杉浦非水 ( ) は日本のグラフィックデザインの創成期に重要な役割を果たした図案家の一人として知られています当館では非水のご遺族から 1997 年に一括寄贈されたポスター絵はがき原画など 700 点以上にのぼる作品を所蔵しています本展では非水の代表作である三越のためのポスタ

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かおりたかにし
5 years ago
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イメージコレクター杉浦非水展 SugiuraHisui:Image Collector 前期

10 日 [ 水 ]- 5 月 26 日 [ 日 ] 場所 : 東京国立近代美術館本館 2 階ギャラリー

すべてご遺族からの寄贈による国内有数のパブリックコレクション本展では前後期の 2

非水の資料収集や小型映画についてトークイベントを開催非水旧蔵フィルムを初めてデジタル化

1 イメージコレクター杉浦非水展 SugiuraHisui:Image Collector 前期 :2019 年 2 月 9 日 [ 土 ]- 4 月 7 日 [ 日 ] 後期 :2019 年 4 月 10 日 [ 水 ]- 5 月 26 日 [ 日 ] 場所 : 東京国立近代美術館本館 2 階ギャラリー 4 日本有数の杉浦非水コレクション当館が所蔵する杉浦非水の作品はすべてご遺族からの寄贈による国内有数のパブリックコレクション本展では前後期の 2 部制で大幅な展示替を行い非水作品の大部分を約 20 年ぶりに一堂に展示します非水旧蔵資料を初公開非水の手元で大切に保管されてきた雑誌や手製のスクラップブックからはデザイナーのイメージ収集から創作にいたるプロセスを垣間見ることができるでしょう非水の資料収集や小型映画についてトークイベントを開催非水旧蔵フィルムを初めてデジタル化ご遺族から国立映画アーカイブに寄贈された非水旧蔵の 16 ミリフィルムを本展のために初めてデジタル化しました非水自身が撮影した昭和初期の風景は非水の興味の対象や交友関係を知るうえで貴重なだけでなく非水の創作における記録することの意味を伝えています

杉浦非水 (1876-1965) は日本のグラフィックデザインの創成期に重要な役割を果たした図案家の一人として知られています当館では非水のご遺族から 1997 年に一括寄贈されたポスター絵はがき原画など 700 点以上にのぼる作品を所蔵しています本展では非水の代表作である三越のためのポスターをはじめ数多く手がけた雑誌の表紙デザインや装丁の仕事身近な動植物を描いたスケッチなどを展示し

年愛媛県松山市に生まれる本名は朝武 ( つとむ ) 1886 年杉浦家の養子となる 1897 年 5 月上京 9 月東京美術学校 ( 現東京藝術大学 ) 日本画選科に入学 1901 年 3 月東京美術学校卒業 5 月黒田清輝がフランスから帰国持ち帰った資料を見るこのとき目にしたアールヌーヴォーの資料は非水が図案家になる契機となった 1902 年 4 月

年創作図案研究団体七人社創立 1927 年 7 月ポスター研究雑誌アフィッシュ創刊 1929 年 10 月帝国美術学校教授工芸科図案科長に就任 1935 年帝国美術学校を辞任多摩帝国美術学校 ( 現多摩美術大学 ) 創設に参加し同校校長および図案科主任教授を兼任 1965 年 8 月 18 日死去参考図版杉浦非水 ( 三越呉服店図案部にて ) 1914 年図版 No.

2 杉浦非水 ( ) は日本のグラフィックデザインの創成期に重要な役割を果たした図案家の一人として知られています当館では非水のご遺族から 1997 年に一括寄贈されたポスター絵はがき原画など 700 点以上にのぼる作品を所蔵しています本展では非水の代表作である三越のためのポスターをはじめ数多く手がけた雑誌の表紙デザインや装丁の仕事身近な動植物を描いたスケッチなどを展示し 19 年ぶりに当館の非水コレクションを一堂にご紹介しますさらに今回は非水が手元に残した海外の雑誌やスクラップブック非水が撮影した 16mm フィルムの映像など貴重な旧蔵資料も初公開します非水が何に関心を持ち何を集めていたのか図案の創作にいたるまでのプロセスとイメージの収集家という側面に焦点をあて非水の多彩な活動を改めて検証します杉浦非水略歴 1876 年愛媛県松山市に生まれる本名は朝武 ( つとむ ) 1886 年杉浦家の養子となる 1897 年 5 月上京 9 月東京美術学校 ( 現東京藝術大学 ) 日本画選科に入学 1901 年 3 月東京美術学校卒業 5 月黒田清輝がフランスから帰国持ち帰った資料を見るこのとき目にしたアールヌーヴォーの資料は非水が図案家になる契機となった 1902 年 4 月黒田の推薦で大阪の三和印刷所図案部主任となる 1904 年大阪商船株式会社を辞して上京岩崎翠子本名翠 ( ) 歌人と結婚 1908 年 2 月三越呉服店夜間勤務嘱託となる 1910 年 1 月三越呉服店図案部が意匠部から独立し同部主任となる 1912 年 6 月中澤弘光山本森之助らと光風会を創立 1922 年研究および見学のためヨーロッパに留学 1925 年創作図案研究団体七人社創立 1927 年 7 月ポスター研究雑誌アフィッシュ創刊 1929 年 10 月帝国美術学校教授工芸科図案科長に就任 1935 年帝国美術学校を辞任多摩帝国美術学校 ( 現多摩美術大学 ) 創設に参加し同校校長および図案科主任教授を兼任 1965 年 8 月 18 日死去参考図版杉浦非水 ( 三越呉服店図案部にて ) 1914 年図版 No.1 杉浦非水三越呉服店春の新柄陳列会 1914 年本展では非水の活動を大きく 4 つに分類しそれらの有機的なつながりを展示によってご紹介します 1 収集する : 縦横無尽のイメージコレクター初公開! 本展ではこれまで図書資料として保管してきた非水の旧蔵資料を初めて展示しますフランスの挿絵入り新聞 L Illustration ( イリュストラシオン ) やアメリカのグラフ雑誌 LIFE( ライフ ) ヨーロッパで発行されたレイアウトやタイポグラフィに関する豊富な図版をおさめた美術書や雑誌非水手製の細かく分類された膨大なスクラップは非水の着眼点や興味の対象を知るための手がかりを与えてくれます図版 No.2 杉浦非水によるスクラップブック

