OCR( 過電流継電器 ) 整定での保護協調線図の有効な活用例整定値の算出と保

Size: px
Start display at page:

Download "OCR( 過電流継電器 ) 整定での保護協調線図の有効な活用例整定値の算出と保"

Transcription

1 OCR( 過電流継電器 ) 整定での保護協調線図の有効な活用例整定値の算出と保護協調線図の JW-CAD 作成九州産業コンサルタント協会技術士 ( 電気電子 総合技術監理 ) 増永秀人 1. はじめに 2. 協調を取るための考え方 3.OCR 整定 3-1. 限時要素の整定 1) 定格容量からの電流値の整定 2) 限時特性による動作時間の読み取り 3) 協調線図への書き込み 検討 3-2. 瞬時要素の整定 3-3. 整定による OCR 特性の変化 3-4. 試験結果例 3-5. 小容量受電設備の整定例 3-6. 直列 OCR の整定例 4. 試験の実際 4-1. 試験手順 A 3 5A 定格容量整定値 k VA ) 事前準備 (OCR 本体調整 VCB 動作電源 コンデンサトリップデバイス ) 2) 試験電流の入力方法 ( テスト端子 プラグ ) 3) 単体試験と組合せ試験 4-2. 特性試験 電力使用申込書記載事項の確認 1) 瞬時時限 ( 事故除去時間瞬時 2 段特性 ) 2) 最少動作電流 ( 短絡感度 ) 4-3. その他 1) レバー 10 の試験 2) 試験機の電流設定 5. 関連事項 5-1.CT 過電流定数 (n 値 ) 5-2. 電力変電所アナログ OCR との協調 5-3. 短絡事故時の動作 1) 高圧短絡時の現象及び協調 2) 高圧引込 CV ケーブル等のサイズ 容量 3) 変圧器二次直下短絡事故 ( 配電盤 MCCB 遮断容量 Icu 太陽光設備での焼損 ) 4) スイッチ類の動作協調 5-4.OCR での LBS トリップ ( 小容量受電設備 ) 1) 目的 2) 電力使用申込書での短絡感度 3)OCR の整定 (PF の小電流遮断 G 値 ) 4)LBS 用 OCR の試験 ( 受電用及び 類似の DGR 用等の実務 ) (update 2018/11/1) 時間 ( 秒 ) A 7 20 A 1 ( 配変 OC R) 一次換算電流 ( A ) 3 06 A 変圧器突入最大電流変圧器最大電流 1 0 1

2 1. はじめに OCR( 過電流継電器 ) の整定では保護協調線図を作成すると 動作状態が図として把握でき わかりやすく より安心な整定ができます 検討は高圧電流を横軸 時間を縦軸とする両対数目盛の用紙に制限要素と OCR の動作特性を書き込むことにより行います ここでは 実用的な整定のための考え方を 具体例を使用して 作図方法と併せてご説明します 用紙は CAD 等で簡単に作成することができます 御参考のために私が使用している JW- CAD で作成した用紙を添付しています ホームページへ戻り JW-CAD 用資料 をご覧ください 本文での作図例は JW-CAD 使用ですが 手書きでも十分に対応できます PDF 用紙も添付しています 本稿の記述には 6kV 高圧受電設備の保護協調 Q&A のデータを多用しています 末尾に詳細をご紹介します 本文中では 末尾参考文献 として表示しています OCR の安全な整定のためには 確認のための試験方法 受電システム全体の協調も考える必要があります 4 節 5 節の関連事項をご参照ください 2. 協調を取るための考え方 top へ保護協調を行うために考慮すべき制限要素には 4 つがあります 条件 1 受電設備 ( 変圧器容量 ) の定格電流までは動作しないこと 条件 2 電力配電所の 51 リレーより先に動作すること ( 波及事故防止 ) 第二キュービクルの場合は 第一より先に動作すること ( 停電部限定 ) 条件 3 受電時の変圧器突入電流で動作しないこと ( 投入時の誤動作防止 ) 条件 4 VCB 二次側の動作特性と強調していること 通常は条件 1~3を考えます 4は第二キュービクル等があり二次側に VCB がある場合 LBS 用 PF に G75 程度の大容量のものがある場合などに考慮する必要が出てきます OCR の限時要素 ( 整定電流とタイムダイアル TD) 及び瞬時要素の整定を行い OCR の動作特性が各制限要素を満足するように調整します それぞれの要素は 電流を高圧側に換算して考えます 例として 1250kVA OCR 用 CT 比が 30 である受電設備について考えます それぞれの制限要素は次のようになります 4については 別途考察を行います 条件 1 変圧器容量 1250kVA より 定格電流 ( 高圧 ) は 1250/6.6/ A となる 条件 2 配電所 OCR は現状では段特性になっている 小容量配電線と大電流配電線で限時値は 360A と 720A 瞬時値は 720A と 1420A に設定されている 瞬時時限は 0.5sec と 0.2sec である 小容量配電線特性を満足させれば安全である 条件 3 受電時等の変圧器突入電流は定格電流の 10 倍 0.1sec を採用すれば安全である この場合は1の 110A の 10 倍で 1100A になる コンデンサ突入電流もあるが 0.002sec であり OCR の動作より極めて短い時限であるため 通常は考慮していない 2

3 変圧器突入電流については 末尾参考文献 P.88 及び日本電気技術者協会電気技術解説 講座の機器材料 ( に説明があります 条件 1~3 を 用紙に書き込むと下図のようになります 制限要素の領域を含まない 緑 線ハンチング部が保護協調を考えての OCR 整定可能領域になります 小容量配電線 大容量配電線 定格電流まで使用 360A 720A 2 波及事故防止 2 ( 配変 OCR 設定 ) 時間 ( 秒 ) 定格電流 110A OCR 設定可能域 0.5sec 1440A 0.2sec sec 最大変圧器突入電流 3 定格電流 10 投入時の誤動作防止 一次換算電流 ( A ) ここでは定格電流を変圧器全容量から三相として算出しています 一般的には動力容量が電灯容量より十分に大きく 変圧器電流の位相差からも 実用上では対応できると考えています しかしながら 300kVA 未満での LBS 用 OCR の場合等は 電灯と動力のそれぞれの電流を考えたほうが良い場合があります 5-4 節で説明します 3.OCR 整定 top へ 3-1. 限時要素の整定 1) 定格容量からの電流整定高圧側電流値で定格電流以上になるように整定します 定格電流が 110A なので CT 二次側電流は CT 比 30 より >110/30=3.6A が条件となります 一つ大きいタップ値である 4A に整定します 高圧側電流は 4 30=120A になり 定格運用でも動作することはありません 一般的に VCB 用 OCR が設置される 300kVA 以上の場合は設備余裕が大きく 実使用デマンドは概ね 2/3 以下です 同時起動する直入れの大容量電動機が多数ある等の特殊な 3

4 場合でなければ運用中に定格電流を超過する場合は無いと考えています 線図を作成すると 定格電流と OCR 特性の関連からも想定できます 300kVA 未満で LBS 用 OCR の場合は 5-4 節に説明します 電流整定値は 3A~5A が一般的です 測定用 CT 二次電流を使用する電流引き外し式 VCB の場合 トリップコイル電流が 3A 未満では不安定なことがあるとなっているためです 電圧引き外しの場合は整定 3A 未満でも可能ですが 以後の年次点検試験時等に迷い? を生じることがあります 5A 超過は CT 誤差及び負担の問題があり 引き外し方式によらず推奨できません 新設時は設備容量を勘案しての CT 比となっていますが 増減設備の場合は CT の更新も必要です 2) 限時特性による動作時間の読み取りタイムダイアル (TD) と整定値倍率による動作時間を メーカカタログによる特性図で読み取ります 動作時間は TD 毎に整定値の倍率で表されています 三菱 MOC 型を例として考えます 時限特性には定限時 反限時 強反限時 超反限時があります 定限時は整定値以上では動作時間は同じ 反限時は整定電流に対する倍率 ( 例 横軸 2 は 200%) で動作時間が減少します 反限時にも三通りがあり 左側が超反時限 右側が強反時限です 超 強 反で立下りが緩やかになります 左は超反限時 右は強反限時の特性です MOC 型では 4 種類が採用可能ですが 限時特性が固定されている ( オムロン K2CA では反限時 ) に固定されているものもあります 動作時間もメーカ毎にわずかですが異なります 使用する OCR のメーカ 型式を確認することが必要です 右図は強反限時特性の拡大です ( 私は習慣的に強反限時を使用しています ) 動作時間は 300% での動作時間は TD=0.5 では 0.34sec TD=1 では 0.69sec と読み取ることができま す 限時等の設定方法は 4-2-1) 事前準備 (OCR 本体設定 ) の節で説明します 4

5 注意点は 横軸の単位は限時整定値の倍率であることです TD=1 の場合 整定値 3A で も 整定値 5A でも 300% では 0.69sec で同じです 誘導型では異なることがありました が 静止型ではメーカ保証値は全く同じです 3) 協調線図への書き込み 検討 TD と限時特性を仮決めして 整定電流の 200% 300% 500% 等の値を読みとります 三菱 MOC 型では強反限時で TD=0.5 の場合 200%( 高圧電流換算 120A 2=240A) で 0.75sec 300% で 0.34sec 500% で 0.16sec 700% で 0.1sec と読み取ることができます 4A 整定 CT 比 30 の場合の高圧電流 動作時間を表にまとめると下表のようになります 150% があれば 整定値付近が書きやすくなります 150% 200% 300% 500% 700% 高圧電流 (A) 時間 (sec) 横軸を高圧電流 縦軸を動作時間として 電流整定 120A に対して漸近線になるように作図すれば 特性線図を書くことができます 強反限時での TD=1 超反限時での TD=0.5 を含めて 3 例を作図すると下図のようになります TD 整定の差による違いが分かります 強反限時 TD=1 では条件 1の電力の小容量特性にかかり 超反限時 TD=0.5 では 変圧器突入電流特性にかかる恐れがあることがわかります 強反限時 TD=0.5 が最適となります 小容量配電線 360A 大容量配電線 720A 10 6 超 TD= 強 TD=1 ( 配変 OCR) 時間 ( 秒 ) 定格電流 強 TD=0.5 限時整定電流 1440A 0.5sec A 120A 最大変圧器突入電流 0.2sec 0.1sec

6 三菱 東芝等 取説に計算式が示されている場合は 詳細な値を計算により求めることが できます 表で示した動作時間は三菱 MOC 型について 計算式で求めたものです 参考に 同型の TD 及び限時特性の組み合わせでの動作時間データを示します 150% 200% 300% 500% 700% 強反限時 TD= 強反限時 TD= 超反限時 TD= 同一特性では動作時間がほぼ TD に反比例していることもわかります 3-2. 瞬時要素の整定 受電時の定格電流の 10 倍とされている変圧器突入電流による誤動作がないように整定し ます ここでは定格電流 110A より 1100A 以上になります 通常は限時整定値の 10 倍が採 用されます 限時整定値を 4A とすれば 40A が瞬時整定値となり 例では CT 比 30 より 40 30=1200A(>1100A) が高圧側電流となります 瞬時動作時間は定限時特性であり 限時の特性には関係なく 0.05msec 一定になっています 協調線図は瞬時整定を超えた時 点で 0.05sec で動作するものとして作成します 瞬時要素を書き込むと保護協調線図が完成 します 参考のために 条件 4 として 第 2 受電などで 使用されることの多い LBS 用の G75PF の動作 特性を記入しています 絶対値と時限を合わせて 考えると 母線短絡の場 合は PF が 過負荷の場 合は VCB が先に動作す ることがわかります こ の考え方は OCR での受 電 LBS トリップ (5-4 節 ) でも使用されています 定格電流まで使用 定格電流 110A 限時整定電流 120A 最大変圧器突入電流 超 TD=0.5 強 TD=0.5 投入時の誤動作防止 小容量配電線 強 TD=1 360A 実際? 大容量配電線 720A 波及事故防止 ( 配変 OCR) 瞬時電流整定 1200A G75 特性 電力配電線 OCR の瞬時整定は 0.2sec ですが 慣習として受電側での VCB 組合せで 0.18sec 以内に動作することが要求されています 差分の 0.02sec は誘導円盤型 OCR の慣性特性 ( 誘導型で回転を始めた円盤が急には停止できない影響 ) をみたものです OCR 単体が 0.05sec であれば VCB 6

