なに電力を送り届ける部門である 2 法的分離 3 部門 送電部門を別会社として分離するが 子会社 持株方 電力会社の送電ネットワークに電力を託送して 自由 式 でも可とする形態であり 持株会社などを通じ 資 化対象となっているに調達した電力を供給する部 本関係を保ちながら送電部門と部門を分社化すると

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1 電力自由化の動向と 新たな電力供給ビジネス展開 山 根 宏 三 野 正 人 EHS&S 研究センター上級研究員 兼 エネルギー技術部担当部長 エネルギー技術部長 Keyword 送配電分離 電力全面自由化 米国 欧米 電力料金 再生可能エネルギー 1 部門 1. はじめに 電気エネルギーを発生して送り出すところが所で 電力自由化の先進国である諸外国の事例について紹介 あり ①水力 ②石炭 石油 天然ガス等による火 するとともに 日本における電力自由化のこれまでの歩 力 ③ウラン プルトニウム等による原子力 みと 2016年4月の電力全面自由化がもたらす効果 ④太陽光 風力 潮汐力等を利用した再生可能エネルギ や新たな電力供給ビジネスの可能性について考察した ーによるが想定される 部門はこのような 所を運営する部門である 2. 電力自由化とは 2.1 2 送配電部門 電力供給システムの構成 所でした電力を需要地に輸送するため 図1に国内の電力供給システムの概要を示す 火力 機から電気を最初に送り出す経路にある電線路や設備を 水力および再生可能エネルギー等でした電力は 一 送電設備と呼び 送電設備の中心となるのは送電線路と 次変電所を経由して大規模工場などの消費者に供給され これらを結ぶ変電所である 送電は所と変電所をつ 配電用変電所を経由して中規模工場やコンビニ 一般家 なぐ また変電所と変電所をつなぐ主要区間で電力を送 庭などの消費者に供給される この電力供給システムで ることを示している また配電とは 所から送電線を経て電力を輸送す は 部門 所の運営 るシステムの中で 配電用変電所出口から電力の 送配電部門 所から消費者までの電力の供給 へ 直接電力を送り届けることを示している これらの 部門 消費者への販売 区間の電圧変化を図2に示す 送配電部門は このよう の3つの部門に分類されている 50万V 電力全面自由化は 部門においての規 模によらず 企業が自由に新規参入できるようになるこ 27万5,000V とである なお 部門はすでに原則参入は自由であ 送電線 り 安定供給を担う送配電部門は政府が特別に許可した 企業以外は参入不可である 15万4,000V 送電線 2万2,000V 6万6,000V 送電線 機 ここで 各部門の概要を以下に示す 所 図2 部門 変電所 変電所 変電所 6,600V 送電線 配電用変電所 所からまでの電圧変化 送配電部門 部門 配電用変電所 一次変電所 消費者 コンビニ 一般家庭など 送配電線 所 消費者 大規模工場など 消費者 中規模工場など 出典 経済産業省資料 2015年11月 図1 国内の電力供給システムの概要 Annual Report No. 28, June 2017, NTT Facilities Research Institute 33

2 なに電力を送り届ける部門である 2 法的分離 3 部門 送電部門を別会社として分離するが 子会社 持株方 電力会社の送電ネットワークに電力を託送して 自由 式 でも可とする形態であり 持株会社などを通じ 資 化対象となっているに調達した電力を供給する部 本関係を保ちながら送電部門と部門を分社化すると 門である いうものである 自由競争部門と規制部門が別会社化さ れることから 会計分離と比較すれば経営 利益処分の 2.2 発送電分離の形態 自由度は高まるが 別法人化された各部門が同一グルー ここでは 電力自由化を推進する際に重要なポイント プ内にあるため 分離効果は限定的といえる となる 送電部門の分離方法について述べる 3 機能分離 資源小国である日本がエネルギー自給率を高めるには 独立系統運用機関 ISO Independent System Operator 主たるエネルギーを化石燃料から太陽光 風力 という中立組織が系統安定運用を実施する形態であり 水力等の再生可能エネルギーへシフトしていく必要 送電部門間の情報交換を遮断させるもので 送電 がある これら再生可能エネルギー事業者がし 線の所有権は残したまま 運用を中立組織に委ねるとい た電力をに届けるには 既存の電力会社の送配電 うものである この中立組織 以下 ISOとする に送 部門が所有する送 配電線を借りることになる その際 配電部門の運用機能を移管するため 中立性確保の度合 に送配電部門に利用料金を支払うことになる 別部門と いは大きい はいえ 部門と送配電部門が同じ電力会社の一部だ 4 所有権分離 と 新規参入の再生可能エネルギー事業者に対して 送電部門の資産保有も別会社に分離する形態であり 不当な扱いが懸念される また 新規参入者が送電 配 送電部門全体を資本関係を含めて完全に別会社化 す 電設備を新たに設置することは極めて困難である ることから 中立性確保の度合いは最も高いと思われる これらの懸念から 部門や部門と同様に 既 以上のように分離形態は種々あるが 部門 送電 存の電力会社から送配電部門を切り離す 発送電分離 部門 部門を完全分離して それぞれの部門で競争 1 の方針が示された 原理を適用できる状態にすることが電力の全面自由化と いわれている 以上のような背景から 日本国内においては 図1に 示した部門 送配電部門 部門を分離する4つ 3. 