<4D F736F F D2091E6328FCD208DD08A5182CC94AD90B681458A6791E A834982CC93578A4A2E646F63>

Size: px
Start display at page:

Download "<4D F736F F D2091E6328FCD208DD08A5182CC94AD90B681458A6791E A834982CC93578A4A2E646F63>"

Transcription

1 第 2 章災害の発生 拡大シナリオの想定 本章では 災害の様相が施設種類ごとに共通と考えられる 単独災害 について 対象施設において考えられる災害の発生 拡大シナリオをイベントツリー (ET) として表し 起こり得る災害事象を抽出する なお 確率的評価によらない長周期地震動による被害や津波による被害 施設の立地環境に依存する大規模災害については 別途評価を行う 災害事象 (Disaster Event:DE) の抽出の手順は 以下のとおりである 1 初期事象の設定 2 事象分岐の設定 3 ET の展開初期事象 (Initial Event:IE) は 原則として災害のきっかけとなる危険物タンクや高圧ガスタンクの内容物の流出 あるいは火災や爆発といった いわゆる 事故 の発生として設定する 事象分岐 (Branch:B) は 事故が発生したときの防災設備の作動の成否や流出物の着火の有無等である タンクに設けられた防災設備は 全てが事故による被害防止のために重要な役割を持つが ここでは アセスメントの目的を考慮して 災害の拡大様相に大きく影響を与えるものだけを取り入れて評価を行う このような考え方により 施設の種類ごとに災害拡大シナリオ (ET) を以下のように展開する 2.1 危険物タンクの災害拡大シナリオここで示す危険物タンクの災害拡大シナリオは 地上にある屋外タンク貯蔵所についてのシナリオである 海上タンクは 屋外タンク貯蔵所に該当するが その構造や災害形態が異なることから 第 8 章にて取り扱う ア. 初期事象危険物の流出 タンク火災及び浮き屋根の損傷 沈降を初期事象とする 流出は発生箇所や規模によって拡大様相が異なるため 以下の 4 つに分けて設定する ただし 実際には小破と大破は明確に区分されるものではない タンク火災は 浮き屋根式タンクと固定屋根式タンク及び内部浮き蓋付きタンクとに分け それぞれ屋根部での火災を初期事象とする また 浮き屋根式タンクにおける浮き屋根の損傷 沈降は 最終的にタンク全面火災に至ることから タンク火災に含めて考える 流出 タンク火災 IE1 配管の小破による流出 IE2 タンク本体の小破による流出 IE3 配管の大破による流出 IE4 タンク本体の大破による流出 IE5 浮き屋根シール部の損傷 漏洩による火災 ( 浮き屋根式タンク ) IE6 タンク屋根板の損傷による火災 ( 固定屋根式タンク 内部浮き蓋付きタンク ) IE7 浮き屋根の損傷 沈降 ( 浮き屋根式タンク ) イ. 事象分岐事象の分岐は 以下のように設定する 2-1

2 流出の場合 発生箇所によっては機能しないものもある 例えば タンク本体から流出した場合には 緊急遮断設備やバルブ手動閉止によって流出を止めることはできない 流出 タンク火災 B1 緊急遮断の バルブ手動閉止の B3 一時的な流出拡大防止措置の B4 緊急移送の B5 仕切堤による拡大防止の B6 防油堤による拡大防止の B7 流出油への着火拡散防止の ( 毒性危険物 ) B8 消火設備による消火の B9 火災による浮き屋根の沈降 ( 浮き屋根式タンク ) B10 緊急移送の B11 流出油への着火 B12 ボイルオーバー ウ. 災害事象 a. 流出事象危険物タンクの配管又は本体から危険物が流出したときの ET を 図 に示す この ET 図から危険物タンクで起こり得る災害事象を抽出すると 次のようになる 流出した危険物に着火した場合 火災が起こり得る また 毒性危険物が流出した場合 毒性ガスが拡散する 全ての危険物 毒性危険物 DE1 小量流出火災 DE2 中量流出火災 DE3 仕切堤内流出火災 DE4 防油堤内流出火災 DE5 防油堤外流出火災 DE1 小量流出 DE2 中量流出 DE3 仕切堤内流出 DE4 防油堤内流出 DE5 防油堤外流出 危険物が流出しタンク周辺で着火して火災となる 緊急遮断により短時間で停止する 危険物が流出しタンク周辺で着火して火災となる 緊急遮断にし流出はしばらく継続して停止する 危険物の流出停止が遅れ 又は流出を停止することができず 流出が仕切堤内に拡大し 仕切堤内で火災となる 流出した危険物が仕切堤を超えて拡大し防油堤内で火災となる ( 仕切堤がない場合も含む ) 流出した危険物が防油堤外に流れて火災となる 毒性危険物が流出しタンク周辺で蒸発して毒性ガスが拡散する 緊急遮断により短時間で停止する 毒性危険物が流出しタンク周辺で蒸発して毒性ガスが拡散する 緊急遮断にし流出はしばらく継続して停止する 毒性危険物の流出停止が遅れ 又は流出を停止することができず 流出が仕切堤内に拡大し 仕切堤内で火蒸発して毒性ガスが拡散する 流出した毒性危険物が仕切堤を超えて拡大し防油堤内で蒸発して毒性ガスが拡散する ( 仕切堤がない場合も含む ) 流出した毒性危険物が防油堤外に流れて蒸発し 毒性ガスが拡散する b. タンク火災タンク屋根部の損傷により出火したときの災害拡大 ET を 図 に示す この ET 図から危険物タンクで起こり得る災害事象 ( 火災事象 ) を抽出すると次のようになる 注 ) 固定屋根式タンクの場合 屋根の損傷状態によって小火災と全面火災の中間的な事象も起こり得るが ここではこのような火災 ( 部分火災 ) も全面火災として評価する 2-2

3 DE6 DE7 リム火災浮き屋根式タンクのリム部で火災が発生し 消火設備により短時間で消火され ( 浮き屋根式タンク ) る タンク小火災 ( 固定屋根式タンク 内部タンク屋根部で火災が発生し 消火設備により短時間で消火される 浮き蓋付きタンク ) リング火災火災の消火にし 浮き屋根シール部でリング状に拡大する ( 浮き屋根式タンク ) DE8 タンク全面火災火災がタンクのほぼ全面に拡大する DE9 ボイルオーバーによる大規模火災 2.2 高圧ガスタンクの災害拡大シナリオ ボイルオーバーにより 内容物がタンク外に飛散し タンクとその周辺に火災が拡大する 可燃性あるいは毒性の液体又は気体を貯蔵する 加圧液化ガスタンク 低温液化ガスタンク ガスホルダー ( 高圧ガスに該当しない施設を含む ) について 災害拡大シナリオを想定する ア. 初期事象タンクからのガスの流出及びタンクの火災又は爆発を想定する ガスの流出については 配管又はタンク本体からの流出を初期事象とする その他 タンクの火災 爆発に至る事象として 低温液化ガスタンクにおける内圧上昇 ガスホルダー内部での可燃性混合気の形成を初期事象とする 流出 タンク火災 爆発 IE1 配管の小破による流出 IE2 タンク本体の小破による流出 IE3 配管の大破による流出 IE4 タンク本体の大破による流出 IE5 内圧上昇 ( 低温液化ガスタンク ) IE6 タンク内における可燃性混合気の形成 ( ガスホルダー ) イ. 事象分岐 事象の分岐は以下のように設定する B1 緊急遮断の バルブ手動閉止の B3 一時的な流出拡大防止措置の B4 緊急移送の B5 着火 ( 可燃性ガス ) 拡散防止の ( 毒性ガス ) B6 脱圧の ( 低温液化ガスタンク ) ウ. 災害事象 a. 流出事象可燃性ガス又は毒性ガスが配管又は本体から流出したときの ET を 図 に示す この ET 図からガスタンクで起こり得る災害事象 ( 爆発 火災 / ) を抽出すると 次のようになる 可燃性ガスの場合 流出したガスに着火すると 着火のタイミングによって爆発又は火災となる 毒性ガスの場合 拡散により周囲に被害を及ぼす 2-3

4 可燃性ガス 毒性ガス DE1 小量流出爆発 火災 可燃性ガスが流出し 緊急遮断により短時間で停止する 流出したガスに着火して爆発又は火災が発生する DE2 中量流出爆発 火災 緊急遮断にし 流出はしばらく継続して停止する 流出した可燃性ガスに着火して爆発又は火災が発生する DE3 大量流出爆発 火災 流出を停止できず緊急移送により対処する 長時間にわたり大量に流出した可燃性ガスに着火して爆発又は火災が発生する DE4 全量流出爆発 火災 タンク内にあるガスが長時間かけて全量流出する 流出した可燃性ガスに着火して爆発又は火災が発生する DE1 小量流出 毒性ガスが流出して大気中に拡散する 緊急遮断により流出は短時間で停止する DE2 中量流出 毒性ガスが流出して大気中に拡散する 緊急遮断にし流出はしばらく継続して停止する DE3 大量流出 流出を停止できず緊急移送により対処する 毒性ガスが長時間にわたり大量に流出して大気中に拡散する DE4 全量流出 タンク内にある毒性ガスが長時間かけて全量流出して大気中に拡散する b. タンク火災 爆発低温液化ガスタンクにおいて内圧上昇により屋根が破損したときの ET を図 a に ガスホルダー内に可燃性混合気が形成して着火した場合の ET を図 b に示す この ET 図から起こり得る災害事象 ( 爆発 火災事象 ) を抽出すると次のようになる DE5 DE6 タンク全面火災 ( 低温液化ガスタンク ) タンクの爆発火災 ( ガスホルダー ) タンクの屋根が破損し 着火してタンク全面火災となる 内部に形成された可燃性混合気に着火して爆発火災となる 2.3 毒性液体タンクの災害拡大シナリオ ア. 初期事象毒性液体タンクについては 内容物の流出を初期事象とし 以下のように設定する IE1 IE2 IE3 IE4 配管の小破による流出タンク本体の小破による流出配管の大破による流出タンク本体の大破による流出 イ. 事象分岐事象の分岐は以下のように設定する ただし 流出の発生箇所によっては機能しないものもある 例えば タンク本体から流出した場合には 遮断設備やバルブ手動閉止によって流出を止めることはできない B1 B3 B4 B5 緊急遮断のバルブ手動閉止の一時的な流出拡大防止措置の緊急移送の拡散防止の 2-4

5 険物 可ガスウ. 災害事象毒性液体タンクの配管又は本体から流出したときの ET を図 に示す この ET 図から起こり得る災害事象 ( ) を抽出すると次のようになる DE1 DE2 DE3 DE4 小量流出中量流出大量流出全量流出 毒性液体が流出 蒸発し 緊急遮断により流出は短時間で停止する 除害設備等の拡散防止措置が機能せず大気中に拡散する 毒性液体が流出 蒸発し 緊急遮断にし流出はしばらく継続して停止する 除害設備等の拡散防止措置が機能せず大気中に拡散する 流出を停止できず緊急移送により対処する 長時間にわたり大量の毒性液体が流出 蒸発し 除害設備等の拡散防止措置が機能せず大気中に拡散する 緊急移送にしてタンク内にある毒性液体が長時間かけて全量流出 蒸発し 除害設備等の拡散防止措置が機能せず大気中に拡散する 2.4 プラントの災害拡大シナリオ プラントは 製造施設 ( 危険物製造所及び高圧ガス製造設備 ) と発電施設に分けて評価を行う なお 発電施設に設置されているアンモニア気化器は 製造施設として評価する (1) 製造施設ア. 初期事象製造施設では 装置 ( 塔槽類及び接続配管 ) の破損による流出 あるいは圧力容器の破裂等による事故が考えられるが ここでは前者を初期事象として取り上げる 規模により災害の拡大様相が異なると考え 小破及び大破の 2 通りを設定する IE1 IE2 装置の小破による流出装置の大破による流出 イ. 事象分岐製造施設は多種多様で事故発生時の措置も様々であるが ここでは代表的な石油精製プラントを想定し 以下のような事象分岐を設定する 危険物や可燃性ガスが流出して着火すれば 流出物や着火のタイミングにより流出火災又は爆発となる 毒性物質が流出した場合 毒性ガスが拡散する B1 緊急停止 遮断の 緊急移送の B3 着火 ( 危険物 可燃性ガス )/ 拡散防止の ( 毒性物質 ) ウ. 災害事象製造施設内の容器や配管から危険物や可燃性 毒性ガスが流出したときの ET を図 a 及び図 b に示す この ET 図から製造施設で起こり得る災害事象を抽出すると次のようになる 燃性危DE1 DE2 DE3 小量流出流出火災 / 爆発 火災ユニット全量流出流出火災 / 爆発 火災大量流出流出火災 / 爆発 火災 小量 ( ユニット内の一部 ) の危険物 可燃性ガスが流出し プラントの周辺で火災又は爆発が発生する ユニット内容物の全量の危険物 可燃性ガスが流出し プラントの周辺で火災又は爆発が発生する 大量 ( 複数のユニット ) の危険物 可燃性ガスが流出 プラントの周辺で火災又は爆発が発生し長時間継続する 2-5

