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1 28 情報経 活第 201 号 平成 28 年度 IoT 推進のための新産業モデル創出基盤整備事業 ( 分野 産業の壁を越えたデータ利活用促進とセキュリティ確保に向けた制度的課題の調査 ) 事業報告書 平成 29 年 3 月 一般財団法人日本情報経済社会推進協会

2 目次 1 はじめに 本事業について 実施項目 WG の運営 検討結果の普及啓発 WG の運営 目的 概要 実施結果 データ流通促進 WG の実施について カメラ画像利活用 SWG の実施について データ連携 SWG の実施について IoT セキュリティ WG の実施について 検討結果の普及啓発 目的 概要 実施内容 WG 活動の紹介 IoT Lab Connection の実施 データイノベーションワークショップの実施 Web 等を通じた情報発信の仕組み 円滑な運営等の検討 全体総括 おわりに

3 1 はじめに 国内外の IoT の動向について 1995 年に登場した Windows95 によって 一般の人にインターネットが急速に広まり ニュース 交通情報 天気情報など 世の中の情報 を誰でもリアルタイムに情報を取得できるようになった また 2000 年代に入り スマートフォン及び SNS や口コミサイトが普及したことにより 自らの知識 考えやその場で感じたことなどの情報 ( 意識的な情報 ) を自由に発信することができるようになった 更に 2014 年頃からは IoT (Internet of Things; モノのインターネット ) により 様々な機器がインターネットにつながることで センサーから取得した人流データや ウェアラブル機器から取得したバイタルデータなど 内面に潜む情報 ( 無意識な情報 ) が増加しつつある このような 人々の生活行動そのもの が大量のデータを生み出すようになってきた現在 これらの情報を ビッグデータ=ビジネスにおける宝の山 として注目し 企業は様々な構造化 非構造化データを掛け合わせ リアルタイムで解析し 生み出したコンテンツをインタラクティブに活用することで 新たな価値創出や経営上の意思決定に役立てようとする動きが出てきている このように 身の回りのあらゆるものに埋め込まれたセンサー等のデバイスがインターネットにつながり 相互に通信する仕組みによって より効率のよい高度な社会を実現しようとする IoT に加え AI( 人工知能 ) ビッグデータの 3 要素がこれからの社会基盤において重要な要素とされている 既に海外においては 米国の インダストリアル インターネット や ドイツの インダストリー 4.0 に代表されるように 第 4 次産業革命 として捉え IoT 等の技術による産業 社会変革を見越した具体的な取り組みが進められており IoT という考え方が実態を持ってきたといえる 我が国においても 世界最先端 IT 国家創造宣言 の改訂版 ( 平成 27 年 6 月 30 日 IT 総合戦略本部閣議決定 ) において 急速に進展する IoT や AI などによるデジタル化への変化を踏まえ 2020 年までに世界最高水準の IT 活用社会の実現と 成果の国際展開を目標とした IT 戦略の基本方針が定められ それを踏まえた具体的な取り組みとして 企業が壁を越えてデータを共有 活用し 新たな付加価値を生む取り組み ( データ駆動型 ( ドリブン ) イノベーション ) に焦点を当て 経済産業省が データ駆動型イノベーション創出戦略協議会 1 を設立し 業種 組織を越えたデータの利活用に対し 賛同する事業者や有識者の交流 情報交換の場とすることで 各種課題の解決やユースケース創出のきっかけとなる活動を行っている また 平成 27 年度に設立した 先進的モデル事業推進 WG ( 以降 IoT 推進ラボ という ) では IoT 支援委員会 IoT Lab Selection IoT Lab Connection 等を実施し IoT を活用したビジネス化に向けた成果を挙げることができた 具体的な一例と 1 経済産業省政策について データ駆動型イノベーション 3

4 して 第 1 回 IoT Lab Selection のファイナリストである株式会社アフロでは スマートフォン等を活用し 通信機能を有するタクシーメーター及びアプリケーションを開発することで 走行距離情報を取得し運賃計算を行うだけでなく 現在 手作業の日報業務 ( 乗車記録 ) の自動化や 各タクシーの運行状況 ( 場所 乗客の有無等 ) の即時把握による運行業務効率化や乗客へのサービス向上 将来的に料金体系の流動的な変更要請が発生した場合にも迅速な対応を可能とするなど 高度な機能を従来の専用器と運行管理システム構築の組み合わせよりも大幅に低いコストで実現することを目指している 図表 1 スマートフォン等を活用したタクシーメーターのイメージ 他方 計量法では タクシーメーターの性能要件の一つとして タリフ定数 ( 運賃演算表 ) を無線通信で扱う際の保護措置である 電子的封印 が必要になることから その要件を明らかにすることが プロジェクト実施に当たって課題となっていた これを受けて経済産業省では 産業競争力強化法に基づく グレーゾーン解消制度 を活用し 電子的封印 は 機械的封印 との同等性を確保する必要があり それを確保するために示した具体的な要件を満たした場合は 電子的封印 に該当し 計量法に基づく特定計量器検定検査規則第 78 条に定める性能を満たしていることが確認された 2 これにより 料金体系等を電子的に低コストで変更することが可能になる他 タクシーメーターがスマートフォン等の多機能端末に一体化されることによって リアルタイムでの運行管理による業務効率化やタクシーメーターを起点とした様々な運行サービスの創出などにより 産業競争力の強化が期待される このように IoT を活用したビジネス創出について 国と民間が連携して推進しており 今後も継続して実施していくことが重要である IoT データ流通とセキュリティの動向について 先に述べた通り 産業変革の取り組みを通じて IoT という考え方が実態を持ってき 2 参照 4

5 た中で データの提供を希望する事業者のみならず 当該データの利活用を希望する事業者が多数現れてきている 他方で ありとあらゆるモノがインターネットに接続された世界では 従来の取り組みでは解決が困難な課題がある 一つは異業種間のデータ連携である その理由として 生活者のプライバシー侵害や 生活者が望まない形でデータが利用されることに対する漠然とした不安等を背景として事業者が流通 利活用を躊躇していること 第三者提供に係る本人同意の取得が困難であること 事業者による囲い込み等が指摘されている もう一つはサイバー攻撃への対応である 我が国へのサイバー攻撃は増加傾向にあるとともに その手口も巧妙化している 従来の IT サービスのように 同一事業者に閉じた環境での構築では 情報セキュリティ対策として 1 技術的対策 ( ファイアウォール ウィルス対策システムの導入など ) 2 物理的対策 ( 防犯対策 入退管理など ) 3 人的対策 ( 手順書などのルール 従業員教育など ) 等の観点から必要な対策を講じることができるが あらゆるモノがインターネットにつながる IoT の世界 では 接続される機器類やサービス規模等に応じて具体的にどの程度のレベルの対策を講じればよいかが必ずしも明らかではない 日本が今後 人口減少 ( 生産人口減少 ) が進む中で 経済成長を維持するためには IoT 推進ラボで実施している 企業連携支援 資金支援 規制改革支援 と並行して 上記のセキュリティに関する課題 データ流通に関する課題を解決し 業界横断したデータ利活用を後押しする必要がある 2 本事業について 1. はじめに で述べたとおり IoT に関する国内外の取り組みに共通することは センサー等の発達によって 取得できるデータが多様化しており データへの到達コストを圧縮することによって 新たなサービスや産業を創造することである 他方で 国内企業においては データ流通に関する匿名化への対応方法 第三者提供の対応方法 及びIoTの活用に関するセキュリティの確保等でデータ利用を躊躇しているケースが多く 分野横断的な破壊的なイノベーションが起こしにくくなっている 分野 産業の壁を越えたデータ利活用促進とセキュリティ確保に向けた制度的課題の調査 ( 以降 本事業という ) では これらの課題を解決して未来社会に向けた産業構造の変革を推進するために 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 ( 以降 当協会という ) が データ利活用を躊躇する多くのユースケースについて調査し 普及啓発などを通じて分野 産業の壁を越えたデータ利活用を後押しするとともに IoT 機器等に求められるセキュリティ要件の検討や その他必要となる課題の整理 調査を実施することで IoTの利活用を推進した 以降 具体的な実施項目について述べる 5

6 2.1 実施項目本事業では 平成 28 年 1 月より IoT 推進コンソーシアム の傘下に設置されている専門ワーキンググループ ( 以降 WGという ) を活用するとともに 他のWG(IoT 推進ラボ 技術開発 WG) とも連携 推進する 具体的には 事業者から収集したユースケースをベースにBtoBにおけるデータ取引の課題となる事象を整理して 当該課題の解決に向けた議論を行う データ流通促進 WG 及びIoT 機器に求められるセキュリティについて議論を行う IoTセキュリティWG 等を活用しつつ データ利活用を躊躇する多くのユースケースについて調査し 普及啓発等を通じて 分野 産業の壁を越えたデータ利活用を後押しするとともに 今後必要となる課題の整理等を行った 図表 2 本事業の位置づけ 本事業の実施項目 WG の運営 検討結果の普及啓発 連携 以降 本事業の実施項目及び実施概要について述べる WG の運営 IoT に関する横断的課題を検討する場として WG と作業部会合わせて 4 つ設置した 具体的には BtoB のデータ流通取引時に生じる課題をユースケースベースで抽出し 事業化を後押しするための検討の場として 委員 10 名から構成される データ流通促進 WG を設置 運営した 更に データ流通促進 WG の作業部会として 社会環境に設置されたカメラ画像の利活用を検討する場として 委員 12 名から構成される カメラ画像利活用 SWG 及びデータを提供するプラットフォームの役割 機能 ルール等を検討する場として 委員 16 名から構成される データ連携 SWG を設置 6

7 運営した また IoT を活用した革新的なビジネスモデルを創出するためにセキュリティ セーフティの両面から配慮すべき事項等を検討する場として 委員 12 名から構成される IoT セキュリティ WG を設置 運営した データ流通促進 WG については 今年度 10 回開催した 具体的には データ流通 利用等に課題を持ち 相談が出ている事業者 14 社招聘し 有識者からその前進に向けた助言等を行うとともに その内容について 昨年度検討した 6 社と合わせた 20 個の事例について社名を伏せた形で 新たなデータ流通取引に関する検討事例集 ver1.0 として取りまとめ IoT 推進コンソーシアムのホームページ 3 に公開した カメラ画像利活用 SWG については 今年度 4 回開催した 具体的には 社会環境に設置されているカメラ画像の透明性等を担保した利活用について 利活用形態による消費者への通知や データを利用する際に事業者が配慮すべき事項等を 5 つのユースケースを基に議論し 有識者から得た助言等の内容について カメラ画像利活用ガイドブック ver1.0 として取りまとめ IoT 推進コンソーシアムのホームページに公開した データ連携 SWG については 今年度 2 回開催した 具体的には IoT データの売買を仲介するプラットフォームが複数立ち上がってきている中で 協調領域としてプラットフォーム事業者同士が連携したり 他のプラットフォーム事業者の参入を促すために必要な取り組み ( データカタログの作成 API 連携など ) について 複数のユースケースを基に議論し 有識者から得た助言等の内容について データ連携ガイドブック ( 仮称 ) として取りまとめた IoT セキュリティ WG については 今年度 1 回開催した 具体的には 平成 28 年 7 月に公開した IoT セキュリティガイドライン ver1.0 について 事業者への浸透度 及び今後追記が必要な部分等について複数の事業者へヒアリングして明らかにするとともに 本ガイドラインの英訳版を作成した 検討結果の普及啓発分野 産業の壁を越えたデータ利活用を促進する企業連携 情報発信の取り組みを 平成 29 年 3 月 13 日に一橋講堂で実施した 具体的には で述べた各 WG と SWG の検討内容及び成果等のパネル展示を行い 来場者に紹介するとともに 意見交換を実施した また ヘルスケア及び地域課題 ( 除雪 ) をテーマとして 自治体や異業種など普段接点のない人たちとデータ利活用のアイデア出しを行うための データイノベーションワークショップ を実施し 実際に企業や自治体が収集しているデータをどのように活かせばよいか等についてのアイデアを創出した 更に IoT 推進ラボとも連携し 個別テーマ ( フィンテック 教育 農業 食品 ) 毎に業種横断的なプロジェクトの発掘 組成するために 国内外の大企業と AI 技術を有した 3 7

8 大学 研究所 ベンチャー企業 及び自治体等のマッチングを行うための IoT Lab Connection Solution Matching を実施し 企業マッチング 約 450 件の出会い を実現した 以降 それぞれの実施項目毎について 具体的な内容について述べる 3 WG の運営 3.1 目的 概要 1 はじめに で述べたように ありとあらゆるものがインターネットに接続された世界 において 異業種間の適切な流通に関する透明性の確保 二次利用許諾など や セ キュリティ確保等の観点から データ利活用に躊躇する事業者が数多く存在する 日 本が今後 人口減少 生産人口減少 が進む中で 経済成長を維持するためには 企 業連携支援 資金支援 規制緩和支援等と並行して 業界横断したデータ利活用を 後押しする必要がある そこで 本事業では ニーズオリエンテッドのアプローチで ユ ースケースベースに多様な観点 技術 制度 社会受容性等 から検討し ガイドライン の策定等を行った 図表 3 WG 運営のスコープ 平成27年度 平成29年度以降 検討課題 ① IoTデータ流通に関する透明性の確保 二次利用許諾など ② セキュリティ確保 など ニーズオリエンテッド ユースケースベース で進める 対応の観点 COCN 産 業 競 争 力 検懇 討談 会 整 理 結 果 等 に よ る 平成28年度 本事業の範囲 技術的観点 制度的観点 社会受容性の観点 ガイドラインの策定 既存ガ イドライン等の改訂含む 現行法で対応 できないもの 今後の検討事項のとりまとめ 法的観点等の 継続検討課題 検討課題②の 審議 検討課題①の審議 参 照 データ流通促進WG カメラ画像利活用SWG 連携 IoTセキュリティWG 安全配慮等の 第三者認証の仕組み プライバシー影響評価等 データ連携SWG 対応の観点 技術的観点 次年度以降の 検討範囲 案 概要 IoT データに含まれる情報は 利用用途に応じ適切な加工処理や セキュリティ等を施す必要があるため 利用シーンごとに必要な情 8

9 対応の観点制度的観点社会受容性の観点 概要報レベルを見極め 加工処理やセキュリティ等の内容について具体的な方針 対応方法等を事例とともに示す 情報の利活用に際し 一般消費者等への周知 同意取得の在り方 データの権利帰属の考え方 事業者間での契約条件等について協議する 同意取得が困難な場合 法制度の面からどのように周知されるべきであるかを見定める その上で 現行の法制度においては対応できない課題を検討事項として取りまとめ 次年度以降の活動に継承する 個人情報等の利活用に際し たとえ法律に違反していなくても 多くの市民感情として受け入れ難いものであれば風評リスクになり 事業者がデータ利活用に萎縮してしまうため 国内外の先行例や類似例等を鑑みて 具体的な方針 対応方法等を示す 具体的には 昨年度までの検討状況 検討結果を踏まえつつ 下表のとおり WG 及び SWG を設置し 検討を行った 図表 4 本事業で設置した会議体 会議体 実施形態 座長 ( 敬称略 ) 検討内容 データ流通 非公開 ( 一部 森川博之 ( 東 BtoB データ流通における課題等に 促進 WG 公開で実施 ) 京大学 ) ついて ユースケースを基に検討し た カメラ画像 公開 菊池浩明 ( 明 データ流通促進 WG の作業部会とし 利 活 用 治大学 ) て設置し 社会環境の中に組み込ま SWG れているカメラによって取得される画 像を利用する場合の消費者に対して の透明性担保の方法について専門 的な部分を検討した データ連携 公開 柴崎亮介 ( 東 データ流通促進 WG の作業部会とし SWG 京大学 ) て設置し IoT データの売買を仲介 するプラットフォームが複数立ち上が ってきている中で 協調領域としてプ ラットフォーム事業者同士が連携した り 他のプラットフォーム事業者の参 入を促すために必要な取り組み ( デ ータカタログの作成 API 連携など ) 9

10 会議体 実施形態 座長 敬称略 検討内容 について ユースケースを基に検討 した IoT セキュ 非公開 メール 佐々 木 良一 IoT AI を活用したビジネスを実現す リティ WG ベース 東 京 電 機 大 るために必要なセキュリティについ 学 て 専門的な部分を検討した 以降 それぞれの WG 及び SWG の実施結果について述べる 3.2 実施結果 データ流通促進 WG の実施について データ流通促進 WG は BtoB Business to Business 企業間での商取引 にお けるデータ取引の契約の際に課題となる事象を明らかにし 新たなビジネスの創発を 後押しすることを目的として設置し BtoB におけるデータ流通 利用等に係る課題 デ ータの特性に応じた契約条項やデータの権利帰属の考え方等 を持ち 相談が出て いる事業者を招聘し その前進に向けた助言等を行った 更に それぞれのユースケ ースの議論の内容を整理し 新たなデータ流通取引に関する検討事例集 ver1.0 と して取りまとめ 平成 29 年 3 月に公開した なお 本 WG では データ流通に係る検討事項が多岐に渡るため 経済産業省と 総務省が連携して実施した 図表 5 データ流通促進 WG の進め方イメージ データ流通促進WG 事業者から相談 が出ているもの ユースケース ベースで議論 事業者 # 主な相談の観点 1 契約に関する検討事項 BtoBビジネスを展開する上で 遵守すべき法令など 2 流通するデータの扱いに関する検討事項 データの種類 個人情報やプライバシー情報を含むか 否か に応じた対応方法 利用目的 公共性の高い利活用 ビジネス性の高い利 活用など に応じた対応方法 第三者提供の有無に応じた対応方法 など 技術的観点 制度的 観点 社会受容性の 観点等から助言 WG委員 内容 詳細 1 本WGで相談があった取引事例ごと に議論の結果をまとめる 本WGで相談があった取引事例ごとに 概要及び事業者が悩ん でいる課題に対して 本WG委員から助言があった内容を 社 名を特定できないよう整理した上でまとめる 2 本WGで相談があった取引事例に共 通して参考となる委員からの意見を まとめる 上記 1 の取引事例を基に BtoBビジネスを展開する上 で 主に流通するデータの扱いに関して共通して参考となる WG委員からの意見をまとめる 取りまとめ 新たなデータ流通取引に関する検討事例集 10

11 以降 実施内容の詳細について記載する 本 WG で扱ったユースケースについて 本 WG で取り上げるユースケースについては IoT 推進コンソーシアム会員の中か ら データ流通 利用等に係る課題を持つ事例について募集し 下図表のとおり 平 成 28 年度に合計 16 個の事例を扱った 図表 6 本 WG で取り扱った事例一覧 ( 順不同 敬称略 ) # ユースケース 取り扱うデータ 事業者から相談があった内容 1 気象データ等の気象データ 予 物流関係業者が予測データを活用し 活用 測データなど たことにより不利益を被った場合の紛 争回避の留意点 物流関係業者が民間企業 研究機 関等へ予測データを販売する場合の 留意点 2 工場機器稼働機器の稼働デ センサーから取得した機器の稼働デ データの活用 ータ 分析デー ータの利用権について タなど 機器の稼働データを第三者提供する 場合の留意点 3 駐車場稼働デ駐車場の稼働 車番の取り扱いに関する留意点 ータの活用データ 分析デ 駐車場利用者への通知 同意取得に ータなど 関する留意点 4 介護システムデ介護データ 分 要介護者からのデータ提供に関する ータの活用 析データなど 同意の有効性について 分析データを第三者提供する場合の 留意点 5 従業員の健康従業員の健康 要配慮個人情報として扱うべきデー データの活用 診断データなど タ項目 本人同意取得時等の留意点 取得データの提供に関する留意点 6 電子レシート化アプリ利用者の 個人情報保護法第 15 条第 1 項の定 した購買データ 購買データなど め ( 利用目的の特定 ) の活用 提供先の選定条件に対し サービス 内容を特定するなどで代替している か 提供先企業を HP 上のページにリン 11

12 # ユースケース 取り扱うデータ 事業者から相談があった内容クする等によって HP 側にて更新していくことで問題ないか 7 宿泊予約デー観光客の宿泊 宿泊予約サービス事業者からデータ タの活用 データなど 提供を受ける上で どのような権利処理の必要があるか 民間企業 研究機関等と損失 損害に対するリスク回避のために 契約に含むべき条項や留意点は何か 8 オフィス内行動従業員のデー 企業活動 会社内で発生したオフィス データの活用 タ オフィスの環 内行動データの権利帰属について 境データなど オフィス内行動データの取得に対す る同意取得方法について 民間企業 研究機関等に対する 契 約による利用目的制限等について 9 店舗内取得デ店内行動デー 店舗内に設置したカメラから取得した ータの活用 タなど 画像の利活用について 店舗内に設置したカメラから取得した画像の保存について 10 公共空間から取カメラ映像 人 公共空間にセンサーを設置する場合 得されるセンシ 流データなど の留意点 ングデータの活 自治体がデータ利用事業者へセンシ 用 ングデータを提供する場合の留意点 11 情報流通交換各種登録デー データ提供事業者 及び提供される 市場を介したデータ流通の促進 タ ( データの提供条件 購入条 データの信頼性を担保する方法について 件など ) データ交換市場の公平性 中立性を 担保する方法について 12 データカタログ登録データ 購 データの権利関係の整理について を通じた取引の入データなど データのフリーライド対策について 仲介 分析サー ビスの提供 13 カメラ映像流通加工データ 分 特徴量情報 ( 識別符号 ) の保存の是 プラットフォーム 析データなど 非について によるデータ流 開示 削除請求 オプトアウトサービ 通 スの在り方について 12

13 # ユースケース 取り扱うデータ 事業者から相談があった内容 カメラ設置事業者からの委託を想定した場合の懸念事項 運営母体や機能に関する懸念事項 本モデルの社会実装のステップについて 14 おもてなしプラ観光客の属性 ローカルプラットフォーム増加に伴う ットフォームの 情報など 課題について 流通モデル構 PDS(Personal Data Store) 構築に 築 向けて 国内法制への対応について 15 センシングデーメタデータなど 生データの内容に起因する法的リス タ流通市場の構 クについて 築 自動マッチング後の代金決済時にお ける承諾の必要性について 民間企業 研究機関等の取引が特定 商取引法の通信販売に該当するか 16 介護データの流介護状況など 要介護者及び介護士の個人情報の 通 取り扱いについて データ提供先の信頼性担保につい て 構成員について データ流通促進 WG では包括的かつ高次的な検討を行うために 国内事情だけで なくグローバルな視点で広い知見を有する産学界の有識者をバランスよく選定した 上記に基づいて招聘したデータ流通促進 WG の委員を下表に示す 図表 7 データ流通促進 WG 構成員 ( 順不同 敬称略 ) 業界 区分 氏名 所属 学界 座長 森川博之 東京大学先端科学技術研究センター教授 学界 委員 柴崎亮介 東京大学空間情報科学研究センター教授 学界 委員 宍戸常寿 東京大学大学院法学政治学研究科教授 産業界 委員 草野隆史 株式会社ブレインパッド代表取締役会長 産業界 委員 佐藤史章 トーマツベンチャーサポート株式会社事業開発部マネージャー 産業界 委員 村上陽亮 株式会社 KDDI 総合研究所フューチャーデザイン 13

14 業界 区分 氏名 所属 1 部門 3 グループグループリーダー 産業界 委員 寺田眞治 株式会社オプトビジネス開発部プロジェクトマネージャー 法曹界 委員 中崎尚 アンダーソン 毛利 友常法律事務所弁護士 法曹界 委員 林いづみ 桜坂法律事務所弁護士 法曹界 委員 板倉陽一郎ひかり総合法律事務所弁護士 検討状況 結果についてデータ流通促進 WG は平成 28 年度において合計 10 回実施した なお 第 4 回目 (5 月開催 ) および第 11 回目 (12 月開催 ) は公開形式 4 で実施した それ以外の回は ビジネスに関わる具体的な部分について委員から忌憚ない意見をいただくために 非公開で実施した 本年度の第 4 回目から第 13 回目までの開催概要を下表に示す なお ここで示す回次は 前年度からの通算回次としてのものである 図表 8 第 4 回データ流通促進 WG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 5 月 31 日 ( 火 )10:00~12:00 開催場所 :JIPDEC 会議室出席者 : 森川座長 板倉委員 佐藤委員 寺田委員 中崎委員 林委員 村上委員開催形式公開 (IoT 推進コンソーシアム会員からの傍聴者 :65 名 ) 議題 1. 開会 2. 挨拶森川博之座長 3. これまでの活動報告と今後の活動予定 4. 事例紹介 ( 事例 1) 札幌市の取り組み ( 事例 2) エブリセンスジャパンの取り組み 5. 座長総括 6. 事務局連絡 7. 閉会配布資料 第 4 回データ流通促進 WG 議事次第 資料 1: データ流通促進 WG 開催要綱案 資料 2: これまでの活動報告と今後の活動予定 資料 3: 札幌市資料 4 配布資料は で公開 14

