2 リース会計に関する論点の整理注釈 38によると 借地権 ( 借地借家法の適用のないものを含む ) は 我が国では非償却の無形資産として扱う場合が多く 無形資産 ( 又は土地に準ずる資産 ) に該当するのか リースに該当するのかについてはその内容を踏まえて検討が必要であるとしている しかし 借地権
|
|
|
- つねとき かやぬま
- 7 years ago
- Views:
Transcription
1 企業会計基準委員会 御中 平成 23 年 3 月 9 日 東京都港区虎ノ門一丁目 3 番 2 号財団法人日本不動産研究所特定事業部長小林信夫 リース会計に関する論点の整理 についての意見 リース会計に関する論点の整理 について 下記のとおり意見を提出いたします 質問 1 借手の会計処理について 使用権モデルに基づく基本的な考え方を採用していくことは 会計基準のコンバージェンスを図る観点から適当であると考える ただし 会計基準の開発にあたっては 原資産が主に不動産である場合に生じ得る 以下の問題点に留意すべきである 1 原資産が土地である場合 売買当事者 ( 1) は通常借地権の借り得部分 ( 2) の経済価値を基礎として取引価格を決定している また 原資産が建物である場合 通常当該建物の賃借権自体が対価をもって取引されることはない ( 3) しかし使用権資産は リース料の現在価値に当初直接費用を加算した金額 で測定され その金額は原資産の公正価値の一定期間分を表す ( 4) ことから 原資産の公正価値 ( 出口価格 ) としては過大である したがって使用権モデルの適用は 不動産を賃借する日本企業にとって減損リスクの拡大 減損損失の増大等をもたらす可能性があり 事業の収益性 ( 使用価値 ) 次第では 当初認識した直後に 当該使用権資産又は当該使用権資産を含む資産グループを減損しなければならない場面が生じ得る この点について 公正価値との比較にあたり当該使用権資産又は当該使用権資産を含む資産グループの帳簿価額からリース料支払債務を控除することも考えられるが 土地及び建物の完全所有権を取得した場合の帳簿価額 ( 当該取引のための借入金があっても控除しないと思われる ) との整合性について検討する必要がある - 1 -
2 2 リース会計に関する論点の整理注釈 38によると 借地権 ( 借地借家法の適用のないものを含む ) は 我が国では非償却の無形資産として扱う場合が多く 無形資産 ( 又は土地に準ずる資産 ) に該当するのか リースに該当するのかについてはその内容を踏まえて検討が必要であるとしている しかし 借地権契約における賃貸借の対象は土地という 有形 資産であり 動産のリースと何ら変わりがない これまで非償却の無形資産として扱う場合が多かったことを理由に 無形資産 ( 又は土地に準ずる資産 ) に該当してリースの基準を適用除外とすることは 他の有形固定資産との間での整合性が保てないのではないか また リース会計に関する論点の整理における借地権には 役務の提供を受けるために支出する権利金等が含まれるが これらはリースの基準を適用したうえで適切に処理すればよいのであって 借地権がさまざまな内容を有するということであれば 一律にリースの基準を適用除外とすることはむしろ適当ではないのではないか 確かに借地借家法の適用がある借地権は 一時金を授受する場合があり 地代増減額請求制度 法定更新制度 正当事由制度等が適用される 定期借地権の場合は 契約において期限前解約の違約金を規定することもある しかしこれらは当初認識時の測定における当初直接費用の加算 更新オプション 変動リース料等の規定による処理も可能と思われる したがって会計基準のコンバージェンスを図る観点から 借地権についてもリースの基準の適用を前向きに検討すべきではないか 3 我が国における現行の会計基準では ファイナンスリース取引に該当するかどうかの現在価値基準の判定にあたり 貸手が負担する維持管理費用相当額はリース料総額から控除するのが原則である ( リース取引に関する会計基準の適用指針第 14 項 ) が リース会計に関する論点の整理では 維持管理費用相当額の扱いが明確でない 不動産の賃貸借における貸手は 原資産について重要性が乏しいとは言えない金額の維持管理費用を負担している場合が殆どである 一方で 一般に不動産の還元利回り ( キャップレート ) と呼ばれるものは 純利回り水準 ( 5) の利回りであり 不動産利回りに関する我が国の代表的な統計資料 ( 6) も同様である 使用権資産の当初認識時の測定にあたっては リース料から維持管理費用相当額を控除するか 控除しないのであれば 粗利回り水準 の利回り ( 7) を用いて現在価値を算定しなければならないが 維持管理費用相当額を控除しない場合 不動産の還元利回りや 統計資料に基づき算定した 純利回り水準 の割引率が用いられることにより 借手が使用権資産を過大計上する可能性があることに強い懸念がある - 2 -
