第 1 部モニタリング手法の開発

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1 第 1 部モニタリング手法の開発

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3 第 1 部モニタリング手法の開発 目次 Ⅰ. 目的 5 Ⅱ. 調査 5 1. 調査内容 5 1) 沖合域環境モニタリング手法の開発 5 (1) 調査対象水域及び対象種 5 (2) 調査回数 5 (3) 分析項目 5 2) 干潟環境モニタリング手法の開発 6 (1) アサリ移植実験法の検討 6 (2) 移植アサリと自生アサリの蓄積濃度の比較 6 2. 調査方法 6 1) 沖合域環境モニタリング手法の開発 6 (1) 試料 6 (2) 試料調製方法 7 2) 干潟環境モニタリング手法の開発 7 (1) アサリ移植実験法の検討 7 (2) 移植アサリと自生アサリの蓄積濃度の比較 8 (3) 試料調製方法 9 4) 分析方法 9 Ⅲ. 結果 沖合域環境モニタリング手法の開発 11 1) スルメイカの生態知見 11 2) 漁場形成後のスルメイカの肝臓中濃度変化の把握 12 (1) 外套背長と体重 12 (2) 肝臓中脂質含量 18 (3) 肝臓重量指数 19 第 1 部 -3

4 (4) 成熟度 20 (5) 肝臓中化学物質濃度 21 3) イカ生息水域の魚類およびイカの筋肉中化学物質濃度 29 (1) 体長と体重 29 (2) 筋肉中 ΣPCBs 濃度 29 (3) 筋肉中 CHLs 濃度 31 (4) 筋肉中 BTs および PTs 濃度 35 4) まとめ 干潟環境のモニタリング手法の開発 39 1) アサリ移植実験法の検討 39 (1) 殻長と肥満度 39 (2) 軟体部中 PFOS/PFOA 濃度 48 (3) 干潟底質中 PFOS/PFOA 濃度 48 (4) 軟体部中 PBDEs 濃度 51 (5) 干潟底質中 PBDEs 濃度 53 2) 移植アサリと自生アサリの蓄積濃度の比較 55 (1) 浄化飼育中および干潟移植後のアサリの殻長と肥満度 55 (2) 移植アサリと自生アサリの殻長と肥満度 56 (3) 浄化飼育中のアサリの化学物質濃度 67 (4) 干潟移植後のアサリの化学物質濃度 72 (5) 干潟底質中 PCBs 濃度 78 3) まとめ 80 引用文献 82 第 1 部 -4

5 Ⅰ. 目的 本調査では, 化学物質の汚染に係る漁場環境評価のために, 漁場に生息する魚介類を用い た簡便なモニタリング手法を開発するとともに, 蓄積化学物質濃度と水産生物に対する有害 性の関係を評価する方法を開発することを目的とする Ⅱ. 調査 調査内容は, 以下のとおりである 1. 調査内容 1) 沖合域環境モニタリング手法の開発日本海沖合域においてスルメイカの肝臓に蓄積する化学物質濃度を測定し, 前年度に調査を行った太平洋岸を回遊経路とするスルメイカとの蓄積濃度の比較を行った また, スルメイカ肝臓中に高濃度に化学物質が検出された場合に, 魚類筋肉中に汚染が及んでいるかを確認するために, 日本海で漁獲された魚類筋肉中における蓄積濃度の測定も行った (1) 調査対象水域及び対象種調査対象水域は, 日本海沖合域とした (2) 調査回数 スルメイカは 5 月,6 月,8 月,9 月,10 月の計 5 回, 月 1 回採取して調査を実施した また, マサバは 8 月に 1 回採取して調査を実施した (3) 分析項目 ΣPCBs, 有機スズ化合物 (OTs), クロルデン (CHLs), 脂質を分析対象とした 分析方法の概 要は後掲した 第 1 部 -5

6 2) 干潟環境のモニタリング手法の開発 (1) アサリ移植実験法の検討アサリ移植実験法の検討の一環として, 干潟に移植したアサリの化学物質 (PFOS/PFOA, PBDEs) の蓄積濃度を経時的に調べ, それらの蓄積濃度が時間の経過とともに平衡に達するか検討を行った (2) 移植アサリと自生アサリの蓄積濃度の比較前年度に移植実験法の検討を行い, 干潟環境中濃度のモニタリングが可能であることが示された PCBs,OTs を対象として, 移植したアサリの蓄積濃度と干潟に自生したアサリの蓄積濃度を調べた 生息水域近傍のムラサキイガイの化学物質の蓄積濃度を測定して, 移植したアサリの蓄積濃度が, 自生したアサリの濃度を反映するのか検討をおこなった 2. 調査方法 1) 沖合域環境モニタリング手法の開発 (1) 試料調査試料のスルメイカは, 日本海沖合の大和堆付近で採取された船凍スルメイカである (2) 試料調製方法 1スルメイカ入手したスルメイカは, 個体別に外套背長 ( 胴長 ) 及び湿重量を測定し後記の成熟度調査用の測定及び生殖腺固定を行った後, 以下のフローに従って肝臓を摘出した 汚物, 付着物等を清浄な方法, 手段で除去する 頭部, 腕部と胴体を切り離す 内臓, 墨袋を破らないように注意する 甲および内臓を摘出する 汚れがある場合はふきとる 内臓から肝臓を分取する 個体別の肝臓重量を測定する 分析必要重量を確保するために,7 個体 /1 検体とした ホモジナイズする ホモジナイザー等を用いて均一化し, 分析用試料とする 分析に供するまで -40 で冷凍保管する 第 1 部 -6