海外の電力自由化事例 の形態が考えられており それらの形態とその分離度合 いを図3に示している 本章では 国内の電力自由化の参考となった海外の電 2 それぞれの分離形態は以下の通りである 力自由化先進国の例について述べる 1 会計分離 欧米諸国の電気事業は もともとは発送電一貫体制に 1つの会社の中で 送電部門に関する会計を分離する よる垂直統合型事業者が管轄区域内の電力供給を行って 形態である 同一会社内に 部門 送電部門 配 きたが 石油危機以降の景気低迷に対応する公益事業の 電部門 部門 が存在するため 中立性 公平性 民営化や規制緩和といった経済対策等を背景として 発 確保の度合いは低くなる 電 供給部門の自由化 電気事業の経営効率化 電 気料金の低廉化等への期待が高まり 供給部門への競争原理が導入されるに至 送電 1つの会社の中で部門ごとに 会計を別にする 送電 発送電分離の形態 図3 34 低い ② 法的分離 送電 送電部門を外部に売却 ③ 機能分離 ④ 所有権分離 分離度合い 日本国内における発送電分離の形態と分離度合い 年報 NTTファシリティーズ総研レポート No 年6月 った ここでは 電力自由化の先進国である米国 欧州 英国 フランス ならびにアジアに おいて電力事情 電源構成 が日本と似てい る韓国の事例を紹介する 持株会社 持株会社方式で各部門を別会計化 ① 会計分離 送電 送電線の所有権は残したまま, 運用を中立組織に委ねる ④ 所有権分離 ② 法的分離 持株会社 ③ 機能分離 ① 会計分離 中立組織 高い 3.1 米国の電力自由化状況 米国においては 連邦エネルギー規制委員 会 FERC Federal Energy Regulatory Commission が1998年4月に制定した規則 オ ーダー888 によって 電気事業者が 新規参 入した独立系事業者 IPP Independent Power Producer に送電サービスを差別な

3 く提供することや送電部門の機能分離が義務付けられた の組み合わせによって調達される ( 図 5) また, 系統運用を行う ISO を設立することも奨励された この結果, 州レベルでの電力市場の自由化, 既存事業者による設備の売却,ISOの設立といった電力市場の変化が生まれた その一方で, 卸電力取引の増加による市場取引の混乱, 卸電力価格の高騰といった問題も発生した このため, 供給の安定を確保する地域規模での発送電システムの調整や送電設備の計画 運用の重要性が指摘され, 地域で一元的に系統運用 計画を行う地域送電機関 (RTO:Regional Transmission Organization) の設立を求める新たな規則 ( オーダー 2000) が1999 年 12 月に制定された ここでは, 米国北東部での例を記述する 北東部地域 ( 図 4) では,FERCの提唱するRTOを設立している地域が多い PJM RTOは1927 年にペンシルベニア州 (P), ニュージャージー州 (J), メリーランド州 (M) を跨って広域取引を行うパワープールが設立されたことに起源があり,1993 年法人化,1997 年 ISO 化, 2001 年 RTO 化している 現在は13 州 1 特別区を跨って系統運用を行うRTOとなっている 市場が自由化されている, いないにかかわらず, いずれの州においても最終消費者に供給される電力は, 卸電力市場 ( 独立系事業者や組織的卸電力市場 ) からの購入か, 電気事業者の自社, あるいはその2つ 3.2 英国の電力自由化状況英国はもともと化石燃料資源に恵まれた国で, 石炭に加え石油危機後に開発された北海からの石油, 天然ガスが賦存する には従来, 石炭が使用されてきたが, 1990 年からの電力自由化 民営化後はガス火力が増加した しかし2000 年に入って, 石油 天然ガス資源の将来的な枯渇が予想されはじめると, 原子力, 再生可能エネルギーの開発に力を入れるようになった 2010 年時点では,46% がガス火力,32% が石炭火力, 原子力が18 % を占めている ( 図 6) 英国は1990 年に国有電気事業者を分割 民営化するとともに, 世界に先駆けて電力自由化を実施した 1990 年と2001 年の2 段階で規制改革を実施したが, 1990 年の改革では国営電力会社の発送電分離と電力プール市場の導入を実施,2001 年の改革ではプール市場が廃止された 現在, 卸市場は先渡し市場が中心で, 私設取引所の利用は少なく,6 大グループの寡占市場となっている ( 図 7) 電気料金は自由化 民営化の進展に伴い,1990 年代は低下したが, 国内ガス田の枯渇, 国際的なエネルギー価格の高騰, さまざまな地球温暖化対策などの影響で, 2000 年代半ばから急上昇している MISO ISO-NE NYISO 3.3 フランスの電力自由化状況フランスは国内に化石燃料資源が乏しいことから,1970 California ISO ERCOT SPP PJM Interconnection 7つのISO/RTOは,California ISO,ERCOT(Electric Reliability Council of Texas),ISO-NE(New England),MISO(Midcontinent ISO),NYISO(New York ISO),PJM Interconnection,SPP(Southwest Power Pool) 出典 :FERCの情報をもとに作成図 4 米国 PJM RTOの系統運用範囲 電力量 (2010 年 ) 2% 18% 1.0% 0.7% 出典 :ENTSO-E System Adequacy Retrospect 図 6 英国の電源構成 32% 3,214 億 h 46% 石炭 