7 の 3 サイクル (60Hz では 0.05sec) を合わせて連動 0.1sec の動作となり 保護協調 <0.18sec と 電力使用申込書の事故除去時間 0.1sec を満足します 実際は OCR VCB 共に 測定例 3-5 に示すように より早く動作します 超反限時では変圧器突入特性にかかっていますが 実際は図の角が落ちた形であるとされているので ( 末尾参考文献 p.90 に詳細説明 ) 大容量配電線の場合の超反限時 TD= 0.5 での使用も可能と考えられます 1500kVA 超過の場合は定格電流の 10 倍が 1300A 以上になります 配変 OCR 瞬時設定値 1440A と 変圧器突入電流特性とが重ならないようにすることが極めて困難になります 変圧器突入電流で OCR 誤動作の可能性があるのは 年次点検後と系統瞬時停電後の復電時です 私は自所短絡時の系統波及防止を優先と考えて どちらにもかかる場合は 動作特性を限時要素も含めて変圧器突入電流特性に交差させる方が安全であると考えています 保護協調線図の作成で 変圧器突入電流によるトリップ現象を理解 想定しておけば 再度の投入で受電できます 本来は OCR 整定のみではなく 受電時の対応を 第二キュービクルに電動バネ型 VCB を採用して 27 リレーでの自動投入シーケンシャル制御を行う等のシステムとしても行うべきものです しかしながらほとんどの場合 主任技術者が OCR 整定を行うときには設備仕様は決定されており OCR 整定のみでの対応が要求されます 瞬時特性が配変特性と同様な2 段 (3 段 ) となっている OCR が使用され始めています 設定方法の考え方について 4-2 節で追記しています 3-3. 整定による OCR 特性の変化 OCR 特性の各要素の整定値調整による変化をまとめると下図のようになります 限時特性( 超 強 反限時 ) の選択で立下り特性が変化します メーカによっては選択不可 です 限時(A) 設定で全体が左右に動きます TD( 無名数 ) 設定で全体が上下に動きます 動作時間は概ね TD に反比例します 瞬時(A) 設定で瞬時の動作位置が変化します 動作時間は固定です それぞれの要素の調整による 超 TD=0.5 限時設定強 TD=1 強 TD=0.5 限時 TD 限時特性瞬時設定 特性変化を考えて OCR 動作特性を許容範囲に納めることが保護協調線図による OCR 整 7

8 定の狙いです 具体的にどのようにするかは 4. 試験テクニックの事前準備の節に記述し ます 3-4. 試験結果例 1250kVA での試験結果例を下表に示します 単体で試験を行うと ほぼ公称値の値が得 られます 組合試験結果と比較することで VCB の動作時間を判定しています 試験方法 は次節の試験テクニックをご参照ください OCR 単体限時測定記録 R 相 T 相 200% 300% 500% 700% 200% 300% 500% 700% 使用値 0.664s 0.346s 0.163s 0.107s 0.660s 0.346s 0.163s 0.108s 公称値 0.675s 0.338s 0.169s 0.112s 0.675s 0.338s 0.169s 0.112s 公称値はメーカ計算式による値です 動作時間は いずれも公称値の ±10% 以下です 協調 線図を作成するためには 3 点以上の測定が必要です 瞬時測定記録 R 相 T 相 電流整定 20A 20A 最少動作 20A 19.5A 動作時間 0.035s 0.035s 協調線図を作成するためには最少動作値と動作時間の測定が必要です 本来は設定値で行 うべきですが 使用している試験用発電機 16A の容量により 20A に変更して試験を行って います ほとんどの場合 9A でも可能です VCB 組合限時測定記録 R 相 T 相 時間整定 300% 300% 動作時間 0.374s 0.381s VCB 動作時間 = 組合動作時間 単体動作時間 0.04s<0.05s 300% での確認で VCB の公称動作時間以下での動作が確認できます 3-5. 小容量受電設備の整定例 8

9 小容量受電設備での整定例をご紹介します 最初のものと同じです 設備容量 350kVA CT 比 10 OCR は MOC 型です 限時整定は 3.5A 条件 2と3の間の余裕があるため TD=1 としました 山間部であった ため 小容量配電線での安全対策として 360A 前に瞬時動作するように瞬時も 35A( 高圧電流 350A) で設定しています 高圧側電流で 360A 720A 1440A を意識して整定されている例は 良く見かけます 更に小容量である 300kVA 以下の LBS 用 OCR については 5-4 節で説 時間 ( 秒 ) A 7 20 A ( 配変 OC R) A 3 5A 0.02 定格容量整定値 k VA 3 06 A 変圧器突入最大電流 変圧器最大電流 一次換算電流 ( A ) 明します 医療関連設備などでの単相変圧器が大きい場合は 単相と三相の容量配分による一次電流の違いにも 同様の注意が必要です 3-6. 直列 OCR の整定例二次変電 ( 第二キュービクル等 ) にも VCB があり 一次 ( 受電キュービクル等 ) の VCB と直列になる場合は 所内でも OCR の協調が必要となります 受電での整定は 条件 4の場合となり 二次 OCR を受電 OCR より早く動作させることが原則です 数値計算のみでの確認は困難ですが 協調線図作成で安心な整定ができます 全体 ( 受電 ) 容量 1500kVA 第二キュービクル ( 二次 ) 容量 400kVA の例です 線図より 二次 OCR が受電 OCR より早く動作することが分かります 受電 二次共に強反限時特性ですが 受電は配変特性より早くするため TD=0.5 二次は変圧器突入領域との交差を防ぐために TD=1 として特性を持ちあげています 3-3 で説明した方法です 受電と 第二キュービクルの容量差が少ない ( 二次キュービクルの容 時間 ( 秒 ) A 7 20 A 1 0 受電特性 6 二次特性 ( 配変 O C R) A A 1 40 A 3 5A A 受電限時整定瞬時電流整定瞬時電流整定二次全電流二次限時制定 A 一次換算電流 ( A ) 量が受電キュービクルより大きい ) 場合等は 限時特性を変えて対応する場合もでてきます 9

10 4. 試験の実際 top へ私の OCR 試験の方法を 高圧受電設備の竣工試験を例として御紹介します OCR 動作正常と併せて 電力使用申込に記入した事故除去時間と短絡感度の確認を行うことも目的としています 4-1. 試験手順 1) 事前準備 OCR 整定検討試験前に設備容量 CT 比 OCR 型式を調査して OCR 整定を事前に検討しておきます 試験時には 試験に専念することが必要です OCR の特性はメーカホームページの取説等で調べることができます VCB 付属で 1/10 電流での試験を行うものもあります 最近は電流整定値のみでなく限時特性 瞬時特性の設定が必要になるので 協調線図を使用すると安心ができます 限時特性が異なると 限時整定が同じであっても動作時間は異なる物になります OCR 本体調整リレー本体の試験前の設定を三菱 MOC 型の場合を例に記述します 同型では電源周波数と限時特性を OCR 表面のディップスイッチ ( ドライバで示している部分 ) の上下で 下側の説明に従い設定します 出荷時には時限が超反限時に設定されています 異なる時限特性を使用する場合は 切り替を行います 図での設定はディップスイッチ SW1 で周波数 60Hz に SW3 4 で強反限時に設定しています ディップスイッチ上の 表示切替 ロータリースイッチは 最少動作電流測定での始動確認のために時間経過に切り替えておきます 限時電流 タイムダイヤル 瞬時電流はスイッチの矢印に注意して整定値に合わせます かつては 細密ドライバーが必要な機種がありましたが 細いマイナスドライバーで切り替ができます オムロン K2OC 型とフジ QHA 型は限時特性のみでなく 次節 4-2 で説明する瞬時特性の 2 段又は 3 段の設定が必要です ディップスイッチの個数と配置は異なりますが いずれも下側についている説明に従って切り替えができます オムロン K2CA 型では反限時 (DO 特性 ) に固定なので調整は不要です オムロン K2OC 型では既設更新の場合に役立つ K2CA 型の DO 特性の選択もできます VCB 動作電源 ( コンデンサトリップ ) VCB には電流動作型 (MOC-A1T 等 ) と電圧動作型 (MOC-A1V 等 ) があります 電流動作型は OCR の試験電流で動作するので動作電源は不要です 電圧動作型は動作電源が必要です バッテリーによる DC110V 制御電源がない設備では コンデンサトリップデバイス (CTD) が使用されます CTD は P1 P2 に入力された AC 電源を整流して DC としてコンデ 10

11 ンサに蓄え 出力します 一般的には本設 P1 P2 電源は VT 二次側直結で 充電後は電源喪失後も一定時間は切動作が可能です 試験の回数には対応できないので 試験時には CTD 裏面の AC 側 P1 P2 端子の AC 配線を外し 図のように本体単独で AC100V を連続供給します 作業性が悪いところについていることが多いので 端子台を挟み込んで接触不良にならないよう ネジ頭を少しだしておくと安全です 横の端子二つが DC 出力です 誤結線による並列接続設備損傷 逆圧等の重大な障害の防止のためにヒューズ プロテクトリレー等の各種の保護が付属した市販試験機の補助電源使用が安全です 例えば DC 出力側に試験機の補助電源から AC100V を供給する ( とんでもない間違いです ) と 即時に試験機の保護動作により停止します 試験用発電機も瞬間的にうなり音が増えるので そのまま続けると損傷すると考えられます 接続が正常であると 補助電源活かしで 表面の充電表示ランプが点灯します 使用中の設備では薄く点灯することが多いので注意が必要です 活かした後の CTD 直流側には VCB 動作用の DC141V が残ります P1 P2 の操作は放電スイッチを押してから行います 2) 試験電流の入力方法試験電流の入力にはテスト端子 (TT) の二次側又は一次側を使用する 各種の方法があります OCR から CT 周りの制御線の三線配線の例を電圧動作型 OCR について下図に示します 試験電流入力は汎用試験機での試験コード R C( アースサイド又はコモン ) T を使用するものとしています 1-1 盤面のテスト端子の短絡片を外す 又はテストプラグを差し込んで一次と二次を分離し 二次端子 ( リレー側端子 ) から入力します 一次端子 (CT 側 ) 相間は短絡しておきます 基本的な方法です 一次側の確認は ED が取られているかでわかります 1-2 盤裏面で TT 二次側 C11 C21 C31 の端子を解線して それぞれ試験コード R C T を接続します プラグ式でプラグが使用できない場合等の方法です 2-1 解線またはテスト端子 ( プラグ ) での分離操作を行わずに TT の一次側 ( 又は二次側 ) に試験コードを接続します 高圧用 CT の二次側から見たインピーダンスが著しく大い 11

