n_201202
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- ゆき たなせ
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1 平成 24 年 7 月 18 日 No 明治安田生命保険相互会社総合法人業務部団体年金コンサルティング室 TEL: 今号のコンテンツ NO 内容関連制度 1 運用関連 厚生年金基金 の資産運用に関する規制改正等について厚年基金 DB DC ポイント 1. 厚生年金基金規則及びガイドライン等の一部改正案が公表され 意見募集を開始 厚生労働省では AIJに絡む年金資産消失を契機に発足した有識者会議 ( 全 8 回 ) での議論を踏まえて 厚生年金基金の資産運用規制の一部改正を検討していましたが 平成 24 年 7 月 13 日に厚生年金基金規則及びガイドライン等の一部改正案が公表され 意見募集 ( パブリックコメント ) を開始しました 2. 改正の主な概要 公布の日から施行 オルタナティブ投資を行う場合 投資の目的 基本ポートフォリオにおける投資の位置づけ 固有のリスクなどを 運用の基本方針 に規定することを義務化 また 運用受託機関の選任 商品の選定に関する留意事項をガイドラインに明記 基金の役職員の職務に係る倫理に関する規程の制定を義務化 平成 25 年 4 月 1 日から施行 基本ポートフォリオの策定を義務化 運用の基本方針 に集中投資に関する方針を定め 厚労大臣への届出を義務化 資産運用委員会の構成員に 金融または経済に関する学識経験者や実務経験者を加えることを義務化 1
2 1 運用関連 厚生年金基金 の資産運用に関する規制改正等について厚年基金 DB DC 厚生労働省では 厚生年金基金等に関する資産運用 財政運営に関する有識者会議 ( 以下 有識者会議 といいます ) での議論を踏まえ 厚生年金基金の資産運用規制の一部改正を検討していましたが 平成 24 年 7 月 13 日に 厚生年金基金規則及び 厚生年金基金の資産運用関係者の役割及び責任に関するガイドラインについて ( 通知 ) 等の一部改正について に関する意見募集 ( パブリックコメント ) が開始されました 以下に主な概要をご案内いたします 意見募集期間平成 24 年 7 月 13 日 ( 金 ) から平成 24 年 8 月 20 日 ( 月 ) まで ( 意見募集の詳細な内容につきましては 次をご参照ください ) ( 1. 改正の趣旨厚生年金基金の資産運用については 各基金が自己責任の下で自主的に運用を行なうことを基本原則とし 厚生労働省から受託者責任等について 厚生年金基金の資産運用関係者の役割及び責任に関するガイドラインについて ( 通知 )( 以下 ガイドライン といいます ) が示されてきました しかし 資産運用の手法も多様化 複雑化し 金融市場の変動幅も大きくなる中で 資産運用規制のあり方も時代に即した内容とする必要が生じています また いわゆる AIJ 問題を契機として 受託者責任の徹底も必要となってきていることから 今般 厚生年金基金規則及びガイドライン等について改正が行なわれるものです 従来 基金 ガイドライン 各基金がガイドラインに基づき 自己責任の下で自主的に運用を行なう 資産運用の手法の多様化 複雑化 金融市場の変動幅拡大 資産運用規制のあり方を時代に即した内容への改正の必要性 受託者責任の徹底の必要性などの運用環境の変化 有識者会議 今般 厚生年金基金規則及びガイドライン等についての改正 2
3 2. 改正の主な概要 以下は 7 月 13 日に公表された改正案を整理したものです 全基金共通 受託者責任の明確化 資産管理運用体制の強化 公布の日から施行予定 忠実義務の徹底 公的年金制度の一部を代行する公共性の高い事務を行うことにかんがみ 国家公務員倫理規程に準拠した 基金の役職員の職務に係る倫理に関する規程の制定を義務化 受託機関の選任に関する留意事項 選任の際行う受託機関に対するヒアリングは 投資判断を行なうファンドマネージャー等を含めることが望ましく 必要に応じ運用コンサルタントや資産運用委員会等からのヒアリングを行なうことが望ましい 受託機関に関する評価基準の追加 受託機関の評価基準として次の留意事項を追加ア. 定量評価の基準アクティブ運用においては シャープレシオやインフォメーションレシオ等の指標にも留意しなければならないイ. 