2. 年金額改定の仕組み 年金額はその実質的な価値を維持するため 毎年度 物価や賃金の変動率に応じて改定される 具体的には 既に年金を受給している 既裁定者 は物価変動率に応じて改定され 年金を受給し始める 新規裁定者 は名目手取り賃金変動率に応じて改定される ( 図表 2 上 ) また 現在は 少
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1 みずほインサイト 政策 2017 年 2 月 1 日 2017 年度の年金改定率は 0.1% 物価下落により 3 年ぶりのマイナス改定 政策調査部上席主任研究員 堀江奈保子 naoko.horie@mizuho-ri.co.jp 2017 年度の年金改定率が 0.1% と発表された 年金改定率は物価や賃金の変動率に応じて決定されるが 2017 年度は物価変動率に応じた改定となり 年金額は 3 年ぶりの引き下げとなった 2016 年に成立した年金制度改革法では 制度の持続可能性を高め 将来世代の給付水準を確保することを目的として 受給者世代の年金額の抑制につながる年金改定ルールの見直しが決定された 年金カット法 との批判もあるが 高齢者世帯は所得や資産の格差が大きいことを踏まえれば 改正の影響が大きい低年金者等に対する給付金の支給等の対応を検討すべきであろう 年度の年金改定率は 0.1% 2017 年度の年金改定率が 0.1% と2017 年 1 月 27 日に発表された 2014 年度以来 3 年ぶりのマイナス改定である これにより2017 年度の年金額 ( これから年金を受給する 新規裁定者 (67 歳以下 ) の年金額 ) は 1 国民年金のみに加入し老齢基礎年金を満額受給する場合は月額 64,941 円 2 夫が会社員で厚生年金に加入し妻が専業主婦の世帯は夫婦で同 221,277 円となる なお 3 厚生年金に加入していた男性単身世帯は同 156,336 円 4 同女性単身世帯は同 127,081 円となる ( 図表 1) 以下では 年金額改定の仕組みとこれまでの改定の推移を確認するとともに 今後の年金改定に関する課題を検討する 図表 年度の新規裁定者 (67 歳以下 ) の年金額の例 2016 年度 ( 月額 ) 2017 年度 ( 月額 ) 差 1 国民年金 ( 老齢基礎年金 ( 満額 ):1 人分 ) 65,008 円 64,941 円 67 円 2 厚生年金 ( 夫婦 2 人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額 ) 221,504 円 221,277 円 227 円 3 厚生年金 ( 男性単身世帯の老齢基礎年金を含む標準的な年金額 ) 156,496 円 156,336 円 160 円 4 厚生年金 ( 女性単身世帯の老齢基礎年金を含む標準的な年金額 ) 127,211 円 127,081 円 130 円 ( 注 )2は夫が平均的年収( 平均標準報酬 ( 賞与を含む年収の12 分の1) が42.8 万円 ) で40 年間就業し 妻がその期間全て専業主婦であった世帯が年金を受け取り始める場合の給付水準 3は平均標準報酬 42.8 万円で 4は同 29.1 万円で40 年間就業した場合 3と4はみずほ総合研究所が算出 ( 資料 ) 厚生労働省 平成 29 年度の年金額改定について (2017 年 1 月 27 日 ) より みずほ総合研究所作成 1
2 2. 年金額改定の仕組み 年金額はその実質的な価値を維持するため 毎年度 物価や賃金の変動率に応じて改定される 具体的には 既に年金を受給している 既裁定者 は物価変動率に応じて改定され 年金を受給し始める 新規裁定者 は名目手取り賃金変動率に応じて改定される ( 図表 2 上 ) また 現在は 少子高齢化に対応するため 現役世代の減少と平均余命の伸びに基づいて年金改定率を抑制する マクロ経済スライド を行う調整期間となっている このため 物価変動率や賃金変動率から スライド調整率 を控除した改定率により年金額が改定される なお スライド調整率は 公的年金被保険者数の変動率と 平均余命の伸びを勘案した一定率 (0.3%) により算出される ( 図表 2 下 ) マクロ経済スライドは 物価や賃金がある程度上昇した場合にはそのまま適用されるが 物価や賃金の伸びが小さく 適用すると年金額が下がる場合には 調整は年金額の伸びがゼロになるまでにとどめられる ( 年金額が前年度を下回らない ) また 物価や賃金の伸びがマイナスの場合には 物価や賃金のマイナス分のみの改定が行われ マクロ経済スライドによる調整は行われない 2017 年度はマクロ経済スライドによるスライド調整率は0.5% となるが 物価と賃金の伸びがマイナスであったためマクロ経済スライドによる調整は行われない マクロ経済スライドによる年金額の抑制は その後の年金の財政検証 1 で 年金財政の均衡を図ることができる ( マクロ経済スライドによる調整がなくても収支のバランスが取れる ) と見込まれる場合に終了することとされており 直近の2014 