計画改訂の趣旨 社会構造が大きく変化し 少子高齢化が進む中 生活環境の改善や医療の進歩などにより 平均寿命が延びている一方で 肥満や糖尿病などの生活習慣病が増加しており 健康づくりや疾病予防の重要性はますます高まっています 子どもから高齢者まで すべての県民が 健やかな生活をおくるために ヘルスプロ

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1 第 2 次 健康おかやま 21 セカンドステージ 概要版 平成 30(2018) 年 3 月 岡山県

2 計画改訂の趣旨 社会構造が大きく変化し 少子高齢化が進む中 生活環境の改善や医療の進歩などにより 平均寿命が延びている一方で 肥満や糖尿病などの生活習慣病が増加しており 健康づくりや疾病予防の重要性はますます高まっています 子どもから高齢者まで すべての県民が 健やかな生活をおくるために ヘルスプロモーションの概念に基づいた 県や市町村 関係団体 県民が目指すべき方向と基本的施策を明示する 第 2 次健康おかやま21 を策定し 健康づくりを進めてきました こうした基本的な考え方はそのままに 今までの取組の状況や目標達成状況の中間評価を実施することで 今後 5 年間に取り組むべき課題や方向性を明確にし すべての県民が生き活きと生活できるよう 第 2 次健康おかやま21 セカンドステージ として改訂いたしました 計画の位置づけ 健康増進法第 8 条に基づく都道府県健康増進計画です 計画の期間 平成 30(2018) 年度から平成 34(2022) 年度までの 5 年間 基本理念 すべての県民が健康で生きる喜びを感じられる長寿社会の実現 子どもから高齢者まで すべての県民が生きる喜びを感じながら 元気に地域で暮らしつつ 自分や家族の健康の維持と増進に積極的に取り組む健康長寿社会の実現を図ります 基本目標 平均寿命の延伸を上回る健康寿命の延伸 第 2 次健康おかやま21 セカンドステージ では 平均寿命の延伸を上回る健康寿命の延伸を基本目標としています 本県では 次の 3 指標を参考にして 健康寿命の延伸の評価を行います

3 岡山県の現状 平均寿命 : 男性 歳 女性 歳 ( 厚生労働省 平成 27(2015) 年 都道府県別生命表 ) 健康寿命 1 日常生活に制限のない期間の平均 男性 歳 女性 歳 国民生活基礎調査における あなたは現在 健康上の問題で日常生活に何か影響があり ますか の問いに対して ない の回答を健康な状態 ある の回答を健康でない状態とし て算出します 2 自分が健康であると自覚している期間の平均 男性 歳 女性 歳 国民生活基礎調査における あなたの現在の健康状態はいかがですか の問いに対して よい まあよい ふつう の回答を健康な状態 あまりよくない よくない の回答を健康 でない状態として算出します 3 日常生活が自立している期間の平均 男性 歳 女性 歳 介護保険の要介護度における 要介護 1まで を健康な状態 要介護 2から 5まで を健 康でない状態として算出します ( 厚生労働科学研究費補助金による健康寿命の指標化に関する研究班算出平成 25(2013) 年 ) 基本的な方向 (1) 生活習慣病の発症予防と重症化予防 生活習慣病を予防するために 規則正しくバランスのとれた食生活や運動習慣の定着 適正体重の維持 禁煙の促進 多量飲酒の防止など一次予防に関する施策を推進するとともに 定期的な健 ( 検 ) 診の受診や 重篤な合併症の予防 早期発見 早期治療と治療継続のための施策を推進します (2) 社会生活を営むために必要な心身機能の維持及び向上 健康長寿の達成には 社会生活を営むために必要な機能を維持していくことが重要であり 子どもの頃から適切な生活習慣を身につけることや 周りの人と良好な人間関係を築く力など 良い生活習慣を確立するための取組が必要です 働き盛りの世代では 健康に対する意識を高め 生活習慣の改善と健 ( 検 ) 診受診の習慣化に努めます また 高齢者では 活動量が低下したことによる廃用症候群 食欲の低下や咀嚼嚥下機能の低下による低栄養などに注意をして 適度な運動と適切な食生活をすることで身体機能の低下を防ぐことが必要であり 生産活動や地域活動の取組を促進することで さらに健康の保持増進を図ります (3) 健康を支え 守るための社会環境の整備 個人の健康は 個人を取り巻く環境 ( 家庭 学校 地域 職場等 ) から大きな影響を受けます 地域住民が互いに信頼し 支え合う関係が 心だけでなく身体の健康にも好影響を与えることが明らかになっています 本県では 岡山県愛育委員連合会や岡山県栄養改善協議会などの健康づくりボランティアが根付いており 地域において健康づくりに係る普及啓発と合わせて きめ細かく身近な人に声をかけ 人と人をつなぐ役割を担っています 多くの関係団体とこうしたヘルスプロモーション活動を活発に展開し ソーシャルキャピタルが豊かになるような取組を活性化させ 人々が心身の健康づくりに取り組む施策を推進します