7 2 魚類 採取した魚類は, 個体別に全長, 体長及び湿重量を測定し, 以下のフローに従って筋肉部 の試料を調製した 汚物, 付着物等を清浄な方法, 手段で除去する 頭部を除去する 素頭おとし: えらから包丁を入れ胸びれ, かまは残す かまは筋肉として食するため, 分析に供する 内臓を除去する 胸びれの下から切れ込みを入れ内臓を除去する 汚れがある場合は水洗後, ふき取る 五枚におろす 皮を除去する 尾の身と皮の間に切り目を入れ, 包丁で引く 皮に筋肉部が残った場合は包丁等でそぎ取り, 試料に混合する ホモジナイズする ホモジナイザー等を用いて均一化し, 分析用試料とする 分析に供するまで保管する 2) 干潟環境のモニタリング手法の開発 (1) アサリ移植実験法の検討方法 1 干潟に自生するアサリを採取する 一部は凍結保存して後で殻長計測および分析用検体作製を行う 2( 財 ) 海洋生物環境研究所実証試験場 ( 新潟県柏崎市 ) の流水式水槽に収納し活性炭処理した清浄海水で 14 日間無給餌飼育をする 3 清浄海水飼育後, アサリを熊本大学合津マリンステーション ( 熊本県上天草市 ) に輸送する 第 1 部 -7

8 47つのステンレス製の飼育籠 (40x40x30cm) にアサリを 1.5kg ずつ収容して, 合津マリンステーション前の干潟に移植する 5 移植後 0 日目 ( 移植開始時 ),7 日目,14 日目,21 日目,28 日目,42 日目に1 籠ずつアサリを取り上げる これらの期間別に取り上げたアサリ ( 及び1のアサリ ) は, 殻長計測後,50 個体の軟体部ホモジネートを1 検体として3 検体を作製する 6PFOS/PFOA,PBDEs, 脂質を分析する 7 移植した干潟の3ヶ所の底質中の PFOS/PFOA およびΣPBDEs の分析を行う (2) 移植アサリと自生アサリの蓄積濃度の比較方法 1 干潟に自生するアサリを採取する 一部は凍結保存して後で殻長計測および分析用検体作製を行う 2 海生研の流水式水槽で活性炭濾過した海水を用いて 14 日間無給餌飼育を行った ( 浄化飼育 ) 後, アサリが自生する干潟 3ヶ所 (A,B,C) で 28 日間の移植実験を行う なお, 干潟に移植しなかったアサリについては浄化飼育を 28 日まで行い, 浄化飼育による化学物質の濃度変化を調べた 3 移植 28 日目に移植したアサリを取り上げるとともに, 干潟に自生するアサリも同時に採取してΣPCBs と OTs の分析を行う 4 移植した3ヶ所の底質中 ΣPCBs および OTs 濃度の分析を行う (3) 試料調製方法分析検体を作製するためのアサリは, アセトンですすいだステンレスメッシュ上に5 分程置いて余分な水分をとり, 以下の手順で試料を調製した 1 殻の隙間にメスや軟膏へらを割り込ませ, 蝶番の手前にある閉殻筋を切って殻を開く 2 殻の中の軟体部全体を削ぎ取り, 洗浄したステンレスメッシュ上に5 分程置いて余分な水分を落とす 3 軟体部を洗浄したホモジナイザーカップに移す 4ホモジナイザー本体にカップをセットする前に, カップ内にハサミの刃先を入れ, 外 第 1 部 -8

9 套膜外縁や出入水管などを裁断しておく 5ホモジナイザー本体にカップホルダーをセットし, カップホルダーに氷を敷き詰めてから, カップホルダーへカップをセットする 6ホモジナイザーのスイッチを入れ, 始めは2,000(rpm) 回転程度で空転や刃への軟体部のまとわりつき具合をみて, 馴染んだら10,000(rpm) 回転で10 分の均質化を行う 7 均質化された軟体部は,500mL 容ガラスビン3 本に軟体部ホモジネートをおよそ 200 g 入れる 8 試料ビンは-40 で冷凍保管する 完全に凍結状態となった後に宅急便 ( 冷凍 ) で分析機関に送付する 4) 分析方法モニタリング手法開発調査において分析を行った物質 ( 群 ) の分析法概要及び分析対象物質は以下のとおりである 1ΣPCBs の分析には高分解能 GC-MS 法を用いた 1~10 塩素置換体別に定量し,ΣPCBs 及び塩素置換体毎の濃度を求めた 2OTs の分析には GC-MS 法を用いた TBT,DBT,MBT,TPT,DPT,MPT の6 種類を分析対象とした 3CHLs の分析には高分解能 GC-MS 法を用いた トランスクロルデン, シスクロルデン, オキシクロルデン, トランスノナクロル, シスノナクロルの5 種類を分析の対象とした 4PFOS/PFOA の分析には LC/MS/MS 法を用いた 5PBDEs の分析には高分解能 GC-MS 法を用いた 1-10 臭素置換体別に定量し,ΣPBDEs 及び臭素置換体毎の濃度を求めた 6 脂質の分析にはソックスレー抽出法を用いた 結果は平均値 ± 標準偏差で表した 有意差の判定には一元配置分散分析 (One-factor ANOVA) を用いた後,Tukey の多重比較により行った 図中のアスタリスクは,1つ(*) は有意水準 5%,2 つ (**) は有意水準 1% で差が認められたことを示す また, 表中の nd は検出下限値未満を表し, 有意差の判定時やグラフの作成時には nd を各化学物質の検出下限値の 第 1 部 -9

10 1/2 の値に置換えた 第 1 部 -10

11 Ⅲ. 結果 1. 沖合域環境モニタリング手法の開発 1) スルメイカの生態知見スルメイカの回遊経路と系群を第 1-1 図 ( 木所, 私信 ) に示した 日本周辺で漁獲されるスルメイカは主に太平洋沿岸で漁獲される冬季発生系群と日本海沿岸で漁獲される秋季発生系群で構成されている 冬季発生系群の主産卵水域は東シナ海で, 索餌回遊で太平洋を北上し三陸沖から北海道に達し6 月から 12 月まで漁場を形成する 秋季発生系群は東シナ海から山陰沿岸を主産卵場として日本海を北上する ( 木所,2007; 川端 久保田,2009; 山下 森,2009) 本調査は日本海沖合域のモニタリングを目的としていることから, 調査対象を日本海沖合域を回遊経路とする秋季発生系群とすることとした 秋季発生系群 冬季発生系群 第 1-1 図スルメイカの回遊経路と系群 第 1 部 -11