12 ため 試験電流の殆どはリレーに流れることを前提にしています 2-2 高圧用 CT の R 相 K 端子に試験コード R T 相 K 端子に T ED に C を接続する方 法です 試験電流の配分は 2-1 同様です 2-2 は CT 端子から OCR までの配線確認もできますが 高圧機器の接地配線等を含めて 盤メーカの検査範囲であると考えています 2-1 を含めて 工事用仮設等の ELB が設置された電源では 試験機の電源部がスライダックで絶縁が取られていない試験器 ( 一般の試験器 ) を使用すると 試験操作で ELB が動作することがあります 試験コードの取付け間違い 作業中のはずれ 解結線の不良 ( 作業忘れ ネジ締め付け不良による発熱 ) 等を考えると 作業の全てを盤面で行い 接続状態を直視確認できる 1-1 が最も安全です 竣工 年次 ( 自電源 他電源 ) に関係なく 同一の操作での試験になります テスト端子では一次端子 (CT 側 ) 相間の短絡を習慣化しておくと 停電試験で復帰操作を忘れて受電しても そのままで一次二次間に短絡片を取り付け 一次端子の相間短絡を外して復帰することができます テストプラグはより安全に行える構造になっています テスト端子 ( テストプラグ ) は簡易化のみでなく 試験作業での安全経験を積み重ねて使用されているものと考えるべきです 携帯用発電機使用の場合 エコモードになっていると 試験時の電流急増に対応できず 時間測定値が大きくなります エコモード OFF とします 電流計は AS を切位置として 短絡します 3) 単体試験と VCB 組合せ ( 連動 ) 試験竣工試験では はじめに OCR 単体試験を行い 次に VCB 組合せ ( 連動 ) 試験を行います 試験を行う時は 保護協調用のための難しい装置とは考えず 内部に接点がある単純な装置 例えば電流指針に接点が付いたメータリレーと同等と考えて行います 単体試験リレー本体の動作時間を測定します 試験機トリップ接点をリレー裏面の補助接点 a1 a2 又は a c 等に取り VCB は切位置のまま行います VCB 動作は無いため電圧動作型であっても CTD への電源供給は不要です 電流動作型でも VCB トリップコイルの駆動電圧が不要であるため 試験用発電機は 9A でも十分に対応できます 単体試験のトリップ信号は厳密にはリレーの T1 T2( 電圧トリップ型 ) ですが 補助接点でも支障のない値が得られます T1 T2 は配線済なので できるだけ外したくないという考えです 試験毎の VCB 再投も不要なので 試験時間も短くなります 組合せ試験 12

13 VCB 動作までの時間を測定します 試験機トリップ接点信号を VCB 主回路一次 二次に取ります OCR 単体試験が終了している場合は 組合せ試験は通常 限時特性 300% 又は 500% で R 相 S 相それぞれ1 回ずつになります 年次点検は 異常が発生していないかが目的であり 一般的に組合せ試験のみで行われます トリップ信号も VCB 端子直接ではなく 振動検出 自己電源による電源喪失などでも行われます トリップコイルの定格電流は 3A なので 電流引き外し方式で限時整定が 3A 以下 ( 本来は不適です ) の場合は 3A での組合せ試験を行えば安全です 電流動作型 VCB ではトリップコイルの駆動電圧も必要であるため 試験機の抵抗を抜きすぎると OCR が動作してもチチチと音がする (VCB からのチャタリング音 ) だけで VCB が動作しない場合があります 私の経験では 出力電圧計がある場合は 30V 以上 (VCB トリップコイル抵抗 10Ωとすればコイル電流が 3A 以上 ) とすれば安全です VCB 動作時間 VCB 連動と OCR 単体の時間差で VCB 動作時間の算出ができます 例えば 300% 試験で単体 0.331sec 組合せ であれば VCB の動作時間は差の であり 60Hz での VCB 公称動作時間 3 サイクル-0.05sec を満足していることが分かります 4-2. 特性試験 電力使用申込記載事項の確認 OCR の動作時間などがメーカ保証値に入っていることと併せて 動作時間が電気使用申込書の保護協調欄の数値であることの確認を行います 1) 最少動作電流試験 ( 短絡感度の確認 ) 誘導型の場合は円盤が回転を始める ( ピクリと動く 実際はなかなかわかりません ) 電流が始動電流です 据付 保全不良等で発生する可動部の機械的な抵抗により 始動しても円盤が途中で停止して接点閉にならない ( 動作しない ) ことがよくあります 始動電流より若干の電流増を行い 接点が閉じた電流を最少動作電流とします 静止型の場合 途中停止はないので誘導型のように OCR 動作を待つ必要はなく リレー表面の始動ランプ点灯 又は時限表示ディスプレイの 000 等のカウントが開始する(0 が表示される ) 電流が最少動作電流となります 0.1A 単位で読み取るためには 整定値付近では試験電流をゆっくり増加させます 試験電流 1A 程度で RUN 運転 等の動作表示が点灯することを確認しておけば 安心して試験ができます 直射日光等で見にくいことも多く 周辺を覆う等の準備が必要です 最少動作電流が電力使用申込の感度になります 4A 整定で CT 比 30 であれば (CT 誤差 20% を見込む ) 0.95MVA が感度になります 限時整定値 (4A) ではなく瞬時整定値 ( 例えば 40A) で計算しても 電力変電所感度以下であれば 受領してもらえるようです 工事店等で異なった値で申請されている場合も 1A 以内の整定変更であれば 竣工時に再調整してもトラブルにはならないようです 13

14 電気使用申込書では 限時特性の記入は不要です 1) 瞬時時限 ( 短絡事故除去時間 0.1sec の確認 ) OCR が動作して VCB が開くまでの ( 組合せ試験 ) 時間が短絡除去時間になります 三菱 MOC の場合 瞬時動作時限は整定値の 150%(20A 整定では 30A) で試験しています メーカ取説での瞬時特性は 右図のようであり 150% で 50msec 以下になっています 測定結果は上述のように 0.035sec でした VCB の 3 サイクル (60Hz では 3/60sec で 0.05sec) と併せて 0.1sec 以下であることを確認できれば 電力使用申込の事故除去時間 0.1sec を満足することができます 所内短絡時の系統との保護協調を考えると 瞬時時限は保護協調線図の作成に必要です 瞬時特性がなければ線図の大電流部分は作成できません 年次点検でも 瞬時要素では最少動作電流ではなく 時限測定を必須としている場合もあります 瞬時 2 段特性を持つ OCR 富士電機製 QHA 型 オムロン製 K2OC 型では 瞬時特性が 2 段及び 3 段の特性をもっています 2 段では右図のように配変用 OCR と同様の形状で 100%~160% は 0.09sec 160% 以上が 0.05sec となっています これまでの三菱 MOC 型等とは異なり 瞬時の時限測定は 160% を超える値で行う必要があります 計算が簡単な 200% が良いと考えています 竣工試験では併せて 150% を行えば段特性の確認ができます 瞬時動作は厳密には 160% までは VCB の 0.05sec を加えると公称 0.14sec になり 事故除去時間 0.1sec を満足できません ( 私の測定例では 150% での VCB 組合せ試験では 0.11sec でした ) 電力使用申込書での感度計算に瞬時整定値 1.6 を使用すべきか? ですが 系統の短絡感度は需要家よりはるかに大きいので 整定値をそのまま使用しても実用上は十分だと考えています ディップスイッチで選択可能な 3 段特性での保護協調例を下図に示します 赤線で示される 3 段特性は 50%~100% までの 0.31sec 動作が 2 段特性に追加された形となっています 2 段特性と共通の 100~160% 0.09sec は変圧器突入電流でのミストリップの防止として使用しています 瞬時整定値を変圧器定格電流の 10 倍以下としても 重なりを実用上では問題にならない程度まで少なくすることができます 系統復電後の受電を 27 リレーによ 14

15 り電動バネ VCB の自動投入で行う設備では 特に有効になると考えられます 3 段特性の 50% 0.31sec は配変特性との協調に使用しています 限時特性のままでは配変特性と重なる場合も 瞬時動作により対応することができます 自所内での OCR 直列配置の場合の特性の重なりを避けるためにも使用できます 3 段 (2 段 ) 特性が保護協調でどのように作用するかは 協調線図 限時特性 ( 配変特性 ) 0.5sec 0.31sec 瞬時特性 0.2sec 50% 0.09sec 変圧器突入瞬時特性 100% 0.05s 160% の作成で理解することができます 保護協調線図作成の必要性が更に高くなっていると考えられます PF 使用時特性 PF-S 型の場合 かつては短絡事故除去時間として 0.01sec が使用されていました 限流ヒューズでは半波遮断が公称値であるため 50Hz での場合の 1/50sec の 1/2 である 1/100sec が使用されていたと考えられます 現在は CB 型同様の 0.1sec が使用されています 4-3. その他 1) レバー 10 の試験 ( 限時特性 ) 静止型では動作時間の公称値が限時設定 (TD) 値毎に 図表または計算式で詳細に示されています 私は 使用整定での正確な動作時間値がわかるため 使用 TD 値での試験のみを行っています リレー試験は レバー 10 でメーカ許容誤差内であることよりも 使用値で保護協調が取れていることの確認が重要であると考えています 誘導型の場合はレバー (TD)10 での動作時間の公称値のみが リレーの表面に図示されていました 静止型も慣習的にリレー表面に TD=10 の特性図が示されています 図はオムロン K2CA 型の例です 読み取った値を TD/10 で乗じることにより整定 TD での動作時間を算出できますが 取説の特性図 計算式に比べれば不正確です 限時及び瞬時共に動作時間は整定値の絶対値には無関係に 倍数により示されています 試験用発電機の容量が小さい場合は整定値を下げることでも 測定値を得ることができます 例えば限時の時間測定で 300% は使用値の整定で 500% は整定を下げての試験としても 得られる結果は同じになります 現在の静止型は cpu 演算結果によって動作しているためと考えられます 15

16 2) 試験機の電流設定手動式の IPR 等を使用する場合の試験電流設定には 切替スイッチを設定位置にして内部の模擬負荷で行う方法と 試験位置でリレーをロックして実電流を流して設定する方法があります 後者が高度な方法であり 指定されることがあるとも聞きます しかしながら IPR 等は電源にスライダックを使用している誘導性の試験機です 模擬負荷であっても実電流であっても 設定時に流れる電流は定常電流ですが 試験時の電流は突変で過度現象を含むものです 理論的に 試験時の電流と設定電流には差が生じます 設定電流と試験電流を一致させるためには 原則は無誘導である水抵抗 最低でも無誘導試験機である TPR 等を使用する必要があります 無誘導試験機は電源スライダックに巻き戻しを行う等により 電源部の誘導性を減少させたものです 高圧設備で簡易試験機 (IPR 等 ) を使用できる試験であれば どちらで設定しても良いと考えています 私は安全性と時間短縮を考えて 設定位置での電流設定を行っていますが 3-5 の試験結果例のように ほぼ公称値と同じ値が出てきます 5. 関連事項 top へ 5-1.CT 過電流定数 (n 値 ) CT には磁心の磁気飽和を考えて 何倍の電流まで歪なく流せるかを意味する 過電流定数 nが定義されています キュービクル等で多用されている三菱 CD-40K は n>3 です この値では CT 二次電流 5A 3=15A 以上でのリレー使用はできないことになります しかしながら n 値と同様に 実使用中の負担電流等により決定される実力値 n も定義されています CT に磁気飽和が生じるまでの余裕を見たものです CD シリーズでは次の式になります n =n (CT の定格負担 + 二次漏洩 VA)/( 使用負担 + 二次漏洩 VA) 通常の CT 電流は定格 5A より小さい等のため n はnの数倍となります 2~3 倍とすれば 40A 程度までは使用可能となります テキスト等ではn>10 の CT 使用が推奨されていますが CD-40K(n>3) 使用であっても メーカ組み込みの場合に取り換えを要求することは困難なようです 高信頼性のために大きなn 値が必要であることを 状況によってはコメントする必要はあると思います 最近 1000kVA 程度以上の設備では n>10 の CT (CD-40NA 等 ) が使用されているところが多くなっています 二次漏洩 VA( インピーダンス ) は n=3 で概 5VA n=10 で 10VA 程度です n>3 の CT で瞬時整定を 50A 以上にする場合は注意が必要です 変圧器増設などで瞬時 が 60A 設定になっている例もあります リレー整定は CT 特性も含めて考えるべきであり 良好な整定とは言えません 5-2. 電力変電所アナログ OCR との協調 top へ 16