15 # 内容 資料 4: エブリセンスジャパン資料 参考資料 1 昨年度の WG の検討結果 参考資料 2-1: エブリセンスサーバーサービス利用基本規約 参考資料 2-2: プライバシーポリシー 参考資料 2-3: エブリセンスポイント規約議事要旨 ( 事例 1) 札幌市の取り組み委員からの主な意見 データの収集について 札幌市の条例によると審査会 審議会に諮る必要があるため早期着手が必要である カメラ画像を通じて 性別 年代レベルにまでデータが丸まっていれば個人情報には該当しないレベルであると考えられる 特区制度を使うことも検討したほうが良い まずは やりたいこと と それに対する市の立ち位置 を明確に検討すべきである データ取得機器の設置に際し 道路占有に伴う使用料支払いが生じる 公共の利益に資する取り組みであることを推し 料金面の課題を避けることも考えるべきである 大阪駅での NICT の取り組みなど 過去事例を参考にするべきである 個人情報の取り扱いについて 審議会に諮る際 必ずしも技術分野に強い委員で構成されているわけではない 丁寧な説明が必要になる 事業者マッチングまでを市の領域として 条例を避けることも考えられる オープンデータについては 改正行政機関個人情報保護法において 個人情報を作るという仕組みが含まれる これを条例に反映することもやり方の一つではある 個人の特徴量をデータ化したものは個人情報に該当すると判断される 条例への反映は検討されるべきであるが そもそも自治体マターとすべきかは難しい その他 カメラ画像に対するルール整備はサブワーキングを立ち上げ検討する 本事例の課題はその中である程度収斂できると思われる 情報収集だけではなく プッシュ型の配信サービスもあると思われる その場合の課題検討もされるべきである 自治体による公益に資する取り組みであることをどんどんアピールすべきである 地下街のきれいな地図を用意するだけでも基盤として有益である ( 事例 2) エブリセンスジャパンの取り組み ビジネスモデルについて エブリセンス社自身が TTP として認証される必要がある 15

16 # 内容 データ流通数を増やすことと 市場の信頼性を高めることは別フェーズとして検討されるべきである データの提供 受領について BtoB の先にぶら下がる個人 (C) が存在する場合 各個人の提供許容範囲をどのようにコントロールすべきかという点も 検討の射程に入ってくるのか 今回のケースで エブリセンス社がデータの中身に関与しない取引事例は第三者提供に該当しないと判断している ファームオーナー ( ブローカー ) と個人の間で 明確に第三者提供に関する取決めがなされているべきである 市場の公平性 中立性について 市場に存在する事業者は 一定の審査の上でプラットフォーム上に参加できる仕組みを構築すべきではないか 市場そのものの公共性 中立性を担保するためには 取引自身には関与しないことが検討されるべきである 市場参加者のコントロールは入口でのモニタリングのみではないか IT 戦略本部直下に データ流通環境整備検討会を設ける この中で中立性などのルールの必要性を検討していく 第三者機関が全体監視する仕組みが必要ではないか 自身で構築するか関係機関の巻き込みについて 提言することが必要である トラステッドフレームワークの中でマーケットが立ち上がれば 自然競争が発生する 今回の事例も 1 社完成のマーケットではなく 競争が起きるようなあり方を検討されることで 情報の経済価値が高まると思われる JIS 等の規格に落とし込んでいくことも視野に入れるべきである 図表 9 第 5 回データ流通促進 WG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 7 月 7 日 ( 木 )16:30~18:30 開催場所 : 経済産業省本館 (1 階西共用会議室 ) 出席者 : 森川座長 板倉委員 草野委員 佐藤委員 寺田委員 中崎委員 林委員 村上委員開催形式非公開議題検討事例 1: 従業員の健康データの活用検討事例 2: 電子レシート化した購買データの活用配布資料非公開議事要旨非公開 16

17 図表 10 第 6 回データ流通促進 WG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 7 月 21 日 ( 木 )10:00~12:00 開催場所 : 経済産業省別館 (310 各省庁共用会議室 ) 出席者 : 森川座長 板倉委員 草野委員 佐藤委員 寺田委員 中崎委員 林委員 村上委員開催形式非公開議題検討事例 1: 工場機器稼働データの活用検討事例 2: データカタログを通じた取引の仲介 分析サービスの提供配布資料非公開議事要旨非公開 図表 11 第 7 回データ流通促進 WG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 8 月 25 日 ( 木 )14:00~16:00 開催場所 : 経済産業省本館 (9 階西 8 共用会議室 ) 出席者 : 森川座長 板倉委員 草野委員 佐藤委員 寺田委員 中崎委員 林委員 村上委員開催形式非公開議題検討事例 1: 宿泊予約データの活用検討事例 2: オフィス内行動データの活用配布資料非公開議事要旨非公開 図表 12 第 8 回データ流通促進 WG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 9 月 27 日 ( 火 )13:00~15:00 開催場所 : 経済産業省別館 (1 階 108 各省庁共用会議室 ) 出席者 : 森川座長 板倉委員 草野委員 佐藤委員 宍戸委員 寺田委員 中崎委員 林委員 村上委員開催形式非公開議題検討事例 : 気象データ等の活用配布資料非公開議事要旨非公開 17

18 図表 13 第 9 回データ流通促進 WG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 10 月 25 日 ( 火 )16:30~18:30 開催場所 : 経済産業省本館 (1 階西共用会議室 ) 出席者 : 森川座長 板倉委員 草野委員 宍戸委員 寺田委員 林委員 村上委員開催形式非公開議題検討事例 1: 介護システムデータの活用検討事例 2: カメラ映像流通プラットフォームによるデータ流通配布資料非公開議事要旨非公開 図表 14 第 10 回データ流通促進 WG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 11 月 29 日 ( 火 )16:30~18:30 開催場所 : 経済産業省別館 (11 階 1107 各省庁共用会議室 ) 出席者 : 森川座長 板倉委員 草野委員 佐藤委員 宍戸委員 寺田委員 中崎委員 林委員 村上委員開催形式非公開議題検討事例 1: 店舗内取得データの活用検討事例 2: 駐車場稼働データの活用配布資料非公開議事要旨非公開 図表 15 第 11 回データ流通促進 WG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 12 月 22 日 ( 木 )16:30~18:30 開催場所 : 経済産業省別館 (9 階 944 会議室 ) 出席者 : 森川座長 板倉委員 草野委員 柴崎委員 寺田委員 中崎委員 林委員 村上委員 カメラ画像利活用 SWG 菊池座長開催形式公開 (IoT 推進コンソーシアム会員からの傍聴者 :84 名 ) 18

19 # 内容議題 1. 開会 2. 事例紹介 おもてなしプラットフォームの取り組みについて 3. 報告 カメラ画像利活用 SWG の活動について 4. 審議 データ流通促進 WG の成果のまとめ方 ( 案 ) について 5. 座長総括 6. 事務局連絡 7. 閉会配布資料 第 11 回データ流通 WG 議事次第 資料 1-1: おもてなしプラットフォーム 資料 1-2: おもてなし PF 実証説明 資料 2-1: カメラ画像利活用 SWG 活動報告 資料 2-2: パブリックコメント概要報告 資料 3: 本 WG の成果のまとめ方 ( 案 ) について議事要旨 事例紹介 おもてなしプラットフォームの取り組みについて( 経済産業省 デロイトトーマツ 大日本印刷 ) 取扱うデータについて 移動履歴に関しては Open Geospatial Consortium で作成された標準がある データ形式に関する標準と最近 作成された API の表示に関する標準があるので利用を検討してほしい 豚肉を食べられない等の情報は 宗教に関する情報であり 要配慮個人情報に該当する可能性がある おもてなしプラットフォームの運用について 当該事業を本格的に運用する段階では データポータビリティに関する検討も進んでいると考えられるので 実証実験の段階から データポータビリティに関して検討すると良いと考える 様々なデータがプラットフォームに蓄積されていくため活用しないのはもったいない プラットフォームからデータを持ち出すこともあれば 他サービスからデータを持ち込む場合も考えられる Personal Data Store ( 以下 PDS) の利用を想定しているが PDS はデータが一定期間蓄積しているものに対して データ提供者が自身のデータを管理する仕組みであるため当該事業に適しているのであろうか 一度だけ訪日した外国人が帰国後に自身でデータを管理するとは考えにくい また PDS が良いのか データ取得ごとにアプリ等でオプトインさせる方法が良いのか検討する必要がある 利用者からの同意取得を前提としている点が良いと考えるが 将来的に 事業者間の連携等を行うにあたって オプトアウトの対応方法等を検討する必要があると考える 19

20 # 内容 匿名加工情報にしてデータ提供を行うということであるが 更新頻度を通知して不定期に加工して提供すると 加工された情報同士の差分によって 匿名化の担保が困難になる 匿名性が十分に担保されるように 更新頻度や加工方法等を検討する必要がある 当該事業の内容を議論した時点では個人情報の保護に関する法律施行規則が固まっていなかったため検討を行っていなかったが 同意を取得して第三者に提供する場合 確認 記録義務が必要になる 確認 記録義務が発生していないか等 再度 個人情報の保護に関する法律施行規則等と照らし合わせて当該事業の内容を確認する必要がある 利用規約を各事業者に統一させる方法として 検討した利用規約の雛形に準拠することを採択条件とすると良い 利用規約の雛形に準拠することで 個人情報保護法等のリーガルチェックがクリアとなるといったようなインセンティブを事業者に提供すると良い 海外の個人情報の対応としては ロシアでは法律で取得したデータをロシア国内に留めて置くことが定められている等 国によっては特殊な法律があるので そのような場合の対応を検討する必要がある 報告 カメラ画像利活用 SWG の活動について ( 菊池カメラ画像利活用 SWG 座長 ) 今後の検討課題について ガイドブックでは防犯カメラを対象外としているが 実際のカメラ画像利用の現場では 一台のカメラで防犯目的とそれ以外の目的で併用する場合が多いと考えられる 防犯目的の場合には カメラ画像を一定期間 保存する必要があるが 他の目的の場合には データ処理後に即時 データを消去することが求められる 一台のカメラで 複数目的で利用する場合について それぞれのデータの管理等 詳細を検討する必要がある 将来的には 一般車両にもカメラが搭載されることが考えられるので 一般車両に搭載するカメラに関しても検討を行う必要がある データを利活用する事業においては 事業リスクが高くない場合であっても 事業者が萎縮してしまう傾向にある カメラ画像利活用に関するガイドブックを早期に公開することで データ利活用を検討している事業者の後押しになると考える 他にもカメラ画像利用の事例があると考えられるので ガイドブックの更新を期待している ガイドブックの記載について 個人情報の取扱いは法律で定められているが 個人情報ではないがプライバシー性のあるデータの取扱いに関しては必須ではない 事業者がガイドブックの記載内容が必須であると誤解して データ利活用ビジネスが阻害されることがない 20

21 # 内容ように記載を配慮してほしい 今後 事例が増えてガイドブックに細分化して記載されてしまうと事業者には分かりにくくなるため 事例を細分化せず 事業リスクが高くない事例を分かりやすい形でまとめてほしい スコープ外の事例に関しては スコープ外としてまとめて記載しておいた方が分かりやすいと考える ガイドブックに示されていない事項に関しては 各事業者の責任において実施することができる旨を加筆する必要がある タクシーの事例に関しては誤解を招かぬよう 記載内容を見直す必要がある 審議 データ流通促進 WG の成果のまとめ方 ( 案 ) について ( 事務局 ) 事例集のまとめ方について 全会一致で事業リスクが非常に高い または非常に低いと判断した事例も参考として事例集に記載した方が良いと考えるが 事業者が事例集に掲載されているような条件を満たしていないといけない等と勘違いしてしまう可能性があり 記載方法を検討する必要がある 個別ユースケースの検討結果のイメージに示してある委員からの指摘 提案事項に関しては 誤解を招く記載になっていると考える これら指摘 提案事項は 個々に詳細な事業内容を聴取した上で 個々の条件を鑑みた指摘 提案事項であるので 前提条件を詳細に示す必要がある 前提条件等を詳細に記載すると 各事例の企業が特定できてしまう恐れがある 個々のユースケースとして示すのではなく 抽象化してまとめても良いと考える 具体的な事業内容を記載するのか 抽象化して記載するのかはどちらでも良いが 助言内容があらゆるケースに当てはまるものであると誤解されないよう 記載内容について検討してほしい 企業の規模によって助言が変わることはある ベンチャー企業であれば 細かく助言を行うが 大手企業であれば コンプライアンス対応等の社内制度が確立しているため 細かい助言は行わないことがある また マスコミを利用しての告知等 大手企業であれば対応可能な内容を助言する場合もある これまでの事例も 企業の規模によって助言が変化しているので 企業の規模が前提条件として示してあると良い 各事例での検討は行っているが各テーマに関しては議論を行っていないため各テーマに関しての委員の意見等は まだ事例集に明示しない方が良い あくまでもユースケースレベルでの意見として なるべく抽象化して掲載してもらいたい 第 1 回及び第 2 回 WG で提示された 海外のマーケットプレイス等の動向も事例集に含めると良い 21

22 図表 16 第 12 回データ流通促進 WG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 29 年 1 月 23 日 ( 月 )16:30~18:30 開催場所 : 経済産業省本館 (1 階東共用会議室 ) 出席者 : 森川座長 板倉委員 草野委員 寺田委員 中崎委員 林委員 村上委員開催形式非公開議題検討事例 : データカタログを通じた取引の仲介 分析サービスの提供配布資料非公開議事要旨非公開 図表 17 第 13 回データ流通促進 WG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 29 年 2 月 17 日 ( 金 )10:00~12:00 開催場所 : 経済産業省本館 (1 階東共用会議室 ) 出席者 : 森川座長 板倉委員 草野委員 宍戸委員 柴崎委員 寺田委員 中崎委員 林委員 村上委員開催形式非公開議題検討事例 : 介護データの流通配布資料非公開議事要旨非公開 図表 18 データ流通促進 WG の様子 ( 公開形式で実施した回 ) 22

23 新たなデータ流通取引に関する検討事例集についてデータ流通促進 WG では データを活用した BtoB ビジネスを検討している事業者から寄せられた相談事項 ( 契約に関する事項 流通するデータの扱いに関する事項等 ) に対して 本 WG 委員より 技術的観点 制度的観点 社会受容性の観点等から その解決に向けた助言等を行うことで 事業化への後押しを行った また 相談があった当該事業者のみならず データ流通を伴う BtoB ビジネスを検討している他の事業者に対しても後押しをするために 本 WG で助言があった内容を 社名を特定できないように整理したうえで 新たなデータ流通取引に関する検討事例集 としてまとめ 概要版とともに IoT 推進コンソーシアムのホームページで公開した 図表 19 新たなデータ流通取引に関する検討事例集 ver1.0 の公開 5 本書の主な構成を下図表に示す 図表 20 新たなデータ流通取引に関する検討事例集の概要 本書に記載したもの 1 本 WG で相談があった事例一覧 2 個別事例の検討結果 3 取引事例に関する共通意見の整理 記載概要本 WG で扱ったユースケースについて 事業者が参照しやすいように類型化したユースケース毎に前提及び審議結果 ( 相談内容及び WG 委員からの助言内容 ) について取りまとめた各ユースケースに共通して配慮すべき事項等について取りまとめた

24 本書に記載したもの 4 その他 データ流通を伴う ビジネスに参考となる情報 記載概要 データ流通を伴うビジネスの海外事例について取りま とめた 以降 それぞれの記載内容について述べる 1 本 WG で相談があった事例一覧 本 WG では 平成 28 年 1 月から平成 29 年 3 月までに 事業者から相談が寄せら れた 20 の事例を扱った まずはこれらの事例について 取引形態の視点から 下図 表のとおり分類した 図表 21 本 WG で相談があった事例の分類 分類 概要 本 WG で扱った数 BtoB(BtoBtoC を含 企業間取引 ( メーカーと卸売間 卸売 12 件 む ) モデル と小売間など ) もしくは企業対消費者間取引を伴うモデル データ市場 ( プラットフォーム ) モデル データ取引 ( 決裁等含む ) を仲介するモデル 8 件 上記のうち BtoB(BtoBtoC を含む ) モデルについては データの種類 ( 個人情報 やプライバシー情報の有無 ) と データの利用用途 ( 公共の益に資するものか 事業 者の益に資するものか ) の 2 つを軸に 4 象限で整理した 24

25 図表 22 BtoB BtoBtoC モデルの類型化 公益性 高 安心安全 福祉 公益を主目的とするもの データの二次利用に関する生活者の受容性 生活者に受け入れられやすい 事業者も説明しやすい データの利用用途の軸 モデル① モデル③ センシングデータ 統計データ等を 多くの生活者に共通する社会課題等を 解決 改善するために用いられるもの 都市計画など パーソナルデータ等を 個々の生活者が抱 える社会問題等を解決 改善するために用 いられるもの 介護サービス 迷子 徘徊 老人見守りサービスなど 公益に資することを主目的とした ビジネスへのセンシングデータ等 の活用 機微でない 情報として の扱い 本WGで扱ったユースケース 1つ 公益に資することを主目的とした ビジネスへのパーソナルデータ等 の活用 本WGで扱ったユースケース 2つ データの扱いの軸 機微な情報としての扱い 個人情報 プライバシー等 モデル④ モデル② 事業者の収益向上を主目的とした ビジネスへのセンシングデータ等 の活用 センシングデータ 統計データ等を 事 業者のサービスの高度化等として用いら れるもの 混雑やバリアを避けたルート 案内サービスなど 本WGで扱ったユースケース 3つ 事業者の収益向上を主目的とした ビジネスへのパーソナルデータ等 の活用 パーソナルデータ等を 一人一人の生活 者にパーソナライズ化してよりよい暮ら しを実現するために用いられるもの レコメンドサービスなど 本WGで扱ったユースケース 6つ 公益性 低 事業者の収益向上を主目的とするもの データの二次利用に関する生活者の受容性 生活者への配慮が重要となる 技術的 制度的対応コストが高い モデル① 公益に資することを主目的としたビジネスへのセンシングデータ等の 活用 は センシングデータ 統計データ等を 多くの生活者に共通する社会課題等 を解決 改善するために用いられるものである 例 都市計画立案など 本 WG では 1 つの事例を扱った モデル② 事業者の収益向上を主目的としたビジネスへのセンシングデータ等の 活用 は センシングデータ 統計データ等を 事業者のサービスの高度化等を実現 するために用いられるものである 例 混雑やバリアを避けたルート案内サービスなど 本 WG では 3 つの事例を扱った モデル③ 公益に資することを主目的としたビジネスへのパーソナルデータ等の 活用 は パーソナルデータ等を 個々の生活者が抱える社会問題等を解決 改善す るために用いられるものである 例 介護サービス 迷子 徘徊老人見守りサービスな ど 本 WG では 2 つの事例を扱った モデル④ 事業者の収益向上を主目的としたビジネスへのパーソナルデータ等 の活用 は パーソナルデータ等を 一人一人の生活者にパーソナライズ化して より よい暮らしの実現等のために用いられるものである 例 レコメンドサービスなど 本 WG では 6 つの事例を扱った なお データ市場 プラットフォーム モデルについては 本 WG で扱った事例では 一部構想段階に止まっているものもあり もう少しビジネスモデルを具体化してから再 度 WG で審議し 類型化することとした 25

26 ②個別事例の検討結果 本 WG で取り扱った個別事例の概要と WG 委員からの助言内容について 下図表 をフォーマットとして整理した なお 個別事例の検討結果は 各社の事業に係るもの なので 事業が特定されてしまう内容 社名 サービス名 サービス内容の詳細など は伏せて記載した 図表 23 個別事例の検討結果のフォーマット 概要 事例の概要を記載 ビジネス全体像 事例中のデータフローを図化 その他事業者 その他事業者 データ データ データ データ ユースケース前提について 本WG相談者の業種 相談者の業 種 役割など 本WG相談者が どのような業種であるか データフロー中のどの役割を担うか どこまでが実現できていて 今後目指すところは何か を記載する 本WG相談者の役割 現状及び今後の展望など 対象となる データ 相談事例において 取り扱われるデータの内容と流通先について 記載する データ取得事業者 本WG相談者 データの利用 目的 データ利用事業者 相談時点で想定されている データの利活用方法について記載す る 委託契約 契約関係 売買契約 相談事例において 発生し得る契約関係について記載する 本WGでの審議 相談内容 WG委員からの 回答 事業者が相談事項として持ち込んだ論点を箇条書きする 相談事項ごとに WG委員から得られた指摘 助言を整理 する 26

27 ③取引事例に関する共通意見の整理 本 WG で取り扱った事例のうち BtoB BtoBtoC 含む モデルの検討結果を基に IoT データ流通を伴う BtoB データビジネスの展開にあたって 主にデータ取得 提供 者が流通する IoT データの扱いに関して共通的に配慮すべき事項をまとめた 具体 的には IoT データの扱いについて 下記に示した観点から IoT データの流通サイク ル 取得時 加工 蓄積時 提供時 に沿って 主にデータ取得 提供者の配慮事項を 示した なお ここで記載した配慮事項は WG 委員から助言があった内容を基にま とめたものであり 事業者が留意すべき内容を網羅するものではないものである 図表 24 データ流通サイクルに沿った配慮事項の観点 取得時 提供 二次利用時 加工 蓄積時 DB Raw データ サービス Ⅰ.取得における配慮事項 Ⅱ.加工 蓄積等における配慮事項 配慮事項の観点 Ⅲ. 提供 二次利用における配慮事項 概要 データの利用目的 公共性の高い利活用 ビジネス性の高い利活用 など データの種類 個人情報やプライバシー情報を含むか否か など データの利用範囲 データの第三者提供の有無 など ④その他 データ流通を伴うビジネスに参考となる情報 データ流通を伴うビジネス BtoB モデル及びデータ市場モデル について 本 WG で相談が事例のみならず 主な海外事例について調査し 結果を記載した 図表 25 データ流通を伴う海外事例について ビジネスモ デル パターン 記載した海外事例 記載内容 モデル① 公 Rhythm BtoB BtoBtoC 益 に 資 す る こ Engineering(InSync) モデル とを主目的とし たビジネスへ のセンシング 契約関係とデータの流 データの扱い等につい て など データ等の活 用 27 れ 会社概要 所在地 事業 内容など 沿革 サービス概要

28 ビジネスモデルデータ市場 ( プラットフォーム ) モデル パターン記載した海外事例記載内容 モデル2 事 The Climate 業者の収益向 Corporation(Climate 上を主目的と FieldView) したビジネスへのセンシングデータ等の活用 モデル3 公 Knewton( 適応学習サ益に資するこービス ) とを主目的としたビジネスへのパーソナルデータ等の活用 モデル4 事 CytexOne( スマートホ業者の収益向テルソリューション ) 上を主目的としたビジネスへのパーソナルデータ等の活用 - Acxiom 契約関係とデータの流れ ProPublica 会社概要 ( 所在地 事業 DataPublica 内容など ) QuintilesIMS 沿革 サービス概要 Twitter データの扱い等について 利用規約の内容について ( 一部抜粋 ) データの利用目的に特有な条件 データの権利帰属 データ受領者にお 28

29 ビジネスモ デル パターン 記載した海外事例 記載内容ける安全管理措置 データの利用に起因する紛争対応責任関係 対価条件 その考え方 プライバシー関連の条件 カメラ画像利活用 SWG の実施についてデータ流通促進 WG で相談が寄せられたユースケースでは 社会環境に組み込まれているカメラ ( 屋外や店舗等に設置されているもの ) の活用を希望する事業者が数多くあった 具体的には 小売業界においては 来店客の分析による精緻なマーケティング 店舗運営の効率化 仕入れ商品の廃棄ロスの削減等の実現 また 都市計画においても 災害時の避難計画や群集誘導支援の実現などがあった そこで 事務局でカメラ画像の利活用ニーズ 及び利活用時の課題等について調査し 下図表のとおりまとめた 図表 26 カメラ画像の利活用で実現できること ( 利用ニーズ ) 29

30 図表 27 カメラ画像の利用ニーズの例 ( 事務局調べ ) ニーズ人材の効率利用施設維持の効率化施設の効率運用防災等の利用街づくり等の利用 内容店舗に設置されたカメラ映像から レジ待ち等の状況を把握し 品出し担当をレジ応援に向かわせる等店舗に設置されたカメラ映像から 人流データを生成し 照明 空調調整などに利用等エレベータ内に設置されたカメラ映像から 乗降状態を確認し 制御を行う等災害時 店舗に設置したカメラ映像から 空間内にいる人数を把握し 防災センターへ通知する等街頭に設置されたカメラ映像から 季節 時間などの人流データを作成し 歩道拡幅や自転車専用道設置など街づくりに活かす 図表 28 カメラ画像利活用時の課題等について ( 事務局調べ ) 観点 内容 対応方法 ( 案 ) カメラ画像の利用の許諾について 事業者はある目的を達成するために カメラを設置 撮影しているが 現状は勝手に撮影しているため 設置場所 設置目的等をきちんと明示することで 透明性を担保できないか 生活者 ( 映像に映り込む人 ) は 画像データの取得及び活用について事前同意が実質不可能である ( 自分の映像が記録されることに対して オプトイン / オプトアウトができない ) 現行法では カメラの利活用について目的外利用を禁じている 個人を識別しない形 ( 人数 動きのみをカウントするなど ) にするとともに その他必要な配慮事項に対応することでクリアできないか カメラ画像の利活用時の課題について カメラ画像の利活用時のプロセスに応じた適切な対応方法が分からない [ 取得時 ] 利用目的を判り易く通知する 事業者の配慮事項について 明文化できないか 30

31 観点 内容 対応方法 ( 案 ) 方法がわからない [ 加工時 ] 取得したデータに対し 関連法制度 ( 個人情報保護法等 ) の観点からどう対応すれば良いかがわからない [ 利用時 ] 一般に 情報の取扱い等についての透明性を担保する方法がわからない 他から調達したデータと組み合わせて使ってはいけないデータがわからない [ 安全管理措置 ] 取得 / 加工したデータの適切な保存管理 運用方法がわからない [ その他 ] 利用目的ごとにカメラを設置するのは 費用がかかる 上記のカメラ画像利活用において データ流通促進 WG の作業部会として設置した カメラ画像利活用検討 SWG では カメラ画像を活用するユースケースを基にして 事業者が配慮すべき事項 ( 主に取得時の配慮 利用時の配慮 必要な安全管理策 ) と生活者に対する透明性担保の方法を中心に議論し 結果を明文化する ( ガイドブックを作成する ) ことで 事業創出を後押しすることを目的として設置した なお データ流通に係る検討事項は多岐に渡るため 経済産業省と総務省が連携して実施した 31

