トマトの輸入 2011 年門司税関は数量価額とも全国シェア第 1 位平成 24 年 6 月 20 日門司税関はじめに FAO( 国連食糧農業機関 ) の統計データによると世界のトマト生産量 (2010 年 ) は約 146 百万トンで野菜の生産量の中では常にトップクラスを維持しています

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ひろじかつもと
5 years ago
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トマトの輸入 2011 年はとも全国シェア第 1 位平成 24 年 6 月 20 日はじめに FAO( 国連食糧農業機関 ) の統計データによると世界のトマト生産量 (2010 年 ) は約 146 百万トンで野菜の生産量の中では常にトップクラスを維持していますトマトは生食のほかトマトジュースにして飲まれたり

1 トマトの輸入 2011 年はとも全国シェア第 1 位平成 24 年 6 月 20 日はじめに FAO( 国連食糧農業機関 ) の統計データによると世界のトマト生産量 (2010 年 ) は約 146 百万トンで野菜の生産量の中では常にトップクラスを維持していますトマトは生食のほかトマトジュースにして飲まれたりトマトソースやトマトケチャップなどの調味料に加工されたりして世界の食卓を豊かなものにしています文献によるとトマトの故郷は南米ペルーあるいは高原とされておりコロンブスの新大輸入された韓国産トマト陸発見以後アメリカ大陸に押し寄せたスペイン人などによって 16 世紀半ばにヨーロッパ ( 旧大陸 ) にもたらされました当初ヨーロッパではトマトは毒のある植物と誤解されていたようですがその後わずか 500 年の間に北米アフリカアジアなどに伝播し今では世界中の人々に人気のある野菜のひとつとなっています 2011 年におけるトマトの税関別輸入シェアをみるとがで54.7% で 57.3% を占めともに全国 1 位となっていますので今回はトマトの輸入について取り上げてみました ( 図 1) 図 1 トマトの全国税関別輸入シェア (2011 年 ) 大阪税関 2, 963 トン 54.7% 東京税関 45.1% 大阪税関 57.3% 東京税関 42.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 1

2 輸入動向年管内の前年比は 168.1% 166.1%- 全国におけるトマトの輸入推移をみると 2002 年にはで4,193トンで1,135 百万円であったものが 2011 年ではで2,963トンでと減少しています ( 図 2) なお過去最高は2000 年ので13,003トンで2,898 百万円です管内におけるトマトの輸入推移をみると 2002 年にはで3,010トンで768 百万円であったものが 2011 年ではは1,620トンで530 百万円とこちらも減少していますしかし 2011 年の前年比はで168.1% で166.1% と好調な伸びを示しています ( 図 3) なお過去最高はこちらも2000 年の実績でで10,903トンで2,245 百万円です図 2 ( トン ) 6,000 5,000 4,000 3,000 トマトの輸入推移 ( 全国 ) ( 百万円 ) 1,800 1,600 1,400 1, 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年図 3 ( トン ) 3,500 3,000 2,500 1, トマトの輸入推移 ( ) ( 百万円 ) 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 0 2

全国の港別輸入シェア - ともに下関港が第 2 位博多港が第 3 位 - 2011 年の全国におけるトマトの港別輸入シェアをでみると第 1 位成田空港 (39.2%) 第 2 位下関港 (34.4%) 第 3 位博多港 (20.1%) の順となっていますでみても第 1 位成田空港 (37.8%) 第 2 位下関港 (35.7%) 第 3 位博多港 (21.

3 全国の港別輸入シェア - ともに下関港が第 2 位博多港が第 3 位年の全国におけるトマトの港別輸入シェアをでみると第 1 位成田空港 (39.2%) 第 2 位下関港 (34.4%) 第 3 位博多港 (20.1%) の順となっていますでみても第 1 位成田空港 (37.8%) 第 2 位下関港 (35.7%) 第 3 位博多港 (21.4%) の順となっています ( 図 4) 図 4 トマトの全国港別輸入シェア (2011 年 ) 羽田 5.9% 0.3% 2,963 トン成田 39.2% 下関 34.4% 博多 20.1% 羽田 4.7% 0.4% 成田 37.8% 下関 35.7% 博多 21.4% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 国別輸入のシェア - 管内の国別輸入シェアはとも韓国が第 1 位年の全国におけるトマトの国別輸入シェアをでみると第 1 位 (54.7%) 第 2 位アメリカ合衆国 (28.1%) 第 3 位 (7.8%) 第 4 位 (4.9%) 第 5 位 (4.5%) の順となっていますでみると第 1 位 (57.5%) 第 2 位アメリカ合衆国 (19.8%) 第 3 位 (8.3%) 第 4 位 (7.4%) 第 5 位 (7.1%) の順となっています ( 図 5) 2011 年の管内におけるトマトの国別輸入シェアではともに第 1 位 ( 99.8% 99.7%) 第 2 位 ( 0.3%) の順でほとんどがからの輸入となっています ( 図 6) 図年トマトの国別輸入シェア ( 全国 ) 7.8% 4.9% 4.5% 7.4% 8.3% 7.1% アメリカ合衆国 28.1% 2,963 トン 54.7% アメリカ合衆国 19.8% 57.5% 3

図 6 2011 年トマトの国別輸入シェア ( ) 0.3% 1,620 トン 530 百万円 99.8% 99.

