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1 平成 30 年度税制改正の概要について ( 事業承継税制 )

2 ( 参考 ) 現 の事業承継税制の概要 事業承継税制とは が 上場会社の株式等を先代経営者から相続 は贈与により取得した場合において 経営承継円滑化法における都道府県知事の認定を受けたときは 相続税 贈与税の納税が猶予され 相続開始等により免除される特例制度 平成 25 年度改正 (27 年 1 施 ) により親族外承継を対象化 < 認定の要件 > 中 企業者であること 上場会社 俗営業会社でないこと 従業員が1 名以上いること 資産管理会社に該当しないこと 先代 同族で過半数の議決権保有 同族内筆頭 ( を除く ) 代表者であったこと 贈与時に代表者でないこと 相続の直前に役員であったこと 贈与 まで続けて3 年以上役員に就いていたこと 贈与時に代表者であること 制度概要 これまでの認定件数相続 1,143 件贈与 864 件 ( 平成 20 年 10 平成 29 年 6 末 ) 相続税の納税猶予制度 が納付すべき相続税のうち 相続により取得した 上場株式等 ( 注 ) に係る課税価額の 80% に対応する額が納税猶予される ( 注 ) 相続前からが既に保有していた議決権株式等を含め 発 済議決権株式総数の 2/3 に達するまでの部分に限る 贈与税の納税猶予制度 が納付すべき贈与税のうち 贈与により取得した 上場株式等 ( 注 ) に係る課税価額の全額に対応する額が納税猶予される ( 注 ) 贈与前からが既に保有していた議決権株式等を含め 発 済議決権株式総数の 2/3 に達するまでの部分に限る 申告期限から5 年間は 以下の要件を満たして事業を継続することが必要 ( 満たせなかった場合は全額納付 ) 1 雇 の8 割以上を5 年間平均で維持 平成 25 年度改正 (27 年 1 施 ) 前は 雇 の8 割以上を毎年維持 2 が代表を継続 3 先代経営者が代表者を退任 ( 有給役員として残留可 ) 贈与税 平成 25 年度改正 (27 年 1 施 ) 前は先代経営者が役員を退任 4 同族で過半数の議決権を保有 5 が同族内で筆頭株主 6 対象株式を継続して保有 7 上場会社 俗営業会社 資産管理会社に該当しないこと等 ( 注 ) 俗営業会社 とは 性 俗関連特殊営業に該当する事業を営む会社 5 年経過後は 以下の要件を満たすことが必要 1 対象株式を継続して保有 ( 譲渡した場合は 譲渡した株式の割合分だけ納付 ) 2 資産管理会社等に該当しないこと ( 満たせなかった場合は 全額納付 ) 等 1 等

3 中 企業経営者の次世代経営者への引継ぎを 援する税制措置の創設 拡充 ( 事業承継税制 ) ( 相続税 贈与税 ) 事業承継の際の贈与税 相続税の納税を猶予する 事業承継税制 を 今後 5 年以内に承継計画 ( 仮称 ) を提出し 10 年以内に実際に承継を う者を対象とし 抜本的に拡充 1 対象株式数 猶予割合の拡 2 対象者の拡 3 雇 要件の弾 化 4 新たな減免制度の創設等を う 拡充 税制適 の り 要件を緩和 事業承継に係る負担を最 化 納税猶予の対象になる株式数には2/3の上限があり 相続税の猶予割合は80% は事業承継時に多額の贈与税 相続税を納税することがある 税制の対象となるのは の先代経営者から のへ贈与 相続される場合のみ 対象株式数の上限を撤廃し全株式を適 可能に また 納税猶予割合も100% に拡 することで 承継時の税負担ゼロに 親族外を含む複数の株主から 代表者である ( 最 3 ) への承継も対象に 中 企業経営の実状に合わせた 多様な事業承継を 援 税制適 後のリスクを軽減 将来不安を軽減し税制を利 しやすく が 主廃業や売却を う際 経営環境の変化により株価が下落した場合でも 承継時の株価を基に贈与 相続税が課税されるため 過 な税負担が じうる 税制の適 後 5 年間で平均 8 割以上の雇 を維持できなければ猶予打切り 不 の中 雇 要件は中 企業にとって きな負担 売却額や廃業時の評価額を基に納税額を計算し 承継時の株価を基に計算された納税額との差額を減免 経営環境の変化による将来の不安を軽減 5 年間で平均 8 割以上の雇 要件を未達成の場合でも 猶予を継続可能に ( 経営悪化等が理由の場合 認定 援機関の指導助 が必要 ) 以上のほか 相続時精算課税制度の適 範囲の拡 及び所要の措置を講じる 2

4 中 企業経営者の次世代経営者への引継ぎを 援する税制措置の創設 拡充 ( 事業承継税制 1 対象株式数上限等の撤廃 )( 相続税 贈与税 ) では 先代経営者から贈与 / 相続により取得した 上場株式等のうち 議決権株式総数の 2/3 に達する部分までの株式等が対象 ( 贈与 / 相続前からが既に保有していた部分は対象外 ) 例えば 相続税の場合 猶予割合は 80% であるため 猶予されるのは 2/3 80%= 約 53% のみ 対象株式数の上限を撤廃 ( 2/3 3/3 ) 猶予割合を 100% に拡 することで 事業承継時の贈与税 相続税の現 負担をゼロにする 改正概要 納税猶予の対象になるのは 発 済議決権株式総数の 2/3 までであり 相続税の納税猶予割合は 80% そのため 実際に猶予される額は全体の約 53% にとどまる 2/3 0.8 = 約 53% 猶予される割合 1/3 猶予対象外 2/3 0.2 対象株式数の上限を撤廃し議決権株式の全てを猶予対象とする 猶予割合を100% に拡 事業承継に係る 銭負担はゼロとなる 3