12 2) 漁場形成後のスルメイカの肝臓中濃度変化の把握 (1) 外套背長と体重スルメイカの外套背長を第 1-2 図, 体重を第 1-3 図, 計測値を第 1-1 表 ~ 第 1-5 表に示した 5 月から 10 月までのスルメイカの外套背長は, 雌で 188~241mm, 雄で 157~229mm, また, 5 月から 10 月までのスルメイカの体重は, 雌で 132~311g, 雄で 95~248g の範囲にあった 5 月の外套背長を除き, 各月の外套背長および体重には雌雄差は認められなかった 10 月の雌の体重は5 月に比べて有意に高値を示した 雌 雄 雌雄 ** 200 外套背長 150 体重 * * 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 H 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 H23 第 1-2 図スルメイカの外套背長エラーハ ーは SD( 各月 n=30) **:p<0.01 第 1-3 図スルメイカの体重エラーハ ーは SD( 各月 n=30) **:p<0.01 第 1 部 -12

13 第 1-1 表スルメイカの体重, 外套背長及び生殖器官計測結果 (5 月 ) 雌 No. 体重 外套背長 包卵腺長 ( 卵巣 + 輸卵管 ) 重量 肝臓重量 HSI ( 肝臓重量指数 ) GSI ( 卵巣重量指数 ) m ( 包卵腺長指数 ) 成熟開始期 検体数 平均値 標準偏差 雄 No. 体重 外套背長 付属腺重量 精巣重量 肝臓重量 HSI ( 肝臓重量指数 ) TSI ( 精巣重量指数 ) AGSI ( 付属腺重量指数 ) 成熟開始期 成熟期 成熟開始期 成熟開始期 検体数 平均値 標準偏差 備考 備考 第 1 部 -13

14 雌 No. 第 1-2 表スルメイカの体重, 外套背長及び生殖器官計測結果 (6 月 ) 体重 外套背長 包卵腺長 ( ) ( 卵巣 + 輸卵管 ) 重量 肝臓重量 HSI ( 肝臓重量指数 ) GSI ( 卵巣重量指数 ) m ( 包卵腺長指数 ) 成熟期 成熟期 成熟期 検体数 平均値 標準偏差 雄 No. 体重 外套背長 付属腺重量 () 精巣重量 肝臓重量 HSI ( 肝臓重量指数 ) TSI ( 精巣重量指数 ) AGSI ( 付属腺重量指数 ) 成熟開始期 放精期 放精期 放精期 成熟開始期 成熟開始期 成熟開始期 成熟開始期 検体数 平均値 標準偏差 備考 備考 第 1 部 -14

15 雌 No. 第 1-3 表スルメイカの体重, 外套背長及び生殖器官計測結果 (8 月 ) 体重 外套背長 包卵腺長 ( 卵巣 + 輸卵管 ) 重量 肝臓重量 HSI ( 肝臓重量指数 ) GSI ( 卵巣重量指数 ) m ( 包卵腺長指数 ) 成熟開始期 成熟開始期 成熟開始期 検体数 平均値 標準偏差 雄 No. 体重 外套背長 付属腺重量 精巣重量 肝臓重量 HSI ( 肝臓重量指数 ) TSI ( 精巣重量指数 ) AGSI ( 付属腺重量指数 ) 放精期 成熟開始期 成熟開始期 成熟開始期 成熟開始期 成熟開始期 成熟開始期 成熟開始期 成熟開始期 成熟開始期 成熟開始期 放精期 検体数 平均値 標準偏差 備考 備考 第 1 部 -15

16 雌 No. 第 1-4 表スルメイカの体重, 外套背長及び生殖器官計測結果 (9 月 ) 体重 外套背長 包卵腺長 ( 卵巣 + 輸卵管 ) 重量 肝臓重量 HSI ( 肝臓重量指数 ) GSI ( 卵巣重量指数 ) m ( 包卵腺長指数 ) 成熟期 成熟開始期 検体数 平均値 標準偏差 雄 体重 外套背長 付属腺重量 精巣重量 肝臓重量 HSI TSI No. ( 肝臓重量指数 ) ( 精巣重量指数 ) AGSI ( 付属腺重量指数 ) 放精期 放精期 放精期 放精期 放精期 放精期 放精期 放精期 放精期 放精期 放精期 放精期 放精期 放精期 検体数 平均値 標準偏差 備考 備考 第 1 部 -16

17 第 1-5 表スルメイカの体重, 外套背長及び生殖器官計測結果 (10 月 ) 雌 No. 体重 外套背長 包卵腺長 ( 卵巣 + 輸卵管 ) 重量 肝臓重量 HSI ( 肝臓重量指数 ) GSI ( 卵巣重量指数 ) m ( 包卵腺長指数 ) 検体数 平均値 標準偏差 雄 No. 体重 外套背長 付属腺重量 精巣重量 肝臓重量 HSI ( 肝臓重量指数 ) TSI ( 精巣重量指数 ) AGSI ( 付属腺重量指数 ) 放精期 放精期 放精期 放精期 成熟開始期 放精期 放精期 放精期 放精期 成熟開始期 成熟開始期 放精期 放精期 放精期 放精期 検体数 平均値 標準偏差 備考 備考 第 1 部 -17

18 (2) 肝臓中脂質含量 スルメイカの肝臓中脂質含量を第 1-4 図に示した 5 月 (27%) から 8 月 (20%) にかけて減 少し, その後有意な変化は示さなかった 脂質 (g/100) * 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 H23 第 1-4 図スルメイカの肝臓中脂質含量エラーハ ーは SD(n=3), *:p<0.05 第 1 部 -18

19 (3) 肝臓重量指数スルメイカの肝臓重量指数を第 1-5 図に示した 5 月から 10 月まで雌雄の肝臓重量指数は,8~11 の範囲にあった 雌雄ともに6 月の値が5 月に比べて高値を示し, その後減少する傾向がみられた 15 雌雄 ** ** ** ** 10 肝臓重量指数 5 ** ** ** 0 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 H23 第 1-5 図スルメイカの肝臓重量指数エラーハ ーは SD(n=30), **:p<0.01 第 1 部 -19

