ＴＩ 34P02Q21-01

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1 Technical Information TI 34P02Q21-01 自律型コントローラ FCN KS ケーブル対応ガイド TI 34P02Q 初版 (YK) 版 (YK)

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3 i はじめに 本書について YEWPACK/μXL,YEWMAC からの STARDOM(FCN) コントローラへのリプレースにおいて, 一部の I/O カードについては KS アダプタや互換 I/O モジュールを使用することにより, 既設フィールド配線 (I/O ケーブル, 端子台など ) をそのまま流用し, 更新工事費用を抑制することができます 本書では, 旧製品から,STARDOM FCN への更新時のフィールド配線流用 ( 流用の具体例, 注意事項, 流用できない場合の対処方法 ) について説明します

4 ii 著作権および商標 著作権 本書の著作権は弊社に帰属します 本書をコピーしたり, 第三者に譲渡, 販売, 頒布 ( パソコン通信のネットワークを通じて通信により提供することを含みます ) することを禁止します また, 無断でビデオテープその他に登録, 録画することも禁止します 商標ならびにライセンスソフトウェアについて STARDOM は, 横河電機株式会社の商標です その他, 本文中に使われている会社名 商品名は, 各社の商標または登録商標です 本文中の各社の登録商標または商標には,TM, R マークは表示しておりません

5 iii 自律型コントローラ FCN KS ケーブル対応ガイド TI 34P02Q 版 目次 はじめに...i 著作権および商標...ii 目 次...iii 1. フィールド配線移行 ( 共通事項 ) YEWPACK/μXLのI/Oカード アナログ入出力カード MAC VM VM PM MX MX MX MX MX デジタル入出力カード PB YEWMACのI/Oカード 一般入出力カード VM1,VM2,PM1,ST2,ST3,ST4,PB AN シリアル通信カード (RS2,RS3,SX1,PX1) その他 計測用入出力カード シーケンス入出力カード...11 Technical Information 改訂情報...I

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7 <1. フィールド配線移行 ( 共通事項 )> 1 1. フィールド配線移行 ( 共通事項 ) 本書では,YEWPACK で主に使用された一般入出力カード ( アナログ, デジタル ) を中心に説明します YEWMAC コントローラ (A 形,C 形 ) の一般入出力カードは,YEWPACK の I/O と共通であり, 同様に FCN への配線流用可能です ただし, ケーブル, 端子台の製品形名, 形状は異なります また一般入出力カードの通信カードや特殊 I/F カード, および YEWMAC 用の計測制御カード, シーケンスカードは互換 I/O が無く ( 一部を除く ), 新規接続, またはシステム構成要素の再検討が必要となります 代替 I/O モジュールのタイプ 以下の図に示すように, 代替 I/O モジュールには 2 つのタイプがあります (CENTUM 用 I/O モジュール, および KS アダプタのモールドの色は, グレーとなります ) タイプ 1 STARDOM I/O モジュール ( 形名 :NFxxx) に CENTUM 用 KS アダプタ ( 形名 : ATx) を接続し使用する STARDOM I/O モジュール + KSアダプタ 既設の KS ケーブル相当 M3690 K 等 既設のシグナルコンディショナネスト, ターミナルボード, 端子ブロック, リレーボート等 図 STARDOM I/O モジュール +KS アダプタでの接続例

8 <1. フィールド配線移行 ( 共通事項 )> 2 タイプ 2 互換専用 CENTUM 用 I/O モジュール ( 形名 Axxx) を使用する CENTUM FIO モジュール (KS ケーブル専用 ) 形名 :Axxxxx 既設の KS ケーブル相当 M3690 K 等 既設のシグナルコンディショナネスト, ターミナルボード, 端子ブロック, リレーボート等 図 CENTUM FIO モジュールでの接続例 重要 フィールド配線を流用 (KS 相当 I/O ケーブル接続 ) することが可能な場合でも, 仕様の差異 ( 絶縁仕様の違い,2 台構成で 1 台分の代替するもの, 入力信号種別に制限があるもの, など ) があるものもあります 詳細については, 次章以降を参照してください