ガス 石油ほか風力水力 原子力 部門 主要電力会社部門 会社 輸入 部門 会社 送電部門 送電設備所有者 PJM エネルギー市場を通じた系統運用 ( 卸電力取引 ) 卸電力取引所 (APXUK) トレーダー, ブローカー 配電部門 部門 主要電力会社系配電部門主要電力会社系部門新規参入者 公営 協同組合営配電会社 送電部門 配電部門 送電会社 (National Grid) 配電会社 自由化対象 規制 自由化市場 規制市場 供給部門 供給会社 ( アグリゲーター等 ) PJM RTOエネルギー市場を通じた系統運用を実施 ( 全面プール型 ) 民間電力会社は概ね自由化対象で, 公営 協同組合営は自由化対象外出典 : 経済産業省資料 出典 : 経済産業省資料 図 5 米国 PJM RTO の電力供給システム ( 規制改革後 ) 図 7 英国の電力供給システム ( 現在 (2001 年以降 )) Annual Report No. 28, June 2017, NTT Facilities Research Institute 35

4 年代の第一次石油危機を契機に大規模な原子力の開 電力量 2010年 発を行った その結果 国内総量の75 を原子力が 原子力 石炭 1 占める世界第2の原子力大国となっている 図8 12 0 フランスの電気事業は従来 国有フランス電力公社 ガス 5,503億 h 2 2 EDF Électricité de France が発送配電一貫の垂直統 合型事業者として独占的に電力供給を行ってきた しか 石油ほか 75 風力 太陽光 5 その他再生可能エネルギー 3 水力 し 1990年代後半からEUでの動きを受けて国内でも電 出典 ENTSO-E System Adequacy Retrospect 力自由化が実施され EDFは株式会社化された また 図8 フランスの電源構成 送電 配電は法的分離され子会社化された 図9 電力市場は段階的に自由化され 2007年には全面自由 化された しかし EDFがコストの安い原子力発 電設備を保有していることで新規参入が進まないことか 参入者に原価で卸売りする制度が導入された 2010年に は新規参入者は約20社程度存在しており 産業用の販売 シェアは21 家庭用で7 程度である また フランスには自由化後も規制料金が残っていた が 2015年 には家庭用を除いて廃止された フランス の電気料金は EU諸国の中で量も安い部類に入る IPP 独立 事業者 EDF部門 部門 卸電力取引 卸電力取引所 EPEX EDF送電子会社 送電部門 EDF配電子会社 配電部門 供給部門 新規供給会社 アグリゲーター等 EDF部門 3.4 韓国の電力自由化状況 再生可能 エネルギー 固定価格 買取制度 ら 2011年からはEDFの原子力電力を一部 新規 EDFグループ 公営電力 等の 地方配電 会社 ており では輸入燃料による火力が66 石炭41 公営事業者が150社以上 主要会社CNR SNET SHEMのうち CNRとSHEMはGDF Suez系 SNETはEndesa系 再生可能エネルギーは固定価格買取制度であるが 導入量は少ない 出典 経済産業省資料 ガス20 石油5 を占める そのため 韓国は自給 図9 韓国は化石燃料資源に乏しく 大部分を輸入に依存し フランスの電力供給システム 規制改革後 率の向上を目指し 原子力の開発を積極的に進めて きており 原子力比率はすでに31 に達している また近年は地球温暖化対策のため より一層原子力開発 を進めるとともに 省エネ 再生可能エネルギーの開発 5.3 にも取り組んでいる 図10 石油 電気事業は従来 国有企業の韓国電力公社 KEPCO 石炭 Korea Electric Power Corporation が発送電一貫の独占 LNG 原子力 再生可能エネルギー 供給を行っていたが 2001年に経済構造改革の一環とし 20.3 水力 て電力自由化が実施された その結果 KEPCOの 部門は6社に分割 子会社化され 残りの送電 配電お 図10 韓国の電源構成 よび供給部門はKEPCO本体が引き続き保持することに なった また 卸電力市場が創設され IPPが参入した 図11 電気料金は 政府が産業政策の観点から値上げ 部門 IPP KEPCOの子会社 6社 再生可能エネルギー 幅を抑え込んでいるため低い水準となっているが その 結果 KEPCOは赤字経営に陥っている また 電気料 韓国電力取引所 KPX 金水準が低い中 最大電力は増大を続けており 将来 電力不足に陥る可能性が高くなっている 送電部門 韓国電力公社 KEPCO 以上の4カ国と日本の電力自由化の動きをまとめて 図12に示す 海外の電気料金の推移を図13に示す 欧米の先進国で は2000年前後に全面自由化を実施したものの 電気 配電部門 部門 韓国電力公社 KEPCO 料金が安くならずにむしろ上昇している 最大の理由は 化石燃料の価格が高くなったことにあるが 国によって は競争の激化で事業者が減って電気料金の上昇を招いて 36 年報 NTTファシリティーズ総研レポート No 年6月 出典 経済産業省資料 図11 韓国の電力供給システム

