目次 背景 スナップショットの概要及び実装例 ext3 スナップショットの実現動機 ext3 スナップショットの実現方針 ffs スナップショットの概要 ext3 ファイルシステムのジャーナル機能の概要 ext3 スナップショットの設計 現時点の実装とその評価 今後の課題 2005/06/01 Li

Size: px
Start display at page:

Download "目次 背景 スナップショットの概要及び実装例 ext3 スナップショットの実現動機 ext3 スナップショットの実現方針 ffs スナップショットの概要 ext3 ファイルシステムのジャーナル機能の概要 ext3 スナップショットの設計 現時点の実装とその評価 今後の課題 2005/06/01 Li"

Transcription

1 ext3 ファイルシステムへの スナップショット機能の設計と実装 NTT コムウェア株式会社オープンソースソフトウェア推進部前野真輝 ( maeno.masaki@nttcom.co.jp )

2 目次 背景 スナップショットの概要及び実装例 ext3 スナップショットの実現動機 ext3 スナップショットの実現方針 ffs スナップショットの概要 ext3 ファイルシステムのジャーナル機能の概要 ext3 スナップショットの設計 現時点の実装とその評価 今後の課題 2005/06/01 Linux Conference

3 背景

4 スナップショットの概要 スナップショットはある瞬間のイメージを保持 利点 : 短い時間でイメージを取得可能 スナップショットを取得する時 スナップショット取得元ファイルシステムポインタの作成のみ データ 1 データ 2 データ 3 データ 1 へのポインタデータ 2 へのポインタデータ 3 へのポインタ スナップショット スナップショット取得後に元の FS 上のデータ更新が発生する時 データ 1 データ 2 データ 3 更新前のデータのコピーポインタの変更 データ 1 へのポインタデータ 2 への ポインタデータ 3 へのポインタデータ3 2005/06/01 Linux Conference

5 スナップショットの既存の実装例 名称 OS レイヤ 特徴 LVM (=logical volume manager) スナップショット Linux ブロックデバイスレイヤ Device-mapper を利用 ffs FreeBSD FS レイヤ ffs を拡張 (=BSD fast file system) スナップショット NetBSD ( 更新型 ) soft updates を利用 WAFL (=write anywhere file layout) スナップショット ストレージシステム FS レイヤ ( 追記型 (LFS)) NetApp 社が特許を持つ WAFL を拡張 スナップショットが同じ inode 番号を持つ SnapView TimeFinder ストレージシステム FS レイヤ EMC 社の Symmetrix 等の製品に採用 2005/06/01 Linux Conference

6 ext3 スナップショットの実現動機 現在 Linux 上で有力なのは LVM スナップショット ブロックデバイスレイヤでの実装 スナップショット専用領域を別に確保して差分情報を格納 chunk 単位 (= 大きなサイズ ) でスナップショット取得後の更新前データのコピー (=Copy-On-Write) して保護 利点 スナップショット取得時に存在したデータの更新が速い スナップショットとして利用できる量を自由に決定可能 欠点 FS レベルでみると 更新されていないデータもコピーが行われるため 余分なコピーが発生し 余分にディスク容量を消費 利用できる量を超えるとスナップショットは消滅 FSレイヤで実装する事により欠点を解決できるのではないか 現在 Linuxで標準 FSである ext3fsへの実装 2005/06/01 Linux Conference

7 ext3 スナップショットの実現目標 スナップショットを通常通り ext3fs としてマウントして利用可能 ジャーナリング FS でスナップショット機能が実装可能である事を実証する スナップショット数に FS レイアウト上の制限を付けない スーパブロックにスナップショット inode 番号を埋め込む事は受け入れない 短時間での ( スナップショットの ) クラッシュリカバリ ext3fs の特徴を失わない 2005/06/01 Linux Conference

8 ext3 スナップショット 実現方針

9 ext3 スナップショットの実現方針 ffs と ext3 の関係 ffs BSD ffs を元に設計 soft updates(soft dep) を利用して ffs snapshot スナップショット機能付加 ffs snapshot を元に設計 Linux ext2fs ジャーナル機能付加 ext3fs スナップショット機能付加 ext3 snapshot ext3 スナップショットも ffs スナップショットを基本にする ただし ext3fs のジャーナリングに関する制限を克服する実装が必要 2005/06/01 Linux Conference

10 ext3 スナップショットの実現方針 ffs と ext3 の関係 ffs BSD ffs を元に設計 soft updates(soft dep) を利用して ffs snapshot スナップショット機能付加 ffs snapshot を元に設計 Linux ext2fs ジャーナル機能付加 ext3fs スナップショット機能付加 ext3 snapshot ext3 スナップショットも ffs スナップショットを基本にする ただし ext3fs のジャーナリングに関する制限を克服する実装が必要 まず ffs スナップショットと ext3fs のジャーナル機能について説明する 2005/06/01 Linux Conference

11 ffs スナップショット

12 ffs スナップショットの概要 あらゆる更新操作についてデータを書き換えた後にポインタを変更する soft updates の機構を利用 inode 更新, 直接 / 間接ブロック確保, truncate down/up, ディレクトリ / エントリの追加 / 削除等のあらゆる更新操作のデータ依存関係を考慮 ブロック書き出し時に Copy-On-Write する事により スナップショット取得時のデータを保護 前述した動作と同じ データ 1 データ 2 データ 3 更新前のデータのコピーポインタの変更 データ データ1 へのポインタデータ2 へのポインタデータ3 へのポインタ ポインタデータ /06/01 Linux Conference

13 ffs スナップショットのデータ退避先とその利用 Copy-On-Write したデータ退避先は取得元 FS 内の通常ファイル (= スナップショットファイル : 取得元 FS と見かけ同容量の sparse ファイル ) へ行う 2: vnode 仮想デバイスへスナップショットファイルと取得元 FS を関連付ける = スナップショット取得後に更新されたデータブロック 4: vnode 仮想デバイスをマウントしスナップショットを FS として利用 vnode 仮想デバイス (= スナップショット用デバイス ) 3: スナップショットファイルにブロックが存在すればスナップショットファイルから 存在しなければ取得元 FS から読み出し スナップショットファイル 1: スナップショット取得後から更新されるブロックを更新前にスナップショットファイルへコピー (=Copy-On-Write) スナップショット取得元 FS = スナップショット取得後に更新されていないデータブロック 2005/06/01 Linux Conference

14 ext3 ファイルシステム ( ジャーナル機能 )

15 ext3fs のジャーナルの仕組みとその役割 複数のブロックにわたる不可分な変更内容をまずジャーナル領域へ書き出す事で システムクラッシュしても ジャーナルリプレイにより高速なリカバリを実現する ジャーナルも通常ファイルと同様に inode やデータブロックを持つ ジャーナルは別デバイスに確保する事も可能 1: データ変更要求 ext3fs 2: 変更内容を先に書き出す 3: 実際のデータを書き出す ジャーナル 実際のデータ 3 : 3 中にクラッシュした場合ジャーナル内のデータを利用してリカバリする 2005/06/01 Linux Conference

16 ext3fs のジャーナルモード data=journal データを含む全ての変更をジャーナルする data=ordered (ext3 のデフォルトモード ) 通常ファイルのデータ以外 (inode や間接ブロックやビットマップブロックなどのメタデータ ) に対しジャーナルする ジャーナルを書き出す前に実際の通常ファイルのデータを書き出す data=writeback 通常ファイルのデータ以外 ( メタデータ ) に対しジャーナルする ジャーナルと通常ファイルのデータの書き出し順序は問わない 2005/06/01 Linux Conference

17 ffs soft updates と ext3fs のディスク書き出し依存関係 ffs soft updates soft updatesは全ての追加 / 更新 / 削除の各操作に対して細かい単位でディスク書き出しの依存関係を追跡する必要有 ext3 ジャーナル data=journal メタデータ ジャーナル データ data=journal data=ordered ジャーナルは soft updatesに比べてディスク書き出しの依存関係が大幅に単純化 data=journal : メタデータとデータ それ以外 : メタデータのみ ディスク書き込み依存関係 (B を書き出し完了後, A を書き出す ) ジャーナル解放依存関係 (Bを書き出し完了後, Aを解放する ) 2005/06/01 Linux Conference A A B B

18 ext3 スナップショット 設計

19 ext3 スナップショットの実現方針 基本的な考え方は ffs スナップショットと同様 スナップショットの作成 スナップショットを取得する元のパーティション内へ見かけ上同容量のスナップショットファイルを作成 スナップショットの保護 ファイルシステム上のデータが更新される直前にスナップショット取得時のデータをスナップショットファイルへ退避 (=Copy-On-Write) スナップショットの利用 スナップショットファイルを関連付けたスナップショット専用のブロックデバイスからスナップショットを利用 基本的な考え方は ffs スナップショットと同様で既に動作を説明済みなので 処理の流れに沿うのではなく 各機能に焦点を当てて説明する 2005/06/01 Linux Conference

20 ext3 スナップショットへ必要な機能 ffs スナップショットと異なる方式で実装する機能 Copy-On-Write beforeイメージジャーナル スナップショットファイルの delayed allocation クラッシュリカバリ ffs スナップショットと同じ考え方で実装する機能 スナップショット初期化 ( スナップショットファイル作成 ) ブロック解放抑止 スナップショット用デバイス 2005/06/01 Linux Conference

21 必要な機能 : Copy-On-Write スナップショットのデータの保護 実際のデータが更新される前にスナップショット取得時のデータをスナップショットファイルへコピーする (=Copy-On-Write) 4: 実際のデータの更新 1: データ更新要求 ext3fs with ext3スナップショット 3: スナップショット 2: スナップショットのメタデータの更新取得時のデータを退避 メタデータ データ スナップショットファイルメタデータ データ 2005/06/01 Linux Conference

22 必要な機能 : Copy-On-Write 問題点 ffs スナップショットではディスクブロックの書き出し前に Copy-On-Write しているが ext3fs では既にジャーナル領域に書き出されてしまった後である 解決策 その間にクラッシュするとスナップショットデータはジャーナルリプレイにより失われる ディスクブロック書き出し時ではなく データ更新時に Copy-On-Write する 2005/06/01 Linux Conference