32 図表 29 カメラ画像利活用 SWG の位置づけ 本 SWG のスコープについてカメラ画像利活用 SWG のスコープは カメラの設置形態 及び カメラの設置空間 の観点により分類し 下図表のように設定した 本 SWG においては 個人を識別できるレベルで撮影された画像を取得するケースを対象としたが 別途保有している個人情報を含むリスト等との照合を行うケース 即ち 映り込んだ人物を特定する利活用ケースは対象に含んでいない これにより 防犯目的での利活用ケースも対象から除外した 図表 30 カメラ画像利活用 SWG のスコープ 32

33 対象としたユースケースについて カメラ画像利活用 SWG で取り扱ったユースケースについて 以下に示す なお 適 用ケースの番号は 前述した図表 30 において 赤字で示した番号と同一である 図表 31 検討対象としたユースケース一覧 # 適用ケース 事業者 (1) 店舗内に設置したカメラで撮影された画像より 来店客 日本電気株式会社 の人物属性を推定するケース (2) 店舗内に設置したカメラで撮影された画像より 来店客 日本電気株式会社 の店内での行動を推定するケース (3) 屋外に向け設置したカメラで撮影された画像より 人物形状を認識し 撮影地点の通過量を計測するケース 日本システムウェア株式会社 (4) 屋外に向け設置した車載カメラで撮影された風景画像より 街の変化点を把握するケース 一般社団法人東京ハイヤー タクシー協会 (5) 駅構内 ( 改札前 ) に設置したカメラで撮影された画像より 人物の滞留状況を把握するケース 東京急行電鉄株式会社 構成員についてカメラ画像利活用 SWG では包括的かつ高次的な検討を行うために 国内事情だけでなく グローバルな視点で広い知見を有する産官学界の有識者をバランスよく選定した 具体的な選定の観点について 下表に示す 業界学界 法曹界産業界 図表 32 カメラ画像利活用 SWG 構成員の選定の観点重視した選定の観点 IoT 時代のデータ流通取引 特にカメラ画像の取り扱いの問題に精通し 法解釈論 プライバシー保護 データ利活用のバランスのとれた構成とする 大手企業 ベンチャー企業問わず 法規制とカメラ画像利活用事例の問題に精通し データの保護と利活用のバランスのとれた構成とする 上記に基づいて招聘したカメラ画像利活用 SWG の委員を下図表に示す 図表 33 カメラ画像利活用 SWG 構成員 ( 順不同 敬称略 ) 業界 区分 氏名 所属 学界 座長菊池浩明 明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科 教授 33

34 業界 区分 氏名 所属 学界 委員美濃導彦 京都大学学術情報メディアセンター教授 法曹界 委員板倉陽一郎ひかり総合法律事務所弁護士 法曹界 委員小林正啓 花水木法律事務所弁護士 産業界 委員長岡勢二 株式会社ファミリーマートシステム統括部長 産業界 委員平林司光 セコム株式会社開発センター画像システム G 統括担当マネージャー 産業界 委員草野隆史 株式会社ブレインパッド代表取締役会長 産業界 委員水島九十九一般社団法人電子情報技術産業協会データ保護専 門委員会委員長 産業界 委員宮津俊弘 パナソニック株式会社 AVC ネットワークス社企画管理部情報セキュリティ課主幹 産業界 委員上田淳 株式会社日立製作所新事業開発本部技師 産業界 委員香月啓佑 一般社団法人インターネットユーザー協会事務局長 産業界 委員辰巳菊子 公益社団法人日本消費生活アドバイザー コンサルタント 相談員協会常任顧問 検討状況 結果についてカメラ画像利活用 SWG は平成 28 年度において合計 4 回実施した なお 全ての回を通して公開形式 6 で実施した 第 1 回目から第 4 回目までの開催概要を以降に示す 図表 34 第 1 回カメラ画像利活用 SWG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 7 月 27 日 ( 水 )15:00~17:00 開催場所 : 機械振興会館 6 階 6-66 会議室出席者 : 菊池座長 板倉委員 小林委員 平林委員 草野委員 水島委員 宮津委員 上田委員 香月委員 辰巳委員開催形式公開 (IoT 推進コンソーシアム会員からの傍聴者 :86 名 ) 6 配布資料は で公開 34

35 # 内容議題 1. 開会 2. 挨拶経済産業省 3. 挨拶総務省 4. 挨拶菊池浩明座長 5. 本サブワーキンググループについて 6. 話題提供 産業界におけるこれまでの検討について(COCN) 7. 審議 店舗内に設置されたカメラ画像のサービス利用について 8. 座長総括 9. 事務局連絡 10. 閉会配布資料第 1 回カメラ画像利活用サブワーキンググループ議事次第資料 1: 本 SWG 開催要綱案資料 2: 本 SWG の進め方について資料 3: 事業者提出資料 (COCN での検討結果 ) 資料 4: 事業者提出資料 ( 店舗内に設置されたカメラ画像の利活用 ) 資料 5: 論点ペーパー別紙 : メンバーリスト 座席表議事要旨委員からの主な意見 本 SWG について カメラ画像を特定の個人に関するリストと紐付ける事例を 重要視していないわけではない 当該事例についても 将来的に検討する必要がある 取扱う事例ごとに カメラの設置空間の定義を明確にすれば良い また 事例の議論をしていく中で 細かな検討範囲が明確になっていくと考える デフォルト設定のまま利用されている市販の Web カメラの画像が インターネットのサイト上で集約 公開されていることがあるが そのようなカメラ画像については ガイドラインの対象から除外する必要がある 基本的には 民間の事業者の事例を対象にすることを想定しているが 自治体の事例を検討対象に含める可能性もある 話題提供 産業界におけるこれまでの検討について 取扱事例によるが タイプ 2 に該当する事例も取扱う予定である 消費者の立場では カメラ画像の利用形態の類型がタイプ 0 から始まることに対し 分かりにくさを感じることがある 審議 店舗内に設置されたカメラ画像のサービス利用について <データの加工及び利用時の配慮について> ショッピングモールのオーナー企業とテナント店舗の企業が 共同でカメラ画像によ 35

36 # 内容る来店者の分析をすることは 恐らく認められる方向性になるのではないか しかし その場合 店舗が 1 日間の来店者の特徴量データを保持することは認めつつも 1 日を越えて特徴量データを保持することは認めないとする運用は困難である 特徴量データを廃棄するタイミングが問題になると想定されるので そのような観点を中心に議論ができれば良い <ガイドラインの対象範囲について> 既に カメラ画像と特定リストの紐付けを行うサービスが実用化されていることを鑑みると そのような事例を検討範囲に含めるか議論が必要である 防犯とマーケティングでカメラ画像の利用目的を明示的に分離していたとしても 実際の現場ではそれが守られないことも多い そのため 防犯カメラを対象外として ガイドラインを作成しても実行性が低くなってしまうのではないか 防犯カメラの二次利用を前提にして ガイドラインを作成することも検討するべきではないか < 消費者への通知について> 現在 店舗等の至る所でカメラ画像の撮影が行われていることは 周知の事実として認識されている しかし 消費者に対しては カメラ画像をどのように利用しているのかを分かり易く通知をすることが求められる 一つのカメラをマーケティングと防犯の目的に併用する場合 マーケティング目的のデータについては 個人を特定できない数値データしか保持していなくても 防犯目的に利用する画像データは店舗内に残っている そのため カメラ画像は保存しない と断言する通知文は消費者をミスリードすることに繋がるのではないか コンビニにおける通知を想定すると 防犯目的にカメラを利用するのはフランチャイズ店舗側であり そのカメラで取得したデータをマーケティング目的に利用するのは コンビニ企業の本部側である そのような事業者の境界をわかりやすく通知に反映するべきである コンビニ企業から IT ベンダへの委託関係がある場合であっても 消費者に対する最終的な責任を負うのは データを保有するコンビニ企業側である 消費者に対しては 最終的な責任の所在が明確になっていれば良い ポイントカードのメリットだけでなく ポイントカードで取得した情報とカメラ画像を紐付けて分析しサービスを提供する等 ポイントカードで取得した情報の利用方法についても 分かり易く消費者に説明する必要がある カメラ画像の利活用の 4 類型を分かり易く通知するための案として 統一的なアイコンを作成することが挙げられていたが 表示シールやマーク等は 既に様々なものが存在しているため 消費者の混乱に繋がる恐れもある 最近では インバウンドが話題になっていることもあるので 日本語以外の通知文に 36

37 # 内容ついても議論できれば良い レジカメラにおける消費者への通知方法については 次回以降の宿題事項として検討する必要がある 消費者に対するアプローチとしては データが個人情報に該当するかという観点だけではなく 消費者が事業者側にどのような対応を求めているかという観点も含めて議論する必要がある 消費者の立場では 店舗で安心して買い物ができる等 場所の安心さも重要と考えている そのような観点も含め ガイドラインを検討できればよい <その他 > BtoB でカメラ画像ソリューションを提供する事業者としては 提供先の事業者が 機微なデータを取扱うことを認識した上で ソリューションを利用するかという点も 気にしている そのような観点も含めて 議論する必要がある 今回の事例では 取得したデータをローカル環境で保存することを想定した安全管理措置が挙げられているが 今後 取得したカメラ画像をクラウド環境に保存する等 データの取得場所と解析場所が異なる事例も検討する必要がある 技術革新により ガイドラインが陳腐化しないようにするべきである 図表 35 第 2 回カメラ画像利活用 SWG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 8 月 30 日 ( 水 )13:00~15:00 開催場所 : 経済産業省別館 (9 階 944 会議室 ) 出席者 : 菊池座長 美濃委員 板倉委員 平林委員 草野委員 水島委員 宮津委員 上田委員 香月委員 辰巳委員開催形式公開 (IoT 推進コンソーシアム会員からの傍聴者 :89 名 ) 議題 1. 開会 2. 報告 第 1 回事例の整理 3. 審議 事業者からの事例紹介 ( 検討事例 1) 街頭設置カメラを用いた事例 ( 日本システムウェア ( 株 )) ( 検討事例 2) 車載カメラを用いた事例 (( 一財 ) 東京ハイヤー タクシー協会 ) 4. 座長総括 5. 事務局連絡 6. 閉会 37

38 # 内容配布資料第 2 回カメラ画像利活用 SWG 議事次第資料 1: 第 1 回事例の整理 : 店舗内設置カメラ資料 2: 事業者提出資料 ( 日本システムウェア ( 株 )) 資料 3: 論点ペーパー 1: 街頭設置カメラ資料 4: 事業者提出資料 (( 一財 ) 東京ハイヤー タクシー協会 ) 資料 5: 論点ペーパー 2: 車載カメラ参考資料 : 第 1 回議事要旨別紙 : メンバーリスト 座席表議事要旨委員からの主な意見 報告 第 1 回事例の整理 当該サブワーキンググループ ( 以下 SWG) の資料や議事を公開し SWG の検討内容を周知することは重要である 第 1 回 SWG の主な指摘事項の中で 生活者への通知について記されているが 設置主体と撮影目的だけでなく 設置場所の周知についても議論する必要がある 第 1 回 SWG では 防犯カメラの二次利用も検討対象とするという議論があったが 防犯カメラについては 生活者が設置場所を把握することが特に難しい データ取得における生活者への周知については センサーやカメラを設置する前の早期告知等 データを取得する前の配慮も必要である 場合によっては 地域説明会や自治体との協議等も必要になると考える データ取得前の配慮についても ガイドラインに記載することを検討するべきではないか 第 1 回 SWG の主な指摘事項の中で 普及啓蒙という言葉が使われているが 普及啓発としたほうが良いと考える 審議 事業者からの事例紹介 ( 検討事例 1) 街頭設置カメラを用いた事例 ( 日本システムウェア ( 株 )) <サービスの前提事項 > Placemeter 社が高解像度の映像データを保有し ユーザーが API 接続で映像データを参照可能である場合 ユーザー企業は個人情報取扱事業者になるであろう < 取得するカメラ画像の取り扱いについて> カメラ画像の粒度が粗いため個人情報に該当しないという整理をしないと 店舗の監視カメラ等との区別ができなくなる それを踏まえ 議論を進める必要がある 監視カメラの画像においても 個人の顔を認識できる粒度であれば 個人情報に該当する ユーザー企業の既存の IP カメラでもサービスを利用できるとあるが その場合 高解像度のカメラが利用されることもあり得る 高解像度のカメラを利用する場合 歩行者や自動車等のカウントのみを目的とし画像データを取得している旨を 消費者に周知する必要がある 38

39 # 内容 画像データの利用については 実際のサービス運用とサービスの研究開発に分けて整理する必要があるのではないか 例えば 開発者が解析アルゴリズムの性能向上のため カメラ画像を詳しく見ることがあり得る そのため サービスの研究開発においては カメラ画像に個人の顔が映るのであれば 個人情報として取扱うべきではないか なお 現在の技術では 15 から 20 ピクセルの顔画像であれば 顔画像として認識することが可能である また 画像の解像度が高ければ 30m 離れたところから撮影された画像であっても 顔の認識が可能である 更に 歩いているシルエットで個人を識別できる技術もある 技術発展のために画像データを利用することは必要であるが 使い方のルールを事前に整理しておくべきである サービスの研究開発を目的としてデータを取扱う場合 同意を取得することが多いが 法律上も制約無く取扱えることが望ましい また 実際のサービス運用については 歩容が個人情報に含まれる等という議論もあるので それを含め画像データの取扱いをガイドラインで示す必要があるのではないか 例えば 顔画像を変換した特徴量データについては 個人情報として取扱う必要があるが 生の顔画像データについては それを見て顔を認識できる場合のみ個人情報に該当する 歩容についても 顔画像データと同様である 取得する画像データの粒度が荒く 画像を識別符号に変換していないのであれば 個人情報に該当しないのではないか データの取扱いについては Placemeter 専用センサーと Placemeter 専用 IP カメラの利用に分けて検討する必要があるのではないか 個人情報保護委員会は 顔画像の視認も個人情報の取得に該当するとしている そのため Placemeter 専用センサーについても カメラに一瞬でも顔画像が映っていれば 視認にあたる可能性がある ただし 歩行者や自動車等をカウントしていることが周知されていれば 利用における問題はない カメラへの一瞬の映り込みが個人情報の取得にあたるのであれば 画像データの粒度を考慮する必要があると考える 画像データが顔を認識できない程度の解像度であれば 個人情報には該当しない < 個人情報保護法における義務 > 当該事例において ユーザー企業が既存の IP カメラを利用する場合 Placemeter 社が画像データを研究開発に利用する旨を予め周知しないと 個人情報の利用目的規制に抵触してしまう また 日本で取得した個人情報を外国にある Placemeter 社のクラウド環境に転送することから 改正個人情報保護法における越境移転の問題を検討する必要がある ただし 生のデータをそのまま転送するのでなければ 越境移転の問題は免れる可能性がある Placemeter 社が保有する可能性のあるデータは 検索できるよう体系的に構成され 39

40 # 内容たデータではないため 保有個人データにはあたらない そのため 個人情報保護法上 ユーザー企業が Placemeter 社を監督する義務は発生しない また 当該事例では 日本システムウェア社は どのような画像がどのように解析され カウント処理が行われているのかを把握することができないため ユーザー企業に対し 取扱うデータの種類や方法に関する説明をすることが難しい <データの廃棄について> 商店街等が 防犯目的で設置したカメラを 集客分析にも利用するということも想定される 解析が完了したカメラ画像を直ちに削除するとあるが 防犯目的でデータを残すことは必要である カメラを複数設置することは コスト負担が大きくなってしまうため データの廃棄については 防犯目的の利用においては カメラ画像を残すことを認める等の特定措置が必要になるのではないか 審議 事業者からの事例紹介 ( 検討事例 2) 車載カメラを用いた事例 (( 一財 ) 東京ハイヤー タクシー協会 ) < 消費者への通知について> 映像データの取得について Web 上の通知とシールによる車外への通知で十分としているが Web 上の通知とシールによる車外への通知をすれば十分という考え方ではなく 消費者に対し可能な限り十分な説明をするべきである シールによる車外への通知については どれだけの消費者に見てもらえるのかという問題がある シールによる車外へ通知も見る消費者はいるため 必要ではないか シールによる車外への通知について 車載カメラ作動中 という表現は タクシーの車内を撮影している旨の通知と捉えられる可能性があるので 表現を検討する必要がある 例えば コンビニエンスストア店舗にて映像データを活用する取組みを実施する場合 チェーンの数店舗で試行的に開始することが多い そのため Web での通知文面については そのような点も考慮する必要がある < 業務形態について> 地図作成事業者がデータの内容を決定するのであれば 地図作成事業者からの委託を受けてタクシー事業者がデータを取得するというスキームにし タクシー事業者と地図作成事業者におけるデータの利用目的を それぞれ示すようにすれば良いのではないか 地図作成事業者がタクシー事業者にデータ取得を委託する場合 タクシー事業者側が地図の作成を目的とした経路選択を行うようになり 消費者の不利益に繋がってしまう懸念がある < 生データ提供時の加工有無について> 40

41 # 内容 地図作成事業者がタクシー事業者にデータ取得を委託するスキームの場合 タクシー事業者には データを加工する法的な義務はかからない ただし 安全管理措置という観点では データを加工して地図作成事業者に提供する方が良い 映像データの加工技術を提供するベンダとしては 生データの加工が必要になることは ビジネス的な観点では望ましいことである 生データ提供時の加工有無については 地図作成事業者がどのような地図を作成するかにより変わってくる カーナビの地図データ作成を目的としているのであれば 生データの加工は不要ではないか 生データの加工は必要であると考える 例えば Google のストリートビューは画像データを加工している 特に 第三者提供を行うのであれば 加工は必要ではないか 店舗の倉庫等をカメラで撮影し 商品の在庫情報を把握するソリューションがあるが そのようなソリューションにおいては 人間の映り込みを考慮し 動体を検知し削除するというプライバシー保護機能が搭載されている 地図作成事業者へのデータ提供についても 必要に応じて生データを加工する必要があるのではないか 生データを提供時に加工する場合 どの程度の加工を施すのかという基準を消費者側の観点で検討する必要がある 当該事例においては 生データを加工し匿名加工情報として取扱うことは困難であると考える 生データの加工については あくまで安全管理措置として考えるべきではないか 画像データ匿名化の技術レベルが完璧であるならば 匿名加工情報を検討する余地があるが そうでない場合 事業者間の契約でデータの利用目的を制限することが必要ではないか 消費者の立場としては 個人の顔が認識できる画像データについては 画像の加工を求めることが考えられるが 重要なのは 個人が分からないようにしているという説明を消費者が理解できるようにすることである 図表 36 第 3 回カメラ画像利活用 SWG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 10 月 7 日 ( 金 )14:00~16:00 開催場所 : 経済産業省本館 (17 階第 1 会議室 ) 出席者 : 菊池座長 美濃委員 板倉委員 平林委員 水島委員 宮津委員 上田委員 香月委員 辰巳委員開催形式公開 (IoT 推進コンソーシアム会員からの傍聴者 :94 名 ) 41

42 # 内容議題 1. 開会 2. 報告 第 2 回事例の整理 3. 審議 事業者からの事例紹介 ( 検討事例 ) 駅構内カメラを用いた事例 ( 東京急行電鉄 ( 株 )) 4. 審議 ガイドブック( 案 ) の検討 5. 座長総括 6. 事務局連絡 7. 閉会配布資料第 3 回データ流通促進 WG 議事次第資料 1: 第 2 回事例の整理 : 街頭設置カメラ 車載カメラ資料 2: 駅構内カメラ画像配信サービス 駅視 -vision の取り組みについて資料 3: 論点ペーパー : 駅構内設置カメラ資料 4-1: カメラ画像の利活用に関する配慮事項ガイドブック ( 仮題 ) 資料 4-2: ガイドブック案へのご意見一覧資料 4-3: 個人情報の判断チャート ( 案 ) 参考資料 1: 第 2 回議事要旨参考資料 2: 東急電鉄リリース (2 月 ) 参考資料 3: 東急電鉄リリース (9 月 ) 別紙 : メンバーリスト 座席表議事要旨委員からの主な意見 報告 第 2 回事例の整理 < 生活者への配慮について> 前回のサブワーキンググループ ( 以下 SWG) で述べた 生活者への通知について 1 点補足する 生活者への通知については 様々な手段を活用し 生活者へ知らせる努力が求められる 例えば 第 2 回 SWG で検討したタクシー車載カメラの事例においては カメラの設置主体や撮影目的等を Web サイトに掲示しておくだけではなく タクシー車内にサービス内容を記した配布物を用意しておき タクシーの運転手も実施内容をある程度説明できるようにしておくことが必要である 管理者層だけではなく 店舗の店員やタクシーの運転手等の従業員も カメラ画像の利用に関する問い合わせに対応できるようにしていく必要がある <データの加工について> 第 2 回 SWG で検討したタクシー車載カメラの事例について データを加工して提供するほうが望ましい旨の記載があるが 技術を提供するベンダとしては 今後 画像データの加工技術の開発に注力していきたい < 改正個人情報保護法について> 42

43 # 内容 第 2 回 SWG で 顔画像の視認が個人情報の取得に該当する可能性があると述べたが 個人情報保護法の政令及び委員会規則のパブリックコメントに対する回答によると カメラ画像を人が目視することは個人情報の取得にあたらないようである 個人情報保護法の政令及び委員会規則のパブリックコメントでは クラウドサービスにおける個人データの取扱いに関する意見が出された 具体的には どの国のサーバーで個人情報が保管されているか不明確であるクラウドサービスを利用する場合 外国にある第三者への個人データの移転に該当しない旨を明確にして欲しいということであった その意見に対する回答では 契約条項により外国にある第三者が個人データを取扱わない旨が定められていて適切にアクセス制御がなされていれば 個人データの取扱いの委託にはあたらないとしている しかし これによって越境移転の問題が完全に無くなったわけではない 紹介 事業者からの事例紹介駅構内カメラを用いた事例 ( 東京急行電鉄 ( 株 )) <サービス全般について> 駅のホームの混雑状況を配信すること等も 駅の利用者に対し有用なサービスであると考えられるが そのようなサービスの提供については検討しているか 一般的に 個人情報や機微性の高い情報を取扱うことを前提としたカメラソリューションにより BtoBtoC のサービスを提供することはとても難しいものである 当該サービスは カメラ画像の利活用における良い成功事例になるのではないか <データの加工および管理について> 映像データのリアルタイム処理において アイコンで人物の動きを表現するためには 一定の間 画像を保持する必要があると考えるが 当該サービスでは 1 つの配信画像を生成するにあたり 何フレーム程の静止画が必要となるのか 今後 映像データのリアルタイム処理においてどの程度の間 画像を保持して良いかという議論が出ることが想定されるため画像データの保持に関するベンチマークが必要ではないか 東急線アプリでは システム内に直近の 1 画面分が保存されると記されているので 5 フレーム分の画像を保持し解析していることは通知されていないのではないか 当該サービスのように人物の向きを表現する程度であれば 解析のため保持する画像数や期間は大きな問題にはならないが 人物を追跡する等の場合 特徴量を連続的に一定期間保持する必要があるので 問題になり得る 現時点で明確な回答はできないが カメラ画像なるべく画像を保持できる方向で検討できると良い この期間であれば問題ないということを 明示的に記すことはできないと考えるが 今後 検討は必要である アイコンによる人物表示は見易くて良いが 人物の胴体を棒人間に置き換える等 更にシンプルに表示しても良い また 人物の向きの表現については アイコンの頭に 43

44 # 内容矢印を付加する等の方法も考えられる 東急線アプリに駅構内の画像が配信される仕組みが 駅の利用者に良く理解されることで サービスに対する受容性が更に向上するのではないか < 生活者の反応について> 利用者からのアンケートについて 全体の約 1 割が否定的な意見であったとのことだが 具体的にはどのような意見があったのか 全体の約 1 割であっても それらの意見を尊重しサービスを提供する必要がある 審議 ガイドブック( 案 ) の検討 <ガイドブックの対象範囲について> 防犯目的に設置されているカメラについては 本ガイドブックの対象外と記されているが 防犯目的に限り利用しているカメラのみを対象外にするという認識で良いか このような表現では 防犯カメラを用いて取得した画像データであればガイドブックの対象外であると誤解される恐れがある < 個人情報の判断チャート ( 案 ) について> これまでの解釈では 画像が個人情報に該当するか否かは 人物の正面から撮影されたかどうかで判断していた しかし 個人識別符号の場合 法律上は 個人が特定できるかに関係なく個人情報となる 資料 4-3 の個人情報の判断フローでは まず個人を特定できるか否かを判断し 個人が特定できない場合については特徴量の抽出有無について判定が行われない流れとなっているが 政令では必ずしも個人情報から特徴量を抽出することが前提にはなっていないと理解している また 個人を特定できない画像データであっても 特徴量を抽出することは可能であると考える 特徴量の精度の問題はあるものの 技術的には個人を特定できない情報から特徴量を抽出すること自体は可能であるので 資料 4-3 のフローチャートで整理することはできないのではないか 個人情報か否かではなく コンピュータによる機械処理で個人を特定できるかどうかという整理をすれば良いのではないか 個人識別符号の規定は個人情報の明確化であり 個人情報の範囲拡大ではないとされているものの 例えば ゲノムのシーケンス情報はそれ自体を視認しても誰のものであるか分からないが 機械処理を行うことにより 初めて個人の特定ができるものである そのため 特徴量には個人を特定可能であるかという考え方は適用されないものと捉え 特徴量を利用するかどうかでフローチャートを整理するべきではないか 画像データを解析するサービスでは 必ず何らかの特徴量を取扱っている 例えば 人数のカウントを行うような事例では 最終的に特徴量を全て破棄するとはいえ 人数カウントのため一時的に人物に関する特徴量を抽出している そのため 特徴量については個人情報であることを前提とし 特徴量を保持する時間の長さが重要になる 44