20 (4) 成熟度池田らの成熟度判定基準 ( 池田ら,1991 a,b ) に基づいてスルメイカの成熟段階を判定した ( 雌 : 第 1-6 図, 雄 : 第 1-7 図 ) 雌雄合計 30 尾のスルメイカについて, 雌では生殖器官重量指数 (GSI: ( 卵巣重量 + 輸卵管重量 ) 100/ 体重 ), 包卵腺長指数 (m: 包卵腺 / 外套背長 ), 雄では精巣重量指数 (TSI: 精巣重量 100/ 体重 ), 付属腺重量 (AGSI: 付属腺重量 100/ 体重 ; 付属腺重量とは輸精管, 貯精嚢, 精包嚢, 陰茎の各器官の重量の合計 ) の各指数を算出した ( 第 1-1 表 ~ 第 1-5 表 ) 雌は6 月から9 月にかけて, 成熟開始期および成熟期の個体が 20% 前後出現したが,10 月には成熟個体は皆無だった 一方, 雄の成熟開始期以降の個体の割合は5 月に約 40% で季節が進むにつれて成熟個体が増し,10 月には約 90% だった 雌成熟期雌成熟開始期雌未熟期 雄放精期雄成熟開始期雄未熟期 10 月 10 月 9 月 9 月 H23 8 月 H23 8 月 6 月 6 月 5 月 5 月 (%) 第 1-6 図雌イカの成熟度未熟期 :GSI<1.0 または m<0.208; 成熟開始期 :GSI 1.0 かつ m 0.208; 成熟期 :GSI 2.6 かつ m (%) 第 1-7 雄イカの成熟度未熟期 :TSI<0.5 または AGSI<0.1; 成熟開始期 :TSI 0.5 かつ AGSI 0.1; 放精期 :TSI 2.0 かつ AGSI 1.0 第 1 部 -20

21 (5) 肝臓中化学物質濃度 1ΣPCBs 肝臓中 ΣPCBs 濃度を第 1-8 図, 分析結果を第 1-6 表に示した 湿重量換算したΣPCBs 濃度は 33~56ng/g-wet の範囲で推移し8 月に有意な減少を示した しかし脂質重量換算した ΣPCBs 濃度は8 月には大きな変化を示していないことから,8 月の湿重量換算濃度の減少は 8 月の脂質含量の減少に由来するとみられた PCBs の同族体組成を第 1-10 図に示した 雌雄の値はともに5,6 塩化物の濃度が他の同族体より高く, それらの2 塩化物濃度の合計で全体の 67~69% を占めた 2CHLs 肝臓中 CHLs 濃度を第 1-9 図, 分析結果を第 1-7 表に示した 調査期間を通じて CHLs 濃度は 8~11ng/g-wet の範囲で推移た 9 月 (9.8ng/g-wet) と 10 月 (10.7ng/g-wet9 の CHLs 濃度は5 月の値 (8.0ng/g-wet) に比べ有意に高値を示した CHLs 濃度の化合物別濃度を第 1-11 図に示した 調査期間を通じて雌雄のトランスノナクロル濃度及びシスクロルデン濃度が高く, それら2 化合物濃度の合計で全体の 67~70% を占めた 第 1 部 -21

22 ** ** 採取時期 第 1-8 図スルメイカの肝臓中 ΣPCBs 濃度エラーハ ーは SD(n=3), **:p<0.01 * ** 採取時期 第 1-9 図スルメイカの肝臓中 CHLs 濃度エラーハ ーは SD(n=3), **:p<0.01; *:p<0.05 第 1 部 -22

23 25 1 塩化物 2 塩化物 3 塩化物 4 塩化物 5 塩化物 6 塩化物 7 塩化物 8 塩化物 9 塩化物 10 塩化物 20 肝臓中濃度 (ng/g-wet) 月 23 日 6 月 17 日 8 月 20 日 9 月 15 日 10 月 19 日 H23 採取時期 第 1-10 図スルメイカ肝臓中の PCBs の同族体別濃度エラーハ ーは SD(n=3) 5 trans-chlordane cis-chlordane Oxychlordane trans-nonachlor cis-nonachlor 4 肝臓中濃度 (ng/g-wet) 月 23 日 6 月 17 日 8 月 20 日 9 月 15 日 10 月 19 日 H23 採取時期 第 1-11 図スルメイカ肝臓中の CHLs の化合物別濃度エラーハ ーは SD(n=3) 第 1 部 -23

24 第 1-6 表スルメイカの肝臓中 ΣPCBs 分析結果 同族体 1 塩素化物 2 塩素化物 3 塩素化物 4 塩素化物 5 塩素化物 6 塩素化物 7 塩素化物 8 塩素化物 9 塩素化物 10 塩素化物 PCBs 脂質 (g/100g) ΣPCBs/g-lipid 検出下限 定量下限 スルメイカ スルメイカ スルメイカ 平均値 標準偏差 スルメイカ スルメイカ スルメイカ 平均値 標準偏差 スルメイカ スルメイカ スルメイカ 平均値 標準偏差 スルメイカ スルメイカ スルメイカ 平均値 標準偏差 スルメイカ 1 nd スルメイカ スルメイカ 平均値 標準偏差 第 1-7 表スルメイカ雌の肝臓中 ΣPCBs 分析結果 採取日 2011/5/ /6/ /8/ /9/ /10/19 第 1 部 -24

25 第 1-8 表スルメイカ雄の肝臓中 ΣPCBs 分析結果 第 1-7 表スルメイカの肝臓中 CHLs 分析結果 クロルデン類 trans -Chlordancis -Chlordane Oxychlordane trans -Nonachlocis -Nonachlor CHLs CHLs/g-lipid 採取日 検出下限 定量下限 /5/23 スルメイカ スルメイカ スルメイカ 平均値 標準偏差 /6/17 スルメイカ スルメイカ スルメイカ 平均値 標準偏差 /8/20 スルメイカ スルメイカ スルメイカ 平均値 標準偏差 /9/15 スルメイカ スルメイカ スルメイカ 平均値 標準偏差 /10/19 スルメイカ スルメイカ スルメイカ 平均値 標準偏差 第 1 部 -25