9 一般入出力カードTV3 TV I/F カード <2. YEWPACK/μXL の I/O カード > 3 2. YEWPACK/μXL の I/O カード 既設の YEWPACK/μXL の I/O カードとこれらに対応する FCN の I/O モジュールの対応表は, 下記のようになっています 表 YEWPACK/μXL の I/O カードと FCN の I/O モジュールの対応 既設 YEWPACK/μXL の I/O カード FCN I/O モジュール YEWPACK/μXL 接続 形名機能 I/O 形名 (+KS アダプタ ) ケーブル端子台 (*4) 注 MAC2 制御入出力 (1~5V 入力 8 点, 4~20mA 出力 8 点 ) NFAB841 + ATM4A KS1 MCM,MHM PAC 制御入出力 ( パルス入力 8 点,4 ~20mA 出力 8 点 ) VM1 電圧入力 1~5V 16 点 NFAV141+ ATK4A KS2 TE16,MUB VM2 電圧入力 1~5V 8 点, NFAB841+ ATV4A KS2 TE16,MUB 出力 1~5V 8 点 VM4 電圧出力 1~5V 16 点 NFAV542+ ATK4A KS2 TE16,MUB PM1 パルス列入力 16 点 AAP149 KS2 TE16,MHC ST2 デジタル入力 16 点, 出力 16 点 ADV859 KS2 2 TE16,MUB ST3 デジタル入力 32 点 ADV159 KS2 2 TE16,MUB ST4 デジタル出力 32 点 ADV559 KS2 2 TE16,MUB ST5 デジタル入力 32 点, 出力 32 点 ADV869 KS9 2 TE32,MUD ST6 デジタル入力 64 点 ADV169 KS9 2 TE32,MUD ST7 デジタル入力 64 点 ADV569 KS9 2 TE32,MUD PB5 押ボタン入力 16 点 ADV159 KS2 TE16,MUB *2 MX2 TC/mV 入力 32 点, 非絶縁 AAT145 KS1 TETC *1 MX3 TC/mV 入力 16 点, 個別絶縁 AAT145 KS1 TETC MX4 電圧 (±10V) 入力 32 点, 非絶 NFAV142 + ATK4A KS2 TE16,MUB *1 縁 MX5 電圧 (±10V) 入力 16 点, 個別 NFAV144 + ATK4A KS2 TE16,MUB *3 絶縁 MX6 測温抵抗体 32 点, 非絶縁 AAR145 KS8 2 TERT *1,*3 RS2 RS-232-C(4 ポート ) *5 RS3 汎用シリアル 2 ポート *5 LCU ループ COM for ULDU *5 LCS ループ COM for SLxx(YS80) *5 LD1 ループ Display I/F GB1 GP-IB I/F(1 ポート ) PX1 シーケンサ I/F *5 *1: I/O モジュールを 2 台 (2 組 ) 使用します *2: I/O モジュールの I/O 点数うち, 半分のみ使用します *3: 仕様限定があります *4: 代表例です リレーボードなど他の相当品が接続可能です *5: シリアル通信モジュール (NFLR111,NFLR121) を使用し, 接続機器, 配線, 接続プロトコル等, 新規に検討が 必要となります

10 2.1. アナログ入出力カード MAC VM VM4 <2. YEWPACK/μXL の I/O カード > 4 アナログ入出力カードで移行可能な I/O カードにおける制限事項, 注意事項について説明します 対象 I/O カード :MAC2[ 制御入出力カード (1~5V 入力,8 点 /4~20mA, 出力,8 点, 非絶縁 )] 代替 I/O モジュール : NFAB841[ アナログ入出力モジュール (1~5 V 入力,4~ 20 ma 出力,8 点入力 /8 点出力, 非絶縁 )] 代替用端子ブロック : ATM4A 制限 / 注意事項 MAC2 の I/O 二重化には対応しておりません 制御入出力用端子ボード (MCM), シグナルコンディショナネスト (MHM) の信号配線並びは入力 出力が組み (CH1 の In/Out) になっています しかし,NFAB841 の設定は, 入力信号ごと (CH1~8)/ 出力信号ごと (CH9 ~ 16) に並んでいますので, リソースコンフィギュレータでの信号設定時に注意が必要です 対象 I/O カード : VM2[ 電圧入力 / 出力カード (1~5V,8 点 /8 点, 非絶縁 )] 代替 I/O モジュール : NFAB841[ アナログ入出力モジュール (1~5 V 入力,4~ 20 ma 出力,8 点入力 /8 点出力, 非絶縁 )] 代替用端子ブロック : ATV4A 制限 / 注意事項 NFAB841 の 4~20mA 出力をアダプタ内部のシャント抵抗で 1~5V 信号に変換しています リソースコンフィギュレータの設定画面では,4~20mA と表示されます 対象 I/O カード : VM4[ 電圧出力カード (1~5V,16 点, 非絶縁 )] 代替 I/O モジュール : NFAV542 代替用端子ブロック : ATK4A 制限 / 注意事項 NFAV542 は -10~10V 出力カードです 出力設定は,1~5V( デフォルト ) で使用してください

