年々高くなっている 男性は 脳内出血が 5,736 円と女性に比べ 1.9 倍高い 脳梗塞は 9,429 円と女性に比べ 3.8 倍高い 中分類別 1 件当たり医療費 県と比較して高い 医療費の負担額の大きい疾患 <6 か月以上の長期入院 > 虚血性心疾患と比べると件数 費用とも同程度 < 医療費の負担額が大きい疾患の基礎疾患 > 基礎疾患として 約 7 割以上に高血圧 5 割に糖尿病 6 割に脂質異常症がある 喫煙者の割合は女性に対して男性は約 4 倍であり どの年代においても男性はやめようと思っている人よりもやめようと思っていない人の方が上回る 喫煙者の割合は女性に対して男性は約 4 倍であり どの年代においても男性はやめようと思っている人よりもやめようと思っていない人の方が上回る 4 年間の脳血管疾患発症者 221 人の内訳は脳梗塞が 147 人 (67%) と最も高く 次いで脳出血 54 人 (24%) である 初発は 85% であり 再発が 15% 性別では男性が 59% と約 6 割 年代別にみると 70 歳代が最も高いが 内訳では脳梗塞は 70 歳代が発症のピークであり 脳出血は 60 歳代にピークがある また 若年では 歳代に発症もあるが 50 歳代から増え始める H24 年度に訪問調査を行った発症者 42 人 ( 男 : 女 =3:1) のうち 発症した人の 86% に高血圧症の既往があった 高血圧症の既往がある人のうち 6 割は医療機関に受診中であり 一度は受診したことがあるにも関わらず 自覚症状がない 薬が自分に合わない と医師に相談せず 自己中断した人 健診等で血圧が高かったにも関わらず 放置して医療機関未受診であった人 発症するまで自身が高血圧であるという自覚がない人など 4 割の人は受診状態を放置していた 発症前の生活習慣では 発症について思い当たることがあるとした人が 95% であり うち 4 分の 3 の人が塩分過多を自覚していた 他の自覚している項目には 喫煙 適量超えた飲酒 間食が見られた 1

2 現状分析による課題抽出のためのワークシート ( 高血圧 糖尿病 脂質異常症 ) 高血圧糖尿病脂質異常症 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況では糖尿病等の基礎疾患が約 6 割となっている 中分類別医療費 1 人当たり医療費が県と比較して高く 年々高くなっている 県と比較し 1 件当たり医療費に大きな差はないが 1 人当たり件数 医療費が高い ( 患者数がと推測できる ) 男性は入院外の 1 人当たり医療費が 40~44 歳で増加する 女性では 55~59 歳で増加し始める 男性の 1 人当たり医療費は 20,210 円と女性に比べ 1.1 倍高い 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況では糖尿病等の基礎疾患が約 6 割となっている 大分類別 1 人当たり医療費 内分泌 栄養及び代謝疾患は H17 年度から H22 年度までは県より低かったが H23 年度から県を上回っており 毎年 増加し続けている 中分類別医療費 1 人当たり医療費が県と比較して高く 年々高くなっている 男性は入院外の 1 人当たり医療費が 40~44 歳で増加する 女性では 55~59 歳で増加し始める 男性の 1 人当たり医療費は 24,410 円と女性に比べ 2.2 倍高い 1 件当たり医療費が県と比較して高い 県と比較し 1 人当たり件数に大きな差はないが 1 人当たり医療費や 1 件当たり医療費が高い ( 重症化してから受診している人がと推測できる ) 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況では糖尿病等の基礎疾患が約 6 割となっている その他 男性では 4 割が腹囲に所見を有し女性より高い メタボリックシンドロームの該当者は男性が 腹囲に加え有所見の重なりの項目は男女共 血圧 + 脂質 血圧のみ 血圧 + 血糖 + 脂質 である 収縮期血圧の有所見者割合は 36.8% と高い 男性では 4 割が収縮期血圧に所見を有し女性より高い 