3 4 リース会計に関する論点の整理第 108 項によると リース料の現在価値の算定に際し 不動産リースに対する不動産利回りが割引率になる可能性があるとしている 不動産リースに対する不動産利回りを割引率として用いる場合 ( 参考にする場合を含む ) には 前記 3で述べた 粗利回り水準 純利回り水準 の差異 ( 維持管理費用相当額の扱い ) のほか 以下の差異にも留意すべきである 期待利回り 取引利回りの差異前者は 各投資家が期待する採算性に基づく利回りであり 後者は 投資家が実際の市場を観察して想定する利回りである WACC(Weighted Average Cost of Capital) 借入金利率の差異前者は 自己資金 借入金の加重平均資金コスト率であり 後者は 借入金のみの資金コスト率である 割引率 還元利回りの差異不動産鑑定評価において前者は 連続する複数の期間の純収益の現在価値の合計を求める場合の利回りであり 後者は 一期間の純収益を資本還元する場合の利回りである NCF(Net Cash Flow) 利回り NOI(Net operating income) 利回りの差異不動産鑑定評価において前者は 予測される資本的支出による資金収支等を控除等した後の純収益を資本還元する場合の利回りである 後者は これらを控除等する前の純収益と価格または公正価値との関係を表す利回りである 5 リース会計に関する論点の整理注釈 60によると IASB 及びFASBのEDでは 使用権資産の 当初認識時の測定は 公正価値ではなくリース料の現在価値で行うこととされている とのことである 公正価値等との比較を行わないとすると 不適当な または恣意的な金額の使用権資産が計上される恐れがあるのではないか この点について現行のIAS 第 17 号では リース料総額の現在価値と原資産の公正価値との比較を行うこととされ ( リース会計に関する論点の整理注釈注釈 57) 我が国の会計基準でも 借手において貸手の購入価額等が明らかな場合は 当該購入価額等との比較を行うとされている ( リース取引に関する会計基準の適用指針第 22 項 ) 使用権資産の当初認識時の測定を行うのは不動産を賃借している借手であり 公正価値 貸手の購入価額の入手が困難であるという点は理解できる しかし 本来 不動産を賃借している借手が使用権資産の当初認識時の測定を行うにあたっては 原資産の公正価値等を把握してその金額を検証することが望ましい - 3 -
4 質問 2 貸手の会計処理について リース取引の形態は多岐にわたり その経済的意味合いはそれぞれ異なることから 複合モデルを採用することは適当であると考える 原資産が建物の場合 区画割りして多数の借手に賃貸していることが多く このような建物について個々の賃貸借契約に履行義務アプローチを適用することは コストと便益の観点から適当ではないとの意見もある しかし このような建物であっても 個々の契約を精査して賃料の増額交渉をするか否かを検討したり 一定の基準で契約毎に配賦した建物全体の維持管理費用 当該借手に賃貸するため生じた追加的な支出等を考慮して当該契約の採算性を検討したりすることは 経営管理上必要である 個々の賃貸借契約に履行義務アプローチを適用することは 上記のような経営管理を行うための基盤となるものであり 日本企業の合理的なCRE 戦略の推進のために有用である したがって賃貸等不動産に該当し 公正価値を注記した不動産についてもリースの基準を適用し 個々の賃貸借契約に履行義務アプローチを適用するべきである なお 将来の賃料 リース期間の見積りのためには 当該不動産における過年度実績といった偏向的な情報のみでは不十分である 周辺における同用途の不動産の賃貸市場の賃料水準及びその動向 需給動向等の情報を収集してそれらをベースに 契約内容 借手の状況と属性 賃貸市場における当該不動産の競争力等を充分に考慮したうえで 恣意性を排除した合理的な見積りを行うべきである 質問 4 更新オプション等の取扱いについて 合理的なリース期間等の見積りのためには リース会計に関する論点の整理で検討されているような どのような方法で見積もるかという手順 ( 形式面 ) も重要ではあるが より重要なのは 見積り結果の妥当性 ( 実質面 ) であり それはどのような情報に基づき見積りを行ったかに左右される 一般に不動産の借手は 現在賃借している不動産のみならず 類似する他の不動産との比較を行った上で 契約を更新するか否かを検討する したがって 将来のリース期間等の合理的な見積りのためには IASB 及びFAS - 4 -