23 必要な機能 : Copy-On-Write Copy-On-Write のタイミング メタデータ更新の直前 ジャーナルの変更前処理 inode bitmap による inode ブロック内クリア処理 データ更新の直前 write() 処理 mmap() 処理 direct_io() 処理 ブロック境界でない truncate down 処理 2005/06/01 Linux Conference

24 必要な機能 : before イメージジャーナル クラッシュ時のスナップショットのデータの保護 スナップショット取得時のメタデータとデータをジャーナルへ書き出す (= ジャーナル量増加 ) data=journal ただし ジャーナルモードに依存せずにそれを行わなければならない メタデータ データ data=journal data=ordered A A B ディスク書き込み依存関係 (B を書き出し完了後, A を書き出す ) B スナップショット取得時に存在した ジャーナル解放依存関係 (Bを書き出し完了後, Aを解放する ) データが変更される場合 ジャーナル data=journal : メタデータとデータ それ以外 : メタデータのみ スナップショット取得時の + メタデータとデータ (=Copy-On-Write されるデータ ) 2005/06/01 Linux Conference

25 必要な機能 : before イメージジャーナル 問題点 data=ordered data=ordered ではジャーナルよりもデータへの書き出しを先に行わねばならず 既存のジャーナルへスナップショットのデータを追加する方針には問題がある data=journal では問題なく data=writeback では新たな制約を設ければ良い メタデータ データ 実際のデータ変更中にシステムクラッシュすると ジャーナル中にあるスナップショットのデータはまだディスクに書き出されておらず消滅してしまう ジャーナル 実際のメタデータ スナップショット取得時のメタデータとデータ (=Copy-On-Write されるデータ ) 2005/06/01 Linux Conference

26 必要な機能 : before イメージジャーナル 解決策 従来のジャーナルとは別のスナップショット用のジャーナル (=before イメージジャーナル ) を設ける 従来のジャーナルは after イメージジャーナルと呼ぶ メタデータ スナップショットファイルメタデータ ( 取得元 FS 上にある ) スナップショットファイル自身のメタデータを指す データ スナップショットファイルデータ data=journal data=journal data=ordered COW COW after イメージジャーナル before イメージジャーナル スナップショット取得時のメタデータとデータ (=Copy-On-Writeされるデータ ) 2005/06/01 Linux Conference

27 必要な機能 : Copy-On-Write と before イメージジャーナル スナップショットファイルスナップショットファイルメタデータメタデータ Copy-On-Write 処理によるスナップショット取得時のデータの流れ 1:after イメージジャーナル (data=ordered の場合はデータ ) を書き出す前にスナップショット取得時の情報をコピー メタデータ 1 の前後 ( スナップショット取得時の情報が更新されるのを検知した後 ): スナップショット取得時の情報を各々のスナップショットファイルへコピー データ after イメージジャーナル COW COW COW COW スナップショットファイルスナップショットファイルデータデータ before イメージジャーナル 2005/06/01 Linux Conference

28 必要な機能 : スナップショットファイルの delayed allocation 複数スナップショット取得時の問題点 スナップショット数が増えれば増えるほど システムコールを完了するための変更ブロック数が増加し after イメージジャーナル量が多くなり過ぎ 処理が破綻 メタデータ スナップショットファイルスナップショットファイルメタデータメタデータメタデータ データ after イメージジャーナル COW COW COW COW COW COW スナップショットファイルスナップショットファイルデータデータ ジャーナル量がスナップショット数に比例し多くなり過ぎる before イメージジャーナル 2005/06/01 Linux Conference

29 必要な機能 : スナップショットファイルの delayed allocation 解決策 ブロック割り当て処理を write() 時に行うのではなく ページ書き出し時に行うようにする Copy-On-Write 時に (after イメージ ) ジャーナルを必要としなくなる メタデータ スナップショットファイルスナップショットファイルメタデータメタデータメタデータ データ after イメージジャーナル COW COW COW COW COW COW スナップショットファイルスナップショットファイルデータデータ スナップショットファイルに対して before delayed イメージジャーナル allocationを行う 2005/06/01 Linux Conference

30 必要な機能 : クラッシュリカバリ スナップショットの回復処理の追加 クラッシュリカバリの流れ従来のジャーナルのリプレイ従来のジャーナルの有効化 スナップショットの回復処理 before イメージジャーナルからスナップショットファイルに対して更新 クラッシュ時に truncate/unlink 中であったファイルの処理 2005/06/01 Linux Conference

31 必要な機能 : スナップショット初期化 スナップショットファイル作成 見かけ上 FSと同容量のファイルを作成 FSを停止させてメタデータをコピー 1: スナップショット取得要求 ext3fs with ext3 スナップショット 4: メタデータのコピー 2: スナップショットファイル作成 メタデータ データ Any: FSへの要求 3: ファイルシステム停止 5: ファイルシステム再開 この時間が mkfs.ext3 程度掛かってしまう (=FS 停止時間が長すぎる ) スナップショットファイルメタデータデータ 2005/06/01 Linux Conference

32 必要な機能 : スナップショット初期化 解決策 FSの停止時間を短くするために前もってメタデータをコピーし コピー中に変化したメタデータだけを FSを停止させて再度コピー 1: スナップショット取得要求 ext3fs with ext3 スナップショット 3: メタデータのコピーと変更追跡 Any: FSへの要求 4: ファイルシステム停止 6: ファイルシステム再開 2: スナップショットファイル作成 メタデータ 5: メタデータのコピー中に変更されたメタデータのデータ再コピー スナップショットファイルメタデータ データ 2005/06/01 Linux Conference

33 必要な機能 : ブロック解放抑止 ブロック解放時のスナップショットのデータの保護 スナップショット取得後は スナップショットが該当ブロックを参照している可能性があり もし参照している場合はブロック解放しない ブロック解放抑止のタイミング ブロック解放時 free_blocks() 処理 Copy-On-Write 時と異なり 解放処理はジャーナルされない ( 必要がない ) ために解放抑止処理はブロック解放時で問題無い 2005/06/01 Linux Conference

34 必要な機能 : スナップショット用デバイス スナップショットの利用 スナップ取得元デバイスのデータとスナップショットファイルを選択的に読み込む専用ブロックデバイスから利用 スナップショット専用ブロックデバイス スナップショットファイル スナップショット取得元 FS = スナップショット取得後に更新されたデータブロック = スナップショット取得後に更新されていないデータブロック 2005/06/01 Linux Conference

35 ext3 スナップショット 現時点の実装状況

36 現時点での実装 スナップショットの基本動作は実装完了 FS 毎に 1 つのスナップショットが取得でき スナップショット用デバイスを介してスナップショットをマウントし読み出せ スナップショットを解放できる 制約条件 アンマウントやシステムクラッシュによりスナップショットは消滅する ディスクフル時はスナップショット取得元 FS が ReadOnly へ移行する ディスクフルに関与しない部分への読み出しはスナップショット 取得 FS 共に可能 2005/06/01 Linux Conference

37 現時点で実装した機能 実装済が青色, 未実装が赤色 ffs スナップショットと異なる方式で実装する機能 Copy-On-Write before イメージジャーナル 既存のジャーナル量を増やして data=journal でスナップショットファイルをジャーナルしたアドホックな実装 スナップショットファイルの delayed allocation クラッシュリカバリ ffs スナップショットと同じ考え方で実装する機能 スナップショット初期化 ( スナップショットファイル作成 ) ブロック解放抑止 スナップショット用デバイス 2005/06/01 Linux Conference

38 ext3 スナップショット 現時点の実装の評価

39 評価観点と測定内容 評価観点 LVM スナップショット (ext3 on LVM) との比較 スナップショット未取得時のデータ更新 新規作成の速さ スナップショットを取得する速さ スナップショット取得後のデータ更新の速さ スナップショット取得後のデータ新規作成の速さ ext3 スナップショットでは Copy-On-Write 処理が発生しないが LVM スナップショットでは Copy-On-Write 処理が発生する 測定内容 (3 回測定した各平均時間 ) スナップショット未取得時のデータ更新 新規作成の時間 スナップショット取得の時間とその際の FS 停止の時間 スナップショット取得後の既存ファイルのデータ更新の時間 スナップショット取得後の新規ファイルのデータ作成の時間 2005/06/01 Linux Conference

40 スナップショット未取得時の既存データ更新と新規データ作成の時間 既存データ更新時間 新規データ作成時間 既存データ更新時間 ( スナップショット未取得時 ) 新規データ作成時間 ( スナップショット未取得時 ) sec ext3ss LVMss sec ext3ss LVMss MBx2/1GB 1GBx2/20GB 0 200MBx2/1GB 1GBx2/20GB 既存データ更新容量 / 取得元 FS 容量 新規データ作成容量 / 取得元 FS 容量 データの更新 新規作成ともに若干遅い Copy-On-Write のために予約するジャーナル量が増え ジャーナルのディスク書き出し動作が増えているため 2005/06/01 Linux Conference

41 スナップショット取得の時間 スナップショット取得時間 スナップショット取得時間 (I/O 負荷無 ) dd コマンドで新規データ作成しながらスナップショットを取得 スナップショット取得時間 (I/O 負荷有 ) sec ext3ss LVMss sec ext3ss LVMss 1GB 20GB 1GB 20GB スナップショット取得元 FS 容量 スナップショット取得元 FS 容量 ext3 の方が 3~4 倍程度遅い メタデータのコピー処理で必要なブロックを前もって確保するのではなく その都度ブロックを確保しているため 両者とも数十秒以上掛かっている LVM は I/O 高負荷時スナップショット取得が遅いためか dd コマンドによるデータの作成が速いためか 2005/06/01 Linux Conference

42 スナップショット取得時の FS 停止の時間 スナップショット取得時 FS 停止時間 FS 停止時間 (I/O 負荷無 ) dd コマンドで新規データ作成しながらスナップショットを取得 FS 停止時間 (I/O 負荷有 ) sec ext3ss sec ext3ss 1GB 20GB 1GB 20GB スナップショット取得元 FS 容量 スナップショット取得元 FS 容量 I/O 負荷が無い時は問題無い I/O 負荷が有る時は数十秒も FS 停止していて問題有り もしくはやむを得ない ( かも ) 2005/06/01 Linux Conference