11 PM MX MX MX4 <2. YEWPACK/μXL の I/O カード > 5 対象 I/O カード : PM1[ パルス列入力カード (16 点 )] 代替 I/O モジュール : AAP149 別案 :NFAP135( 個別絶縁,8 点パルス入力モジュール ) 使用 従来,PM1(TTL 入力 ) とシグナルコンディショナカードを用いて, フィールド機器との絶縁, および 2 線式計器接続 ( 電源供給機能 ) を実現していました この NFAP135 を使用した場合, これらの機能は NFAP135 にあり, シグナルコンディショナカード無しで直接接続することができます 対象 I/O カード : MX2[TC/mV 入力 (32 点, 非絶縁 )] 代替 I/O モジュール : AAT145 制限 / 注意事項 AAT145 を 2 台使用 個別絶縁となります CH16 および CH32 は, 基準接点温度入力専用の入力信号となります このため,TC/mV 入力としては使用できません ( サポート点数は,30 点です ) CENTUM CS 3000 用の端子台 AET4D は, 使用できません 対象 I/O カード : MX3[TC/mV 入力 (16 点, 個別絶縁 )] 代替 I/O モジュール : AAT145 CH16 は, 基準接点温度入力専用の入力信号となります このため,TC/mV の入力用としては使用できません ( サポート点数は,15 点です ) CENTUM CS 3000 用の端子台 AET4D は, 使用できません 対象 I/O カード : MX4[±10V DC 入力 (32 点, 非絶縁 )] 代替 I/O モジュール : NFAV142[ アナログ入力モジュール (-10 V~+10 V,16 点, 非絶縁 )] 代替用端子ブロック : ATK4A 制限 / 注意事項 I/O モジュールを 2 台 (2 組 ) 使用します

12 MX5 <2. YEWPACK/μXL の I/O カード > 6 対象 I/O カード : MX5[±10V DC 入力 ( 入力 16 点, 個別絶縁 )] 代替 I/O モジュール : NFAV142[ アナログ入力モジュール (-10 V~+10 V,16 点, 非絶縁 )] NFAV144[ アナログ入力モジュール (-10 V~+10 V,16 点, 一括絶縁 )] 代替用端子ブロック : ATK4A MX6 制限 / 注意事項 [NFAV142 の場合 ] 非絶縁となります [NFAV144 の場合 ] 一括絶縁となります 対象 I/O カード : MX6[ 測温抵抗体 (32 点, 非絶縁 )] 代替 I/O モジュール : AAR145 制限 / 注意事項 I/O モジュールを 2 台 (2 組 ) 使用します 個別絶縁となります

13 2.2. デジタル入出力カード <2. YEWPACK/μXL の I/O カード > 7 デジタル入出力カードで移行可能な I/O カードにおける制限事項, 注意事項について説明します PB5 対象 I/O カード : PB5[ 押しボタン入力 ( 入力 16 点 )] 代替 I/O モジュール : ADV159[ デジタル入力モジュール CENTUM-ST3 互換モジュール (32 点入力, 各点絶縁 )] 制限 / 注意事項 ADV159(32 点 ) を使用し, リソースコンフィギュレータの設定で各点ごと PB を選択してください CN1,CN2 のどちらかのコネクタに接続して使用

