所令要綱

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1 租税特別措置法施行令の一部を改正する政令要綱 一個人所得課税 1 利子所得の分離課税等の適用対象から除かれる同族会社が発行した社債の利子でその同族会社の判定の基礎となった株主その他一定の者が支払を受けるものにつき 当該一定の者の範囲等を定めることとする ( 第 1 条の4 関係 ) 2 金融機関等の受ける利子所得等に対する源泉徴収の不適用の特例について 適用対象となる資本金等 1 億円以上の内国法人が支払を受ける公社債の利子等の範囲を見直すこととする ( 第 3 条の3 関係 ) 3 私募公社債等運用投資信託等の収益の分配に係る配当所得の分離課税等について 適用対象から除かれる公募公社債等運用投資信託の受益権等の公募の要件を定めることとする ( 第 3 条の4 関係 ) 4 上場株式等に係る配当所得等の課税の特例について 適用対象から除かれる利子等及び配当等の範囲等を定めることとする ( 第 4 条の2 関係 ) 5 配当所得等に係る申告不要の特例について 適用対象から除かれる利子等の範囲を定めることとする ( 第 4 条の3 関係 ) 6 優良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の課税の特例等について 適用対象となる地上階数 4 以上の中高層の耐火建築物の建築をする一定の事業を行う者に対する土地等の譲渡に係る区域の範囲に都市の低炭素化の促進に関する法律に規定する認定集約都市開発事業計画で一定の要件を満たすものの区域を加えるとともに 当該区域において行われる事業について当該認定集約都市開発事業計画に係る集約都市開発事業に限るものとする ( 第 20 条の2 第 38 条の4 第 39 条の97 関係 ) 7 既成市街地等内にある土地等の中高層耐火建築物等の建設のための買換え及び交換の場合の譲渡所得の課税の特例について 適用対象となる特定民間再開発事業の施行区域の範囲に都市の低炭素化の促進に関する法律に規定する認定集約都市開発事業計画で一定の要件を満たすものの区域を加えるとともに 当該区域において行われる事業について当該認定集約都市開発事業計画に係る集約都市開発事業に限るものとする ( 第 25 条の4 関係 ) 8 一般株式等に係る譲渡所得等の課税の特例について 適用対象となる株式等 1

2 の範囲から除かれる公社債の範囲等を定めることとする ( 第 25 条の8 関係 ) 9 上場株式等に係る譲渡所得等の課税の特例について 上場株式等に係る譲渡所得等の金額の計算方法 適用対象となる上場株式等の細目等を定めることとする ( 第 25 条の9 関係 ) 10 特定管理株式等が価値を失った場合の株式等に係る譲渡所得等の課税の特例について 特定口座内公社債が公社債としての価値を失ったことにより生じた損失の金額の計算方法 特定口座内公社債等が公社債としての価値を失ったことによる損失が生じた場合とされる清算結了に類する事実等を定めることとする ( 第 25 条の9の2 関係 ) 11 特定口座内保管上場株式等の譲渡に係る所得計算等の特例等について 特定口座に受け入れることができる上場株式等の範囲に 特定口座を開設する金融商品取引業者等が行う有価証券の売出しに応じて取得した上場株式等を加えるとともに 居住者等が特定口座を開設している金融商品取引業者等を通じて平成 27 年 12 月 31 日以前に取得した特定公社債等の特定口座への移管手続 居住者等が有する特定公社債等の平成 28 年中の特定口座への受入れの手続等を定めることとする ( 第 25 条の10の2 附則第 7 条関係 ) 12 特定中小会社が発行した株式に係る譲渡損失の繰越控除等の特例について 特定株式に係る譲渡損失の金額をその年分の上場株式等の譲渡所得等の金額の計算上控除する場合に提出する確定申告書に記載すべき事項等を定めることとする ( 第 25 条の12の2 関係 ) 13 株式等の譲渡の対価に係る支払調書等の特例について 投資信託等又は公社債等に係る償還金等の国内における交付の取扱者の範囲等を定めることとする ( 第 25 条の15 関係 ) 14 公益法人等に対して財産を寄附した場合の譲渡所得等の非課税の特例について 本特例の適用を受けた財産等を有する公益法人等が 幼保連携型認定こども園の設置のために行う事業譲渡に伴い当該財産等を他の公益法人等に贈与する措置に係る当該公益法人等及び他の公益法人等の要件等を定めることとする ( 第 25 条の17 関係 ) 15 住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除について 次の措置を講ずることとする ( 第 26 条関係 ) 2