5 中 企業経営者の次世代経営者への引継ぎを 援する税制措置の創設 拡充 ( 事業承継税制 2 雇 要件の抜本的 直し )( 相続税 贈与税 ) では 事業承継後 5 年間平均で 雇 の 8 割を維持することが求められている 仮に雇 8 割を維持出来なかった場合には 猶予された贈与税 相続税の全額を納付する必要がある 制度利 を躊躇する要因となっている雇 要件を実質的に撤廃することにより 雇 維持要件を満たせなかった場合でも納税猶予を継続可能に ( 雇 維持が出来なかった理由が経営悪化 は正当なものと認められない場合 認定 援機関の指導 助 を受ける必要がある ) 改正概要 22 従業員数 贈与時 25 (8 割基準 =20 ) 年間の雇 平均が 8 割未達の場合 猶予された税額を全額納付 5 年平均 16 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 5 年間の雇 平均が 8 割未達でも猶予は継続 5 年平均 8 割を満たせなかった場合には理由報告が必要 経営悪化が原因である場合等には 認定 援機関による指導助 の必要 4

6 では の先代経営者から のへ贈与 相続される場合のみが対象 親族外を含む複数の株主から 代表者である ( 最 3 ) への承継も対象に 中 企業経営の実状に合わせた 多様な事業承継を 援 改正概要 中 企業経営者の次世代経営者への引継ぎを 援する税制措置の創設 拡充 ( 事業承継税制 3 対象者の拡充 ) ( 相続税 贈与税 ) 贈与者は先代経営者に限定せず 複数でも可能とする 同族関係者 先代経営者 配偶者 第三者 同族関係者 先代経営者 配偶者 第三者 贈与贈与贈与贈与 対象とならない 贈与贈与贈与贈与 ( 男 ) ( 次男 ) 1 の先代経営者から 1 のへの贈与のみが対象 ( 男 ) ( 次男 ) ( ) 複数の ( 最 三 ) を対象とする 代表権を有しているものに限る 複数 で承継する場合 議決権割合の 10% 以上を有し かつ 議決権保有割合上位 3 位までの同族関係者に限る 5

7 10年 15年 では が 主廃業や売却を う際 経営環境の変化により株価が下落した場合でも 承継時の株価を基に贈与 相続税を納税するため 過 な税負担が じうる 売却額や廃業時の評価額を基に納税額を再計算し 事業承継時の株価を基に計算された納税額との差額を減免 経営環境の変化による将来の不安を軽減 制度概要 中 企業経営者の次世代経営者への引継ぎを 援する税制措置の創設 拡充 ( 事業承継税制 4 経営環境変化に応じた減免 ) ( 相続税 贈与税 ) 2.0 億円 1.8 億円 1.6 億円 1.4 億円 1.2 億円 1.0 億円 0.8 億円 0.6 億円 0.4 億円 0.2 億円 0.0 億円承承継時の株価総額 2 億円 承継時5年 継前納税猶予額約 1 億円 25 年後の売却価格 1.2 億円 20年 再計算 X 社の株価総額の推移 ( イメージ図 ) 売却額に基づいた税額約 0.6 億円25年 事業承継時の株価を元に贈与税額 相続税額を算定し 猶予取消しとなった場合には その贈与税額 相続税額を納税する必要がある 経営環境の変化を す 定の要件を満たす場合において 事業承継時の価額と差額が じているときは 売却 廃業時の株価を基に納税額を再計算し 減免可能とすることで将来不安を軽減 贈与税額 1(20,000 万円 -110 万円 ) 55%-640 万円 =10,299.5 万円 2(12,000 万円 -110 万円 ) 55%-640 万円 = 5,899.5 万円 6

8 中 企業経営者の次世代経営者への引継ぎを 援する税制措置の創設 拡充 ( 事業承継税制 5 相続時精算課税制度の適 範囲の拡 ) ( 相続税 贈与税 ) では 相続時精算課税制度は 原則として直系卑属への贈与のみが対象 事業承継税制の適 を受ける場合には 相続時精算課税制度の適 範囲を拡 することにより 猶予取消し時に過 な税負担が じないようにする 制度概要 同族関係者 先代経営者 配偶者 第三者 60 歳以上の は祖 から 20 歳以上の は孫への贈与が相続時精算課税制度の対象 相続時精算課税制度の適 範囲の拡 贈与贈与贈与贈与 ( 男 ) ( 次男 ) ( ) 複数の ( 最 三 ) を対象とする 現 の対象者 に加えて 事業承継税制の適 を受ける場合には 60 歳以上の贈与者から 20 歳以上のへの贈与を相続時精算課税制度の対象とする ( 贈与者の や孫でない場合でも適 可能 ) 代表権を有しているものに限る 複数 で承継する場合 議決権割合の 10% 以上を有し かつ 議決権保有割合上位 3 位までの同族関係者に限る 7

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