5 ( 年 ) エネルギー政策法により, 独立系事業者が規定され, 自由に施設を保有 運用可能 国有企業 CEGBを, 3 社 送電 1 社に分割 民営化 100 超のまで自由化対象を拡大 全面自由化 KEPCO( 韓国電力会社 ) が株式会社化 日本図 12 欧米と韓国, 日本の電力自由化状況のまとめ (USD/MWh) 家庭用電気料金 ( セント / 円 ) (USD/MWh) 450 日本 英国 日本 ドイツ フランス ドイツ 400 韓国 為替 1.60 韓国 350 米国 ( セント / 円 ) 米国 日本 100 資源エネルギー庁米日本 図 13 主要国の電気料金の推移 オーダー を発令し, 送電部門と部門の機能分離を義務付けまた, ISO の設立が推奨される スコットランドでは, 発送電一貫の国有 2 社が株式会社化 アイルランドでは, 発送電一貫の国有会社が, 設備は分離 売却, 送配電 は民営化 1,000 超のを対象に自由化 しまったケースもみられる 日本でも同様の問題が発生する懸念はあるが, その可能性は小さいと考えられている 1つには電力会社に対抗する電気事業者に有力企業が多く, 資金力に加えて営業 技術 サービス面の競争力が高いからである オーダー 2000 を発令し, ISO を補完する形で RTO の広域系統運用機関の設立を要請 電力市場の自由化は州単位で推進されたが, 2001 年のカリフォルニア州での電力危機を契機に一旦下火傾向 電力自由化法により, 1 市場の自由化, 2 電力市場の段階的自由化, 3 エネルギー規制委員会 (CRE) の設置, 4 支配的事業者の分社化, 5 公共サービス義務化等について規定 KEPCO を, 送電, 配電部門に分割 EDG GDF 株式会社法により, 1 送電系統運用部門 ガス輸送導管運用部門の法的分離, 2 配電系統運用部門 ガス配給導管運用部門の経営分離, 3EDF および GDF の法的地位の変更等について規定 2,000 超のを対象に自由化 500 超のを対象に自由化 50 超のを対象に自由化 産業用電気料金 英国フランス為替 ( セント / 円 ) ( 年 ) ( 年 ) ( セント / 円 ) 年 7 月現在, 13 州およびワシントン D.C. で自由化, オレゴン, ネバダ, モンタナ, バージニア州で, 部分自由化 卸市場活性化のための新たな規制 (Secure&Promote) のコンサルテーションを実施 5 万 以上の大口は韓国電力取引所を通じた取引が行われているが, KEPCO の料金が安いため, KEPCO 以外の供給者はなし 送配電部門の法的分離 全面自由化 みずから所を運営して供給力を確保している事業者も少なくない 4. 国内の電力自由化の動き これまでの経緯 (~2012 年 ) 0.60 日本国内においては,1951 年に電力事業の 0.40 再編が行われ, 以来, 北から北海道電力をは 0.20 じめとする9 電力が誕生し,1972 年の沖縄返 0.00 還に伴い誕生した沖縄電力を合わせた10 電力会社が, それぞれの担当する地域に電気を供給する事業を独占的に行うこととなった 各社すべてが 送電 配電に必要な設備を自社資産として保有している つまり, 垂直統合による地域独占と, 原料 ( 燃料 ) の調達, 工場 ( 所 ) での製造 ( ), お届け ( 送配電 ) に必要な費用 ( 総括原価 ) をもとに, 販売価格 ( 電気料金 ) が決められる総括原価方式により, 大規模電源の確保と地域への供給保証 1995 年 11 月 30 日まで全国 10 の電力会社 ( 一般電気事業者 ) が, すべてのお客様に電気を送っていた (a 参照 ) a 電力供給システム (~1995 年 11 月 30 日 ) 電力会社 卸電気事業者 自家 すべてのお客様 自家消費 1995 年 12 月 1 日から電力会社に卸電力を供給する独立系事業者 (IPP) が新規参入した また, 特定地点での供給が特定電気事業者に認められた (b 参照 ) 2000 年 3 月 21 日から特別高圧 (2 万 V) で受電するお客様 ( 契約電力 2,000 以上 [ 原則 ]) が自由化され, 既存の電力会社以外に特定規模電気事業者ができるようになった 順次拡大 2004 年 4 月 1 日から高圧 (6,000V) で受電する契約電力 500 以上のお客様が自由化対象となった 2005 年 4 月からすべての高圧のお客様 ( 原則 50 以上 ) が自由化対象となった また, 卸電力取引所の設置など, 新たな仕組みがつくられる (c 参照 ) b 電力供給システム (1995 年 12 月 1 日 ~) 卸電気事業者卸供給事業者電力会社 電力会社 すべてのお客様 c 電力供給システム (2005 年 4 月 ~) すべてのお客様 卸電気事業者 卸電気事業者 他電力 日本卸電力取引所 (JEPX) 特定規模電気事業者 (PPS) 託送 ( 系統利用 ) 特別高圧 (2,000) および高圧 (50 以上 ) のお客様 自家 自家消費 自家 自家消費 特定電気事業者 ( 六本木エネルギーサービス等 ) 特定地点のお客様 特定電気事業者 ( 六本木エネルギーサービス等 ) 特定地点のお客様 図 14 電力供給システムの変遷 (~2012 年 ) Annual Report No. 28, June 2017, NTT Facilities Research Institute 37

