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1 本日はご多用のところ お集まりいただき 誠にありがとうございます それでは 決算概要について 説明させていただきます 1

2 最初に 第 3 四半期の決算概要をご説明します 今回は 3 ヶ月ベースの業績を中心に説明いたします 2

3 第 3 四半期の決算のポイントは ご覧の 2 点であります 1 点目は 中期計画のテーマであります赤字事業の改善が 着実に進んだことなどにより 営業利益が前年から大きく増加したことであります 特に テレビ パネル事業や 小型二次電池事業の収益改善が大きく寄与しておりますが この第 3 四半期におきましても 回路基板事業の縮小や 半導体事業の再編を決定するなど 課題事業の抜本改革を 着実に進めております また 全社を挙げた固定費の削減や 合理化推進などの取り組みも 増益の下支えとなっております 2 点目は 事業構造の転換が着実に進捗している点です 重点分野として取り組んでいる住宅関連事業は国内で 車載事業は国内 海外ともに 収益を伴って 順調に売上が拡大しております 一方で 課題のデジタルコンシューマー関連事業につきましては 収益重視の事業展開を進めていることから 特に海外において 売上規模が縮小しております 3

4 第 3 四半期の決算概要は ご覧の通りであります 売上高は 前年比 110% の増収となりましたが 為替影響を除いた実質ベースで見ますと 99% わずかに減収となっております 営業利益は 1,166 億円と 前年から 820 億円増加 大きく改善いたしました 税引前利益 当期純利益につきましても それぞれ 前年から増加しております 4

5 こちらは 第 3 四半期累計の決算概要であります 売上高 営業利益は 3 ヶ月ベースとほぼ同様の傾向となっております 税引前利益につきましては 前年度第 2 四半期に多額の事業構造改革費用を計上した影響で 当期純利益は これに加え 同じく前年度第 2 四半期に 繰延税金資産の取崩しを実施した影響で それぞれ大幅に改善しております 5

6 続いて 第 3 四半期の 営業利益の主な増減要因を 前年との比較でご説明します 実質ベースの売上減に伴い 30 億円の悪化がありましたが 固定費の圧縮により 500 億円改善しております 固定費圧縮の中には 2012 年度に実施した構造改革の効果約 70 億円が含まれております また 価格低下を上回る材料合理化で 300 億円の良化 為替の変動による 50 億円のプラス影響があり 合計では 820 億円の増益となりました 6

7 営業利益の増減を セグメント別に見ますと ご覧のとおりになります 全てのセグメントで増益となりましたが 特に 事業構造改革の取組み等により黒字転換した AVC ネットワークスと 車載関連が好調なオートモーティブ & インダストリアルシステムズが大きく改善しております セグメントごとの実績につきましては 後ほど ご説明いたします 7

8 こちらのスライドは 第 3 四半期の売上高の増減を 主要商品別に示したものです 為替の影響を除いた実質ベースでは ハウジングシステム インフォテインメント エナジーシステムなど 住宅 車載関連商品の販売は順調に増加したものの テレビなどのデジタルコンシューマー関連商品の販売減や 事業譲渡の影響による売上減などがあったことから 実質的には 100 億円 わずかに減収となっております 8

9 次に 営業外損益等です 表の下の方 事業構造改革費用は 381 億円 回路基板事業に関わる固定資産の減損等を計上しております この結果 税引前利益は 996 億円 当期純利益は 737 億円となりました なお 法人税等が増加しておりますのは 前年同期において 国内子会社の再編に伴い 繰延税金資産を再計上したことによるものです 9

10 続いて フリーキャッシュフローと ネット資金の状況です 左側のグラフ 第 3 四半期累計のフリーキャッシュフローは 2,782 億円となり 既に年間目標である 2,000 億円を上回っております セグメント別の実績は 下の表の通りとなります また 右側のグラフ ネット資金の状況は 第 3 四半期末でマイナス 3,466 億円 前年度末の水準から 2,967 億円の良化となりました 財務体質の改善は 着実に進んでおります 10

11 次に セグメント別の状況をご説明いたします ご覧のように 3 ヶ月ベースでは 全てのセグメントにおいて 増益となっております 11

12 はじめに アプライアンス 製販連結ベースでの実績です 売上は 国内における消費税増税前の需要増などにより ルームエアコン 冷蔵庫等 BtoC 事業の売上が好調に推移したことに加え 円安の効果もあり 前年比 115% の増収となりました 営業利益は 円安による海外工場からの持帰り収支の悪化を 増販に伴う利益増と コスト削減などでカバーし 前年から 8 億円増加の 154 億円となりました 12