6 毒性物質DE1 小量流出小量の毒性物質 ( ユニット内の一部 ) が流出し 大気中に拡散する 緊急遮断により流出は短時間で停止する DE2 ユニット全量流出ユニット内容物の全量の毒性物質が流出し 大気中に拡散する 2-6 DE3 大量流出 大量 ( 複数のユニット ) の毒性物質が長時間かけて流出し 大気中に拡散する (2) 発電施設ア. 初期事象 発電施設では 装置破損による危険物 ( 燃料や潤滑油 ) や可燃性ガス ( 燃料 ) の流出を初期事象として取り 上げる IE1 装置 ( 配管 ) の破損による流出 イ. 事象分岐 事象分岐は以下のように設定する 流出した燃料や潤滑油に着火すると 流出火災又は爆発となる B1 緊急停止 遮断の バルブ手動閉止の B3 着火 ウ. 災害事象 発電施設内の燃料配管から危険物又は可燃性ガスが流出したときの ET を図 に示す この ET 図から発電施設で起こり得る災害事象を抽出すると次のようになる DE1 小量流出危険物 ( 燃料 潤滑油 ) 可燃性ガス( 燃料 ) が流出し プラントの周辺で火災又は流出火災 / 爆発 火災爆発となる 緊急遮断により流出は短時間で停止する DE2 中量流出危険物 ( 燃料 潤滑油 ) 可燃性ガス( 燃料 ) が流出し プラントの周辺で火災又は流出火災 / 爆発 火災爆発となる 緊急遮断にし流出はしばらく継続して停止する DE3 大量流出危険物 ( 燃料 潤滑油 ) 可燃性ガス( 燃料 ) が流出し プラントの周辺で火災又は流出火災 / 爆発 火災爆発となる 流出を停止できず火災 爆発は長時間継続する

7 危険物タンクの災害拡大シナリオ IE1 事象分岐初期事象災害事象 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 仕切堤による拡大防止 B6 防油堤による拡大防止 B7 着火 / 拡散防止 [ 毒性 ] なし小量流出 DE1 小量流出火災 / 配管の小破による流出 なし中量流出 DE2 中量流出火災 / なし仕切堤内流出 DE3 仕切堤内流出火災 / なし防油堤内流出 DE4 防油堤内流出火災 / なし防油堤外流出 DE5 防油堤外流出火災 / 小破漏洩から防油堤外流出に至ることはまず考えられない 図 a 危険物タンクの災害拡大イベントツリー ( 配管の小破による流出 ) 2-7

8 事象分岐初期事象災害事象 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 仕切堤による拡大防止 B6 防油堤による拡大防止 B7 着火 / 拡散防止 [ 毒性 ] なし中量流出 DE2 中量流出火災 / IE2 なし仕切堤内流出 本体の小破による流出 DE3 仕切堤内流出火災 / なし防油堤内流出 DE4 防油堤内流出火災 / なし防油堤外流出 DE5 防油堤外流出火災 / 小破漏洩から防油堤外流出に至ることはまず考えられない 図 b 危険物タンクの災害拡大イベントツリー ( タンク本体の小破による流出 ) 2-8

9 事象分岐初期事象災害事象 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 仕切堤による拡大防止 B6 防油堤による拡大防止 B7 着火 / 拡散防止 [ 毒性 ] なし仕切堤内流出 DE3 仕切堤内流出火災 / なし防油堤内流出 DE4 防油堤内流出火災 / IE3 なし防油堤外流出 ( 大量 ) 配管の大破による流出 DE5 防油堤外流出火災 / なし防油堤内流出 ( 大量 ) DE4 防油堤内流出火災 / なし防油堤外流出 ( 大量 ) DE5 防油堤外流出火災 / 図 c 危険物タンクの災害拡大イベントツリー ( 配管の大破による流出 ) 2-9

10 IE4 事象分岐初期事象災害事象 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 仕切堤による拡大防止 B6 防油堤による拡大防止 B7 着火 / 拡散防止 [ 毒性 ] なし防油堤内流出 ( 大量 ) 本体の大破による流出 DE4 防油堤内流出火災 / なし防油堤外流出 ( 大量 ) DE5 防油堤外流出火災 / 図 d 危険物タンクの災害拡大イベントツリー ( タンク本体の大破による流出 ) 2-10

11 IE5 初期事象 浮き屋根シール部の損傷 漏洩による火災 事象分岐 B8 消火設備による消火 B9 浮き屋根の沈降 B12 ボイルオーバー DE6 なし DE7 DE8 なし DE9 災害事象 リム火災 リング火災 タンク全面火災 ボイルオーバーによる大規模火災 図 a 危険物タンクの災害拡大イベントツリー ( 浮き屋根シール部の損傷 漏洩による火災 [ 浮き屋根式タンク ]) 2-11

12 初期事象 B8 消火設備による消火 事象分岐 B12 ボイルオーバー IE6 タンク屋根板の損傷による火災 なし *1) 溢流したあと 地上とタンク上部で同時に火災になることもある *2) 小火災のあと 一気に全面火災になるとは限らない DE6 DE8 DE9 災害事象 タンク小火災 タンク全面火災 ボイルオーバーによる大規模火災 図 b 危険物タンクの災害拡大イベントツリー ( タンク屋根板の損傷による火災 [ 固定屋根式タンク 内部浮き蓋付きタンク ]) 2-12

13 IE7 初期事象 浮き屋根の損傷 沈降 事象分岐 B10 緊急移送 B11 着火 B12 ボイルオーバー 災害事象 終息 なし終息 なし DE8 タンク全面火災 DE9 ボイルオーバーによる大規模火災 *) ボイルオーバー発生危険性は油種や火災の状況により異なる 図 c 危険物タンクの災害拡大イベントツリー ( 浮き屋根の損傷 沈降 [ 浮き屋根式タンク ]) 2-13

14 高圧ガスタンクの災害拡大シナリオ IE1 初期事象 配管の小破による流出 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 事象分岐 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 着火 [ 可燃性 ]/ 拡散防止 [ 毒性 ] 災害事象 着火なし / 拡散防止小量流出 DE1 着火 / 拡散防止 小量流出爆発 火災 / 着火なし / 拡散防止中量流出 DE2 着火 / 拡散防止 中量流出爆発 火災 / 着火なし / 拡散防止大量流出 DE3 着火 / 拡散防止 大量流出爆発 火災 / 着火なし / 拡散防止全量流出 着火 / 拡散防止 DE4 全量流出爆発 火災 / 図 a 高圧ガスタンクの災害拡大イベントツリー ( 配管の小破による流出 ) 2-14

15 IE2 初期事象 本体の小破による流出 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 事象分岐 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 着火 [ 可燃性 ]/ 拡散防止 [ 毒性 ] 災害事象 着火なし / 拡散防止中量流出 DE2 着火 / 拡散防止 中量流出爆発 火災 / 着火なし / 拡散防止大量流出 DE3 着火 / 拡散防止 大量流出爆発 火災 / 着火なし / 拡散防止全量流出 着火 / 拡散防止 DE4 全量流出爆発 火災 / 図 b 高圧ガスタンクの災害拡大イベントツリー ( タンク本体の小破による流出 ) 2-15

16 初期事象 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 事象分岐 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 着火 [ 可燃性 ]/ 拡散防止 [ 毒性 ] 災害事象 着火なし / 拡散防止大量流出 DE3 IE3 着火 / 拡散防止 大量流出爆発 火災 / 配管の大破による流出 着火なし / 拡散防止全量流出 着火 / 拡散防止 DE4 全量流出爆発 火災 / 図 c 高圧ガスタンクの災害拡大イベントツリー ( 配管の大破による流出 ) 2-16

17 初期事象 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 事象分岐 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 着火 [ 可燃性 ]/ 拡散防止 [ 毒性 ] 災害事象 IE4 着火なし / 拡散防止全量流出 本体の大破による流出 着火 / 拡散防止 DE4 全量流出爆発 火災 / 図 d 高圧ガスタンクの災害拡大イベントツリー ( タンク本体の大破による流出 ) 2-17

18 IE5 初期事象 内圧上昇 事象分岐 B6 タンク内の脱圧 B5 着火 災害事象 屋根破損着火なし LNG 全量流出蒸発 拡散 DE5 着火 タンク全面火災 図 a 高圧ガスタンクの災害拡大イベントツリー ( 低温液化ガスタンクのタンク全面火災 ) 2-18

19 事象分岐初期事象災害事象 B5 着火 IE6 なし 可燃性混合気の形成 DE6 タンクの爆発火災 図 b 高圧ガスタンクの災害拡大イベントツリー ( ガスホルダーのタンク爆発火災 ) 2-19

20 毒性液体タンクの災害拡大シナリオ IE1 事象分岐初期事象災害事象 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 拡散防止 小量流出 DE1 小量流出 配管の小破による流出 中量流出 DE2 中量流出 大量流出 DE3 大量流出 全量流出 DE4 全量流出 図 a 毒性液体タンクの災害拡大イベントツリー ( 配管の小破による流出 ) 2-20

21 IE2 事象分岐初期事象災害事象 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 拡散防止 中量流出 DE2 中量流出 本体の小破による流出 大量流出 DE3 大量流出 全量流出 DE4 全量流出 図 b 毒性液体タンクの災害拡大イベントツリー ( タンク本体の小破による流出 ) 2-21

22 事象分岐初期事象災害事象 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 拡散防止 大量流出 IE3 DE3 大量流出 配管の大破による流出 全量流出 DE4 全量流出全量流出 図 c 毒性液体タンクの災害拡大イベントツリー ( 配管の大破による流出 ) 2-22

23 事象分岐初期事象災害事象 B1 緊急遮断 バルブ手動閉止 B3 一時的な流出拡大防止措置 B4 緊急移送 B5 拡散防止 IE4 全量流出 本体の大破による流出 DE4 全量流出 図 d 毒性液体タンクの災害拡大イベントツリー ( タンク本体の大破による流出 ) 2-23

24 製造施設の災害拡大シナリオ 事象分岐 初期事象 B3 災害事象 B1 緊急停止 遮断 緊急移送 着火 [ 可燃性液体 可燃性ガス ] / 拡散防止 [ 毒性物質 ] 着火なし / 拡散防止小量流出 DE1 着火 / 拡散防止 小量流出流出火災 / 爆発 火災 / 着火なし / 拡散防止ユニット内全量流出 IE1 DE2 装置の小破による流出 着火 / 拡散防止 ユニット内全量流出流出火災 / 爆発 火災 / 着火なし / 拡散防止大量流出 着火 / 拡散防止 DE3 大量流出流出火災 / 爆発 火災 / 図 a 製造施設の災害拡大イベントツリー ( 装置の小破による流出 ) 2-24

25 IE2 事象分岐 初期事象 B3 災害事象 B1 緊急停止 遮断 緊急移送 着火 [ 可燃性液体 可燃性ガス ] / 拡散防止 [ 毒性物質 ] 着火なし / 拡散防止ユニット内全量流出 装置の大破による流出 DE2 着火 / 拡散防止 ユニット内全量流出流出火災 / 爆発 火災 / 着火なし / 拡散防止大量流出 DE3 着火 / 拡散防止 大量流出流出火災 / 爆発 火災 / 図 b 製造施設の災害拡大イベントツリー ( 装置の大破による流出 ) 2-25

26 発電施設の災害拡大シナリオ IE1 事象分岐初期事象災害事象 B3 着火 B1 緊急停止 遮断 バルブ手動閉止 なし小量流出 DE1 小量流出流出火災 / 爆発 火災 なし中量流出 装置 ( 配管 ) の破損による流出 DE2 中量流出流出火災 / 爆発 火災 なし大量流出 DE3 大量流出流出火災 / 爆発 火災 図 発電施設の災害拡大イベントツリー 2-26

<4D F736F F D2091E6378FCD2092E E58B4B96CD8DD08A5182CC955D89BF2E646F6378>

<4D F736F F D2091E6378FCD2092E E58B4B96CD8DD08A5182CC955D89BF2E646F6378> 第 7 章低頻度大規模災害の評価 7.1 評価対象とする災害事象確率的なリスク評価 ( 平常時の事故や短周期地震動による被害の評価 ) では リスクマトリックスを用いて防災計画における想定災害の抽出を行った 一方 リスクマトリックスにおいて発生危険度は極めて低い又は確率的評価ができないものの 影響度が大きいと評価される 低頻度大規模災害 については これまで想定災害として取り上げられないことが多かった

More information

<4D F736F F D2091E6358FCD2092B78EFC8AFA926E906B93AE82C982E682E994ED8A51288AEB8CAF95A8835E E82CC D F2982F091CE8FDB82C682B582BD955D89BF2E646F6378>

<4D F736F F D2091E6358FCD2092B78EFC8AFA926E906B93AE82C982E682E994ED8A51288AEB8CAF95A8835E E82CC D F2982F091CE8FDB82C682B582BD955D89BF2E646F6378> 第 5 章長周期地震動による被害 ( 危険物タンクのスロッシング ) を対象とした評価 本章では 長周期地震動による危険物タンクのスロッシング被害について評価する スロッシング ( 液面揺動 ) とは 地震波と容器内の液体が共振して液面が大きく揺れる現象である はじめに 法令によるスロッシング対策と各地区における対策の現況等について説明する 次に 過去の事例を基に スロッシングによる災害の想定を行う

