5 障害者とスポーツ ② 障害者の立場からと圧倒的に多いまた現在のスポーツの 2003年度日本障害者スポーツ協会の調目的は複数回答楽しみ 57.9% 生査障害者スポーツセンター協議会加盟22施きがい 44.7% 交流の場 39.5% と答設の週1回以上の利用者1,465名<84

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ゆみかねごろ
5 years ago
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1 第５章対象に合わせたスポーツ指導 5 障害者とスポーツ障害者にとってのスポーツは積極的な自立と社会参加を促進する上から重要な課題であるそこで障害者のスポーツ指導に求められることは医学的な側面は元より障害についての理解を深め一般的なスポーツの指導に優れることが求められる障害者が親しんでいるスポーツは障害のために出来ないことがあったり安全上問題があるためにルールを少し変えているだけで年少者や高齢者のスポーツ振興にも通じるものであるいえる以前は障害者の行っているスポ１障害者の理解ーツを健常者が行うことは少し抵抗があったが最近は健常者のみのチームや障害 1 障害とは者との混合チームによる車椅子バスケット古代ではおそらく障害者は労働力のなボールやローリングバレーゴロのバレーボい役に立たない者として冷遇されまた人ールなどが盛んに行われるようになって間らしく扱われるようになった中世以降でもいるこんなところに障害の有無をこえた弱者として庇護救済の対象者という観念スポーツの特質が生かされているといえなでしかとらえられなかったと思われるいだろうかとはいえ障害のために特殊なルールを現在でも障害者の生活は様々な不利を被っていることは否定できない話すことが十設けたスポーツも少なくなくまた逆に分理解できないとか腕がないといった心身障害者が行っているスポーツの中には健に受けている障害だけに目が向けられ障害常な子どもや高齢者が楽しめるものも少な者が一人の人間として十分認識されないためくないこのような障害者健常者の区別なくに偏見や差別を生みやすい個人の障害 1 公益財団法人日本障害者スポーツ協会わが国障害者のスポーツを代表する組織日本パラリンピック委員会はこの内部委員会が人間の本質ではなく多くの場合日常すべての人々のスポーツの交流には優れの生活におよぼす影響の多くは社会環境とた指導者が求められている現在特にスの関係でもたらされていることを十分認識しポーツに接する機会の少なかった障害者にておかなければならない一緒に汗を流してくれるリーダーや障害障害者が行うスポーツについても障害が者のことを十分理解して指導してくれる指あるためにどうしてもできないとか自分の受けている障害も含めて安全上に問題があ導者が各地で望まれているそこで公益財団法人日本障害者スポーツ協会 1では指るためにルールを変更して実施しているだ導者制度を設け日本体育協会とも協調してけで障害者スポーツという特殊なスポースポーツ指導者の育成に努めているツがあるわけではない 2 障害者とスポーツの効果 ① 市民の立場から近年高齢化が進む中建造物や交通手表 1 スポーツを始めた時と現在の思いスポーツの効果段などのハード面のみならず人々の生活スポーツを始めた動機スポーツに親しんでいる思いというソフト面も含めてすべての人たちに健康の維持増進 36.3% 35.3% とって住みやすいユニバーサルデザイン化リハビリテーション 27.8% 15.7% 遊び 16.6% 12.8% 競技力向上 8.7% 23.6% 交流 4.1% 5.7% が進められるようになってきた健康体力明朗闊達連帯親善などをキーワードとするスポーツは障害者の社会参加を促進する上で大きな影響をもたらすと 130

5 障害者とスポーツ ② 障害者の立場からと圧倒的に多いまた現在のスポーツの 2003年度日本障害者スポーツ協会の調目的は複数回答楽しみ 57.9% 生査障害者スポーツセンター協議会加盟22施きがい 44.7% 交流の場 39.5% と答設の週1回以上の利用者1,465名<84.