13 次に エコソリューションズ です 売上は 前年比 110% の増収 国内における 消費税増税前の駆込み需要の刈り取り等により 全ての事業部で増収となりました 営業利益は 増販に伴う利益増に加え コスト削減等の取組みで 円安によるマイナス影響をカバーし 前年から 78 億円増加の 321 億円となりました 13

14 続いて AVC ネットワークス 製販連結ベースの実績です 売上は 前年比 106% の増収 これまでの事業構造改革の取組みや 需要の低迷に伴い BtoC 事業の売上が減少しましたが BtoB 事業の着実な販売増と 円安の効果でカバーし 増収となっております 営業利益は BtoB 事業の増販に伴う利益増に加え テレビ パネル事業や 携帯電話における事業構造改革の効果 流通部門の改革による固定費削減効果などにより 前年から大きく改善 117 億円と黒字転換しております 14

15 こちらは 主要な課題事業の実績です テレビ パネル事業の損益は 81 億円の赤字となりました パネル事業における 非テレビ用途展開の推進や固定費削減 セット事業における 不採算機種の絞込みや合理化推進 流通部門の改革による固定費削減効果などにより 前年から 174 億円の改善となりました パナソニックモバイルコミュニケーションズ につきましては BtoC 向けスマートフォンの新製品開発を休止したことにより 売上は前年比 60% と 大きく減少 一方 営業利益は 固定費の削減により 52 億円改善し 11 億円と 黒字転換しております 15

16 最後 オートモーティブ & インダストリアルシステムズ です 売上は 前年比 114% の増収 国内外における自動車生産が好調に推移し インフォテインメント事業部などの 車載関連事業の販売が増加したことに加え 円安の効果もあり 増収となりました 営業利益は 車載関連事業の増販に伴う利益増に加え 円安によるプラス影響などにより 大幅に改善し 282 億円となりました 16

17 主要な課題事業の実績はご覧の通りです セミコンダクター事業部の売上は 車載関連の販売増と円安の効果により 前年比 109% の増収 営業利益は 固定費削減の取組み等により 前年からは改善したものの マイナス 54 億円と 依然として 赤字の状況が続いております 小型二次電池事業部は リチウムイオン電池におきまして ノート PC 向けが低調となったものの 車載 産業向けの販売が大きく伸長したことにより 売上は前年比 118% の増収 営業利益は 限界利益の良化や 円安のプラス影響があり 45 億円改善の 19 億円と 黒字転換しております 17

18 最後に セグメント別の年間業績見通しについてご説明します 2013 年度年間の業績見通しにつきましては 昨年 10 月に修正をいたしましたが その際 セグメント別の見通しを公表しておりませんでしたので 本日時点の見通しについて 内容を説明させていただきます 18

19 修正後の見通しは ご覧のとおりであります 営業利益をセグメントごとに見ますと エコソリューションズは 消費税増税前の駆込み需要に伴う販売増により 昨年 7 月時点の見通しを上回る見込みですが アプライアンス AVC ネットワークス オートモーティブ & インダストリアルシステムズはそれぞれ 悪化する見込みであります アプライアンスは 円安のマイナス影響や エアコン事業部の業績悪化が 主な要因となっております AVC ネットワークスでは BtoB 事業は堅調ですが プラズマディスプレイの事業終息や DSC の想定以上の市況悪化による減販影響が響いております オートモーティブ & インダストリアルシステムズは 車載関連事業が好調に推移しているものの セミコンダクター事業部 回路基板事業部の大幅な悪化が影響しております 19

20 こちらは 主要な課題事業の見通しです 営業利益を 昨年 5 月の公表値との比較で見ますと テレビ事業部は 円安によるマイナス影響が大きく 47 億円の悪化となる見込みですが 為替影響を除いたベースでは 順調に改善しております パナソニックモバイルコミュニケーションズ の悪化は 国内スマートフォン事業の不振によるものですが 新製品の開発を既に休止しており 下期は黒字化する見込みであります セミコンダクター事業部につきましては 組織再編等の事業構造改革に伴う 在庫の評価減などにより マイナス 278 億円と 大きな赤字を見込んでおります 小型二次電池事業部は 主に車載向けの販売好調により 良化を見込んでおります 各事業 それぞれの経営環境を踏まえて 適切な対応をしており 構造転換は着実に進んでおります 今後も 赤字事業の撲滅に向け 抜本改革を進めてまいります 20

21 ご説明は以上になります 今後も 当社へのより一層のご理解と ご支援をお願いいたします 21

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