年の財政検証では2043 年度 ~2044 年度に終了する見込みとなっている 2 通常時 既裁定者 図表 2 年金額の改定ルールの概要 物価変動率 ( 前年 ) で改定 名目手取り賃金変動率 で改定 新規裁定者 名目手取り賃金変動率 = 実質賃金変動率 物価変動率 可処分所得割合変化率 (2~4 年度前の平均 ) ( 前年 ) (3 年度前の変化率 ) マクロ経済スライドを行う調整期間 物価変動率 ( 前年 )- スライド調整率 で改定 既裁定者 スライド調整率 = 公的年金被保険者数の変動率 平均余命の伸びを勘案した率 (2~4 年度前の平均 ) (0.3%) 新規裁定者 名目手取り賃金変動率 - スライド調整率 で改定 ( 注 ) 既裁定者は年金を受給している者 新規裁定者は年金を受給し始める者 賃金変動率よりも物価変動率の方が大きい場合には新規裁定者 既裁定者ともに賃金変動率で改定される等の例外もある ( 資料 ) 厚生労働省 平成 29 年度の年金額改定について (2019 年 1 月 27 日 ) 等より みずほ総合研究所作成 2
3 3. 年金改定率の推移 現在の年金改定の仕組みは 2004 年の年金制度改正により導入された そこで 改正後の2005 年度以降の年金改定率の推移をみると 2015 年度を除き改定率はゼロかマイナスである ( 図表 3) また 1999 年から2001 年に物価が下落したにもかかわらず特例法で年金額をマイナス改定せずに据え置き その後物価の下落が続いたことなどにより 2013 年 9 月分までは本来の水準よりも2.5% 高い水準 ( 特例水準 ) の年金が支給されていた 2012 年に成立した年金改正法により 段階的にこの 特例水準 を解消することとされ 本来の年金改定に加えて 2013 年 10 月に1.0% 2014 年 4 月に1.0% 2015 年 4 月に0.5% の年金額の引き下げが行われた結果 2013 年 10 月と2014 年 4 月の年金改定率は大幅なマイナスとなった ( 図表 3) 4. 物価変動と賃金変動の推移 2005 年度以降の年金額改定の基礎となる物価変動率と賃金変動率 ( 前掲図表 2 参照 ) の推移を比較すると 2005 年度を除き物価変動率が賃金変動率を上回る状態が続いている ( 図表 4) 現行の年金額の改定ルールでは 給付と負担の長期的な均衡を保つ観点から 1 物価変動率 賃金変動率がともにプラスで物価変動率の方が大きい場合には新規裁定者 既裁定者ともに賃金変動率で改定すること 2 賃金変動率がマイナスで物価変動率がプラスの場合には新規裁定者 既裁定者ともにスライドなしとすること 3 物価変動率 賃金変動率がともにマイナスで賃金変動率が物価変動率を下回る場合には新規裁定者 既裁定者ともに物価変動率で改定することが規定されている 例えば 2015 年度は年金額改定に用いる賃金変動率が2.3% 物価変動率が2.7% であったことから新規裁定者 既裁定者ともに改定率は賃金変動率の2.3% とされ 2016 年度は賃金変動率が 0.2% 物価変動率が0.8% であったことから新規裁定者 既裁定者ともに改定率はゼロだった また 2017 年度は賃金変動率が 1.1% 物価変動率が 0.1% であったことから新規裁定者 既裁定者ともに改図表 3 年金改定率の推移 (%) 月 10 月 ( 年度 ) ( 注 )2013 年度は 4 月の年金改定率は0% だったが 10 月に特例水準の解消として1.0% の引き下げが実施された 3
4 定率は物価変動率の 0.1% となった なお 2016 年に成立した年金制度改革法 3では 賃金変動が物価変動を下回る場合には 賃金変動に合わせて年金額を改定する考え方を徹底する という年金額の改定ルールの見直しを行うことが決定された ( 施行期日は2021 年 4 月 ) この改正により 例えば 物価下落率より賃金下落率の方が大きい場合には 年金額は既裁定者 新規裁定者ともに賃金下落率に応じた改定となる また 物価が上昇し賃金が下落した場合の年金額の改定は既裁定者 新規裁定者ともに賃金下落率に応じた改定となる 4 ( 図表 5) 5. 年金額改定と受給者世帯の負担感 年金受給者世帯の実質的な年金額の変化をみるために 年金改定率から物価変動率を考慮した 実質的な年金改定率 の推移を確認する 例えば 2014 年度は年金改定率が 0.7% で 消費税率引き上げの影響により物価変動率が+3.0% であったことから 年金受給者にとっては年金額が減額された上に物価が上昇した このため 実質的な年金改定率は 3.7% となり 年金受給者の生活実感は厳しかったとみられる ( 図表 6) 図表 4 年金改定率の基礎となる物価と賃金の変動率 (%) 物価変動率賃金変動率 ( 年度 ) 図表 5 物価 賃金スライドの見直し (2021 年 4 月実施 ) 物価 > 賃金 >0 0> 物価 > 賃金物価 >0> 賃金物価物価賃金既裁定新規裁定新規裁定物価 改正後はを年金額改定に反映 賃金 既裁定 改正前 既裁定 賃金 新規裁定 改正前 ( 今回変更なし ) 4
