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1 定年後の夫婦 2 人の暮らし方 調査について シングルミックス の新たな終のすみかが浮上 2007 年 月 日株式会社住環境研究所 積水化学工業株式会社住宅カンパニー ( プレジデント : 東郷逸郎 ) の調査研究機関である株式会社住環境研究所 ( 所長 : 高関哲也 ) は このほど 定年後の夫婦 2 人の暮らし方 調査を行いました 昨年の 老後の理想の住まい 調査に続くもので 今回は定年後の夫婦 2 人の暮らし方に着目しての調査です 熟年離婚が社会現象になるなど妻と夫の意識のズレが問題となっていますが 定年後の夫婦の妻と夫の生活意識にスポットを当て 暮らし方やこれからの住まいに望むことなどを探ってみました 調査結果のポイント < 意識面 > 夫婦の暮らし方意識現在は 干渉しない派 5% 夫婦一緒派 % 将来は 干渉しない派 % 夫婦助け合い派 % に逆転 夫婦満足度 / 配偶者に求めること 7 割は満足 妻が夫にもとめることは 自立して欲しい 夫が妻に求めることは 健康でいて欲しい 個人としての暮らし方 友人との交流 社会との接点 は積極的に 住みたい場所は 田舎でのんびり 都会で活動的に の 2 極化 < 建物 空間面 > 専用に欲しい空間と寝室の希望 趣味 6% くつろぎ 5% テレビを見る % 女性は特に 専用空間の確保 と 別々の寝室 を希望 共有 一緒でよい空間男性 6% 女性 6% で共に 食事 の場がトップ 理想の住まい男性は 平屋派 % 女性は マンション派 % やはり ワンフロアーが人気 この件に関するお問い合わせは下記までお願いします 株式会社住環境研究所市場調査研究室嘉規 ( かき ) TEL 千代田区神田須田町 1-1 三井あさひビル 1

2 調査の概要 調 査 目 的 : 中高齢夫婦 2 人に対して 定年後の暮らしと住まいについて 夫婦意識 や生活意識にスポットを当て住まいに望むことを把握 調査方法 : インターネット調査 調査時期 :2007 年 月 7~ 日 調査対象 : 全国の 55 歳以上の男女 00 人 ( 東阪名 :500 人 その他 :500 人 ) 本文中の数字は 全てパーセンテージ (%) アンケート回答者の属性 1. 社会属性年齢 : 50 歳代後半 5% 60 歳代前半 2% 65 歳以上 2% 性別 : 男性 65% 女性 5% 家族構成 : 単身 % 夫婦のみ 7% 夫婦 + 子 6% 夫婦 ( または単身 )+ 親 5% 夫婦 + 子 + 親 6% 夫婦 + 子 + 孫 % その他 5% 家族のライフステージ : 長子が大学生 社会人の成熟期 % 子供が独立し夫婦のみの隠遁期 % その他 1% 配偶者の有無 : 配偶者あり 6% 男性は配偶者あり 0% 女性は配偶者あり 77% 職業 : 無職は全体で 21% 年齢層別では 5~5 歳 7% 60~6 歳 2% 65 歳以上 5% 2. 建築属性 住 居 形 態 : 持家戸建て 6% 持家マンション 20% 賃貸マンション 7% 公団 公営 5% 賃貸戸建て % 築年数 ( 持ち家 ): 年未満 % ~ 年 % ~1 年 % 20~2 年 % 25~2 年 % 0 年以上 % 2

3 調査結果の概要 1. 夫婦の暮らし方意識 / 現在と将来現在の暮らし方意識を聞いたところ お互いに干渉しないで自分のやりたいことをしたいという 干渉しない派 が 5% 夫婦一緒派 が % 干渉しない派が主流となっています 将来 体力が不安になっても個を尊重し 夫婦であっても比較的自分のペースを守って暮らしたい ( 干渉しない派 ) 体力が不安になったら夫婦でお互いを助け合い 共有の時間を多く持って暮らしたい ( 夫婦助け合い派 ) どちらに近いかを聞いたところ 干渉しない派 % 夫婦助け合い派 % 体力が不安になると 夫婦助け合い派 が逆転します 現在 暮らし方意識 ほとんど A A に近いどちらともいえない B に近いほとんど B 全体 (N=7) A: 夫婦といえども 1 人の時間が欲しい それでこそ仲良く暮らせる B: 会話あってこそ分かり合える夫婦になる 夫婦共有の時間を多くもちたい 性別 干渉しない :5% 夫婦一緒 :% ほとんどA Aに近い どちらともいえない Bに近い ほとんどB 2.06 男性 (600) 女性 (27). 女性の方が 干渉しない派 が多い 将来 体力が不安になった時の暮らし方意識 A: 体力が不安になっても 個 を尊重し 夫婦であっても比較的自分のペースを守って暮らしたい ほとんど A A に近いどちらともいえない B に近いほとんど B B: 体力が不安になったら夫婦でお互いを助け合い 共有の時間を多く持って暮らしたい 性別 干渉しない :% 夫婦助け合い :% ほとんどA Aに近いどちらともいえない Bに近いほとんどB 男性 (600) 女性 (27) 体力が不安になると男女共 助け合い派 が増え 差も少なくなる