高血圧での受診を要する人は全体の約 43% であり うち治療中でない人は約 30% である 食事に関しては主食 主菜 副菜をそろえている人や野菜を積極的に摂ろうと思っている人はそれぞれ約 8 割であるのに対し 塩分を減らすよう気をつけている人は 5 割にとどまっている 味噌汁を 1 日に 2 杯以上摂取している人は 40 歳未満では 3 割程度だが 40 歳以上では約 5 割と増加している (H19 基本健康診査 ) 健康相談 健康教室参加者の声 健康相談 健康教室において みそ汁や漬物などの塩分摂取に地域差があると感じている HbA1c の有所見者割合は 53.9% と高い 糖尿病での受診を要する人は全体の約 8% であり うち治療中でない人は約 34% である LDL コレステロールの有所見者割合は 48.2% と高い LDL コレステロールの有所見者の割合は女性のほうが男性より高い LDL コレステロールでの受診を要する人は全体の約 41% であり うち治療中でない人は約 52% である 2

3 現状分析による課題抽出のためのワークシート (CKD CPD 筋骨格系 損傷 ) 慢性腎臓病 (CKD) 標準化死亡比 男女とも腎疾患は国 県よりも低い 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) 死亡全体の約 1% であり 毎年同様である 筋骨格系及び結合組織の疾患損傷 中毒及びその他の外囲の影響 新規要介護 ( 要支援 ) 認定者の原因疾患及び要介護度の状況 ( 平成 26 年 4 月 ~9 月新規申請分 ) 筋骨格系の疾患は 14.6% 損傷 中毒が 11.3% である 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況では筋骨格系の疾患が約 5 割となっている 中分類別 1 人当たり医療費 ( 腎不全 ) 男性は入院外の医療費が 40 ~44 歳で増加する 女性では 55 ~59 歳で増加し始める 男性は 13,042 円と女性に比べ 4.0 倍高い 中分類別 1 件当たり医療費 ( 腎不全 ) 県と比較して高い 医療費の負担額の大きい疾患 < 長期療養する疾患 > 人工透析患者の 7 割が糖尿病性腎症である 人工透析者の有病状況では 脳血管疾患 虚血性心疾患で受療中の人がそれぞれ 3 割となっている 特定疾病療養受療証交付対象者の人工透析者の状況を見ると 新規交付者数は増加傾向ではないが 男女で比較すると男性は 女性の 5 倍である また 65~69 歳の割合が年々増加してきている 中分類別 1 人当たり医療費 県と比較して高い 男性は 1,499 円と女性に比べ 2.7 倍高い 中分類別 1 件当たり医療費 県と比較して高い 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の 1 人当たりの件数は県とほぼ同じであるが 1 件当たりの医療費は県よりも高い しかし 年々大きく減少している ( 重症者は減少していると推測できる ) 大分類別 1 人当たり医療費 損傷 中毒及びその他の外因の影響は H20 年度以降 県より高くなっている 筋骨格系及び結合組織の疾患は 県平均よりは低いものの H21 年度以降 増加し続けている COPD という病気について まったく聞いたことがない という人が男女ともに半数近くおり 名前を聞いたことがある という人は 3 割程度である 年代によって傾向に大きな差はない 喫煙者の割合は女性に対して男性は約 4 倍であり どの年代においても男性はやめようと思っている人よりもやめようと思っていない人の方が上回る 3

4 現状分析による課題抽出のためのワークシート ( 悪性新生物 自殺 その他 ) 悪性新生物自殺その他 死亡率 県と同様に横ばい傾向であり 全国と比べ高い 標準化死亡比 自殺は 男性で国 県より高い 標準化死亡比 男女とも肝疾患は国 県よりも低い 女性は 肺炎も低い 新規要介護 ( 要支援 ) 認定者の原因疾患及び要介護度の状況 ( 平成 26 年 4 月 ~9 月新規申請分 ) 大分類では 神経系の疾患 22.6% と最も 中分類では アルツハイマー病が最も 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 有病状況において 75 歳以上の高齢者においては 認知症の割合が高い 大分類別 1 人当たり医療費 疾病大分類別医療費の割合は 女性では 新生物が 15.1% と最も いずれのがん検診とも 他市町村に比べ健診受診率及び精検受診率が低い (H23 県がん検診精度管理調査 ) 4