43 スナップショット取得後の既存データ更新と新規データ作成の時間 既存データ更新時間 既存データ更新時間 ( スナップショット取得時 ) 新規データ作成時間 新規データ作成時間 ( スナップショット取得時 ) sec MBx2/1GB 1GBx2/20GB 既存データ更新容量 / 取得元 FS 容量 ext3ss LVMss sec MBx2/1GB 1GBx2/20GB 新規データ作成容量 / 取得元 FS 容量 ext3ss LVMss ext3 の方が 1.5~4 倍程度遅い ext3 の方が 1.5 倍 ~3 倍程度速い LVM の方が Copy-On-Write 単位が大きいため 効率が良い 少し遅すぎる ( かも ) LVM の方が Copy-On-Write 単位が大きいため 余分な Copy- On-Write が発生している 2005/06/01 Linux Conference

44 利点 現時点の実装の評価のまとめ (LVM との比較 ) スナップショット取得後の新規データ作成が速い 更新されないデータは Copy-On-Write されないので 余分なディスク容量の消費が無い 欠点 (= 今後の課題 ) スナップショット取得後の既存データ更新が遅い スナップショット取得時間や I/O 高負荷下の FS 停止が長い 課題はあるものの FS レイヤで実装する事により LVM スナップショットと異なる性能特性を示し ext3 スナップショットの存在意義が認められる ただし実装途中なので数値は参考程度に 2005/06/01 Linux Conference

45 ext3 スナップショット デモ 時間があれば

46 ext3 スナップショットの利用の流れ 利用例 スナップショットの取得から利用まで # e3snapconfig c /mnt/src/snapshot.img 1 # ssdevconfig c /mnt/src/snapshot.img /dev/ssdev/0 2 # mount /dev/ssdev/0 /mnt/ss 3 # cd /mnt/ss 4 スナップショットの利用終了から解放まで # umount /mnt/ss 5 # ssdevconfig d /dev/ssdev/0 6 # e3snapconfig d /mnt/src/snapshot.img /06/01 Linux Conference

47 まとめ

48 まとめ ext3fs へのスナップショット機能追加の設計と実装について述べ その存在意義を示した 現時点のソースコード及び利用手順を以下で公開している 今後の課題 スナップショット取得の性能向上 未実装部分の実装 スナップショットの永続化 before イメージジャーナルの実装 クラッシュリカバリの実装 複数のスナップショットの取得 スナップショットファイルの delayed allocation の実装 2005/06/01 Linux Conference

49 ご静聴頂きまして 誠にありがとうございました 前野真輝 松尾隆利 山幡為佐久 所属 : =NTT コムウェア株式会社, =VALinuxSystemsJapan 株式会社

計算機概論

計算機概論 計算機概論 第 8 回 : ファイルとファイルシステム ファイルシステム ディスクファイルシステム は 直接的か間接的かに関わらずコンピュータシステムに接続された補助記憶装置 特にハードディスク上にファイルを格納するためのものである ディスクファイルシステムとしては FAT NTFS HFS ext2 ext3 ext4 などがある オペレーティングシステム (OS) はファイルシステムを提供している

More information

Microsoft Word - nvsi_060132jp_datadomain_restoreDRAFT4.doc

Microsoft Word - nvsi_060132jp_datadomain_restoreDRAFT4.doc Article ID: NVSI-060132JP Created: 2006/11/28 Revised: - DataDomain を使用した NetVault Backup VTL レプリケーション環境における複製先からのリストア 1. 概要 NetVault Backup 7.1.2 と DataDomain OS 3.3.2.3-27034 以前の組み合わせで NetVault の仮想テープ

More information

組込み Linux の起動高速化 株式会社富士通コンピュータテクノロジーズ 亀山英司 1218ka01 Copyright 2013 FUJITSU COMPUTER TECHNOLOGIES LIMITED

組込み Linux の起動高速化 株式会社富士通コンピュータテクノロジーズ 亀山英司 1218ka01 Copyright 2013 FUJITSU COMPUTER TECHNOLOGIES LIMITED 組込み Linux の起動高速化 株式会社富士通コンピュータテクノロジーズ 亀山英司 1218ka01 組込み Linux における起動高速化 組込み Linux の起動時間短縮について依頼あり スペック CPU : Cortex-A9 ( 800MB - single) RAM: 500MB 程度 要件 起動時間 画出し 5 秒 音出し 3 秒 終了時間 数 ms で電源断 1 課題と対策 問題点

More information

Ext4 online defrag実装に関する研究開発

Ext4 online defrag実装に関する研究開発 ext4 オンラインデフラグ実装に関する研究開発 藤田朗佐藤尚 NECソフトウェア東北株式会社 概要 ext3 は Linux の標準ファイルシステムとして広く利用されてきたが 年々増加傾向にあるデータサイズに対応しきれなくなってきた ext3 が抱える諸般の問題を解消する目的で 次世代ファイルシステムの ext4 が開発された ext4 はできるだけ連続した領域のブロックを割り当てるよう考慮されているが

More information

WalB を動かしてみる

WalB を動かしてみる WalB を動かしてみる サイボウズ株式会社原一貴 自己紹介 原一貴 サービス運用部 SRE (Site Reliability Engineer) 滋賀 京都 奈良 東京 (Now) 趣味麺類 : 京都のラーメンは最高 京都リサーチパークの会社でバイト アウトライン 1. サイボウズについて 2. 差分バックアップについて 1. dm-snap 2. WalB 3. WalB とは 4. WalB

More information

V8_教育テキスト.dot

V8_教育テキスト.dot 1.1 Universal Volume Manager 概要 1.1.1 Universal Volume Manager とは Universal Volume Manager は VSP ファミリーに 機種の異なる複数のストレージ ( 外部ストレージ と呼ぶ ) を接続機能です 外部ストレージ接続時 Universal Volume Manager はこの外部ストレージをストレージシステムの内部ストレージ

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション BitVisor のための OS の状態の復元機能 2013 年 12 月 6 日 電気通信大学河﨑雄大大山恵弘 1 BitVisor Summit 2 2013/12/6 背景 近年 マルウェアなどの多くのセキュリティ脅威が発見されている OS 上のセキュリティシステムで監視や防御をするのが一般的な方法である しかし OS が乗っ取られてしまうと無効化されてしまう 監視や防御などの処理は OS の外で行いたい!

More information

利用ガイド

利用ガイド Linux/Dos 版起動 CD の使用方法について この資料では LB コピーワークスの Linux/Dos 版起動 CD の使用方法についてご紹介します 1-1 起動 CD からの起動方法起動 CD をドライブにセットして PC を再起動 ( 起動 ) します CD からブートされ LB コピーワークス 10 のメインメニューが表示されます この画面が表示されずに OS が起動してしまう場合には

More information

PostgreSQL Plus 管理者ガイド

PostgreSQL Plus 管理者ガイド 2.4 旧バージョンからの移行 ここでは PostgreSQL Plus V1.0 および V1.1 から PostgreSQL Plus V2.0 にインスタンスの資産 を移行する手順について説明します PostgreSQL Plus V1.0 および V1.1 は PostgreSQL 7.3 をベースとしています また PostgreSQL Plus V2.0 は PostgreSQL 7.4

More information

lc2005-nilfs-1.05.sxi

lc2005-nilfs-1.05.sxi 天海良治一二三尚 小西隆介佐藤孝治木原誠司盛合敏 日本電信電話株式会社 NTT サイバースペース研究所 OSS コンピューティングプロジェクト 1 背景開発目標ログ構造化ファイルシステムについて設計方針 Linux での実装評価実装経験まとめ 2 障害に弱い ext2 (5 年程前 ) ファイルシステムの信頼性の懸念 ext3, XFS, ReiserFS, JFS ( 現在 ) ジャーナリング技術採用の

More information

CLUSTERPRO MC StorageSaver 2.2 for Linux リリースメモ 2017(Apr) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項

CLUSTERPRO MC StorageSaver 2.2 for Linux リリースメモ 2017(Apr) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項 リリースメモ 2017(Apr) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項 はしがき 本書は ( 以後 StorageSaver と記載します ) の 動作に必要な手順について説明します (1) 商標および登録商標 Red Hat は 米国およびその他の国における Red Hat,Inc. の商標または登録商標です Oracle

More information

TFTP serverの実装

TFTP serverの実装 TFTP サーバーの実装 デジタルビジョンソリューション 佐藤史明 1 1 プレゼンのテーマ組み込みソフトのファイル転送を容易に 2 3 4 5 基礎知識 TFTP とは 実践 1 実際に作ってみよう 実践 2 組み込みソフトでの実装案 最後におさらい 2 プレゼンのテーマ 組み込みソフトのファイル転送を容易に テーマ選択の理由 現在従事しているプロジェクトで お客様からファームウェアなどのファイル転送を独自方式からTFTPに変更したいと要望があった

More information

Arcserve Replication/High Availability 製品の仕組み

Arcserve Replication/High Availability  製品の仕組み 目次 1. Arcserve Replication/High Availability 共通の仕組み 1-1: 同期とレプリケーションについて 1-2: 同期の仕組み ファイルレベル同期 ブロックレベル同期 オフライン同期 1-3: レプリケーションの仕組み 2. Arcserve High Availability スイッチオーバーの仕組み 2-1: IP 移動 2-2: コンピュータ名の切り替え

More information

<4D F736F F D20342E899E D2091E52D81848FAC82D682CC88F8897A2E646F6378>

<4D F736F F D20342E899E D2091E52D81848FAC82D682CC88F8897A2E646F6378> まるコピ marucopy 容量の大きい HDD から小さ い HDD への引越し方法 1 説明 ここでは 記憶容量の大きい HDD から小さい HDD への引越し手順を紹介します まるコピ は記憶容量が同じか より大きな HDD への引越しを支援する目的で製作しておりますが ここで紹介するフリーソフト GParted を使用すれば 記憶容量の小さい HDD への引越しも可能です なお このソフトウェアは