2 5 障害者とスポーツ ② 障害者の立場からと圧倒的に多いまた現在のスポーツの 2003年度日本障害者スポーツ協会の調目的は複数回答楽しみ 57.9% 生査障害者スポーツセンター協議会加盟22施きがい 44.7% 交流の場 39.5% と答設の週1回以上の利用者1,465名<84.8%>の回えている者が多いさらにスポーツを始答によると障害者のスポーツ効果をめてからのよい変化については筋力がつスポーツを始めた動機と現在スポーツにいた体力が向上した車椅子の駆動能親しんでいる思い表１からうかがうこと力が向上した体調を崩さなくなったができるまた同調査によるスポーツの不随意運動が少しなくなったなどがあげ効果大変プラス少しプラス変化なしられている一方マイナス面では傷や少しマイナス大変マイナスの５段階での怪我をよく負うようになった痛みが回答についての回答は仲間づくりや生出るようになった疲れがとれないな活圏の拡大などの社会的側面ではプラス 63.2% マイナス2.6% 生活の充実感やストどがあげられている 3 障害者福祉と法律レスの解消などの精神的側面ではプラス第２次世界大戦 1939年 1945年の戦後 70.8% マイナス2.1% 運動不足の解消や処理に引き続き昭和30年代の高度経済成長健康の維持増進などの身体的側面ではプラ期の立法が加わり 1965年には福祉六法2といス68.2% マイナス2.5% 医療機関への依存われる福祉関連の法律が出そろったところや通院回数の減少などの医療的側面ではプが諸々の障害者施策を一つに統合するためラス52.6% マイナス3.1%という結果であっに 1970年心身障害者対策基本法が制定たされさらに 1993年この法律の題名を変この調査では従来障害者のスポーツ更して障害者基本法が公布されたこの法は医学的なリハビリテーションの手段とし律では障害者とは身体障害知的障害又ての印象が強かったが医療的側面の効果は精神障害がある者であって障害及び社会的では他の側面に比べて少なくなっている障壁により継続的に日常生活又は社会生活にことも注目される相当な制限を受ける者をいうとされているさらに同年度に社福大阪市障害者福またこの法律には政府は障害者の福祉祉スポーツ協会の行った調査重度障害のや予防に関する施策の総合的計画的推進のスポーツ選手76名によると友人からのために障害者基本計画が策定されることに紹介によってスポーツを始めた者が43.4% なっている 2002年二度目の新しい障害者 2 福祉六法児童福祉法身体障害者福祉法生活保護法精神薄弱者福祉法後に題名変更老人福祉法母子保健法後に題名変更 131

3 第５章対象に合わせたスポーツ指導基本計画が報告されたがその中にスポーに意思伝達自己管理家庭生活など現在ツ文化芸術活動の振興として財日本障の生活適応能力に欠陥がある者とされている害者スポーツ協会を中心として障害者スポー精神障害者は精神障害者保健福祉手帳制ツの振興を進める特に身体障害者や知的度によると日常生活や社会生活に支障のあ障害者に比べて普及が遅れている精神障害者る精神疾患と金銭の扱い方が適切でないとのスポーツについて振興に取り組むと記か人づきあいが苦手などの能力障害の両面されているここですべての障害者のスポから総合的に判断された者である 2 障害者数ーツ振興が国の施策として日本障害者スポーツ協会を中心に振興される基盤が整ったと内閣府は毎年厚生労働省の調査をもとにいえるまた 2011年施行されたスポーツ基国会に提出する報告書である障害者白書を作本法によればその前文にスポーツを通じ成しているこの白書の平成23年版によるとて幸福で豊かな生活を営むことは全ての人々障害者基本法に定義されたわが国の障害者のの権利であるとし基本理念として障害数は表2の通りである単純な計算では国者が自主的かつ積極的にスポーツが行えるよ民の約17人に１人約6 は何らかの障害をう推進しなければならないと明記されてい有していることになるただし精神障害者るは他の障害者のような実態調査が行われておらず一過性の精神疾患の人など医療機２障害者のスポーツの現状と課題関を利用した人も含まれ長期にわたり日常生活や社会生活に相当な制限を受けているとはいいにくい者も含まれている 3 障害者のスポーツ人口 1 障害の概要身体障害者は法的には視力や視野に障 3 知的障害者の障害程度軽度:IQ50 70 中度:IQ35 49 重度:IQ25 34 最重度:IQ 大阪市長居障害者スポーツセンター 1974年全国に先がけて大阪市が主として在宅の障害者を対象に開設して以来全国に同様の施設が開設されている障害者のスポーツ実施者数については全害のある者聴力や平衡機能に障害のある者国的な調査はほとんど見当たらない 1974年音声言語そしゃく機能に障害のある者に大阪市が開設した大阪市長居障害者スポ上肢や下肢の切断や機能障害のある者心臓ーツセンター4の利用者数 2010年度実数はじん臓呼吸器膀胱ぼうこうまたは直腸障害者150,780人介護者など77,186人合計小腸や免疫機能などの障害がある者とされて 227,966人１日平均765人であるしかしいる実態は同じ人の利用が多く決してスポーツ知的障害者3は法律によって定義されてい実施者が多いものとはいえない前述の日本ないが一般的に知能指数が70以下で同時障害者スポーツ協会の調査などを見ても全表 2 わが国の障害者数推計) 単位万人障害者総数在宅者施設入所者身体障害者歳未満歳以上知的障害者歳未満歳以上年齢不詳精神障害者歳未満歳以上年齢不詳総数 (平成23年度障害者白書より作成) 132