4 2. 夫婦満足度夫婦の満足度は 72%( とても満足 26% やや満足 6%) 男女では差があり 男性 77% 満足に対し 女性 62% 年齢別では女性 60-6 歳で満足が 56% と最も低くなっているのが注目されます 夫の退職により急に暮らしが変わることが影響していると思われます 5 者択一 全体 (7) とても満足やや満足どちらでもないやや不満とても不満 性別 男性 (600) とても満足やや満足どちらでもないやや不満とても不満 女性 (27) 年齢 性別 とても満足やや満足どちらでもないやや不満とても不満 才男性 (27) 才以上男性 (6) 才女性 (6) 才女性 (77) 65 才以上女性 (6) 女性の方が 不満 が多い. 妻から夫へ 夫から妻へ ( 配偶者へ求めること / 自由回答 ) 定年後 配偶者にもとめることを自由回答で聞いたところ 妻が夫に求めることは 自分のことは 1 人でできるように 件 趣味を持って欲しい 地域 友人との交流をもって欲しい 0 件など 自立を求める内容となっています 一方 夫から妻に求めることは 健康で元気でいて欲しい 65 件 干渉しないで自由にやらせてほしい 26 件など 圧倒的に健康に関する内容が多いのか特徴的です < 妻から夫へ > 上位 5 項目 (7 件 ) ( 件 ) 自立して欲しい 自分のことは自分で1 人で出来るように趣味を持って欲しい 地域 友人との交流や生きがいを持って欲しい 0 健康 体に気をつけて欲しい 家事分担 家事を手伝って欲しい 2 2 自立を求める 思いやり 協調性 話し合い お互いを尊重して欲しい 1

5 < 夫から妻へ > 上位 5 項目 ( 件 ) ( 件 ) 健康でいて欲しい 元気でいて欲しい 65 干渉しないで欲しい 自由にやらせて欲しい 一緒に過ごしたい 共通の時間 趣味を持ちたい 気遣い 長生きしてほしい 自分より先に死なないで のんびり ( 妻の ) 好きなことをして欲しい 1 1 妻は 自立 を 夫は 健康 を配偶者に求めている. 個人としての暮らし方友人 知人との交流 社会との接点 住みたい場所の 点に注目して定年後の暮らし方を調査 友人との交流は積極的に行ないたい と 社会との接点を持ち続けたい は 5% % と高い結果でした 一方 住みたい場所は 田舎でのんびり 1% 都会で活動的に 1% の 2 極化しています 年齢 性別では 友人との交流は積極的に 男 55-5 才で 5% 65 歳以上で 60% と ホ イント上昇 都会で活動的に過ごしたい では 男 55-5 才 21% 65 才以上 % と ホ イント上昇します 男性では高齢層でより活動的になる傾向が見られます 全体 (N=7) ほとんど A A に近いどちらとも B に近いほとんど B A: 友人 知人との交流は大切にしたい 積極的に交流を行ないたい 2 B: 友人 知人との交流はほどほどでよい交流は最低限でよい 2.0 A: 定年後 老後も仕事やボランティア 地域活動などを行い社会との接点を持ち続けたい 積極派 消極派 B: 定年後 老後は完全に引退し特に社会と接点を持ち続けたいとは思わない 2. A: 老後は自然の豊かな田舎でのんびりと過ごしたい 積極派 1 消極派 B: 老後は文化施設などが充実している都会で活動的に過ごしたい -0. 友人との交流 田舎派 都会派 A: 友人 知人との交流は大切にしたい 積極的に交流を行ないたい B: 友人 知人との交流はほどほどで 良い交流は最低限 ほとんど A A に近いどちらとも B に近いほとんど B 才男性 (27) 才以上男性 (6) 才女性 (6) 才女性 (77) 才以上女性 (6) 男性は 年齢が上がるつれ交流を望んでいる 5

6 社会との接点 A: 定年後 老後も仕事やボランティア 地域活動など行い社会との接点を持ち続けたい B: 定年後 老後は完全に引退し特に社会との接点を持ち続けたいとは思わない ほとんどA Aに近い どちらとも Bに近い ほとんどB 才男性 (27) 65 才以上男性 (6) 才女性 (6) 才女性 (77) 65 才以上女性 (6) (6) 男女共に年齢で差はあまりなく 積極的に 社会との接点を持ち続けたい 定年後に住みたい場所 A: 老後は自然の豊かな田舎でのんびりと過ごしたい B: 老後は文化施設などが充実している都会で活動的に過ごしたい ほとんどA Aに近い どちらとも Bに近い ほとんどB 才男性 (27) 65 才以上男性 (6) 才女性 (6) 才女性 (77) 65 才以上女性 (6) 男性では年齢が上がるにつれ都会で活動的に過ごしたくなる 5. 専用に欲しい空間 行為と寝室の希望専用で欲しい空間や行為については 趣味 6% くつろぎ 5% テレビを見る % 男性より女性で専用にしたい希望が高くなっています 夫婦寝室の現状は 一緒派 が 5% 別々派 が % ですが 希望は 一緒派 が 5% に減り 別々派 が 7% に増加 特に女性で別々の希望が強くなっています 女性の 別々派 は 55~5 歳 56% 60~6 歳 61% 65 歳以上 70% 高齢層ほど別々を要望しています 6