17 電力変電所 ( 都市部 ) でのアナログ型 OCR の整定例をご紹介します 下図 左のように なっています 電流ではなく短絡容量 MVA での表示となっています デジタル型の大容量での動作は 第一段が 720A 第 2 段が 1440A です 1440A 6.6kV の容量変換値は kV 1440A=16.5MVA となります 時動作 0.18sec を併せて書き込むと右図のようになります 3 節で説明した 大容量配電線での段設定と考えての整定を行っても協調が取れ 安全であると考えられます 図では OCR 動作の短絡容量は 0.2sec では 68.6MVA 0.18sec で 100MVA となっています 5-3. 短絡故障時の動作 top へ受電設備で 高圧部又は低圧部で短絡故障が発生した場合に生じる現象と 安全に遮断するために必要な機能を考えます 1) 高圧短絡時の協調 ( 系統短絡容量 ) 短絡電流の概算短絡による流れる電流は 設備容量 使用中の負荷電流には関係なく 配電系統の短絡容量で決定されるものになります 短絡容量は高圧系統の場合 それぞれの配電線毎に 50MVA~100MVA になるよう 電力配電所での系統切り分けが行われています 前項の配電変電所アナログリレーの整定例で 瞬時動作 0.2sec での動作が 68.6MVA 0.18sec の動作が 100MVA であることからもわかります 例えば 短絡容量 59MVA の場合 ( 都市部ではない ) を考えます 高圧母線短絡時に系統から流入する電流は 引込ケーブルのインピーダンスを無視すれば 59000kVA kV 5200A となります この配電系統に接続されている受電設備内部で短絡が生じると 概 5200A の電流が 配電系統から引込高圧ケーブルを通過して短絡点に流れ込みます 受電設備の容量などには無関係であることに注意が必要です 17

18 短絡時の保護協調 3 節での協調線図の大電流部分の拡大図に短絡電流 5200A を書き込んだものを示します 短絡電流 5200A は瞬時整定 1200A の 4 倍以上となり 配電変電所 OCR 受電設備 OCR LBS パワーヒューズ共 全てが瞬時動作領域となっています この状態での各部の動作順位は 時限によって決まります 動作時限は下記の様になります 1440A 0.2sec 実際? 瞬時電流整定 1200A G75 特性 0.05sec 5200A 系統短絡容量 59MVA 変電所 OCR 0.2sec 需要家 OCR 0.05sec PF75G <0.05sec 動作順序は PF 需要家 OCR 変電 OCR の順になり 末端部ほどの動作時限が小さくなり ( 早く動作して ) 保護協調がとれていることが分かります 需要家内の受電と第二受電の OCR 動作時限は同じく 0.05s なので 動作順位は付けられません 波及事故防止のために配変 OCR が要求する 0.18sec 以内の VCB 動作を満足させるためです 2) 高圧引込 CV ケーブル等のサイズケーブルサイズの選定のための許容電流は 自所の負荷電流による常時の発熱ではなく 上位 ( 電力 ) 変電所 VCB による遮断での故障除去までの 系統から供給される故障電流による急速な発熱を考慮する必要があります 配電変電所の OCR 整定が 0.2sec であるので VCB の開極時間を含む故障電流遮断時限は 0.25sec となります 引込 CV ケーブルはこの間に系統から供給される短絡電流に耐える必要があります ケーブルサイズと許容電流は短絡時の遮断時間別に 下図により示されています ( オーム社ケーススタディ現場の電気計算技法第 2 集千葉幸著 ) 18

19 図より 故障電流 10kA( 短絡容量では MVA) の場合 38sq 以上が必要になることが分かります 短絡容量が 100MVA に近い配電系統に接続する場合は 余裕を見て 60sq の採用が安全です 実際の故障時には 系統の電源のみでなく 自所又は近隣設備からの モーターコントリビューション等による故障電流も供給されます 系統との受電点には PAS が設置されていますが PAS はスイッチであり 開閉能力は 200A( 400A) です これ以上の電流遮断を行うとアークにより墳破するため 付属 SOG によりロックされ 上位の VCB による停電を待って開放されます 第二キュービクル送り等のケーブルの場合で 受電点に設置された 0.1sec 動作の VCB を経由する場合は 38sq で可となります しかしながら 需要家 VCB と電力変電所 VCB の保全状態 信頼性の違いを考えると ケーブルサイズの余裕は取るべきであると考えられます ケーブルサイズの決定には 他に ケーブルインピーダンスによる電圧降下 機械的外力に対する安全強度等の検討も必要です 3) 変圧器二次側直下短絡 ( 配電盤 MCCB 遮断容量 Icu) キュービクル等の 受電用変圧器の二次端子から配電盤 MCCB までの短絡 ( 地絡短絡を含む ) では変圧器二次側直下短絡と呼ばれる 分電盤等とは全く異なる 高圧事故に匹敵する損傷を起こします 短絡電流 Ic は 変圧器の定格二次電流 (In) ではなく 高圧側短絡容量を変圧器の % インピーダンス (%Z) によって制限された大きさになります 大まかには変圧器の定格電流 (In) と % インピーダンス (%Z) により求めることができます 100kVA 電灯 ( 三相 ) 変圧器 %Z が 3% の場合の超概算を示します In = = 476A ( 三相変圧器の場合は In は 3 で除して求めます ) Ic = 476 (3/100) 16,000A この例では 通常は 100A 程度の負荷電流であっても 短絡時には 16kA の大電流が流れることになります しかしながら 二次側 16kA は一次側高圧電流に換算すると 500A です OCR 整定は変圧器一次側までを考えたものです 保護は不完全な状態となっています OCR 整定値によっては 限時のみでなく 大型受電設備では限時でも動作がない場合が考えられます 変圧器個毎の LBS( 又は PCS) 設置が必要な理由です 間欠アークの場合等はパワーヒューズ動作も遅れることがあります 異物落下 作業ミス等による短絡は 高圧 19

20 短絡と同等の重大な損傷を生じます 分電盤同様の 低圧 ではないと認識し 厳重に予防 する必要があります MCCB の電流遮断規格には VCB 同様に負荷電流に対する定格電流 (In) と 短絡故障に対する遮断電流 ( 定格限界遮断容量 Icu) があります Icu の値はブレーカ本体に 右図の赤枠で示しているように JIS として電圧階級毎に記入されています 動作責務により Icn とも呼ばれています 短絡事故で Icu 以上の大電流を遮断すると 遮断不能によるブレーカ焼損等が生じます キュービクル配電盤近傍で短絡事故が生じると 故障電流は変圧器二次直下短絡 Ic とほぼ同じ値になります 配電盤 MCCB で Ic を安全に遮断するためには Icn>Ic が必要になります 本例では Ic が 16kA なので Icu が 25kVA( 一般的な値 ) 以上であれば安全です 図の MCCB では In が 150A AC220V での Icn が 30kA であるので 安全であることが分かります 小容量の負荷を配電盤から直接引き出す場合等に 定格電流 In のみの判断で Icu が小さいブレーカが選定されることがあるので注意が必要です 配電盤の MCCB の例を右図に示します 左側は定格電流 100A Icu10kA(220V) 右側は定格電流 50A Icu25kA です 体格は定格電流ではなく Icu により異なることが分かります 分電盤用 MCCB が配電盤に設置されたと考えられます キュービクル外部へ引出すケーブルを接続し 出口近くで短絡するおそれがある場合には 20A の引出であっても 分岐用ブレーカではなく 配電盤用 Icu を持つ MCCB が必要になります VCB に要求されている定格遮断電流 ( 一般的には 8kA 又は 12kA) が受電設備の負荷電流ではなく 系統短絡容量により決定されるものであることと同様です 分電盤は配電盤ブレーカの保護下であり ケーブルインピーダンスで Ic が制限されるため 受電用であっても Icu の小さなブレーカの使用が可能です 一般的には 配電盤 MCCB は Icu が 25 50kVA 分電盤では 2.5~10kVA 程度が使用されています 20

21 単相 100kVA 変圧器の場合のケーブルサイズと長さによる短絡電流早見表を 河村電器殿ホームページから転載したものを示します 変圧器二次直下 (MCCB 出 距離 0m) では ケーブルサイズによらず概 16kVA であり ケーブルサイズと距離により短絡電流が小さくなっていることが分かります 詳細な計算方法と変圧器容量毎の早見表は下記 河村電器殿ホームページをご覧ください MW 規模の太陽光発電の分電盤 MCCB の Icu 不足による焼損事故例を説明します 通常運用時は 100A 程度の負荷電流が PC( パワーコンディショナ ) から変圧器へ流れますが PC と MCCB 間 ( 例としては接続プラグ等 ) で短絡が生じた場合の短絡電流は系統連携の 変圧器から流れます 配電盤から分電盤までのケーブルサイズが大きい場合は二次直下短絡に近い電流となります 線間電圧が 500V 級では短絡電流が 10kA 以上になることがあります 前出の MCCB では線間 220V での Icu は 30kA ですが 500V では 10kA です 一般の配電盤用 MCCB を使用していても Icu 不足の焼損事故となる場合があります PC 発生の負荷電流のみでなく 短絡電流が MCCB 選定の重要な要素になります 電圧測定でも注意が必要です 最近の IEC の測定カテゴリーでは配電盤 MCCB 一次側 ( 変圧器二次端子直結 ) は CAT.Ⅳです 右図が 600V-CAT.Ⅳ 用テスタのプローブです 赤は CAT.Ⅳ 対応状態 黒は先端キャップを外しての CAT.Ⅲ(MCCB 二次 ) 対応とした状態です ( 鉛筆は比較用 ) 大きさ 保護用の鍔がある形状からも コンセント出口等の CAT.Ⅱ( ポケットテスタ ) 範囲との潜在する危険性の違いが想定できます 竣工時の外線工事中で配電盤 MCCB が投入できない状態等での MCCB 一次側の電圧測定では CAT.Ⅳ 対応でない測定器の使用は 短絡電流を考えないとしても 基本的な危険作業になります ただの低圧測定作業とは思いこまず 電気的に生じるリスクを考えての危険予知を行うことが 安全作業につながります 21

22 4) スイッチ類の動作協調高圧設備には各種のスイッチ及びブレーカが直列又は並列で使用されています ( 概要を後述します ) 高圧では 無電圧以外で操作するとアークが発生します スイッチ類のそれぞれの機能の差は 発生するアークの消弧能力と開極距離の違いによるものです 現在のほとんどの高圧受電設備ではスイッチ類は単独に動作します 複数の機器が直列である場合も相互確認シーケンス等はなく DS( 断路器 ) は負荷電流が流れていても 操作しようとすれば手動での 開 操作ができ ( 一部ロック機能付きがあります ) 重大事故になります OCR 等の保護リレー整定も機能を考慮して行う必要があります スイッチ類の機能と保護リレーとの関係概要は次のようになります ブレーカ(VCB GCB OCB 等 ) 負荷電流の開閉と故障 ( 過負荷及び短絡 ) 電流の遮断を目的としています 動作時に発生するアークは真空 SF6 高圧ガス 絶縁油による抑制 拡散により消弧します GCB では補助的に吹き消しを利用したものもあります 負荷電流 (A) の開閉から故障電流 (ka) の遮断までが可能で OCR 整定の保護協調により動作させるものが殆どです 多頻度の動作 機種によっては遠方操作も可能です 主接点の開極距離は最も小さくなっています 必ず 直列の断路器が設置されるか 本体引出等による断路機構が追加されています VCB を安全に使用するためには 絶縁抵抗測定のみでなく メーカ基準による真空度チェック等を含む定期点検が推奨されていますが 需要家設備ではほとんど実施されていないのが現状です 負荷開閉器(VCS 等 ) VCS は VCB 同様の主接点構造を持ちますが コンデンサ 電動機等の設備別の運用に使用され 負荷電流の多頻度の開閉を目的としています 故障 ( 短絡 ) 電流の遮断能力がなく PF( パワーヒューズ ) が短絡保護のために直列に使用されます 多頻度の入り切りはマグネット ( 図 左 ) で行われ 投入時に常時励磁の場合は節約抵抗 ( 図 右の緑色 ) が使用されます 保護は 2E( 過負荷 欠相 ) 又は 3E(2E+ 逆相 ) リレーで行います OCR での保護もありますが 欠相での電流増加が OCR でも検出される場合であると考えられます ごくまれに自電流による磁気を利用してアーク引き伸ばし消弧を行う MBB 型が残存していることがあります 消弧室の横に磁極用の金属板があることが特長です 負荷開閉器(PAS LBS 等 ) 負荷電流の小頻度の開放 (PAS は投入を含む ) 及び回路の区分を目的とします 負荷電流開放によるアークをアークシュートの中に引き延ばして気中で冷却消弧します LBS で PF( パワーヒューズ ) が付属したものでは 過負荷電流及び短絡故障電流の遮断を PF で行います OCR( 又は DGR 等 ) により機械的開放を行う場合は 故障電流等の遮断を機械的開放動作で行わないよう整定する必要があります 次節の 5-4-3に記述します G 付 PAS 22