26 3BTs 濃度 DBT, TBT の各濃度は 3~10ng/g-wet の範囲で推移し, MBT はほとんど検出されなかった ( 第 1-12 図, 第 1-8 表 ) TBT,DBT は6 月から8 月にかけて減少した 各月内の3 物質間の濃度に有意差はみられず, また, 雌雄差もみられなかった 各物質を月間で比較すると,8, 9 月の TBT は6 月の値に比べ有意に低かった また,9 月,10 月の DBT は5 月の値に比べて有意に低かった 4PTs 濃度 MPT 及び DPT は検出下限値以下か定量下限付近の低値だった TPT は 36~45ng/g-wet の範囲で推移し, 明確な季節変化を示さなかった ( 第 1-13 図, 第 1-8 表 ) (5) (9) 第 1 部 -26

27 * * * 採取時期 第 1-12 図スルメイカ肝臓中 BTs 濃度エラーハ ーは SD(n=3),*:p<0.05 採取時期 第 1-13 図スルメイカ肝臓中 PTs 濃度エラーハ ーは SD(n=3) 第 1 部 -27

28 第 1-8 表スルメイカの肝臓中 OTs 分析結果 採取日 2011/5/ /6/ /8/ /9/ /10/19 有機スズ化合物 MBT DBT TBT MPT DPT TPT 検出下限 定量下限 スルメイカ1 nd スルメイカ スルメイカ3 nd 平均値 nd 標準偏差 スルメイカ1 nd スルメイカ スルメイカ3 nd 平均値 nd 標準偏差 スルメイカ スルメイカ2 nd スルメイカ 平均値 標準偏差 スルメイカ1 nd スルメイカ2 nd スルメイカ3 nd 平均値 nd 標準偏差 スルメイカ1 nd スルメイカ2 nd nd スルメイカ3 nd nd 平均値 nd 標準偏差 第 1 部 -28

29 3) イカ生息水域の魚類およびスルメイカの筋肉中化学物質濃度 (1) 体長と体重平均体長と平均体重は, マサバが 24cm と 308g, ブリが 22cm と 237g であり, 体長からマサバ, ブリともにふ化後 1 年以下と考えられた ( 第 1-9 表 ) スルメイカ筋肉は, 肝臓中化学物質分析に使用した 8 月のスルメイカ No.1~No.10 の外套膜から採取した 第 1-9 表マサバとブリの体重と体長 マサバ No. 体長 体重 検体数 3 3 平均値 標準偏差 ブリ No. 体長 体重 検体数 3 3 平均値 標準偏差 (2) 筋肉中 ΣPCBs 濃度魚類およびイカ筋肉中 ΣPCBs 濃度を第 1-14 図及び第 1-10 表に示した マサバ, ブリの筋肉中 ΣPCBs 濃度は, それぞれ 5.4ng/g-wet, 3.8ng/g-wet, スルメイカの筋肉中 ΣPCBs 濃度は 0.5ng/g-wet だった PCBs の同族体別濃度を第 1-15 図に示した 魚類ではこれら 10 同族体のうち5 塩化物と 6 塩化物の割合が高く,2つの塩化物の合計でΣPCB 濃度の 63%( マサバ ),67%( ブリ ) を占めた さらにこれに4 塩化物と7 塩化物を加えると 93%( マサバ ),98%( ブリ ) を占めた スルメイカ筋肉中の PCBs の同族体別濃度ではスルメイカ肝臓中濃度と同じく4,5,6 塩化物の占める割合が大きく全体の 91% を占めた 第 1 部 -29

30 10 ng/g-wet ng/g-lipid ΣPCBs (ng/g-wet) ΣPCBs (ng/g-lipid) 2 0 マサバ ブリ スルメイカ ( 外套膜 ) 0 第 1-14 図魚類およびイカの筋肉中 ΣPCBs 濃度エラーハ ーは SD(n=6) 筋肉中濃度 (ng/g-wet) 塩化物 2 塩化物 3 塩化物 4 塩化物 5 塩化物 6 塩化物 7 塩化物 8 塩化物 9 塩化物 10 塩化 マサバ ブリ スルメイカ ( 外套膜 ) 平成 22 年 第 1-15 図魚類およびイカの筋肉中 PCBs の同族体別濃度エラーハ ーは SD(n=6) 第 1 部 -30

31 (3) 筋肉中 CHLs 濃度魚類およびイカ筋肉中 CHLs 濃度を第 1-16 図及び第 1-11 表に示した マサバ, ブリの筋肉中 CHLs 濃度は, それぞれ 2.6ng/g-wet, 1.4ng/g-wet, スルメイカの筋肉中 CHLs 濃度は 0.14ng/g-wet だった 化合物別 CHLs 濃度をみると魚類, イカともにトランスノナクロルとシスクロルデンの濃度が他の3 化合物より有意に高く, トランスノナクロルとシスクロルデンとの濃度の合計で総 CHLs 濃度の 68%( マサバ ),70%( ブリ ),73%( スルメイカ )( 第 1-17 図 ) 第 1 部 -31

32 5 ng/g-wet ng/g-lipid CHLs (ng/g-wet) CHLs (ng/g-lipid) マサバ ブリ スルメイカ ( 外套膜 ) 0 第 1-16 図魚類およびイカの筋肉中 CHLs 濃度エラーハ ーは SD(n=6) 1.5 trans-chlordane cis-chlordane Oxychlordane trans-nonachlor cis-nonachlor 筋肉中濃度 (ng/g-wet) マサバブリスルメイカ ( 外套膜 第 1-17 図魚類およびイカの筋肉中化 CHLs の化合物別濃度エラーハ ーは SD(n=6) 第 1 部 -32