5 B の ED が提案する 契約上の要素 契約上の定めのない財務的な要素 事業上の要素 借手固有の要素 のみならず 周辺における同用途の不動産の賃貸市場の需給動向 賃貸市場における当該不動産の競争力等の情報が必要不可欠である ( 1) 借地権の第三者間取引 ( 土地の所有権者以外に対する取引 ) は 借地権及び当該土地上の建物を一括で取引する場合のほか 借地権のみを単独で取引する場合が考えられるが 前者の取引が殆どであり 後者は稀である ( 2) 現行契約における地代と 当該土地を新たに賃借する場合の適正地代との差額であり 前者は後者を下回る傾向があるため 借地権の売買当事者は当該差額の経済価値を基礎として取引価格を決定している ( 3) 建物の賃借権には 借地権の場合の借地借家法第 19 条 ( 土地の賃借権の譲渡又は転貸の許可 ) に相当する規定がないことなどから 第三者間取引の慣行はなく それ自体が対価をもって取引されることはない ( 4) 耐用年数 50 年の資産の45 年間のリースであれば原資産の公正価値にほぼ等しくなるような使用権資産が計上される ( リース会計に関する論点の整理第 15 項表 ) ( 5) 純利回り水準 の利回りとは 地代 家賃等から維持管理費用等を控除した純収益と 原資産の価格または公正価値との関係を表す利回りである ( 6) 不動産投資家調査 ( 財団法人日本不動産研究所 ) ほか ( 7) 粗利回り水準 の利回りとは 地代 家賃等から維持管理費用等を控除しない総収益と 原資産の価格または公正価値との関係を表す利回りである - 5 -
スライド 1
IFRS 基礎講座 IAS 第 16 号 有形固定資産 のモジュールを始めます Part 1 では有形固定資産の認識及び当初測定を中心に解説します Part 2 では減価償却など 事後測定を中心に解説します 有形固定資産の 定義 と 認識規準 を満たす項目は IAS 第 16 号に従い有形固定資産として会計処理を行います 有形固定資産の定義として 保有目的と使用期間の検討を行います 保有目的が 財またはサービスの生産や提供のための使用
Microsoft Word - 2 論点整理の概要.doc
リース会計に関する論点の整理 の概要 2011 年 2 月 ( 社 ) リース事業協会 < はじめに > ASBJ( 企業会計基準委員会 ) は 2010 年 12 月 27 日に リース会計に関する論点の整理 ( 以下 論点整理 といいます ) を公表しました 論点整理の目的について ASBJ では以下のように説明しています IASB( 国際会計基準審議会 ) とFASB( 米国財務会計基準審議会
日本基準基礎講座 有形固定資産
有形固定資産 のモジュールを始めます Part 1 は有形固定資産の認識及び当初測定を中心に解説します Part 2 は減価償却など 事後測定を中心に解説します 有形固定資産とは 原則として 1 年以上事業のために使用することを目的として所有する資産のうち 物理的な形態があるものをいいます 有形固定資産は その性質上 使用や時の経過により価値が減少する償却資産 使用や時の経過により価値が減少しない非償却資産
1. のれんを資産として認識し その後の期間にわたり償却するという要求事項を設けるべきであることに同意するか 同意する場合 次のどの理由で償却を支持するのか (a) 取得日時点で存在しているのれんは 時の経過に応じて消費され 自己創設のれんに置き換わる したがって のれんは 企業を取得するコストの一
ディスカッション ペーパー のれんはなお償却しなくてよいか のれんの会計処理及び開示 に対する意見 平成 26 年 9 月 30 日 日本公認会計士協会 日本公認会計士協会は 企業会計基準委員会 (ASBJ) 欧州財務報告諮問グループ (EFRAG) 及びイタリアの会計基準設定主体 (OIC) のリサーチ グループによるリサーチ活動に敬意を表すとともに ディスカッション ペーパー のれんはなお償却しなくてよいか