定性評価の基準 ( 例 ) 投資方針 : 合理性や一貫性等組織人材 : 意思決定の流れや責任所在の明確性人材の定着度と継続性等運用フ ロセス : 投資方針との整合性等事務処理体制 : リスク管理体制の適切性等コンフ ライアンス : 法令や運用ガイドライン遵守体制の整備状況等 平成 25 年 4 月 1 日から施行予定 分散投資の徹底 政策的資産構成割合の策定を義務化 過度に特定の受託機関に集中しないよう 集中投資に関する規定を 運用の基本方針 に盛り込むことを義務化 分散投資を行なわない合理的理由がある場合は 理由を運用の基本方針に規定し加入員等に周知 運用の基本方針を厚生労働大臣あて毎事業年度の資産運用業務報告書に添付して届出を義務化 資産運用業務報告書の大幅見直しと提出期限の変更 (5/15 9/30) 資産管理運用業務に携わる役職員の資質向上 運用執行理事をはじめとする管理運用業務に携わる者は 管理運用業務に関する専門的知識及び経験等の程度に応じ 企業年金連合会等が実施する資産運用に係る研修を受講しなければならない 基金のガバナンス 情報開示の強化 代議員会への報告事項として次を追加ア. 受託機関の選任状況や評価結果イ. 受託機関のリスク管理状況や運用結果ウ. 理事や職員の研修受講状況並びに自己研鑽の状況 基金の管理運用体制の状況エ. 理事会における議事の状況 加入員等への業務概況の周知事項として 資産運用委員会の議事の概要等を追加 管理運用業務に関する情報開示にあたり 代議員会への報告事項や加入員等への業務概況の周知事項 事業主への情報提供事項について できる限り平易な表現を用いなければならない 3
4 公布の日から施行予定 平成 25 年 4 月 1 日から施行予定 運用コンサルタント等の要件を新設 基金が契約を締結する運用コンサルタント等は 金融商品取引法第 29 条の規定による投資助言 代理業を行なう者としての登録を受けて 外部の専門家等による支援体制 いる者でなければならない 運用コンサルタントと契約を締結する際には 当該運用コンサルタントと運用機関との契約関係の有無を確認しなければならない 資産運用委員会の体制強化 資産運用委員会の構成員に 金融又は経済に関して高い識見を有する者その他の学識経験を有する者を加える 資産運用委員会の議事は記録にとどめて保存する他 理事は当該議事の概要について直近の代議員会に報告し加入員等に周知しなければならない オルタナティブ投資を行う基金 ( 上記に加えて必要な事項 ) 公布の日から施行予定 運用基本方針へ規定しなければならない事項 当該オルタナティブ投資を行う目的や政策的資産構成割合における位置づけとその割合等 運用受託機関の選任にあたっての留意事項 資産管理運用体制の強化 ア. 当該運用受託機関の組織体制に関する事項組織の概況 意思決定プロセスの流れ コンプライアンス等の内部統制体制 監査体制等イ. 当該運用受託機関の財務状況等に関する事項財務状況の推移 運用受託実績等の推移 一般に適正と認められる格付機関等による評価状況等 運用商品の選定にあたり 商品の内容等についての説明を求め 確認しなければならない事項 ( 共通事項例 ) リターンの源泉とリスク 時価の算出の根拠と報告の方法等 ( 個別運用商品例 ) ア. 外国籍私募投資信託等海外のファンドを用いた投資を行なう場合ファンド監査の有無 資産管理機関と事務処理機関の役員の兼職等の人的関係や資本関係イ. 先物取引 オプション等のデリバティブ ( 金融派生商品 ) を用いた投資を行なう場合レバレッジ ( 少額の投資でより多くのリターンを目指す運用手法 ) によるリスク 4
5 有識者会議報告書の中で必要とされた 基金が定める監事監査規程 や 行政の監査要鋼 の見 直し等については 今回の改正案には含まれておりません 上記のとおり 今回意見募集にかけられた改正案は 資産運用規制に係る部分だけです 有識者会議で議論された 1 厚生年金基金の財政運営のあり方 予定利率の見直しや積立不足への対応 ( 給付減額や解散基準 ) 2 厚生年金基金制度等のあり方 代行制度の意義 代行割れ問題への対応 総合型厚生年金基金の課題 中小企業の企業年金のあり方 等については 法律や政省令等に関する事項が多いこともあって 改正案の公表には一定の時間を要するものと思われ 来年の通常国会への法案提出に向けて 今年の秋以降に開催される社会保障審議会年金部会で議論されるものと予想されます なお 資産運用規制に係る改正案については 厚生年金基金だけでなく 確定給付企業年金制度にも適用されることが考えられますが 公表された意見募集は 厚生年金基金制度に関する改正案に限定されています 確定給付企業年金制度への適用の有無等については 確認が取れ次第 改めてご案内させていただく予定です 5