33 採取日 2011/9/ /9/ /9/16 第 1-10 表魚類およびイカの筋肉中 PCBs 分析結果 同族体 1 塩素化物 2 塩素化物 3 塩素化物 4 塩素化物 5 塩素化物 6 塩素化物 7 塩素化物 8 塩素化物 9 塩素化物 10 塩素化物 PCBs 脂質 (g/100g) ΣPCBs/g-lipid 検出下限 定量下限 マサバ 1 nd マサバ 2 nd マサバ 3 nd 平均値 標準偏差 ブリ 1 nd ブリ 2 nd nd ブリ 3 nd 平均値 標準偏差 イカ外套膜 1 nd nd nd nd イカ外套膜 2 nd nd nd nd イカ外套膜 3 nd nd nd nd 平均値 標準偏差 第 1 部 -33

34 第 1-15 表マサバの筋肉中 CHLs 分析結果 第 1-11 表魚類およびイカの筋肉中 CHLs 分析結果 クロルデン類 trans -Chlordancis -Chlordane Oxychlordane trans -Nonachlocis -Nonachlor CHLs CHLs/g-lipid 採取日 検出下限 定量下限 /9/16 マサバ マサバ マサバ 平均値 標準偏差 /9/16 ブリ ブリ ブリ 平均値 標準偏差 /9/15 イカ外套膜 イカ外套膜 イカ外套膜 平均値 標準偏差 第 1 部 -34

35 (4) 筋肉中 BTs および PTs 濃度魚類およびイカの筋肉中 TBT,TPT 濃度を第 1-18 図及び第 1-12 表に示した 分析した BTs のうち検出されたのは TBT のみで, マサバが 2.3ng/g-wet, ブリが 0.9ng/g-wet, スルメイカが 2.8ng/g-wet だった ((MBT, DBT, TBT の検出下限値はそれぞれ,3.0, 1.0, 0.6ng/g-wet, 定量下限値は 6.0, 4.0, 1.6ng/g-wet) また, 分析した PTs のうち検出されたのは TPT のみで, マサバが 6.1ng/g-wet, ブリが 8.5ng/g-wet, スルメイカが 3.2ng/g-wet だった (MPT,DPT, TPT の検出下限値は,0.4, 0.8, 0.4ng/g-wet, 定量下限値は 1.0, 2.2, 0.9ng/g-wet) 第 1 部 -35

36 第 1-18 図魚類およびイカの筋肉中 TBT および TPT 濃度エラーハ ーは SD(n=6) 第 1-12 表魚類およびイカの筋肉中 OTs 分析結果 採取日 2011/9/ /9/ /9/16 有機スズ化合物 MBT DBT TBT MPT DPT TPT 検出下限 定量下限 マサバ1 nd nd 3.0 nd nd 7.4 マサバ2 nd nd 2.0 nd nd 5.9 マサバ3 nd nd 1.8 nd nd 5.0 平均値 nd nd 2.3 nd nd 6.1 標準偏差 ブリ1 nd nd 1.0 nd nd 7.0 ブリ2 nd nd 0.9 nd nd 7.6 ブリ3 nd nd 0.8 nd nd 11.0 平均値 nd nd 0.9 nd nd 8.5 標準偏差 イカ外套膜 1 nd nd 2.9 nd nd 3.1 イカ外套膜 2 nd nd 2.9 nd nd 3.4 イカ外套膜 3 nd nd 2.5 nd nd 3.0 平均値 nd nd 2.8 nd nd 3.2 標準偏差 第 1 部 -36

37 4) まとめ日本海沖合域で採取したのスルメイカの肝臓中 ΣPCBs, CHLs, TBT, TPT の各濃度の5 月から 10 月までの8 月を除く各月の平均値は,46 ng/g-wet, 9 ng/g-wet, 8 ng/g-wet, 42ng/g-wet だった 太平洋沿岸で採取したスルメイカの肝臓中 ΣPCBs, CHLs, TBT, TPT の各濃度の8 月から 12 月までの各月の平均値は,25ng/g-wet,1ng/g-wet,6ng/g-wet,15ng/g-wet であった 全般に日本海沖合で採取したスルメイカの化学物質濃度は, 太平洋沿岸で採取したスルメイカの値に比べ, 高い傾向を示し, 特に CHLs が明らかに高い値を示した スルメイカ肝臓を用いることにより, 日本沿岸を太平洋側と日本海側の2 水域に別けて環境中化学物質のモニタリングを行うことが可能であることが示唆された 過去の報告 ( 農林水産技術会議,2002) によれば6 月の三陸沖のスルメイカ肝臓中 TBT 濃度は 28±18ng/g とあり, 本調査結果 (8 月から 12 月までの平均値で 6.0±1.6ng/g-wet) はその値より低かったが, その調査当時から 10 年以上が経過していることから, 過去の報告との濃度差は水域濃度の低下に起因している可能性が考えられた 環境省の平成 20 年度環境モニタリング調査結果 ( 環境省,2010) によれば, 日本全国から採取した魚類における CHLs 濃度の平均は 1.9ng/g-wet であり, スルメイカの CHLs 濃度 (1.0ng/g-wet) も同じレベルにあった また, 同調査結果 ( 環境省,2010) によれば, 日本全国から採取した水質における CHLs 化合物の各濃度は, シスクロルデンが 29pg/L, トランスクロルデンが 23pg/L, オキシクロルデンが 1.9pg/L, シスノナクロルが 6.5pg/L, トランスノナクロルが 18pg/L であった さらに, 各化合物を合計した CHLs 総濃度は 78.4pg/L であり, シスクロルデンとトランスクロルデンが総濃度の約 3 割を占めた 一方, スルメイカ肝臓中濃度はシスクロルデンとトランスノナクロルが総濃度の約 3 割を占め, スルメイカ生息水域の CHLs 濃度が上記の環境中濃度と同じ傾向を示すと仮定すれば, スルメイカのトランスクロルデンの代謝能力はトランスノナクロルの場合より早く, 結果的に肝臓中トランスノナクロルの比率が高くなることが推察された これまでに調査したスルメイカの肝臓中化学物質濃度は総じて魚類筋肉中濃度に比べ高値を示すことから, 海域環境中の化学物質に対して感度が高いと考えられる また, 季節や成熟の違いによる肝臓中化学物質濃度の変化が少ないことから, イカ肝臓を用いたモニタリング手法は, 魚類を用いた場合に比べ水域あたりの年間の調査回数等をより少なく設定するが可能で, モニタリングのコストの軽減に繋がると考えられる 第 1 部 -37