45 # 内容のではないか 第 2 回 SWG で 人かどうかは判別できるが個人の特定はできない粒度の画像は 個人情報に該当しないという議論があったが 事務局としてはその議論の内容をフローに反映させようとしたのではないか 画像の粒度の議論については分けて整理する必要がある ここで検討する必要があるのは 人間の後頭部の画像等 それ単体では個人情報に該当しないが個人識別符号に変換し得るものである 後頭部の画像を個人識別符号化したものがあれば 店舗における再来店のトレースを行うことができる < 生活者への配慮 通知について> 画像データから取得した特徴量を直ちに削除する場合であっても 個人情報を取得していることに変わりないので 事業者がカメラ画像を利活用する場合 生活者への通知やカメラ撮影から回避する方法を提供することが求められる 生活者がカメラの設置場所を把握できない等 カメラ自体の視認性についても言及するべきではないか カメラ画像は 撮影されたくない人がカメラから逃れることが難しく オプトアウトすることもできないので 撮影されたくない人への配慮方法をガイドブックに記載することを検討するべきではないか また サービス内容を事前に通知及び説明することは 生活者の不安を低減する上でとても重要であるので その点を強調する必要がある データ取得時の通知内容に 生成したデータの保存期間だけでなく 取得したデータの保存期間も含めるべきである 生活者からの問い合わせについて 問い合わせ先を明確にすることや 管理者を設けること等も明記する必要があるのではないか 生活者への配慮のため事業者が留意すべき事項がいくつか記されているが 推奨事項及び留意事項として重み付けをして整理するべきではないか 個人が特定できない数値という表現について ユースケースに応じた使い分けが必要である 店舗における個人の動線解析では 個人を識別しトラッキングすることが想定される 個人情報保護法の政令及び委員会規則のパブリックコメントでは 顔認証データが様々な店舗で共有され 行く先々で万引き犯扱いされる旨の意見が 30 件寄せられている カメラ画像の利用においては 生活者から様々な意見や苦情等が出る可能性があるものとして対応する必要がある 少なくとも どのような意見に対しても何らかの回答をすることは必要である <データの取得 加工について> 本文中では 生成データ 加工したデータや加工 保存されたデータ等 いくつかの文言が使われているので 文言を整理する必要がある 45

46 # 内容 加工 保存されるデータの形式が 特徴量データ 属性情報及びカウント情報の 3 つに分類されているが プライバシー加工されたデータという分類を追加し 駅構内カメラの事例のように人物をアイコン化したものや生データをモザイク加工したもの等を明確に規定してはどうか また モザイク加工についてはどの程度の加工が施されていれば個人情報に該当しないという基準が示されると良いのではなかろうか データの加工レベルについて データの不可逆性にも触れて記載するべきではないか 特徴量データは特定の個人へ到達することが可能であるが 属性情報及びカウント情報は不可逆情報であり個人を特定することができない 年齢や性別等の属性情報は 不可逆かつ個人を特定できない情報であるが 不可逆であり個人を識別できるデータは存在する 例えば ランダム性のないハッシュ関数でハッシュ化した特徴量データがそれに該当する 生成されたデータは不可逆であるが 同一人物の特徴量から同じハッシュ値が生成されるため 同一個人の識別は可能である 法律では 本人の認証を目的とした特徴量が個人識別符号に該当するとされている 抽出した特徴量の一部のみが含まれるデータ等 個人識別符号の条件を満たさない特徴量を活用する余地があるのであれば そのような特徴量にも配慮しガイドブックを作成するべきである 個人識別符号の条件を満たさない特徴量であっても 悪用されるリスクやある確率で個人を識別できるという問題がある < 安全管理措置について> カメラで撮った画像を 社内のセキュアな環境で加工した上で外部に提供する場合 どれくらいのセキュリティレベルを担保するべきかをガイドブックに明記するべきではないか セキュリティレベルはユースケースごとに変わると考えられるので ケース毎に分類し 担保するべきセキュリティレベルを記すことは一つの方法としてある <その他 > ガイドブックでは カメラの利用方法による類型化が行われているが 各類型の例の記載粒度は揃える必要がある カメラ画像の利用においては コンプライアンスとコンセンサスの 2 つの観点で留意が必要である 特に事業者としては どのようにすれば社会的な受容性を確保することができるか すなわちコンセンサスの観点を気にしている そのような観点を考慮しガイドブックをまとめるべきである ガイドブックを認知していない事業者に対する周知も必要になるのではないか 現在 個人情報保護法では属性推定を対象としていないが 欧州では属性推定の問題が検討されており 学術的にも属性推定の研究がなされている そのため 今 46

47 # 内容後 属性推定が個人情報保護法で扱われる可能性も残っている また 憲法のプライバシー権の侵害として 生活者から訴訟を受けるリスクがある そのような訴訟のリスクについて ガイドブックで触れる必要がある 属性推定については 学術分野で様々な議論がある 例えば 属性推定によって得られた要配慮個人情報に該当する情報は 要配慮個人情報として扱うべきであるという考え方もあれば 要配慮個人情報として扱わなくて良いという議論もある 研究者や有識者においてまだ議論中である点については ガイドブックでは扱わない方針とする 図表 37 第 4 回カメラ画像利活用 SWG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 28 年 10 月 24 日 ( 木 )13:00~15:00 開催場所 : 経済産業省別館 (3 階各省庁共用会議室 ) 出席者 : 菊池座長 美濃委員 板倉委員 小林委員 平林委員 草野委員 水島委員 宮津委員 上田委員 香月委員 辰巳委員開催形式公開 (IoT 推進コンソーシアム会員からの傍聴者 :90 名 ) 議題 1. 開会 2. 報告 第 3 回事例の整理 3. 検討 第 1 回事例の追加検討 : 店舗カメラを用いた事例 4. 審議 ガイドブック( 案 ) の検討 5. 座長総括 6. 挨拶経済産業省商務情報政策局情報経済課 7. 挨拶経済産業省商務流通保安グループ流通政策課 8. 挨拶総務省総合通信基盤局消費者行政第二課 9. 事務局連絡 10. 閉会配布資料第 3 回データ流通促進 WG 議事次第資料 1: 第 3 回事例の整理資料 2: カメラ画像活用による店舗内属性 行動取得概要資料 3: 第 1 回検討時のご意見整理資料 4-1: カメラ画像の利活用に関するガイドブック ( 仮題 ) 資料 4-2: 審議いただきたい事項資料 4-3: ガイドブック ( 案 ) へのご意見一覧参考資料 1: 第 3 回議事要旨 47

48 # 内容参考資料 2: 第 1 回議事要旨別紙 : メンバーリスト 座席表議事要旨委員からの主な意見 検討 第 1 回事例の追加検討 : 店舗カメラを用いた事例 < 特徴量データの廃棄タイミングについて> 入店から退店までのトラッキングを目的として動線データを取得する場合 生活者としては 継続的に自身の動線データが取得されていると認識する可能性が高い そのため 特徴量データを直ちに削除という通知の文言は適切ではない 来店者がリピーターであるかを把握することを目的とし 特徴量データを一定期間保持する場合 リピーター属性の判定をされたくない生活者へ配慮するための対応が必要になるのではないか 具体的に特徴量データの保存日数を示すことは困難であるが 事業者としては年次でリピーター属性の比較をやりたいという意向も出てくると考えられるので 特徴量データを 1 年以上保存することが想定される リピーター属性の判定をされたくない生活者のため オプトアウトの手段を設ける必要がある 特徴量データの一定期間の保持について 個人情報保護法上 6 ヶ月未満の特徴量データの保持であれば保有個人データにはあたらない しかし 生活者のプライバシーに対する配慮のため 6 ヶ月未満の特徴量データの保持であってもオプトアウトの規定を設けるべきではないか 特徴量データの保持について 特徴量データを直ちに削除するか否か また特徴量データが個人データであるか否かで整理ができるのではないか <データ保存の環境 > クラウド環境利用時の配慮事項について 今後 日本国外のクラウド環境でデータを保管することも考えられるため 日本国外のクラウド利用時の配慮事項も論点に含めてはどうか データ越境移転の問題は 他の委員会等で議論がされているところであり まだ結論がでていない状況である そのため 他の委員会等の議論を参考にしながら 今後ルールを策定していく方針が良いと考える < 多目的 多主体での通知方法 > 店舗内の通知文例では 主語が 当店では になっているが この場合 生活者としては 自身が来店した店舗のみにおける取組であると認識する可能性がある 店舗だけでなく本部企業も関係した取組みであることを分かり易く示すため 通知内容を工夫する必要がある 店舗のカメラを防犯目的にのみ利用する場合 社会的なコンセンサスが得られていることから その利用目的を公表する必要はない しかし 店舗の防犯カメラを本部企 48

49 # 内容業がマーケティング目的に利用する場合 生活者の混乱を避けるため 店舗でカメラを防犯目的に利用していること及び本部企業がマーケティング目的でカメラ画像の解析をしていることを それぞれ分けて通知する必要がある < 第三者提供について> 店舗と本部企業とのデータの受け渡しについて 必ずしも店舗から本部企業への第三者提供という形態にする必要はない 店舗と本部企業の 2 社が 画像データの取得目的をそれぞれ適切に通知すれば 同一のカメラでデータを取得することが可能である 店舗と本部企業が 同一のカメラでデータを取得する場合の生活者に対する告知について 店頭で 当店では という表現を用いるかは 状況に応じ臨機応変に対応していく必要がある 審議 ガイドブック( 案 ) の検討 < 利用者 生活者との対話を促す項目の追加について> 事務局案のような文言で アンケート等を使った生活者との対話を促す項目を追加するべきである < 受動的 な事前告知の追加について> 受動的という表現に違和感がある また 受動的な告知の例としてテレビやラジオが挙げられているが テレビやラジオに限らず生活者に対しサービス等の内容が適切に伝わることが重要である 事業者にとって実用性のない厳しいガイドブックになってしまわないようにするため 表現方法には留意する必要がある 受動的にその情報を得られる という文言自体を削除してはどうか 個人情報保護法上 個人情報の取得にあたり利用目的の通知または公表が求められるので 単なる表示になってしまわないようにする必要がある 法的に通知や公表と解釈されるような手段で実施する必要があるが 必ずしもテレビやラジオでの告知が必要になるわけではない ガイドブックについては 事業者自身が実施するサービス等の内容を鑑み リスク分析を行った上で通知や公表の内容と方法を決定できるような記述にするべきである 生活者は 様々な情報を求めるが自身の関心がある情報にしか注意が向かないという傾向がある 生活者に対し認知の機会を多く提供することは重要であるので 受動的な告知に関する記載は必要ではないか テレビやラジオの告知はコスト負担が大きいということだが マスコミに情報提供し周知をしてもらう等 コストをかけずに生活者に周知する方法もあるのではないか 事前告知は カメラを用いた取組みを実施する場所の利用者の目に触れるようにすることが重要である 例えば 店舗における取組みであれば 店舗の出入り口前に実 49

50 # 内容施期間や対象範囲を明示することが必要である ガイドブックでは テレビやラジオという文言は記載せず ポスター掲示等により告知を行う としてはどうか 生活者に対し告知の内容が伝わるということが重要である 事業者がサービスの規模等により 個別に告知の方法を判断できるような記載にするべきである 受動的な事前告知について 事業者の過度の負担にならないような形で追加する方針とする < 生活者への選択肢の提供について> カメラに映り込みたくない人に対し 常にオプトアウトの手段を提供することは困難であるが 事業者における望ましい対応事項としてオプトアウト手段の検討を含めてはどうか 公共交通機関施設において カメラに映り込みたくない人への配慮は重要であるが 意図的な死角等を用意することにより 防犯や運用上の問題が発生してしまうのではないか 当然 公共交通機関施設の安全性を犠牲にプライバシー保護を優先するということではないが 可能な範囲で生活者に対し配慮をする必要があると考える 過去の判例を参考にすると 入浴施設のように民間施設であっても公共性が高いと判断されている施設も存在するので 民間施設であれば避難措置を提供しなくても良いとは言えない 避難措置を提供するべき空間を パブリック空間とプライベート空間で整理することは難しいのではないか < 提供時の配慮に関する記述について> 提供時の配慮に関する記述は必要であると考える 例えば 開示するデータに年齢が含まれる場合 著しく若いまたは高齢という情報により個人の特定性が出てくることが考えられるので 年齢の値を丸める等の配慮が必要になる 多くの場合 生活者は 取得されたデータが第三者提供されることを想定していないので データが第三者提供されることが良く分かるよう説明をするべきである < 被写体に対して不利益 となるような利用を禁じる項目の追加について> 生活者に対する利点や不利な点を明確に判別することは困難である また 法律上は 生活者に対し利益があるかどうかは論点ではなく 適切にサービス等の実施内容や取得するデータの内容を通知することが重要である そのため ガイドブックでは 生活者に対する利益や不利益という点には触れない方が良いのではないか また 事業者が生活者の不利益になり得る形態で利用しない旨を担保することは 他のトラブルを誘発する原因にもなり得る 生活者の不利益を明確に定義することは困難であると考える ある生活者にとって利益があり 別の生活者には不利益があるという捉え方をされるサービスが出てくることも考えられるので 生活者の不利益という点には触れない方が良いのではないか 50

51 # 内容 被写体となった生活者の不利益という表現を見直す必要はあるが カメラ画像は誰もが不快感を覚えるような目的で利用される可能性があり 誰もが不快感を覚えるような目的でカメラ画像を利用してはいけないということを示せれば良いのではないか 例えば 生活者の意図を推測し生活者が想定し得ない目的で利用してはいけない のように記載してはどうか ガイドブックでは 万引き犯の検知システム等の防犯目的のカメラ利用とカメラ画像を発展的に利活用するもので分けて整理する必要があるのではないか カメラによる個人情報の取得は生活者から明示的に同意を取得しない形態のものであり生活者の不利益という表現を用いないにしても何らかの記述は必要ではないか 不利益という表現の曖昧さが問題になり議論が発散してしまうので 生活者の不利益という表現は用いないこととし 例示としていくつかの事例を示す方針とする < 要配慮個人情報に関する記述について> 改正個人情報保護法では 要配慮個人情報の取得には本人の同意が必要であるとしているので 人種等の要配慮個人情報にあたる属性情報を取扱ってはいけないということを ガイドブックに明示するべきではないか 要配慮個人情報が規定された目的の一つとして 人種等に基づき不当な差別をしてはならないということがある カメラ画像の解析により得られた性別 年齢層及び人種等の推定情報が要配慮個人情報に該当するかという議論はあるが 人種等に基づき不当な差別をしてはならないということを前提とすると サービス等の提供を目的として そのような属性情報を取得してはいけないのではないか 性別 年齢層や人種等の属性を 店舗におけるマーケティングに活用したいという意向もあるのではないか 以前 米国の数社におけるカメラ画像のマーケティング活用事例を調査したことがあるが 技術的にカメラ画像で人種を取得することが可能なようである しかし 人種に応じたサービス提供等は行っていないようである 性別の情報を取得することが問題ないとされているにも関わらず 人種等の属性情報を取扱ってはいけないとすることには疑問がある 人種等の属性情報をどのように利用するのかということが問題になる インバウンド需要の分析等に人種の情報を利用したいというニーズも想定されるので 一律で人種等の属性情報の取扱いを禁止しなくても良いのではないか 要配慮個人情報を取得する場合 本人からの同意取得が必須事項になる カメラ画像の場合 通常は本人同意を取得することができないため 要配慮個人情報を取得することはできない 但し プロファイリングにより人種等を取得することが要配慮個人情報の取得にあたるのかという議論は残る プロファイリングで取得した情報の扱いについて議論が決着していないことをガイドブックに明記しても良いのではないか 51

52 # 内容 要配慮個人情報やプロファイリングにより取得された情報の扱いについて 参考情報としてガイドブックに記載する方針とする < 人物が移動した動線と個人情報 > 特徴量データ等をすべて破棄し 店内を移動した動線データのみを保存する場合 動線データは個人情報にはあたらない 長期にわたって動線データを取得する場合は 動線データ単体が個人情報になる可能性も残っているが 通常 想定し得る期間内の利用であれば特に問題はない 通常はあまり想定されないかもしれないが カメラの補足範囲を非常に広くした場合 動線データが個人識別性を持つ可能性がある 例えば 全フランチャイズ店舗で特徴量データを共有して動線データを取得する等 動線データに個人識別性が生じることも考えられる 現時点で動線データ単体が個人情報になることはほとんどないと考えるが カメラが補足できる範囲をどのように考えるかという議論は まだ残っていると認識している < 氏名等を含まない会員情報を紐付けるケースの取り扱いについて> カメラ画像利活用 SWG で氏名等を含まない会員情報を紐付けるケースの検討を行っていないので 現状版のガイドブックを公表するのであれば 氏名等を含まない会員情報を紐付けるケースは対象外であることを明示する必要がある <カメラの元画像の保存による 個人情報データベース等 への変化について> 検索精度の問題はあるものの 人物の画像データを入力し 同一人物の画像データを検索する技術は存在する また 犯罪捜査において 容疑者の顔画像データを他のデータベースから検索するという技術も実用化されている 集積された画像データは個人情報データベース等には該当しないと整理されているが 画像を検索すること自体は可能であり 今後 更に技術開発が進められることも想定される そのため 集積された画像データを個人情報データベース等として扱う方針にしてはどうか 例えば インデックス化された Web ページ情報の保存が 個人情報データベースの保有にあたるかについては 様々な解釈が存在する グーグル ヤフーやマイクロソフト等の検索プロバイダは 個人情報データベースの保有にはあたらないと主張している カメラ画像利活用 SWG では 集積された画像データが個人情報データベース等に該当するかの解釈を決定することが目的ではないので 集積された画像データを 個人情報データベース相当のものとして扱うことを規定してはどうか <その他 > ガイドブックのクレジットが IoT 推進コンソーシアム 総務省及び経済産業省の 3 者になっているが 名を連ねて公表する場合 当該ガイドブックに従っている事業者からの相談を受付ける窓口を明確にし 体制を整備する必要がある また 当該ガイドブックの対象を 個人情報保護法上の個人情報や個人データに限定するかについ 52

53 # 内容ては 議論が必要である 第 3 回カメラ画像利活用 SWG にて 特徴量データが全て個人識別符号にあたるのではないかという議論を行ったが 個人情報保護法のガイドライン ( 通則編 ) では 認証を目的として特定の個人を識別できるものを個人識別符号としている そのため 個人情報保護委員会と見解のすり合わせを行う必要がある 苦情処理については 開示 削除の内容を具体的に記す必要がある データベースから苦情を申し出た人の特徴量データを削除するため 再度 苦情を申し出た人の顔画像データを取得することは適切な対応であることを明記する必要がある また 特徴量データによるマッチングは 技術的に 100% ではないことを許容する記載にする必要がある ガイドブックでオプトアウトに関する事項を記載するのであれば 苦情を申し出た人の顔画像データを保持して 利用しないフラグを立てて利用しないことが適切な対応であることを記載してもらいたい テレビやラジオによる通知に関する議論があったが テレビやラジオによる通知について記載するのであれば 必要に応じて自治体との協議や説明会を開催すること等についても記載するべきではないか 図表 38 第 1 回カメラ画像利活用 SWG の様子 カメラ画像利活用ガイドブックについてカメラ画像利活用 SWG では 事業者の利活用ニーズが高い一方で 生活者とのコミュニケーションに課題があるカメラ画像について その特徴を踏まえつつ利活用の促進を図るため 事業者が生活者とそのプライバシーを保護し 適切なコミュニケーションをとるにあたっての配慮事項を カメラ画像利活用ガイドブック として整理し 概要版とともに IoT 推進コンソーシアムのホームページで公開した 53

54 図表 39 カメラ画像利活用ガイドブック ver1.0 の公開 7 本書の主な構成を下図表に示す 図表 40 カメラ画像利活用ガイドブックの概要 本書に記載したもの 1 位置づけ 2 適用対象 3 配慮事項 4 適用ケース 記載概要生活者と事業者間での相互理解を構築するための参考とするものとした ( 記載された配慮事項を事業者へ強制するものではない ) これらを基に 事業者の業界 業態に応じた利活用ルールの設定を促すものとした 個人情報保護法等関係法令を遵守し 個人を特定する目的以外の目的でのカメラ画像の利活用を検討する事業者を対象とした 但し 防犯目的で取得されるカメラ画像の取り扱いは対象外とした 基本原則及び利活用の過程 ( 事前告知時 取得時 取扱い時 管理時 ) 毎に 配慮事項を整理した 以下の 5 つの適用ケースについて整理した 店舗内設置カメラ ( 属性の推定 ) 店舗内設置カメラ ( 人の行動履歴の生成 )

55 本書に記載した もの 記載概要 屋外に向けたカメラ ( 人物形状の計測 ) 屋外に向けたカメラ ( 写り込みが発生し得る風景画像の取得 ) 駅構内設置カメラ ( 人物の滞留状況把握 ) 以降 それぞれの記載内容について述べる 1 位置づけカメラ画像利活用ガイドブックでは 実際に事業者が検討している利活用シーンから 事業者が個人情報保護法で定められる個人情報の保護を前提とし その上で事業者が生活者とそのプライバシーを保護し 適切なコミュニケーションを図るにあたっての配慮事項を記載した その記載内容については 事業者へ強制するものではなく カメラ画像を利活用する事業を実施する際に そのサービスの利用者をはじめとした生活者とのコミュニケーション方法を検討する等 生活者と事業者間での相互理解を構築するための参考とするものであり これらを基に 事業者の業界 業態に応じた利活用ルールの設定を促すものとした 2 適用対象下図表に示した通り 個人情報保護法等関係法令を遵守し かつ 個人を特定する目的以外の目的でのカメラ画像の利活用を検討する事業者に活用されることを前提とした そのため 実際のビジネス展開の検討に際しては 利活用ルールの設定とともに 有識者や専門家にも相談の上 適法性の十分な確認とリスク分析を実施することが望まれる 図表 41 カメラ画像利活用ガイドブックの適用範囲 55

56 また カメラ画像利活用ガイドブックで扱ったカメラについては 設置状況等から以下 の通り類型化した 図表 42 カメラの類型 類型特定空間 ( 店舗等 ) に設置されたカメラ特定空間 ( 店舗等 ) に設置されたカメラ公共空間に向けたカメラ公共空間に向けたカメラ準公共空間 ( 駅改札等 ) に設置されたカメラ 概要入出の時点で 画像を取得し 特徴量データを抽出し人物属性を推定した後 速やかに撮影画像と特徴量データを破棄するもの空間内を人物等が行動する画像を取得し 座標値を取得し 動線データを生成した後 速やかに撮影画像と特徴量データを破棄するもの通行する人 車等を識別し それぞれをカウントした後 速やかに撮影画像を破棄するもの街中の看板 交通標識 及び道路の混み具合を識別し これらの情報を抽出した後速やかに撮影画像を破棄するもの通行する人物を撮影し アイコン化処理の後 速やかに撮影画像を破棄するもの 3 配慮事項 下図表の通り カメラ画像利活用の過程毎に配慮事項をまとめた 図表 43 配慮事項の整理 利活用の過程 1 基本原則 2 事前告知時 3 取得時 4 取扱い時 概要特定の個人の識別が可能な画像であれば 個人情報保護法を遵守するとともに ライフサイクル 責任主体の明確化など 5 つの項目を定めた充分な期間をもって事前告知を行うとともに 撮影対象場所における物理的な方法 ( ポスターの掲示やパンフレットの配布等 ) 電子的な方法 ( 自社ホームページでのリリース等 ) 等について 具体的な記載内容例を示した通知を行う必要があるとともに 撮影対象場所における物理的な方法 ( ポスターの掲示やパンフレットの配布等 ) 電子的な方法 ( 自社ホームページでのリリース等 ) 等について 具体的な記載内容例を示した利活用に必要となるデータを生成または抽出等した後 元となる 56

57 利活用の過程 5 管理時 概要カメラ画像は速やかに破棄するとともに カメラ画像の処理方法を明確にし 処理後のデータによる個人の再特定のリスクについて予め分析を行う等を示した機器特有の状況を鑑み カメラ画像から生成または抽出等したデータに対して適切な安全管理措置及びセキュリティ対策等を行うことや 取得項目 利用範囲 アクセス権 保持期間等を適切に定めること等を示した 4 適用ケースカメラが設置される環境から 下図表の 5 つのユースケースについての配慮事項等について 具体的な対応例 ( 通知文面の例など ) を示した 図表 44 適用ケース一覧 適用ケース店舗内設置カメラ ( 属性の推定 ) 店舗内設置カメラ ( 人の行動履歴の生成 ) 屋外に向けたカメラ ( 人物形状の計測 ) 屋外に向けたカメラ ( 写りこみが発生し得る風景画像の取得 ) 駅構内設置カメラ ( 人物の滞留状況把握 ) 概要 店舗内設置カメラやセンサーを用い 来店者の人物属性 ( 年齢 性別 ) を推定し レジ混雑状況等を予測 レジ待ち時間の短縮やオペレーション ( 従業員配置等 ) の効率化への活用など 店舗内設置カメラやセンサーを用い 来店者の行動履歴 ( 店舗内の移動状況や棚前での行動 ) を取得 分析 品揃えの充実やマーチャンダイジング ( 店内レイアウト変更等 ) への活用など 通行する人 車等を形状認識し 通行者の人数を計測 歩行者 自転車 車の量や方向等のデータを取り出し 出店計画への活用など タクシーのダッシュボードにカメラを設置し 街中の構造物や道路概況を取得 分析 地図作成事業者が ( 人海戦術でやっている ) 地図データ更新のための事前調査等への活用など 画像解析により人の居場所や動静をアイコン化し 駅の混雑情報や入場規制等を配信 乗客自らによる列車運行支障時に迂回や代替交通手段等の行動選択の一助となるものとしての活用など 57

