様式第三 認定事業再構築計画の内容の公表 1. 認定した年月日平成 17 年 9 月 16 日 2. 認定事業者名ユーエフジェイ信用保証株式会社 3. 認定事業再構築計画の目標 (1) 事業再構築に係る事業の目標 ユーエフジェイ信用保証株式会社 ( 平成 18 年 1 月 1 日 三菱 UFJ 住宅

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1 平成 17 年 9 月 16 日 ユーエフジェイ信用保証株式会社の事業再構築計画のポイント ユーエフジェイ信用保証 は UFJ 銀行を引受先とした第三者割当増資を行うことにより財務体質改善を図るとともに 大口事業性ローン保証事業の会社分割を実施し 住宅ローン保証事業に特化することで 経営基盤の抜本的な強化を図ります さらに オートスコアリングシステムの高度化や要注意案件検知システムの開発 導入などにより 保証事業の収益力の向上を図ります 支援措置 UFJ 銀行 登録免許税の軽減 1 金銭による吸収分割 2 1 増資 2 吸収分割 大口事業性ローン保証 3 信用保証業務プロセスの高度化 迅速化を進める 生産性の向上 自己資本当期純利益率を 94.1% ポイント向上 財務内容の健全性 有利子負債/ キャッシュフロー 経常収支比率 100% 以上 10 倍以内 事業革新 オートスコアリングシステムの高度化や要注意案件検知システムの開発 導入により保証 1 件当たりの販売費を 37% 低減する 従業員の推移 211 名 192 名 (19 名減 ) ( 新規採用 31 名 ) 出向 1 名 転籍及び解雇の予定はなし 計画の実施期間 平成 17 年 9 月 ~ 平成 20 年 8 月

2 様式第三 認定事業再構築計画の内容の公表 1. 認定した年月日平成 17 年 9 月 16 日 2. 認定事業者名ユーエフジェイ信用保証株式会社 3. 認定事業再構築計画の目標 (1) 事業再構築に係る事業の目標 ユーエフジェイ信用保証株式会社 ( 平成 18 年 1 月 1 日 三菱 UFJ 住宅ローン保証株式会社に商号変更予定 以下 UFJ 信用保証 という ) は 主として親会社である株式会社ユーエフジェイ銀行 ( 以下 UFJ 銀行 という ) の住宅ローンに対する信用保証業務を営んでおり 同行のローン戦略上 中核を担う重要な会社である 企業の資金調達の多様化に伴い銀行離れが進む中 国内金融機関は個人取引を中心とするリテール部門の強化を推進している 特に住宅ローンマーケットにおける競争は 公的金融機関の直接融資業務の廃止方針が出されるなど 民間事業者としてのマーケット拡大が期待されることから 金融機関のみならず異業種からの事業参入が進んでいる そのような中 UFJ 銀行においても 住宅ローン事業の強化に取組んでおり 今後は住宅ローン保証の取組額が大幅に増加することが見込まれ 信用保証事業の強化が必要となっている 一方 UFJ 信用保証の損失計上の主因であった大口事業性ローン保証事業への対応や自己資本が信用リスクに見合っていないことなど当社が抱える諸問題を解決するため UFJ 信用保証の再構築が必要であるとの認識のもと 大口事業性ローン保証事業のリスクを切り離し さらに 保証残高に相応しい財務基盤を保持する方策について 検討してきた また UFJ 銀行は株式会社東京三菱銀行 ( 以下 東京三菱銀行 という ) と統合を予定しており 保証会社の見直しは東京三菱銀行の系列保証会社であるダイヤモンド信用保証株式会社 ( 以下 ダイヤモンド信用保証 という ) との統合協議を踏まえた検討が必要となった その結果 保証会社の償却 引当基準を統一し 統合後の新銀行における新規住宅ローン保証はUFJ 信用保証に集中すること ダイヤモンド信用保証は既存保証分の管理等を行っていくことで合意している 以上の検討の結果 UFJ 信用保証は償却 引当基準の統一化を展望し 引当強化を実施するとともに増資による財務体質改善を実施する 加えて UFJ 信用保証が小口ローン等住宅ローン保証事業に特化し 営業競争力の強化を図るため 大口事業性ローン保証事業の会社分割を実施する また 取組案件が大幅に増加することに対応するためオートスコアリングシステムの高度化や要注意案件検知システムの開発 導入などにより 信用保証業務プロセスの高度化 迅速化を進め 保 - 1 -

