児童はこれまでに これは何でしょう (1 年下 ) で ものの特徴を聞き手に分かり やすく説明したり その特徴を落とさないようにしながら聞いたりする学習や 問題が分 かるように はっきりした発音で話す学習をしてきている だが それらを意識はしてい ても十分身に付いているとは言い難い 日々の学習の中で

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1 1. 目指す言語能力 第 2 学年国語科学習指導案 指導者荻野和枝 知らせたい事を選び順序よく話したり 大事な事を落とさないように注意して聞いた りする力 2. 教材名 ともこさんはどこかな ( 光村図書 2 年上 たんぽぽ ) 3. 児童の実態 男子 17 名 女子 20 名 計 37 名のクラスである 個性豊かな子が多く 明るく活動 的である 話したいことがいつもいっぱいあり 休み時間ともなると友だち同士で話をし たり 話を聞いてもらおうと教師の所に寄って来たりする 話す 聞く の指導を昨年度より継続して行っている 教室に 話すとき 聞くと き に気を付けることについて掲示し 発表の場など機会あるごとに意識させるようにし てきた その結果 話す ことについては学習の中での発表など大きな声で恥ずかしが らずにできるようになった児童も増えてきた また 朝の会の 友だちの話 も最初は 2 文程度であったが 最近では長く詳しく言えるようになってきている児童もいる しかし それらが大切なことは理解してはいるが まだまだ 聞こえる声で 発表したり はっ きりと 話したりできない児童もいる 聞く ことは 話す ことより全体的に見て苦手であるように思われる 自分のこと は一生懸命話しても 話し終わると満足してしまい 友だちの話を集中して最後まで聞く ことは難しい 話したいという思いを大切にしながら 他の人の話も注意深く聞けるよう になって欲しいと思っている 4. 指導の内容と教材の関わり 目的意識 : 迷子を探すために 相手意識 : グループやクラスのみんなに 方法意識 : 迷子の特徴となる大事なことを選び 順序よく話す 場面 状況意識 : 迷子探しのアナウンスをし合う 評価意識 : 迷子探しのアナウンスをするときに大切なことがわかる 迷子の特徴を分かりやすく話したり 聞き取ったりできる 1 2 年生の 話すこと 聞くこと 領域の目標は 相手に応じ 経験したことなどに ついて 事柄の順序を考えながら話すことや大事なことを落とさないようにして聞くこと ができるようにするとともに 話し合おうとする態度を育てる ことである 話したが り屋 聞きたがり屋のこの時期に 順序を考えながら話す ことや 大事なことを落と さないようにして聞く ことの能力を育てることはとても大切なことである - 1 -

2 児童はこれまでに これは何でしょう (1 年下 ) で ものの特徴を聞き手に分かり やすく説明したり その特徴を落とさないようにしながら聞いたりする学習や 問題が分 かるように はっきりした発音で話す学習をしてきている だが それらを意識はしてい ても十分身に付いているとは言い難い 日々の学習の中で折に触れ指導している段階であ る また 何に見えるかな ( 2 年 ) では ちぎって作った形を見ながら 何に見える なぜそう見える という話題に沿って 仲良く話し合う学習をいている そこで本単元においては まず 迷子探し を通して児童の興味を生かしながら大事な ことを落とさないようにして聞く能力を育てていきたい 図書館に行っても ミッケ や セブン などのような多くのものの中からあるものを探し出す本は誰もが大好きなので きっと最初は遊び感覚で迷子探しをするものと思われる しかし 迷子を正しく見つける ためには 大事なことを落とさないようにして聞くことがとても大切であることに気付く であろう 次に 自分で迷子探しのアナウンスの内容を考える活動を通して 迷子の特徴 となる大事なことを選び順序よく話す能力を身に付けさせていきたい ここでは 聞く 学習が 話す 学習に生かされるであろう また アナウンスを通して 話す 学習が 聞 く 学習にも生かされていくものと思われる アナウンスをし合う場では まず少グループで練習してからクラス全体に話すというよ うに段階を踏み 自信のない児童も自信を持ってアナウンスできるようにし この単元の まとめとなるような場にしていきたい 5. 日常の取り組み 話すこと 聞くこと (1) 教科の中での指導 4 月 ふきのとう ( 国語科 ) を語や文のまとまりについて考えながら はっ きりとした発音で音読する 7 月 レッツゴー! 町たんけん ( 生活科 ) では自分の町をみんなに紹介した り 町たんけんで学習したことを聞こえる声で発表したり聞いたりする 10 月 何に見えるかな ( 国語科 ) では 何に見えるか という話題にそっ (2) 日常的な指導 て話し合う 朝の会 友だちの話 では前日の日直がクラスのみんなに知らせたいことを 選んで話す 帰りの会 係からの連絡 よかったこと では 聞こえる声で知らせたい ことをみんなに話したり 聞いたりする 話す 聞くのカルテの活用 国語科の時間に 3 人組で順番に自分の話したいこ とを選んで話したり 友だちの話を聞いたりしながらカルテに自己評価する 話すとき 聞く 話し合うときの確認事項 話すとき聞くとき話し合うとき はっきりと よいしせいで 話す人の方を見て 話だいにそって 聞こえる声で じゅんじょよく よいしせいで なかよく - 2 -