2 記録する : 写真家の眼非水は身のまわりのものごとを記録する方法として動植物を数多くスケッチしましたが同時に写真愛好家でもありました

本展のために新たにデジタル化した国立映画アーカイブ所蔵の 16mm フィルムには非水が創立に関わった光風会の展覧会風景や親交のあった洋画家藤田嗣治夫妻とのピクニックの様子

5 杉浦非水日立電気冷蔵庫 1933 年 3 出力する : イメージコレクターからイメージメーカーへとりわけ三越呉服店のための広告デザインにおいて

あるいは図案と非水が収集した資料の共通点から企業や商品のイメージを決定づけるすぐれた図案がどのように生み出され続けたのかそのプロセスをうかがうことができます図版 No.

図案の美学や実用図案資料大成など一般向けにも図案に関する書物を発行しまた多摩帝国美術学校で教鞭を執るなど図案教育の重要性を認識しその普及にも大きな功績を残しました図版

6 杉浦非水カルピス 1926 年東京国立近代美術館工芸館について本展の会場は本館ギャラリー 4です工芸館は日本で最初の国立美術館である東京国立近代美術館の分館として

3 2 記録する : 写真家の眼非水は身のまわりのものごとを記録する方法として動植物を数多くスケッチしましたが同時に写真愛好家でもありました肉眼でとらえきれない瞬間的なポーズを記録するための写真の利便性を自覚していた非水は膨大な写真アルバムやフィルムを残しています初公開! 本展のために新たにデジタル化した国立映画アーカイブ所蔵の 16mm フィルムには非水が創立に関わった光風会の展覧会風景や親交のあった洋画家藤田嗣治夫妻とのピクニックの様子上野動物園の白熊などが映し出されています参考図版杉浦非水撮影による白熊 ( 国立映画アーカイブ所蔵フィルムより ) 図版 No.5 杉浦非水日立電気冷蔵庫 1933 年 3 出力する : イメージコレクターからイメージメーカーへとりわけ三越呉服店のための広告デザインにおいて非水は百貨店としての新たなブランドイメージを創り出すイメージメーカーとして欠かせない存在であり三越の非水か非水の三越かと言われるほどでした非水の図案に見出せる共通点あるいは図案と非水が収集した資料の共通点から企業や商品のイメージを決定づけるすぐれた図案がどのように生み出され続けたのかそのプロセスをうかがうことができます図版 No.3 杉浦非水銀座三越四月十日開店 1930 年 4 伝える : 図案の教育者非水は自身で図案を創作するだけでなく工芸研究家の渡辺素舟 ( ) とともに図案の美学や実用図案資料大成など一般向けにも図案に関する書物を発行しまた多摩帝国美術学校で教鞭を執るなど図案教育の重要性を認識しその普及にも大きな功績を残しました図版 No.4 杉浦非水アフィッシュ創刊号表紙 1927 年図版 No.7 杉浦非水ヤマサ醤油 1920 年頃図版 No.6 杉浦非水カルピス 1926 年東京国立近代美術館工芸館について本展の会場は本館ギャラリー 4です工芸館は日本で最初の国立美術館である東京国立近代美術館の分館として建築家谷口吉郎が改修を手がけ昭和 52(1977) 年に開館しました総数約 3,800 点 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) を収蔵し近現代の工芸およびデザイン作品を全般にわたって幅広く収集をおこなっています工芸館の赤レンガの建物は明治 43(1910) 年に建てられた旧近衛師団司令部庁舎を保存活用したもので現在重要文化財に指定されています 2020 年石川県金沢市へ移転予定