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第５章対象に合わせたスポーツ指導後はオリンピックと同様に夏季大会の中間年に開催されるようになり 1998 年の長野大会は第7回 2010年の第10 回大会はバンクーバーで開催された３障害者のスポーツ指導者の育成 1 障害者に求められるスポーツ指導者障害者にスポーツを指導する場合には障害についての医学的精神的そして社会的な知識を持ちかつスポーツ指導についての

5 第５章対象に合わせたスポーツ指導後はオリンピックと同様に夏季大会の中間年に開催されるようになり 1998 年の長野大会は第7回 2010年の第10 回大会はバンクーバーで開催された３障害者のスポーツ指導者の育成 1 障害者に求められるスポーツ指導者障害者にスポーツを指導する場合には障害についての医学的精神的そして社会的な知識を持ちかつスポーツ指導についての知識と技能を身につけた指導者が求められるさらに障害者の競技スポーツの場では特別な約束の加わったルールとクラス分け 11 8 IOSD 車椅子切断機能障害視覚障害脳性麻痺や知的障害のスポーツ組織(International Organization Sports for the Disabled) 9 ICC パラリンピック競技大会を運営するための IOSDの代表者による組織(International Co ordinating Committee) 10 パラリンピック競技大会 1960年のローマ大会を第１回とし 1964 年の東京大会は第2回で 2012年のロンドン大会は第14回大会である実施競技 (第14回ロンドン大会) アーチェリー陸上競技車椅子バスケットボールボッチャ自転車馬術フェンシングサッカー (脳性麻痺者) サッカー(視覚障害者) ゴールボール柔道パワーリフティングラグビーセーリング射撃水泳卓球車椅子テニスバレーボールボート 11 クラス分け国内では主として身体の形態的な分け方であり国際的には運動時の身体の機能別の分け方競技によって違うをする年より開催されてきた脊髄損傷者のスポーツ大会国際ストークマンデ Classification:全国障害者スポーツ大会では障害区分というの理解が必要であるビル競技大会が 1960年よりこの特別なルールとは競技は基本的には障大会の創設者である Dr. Sir Ludwig 害のない人と同じルールで行われるが障害 Guttmannの努力で原則としてオリによってはどうしてもできなかったり安全ンピックの直後にその開催国で開催さ上問題があるために設けられるもので車椅れるようになったそして次第に切子の規定とか全盲の人の介助の仕方などを断者視覚障害者脳性麻痺者その指しているしたがってこの特別なルール他の機能障害者や知的障害者も加わりはその競技を安全で楽しくするための負障害者のオリンピックとして発展して荷であり約束といえるまたちょっとしたきた工夫で障害者の親しめるスポーツが考案できこの大会は 1982年以来これら障害別スポーツ組織 IOSD 8が大会運営このことは子どもや高齢者のスポーツの振興にも通じることであるの組織 ICC 9を作り主催してきたがクラス分けとは例えば車椅子使用者と 1989年参加国の意見が直接反映できいっても車椅子を回す腕にまで麻痺のあるる組織として国際パラリンピック委者と脚だけが麻痺した者の間では競技力員会が組織されパラリンピック競技に大きなハンディキャップがあり競技とし大会として開催されている近年IPC ての平等性に問題があるまた視覚障害者は Dr. Robert Steadward前会長などのでも弱視の者と全盲の者を同じ条件で競技努力によって急速にIOCとの間で協させることも問題であるしたがって競技調関係が深まり IOCの経済的な支援もを行う際には障害の違いによる競技結果へ含めたパラリンピック競技大会10へのの影響があまりないように同程度の障害レ協力が顕著となっている冬季競技大会パラリンピック冬季競技大会も 1976 ベルに分けることが求められる 2 財日本障害者スポーツ協会公認障害者スポーツ指導者制度年スエーデンのエーンシェルドスピ厚生省は 1966年度より全国身体障害者スークで視覚障害者切断者とポリオのポーツ大会をスムーズに運営するために日人たちを対象として第１回大会が開催本身体障害者スポーツ協会に委託して各都されたその後 1992年の第5回大会以道府県指定都市の担当者に出席を求め身

