はじめに宅地造成等規制法が昭和 36 年に制定されてからおよそ半世紀を経過しましたこの間平成 18 年には同法制定以来初めての抜本改正が行われていますこの改正は阪神淡路大震災 ( 平成 7 年 ) 新潟県中越地震 ( 平成 16 年 ) などで被災例が多かった大規模盛土造成地に対応するの

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そよおまた
5 years ago
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1 宅地造成工事技術指針付名古屋市 ( 宅造用 ) 標準擁壁付参考資料擁壁の計算例等平成 20 年 4 月名古屋市住宅都市局

2 はじめに宅地造成等規制法が昭和 36 年に制定されてからおよそ半世紀を経過しましたこの間平成 18 年には同法制定以来初めての抜本改正が行われていますこの改正は阪神淡路大震災 ( 平成 7 年 ) 新潟県中越地震 ( 平成 16 年 ) などで被災例が多かった大規模盛土造成地に対応するのが主な内容です同法同法施行令の改正を受け平成 19 年 3 月に宅地防災マニュアルも改訂されました名古屋市宅地造成工事技術指針は平成 13 年 4 月に作成して以来名古屋市内における宅地造成工事の許可申請に利用されてきましたが宅地防災マニュアルの改訂を受けてこのたび改訂することといたしましたあわせてこれまで表現があいまいであった部分についてより正確性を期するよう修正いたしました本指針の目的を十分理解していただき安全な宅地造成に活用されますことをお願いいたします平成 20 年 4 月住宅都市局建築指導部開発指導課

3 目次第 1 章盛土計画 1.1 原地盤の把握盛土のり面の勾配と高さ斜面の安定計算小段の設置のり面保護のり尻排水施設地下水排除工盛土前の準備作業盛土材料と転圧斜面上の盛土盛土全体の安定性の検討第 2 章切土計画 2.1 切土のり面の勾配小段の設置斜面の安定計算のり面保護排水施設第 3 章排水計画 3.1 排水計画排水計算水勾配排水施設の設置を要する個所排水施設の最小断面泥だめ第 4 章のり面保護計画 4.1 基本事項のり面保護工法のり面保護工の工種過去に造成が行われた土地のり面排水の設計上の注意事項

4 第 5 章擁壁計画 5.1 基本事項土質調査地震対策擁壁の構造鉄筋コンクリートのかぶり斜面上に設置する擁壁二段擁壁伸縮目地斜面方向に設置する擁壁擁壁の隅角部補強水抜穴裏込材擁壁の根入れ擁壁の基礎および均しコンクリート施工時の地盤支持力の確認任意擁壁の構造上部に斜面がある場合の擁壁の構造浸透施設設置禁止場所第 6 章鉄筋コンクリート造等の擁壁の設計 6.1 擁壁に作用する荷重転倒に対する安定滑動に対する安定地盤支持力に対する安定部材の許容応力構造体の設計第 7 章くい基礎の設計 7.1くい基礎を有する擁壁の設計くい本体の設計くいの鉛直力に対する許容支持力くい材の応力検討くい頭部の設計

5 第 8 章工事中の防災計画 8.1 基本方針仮土留構造物隣地対策防災対策防災計画書第 9 章練積み造擁壁の標準構造図 9.1 標準構造図の種類標準構造図使用上の注意点隅角部補強標準構造図第 10 章鉄筋コンクリート造等擁壁の標準構造図 10.1 標準構造図の種類標準構造図使用上の注意点標準断面図隅角部補強標準構造図参考資料参考 1. 鉄筋コンクリート擁壁の安定及び構造計算例参考 2. 擁壁背面に斜面がある場合の対応について参考 3. 鉄筋コンクリート擁壁の杭基礎の安定及び構造計算例参考 4. 斜面の安定計算例

6 mm

7 2)

8 30 50cm

9 H H () () H20m H15m W1.2m H10m W3m H5m W1.2m W1.2m

10 1 = 360 2) 1 n

11 H 0.8H S r W

17 a b 2)

18 k/m 3 (tf/ 3 )

19 40mm 60mm 5-2 1/2 D13D22 2= mm D13=13 1/2 D13D22 2=6.511 D13=13 60mm = mm = mm

20 0.4H 5cm10cm 1.5m H 15 H 35cm H 1.5m 0.4H 1.5m H h h 0.4H 0.4H 1.5m H 1.5m h h H H

21 G.L. 2.0m

22 t 1 25D a t t 2 t 1 560mm 160mm a a L L 2m 160mm cm cm

23 h(m) ( ) ( ) m a=50cm 3.0m a=60cm L 2.0m

24 30cm 30cm

25 (a) 3m

26 (b) 3m H H

27 H h 30cm

28 H () () H H 30 H2 2H ()

29 24k 3 (2.4tfm 3 ) 23k 3 (2.3tfm 3 ) 3)

30 5m

31 h d 10cm h Bb 5 b h 10cm h B b d d 1.25d 2.5d B 1.25d

35 7) P.34 P.33 P.32 P.37 P.36 P.35 75k/ 3.0 P.34 P.33 P.32 P.37 P.36 P.35 75k/ 4.0 P.34 P.33 P.37 P k/ 5.0 P.34 P k/

36 160mm t 1 560mm a a L 160mm h(m) ( ) ( ) t 1 25D a t t 2

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<8B5A8F708E77906A89FC92F988C E FCD2E786477> 第 8 章練積み造擁壁の標準構造図 8.1 標準構造図の種類練積み造擁壁の種類としては擁壁の背面の状態 ( 切土か盛土 ) によって切土タイプと盛土タイプの2 種類があります表 8-1 参照過去に造成が行われている場合及び切土と盛土を同時に行う場合には盛土タイプを使用してください 8.2 標準構造図使用上の注意点 1) 設置地盤の地耐力が表 8-1 の値以上にしてください軟弱地盤や過去に埋立てを行