More information

ときには 平常時とほぼ同程度の活動が期待できるであろう しかし 震度 6 弱以上の強い地震動を受け しかも構内道路や施設周辺の液状化がひどい場合には 現場に駆けつけることさえ困難になることも予想される このようなことを考慮して 活動の種類に応じた妥当な分岐確率を設定する (3) 災害事象の発生確率平

ときには 平常時とほぼ同程度の活動が期待できるであろう しかし 震度 6 弱以上の強い地震動を受け しかも構内道路や施設周辺の液状化がひどい場合には 現場に駆けつけることさえ困難になることも予想される このようなことを考慮して 活動の種類に応じた妥当な分岐確率を設定する (3) 災害事象の発生確率平 ときには 平常時とほぼ同程度の活動が期待できるであろう しかし 震度 6 弱以上の強い地震動を受け しかも構内道路や施設周辺の液状化がひどい場合には 現場に駆けつけることさえ困難になることも予想される このようなことを考慮して 活動の種類に応じた妥当な分岐確率を設定する (3) 災害事象の発生確率平常時と同様に ET に初期事象の発生確率と事象の分岐確率を与えることにより 各災害事象の発生確率を推定する

More information

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や 資料番号 6-1 3.1 地震に起因する標準災害シナリオ ( 平成 26 年度検討会報告書 ) (1) 災害概要マグニチュード8.2の地震が発生し A 石油コンビナート等特別防災区域では 震度 6 強を観測する その後 大津波警報が発表され A 石油コンビナート等特別防災区域の各事業所では緊急停止措置等を実施後 従業員の避難を実施する 地震発生から3 日後 津波警報が解除され A 石油コンビナート等特別防災区域の

More information

目 次 < 第 1 章総則 > 1. 特別防災区域の範囲 1 < 第 2 章防災組織 > 2. 青森県石油コンビナート等防災本部本部員 幹事 3 3. 防災関係機関一覧 5 4. 青森県附属機関に関する条例 青森県石油コンビナート等防災本部の議事並びに運営に関する要綱 青森県

目 次 < 第 1 章総則 > 1. 特別防災区域の範囲 1 < 第 2 章防災組織 > 2. 青森県石油コンビナート等防災本部本部員 幹事 3 3. 防災関係機関一覧 5 4. 青森県附属機関に関する条例 青森県石油コンビナート等防災本部の議事並びに運営に関する要綱 青森県 青森県石油コンビナート等防災計画 資料編 平成 25 年 3 月修正 青森県石油コンビナートコンビナート等防災本部 目 次 < 第 1 章総則 > 1. 特別防災区域の範囲 1 < 第 2 章防災組織 > 2. 青森県石油コンビナート等防災本部本部員 幹事 3 3. 防災関係機関一覧 5 4. 青森県附属機関に関する条例 11 5. 青森県石油コンビナート等防災本部の議事並びに運営に関する要綱 14

More information

石コン計画修正H29案_

石コン計画修正H29案_ 千葉県石油コンビナート等防災計画 ( 案 ) 平成 29 年月修正 千葉県石油コンビナート等防災本部 目 次 第 1 編総 説 第 1 章総則 第 1 節防災計画の目的 1 第 2 節防災計画の性格と範囲 1 第 3 節防災計画の基本方針 1 第 4 節特別防災区域の範囲 1 1 京葉臨海北部地区 1 2 京葉臨海中部地区 1 3 京葉臨海南部地区 1 第 2 章組織の現況第 1 節千葉県石油コンビナート等防災本部

More information

仮貯蔵 仮取扱い実施計画書 ( ドラム缶等による燃料の貯蔵及び取扱い ) 保有空地の周囲にロープを張り ( バリケードを立て ) 空地を確保する 第 5 種消火設備を 3 本設置する 保有空地 確保する 高温になることを避けるため 通気性を確保した日除けを設置 工場東側空地約 360 m2 通風 換

仮貯蔵 仮取扱い実施計画書 ( ドラム缶等による燃料の貯蔵及び取扱い ) 保有空地の周囲にロープを張り ( バリケードを立て ) 空地を確保する 第 5 種消火設備を 3 本設置する 保有空地 確保する 高温になることを避けるため 通気性を確保した日除けを設置 工場東側空地約 360 m2 通風 換 仮貯蔵 仮取扱い実施計画概要 作成例 1 ドラム缶等による燃料の貯蔵及び取扱い 別添 2-1 1 目的震災等により被災地において ガソリン等の燃料が不足した場合に災害復興支援車両等への燃料補給を行うことを目的とし 危険物施設以外の場所での一時的な貯蔵やドラム缶から手動ポンプ等を用いて金属携行缶への詰め替えを行い 仮設の燃料供給拠点として利用するために必要な事項を予め計画するものである 2 仮貯蔵 仮取扱いをする場所千歳市

More information

危険物関係検査等手数料一覧表 ( 姫路市消防事務手数料徴収条例別表 ( 第 2 条関係 )) 項区分手数料の額 (1) 法第 10 条第 1 項ただし書の規定に基づく指定数量以上の危険物を仮に貯 5,400 円 蔵し 又は取り扱う場合の承認の申請に係る審査 (2) ア法第 11 条第 1 項前 段の

危険物関係検査等手数料一覧表 ( 姫路市消防事務手数料徴収条例別表 ( 第 2 条関係 )) 項区分手数料の額 (1) 法第 10 条第 1 項ただし書の規定に基づく指定数量以上の危険物を仮に貯 5,400 円 蔵し 又は取り扱う場合の承認の申請に係る審査 (2) ア法第 11 条第 1 項前 段の 危険物関係検査等手数料一覧表 ( 姫路市消防事務手数料徴収条例別表 ( 第 2 条関係 )) 項区分手数料の額 (1) 法第 10 条第 1 項ただし書の規定に基づく指定数量以上の危険物を仮に貯 5,400 円 蔵し 又は取り扱う場合の承認の申請に係る審査 (2) ア法第 11 条第 1 項前 段の規定に基づく製造所の設置の許可の申請に係る審査イ法第 11 ( ア ) 指定数量の倍数が 10 以下の製造所の設置の許可の

More information

1

1 酸素などの断熱圧縮と摩擦熱による高圧ガス事故の注意事項について高圧ガス保安協会 1. 目的高圧ガス事故 ( 喪失 盗難を除く災害 ) の統計と解析の結果 高圧ガス事故の 90% が漏えい事象であり 8% が漏えいの先行なしの爆発 火災 破裂 破損事象 ( 以下 爆発 火災事象など という ) である 1) なかでも 酸素 支燃性ガスの場合に 主にバルブを急に開く操作 ( 以下 急開き操作 という )

More information

Microsoft Word - 参考資料5(手法編)v1c.doc

Microsoft Word - 参考資料5(手法編)v1c.doc 参考資料 5 災害事象の影響度の評価手法 1. 火災による放射熱 1.1 タンク火災の放射熱タンク火災 ( 全面火災 ) の場合には 円筒形の火炎を想定した以下のモデルを基に 火災による輻射熱の計算を行う 火炎の半径はタンク半径と同じとし 火炎高さはタンク半径の3 倍を想定する E =φrf tan n m m ( A n) tan n 1 n AB A( n 1) 1 tan B( n 1) n

More information

準処理期間 経由機関での協議機関での処分機関での処理期間処理期間処理期間内訳設置許可 14 日 - - 変更許可 10 日設定年月日平成 26 年 4 月 1 日最終変更日年月日 備考

準処理期間 経由機関での協議機関での処分機関での処理期間処理期間処理期間内訳設置許可 14 日 - - 変更許可 10 日設定年月日平成 26 年 4 月 1 日最終変更日年月日 備考 様式第 3 号 申請に対する処分の審査基準 標準処理期間 ( 個票 ) 手続法適用処分整理番号 A212003 処分名危険物製造所等の設置 変更の許可 根拠法令及び条項 消防法 ( 昭和 23 年法律第 186 第 11 条第 1 項 所管部課 名 消防本部予防課 基準法令等及び条項 消防法第 10 条第 4 項及び第 11 条第 2 項 第 10 条 4 製造所 貯蔵所及び取扱所の位置 構造及び設備の技術

More information

目次

目次 第 2 章 災害予防計画 第 1 節災害基本想定 第 1 項災害基本想定特別防災区域では 大量の石油類 高圧ガス 毒物 劇物その他の危険性物質が 種々の装置 設備 施設等で貯蔵 取扱い 処理されているため 火災 爆発 漏えい若しくは流出又は地震 津波その他の異常な現象により重大かつ特殊な災害が発生するおそれがある このため 災害の発生及び拡大の防止のため各種の施策が総合的に講じられている これらの施策が

More information

事故調査委員会中間報告 2013 年 1 月 18 日 事故調査委員会 1. はじめに 2012 年 9 月 29 日 ( 土 ) 兵庫県姫路市の株式会社日本触媒姫路製造所において アクリル酸中間タンクの爆発 火災事故 ( 死者 1 名 負傷者 36 名 ) が発生したことを受けて 10 月 5 日

事故調査委員会中間報告 2013 年 1 月 18 日 事故調査委員会 1. はじめに 2012 年 9 月 29 日 ( 土 ) 兵庫県姫路市の株式会社日本触媒姫路製造所において アクリル酸中間タンクの爆発 火災事故 ( 死者 1 名 負傷者 36 名 ) が発生したことを受けて 10 月 5 日 事故調査委員会中間報告 2013 年 1 月 18 日 事故調査委員会 1. はじめに 2012 年 9 月 29 日 ( 土 ) 兵庫県姫路市の株式会社日本触媒姫路製造所において アクリル酸中間タンクの爆発 火災事故 ( 死者 1 名 負傷者 36 名 ) が発生したことを受けて 10 月 5 日 社外委員 4 名 社内委員 3 名で構成される事故調査委員会が設置された 事故調査委員会の目的は まず

More information

第 1 編総 論 第 1 編総 論 第 1 章総 第 1 節目 的 則 第 1 章総 第 1 節目 的 則 この計画は 石油コンビナート等災害防止法 ( 昭和 50 年法律第 84 号 ) 第 31 条の規定に基づき 愛媛県石油コンビナート等防災本部が作成する計画であって 愛媛県における石油コンビナ

第 1 編総 論 第 1 編総 論 第 1 章総 第 1 節目 的 則 第 1 章総 第 1 節目 的 則 この計画は 石油コンビナート等災害防止法 ( 昭和 50 年法律第 84 号 ) 第 31 条の規定に基づき 愛媛県石油コンビナート等防災本部が作成する計画であって 愛媛県における石油コンビナ 愛媛県石油コンビナート等防災計画 ( 案 ) 新旧対照表 資料 4 目次 第 1 編総論第 1 章総則 1 第 1 節目的 1 第 2 節基本方針 1 第 2 章特別防災区域の範囲 1 第 3 章特別防災区域の概況 2 第 4 章関係機関等の防災事務及び業務の大綱 10 第 2 編災害基本想定第 1 章防災アセスメント調査の実施 15 第 1 節防災アセスメント調査の概要 15 第 2 節防災アセスメント評価結果

More information

第 9 屋外貯蔵タンク冷却用散水設備の基準 ( 昭和 57 年 7 月 1 日消防危第 80 号 ) タンクの冷却用散水設備 ( 以下 散水設備 という ) は 次によること 1 散水設備の設置範囲は 危険物規則第 15 条第 1 号に定める技術上の基準に適合しないタンク ( 一部適合しないものにあ

第 9 屋外貯蔵タンク冷却用散水設備の基準 ( 昭和 57 年 7 月 1 日消防危第 80 号 ) タンクの冷却用散水設備 ( 以下 散水設備 という ) は 次によること 1 散水設備の設置範囲は 危険物規則第 15 条第 1 号に定める技術上の基準に適合しないタンク ( 一部適合しないものにあ 第 9 屋外貯蔵タンク冷却用散水設備の基準 ( 昭和 57 年 7 月 1 日消防危第 80 号 ) タンクの冷却用散水設備 ( 以下 散水設備 という ) は 次によること 1 散水設備の設置範囲は 危険物規則第 15 条第 1 号に定める技術上の基準に適合しないタンク ( 一部適合しないものにあっては その部分を含む 以下 不適合タンク という ) 及び当該タンクが保有すべき空地内に存する容量

More information

る設備装置への徹底した温度管理のほか 熱や火花 静電気など着火源の排除 酸や鉄塩 不純物などの接触を排除するなど その貯蔵 取り扱いには細心の注意が必要とされる 重合反応を防止するため 通常は重合停止剤を添加し安定させているが それでも制御可能な範囲を超える熱源や過酸化物 鉄錆などがあれば重合を促進

る設備装置への徹底した温度管理のほか 熱や火花 静電気など着火源の排除 酸や鉄塩 不純物などの接触を排除するなど その貯蔵 取り扱いには細心の注意が必要とされる 重合反応を防止するため 通常は重合停止剤を添加し安定させているが それでも制御可能な範囲を超える熱源や過酸化物 鉄錆などがあれば重合を促進 リスクマネジメント最前線 2012-16 企業営業開発部 100-8050 東京都千代田区丸の内 1-2-1 TEL 03-5288-6589 FAX 03-5288-6590 http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/ http://www.tokiorisk.co.jp/ 化学工場の爆発事故から学ぶ 化学工場では 一般に引火性 爆発性 毒性 腐食性など様々な性質を持つ化学物質が大量に貯蔵