5 2015 年度は物価変動率は+0.2% と上昇したものの 年金改定率が+0.9% と物価上昇を上回るプラス改定になったことから実質的な年金改定率は+0.7% と2010 年度以来 6 年ぶりの実質プラス改定となった また 2016 年度は年金改定率はゼロであったが物価変動率は 0.1% の見通しであるため 実質的な年金改定率は+0.1% となったとみられる ( 図表 6) 2017 年度の年金改定率は 0.1% であるが 物価が上昇すれば実質的な年金改定率のマイナス幅が拡大することになり 再び年金受給者の生活実感が厳しくなる可能性がある 6. 年金改定の今後の課題 2004 年の年金制度改正によりマクロ経済スライドが導入されたものの これまで物価や賃金の上昇率が小さかったり マイナスであったことなどから 実際にマクロ経済スライドが発動されたのは 図表 6 物価変動率を考慮した 実質的な年金改定率 の推移 (%) 2.0 年金改定率物価要因実質的な年金改定率 月 10 月 ( 年度 ) ( 注 ) 年度は 4 月の年金改定率は0% だったが 10 月に特例水準の解消として1.0% の引き下げが実施された 2. 物価は当該年度の前年比 2013 年度は4~9 月 10~3 月の前年比 2016 年度の物価上昇率はみずほ総合研究所予測 ( 資料 ) 厚生労働省資料 総務省 消費者物価指数 より みずほ総合研究所作成 図表 7 マクロ経済スライドの見直し (2018 年 4 月実施 ) 5
6 2015 年度のみである このため マクロ経済スライドの終了見込時期が後ずれしており 2004 年時点では終了時期が2023 年度の見通しであったが 2009 年時点では2038 年度となり 前述の通り2014 年時点では2043~2044 年度とさらに遅れる見通しとなっている マクロ経済スライドによる調整が遅れると 現在の受給者は想定より給付水準が高くなる一方で 将来の受給者は想定より給付水準が低くなることから 世代間の年金格差の拡大につながる 2016 年の年金制度改革法により 2018 年 4 月からマクロ経済スライドの見直しも行われることが決定した これにより 年金額が前年度を下回らない措置は現行制度と変わらないが 賃金 物価が大きく上昇したときにはその上昇の範囲内で前年度までの未調整分を含めて調整が行われる ( 図表 7) 改正後は 現行制度よりはマクロ経済スライドによる年金額の調整が進むものの 将来世代の年金給付水準を確保するためにも早期にマクロ経済スライドの実施期間が終了するよう もう一段踏み込んだ改革を引き続き検討することが必要であろう また 現在の年金受給者世代の年金額の抑制につながる2016 年の年金制度改革法については 年金カット法 との批判もある しかし 高齢者世帯については所得や資産の格差が大きく 年金額が多少抑制されてもそれほど日常生活に影響がない世帯もあると考えられる スライドの見直しで現在の受給者世代の年金額を抑制した上で 生活に著しい影響が生じる可能性がある低年金者や低所得者等に対しては 給付金の支給等での対応を検討すべきであろう なお マクロ経済スライドを順調に毎年度発動させ 年金財政の健全化を早期に進めるためには 経済活性化による継続的な賃金上昇を実現するとともに 政府が推進する働き方改革の実行により就業意欲がある非就業者の労働参加率を引き上げる等の課題にも引き続き重点的に取り組むことが求められる 1 少なくとも 5 年ごとに 国民年金及び厚生年金の財政の現況及び見通しが作成される これを財政検証という 2 女性や高齢者の労働市場への参加が進むケースの場合 3 公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律 主な改正内容は 1 短時間労働者への被用者保険の適用拡大の促進 2 国民年金第 1 号被保険者の産前産後期間の保険料免除 3 年金額の改定ルールの見直し 4 年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF) の組織等の見直し 5 日本年金機構の国庫納付規程の整備 4 ほかに マクロ経済スライドの見直しも行われる 詳細は本文 6. 参照 当レポートは情報提供のみを目的として作成されたものであり 商品の勧誘を目的としたものではありません 本資料は 当社が信頼できると判断した各種データに基づき作成されておりますが その正確性 確実性を保証するものではありません また 本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります 6
2. 年金改定率の推移 2005 年度以降の年金改定率の推移をみると 2015 年度を除き 改定率はゼロかマイナスである ( 図表 2) 2015 年度の年金改定率がプラスとなったのは 2014 年 4 月の消費税率 8% への引き上げにより年金改定率の基準となる2014 年の物価上昇率が大きかった