7 味くつろぎテレビを見る特になし 専用に欲しい空間 行為 6 N= 趣収納風呂 シ ャワャートイレ仕事 洗面 化 粧着脱衣 食事接客玄関その他 趣くテ収風ト味つレ納呂イろビ レ ぎをシ見ャるワャーワー 仕洗着食接玄そ特事面脱事客関のに 衣 他な化し粧特65 才以上女性 (6) 女性の方が専用にしたい希望が高い 寝室の現状と希望 夫婦寝室/ 現状 夫婦寝室/ 希望 一緒の部屋 どちらかと どちらかと 一緒の部屋 一緒が多い 別々が多い 別々の部屋 いえば一緒 いえば別々 全体 (7) 性別 男性 (600) 女性 (27) 年齢 性別 才男性 (27) 才以上男性 (6) 才女性 (6) 才女性 (77) し70 着脱衣その他 性別 趣味N=2 し男性 (667) 女性 (61) 別々の部屋 高齢の女性ほど 別々の寝室を希望 7

8 共有あるいは一緒でもよい空間 行為として 食事 65% テレビを見る 56% くつろぎ % 男性では 食事 6% テレビを見る 5% くつろぎ 51% 女性では 食事 6% 玄関 % となっています 専用空間と重ならない夫婦共に一緒でよい空間は 食事 の場となっています 65 テレビを見をる食事56 見る くつろぎぎ7 玄関 趣味洗面 化 化粧粧接客風呂 シ シャワャーワー6. 共有 一緒でよい空間 21 1 食ト収イ納レレし 着脱衣5 仕事1 その他他N=2 特にな特になし 性別 N=2 6 6 食事事5 51 テテレレビビをを見る51 くくつつろろぎぎ 玄玄関関趣趣味味 食風呂風呂 シャワー接客接客洗面洗面 化粧化(667) 女性 (61) ト収着トイ納収脱着イレ納衣脱レ衣し男性 6 仕事仕事5 1 そのそ他の他1 特に特なになし男女共に 食事 の場がトップ 7. 理想の住まい理想の住まいは 平屋 % 戸建て (2 階建て以上 ) 27% マンション % です 男性では 平屋派 が % でトップ 女性は マンション派 が % でトップ ワンフロアーが人気と言えます 平屋 (1F 建て ) 戸建て (2 階建て以上 ) マンションその他 全体 (2) 27 1 ワンフロアー派 男性 (667) 女性 (61) % が ワンフロアー派

9 補足資料 シングルミックス を実現する住まいのポイント シングルミックスのゾーニング 夫の居場所 ( シングルスペース ) 共有の居場所 ( ミックススペース ) 妻の居場所 ( シングルスペース ) 社会 仲間とつながる場所 ( コミュニティーエリア ) シングルスペース 個室 寝室 趣味のコーナー 居場所ミックススペース 食の場 共通の趣味の場 リビングコミュニティーエリア 仕事場 庭 外構 玄関 土間 リビング ダイニング それぞれの場所の距離感を考える お互いの視線が向き合わない配置 充分な広さの確保 回遊式の動線 気配をつなぐ仕掛け ( 吹抜け ) など 社会とつながる場所とフ ライヘ ートをしっかり分ける 1. 個の居場所をつくる ( シングルスペース ) 例 夫婦別々の寝室の確保 同寝室でも 収納や間仕切りなどで区切る 趣味室 書斎の確保 リビング脇の自分だけのパソコンコーナー お気に入りの椅子など 妻だけのパウダーコーナー ウォークインクロゼット ミシン等を出しっぱなしにしておける大きなテーブルなど 2. 夫婦共有の居場所をつくる ( ミックススペース ) 例 みんなでワイワイ作業のできるオープンキッチン 庭とのつながりも考えたダイニング キッチン 2 階の踊り場やリビングの片隅 ( 窓辺 ) に 2 人でくつろげる居場所を確保など. 社会 仲間とつながる場所をつくる ( コミュニティーエリア ) 例 自宅に持つ仕事場 大勢が集えるダイニング リビング お店にしたり 近所の人が気軽に立ち寄れたりする土間空間 四季折々の花を飾る 通りに面した庭 ミニギャラリー風に飾る大きな窓や通りに面した窓など

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