More information

(Microsoft Word - \207V10\215\\\221\242\212\356\217\200P44-52.doc)

(Microsoft Word - \207V10\215\\\221\242\212\356\217\200P44-52.doc) 10 構造等に関する等に関する基準 1 概要 (1) 対象となる施設有害物質使用特定施設, 有害物質貯蔵指定施設 (P.19) (2) 法律体系 基準の区分 法令 構造基準 (P.45~51) 水濁法施行規則第 8 条の3~6 使用の方法の基準 (P.52) 水濁法施行規則第 8 条の7 点検結果の記録 保存 (P.52) 水濁法施行規則第 9 条の2 の3 (3) 基準適用箇所の施設区分概念図 (

More information

目次 1 総論 趣旨等 委員会の構成 委員会開催状況 4 2 圧縮水素スタンドに設置されるについて 検討対象となる 緊急時に内の圧縮水素を安全に放出する技術基準 6 3 民間団体等から提案された検討内容 7 4 緊急時に内の圧縮水素を安全に

目次 1 総論 趣旨等 委員会の構成 委員会開催状況 4 2 圧縮水素スタンドに設置されるについて 検討対象となる 緊急時に内の圧縮水素を安全に放出する技術基準 6 3 民間団体等から提案された検討内容 7 4 緊急時に内の圧縮水素を安全に 平成 26 年度経済産業省委託非化石エネルギー等導入促進対策調査等事業 ( 新エネルギー技術等の安全な普及のための高圧ガス技術基準策定 ) 燃料電池自動車等に関する水素関連技術の 安全性評価 基準検討委員会 緊急時に内の圧縮水素を安全に放出するための 技術基準案の検討報告書 平成 27 年 3 月 高圧ガス保安協会 目次 1 総論 3 1.1 趣旨等 3 1.2 委員会の構成 3 1.3 委員会開催状況

More information

東日本大震災を踏まえた課題と現状 コンビナート港湾における地震 津波対策検討会議 ( 国土交通省 経済産業省共同開催 ) コンビナート港湾における地震 津波対策について ( 抜粋 ) 2. コンビナート港湾における地震 津波対策に関する基本的考え方 ( 消防庁 経済産業省部分抜粋 ) コンビナート港

東日本大震災を踏まえた課題と現状 コンビナート港湾における地震 津波対策検討会議 ( 国土交通省 経済産業省共同開催 ) コンビナート港湾における地震 津波対策について ( 抜粋 ) 2. コンビナート港湾における地震 津波対策に関する基本的考え方 ( 消防庁 経済産業省部分抜粋 ) コンビナート港 石油コンビナート等の防災対策 中央防災会議防災対策推進検討会議首都直下地震対策検討ワーキンググループ 説明資料 ( 平成 24 年 12 月 12 日 ( 水 )) 総務省消防庁予防課危険物保安室特殊災害室経済産業省保安課高圧ガス保安室 東日本大震災を踏まえた課題と現状 コンビナート港湾における地震 津波対策検討会議 ( 国土交通省 経済産業省共同開催 ) コンビナート港湾における地震 津波対策について

More information

める製品でトリブチルスズ化合物が使用されているものの環境汚染防止措置に関し公表する技術上の指針本指針は 第二種特定化学物質であるトリブチルスズ=メタクリラート ビス ( トリブチルスズ ) =フマラート トリブチルスズ=フルオリド ビス ( トリブチルスズ )=2,3 ジブロモスクシナート トリブチ

める製品でトリブチルスズ化合物が使用されているものの環境汚染防止措置に関し公表する技術上の指針本指針は 第二種特定化学物質であるトリブチルスズ=メタクリラート ビス ( トリブチルスズ ) =フマラート トリブチルスズ=フルオリド ビス ( トリブチルスズ )=2,3 ジブロモスクシナート トリブチ 厚生労働省 経済産業省告示第十七号環境省化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の一部を改正する法律 ( 平成二十一年法律第三十九号 ) の一部の施行に伴い及び化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律昭和四十八年法律第 (百十七号第三十六条第一項の規定に基づきトリブチルスズ化合物又は化学物質の審査及び製造等) の規制に関する法律施行令第十一条に定める製品でトリブチルスズ化合物が使用されているものの環境汚染防止措置に関し公表する技術上の指針を次のように定めたので同項の規定に基づき公表し

More information

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動 三重県防災訓練評価項目 ( 案 ) 資料 4-4 時間 想定 対応 事業所評価項目消防機関評価項目防災本部評価項目 9:00 地震発生 ( 震度 6 強 ) 災害対策組織の発動 製造各係 施設 設備等の緊急措置及び一次 二次点検の実施 災害対策組織を発動する旨を周知し 地震発生後 速やかに緊急停止措置及び点検の指示を周知し 緊急停止措置及び点検の実施要領 実施箇所等を把握し 点検結果等を防災セ 緊急措置の実施状況

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 資料 1-5-2 液化水素ポンプ昇圧型圧縮水素スタンドの概要 平成 29 年 7 月 21 日 産業ガス部門水素スタンドプロジェクト相馬一夫 1. 水素スタンドプロジェクト ( 液化水素貯蔵型スタンドの検討 ) 1 液化水素貯蔵型圧縮水素スタンド技術基準の整備に関する検討 目的 NEDO 委託事業 委託期間 : 平成 25 年度 ~ 平成 27 年度 液化水素貯蔵型圧縮水素スタンドについて 高圧ガス保安法に係る技術基準案を整備する

More information

<4D F736F F D2091E E838D BB95A88FC189CE90DD94F52E646F63>

<4D F736F F D2091E E838D BB95A88FC189CE90DD94F52E646F63> ハロゲン化物消火設備とは, 噴射ヘッド又はノズルからハロゲン化物消火剤を放射し, ハロゲン化物消火剤に含まれるハロゲン元素 ( フッ素, 塩素, 臭素及びヨウ素 ) が有する燃焼反応抑制作用を利用して消火する設備で, 貯蔵容器等, 噴射ヘッド, 起動装置, 音響装置, 配管, 電源 ( 非常電源を含む ), 感知器, 表示灯, 配線, 標識等から構成される 1 設備の概要系統図による設置例については,

More information

製品安全データシート

製品安全データシート TKMS-20433G 1/5 化学物質等安全データシート 1. 製品及び会社情報 整理番号 TKMS-20433G 製造者情報 会社名 高千穂化学工業株式会社 住 所 1 9 4-0 0 0 4 東京都町田市鶴間 1 5 5 7 担当部門 品質保証課 電話番号 0 4 2-7 9 6-5 5 0 1 F A X 番号 0 4 2-7 9 9-3 5 8 1 緊急連絡先 町田工場保安統括者 作 成

More information

(2) 異常現象と認識しているにもかかわらず 情報収集を行った後に通報することとなっている場合には 異常現象と認識した時点で通報する体制とすること (3) 従業員 ( 協力会社等の従業員を含む ) が異常現象の判断に迷うことにより通報が遅れるおそれのある場合には 異常現象の通報に関する教育 訓練の内

(2) 異常現象と認識しているにもかかわらず 情報収集を行った後に通報することとなっている場合には 異常現象と認識した時点で通報する体制とすること (3) 従業員 ( 協力会社等の従業員を含む ) が異常現象の判断に迷うことにより通報が遅れるおそれのある場合には 異常現象の通報に関する教育 訓練の内 消防特第 62 号 平成 24 年 3 月 30 日 関係道府県消防防災主管部長殿 消防庁特殊災害室長 異常現象の発生時における迅速な通報の確保について ( 通知 ) 石油コンビナート等災害防止法第 23 条において特定事業者に義務付けられている異常現象の通報は 応急対応の端緒となる重要な措置であり 迅速かつ適確に実施されることが必要ですが 未だ通報に時間を要している事案も多く発生している状況です

More information

第 1 章  総   則

第 1 章  総   則 別冊 3 三重県石油コンビナート等 防災計画 ( 最終案 ) 平成 27 年 3 月修正 三重県石油コンビナート等防災本部 序 文 石油コンビナート等特別防災区域 ( 以下 特別防災区域 という ) においては 大量の石油 高圧ガス 石油以外の危険物 指定可燃物 ( 可燃性固体類 可燃性液体類 ) 毒物及び劇物等が種々の装置 設備 施設等において 貯蔵 取扱い 処理されているため 火災 爆発 漏洩若しくは流出その他の事故が発生するおそれがあります

More information

1 熱, 蒸気及びボイラーの概要 問 10 伝熱についての記述として, 誤っているものは次のうちどれか (1) 金属棒の一端を熱したとき, 熱が棒内を通り他端に伝わる現象を熱伝導という (2) 液体又は気体が固体壁に接触して流れ, 固体壁との間で熱が移動する現象を熱伝達又は対流熱伝達という (3)

1 熱, 蒸気及びボイラーの概要 問 10 伝熱についての記述として, 誤っているものは次のうちどれか (1) 金属棒の一端を熱したとき, 熱が棒内を通り他端に伝わる現象を熱伝導という (2) 液体又は気体が固体壁に接触して流れ, 固体壁との間で熱が移動する現象を熱伝達又は対流熱伝達という (3) 1 熱, 蒸気及びボイラーの概要 問 10 伝熱についての記述として, 誤っているものは次のうちどれか (1) 金属棒の一端を熱したとき, 熱が棒内を通り他端に伝わる現象を熱伝導という (2) 液体又は気体が固体壁に接触して流れ, 固体壁との間で熱が移動する現象を熱伝達又は対流熱伝達という (3) 熱伝達率は固体表面の状態, 流れの状態, 温度が一定ならば, 流体の種類に関係なく一定である (4)

More information

基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準 第 ハロゲン化物消火設備 令第 3 条及び第 7 条並びに規則第 0 条の規定によるほか 次によること 防火対象物又はその部分に応じた放出方式及び消火剤ハロゲン化物消火設備の放出方式及び消火剤は 消火剤 ( 40 及び30をいう 以下この第 において同じ ) HFC 消火剤 (HFC3 及びHFC7eaをいう 以下この第 において同じ ) 及びFK5それぞれの特性を踏まえて 次表により防火対象物又はその部分に応じて設けること

More information

東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を踏まえた泊発電所1号機の安全性に関する総合評価(一次評価)の結果について(報告) 添付5-(3)

東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を踏まえた泊発電所1号機の安全性に関する総合評価(一次評価)の結果について(報告) 添付5-(3) 添付 5-(3)-1 起因事象 : 主給水喪失 ( 外部電源なし ) 主給水喪失 ( 外部電源なし ) 2.43 18.3m 原子炉停止 ( 電動またはタービン動 ) * 1 フィードアンドブリードシナリオ 高圧注入による原子炉への給水 充てん系によるほう酸の添加 * 1 フィードアンドブリードシナリオへ移行 加圧器逃がし弁による熱放出 余熱除去系による冷却 *1 フィードアンドブリードシナリオへ移行

More information

第 1 節承認基準等 第 1 危険物仮貯蔵 仮取扱承認申請に関する承認基準 ( 法第 10 条第 1 項ただし書 ) 1 仮貯蔵等の承認基準 ( タンクコンテナを除く ) (1) 危険物の仮貯蔵等を承認できる場所の位置は 危険物令第 9 条第 1 項第 1 号に掲げる製造所の位置の例によること (2

第 1 節承認基準等 第 1 危険物仮貯蔵 仮取扱承認申請に関する承認基準 ( 法第 10 条第 1 項ただし書 ) 1 仮貯蔵等の承認基準 ( タンクコンテナを除く ) (1) 危険物の仮貯蔵等を承認できる場所の位置は 危険物令第 9 条第 1 項第 1 号に掲げる製造所の位置の例によること (2 第 1 節承認基準等 第 1 危険物仮貯蔵 仮取扱承認申請に関する承認基準 ( 法第 10 条第 1 項ただし書 ) 1 仮貯蔵等の承認基準 ( タンクコンテナを除く ) (1) 危険物の仮貯蔵等を承認できる場所の位置は 危険物令第 9 条第 1 項第 1 号に掲げる製造所の位置の例によること (2) 仮貯蔵等場所における貯蔵又は取扱いの基準は 危険物令第 24 条から第 27 条に定める技術上の基準の例によること

More information

( 平成 6 年自治省令第 30 号 ) 平成 6 年省令危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令 ( 平成 17 年総務省令第 3 号 ) 平成 17 年省令危険物の規制に関する技術上の基準の細目を定める告示 ( 昭和 49 年自治省告示第 99 号 ) 告示 記 第 1 危険物施設の地震対策

( 平成 6 年自治省令第 30 号 ) 平成 6 年省令危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令 ( 平成 17 年総務省令第 3 号 ) 平成 17 年省令危険物の規制に関する技術上の基準の細目を定める告示 ( 昭和 49 年自治省告示第 99 号 ) 告示 記 第 1 危険物施設の地震対策 消防危第 28 号 平成 24 年 1 月 31 日 各都道府県消防防災主管部長東京消防庁 各指定都市消防長 殿 消防庁危険物保安室長 東日本大震災を踏まえた危険物施設の地震 津波対策の推進について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災における危険物施設の被害状況について消防庁が行った調査によると 地震の揺れや津波により被害を受けた危険物施設数は 3,341 施設であり 調査対象地域