6 を実現し 国民生活の発展や経 円/h 電灯 26 済成長を支えてきた 電力 年度の電気料金の比較 電灯 電力計 2011 年度 2012 年度 2013 年度 電灯 電力 電灯 電力計 その 後 図14に 示 す ように 年に部門において競争 20 を導入し 2000年以降電気の小 18 売事業への参入を段階的に自由 16 化し 全需要の約6割まで自由 14 化範囲を拡大してきた 単位 : 円/h 1995 これらの競争の導入は 年 出典 電力需要実績確報 電気事業連合会 各電力会社決算資料 年の東日本大震災までの間 電 図15 一般電気事業者の電気料金の推移 年度 気料金が継続的に低下するなど 一定の成果を挙げた 図15 以上のような課題に対応し これまでの地域ごとに独 一方現状では 市場における新規参入者のシェア 占的事業者が供給する仕組みを見直し さまざまな事業 は自由化された需要の約4.2 にとどまっており 2013 者の参入や競争 全国レベルでの供給力の活用 年度 また地域を越えた直接的な競争もほとんど生じ の選択によるスマートな消費など 電力の低廉かつ安定 ていないなど 活発な競争が行われているとはいいがた 的な供給を一層進めることへの社会的要請が高まった い面もある さらに 東日本大震災を契機とした原子力所事故 により 従来の電力システムの抱えるさまざまな課題が 4.2 電力システム改革の始動 2013年 そして政府は 2013年2月の総合資源エネルギー調査 浮き彫りになった 具体的には以下の通りである 会総合部会電力システム改革専門委員会の報告書を受け 原子力への依存度が低下する中で 分散型電源や 同年4月に 電力システムに関する改革方針 を閣議決 再生可能エネルギーをはじめとする多様な電源の活用 が不可避 定した 電力システムに関する改革方針 では 電力システ 電気料金の上昇圧力の中で 競争の促進などにより電 気料金を最大限抑制することが一層重要 ム改革の目的として ①安定供給の確保 地域ごとに供給力を確保する仕組みではなく 広域的 ②電気料金の最大限の抑制 な系統運用を拡大し電力を全国レベルで融通する ③の選択肢や事業者の事業機会の拡大 ことが必要 を掲げ この目的のもと 広域系統運用の拡大 電力会社や料金メニュー の種類を選択する需要 家のニーズに多様な選択肢で応えることが必要 の全面自由化 法的分離の方式による送配電部門の中 立性の一層の確保 という3本柱からなる改革を 3段 需要に応じて供給を積み上げるこれまでの方式ではな 階に分けて進めることとした これを受け 電気事業法 く 需給の状況に応じて ピークとピーク以外の料金 は2013年11月に第1弾改正 2014年6月に第2弾改正 に差を付ける等の工夫によって 需要抑制が必要 2015年6月に第3弾改正が行われた 図16 第1弾改正 第2弾改正 2013年 臨時国会 提出 成立 2013年 11月13日 第1段階 2015年 臨時国会 提出 成立 2014年 6月11日 2015年4月 設立 2015年 6月17日 第 第3段階 2020年4月1日 に実施 ① 需給計画 系統計画のとりまとめ ② 平常時 区域 エリア を跨ぐ広域的な受給および系統の運用 ③ 災害時等の受給逼迫時 電源の焚き増しや電力融通指示による需給調整 ④ 新規電源の接続受付, 系統情報の公開 等 第 弾 改正法案 成立 2 第 弾 改正法案 成立 改革の柱③ 第 段階 第 段階 についても方針を規定 全面 自由化 参入自由化 2 3 第2段階 2016年4月 に実施 2015年 4月1日 広域的運営 推進機関の 設立 1 弾改正法案成立 電力システムに関する改革方針 改革の柱② 総合資源エネルギー調査会の専門委員会で 報告書をまとめる 改革の柱① 2013年 2013年4月2日 2月15日 閣議決定 第3弾改正 2014年 臨時国会 提出 成立 3 さまざまな料金メニューの選択や電力会社の選択を可能に 料金規制の 経過措置期間 国が競争状況をレビュー 料金規制の 撤廃 経過措置終了 法的分離と 同時かそれ以降 のタイミング 競争的な市場環境を実施 送配電部門の 送配電部門は地域独占が 残るため,総括原価方式 法的分離 などの料金規制を講ずる 出典 図16 38 年報 電力システム改革の全体スケジュール NTTファシリティーズ総研レポート No 年6月

7 次に, 新たな施策について詳しく述べる 3) 1) 広域的運営推進機関の設立広域的な系統運用を拡大して所を全国レベルで活用する仕組みとして, 広域的運営推進機関を創設した 周波数変換装置の増強や地域間連系線の運用見直しによ の中の数値は2013 年 8 月の最大需要電力 の間の線の数値は地域間連系線の送電容量 557 万 九州 1,634 万 中国 1,112 万 1,666 万 240 万 四国 549 万 557 万 関西 2,816 万 北陸 526 万 30 万 557 万 中部 140 万 2,623 万 周波数変換設備 120 万 60Hz 50Hz 北海道 450 万 すでに決定されている 60 万 90 万 までの増設 を早期に実現東北交直変換設備 1,322 万 1,262 万 東京 5,093 万 2020 年度を目標に 210 万 まで増強 それ以降できるだけ早期に 300 万 まで増強 送電容量の数値は, 会社間連系設備としての設計上の送電能力を表示 実際の系統運用における送電可能量 ( 運用容量 ) は, 設備故障を考慮した通過電流制約, 安定度制約等により制約される出典 : 図 17 電力広域的運営推進機関の設立 り電力会社の区域を越えて電源を有効活用し, 需給を調整することができる ( 図 17) 2) の全面自由化日本では2000 年以降, 分野の自由化を段階的に実施し,2016 年度は家庭等へのの参入の自由化により, 一般家庭の電力選択を実現するとともに, 競争を通じて電気料金の最大限の抑制を図ることとした 料金規制は段階的に撤廃し, ピークシフト料金などによる需要抑制をしやすくした 料金規制撤廃後も最終保障サービスや離島対策を措置し, 供給力確保のための新たな枠組みを設けることとした ( 図 18) 3) 参入全面自由化に伴う電気事業類型の見直し参入全面自由化により, 一般電気事業 や 特定規模電気事業 といった区別がなくなることから, 現行の電気事業法の事業類型を抜本的に見直し, 垂直統合体制を前提としない事業類型を基本とする制度に転換した 具体的には, 事業, 送配電事業, 電気事業ごとにそれぞれの事業の特性に応じて参入 