4 主要な生活習慣病の予防 がんがんは 昭和 57(1982) 年以降 本県の死因の第 1 位であり 死亡数の約 1/4 を占めており 増加しています がんは 生活習慣 生活環境の改善により 予防できるものがあり 早期発見 早期治療を徹底することで死亡数を減少させることができます がんを予防するためには 喫煙等の生活習慣の改善や 肝炎ウイルス等の感染防止が重要であり 早期発見し 治療に結びつけるためには がん検診の定期的な受診が必要です がん検診の受診率は 肺がん 大腸がんについては改善していました がん検診については 特定健診との同時実施など 受診しやすい体制づくりを進めます ( 図 ) 国民生活基礎調査によるがん検診の受診率 ( 岡山県の年次推移 ) 対象年齢 40~69 歳 ( 子宮頸がん :20~69 歳 ) 平成 19 年 (2007) 平成 22 年 (2010) 平成 25 年 (2013) 胃がん肺がん大腸がん子宮頸がん乳がん ( 出典 : 厚生労働省 国民生活基礎調査 ) 糖尿病糖尿病は 代表的な生活習慣病であり 全国的にも本県でも増加傾向にあります 糖尿病の予防には適切な食事と運動 休養を確保し 適正な体重を維持することが重要です また 糖尿病は重症にならない限り自覚症状はほとんどないため 定期的な健診の受診が必要です 糖尿病が強く疑われる者の割合は増えており 糖尿病や合併症予防に関する情報について SNS など を活用して若い世代に普及啓発するとともに 重症化を防ぐため 保健指導のレベルアップを図ります ( 図 ) 糖尿病が強く疑われる者の割合 (30 歳以上 ) 総数男性女性 全国

5 脳血管疾患 心疾患等脳血管疾患 心疾患は がんや肺炎と並ぶ主要死因であり 介護が必要となる主な原因疾患でもあります 主な危険因子は 高血圧 脂質異常 喫煙 糖尿病で これらの予防または改善に向けて 生活習慣を改善するとともに 必要な医療を受ける必要があります メタボリックシンドローム予備群は 男性では全国に比べて高くなっています 特に働き世代に対して 重点的な啓発が必要であり 自分の適正体重を知り 体重や家庭血圧を計るセルフモニタリングをする習慣を進めていきます ( 図 ) メタボリックシンドロームの状況 ( 男性 40~60 歳代 ) 全国 全国 強く疑われる者 予備群 40 代 50 代 60 代 生活習慣の改善 栄養 食生活栄養 食生活は健康の保持 増進の基礎であり 生活習慣病を予防するためには 栄養バランスの良い適量の食事を規則正しくとることが重要です 全国調査よりも肥満者の割合が高くなっており 野菜の摂取量は 262.3g と前 回調査より量が減り 全国よりも少なかったので 野菜をしっかり食べる 適正体 重を維持する 朝食を毎日食べる等を県民運動として取り組んでいきます ( 図 ) 女性肥満者 (BMI25 以上 ) の割合 平成 16 年 全国 ~ 60 歳代総数 40 代 50 代 60 代 男性 女性 (g) 全国 平成 16 年 (2004) 全国 ( 図 ) 野菜摂取量 (20 歳以上 ) (g) 男性 女性

6 身体活動 運動 身体活動や運動量が多い人は 生活習慣病の発症や要介護に至るリスクが低いだけでなく 気分転換やストレス解 消につながることで こころの健康の一次予防としても有効です 1 日の歩数が 4,000 歩未満の者は男性 29.1% 女性 37.7% と増加しているため 運動習慣のない人に 対しては プラス 10 分身体を動かすことやもう 1,000 歩 歩くことを健康づくりボランティアと連携して 地域で普及啓発を進めていきます ( 図 ) 歩数分布 総数総数男性男性女性女性 ,000 歩未満 2,000~ 4,000 歩未満 4,000~ 6,000 歩未満 6,000~ 8,000 歩未満 8,000~ 10,000 歩未満 10,000 歩以上 ( 出典 : 岡山県 県民健康調査 ) 休養 こころの健康 こころの健康を保つためには 適度な運動 バランスのとれた栄養 食生活に加え 休養が必要とされており 現代で は いかにストレスと上手につきあうかが こころの健康に欠かせない要素となっています ストレスにうまく対応できない者は 40 代以外減少していますが ストレス解消方法や十分な睡眠をと るための導入法 休養の重要性について普及啓発を進めます ( 図 ) 不安 悩み ストレス 苦労などをうまく解消できていない者の割合 総数 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代以上 男性 男性 女性 女性