More information

< F2D819A834A835A B182F182EB82CC C B>

< F2D819A834A835A B182F182EB82CC C B> 平成 22 年 2 月 24 日 カセットこんろによる事故の防止について ( 注意喚起 ) 製品安全センター NITE 製品安全センターに通知された製品事故情報のうち 平成 16 年度から 20 年度に発生したカセットこんろによる事故は 135 件 ( 1) ありました 平成 21 年 4 月から平成 22 年 1 月までにカセットこんろによるとみられる事故は 28 件発生しています この 3 カ月

More information

<4D F736F F D E817A899E977095D22D979A97F082C882B >

<4D F736F F D E817A899E977095D22D979A97F082C882B > Ⅵ. 危険物を運搬する場合に留意すべき事項 本章では 消防法等に基づく危険物の性状について整理するとともに 危険物を運搬する場合の基本的な留意事項などについて整理しています 指導においては 危険物の性状とともに 取扱方法 積載方法 運搬方法についての留意点を理解させ 運搬中に危険物が飛散 漏洩した場合にどのような事故につながるのかなどを認識させることが大切です 指針第 1 章 2-(6) 1. 危険物の性状

More information

00_トビラ及び目次

00_トビラ及び目次 ( 案 ) 茨城県石油コンビナート等防災計画 平成 28 年月 茨城県石油コンビナート等防災本部 目 次 第 1 章総 則 第 1 節目 的 1 第 2 節用語の定義 1 第 3 節基本方針 1 第 4 節特別防災区域の状況 2 第 1 特別防災区域 2 第 2 防災上からみた特別防災区域の状況 4 第 5 節防災関係機関等の処理すべき事務又は業務の大綱 9 第 1 特定地方行政機関 9 第 2 自衛隊

More information

石油コンビナート地域での 災害対応について 平成 30 年 2 月 15 日 神奈川県安全防災局安全防災部 工業保安課コンビナート G

石油コンビナート地域での 災害対応について 平成 30 年 2 月 15 日 神奈川県安全防災局安全防災部 工業保安課コンビナート G 石油コンビナート地域での 災害対応について 平成 30 年 2 月 15 日 神奈川県安全防災局安全防災部 工業保安課コンビナート G 1 石油コンビナートの規制 コンビナート (kombinat) とは 産の効率化を図るため 生産工程が密接に関連 する近接の 場を物理的に結合し集団化したもの 元来は, 旧ソ連での鉄 石炭を中心とした結合企業集団を指す ( 辞林第三版 ) 石油コンビナート 高圧ガス

More information

00_表紙・目次

00_表紙・目次 茨城県石油コンビナート等防災計画 平成 29 年 3 月 茨城県石油コンビナート等防災本部 茨城県石油コンビナート等防災計画 昭和 52 年 12 月 5 日 茨城県石油コンビナート等防災本部作成 昭和 53 年 12 月 07 日一部改訂平成 17 年 02 月 17 日一部改訂昭和 55 年 02 月 25 日一部改訂平成 18 年 02 月 28 日一部改訂昭和 55 年 10 月 21 日一部改訂平成

More information

(1) 小名浜地区における東北地方太平洋沖地震による被害概要とその推定要因 ( 資料 1-3) 委員 N 値のバラつきについては 過去の河道などの影響を受けている可能性が高いということか? 委員 そのとおり 委員 油の漏えいは無かったということか? 委員 当該タンクは底部形状が凹状のものが側板部分の

(1) 小名浜地区における東北地方太平洋沖地震による被害概要とその推定要因 ( 資料 1-3) 委員 N 値のバラつきについては 過去の河道などの影響を受けている可能性が高いということか? 委員 そのとおり 委員 油の漏えいは無かったということか? 委員 当該タンクは底部形状が凹状のものが側板部分の 資料 2-1 東日本大震災を踏まえた危険物施設等の地震 津波対策のあり方に係る検討会第 1 回屋外タンク貯蔵所等分科会 議事概要 ( 案 ) 1. 開催日時平成 23 年 10 月 19 日 ( 水 ) 10:00~12:00 2. 開催場所金融庁中央合同庁舎第 7 号館 9 階共用会議室 2 904 3. 出席者石井委員 今村委員 亀井委員 木村委員 越谷委員 ( 代理小川氏 ) 平委員 ( 代理宍戸氏

More information

182 No. 61 RDF m 13 RDF RDF 中国の石油精製工場で爆発 m 中国の染料用化学製品工場で爆発 t km

182 No. 61 RDF m 13 RDF RDF 中国の石油精製工場で爆発 m 中国の染料用化学製品工場で爆発 t km 181 事故 災害ニュース化学災害ニュース No.61 WWW http //riodb.ibase.aist. go.jp/riscad/ 1. 2. 3. 4. 5. 6. 運送会社の整備工場で火災 1. 2009 7 4 21 30 6. 2 20 1 1 000 2 1, 18 インドの爆薬工場で爆発 1. 2009 7 5 19 00 10 100 6. 10 100 20 2 紙製品梱包工場で火災

More information

はじめに 昭和 30 年代より エネルギー源が石炭から石油へと転換されるに従い 石油化学工業は急成長を遂げたが 昭和 40 年頃から石油コンビナート等に係る事故が相次いだ 昭和 49 年に岡山県倉敷市水島で発生した重油流出事故では 総合的な防災対策を早急に構ずる必要性が認識され 石油コンビナート等災

はじめに 昭和 30 年代より エネルギー源が石炭から石油へと転換されるに従い 石油化学工業は急成長を遂げたが 昭和 40 年頃から石油コンビナート等に係る事故が相次いだ 昭和 49 年に岡山県倉敷市水島で発生した重油流出事故では 総合的な防災対策を早急に構ずる必要性が認識され 石油コンビナート等災 石油コンビナート等防災本部の 訓練マニュアル 平成 28 年 3 月 石油コンビナート等防災体制検討会 総務省消防庁特殊災害室 はじめに 昭和 30 年代より エネルギー源が石炭から石油へと転換されるに従い 石油化学工業は急成長を遂げたが 昭和 40 年頃から石油コンビナート等に係る事故が相次いだ 昭和 49 年に岡山県倉敷市水島で発生した重油流出事故では 総合的な防災対策を早急に構ずる必要性が認識され

More information

<4D F736F F F696E74202D C A E955D89BF5F92C394678E968CCC B D89BF82CC8

<4D F736F F F696E74202D C A E955D89BF5F92C394678E968CCC B D89BF82CC8 日本原子力学会標準 原子力発電所に対する津波を起因とした確率論的リスク評価に関する実施基準 津波事故シーケンス評価の概要 2016 年 10 月 21 日 日本原子力学会標準委員会津波 PRA 作業会 原子力エンジニアリング (NEL) 倉本孝弘 設計基準を超える地震随伴事象に対するリスク評価に関するワークショップ 1 プラント構成 特性及びサイト状況の調査 事故シナリオの同定 津波 PRA 事故シーケンス評価

More information

第 21 換気設備等製造所等の換気設備及び排出設備の基準については 次による 1 換気設備 (1) 換気設備は 室内の空気を有効に置換するとともに 室温を上昇させないためのものであり 下記のものがある ア自然換気設備 ( 給気口と排気口により構成されるもの ) イ強制換気設備 ( 給気口と回転式又は

第 21 換気設備等製造所等の換気設備及び排出設備の基準については 次による 1 換気設備 (1) 換気設備は 室内の空気を有効に置換するとともに 室温を上昇させないためのものであり 下記のものがある ア自然換気設備 ( 給気口と排気口により構成されるもの ) イ強制換気設備 ( 給気口と回転式又は 第 21 換気設備等製造所等の換気設備及び排出設備の基準については 次による 1 換気設備 (1) 換気設備は 室内の空気を有効に置換するとともに 室温を上昇させないためのものであり 下記のものがある ア自然換気設備 ( 給気口と排気口により構成されるもの ) イ強制換気設備 ( 給気口と回転式又は固定式ベンチレーターにより構成されるもの等 ) ウ自動強制換気設備 ( 給気口と自動強制排風設備により構成されるもの等

More information

<4D F736F F D208ED497BC82C982E682E98D8288B3834B AED88DA93AE928682CC8E968CCC96688E7E46696E616C816992F990B38CE3816A2E646F6378>

<4D F736F F D208ED497BC82C982E682E98D8288B3834B AED88DA93AE928682CC8E968CCC96688E7E46696E616C816992F990B38CE3816A2E646F6378> 車両による高圧ガス容器移動中の事故防止注意事項について 高圧ガス保安協会 1. 目的高圧ガス事故 ( 喪失 盗難を除く災害 ) の統計と解析の結果 平成 23 年から平成 27 年までの最近 5 年間に発生した高圧ガス事故 ( 全数 2120 件 ) のうち 移動 による事故( 車両による高圧ガス容器移動中の事故 ) が 152 件発生した また 平成 27 年には事故原因は交通事故であるが 下記の参考に示すように

More information

別紙 1 消防危第 174 号 平成 25 年 10 月 4 日 < 関係団体の長 > 殿 消防庁危険物保安室長 ガソリン携行缶本体の注意表示の充実に係るご協力のお願いについて 平素から消防行政へのご理解とご協力を賜り 厚く御礼申し上げます 平成 25 年 8 月 15 日に京都府福知山市花火大会で

別紙 1 消防危第 174 号 平成 25 年 10 月 4 日 < 関係団体の長 > 殿 消防庁危険物保安室長 ガソリン携行缶本体の注意表示の充実に係るご協力のお願いについて 平素から消防行政へのご理解とご協力を賜り 厚く御礼申し上げます 平成 25 年 8 月 15 日に京都府福知山市花火大会で 消防危第 177 号 平成 25 年 10 月 4 日 各都道府県消防防災主管部長 東京消防庁 各指定都市消防長 殿 消防庁危険物保安室長 ( 公印省略 ) ガソリン携行缶を安全に取り扱うための留意事項について 多数の観客等が参加する行事に対する火災予防指導等については 多数の観客等が参加する行事に対する火災予防指導等の徹底について ( 平成 25 年 8 月 19 日付け消防予第 321 号 消防危第

More information

<4D F736F F D AEB8CAF95A893C18DD BC814089BB8A C982A882AF82E98E968CCC96688E7E93992E646F6378>

<4D F736F F D AEB8CAF95A893C18DD BC814089BB8A C982A882AF82E98E968CCC96688E7E93992E646F6378> 消防危第 220 号 消防特第 195 号 平成 24 年 10 月 1 日 各都道府県消防防災主管部長 殿 東京消防庁 指定都市消防長 消防庁危険物保安室長 消防庁特殊災害室長 化学プラントにおける事故防止等の徹底について 平成 24 年 9 月 29 日 株式会社日本触媒姫路製造所において 消防活動中の消防職員 1 名が殉職 消防職員 23 名を含む35 名が負傷する ( 平成 24 年 9 月

More information

Xamテスト作成用テンプレート

Xamテスト作成用テンプレート 気体の性質 1 1990 年度本試験化学第 2 問 問 1 次の問い (a b) に答えよ a 一定質量の理想気体の温度を T 1 [K] または T 2 [K] に保ったまま, 圧力 P を変える このときの気体の体積 V[L] と圧力 P[atm] との関係を表すグラフとして, 最も適当なものを, 次の1~6のうちから一つ選べ ただし,T 1 >T 2 とする b 理想気体 1mol がある 圧力を

More information

屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(3). オ ) を準用すること (2) 高架水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(4). ア イ及びウ ) を準用するほか (1). ア イ及びウの例によること (3) 圧力水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第

屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(3). オ ) を準用すること (2) 高架水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(4). ア イ及びウ ) を準用するほか (1). ア イ及びウの例によること (3) 圧力水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 第 4 節開放型スプリンクラーヘッドを用いるスプリンクラー設備 第 1 用語の意義この節における用語の意義は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 1) の例によるほか 次による 1 放水区域とは 一斉開放弁又は手動式開放弁の作動又は操作により 一定の個数の開放型ヘッドから同時に放水する区域をいう 2 舞台部とは 令第 12 条第 1 項第 2 号に規定する舞台部 ( 奈落を含む ) 及び条例第 40 条第

More information

P _Valves_j_2

P _Valves_j_2 Valves Regulators Flowmeters Pressure Sensors Quick Connectors Check Valves & Relief Valves PTFE PTFE PTFE PF SUS316 SUS316 SUS4 7kPa 1kPakPa50kPa Rc FT FTX0P FT RB PF PFPTFE 50400kPa 100ºC RB-HT 180ºC

More information

うるま市消防本部は 事業所の事務所内に指揮本部を設置 出動部隊は当該指揮本部にて待機中 ( 発災タンクから約 800m の位置に消防活動上の警戒区域を設定 発災タンクから約 1km の事務所内に指揮本部を設置 また 発災タンクから約 150m の位置に現場指揮本部を設置 ) 2 大容量泡放射システム