金融監督等にあたっての留意事項について*事務ガイドライン*第三分冊:金融会社関係
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平成 29 年度 厚生年金保険法第七十九条の八第二項に基づく国家公務員共済組合連合会にかかる管理積立金の管理及び運用の状況についての評価の結果 概要 平成 30 年 12 月 財務省主計局給与共済課 1 KKR の管理積立金の運用の状況 平成 29 年度における KKR の管理積立金の運用実績は 収益率が 6.06% 収益額が 4, 000 億円である また 平成 29 年度末における KKR の管理積立金の運用資産額は
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2018.2 No.598 本題 確定給付企業年金の資産運用ルールの見直しについて... P1 コラム 確定給付企業年金における中途脱退者の移換事務について... P6 確定給付企業年金の資産運用ルールの見直しについて 1. はじめに一昨年 (2016( 平成 28) 年 ) から昨年 (2017( 平成 29) 年 ) にかけて開催された社会保障審議会企業年金部会において 確定給付企業年金 (DB)
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確定給付企業年金に係る資産運用関係者の役割及び責任に関するガイドライン の見直し 資産運用ガイドラインの位置づけとこれまでの経緯 資産運用ガイドラインは 現行法のもとで資産運用関係者に課されている善管注意義務 忠実義務について 業務を行う場面を想定して具体的な行動指針を記述したものである 資産運用ガイドラインは法令そのものではなく 資産運用関係者が職務を全うするために留意すべき事項を示したもの 1.
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厚生年金基金等の資産運用 財政運営に関する有識者会議報告 平成 24 年 7 月 6 日 Ⅰ. はじめに 本有識者会議は いわゆる AIJ 問題を契機として顕在化した厚生年金基金等 の企業年金をめぐる課題について 資産運用と財政運営の両面からこれまでの施策を検証し 今後の見直しの方向性について検討することを目的として本年 4 月 13 日に設置され 以来 8 回にわたり審議を重ねてきた 審議に当たっては
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財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する内閣府令 の取扱いに関する留意事項について ( 内部統制府令ガイドライン ) 平成 23 年 3 月金融庁総務企画局 このガイドラインは 財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する留意事項 ( 制定 発出時点において最適と考えられる法令解釈 運用等 ) を示したものである 第一章 総則 1-1 財務計算に関する書類その他の情報の適正性を確保するための体制に関する内閣府令
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京都社会福祉事業企業年金基金への移行に関する手続書類 ( 確定給付企業年金制度 (DB 制度 ) への移行手続き ) 期限内の提出をお願いいたします 提出期限 : 2015 年 5 月 15 日 ( 厳守 ) 京都社会福祉事業企業年金基金 / 一財 ) 京都府民間社会福祉施設職員共済会 京都社会福祉事業企業年金基金への移行手続きに関する届出書 年月日一財 ) 京都府民間社会福祉施設職員共済会理事長殿共済会受付印欄京都社会福祉事業企業年金基金の規約等に賛同しましたので
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