23 は過電流時に開動作をロックし 停電を確認して動作するための内蔵 OCR による SOG 機能が付属しています 付属 PF が無いため 故障遮断は電力配電所のブレーカに委ねるものとなっています PAS の変形として GCB 技術を利用した PGS があります 断路器(DS) 消弧能力がなく 負荷電流の開閉はできません 開極距離はもっとも長くなっています 停電中の電路の区分が主目的です 断路能力が無い固定式 VCB 等の場合は 電源側に必要条件として設置されます 三極型 (LS ラインスイッチ) では無負荷充電電流に対応するため 10A 程度以下の開閉が可能な場合があります OCR 等による自動動作はありません 5-4.OCR での LBS トリップ top へ 300kVA 未満 (VCB 無しの PF-S 型 ) のキュービクルで受電用に電圧引外し型 LBS を使用し OCR 動作とした設備が増えています 右写真が電圧引外し機構です 黄色部が引外し ( トリップ ) コイルです コイルで移動する鉄心でパワーヒューズ (PF) のストライカと同様に LBS の機械的開放を行います 同じ形式の LBS は 出迎え方式の受電用及び第二キュービクル送り用の GR トリップ 高圧コンデンサの内圧 ( 膨らみ ) 異常でのトリップでも使用されています 1) 目的変圧器の過電流防止であると考えています 例として電灯 50kVA 動力 200kVA の設備を考えます 受電 LBS の PF は変圧器のみでは G40 ですが 動力変圧器容量の概ね 1/3 である進相コンデンサ 75kVA があるために G50 が使用されているとします 電灯変圧器の他の電流がないものとして PF 動作を考えます 短絡保護変圧器が損傷しないための一般的な短絡強度は定格電流の 25 倍で 2sec とされています 電灯 50kVA では定格電流 ( 高圧換算 ) は 7.5A なので 2sec での許容電流は 187A となります 右図は PF の溶断時間 - 電流特性図の例です ( 三菱電機殿 LBS カタログ ) G50 の 2sec 動作は 200A となっています 187A 以上なので 許容電流を超過する場合があることになります G 値を低下させて G40 とすれば 2sec 動作は 140A であるので許容電流以下となります 過負荷保護 23

24 極めて短時間の過負荷容量の参考にできるものとして 下図の愛知電気殿ホームページ 配電用変圧器データブック の短時間過負荷許容曲線があります G40 では 100A( 変圧器定格の 13 倍 ) では 100sec での動作になり 許容負荷である概 4 倍を大きく超過します 1 台の PF での 並列変圧器 2 台の過負荷保護は難しいことが分かります OCR の場合はより細かな整定ができます 高圧側定格電流は動力変圧器 17.5A 電灯変圧器 7.5A 合計 25A となります OCR 限時を CT 一次側 30A に整定すれば TD=0.5 で限時設定の 2 倍である 60A( 電灯変圧器定格電流の 8 倍 ) で 1sec 以内の護動作を行います 15A( 電灯変圧器定格の 2 倍 ) でも 2sec 以下であり限時要素のみで変圧器の短絡と過電流の保護ができます VCB 受電の 300kVA 以上になると OCR での 2 台以上並列の変圧器の過負荷保護はできなくなります それぞれの変圧器に適合する PF を持つ LBS(PCS) を設置することが必要です 2) 電力使用申込書での短絡感度 OCR の有無によって短絡感度が変わります 容量 250kVA で G40 の PF を使用した設備に OCR トリップを追加した場合について考えます OCR 用 CT は 5/30 とします OCR がない場合 最少遮断電流が G 値の 3 倍 誤差を 1.2 として短絡感度 = kV 40A MVA OCR がある場合 高圧定格電流は 250kVA kV 22A CT 二次電流は 22 6=3.6A であるので OCR 限時電流整定値を 4A として短絡感度 = kV 4A (30/5) MVA 24

25 OCR がある場合 申込書の短絡 ( 過負荷?) 感度は極めて小さくなります 短絡故障電流の遮断は PF によるため 故障除去時間は 0.1sec で同じになります OCR で機械的に LBS を開放すれば PF 動作の不安定に関係なく 受電設備の過負荷電流域で ( 短絡領域ではない ) の安定的な遮断ができます 3)LBS 用 OCR の整定 LBS の負荷電流開放は気中接点で行うため 定格負荷電流が一般的には 200A であることに留意が必要です これ以上では過負荷遮断となり メーカの動作保証回数は 1~3 回です LBS を安全に継続使用するためには 定格電流以上では PF 遮断動作後に OCR 動作とする必要があり 整定は VCB より面倒なものになります 三菱電機殿 LBS カタログには 過電流継電器による開閉器開極までの動作特性とヒューズの動作特性との交点の電流が定格負荷電流開閉容量以下となれば動作協調がとれています との説明と わかりやすい保護協調線図 ( 右図 ) が示されています 過負荷 ( 小 ) 電流部分は OCR で保護し 短絡 ( 大 ) 電流部分はヒューズ溶断で保護することが示されています 限時設定機構部保護のため LBS 定格開閉容量以上の電流を OCR では開路させないように整定します 協調線図での交点を求めることはかなり面倒ですが 目安としては高圧側電流 200A で 1sec 以上と考えています パワーヒューズとの協調として 超反限時特性での対応となります 小容量では定格電流に電灯 ( 単相 ) 容量と動力 ( 三相 ) 容量の配分で定格電流が変わります 医療関連設備では電灯容量が大きい場合には注意が必要です 設備容量 200kVA で CT 比 6 とした例を示します 全体容量が同じであっても CT 二次電流は概 1.5 倍の違いがあります 例電灯容量 - 電流動力容量 電流 CT 一次 CT 二次 1 50kVA 7.5A 150kVA 13.1A 20.7A 3.5A 2 100kVA 15.2A 100kVA 8.7A 23.9A 4.0A 3 150kVA 22.7A 50kVA 4.4A 27.1A 4.5A 実運用では位相差があるため この表よりも小さな値となります 瞬時整定 OCR の瞬時整定値を LBS 定格負荷電流以下にすれば 遮断電流による LBS の損傷は防 止できます 前項の例 1 では CT 比 6 瞬時設定 30A で高圧側電流 180A となり LBS 定 25

26 格 200A 以下となります いずれの例でも定格運用での電流の 6 倍以上であり 過負荷保護でも障害は無い範囲と考えられます 投入時の変圧器突入電流による誤動作防止のため 定格負荷電流の 10 倍以上での瞬時設定にすると いずれの場合にも 200A を超えます 実用的な対策として大きい変圧器の定格電流の 10 倍という考え ( 末尾文献 P.83) を適用します 瞬時整定を 40A とすれば高圧側電流 240A であり 妥協できる範囲であると考えます 例 3の場合は限時 5A 瞬時 40A となります 短絡保護は PF で保証されているので OCR は過負荷保護用であると割り切ることもできます 瞬時はロック位置 ( 又は整定値を十分に大きくする等 ) とすることも一つの方法です PF の小電流遮断一般的な広域ヒューズでは定格電流 (G 値 ) の 2 倍以上から定格遮断電流までの電流の遮断が保証されていますが 5 倍以下の小電流遮断は不安定となる 小電流遮断と呼ばれている現象があるとされています ヒューズ溶断で発生するアークを安定的に消去するためには一定のパワーが必要であるため 電流が十分でないと アークの吹き消し不完全による再発弧等による不安定現象が生じるためとなっています メーカにより異なりますが 一般には G 値の 2~3 倍の電流が最少遮断電流と呼ばれています 図は LBS の 1 相のアークシュートが溶損した事故例です 小電流遮断現象を原因として考えれば 次のようになります PF が小電流遮断域で断線し ストライカが動作 主接触子が開放 故障電流がアーク接触子に移動 PF 遮断完了前に 過電流状態でアーク接触子が開動作 消弧能力超過のため シュート溶損アーク接触子は精密加工品です 変形 電流痕等があると 投入できなくなります 図は接触子に残ったアークによる電流痕です 投入できたとしても 次回の開操作で事故が生じます 定格負荷電流付近で PF 遮断前に開閉 ( 遮断 ) した恐れがある場合は 速やかな本体更新が必要です PF 遮断状態 ( ストライカ動作 ) 以外での開動作では 健全なアーク接触子であっても 微小アークが必ず発生します OCR による動作の場合も 機構部不良での不揃い動作等でアーク発生の場合は 相間短絡にもつながります 相間バリアの設置 機構部への専用グリス塗布 ( グリス入れ替え ) 等の保全が より必要になります LBS の機構部がどこまでの過負荷電流に耐えるかのカタログ記載はありません ブレーカである VCB で定格負荷電流 400A の場合は定格遮断電流 8kA と記載されています 8kA までは少なくとも もう一回の入り切り動作ができることが保証されていますが スイッチ 26

27 である LBS には適用されません 短絡時の電流は電源系統の短絡容量によります 変圧器二次側の短絡で 変圧器のインピーダンスでの制限があっても数千 A 以上になり (5-3-2)) 全ての PF は 0.1sec 以内 (0.02sec 以内 ) で遮断します 第二変電送りの地絡保護を DGR で行う場合も 短絡電流域では PF 安定動作 (0.1sec) 前に機械的開放を行わないように注意が必要です PAS 時限との協調を重視して DGR の時限整定を 0 にすると 地絡短絡が発生した場合には上流側の VCB による短絡電流遮断 (0.1sec) 前に機械的開放が行われ LBS が損傷する恐れがあります ほとんど発生しない事故とは考えられますが スイッチ類の特性も考えての OCR(DGR) の整定としておくことが 広い意味での保護協調として必要です PF-S 型受電用 PF の G 値と OCR 限時整定の関係 300kVA 未満の PF-S 型受電設備は OCR ではなく 受電 LBS のパワーヒューズ (PF) で保護されます PF の G 値は単相と三相の変圧器容量組み合わせから メーカ選定表で決定します G 値と OCR を使用する場合の CT 一次電流である高圧定格電流との関係を考えます 定格電流は ( 単相変圧器容量 kva 6.6)+( 三相変圧器容量 kva ) で求めます 下表に計算結果 ( 黒 ) と 富士電機殿の標準選定表による G 値 ( 青 ) を示します 概ね定格電流に 10 を加えた値よりも大きい 10 単位の値が基準となっていることが分かります 例えば電灯 50kVA 動力 100kVA の場合は定格電流 16.3A なので 10 を加えると 26.5A G 値は 30 となっています 定格電流に 10A の裕度 (PF が必要とする各種要素 コンデンサ等 ) を見て G 値を採用しているとも考えることができます 他メーカもほぼ同様です OCR 限時整定でのタップ値整定と同様であると言えます 動力用三相 高圧定格電流と G 値の関係 ( 黒字 : 定格電流青字 :G 値 ) 電灯用単相 選定表は 動力変圧器の 1/3 容量までの並列コンデンサが許容されたものです 高圧コンデンサ故障保護機能 (0.05sec 以下での遮断 ) も含まれています OCR では瞬時動作でもコンデンサ保護は不能です このために 実際の G 値選定は 定格電流ではなく それぞれのメーカ選定表によります 変圧器 コンデンサ単体では G 値でなく T 値 C 値になりま 27