IFRS基礎講座 IAS第11号/18号 収益
IFRS 基礎講座 収益 のモジュールを始めます このモジュールには IAS 第 18 号 収益 および IAS 第 11 号 工事契約 に関する解説が含まれます これらの基準書は IFRS 第 15 号 顧客との契約による収益 の適用開始により 廃止されます パート 1 では 収益に関連する取引の識別を中心に解説します パート 2 では 収益の認識規準を中心に解説します パート 3 では 工事契約について解説します
IFRS News Flash
IASB 公開草案 リース を公表 国際会計基準審議会 (IASB) は2013 年 5 月 16 日に 公開草案 (ED/2013/6) リース を公表した この公開草案は IASBが2010 年 8 月に公表した公開草案 リース ( 以下 2010 年公開草案 ) に対するコメントを受けた再審議の結果 提案内容が変更となった主な論点について 再度広く意見を募るために公表されたものである 公開草案の概要は以下のとおりである
「資産除去債務に関する会計基準(案)」及び
企業会計基準委員会御中 平成 20 年 2 月 4 日 株式会社プロネクサス プロネクサス総合研究所 資産除去債務に関する会計基準 ( 案 ) 及び 資産除去債務に関する会計基準の適用指針 ( 案 ) に対する意見 平成 19 年 12 月 27 日に公表されました標記会計基準 ( 案 ) ならびに適用指針 ( 案 ) につい て 当研究所内に設置されている ディスクロージャー基本問題研究会 で取りまとめた意見等を提出致しますので
IFRSのリース基準案と実務上の論点
KPMG Insight Vol. 10 / Jan. 2015 1 IFRS のリース基準案と実務上の論点 有限責任あずさ監査法人 IFRS アドバイザリー室 パートナー山邉道明 2014 年 9 月 3 日 KPMG / あずさ監査法人主催 IFRS 財団協賛で KPMG IFRSフォーラムが開催されました この IFRS フォーラムのプレセッションにおいて 国際会計基準審議会 ( 以下 IASB
IFRS基礎講座 IAS第21号 外貨換算
IFRS 基礎講座 IAS 第 21 号 外貨換算 のモジュールを始めます パート 1 では 外貨建取引の会計処理を中心に解説します パート 2 では 外貨建財務諸表の換算を中心に解説します 企業は 取引を行うにあたって通常 様々な種類の通貨を使用します これらのうち 企業が営業活動を行う主たる経済環境の通貨を機能通貨といいます 例えば 日本企業の場合 営業活動を行う主たる経済環境の通貨は 通常
新リース基準の実務対応 (4) 不動産固有の論点についての考察 PwCあらた有限責任監査法人財務報告アドバイザリー部マネージャー井上恵介 はじめに国際会計基準審議会 (IASB) は 現行のリースの会計基準 (IAS 第 17 号 ) の財務報告上の問題点の改善を図るため 2016 年 1 月に リ
PwC s View 特集 : 組織再編税制等に関する税制改正 Vol. 8 May 2017 www.pwc.com/jp 新リース基準の実務対応 (4) 不動産固有の論点についての考察 PwCあらた有限責任監査法人財務報告アドバイザリー部マネージャー井上恵介 はじめに国際会計基準審議会 (IASB) は 現行のリースの会計基準 (IAS 第 17 号 ) の財務報告上の問題点の改善を図るため 2016
平成30年公認会計士試験
第 3 問答案用紙 問題 1 1 新株予約権 2 75,000 3 75,000 4 0 5 3,000 6 70,000 7 7,000 8 42,000 金額がマイナスの場合には, その金額の前に を付すこと 9 2,074,000 会計基準の新設及び改正並びに商法の改正により, 以前よりも純資産の部に直接計上される 項目や純資産の部の変動要因が増加している そこで, ディスクロージャーの透明性の確保
Microsoft Word - M&A会計 日本基準とIFRS 第5回.doc