58 3.2.3 データ連携 SWG の実施について IoT 推進ラボ等の活動を通じて モノ センサー等 から取得 集積される多種 膨大 なデータを 業界横断して活用することで 今まで提供できなかった価値を生み出す 動きが顕在化している 具体的には 自社が保有しているデータと 外部から取得した データ モバイル空間統計 G 空間情報センター RESAS など と連携して新たな価 値を創出するものである このような動きの中から 民間事業者によるデータ流通プラ ットフォーム事業が立ち上がり始めている 図表 45 民間事業者によるデータ流通プラットフォーム事業の立ち上がり エブリセンスジャパン株式会社 オムロン株式会社 データ保有者とデータ利用者の取引成立を仲介するシステム リアルタイムでセンサー データの流通を可能にするシステム データエクスチェンジ コンソーシアム 企業間でのビッグデータ利活用を目指した提携 連携 日本データ取引所 データ流通プラットフォーム構築を準備中 出典 各社公開資料等 他方で 現在のプラットフォーム市場は データの取扱いやルールが異なる市場とし て乱立しており 限定された領域でのデータ流通 利活用となっている そのため デ ータを利用したい事業者は 様々なデータ流通プラットフォームやデータホルダー等 の中から 利用したいデータを自ら探索し 見つける必要があり 下記の点が課題とな っている 散在しているプラットフォームから 適切なものを選択しなければならない 各プラットフォームで登録されているメタデータの形式 データカタログの形式 な どが異なるため 利用したいデータの検索が負担になる 提供したデータの流通 利活用が広がっていないため データ提供者がデータを 提供するインセンティブが見つからない など IoT AI 等の高度化 活用を推進し 今後の市場全体の成長の鈍化を回避する上 58

59 でも 多種多様なデータ流通環境としてプラットフォーム市場の整備は不可欠である そこで プラットフォーム事業者の参加を促しつつ データ流通プラットフォームやデータホルダーの連携における協調領域を定めることを目的として データ流通促進 WG の作業部会として データ連携 SWG を設置 推進し ユースケースベースに議論した また 議論の内容について データ連携ガイドブック ( 仮称 ) として取りまとめた 以降 実施結果について述べる 本 SWG のスコープについてプラットフォーム事業者同士の相互連携に関する事項で 協調領域として定めておくべきことについて議論した 具体的には 情報流通のステークホルダーを明確にするとともに データ利用者が必要なデータの入手先を知り 要望を出したデータを入手 活用するために必要なものとして 特に 連携 検索機能 及びデータカタログの在り方等について スコープとして定めた 図表 46 本 SWG のスコープ 提供側センサシステム データ流通事業者 / ベンチャ企業 データ流通プラットフォーム / 大手 SIer 相互連携のために必要なルール形成 利用側システム データ流通フ ラットフォーマ 1 連携 検索機能 データ流通フ ラットフォーマ 4 利用側サーバ サービスアプリ スマホサービス データカタログ 提供側システム スマホアプリ センサ 提供側センサシステム データ流通フ ラットフォーマ 2 データ流通フ ラットフォーマ 3 PDS センサ サービスアプリ スマホサービス 自社データ保有企業 センサ 提供側システム センサ スマホアプリ 利用側システム 利用側サーバ スコープ 連携 検索機能 データカタログ 内容情報流通のステークホルダー間で 相互接続などを求めるインターフェースに関するルールプラットフォーム事業者がデータ流通事業者 ( データ提供者 ) に対して 対外的に示すべきデータ項目の概要に関するルール 本 SWG で扱ったユースケースについて データ市場に関する協調領域を定めるにあたって ユースケースベースで議論する 59

60 ために 民間事業者による様々なデータプラットフォームを基に議論した 図表 47 本 SWG で扱ったユースケース一覧 事業者名 サービス名 概要 エブリセンスジャパン ( 株 ) EverySense データ保有者とデータ利用者の取引成立を仲介するシステム オムロン ( 株 ) Senseek リアルタイムでセンサーデータの流通を可能にするシステム ( 株 ) 日本データ取引所 - 分野 業界を越えた企業間のデータエクスチェンジを仲介するデータ流通プラットフォームを構築中 構成員について データ連携 SWG の構成員を下図表に示す 包括的かつ高次的な検討を行うため に 国内事情だけでなく グローバルな視点で広い知見を有する産官学界の有識者 をバランスよく選定した 図表 48 データ連携 SWG 構成員 ( 順不同 敬称略 ) 業界 区分 氏名 所属 学界 座長 柴崎亮介 東京大学空間情報科学研究センター教授 学界 委員 大澤幸生 東京大学工学系研究科システム創成学専攻教授 学界 委員 武田英明 情報 システム研究機構国立情報学研究所教授 産業界 委員 大橋一広 株式会社イトーキ先端研究統括部兼ソリューショ ン開発統括部統括部長 産業界 委員 勝島史恵 大日本印刷株式会社コミュニケーション開発本部 部長 産業界 委員 北田正巳 エブリセンスジャパン株式会社代表取締役社長 産業界 委員 社家一平 日本電信電話株式会社未来ねっと研究所 ユビキタ スサービスシステム研究部 ユビキタスデータ処理研 究グループグループリーダ 産業界 委員 徳久昭彦 D.A. コンソーシアムホールディングス株式会社専務 取締役 CMO 産業界 委員 内藤丈嗣 オムロン株式会社技術 知財本部企画 CTO 支援 室 IoT 戦略推進プロジェクト技術専門職 産業界 委員 中城陽 東京電力パワーグリッド株式会社経営企画室新事 業開発グループ副長 60

61 業界 区分 氏名 所属 産業界 委員 新妻継良 株式会社日立製作所公共システム事業部公共戦略企画部主任技師 産業界 委員 畠山康博 新日鉄住金ソリューションズ株式会社 IoX ソリューション事業推進部専門部長 産業界 委員 濱賢太郎 株式会社インテージ西日本支社シニアアナリスト 産業界 委員 森田直一 株式会社日本データ取引所代表取締役社長 産業界 委員 山口亮介 さくらインターネット株式会社 IoT 事業推進室部長 産業界 委員 若目田光生日本電気株式会社ビジネスイノベーション統括ユニット主席主幹 検討状況 結果についてデータ連携 SWG では平成 28 年度において合計 2 回実施 ( いずれも公開形式で実施 ) した 回次ごとの開催概要について 以下に示す 図表 49 第 1 回データ連携 SWG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 29 年 2 月 16 日 ( 火 )15:00~17:00 開催場所 : 経済産業省本館地下 2 階講堂出席者 : 柴崎座長 大澤委員 大橋委員 勝島委員 真野委員代理 社家委員 大向委員代理 小林委員代理 内藤委員 中城委員 新妻委員 畠山委員 濱委員 森田委員 山口委員 若目田委員開催形式公開 (IoT 推進コンソーシアム会員からの傍聴者 :129 名 ) 議題 1. 開会 2. 挨拶 (1) 経済産業省 (2) 柴崎亮介座長 3. 議題 (1) 本サブワーキンググループについて (2) データ連携 データ流通市場の在り方 (3) 第 1 回 SWG の論点整理 (4) データカタログ メタデータについて 4. 座長総括 5. 事務局連絡 6. 閉会 61

62 # 内容配布資料 資料 1-1: 開催要綱 ( 案 ) 資料 1-2: データ連携 SWG について 資料 1-3:( データ流通事業者提供資料 ) オムロン 資料 1-4:( データ流通事業者提供資料 ) エブリセンス 資料 1-5:( データ流通事業者提供資料 ) 日本データ取引所 資料 1-6: 第 1 回 SWG の論点について議事要旨委員からの主な意見 スコープについて 上位レイヤにおいて 誰がどのようなデータをどこに持っているかが分かる仮想的な機能と考えている 他社のデータを組み合わせなければデータの利活用が進まないと考えている センサーデータに限らず 業界を越えたデータ収集 流通が必要であると考えている 複数のデータを用いて価値を創出する データを加工することは流通ハブに必要な機能なのか データを集めるヒトと利活用しているヒトを結び付けることだけでいいのではないか 個人情報が必要ない場合には加工したデータを出して欲しい POS データなど従来から販売されているデータは 相対で既に取引されている ダイナミックに付加価値を提供できていないのが課題である データ取引所が複数立ち上がりつつことを踏まえ 互換性を持ったハブを作る取組はよいが まずは業界を盛り上げていくことが必要である データ取引市場に関して 法制度等を作るのは時期少々である 市場を活性化させることが先決である データの提供 流通に対して 事業者の抵抗感がまだ存在する データ流通活性化に向けた課題を整理することが必要 どこにデータ流通のボトルネックがあるのかを整理する必要がある 貯めているデータをどのように流通させるかを検討する必要がある 業務直結型のデータマーケットの創出から始めることがまず必要ではないか プレイヤー毎にハブに求められる機能を整理することが望ましい カタログについて どのような形でユースケースを含めるべきかを検討するべきである データを活用してもらうためにはユースケース等を示して リッチ化を図る必要がある ターゲットを決めて 一部の分野からでも先行的に進めていくことが望ましい ユースケースには必要条件を記載すべき インターフェース等の設計も重要なポイントである 上位レイヤと下位レイヤをつなぐものがカタログではないか どのようなセンサーがどこにあるかが分かるようにしたい カタログ整備にはデファクトの CKAN を活用すればよいのではないか 安心してデ 62

63 # 内容ータを活用する観点から 提供者の品質 可視化の仕組みが必要ではないか 公的な認証の活用も必要ではないか 自社で集めたデータを売れないかという相談がある 誰がどのようなデータを保有しているかを可視化することが望ましい 市場に流れるデータが非常に多様なので データカタログの共通化を図る場合は 最大公約数にせざるを得ない 大切なのは 市場に提供された商品を識別することである API について データ分析はノウハウの塊であるため オープンにすることは抵抗がある 相互接続するために最低限共有すべきラインを作成することが重要である どことどこの間のインターフェースなのか等 オープンな場で検討することが望ましい 図表 50 第 2 回データ連携 SWG 開催概要 # 内容開催概要開催日時 : 平成 29 年 3 月 15 日 ( 水 )15:00~17:00 開催場所 : 経済産業省本館地下 2 階講堂出席者 : 柴崎座長 林委員代理 大橋委員 北田委員 社家委員 大向委員代理 徳久委員 内藤委員 中城委員 新妻委員 畠山委員 濱委員 森田委員 山口委員 若目田委員開催形式公開 (IoT 推進コンソーシアム会員からの傍聴者 :93 名 ) 議題 1. 開会 2. 議題 (1) 前回の論点整理 (2) データ連携ガイドブック案について データカタログの在り方( メタデータ項目等 ) データ連携における API の在り方 3. 座長総括 4. 事務局連絡 5. 閉会配布資料 資料 2-1: 前回の論点整理 資料 2-2: データ連携ガイドブック ( 案 ) 概要説明 資料 2-3: データ連携ガイドブック ( 案 ) 資料 2-4: 論点ペーパー 参考資料 : 第 1 回データ連携 SWG 議事録 63

64 # 内容 議事要旨 委員からの主な意見 ガイドブックに記載する内容について 本 SWG の問題意識としては データ流通プラットフォーム まさにこれから立ち上がっていくときだからこそ その時期に協調領域のところの決めごとを 早くルール化して決めたほうが進むのではないか 逆にデータ流通プラットフォームが 複数立ち上がっていった後に このコンセンサスを得ていくということは難しいのではないかというところがスタートである そのうえで ガイドブックに記載すべき内容を整理したい データ流通 利活用促進に係るボトルネック 及びデータ流通市場活性化に向けた課題を整理する必要がある API やメタデータについては 現段階では 最低限のルールに止めるべきである ガイドブックに登場するユーザーと 静的データと動的データ等の定義を明確にする必要がある PDS 情報銀行など 全てのプラットフォーム事業者がハブに直接連結することを想定しているのか それとも 単に URL をリンクしておくものなのかなどを明確にする必要がある データカタログについては 現時点ではまだ実装されていないので CKAN に寄せるというのはよくない 記載内容としては データカタログの語彙は W3C で DCAT という形で標準化されているので そのような国際標準に準拠するなどではないか CKAN API を深堀するのではなく データ流通ハブとして新たに定義するもの たとえば 品質可視化 データ提供者の要件定義 アクセス制御等の必要性を整理すべきでないか データを流通させたり データの利活用を活性化させるというのが ある意味大きなターゲットで それに向けてどんな課題があり ただ 何もかも全部いきなりアプローチもできないので とりあえずここをターゲットにこういうことを整理したという位置づけを明確にしたほうがいいのではないか IPA が推進している共通語彙基盤なども参照し メタデータを整理するとよいのではないか メタデータの項目に関しては 利便性の観点から 今後 流通市場の活性化に伴って 事業者によるメタデータの登録が負担になる あるいは 誤って登録したり バラバラに登録するリスク 可能性があるのではないか そこで データ登録の補助ツールや 運用ルールを整備する必要があるのではないか データ連携ガイドブック ( 仮称 ) について本 SWG で議論した内容を基に プラットフォーム事業者が協調領域として守るべき事項等について データ連携ガイドブック ( 仮称 ) としてまとめる 具体的には 様々な 64

65 事業者がプラットフォーム市場に参入するにあたって 相互連携等に最低限必要なものとして 情報流通のステークホルダーを明確にした上で 各ステークホルダー間で相互接続を求めるインターフェース (API) の在り方 及びデータ提供者が自ら取り扱う情報について 最低限満たすべき項目 ( データカタログ ) 等について取りまとめる なお これらの取りまとめは平成 29 年上旬に完了し IoT 推進コンソーシアムの HP 等で公開する予定である IoT セキュリティ WG の実施についてサイバーセキュリティ戦略 ( 平成 27 年 9 月 4 日閣議決定 ) においては IoT システムのセキュリティが確保された形での新規事業の進行やガイドラインの策定などの精度整備 技術開発などを進めることとしている 平成 27~28 年度に実施した IoT セキュリティ WG( 座長 : 佐々木良一 ( 東京電機大学 )) においては IoT を活用した革新的なビジネスモデルを創出していくために不可欠となる基盤整備に必要な取り組みとして IoT 機器等の設計 製造 構成 管理に求められるもの IoT 機器の通信ネットワーク接続に係るもの について セキュリティとセーフティの両面から検討を行い IoT セキュリティガイドライン ver1.0 として取りまとめ 平成 28 年 7 月に IoT 推進コンソーシアムのホームページで公開した 図表 51 IoT セキュリティガイドライン ver1.0 の公開

66 本ガイドライン公開後に 様々な普及啓蒙活動 ( セミナーや IoT 推進ラボ合同イベント等による本ガイドラインの紹介 ) を実施してきた中で IoT 推進コンソーシアム会員からは 下記の要望が寄せられている (1) IoT のセキュリティ対策は 分野毎に異なるとともに 範囲も広いため 本ガイドラインの継続的な改訂 及び普及啓蒙活動を望むこと (2) 海外展開の観点からも 本ガイドラインの英訳版を作成し 世界にアピールしてほしいこと 上記の要望に基づいて 本事業において IoT セキュリティ WG を設置し IoT セキュリティガイドラインに関する事業者ヒアリング 及び IoT セキュリティガイドラインの英訳版の作成を行った 以降 それぞれの実施結果について述べる (1)IoT セキュリティガイドラインに関する事業者ヒアリングについて IoT セキュリティガイドラインの事業者への浸透度 及び普及啓発における課題 ガイドラインの内容で事業者にとって参考になったこと 追記が必要なところ等を把握 分析することで 平成 29 年度以降に実施すべき事項を整理した 図表 52 IoT セキュリティガイドラインに関する事業者ヒアリングの実施手順 1 事業者ヒアリングの観点整理 2 事業者へのヒアリングの実施 3 ヒアリング結果の整理 3 ヒアリング結果の分析 1 事業者ヒアリングの観点整理上記の目的に示した内容を実施するにあたり 事業者ヒアリングから把握する観点を 下記のように整理するとともに 事業者への具体的なヒアリング項目を設定し ヒアリングシートを作成した IoT の研究開発やビジネス等に携わる中で セキュリティ確保等についての取り組み内容の把握 IoT セキュリティガイドライン ver1.0 の浸透度 ( 活用の有無 ) の把握 今後の本ガイドライン改訂等に向けて期待することの把握等 66

67 図表 53 事業者向けヒアリングシート 平成 28 年度 IoT 推進のための新産業モデル創出基盤整備事業分野 産業の壁を越えたデータ利活用促進とセキュリティ確保に向けた制度的課題アンケート調査 ご回答にあたって 回答可能な設問のみご回答いただき 空欄等が含まれていても構いません 本調査で知り得た情報は 統計的に処理した上で利用いたします 個々の調査票に記載された個別の情報を公開することは一切ございません また 今回のアンケートによって得られた個人情報 ( 回答紹照会先等 ) は 本調査の目的以外には利用しません ご回答者情報 必須 企業名 分野( 複数選択可 ) 農業 林業 漁業 情報通信 教育 娯楽 生活関連 運輸 郵便 医療 福祉 建設 不動産 卸売 小売 サービス業 製造 金融 保険 公務 印刷 学術 研究開発機関 自動車 家電 工場 その他 保有するサービス等( 複数選択可 ) センサー インフラ ソリューション サービス デバイス データセンター コンサルティング 通信機器 プラットフォーム その他 セキュリティ対策の取り組みについて ご自由にご記入ください 問 1. IoT を活用した取り組み ( 機器製造 サービス提供など ) について 具体的にどのようなことを行っているか ご記入ください 問 2. 問 3. 問 4. 問 5. IoTセキュリティ対策として 具体的にどのような事を行っているか ご記入ください 自社内で遵守 参考にしているガイドライン等があれば ガイドライン名をご記入ください IoTセキュリティ対策で工夫していることがあれば 具体的な内容をご記入ください IoTセキュリティ対策で困っていることがあれば 具体的な内容をご記入ください ガイドラインの浸透度について ご自由にご記入ください 問 6. IoTセキュリティガイドラインを知っていますか ( どちらか一つをお選びください ) はい 問 7にお進みください いいえ 問 13にお進みください 問 7. ( 問 6で はい と回答した方にお伺いいたします ) 中身を読んだことがありますか ( どちらか一つをお選びください ) はい 問 8にお進みください いいえ 問 12にお進みください 問 8. ( 問 7で はい と回答した方にお伺いいたします ) 参考になった箇所はありますか ( どちらか一つをお選びください ) はい 問 9 問 10にお進みください いいえ 問 11にお進みください 問 9. ( 問 8 で はい と回答した方にお伺いいたします ) 参考になったのは具体的にどの部分か ご記入ください 問 10. ( 問 8で はい と回答した方にお伺いいたします ) ガイドラインについて 今後より丁寧に解説 / 補足すべき点や注力すべき分野等がありましたらお選びください ( 複数選択可 ) 1. リスク分析に基づく分野別の対策 2. 法的責任関係を明らかにするためのFrameworkの整理 3.IoT 時代のデータ管理の在り方 4.IoTに対する総合的なセキュリティ対策 5. インターオペラビリティの確保 6. 補足 その他 問 11. ( 問 8で いいえ と回答した方にお伺いいたします ) 参考にならなかった理由はなにか ひとつお選びください 1. 自社内で既に取り組んでいるので不要と判断した 2. 内容を見たが必要性を感じなかった 3. その他 問 12. ( 問 7 で いいえ と回答した方にお伺いいたします ) 読まなかった理由は何か ひとつお選びください 1. 自社内で既に取り組んでいるので不要と判断した 2. 内容を見たが必要性を感じなかった 3. 対応が後回しになっている 4. その他 問 13. ( 問 6で いいえ と回答した方にお伺いいたします ) IoTセキュリティWGの活動の存在を知っていますか ( どちらかひとつをお選びください ) はい いいえ 問 14. ( 問 6 で いいえ と回答した方にお伺いいたします ) ガイドラインの普及啓蒙活動について 今後期待することがありましたら ご記入ください 67

68 2 事業者へのヒアリングの実施上記の 1 で整理した内容について IoT 推進コンソーシアム会員企業を中心に IoT の研究やビジネス等に携わる方々へのヒアリングを実施した 具体的には IoT 推進コンソーシアム会員企業に対して Web アンケートを実施するとともに 本ガイドラインの利用事業者 ( 想定 ) として 機器メーカー システム提供者等を中心に 20 社選定し 対面によるヒアリング ( スケジュールの都合がつかなかった事業者はメールによるアンケート ) を実施した なお 個社のセキュリティ対策はビジネスに係るものなので ヒアリング依頼時には お答え可能な範囲で構わないこと 本調査で知り得た情報は統計的に処理したうえで利用する ( 社名は伏せる ) こと を説明し 了承いただいた上でヒアリングにご協力いただいた 実施期間 : 平成 29 年 2 月 6 日 ( 月 ) から平成 29 年 2 月 28 日 ( 火 ) まで ヒアリング総数 :87 社 内訳 対面 ( もしくはメール ):20 社 Web アンケート :67 社 3ヒアリング結果の整理ヒアリング結果を以下に示す 回答者情報 分野 ( 複数選択可 ) ( 結果概要 ) IoT の研究やビジネス等について 様々な業界 分野に携わる方々に網羅的に回答いただいた その他, 3% 分野 農業 林業 娯楽 生活関連, 1% 漁業, 2% 建設 不動産, 4% 工場, 7% 自動車, 2% 公務, 2% 家電, 10% 製造, 18% 印刷, 1% サービス業, 12% 情報通信, 23% 医療 福祉, 5% 教育, 3% 学術 研究開発機関, 2% 運輸 郵便, 0% 金融 保険, 2% 卸売 小売, 5% 農業 林業 漁業娯楽 生活関連建設 不動産製造印刷情報通信 運輸 郵便卸売 小売金融 保険学術 研究開発機関教育医療 福祉 サービス業公務自動車家電工場その他 68

69 保有するサービス等 ( 複数選択可 ) ( 結果概要 ) 保有するサービス等についても 片寄りなく網羅的に回答いただいた 保有するサービス等 その他, 9% センサー, 8% コンサルティング, 9% デバイス, 11% 通信機器, 12% ソリューション サー ビス, 22% インフラ, 10% プラットフォーム, 10% データセンター, 9% センサーデバイス通信機器 インフラデータセンタープラットフォーム ソリューション サービスコンサルティングその他 セキュリティ対策の取り組みについて 問 1.IoT を活用した取り組み ( 機器製造 サービス提供など ) について 具体的にとのようなことを行っていますか ( 結果概要 ) 各分野ともに 具体的な活動はこれからという事業者と 既に具体的なサービスを展開している事業者が存在する 特に 家電業界と情報通信業 サービス業が具体的なサービス展開事例が多い ( 主な回答 : 回答者が多かった分野別に記載 ) 自動車 IoT でのセキュリティを実現するためのミドルウェアの販売や それを使うためのコンサルティングの提供 家電 セキュリティサービス (PKI/ 電子証明書 ID 連携等 ) の展開に向けて コンソーシアムへの参加 他企業とのアライアンスによるパイロットプロジェクト立上げを進行中 IoT プラットフォームサービスの作成 IoT に関する実証実験の実施 IoT 製品に組み込むための通信モジュール / 閉域網通信 / データの集積と他システムとの連携を行うための統合プラットフォームを提供中 及びデータ取引に向けた基盤の提供準備中 69

70 M2M モジュールの製造 鍵管理によるセキュアなアプリケーション配信サービス提供 HEMS サービスの提供 工場 企業の枠を越えたデータ共有によるサプライチェーン全体の最適化を目指した取り組みを検討中 IoT 向け通信モジュールを主軸に モジュール組み込み機器 クラウドサービス等のワンストップソリューションの提案 設備状況の見える化 生産管理 品質管理にセンサー情報を活用 医療 福祉 音楽療法の基礎研究として健康 保健 介護 保育 美容等のデータベース構築の検討中 健康医療分野におけるデバイス利用サービスの検討中 サービスの記録の簡略化を実現するソリューションの利用 脳波計より所得した 5 つの感性 ( 興味 好き ストレス 集中 沈静 ) を取得 分析するヘッドギア型のウェアラブル機器の製造 サービス展開 個人の健康管理サービスの提供 情報通信業 サービス業 業界の IoT 勉強会に参加し始めた段階 ( 具体的な活動はこれから ) PC やスマートフォンなどへの情報配信サービス提供 ウェアラブルなどからの情報ログの履歴管理サービス提供 小型発電装置の遠隔監視 制御 小規模オフィスのエネルギー消費監視サービス提供 バスのロケーションサービスの提供 通信ミドルウェアの開発 販売 センサーデータ等の取得 蓄積 可視化 分析支援サービス提供 卸売 小売業 今後のサービス提供を視野に IoT の情報活用 業務連携について研究 調査を実施 ゲートウェイ センサー 無線モジュールなどの販売 提案活動 UTM( セキュリティ対策機器 ) を利用した出入口管理サービスの提供 IoT 向け通信機器の提供 製造業 現時点では調査レベルの段階 化学品の製造 販売 物流に IoT を活用することを検討中 設備の遠隔監視で利用 スマートフォン 無線ビーコンを用いたソリューションの提供 通信試験 測定機器の企画 開発 販売 IoT 分野へのセンサー製品の販売 その他 70