5 現状分析による課題抽出のためのワークシート ( 全体 ) * 全体 * 年代別性別死亡数 死亡の増加し始める年代と死亡のピークの年代は いずれも女性が男性より高い 県との比較では 男性は同様だが女性の死亡のピークは当市の方が高い 新規要介護 ( 要支援 ) 認定者の原因疾患及び要介護度の状況 ( 平成 26 年 4 月 ~9 月新規申請分 ) 新規認定者の 6 割近くは 要支援 1 と要支援 2 だが 重度である要介護 4 と要介護 5 が 1 割強占めている 要介護認定を受けた被保険者の医療費の状況 ( 資料 :KDB システム 12 月末抽出分 ) 第 1 号被保険者の要介護認定率は 17.1% だが 75 歳以上の要介護認定率は 29.9% となっている 要介護認定者の介護度別人数の割合は 要介護 3~5 が約 4 割弱 第 2 号 第 1 号被保険者との比較では 各介護度別の割合はほぼ同様の割合となっている 1 件当たり医療費で 要介護認定を受けている人は 要介護認定を受けていない人の約 3 倍であり 約 7,000 円高い 大分類別 1 人当たり医療費 全疾病合計の 1 人当たり医療費は 県平均より低い 循環器系の疾患が最も高額である 次いで 新生物 消化器系の疾患 精神及び行動の障害 内分泌栄養及び代謝疾患の順となっている 中でも循環器系の疾患 消化器系の疾患 内分泌 栄養及び代謝疾患は県と比べ高い 循環器系の疾患については H21 年度から毎年 県平均を上回っている また H22 年度から毎年増加し続けている 疾病大分類別医療費の割合は 男性は 循環器系の疾患が 18.6% と最も多く 女性は 新生物 消化器系の疾患が 15.1% と最も多く 次いで循環器系の疾患が 14.1% となっている 総医療費において男性のほうが高い 循環器系疾患を始め 人工透析など様々な疾患について 男性の医療費が高い 人口の将来推計 特定健診受診率は 39.8% と県平均に比べ低い 65 歳以上の受診率は 4 割以上なのに対し 40 歳代は 2 割と低い 男女別ではいずれの年代も男性の受診率が低い 特定健診の 4~5 回継続受診者が市は 概ね受診率も高い 65 歳以上の受診率が県平均と比べ低いのは 健診受診者中の治療者の割合が低いことから健診受診をしていない可能性があると考えられる 生活習慣病治療中の者のうち健診未受診者は健診受診者の約 5 倍の医療費がかかっており 1 人当たり医療費が約 25,000 円高い 特定保健指導実施率は 49.0% で県平均より高い 30 分以上の運動習慣がある人と 1 日 1 時間以上身体活動を行なっている人の割合が県に比べ低い 週 2 回以上運動を実施している人の割合は 男女ともに働き盛りの年代で低く 60 歳以降になると高くなる 特に女性は男性と比べると低い 年代が高くなるほどウォーキングを行う人が多くなり 筋力トレーニングをする人は少なくなる 男性は女性よりも野球などの球技を行っている人が多く 女性は体操を行っている人が 運動ができない理由は 若い人ほど 時間がない が 男女共に 40 歳代以降になると 膝や腰が悪い という人が増え 70 歳代以上では急増する 平成 26 年度には団塊の世代がすべて 65 歳以上となった 今後 全市の人口は減少の一途であるが 65 歳以上人口は増加し続け 平成 33 年度にピークを迎え その後は減少する 75 歳以上人口は平成 42 年にピークとなる 高齢化率は上昇の一途となる 受診勧奨訪問の際 対象者の反応 自覚症状がないため 受診の必要性を感じない 内服したくない 病気の診断をされたくない と言う声が聞かれる 高血圧の受診勧奨の際 たまたま健診時の測定値が高かった 自宅で測定しているが 血圧値は高くない と言い 受診につながらないケースがある それに比べ 高血糖の者は 受診勧奨後 医療機関受診をするケースが 協会けんぽとの連携 国保加入前の壮年期の協会けんぽ加入者が健康であれば 退職による国保加入時も健康であると考えられ その後の国保医療費を抑制できる ポピュレーションアプローチの方法 イベントでの啓発活動は 地域の祭りなど既存のつながりのある場合の方が相乗効果や波及効果がみられる 5