38 化学物質の吸収経路については, 局所的に高度汚染を受けている水域 ( 水中濃度が ppb のオーダー ) においては, 鰓や皮膚等からの直接吸収が大きく影響するが, 通常の水環境においては食物連鎖が汚染の主経路となっていると考えられている ( 道口, 1978) イカ肝臓を用いた化学物質のモニタリング手法の前提は, その水域の海水中に極微量にしか存在しない物質を餌をとおして肝臓に蓄積され濃縮されたものを検出する, ということであり, 海域中の微量な化学物質を定性的ではあるが簡易的に検出できる有効な手法である 今後, イカ肝臓中濃度から海域中の化学物質濃度の定量的な評価を行うためには, 化学物質ごとの濃縮係数を把握することが不可欠であり, 既往知見の収集も含めてそれらの検討を行う必要があろう 第 1 部 -38

39 2. 干潟環境モニタリング手法の開発 1) アサリ移植実験法の検討 (1) 殻長と肥満度浄化飼育中および移植期間中のアサリの殻長と肥満度を第 1-19 図, 計測値を第 1-13 表 ~ 第 1-20 表に示した 調査期間を通じてアサリの平均殻長は 30~32mm, 肥満度 ( 軟体部重量 x10 5 /( 殻長 x 殻高 x 殻幅 ) は 20~22 で推移した 干潟移植後 14 日目から 21 日目にかけて, 肥満度の減少がみられた 40 殻長 40 肥満度 殻長 肥満度 ** 15 4/28 浄 0 5/5 浄 7 5/12 浄 14 5/25 移 7 6/1 移 14 6/8 移 21 6/15 移 28 6/29 移 42 第 1-19 図アサリの殻長と脂質含量エラーハ ーは SD( 殻長は n=50, 脂質含量は n=3) **:p<0.01 第 1 部 -39

40 第 1-13 表アサリ計測結果 /4/28 ( 浄化前 ) 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -40

41 第 1-14 表アサリ計測結果 -2 肥満度 2011/5/5 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 ( 浄化 7 日目 ) 検体数 平均値 標準偏差 c 第 1 部 -41

42 第 1-15 表アサリ計測結果 /5/12 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 ( 浄化 14 日目 ) 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -42

43 第 1-16 表アサリ計測結果 /5/25 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 ( 移植 7 日目 ) 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -43

44 第 1-17 表アサリ計測結果 /6/1 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 ( 移植 14 日目 ) 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -44

45 第 1-18 表アサリ計測結果 /6/8 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 ( 移植 21 日目 ) 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -45

46 第 1-19 表アサリ計測結果 /6/15 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 ( 移植 28 日目 ) 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -46

47 第 1-20 表アサリ計測結果 /6/29 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 ( 移植 42 日目 ) 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -47

48 (2) 軟体部中 PFOS/POFA 濃度アサリの軟体部中 PFOS/PFOA 濃度を第 1-20 図, 分析値を第 1-22 表に示した 採取時 ( 清浄海水飼育前 ) のアサリのΣPCBs 濃度は 0.093ng/g-wet であったが,7 日目にはすでに 0.052ng/g-wet まで有意に減少し,14 日日目にはさらに有意に減少した (0.045ng/g-wet) その後の PFOS 濃度は干潟移植後 7 日目に 0.052ng/g-wet, 14 日目に 0.059ng/g-wet,21 日目に 0.051ng/g-wet とほとんど変化はなく,28 日目に 0.065ng/g-wet と若干増加する傾向がみられたが,42 日目には 0.049ng/g-wet と最初にレベルに戻った 採取時 ( 清浄海水飼育前 ) のアサリの PFOA 濃度は 0.28ng/g-wet であったが,14 日間の清浄海水飼育後は逆に 0.42ng/g-wet と有意な値の上昇がみられた その後,PFOA 濃度は移植 7 日目 (0.25ng/g-wet) に有意に減少し, さらに移植 42 日目 (0.17ng/g-wet) には移植 7 日目よりも有意に低い値を示した (3) 干潟底質中 PFOS/PFOA 濃度干潟底質中 PFOS/PFOA 濃度を第 1-21 表に示した 干潟の3 地点の平均の PFOS 濃度が 0.011, PFOA 濃度が 0.02ng/g-dry で PFOS は定量下限値,PFOA は定量下限値以下の極めて低い値だった (PFOS の検出下限値と定量下限値は 0.004, 0.011ng/g-dry, PFOA の検出下限値と定量下限値は,0.01 および 0.04ng/g-dry) 第 1 部 -48

49 ** 0.1 PFOS PFOA PFOS(ng/g-wet) PFOA(ng/g-wet) 0.02 ** ** 月 4/28 5/5 5 月 5/12 5 月 5/25 6/1 6 月 6 月 7 月浄 0 浄 7 浄 14 移 7 移 14 6/8 移 21 6/15 6/29 移 28 移 42 第 1-20 図浄化飼育中および干潟移植後のアサリの軟体部中 PFOS/PFOA 濃度の変化エラーハ ーは SD(n=3),**:p<0.01; *:p<0.05 第 1-21 表干潟の底質中 PFOS/PFOA 濃度 単位 :ng/g-dry 第 1 部 -49

50 1-22 表アサリの軟体部中 PFOS/PFOA 濃度 採取日 2011/4/28 ( 浄化前 ) 2011/5/5 ( 浄化 7 日目 ) 2011/5/12 ( 浄化 14 日目 ) 2011/5/25 ( 移植 7 日目 ) 2011/6/1 ( 移植 14 日目 ) 2011/6/8 ( 移植 21 日目 ) 2011/6/15 ( 移植 28 日目 ) 2011/6/29 ( 移植 42 日目 ) 項目 PFOS PFOA 検出下限 定量下限 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 第 1 部 -50