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 1 第一回輪講 Linux 渡邊研究室 4 年早川顕太 本の紹介 Linux エンジニア養成読本 編集 :SoftwareDesign 編集部 出版社 : 技術評論社 発売日 :2011 年 4 月 8 日 2 Linux とは? Linux とは 1991 年にリーナス トーバルズ氏 ( 当時 21 歳 ) により作られた UNIX 互換なカーネル 開発動機 Minix は教育用で機能が劣る 商用

More information

目次 1 VirtualBoot for Hyper-V とは バックアップを実行するマシンの設定 確認すべきこと SPX によるバックアップ VirtualBoot for Hyper-V を実行するマシンの設定 確

目次 1 VirtualBoot for Hyper-V とは バックアップを実行するマシンの設定 確認すべきこと SPX によるバックアップ VirtualBoot for Hyper-V を実行するマシンの設定 確 ShadowProtect SPX Hyper-V VirtualBoot 2016 年 3 月 11 日 ストレージクラフトテクノロジー合同会社 1 目次 1 VirtualBoot for Hyper-V とは... 4 2 バックアップを実行するマシンの設定... 5 2.1 確認すべきこと... 5 2.2 SPX によるバックアップ... 5 3 VirtualBoot for Hyper-V

More information

フォーマット/メンテナンスガイド

フォーマット/メンテナンスガイド 35020248-01 フォーマット ( 初期化 ) について フォーマットとは ハードディスクをお使いのパソコンで使用できるようにする作業です 本製品をフォーマットする場合は 本書の記載を参照して行ってください フォーマットの形式 フォーマットにはいくつかの形式があり お使いの OS によって認識できる形式が異なります 本製品をフォーマットするときは 以下のいずれかの形式でフォーマットしてください

More information

1. 対象装置 (1) 日立仮想 Fibre Channel アダプタ 適用装置 : EP8000 7xx 2. 仮想 FC アダプタドライバ来歴 この仮想 FC アダプタドライバは 次の機能拡張とバグ修正を含みます バージョン内容 新規追加 AIX ロ

1. 対象装置 (1) 日立仮想 Fibre Channel アダプタ 適用装置 : EP8000 7xx 2. 仮想 FC アダプタドライバ来歴 この仮想 FC アダプタドライバは 次の機能拡張とバグ修正を含みます バージョン内容 新規追加 AIX ロ ================================================================================ HITACHI エンタープライズサーバ EP8000 シリーズマシンコード更新手順 ================================================================================

More information

スライド 1

スライド 1 Red Hat Enterprise Linux Atomic Host のご紹介 レッドハット株式会社 v1.1 2015-02-09 RHEL Atomic Host のご紹介 自己紹介 中井悦司 ( なかいえつじ ) Twitter @enakai00 日々の仕事 Senior Solution Architect and Cloud Evangelist at Red Hat K.K. 企業システムでオープンソースの活用を希望される

More information

変更履歴 項番版数内容更新日 版新規作成 2013 年 11 月 18 日 1

変更履歴 項番版数内容更新日 版新規作成 2013 年 11 月 18 日 1 Windows Server 2012 R2 評価レポート Windows Server 2012 R2 Hyper-V レプリカの改良点 第 1.0 版 2013 年 11 月 18 日 株式会社日立製作所 IT プラットフォーム事業本部 変更履歴 項番版数内容更新日 1 1.0 版新規作成 2013 年 11 月 18 日 1 用語および略号 Windows Server 2012 R2 マイクロソフトが2013

More information

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.1 for Linux リリースメモ 2013(Sep) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.1 for Linux リリースメモ 2013(Sep) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル リリースメモ 2013(Sep) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル はしがき 本書は ( 以後 RootDiskMonitor と記載しま す ) の動作に必要な手順について説明します (1) 商標および登録商標 Red Hat は 米国およびその他の国における Red Hat,Inc. の登録商標または商標です SUSE は 米国およびその他の国における

More information

MiniTool Partition Wizard Free Edition の使い方 起動画面の右側にある Launch Application のボタンをクリックする Unallocated パーティションの拡張 1. E:(NTFS) のパーティションを選択し ツールバー

MiniTool Partition Wizard Free Edition の使い方 起動画面の右側にある Launch Application のボタンをクリックする Unallocated パーティションの拡張 1. E:(NTFS) のパーティションを選択し ツールバー MiniTool Partition Wizard Free Edition の使い方 2015.08.27 起動画面の右側にある Launch Application のボタンをクリックする Unallocated パーティションの拡張 1. E:(NTFS) のパーティションを選択し ツールバー上のボタンをクリックする 2. E:(NTFS) パーティションの左端にマウスカーソルを持って行き スライダーを右側にドラッグすると

More information

Microsoft PowerPoint fs

Microsoft PowerPoint fs システムプログラム概論 Filesystem and storage management 2005/5/13 門林雄基 ( インターネット工学講座 ) 奈良先端科学技術大学院大学 ディスク Surface Track Sector Cylinder surface sector track track caching controller ディスク スケジューリング Disk scheduling

More information

概要 ここでは先程デモを行った OpenStack の中で仮想マシンのデータがどのように管理されているかをご紹介致します OpenStack の中でデータがどのように配置され 管理されているかを知ることは 可用性を検討する上で非常に重要になります 2

概要 ここでは先程デモを行った OpenStack の中で仮想マシンのデータがどのように管理されているかをご紹介致します OpenStack の中でデータがどのように配置され 管理されているかを知ることは 可用性を検討する上で非常に重要になります 2 OSC Nagoya JOSUG 5th Study openstack Open source software to build public and private clouds. Storage System; Overview OpenStack ストレージとデータ管理 2012.06.04 日本 OpenStack ユーザ会 Tomoaki Nakajima/@irix_jp 1 概要

More information

Microsoft PowerPoint - yamagata.ppt

Microsoft PowerPoint - yamagata.ppt グリッド上におけるにおける仮想計算 機を用いたいたジョブジョブ実行環境 構築システムシステムの高速化 山形育平 高宮安仁 中田秀基, 松岡聡, : 東京工業大学 : 産業技術総合研究所 : 国立情報学研究所 1 背景 グリッド技術の普及 複数ユーザがネットワーク接続された計算機資源を共有する機会が増加 ユーザが利用する OS やライブラリが多様化 各計算機にインストールされている必要がある 各計算機間で管理ポリシーが異なる

More information

FIT2015( 第 14 回情報科学技術フォーラム ) RC-003 ファイル格納位置制御による Hadoop MapReduce ジョブの性能の向上 藤島永太山口実靖 工学院大学大学院工学研究科電気 電子工学専攻工学院大学工学部情報通信工学科 1. はじめに近年, 世界中の情報量が爆発的に増加し

FIT2015( 第 14 回情報科学技術フォーラム ) RC-003 ファイル格納位置制御による Hadoop MapReduce ジョブの性能の向上 藤島永太山口実靖 工学院大学大学院工学研究科電気 電子工学専攻工学院大学工学部情報通信工学科 1. はじめに近年, 世界中の情報量が爆発的に増加し RC-3 ファイル格納位置制御による Hadoop MapReduce ジョブの性能の向上 藤島永太山口実靖 工学院大学大学院工学研究科電気 電子工学専攻工学院大学工学部情報通信工学科 1. はじめに近年, 世界中の情報量が爆発的に増加しており, その情報を収集 蓄積 分析して有効に活用することに注目が集まっている. その膨大な情報を扱う方法として, ASF(Apache Software Foundation)

More information

フォーマット/メンテナンスガイド

フォーマット/メンテナンスガイド 35020248-02 2015.10 フォーマット ( 初期化 ) について フォーマットとは ハードディスクや SSD USB メモリーをお使いのパソコンで使用できるようにする作業で す 本製品をフォーマットする場合は 本書の記載を参照して行ってください フォーマットの形式 フォーマットにはいくつかの形式があり お使いの OS によって認識できる形式が異なります 本製品を フォーマットするときは

More information

1. 対象装置 (1) 日立仮想 Fibre Channel アダプタ 適用装置 : EP8000 7xx/S8xx/E8xx/S9xx 2. 仮想 FC アダプタドライバ来歴 この仮想 FC アダプタドライバは 次の機能拡張とバグ修正を含みます バージョン内容 新規追加 7

1. 対象装置 (1) 日立仮想 Fibre Channel アダプタ 適用装置 : EP8000 7xx/S8xx/E8xx/S9xx 2. 仮想 FC アダプタドライバ来歴 この仮想 FC アダプタドライバは 次の機能拡張とバグ修正を含みます バージョン内容 新規追加 7 ================================================================================ HITACHI エンタープライズサーバ EP8000 シリーズマシンコード更新手順 ================================================================================

More information

VMディスクサイズの変更

VMディスクサイズの変更 目的 この資料では Nagios Log Server 仮想マシンイメージ (VM) のディスクサイズを増やす方法について説明します 対象読者 この資料は VMware 仮想マシンで稼働している Nagios Log Server のディスクサイズを増やしたい Nagios Log Server 管理者を対象としています 準備作業 重要! 仮想マシンのサイズ変更作業によりシステムが破損する可能性があります

More information

Data-Add User Manual.book

Data-Add User Manual.book Data-Add ULEAD DATA-ADD ユーザーガイド 1 目次 Ulead Data-Add へようこそ... 2 Ulead Data-Add って何?... 2 動作条件... 2 Ulead Data-Add のインストール... 2 環境設定のカスタマイズ... 3 オプション... 3 Data-Add を使ってファイルやフォルダをディスクにコピーする... 4 ファイルシステム...