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選択式トレーニング問題集 厚生年金保険法 目次 法改正は 改正箇所の問題です 難度 A ~C は 問題の難度ランクです 第 1 章厚生年金保険法問 1 目的等難度 A 2 問 2 適用事業所難度 B 4 問 3 高齢任意加入被保険者難度 B 6 問 4 適用除外難度 B 8 問 5 被保険者期間 (1) 難度 C 12 問 6 被保険者期間 (2) 難度 B 14 問 7 標準報酬月額 標準賞与額難度
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年金改革の骨格に関する方向性と論点について 平成 16 年の年金改革に向けて これまでの各方面の議論を参考にし 厚生労働省において 改革の骨格に関して今後の議論のたたき台としてとりまとめたもの 今後 広く国民的議論が行われることを期待するとともに 国民的な合意の下で改革を進めていくことを目指す 平成 16 年の年金改革の基本的視点 1 若い世代を中心とした現役世代の年金制度への不安感 不信感を解消すること
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みずほインサイト 政策 2018 年 10 月 18 日 ideco 加入者数が 100 万人超え加入率引き上げへさらなる制度見直しを 政策調査部上席主任研究員堀江奈保子 0-591-108 naoko. horie@mizuho-ri.co.jp ideco( 個人型確定拠出年金 ) の加入者数が 100 万人を超えた 2017 年 1 月の改正により ほぼ全ての現役世代が ideco に加入できるようになったためであるが
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第 106 回運用委員会平成 28 年 5 月 30 日 資料 年金積立金管理運用独立行政法人 Government Pension Investment Fund の定期検証について 定期検証のポイント GPIFは 運用委員会において 現行のの定期検証を行いました この結果 以下の点を確認し 現行のは 見直す必要がないとの結論になりました 年初からの金利低下等により国内債券の期待リターン低下の影響は見られるが
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税制 A to Z 213 年 8 月 1 日全 11 頁 消費税増税等の家計への影響試算 211 年から 216 年までの家計の実質可処分所得の推移を試算 金融調査部研究員是枝俊悟 [ 要約 ] 消費税率の引き上げ等の税 社会保障の制度改正を踏まえ 世帯構成ごとに 211 年から 216 年までの家計の姿をシミュレーションした 消費税率の引き上げはどの世帯も一定率の負担増となるが 世帯構成によって
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年金制度をめぐる課題 ( 舛添臨時議員提出資料 参考資料 ) 平成 19 年 10 月 25 日 ( 木 ) < 参考資料 目次 > 1. 平成 16 年年金制度改正における給付と負担の見直し 1 2. 財政再計算と実績の比較 ( 収支差引残 ) 3 3. 実質的な運用利回り ( 厚生年金 ) の財政再計算と実績の比較 4 4. 厚生年金被保険者数の推移 5 5. 厚生年金保険の適用状況の推移 6
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額面増えても喜べない年金 実質目減り って何? 長期の マクロ経済スライド 意識し対策を 日本経済新聞 2015/3/28 4 月 1 日から 2015 年度に入り 年金額の改定で初めて マクロ経済スライド が実施される 支給額を物価や賃金の上昇率よりも低く抑える仕組みで 年金は 実質目減り時代 に突入したといわれる こうした状況はいつまで続き もらう年金額はどうなるのか 試算も交えて調べた 減ると言われてたけど
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2040 年の資産形成 ~ 多様化する家族 ~ チーム名 : 駒村康平研究会年金班チーム構成員氏名 : 金井英彦 外村昌也 戸谷勇斗 西山真央 2040 年は高齢化 労働人口の減少に伴うマクロ経済スライドの調整や 長寿化の進行から老後資産への影響が危惧されている こういった社会的変化は財政検証では正確に組み込まれていない 本論文ではまず 厚生労働省の財政検証をもとに 3 つの社会的変化を考慮した世帯モデルを設定する
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みずほインサイト 政策 2012 年 8 月 14 日 年金改革関連 2 法案が成立先送りされた課題の早期解決を 政策調査部上席主任研究員 堀江奈保子 03-3591-1308 naoko.horie@mizuho-ri.co.jp 2012 年 8 月 10 日 年金機能強化法案 と 被用者年金一元化法案 を含む社会保障 税一体改革関連 8 法案が成立し 年金改革が実施される見通しが立った 年金制度の持続可能性の確保