6 5 障害者とスポーツ体障害者スポーツ指導者養成講習会を開催すうな活動がより多く求められているるようにしたこの時点での講習内容は全国なおこの制度は広く優れた指導者獲得大会のスムーズな運営のための伝達講習会でのために 2001年度より日本体育協会の協力ありその後 1971年度より国立身体障害により同協会公認スポーツ指導者の有資格センターが共催として加わり指導者養成講習で一定の条件を満たした者などには初級会として行われるようになったスポーツ指導員の資格取得を免除し直接中その後日本身体障害者スポーツ協会は開講以来1983年度までに1,148名が受講してきた実績を踏まえ 1985年6月21日財日本身体級スポーツ指導員の養成講習会の受講資格を認めている 3 障害者のスポーツ指導上の留意点障害者スポーツ協会公認身体障害者スポーツ基本的なスポーツ指導の知識や技能の習得指導者制度後に名称変更表３を発足させと次のような点に留意が必要である ① スポーツをする目的を明確にとらえておた 2011年12月現在 22,269名上級スポーツ指導員688名中級スポーツ指導員2,395名初級スポーツ指導員18,841名スポーツコーチ 99名再掲スポーツ医187名スポーツトレーナー59名が障害者スポーツ指導者資格を取得しているこの指導者制度は指導者として社会的に認知されることを目指しているが活動は個人の自発的活動によって支えられるものであり一切義務的な強制をされることはないくこと医学的なリハビリテーションとしてスポーツに親しむ人も少なくない ② 医師との連携をすすめること医師による計画的定期的な診察を受ける習慣を身につけさせること ③ 安全に留意することいかなる理由があっても受けている障害をさらに悪化させないこと ④ 施設用具やルールを工夫すること各種の行事や障害者の施設などへの組織的な新しいことを考えるよりも一般的に行支援はもちろんであるが個人的な障害者のわれているものからできないとか安全日常生活の中で一緒にスポーツに親しむよ上問題のあるところを工夫すればよく元表3 (公財)日本障害者スポーツ協会公認障害者スポーツ指導者制度概要目的責務資格役割と資格取得の条件認定障害者のスポーツ指導者の資質と指導力の向上を図るとともに組織的連携のもとに指導体制の確立に役立てる障害者スポーツ指導員初級スポーツ指導員 18歳以上で身近の障害者にスポーツの生活化を促進する指導技術を習得した者で 9 科目 18時間の研修が必要中級スポーツ指導員初級スポーツ指導員として 2年以上の指導経験をもち地域における障害者の指導者で 16科目 56時間の研修が必要上級スポーツ指導員中級スポーツ指導員として 3年以上の指導経験をもち都道府県指定都市レベルの障害者に対してより高度の指導ができさらに経験の浅い指導者の相談にものれる者で 16科目 52時間の研修が必要障害者スポーツコーチ中級か上級スポーツ指導員の資格と相当な経験とともに特定競技の指導技術とその競技団体の推薦ならびに 15科目 32.5時間の研修及び検定試験の合格が必要障害者スポーツ医障害者のスポーツ活動の医学的管理と指導に当たる医師で 23科目 26時間の研修が必要障害者スポーツトレーナー障害者のスポーツ活動の安全な管理と競技力の向上に当たる理学療法士などの有資格者で 21科目 32時間の講義実習及び検定試験の合格が必要本協会が認定する指導者養成講習会の修了または本協会指導者資格取得認定校を卒業し認定手続きをした者について本協会の会長が認定する 135

Ⅰ　障害福祉計画の策定にあたって

Ⅰ　障害福祉計画の策定にあたって Ⅱ 障害者の現状 1 人口全国的に人口が減少傾向にあるなか沖縄県の総人口は増加傾向で推移してきましたが平成 24 年 (2012 年 ) の推計では 2020 年前後にピークを迎えた後に減少に転じるものと見込まれており本県も人口減少社会となることが予測されています一方で年少人口 (15 歳未満 ) は減少し続けており生産人口 (15 歳から 64 歳 ) は実数としては増加しているものの