51 (4) 軟体部中 PBDEs 濃度アサリの軟体部中 ΣPBDEs 濃度を第 1-21 図, 分析値を第 1-24 表に示した 採取時 ( 清浄海水飼育前 ) のアサリのΣPBDEs 濃度は 24pg/g-wet であったが,7 日間にはすでに 13pg/g-wet まで有意な減少を示し, その後 14 日目 (12pg/g-wet) まで同じレベルだった その後の移植 7 日目から 42 日までは9~12pg/g-wet の範囲で推移し有意な値の変化はみられなかった PBDEs の同族体別濃度を第 1-22 図に示した 浄化飼育前のアサリでは4 臭素化物がもっとも高く (6pg/g-wet), 次いで6 臭素化物 (5pg/-wet),10 臭素化物 (4pg/g-wet) の順で,4および6 臭素化物の合計でΣPBDEs(25pg/g-wet) の 43% を占めた 4,6 臭素化物は浄化 14 日目には, それぞれ 2.9,2.4 に有意に減少した 浄化前のアサリの PBDEs の同族体で4,6 臭素化物に次いで高いレベルだったのが 10 臭素化物で, 干潟移植後に増加傾向がみられたが有意な変化ではなかった 第 1 部 -51

52 50 ΣPBDEs (pg/g-wet) ΣPBDEs (pg/g-lipid) ΣPBDEs(pg/g-wet) ΣPBDEs (pg/g-lipid) 10 ** /28 浄 0 5/5 浄 7 5/12 浄 14 5/25 移 7 6/1 移 14 6/8 移 21 6/15 移 28 6/29 移 42 第 1-21 図浄化飼育中および干潟移植後のアサリの軟体部中 ΣPBDEs 濃度 **:p<0.01; *:p< BDE 2BDE 3BDE 4BDE 5BDE ** 6BDE 7BDE 8BDE 9BDE 10BDE 6 5 * * PBDE (pg/ml) /28 浄 0 5/5 浄 7 5/12 浄 14 5/25 移 7 6/1 移 14 6/8 移 21 6/15 移 28 6/29 移 42 第 1-22 図浄化飼育中および干潟移植後のアサリの軟体部中 PBDEs の同族体別濃度 **:p<0.01; *:p<0.05 第 1 部 -52

53 (5) 底質中 PBDEs 濃度干潟底質中 PBDEs 濃度を 1-36 表に示した 干潟の3ヶ所の底質のΣPBDEs 濃度の平均値は 153pg/g-dry だった PBDEs の同族体のうち検出されたのは 10 臭素化物 (137pg/g-dry) と 9 臭素化物 (16.3pg/g-dry のみだった (PBDEs の検出下限値と定量下限値は 0.1~ 0.8pg/g-dry, 0.3~1.5pg/g-dry) 第 1-23 表干潟の底質中 PBDEs 濃度 同族体 NoBDEs DeBDE ΣPBDEs 検出下限 定量下限 底質 底質 底質 平均値 標準偏差 第 1 部 -53

54 採取日 2011/4/28 ( 浄化前 ) 2011/5/5 ( 浄化 7 日目 ) 2011/5/12 ( 浄化 14 日目 ) 2011/5/25 ( 移植 7 日目 ) 2011/6/1 ( 移植 14 日目 ) 2011/6/8 ( 移植 21 日目 ) 2011/6/15 ( 移植 28 日目 ) 2011/6/29 ( 移植 42 日目 ) 第 1-24 表浄化飼育中および干潟移植後のアサリの軟体部中 PBDEs 濃度 同族体 MoBDEs DiBDEs TrBDEs TeBDEs PeBDEs HxBDEs HpBDEs OcBDEs NoBDEs DeBDE ΣPBDEs 検出下限 定量下限 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ nd アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 アサリ アサリ アサリ 平均値 標準偏差 第 1 部 -54

55 2) 移植アサリと自生アサリの蓄積濃度の比較 (1) 浄化飼育中および干潟移植後の移植アサリの殻長と肥満度調査期間を通じてアサリの平均殻長は 30~32mm, 肥満度は 22~23 で, いずれの値も浄化飼育 28 日目まで有意な変化はみられなかった ( 第 1-23 図, 第 1-25 表 ~ 第 1-28 表 ) 殻長 肥満度 殻長 肥満度 /9 浄 0 6/16 浄 7 6/23 浄 14 7/7 浄 第 1-23 図浄化飼育中および干潟移植後のアサリの殻長と肥満度エラーハ ーは SD( 殻長は n=50, 脂質含量は n=3) **:p<0.01; *:p<0.05 第 1 部 -55

56 (2) 移植アサリと自生アサリの殻長と肥満度調査期間を通じてアサリの平均の殻長と肥満度は 31~33mm,16~21 の範囲であった 移植前のアサリの殻長と各干潟へ移植した 28 日後のアサリの殻長の間に差はみられず, また, 移植前のアサリの肥満度と各干潟へ移植した 28 日後のアサリの肥満度に差はなかった ア ( 第 1-24 図および第 1-27 表, 第 1-29 表 ~ 第 1-34 表 ) 第 1-24 図移植アサリと自生アサリの殻長と肥満度エラーハ ーは SD( 殻長は n=50, 脂質含量は n=3) **:p<0.01 第 1 部 -56

57 第 1-25 表アサリ計測結果 -1 6 月 9 日 ( 浄化前 ) 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -57

58 第 1-26 表アサリ計測結果 -2 6 月 16 日 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 ( 浄化 7 日目 ) 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -58

59 第 1-27 表アサリ計測結果 -3 6 月 23 日 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 ( 浄化 14 日目 ) 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -59

60 第 1-28 表アサリ計測結果 -4 7 月 7 日 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 ( 浄化 28 日目 ) 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -60

61 第 1-29 表アサリ計測結果 -5 7 月 27 日 A 干潟./ 移植 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -61

62 第 1-30 表アサリ計測結果 -6 7 月 27 日 A 干潟 / 自生 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -62

63 第 1-31 表アサリ計測結果 -7 7 月 29 日 B 干潟 / 移植 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -63

64 第 1-32 表アサリ計測結果 -8 肥満度 7 月 29 日 B 干潟 / 自生 殻長 殻高 殻幅 軟体部重量 肥満度 検体数 平均値 標準偏差 第 1 部 -64

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