設計業務委託特記仕様書 Ⅰ 業務概要 1. 業務名称北海道支所二酸化炭素動態観測タワー設置工事設計業務 2. 委託期間契約締結日の翌日から平成 31 年 3 月 29 日まで 3. 計画施設概要本業務の対象となる施設 ( 以下 対象施設 という ) の概要は 次のとおりとする (1) 施設名称二酸化

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1 平成 30 年度 森林総合研究所北海道支所二酸化炭素動態観測タワー設置工事設計業務 委託仕様書 平成 30 年 12 月 国立研究開発法人森林研究 整備機構 森林総合研究所北海道支所

2 設計業務委託特記仕様書 Ⅰ 業務概要 1. 業務名称北海道支所二酸化炭素動態観測タワー設置工事設計業務 2. 委託期間契約締結日の翌日から平成 31 年 3 月 29 日まで 3. 計画施設概要本業務の対象となる施設 ( 以下 対象施設 という ) の概要は 次のとおりとする (1) 施設名称二酸化炭素動態観測タワー (2) 敷地の場所北海道札幌市豊平区羊ヶ丘 7( 国立研究開発法人森林研究 整備機構森林総合研究所北海道支所実験林内 ) (3) 施設用途試験研究用 4. 適用 本特記仕様書 ( 以下 特記仕様書 という ) に記載された特記事項については は 印が付いたものを適用する 5. 設計与条件 (1) 敷地の条件 a. 敷地の面積 ( m2 ) 1,718,736m2 b. 用途地域及び地区の指定市街化調整地域 風致地区 鳥獣保護区 (2) 施設の条件 a. タワーの数量 高さ 1 塔 高さ40m b. 構造材の材質等スチール製 溶融亜鉛めっき塗装 c. 耐震安全性の分類官庁施設の 総合耐震計画基準 ( 平成 19 年 12 月 18 日付け国営計第 76 号 国営整第 123 号 国営設第 101 号 ) 等による (3) 設計与条件の資料 設計与条件については 次の資料による 企画書 - 1 -

3 基本計画書 諸元表 設計概要書 (4) 建設の条件 a. 予定工事費約 18,000 千円 ( 税抜き ) b. 建設工期平成 31 年 5 月中旬から約 4 か月 Ⅱ 業務仕様 本特記仕様書に記載されていない事項は 公共建築設計業務委託共通仕様書 ( 官庁営繕関係統一基準 ) ( 平成 21 年版 ) 等による 1. 設計業務の内容及び範囲 (1) 一般業務の範囲 a. 基本設計 建築( 総合 ) 基本設計に関する標準業務 建築( 構造 ) 基本設計に関する標準業務 電気設備基本設計に関する標準業務 機械設備基本設計に関する標準業務 b. 実施設計 建築 ( 総合 ) 実施設計に関する標準業務 建築 ( 構造 ) 実施設計に関する標準業務 電気設備実施設計に関する標準業務 機械設備実施設計に関する標準業務 (2) 追加業務の内容及び範囲 積算業務 建築積算 ( 積算数量算出書作成 単価算出資料作成 見積徴取 見積検討資料作成 ) 電気設備積算 ( 積算数量算出書作成 単価算出資料作成 見積徴取 見積検討資料作成 ) 機械設備積算( 積算数量算出書作成 単価算出資料作成 見積徴取 見積検討資料作成 ) 透視図作成 種類( ) 判の大きさ ( ) 枚数( ) 額の有無( ) 及び - 2 -

4 材質 ( ) 透視図の写真撮影 カット枚数( ) 判の大きさ( ) 及び材質 ( ) 模型製作 縮尺( ) 主要材料 ( ) ケースの有無 ( ) 及び材質 ( ) 模型の写真撮影 カット枚数( ) 判の大きさ( ) 及び白黒 カラーの別 ( ) 地質調査及び現況測量調査 ( 土質解析調査は除く ) 関係官公署その他の関係機関への必要な届出手続等業務 ( 確認申請手数料含む ) 指導要綱等による景観協議 福祉環境整備 緑化計画等の届出書の作成及び申請手続業務 ( 標識看板の作成 設置報告書の提出 日影図の作成 ) 防災計画評定又は防災性能評定に関する資料の作成及び申請手続業務 省エネルギー関係計算書の作成 コスト縮減検討中間報告書の作成基本設計時に調査職員 ( 監督職員 ) と協議し 下記事項について取りまとめを行う 1コスト縮減対策として有効なものとして採択した事項 2 今後の実施設計の中で具体的に検討のうえ採否を定めるべき事項 コスト縮減検討報告書の作成基本設計時に調査職員 ( 監督職員 ) と協議し 下記事項について取りまとめを行う 1コスト縮減検討中間報告書に記載した事項の実施設計段階での検討結果 ( コスト縮減提案の最終採否 ) 2その他 実施設計時にコスト縮減対策として採択された事項 グリーン購入計画書の作成設計に当たって 環境負荷を低減できる材料等について検討を行い 設計に反映させるものとして その検討内容をグリーン購入計画書として取りまとめを行う リサイクル計画書の作成設計に当たって 建設副産物対策 ( 発生の抑制 再利用の促進 適正処理の徹底 ) について検討を行い 設計に反映させるものとし その検討内容をリサイクル計画書として取りまとめを行う 概略工事工程表の作成 住民説明資料の作成 営繕事業広報ポスターの作成 建築物の利用に関する説明書の作成 - 3 -