7 飲酒 飲酒は生活習慣病のリスク要因の一つとされており 過度な飲酒は健康に悪影響を及ぼし QOL( 生活の質 ) を低下 させます 生活習慣病を予防するためには節度ある適度な飲酒が重要です 生活習慣病のリスクを高める飲酒をしている者の割合は女性で減少しましたが 適量飲酒 休肝日の 設け方や適切なお酒の飲み方について 普及啓発を図ります ( 図 ) 生活習慣病のリスクを高める飲酒量を摂取している者の割合 男性 女性 全国 喫煙 喫煙は がんや循環器疾患 ( 脳卒中 虚血性心疾患等 ) 呼吸器疾患などの原因となり 受動喫煙も 肺がんのほか 循 環器疾患や子どもの喘息などの原因となります 成人の喫煙率は 前回調査とほぼ変わらず 男性で 30 代 女性で 40 代が高くなっていました このう ち 禁煙をしたい人が 禁煙方法に容易にアクセスできるよう周知を図るとともに 未成年者に喫煙を開 始させない取組を実施します ( 図 ) 成人の喫煙率 ( 図 ) 喫煙状況 平成 16 年 (2004) 男性女性総数 ( 出典 : 岡山県 県民健康調査 ) ( 出典 : 岡山県 県民健康調査 ) 歯と口の健康 歯の喪失の主な原因はむし歯と歯周病であり その予防が重要です 歯と口の健康を守るためには 歯みがきや定期 健診受診の習慣づけなど 幼少期から高齢期までの生涯を通じた取組が必要です 定期的に歯科健診を受診している者は 前回調査より増加していますが 目標値には達しておらず 市町村や関係機関と連携して 口腔ケアの重要性やむし歯予防 歯周病予防とともに 受診の啓発が実施できるよう推進体制の整備を図ります ( 図 ) 定期的に歯科健診を受けている者 成人全体 (n=1,962) はい いいえ ( 出典 : 岡山県 県民健康調査 )

8 目標値一覧 ( 抜粋 ) 分野目標現状値目標値 がん 糖尿病 脳血管疾患 心疾患等 栄養 食生活 身体活動 運動 休養こころ 飲酒 喫煙 歯の健康 がん検診の受診率の向上 精密検診の受診率の向上 特定健康診査 特定保健指導の実施率の向上 胃がん 肺がん 大腸がん 男性 49.2% 60% 女性 40.4% 60% 男性 54.9% 60% 女性 51.6% 60% 男性 45.1% 60% 女性 41.4% 60% 子宮頸がん女性 47.1% 60% 乳がん女性 47.4% 60% 胃がん 82.4% 90% 以上 肺がん 78.4% 90% 以上 大腸がん 68.0% 90% 以上 子宮頸がん 66.5% 90% 以上 乳がん 90.6% 90% 以上 特定健康診査の実施率 44.8% 70% 特定保健指導の実施率 18.5% 45% 糖尿病が強く疑われる者の割合の減少 12.8% 減少 高血圧の改善 脂質異常症の減少 収縮期血圧の平均値 脂質異常症 ( 総コレステロール 240mg/dl 以上の者の割合 ) 脂質異常症 (LDL コレステロール 160mg/dl 以上の者の割合 ) 男性 136mmHg 133mmHg 女性 135mmHg 126mmHg 男性 7.1% 11.0% 女性 15.4% 16.0% 男性 7.1% 10.4% 女性 12.3% 13.7% メタボリックシンドロームの該当者及び予備群の減少 34.0% 3% 適正体重を維持している人の増加 20 ~ 60 歳代男性の肥満者の割合 33.1% 25% 40 ~ 60 歳代女性の肥満者の割合 24.7% 17% 食塩摂取量の減少 9.5g 8g 野菜と果物の摂取量の増加 朝食を毎日食べる者の割合の増加 野菜摂取量の平均値 262.3g 350g 果物摂取量 100g 未満の者の割合 67.6% 30% 朝食を毎日食べる児童 生徒の割合の増加 小学生 91.7% 100% 中学生 85.3% 100% 低栄養傾向 (BMI20 以下 ) の高齢者の割合の増加の抑制 18.9% 22% 日常生活における歩数の増加 運動習慣者の割合の増加 20 ~ 64 歳 65 歳以上 20 ~ 64 歳 65 歳以上 男性 8,068 歩 9,000 歩 女性 6,520 歩 8,500 歩 男性 5,502 歩 7,000 歩 女性 4,859 歩 6,000 歩 男性 14.7% 40% 女性 10.6% 30% 男性 29.3% 50% 女性 23.3% 50% ストレスにうまく対応できない者の割合の減少 12.0% 減少 自殺者の減少 ( 人口 10 万人当たり ) 15.7 人 14 人 生活習慣病のリスクを高める飲酒をしている者 (1 日当たりの純アルコールの摂取量が男性 40g 以上 女性 20g 以上の者 ) の割合の減少 男性 13.7% 11.7% 女性 4.6% 4.0% 成人の喫煙率の減少 ( 喫煙をやめたい人がやめる ) 16.7% 12% 禁煙 完全分煙実施施設認定数の増加 2,606 件 3,000 件 口腔機能の維持 向上 60 歳代における咀嚼良好者の増加 85.0% 増加 定期的に歯科健診を受けている者の増加 33.7% 50% 以上 発行 : 岡山県保健福祉部健康推進課 岡山市北区内山下 TEL: FAX:

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