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みずほインサイト 政策 年 8 月 4 日 働き方の違いによる年金格差高齢期の収入確保に向けた課題 政策調査部上席主任研究員 堀江奈保子 --8 naoko.horie@mizuho-ri.co.jp 公的年金額は 加入制度 加入期間 保険料納付状況 賃金水準等により決まる 雇用形態別の年金額は 短労働者や国民年金のみの加入者は月額 万円未満と低年金である 高齢期の平均支出額以上の年金を受給することができるのは一部の世帯に限られるが
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2019 年 6 月 法改正による変更と誤植による訂正箇所をお知らせいたします 誤植については お詫び申し 上げます これに伴い 社労士 V2019 年受験横断 縦断超整理本 の記述を下記のように 改めてください 社労士 V2019 年受験横断 縦断超整理本第 1 章改訂正表 P15 職業安定法の条文 5 行目 P53 その他のスライド表下補足 P54 全文差し替え 調整に果たすべき役割にかんがみ
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女性が働きやすい制度等への見直しについて 平成 27 年 6 月 1 日 内閣府 女性が働きやすい制度等への見直しについて 現状税制昨年 11 月 政府税制調査会総会において 働き方の選択に対して中立的な税制の構築をはじめとする個人所得課税改革に関する論点整理 がとりまとめられ 5つの選択肢が提示された 社会保障制度今年 1 月 社会保障審議会年金部会において 社会保障審議会年金部会における議論の整理
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2009 年 6 月 25 日発行 将来世代の年金保険料は払い損か ~2009 年の年金財政検証関連資料から ~ 要 旨 2009 年の年金財政検証によると 標準的な厚生年金世帯 であれば 世代間格差はあるものの 将来世代においても 平均寿命 (60 歳時点の平均余命 ) まで生存すれば 負担した保険料の 2.3 倍の給付が受けられる見通しであることが明らかにされた これはこの倍率の分母である負担に事業主負担が含まれていないが
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資料 2-2 公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律案の概要 ( 参考資料 ) 厚生労働省年金局 平成 28 年 4 月 21 日 これまでの法律 閣議決定等 改正項目 1. 短時間労働者への被用者保険の適用拡大の促進 2. 国民年金第 1 号被保険者の産前産後期間の保険料の免除 3. 年金額の改定ルールの見直し 4. 年金積立金管理運用独立行政法人 (GPIF)
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基本月額+総報酬月額相当額 が28 万円超付注 付注 1: 在職老齢年金制度の仕組みについて既述の通り 在職老齢年金制度とは 60 歳以降に厚生年金保険に加入しつつ老齢厚生年金を受給する場合において 基本月額 74 と総報酬月額相当額 75 に応じ 老齢厚生年金の受給額の一部あるいは全部が支給停止される制度である 支給停止額が決定される仕組みは 60 歳から 64 歳までの場合と 65 歳以上の場合で異なっており
More information強制加入被保険者(法7) ケース1
INDEX 目次 老齢基礎年金 (2)1:12 分 1. 老齢基礎年金の基本年金額 ( 法第 27 条等 ) 2. 満額でない老齢基礎年金の年金額 ( 法第 27 条 平成 16 年改正法附則第 10 条等 ) 3. 加入可能月数 ( 昭和 60 年改正法附則第 13 条 昭和 60 年改正法附則別表第 4) 4. 物価スライド特例措置による年金額 ( 法第 27 条 平成 16 年改正法附則第 7
More information2. 女性の労働力率の上昇要因 М 字カーブがほぼ解消しつつあるものの 3 歳代の女性の労働力率が上昇した主な要因は非正規雇用の増加である 217 年の女性の年齢階級別の労働力率の内訳をみると の労働力率 ( 年齢階級別の人口に占めるの割合 ) は25~29 歳をピークに低下しており 4 歳代以降は
みずほインサイト 政策 218 年 3 月 13 日 労働力率の М 字カーブは解消傾向働き方改革による女性の増加が課題 政策調査部上席主任研究員 堀江奈保子 3-3591-138 naoko.horie@mizuho-ri.co.jp 女性の労働力率 (15 歳以上人口に占める労働力人口の割合 ) は 結婚 出産期にあたる年代に一旦低下し 育児が落ち着いた時期に再び上昇する М 字カーブ を描くことが知られている