28 す 4)LBS 用 OCR の試験 top へ LBS のトリップコイル駆動のために OCR は電圧引外し型が使用されます 試験電流入力方法は VCB 用と同様です 単体試験はトリップ検出信号を OCR 補助接点 a1 a2 等から取ることにより行います 連動試験を併せて行うと 開極時間を算出することができます 私の竣工試験の例では 単体 163ms 連動 195ms で 開極時間は 30ms があります 連動試験はトリップ電源が AC100V の場合は OCR 用等と記入された MCCB 二次側を解線して引出線に供給します MCCB が無い VT 直結では VT ヒューズを外して二次側へ電源供給します 予想外の配線が行われていることがあるので 試験機補助電源が安全です 試験用発電機等から直接供給する場合は 過電流ヒューズ (5A 程度 ) をつけておくことが必要です VT ヒューズ本体の破損 フォルダの変形による緩み防止等 取扱い上の注意も必要です トリップ信号は 大きな動作をする LBS 本体の一次二次ではなく 前後のブス等から取るほうが安全です 試験機付属の短いコードは届かないので 数メートルのリード線を準備しておけば役立ちます 信号取出しの不具合 機構不良でトリップ信号が検出されず 試験機が自動停止しない場合にはコイルに電流が流れたままになり は短時間定格であるトリップコイルが焼損する恐れがあります 異常を感じる場合には 試験機停止ボタンで直ちに手動停止する体制を取っておくことが VCB 試験以上に必要です 電気信号による許容動作回数はカタログ値 200 回であることにも注意が必要です 第二変電送り用 (DGR 動作 ) およびコンデンサ保護用 ( 内圧検出動作 ) は LBS が動作しても制御電源が停止しない ( 電源喪失にはならない ) ため トリップコイル焼損防止のための本体補助接点 ( パレットスイッチ ) で制御回路を開路するようになっています 右図が LBS 下部に取り付けられたスイッチの例です 受電用では LBS 動作で停電することが前提とされ 補助接点が省略されています DGR 動作の場合 DGR 用 等と記入された MCCB の二次側に AC100V を供給すれば リレー電源 (P1 P2) コイル電源共に活かすことができるように配線されていることが一般的です 年次点検 PAS 停電できる場合は全停電後に 発電機での他電源試験を行うと安全です 受電用では自電源試験として 試験機電源をキュービクル 100V コンセントからとれば 電源喪失で時限測定ができますが 高圧活線近接作業であり極力避けるべきだと考えています 停電作業と試験操作は分離できるものであれば 分離すべきものです 経年品の場合 機構の劣化 28

29 で開極時間が大幅に大きくなることがあります 本体清掃 グリスアップなどの本来の保全 が VCB 以上に必要になると考えています 全体としての参考文献 top へ OCR の整定については エネルギーフォーラム社 6kV 高圧受電設備の保護協調 Q&A 山本浩彦著 ISBN に詳細に説明されています ご一読をおすすめします 29

新製品ニュース 高圧受配電用保護継電器 QHAシリーズ

新製品ニュース 高圧受配電用保護継電器 QHAシリーズ お客様各位 Report No. A12022 2013 年 3 月 7 日 事業統括部業務部 高圧機器新形保護継電器発売のご案内 拝啓貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は 弊社製品をご愛顧賜り 厚く御礼申し上げます 掲記の件 この度 新形保護継電器過電圧 不足電圧 地絡 地絡方向 ) の発売を開始致します 詳細について 下記させて頂きますので ご高覧の上 ご高配の程 宜しくお願い申し上げます

More information

機器保護商品セレクションガイド

機器保護商品セレクションガイド 機器保護商品セレクションガイド 機器 電力保護商品の役割 機器保護商品は自動車保険のようなもの 自動車事故は気を付けていても発生していまいます モータの故障も気を付けていても発生してしまいます 自動車事故に備えて自動車保険は多くの種類があります 対人保険 対物保険 車両保険など モータ故障に備えて保護機器も多くの種類があります 過負荷保護 過不足電流 / 過不足電圧 逆相 / 欠相保護 漏電保護など

More information

13. サーボモータ 第 13 章サーボモータ ロック付きサーボモータ 概要 ロック付きサーボモータの特性 油水対策 ケーブル サーボモータ定格回転速度 コネクタ取付

13. サーボモータ 第 13 章サーボモータ ロック付きサーボモータ 概要 ロック付きサーボモータの特性 油水対策 ケーブル サーボモータ定格回転速度 コネクタ取付 第 13 章サーボモータ...2 13.1 ロック付きサーボモータ...2 13.1.1 概要...2 13.1.2 ロック付きサーボモータの特性...4 13.2 油水対策...5 13.3 ケーブル...5 13.4 サーボモータ定格回転速度...5 13.5 コネクタ取付け...6 13-1 電磁ブレーキスイッチ 電磁ブレーキスイッチ 第 13 章サーボモータ 13.1 ロック付きサーボモータ

More information

3.3 モータ運転の留意点 ギヤモータをインバータで運転する場合 ギヤモータをインバータで運転する場合 以下のような注意事項があります 出力軸トルク特性に対する注意事項ギヤモータの出力軸トルク 9544 モータ出力 (kw) SI 単位系 T G = (N m) 出力軸回転数 (r/min) < ギ

3.3 モータ運転の留意点 ギヤモータをインバータで運転する場合 ギヤモータをインバータで運転する場合 以下のような注意事項があります 出力軸トルク特性に対する注意事項ギヤモータの出力軸トルク 9544 モータ出力 (kw) SI 単位系 T G = (N m) 出力軸回転数 (r/min) < ギ 3.3 モータ運転の留意点 ギヤモータをインバータで運転する場合 ギヤモータをインバータで運転する場合 以下のような注意事項があります 出力軸トルク特性に対する注意事項ギヤモータの出力軸トルク 9544 モータ出力 (kw) SI 単位系 T G = (N m) 出力軸回転数 (r/min) < ギヤで回転数を変えた場合 > トルク モータ出力軸トルク 9544 モータ出力 (kw) SI 単位系

More information

概要制御器は電気機器の操作 制御を行う機器でその種類も多く, ここでは低圧 (600V 以下 ) の回路に使用される電磁開閉器の基本的な構造, 適用について示します 1. 電磁開閉器電磁開閉器はモータの始動 停止, 正逆運転, 焼損保護などの制御 保護用として工場, ビル, 空調機器, 荷役機械, 工作機械などに広く使われています また, モータ以外では電熱, 照明などの開閉にも使用されています 1.1

More information

3 最近の製作実績 3.1 中部電力 納入移動式変電所 第 1 表 第 1 図 3.2 国内電力会社納入 Tr 車 第 1 表 中部電力 納入 Tr 車の仕様 Tr 車の寸法と質量, 及び変圧器の主な仕様を示す 項目 仕様 寸法 W2480 H3480 L9305mm 質量 総質量 19.85t(

3 最近の製作実績 3.1 中部電力 納入移動式変電所 第 1 表 第 1 図 3.2 国内電力会社納入 Tr 車 第 1 表 中部電力 納入 Tr 車の仕様 Tr 車の寸法と質量, 及び変圧器の主な仕様を示す 項目 仕様 寸法 W2480 H3480 L9305mm 質量 総質量 19.85t( 変圧器新製品紹 介概要 最近の移動用変圧器 佐野貴弘 Takahiro Sano 森健太郎 Kentaro Mori キーワード 移動用変圧器, 移動式変電所 大規模災害への備えとして, 移動用変圧器及び移動用変電所の需要が高まっている さらに, 機動性確保及び運用開始までの作業時間短縮のため, 軽量化 大容量化 多機能化 汎用化などが要求されている これらの要求に対応するため, 耐熱材料を採用したハイブリッド絶縁

More information

ACモーター入門編 サンプルテキスト

ACモーター入門編 サンプルテキスト 技術セミナーテキスト AC モーター入門編 目次 1 AC モーターの位置付けと特徴 2 1-1 AC モーターの位置付け 1-2 AC モーターの特徴 2 AC モーターの基礎 6 2-1 構造 2-2 動作原理 2-3 特性と仕様の見方 2-4 ギヤヘッドの役割 2-5 ギヤヘッドの仕様 2-6 ギヤヘッドの種類 2-7 代表的な AC モーター 3 温度上昇と寿命 32 3-1 温度上昇の考え方

More information

高圧ヒューズ 高圧ヒューズは 各電力会社の配電施設および一般高圧需要家受電設備などに使用されており 変圧器の過負荷保護または短絡保護を行うものです 高圧ヒューズの種類として複合ヒューズ テンションヒューズ タイムラグヒューズの 3 種類があります 鉄道向けにダブルヒューズ用もご用意しています 需要家

高圧ヒューズ 高圧ヒューズは 各電力会社の配電施設および一般高圧需要家受電設備などに使用されており 変圧器の過負荷保護または短絡保護を行うものです 高圧ヒューズの種類として複合ヒューズ テンションヒューズ タイムラグヒューズの 3 種類があります 鉄道向けにダブルヒューズ用もご用意しています 需要家 高圧ヒューズ 高圧ヒューズは 各電力会社の配電施設および一般高圧需要家受電設備などに使用されており 変圧器の過負荷保護または短絡保護を行うものです 高圧ヒューズの種類として複合ヒューズ テンションヒューズ タイムラグヒューズの 3 種類があります 鉄道向けにダブルヒューズ用もご用意しています 需要家のニーズにお応えできる各種ヒューズをお届けします 複合ヒューズ テンションヒューズ タイムラグヒューズ

More information

プラグイン01_FRL-230(233,236).indd

プラグイン01_FRL-230(233,236).indd FRL-0 FRL-, 6 6 8 6 8 10 VC / NC FRL- N 0 FRL- FRL-0 6 N C C c 6 6 c 6 c c W WE 6c6-0 178 ecember 016 6 6 8 FRL-0 FRL-, 0. W 0 m V 0.1 W m V 8 0VC 0VC 8 10VC 10VC 00VC 6 c 6 W WE 00 m 0 m 0. VC 8 1 C 0

More information

降圧コンバータIC のスナバ回路 : パワーマネジメント

降圧コンバータIC のスナバ回路 : パワーマネジメント スイッチングレギュレータシリーズ 降圧コンバータ IC では スイッチノードで多くの高周波ノイズが発生します これらの高調波ノイズを除去する手段の一つとしてスナバ回路があります このアプリケーションノートでは RC スナバ回路の設定方法について説明しています RC スナバ回路 スイッチングの 1 サイクルで合計 の損失が抵抗で発生し スイッチングの回数だけ損失が発生するので 発生する損失は となります

More information

Product News (IAB)

Product News (IAB) プロダクトニュース生産終了商品のお知らせ発行日 2017 年 3 月 1 日 電力 機器用保護機器 No. 2017021C 電圧継電器形 K2VU-S シリーズ生産終了のお知らせ 生産終了商品 電圧継電器 形 K2VU-S - 推奨代替商品 デジタル型電圧継電器 形 K2UV-AV 最終受注年月 2019 年 3 月末 最終出荷年月 2019 年 6 月末 推奨代替商品をご利用いただいた場合の注意点

More information

EcoSystem 5 Series LED Driver Overview (369754)

EcoSystem 5 Series LED Driver Overview (369754) ED 調光ドライバ 5 シリーズ ED 調光ドライバ ( 日本仕様 ) 5% 調光 5 シリーズ ED 調光ドライバ ( 日本仕様 )( AC100/200V PSE) 369754b 1 05.13.14 5 シリーズ ED 調光ドライバはスムーズな連続調光 ( 出力電流 5% まで *) が可能で さまざまなスペースや用途に高性能の ED 調光を提供します 特長 フリッカーのない連続調光 (5%~100%)

More information

Microsoft Word - LMA-18_103-2A.doc

Microsoft Word - LMA-18_103-2A.doc 絶縁抵抗監視器 シリーズ 103-2A 2012/01/31 用途 鉱山 化学 紡績 塗料工場及び石油精製所などの危険区域に保安上採用される 低圧非接地式電路での絶縁抵抗監視 水中照明設備 ( 非接地電路 ) などでの絶縁抵抗監視 UPS などの二次側非接地電路の絶縁抵抗監視 特長 1. 電波 サージなどのノイズの影響を受け難く 高い耐ノイズ性を持っています 2. 感度整定は 5 点切り替え式です

More information

1 機種一覧表 計器用変成器 2 種別 形式 参照ページ 用途 1100V 以下低圧変流器 CTシリーズ CT-15LS 2-2 CT-15LMS V 以下分電盤用低圧変流器 CTシリーズ CT-5LS3 2-8 CT-5LMS3 2-9 低圧変流器 440V 以下計器用変圧器 VT