71 IoT の適用可能性検討に向けた情報収集 BEMS における IoT 機器とシステムの実証実験と啓蒙推進 京都市 IoT 推進ラボにて IoT ビジネス創出支援及び IoT 導入支援の推進 再エネ 畜エネ 省エネの統合化とエネルギーマネジメントシステム構築 施工管理業務への IoT 活用 子供見守り 高齢者見守りサービス提供 IoT やセキュリティに関連した助言 コンサルティング 問 2.IoT セキュリティ対策として 具体的にどのようなことを行っていますか ( 結果概要 ) 各分野ともに 様々な対応を行っている 特に ネットワーク接続に関する対策 ( 通信の暗号化など ) が進んでいる また 自動車 工場など 制御系を伴う機器等を扱う分野では ハードウェアの観点からもセキュリティ対策が進んでいる ( 主な回答 : 回答者が多かった分野別に記載 ) 自動車 ネットワーク分離 OS 分離 ハードウェア分離を実施 家電 IoT 機器を製造するメーカーと通信モジュール間を電気信号でのやり取りのみに限定し 通信モジュールからデータセンターまでを閉域網 / 専用線接続としている データセンターで稼働しているプラットフォームへのアクセスを API のみとしている HEMS サービスでは個人情報を利用しない形態でサービスを提供している 工場 制御端末におけるホワイトリストの導入 ネットワークの分離 通信の暗号化 物理盗難防止措置 遠隔無効化対応 センサー端末にセキュリティチップを搭載 OPC-UA などのセキュリティを考慮した通信プロトコルとプッシュ型通信が可能なクラウドシステムを含めた End to End でセキュリティ対策がされている IoT パッケージを顧客に提案 医療 福祉 IT 系の協業先に技術 体制を依存している 危険な表示が出たものについては 慎重に検討 対応している 情報通信業 サービス業 一般的なセキュリティ対策は実施しているが IoT に特化したセキュリティ対策は未だ実施していない 71

72 JPCERT/CC へ開発者登録し 脆弱性情報の入手とミドルウェアへ反映している プログラムやデータの暗号化の実施 通信レベルの対応 ( 閉域網を使う SSL ID 認証を採用するなど ) インターネットトラフィックの常時監視 ファイアウォール AntiDDoS 機器 WAF による防御の実施 クラウドへのアクセス管理は二要素認証を採用 卸売 小売業 機器ごとにリスクを分析して 利用者や範囲を限定 UTM による出入口対策を実施 製造業 セキュリティに関しての検討は進んでいない IoT セキュリティガイドラインを良く読み IoT のセキュリティリスクを理解して 取り組むように指導している IoT セキュリティを包含するサイバーセキュリティリスクの全社的な対応体制として サイバーセキュリティリスク管理フレームワーク の整備を進めている VPN 接続などの閉域網を採用 その他 市販のセキュリティーソフトを使用 セキュアな通信プロトコルの採用 72

73 問 3. 自社内で遵守 参考にしているガイドラインなどはありますか ( 結果概要 ) 自社内で遵守 参考にしているガイドラインの有無は半々の回答となった 参考にしているガイドラインの中では 様々な視点からのガイドラインが提供されている IPA のものが多い 自社内で遵守 参考にしているガイドラインの有無 なし ( 無回答含む ) 51% あり 49% ありなし ( 無回答含む ) ( あり と答えた人が参考にしているガイドライン) IoT セキュリティガイドライン (IoT 推進コンソーシアム ) サイバーセキュリティ経営ガイドライン ( 経済産業省 ) 組込みソフトウェアを用いた機器におけるセキュリティ (IPA) 中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン (IPA) つながる世界の開発指針 (IPA) 安全なウェブサイトの作り方 (IPA) IoT 開発におけるセキュリティ設計の手引き (IPA) 取扱説明書ガイドライン (JTDNA) データセンターセキュリティガイドブック (JDCC) ISMS ユーザーズガイド (JIPDEC) 海外のガイドライン ( CSA CCM ENISA IAF ISO9001 ISO27001 ISO15408 IEC62443 IIC Security Framework NIST IR 7628 など ) 73

74 問 4.IoT セキュリティ対策で工夫していることはありますか ( 結果概要 ) 問 2 とも関連するが 技術的対策 ( 通信の暗号化など ) の他 ソフトウェアの観点 ( 社員への教育など ) を合わせて実施することで リスクを低減している 製造業界の特徴として Secure by Design の思想に基づき 上流工程におけるセキュリティ品質の作り込みを徹底している ( 主な回答 : 回答者が多かった分野別に記載 ) 自動車 ソリューションのモデルを設計した段階で 多くの有識者の意見を聞いている 家電 海外の最新動向を入手し 参考にしている 管理権限をプラットフォーム側に寄せ 直接の接続性を持たせない 工場 セキュリティ対策が施された部品を選定する 個人情報に該当する要素をシステムに持ち込まない 定期修繕時に集中して施策を実施する 危機に触れる外部の担当者向けのルールと教育を実施している 医療 福祉 実証実験用のネットワーク環境の用意し 検証してから導入する 情報通信業 サービス業 取扱説明書ガイドライン (JTDNA) に沿って PDCA を行うようにしている Web 通信 デバイスそれぞれでリスク( 脅威 ) 分析し対処する 基本は監視による常態管理 異常時の発報と学習による切り離しを行う SSL 証明書による第三者認証を使用した暗号化通信の推奨 システムで対策が可能な部分は極力実施する 但し 対策費用が高い場合は 後回しになる事が多い 卸売 小売業 独自技術 標準技術を持つパートナー企業との提携 製造業 Secure by Design の思想に基づき上流工程におけるセキュリティ品質の作り込みを徹底 全社のリスク管理の一環と捉え 万一のインシデント発生時にはトップダウンの対応が取れるようガバナンス体制を整える パスワードによるアクセス権の管理を行う その他 74

75 セキュリティの信頼性が高いサービスを利用する ウィルスソフトを導入する 問 5.IoT セキュリティ対策で困っていることはありますか ( 結果概要 ) 各分野ともに セキュリティの重要性は認識している (IoT 機器の売り先等も含む ) ものの セキュリティ対策にかかる費用をコスト ( 利益を生むものではない ) と捉え 対応が後回しになってしまうことが多い セキュリティは守るべきものの範囲が広く 優先度をつけることが難しい 特に 大量生産が必要なセンサーの場合は 可能な限り単価を抑えつつ省エネにも対応する必要があるので セキュリティ対策コストとのバランスが難しい ( 主な回答 : 回答者が多かった分野別に記載 ) 自動車 セキュリティの重要性は理解しているが セキュリティが心配なので 機能をあきらめる か 予算の都合で セキュリティをあきらめる となってしまいがちなこと 家電 顧客ごとに準拠するセキュリティガイドラインが異なるため カスタマイズする必要があり コストがかかってしまうこと 通信モジュールからデータセンターまでの間の実データの暗号化を省電力で実施する安価な方法がないこと 工場 IoT 普及 マーケット創出と セキュリティ対応コストとのバランスが難しいこと 医療 福祉 セキュリティ対応人材の確保が大変なこと 信頼できる外部リソースの確保が大変なこと 情報通信業 サービス業 国内のセキュリティ感度はまだ低く 投資よりもコスト感覚が強いこと セキュリティが重要であることは認識しているが コストがかかるため 見送る場合が多いこと 顧客のセキュリティへの要求レベルが曖昧な場合があること 対象範囲が広く 全てを網羅する事は困難であること 脆弱性などによるデータ漏れの対応 各社がばらばらに実装していてインターオペラビリティがないこと 卸売 小売業 処理速度の低下を招くこと デバイス自体のセキュリティが無いので 現状はデバイスの MAC フィルタリングしか出来てい 75

76 ないこと セキュリティ対策は継続して実施する必要があるので コストがかかること 製造業 どのような基準で行えば良いのかがわからなこと センサーが多岐に亘る事からの棚卸が困難なこと 一部 IoT サービス提供を開始しているものの セキュリティ対策と呼べるような対応ができてい ないこと セキュリティ対策投資における must/should/may の判断が困難なこと その他 情報セキュリティに対する企業経営者の認識の向上 必要な処置やレベルが判らないこと IoT セキュリティは範囲がとても広く 分類することさえ困難なこと IoT セキュリティに対して 検証を行うための認証制度がないこと ガイドラインの浸透度について 問 6.IoT セキュリティガイドライン ver1.0 を知っていますか 結果概要 65%が IoT セキュリティガイドラインを知っており その上で実際に読んだことがあ る事業者等は 66%に上る IoTセキュリティガイドラインを知っていますか いいえ, 35% はい, 65% はい 76 いいえ

77 問 7. 問 6.で はい と回答した方 中身を読んだことはありますか 中身を読んだことはありますか いいえ, 34% はい, 66% はい いいえ 問 8. 問 7.で はい と回答した方 参考になった箇所はありますか 結果概要 67%が参考になった箇所があると回答しており 特に 指針2 要点 3 7 の IoT のリスクを認識する部分が参考になったという事業者が多い 参考になった箇所はありますか いいえ, 33% はい, 67% はい いいえ 問 9. 問 8.で はい と回答した方 参考になったのは具体的にどの部分ですか 主な回答 回答者が多かった分野別に記載 自動車 要点 1 経営者が IoT セキュリティにコミットする 要点 6 物理的なリスクを認識する 家電 77

78 全体を通して 平易な表現や事例 図の挿入等により 多くの人にとって読み易い様工夫されている 方針 分析 設計 構築 接続 運用 保守 の IoT のライフサイクルの 5 フェーズに分類してガイドしている点 HSM 暗号専用回路を持つ IC 等の内部にて鍵ペアを生成することが望ましいと明記されている点 ( 要点 14 要点 16 など ) 工場 要点 3: 守るべきものを特定する 要点 6: 物理的なリスクを認識する リスク分析などセキュリティ全般にわたり再確認ができた点 医療 福祉 方針 分析 設計 構築 接続 運用 保守 の IoT のライフサイクルの 5 フェーズに分類してガイドしている点 情報通信業 サービス業 5つの指針全てが参考になった 全体を通して 平易な表現や事例 図の挿入等により 多くの人にとって読み易い様工夫されている 第 1 章 : 背景と目的 指針 2( 要点 3~7):IoT のリスクを認識する 第 3 章 ( ルール 1~4): 一般利用者のためのルール 卸売 小売業 5つの指針全てが参考になった 指針 4: ネットワーク上での対策考える 要点 18: 出荷 リリース後も IoT リスクを把握し 関係者に守ってもらいたいことを伝える 出荷し 客先への引渡し そして運用開始まで ついバタバタしがちで お客様への説明する時間がなかなか取れず また 運用を開始してしまうと 安心してしまい リスクについて伝える事を忘れたり 怠ったりしがちだったため 製造業 5つの指針全てが参考となった 指針 2( 要点 3~7):IoT のリスクを認識する 指針 3( 要点 8~12): 守るべきものを守る設計を考える その他 IoT のセキュリティ対策について体系的にまとめられており, 中小企業の IoT 活用等を支援するうえで参考となる 要点 12: 安心安全を実現する設計の検証 評価を行う 78

79 問 10. 問 8.で はい と回答した方 ガイドラインについて 今後より丁寧に解説/ 補足すべき点や注力すべき分野はありますか 複数選択可 結果概要 本ガイドラインの第 4 章 今後の検討事項 に記載の観点について 特に優先 注 力すべき内容の回答割合に片寄りはなかった その他コメントとして 本ガイドラインと IPA つながる世界の開発指針 との関係 性の明確にしてほしい 具体的な事例を含めて 分野 サービス毎にどこまで 対応すればよいかをわかりやすく示してほしい などの要望が寄せられている 今後より丁寧に解説/補足すべき点 注力すべき分野はありますか 6 補足 その他, 7% 1 リスク分析に基づく分 5 インターオペラビリ 野別の対策, 22% ティの確保, 10% 4 IoTに対する総合的な セキュリティ対策, 18% 2 法的責任関係を明らか にするためのFra meworkの 整理, 23% 3 IoT時代のデータ管理 の在り方, 20% 1 リスク分析に基づく分野別の対策 2 法的責任関係を明らかにするためのFra meworkの整理 3 IoT時代のデータ管理の在り方 4 IoTに対する総合的なセキュリティ対策 5 インターオペラビリティの確保 6 補足 その他 主な回答 補足に記載があったもの 自動車 特になし 家電 IPA つながる世界の開発指針 がどう組み込まれて何がガイドラインとしてのプラスアルファな のかがよくわからない 重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS)の活動や成果物との連携で当ガイドラインの内 容に厚みが出てくるのではないか 工場 制度やスキームではなく リテラシーの高いセキュリティ人材の確保や効果的なソリューション への投資の重要性など セキュリティをコストとしてしか見ない経営層の意識改革を促すことも 重要 ターゲットごとにガイドラインを分けた方がよい 特に一般利用者向けは別のガイドラインとして 分けた方がよいのではないか 読者は関係のない情報が多すぎると 読む気にならないと思 われる 79

80 IoT は様々な分野やサービスがあるため それぞれの分野やサービスに適した ( 特化した ) 複数のガイドラインの策定を期待している 医療 福祉 本ガイドラインは作る側と使う側の配慮事項がまとめられているが 別々に分けることで より分かりやすい内容になるのではないか リスクには様々なレベルがあると思うが 現時点ではよくわからないので ベンチマークすべきインシデントが何であるか明らかにする必要がある そのためには分野毎に前例が必要となる 国外も含めた 製造物責任の及ぶ範囲との関連性 リスク分析に基づく分野別の対策 IoT 時代のデータ管理の在り方 IoT に対する総合的なセキュリティ対策について特に期待している 本ガイドラインに準拠して製品を作っていることをマーク等で示すことができれば 企業にとっても 利用者にとっても安心感が生まれるのではないか 情報通信業 サービス業 1. リスク分析に基づく分野別の対策 については どう分析するとよいかについて 悩んでいる人が多いのではないか ケーススタディとチェックポイントを沢山読みたい という人が多いのではないか 3.IoT 時代のデータ管理の在り方 5. インターオペラビリティの確保 は注力すべき分野 企業の情報システム部門が一番気になる部分だろう 2. 法的責任関係を明らかにするための Framework の整理 4.IoT に対する総合的なセキュリティ対策 については取り組んでいる主体者が議論すべき話で かつ時期尚早ではないか IoT ビジネスにおいて PL 法上も 責任関係にグレーな部分があるということであれば その明確化はビジネス推進において必要である 対応がチェックリストで確認できるものがあるとよい オーバースペックのガイドラインが追加で必要だとは思わないが 例えば 機器をネットワークにつなぐ際に 初期設定でパスワードの変更を求めること などの記載くらいの シンプルな内容のものはあってもよいかもしれない 脆弱性情報の共有方法については 各社ばらばらであり 公表すべきタイミングや内容などについてある程度の指針が示された方がよいかもしれない ガイドの位置づけが中途半端 ( 多ジャンル網羅しているが機器寄りである等 ) どの業種に偏らせるかを決めた方が良い セキュリティにコストをかけたくないと言っているような事業者へ 話を聞くと良いのではないか 卸売 小売業 セキュリティ堅牢性の評価 使用法に関する注意点がほしい ガイドラインのみで日本企業は海外競争力を保てるのか つまりはサプライチェーンとして海外と今後もコネクテッドであり続けるだけのセキュリティ強度 第三者評価を得られるのか 株主を説得して投資し 市場を活性化するためにはガイドラインでは不足でルール形成戦略が必要 80

81 ではないか 推奨ソリューションの提示 製造業 具体的なチェックリストと業種別の対応状況が俯瞰できると推進のトリガーになり易いと考える IEC62443( 制御システムのセキュリティ ) との関連性 セキュリティの対策度合の定量的評価方法が知りたい プライベートクラウドや無線 LAN 利用等については ガイドラインの記述内容に含めてほしい ガイドライン の形では どこまでやればいいのか について曖昧さが残る クリアすべき 基準 として明確に線引きしていただける方がむしろ助かる その他 導入事例を含め 汎用性が有り かつ具体的に導入がしやすいものを示してほしい 製造物責任の責任範囲 製造者 ソリューションプロバイダ ユーザーなどの責任分界点 IoT デバイス販売と保守 運用の在り方 ( 保守 運用はセットにするなど ) セキュリティの脆弱性の判断基準 被害にあった時の対応手順と相談先 問 11.( 問 8. で いいえ と回答した方 ) ガイドラインについて 参考にならなかった理由は何でしょうか ( 結果概要 ) 不要もしくは必要性がないと判断した割合は少なく IoT を活用したサービス等の検討はこれから行う事業者が 将来的には参照するが今はその段階ではないため という回答が多かった 81

82 ( 主な回答 : 補足に記載があったもの ) 自動車 特になし 家電 特になし 工場 特になし 医療 福祉 分野 領域に対して適合する内容が少ないため まだ参照して対策を講じるフェーズにいないと判断している 情報通信業 サービス業 具体的なアクションがまだだったため 内容の整合性理解が今ひとつわからなかった 主にはセキュリティバイデザインなどメーカー責任に対する記述が多く 利用者にとっての課題や 具体的にするべき対策等があまり見られない IoT を活用する上でのガイドライン ルール形成戦略を整備する必要はある様に思われる 卸売 小売業 特になし 製造業 将来的に必要性は感じるが まだ何をするか明確ではないので対応方法が不明なため ガイドラインとして特に大きな過不足は無いと思いますが 新たな発見も無いという印象 今後も新たな脅威や対策などを取り込みながら改善 改版を継続して行けると良い その他 特になし 82

83 問 12.( 問 7. で いいえ と回答した方 ) ガイドラインについて 読まなかった理由は何でしょうか ( 結果概要 ) セキュリティ対応が後回しになっている理由が 50% を占めている その他の理由では本ガイドラインを知らなかったという回答が占めている ( 主な回答 : 補足に記載があったもの ) 自動車 特になし 家電 特になし 工場 特になし 医療 福祉 IoT セキュリティガイドライン ver1.0 を知らなかった 情報通信業 サービス業 IoT セキュリティガイドライン ver1.0 を知らなかった IoT の取組が本格化しておらず 案件として進んでいるものが無いため 卸売 小売業 特になし 製造業 IoT セキュリティガイドライン ver1.0 を知らなかった まだ調査レベルのため 参考に見た程度 将来的に必要性は感じるが まだ何をするか明確ではないので対応方法が不明なため 83

84 その他 IoT セキュリティガイドライン ver1.0 を知らなかった 問 13. 問 6.で いいえ と回答した方 IoT セキュリティ WG の活動の存在を知っ ていますか 結果概要 IoT セキュリティ WG の認知度は 70%に上る 本ガイドラインの普及啓蒙活動については 英訳版を作成し 海外にも積極的 にアピールすること メディア等を活用した情報発信 IoT を活用する様々な 業界 分野への働きかけ 等を期待する回答があった IoTセキュリティWGの活動の存在を知っていますか いいえ, 30% はい, 70% はい いいえ 問 14. 問 6.で いいえ と回答した方 ガイドラインの普及啓蒙活動で今後期待す ることはありますか 主な回答 回答者が多かった分野別に記載 自動車 特になし 家電 特になし 工場 特になし 医療 福祉 本ガイドラインを基にして 分野毎にルール整備をしてほしいという位置づけと理解している 医療業界では 厚生労働省の 医療情報ネットワーク基盤検討会 では 医療情報システム 84

85 の安全管理に関するガイドライン の改定作業を進めていて IoT セキュリティガイドラインのリリースを受けて 医療業界として 反映すべき事項を提言している 9 他の分野においても 積極的に働きかけなければならない 情報通信業 サービス業 英語版を作成しておけば国内 / 国外での双方向の交流に役立つのではないか ガイドライン以外にも実地訓練やセミナーなど事業者向け 利用者向け双方に提供してほしい IT Pro やキーマンズネット等の情報サイトを用いた情報発信を行っていただき 活動内容を広く伝えていただきたい 卸売 小売業 特になし 製造業 特になし その他 ガイドラインの普及活動に加えて IoT セキュリティに関する諸外国の動向などもあわせて周知するとよい 4ヒアリング結果の分析上記 3 でヒアリングした結果を基に 下記の観点から分析を行った IoT セキュリティガイドライン ver1.0 の評価 本ガイドラインの浸透度 ( 事業者等による活用状況 ) や普及啓発における課題等から評価した 平成 29 年度以降に実施すべき事項の整理 本ガイドラインの改訂も視野に入れ 本ガイドラインの内容で事業者にとって参考になったこと 追記が必要なところ等を分析 整理し 平成 29 年度以降の活動の参考になるものとした IoT セキュリティガイドライン ver1.0 の評価 本ガイドラインの浸透度について 問 6 IoT セキュリティガイドライン ver1.0 を知っているか の回答結果について 本ガイドラインを知っている と回答した割合が全体の 65% を占め 半数を超えていることから IoT に取り組んでいる ( これから取り組む予定があるもの等含む ) 企業 団体が加盟している IoT 推進コンソーシアム会員からは一定の関心があるといえる 更に 上記 65% の本ガイドラインを知っている事業者のうち 問 7. 中身を読んだこ 9 第 30 回医療情報ネットワーク基盤検討会資料 85

86 とがあるか で 読んだことがあると回答した事業者は 66% であったことから 今回のヒアリングに回答いただいた事業者全体からみると 実際に本ガイドラインを読んだことがある事業者は約 43% である 残りの 57% の事業者が本ガイドラインを読まなかった理由の多くは 問 12 の回答結果のとおり 対応が後回しになっている( 理由として IoT を活用したサービス等の検討がこれからであり 将来的には参照するが今はその段階ではないためなど ) からである 以上より 本ガイドラインの公開から約半年が経過した現在 全体の 43% の事業者が既に目を通していること 目を通していない事業者も 具体的なサービス展開の段階で本ガイドラインを参照する予定が多いこと等から 本ガイドラインの浸透度 ( 既に参照した もしくは今後参照する予定 ) は一定の水準を満たしているのではないか (IoT ビジネスが今後より活発になるにつれ 本ガイドラインが読まれる頻度 パーセンテージが高くなると言えるのではないか ) 本ガイドラインの更なる普及について 問 14 で 本ガイドラインを知らなかった事業者 ( 全体の約 35%) を対象にして本ガイドラインの今後の普及啓蒙活動で期待することを尋ねたところ 1 英訳版を作成して国内外にアピールすること 2 実地訓練やセミナーなどを行うこと 3 情報サイトの活用 (IT Pro やキーマンズネット等 ) を要望する声が挙がった 1については現在準備中である 2については これまで経済産業省 総務省 IPA 等を中心にセミナー等を開催しているが その多くは都内近郊での開催であり 今後は事業者から要望がある地方での開催や IoT 関連イベント (Interop CEATEC IoT 推進ラボ合同イベントなど ) での講演 ブース出展などを検討するとよいのではないか 3については 1 の公開のタイミングで積極的かつ継続的に行っていくとよいのではないか また 本ガイドラインの位置づけは 本ガイドラインを基にして分野毎にルール整備を期待するもの であり 医療業界では IoT セキュリティガイドラインのリリースを受けて 厚生労働省の 医療情報システムの安全管理に関するガイドライン の改訂作業を進めている 他の分野に関しても 所管省庁に対して積極的に働きかけていくとよいのではないか 平成 29 年度以降に実施すべき事項の整理 問 10. ガイドラインについて 今後より丁寧に解説 / 補足すべき点や注力すべき分野はあるか の回答結果から 本ガイドラインの第 4 章に記載の今後の検討事項の記載の観点からは 特に優先 注力すべき内容に片寄りは見られなかった 換言すると 86

87 全ての観点が今後必要になってくるということであろう その他 補足コメントでは 他の様々な観点からの要望があった 具体的には下記に大別される 1 本ガイドラインと IPA つながる世界の開発指針 との関係の明確化 2 ターゲット毎にガイドラインを分ける ( 分野毎に分ける 事業者向け / 生活者向けに分けるなど ) 3 業界別の対応状況 ( ケーススタディ ) の紹介と具体的な対応チェックリストの作成 上記 1と2については 本ガイドラインの位置づけ 及び内容をわかりやすくする ことであり これまで本ガイドラインを読んだことがない事業者へリーチするためにも重要であると考える 上記 3については 多くの分野の事業者から要望があり これからのビジネス展開を検討している事業者 もしくは既にビジネスを展開している事業者双方にとって参考になるものと考える ニーズオリエンテッドの観点からも ユースケースを示すことで このように対応すればよいとの気付き 及び安心感が生まれることで 事業者が本ガイドラインを手に取りやすくなるのではないか また 上記 1~3は本ガイドラインの第 4 章 ( 今後の検討事項 ) にも密接に関連するものであり 優先的な対応を検討できるとよいのではないか (2)IoT セキュリティガイドラインの英訳版の作成について平成 28 年 7 月に公開した IoT セキュリティガイドライン ver1.0 の英訳版の作成を行った 具体的には 事務局で作成した英訳案 ( 可能な限り IPA から公開されている つながる世界の開発指針の英訳版と表現を合わせたもの ) について IoT セキュリティ WG 委員が内容を確認し 指摘事項について修正案を取り纏め 座長の承認を経て正式公開することとした 構成員について IoT セキュリティガイドライン ver1.0 の作成に携わった産学界の有識者 ( 平成 27 年度の IoT セキュリティ WG 委員 ) を中心に 国内事情だけでなく グローバルな視点で広い知見を有する産学界の有識者をバランスよく選定した 上記に基づいて招聘した本 WG の構成員を下図表に示す 図表 54 IoT セキュリティ WG 構成員 ( 順不同 敬称略 ) 業界 区分 氏名 所属 学界 座長 佐々木良一東京電機大学教授 学界 委員 新誠一 電気通信大学情報理工学研究科教授 兼技術研 87