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第 9 回社会保障審議会年金部会平成 2 0 年 6 月 1 9 日 資料 1-4 現行制度の仕組み 趣旨 国民年金保険料の免除制度について 現行制度においては 保険料を納付することが経済的に困難な被保険者のために 被保険者からの申請に基づいて 社会保険庁長官が承認したときに保険料の納付義務を免除する免除制度 ( 負担能力に応じ多段階 ) が設けられている ( 申請免除 ) 免除基準については P8
More informationそこで 本稿では 単独世帯に着目して217 年の賃金水準から年金額を算出し 高齢単独世帯の平均的な支出額と比較することにより 超高齢社会における所得基盤確保のあり方の課題を確認する 2. 単独世帯の年金額と支出額の比較 (1) 月額の年金額と支出額の比較厚生労働省 賃金構造基本統計調査 (217 年
みずほインサイト 政策 218 年 8 月 27 日 単独世帯の年金額の見通し高齢期の収入確保に向けた課題 政策調査部上席主任研究員 堀江奈保子 3-391-138 naoko. horie@mizuho-ri.co.jp 単独世帯の割合は 199 年時点では全世帯の 23.1% であったが 21 年には 34.% まで拡大した 今後も拡大が続く見通しであり 24 年には 39.3% となる見込みだ
More information稲垣氏講演資料
2010 一橋大学政策フォーラム 年金の将来 平成 22 年 9 月 28 日 ( 火 ) 年金制度改革の移行措置 一橋大学経済研究所世代間問題研究機構 稲垣誠一 1 報告の概要 現行の年金制度を維持した場合 低年金 低所得の高齢者は 今後 どのように増加していくのだろうか また 貧困層増加の原因は何か 推計手法 ダイナミック マイクロシミュレーションモデル 高齢者の同居家族 一人暮らしの高齢者が急速に増加
More informationこの改正は 1 企業に勤務していながら厚生年金 健康保険の恩恵を受けられない非正規労働者に厚生年金 健康保険を適用し セーフティネットを強化することで 社会保険における 格差 を是正することや 2 社会保険制度における 働かない方が有利になるような仕組みを除去することで 特に女性の就業を促進して 今
みずほインサイト 政策 216 年 1 月 21 日 厚生年金の更なる適用拡大を 216 年 1 月から年収 16 万円以上等で加入 政策調査部上席主任研究員 堀江奈保子 3-3591-138 naoko.horie@mizuho-ri.co.jp 216 年 1 月 1 日から厚生年金の適用拡大が実施され 週所定労働時間 2 時間以上 月額賃金 8.8 万円 ( 年収 16 万円相当 ) 以上等の短時間労働者約
More information( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上
今後の社会保障改革の実施について 平成 28 年 12 月 22 日 社会保障制度改革推進本部決定 医療保険制度改革骨子 ( 平成 27 年 1 月 13 日社会保障制度改革推進本部決定 以下 改革骨子 という ) における制度改革の実施については 社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律等の一部を改正する法律 ( 平成 28 年法律第 85 号
More information平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~
第 5 回社会保障審議会年金部会平成 23 年 10 月 31 日資料 2 標準報酬上限の引上げについて 1. 標準報酬月額上限の経緯について (1) 標準報酬月額について 標準報酬月額とは 健康保険や厚生年金保険などの社会保険の保険料と年金給付額等を算出する基礎として 事務処理の正確化と簡略化を図るために 実際の報酬月額を当てはめる切りの良い額のこと 具体的には 健康保険は 58,000 円 ~1,210,000
More information参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶
1. 所得税改革の流れ 1. ポイント 1 所得税抜本改革 は先送りされたが 平成 30 年度税制改正は 働き方の多様化を踏まえて 働き方改革 を後押しするため 人的控除 ( 基礎控除 ) の見直し 所得の種類に応じた控除の見直し が行われる 2 今後の見直しに向けた方向性は 人的控除について今回の改正の影響を見極めながら基礎控除への更なる振替えの検討 経済社会の ICT 化等を踏まえて所得把握に向けた取り組み