1 機種一覧表 計器用変成器 2 種別 形式 参照ページ 用途 1100V 以下低圧変流器 CTシリーズ CT-15LS 2-2 CT-15LMS V 以下分電盤用低圧変流器 CTシリーズ CT-5LS3 2-8 CT-5LMS3 2-9 低圧変流器 440V 以下計器用変圧器 VT 2 計器用変成器 2 計器用変成器 1 機種一覧表 2-1 2 機種別仕様 2-2 3 取扱いと保守 2-13 1 機種一覧表 計器用変成器 2 種別 形式 参照ページ 用途 1100V 以下低圧変流器 CTシリーズ CT-15LS 2-2 CT-15LMS 2-4 1100V 以下分電盤用低圧変流器 CTシリーズ CT-5LS3 2-8 CT-5LMS3 2-9 低圧変流器 440V 以下計器用変圧器

More information

13 サーキットプロテクタ 最大定格電流値 A 極数 1, 2 ( 注 1) 1, 2 形式 IBS, IBP, IBC IBR, IBR-G IBR-L, IBR-LG 1~3 (ICS25) 2, 3 (ICS25-R) ICS25, ICS25-R 1~3 IMN, IMT 1~3

13 サーキットプロテクタ 最大定格電流値 A 極数 1, 2 ( 注 1) 1, 2 形式 IBS, IBP, IBC IBR, IBR-G IBR-L, IBR-LG 1~3 (ICS25) 2, 3 (ICS25-R) ICS25, ICS25-R 1~3 IMN, IMT 1~3 13 サーキットプロテクタ 最大定格電流値 A 25 30 極数 1, 2 ( 注 1) 1, 2 形式 IBS, IBP, IBC IBR, IBR-G IBR-L, IBR-LG 1~3 (ICS25) 2, 3 (ICS25-R) ICS25, ICS25-R 1~3 IMN, IMT 1~3 IMD, IMD-1S IBS-1 IBR-1 ICS25-1 IMN-1 IMD-1 電気用品 (

More information

電気工事用オートブレーカ・漏電遮断器 D,DGシリーズ

電気工事用オートブレーカ・漏電遮断器 D,DGシリーズ DISTRIBUTION D,DG D103D / 100 W K DG103D / 100-30MA W K D33D D53D D63D D103D 4,220 5,650 8,110 14,600 23,000 D123D 24,200 D153D 35,500 D203D D253D 43,000 D403D 89,200 D603D D32D D52D D62D D102D 210,000

More information

<4D F736F F F696E74202D B438E968CCC8A DD08A518E9697E1817A2E B8CDD8AB B83685D>

<4D F736F F F696E74202D B438E968CCC8A DD08A518E9697E1817A2E B8CDD8AB B83685D> 25 年度管内事故事例 目 次 < 事例 1> < 事例 2> < 事例 3> < 事例 4> < 事例 5> < 事例 6> < 事例 7> < 事例 8> 分電盤撤去工事に伴う配線確認中の感電死亡事故天井ファン停止のトラブル対応中の感電負傷事故キュービクル内の機器銘板確認作業中の感電負傷事故トラッククレーンを使用した作業中の感電負傷事故一部充電中に実施した年次点検作業中の感電負傷事故電圧測定時に誤って短絡させたことによるアークによる負傷事故原因の特定が十分でないままAOGを投入したことによる波及事故キュービクル内にネズミが侵入したことによる波及事故

More information

シュナイダーブランドミニチュアサーキットブレーカActi9シリーズ IEC規格対応品発売のお知らせ

シュナイダーブランドミニチュアサーキットブレーカActi9シリーズ IEC規格対応品発売のお知らせ お客様各位 Rep.No A13008 2013 年 7 月 3 日管理本部事業統括部 シュナイダーブランドミニチュアサーキットブレーカ Acti9シリーズ IEC 規格対応品発売のお知らせ 拝啓 1. 概要 貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は弊社標準機器をご愛顧賜りまして 厚く御礼申し上げます この度 Acti9シリーズを発売致しますのでお知らせいたします 詳細については以下の内容をご参照願います

More information

3. クランプメータの外観代表的なデジタルクランプメータの外観を示す 本体は開閉式の CT ( トランスコア ) 部 ファンクションスイッチ部 表示部 電圧 抵抗入力端子部から構成されており CT 部を除いては一般のマルチメータとほとんど変わりない この CT 部は先端が開閉できるような構造になって

3. クランプメータの外観代表的なデジタルクランプメータの外観を示す 本体は開閉式の CT ( トランスコア ) 部 ファンクションスイッチ部 表示部 電圧 抵抗入力端子部から構成されており CT 部を除いては一般のマルチメータとほとんど変わりない この CT 部は先端が開閉できるような構造になって 技術コーナー クランプメータによる電流計測について 共立電気計器株式会社国内営業部第一営業グループ東京オフィス主任日下亮一 1. はじめにクランプメータは 現場での電流測定にはなくてはならない非常に重要な測定器である 今回はそのクランプメータについて 測定原理 特長及び応用方法を解説することにより 目的に応じたクランプメータの選択方法 また最近の製品動向について 理解を深めていただければと考える 2.

More information

アナログパネルメータ TRM-45,TRM-50,TRM-55,TRM-65,TRM-65C TRR-45,TRR-50,TRR-55,TRR-65,TRR-65C TRM-45 TRM-45( インデックス付 ) 形名 TRM-45 TRR-45 TRM-50 TRR-50 TRM-55 TRR-

アナログパネルメータ TRM-45,TRM-50,TRM-55,TRM-65,TRM-65C TRR-45,TRR-50,TRR-55,TRR-65,TRR-65C TRM-45 TRM-45( インデックス付 ) 形名 TRM-45 TRR-45 TRM-50 TRR-50 TRM-55 TRR- アナログパネルメータ TRM-45,TRM-5,TRM-55,TRM-65,TRM-65C TRR-45,TRR-5,TRR-55,TRR-65,TRR-65C TRM-45 TRM-45( インデックス付 ) TRM-45 TRR-45 TRM-5 TRR-5 TRM-55 TRR-55 45 5 55 TRM-65/TRR-65 TRM-65C/TRR-65C 65 正面寸法 ( mm) 42

More information

高圧真空遮断器MULTI.VCB シリーズ新製品ニュース

高圧真空遮断器MULTI.VCB シリーズ新製品ニュース お客様各位 Report No. A13001 2013 年 5 月 27 日 事業統括部業務部 高圧真空遮断器新形マルチ VCB 固定形 ( 手動 ) 発売のご案内 拝啓貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は 弊社製品をご愛顧賜り 厚く御礼申し上げます 掲記の件 この度 新形マルチ VCB 固定形 ( 手動 ) の発売を開始致します 詳細について 下記させて頂きますので ご高覧の上

More information

三菱MDUブレーカ省エネ支援機器

三菱MDUブレーカ省エネ支援機器 FACTORY AUTOMATION 19 A 1 33 31 21 17 16 13 8 3 2 3 伝送なし 表示部で目視による各種計測データの確認が可能 伝送方式 特長 当社独自のネットワーク B/NET 伝送 Base Networkの略で配電制御系統をシールド付 2 線ツイストペアケーブルで信号伝送することにより, 省配線でインテリジェントなシステム構築が可能 当社機器のラインアップも豊富で,

More information

PA3-145 213-214 Kodensy.Co.Ltd.KDS 励磁突入電流発生のメカニズムとその抑制のためのアルゴリズム. 励磁突入電流抑制のアルゴリズム 弊社特許方式 変圧器の励磁突入電流の原因となる残留磁束とは変圧器の解列瞬時の鉄心内磁束ではありません 一般に 変圧器の 2次側 負荷側 開放で励磁課電中の変圧器を 1 次側 高圧側 遮断器の開操作で解列する時 その遮断直後は 変圧器鉄心

More information

CKSD-2105

CKSD-2105 仕様一覧表 2 1. ノーヒューズ遮断器経済形シリーズ 2-2 汎用標準形シリーズ 2-4 高性能形シリーズ 2-9 全能形シリーズ 2-12 直流 (DC) シリーズ 2-14 電動機保護用 MCC 2-20 分電盤用協約形シリーズ 2-21 分電盤用コンパクトブレーカ 2-22 スイッチディスコネクター 2-23 引外し素子なし 2-25 2. 漏電遮断器経済形シリーズ 2-2 汎用標準形シリーズ

More information

RMS(Root Mean Square value 実効値 ) 実効値は AC の電圧と電流両方の値を規定する 最も一般的で便利な値です AC 波形の実効値はその波形から得られる パワーのレベルを示すものであり AC 信号の最も重要な属性となります 実効値の計算は AC の電流波形と それによって

RMS(Root Mean Square value 実効値 ) 実効値は AC の電圧と電流両方の値を規定する 最も一般的で便利な値です AC 波形の実効値はその波形から得られる パワーのレベルを示すものであり AC 信号の最も重要な属性となります 実効値の計算は AC の電流波形と それによって 入門書 最近の数多くの AC 電源アプリケーションに伴う複雑な電流 / 電圧波形のため さまざまな測定上の課題が発生しています このような問題に対処する場合 基本的な測定 使用される用語 それらの関係について理解することが重要になります このアプリケーションノートではパワー測定の基本的な考え方やパワー測定において重要な 以下の用語の明確に定義します RMS(Root Mean Square value

More information

共通部機器仕様構造 : 壁取付シャーシに避雷器 モデム 入出力ユニットをマウント接続方式 回線 :M4 ねじ端子接続 入出力 電源 :M3.5 ねじ端子接続 接地 :M4 ねじ端子接続シャーシ材質 : 鋼板に黒色クロメート処理ハウジング材質 : 難燃性黒色樹脂アイソレーション : 回線 - 入出力

共通部機器仕様構造 : 壁取付シャーシに避雷器 モデム 入出力ユニットをマウント接続方式 回線 :M4 ねじ端子接続 入出力 電源 :M3.5 ねじ端子接続 接地 :M4 ねじ端子接続シャーシ材質 : 鋼板に黒色クロメート処理ハウジング材質 : 難燃性黒色樹脂アイソレーション : 回線 - 入出力 DAST シリーズ SS3 : 接点 アナログ パルス入力 +190,000 円 テレメータシステム主な機能と特長 小形テレメータシステム 回線用避雷器を標準装備 ( 財 ) 電気通信端末機器審査協会の技術的条件適合認定済み 回線 入出力 電源間は電気的に絶縁 入出力ユニット モデムユニット 避雷器は取扱いが容易なプラグイン構造 自己診断機能内蔵 接点入出力ユニットはモニタランプ付 形式 :DAST-20-12-K

More information

182159_研修会テキスト_本文.indd

182159_研修会テキスト_本文.indd Ⅳ. 最近の電気事故の事例. 人身事故 中国四国産業保安監督部電力安全課 -. 作業者の感電死亡事故 () 事故の発生状況 被災者 ( 下請電気工事業者の作業責任者 ) は 事業場の空調機械室内の動力分電盤において 新設した空調機の電源ケーブルを R 低圧配線用遮断器 (MCCB 以下 遮断器 という )( 切状態 ) 次側に接続する工事を行っていた R 遮断器 次側の U 相及び V 相の端子台に当該ケーブルを仮締め接続した後

More information

Gefen_EXT-DVI-CP-FM10取扱説明書_ indd

Gefen_EXT-DVI-CP-FM10取扱説明書_ indd 2014 年 5 月版 安全上の注意 この度は Gefen 製品をお買いあげいただき ありがとうございます 機器のセッティングを行う前に この取扱説明書を十分にお読みください この説明書には取り扱い上の注意や 購入された製品を最適にお使いいただくための手順が記載されています 長くご愛用いただくため 製品のパッケージと取扱説明書を保存してください 注意事項は危険や損害の大きさと切迫の程度を明示するために

More information

Microsoft Word GMTT400V カタログD.doc

Microsoft Word GMTT400V カタログD.doc Page : 1of 7 ク ローハ ルマルチタッフ 単相絶縁トランス (GMTT 400V シリース 形式 : STN0.2 S004 D06611BB STN0.4 S003 D06621BB STN0.63 S004 D06641BB STN0. S005 D06651BB STN1.0 S005 D06661BB STN1.3 S006 D06671BB STN1.6 S006 D0661BB