More information

istorage ReplicationControl FileSystem Option 製品概要 本製品は データレプリケーション機能 (DynamicDataReplication, RemoteDataReplication) または スナップショット機能 (DynamicSnapVolum

istorage ReplicationControl FileSystem Option 製品概要 本製品は データレプリケーション機能 (DynamicDataReplication, RemoteDataReplication) または スナップショット機能 (DynamicSnapVolum istorage ReplicationControl FileSystem Option 製品概要 本製品は データレプリケーション機能 (DynamicDataReplication, RemoteDataReplication) または スナップショット機能 (DynamicSnapVolume) を持つ istorage シリーズのディスクアレイ装置 ( ディスクアレイ ) に対して ボリュームマネージャー

More information

Microsoft PowerPoint - MySQL-backup.ppt

Microsoft PowerPoint - MySQL-backup.ppt MySQL バックアップ リカバリ概要 オープンソース コンピテンシコンピテンシ センター日本ヒューレットパッカードヒューレットパッカード株式会社 2006 年 12 月 6 日 2006 Hewlett-Packard Development Company, L.P. The information contained herein is subject to change without notice

More information

Microsoft PowerPoint - OS07.pptx

Microsoft PowerPoint - OS07.pptx この資料は 情報工学レクチャーシリーズ松尾啓志著 ( 森北出版株式会社 ) を用いて授業を行うために 名古屋工業大学松尾啓志 津邑公暁が作成しました 主記憶管理 主記憶管理基礎 パワーポイント 27 で最終版として保存しているため 変更はできませんが 授業でお使いなる場合は松尾 (matsuo@nitech.ac.jp) まで連絡いただければ 編集可能なバージョンをお渡しする事も可能です 復習 OS

More information

V8_教育テキスト.dot

V8_教育テキスト.dot 1.1 ShadowImage 機能概要 この節では VSP ファミリー (VSP F350,F370,F700,F900,F1500,VSP G150,G350, G370,G700,G900,G1500 および ) の ShadowImage の機能概要 要件について説明します 1.1.1 ShadowImage とは 図 1.1.1-1:ShadowImage 機能概要 ShadowImage

More information

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Linux HW-RAID 監視機能 リリースメモ 2018(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Linux HW-RAID 監視機能 リリースメモ 2018(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Linux HW-RAID 監視機能 リリースメモ 2018(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル はしがき 本書は CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Linux HW-RAID 監視機能 ( 以後 HWRAIDMON

More information

今さら聞けない!? Oracle入門 ~後編~

今さら聞けない!? Oracle入門 ~後編~ Oracle Direct Seminar 今さら聞けない!? Oracle 入門 ~ 後編 ~ 日本オラクル株式会社 Agenda 1. Oracle の基本動作 2. Oracle のファイル群 3. Oracle のプロセス群と専用メモリ領域. データベース内部動作 今さら聞けない!? オラクル入門 ~ 後編 ~. データベース内部動作 検索時の動作更新時の動作バックアップについて

More information

Warp demo station manual

Warp demo station manual 組み込み Linux 高速起動ソリューション "Warp!! iw-rainbow-g22d-sodimm 評価キット操作手順書 Version 1.0 Rev 日付. 1.0 2017/02/23 初版 変更内容 注意 - 本ソフトウェアおよびマニュアルの著作権は リネオソリューションズ株式会社にあります - 本ソフトウェアおよびマニュアルの一部または全部を無断で使用 複製することはできません -

More information

ファイルシステム

ファイルシステム 1 ソフトウェアアークテクチャ 第 2 回ファイルシステム 環境情報学部 萩野達也 オペレーティングシステムの構成要素 2 アプリケーション オペレーティングシステム システムコール処理 ファイルシステム プロセス管理 ネットワーク管理 メモリ管理 ブートストラップ スケジューラー デバイス管理 ハードウェア 3 ファイルとは 情報を外部記憶媒体に記録する単位 データセットとも呼ばれたことがある ファイルの特徴

More information

フォーマット(初期化)について

フォーマット(初期化)について フォーマット ( 初期化 ) について 35020248-04 2017.01 フォーマットとは ハードディスクや SSD USB メモリーをお使いのパソコンで使用できるようにする作業で す 本製品をフォーマットする場合は 本書の記載を参照して行ってください フォーマットの形式 フォーマットにはいくつかの形式があり お使いの OS によって認識できる形式が異なります 本製品を フォーマットするときは

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation ストレージの常識を変えた! ニンブルストレージのアーキテクチャー 企業システムがストレージに抱える課題 アプリケーションパフォーマンス不足 増え続けるデータ 仮想マシン アプリケーションデータ管理の複雑化 Compute Network 20X 10X 40-45% * CRM ERP CRM ERP CRM CRM ERP CRM Storage Same 年間データ増加率 CRM ERP CRM

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation Copy On Write を用いた オーバーレイブロックデバイスの実装 丹英之, 須崎有康, 飯島賢吾, 八木豊志樹 tanh@alpha.co.jp, {k.suzaki, k-iijima, yagi-toshiki}@aist.go.jp 株式会社アルファシステムズ 独立行政法人産業技術総合研究所 1 発表の概要 背景 : ライブ CD の現状 目的 : 次世代ライブ CD 目的を達成するための手段の検討

More information

DIRECTIONS

DIRECTIONS Juniper SRX 日本語マニュアル 1. Junos OS インストール & アップグレード はじめに Junos OS のインストールとアップグレード方法について説明します 手順内容は SRX300 Junos OS 15.1X49-D140 にて確認を実施しております 2018 年 8 月 2 アジェンダ 1. ソフトウェアのダウンロード 2. ソフトウェアのインストール準備 3. CLI

More information

CD 起動可能な Linux KNOPPIX について 産業技術総合研究所 情報技術研究部門須崎有康

CD 起動可能な Linux KNOPPIX について 産業技術総合研究所 情報技術研究部門須崎有康 CD 起動可能な Linux KNOPPIX について 産業技術総合研究所 情報技術研究部門須崎有康 はじめに CD ブータブル Linux "KNOPPIX とは? KNOPPIX の拡張 カスタマイズできる KNOPPIX Windows と融合する KNOPPIX Internet から起動する KNOPPIX KNOPPIX とは? (1) CD からブートできる Linux ハードディスクを使わずに

More information

Microsoft Word - nvsi_080188jp_r1_netvault_oracle_rac_backup_complemental_guide_j_174x217.doc

Microsoft Word - nvsi_080188jp_r1_netvault_oracle_rac_backup_complemental_guide_j_174x217.doc Oracle RAC 環境における NetVault Backup バックアップ & リストア補足資料 バックボーン ソフトウエア株式会社 Doc# NVSI-080188JP Copyrights 著作権 2009 BakBone Software Oracle RAC 環境における NetVault Backup バックアップ & リストア補足資料 Version 1.1 本ガイドは Oracle

More information

CLUSTERPRO MC StorageSaver 1.1 for Linux リリースメモ 2015(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項

CLUSTERPRO MC StorageSaver 1.1 for Linux リリースメモ 2015(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項 リリースメモ 2015(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項 はしがき 本書は ( 以後 StorageSaver と記載します ) の 動作に必要な手順について説明します (1) 商標および登録商標 Red Hat は 米国およびその他の国における Red Hat,Inc. の商標または登録商標です SUSE

More information

Doxygenを用いた効率的な プログラム仕様書の作成

Doxygenを用いた効率的な プログラム仕様書の作成 バージョン管理システム (ClearCase) による開発 2011 年度技術発表 新横浜支店道券秀雄 ClearCase とは? 現在は IBM のラショナル部門が開発しているバージョン管理システム Linux Solaris Windows といった様々なプラットフォームで動作 中規模以上の開発で用いられ 数百人から数千人の管理ができる MVFS(Multi Version File System)

More information

(Microsoft Word - WhitePaper_EvaluationAvanceNVBU__rev2_\203t\203H\201[\203\200\211\374\222\371\224\305_.doc)

(Microsoft Word - WhitePaper_EvaluationAvanceNVBU__rev2_\203t\203H\201[\203\200\211\374\222\371\224\305_.doc) Smart Service ホワイトペーパー Avance 環境における NetVault Backup 基本バックアップバックアップ動作検証 2010 年 10 月 シーティーシー エスピー株式会社事業本部 SZO 推進チーム Copyright 2010 CTCSP Corporation All Rights Reserved. 1 / 10 検証の目的 Avance は, 仮想化技術により

More information

データ移行ツール ユーザーガイド Data Migration Tool User Guide SK kynix Inc Rev 1.01

データ移行ツール ユーザーガイド Data Migration Tool User Guide SK kynix Inc Rev 1.01 データ移行ツール ユーザーガイド Data Migration Tool User Guide SK kynix Inc. 2014 Rev 1.01 1 免責事項 SK hynix INC は 同社の製品 情報および仕様を予告なしに変更できる権利を有しています 本資料で提示する製品および仕様は参考情報として提供しています 本資料の情報は 現状のまま 提供されるものであり 如何なる保証も行いません

More information

CLUSTERPRO MC ProcessSaver ApsEdition 1.0 for Linux リリースメモ 2012(Sep) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項

CLUSTERPRO MC ProcessSaver ApsEdition 1.0 for Linux リリースメモ 2012(Sep) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項 CLUSTERPRO MC ProcessSaver ApsEdition 1.0 for Linux リリースメモ 2012(Sep) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項 はしがき 本書は CLUSTERPRO MC ProcessSaver ApsEdition 1.0 for Linux ( 以後 ProcessSaver

More information

MMUなしプロセッサ用Linuxの共有ライブラリ機構

MMUなしプロセッサ用Linuxの共有ライブラリ機構 MMU なしプロセッサ用 Linux の共有ライブラリ機構 大谷浩司 高岡正 近藤政雄 臼田尚志株式会社アックス はじめに μclinux には 仮想メモリ機構がないので共有ライブラリ機構が使えない でもメモリ消費抑制 ストレージ消費抑制 保守性の向上のためには 欲しい 幾つかの実装があるが CPU ライセンス 機能の制限のためにそのまま利用できない RidgeRun 社 (Cadenux 社 )

More information

ブート ~OS が起動されるまで~

ブート ~OS が起動されるまで~ Debian の世界にようこそ! 情報実験第 7 回 (2019/06/14) 北海道大学大学院理学院宇宙理学専攻修士課程 2 年吉田哲治 1 本日の情報実習その 1 本日は実習でOS のインストールを行います 前半の講義では, インストール作業で必要となる Debian GNU/Linux について インストールの仕組みを理解するための基本知識について パーティション, ファイルシステム 等の学習を行います