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ここまでの議論のまとめ なぜ公的年金が必要か? なぜ個人の貯蓄では不十分か? 市場の失敗の議論から, 以下の3つの説明が考えられる 1 温情主義 ( 貯蓄不足は取り返しがつかない ) 2 モラルハザード ( 生活保護を当てにして貯蓄しない ) 3 逆選択 ( 私的年金市場が成立しない ) 終身年金 ( 生存している限り給付が受けられる 老後の生活資金に適している ) は, 長く生きられると思う人ほど加入したがる
More information平成26年公的年金財政検証と今後の年金制度改正の行方(下)
平成 26 年公的年金財政検証と今後の年金制度改正の行方 ( 下 ) 厚生労働委員会調査室 棱野佑希 平成 26 年公的年金財政検証と今後の年金制度改正の行方 ( 上 ) 1. はじめに 2. 財政検証の意義 3. 平成 16 年改正財政フレームの完成 4. 平成 26 年財政検証の前提 5. 平成 26 年財政検証の結果 6. オプション試算 7. 平成 26 年財政検証に対する評価 ( 以上 立法と調査
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資料 4 公的年金制度に関する資料 平成 20 年 4 月 9 日厚生労働省 平成 16 年年金制度改正と残された課題について 1 公的年金制度に関する各種提言等 (1) 5 公的年金制度に関する各種提言等 (2) 6 社会保障国民会議について 7 平成 16 年年金制度改正と残された課題について 平成 16 年改正のフレームワーク 1 上限を固定した上での保険料の引上げ 上限: 厚生年金 18.3%
More information要 旨 政府の社会保障国民会議は 2008 年 5 月 19 日の雇用 年金分科会で 公的年金制度に関する定量的なシミュレーションを公表した 主たる注目点は 基礎年金の財源を全額税方式とした場合の必要財源の規模と消費税率換算のシミュレーションである 基礎年金の税方式化を行うにあたっては 制度移行前の
2008 年 5 月 27 日発行 基礎年金の税方式化で税負担はどうなるか ~ 政府試算結果をどう考えるか ~ 要 旨 政府の社会保障国民会議は 2008 年 5 月 19 日の雇用 年金分科会で 公的年金制度に関する定量的なシミュレーションを公表した 主たる注目点は 基礎年金の財源を全額税方式とした場合の必要財源の規模と消費税率換算のシミュレーションである 基礎年金の税方式化を行うにあたっては 制度移行前の保険料納付実績をどう給付に反映させるかにより追加財源の額が大きく変化する
More information02_公表資料<厚生年金・国民年金の平成27年度収支決算の概要>
平成 28 年 8 月 5 日厚生労働省年金局 厚生年金 国民年金の平成 27 年度収支決算の概要 1. 厚生年金における平成 27 年度収支決算 (1) 歳入は 45 兆 1,644 億円であり 被保険者数の増加や保険料率の引上げによって保険料収入が増加したこと等により 前年度より3 兆 8,509 億円増加 (2) 歳出は42 兆 9,008 億円であり 年金受給者数の増加によって厚生年金の給付費が増加したこと等により
More information年金額の改定について 公的年金制度は平成 16 年の法改正により永久に年金財政を均衡させる従来の仕組みから おおむね ( 100 ) 年間で年金財政を均衡させる仕組みへと変わった この年金財政を均衡させる期間を 財政均衡期間 という これにより 政府は少なくとも ( 5 ) 年ごとに財政の検証をおこ
旧法の適用6. 公的年金の概要 65 歳 ~ 60 歳 ~ 公的年金制度の全体像 国民年金 厚生年金 ( 参考 ) 自営等 会社員等 労働者対象 昭和 19 年 : 厚生年金保険 昭和 36 年 : 国民年金制度スタート 国民皆年金 自営業者等 国民年金への加入 ( 会社員の妻などは任意加入 ) 両者を一本化 昭和 61 年 4/1: 国民年金を基礎年金に ( 強制加入 ) 65 歳 ~ 厚生年金国民年金自営等会社員等
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税制 2018 年 11 月 7 日全 12 頁 年金生活者の実質可処分所得はどう変わってきたか モデル世帯の実質可処分所得の試算 (2011~2017 年実績 ) 金融調査部研究員是枝俊悟 [ 要約 ] 年金支給額と物価の実績値や 社会保険料等の改定を踏まえ 年金生活者世帯における 2011 年から 2017 年までの実質可処分所得をモデル世帯を設定して試算した 2017 年時点の 2011 年比の実質可処分所得は
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公的年金持続可能性の鍵を握る成長戦略の成否 - 平成 26 年財政検証結果から考える- アセット マネジメント 公的年金持続可能性の鍵を握る成長戦略の成否 - 平成 26 年財政検証結果から考える - 野村亜紀子 要約 1. 平成 26 年公的年金財政検証結果 が 2014 年 6 月 3 日に公表された 経済前提が異なる 8 つのケースについて 将来の所得代替率 ( 現役世代の収入に対する年金の割合