4 開催概要展覧会名 ( 和 ) イメージコレクター杉浦非水展展覧会名 ( 英 ) 会期会場主催特別協力開館時間休館日アクセス SugiuraHisui: Image Collector 前期 :2019 年 2 月 9 日 [ 土 ]- 4 月 7 日 [ 日 ] 後期 :2019 年 4 月 10 日 [ 水 ]- 5 月 26 日 [ 日 ] 東京国立近代美術館本館 2 階ギャラリー東京都千代田区北の丸公園 3-1 東京国立近代美術館愛媛県美術館午前 10 時 ~ 午後 5 時 ( 金曜土曜は午後 8 時まで ) 入館は閉館 30 分前まで月曜日 (2 月 11 日 3 月 25 日 4 月 1 日 4 月 29 日 5 月 6 日は開館 ) 2 月 12 日 [ 火 ] 4 月 9 日 [ 火 ]( 本展のみ ) 5 月 7 日 [ 火 ] 東京メトロ東西線竹橋駅 1b 出口より徒歩 3 分東京メトロ東西線半蔵門線都営新宿線九段下駅 4 番出口半蔵門線都営新宿線三田線神保町駅 1A 出口より各徒歩 15 分一般 500 円 (400 円 ) 大学生 250 円 (200 円 ) 観覧料高校生以下および 18 歳未満 65 歳以上 MOMAT パスポートをお持ちの方友の会賛助会員 ( 同伴者 1 名まで ) MOMAT 支援サークルパートナー企業 ( 同伴者 1 名までシルバー会員は本人のみ ) キャンパスメンバーズ障害者手帳をお持ちの方とその付添者 (1 名 ) は無料所蔵作品展の観覧料でご覧いただけます *() 内は 20 名以上の団体料金いずれも消費税込 * 割引無料には入館の際学生証運転免許証など年齢のわかるもの会員証社員証障害者手帳をご提示ください無料観覧日 :2019 年 2 月 24 日 ( 日 ) 3 月 3 日 ( 日 ) 4 月 7 日 ( 日 ) 5 月 5 日 ( 日 ) 5 月 18 日 ( 土 )( 国際博物館の日 ) 2 月 24 日 ( 日 ) は天皇陛下御在位 30 年を記念して入館無料ですイベントギャラリートーク詳細は後日 HP にて公開予定報道関係の方のお問合せ先東京国立近代美術館工芸館 ( 展示会場とは異なります ) 展覧会担当 / 中尾野見山広報担当 / 島田 Tel: ( 工芸課直通 ) kogei-pr@momat.go.jp 掲載用お問合せ先 Tel: ( ハローダイヤル ) 公式 HP

5 広報用図版請求票 FAX: ( 工芸課 ) 広報担当行発信日年月日 No. 作品 1 杉浦非水三越呉服店春の新柄陳列会 1914 年 2 杉浦非水によるスクラップブック 3 杉浦非水銀座三越四月十日開店 1930 年 4 杉浦非水アフィッシュ創刊号表紙 1927 年 5 杉浦非水日立電気冷蔵庫 1933 年 6 杉浦非水カルピス 1926 年 7 杉浦非水ヤマサ醤油 1920 年頃上記作品はすべて東京国立近代美術館蔵ご希望の図版の左枠内にを入れてFAXまたはメールでお送りください図版はJPEGデータをご用意しています使用する場合は指定されたクレジットを併記してください図版は原則全図でご使用くださいトリミング部分使用文字のせは無断で行わないでください展覧会広報のみにご使用ください他の目的でのご使用は固くお断りいたします掲載見本を広報担当者へご寄贈ください (Webサイトの場合は掲載時にお知らせ下さい) 御芳名出版物放送番組 web サイト名など ( 発行日等 ): 貴社名 URL TEL FAX * 展覧会をご紹介いただける場合は読者プレゼント用招待券をご用意しておりますプレゼント用招待券を希望する ( 5 組 10 枚 ) / 希望しない招待券送付先 : 報道関係のお問合せ先東京国立近代美術館工芸館広報担当 / 島田 TEL: ( 工芸課直通 ) FAX: kogei-pr@momat.go.jp 公式 HP:

なつめ 1 棗とは? 棗は茶道具のひとつで抹茶を入れる木製漆塗の蓋物容器ですそのかたちが植物のナツメの実に似ていることからこの呼称がついたといわれていますもともとはナツメの実のかたちをした茶器のみを意味していましたが侘び茶の発展とともに塗物茶器全般を指す言葉として定着しました 2

なつめ 1 棗とは? 棗は茶道具のひとつで抹茶を入れる木製漆塗の蓋物容器ですそのかたちが植物のナツメの実に似ていることからこの呼称がついたといわれていますもともとはナツメの実のかたちをした茶器のみを意味していましたが侘び茶の発展とともに塗物茶器全般を指す言葉として定着しました 2 所蔵作品展近代工芸の名品なつめ [ 特集展示 ] 棗にまつわるエトセトラ Masterpieces of Modern Crafts from the Museum Collection Special Display: Modern Tea Caddies 2018 年 12 月 21 日 [ 金 ]-2019 年 2 月 11 日 [ 月祝 ] 人間国宝のなつめすべてみせますなつめ棗は