More information

RDX へのバックアップ 3 ベアメタル復旧手順書 2014 年 11 月

RDX へのバックアップ 3 ベアメタル復旧手順書 2014 年 11 月 RDX へのバックアップ 3 ベアメタル復旧手順書 2014 年 11 月 目次 1. はじめに... 2 2. ベアメタル復旧の準備... 2 3. ベアメタル復旧... 10 < 本書の構成について > Arcserve D2D r16.5 for Windows による RDX へのバックアップについての資料を 以下の 3 部構成で用意しています 本書は 3 ベアメタル復旧手順書 です その他の手順については別資料を参照してください

More information

mpd の音楽再生用データを別のディスク /NAS にしたい ( ローカルディスク編 ) 簡単におおまかな手順を上級者のメモとして書いておきます 事前に確認しておくべき事項は以下です 追加接続するディスクの接続方法 (S-ATA/e-SATA/USB etc.) 追加接続するディスクのパーティション

mpd の音楽再生用データを別のディスク /NAS にしたい ( ローカルディスク編 ) 簡単におおまかな手順を上級者のメモとして書いておきます 事前に確認しておくべき事項は以下です 追加接続するディスクの接続方法 (S-ATA/e-SATA/USB etc.) 追加接続するディスクのパーティション mpd の音楽再生用データを別のディスク /NAS にしたい ( ローカルディスク編 ) 簡単におおまかな手順を上級者のメモとして書いておきます 事前に確認しておくべき事項は以下です 追加接続するディスクの接続方法 (S-ATA/e-SATA/USB etc.) 追加接続するディスクのパーティション ( 領域分割 ) 方法 ディスク全体の容量とそれぞれのパーティションのフォーマットとファイルシステム形式

More information

Microsoft Word - AFT_3TB_HDD_install_guide doc

Microsoft Word - AFT_3TB_HDD_install_guide doc AFT 及び 3TB HDD への OS インストール 目次 概要 P.1 動作確認構成 P.1 対応要件 P.1 Server 対応一覧 P.2 OS 対応一覧 P.3 OS インストール方法 P.4 AFT P.4 3TB P.8 AFT +3TB P.10 2012.01.26: ぷらっとホーム技術部山﨑作成 2012.02.06: ぷらっとホーム技術部山﨑更新 2012.02.09: ぷらっとホーム技術部山﨑更新

More information

タイトル情報サーチ 目次 取扱説明書 Version 1.10 タイトル情報サーチの概要 必要なもの インストール 注意事項 音楽 CD のタイトル情報取得の手順 1 USB への記録 2 USB の接続 3 Gracenote データベースへのアクセス 4 USB への保存 5 NissanCon

タイトル情報サーチ 目次 取扱説明書 Version 1.10 タイトル情報サーチの概要 必要なもの インストール 注意事項 音楽 CD のタイトル情報取得の手順 1 USB への記録 2 USB の接続 3 Gracenote データベースへのアクセス 4 USB への保存 5 NissanCon タイトル情報サーチ 目次 取扱説明書 Version 1.10 タイトル情報サーチの概要 必要なもの インストール 注意事項 音楽 CD のタイトル情報取得の手順 1 USB への記録 2 USB の接続 3 Gracenote データベースへのアクセス 4 USB への保存 5 NissanConnect ナビへの取り込み インターネットへの接続方法の設定 1 タイトル情報サーチ は Music

More information

アドバンスト・フォーマットディスクのパフォーマンス

アドバンスト・フォーマットディスクのパフォーマンス White Paper アドバンスト フォーマットディスクのパフォーマンス White Paper FUJITSU Storage ETERNUS DX S4/S3 series アドバンスト フォーマットディスクのパフォーマンス 物理 4K セクターを使用した HDD の新技術により ストレージ密度 およびエラー訂正機能が向上されています その新技術の HDD が ETERNUS DX S4/S3

More information

Arcserve Backup r16 新機能 テープブロックサイズの拡張 効果実測 Arcserve Japan 1.5 版

Arcserve Backup r16 新機能 テープブロックサイズの拡張 効果実測 Arcserve Japan 1.5 版 Arcserve Backup r16 新機能 テープブロックサイズの拡張 効果実測 Arcserve Japan 1.5 版 新機能 テープブロックサイズの拡張 とその効果実測 1. はじめに 2. バックアップを高速化! テープブロックサイズの拡張 3. 効果測定 4. 測定結果からの考察 補足情報 : A) 検証環境 B) 設定方法 C) 考慮 注意事項 D) 富士通株式会社とArcserve

More information

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Linux リリースメモ 2018(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Linux リリースメモ 2018(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル リリースメモ 2018(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル はしがき 本書は ( 以後 RootDiskMonitor と記載します ) の動作に必要な手順について説明します (1) 商標および登録商標 Red Hat Red Hat Enterprise Linux は 米国およびその他の国における Red Hat, Inc.

More information

Microsoft Word - nvsi_050090jp_oracle10g_vlm.doc

Microsoft Word - nvsi_050090jp_oracle10g_vlm.doc Article ID: NVSI-050090JP Created: 2005/04/20 Revised: Oracle Database10g VLM 環境での NetVault 動作検証 1. 検証目的 Linux 上で稼動する Oracle Database10g を大容量メモリ搭載環境で動作させる場合 VLM に対応したシステム設定を行います その環境において NetVault を使用し

More information

2-3- 基 Linux のシステム管理に関する知識 1 独立行政法人情報処理推進機構

2-3- 基 Linux のシステム管理に関する知識 1 独立行政法人情報処理推進機構 2-3- 基 Linux のシステム管理に関する知識 1 2-3- 基.Linux のシステム管理に関する知識 オープンソースオペレーティングシステムとしてもっとも利用が期待される Linux のシステム管理に関して 実際の開発 運用の際に必要 Ⅰ. 概要な管理知識 手法の種類と特徴 内容を理解し Linux をサーバとして運用するために必要なノウハウを実務レベルとして学ぶ 基本編ではサーバ単体の管理を中心に学ぶ

More information

7-Zip で作成する暗号化 ZIP ファイルの各種設定 Windows OS の標準機能で復号できるようにするには 次のように特定の設定をする必要がある (4) 作成する暗号化 ZIP ファイルの保存先とファイル名を指定する (5) アーカイブ形式として zip を選ぶ その他のアーカイブ形式を選

7-Zip で作成する暗号化 ZIP ファイルの各種設定 Windows OS の標準機能で復号できるようにするには 次のように特定の設定をする必要がある (4) 作成する暗号化 ZIP ファイルの保存先とファイル名を指定する (5) アーカイブ形式として zip を選ぶ その他のアーカイブ形式を選 7-Zip で ZIP ファイルを暗号化する暗号化 ZIP ファイルを作成するには まず暗号化したいファイルをエクスプローラーで選択して右クリックし コンテキストメニューから [7-Zip]-[ 圧縮 ] をクリックする 7-Zip のファイル圧縮ダイアログが表示されたら 以下の画面のように ZIP ファイル名やパスワード オプションを指定する なお 暗号化されていない通常の ZIP ファイルを後から暗号化することはできない

More information

マニュアル訂正連絡票

マニュアル訂正連絡票 < マニュアル訂正連絡票 > ASP PC ファイルサーバ説明書 V28 [J2K0-5740-01C2] 2017 年 12 月 26 日発行 修正箇所 ( 章節項 )5.3.2.3 サーバ環境の設定 作成時のアクセス権 PC ファイルサーバ上に,Windows がファイルまたはディレクトリを作成する際のアクセス権を設定する. 所有者, グループ, その他に対してそれぞれ, 読み込み, 書き込み,

More information

ActiveImage Protector 3.5

ActiveImage Protector 3.5 for Hyper-V Enterprise のご紹介 ( 株 ) ネットジャパン法人営業部 2014 年 5 月 30 日 目次 主な導入対象 P.3 導入のメリット P.4 主な機能 1. バックアップ機能 P.6 2. 仮想マシンの即時稼働と復元 P.14 3. ReZoom 機能による通常の復元 P.22 4. マウント機能によるファイル単位の復元 P.24 5. その他の機能 P.27 2

More information

各プール内で作成される仮想マシンの台数は 実際の利用者数の状況を観て調整しているが どのプールも の間で設定している また 各プールで使用するデータストアについては 容量が 6TByte のものを8つ用意し 2 つを事務系仮想マシン用のプール 残り 6 つを研究系仮想マシン用のプール

各プール内で作成される仮想マシンの台数は 実際の利用者数の状況を観て調整しているが どのプールも の間で設定している また 各プールで使用するデータストアについては 容量が 6TByte のものを8つ用意し 2 つを事務系仮想マシン用のプール 残り 6 つを研究系仮想マシン用のプール 仮想デスクトップインフラ (VDI) システムの見直し 情報社会基盤研究センター担当 中野裕晶 情報社会基盤研究センターでは 2014 年 3 月より VMware Horizon View( バージョン 5.3) による仮想デスクトップインフラ (VDI) サービスを開始し 全学に対して Windows7 Windows8 マシンの提供を開始した 運用を開始後諸々の動作について理解が進んでいくと

More information

スライド 1

スライド 1 ReadCache3.6 変更点資料 株式会社シー オー コンヴ 1 2011 年 1 月 18 日 Citrix XenDesktop 5 Enterprise/Platinum Edition(Provisioning Services 5.6) Provisioning Services 5.6SP1 Provisioning Services 5.1SP2 は Citrix Systems,

More information

ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800 / ftサーバ

ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800 / ftサーバ ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800/ft サーバ VMware ESX/ESXi システムのバックアップ 復元ガイド Express5800/R320e-E4/M4 Express5800/R320f-E4/M4 VMware 対応モデル用 第 1 版 - 2018 年 4 月 10 日 Copyright 2018 NetJapan, Inc.