3 ⑴ 控除額の特例の対象となる特定建築物に該当する家屋の細目を定める ⑵ 本特例の増改築等の対象に国土交通大臣が財務大臣と協議して定める一定のエネルギーの使用の合理化に資する修繕又は模様替を加える措置を平成 27 年 12 月 31 日まで延長する 16 特定の増改築等に係る住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除の控除額に係る特例について 本特例の断熱改修工事等の対象に国土交通大臣が財務大臣と協議して定める一定のエネルギーの使用の合理化に資する修繕又は模様替を加える措置を平成 27 年 12 月 31 日まで延長することとする ( 第 26 条の4 関係 ) 17 割引債の差益金額に係る源泉徴収等の特例について 支払を受ける割引債の償還金に係る差益金額に対して所得税が課される内国法人の範囲 特定割引債の償還金又は国外割引債の償還金の国内における支払の取扱者の範囲等を定めることとする ( 第 26 条の17 関係 ) 18 既存住宅に係る特定の改修工事をした場合の所得税額の特別控除について 適用対象となる一般断熱改修工事等に係るエネルギーの使用の合理化に資する改修工事が行われる構造又は設備と一体となって効用を果たす設備の要件を定めることとする ( 第 26 条の28の5 関係 ) 二国際課税 1 振替公社債等の利子等の課税の特例について 支払調書等の提出の対象から除外される外国政府等の範囲 特定振替社債等の発行者と特殊の関係のある者の判定時期 国税庁長官による適格口座管理機関の承認を受けるための申請書の提出等に係る手続 特定振替機関等又は適格口座管理機関が行う特定振替社債等の利子等につき非課税の適用がある旨の発行者に対する通知に係る手続の細目等を定めることとする ( 第 3 条 第 3 条の2 附則第 3 条関係 ) 2 割引債の償還差益等に係る国内源泉所得の課税の特例について 外国法人が国外において発行する割引債の償還差益のうち国内において行う事業に帰せられるものの範囲を定めることとする ( 第 26 条の19 第 39 条の33の3 関係 ) 3 振替割引債の差益金額等の課税の特例について 特定振替割引債の発行者と特殊の関係のある者の範囲及び判定時期 振替公社債等の利子等の課税の特例 3

4 の適用を受けている者が特定振替割引債について特例の適用を受けようとする場合の非課税適用申告書の提出の特例 支払調書等の提出の対象から除外される外国政府等の範囲 国税庁長官による適格外国仲介業者又は適格口座管理機関の承認を受けるための申請書の提出等に係る手続 特定振替機関等又は適格口座管理機関が行う特定振替割引債の償還金に係る差益金額等につき非課税の適用がある旨の発行者に対する通知に係る手続の細目等を定めることとする ( 第 26 条の20 附則第 12 条関係 ) 4 外国法人が有する特定振替割引債の保有により生ずる所得の非課税等について 所得の金額の計算上ないものとされる特定振替割引債に係る損失の額及び特定振替割引債の発行をする者と特殊の関係のある者の判定時期を定めることとする ( 第 39 条の33の3 関係 ) 三資産課税 1 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例について 適用対象となる相続の開始の直前において被相続人の居住の用に供することができない事由等を定めることとする ( 第 40 条の2 関係 ) 2 直系尊属から贈与を受けた場合の贈与税の税率の特例について 特例の適用がある場合における在外財産に対する贈与税額の控除等の適用に関する事項を定めることとする ( 第 40 条の4の4 関係 ) 3 相続時精算課税適用者の特例について 特例の適用を受ける財産の相続税法等の適用に関する事項を定めることとする ( 第 40 条の4の5 関係 ) 4 山林についての相続税の納税猶予制度における納税猶予税額の計算について 被相続人の債務及び葬式費用を相続税の課税価格から控除する場合には 山林以外の財産の価額から控除することとする ( 第 40 条の7の4 関係 ) 5 非上場株式等に係る相続税 贈与税の納税猶予制度について 次のとおり見直しを行うこととする ( 第 40 条の8 第 40 条の8の2 第 40 条の8の3 関係 ) ⑴ 贈与税の納税猶予における贈与者の要件のうち 贈与時において認定会社の役員でないこととする要件を 贈与時において当該認定会社の代表権を有していないことに改める 4

5 ⑵ 株券不発行会社について 株券の発行をしなくても相続税 贈与税の納税猶予の適用を認める ⑶ 適用対象となる資産保有型会社 資産運用型会社の要件のうち 常時使用従業員数が5 人以上であることとする要件について 経営承継相続人等及び経営承継相続人等と生計を一にする親族以外の従業員数で判定する ⑷ 認定会社の要件のうち 総収入金額が零を超えることとする要件について 総収入金額の範囲を主たる事業活動から生ずる収入の額に限る ⑸ 資産保有型会社 資産運用型会社に該当する認定会社等を通じて上場株式等 (1 銘柄につき 発行済株式等の総数等の 100 分の3 以上 ) を保有する場合には 納税猶予税額の計算上 当該上場株式等相当額は算入しない ⑹ 贈与税の納税猶予の取消事由から 役員である贈与者が認定会社から給与の支給等を受けた場合を除外する ⑺ 再生計画又は更生計画の認可の決定があった場合における猶予税額の免除について 適用対象となる債務の処理に関する計画の要件等を定める ⑻ 再生計画又は更生計画の認可の決定があった場合における猶予税額の再計算の特例について 適用対象となる認定会社の要件等を定める ⑼ 納税猶予税額の計算において 被相続人等の債務及び葬式費用を相続税の課税価格から控除する場合には 非上場株式等以外の財産の価額から控除する 6 認定低炭素住宅の所有権の保存登記等に対する登録免許税の税率の軽減措置について 適用対象となる特定建築物の範囲を定めることとする ( 第 42 条の2 関係 ) 7 特例事業者が不動産特定共同事業契約により不動産を取得した場合の所有権の移転登記等に対する登録免許税の税率の軽減措置について 適用対象となる不動産特定共同事業契約の範囲等を定めることとする ( 第 43 条の3 関係 ) 四その他所要の規定の整備を行うこととする 五施行期日 この政令は 別段の定めがあるものを除き 平成 28 年 1 月 1 日から施行するこ ととする ( 附則第 1 条関係 ) 5

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