うるま市消防本部は 事業所の事務所内に指揮本部を設置 出動部隊は当該指揮本部にて待機中 ( 発災タンクから約 800m の位置に消防活動上の警戒区域を設定 発災タンクから約 1km の事務所内に指揮本部を設置 また 発災タンクから約 150m の位置に現場指揮本部を設置 ) 2 大容量泡放射システム 沖縄ターミナル ( 株 ) 原油漏洩事故 ( 第 25 報 ) 消防庁平成 24 年 11 月 30 日 20 時 30 分現在 1 発生日時等発生時刻 : 平成 24 年 11 月 7 日 ( 調査中 ) 覚知時刻 : 平成 24 年 11 月 7 日 15 時 06 分 ( 加入電話 ) 2 発生場所 へんざ特別防災区域名 : 平安座 住 よなしろへんざ所 : 沖縄県うるま市与那城平安座 6483

More information

< F2D31398D6289BB89F0939A97E12E6A7464>

< F2D31398D6289BB89F0939A97E12E6A7464> 平成 19 年度高圧ガス製造保安責任者試験 ( 記述式 ) の解答例 ( 甲種化学 ) 注 :1. 電話 FAX E メール等での問合せにはお答えできません 個人の解答の可否など採点に関する問合せについては お答えできませんのでご 了承下さい 2. 合格基準は 法令 保安管理技術及び学識の各科目とも60% 以上です 合格には受験科目のすべてがこの基準に該当することが必要です 3. 合否の発表等 1

More information

第3類危険物の物質別詳細 練習問題

第3類危険物の物質別詳細 練習問題 第 3 類危険物の物質別詳細練習問題 問題 1 第 3 類危険物の一般的な消火方法として 誤っているものは次のうちいくつあるか A. 噴霧注水は冷却効果と窒息効果があるので 有効である B. 乾燥砂は有効である C. 分子内に酸素を含むので 窒息消火法は効果がない D. 危険物自体は不燃性なので 周囲の可燃物を除去すればよい E. 自然発火性危険物の消火には 炭酸水素塩類を用いた消火剤は効果がある

More information

既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について

既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について 経済産業省 20140519 商局第 1 号 平成 26 年 5 月 21 日 各都道府県知事殿 経済産業省大臣官房商務流通保安審議官 既存の高圧ガス設備の耐震性向上対策について 高圧ガス設備については 高圧ガス保安法及び液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律 ( 以下 高圧ガス保安法 という ) に基づき 耐震設計を義務付けているところです こうした中で 平成 23 年東北地方太平洋沖地震の災害

More information

TM 屋内消火栓設備 2. における消火設備の取り扱い 2-1 消火栓設備 屋内消火栓設備 補助用高架水槽 位置表示灯発信機 ( 起動装置 ) 1 号消火栓 易操作性 1 号消火栓 2 号消火栓 リミットスイッチ付開閉弁 ( 起動装置 ) 非常電源 ( 蓄電池 )

TM 屋内消火栓設備 2. における消火設備の取り扱い 2-1 消火栓設備 屋内消火栓設備 補助用高架水槽 位置表示灯発信機 ( 起動装置 ) 1 号消火栓 易操作性 1 号消火栓 2 号消火栓 リミットスイッチ付開閉弁 ( 起動装置 ) 非常電源 ( 蓄電池 ) TM21263 における消火設備の取り扱いについて TM21263 2 目次 1. はじめに 2. における消火設備の取り扱い 2-1 消火栓設備 2-1-1 屋内消火栓設備 2-2 スプリンクラー設備 2-2-1 湿式スプリンクラー設備 2-2-2 乾式スプリンクラー設備 2-2-3 予作動式スプリンクラー設備 2-2-4 2 次圧制御式速動型スプリンクラーシステム (NSシステム) 2-2-5

More information

<4D F736F F D D F944D8CF08AB78AED82CC E682E889C AB834B A682A DC58F4994C

<4D F736F F D D F944D8CF08AB78AED82CC E682E889C AB834B A682A DC58F4994C 整理番号 2017-138 発生日時 2017 年 5 月 5 日 ( 金 ) 0 時 40 分施設名称連続再生式接触改質装置 ガスの種類および名称液化石油ガス ( 原料 : 重質ナフサ ) 高圧ガス事故概要報告事故の呼称熱交換器のフランジより可燃性ガス漏えい 火災事故発生場所三重県四日市市 機器熱交換器 事故発生事象 1 次 ) 漏えい 2 2 次 ) 火災 材質本体フランジ :SFVC2A ボルト

More information

様式第1号

様式第1号 様式第 4 号 ( 第 3 条関係 ) 1 危険物仮 貯蔵 取扱 申請書 3 殿 4 2 年月日 申請者住所電話 ( ) 氏名印 貯蔵取扱場所 5 危 所有者 住所 氏名 住所電話 ( ) 氏名 険 現場管理責任者 物 住 所 氏 名 類別 品名 数量 仮 貯 蔵 仮 取 扱 い 期 間 仮 貯 蔵 仮取扱いの方法 住所電話 ( ) 氏名 年 月 日から 6 年月日まで別添え 実施計画書 のとおり

More information

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会 奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会 目 次 第 1 編総 則 1 作成経緯と目的 4 2 マニュアルの適用区分 4 3 情報関係 5 (1) 奈良県とライフライン機関の連携概要 (2) 連絡ルート (3) 連絡体制 (4) ライフライン機関の職員の受入 (5) 奈良県への報告様式と取り扱い (6) ライフライン機関被害

More information

スライド 1

スライド 1 1 ライフ セービング ルール導入について ライフ セービング ルールとは : シェルグループで 2000 年 ~2008 年の 9 年間に発生した 業務上人身災害における主原因の 12 項目をルール化して 従業員や関連会社の方々を事故や災害等から守るために 2009 年から適用されているものです 目的 : 安全 (Safety) に関するグループ目標である 休業災害 (LTI) ゼロ の達成 期日

More information

<4D F736F F D20C9D9CFD9CCDEC0DD5B D81698F8395A88EBF816A2E646F63>

<4D F736F F D20C9D9CFD9CCDEC0DD5B D81698F8395A88EBF816A2E646F63> ノルマルフ タン住友精化 ( 株 ) 3305-01-0-00Z 2008 年 7 月 1 日 1/7 化学物質等安全データシート 1. 製品及び会社情報 化学物質等の名称 ノルマルブタン 化学名 ノルマルブタン (n-butane) ブタン (Butane) 会社名 住友精化株式会社 住 所 東京都千代田区九段下 1 丁目 13 番 5 号 担当部門 ガス事業部 連絡先 Tel; 03-3230-8577

More information

<4D F736F F F696E74202D C4816A81798E9197BF A8B4B90A791CE8FDB82CC8DC490AE979D E >

<4D F736F F F696E74202D C4816A81798E9197BF A8B4B90A791CE8FDB82CC8DC490AE979D E > 資料 2 スマート化に向けた規制対象の 再整理について 平成 2 7 年 6 月商務流通保安グループ高圧ガス保安室 高圧ガス保安法の基本的事項について 高圧ガス保安法では 高圧ガスの危険性に鑑み 高圧ガスによる災害を防止し 公共の安全を確保するため 高圧ガスの取り扱い ( 製造 貯蔵 販売 輸入 移動 消費及び廃棄 ) に係る技術上の基準を定めているとともに 当該取り扱いを行う者に対して所要の許可

More information

高圧ガス(第576号),P48-53

高圧ガス(第576号),P48-53 260 高圧ガス保安法の基礎シリーズ ( 第 8 回 ) 一昨年実施いたしました 高圧ガス誌 の読者アンケートおける今後取り上げて欲しいテーマでは, 高圧ガス保安法の基礎, 液化石油ガスの基礎 が上位でありました 加えてアンケートの自由記載欄でも法令に関するテーマの要望が多かったので, 高圧ガス保安法令及び液化石油ガス法令に関する連載を開始しています 平成 28 年度経済産業省委託高圧ガス保安対策事業

More information

高圧ガス(第571号),P69-75

高圧ガス(第571号),P69-75 959 高圧ガス保安法の基礎シリーズ ( 第 3 回 ) ( 新規 ) シリーズ企画について昨年実施いたしました 高圧ガス誌 の読者アンケートおける今後取り上げて欲しいテーマでは, 高圧ガス保安法の基礎, LP 法の基礎 が上位でありました 加えてアンケートの自由記載欄でも法令に関するテーマの要望が多かったので, 高圧ガス保安法令及びLPガス法令に関する連載を開始いたします 平成 28 年度経済産業省委託高圧ガス保安対策事業

More information

さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 4 渡り廊下で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 渡り廊下で接続されている場合の 取り扱い

さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 4 渡り廊下で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 渡り廊下で接続されている場合の 取り扱い 第 4 で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 で接続されている場合の 取り扱い 156 第 3 章消防用設備等の設置単位 とが地階以外の階においてその他これらに類するもの ( 以下 とい う 同じ ) により接続されている場合は 原則として 1 棟であること ただし 次の 2 から 6 までに適合している場合 別棟として取り扱うことができる 1 この項において 吹き抜け等の開放式の とは

More information

7 制御不能な二次災害を発生させない 7-1) 市街地での大規模火災の発生 7-2) 海上 臨海部の広域複合災害の発生 7-3) 沿線 沿道の建物倒壊による直接的な被害及び交通麻痺 7-4) ため池 ダム 防災施設 天然ダム等の損壊 機能不全による二次災害の発生 7-5) 有害物質の大規模拡散 流出

7 制御不能な二次災害を発生させない 7-1) 市街地での大規模火災の発生 7-2) 海上 臨海部の広域複合災害の発生 7-3) 沿線 沿道の建物倒壊による直接的な被害及び交通麻痺 7-4) ため池 ダム 防災施設 天然ダム等の損壊 機能不全による二次災害の発生 7-5) 有害物質の大規模拡散 流出 起きてはならない最悪の事態 7 制御不能な二次災害を発生させない 南海トラフ地震により 市街地の各所で火災が発生し また 石油タンクから流出した油に引火し 津波による漂流物に燃え移るなど大規模な火災が発生する 沿線や沿道の建物等が倒壊し 避難路が塞がれ避難の支障となり 道路に車が放置され交通麻痺が発生する ダムに大量の土砂や流木が流入し 洪水調節機能が低下 また 山腹崩壊により天然ダムが形成され その後の豪雨等により決壊し

More information

高圧ガス(第577号),P44-49

高圧ガス(第577号),P44-49 372 高圧ガス保安法の基礎シリーズ ( 第 9 回 ) 一昨年実施いたしました 高圧ガス誌 の読者アンケートおける今後取り上げて欲しいテーマでは, 高圧ガス保安法の基礎, 液化石油ガスの基礎 が上位でありました 加えてアンケートの自由記載欄でも法令に関するテーマの要望が多かったので, 高圧ガス保安法令及び液化石油ガス法令に関する連載を開始しています 平成 28 年度経済産業省委託高圧ガス保安対策事業

More information

別添 平成 23 年 3 月 17 日 消防庁 東北地方太平洋沖地震における被災地でのガソリン等の運搬 貯蔵及び取扱い上の留意事項 東北地方太平洋沖地震の被害は甚大であり 被災地におけるガソリン 軽油及び灯油等の燃料が不足しています 政府においてもガソリン等の燃料の迅速な運搬及び移送に努めており 被

別添 平成 23 年 3 月 17 日 消防庁 東北地方太平洋沖地震における被災地でのガソリン等の運搬 貯蔵及び取扱い上の留意事項 東北地方太平洋沖地震の被害は甚大であり 被災地におけるガソリン 軽油及び灯油等の燃料が不足しています 政府においてもガソリン等の燃料の迅速な運搬及び移送に努めており 被 ガソリン 軽油及び灯油等の燃料からは 目に見えない可燃性蒸気が発生します 特にガソリンは 気温が -40 でも可燃性蒸気が発生し 静電気などの小さな火源でも爆発的に燃焼する危険があります こうしたことから ガソリンなどの運搬等については 消防法で厳格な基準が定められています ガソリン 軽油及び灯油等の燃料は可燃性の高い危険物であることを十分ご注意いただき 適切な運搬及び管理をお願いします < ガソリンの運搬

More information

法令 練習問題1

法令 練習問題1 危険物取扱者乙種第 4 類 法令練習問題 1 問題 1 法別表第一の危険物の説明として 次のうち正しいものはどれか 1. 危険物は特類 第一類 ~ 第六類の 7 種類に分類されている 2. 都市ガス プロパンガスは特類に分類される 3. 常温 (20 ) において固体 液体 気体がある 4. ガソリンは第四類に分類される 5. 危険物には引火性物質と可燃性物質がある 問題 2 法令上 危険物取扱者免状について

More information

ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食

ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食 放水型ヘッド等を用いるスプリンクラー設備の設置及び維持に関する技術上の基準の細目 平成八年八月十九日消防庁告示第六号 改正経過 平成十一年九月八日消防庁告示第七号平成十二年五月三十一日消防庁告示第八号 消防法施行規則 ( 昭和三十六年自治省令第六号 ) 第十三条の四第二項 同条第三項第一号 第十三条の六第一項第五号 同条第二項第五号及び第十四条第二項第三号の規定に基づき 放水型ヘッド等を用いるスプリンクラー設備の設置及び維持に関する技術上の基準の細目を次のとおり定める

More information

第 2 節 危険物製造所の設置 変更許可時における法第 11 条第 2 項の基準 第 1 趣旨 適用範囲 基準 添付書類 1 趣旨この基準は 法第 11 条第 2 項に基づく許可に関するもののうち 設置者自ら取り扱う物質や製造過程の危険性などについて十分に把握し その対策を行うことにより 公共の安全