88 業界 区分 氏名 所属究組合制御システムセキュリティセンター理事長 学界 委員 向殿政男 明治大学名誉教授 産業界 委員 谷口覚 株式会社トヨタ IT 開発センター代表取締役社長 産業界 委員 小川武史 青山学院大学理工学部機械創造工学科教授 産業界 委員 中野利彦 株式会社日立製作所制御セキュリティセンターセンター長 産業界 委員 徳田英幸 慶應義塾大学環境情報学部 / 大学院政策 メディア研究科委員長兼教授 産業界 委員 小山覚 一般財団法人日本データ通信協会テレコム アイザック推進会議ステアリングコミッティー副委員長 産業界 委員 吉岡克成 横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授 産業界 委員 塚原哲史 株式会社 NTT ドコモ情報セキュリティ部部長 産業界 委員 鵜飼裕司 株式会社 FFRI 代表取締役社長 法曹界 委員 森亮二 弁護士法人英知法律事務所弁護士 / ニューヨーク州弁護士 検討結果について IoT セキュリティ WG は本事業において 合計 1 回 ( メールベースによる審議 ) を実施し WG 委員から合計 183 件のコメントがあった いただいたコメントを基にして IPA の つながる世界の開発指針 ( 英語版 ) との整合性 及び国際規格のガイドラインの表現の整合性等の観点と合わせて精査し その内容について座長の承認を得た 本ガイドラインの英訳版については 平成 29 年度に公開予定である 4 検討結果の普及啓発 4.1 目的 概要本事業の成果について 普及啓発を行うために 下図表のとおり IoT 推進ラボと連携し 企業連携 情報発信の取り組みについて 平成 29 年 3 月 13 日に一橋講堂にて IoT 推進ラボ合同イベント として実施するともに Web 等を通じた情報発信の仕組み 円滑な運営等を検討した 図表 55 検討結果の普及啓発活動の実施 実施事項 WG 活動の紹介 実施概要 IoT セキュリティ WG データ流通促進 WG カメラ画 像利活用 SWG の成果について それぞれ A1 パネ 88

89 実施事項 IoT Lab Connection の実施データイノベーションワークショップの実施 Web 等を通じた情報発信の仕組み 円滑な運営等の検討 実施概要ル 1 枚を作成してブース展示するとともに 来場者への説明及び意見交換を実施した フィンテック 教育 農業 食品 をテーマとした国内外企業 団体 自治体等のマッチングを行った 企業や自治体等がそれぞれの枠を越えてデータを共有 活用することで 新たな価値を生み出す取り組みとして ヘルスケア 地域課題 ( 除雪 ) をテーマとしたアイデアソンを実施した IoT 推進ラボの Web やメールマガジン等を通じて 関連イベントの案内等を行うとともに 新たな情報発信や運営方法等について検討した 以降 それぞれの具体的な実施内容を述べる 4.2 実施内容 WG 活動の紹介本事業で実施した各 WG 及び SWG では 分野 産業の壁を越えたデータ利活用を促進することを目的として データ流通及びセキュリティ等の観点から ニーズオリエンテッドの観点でユースケースベースに検討を重ね 検討結果についてはガイドブック等に取り纏め 公開した これらの取り組みについて IoT 推進ラボ合同イベントにおいて パネル展示 チラシ配布等を行うとともに 来場者と意見交換を実施した 図表 56 IoT 推進ラボ合同イベントで紹介した内容展示物内容パネル展示 ( 計 3 種 A1 カラー ) データ流通における検討事例集 カメラ画像利活用ガイドブック IoT セキュリティガイドラインチラシ配布 ( 計 3 種 A4 カラー ) データ流通における検討事例集 (50 部 ) カメラ画像利活用ガイドブック (50 部 ) IoT セキュリティガイドライン (50 部 ) 89

90 図表 57 パネル データ流通における検討事例集 B2Bデータ取引時の課題や悩み解決をサポート データ流通における検討事例集 データ流通促進ワーキンググループ WG について 経済産業省及び総務省では B2Bのデータ取引契約の際に課題となる事象について IoT推進コ ンソーシアム会員から寄せられた事例をもとに 技術的観点 法的観点 社会受容性の観点等か ら こうすればうまくいくのではないか を議論する場としてWGを設置 本WGは原則非公開 月1回のペースで実施 平成28年1月から平成29年3月までに20個のユース ケースを扱い 業界を横断したデータ利活用を後押し データ流通促進WG 事業者から 相談が出て いるもの 主な相談の観点 1 契約に関する検討事項 B2Bビジネスを展開する上で 遵守すべき法令な ど 2 流通するIoTデータの扱いに関する検討事項 データの種類 個人情報やプライバシー情報を含 むか否か に応じた対応方法 利用目的 公共性の高い利活用 ビジネス性の高 い利活用など に応じた対応方法 第三者提供の有無に応じた対応方法 など ユースケース ベースで議論 事業者 区分 氏名 順不同 敬称略 森川 博之 東京大学先端科学技術研究センター 委員 板倉 陽一郎 ひかり総合法律事務所 草野 隆史 株式会社ブレインパッド 佐藤 史章 トーマツベンチャーサポート株式会社 宍戸 常寿 東京大学大学院法学政治学研究科 柴崎 亮介 東京大学空間情報科学研究センター 寺田 眞治 株式会社オプト 中崎 尚 アンダーソン 毛利 友常法律事務所 いづみ 桜坂法律事務所 村上 陽亮 事務局 WG委員 所属 座長 林 技術的観点 制度的 観点 社会受容性の 観点等から助言 株式会社KDDI総合研究所 経済産業省商務情報政策局情報経済課 総務省総合通信基盤局電気通信事業部消費者行政第二課 一般財団法人日本情報経済社会推進協会 平成28年5月31日に公開形式で実施した様子 データ流通における検討事例集 仮 について 公益性 安心安全 福祉など公共の益に資するもの データの二次利用に関する生活者の受容性 生活者に受け入れられやすい 事業者も説明しやすい データの利用用途の軸 モデル① 社会課題解決型ビジネスへの センシングデータ等の活用 機微でない 情報として の扱い モデル③ パーソナルデータ等を 個々の生活者が 抱える社会問題等を解決 改善するため に用いられるもの 介護サービス 迷子 都市計画など 徘徊老人見守りサービスなど 本WGで扱ったユースケース 1つ 民間ビジネスへのセンシングデータ 等の活用 センシングデータ 統計データ等を 事 業者のサービスの高度化等として用いら れるもの 混雑やバリアを避けたルート案 内サービスなど ソーシアム のホームページにて公開予定 本WGで扱ったユースケース 2つ データの扱いの軸 モデル② 機微な情報としての扱い 個人情報 プライバシー等 民間ビジネスへの パーソナルデータ等の活用 ご相談したいことがありましたら 事務局までお気 パーソナルデータ等を 一人一人の生活 者にパーソナライズ化してよりよい暮ら しを実現するために用いられるもの 軽にお問い合わせください 本WGで扱ったユースケース 6つ ビジネス性 事業者の益に資するもの 平成29年度も引き続き IoT推進コンソーシアム会 員からの相談を受け付け WGを開催する予定です モデル④ レコメンドサービスなど 本WGで扱ったユースケース 3つ 概要及び本WG委員から助言があった内容を 社 名を特定できないように整理し IoT推進コン 社会課題解決型ビジネスへの パーソナルデータ等の活用 センシングデータ 統計データ等を 多くの生活者に共通する社会課題等を 解決 改善するために用いられるもの データ流通促進WGで扱ったユースケースについて データの二次利用に関する生活者の受容性 データ流通促進WGについては 生活者への配慮が重要となる 技術的 制度的対応コストが高い こちらからご参照ください B2Bモデルの類型化イメージ 90

91 図表 58 パネル カメラ画像利活用ガイドブック 生活者に理解してもらうための配慮事項を整理 カメラ画像利活用ガイドブック カメラ画像利活用サブワーキンググループ SWG について 設置の背景 カメラ画像については 顧客満足度の向上等の観点で利活用ニーズが高い 事業者は カメラによる撮影にあたっての事前告知等 生活者とのコミュニケーションに課題が あることで カメラ画像の利活用を躊躇 生活者の不安 例えば データの利用目的が分からない 等 を払拭することが必要 事業者がカメラ画像を利活用するにあたっての主な配慮事項を取りまとめるため データ流通促 進WG の配下に カメラ画像利活用SWG 座長 菊池浩明 明治大学教授 を設置し 平成28 年7月から10月にかけ 計4回開催 事業者によるユースケースを基に 課題解決の参考となる情報 を成果物 ガイドブック として整理 カメラ画像利活用ガイドブック ver1.0について ガイドブックの位置づけ 生活者とのコミュニケーション方法を検討する等 生活者と 事業者間での相互理解を構築するための参考とするもの 記載された配慮事項を事業者へ強制するものではない これらを基に 事業者の業界 業態に応じた利活用ルールの 設定を期待 経済産業省ニュースリリース 平成29年1月公開 ガイドブックの対象 個人情報保護法等関係法令を遵守し 個人を特定する目的 以外の目的で カメラ画像の利活用を検討する事業者 防犯目的で取得されるカメラ画像の取扱いは対象外 ガイドブックで取り上げたケース (1) (2) (3) (4) (5) 店舗内設置カメラ 店舗内設置カメラ 屋外に向けたカメラ 屋外に向けたカメラ 駅構内設置カメラ 属性の推定 人物の行動履歴の生成 人物形状の計測 映り込みが発生し得る風景画像の取得 人物の滞留状況把握 適用ケース(2)のイメージ 店舗内全体 カメラ 特定の棚前 行動データ DB 来店者の 行動履歴 利活用の過程毎に 配慮事項を整理 ①基本原則 ②事前告知時 ③取得時 専用センサ (ステレオカメラ等) データ 集計 ④取扱い時 データ 分析 品揃えの充実やマーチャンダイジング 店舗内レイアウト変更等 に活用 91 ⑤管理時

92 図表 59 パネル IoT セキュリティガイドライン IoTデバイス開発者向けにリスクと対策を解説 IoTセキュリティガイドライン IoTセキュリティワーキンググループ WG について 経済産業省及び総務省では IoTを活用した革新的なビジネスモデルを創出していくとともに 国民が安全で安心して暮らせる社会を実現するために必要な取組等について検討を行うことを目 的として IoTセキュリティWG 座長 佐々木良一 東京電機大学教授 を設置 平成28年7月に IoTセキュリティガイドラインver1.0 をリリース IoT推進コンソーシアムとWGの関係 下図赤枠部分 第1回IoTセキュリティWGの様子 IoTセキュリティガイドライン ver1.0について 本ガイドラインは IoT機器やシステム サービスの提供にあたってのライフサイクル 方針 分析 設計 構築 接続 運用 保守 における指針を定めるとともに 一般利用者のための ルールを定めたもの 各指針等においては 具体的な対策を要点としてまとめている IoTセキュリティガイドラインは こちらからご参照ください 92

93 図表 60 パネル展示会場の様子 本イベントにて WG 紹介ブースへ立ち寄りいただいた数はおよそ 100 名であった 来場者の種別も 省庁 自治体 事業者 学生 業界団体等 幅広い層に渡るとともに パネル展示 説明員による説明 チラシ配布により理解を深めていただくことができたとともに 多くの来場者と意見交換を実施することができ 盛況のうちに終了した 来場者から寄せられた主な意見を以下に列挙する 対象パネル データ流通における検討事例集 カメラ画像利活用ガイドブック 図表 61 来場者からいただいた主なご意見 ご意見 IoT では様々な機器がつながることで 新しいデータを業界横断してやり取りすることが特徴である 但し ビジネス化にむけては データの扱いなど 悩みを抱えていたり そもそも何に活用できるのかに悩んでいる事業者も多いので 相談の場があるのはよいことである エブリセンスの回を傍聴した とても参考になった 事例集が公開されたとは知らなかった 参考にする 今後の事例の積み上げに期待している カメラ画像は様々な分野でニーズが高い 農業にも活用できるかもしれないと感じた 本ガイドブックを参考に取り組みたい 防犯目的の多用途流用について触れてもらいたい 車内映像の活用で 交通系 IC カードの無い地域でも乗降数から混雑状況を推測する取り組みをやってみたい サーバーではなくカメラ側で処理する事例も増えているので技術要件でも整理されるとうれしい データの所有権等の整理が難しく もっと事例が欲しい 次年度以降も継続して検討を重ねてほしい 基本的な活用方法だけではなく もっと入り組んだ事例も欲しかった 公的機関で取得している画像データの活用など検討されないのか ( 運転免許証やパスポート写真など ) 93

94 対象パネル IoT セキュリティガイドライン ご意見 セキュリティ対策は 何らかのインシデントが発生したときの対応コストに比べると 安価なものであると思っているが 上層部に説明しても伝わらない 結局後回しになってしまっている 各業界にもっと働きかけてほしい 地方でもセミナーを開催してもらいたい 一般利用者向けの章があるのは良いが もっと踏み込んで書いた方が良い また カメラ画像利活用 SWG については カメラ画像利活用ガイドブック報告会 として 事業者向けの説明会を実施した 本会では ガイドブックでの検討事例とは別 の事例を取り上げ セッション形式での発表を実施した タイトル 図表 62 カメラ画像利活用ガイドブック報告会の概要 カメラ画像利活用ガイドブック (Ver1.0) 報告会 日時平成 29 年 3 月 8 日 ( 水 ) 10:00-11:30 場所 傍聴者数 プログラム 経済産業省別館 9 階 944 各省庁共用会議室 107 名 1. 開会 2. 挨拶経済産業省 3. 挨拶総務省 4. 報告 カメラ画像利活用ガイドブック (Ver1.0) 概要説明 ( 菊地浩明カメラ画像利活用 SWG 座長 ) 5. セッション ガイドブックを踏まえた取り組みの事例紹介 ( 板倉陽一郎カメラ画像利活用 SWG 委員 ) ( 若目田光生日本電気株式会社ビジネスイノベーション統括ユニット主席主幹 ) 事例 1: 混雑予測による事故防止を目的実証 事例 2: 小売店舗における人数カウント 属性推定 行動解析 94

95 図表 63 カメラ画像利活用ガイドブック報告会の様子 IoT Lab Connection の実施分野 産業の壁を越えたデータ利活用を促進する企業連携を促進することを目的とし IoT 推進ラボと連携して 複数テーマを設定したビジネスマッチングイベント Solution Matching を開催した 図表 64 イベントの概要名称テーマ別企業連携 案件組成イベント第 4 回 Solution Matching 日時平成 29 年 3 月 13 日 ( 月 ) 場所一橋講堂 ( 東京都千代田区一ツ橋 学術センター内 ) テーマ 1 フィンテック Financial Technology:IT を活用した金融サービスによる新サービス創出や 異業種 ( 自動車 住宅 流通など ) との融合における新たな価値創造を目指すもの 2 教育学習データ ( ビッグデータ ) の分析による 個人にあった学習プログ 95

96 ラムの提供 e ラーニングの高度化 登下校時の見守りや学習環境の維持などに IoT の活用シーンを想定したもの 3 農業 食品農業では 産業機械の自動走行 ロボット等による作業補助 センシングによる生産量予測などを目指したもの 食品では 店舗から取得したセンシングデータ活用による廃棄ロスの削減 バリューチェーンの最適化などを目指したもの 具体的には IoT 推進ラボ会員企業 団体等から テーマに関し 保有するサービス 製品 技術等のシーズを持つ企業 団体 または 求めるサービス 製品 技術 ビジネスアイデア等のニーズを持つ企業 団体を募集した その後 参加者のシーズ ニーズを一覧化 ( 応募者一覧 ) し 応募者一覧 の中から会いたい相手先を各参加者が選び 事務局がスケジューリングの上 イベント当日に 20 分程度の個社別ミーティングを 1 応募当たり平均 5~6 の個別ミーティングをセッティングした Solution Matching 実施の流れを下図表に示す 図表 65 Solution Matching 実施の流れ 96

97 第 4 回 Solution Matching ではフィンテック 教育 農業 食品をテーマに平成 29 年 3 月 13 日に開催し 254 名 (131 社 団体 ) の参加を得 約 461 件のマッチングを実施した 図表 66 第 4 回 Solution Matching の様子 フィンテック分野では 生体認証 決済などの端末 デバイスを保有する企業 IoT デバイスからのデータを収集しビッグデータ解析するプラットフォームや ブロックチェーンを活用したプラットフォームを保有する企業 AI による判断の自動化や PFM (Personal Financial Management) などのアプリケーションを保有する企業などの参加を得た また 業務効率化や顧客への新たな付加価値創出のための協業先を探す金融機関など既にユーザー / 顧客基盤 ビッグデータを保有する企業の参加も多く得られた 教育分野では ウェアラブルリストバンドや電子黒板などの端末 デバイスを保有する企業 個々人の学習進度に合わせたアクティブラーニング 保育 教育環境のセンシングによる見守りや異常検知 プログラミング学習 IoT 人材育成などのアプリケーションを有する企業などの参加を得た IoT による新たなサービス創出を期待し 学習参考書 資格書などのコンテンツを有する企業からの参加もあった 農業 食品分野では 漁場 農地 中山間地域などを対象とした温湿度 気圧 CO2 濃度 土壌状態などをセンシングする端末を保有する企業 エナジーハーベストな独立型センシングデバイスを保有する企業 ドローンを保有する企業 作物の育成診断 AI を活用した収量予測 作業効率化 ( 農業機械の作業計画立案 ) フードディフェンス 真贋チェック 物流効率化 植物工場などのアプリケーションを保有する企業 IoT 機器の実証実験が可能な農地をフィールドとして持つ企業などの参加を得るとともに 分野横断的に IoT データの流通を仲介プラットフォーム事業者の参加も得た イベント後に開催した参加者へのアンケート調査では 連携先企業が見つかったとする参加者が 15% 継続的に事業企業連携検討を進める相手先が見つかったとする参加者が 7 割を超えた イベント全体の満足度は アンケート回答者の 7 割以上が 満 97

98 足 と回答した ビッグデータを保有する多くの事業者の参加を得られたとともに 分野横断的にデータ流通を仲介する事業者の参加も得られるなど 本イベントを通じて 分野 産業の壁を越えたデータ利活用を促進する企業連携を促進することができた データイノベーションワークショップの実施 IoT は異業種間のデータを連携 活用することで新たな価値を生み出すものであり まずは流通するデータの種類と量を高めることがカギとなる 当協会が今後のデータの利活用の期待等について IoT 推進ラボ会員企業へヒアリングを実施したところ 社会からニーズがあれば 自社で保有しているデータを他社へも積極的に展開していくとともに IoT 推進ラボを活用してデータ利用のアイデア出し 及び具体化に向けて ベンチャー企業や学生等とも協働していきたい という声が多数寄せられている そこで 新たな事業の創出や社会実装の促進につなげるための取り組みとして 自治体や異業種など普段接点のない人達とデータ利活用のアイデア出しを行う データイノベーションワークショップ を実施した 図表 67 データイノベーションワークショップの概要名称データイノベーションワークショップ日時平成 29 年 3 月 13 日 ( 月 ) 場所一橋講堂 ( 東京都千代田区一ツ橋 学術センター内 ) (IoT 推進ラボ合同イベント内にて実施 ) 主催経済産業省協力福島県会津若松市テーマ 1 ヘルスケア 2 地域課題 ( 除雪 ) 参加者数 37 名 ( 大企業 ベンチャー企業 自治体 研究機関 自治体など ) メンター 関治之氏 ( 株式会社 HackCamp 代表 ) 角勝氏 ( 株式会社フィラメント代表 ) 上図表に示した通り ヘルスケア 及び 地域課題 ( 除雪 ) をテーマとして 大企業 ベンチャー企業 自治体 研究機関 学生等の多様な参加者 (37 名 ) が集まって 実際に企業や自治体が収集しているデータをどのように活かせばよいのか等のアイデア出しを行った 参加者は 各テーマ 3 チームずつに分かれ (6 名 1 チーム 5 7 名 1 チーム 1) テーマに関するインプットを受けたのち アイデアの創出を行った なお参加者の多くは事業者であり 革新的かつ現実的なアイデアの創出を目指した 98

99 また 審査員 ( 後述 ) が審査をし 各テーマ 3 チームの中から優秀 1 チームを決定 それぞれ 2 チームは一橋講堂にて アイデアの発表及び表彰を行った イベント当日のタイムテーブルは以下の通りである 図表 68 イベント当日のタイムテーブル 時間 項目 詳細 10:00~10:05 イントロダクション テーマや評価基準についての紹介 10:05~10:15 アイスブレイク チームメンバーの自己紹介 10:15~10:45 テーマについての ヘルスケア インプット 経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課 地域課題 ( 除雪 ) 福島県会津若松市 10:45~12:35 フューチャーランゲ 未来のイメージと現状の問題 悩みの共有 ージ 12:35~13:20 休憩 - 13:20~13:40 アイデアスケッチ フューチャーランゲージで整理した事項を形にするためのアイデア出し 13:40~14:00 体験スケッチボード 創出したアイデアを顧客目線で捉えるための整理 14:00~14:05 休憩 - 14:05~15:00 プレゼンテーション 6 チームによるプレゼンテーション 15:00~15:15 審査 休憩 審査員 2 名により審査を実施 15:15~15:30 まとめ 講評 優秀 2 チームを決定 アンケート 記念撮影 15:30~16:30 講堂発表準備 優秀 2 チームは講堂での発表に向け準備 16:30~16:50 講堂発表 表彰式 講堂での発表 フューチャーランゲージ の実施 フューチャーランゲージ は未来のイメージと現状の問題 悩みを結び付けながら 両者の橋渡しとなる言葉 ( ランゲージ ) を編み出していく手法である 参加者はまず テーマに対する未来のあるべき姿を書きだし 一方で 現状における問題 悩みも書き出す それぞれ似た概念のものをグルーピングし 未来と現状を線で結んで その概念を言語で表した ワーク終了後 各チームの成果物をホワイトボードに貼り 共有した 99

100 図表 69 フューチャーランゲージの様子 アイデアスケッチ の実施それまでの話し合いにて創出されたアイデアを整理するワーク A4 白紙を使用し 1 アイデアを 1 枚にまとめた 1 人 2~3 枚程度 そのアイデアは 誰に対し どのような価値を提供するのか 絵を使いまとめた その後 チーム内でアイデアを共有し プレゼンにて発表するアイデアを選定した 図表 70 アイデアスケッチの様子 体験スケッチボード の作成 創出したアイデアを顧客目線で捉えるためのフォーマットを紹介するとともに シート を活用し各チームプレゼン準備を行った 100

101 図表 71 体験スケッチボード作成の様子 審査 評価基準について 優秀チームを決定するための審査基準は以下の通りである 図表 72 審査 評価基準 上記評価基準に沿って 以下の審査員 2 名による厳正な審査を実施 優秀 2 チーム を決定した また 審査員はメンターとして 各チームのプレゼン準備サポート及び講 堂での発表会時の司会も行った 講堂発表 表彰 優秀 2 チームはワークショップ終了後 一橋講堂にてプレゼンテーションを実施した 受賞チーム等は以下の通りである 図表 73 受賞チームの概要 テーマ チーム名 アイデアの概要 優れていた点 ヘルスケ 全国統一健 健康診断結果を企業が期 健康診断データをクラウドで共 101

102 テーマ チーム名 アイデアの概要 優れていた点 ア 康診断 間内に国に提出する 分析した情報や結果を公表し 偏差値が高い企業には税控除や保険の優遇が 有することによる ビジネス面も含めたエコシステムがプレイヤー毎に具体的にイメージされていた点が評価された うけられる また 公表したデータを活用した新しいビジネスのきっかけになることも期待している 地域課題 ( 除雪 ) みんなの SNOW クレームがでる前に 全体像 ( 自分よりひどい地域あるとお伝えする ) を見せることでクレームを減らすアイデア データを収集して可視化して 機械でできることは機械ですることを目指す 降雪状況や除雪状況などを可視化することで皆が納得できるようにするというコンセプトが評価された また 雪の状況を把握する為に 会津若松市のオープンデータや人の移動データなど 具体的なデータセットが提示されていた 図表 74 講堂での発表 表彰の様子 102