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15 一般入出力カードAN5 絶縁形アナログカード (8 点, 個別絶縁 ) AAT145 M36934K M36931T *1,*2 カード計測用入出力 電圧出力 シーケンス入出力カTR0 トランジスタ出力 (16 点 ) ADV559 M36932K M36930T *1,*2 3. YEWMAC の I/O カード <3. YEWMAC の I/O カード > 9 既設の YEWMAC(MLCU) の I/O カードとこれらに対応する FCN の I/O モジュールの対応表は, 下記のようになっています ード表 YEWMAC(MLCU) と FCN の I/O モジュールの対応 既設 YEWMAC(MLCU)I/O カード FCN I/O モジュール YEWMAC 接続 形名 機能 I/O モジュール形名 (+KS アダプタ ) ケーブル 端子台 (*3) 注 VM1 電圧入力 (1~5V,16 点 ) NFAV141+ ATK4A M36930K M36930T VM2 電圧入力 (1~5V,8 点, 出力 1~5V,8 NFAB841+ ATV4A M36930K M36930T 点 ) PM1 パルス列入力 (16 点 ) AAP149 M36930K M36930T ST2 デジタル入力 16 点, 出力 16 点 ADV859 M36930K M36930T ST3 デジタル入力 32 点 ADV159 M36930K M36930T ST4 デジタル出力 32 点 ADV559 M36930K M36930T PB6 押ボタン入力 16 点 ADV159 M36930K M36930T *1 RS2 RS-232-C 4 ポート *4 RS3 汎用シリアル 2 ポート *4 GB1 GP-IB I/F 1 ポート TV3 TV I./F カード PX1 シーケンサ I/F *4 HAD1 高速アナログ入力 AN3 多点アナログ入力 (±10V DC,16 点 ) NFAV142 + ATK4A M36930K M36930T AN4 多点アナログ入出力 (±10V DC,8 点 /8 点 ) SX1 SECS 通信カード * 高精度 mv 入力 高精度 V 入力 ユニバーサルカウンタ PG 電圧出力 U/D カウンタ AC1 デジタル AC 入力 (132V AC,16 点 ) DC1 デジタル DC 入力 (24V DC,16 点 ) SC1 接点入力 ( 無電圧接点,16 点 ) ADV159 M36932K M36930T *1,*2 PU1 U/D カウンタ (16 点 ) SR0 SSR 出力カード (16 点 ) RL0 リレー出力 (16 点 ) *1: I/O モジュールの I/O 点数うち, 半分のみ使用します *2: 仕様限定があります *3: 代表例です リレーボード等他の相当品が接続可能です *4: シリアル通信モジュール (NFLR111,NFLR121) を使用し, 接続機器, 配線, 接続プロトコル等, 新規に検討が 必要となります

16 3.1. 一般入出力カード <3. YEWMAC の I/O カード > 10 一般入出力カードで移行可能な I/O カードにおける制限事項, 注意事項について説明します VM2,PM1,PB6 VM2,PM1,PB6 は,YEWPACK/μXL の I/O カードと同等の制限事項, 注意事項があります 下記に示す章を参照してください 表 I/O カード一覧 I/O カード参照章備考 VM VM2 参照 - PM PM1 参照 - PB PB5 参照 YEWPACK PB5 と同等機能 AN5 対象 I/O カード : AN5[ 絶縁形アナログ入力カード (mv,tc, 各種電圧レンジ,8 点 )] 代替 I/O モジュール : AAT145 制限 / 注意事項 入力が mv/tc に限定されている場合,AAT145 を使用し, 従来の I/O ケーブル, 端子台を使用することができます この時 AAT145 の 7 点を使用します ( 内部的には 8 点ですが,1 点は冷接点補償に使用します ) リソースコンフィギュレータの信号設定では,CH9 ~ 15 を使用します (CH16 は, 使用できません ) シリアル通信カード (RS2,RS3,SX1,PX1) ケーブル / 配線の互換はありません NFLR111,NFLR121( シリアル通信モジュール ) を使用し, 接続機器, 配線, 接続プロトコル等, 新規に検討が必要となります

17 <3. YEWMAC の I/O カード > その他 計測用入出力カード 現在, 計測用入出力カード ( , , , , , ) に対応する I/O モジュールはありません シーケンス入出力カード シーケンス入出力カードは,MLCU C 形 /S 形のコントローラで使用される, 高速シーケンス用の I/O カードです 重要 MLCU C 形 /S 形のコントローラのシーケンサカードは, 高速に制御を行うことができるため, システムの基本仕様 ( 制御周期, 応答速度など ) を見直す必要があります

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19 I Technical Information 改訂情報 資料名称 資料番号 : 自律型コントローラ FCN KS ケーブル対応ガイド :TI 34P02Q 年 11 月 / 初版 新規発行 2010 年 06 月 /2 版 誤記訂正 著作者 発行者 横河電機株式会社 IA マーケティングセンター PAPMK 部横河電機株式会社 東京都武蔵野市中町