退出規制や各種義務を課す ( 事業は届出制, 一般送配電事業 送電事業は許可制, 電気事業は登録制 )( 図 19) 2000 年 3 月 ~ 2004 年 4 月 ~ 2005 年 4 月 ~ 2016 年 4 月 ~ 契約 自由化部門 ( 電圧 V) 特別高圧産業用 大規模工場 特別高圧業務用 デパート, オフィスビル 電力量 26% 2,000 規制部門 (2 万 V) 高圧 B 中規模工場 高圧業務用 電力量 9% スーパー, 500 高圧 B 中小ビル 中規模工場 電力量 19% 50 電力量 9% (6,000V) 低圧 コンビニ, 事業所等 電力量 5% 電灯 家庭 電力量 32% (100~200V) 電力量 74% 自由化部門 特別高圧産業用 大規模工場 特別高圧業務用 デパート, オフィスビル 高圧 B 中規模工場 高圧業務用 (500 以上 ) スーパー, 中小ビル電力量 40% 規制部門 高圧 A 小規模工場電力量 9% 電力量 60% 高圧業務用 500 未満電力量 14% 低圧 コンビニ, 事業所等電力量 5% 電灯 家庭電力量 31% 自由化部門 特別高圧産業用 大規模工場 特別高圧業務用 デパート, オフィスビル 高圧 B 中規模工場 高圧業務用 スーパー, 中小ビル 高圧 A 小規模工場 電力量 62% (2013 年時点 ) 規制部門 低圧 コンビニ, 事業所等電力量 5% 電灯 家庭電力量 33% 電力量 38% (2013 年時点 ) 自由に参入可能だが, 新規参入者のシェアは, 自由化された需要の 4.2%, 全需要の2.6% にとどまる (2013 年度 ) また, 一般電気事業者が区域 ( エリア ) を越えて供給することが可能 料金規制はなく, 自由な料金設定が可能 自由化部門 全面自由化 規制部分 ( 経過措置 ) 2020 年以降, 競争の進展状況を確認して解除 図 18 の全面自由化の変遷 出典 : 経済産業省,2014 年 10 月 ~ 現在 参入全面自由化後 (2016 年 ~) 卸電気事業者 卸供給 (IPP) IPP 以外の事業者 新電力 特定電気事業者 自家 事業者 一定規模未満の設備保有者 自家 ネットワーク利用 送配電 一般電気事業者 ( 託送供給 ) ( 情報遮断, 内部相互補助禁止, 市場監視等 ) 送配電 送配電事業者 一般送配電 送電 特定送配電 ( 情報の目的外利用の禁止, 特定事業者の差別的取扱の禁止等 ) ネットワーク利用 ( 託送供給 ) 特定規模電気事業者 ( 新電力 ) 電気事業者 ( 供給力確保執務 ) 規制 ( 家庭等 ) 自由化部門の ( 工場, オフィスビル等 ) 特定地点の 自家消費 すべての 自家消費 図 19 の全面自由化後の電力供給システム 出典 : 経済産業省,2014 年 10 月 Annual Report No. 28, June 2017, NTT Facilities Research Institute 39

8 持株会社 送配電 比 較 系統運用 自由化部門 送配電設備 規制部門 較 比 送配電網を事業者や 事業者による 公平な利用に供する 一般家庭, 商店 事業所等 料金メニューや 供給条件の比較など によって, 事業者を 選ぶことができる 自由化部門 A電力会社 ① 地域独占 料金規制, ② 料金による投資回収の保証, ③ 供給責任を措置 最終保障サービス提供, 需要バランスの維持義務等 中立性確保のための人事 会計等に関する規制 B電力会社 出典 経済産業省 2014年10月 図20 の全面自由化後の体制 出典 経済産業省 2015年11月 図22 電気料金の最大限の抑制 スマートコミュニティにおけるピークシフト料金などの実証実験 参入全面自由化後の多様な電力会社 料金メニュー 2016年4月 北九州市や豊田市などのスマートコミュニティ4地域で ピークシフト料金な どの実験を行った 北九州では ピーク時の電気料金を引き上げることで2割ものピークカットを 実現 一般家庭と比べて支払う電気料金も3割安くなり消費者にもメリット 時間帯別 季節別の電気料金メニューが選択できる社会への移行は今後の重 要課題 地域のA電力会社の 電気料金 標準料金 地域のA電力会社の 電気料金 時間帯別料金 B電力会社の 電気料金 時間帯別料金 スマートコミュニティ4地域 北九州 京都 横浜 豊田 北九州のスマートコミュニティのコントロ ールセンター 電気自動車と電気のセット販売 再生可能エネルギー電源 出典 経済産業省 2015年11月 図21 家庭等のの選択肢の拡大 4 法的分離の方式による送配電部門の中立性の一層の 出典 経済産業省 2015年11月 図23 発 の効率的な電力消費形態例 ト割引 など これまでになかったサービスが生まれる ことが考えられる 図21 確保 既存の電力会社が運用している送配電網を 新規参入 の再生可能エネルギー会社などが公平に利用できる よう 送配電部門の別会社化 法的分離 により独立性 5.2 電気料金の最大限の抑制 電力会社間の競争を促進するとともに 競争状況を見 極めた上で料金規制を撤廃 適切に市場を監視すること を高めた 緊急時等における国 広域的運営推進機関 事業者等 の役割分担を明確化し 国が安定供給等のために必要な 措置を講じる枠組みを構築した 図20 5. 全面自由化による効果 で燃料コストが上昇する中でも 電気料金を最大限抑制 できるとされている 2016年4月からは 一般家庭や小規模商店なども 電 力会社の料金メニューや供給条件の比較によって 事業 者を選ぶことができるようになる 図22 本章では 参入全面自由化によってもたらされる 3 効果について述べる 5.3 発 の効率的な電力消費形態 5.1 帯は安くなる 料金メニュー など ライフスタイルに ピークシフト料金 ex. 