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平成 30 年 8 月 10 日厚生労働省年金局 厚生年金 国民年金の平成 29 年度収支決算の概要 1. 厚生年金における平成 29 年度収支決算 (1) 歳入は 48 兆 0,114 億円であり 納付基金数の減少によって解散厚生年金基金等徴収金が減少したこと等により 前年度より7,440 億円減少 (2) 歳出は46 兆 4,233 億円であり 年金受給者数の増加によって厚生年金の給付費が増加したこと等により
More information1-3. 想定問題 2 (1) 老齢基礎年金の支給要件問 1. 老齢基礎年金は 保険料納付済期間又は保険料免除期間 ( A の規定により納付することを要しないものとされた保険料に係るものを除く ) を有する者が 65 歳に達したときに その者に支給する ただし その者の保険料納付済期間と保険料免除期
年金法改正プチ講座 1-1. 受給資格期間の短縮 (25 年 10 年 ) 老齢基礎年金 60 歳台前半の老齢厚生年金 老齢厚生年金 1 保険料納付済期間又は 1 1 年以上の被保険者期 1 被保険者期間を有する 保険料免除期間 ( 学生等 間を有すること こと の保険料納付特例期間及び保険料納付猶予期間を除く ) を有すること 2 65 歳に達したこと 2 60 歳以上であること 2 65 歳以上であること
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KIER DISCUSSION PAPER SERIES KYOTO INSTITUTE OF ECONOMIC RESEARCH Discussion Paper No. 1108 物価 賃金の変動が将来の年金財政と年金資産分布に与える影響 上田淳二 三上裕介 石田良 2011 年 7 月 KYOTO UNIVERSITY KYOTO, JAPAN 京都大学経済研究所 Discussion Paper
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資料 7 年金制度の機能強化 厚生労働省年金局 年金制度の課題と機能強化について 1.16 年改正による年金財政の枠組み構築 平成 16 年年金制度改正においては 長期的な給付と負担の均衡を確保し 公的年金制度を持続可能なものとする見直しを実施し 新たな年金財政の枠組みを構築 16 年改正の最後の仕上げにあたる基礎年金国庫負担割合 2 分の 1 の実現については 所要の法案を今国会に提出 早期の成立を図る
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平成 28 年年金改革法の参議院における議論 将来の年金水準の更なる低下の防止 厚生労働委員会調査室 手島望 内閣から第 190 回国会において衆議院へ提出された 公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律案 は 第 192 回国会の平成 28 年 11 月 29 日 参議院に送付され 12 月 14 日 成立した ( 平成 28 年法律第 114 号 以下 改正法
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資料 2 社会保障の給付と負担の見通し ー平成 18 年 5 月ー 厚生労働省 見通しの前提等 (1) 1 この 社会保障の給付と負担の見通し は この間の社会保障制度改革を踏まえ 将来の社会保障給付の規模とこれを賄う社会保険料及び公費の規模について 見通しを作成したものである 2 前提見通しの前提は 概略以下のとおりである なお 結果については 前提の設定方法等により変わり得るものであり また 見通しの対象期間が中長期にわたることから幅をもって見るべきものである
More information2. 改正の趣旨 背景税制面では 配偶者のパート収入が103 万円を超えても世帯の手取りが逆転しないよう控除額を段階的に減少させる 配偶者特別控除 の導入により 103 万円の壁 は解消されている 他方 企業の配偶者手当の支給基準の援用や心理的な壁として 103 万円の壁 が作用し パート収入を10
配偶者控除及び配偶者特別控除の見直し 1. 改正のポイント (1) 趣旨 背景 1 税制面では 配偶者のパート収入が 103 万円を超えても世帯の手取りが逆転しない 配偶者特別控除 が導入され 103 万円の壁 は解消されている 他方 企業の配偶者手当の支給基準の援用や心理的な壁として 103 万円の壁 が作用し パート収入を 103 万円以内に抑える傾向がある 所得控除額 38 万円の対象となる配偶者の給与年収の上限を
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