3 聞く人の方をみて ていねいなことばで 話したいことをえらんで さいごまで だいじなことをおとさずに 書くこと 連絡帳に一日の出来事の中で心に残ったことを簡単な文で書く 読むこと 国語科教材 タンポポのちえ スイミー サンゴの海の生きものたち ( 説 明文や物語 ) を興味を持って読む 読書指導 火 木曜日の朝 自分の好きな本を選び10 分間の読書をする ( さわやか朝 の読書 ) 月 金曜日の朝は保護者や地域の方の読み聞かせを聞く 水曜日の朝には担任の読み聞かせを聞く 週 1 回の読書の時間には 司書の先生の読み聞かせを聞く その他 国語科教材 おおきくなあれ に関連して 音読に適した文を教室に掲示し 口形や発音に注意しながら読む 6. 指導の目標 A 話すこと 聞くことア知らせたい事を選び 事柄の順序を考えながら 相手に分かるように話す イ大事な事を落とさないようにしながら 興味を持って聞く 7. 指導計画と評価計画 (1) 指導計画 ( 話すこと 聞くこと領域全 30 時間中の 4 時間 ) 第 1 次 絵の中の人物を見つけるための大切なことが分かり 正しく聞き取ることがで きる 次時学習活動教師の支援評価規準と評価方法 * は 手だて 1 迷子探しのゲームをしなが 特徴が分かる言葉を 迷子探しで大切なこと ら 人物を見つけるために一つずつ確かめ そを理解し 人物の特徴 聞き取る大切なことを考え れらを聞き取るにはを聞き取り 見つける 1 聞き方について話し合う どんなことに気をつことができる けたらいいか考えさ ( ワークシート 観察 ) - 3 -

4 せる * 年齢 性別 洋服など 2 正しく聞き取るための自分 前時で学習したこと の色や形 持ち物など のめあてを決め 迷子探し を振り返らせ 正し 人物の特徴が分かる言 ができる く聞き取るための自 葉に着目させる 分のめあてを意識させる 第 2 次 絵の中から別の人物を探してもらうために 大事なことを落とさずに話すこと ができる 次時 学 習 活 動 教 師 の 支 援 評価規準と評価方法 (* は手だて ) 3 絵の中の別の人物を迷子と 教科書のお知らせ文 迷子探しで大切なこと 本 して探すためのアナウンス を提示し 知らせるを考え 人物の特徴を落 時 を考える 内容を考えるようにとさずに分かりやすく話 2 させる すことができる ( ワークシート 観察 ) * 教科書のお知らせ文に 4 自分のめあてを決めて 分 分かりやすくアナウ どんなことが書いてあ かりやすくアナウンスをす ンスをするにはどん るかを振り返らせる る な話し方をすればよ * 自信を持って話すこと いか考えさせる ができるように 補助 シートを使用させる (2) 単元の評価規準 国語への関心 意欲 態度 話す 聞く能力 言語についての知識 理解 技能 迷子探しに興味を持ち 年齢 性別 洋服などの色 姿勢や声の大きさなどに注 迷子を探すために大切なや形 持ち物など迷子の特意してはっきりとした声で ことが分かり それを聞徴となる大事なことを選話している ( ア ) き取ったり分かりやすくび 順序よく話している 丁寧な言葉で話している 話したりしている ( ア) ( オ) 迷子の特徴を聞き落とさな いように注意して聞いてい る ( イ ) - 4 -

5 本時の評価規準 迷子探しで落としてはいけない大事なことに気をつけて アナウンスをすることが できる B おおむね満足 C ( 努力を必要とする児童への手だて ) 迷子探しをするための大事な 自分が決めた迷子の特徴を 教科書のお知らせ文と ことを落とさずに話すことが 比べながら考えさせる できる 補助シートを使って話すようにさせる 8. 本時の展開 (1) 日時平成 18 年 11 月 1 日 ( 水 ) 2:00~2:45 (2) 場所琢美小学校 2 年 1 組教室 (3) 目標 迷子探しで落としてはいけない大事なことに気をつけて アナウンスをすることができる (4) 展開 流学習活動教師の支援評価の観点備考 れ 1. 本時のめあてを知る これからの学習活動を めあてを つ 説明し 見通しを持た 書いた紙 まいごさがしをするた せる か めのアナウンスを考え 迷子が特定できないア 大事なことが落ち よう ナウンスを聞き 大事 ていると迷子探し む なことが落ちていると ができないことが 迷子探しができないこ わかる とに気付かせる どんなことを知らせたら 前時までの迷子探しで 教科書の よいか考える どんなことに注意して お知らせ 名前 年齢 聞いていたか思い出さ 文を書い 性別 せる た紙 洋服などの色や形 持ち物など 2. 絵の中から迷子にする 項目だけが書かれたワ 興味を持ってアナワークシ 考子を選び アナウンスのークシートを用意してウンスの内容を考ート - 5 -

6 内容を考える 書き込むようにさせ えようとしてい え る る 教科書のお知らせ文を 迷子にする子の特 る 参考にさせる 徴となる大事なこ 書かれた内容で迷子が とを選んで アナ 探せるか教科書の絵を ウンスの内容を考 もう一度よく見させ えることができ る る 3. メモを見ながらアナウ アナウンスがうまくで 補助シー ンスをする方法を知り きない児童には 補助 ト アナウンスの練習をす シートを使って練習さ る せる 4.3 人の小グループで問 アナウンスは2 回練習 話すときに気をつ 深 題を出し合う させ 1 回目は迷子探 けることを意識し め しをし 2 回目は話し て話している る 方の項目に気をつけて聞くようにさせる 話すときに気をつけることを意識して話すようにさせる つ 5. 次時の活動について知 次時は全員がクラスの な る みんなに向けてアナウ げ ンスすることを伝え る 意欲をつなげる - 6 -

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