6 現状分析による課題抽出のためのワークシート 心疾患 ( 虚血性心疾患 ) 脳血管疾患 高血圧 疾病名等 課題 心疾患の死亡率は県と比較し低いが 国と比べ高い 男女の死亡の状況では男性は 50 歳頃から年齢とともに緩やかに増加しているのに対し 女性は 80 歳頃から急激に増加している そのため 国保の 1 人当たり医療費は男性が女性の約 5 倍である ( 女性の医療費は後期高齢者医療で高いと考えられる ) 男性の早世を予防する必要がある 対策 男性の虚血性心疾患の発症を減少させることにより 早世を防ぐ 男性の喫煙者はどの年代でもやめようと思っている人がことから 喫煙の弊害についての啓発をあらゆる年代に対して行うことにより 喫煙者を減らす * 様々な手段による啓発の実施 ( 喫煙している人を減らす ) * 未成年者への喫煙指導の実施 ( 新たな喫煙者を増やさない ) 虚血性心疾患発症の基礎疾患である高血圧 糖尿病 脂質異常症の発生予防及び重症化予防の取組を進めていく 脳血管疾患は 国より高く 県よりもさらに死亡率が高く 要介護認定の原因にもなっ 脳内出血の発症を減少させることにより 医療費 介護給付費 死亡の減少を図ている 標準化死亡比では男女ともに脳梗塞よりも脳内出血が高く また男性は女性る よりも高い 医療費についても同様のことが言える そのため 脳内出血に対する予防 脳内出血発症の基礎疾患である高血圧 糖尿病 脂質異常症の発生予防及び重症として基礎疾患への対策が必要であり 特に男性への働きかけが重要である 化予防の取組を進めていく また 脳血管疾患発症者の高血圧受療状況では 医療放置者もが受療中の人 適切な受療だけでなく関連する生活習慣の改善を進める もことから 治療とともに生活習慣の改善が必要である 高血圧医療費の県との比較では 1 件当たり医療費は差がないが 1 人当たり件数や医療費がことから 重傷者は多くないが患者数が多く まだ 顕在化していない高血圧者や未受診者もいると考えられることから これらへの対応が必要である 食生活で留意している事項の中の減塩意識が低く 地域によってはかなりの塩分を摂取していることを保健活動により捉えていることから 減塩への取組が必要である 喫煙者は県より また 喫煙者の割合は女性に対して男性は約 4 倍であり どの年代においても男性はやめようと思っている人よりもやめようと思っていない人の方が上回っているため 禁煙対策の推進が必要である 疾病ごとの課題と対策 高血圧者の顕在化及び適正受診の推進を図る 健診の受診者を増やす 受診勧奨レベルの人への受診勧奨により 医療放置者の減少を図る 減塩対策の推進を図る 塩分摂取の実態を明らかにする 減塩に関する啓発活動を推進する 禁煙対策の推進を図る 様々な手段による啓発の実施 ( 喫煙している人を減らす ) 未成年者への喫煙指導の実施 ( 新たな喫煙者を増やさない ) 優先する課題と対策 [ 課題 1] 脳血管疾患の発症予防のために 基礎疾患である高血圧症や糖尿病の発症及び重症化の予防を図る また これに関連する生活習慣の改善として 減塩及び禁煙対策並びに運動を推進する [ 対策 ] 早期に高血圧 糖尿病者を顕在化させるために 健診の受診率の向上対策を行う 医療の必要な人の適正受診を推進するため 受診勧奨対策を行う 塩分の摂取状況を明らかにし 減塩対策を行う 運動 課題 2 に掲載 壮年期の男性や若い人への禁煙対策を行う [ 課題 2] あらゆる生活習慣病の発症や重症化の予防 及び運動器の疾病予防のために 運動を推進する [ 対策 ] 有酸素運動であるウォーキングについて イベントを通して広く普及を図る 時間がない人でも手軽に取り組める筋トレを作成普及することにより 