博多港と釜山港間の国際定期フェリー ( 毎日運航 ) を利用することにより韓国の生産地から 4~5 日で日本の消費地にトマトを届けることができることから今後も継続されるとのことでした表 1 2011 年 1~4 月及び 2012 年 1~4 月トマトの輸入 2011 年 1~4 月 2012 年 1~4 月前年同期比 (KG) ( 千円 ) (KG) ( 千円 ) 全国 641,765

4 図年トマトの国別輸入シェア ( ) 0.3% 1,620 トン 530 百万円 99.8% 99.7% おわりに 2012 年 1~4 月の全国のトマトの輸入実績はで 1,407 トンで 496 百万円管内ではで 635 トンで 217 百万円となっています前年同期比をみると全国管内ともにとも増加しています ( 表 1) 業界へのヒアリングによると管内のトマトの輸入は韓国からは低価格で同一規格のトマトを大量に仕入れることができること管内の下関博多港と釜山港間の国際定期フェリー ( 毎日運航 ) を利用することにより韓国の生産地から 4~5 日で日本の消費地にトマトを届けることができることから今後も継続されるとのことでした表年 1~4 月及び 2012 年 1~4 月トマトの輸入 2011 年 1~4 月 2012 年 1~4 月前年同期比 (KG) ( 千円 ) (KG) ( 千円 ) 全国 641, ,512 1,407, , 倍 2.4 倍管内 375, , , , % 194.1% 本稿においてトマトとは輸入統計品目番号トマト ( 生鮮のもの及び冷蔵したものに限る ) を計上しています本稿において過去最高は検索が可能な1988 年以降表 1において 2012 年 1~4 月実績は輸入 9 桁速報値統計数値の単位未満は四捨五入を行うため総数の内訳の計が一致しない場合があります港別輸入シェアは税関官署の通関ベースで計上本稿を作成するにおいて参照した文献橘みのり(1999) トマトが野菜になった日- 毒草から世界一の野菜へ草思社シルヴィアジョンソン(1999) 世界を変えた野菜読本金原端人訳晶文社 4

参考トマトの輸入推移 ( 及び全国 ) 年 (KG) ( 千円 ) (KG) ( 千円 ) 前年比全国比前年比全国比前年比前年比 2002 年 (H14) 3,010,178 38.2% 71.8% 768,419 47.1% 67.7% 4,192,695 44.4% 1,135,229 54.2% 2003 年 (H15) 2,818,985 93.6% 67.

5 参考トマトの輸入推移 ( 及び全国 ) 年 (KG) ( 千円 ) (KG) ( 千円 ) 前年比全国比前年比全国比前年比前年比 2002 年 (H14) 3,010, % 71.8% 768, % 67.7% 4,192, % 1,135, % 2003 年 (H15) 2,818, % 67.4% 718, % 62.5% 4,185, % 1,149, % 2004 年 (H16) 2,769, % 57.0% 843, % 51.2% 4,856, % 1,645, % 2005 年 (H17) 2,966, % 50.3% 798, % 43.9% 5,894, % 1,820, % 2006 年 (H18) 1,629, % 29.9% 479, % 26.5% 5,450, % 1,807, % 2007 年 (H19) 1,105, % 25.9% 376, % 25.7% 4,260, % 1,463, % 2008 年 (H20) 591, % 29.9% 161, % 27.7% 1,976, % 580, % 2009 年 (H21) 894, % 38.2% 221, % 34.8% 2,338, % 636, % 2010 年 (H22) 964, % 32.4% 318, % 30.6% 2,971, % 1,041, % 2011 年 (H23) 1,620, % 54.7% 529, % 57.3% 2,963, % 924, % 全国トマトの全国税関別輸入シェア (2011 年 ) 税関 (KG) ( 千円 ) 全国 2,963, % 100.0% 924, % 100.0% 1,620, % 54.7% 529, % 57.3% 東京税関 1,336, % 45.1% 393, % 42.5% 大阪税関 6,123 全増 1,862 全増トマトの全国港別輸入シェア (2011 年 ) 港名 (KG) ( 千円 ) 全国 2,963, % 100.0% 924, % 100.0% 成田空港 1,160, % 39.2% 349, % 37.8% 下関港 1,019, % 34.4% 330, % 35.7% 博多港 596, % 20.1% 197, % 21.4% 羽田空港 175,998 全増 5.9% 43,290 全増 4.7% 9, % 0.3% 3, % 0.4% トマトの国別輸入シェア (2011 年全国 ) 国名 (KG) ( 千円 ) 世界 2,963, % 100.0% 924, % 100.0% 1,621, % 54.7% 532, % 57.5% アメリカ合衆国 832, % 28.1% 182, % 19.8% 230, % 7.8% 68, % 7.4% 145, % 4.9% 65, % 7.1% 134, % 4.5% 76, % 8.3% トマトの国別輸入シェア (2011 年管内 ) (KG) ( 千円 ) 国名世界 1,620, % 100.0% 529, % 100.0% 1,616, % 99.8% 528, % 99.7% 3, % 1, % 0.3% 5

ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出 2011 年は数量価額ともに過去最高平成 24 年 11 月 21 日門司税関はじめにぶりは刺身寿司照り焼きなど日本の食卓には欠かせない食材の一つですが近年そのぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出が増加しています 2011 年全国税関別

ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出 2011 年は数量価額ともに過去最高平成 24 年 11 月 21 日門司税関はじめにぶりは刺身寿司照り焼きなど日本の食卓には欠かせない食材の一つですが近年そのぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出が増加しています 2011 年全国税関別ぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出 211 年はともに過去最高平成 24 年 11 月 21 日門司税関はじめにぶりは刺身寿司照り焼きなど日本の食卓には欠かせない食材の一つですが近年そのぶり ( 冷凍したフィレ ) の輸出が増加しています 211 年全国税関別輸出シェアをみると門司税関のシェアはで77.% で76.6% を占めともに全国第 1 位となっています ( 図