5 住民説明等に必要な資料の作成 ( 法令等に基づくものを除く ) 2. 業務の実施 (1) 一般事項 a. 基本設計業務は 提示された設計与条件及び適用基準に基づき行う b. 実施設計業務は 提示された設計与条件 基本設計図書及び適用基準に基づき行う c. 積算業務は 調査職員 ( 監督職員 ) の承諾を受けた実施設計図書及び適用基準に基づき行う d. 調査職員 ( 監督職員 ) の指示により 設計説明書 に必要事項を記入のうえ 関連する資料とともに調査職員 ( 監督職員 ) に提出する (2) 適用基準等関係法令のほか 特記なき場合は 国土交通省大臣官房官庁営繕制定又は監修等のもので 設計時点における最新版とする 適用基準等により難い特殊な工法 材料 製品等の採用にあたっては あらかじめ調査職員 ( 監督職員 ) と協議し 承諾を得なければならない a. 共通官庁施設の基本的性能基準 同解説官庁施設の総合耐震計画基準及び同解説官庁施設の総合耐震診断 改修基準及び同解説官庁施設の環境保全性に関する基準官庁施設の環境保全性に関する診断 改修計画基準官庁施設のユニバーサルデザインに関する基準及び同解説省エネルギー建築設計指針公共建築工事積算基準建築物解体工事共通仕様書 同解説建築工事における建設副産物管理マニュアル 同解説 b. 建築建築工事設計図書作成基準建築設備工事設計図書作成基準及び同解説敷地調査共通仕様書公共建築工事標準仕様書 ( 建築工事編 ) 公共建築改修工事標準仕様書 ( 建築工事編 ) 公共建築木造工事標準仕様書建築設計基準及び同解説建築構造設計基準及び同解説 - 4 -

6 建築鉄骨設計基準及び同解説建築工事標準詳細図擁壁設計標準図構内舗装 排水設計基準及び同解説鉄筋コンクリート構造配筋要領表示 標識基準 c. 建築積算公共建築数量積算基準公共建築工事内訳書標準書式 同解説公共建築工事見積標準書式集 / 建築工事編 d. 設備建築設備計画基準建築設備設計基準建築設備工事設計図書作成基準公共建築工事標準仕様書 ( 電気設備工事編 ) 公共建築設備工事標準図 ( 電気設備工事編 ) 公共建築改修工事標準仕様書 ( 電気設備工事編 ) 公共建築工事標準仕様書 ( 機械設備工事編 ) 公共建築設備工事標準図 ( 機械設備工事編 ) 公共建築改修工事標準仕様書 ( 機械設備工事編 ) 排水再利用 雨水利用システム計画基準 同解説建築設備設計計算書作成の手引建築設備耐震設計 施工指針 e. 設備積算公共建築設備数量積算基準公共建築工事内訳書標準書式 同解説 ( 設備工事編 ) 公共建築工事見積標準書式集 ( 設備工事編 ) f. 建築 設備積算単価積算単価は 積算資料 建築施工単価 建設物価 コスト情報の順位を優先するが 上記に無き場合は 原則として2 者以上の見積を徴取する. 労務単価は 公共工事設計労務単価表による 建築材料 設備機材等品質性能評価事業建築材料等評価名簿建築材料 設備機材等品質性能評価事業設備機材等評価名簿 (3) 提出書類 業務実績情報の登録の要否 - 5 -