103 アンケート結果 本イベント終了後 参加者へアンケートを実施した ( 回答者数 35) 図表 75 アンケート回答 ( 満足度 ) 結果 上記の通り 参加者の 9 割以上は 満足 という結果となった 今回取り上げたテーマについては 東京ではなじみがない 地方の課題について考えるいいきっかけになった ( 地域課題 ) 健康経営については最近のトレンドですのでテーマとして面白かった ( ヘルスケア ) 等評価する意見があった 一方 課題が大きく 絞りにくかった( 地域課題 ) テーマを狭くしたほうが具体的な意見が出やすいと思った( ヘルスケア ) という声や 全体として 時間が足りなかった との声もあり 今後はテーマ設定の仕方や時間配分 ( 特に発表準備時間 ) については見直す必要がある 参加者数は 37 名と決して多くはなかったが 異業種 多様な組織からの参加を得 また参加者の大半がテーマに興味 関心のある事業者であったため 限られた時間で 非常に有意義で具体的なアイデア創出ができた また テーマを 2 つ設定し 別テーマのチームの参加者とも意見交換をする機会 ( 時間 ) を作ることで 単一テーマで開催したときにはない 多角的な視点 意見を交換することができた 関氏 角氏がアドバイザーとして全てのテーブルに回ったことで 円滑に案出を促すことができた 参加者の満足度は非常に高く 他企業の方が集まっているので アイデア創出のみならず 参加者間のマッチングとしての機能も果たすことができた このような形によるアイデア創出は積極的なデータ利活用の促進に寄与するだろう 一方で 今後 テーマ設定や時間配分 参加者及び優秀チームへのインセンティブ設計を工夫することで より良いアイデアの創出につなげることができると考える 103

104 4.2.4 Web 等を通じた情報発信の仕組み 円滑な運営等の検討 Web 等を通じた情報発信の実施について IoT 推進ラボでは IoT 推進ラボ Web ページ ( 以降 本サイトという ) を平成 27 年度に構築し 以降 運用を続けている 本サイトでは 2 か国語 ( 日本語 英語 ) に対応し 入会案内や 活動報告 (IoT 支援委員会 IoT Lab Connection IoT Lab Selection など ) 関連する公募情報の発信(Lab Demonstration) 等を行った また IoT 推進ラボ会員専用サイト ( 以降 会員サイトという ) では 直近の IoT Lab Selection 応募者の提案内容について 応募者へ許諾を得たうえで会員に共有し IoT プロジェクト組成の為の連携促進を実施したほか IoT Lab Connection への応募及び応募者情報 ( シーズ ニーズ等 ) 一覧の公開や Global Connection にて参加する海外企業の詳細情報を閲覧できるようにした 図表 76 IoT 推進ラボ Web ページ ( トップページ ) 104

105 図表 77 IoT Lab Selection 提案内容共有ページ ( 会員専用ページ ) 図表 78 IoT Lab Connection 応募ページ ( 会員専用ページ ) 105

106 合わせて IoT 推進ラボ会員 10 向けに IoT 支援委員会を始めとしたイベント開催 参加者募集の案内 IoT に関連する公募案内 その他 IoT に関連したイベント案内等 をメールマガジンとして配信した 図表 79 平成 28 年度に配信したメールマガジン一覧 No. タイトル平成 27 年度補正予算 グローバルイノベーション拠点設立等支援事業 に係る公募のご案 1 内第 2 回先進的 IoT プロジェクト選考会議 IoT Lab Selection のプロジェクト募集開始の御 2 案内 3 ビッグデータ分析コンテストに関するアンケート 4 < 再度の御案内 > 第 2 回 IoT Lab Selection の公募説明会を 4/22 に開催します 5 < 再度のご案内 > ビッグデータ分析コンテストに関するアンケート 関連イベントのご案内 始動 Next Innovator 2016( グローバル起業家等育成プログラ 6 ム ) ( 経済産業省 ) 7 経済産業省予算関連 スマート工場実証事業 の公募開始のお知らせ IoT 推進ラボ最新情報 第 2 回 IoT Lab Selection 公募中& 第 2 回 IoT Lab 8 Connection のテーマのご案内 9 新規取組! Lab Demonstration テーマ募集のご案内 IoT 推進ラボ最新情報 第 2 回 IoT Lab Selection 及び IoT Lab Demonstration 10 公募締切迫る 11 第 2 回テーマ別企業連携 案件組成イベント IoT Lab Connection を開催します 12 IoT 推進ラボ最新情報 第 2 回 IoT Lab Selection 及び IoT Lab Demonstration 公募締切迫る 13 IoT 推進ラボ最新情報 第 2 回 SolutionMatching 応募者一覧閲覧のご案内 14 IPA 第 2 回 先進的 IoT プロジェクト支援事業 に係る企画競争 のご案内 15 新規取組! 地方版 IoT 推進ラボ募集開始のご案内 16 応募〆切まであと 9 日! 第 2 回テーマ別企業連携 案件組成イベント IoT Lab Connection を開催します 17 IoT サービス創出支援事業 に係る委託先候補の決定 18 平成 27 年度補正予算 グローバルイノベーション拠点設立等支援事業 に係る公募のご案内 19 東京イスラエル IoT フォーラム のご案内 20 応募〆切まであと 2 日! 第 2 回テーマ別企業連携 案件組成イベント IoT Lab Connection を開催します 21 IoT Lab Demonstration テーマ募集の結果及び第 1 弾 FS 調査に係る公募 のご案内 22 IoT Lab Demonstration に関連する公募 のご案内 23 第 2 回ビッグデータ分析コンテスト開催のご案内 24 7 月 31 日開催 IoT Lab Selection/IoT Lab Connection 傍聴登録のご案内 25 < 再度のご案内 > 7 月 31 日開催 IoT Lab Selection/IoT Lab Connection 傍聴登録のご案内 10 総会員数 2514( 平成 29 年 3 月末時点 ) 106

107 No. タイトル 26 セミナー (IoT セキュリティの実現に向けて ) のご案内 27 < 〆切延長 > 7 月 31 日開催 IoT Lab Selection/IoT Lab Connection 傍聴登録 28 IT エレクトロニクスの総合展示会 CEATEC において 国内外の企業によるビジネスマッチングを開催します1 29 IT エレクトロニクスの総合展示会 CEATEC において 国内外の企業によるビジネスマッチ ングを開催します 2 30 IoT Lab Selection 及び 地方版 IoT 推進ラボ を開催し 受賞者を選定 表彰しました! 31 第 2 回ビッグデータ分析コンテスト開催中! 32 応募受付中! 第 3 回 IoT Lab Connection について 33 IoT 推進ラボ Global Startup Lab イベントのご招待 34 中堅 中小製造業向け IoT ツール募集イベント のご案内 35 グローバルイノベーション拠点設立等支援事業 の公募及び INVEST JAPAN Forum 2016 開催のご案内 36 IoT 推進ラボ最新情報 第 3 回 SolutionMatching 応募者一覧閲覧のご案内 37 < 再度のご案内 > 海外企業計 164 社エントリー!Global Connection のご案内 38 ガジェット JAPAN ( デジタルコンテンツ EXPO2016 内 ) についてのご案内 39 応募〆切まであと 7 日! 第 3 回 IoT Lab Connection(Solution Matching) を開催します 40 セミナー (IoT セキュリティの実現に向けて ) 追加開催のご案内 41 応募〆切まであと 2 日! CEATEC において国内外企業によるビジネスマッチングを開催します 42 応募〆切延長! CEATEC において国内外企業によるビジネスマッチングを開催します 43 日米 VC カンファレンス (MOMENT2016) のご案内 44 IPA 主催 SEC 特別セミナー ( 大阪 ) のご案内 45 経済産業省主催 CBPR システム普及セミナー 事前のご案内 46 IoT 推進ラボ CEATEC 各種イベントのご案内 47 IoT 推進ラボ CEATEC The 2nd Big Data Analysis Contest 表彰式のご案内 48 < 締切延長 > 平成 27 年度補正予算 グローバルイノベーション拠点設立等支援事業 に係る公募のご案内 49 < 再度のご案内 > IoT 推進ラボ CEATEC The 2nd Big Data Analysis Contest 表彰式のご案内 50 < 第 2 回 IoT Lab Selection 先進的 IoT プロジェクト選考会議 ファイナリストへの採択決定のお知らせ> 51 CEATEC 内ラボ関連イベントのご案内 < 再送 > 及びラボ関連記事のご案内 52 経済産業省主催 CBPR システム普及セミナー 参加申し込み開始のご案内 53 中堅 中小企業等イノベーション創出支援プログラム( 飛躍 Next Enterprise) の公募についてのご案内 54 CeBIT ドイツ国際情報通信技術見本市ジャパンパビリオン参加のご案内 55 ものづくり支援プラットフォーム 活用セミナーのご案内 56 新事業創出カンファレンス のご案内 57 デジタルコンテンツ EXPO 2016 のご案内 58 IoT イニシアティブ 2016 のご案内 59 IoT Lab Demonstration( テストベッド実証 ) に関する公募のご案内 60 IoT Lab Demonstration( テストベッド実証 ) に関する公募 ( 医療 健康分野 鉱業分野 ) のご案内 107

108 No. タイトル 61 第 3 回先進的 IoT プロジェクト選考会議 IoT Lab Selection のプロジェクト募集開始の御案内 62 中堅 中小製造業向けの IoT を活用した先進取組事例の募集開始 のご案内 63 IoT Lab Demonstration( テストベッド実証 ) に関する公募 ( 物流 流通 小売 ) のご案内 64 第 3 回先進的 IoT プロジェクト選考会議 IoT Lab Selection の公募説明会を 11/14 に開催します 65 IPA セミナー のご案内 66 IoT Lab Demonstration( テストベッド実証 ) に関する公募 ( セキュリティ 社会インフラ ) のご案内 67 G 空間 WAVE2016 ~g コンテンツワールド~ のご案内 68 スマートホームに係る検討会開催のご案内 69 平成 28 年度補正予算 IoT を活用した新ビジネス創出基盤整備事業 (IoT 活用おもてなし実証事業 ) の公募開始について 70 新しい経済産業指標開発コンテスト のご案内 71 第 3 回 IoT 支援委員会傍聴のご案内 72 IoT Lab Demonstration( テストベッド実証 ) に関する公募 ( 物流 ) のご案内 73 < 再度のご案内 > 第 3 回 IoT 支援委員会傍聴のご案内 74 第 3 回日本ベンチャー大賞公募 のご案内 75 < 再度のご案内 > 第 3 回 IoT Lab Selection 公募中 76 身近な IoT プロジェクト第 2 回会合 のご案内 77 IoT Lab Demonstration( テストベッド実証 ) に関する公募 ( 行政 ) のご案内 78 平成 29 年 3 月 13 日に ビジネスマッチングを開催します 79 < 締切まであと 2 日!> 第 3 回 IoT Lab Selection 公募中 80 IoT を活用した新ビジネス創出基盤整備事業 (IoT 活用おもてなし実証事業 ) イベントのご案内 81 IoT 推進ラボ最新情報 第 4 回 SolutionMatching 応募者一覧閲覧のご案内 82 IT 導入補助金 (IT 導入支援事業者 IT ツール ( ソフトウエア サービス等 ) の募集 についてのご案内 83 第 3 回日本ベンチャー大賞公募 応募期日延長のご案内 84 応募〆切まであと 2 週間! 第 4 回 IoT Lab Connection(SolutionMatching) のご案内 85 Ruby 東京プレゼンテーション 2017 開催(2 月 1 日 ) のご案内 86 応募〆切まであと 1 週間! 第 4 回 IoT Lab Connection(SolutionMatching) のご案内 87 スマートホームに係る検討会 ( 接続検討サブワーキンググループ ) 開催のご案内 88 応募〆切まであと 2 日! 第 4 回 IoT Lab Connection(SolutionMatching) のご案内 89 Global Connection エストニア共和国企業とのビジネスマッチングイベント開催のご案内 90 応募〆切延長!(~1/27 正午 ) 第 4 回 IoT Lab Connection(SolutionMatching) のご案内 91 スマートホームに係る検討会 ( データ利活用サブワーキンググループ ) 開催のご案内 92 平成 28 年度補正予算 IoT を活用した社会システム整備事業 ( スマートホームに関するデータ活用環境整備推進事業 ) の公募開始について 93 < 再度のご案内 >Global Connection 及び IoT Lab Connection 応募期限について 94 サイバーセキュリティ月間 キックオフ シンポジウム のご案内 95 スマートホームに係る検討会( 接続検討サブワーキンググループ第 2 回 ) 開催のご案内 96 3 月 13 日 ( 月 ) 一橋講堂にて データイノベーションワークショップ を開催します 97 日本ベンチャー大賞新事業創造カンファレンス &Connect! のご案内 108

109 No. 98 タイトル 再度のご案内 3 月 13 日 月 一橋講堂にて データイノベーションワークショップ を開 催します 新たな運営方法等の検討について IoT 推進ラボは民主導の組織である そのため 過去には IoT 推進ラボ会員へアン ケート等を実施し それを反映し 会員にとって有益な取り組み イベントの企画 運営 行ってきた 今年度の IoT Lab Connection IoT Lab Selection の実施においては 運営に必要となる機材等を会員企業からスポンサーとして提供いただくことを想定し 今まで以上の円滑な運営 及びマッチング機会の拡大を図るとともに 提供企業は 対会員企業 団体及びマスコミへ PR 広報いただくことができる 具体的には 下表 のようなものを想定している 図表 80 提供元 IoT 推進ラボ会員の運営協力 案 提供内容 活用用途など 株 式 会 社 指紋による生体認証 IoT Lab Selection や IoT Lab Connection の システム11 入退室管理 懇親会費の決済など Liquid 株 式 会 社 スマートチェアサー IoT Lab Selection や IoT Lab Connection で ビス cuxino 12 の着席時の負担軽減 着席状況の確認など Strobo 株 式 会 社 タ 屋内位置情報サー IoT Lab Selection や IoT Lab Connection で グキャスト ビス TAGCAST 13 の詳細情報配信や入退室管理など Liquid指紋認証 TAGCAST屋内位置情報サービス Stroboスマートチェア 株式会社 Liquid Finger print Payment クッシーノ - 座る に革命を起こすスマートチェア IoT 屋内位置情報サービス TAGCAST 109

110 5 全体総括 IoT(Internet of things: モノのインターネット ) で様々な機器やデータ等がつながり 業界横断した活用が進むと ビジネスや社会全般に大きな革新をもたらすと期待されている IHS 社の推定によれば 2013 年時点でインターネットにつながるモノの数は約 158 億個であり 2020 年までに約 530 億個まで増大するとされている 成長率の観点 ( 経済的効果 ) からは アクセンチュアが発表した グローバル CEO 調査 によれば 日本に限ってでも 2030 年までの累積で 100 兆円規模のインパクトを生み出し 様々な分野での IoT が注目されている また IoT ビッグデータ 人工知能(AI) などの技術革新によって データの到達コストが圧縮され モノ作り 交通 医療 農業など 様々な分野でイノベーションが生まれようとしている 既存のビジネスモデルの変革が迫られる中 重要なことは国民の目に見える形で現実社会に展開していくことであり 自前主義に陥ることなく他社とも積極的に連携して 広がりのあるプロジェクトの創出を目指す必要性が高まっている 本事業では これらの産業変革の取り組みを通じて IoT という考え方が実態を持ってきた中で データの提供を希望する事業者のみならず 当該データの利活用を希望する事業者が多数現れてきている状況を踏まえ IoT 推進ラボで実施している 企業連携支援 資金支援 規制改革支援 とも連携して データ流通やセキュリティ等に関する課題の整理 調査を実施することで 我が国における IoT を活用したビジネスモデルの創出や具体的な展開の距離 ( 下図表の赤丸の矢印部分 ) を縮め 業界横断したデータ利活用を後押しすることを目的として推進してきた 図表 81 本事業のスコープ ビジネスモデル創出 本事業のスコープ WG の運営 ( データ流通促進 WG IoT セキュリティ WG など ) 検討結果の普及啓発 (IoT 推進ラボ合同イベントなど ) アプリケーションの構築 ( 新サービスの提供 ) 個人 企業によるサービス利用 展開水平統合型による破壊的なユースケースがもたらすイノベーション ( 経経済済波成及長効 ) 果 シェア拡大 競争による効率化 差別化 14 w /jp-ja/_acnmedia/accenture/jp-ja/docu ments/dotcom/accenture-ceo-briefing-2015-productivity-outcomes-internet-things.pdf 110

111 以下 今年度の総括について述べる 業界 業種を横断したデータ流通の促進について事業者から収集したユースケースを基に BtoB におけるデータ取引の課題となる事象を整理し 事業化を後押しする場として 複数の WG 及び作業部会を設置した データ流通促進 WG では IoT 推進コンソーシアム会員から寄せられた 20 個のユースケースについて議論した 事業者からの相談内容は BtoB データ取引の契約における配慮事項 個人情報やプライバシー情報等を含むデータの取り扱いにおける配慮事項 データの第三者提供時における配慮事項など多岐に渡っていた 本 WG では 下図表のとおり 法的な観点や社会受容性の観点等から 事業推進の後押しとなる助言を行った 図表 82 データ流通促進 WG の助言の観点 観点法制度の対応プライバシー保護等の対応 概要流通するデータの扱いについて 法的観点からどのような対応をすればよいかなど法的には問題ないが 社会受容性等の観点からどのような対応をすればよいかなど 本 WG で相談があった事業者に共通していたことは 事業リスクの捉え方として 法を守ることのみならず 消費者の信頼をどのようにしたら得ることができるのか ということである 具体的には データの扱い等について 適法性の担保のみならず 生活者のプライバシー侵害や 生活者が望まない形でデータが利用されることに対する漠然とした不安等からの炎上リスク ( レピュテーションリスク ) 等も視野に入れなければ 我が国では継続的なビジネスを展開できない と考えているということである この点について 本 WG 委員からは 事業者が配慮すべき範囲は 法制度の観点のみならず プライバシー保護等の観点からも リスク分析を実施することが望ましいこと 特に 炎上リスクは消費者がどう感じるかによる部分が大きいため 消費者に対する姿勢が重要であり 具体的な対応として 取得する情報は必要最低限に止めるとともに 利用目的 利用範囲 ( 第三者提供の有無 匿名加工情報としての扱いの有無などを含む ) 等を本人にわかりやすく示し 合わせて情報の扱いについて透明性の担保 ( 本人からの問い合わせ 苦情に対応するために専用の窓口を設ける等 ) を行うことで 本人との信頼関係を構築することが求められる等の助言を行っている 本 WG で相談があった事業者は これらの助言を受けて 利用規約の改訂や消費者に対する対応の改善等の検討 実施を行うなど ビジネス化へ前進できたという声が多く寄せられている 111

112 他方 流通するデータについて 当該情報単体では個人情報 プライバシー情報等が含まれず かつ他の情報と照合することにより 容易に特定の個人を識別することができないデータ ( 統計データ等 ) である場合は 予め生活者等の同意を得ることなく利用できるため 積極的に活用して問題ないが 本当にそれでよいのか といった相談も数多くあったことは 諸外国と比較して 我が国の事業者がデータ利活用に躊躇してしまっていることの象徴であろう 本 WG では 相談があった当該事業者のみならず データ流通を伴う BtoB ビジネスを検討している他の事業者に対しても後押しするために 助言があった内容を社名が特定できないように整理した上で 新たなデータ流通取引に関する検討事例集 として公開することで データ利活用を後押しすることができた 今後も産官学が連携し データ流通に関する環境整備 ( このように対応すれば大丈夫であるというお墨付きのようなものを与えることなど ) を実施することが 我が国の事業者が求めていることではないか また データ流通促進 WG で相談があった事例の中で 特に多く寄せられたのが 社会環境に設置されたカメラ画像の利活用に関するものと プラットフォームを介したデータ取引に関するものであった 我が国においてこのようなビジネス事例は豊富にないが 今後 創出していくにあたって必要となるものを検討するために それぞれ作業部会を設置し 想定されるユースケースをベースとしてそれぞれガイドラインを作成 公開した 今後は これらを基に 事業者の業界 業態に応じた利活用ルールの設定が行われることを期待する 以上 これからの取り組みについて IoT 推進ラボとも連携し データ利活用促進イベントを実施し 成果報告 及び事業者との意見交換等を行うことによって 業界 業種を横断したデータ流通を促進できた 他方で 本事業の取り組みを通じて IoT の利活用を推進する上での課題や今後改善すべき事項も明らかとなった 詳細を以下に述べる 新たなデータ流通の促進及び継続的なビジネス化の支援について IoT は異業種間のデータを連携 活用することで新たな価値を生み出すものであり まずは流通するデータの種類と量を高めることがカギとなる 当協会が今後のデータの利活用の期待等について IoT 推進ラボ会員企業へヒアリングを実施したところ 社会からニーズがあれば 自社で保有しているデータを他社へも積極的に展開していくとともに IoT 推進ラボを活用してデータ利用のアイデア出し 及び具体化に向けて ベンチャー企業や学生等とも協働していきたい という声が多数寄せられている そこで 本事業において 新たな事業の創出や社会実装の促進につなげるための取り組みとして データイノベーションワークショップ 及びデータ連携 SWG を実施した データイノベーションワークショップでは ヘルスケア及び地域課題 ( 除雪 ) をテーマに 自治体や異業種など普段交流のない人達とデータ利用のアイデア出しを行った 112

113 図表 83 データ利活用促進イベントで創出されたアイデアテーマ創出されたアイデア ( 抜粋 ) ヘルスケ経営者の健康経営に対する意識向上を目的として 全国の各健康保険組ア合から集めた健診データを評価し 企業にフィードバックする事業 ( 全国統一健康診断サービス ) 健康経営に取り組む企業を優遇する保険商品の提供や 健康経営コンサルティング等 派生した取り組みも期待できる 地域課行政や市民等が協力 ( 共助 ) した除雪の取り組み 自治体が保有している題 ( 除除雪走行情報 除雪コスト情報等を活用して 積雪状況の可視化 積雪予雪 ) 測等を行うとともに 除雪ボランティアのマッチングサービス等を行う 今後は これらのアイデアを具体化するためのビジネスモデルの作成を行い 具体的な展開 ( モノづくり 自治体等と連携した具体的な実証等 ) につなげることが重要である 具体的には ビジネスモデルキャンバス等の手法を用いて ビジネスの全体像を俯瞰的に捉え ビジョン ターゲットユーザー 想定課題 ソリューション 活用データ等に細分化し 継続的に事業を実施するための仕組みを整理する必要があるのではないか 第 3 回 IoT Lab Selection においてグランプリを獲得した Coaido 株式会社 は 過去の経済産業省事業 15 において Coaido のビジネスモデルを他の事業者等と一緒になって考え ビジネスモデルキャンバスを作成している これが現在の Coaido のビジネスモデルの基礎となっていることからも IoT を活用したビジネス創出の後押しとなる取り組みとして重要ではないか 図表 84 ビジネスモデルキャンバスのイメージ ( 平成 26 年作成の Coaido のモデル ) 15 平成 26 年度電子経済産業省構築事業 ( オープンデータを活用したビジネス化の支援に関する調査 研究 ) 113

114 また データ連携 SWG では エブリセンスジャパン 株 の EverySense16 オムロ ン 株 の Senseek17 等に代表されるように 様々な IoT データの流通を仲介するプ ラットフォーム市場が創出され始めてきている状況で データの取扱いやルールが異 なるデータ市場が乱立することは 市場全体の成長が鈍化するため回避すべきである との認識から 各プラットフォーム事業者同士が相互連携するために 協調領域として 定めておくこと データカタログの必要性 プラットフォーム間接続など を議論し デー タ連携ガイドブック 仮称 として取りまとめた 今後は データ市場そのものの検討を行うために 他のプラットフォーム事業者の参 入を促すために求められる事項 IoT データプラットフォームを運用する際に 法的に 遵守しなければならないこと 及び利用者が安心して利用するために必要なこと等 に ついて明らかにし 上記ガイドブックや データに関する取引の推進を目的とした契 約ガイドライン 経済産業省 平成 27 年 10 月 18 の改訂を行う必要があるのではない か 図表 85 IoT データプラットフォーム市場に求められるもの IoTデータプラットフォーム市場 今年度のSWGで検 討した部分 相互連携するために 協調領域として定めておくこと データカタログ プラットフォーム間接続など 利用者が安心して利用するために必要なこと データ提供者 購入者の信頼性 データの信頼性 取引の信頼性など IoTデータプラットフォームを運用する際に 法的に遵守しなければならないこと 今年度のSWGで検 今後検討が必要な 討する部分 部分 データに関する取引の当事者が 契約締結時に留意すべきポイントをチェックリスト形式で整理

115 6 おわりに IoT Internet of Things という用語は 1999 年にケビン アシュトンが初めて使っ たとされ 当初は RFID による商品管理システムをインターネットに例えたものであった が スマートフォンやクラウドコンピューティングが広まり この環境全体を表現する概 念として転用された19 IoT は様々なモノがネットワークにつながること自体に価値があ るとともに モノ センサー等 から取得 集積される多種 膨大なデータを 業界横断し て活用することで これまで結びつきがなかった人 データ プロセス モノが位置情 報と時間情報を背景に相互につながり 今まで提供できなかった価値を生み出すもの である 図表 86 人 データ プロセス モノがつながる世界 モビリティ / テレマティクス ファイナンス&スマート契約 スマートシティ エネルギーマネジメント レジリエンス社会 インフラの監視 AIによる情報活用の高度化 産業の高度化 自動化 新しい ワークスタイル&ライフスタイル ビッグデータで統合される様々なインテリジェンス ライフログ ロジスティックス デバイス & センサー情報 シェアリングエコノミー 位置情報 & 時間情報 今後我が国において 生産人口が減少していく中で経済成長を維持するためには 個人 企業の実世界での活動から取得されるデータについて 協調領域と競争領域を 峻別し 企業等の枠を越えてそれらを共有 活用することが必要不可欠となる 例えば 公共インフラの維持については 地下埋設物 橋梁 道路 メーター等にセンサーを 組み込み 交通量 環境 気象や地殻変動など の状況から人工知能を用いた工事 判断 及びロボット制御された工機が自動運転で工事を実施するなどが考えられる 19 %B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88 115

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