夏の昼間に高く 他の時間 家庭等のの選択肢の拡大 アフターサービスの良い電力会社を選ぶ 今より安 合わせた多様な料金メニューが提供され 消費者側が納 い電力会社に乗り換える など 一般家庭でも電力会社 得して省エネを行うことにより 日本全体ではより少な の選択が可能となる 今までとは異なる電力会社に乗り い電力投資で安定供給が図られることも期待されている 換える際 ①電力量計の買い換えは必要ないことや ② 停電頻度 周波数など 電気の品質はどの事業者か ら購入しても同一であるため 家庭等のにとって 図23 なお 柔軟な料金設定を可能とするため スマートメ ーターの導入などの環境整備を併せて実施する 乗り換えの障害は小さいと考えられる 自由化により これまでよりも多様な料金メニューが 5.4 事業者の事業機会の拡大 発生する可能性がある これにより 電気の販売を携帯 全面自由化により 部門 事業者 と部 電話 家電 通信 電気自動車等と組み合わせた セッ 門 事業者 には 新たに多様な事業参入が行われ 40 年報 NTTファシリティーズ総研レポート No 年6月

9 事業者( 参考 2) 事業者には, 供給力確保を義務付け ( 空売りを規制 ) 事業者 LNG, 石炭火力については, 今後, 事業者の新規参入が見込まれる ( 資源確保を有利に進めるため, 交渉力を発揮すべく, 事業における企業 業種を越えた提携が進むことも期待 ) 再生可能エネルギーや分散型エネルギーの活用, 地産地消による新しい事業の新規参入が見込まれる 全面自由化をにらみ, 企業では自らの特性を活かした所建設の動きがみられる (ex. 自家消費用に所を運営してきたノウハウを持つ企業が, 事業者向けにも供給する所を建設 ) 消費者目線の新しい電力ビジネス ( 電気と他の製品 サービスとの セット販売, ガス 石油など他のエネルギー企業による参入 ) が生まれることが見込まれる 再生可能エネルギーや分散型エネルギーの活用, 地産地消による新しい事業の新規参入が見込まれる 一般電気事業者についても, 首都圏での業参入が予定されているなど, 既存の電力会社間の競争に向けた動きがみられる ( 参考 1) 法的分離による送配電部門の中立性の一層の確保 ( 第 3 弾改正 ) により, 新規参入の事業者や事業者に対しての, 送配電網へのより一層の公平なアクセスが図られることとなる 出典 : 経済産業省,2015 年 11 月図 24 予想される新しい事業参入の例 ることが見込まれる ( 図 24) 全面自由化により, 以上のような効果が見込まれており, 特に部門への多様な企業の参入が期待されている 6. おわりに 2016 年に日本国内において電力の全面自由化がなされたが, 本稿ではその経緯と動向について調査した結果を述べた 電力全面自由化により, 市場競争の重点はより一層コストあるいは新たな付加価値を伴う商品 サービスに移っていくと考えられる はピークシフト料金などライフスタイルに合わせた料金メニューを選択でき, 納得した省エネができるようになると予想される 事業者は新電力と称されるガス会社や通信会社等の新たな業種からの参入がみられ, これらの業者は自事業を活かしセット割引での販売をしており, 他業種の電力業界への参入が盛んになると予想される 参考文献 1) 経済産業省 : ) 電気事業連合会 : jigyo/, ) 経済産業省 : electricity_and_gas/electricity_libralization/, < 用語の説明 > 卸電気事業者 : 一般電気事業者である各地の電力会社に対し て電気を卸売りする事業者のことを指し, 国内での卸電気事業者は, 電源開発 (J-POWER) と日本原子力の2 社だけが国の許可を得ている卸供給事業者 : 一般電気事業者に対し一定規模 一定期間以上 (10 年以上 1,000 超または5 年以上 10 万 超 ) の契約により電気の卸売りを行う事業者のことを指す特定電気事業者 : 特定のエリア ( 供給地点 ) の需要に対して電気を供給する事業者のことであり, この事業を行う者を特定電気事業者という特定規模電気事業者 : 特定規模 ( 特別高圧または高圧により受電し, 契約電力が50 以上の ) に対する電気の供給を行う事業者のことをいう やまね 山根 ひろし宏 EHS&S 研究センター上級研究員兼エネルギー技術部担当部長通信 EMC( 放射妨害波, イミュニティ, 過電圧 ) 評価, 対策技術, 太陽光システム評価に従事 2006 年, 日本電気協会渋沢賞受賞博士 ( 工学 ) 電気学会, 電子情報通信学会会員 みの三野 まさと 正人 エネルギー技術部長情報通信用電源システム, 再生可能エネルギーシステムの評価 コンサルティング業務に従事電気学会, 電気設備学会, 日本金属学会,IEEE 会員 Annual Report No. 28, June 2017, NTT Facilities Research Institute 41