7 要受注者は 公共建築設計者情報システム (PUBDIS) に 業務カルテ を登録する なお 登録に先立ち 登録内容について 調査職員 ( 監督職員 ) の承諾を受ける また 業務完了検査時には 登録されることを証明する資料として 業務カルテ仮登録 ( 調査職員 ( 監督職員 ) の押印済み ) を検査職員に提出し 確認を受け 業務完了後に速やかに登録を行う 不要 (4) 業務計画書業務計画書には 次の内容を記載する (a) 管理技術者の氏名 生年月日 所属 役職 保有資格 実務経験年数 平成 20 年 4 月以降の同種又は類似業務の実績 平成 20 年 4 月以降に担当した業務実績及び手持業務の状況 (b) 各主任担当技術者の担当分野 氏名 生年月日 所属 役職 保有資格 実務経験年数 平成 20 年 4 月以降の同種又は類似業務の実績 平成 20 年 4 月以降に担当した業務実績及び手持業務の状況 (c) 担当技術者の分担担当分野 氏名 生年月日 所属 役職 保有資格 実務経験年数 平成 20 年 4 月以降の同種又は類似業務の実績 平成 20 年 4 月以降に担当した業務実績及び手持業務の状況 (d) 協力事務所の名称 代表者名 所在地 分担業務分野 協力を受ける理由及び具体的内容 ( 協力者がある場合 ) (e) 分担業務分野 具体的な業務内容 追加する理由及び主任担当技術者の氏名 生年月日 所属 役職 保有資格 実務経験年数 平成 20 年 4 月以降当該分野における業務の実績 手持業務の状況 ( 建築 構造 電気及び機械以外に分担業務分野がある場合 ) 注 ) 平成 20 年 4 月以降の同種又は類似業務の実績 とは 次の1~3 全ての項目に該当する実績をいう なお 海外の実績についても条件を満たしていれば実績として記載できる 1 平成 20 年 4 月以降に完成した国 地方自治体 独立行政法人の施設等の設計業務実績 2 本業務において担当する担当業務分野での設計業務実績 3 次を満たす施設等の設計業務実績 ( ア ) 同種業務の実績における対象施設は 公共施設とする 公共施設における工事 ( イ ) 類似業務の実績における対象施設は ( ア ) 以外の施設とする - 6 -

8 (5) 管理技術者の資格要件管理技術者の資格要件は次のいずれかによる なお 受注者が個人である場合にあってはその者 会社その他の法人である場合にあっては 当該法人に所属する者を配置しなければならない 建築士法に規定する一級建築士 建築士法に規定する構造設計一級建築士 建築士法に規定する設備設計一級建築士 建築士法に規定する建築設備士 電気事業法に規定する電気主任技術者( 第一種 第二種 ) (6) 貸与資料等 (a) 既存設計図書等 既存建築物等設計図書一式 既存工作物設計図書一式 (b) 既存資料 既存敷地調査資料 耐震診断資料 (c) 資料の貸与及び返却貸与場所 ( 総務課 ) 貸与時期 ( 業務着手時 ) 返却場所 ( 総務課 ) 返却時期 ( 業務完了時 ) (7) 打合せ及び記録打合せは次の時期に行い 速やかに記録を作成し 調査職員 ( 監督職員 ) に提出する (a) 業務着手時 (b) 調査職員 ( 監督職員 ) 又は管理技術者が必要と認めた時 (c) その他 ( 関係官公署その他の関係機関との打合せ内容 ) (8) その他 業務の履行に係る条件等 (a) 指定分の範囲 指定分の履行期限 (b) 成果物の提出場所 ( 総務課 ) (c) 成果物の取り扱いについて提出されたCADデータについては 当該施設に係る工事の請負業者に貸与し 当該工事における施工図の作成 当該施設の完成図の作成及び完成後の維持管理に使用することがある - 7 -

9 (d) 写真の著作権の権利等について受注者は写真の撮影を再委託する場合は 次の事項を条件とする 1 写真は 国が行う事務並びに国が認めた公的機関の広報に無償で使用することができる この場合において 著作者名を表示しないことができる 2 次に掲げる行為をしてはならない ( ただし あらかじめ発注者の承諾を受けた場合は この限りではない ) 1) 写真を公表すること 2) 写真を他人に閲覧させ 複写させ 又は譲渡すること (e) 設計図書には 特定の製品名 製造所又は これが推定されるように記載してはならない ただし これにより難い場合は あらかじめ調査職員 ( 監督職員 ) と協議し 承諾を受けなければならない - 8 -

10 3. 成果物 提出数等 (1) 基本設計成果物 原図 陽画焼 製本形態 摘 要 a. 建築 ( 総合 ) 建築( 総合 ) 基本設計図書配置詳細図仕上表平面図立面図 各 各 A3 版 工事費概算書 1 b. 建築 ( 構造 ) 建築 ( 構造 ) 基本設計図書 各 1 A3 版 仕様概要書 軸組図 詳細図 工事費概算書 1 c. 電気設備 電気設備基本設計図書 各 1 A3 版 電気設備計画説明書 電気設備設計概要書 工事費概算書 1 d. 機械設備 機械設備基本設計図書 機械設備計画説明書 各 1 A3 版 機械設備設計概要書 工事費概算書 1-9 -