More information

Windows AIKを使用したPE2

Windows AIKを使用したPE2 Windows AIK を使用した PE2.0 ベースの起動 CD 作成方法 この資料では マイクロソフト社から提供されている Windows AIK( 自動インストールキット ) を使用して Windows PE 2.0 ベースの起動 CD を作成する方法をご紹介します Image Backup や LB コピーコマンダーなどの製品 CD やリカバリーメディアは 主に DOS や Linux 環境で動作するため

More information

Microsoft PowerPoint - ShadowProtectIT手順書_ ppt

Microsoft PowerPoint - ShadowProtectIT手順書_ ppt ShadowProtect IT Edition バックアップ取得手順書 2011 年 3 月 Asgent, Inc. ShadowProtect IT Edition バックアップ取得フロー 本手順書は ShadowProtect IT Editionを利用し Windowsシステムのバックアップをオンラインにて取得する標準的なフローを記載しております 構成として バックアップ対象のサーバー パソコン

More information

MIRACLE System Savior操作手順書

MIRACLE System Savior操作手順書 バックアップ / リストア作業手順書 Copyright 2000-2013 MIRACLE LINUX CORPORATION All rights reserved Ver.1.1 変更履歴日付 作成者 Revision 対象 変更内容 2013/07/02 青山雄一 1.0 全体 初版作成 2013/12/27 青山雄一 1.1 全体 V2R4 対応 Copyright 2000-2013 MIRACLE

More information

Linux ドライバのインストール

Linux ドライバのインストール の前提条件 1 ページ OS インストール中の 1 ページ SAN ストレージおよび fnic ドライバ への Linux のインストール 2 ページ RPM を使用した 3 ページ ソース Tarball を使用した 4 ページ の前提条件 ドライバのインストールに関する次のベスト プラクティスに従っていることを確認してくださ い ドライバをアップグレードする前に 次の順序でインフラストラクチャをインストールま

More information

2 データをコピーするフォーマットするダウンしたら資料困ったときにはお使いになる前にもくじお使いになる前に...3 フォーマットする...4 macos ~ OS X の場合 5 OS X 以前の場合 7 データをコピーする...9

2 データをコピーするフォーマットするダウンしたら資料困ったときにはお使いになる前にもくじお使いになる前に...3 フォーマットする...4 macos ~ OS X の場合 5 OS X 以前の場合 7 データをコピーする...9 データをコピーするフォーマットするダウンしたら資料困ったときにはお使いになる前に I-O DATA DEVICE, INC. 画面で見るマニュアル HDD/SSD 共通 Mac でのフォーマット方法 06 版 2 データをコピーするフォーマットするダウンしたら資料困ったときにはお使いになる前にもくじお使いになる前に...3 フォーマットする...4 macos 10.12 ~ 10.13 OS X

More information

イントラネット仮想ホスティング Linux 仮想マシン初期利用ガイド ご参考資料 2015 年 06 月 29 日 Version 1.0 bit- drive Version1.0 イントラネット仮想ホスティグ Linux 仮想マシン初期利用ガイド ご参考資料 1/14

イントラネット仮想ホスティング Linux 仮想マシン初期利用ガイド ご参考資料 2015 年 06 月 29 日 Version 1.0 bit- drive Version1.0 イントラネット仮想ホスティグ Linux 仮想マシン初期利用ガイド ご参考資料 1/14 イントラネット仮想ホスティング 2015 年 06 月 29 日 Version 1.0 bit- drive 1/14 目次 1. はじめに... 3 2. 仮想マシンの初期状態について... 4 2-1. 仮想マシン情報の確認... 4 2-2. リモートログイン方法... 5 2-3. ログインパスワード変更... 6 2-4. ディスク構成... 6 3. ディスク未割り当て領域の設定...

More information

LinuxCD操作ガイド コピー

LinuxCD操作ガイド コピー Linux 版起動 CD コピー 操作ガイド このガイドでは Linux 版の起動 CD での コピー 方法を ご案内します バックアップと復元 パーティション操作 ネットワーク 構成 については別の操作ガイドをご覧ください ハードディスクをコピーする ハードディスクを交換する場合は こちらをお勧めします コピー元より大きなハードディスクを用意すれば拡大コピーも可能です 自動コピー 起動後のメイン画面で

More information

Windows Server 2012/2012 R2 Active Directory環境へのドメイン移行の考え方

Windows Server 2012/2012 R2 Active Directory環境へのドメイン移行の考え方 Active Directory 環境への ドメイン移行の考え方 第 2.3 版 2018 年 2 月富士通株式会社 改版履歴 改版日時版数改版内容 2012.9 1.0 新規作成 2013.4 1.1 ADMTツールの 2012 対応状況を更新 新規ドメイン構築& アカウント移行 のデメリットに クライアントPCのドメイン再参加作業が必要となり 移行時のユーザ負担が増加 の記載を追加 2013.10

More information

Microsoft Word - nvsi_100222jp_oracle_exadata.doc

Microsoft Word - nvsi_100222jp_oracle_exadata.doc Article ID: NVSI-100222JP Created: 2010/10/22 Revised: -- Oracle Exadata v2 バックアップ動作検証 1. 検証目的 Oracle Exadata Version 2 上で稼動する Oracle Database11g R2 Real Application Clusters( 以下 Oracle11g R2 RAC) 環境において

More information

Microsoft PowerPoint - Module_pub_ _v1.02.ppt

Microsoft PowerPoint - Module_pub_ _v1.02.ppt HA=HP Serviceguard 11.19 モジュラーパッケージ 日本ヒューレット パッカード株式会社 ESS プリセールス統括本部 BCS ソリューション本部 2009 年 7 月 22 日 ver1.02 2008 Hewlett-Packard Development Company, L.P. ここに記載されている情報は予告なしに変更されることがあります モジュラーパッケージとは Serviceguard

More information

USB ORCA Learning Edition Version USB ORCA Learning Edition ORCA Project セットアップ手順書 Version 年 1 月 17 日 ( 第 3 版 ) 社団法人日本医師会 ORCA Projec

USB ORCA Learning Edition Version USB ORCA Learning Edition ORCA Project セットアップ手順書 Version 年 1 月 17 日 ( 第 3 版 ) 社団法人日本医師会 ORCA Projec USB ORCA Learning Edition ORCA Project セットアップ手順書 Version 3.0.0 2012 年 1 月 17 日 ( 第 3 版 ) 社団法人日本医師会 ORCA Project Copyright (C) 2011 Japan Medical Association. All rights reserved. 1 目次 改版履歴...3 1. 概要...

More information

Microsoft Word - PSM_Mig_FAS_16209.doc

Microsoft Word - PSM_Mig_FAS_16209.doc PoINT Storage ManagerV5.2 の NetApp Cluster へのデータ移行機能の紹介 (2016/2/9) 有限会社オプティカルエキスパート PoINT Storage Manager は階層管理の最上位層の Performance Tier として設定した NetApp FAS/EMC VNX/Windows に保存されているファイルをポリシー設定に従って タグ ( スタブ

More information

SNC-HM662 EdgeStorage manual J

SNC-HM662 EdgeStorage manual J ネットワークカメラ SNC-HM662 Edge Storage マニュアル ~SD / microsd で映像録画 再生 ~ 目次 1. Edge Strage 機能について 1-1. Edge Storage 機能とは 1-2. Edge Storage 機能を使用する上での注意点 1-3. 使用可能なメモリーカード 2. Edge Storage 機能使用時の推奨設定 3. Edge Storage

More information

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 2.1 for Linux リリースメモ 2016(Mar) NEC Corporation ライセンス パッケージのインスト ル セットアップ マニュアル 障害発生時の手順 補足事項 注意事項

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 2.1 for Linux リリースメモ 2016(Mar) NEC Corporation ライセンス パッケージのインスト ル セットアップ マニュアル 障害発生時の手順 補足事項 注意事項 リリースメモ 2016(Mar) NEC Corporation ライセンス パッケージのインスト ル セットアップ マニュアル 障害発生時の手順 補足事項 注意事項 改版履歴 版数 改版 内容 1.0 2015.03 新規作成 2.0 2016.03 MC 2.1 に対応 i はしがき 本書は ( 以後 ProcessSaver と記載します ) の 動作に必要な手順について説明します (1) 商標および登録商標

More information

移行手順書

移行手順書 V05L13 V05L13 移行手順書 目次 1. はじめに... 1 1.1. 移行作業前の確認事項 ( 必須 )... 1 2. 移行手順... 4 2.1. セットアップの起動... 4 2.2. ES/1 NEO CS シリーズセットアップの実行... 5 2.3..NET Framework 4 セットアップの実行... 10 2.4. Windows Imaging Component

More information

1. はじめに Systemwalker Desktop Patrol V 以降でセキュリティ監査として BIOS パスワード設定の監査 を提供しています しかし Systemwalker Desktop Patrol メインメニュー のセキュリティ情報に表示される起動パスワード 設定パ

1. はじめに Systemwalker Desktop Patrol V 以降でセキュリティ監査として BIOS パスワード設定の監査 を提供しています しかし Systemwalker Desktop Patrol メインメニュー のセキュリティ情報に表示される起動パスワード 設定パ Systemwalker Desktop Patrol BIOS パスワード設定状況確認ツール利用ガイド 第 1.1 版 2011 年 4 月 5 日 1. はじめに Systemwalker Desktop Patrol V13.0.0 以降でセキュリティ監査として BIOS パスワード設定の監査 を提供しています しかし Systemwalker Desktop Patrol メインメニュー のセキュリティ情報に表示される起動パスワード

More information

SP-H6-KC Saison Information Systems CO.,LTD

SP-H6-KC Saison Information Systems CO.,LTD SP-H6-KC-01-03 - 1 - Saison Information Systems CO.,LTD HULFT for K Ver.2.1 移行説明書 1. 概要当説明書では 既にご使用になっている HULFT for K を旧製品からVer.2.1 に移行 ( バージョンアップ レベルアップ リビジョンアップ ) するための手順 注意事項を説明しています また バージョンアップ レベルアップ時は

More information

Microsoft Word - nvsi_090205jp_r9_vaultdr_local_addendum.doc

Microsoft Word - nvsi_090205jp_r9_vaultdr_local_addendum.doc NetVault Plug-in ユーザーズ ガイド for ローカル型 BMR (VaultDR) 製品ガイド補足資料 - BMR for NVBU Server/Client - BMR Standalone 日本クエスト ソフトウェア株式会社 Doc# NVSI-090205JP_R9 Copyrights 著作権 2012 Quest Software, Inc NetVault Backup