図解でわかる! M&A 会計日本基準と IFRS 第 5 回企業結合と 無形資産 あらた監査法人公認会計士 清水 毅 公認会計士 山田 雅治 はじめに金融庁 企業会計審議会は 2009 年 6 月に 我が国における国際会計基準の取扱いに関する意見書 ( 中間報告 ) を公表しました 国際財務報告基準 ( 以下 IFRS ) の適用については 2010 年 3 月期から国際的な財務 事業活動を行っている上場企業の連結財務諸表に
日本基準でいう 法人税等 に相当するものです 繰延税金負債 将来加算一時差異に関連して将来の期に課される税額をいいます 繰延税金資産 将来減算一時差異 税務上の欠損金の繰越し 税額控除の繰越し に関連して将来の期に 回収されることとなる税額をいいます 一時差異 ある資産または負債の財政状態計算書上の
国際財務報告基準 (IFRS) 税効果シリーズ シリーズ IAS 第 12 号 法人所得税 (1/3) ( 平成 23 年 1 月 31 日現在 ) 1. 目的 範囲 IAS 第 12 号 法人所得税 の目的は 法人所得税の会計処理を定めることにあります 法 人所得税の会計処理に関する主たる論点は 次の事項に関して当期および将来の税務上の 影響をどのように会計処理するかにあります 1 企業の財政状態計算書で認識されている資産
<4D F736F F D2081A F838D815B836F838B8F5A94CC81408C768E5A8F9197DE8B7982D1958D91AE96BE8DD78F F
貸借対照表 ( 平成 28 年 6 月 30 日現在 ) 資産の部負債の部 ( 単位 : 千円 ) 流動資産 1,849,964 流動負債 460,780 現金及び預金 1,118,009 短期借入金 2,400 売掛金 95,652 1 年内返済予定の 6,240 長期借入金販売用不動産 13,645 未払金 41,252 貯蔵品 1,154 未払法人税等 159,371 前払費用 47,335
借地権及び法定地上権の評価 ( 競売編 ) 出典 : 株式会社判例タイムズ出版 別冊判例タイムズ第 30 号 借地権の評価 第 1 意義 借地権とは 建物所有を目的とする地上権又は土地の賃借権をいう ( 借地法 1 条 借地 借家法 2 条 1 号 ) 第 2 評価方法 借地権の評価は 建付地価格に
借地権及び法定地上権の評価 ( 競売編 ) 出典 : 株式会社判例タイムズ出版 別冊判例タイムズ第 30 号 借地権の評価 第 1 意義 借地権とは 建物所有を目的とする地上権又は土地の賃借権をいう ( 借地法 1 条 借地 借家法 2 条 1 号 ) 第 2 評価方法 借地権の評価は 建付地価格に借地権割合を乗じ 名義書換料相当額を控除して ( 地上 権の場合には必要なし ) 求める 1 割合方式
【問】適格現物分配に係る会計処理と税務処理の相違
現物配当に係る会計上 税法上の取扱い Profession Journal No.11(2013 年 3 月 21 日 ) に掲載 日本税制研究所研究員朝長明日香 平成 22 年度税制改正において適格現物分配が組織再編成の一形態として位置づけられたことにより 完全支配関係のある法人間で現物分配を行った場合には その現物分配に係る資産の譲渡損益の計上を繰り延べることとされました 従来 商法において現物配当の可否についての明確な規定は設けられていませんでしたが
有形固定資産シリーズ(7)_資産除去債務②
ロー(割引前去費用の資産計上額2会計 監査 有形固定資産シリーズ (7) 資産除去債務 2 公認会計士御 みさきひろし前ᅠ洋 至 1. はじめに 資産除去債務に関しては 以下の点が実務上論点とな る 資産除去債務の定義 資産除去債務の算定 資産除去債務に対応する除去費用の資産計上と費 用配分 資産除去債務の見積りの変更の際の会計処理 前稿では 資産除去債務の定義 及び 資産除去債務 の算定 について取り上げた
第 298 回企業会計基準委員会 資料番号 日付 審議事項 (2)-4 DT 年 10 月 23 日 プロジェクト 項目 税効果会計 今後の検討の進め方 本資料の目的 1. 本資料は 繰延税金資産の回収可能性に関わるグループ 2 の検討状況を踏まえ 今 後の検討の進め方につ
第 298 回企業会計基準委員会 資料番号 日付 2014 年 10 月 23 日 プロジェクト 項目 税効果会計 今後の検討の進め方 本資料の目的 1. 本資料は 繰延税金資産の回収可能性に関わるグループ 2 の検討状況を踏まえ 今 後の検討の進め方について審議することを目的とする 背景 2. 第 1 回税効果会計専門委員会 ( 以下 専門委員会 という ) において 検討の範 囲及び進め方が審議され