第 2 節 危険物製造所の設置 変更許可時における法第 11 条第 2 項の基準 第 1 趣旨 適用範囲 基準 添付書類 1 趣旨この基準は 法第 11 条第 2 項に基づく許可に関するもののうち 設置者自ら取り扱う物質や製造過程の危険性などについて十分に把握し その対策を行うことにより 公共の安全 第 2 節 危険物製造所の設置 変更許可時における法第 11 条第 2 項の基準 第 1 趣旨 適用範囲 基準 添付書類 1 趣旨この基準は 法第 11 条第 2 項に基づく許可に関するもののうち 設置者自ら取り扱う物質や製造過程の危険性などについて十分に把握し その対策を行うことにより 公共の安全の維持又は災害の発生を未然に防止するものです 2 適用範囲 予防規程対象である指定数量の倍数が 10

More information

( 給油取扱所関係 ) 問危険物の規制に関する政令 ( 昭和 34 年政令第 306 号 以下 政令 という ) 第 17 条第 3 項第 6 号に規定する自家用の給油取扱所 ( 以下 自家用給油取扱所 という ) にあっては 危険物の規制に関する規則 ( 昭和 34 年総理府令第 55 号 ) 第

( 給油取扱所関係 ) 問危険物の規制に関する政令 ( 昭和 34 年政令第 306 号 以下 政令 という ) 第 17 条第 3 項第 6 号に規定する自家用の給油取扱所 ( 以下 自家用給油取扱所 という ) にあっては 危険物の規制に関する規則 ( 昭和 34 年総理府令第 55 号 ) 第 消防危第 91 号 平成 27 年 4 月 24 日 各都道府県消防防災主管部長東京消防庁 各指定都市消防長 殿 消防庁危険物保安室長 危険物規制事務に関する執務資料の送付について 危険物規制事務に関する執務資料を別紙のとおり送付しますので 執務上の参考としてください また 各都道府県消防防災主管部長におかれましては 貴都道府県内の市町村に対してもこの旨周知されるようお願いします なお 本通知は消防組織法

More information

危険物施設簡易タンク移動タンク給油取扱所屋内貯蔵所屋外タンク屋内タンク屋外貯蔵所地下タンク販売取扱所一般取扱所合小小造計計計所 第 Ⅱ 編一般災害予防計画 第 3 章第 7 節二次災害の防止体制整備計画 4) 車両火災の予防 5) 危険物施設における自主防災組織の育成 現況 本市における危険物 高圧

危険物施設簡易タンク移動タンク給油取扱所屋内貯蔵所屋外タンク屋内タンク屋外貯蔵所地下タンク販売取扱所一般取扱所合小小造計計計所 第 Ⅱ 編一般災害予防計画 第 3 章第 7 節二次災害の防止体制整備計画 4) 車両火災の予防 5) 危険物施設における自主防災組織の育成 現況 本市における危険物 高圧 第 7 節二次災害の防止体制整備計画 第 1 項余震 降雨等に伴う二次災害防止体制整備 土木課 都市政策課 農林水産課 第 2 項危険物施設等災害予防計画 消防本部 総務課防災危機管理室 警察 第 1 項余震 降雨等に伴う二次災害防止体制整備 基本方針 市は 余震 降雨等に伴う二次災害を防止する体制を整備するとともに 土砂災害危険箇所の危険度を応急的に判定する技術者の養成並びに事前登録など 体制強化のための施策を推進するものとする

More information

<4D F736F F D2088C B835E B B826D82668C668DDA A E312E3189FC92E82E646F63>

<4D F736F F D2088C B835E B B826D82668C668DDA A E312E3189FC92E82E646F63> 安全データシート (SDS) 整理番号 No.1 最終改訂 2016 年 1 月 1 日 1. 化学品及び会社情報 1 物質名称 : 液化天然ガス (LNG:Liquefied Natural Gas) 2 会社名 : 北九州エル エヌ ジー株式会社 3 住所 : 北九州市戸畑区大字中原字先の浜 46 番 117 4 電話番号 :093-882-8902 2. 危険有害性の要約 GHS( 化学品の分類および表示に関する世界調和システム

More information

目 次 第 1 章 総 則 1 第 1 節 計画の目的 1 第 2 節 計画の基本方針 1 第 3 節 用語の定義 1 第 4 節 計画の修正 2 第 2 章 特別防災区域の現況 3 第 1 節 特別防災区域の範囲及び所在事業所 3 第 2 節 特別防災区域の周辺環境 11 第 3 章 防災関係機関

目 次 第 1 章 総 則 1 第 1 節 計画の目的 1 第 2 節 計画の基本方針 1 第 3 節 用語の定義 1 第 4 節 計画の修正 2 第 2 章 特別防災区域の現況 3 第 1 節 特別防災区域の範囲及び所在事業所 3 第 2 節 特別防災区域の周辺環境 11 第 3 章 防災関係機関 富山県石油コンビナート等防災計画 平成 27 年 3 月修正 富山県石油コンビナート等防災本部 目 次 第 1 章 総 則 1 第 1 節 計画の目的 1 第 2 節 計画の基本方針 1 第 3 節 用語の定義 1 第 4 節 計画の修正 2 第 2 章 特別防災区域の現況 3 第 1 節 特別防災区域の範囲及び所在事業所 3 第 2 節 特別防災区域の周辺環境 11 第 3 章 防災関係機関の処理すべき事務又は業務の大綱

More information

[問 99] 法別表に掲げる各類の危険物の性質、品名について、次のうち誤っているのはどれか

[問 99] 法別表に掲げる各類の危険物の性質、品名について、次のうち誤っているのはどれか 過去に出題された問題 甲種危険物取扱者試験解答は最後のページに記載されています ( 注 ) 問題中に使用した略語は 次のとおりです 法令 消防法 危険物の規制に関する政令又は危険物の規制に関する規則法 消防法政令 危険物の規制に関する政令規則 危険物の規制に関する規則製造所等 製造所 貯蔵所又は取扱所市町村長等 市町村長 都道府県知事又は総務大臣免状 危険物取扱者免状所有者等 所有者 管理者又は占有者

More information

第 1 章 L P ガスはクリーンエネルギー LP ガスとは LP ガス (LPG) とは Liquefied Petroleum Gas( 液化石油ガス ) の略称で プロパン (C3H8) やブタン (C4 H10) を主成分とするガス体エネルギーです 特に主成分がプロパンの場合は プロパンガス

第 1 章 L P ガスはクリーンエネルギー LP ガスとは LP ガス (LPG) とは Liquefied Petroleum Gas( 液化石油ガス ) の略称で プロパン (C3H8) やブタン (C4 H10) を主成分とするガス体エネルギーです 特に主成分がプロパンの場合は プロパンガス L i q u e f i e d P e t r o l e u m G a s 3 第 1 章 L P ガスはクリーンエネルギー LP ガスとは LP ガス (LPG) とは Liquefied Petroleum Gas( 液化石油ガス ) の略称で プロパン (C3H8) やブタン (C4 H10) を主成分とするガス体エネルギーです 特に主成分がプロパンの場合は プロパンガス とも呼ばれ

More information

スライド 1

スライド 1 最近の重大事故とリスクアセスメント 横浜国立大学客員教授 高圧ガス保安協会参与 小林英男 最近の重大事故 塩ビモノマー製造施設の爆発死亡事故 平成 23 年 11 月 13 日 ( 日 )15 時 24 分頃 東ソー株式会社南陽事業所 レゾルシン製造施設の爆発死亡事故 平成 24 年 4 月 22 日 ( 日 )2 時 15 分頃 三井化学株式会社岩国大竹工場 アクリル酸製造施設の爆発死亡事故 平成

More information

O157 6/23 7/4 6 25 1000 117,050 6 14:00~15:30 1 2 22 22 14:30~15:30 8 12 1 5 20 6 20 10 11 30 9 10 6 1 30 6 6 0 30 6 19 0 3 27 6 20 0 50 1 2 6 4 61 1 6 5 1 2 1 2 6 19 6 4 15 6 1 6 30 6 24 30 59

More information

概 要 本資料は 可燃性ガス 蒸気を取り扱う工場の電気設備設計及び防爆機器の選定の為の参考にまとめました 防爆機器の各防爆構造の解説は 種々資料があり防爆メーカーのカタログやホームページに解説がありますので省略しますが 出典は 工場電気設備防爆指針 ( ガス 蒸気防爆 ) ですのでそれを参照して下さ

概 要 本資料は 可燃性ガス 蒸気を取り扱う工場の電気設備設計及び防爆機器の選定の為の参考にまとめました 防爆機器の各防爆構造の解説は 種々資料があり防爆メーカーのカタログやホームページに解説がありますので省略しますが 出典は 工場電気設備防爆指針 ( ガス 蒸気防爆 ) ですのでそれを参照して下さ 防爆技術情報 Vol 1.1 1. 防爆とは (2008 年 10 月法改正 ) による修正 2008 年 12 月 01 日旭化成 EICソリューションズ株式会社制御技術部特機グループ定野 防爆技術資料 W02-1 - 概 要 本資料は 可燃性ガス 蒸気を取り扱う工場の電気設備設計及び防爆機器の選定の為の参考にまとめました 防爆機器の各防爆構造の解説は 種々資料があり防爆メーカーのカタログやホームページに解説がありますので省略しますが

More information

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56 参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56 名という甚大な被害を伴う火災が発生しました この火災を受け 消防庁では 屋外イベント会場等火災対策検討部会を設置し

More information

2 著しく消火困難な製造所等の消火設備 ( 危省令第 33 条 ) 消火活動上有効な床面からの高さ の高さの算定の起点となっている消火活動上有効な床面とは, 必ずしも建築物の床面に限られるものではなく, 火災時において第 4 種の消火設備等による消火活動を有効に行い得るものでなければならないこと (

2 著しく消火困難な製造所等の消火設備 ( 危省令第 33 条 ) 消火活動上有効な床面からの高さ の高さの算定の起点となっている消火活動上有効な床面とは, 必ずしも建築物の床面に限られるものではなく, 火災時において第 4 種の消火設備等による消火活動を有効に行い得るものでなければならないこと ( 第 14 章消火設備の基準 ( 危政令第 20 条 ) 第 1 消火設備の技術上の基準 ( 危省令第 29 条 ~ 第 32 条の 11) 1 共通事項消火設備を, 他の防火対象物又は製造所等の消火設備と兼用する場合は, 水源, 予備動力源, 消火薬剤, ポンプ設備等について, 容量及び能力の大なる方の基準を満たすように設けること ただし, 消火設備の消火範囲が隣接している場合 ( 開口部を有しない隔壁で区画されている場合を除く

More information

(3) 利用 保管方法 要介護認定情報等の申出にて発生する厚生労働省 大学内での倫理審査の文書 研究方法のマニュアル等は 研究室で適切に管理する 厚生労働省より提供を受けた要介護認定情報等の保存媒体の保管場所は 研究室の戸棚に保管し 施錠する 要介護認定情報等の利用場所は 研究室のみとする サーバ室

(3) 利用 保管方法 要介護認定情報等の申出にて発生する厚生労働省 大学内での倫理審査の文書 研究方法のマニュアル等は 研究室で適切に管理する 厚生労働省より提供を受けた要介護認定情報等の保存媒体の保管場所は 研究室の戸棚に保管し 施錠する 要介護認定情報等の利用場所は 研究室のみとする サーバ室 別添 2-3 平成 30 年 8 月 8 日要介護認定情報 介護レセプト等情報の提供に関する事前説明会 参考資料 5 要介護認定情報等の利用に当たっての運用管理規程 ( 参考例 ) 平成 年 月 日 大学 部 研究室 1. 基本方針と管理目的本運用管理規程は 大学における学術研究の発展を推進するとともに研究成果の社会還元に寄与するため 大学 部 研究室の運用において 情報資産のセキュリティ対策に必要な事項を定める

More information

大阪市立大学における 液体ヘリウムの汲み出し状況

大阪市立大学における 液体ヘリウムの汲み出し状況 高圧ガス保安法について 高圧ガスについて 1 圧力の単位 圧力単位 1 気圧 =1 Kg/cm2 ~10 5 Pa=0.1 MPa ~1 bar(1000mbar) =760 Torr(mmHg) 1 psi~ 0.07 Kg/cm2 現在はSI 単位系に統一の方向 東北大学極低温科学センター http://www.clts.tohoku.ac.jp/index.html 高圧ガスについて 2 ゲージ圧と絶対圧

More information

平成 30 年度第 1 回神奈川県石油コンビナート等防災対策検討会出席者名簿 ( 敬称略 ) 所属 職名等氏名 委員横浜国立大学大学院環境情報研究院教授 大谷英雄 委員 消防庁消防大学校消防研究センター施設等災害研究室長 畑 山 健 委員第三管区海上保安本部警備救難部 ( 代理 ) 環境防災課長 安