3 証事業の収益力の向上と経営基盤の抜本的な強化を図る (2) 生産性の向上を示す数値目標 生産性の向上としては平成 20 年度には平成 16 年度に比べて 自己資本当期純利益率を 94.1% ポイント程度向上させることを目標とする 4. 認定事業再構築計画の内容 (1) 事業再構築に係る事業の内容 1 中核的事業信用保証事業 ( 住宅ローン保証事業 ) 2 選定理由 UFJ 信用保証の最大の保証先であるUFJ 銀行では保証付住宅ローンを今後の業務の柱の一つと位置付け 強力に推進する計画である また UFJ 銀行は当局の認可を前提として 平成 18 年 1 月に東京三菱銀行と統合を予定しているが 新銀行における中核信用保証会社はUFJ 信用保証とすること 統合以降 新銀行の新規保証は全てUFJ 信用保証に集中することで合意している さらに 新銀行においても引き続き保証付住宅ローンを強力に推進する予定である 上記事業に関する収益が営業収益の大部分を占めており UFJ 銀行ならびに新銀行におけるローン戦略上 上記事業は重要な役割を担っているとともに 今後はその収益を大きく伸ばすことが可能であると判断している したがって 今後の収益の柱として同事業に経営資源を集中し 経営基盤の一層の強化に取組んでいく方針であり 中核的事業に選定した 3 事業再構築に係る事業の内容 UFJ 信用保証は UFJ 銀行より増資を受け 財務体質の改善を図ると共に 住宅ローン保証会社として将来のリスク負担能力を確保すべく 自己資本の充実を図る UFJ 信用保証は 中核的事業であるUFJ 銀行向け住宅ローン保証事業に特化するため 会社分割により大口事業性ローン保証事業を分離する なお 分離する大口事業性ローン保証事業は UFJ 銀行が承継し管理 回収業務に特化する ( 事業の構造の変更 : 増資 分割 ) 増資 増資の概要 増資前の資本金 :1 億円増加する資本金 :550 億円 ( 資本準備金 :550 億円 ) - 2 -

4 増資の方法 : 株式会社ユーエフジェイ銀行に対する第三者割当増資増資予定日 : 平成 17 年 9 月 27 日 会社分割 ~ 関係当局等の許認可を前提とする 分割会社 名称 : ユーエフジェイ信用保証株式会社 ( 平成 18 年 1 月 1 日三菱 UFJ 住宅ローン保証株式会社に商号変更予定 ) 住所 : 東京都新宿区西新宿一丁目 6 番 1 号代表者の氏名 : 代表取締役社長大野榮治資本金 ( 増資後資本金 ):551 億円 承継会社 名称 : 株式会社ユーエフジェイ銀行住所 : 愛知県名古屋市中区錦三丁目 21 番 24 号代表者の氏名 : 代表取締役頭取沖原隆宗資本金 :1 兆 2,585 億 82 百万円 会社分割により発行される株式等を引き受ける者 ユーエフジェイ信用保証株式会社なお 本吸収分割に際しては UFJ 銀行はUFJ 信用保証に対し 新株の発行に代えて金銭を交付することとし 交付する金銭の額については 第三者機関の意見等を踏まえ 両社の協議により決定する 分割予定日 株主総会決議 : 平成 17 年 11 月中旬 ( 予定 ) 分割期日 : 平成 17 年 12 月下旬 ( 予定 ) 分割の方法 物的分割による吸収分割 ( 事業革新 ) これまで オートスコアリングシステム ( 自動審査システム ) を導入し 審査期間の短縮と審査効率化を進めてきた その結果 平成 16 年度には 全社においてオートスコアリングシステムを稼動させ 自動審査化率は52% となり 販売費は 導入前の平成 13 年度に比べ46% の削減となっている 今 - 3 -

5 後は 取組案件が大幅に増加することが見込まれることから 自動審査化率の更なる向上と正式審査期間の短縮を図るため 以下のとおり オートスコアリングシステムに連動する 個人信用情報システム の高度化 効率化を進めるとともに UFJ 銀行と共同でオートスコアリングシステムと連動する 要注意案件検知システム を開発 導入し 審査業務の効率化を図る 個人信用情報システムの判定精度高度化 既にオートスコアリングシステムに連動させている 個人信用情報システム について 顧客申告情報と個人信用情報のマッチング機能を新たに追加することや 個人信用情報システムの属性マッチング機能を高性能化するシステムを新たに開発することで オートスコアリングシステムの自動審査化率を向上させる その結果として 人による審査件数を削減し更なる販売費の削減と スピード審査案件 ( 最速 10 分での事前審査回答 ) の拡大により営業競争力の強化を実現させる 要注意案件検知システムの開発 導入 現在 要注意案件については 保証審査後に人による確認で発見し 必要な調査を行っている 今後 取扱案件が大幅に増加することが見込まれることで 確認作業が増加するとともに 信用リスク 回収コスト等が増加する懸念がある そこで 新たに保証審査時に要注意案件について検知を行う 要注意案件検知システム を開発し オートスコアリングシステムに連動することで 保証審査時に高い精度で要注意案件を抽出するとともに 保証審査にあたり確認すべき事項の洗い出しを行い 要注意案件の人による審査業務の効率化を図る また 本システムの導入により 要注意案件の保証を回避することで信用リスク 回収コスト等の極小化も実現する 以上の取り組みにより 平成 20 年度において 保証 1 件当たりの販売費を平成 16 年度に比べ37% 削減する (2) 事業再構築を行う場所の住所 ユーエフジェイ信用保証株式会社本社東京都新宿区西新宿一丁目 6 番 1 号 (3) 関係事業者該当なし (4) 事業再構築を実施するための措置の内容別表のとおり - 4 -