IFRS基礎講座 IAS第37号 引当金、偶発負債及び偶発資産
IFRS 基礎講座 IAS 第 37 号 引当金 偶発負債及び偶発資産 のモジュールを始めます パート 1 では 引当金とその認識要件について解説します パート 2 では 引当金の測定を中心に解説します パート 3 では 偶発負債と偶発資産について解説します 引当金とは 時期または金額が不確実な負債をいいます 引当金は 決済時に必要とされる将来の支出の時期や金額が 不確実であるという点で 時期や金額が
第4期 決算報告書
計算書類 ( 会社法第 435 条第 2 項の規定に基づく書類 ) 第 4 期 自平成 21 年 4 月 1 日至平成 22 年 3 月 31 日 1. 貸借対照表 2. 損益計算書 3. 株主資本等変動計算書 4. 個別注記表 エイチ エス債権回収株式会社 貸借対照表 平成 22 年 3 月 31 日 エイチ エス債権回収株式会社 ( 単位 : 千円 ) 資 産 の 部 負 債 の 部 科 目 金
地方公営企業会計基準の見直しについて(完成)
地方公営企業会計基準の見直しの影響について 48 年ぶりとなる地方公営企業会計基準の大改正が行われ 平成 26 年度から適用となりました したがって 平成 26 年度は改正後初めての決算となりましたので この見直しが大きく決算に影響を与えています 地方公営企業会計基準の見直しの詳細は 以下の総務省のホームページを参照ください http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/c-zaisei/kouei_minaoshi.html
03-08_会計監査(収益認識に関するインダストリー別③)小売業-ポイント制度、商品券
会計 監査 収益認識に関する会計基準等 インダストリー別解説シリーズ (3) 第 3 回小売業 - ポイント制度 商品券 公認会計士 いしかわ 石川 よし慶 はじめに 2018 年 3 月 30 日に企業会計基準第 29 号 収益認識に 関する会計基準 ( 以下 収益認識会計基準 という ) 企業会計基準適用指針第 30 号 収益認識に関する会計 基準の適用指針 ( 以下 収益認識適用指針 といい
その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の
企業会計基準適用指針第 3 号その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処理 目次 平成 14 年 2 月 21 日改正平成 17 年 12 月 27 日企業会計基準委員会 目的 1 適用指針 2 範囲 2 会計処理 3 適用時期 7 議決 8 結論の背景 9 検討の経緯 9 会計処理 10 項 - 1 - 目的 1. 本適用指針は その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処理を定めるものである
IFRS基礎講座 IFRS第1号 初度適用
IFRS 基礎講座 IFRS 第 1 号 初度適用 のモジュールを始めます パート 1 では 初度適用の概要について解説します パート 2 では 初度適用における遡及適用の原則と例外を中心に解説します パート 3 では 初度適用における表示および開示について解説します 初度適用とは IFRS で作成された財務諸表を初めて表示することをいいます 企業が最初の IFRS 財務諸表を表示する場合 その企業を
<4D F736F F D20834F838D815B836F838B8F5A94CC81408C768E5A8F9197DE E718CF68D90817A E36>
貸借対照表 ( 平成 24 年 6 月 30 日現在 ) 資産の部負債の部 ( 単位 : 千円 ) 流動資産 1,467,088 流動負債 803,958 現金及び預金 788,789 短期借入金 14,000 売掛金 138,029 1 年内返済予定の 47,952 長期借入金貯蔵品 857 未払金 90,238 前払費用 27,516 未収収益 12,626 未払法人税等 247,756 未払消費税等
2. 減損損失の計上過程 [1] 資産のグルーピング 減損会計は 企業が投資をした固定資産 ( 有形固定資産のほか のれん等の無形固定資産なども含む ) を適用対象としますが 通常 固定資産は他の固定資産と相互に関連して収益やキャッシュ フロー ( 以下 CF) を生み出すものと考えられます こうし