11 e. その他 透視図 一式 模型 一式 リサイクル計画書 一式 設計説明書 一式 f. 資料 各種技術資料 一式 各記録書 一式 建築物総合環境性能評価 一式 システム (CASBEE) 目標 値報告書

12 (2) 実施設計成果物 原図 陽画焼 製本形態 摘 要 a. 建築 ( 総合 ) 建築 ( 総合 ) 設計図特記仕様書案内図 配置図平面図使用材リスト 姿図分詳細図基礎詳細図 各 2 各 2 製本 4 A2 版 2 及び A3 版 2 確認申請図書 正 1 副 1 地区計画の区域内における 正 1 副 1 行為の届出書 b. 建築 ( 構造 ) 建築 ( 構造 ) 設計図 各 2 各 2 製本 4 A2 版 2 及び 特記仕様書 A3 版 2 詳細図 配筋図 構造計算書 1 2 工事費概算書

13 成果物 原図 陽画焼 製本形態 摘 要 c. 電気設備 電気設備設計図特記仕様書機器表 避雷設備図電力配管配線図 各 2 各 2 製本 4 A2 版 2 及び A3 版 2 電気設備設計算書 各 1 2 確認申請図書 正 1 副

14 成果物 原図 陽画焼 製本形態 摘 要 d. 機械設備 空気調和設備設計図特記仕様書案内図及び配置図機器表 凡例各室改修平面図暖房設備図換気ダクト図機器系統図配管系統図自動制御機器図詳細図撤去図 各 2 各 2 製本 4 A2 版 2 及び A3 版 2 給排水設備設計図 各 2 各 2 製本 4 A2 版 2 及び 特記仕様書 A3 版 2 機器表 給水設備図 排水設備図 消火設備図 屋外給水配管図 屋外排水配管図 昇降機設備設備図 各 各 製本 A2 版及び 昇降機設備 A3 版 搬送機設備 空気調和設備設計計算書 1 2 給排水衛生設備設計計算書 1 2 昇降機設備設備計算書 1 2 確認申請図書 正 1 副

15 成果物原図陽画焼製本形態摘要 e. 建築積算 建築工事積算数量算出書 建築工事積算数量調書 工事費積算書 1 2 f. 電気設備積算 電気設備工事積算数量算出書 電気設備工事積算数量調書 工事費積算書 1 2 g. 機械設備積算 機械設備工事積算数量算出書 機械設備工事積算数量調書 工事費積算書 1 2 h. その他 透視図 模型 地質調査 測量調査報告書 防災計画書 省エネルギー関係計算書 リサイクル計画書 設計説明書 概略工事工程表 1 2 i. 資料 各種技術資料 ( 能力 仕様等 ) 構造計算データ 各打合せ記録書 カタログ CAD データ 1 2 ( 注 ):CAD データの保存形式及びレイヤー構成等については 業務着手時に調査職員 ( 監督職員 ) と協議する : 積算数量算出書の作成は 営繕積算システム RIBC(( 財 ) 建築コスト管理システム研究所 ) 可

16 (3) 設計原図の材質等ア設計原図の材質トレーシングペーパー又は白焼きイ設計原図の大きさ A2 版 A3 版ウ原図の様式は 下記を標準とする エ図面の構成は 表紙 図面目録 特記仕様書 案内図 配置図 一般図 詳細図とする 設計図 表題 表題 工事名称 図面名称 No. SCALE 平成年月 国立研究開発法人森林研究 整備機構森林総合研究所北海道支所

17 表紙 平成 30 年度 工事設計図 表紙共〇枚 支所長総務課長課長補佐担当係長担当者 国立研究開発法人森林研究 整備機構森林総合研究所北海道支所 設計事務所の商標等は入れない

18 設計概要 1. 森林における二酸化炭素動態を観測するために 群落上 群落内の空間に配置されるセンサを取り付けるための観測タワーが 平成 30 年 9 月の台風により破損したため 新たにタワーの設置を行うものである 破損した既存タワーの撤去は別工事とする 2. 観測施設高さ :40m( メインタワー 避雷針付き ) 材質 : スチールパイプ積雪考慮のため 階段 踊り場の材は透過率の大きいものとする 測器取付用のパイプ : タワー最頂両面 3. 地理的条件標高 180m 北斜面 シラカバ ミズナラ等で樹高 25m 林道 ( 幅 3m: 未舗装 ) から林間を 400m 高低差 20m 小型林内作業車は進入可 4. 気象条件気温 : 最高 35 最低 -20 積雪 : 最大 1.5m 期間 12 月 ~4 月 風速 (Vo)32m/s 5. タワーは 固定荷重 積載荷重及び積雪荷重による長期荷重と風及び地震によ る短期荷重を考慮し 引張応力 曲げ応力 せん断応力等に対して余裕度を持っ た設計を行う