6 (5) 事業再構築の実施時期事業再構築の開始時期及び終了時期開始時期 : 平成 17 年 9 月終了時期 : 平成 20 年 8 月 (6) 事業再構築に伴う労務に関する事項 1 事業再構築の開始時期の従業員数 211 名 2 事業再構築の終了時期の従業員数 192 名 3 事業再構築に充てる予定の従業員数 192 名 43 中 新規に採用される従業員数 31 名 5 事業再構築に伴い出向または解雇される従業員数 出向予定人員数解雇予定人員数 1 名なし (7) その他該当なし - 5 -

7 別表 事業再構築の措置の内容 措置事項 実施する措置の内容及びその実施する時期 期待する支援措置 事業の構造の変更資本の相当程度の ユーエフジェイ信用保証株式会社の増資 租税特別措置法第 増加による中核的 増資の概要 80 条の2( 認定事業 事業の開始 拡大 増加前の資本金 :1 億円 再構築計画等に基づ 又は能率の向上 増加後の資本金 :551 億円 ( 資本準備金 550 億円 ) き行う登記の税率の 増資方法 : 株式会社ユーエフジェイ銀行に対する第三者 軽減 ) 割当増資増資予定日 : 平成 17 年 9 月 27 日 会社分割による事 ユーエフジェイ信用保証株式会社の大口事業性ローン保証事業の 法第 12 条の9( 合併 業の縮小又は廃止 株式会社ユーエフジェイ銀行への分割 等に際してする特定 ~ 関係当局等の許認可を前提とする 金銭等の交付に関す 1 分割会社 る特例 ) 名称 : ユーエフジェイ信用保証株式会社 ( 平成 18 年 1 月 1 日三菱 UFJ 住宅ローン保証株式会社に商号変更予定 ) 住所 : 東京都新宿区西新宿一丁目 6 番 1 号 代表者の氏名 : 代表取締役社長大野榮治 資本金 ( 増資後 ):551 億円 2 吸収先 ( 承継先 ) 名称 : 株式会社ユーエフジェイ銀行 住所 : 愛知県名古屋市中区錦三丁目 21 番 24 号 代表者の氏名 : 代表取締役頭取沖原隆宗 資本金 :1 兆 2,585 億 82 百万円 3 分割予定日 株主総会決議 : 平成 17 年 11 月中旬 ( 予定 ) 分割期日 : 平成 17 年 12 月下旬 ( 予定 ) 4 分割の方法 物的分割による吸収分割とする 5 分割により発行される株式等を引き受ける者 ユーエフジェイ信用保証株式会社なお 本吸収分割に際して UFJ 銀行は UFJ 信用保証に対し新株の発行に代えて金銭を交付することとし 交付する金銭の額については 第三者機関の意見等を踏まえ 両社の協議により決定する - 6 -

8 事業革新 第 2 条第 2 項 これまで オートスコアリングシステム ( 自動審査システム ) を導入 第 2 号ハ し 審査期間の短縮と審査効率化を進めてきた その結果 平成 16 年度には 全社においてオートスコアリングシステムを稼動させ 自動審査化率は 52% となり 販売費は 導入前の平成 13 年度に比べ 46% の削減となっている 今後は 取組案件が大幅に増加することが見込まれることから 自動審査化率の更なる向上と正式審査期間の短縮を図るため 以下のとおり オートスコアリングシステムに連動する 個人信用情報システム の高度化 効率化を進めるとともに UFJ 銀行と共同でオートスコアリングシステムと連動する 要注意案件検知システム を開発 導入し 審査業務の効率化を図る 個人信用情報システムの判定精度高度化 既にオートスコアリングシステムに連動させている 個人信用情報システム について 顧客申告情報と個人信用情報のマッチング機能を新たに追加することや 個人信用情報システムの属性マッチング機能を高性能化するシステムを新たに開発することで オートスコアリングシステムの自動審査化率を向上させる その結果として 人による審査件数を削減し更なる販売費の削減と スピード審査案件 ( 最速 10 分での事前審査回答 ) の拡大による営業競争力の強化を実現させる 要注意案件検知システムの開発 導入 現在 要注意案件については 保証審査後に人による確認で発見し 必要な調査を行っている 今後 取扱件数が大幅に増加することが見込まれることで 確認作業が増加するとともに 信用リスク 回収コスト等が増加する懸念がある そこで 新たに保証審査時に要注意案件について検知を行う 要注意案件検知システム を開発し オートスコアリングシステムに連動することで 保証審査時に高い精度で要注意案件を抽出するとともに 保証審査にあたり確認すべき事項の洗い出しを行い 要注意案件の人による審査業務の効率化を図る また 本システムの導入により 要注意案件の保証を回避することで信用リスク 回収コスト等の極小化も実現する 以上の取り組みにより 平成 20 年度において 保証 1 件当たりの販売費を平成 16 年度に比べ 37% 削減する - 7 -

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