平成 30 年度第 1 回神奈川県石油コンビナート等防災対策検討会出席者名簿 ( 敬称略 ) 所属 職名等氏名 委員横浜国立大学大学院環境情報研究院教授 大谷英雄 委員 消防庁消防大学校消防研究センター施設等災害研究室長 畑 山 健 委員第三管区海上保安本部警備救難部 ( 代理 ) 環境防災課長 安 平成 30 年度第 1 回神奈川県石油コンビナート等防災対策検討会次第 平成 30 年 4 月 26 日 ( 木 )10 時 00 分 ~12 時 00 分 神奈川県庁第二分庁舎 6 階臨時記者室 1 あいさつ 2 議題 平成 30 年度取組計画 < 資料 > 資料 1 平成 30 年度取組計画資料 1-1 特定事業所の予防対策の促進について資料 1-2 平成 30 年度神奈川県石油コンビナート等防災本部訓練について参考資料

More information

《公表資料》柏崎刈羽原子力発電所6,7号機における自主的な安全対策の取り組みについて

《公表資料》柏崎刈羽原子力発電所6,7号機における自主的な安全対策の取り組みについて 柏崎刈羽原子力発電所 6 7 号機における自主的な安全対策の取り組みについて 平成 27 年 3 月 12 日東京電力株式会社柏崎刈羽原子力発電所 主な自主的な安全対策の項目 電源強化 ガスタービン発電機の遠隔操作化 緊急用電源盤からの複数の非常用母線への接続 炉心損傷防止 高圧代替注水系の設置 主蒸気逃がし安全弁の操作手段の強化 外部からの原子炉注水ラインの追加設置 復水貯蔵槽補給ラインの追加設置

More information

Microsoft PowerPoint - 熱力学Ⅱ2FreeEnergy2012HP.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 熱力学Ⅱ2FreeEnergy2012HP.ppt [互換モード] 熱力学 Ⅱ 第 章自由エネルギー システム情報工学研究科 構造エネルギー工学専攻 金子暁子 問題 ( 解答 ). 熱量 Q をある系に与えたところ, 系の体積は膨張し, 温度は上昇した. () 熱量 Q は何に変化したか. () またこのとき系の体積がV よりV に変化した.( 圧力は変化無し.) 内部エネルギーはどのように表されるか. また, このときのp-V 線図を示しなさい.. 不可逆過程の例を

More information

石油製品利用促進対策事業費補助金 ( 石油製品利用促進対策事業のうち 石油ガス災害バル ク等の導入に係るもの ) 業務方法書細則 ( 目的 ) 第 1 条この業務方法書細則 ( 以下 業務細則 という ) は 日本 LPガス団体協議会 ( 以下 日団協 という ) が定める石油製品利用促進対策事業費

石油製品利用促進対策事業費補助金 ( 石油製品利用促進対策事業のうち 石油ガス災害バル ク等の導入に係るもの ) 業務方法書細則 ( 目的 ) 第 1 条この業務方法書細則 ( 以下 業務細則 という ) は 日本 LPガス団体協議会 ( 以下 日団協 という ) が定める石油製品利用促進対策事業費 石油製品利用促進対策事業費補助金 ( 石油製品利用促進対策事業のうち 石油ガス災害バルク等の導入に係るもの ) 業務方法書細則 日本 LP ガス団体協議会 石油製品利用促進対策事業費補助金 ( 石油製品利用促進対策事業のうち 石油ガス災害バル ク等の導入に係るもの ) 業務方法書細則 ( 目的 ) 第 1 条この業務方法書細則 ( 以下 業務細則 という ) は 日本 LPガス団体協議会 ( 以下

More information

HPIS

HPIS HPIS 設備等のリスクマネジメントに 関する技術者の認証基準 Certification Procedure of Risk Management Engineer for Plant and Equipment HPIS F 102:2017 2017 年 11 月 28 日改正 一般社団法人日本高圧力技術協会 High Pressure Institute of Japan HPIS F102:20XX

More information

- 2 - 改正後改正前(登録申請書に添付すべき書類)(登録申請書に添付すべき書類)第一条(略)第一条(略)一次の表の上欄に定める倉庫の種類に応じ 同表の下欄に掲げる一次の表の上欄に定める倉庫の種類に応じ 同表の下欄に掲げる書類書類規則第三条第一号一~五(略)規則第三条第一号一~五(略)の一類倉庫

- 2 - 改正後改正前(登録申請書に添付すべき書類)(登録申請書に添付すべき書類)第一条(略)第一条(略)一次の表の上欄に定める倉庫の種類に応じ 同表の下欄に掲げる一次の表の上欄に定める倉庫の種類に応じ 同表の下欄に掲げる書類書類規則第三条第一号一~五(略)規則第三条第一号一~五(略)の一類倉庫 - 1 - 国土交通告示第号倉庫業法施行規則(昭和三十一年運輸省令第五十九号)の規定に基づき 倉庫業法第三条の登録の基準等に関する告示の一部を改正する告示を次のように定める 平成三十年六月二十九日国土交通大臣石井啓一倉庫業法第三条の登録の基準等に関する告示の一部を改正する告示倉庫業法第三条の登録の基準等に関する告示(平成十四年国土交通省告示第四十三号)の一部を次のように改正する 次の表により 改正前欄に掲げる規定の傍線を付した部分をこれに順次対応する改正後欄に掲げる規定の傍線を付した部分のように改め

More information

<4D F736F F D208E9197BF342D318AB4906B C815B834A815B939982CC8EED97DE82C693C192A528819A89EF8B638CE38F4390B38DCF E646F6378>

<4D F736F F D208E9197BF342D318AB4906B C815B834A815B939982CC8EED97DE82C693C192A528819A89EF8B638CE38F4390B38DCF E646F6378> 資料 4 感震ブレーカー等の種類 特徴等について 1. 感震ブレーカー等の種類と概要感震ブレーカー等には 数万円の規格品から 数千円の補助器具まで様々な種類が見られる それらは 概ね以下のような特徴を有している 1 分電盤タイプ ( 約 5~8 万円 ) 分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知し 電力供給を遮断 日本配線システム工業会において試験方法等が定められている(JWDS0007 付 2) 電気工事が必要

More information

<4D F736F F D20959F93878CB494AD81408B6789AAD2D BB82CC82512E646F63>

<4D F736F F D20959F93878CB494AD81408B6789AAD2D BB82CC82512E646F63> 水素発生量はどれ位? 130 万 Kwe の大型 PWR で 配管破断して ECCS が作動しない時に 炉心が冷却されない ( 水から露出する ) と どれ位 水素が出来るか 計算した人が居ます 5 時間で 500kg できるとある これは 5 万 m3 原子炉建屋の一番上が 50mx50mx10m とすれば 2.5 万 m3. 水素は 10% 濃度で爆発しますから 爆発するのに十分な量です 所で

More information

60513G SiH2Cl2 ジクロロシラン_

60513G SiH2Cl2 ジクロロシラン_ TKSD-60513G 1/6 安全データシート 1. 化学品及び会社情報 化学品の名称 : ジクロロシラン / 二塩化シラン 化学名 : ジクロロシラン (SiH 2 Cl 2 ) ガスコード : 513 会社名 : 高千穂化学工業株式会社 住所 : 150-0012 東京都渋谷区広尾 1 丁目 4 番地 6 号 担当部門 : 町田工場品質保証課 緊急連絡先 : 町田工場保安統括者 連絡先 : 194-0004

More information

Microsoft PowerPoint - 発表II-3原稿r02.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 発表II-3原稿r02.ppt [互換モード] 地震時の原子力発電所燃料プールからの溢水量解析プログラム 地球工学研究所田中伸和豊田幸宏 Central Research Institute of Electric Power Industry 1 1. はじめに ( その 1) 2003 年十勝沖地震では 震源から離れた苫小牧地区の石油タンクに スロッシング ( 液面揺動 ) による火災被害が生じた 2007 年中越沖地震では 原子力発電所内の燃料プールからの溢水があり

More information

Microsoft Word - 112_syoubousyo_kitei_ doc

Microsoft Word - 112_syoubousyo_kitei_ doc 木曽広域消防本部消防署の組織等に関する規程 平成 11 年 4 月 1 日規程第 18 号 改正 平成 13 年 3 月 5 日平成 17 年 2 月 1 日平成 17 年 3 月 18 日平成 17 年 10 月 21 日平成 18 年 12 月 26 日 規程第 5 号規程第 1 号規程第 3 号規程第 14 号規程第 13 号 平成 25 年 3 月 1 日平成 25 年 11 月 27 日平成

More information

リスク調査報告書(サンプル)

リスク調査報告書(サンプル) 株式会社御中 工場 リスク調査報告書 施設外観写真 2015 年 月 1 目次 1. 調査の概要 2. 火災 爆発リスクの評価結果 3. 火災 爆発リスクの評価コメント 4. 予想最大損害額 ( 火災 爆発 ) 5. ご改善をお勧めする事項 6. 地震リスク評価 ( ご参考 ) 7. 水災リスク評価 ( ご参考 ) 8. 災害発生時の早期復旧 ( ご参考 ) 2 1. 調査の概要 調査物件 株式会社

More information

消費者庁同時発表 平成 30 年 3 月 28 日 パナソニック株式会社が製造したノートパソコンのリコールが行われます ( 対策ソフトウェアの配信 ) パナソニック株式会社 ( 法人番号 : ) が製造したノートパソコンについて 当該製品から出火し 当該製品及び周辺を焼損する

消費者庁同時発表 平成 30 年 3 月 28 日 パナソニック株式会社が製造したノートパソコンのリコールが行われます ( 対策ソフトウェアの配信 ) パナソニック株式会社 ( 法人番号 : ) が製造したノートパソコンについて 当該製品から出火し 当該製品及び周辺を焼損する 消費者庁同時発表 平成 30 年 3 月 28 日 パナソニック株式会社が製造したノートパソコンのリコールが行われます ( 対策ソフトウェアの配信 ) パナソニック株式会社 ( 法人番号 :5120001158218) が製造したノートパソコンについて 当該製品から出火し 当該製品及び周辺を焼損する火災が発生しました 当該事故情報は 消費生活用製品安全法第 35 条第 1 項の規定に基づき 重大製品事故の報告を受け

More information

01

01 小水力発電システム ポンプ逆転 ダム維持放流 上水残圧 工業用水残圧 農業用水 [ 現地流況にマッチしたシステムをご提案 ] 上水道設備の残圧利用例 水道は私たちの生活に密着したライフラインであり その使用量は季節 時間によって大きく変化します そのため多くの水道事業体では 浄水場 配水場で流量調整バルブを絞って流量を調整しているのが現状ですが この流量調整操作は 水が持つほとんどの圧力エネルギーをバルブロスとして無駄に捨てていることになります

More information

第 2 章 1-1 災害対策マニュアル作成要領 一般高圧ガス充填事業所編

第 2 章 1-1 災害対策マニュアル作成要領 一般高圧ガス充填事業所編 第 2 章 1-1 災害対策マニュアル作成要領 一般高圧ガス充填事業所編 目次災害対策マニュアル作成要領 ( 一般高圧ガス充填事業所編 ) はじめに P1 作成に当たっての考え方 P1 災害対策マニュアル作成要領 P1 基本的事項 P2 1 保有する高圧ガス設備について記入する 2 設備管理面 3 設置環境 ( 製造設備 ) 4 容器充填 取扱いガスの種類 5 事業所の立地 ( 災害の発生に結びつく環境などについて記入

More information

2

2 参考 4-1 危険物施設の放爆に関するシミュレーションの概要について 1 シミュレーションの概要 屋根に太陽電池モジュールを設置している場合と 設置していない場合の解析結果を比較し 屋 根に太陽電池モジュールを設置することによる放爆性能への支障がどの程度あるのかを確認する シミュレーションの解析モデルは三次元モデルとし 圧縮性流体解析により 爆発エネルギーが 放散される際の危険物施設内の状況を数値解析する

More information

< F31322D819A B8AED8BEF82CC C B95B68E91>

< F31322D819A B8AED8BEF82CC C B95B68E91> 平成 21 年 12 月 16 日 暖房器具による事故防止について ( 注意喚起 ) NITEに通知された製品事故情報のうち 平成 16 年度 ~20 年度の冬 (10 月 ~ 3 月 ) に発生した暖房器具の事故は1,953 件 ( 1) ありました 電気ストーブは この2カ月間 (10 月 1 日 ~11 月 30 日 ) だけでも10 件の事故が発生しています これらの事故情報を分析すると 特に

More information

官庁施設の総合耐震 対津波計画基準 第 1 編総 則 第 1 章目的及び適用範囲 目的この基準は 国家機関の建築物及びその附帯施設の位置 規模及び構造に関する基準 ( 平成 6 年 12 月 15 日建設省告示第 2379 号 )( 以下 位置 規模 構造の基準 という ) 及び 国家機

官庁施設の総合耐震 対津波計画基準 第 1 編総 則 第 1 章目的及び適用範囲 目的この基準は 国家機関の建築物及びその附帯施設の位置 規模及び構造に関する基準 ( 平成 6 年 12 月 15 日建設省告示第 2379 号 )( 以下 位置 規模 構造の基準 という ) 及び 国家機 技術基準トップページはこちら ( 関連する基準の確認など ) http://www.mlit.go.jp/gobuild/gobuild_tk2_000017.html 官庁施設の総合耐震 対津波計画基準 第 1 編総 則 第 1 章目的及び適用範囲 1.1.1 目的この基準は 国家機関の建築物及びその附帯施設の位置 規模及び構造に関する基準 ( 平成 6 年 12 月 15 日建設省告示第 2379

More information