More information

ホワイト ペーパー EMC VFCache により Microsoft SQL Server を高速化 EMC VFCache EMC VNX Microsoft SQL Server 2008 VFCache による SQL Server のパフォーマンスの大幅な向上 VNX によるデータ保護 E

ホワイト ペーパー EMC VFCache により Microsoft SQL Server を高速化 EMC VFCache EMC VNX Microsoft SQL Server 2008 VFCache による SQL Server のパフォーマンスの大幅な向上 VNX によるデータ保護 E ホワイト ペーパー VFCache による SQL Server のパフォーマンスの大幅な向上 VNX によるデータ保護 EMC ソリューション グループ 要約 このホワイト ペーパーでは EMC VFCache と EMC VNX を組み合わせて Microsoft SQL Server 2008 環境での OLTP( オンライン トランザクション処理 ) のパフォーマンスを改善する方法について説明します

More information

Microsoft Word - nvsi_090200jp_r1_nvbsvr_mscs.doc

Microsoft Word - nvsi_090200jp_r1_nvbsvr_mscs.doc Article ID: NVSI-090200JP_R1 Created: 2010/2/4 Revised: 2010/9/17 NetVault Backup サーバと Windows Server 2008 / フェールオーバークラスタとの統合 1. 検証目的 Windows Server 2008 では アプリケーションの可用性を高めるフェールオーバークラスタ機能を提供しています 本検証では

More information

削除済みVSSスナップショットの復元

削除済みVSSスナップショットの復元 Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center 電子署名者 : Japan Computer Emergency Response Team Coordination Center DN : c=jp, st=tokyo, l=chiyoda-ku, email=office@jpcert.or.jp, o=japan Computer

More information

ファイルシステム管理とLVM

ファイルシステム管理とLVM 2007 年 2 月 9 日 ( 金 ) LPIC スタートアップ 無 料 セミナー@ 東 京 ファイルシステム 管 理 とLVM リナックスアカデミー 学 校 長 濱 野 賢 一 朗 hamano@linuxacademy.ne.jp 本 ドキュメントは Linuxを 中 心 とするオープンソースコミュニティの 成 果 をもとに 作 成 されています 開 発 者 をはじめとする コミュニティの 皆

More information

TOMOYO Linux

TOMOYO Linux TOMOYO Linux タスク構造体の拡張によるセキュリティ強化 Linux [ 当日説明用資料 ] 平成 16 年 6 月 3 日株式会社 NTT データ技術開発本部オープンシステムアーキテクチャグループ原田季栄 haradats@nttdata.co.jp Linux セキュリティ上の課題 所有者 による 自由裁量 のアクセス制御粗い分類と 制御の粒度システム管理者に対しては効力を持たないシステム管理者権限を奪われると歯止め無し

More information

Futaba File System Utility T12K/T14SG/FX-22/T12FG/T8FG/FX-20 用ファイルシステムユーティリティ説明書 (Version 7. x) T12K/T14SG/FX-22/T12FG/T8FG/FX-20 はモデルデータを SD カードに保存する

Futaba File System Utility T12K/T14SG/FX-22/T12FG/T8FG/FX-20 用ファイルシステムユーティリティ説明書 (Version 7. x) T12K/T14SG/FX-22/T12FG/T8FG/FX-20 はモデルデータを SD カードに保存する T12K/T14SG/FX-22/T12FG/T8FG/FX-20 用ファイルシステムユーティリティ説明書 (Version 7. x) T12K/T14SG/FX-22/T12FG/T8FG/FX-20 はモデルデータを SD カードに保存することができますが 一般のパーソナルコンピュータとは異なる独自のファイルシステムを採用しており Windows エクスプローラ等で直接ファイルを読み書きすることはできません

More information

EaseUS Data Recovery Wizard User Guide

EaseUS Data Recovery Wizard User Guide EaseUS Data Recovery Wizard ユーザーマニュアル EaseUS Data Recovery Wizard は PC ハードディスクドライブ USB ドライブなどの記憶媒体から失われたデータを簡単な操作で復元できるソフトです 幅広いユーザーの方々にお使いいただけるよう 直感的に操作できるインターフェイスを備えています 本マニュアルでは本製品の機能と使用方法について解説します

More information

Microsoft Word - nvsi_050110jp_netvault_vtl_on_dothill_sannetII.doc

Microsoft Word - nvsi_050110jp_netvault_vtl_on_dothill_sannetII.doc Article ID: NVSI-050110JP Created: 2005/10/19 Revised: - NetVault 仮想テープ ライブラリのパフォーマンス検証 : dothill SANnetⅡSATA 編 1. 検証の目的 ドットヒルシステムズ株式会社の SANnetll SATA は 安価な SATA ドライブを使用した大容量ストレージで ディスクへのバックアップを行う際の対象デバイスとして最適と言えます

More information

Microsoft Word - CDDB_Manual_JPN_0801.doc

Microsoft Word - CDDB_Manual_JPN_0801.doc 取扱説明書 Version 2.00 目次 はじめに タイトル情報サーチの概要 インストール 必要なもの ソフトウェアの動作条件 注意事項 音楽 CD のタイトル情報取得の手順 - コンパクトフラッシュへの記録 - コンパクトフラッシュの接続 - Gracenote データベースへのアクセス - コンパクトフラッシュへの保存 - カーウイングスナビへの取り込み インターネットへの接続方法の設定 はじめに

More information

Microsoft Word - nvsi_090198_quantum dxi7500_nvb.doc

Microsoft Word - nvsi_090198_quantum dxi7500_nvb.doc Article ID: NVSI-090198JP Created: 2009/09/28 Revised: - Quantum DXi7500 と NetVault Backup による動作検証 1. 概要 Quantum DXi7500 は Dedupe 機能等を備えた Quantum 社の高性能なディスクベースのバックアップ装置です DXi7500 はハードウェア仮想テープ ライブラリ ( 以下

More information

Microsoft PowerPoint - Android+TPMによるセキュアブート_KDDI研_後日配布用

Microsoft PowerPoint - Android+TPMによるセキュアブート_KDDI研_後日配布用 Android(ARM)+TPM による セキュアブート KDDI 研究所竹森敬祐 (Ph.D) Android OS は 通常利用においてシステム領域の完全性が維持されている 組み込み OS としても利用される Android OS のセキュアブートの意義を考察する 1 背景 : root 権限奪取とシステム改造の流れ 攻撃のシナリオ Step1: root 権限奪取アプリをユーザ領域にインストールし

More information

Microsoft PowerPoint - OS11.pptx

Microsoft PowerPoint - OS11.pptx この資料は 情報工学レクチャーシリーズ松尾啓志著 ( 森北出版株式会社 ) を用いて授業を行うために 名古屋工業大学松尾啓志 津邑公暁が作成しました パワーポイント 27 で最終版として保存しているため 変更はできませんが 授業でお使いなる場合は松尾 (matsuo@nitech.ac.jp) まで連絡いただければ 編集可能なバージョンをお渡しする事も可能です 主記憶管理 : 仮想記憶 復習 : 主記憶管理

More information

. 目次 概要 リストア環境の設定... 3 ステップ 1-1 Recovery Environment メディアからの起動... 3 ステップ 1-2 タイムゾーンの選択... 4 ステップ 1-3 必要なドライバの読み込み... 5 ステップ 1-4 ネットワークドライブの割り当

. 目次 概要 リストア環境の設定... 3 ステップ 1-1 Recovery Environment メディアからの起動... 3 ステップ 1-2 タイムゾーンの選択... 4 ステップ 1-3 必要なドライバの読み込み... 5 ステップ 1-4 ネットワークドライブの割り当 ベストプラクティスガイド 回復パーティションを含む UEFI マシンのリストア 2015 年 4 月 20 日 . 目次 概要... 3 1. リストア環境の設定... 3 ステップ 1-1 Recovery Environment メディアからの起動... 3 ステップ 1-2 タイムゾーンの選択... 4 ステップ 1-3 必要なドライバの読み込み... 5 ステップ 1-4 ネットワークドライブの割り当て

More information

21 章のお話

21 章のお話 21 章のお話 オブジェクトヘッダ 型オブジェクトポインター (4byte, 8byte) 型の構造体へのポンタ 同期ブロックインデックス (4byte, 8byte) ロックとか COM で利用する フィールド マネージヒープ NextObjPtr マネージヒープ NextObjPtr オブジェクト A を割り当てたい! 同期ブロック 同期ブロックインデックス ~ フィールドまでが入るようにする

More information

記憶域スペースダイレクト (S2D) を活用したハイパーコンバージドインフラ技術解説ガイド 概要本ドキュメントは Windows Server 2016 で構築したハイパーコンバージドインフラ (Hyper-Converged Infrastructure:HCI) を技術的な観点から解説したガイド

記憶域スペースダイレクト (S2D) を活用したハイパーコンバージドインフラ技術解説ガイド 概要本ドキュメントは Windows Server 2016 で構築したハイパーコンバージドインフラ (Hyper-Converged Infrastructure:HCI) を技術的な観点から解説したガイド 記憶域スペースダイレクト (S2D) を活用したハイパーコンバージドインフラ技術解説ガイド 概要本ドキュメントは Windows Server 2016 で構築したハイパーコンバージドインフラ (Hyper-Converged Infrastructure:HCI) を技術的な観点から解説したガイドです 主にシステム構成 記憶域スペースダイレクト (Storage Spaces Direct:S2D)

More information

Microsoft Word - 楽天㇯ㅩ㇦ㅛIaaSㇵㅼã…fiã‡¹ä»Łæ§Ÿ.doc

Microsoft Word - 楽天㇯ㅩ㇦ㅛIaaSㇵㅼã…fiã‡¹ä»Łæ§Ÿ.doc サービス仕様 1. 提供機能一覧楽天クラウド IaaS では以下の機能をユーザに対し提供します 8.1.0-23 機能名 1 管理コンソール 2 仮想マシン 3 ファイアウォール 4 固定 IP アドレス 5 ブロックストレージ 6 テンプレート 7 ロードバランサ 8 アンチウイルス 概要 ユーザが楽天クラウド IaaS の各機能を操作するための Web インターフェースです 以下の全ての機能を操作できます

More information