運動に取り組む人の増加を図る 糖尿病 糖尿病医療費の県との比較では 1 人当たり件数は多くないが 1 人当たり医療費や 1 件当たり医療費が高いことから 重症化した人が多く まだ 顕在化していない糖尿病者や未受診者が非常にと考えられることから これらへの対応が必要である 糖尿病者の顕在化及び適正受診の推進を図る 健診の受診者を増やす 受診勧奨レベルの人への受診勧奨により 医療放置者の減少を図る 脂質異常症 慢性腎臓病 (CKD) 慢性閉塞性肺疾患 (COPD) 心疾患や脳血管疾患の基礎疾患となるため 適正受診の推進と生活習慣の改善が必要である 腎疾患の死亡は国や県に比較し悪い状況ではなく 医療費や健診結果も県との比較では悪くない しかし 他の疾患に比較すると医療費が高額となることから 重症化の予防が必要である 慢性閉塞性肺疾患の原因である喫煙について 県よりも高い状況にあるが この病気についての認知度は 男女ともに半数程度であるため 認知度を上げる必要がある 脂質異常による受診を要する人の適正受診を図る 受診勧奨レベルの人への受診勧奨により 医療放置者の減少を図る 基礎疾患である糖尿病や高血圧とともに重症化予防として適正受診を図る 喫煙が原因となる慢性肺疾患という病気について 若い人を含め広く啓発を図る 筋骨格系及び結合組織の疾患 損傷 中毒及びその他の外囲の影響 悪性新生物 自殺 その他 要介護状態の原因である関節症等を含む筋骨格系等の疾患の医療費は上昇傾向であり 同様の骨折を含む損傷 中毒等は県より状況であることから 運動器の機能向上を図る必要がある 国や県に比較し標準化死亡比は多くないが 全死亡の中の 1 位であることや多くの医療費を費やしていることから 重症化を防ぐため早期受診が重要である そのためには 他市より低いがん検診の受診率を上げ 早期にがんが発見される人を増やす必要がある 国や県に比較し男性の死亡がことから この減少を図る必要があるが 生活習慣病とは異なり発生機序が複合的であることから 予防対策は困難であり複数の関係機関や団体と連携し 進めていかなければならない そのため 自殺予防対策として別に推進していくものとし この計画では取り上げない アルツハイマー病の予防策としては 運動や睡眠が上げられるが この病気固有の効果的な対策としてではなく 生活習慣病についてもこれらは必要なことであり推進していくこととし この計画では取り上げない ( 参考 : 介護保険事業計画等の中で実施 ) 関節症や骨折の予防のために 筋力アップ等の運動の推進を図る 各がん検診について 受診率の向上を図る 6

7 健康度の変化と医療費等との関係 - イメージ - 集団の健康度 ( イメージ ) 悪い 良い 具体的な姿 ( イメージ ) 良い生活習慣の人が少なく 健診の受診者も そのため 自覚症状が現れてから 医療受診する人が 重症化している人が 健診の受診者が増えてくるが 健診結果で医療受診の必要性が判明しても 適切な医療受診に繋がらず医療を放置する人が 重症化する人が 健診の受診者が増え 健診結果で医療受診の必要性が判明し場合 適切に医療受診する人が 重症の人が少なく 軽症者の医療受診者が 健診受診者が多く 良い生活習慣の人がため 健診結果で医療受診の必要な人が 健康な人が 疾病の発症者が少なく 疾病によるによる死亡者も ( 老衰による死亡が ) 良い生活習慣の人 健康診査受診者 医療受診者 要介護者 1 人当たり件数 [ 受診者数 ] 医 療 費 1 人当たり医療費 [ 医療費全体 ] 1 件当たり医療費 [ 重症度 ] 糖尿病 医療状況 県に比べ 1 人当たりの件数に大きな差はないが 1 人当たり医療費や 1 件当たり医療費が 市民の姿 医療受診の必要な人がそれと気付いていないか 気付いていても適切な受診をせず 重症化してから受診している人が 高血圧性疾患 医療状況 県に比べ 1 人当たりの件数や医療費が高いが 1 件当たり医療費に大きな差はない 市民の姿 医療受診の必要な人がが 適切に受診しているため 重傷者は多くない

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