減損会計の基礎知識 米澤潤平相談部東京相談室 昨今 上場企業などの有価証券報告書などにおいて 減損会計の適用による 減損損失 が 損益計算書の特別損失に計上されている例が非常に多くなっています 新聞などでも 事業について減損処理を行い 億円の減損損失が計上された といった記事が頻繁に見受けられようになり その名称は一般にも定着してきました 今回は このような状況を踏まえ 減損会計の意義や目的などを改めて確認し
<4D F736F F D FC194EF90C C98AD682B782E >
改正消費税法に関する Q&A 平成 25 年 6 月 10 日公益社団法人リース事業協会 Q1 平成 20 年 4 月 1 日以後に契約を締結したファイナンス リース取引 平成 20 年 4 月 1 日以後に契約を締結したファイナンス リース取引について 改正法 ( ) の経過措置の適用関係 ( 借手 貸手 ) を教えてください ( ) 社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律
新旧対照表(第2分冊:保険会社関係)1-14-14
( 別紙 1) 金融監督等にあたっての留意事項について - 事務ガイドライン-( 第 2 分冊 : 保険会社関係 ) 現行 改正案 ( 新設 ) 1-14-14 変額年金保険等の最低保証リスクについて 保険金等の額を最低保証する変額年金保険等については 将来にわたって債務の履行に支障を来たさないよう最低保証リスクの適切な管理及び評価を行うとともに 保険数理等に基づき 合理的かつ妥当な保険料積立金及び危険準備金
国家公務員共済組合連合会 民間企業仮定貸借対照表 旧令長期経理 平成 26 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 円 ) 科目 金額 ( 資産の部 ) Ⅰ 流動資産 現金 預金 311,585,825 未収金 8,790,209 貸倒引当金 7,091,757 1,698,452 流動資産合計 3
国家公務員共済組合連合会 民間企業仮定貸借対照表 平成 26 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 円 ) 科目 金額 ( 資産の部 ) Ⅰ 流動資産 現金 預金 311,585,825 未収金 8,790,209 貸倒引当金 7,091,757 1,698,452 流動資産合計 313,284,277 Ⅱ 固定資産 1 有形固定資産 器具備品 19,857,353 減価償却累計額 18,563,441
日本基準基礎講座 収益
日本基準基礎講座 収益 のモジュールを始めます パート 1 では 収益の定義や収益認識の考え方を中心に解説します パート 2 では ソフトウェア取引および工事契約に係る収益認識について解説します 日本基準上 収益 という用語は特に定義されていませんが 一般に 純利益または非支配持分に帰属する損益を増加させる項目であり 原則として 資産の増加や負債の減少を伴って生じるものと考えられます 収益の例としては
長期金利の上昇と商業用不動産価格の関連性
長期金利の上昇と商業用不動産価格の関連性 私募投資顧問部主任研究員米倉勝弘 過去における不動産価格と長期金利の推移を見る限り 両者に負の相関関係は認められず 長期金利の変化が不動産価格に対して直接的に作用しているとは言いがたい 期待利回りの押し上げ要因となる 長期金利の上昇 があったとしても 将来的に安定的な経済成長が見込め NOI の成長も期待できる場合にはリスクプレミアムが縮小し 期待利回りを押し下げる方向に作用するものと整理できる
<95BD90AC E937891E590CE959F8E8389EF328CBB8BB595F18D908C888E5A8F912E786C7378>
第 3 号の1 様式 貸 借 対 照 表 平成 28 年 3 月 31 日現在 資 産 の 部 負 債 の 部 当年度末前年度末 増減 当年度末前年度末 増減 流動資産 128,88,417 76,851,426 52,28,991 流動負債 66,31,7 2,12,75 64,199,625 現金預金 72,433,79 56,249,68 16,184,11 短期運営資金借入金 受取手形 事業未払金