10 Synopsis Trends in the Deregulation of Electric Power and the Development of New Power Supply Business Hiroshi YAMANE Masato MINO (1) Power supply systems comprise the sectors of power generation, power transmission and distribution and retail sales and the fullscale deregulation of electric power introduces the principle of competition in each of these sectors to create a structure that enables entry by companies. (2) Case examples of deregulation in developed countries where the deregulation of electric power has been introduced are described below. 1) In the U.S., whether or not retail markets have been deregulated depends on the state. 2) The U.K. was the first country in the world to deregulate electric power and, at the present time, the supply of electric power is mainly in the hands of Big Six Energy Providers. While the advent of deregulation and privatization resulted in reduced electricity charges in the 1990 s, charges have been increasing sharply from the middle of the noughties. 3) In France, although the EDF is exclusively responsible for the supply of electric power, power transmission and distribution are legally separated and handled by subsidiary companies. 4) Electric power was deregulated in Korea in 2001 and KEPCO s power generation sector is divided into six subsidiary companies. Electricity charges are at a low level thanks to government control of the margin of increases. (3) In Japan, the nuclear power plant accident following the Great East Japan earthquake has brought to light various issues besetting power systems at that time, prompting the promotion of reform of electric power systems divided into three phases based on the three cornerstones of (i) Expansion of wide-area system operation (ii) Full-scale deregulation of retail sales and power generation and (iii) Further ensuring neutrality in the sector of power transmission and distribution through the legal separation approach. (4) Concomitant with the full-scale dereguation of retail sales, retail power utilities (e.g. existing electric power companies and power producers and suppliers) are now able to improve their profitability by working together with entities such as telecommunications and gas companies with customer bases for their own services. 42 年報 NTT ファシリティーズ総研レポート No 年 6 月

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Ⅱ 主な改革内容 上記の 3 つの目的からなる電力システム改革につき 以下の 3 つの柱を中心として 大胆な改革を現実的なスケジュールの下で着実に実行する 1. 広域系統運用の拡大 電力需給のひっ迫や出力変動のある再生可能エネルギーの導入拡大に対応するため 国の監督の下に 報告徴収等により系統利用者 電力システムに関する改革方針 平成 25 年 4 月 2 日閣議決定 低廉で安定的な電力供給は 国民生活を支える基盤である 東日本大震災とこれに伴う原子力事故を契機に 電気料金の値上げや 需給ひっ迫下での需給調整 多様な電源の活用の必要性が増すとともに 従来の電力システムの抱える様々な限界が明らかになった こうした現状にかんがみ 政府として エネルギーの安定供給とエネルギーコストの低減の観点も含め

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