More information

2 漏電遮断器 1 汎用品 (ES) シリーズフレーム 極数 基本形名 ES32AB ES33AB ES32A ES33A ES52A ES53A 外観 3φ3W, 3φ3W, 3φ3W, 相線式 ( 注 1) 1φ2W 1φ2W 1φ2W 1φ2W, 1φ3W

2 漏電遮断器 1 汎用品 (ES) シリーズフレーム 極数 基本形名 ES32AB ES33AB ES32A ES33A ES52A ES53A 外観 3φ3W, 3φ3W, 3φ3W, 相線式 ( 注 1) 1φ2W 1φ2W 1φ2W 1φ2W, 1φ3W 1 汎用品 (ES) シリーズフレーム 30 50 極数 2 3 2 3 2 3 基本形名 ES32AB ES33AB ES32A ES33A ES52A ES53A 相線式 ( 注 1), 1φ3W, 1φ3W, 1φ3W 定格電圧 AC V ( 注 2) 100-200-415 共用 100-200-415 共用 100-200-415 共用 標準定格電流 A [ 基準周囲温度 40 ] JIS

More information

H4

H4 機種構成一覧表 3 4 56 GA GA 57 58 59 60 端子箱 ブレーキ不付きブレーキ付き 0.4 2.2 0.4 0.75 1.5 3.7 3.7 5.5 7.5 5.5 11 11 ブレーキ仕様表 出力 () 定格制御許容制動ライニング寿命電磁石ストローク (mm) 電源電圧概略電流 (A) ブレーキ慣性整流ユニットモーメント型式トルク仕事率 ( 総制動仕事量 ) 単相 (V) J:k

More information

Microsoft Word GMTT200V カタログE.doc

Microsoft Word GMTT200V カタログE.doc Page : 1of 6 ク ローハ ルマルチタッフ 単相絶縁トランス (GMTT 200V シリース 形式 : STN0.1 S005 D06501BB STN0.2 S003 D06511BB STN0.315 S004 D06521BB STN0.5 S004 D06531BB STN0.63 S003 D06541BB STN0. S004 D06551BB STN1.0 S004 D06561BB

More information

信号11_RY 2極 1-2A(信号切換用).indd

信号11_RY 2極 1-2A(信号切換用).indd RY 2 1 2A RoHS 75mW 150mW FCCPart 68 AC1,000V1,500V AC1,000VRY-WF MBB UL94V-0 RY - 12 W F - OH - K - UL RY W Z 500mW F FZ 2A D 2MBB OH K UL - -UL 100 500 172 500mW 2A MBB 0.9pF1.9pF1.4pF 10MHz 48VDCRY

More information

PowPak Softswitch for Japan

PowPak Softswitch for Japan Softswitch PowPak リレーモジュール ( 日本仕様 ) 369674b 1 09.05.12 Softswitch PowPak リレーモジュールは Softswitch テクノロジーを採用した無線により制御可能なリレーモジュールとなります Pico コントロールと Radio Powr Savr 在室 / 昼光センサーからの入力に基づいて 最大 16 Aの汎用負荷をOn/Off 制御します

More information

ZMPMCD_エコめがねモバイルパックマルチコネクト_PCS-SVセンサ間通信ケーブル加工マニュアル_山洋電気(単相)

ZMPMCD_エコめがねモバイルパックマルチコネクト_PCS-SVセンサ間通信ケーブル加工マニュアル_山洋電気(単相) 工事店様用 ZMPMCD 全量買取向け モバイルパックマルチコネクト < パワコン接続タイプ > [ 太陽光発電遠隔モニタリングサービス ] パワーコンディショナ -SV センサ間通信ケーブル加工マニュアル 山洋電気製パワーコンディショナ用 Ver1.1 SV センサ設定ツール設定内容 山洋電気 ( 単相 ) P61B(LCD パネル TypeⅢ/TypeⅢC

More information

注意事項 1. 本資料は Microsoft Office Visio 200/2007 で電気用単線図を作成するためのシェイプ ( 部品 ) の概要と一覧をまとめたものです 各記号の意味および内容については JIS あるいは IEC に関する書籍 文献をご利用ください 2. シェイプの作成は JI

注意事項 1. 本資料は Microsoft Office Visio 200/2007 で電気用単線図を作成するためのシェイプ ( 部品 ) の概要と一覧をまとめたものです 各記号の意味および内容については JIS あるいは IEC に関する書籍 文献をご利用ください 2. シェイプの作成は JI Microsoft Visio 200/2007 用 電気記号ステンシル ( 単線図用 ) 概要 シェイプ一覧表 動作環境について 以下の Microsoft Office Visio が動作可能な環境 Microsoft Visio Professional 200 Microsoft Visio Standard 200 Microsoft Office Visio Professional 2007

More information

Power.indb

Power.indb 6 JY 1 3A RoHS mm 1.mm 9mWmW SJ UL9V- RoHS FA JY - 1 G - K P - UL JY W 3A G 3A // R 3A HG A HR A K P W UL -P December JY-W JY-G JY-R JY-HG JY-HRDecember JY1 3A 3A A 3A, VAC / 3VDC A, VAC / 3VDC 1a1 3m

More information

トランスの利用率の話 トランスの利用率の話をします この書き込みをお読みの方は トランスの容量が下記の様に示される事はご存じだと思います ( ご存じでない方は 下図を見て納得して下さい ) 単相 2 線式トランスの容量を P[VA] とすれば 単相負荷は P[VA] 接続できます この単相トランスを

トランスの利用率の話 トランスの利用率の話をします この書き込みをお読みの方は トランスの容量が下記の様に示される事はご存じだと思います ( ご存じでない方は 下図を見て納得して下さい ) 単相 2 線式トランスの容量を P[VA] とすれば 単相負荷は P[VA] 接続できます この単相トランスを トランスの利用率の話 トランスの利用率の話をします この書き込みをお読みの方は トランスの容量が下記の様に示される事はご存じだと思います ( ご存じでない方は 下図を見て納得して下さい ) 単相 2 線式トランスの容量を P[VA] とすれば は P[VA] 接続できます この単相トランスを 3 台組み合わせて三相トランスとした場合 当然三相容量は 3P[VA] 接続出来ます この単相トランスを 2

More information

B3.並列運転と冗長運転(PBAシリーズ)

B3.並列運転と冗長運転(PBAシリーズ) B3. 並列運転と冗長運転について 3.1 並列運転 ( 容量アップ ) PBA(PBA300F~PBA1500F(T)) シリーズにつきまして 並列運転をすることが可能です 1 並列運転とはの容量不足を補うために複数のを並列接続し 電流容量を増加させる方法です 2 PBA10F~PBA150F のモデルにつきまして 並列運転はできません 冗長運転のみ対応ができます ( 項 3.2 参照 ) 図 3.1.1

More information

形式 :PDU 計装用プラグイン形変換器 M UNIT シリーズ パルス分周変換器 ( レンジ可変形 ) 主な機能と特長 パルス入力信号を分周 絶縁して単位パルス出力信号に変換 センサ用電源内蔵 パルス分周比は前面のスイッチで可変 出力は均等パルス オープンコレクタ 電圧パルス リレー接点パルス出力

形式 :PDU 計装用プラグイン形変換器 M UNIT シリーズ パルス分周変換器 ( レンジ可変形 ) 主な機能と特長 パルス入力信号を分周 絶縁して単位パルス出力信号に変換 センサ用電源内蔵 パルス分周比は前面のスイッチで可変 出力は均等パルス オープンコレクタ 電圧パルス リレー接点パルス出力 計装用プラグイン形変換器 M UNIT シリーズ パルス分周変換器 ( レンジ可変形 ) 主な機能と特長 パルス入力信号を分周 絶縁して単位パルス出力信号に変換 センサ用電源内蔵 パルス分周比は前面のスイッチで可変 出力は均等パルス オープンコレクタ 電圧パルス リレー接点パルス出力を用意 密着取付可能 アプリケーション例 容積式流量計のパルス信号を単位パルスに変換 機械の回転による無接点信号を単位パルスに変換

More information

Power.indb

Power.indb I/O SN 1A RoHS CPU DC AC DC AC 52017mm3.5g I/O NY 2,500 V rms RoHS PLC SN - A 100 B F SN A AC D DC 100 100VAC 200 200VAC 12/24 12/24VDC AC B DC B AC AC 100VAC F DC 252 2 ma rms SN 1A SN - 12 D 01 HZ C

More information

サーキットブレーカ No. 2 (3) 端子 圧着端子 バーが接続可能なM8 六角穴付きボルト 適合圧着端子( ニチフ製 ):R14-8 R22-8 R38-8 R60-8 CB100-8 CB150-8 標準締付トルク :8.0~13.0N m (4) 絶縁距離 (mm 以上 ) 遮断器から天井板

サーキットブレーカ No. 2 (3) 端子 圧着端子 バーが接続可能なM8 六角穴付きボルト 適合圧着端子( ニチフ製 ):R14-8 R22-8 R38-8 R60-8 CB100-8 CB150-8 標準締付トルク :8.0~13.0N m (4) 絶縁距離 (mm 以上 ) 遮断器から天井板 サーキットブレーカ No. 1 1. 商品名 : サーキットブレーカ BBW 型 2. 型式 ( 保護目的 ) : ( 過負荷 短絡保護 ) 3. 品番 定格 極数 品番 定格電流 定格絶縁電圧 定格電圧 定格遮断容量 製品重量 BBW 21251K 125A 2P BBW 21501K BBW 2175K BBW 2200K BBW 2225K BBW 31251K BBW 31501K 150A

More information

Microsoft Word _3.2.1−î‚bfiI”Œ“•.doc

Microsoft Word _3.2.1−î‚bfiI”Œ“•.doc 3. 電圧安定性に関する解析例 3.. 電圧安定性の基礎的事項 近年, 電力設備の立地難や環境問題などから電源の遠隔化 偏在化や送電線の大容量化の趨勢が顕著になって来ており, 電力系統の安定運用のために従来にも増して高度な技術が必要となっている 最近, なかでも電力系統の電圧不安定化現象は広く注目を集めており, 海外では CIGRE や IEEE において, また国内では電気協同研究会において幅広い検討が行われてきた

More information

形式 :WYPD 絶縁 2 出力計装用変換器 W UNIT シリーズ パルスアイソレータ ( センサ用電源付 2 出力形 ) 主な機能と特長 パルス入力信号を絶縁して各種のパルス出力信号に変換 オープンコレクタ 電圧パルス リレー接点パルス出力を用意 センサ用電源内蔵 耐電圧 2000V AC 密着

形式 :WYPD 絶縁 2 出力計装用変換器 W UNIT シリーズ パルスアイソレータ ( センサ用電源付 2 出力形 ) 主な機能と特長 パルス入力信号を絶縁して各種のパルス出力信号に変換 オープンコレクタ 電圧パルス リレー接点パルス出力を用意 センサ用電源内蔵 耐電圧 2000V AC 密着 絶縁 2 出力計装用変換器 W UNIT シリーズ パルスアイソレータ ( センサ用電源付 2 出力形 ) 主な機能と特長 パルス入力信号を絶縁して各種のパルス出力信号に変換 オープンコレクタ 電圧パルス リレー接点パルス出力を用意 センサ用電源内蔵 耐電圧 2000V AC 密着取付可能 アプリケーション例 フィールド側のパルス信号を直流的に絶縁してノイズ対策を行う パルス出力の種類を変換 ( 例

More information

24-28 FAS14 技術相談.indd

24-28 FAS14 技術相談.indd イオン電流による失火検出 平成 20 年式のダイハツ タント ( 車両型式 DBA L375S エンジン型式 KF VE 走行距離 50,000km) でエンジン不調の相談を受けた エンジン チェックランプが点灯しているという事なので ダイアグノーシスを確認すると P1400 1 気筒のイオン電流検知信号に異常が発生したとき を表示した この車両は 各シリンダ内の燃焼状態 ( 失火及び燃焼限界 )

More information

ムサシインテック MUSASHI IN-TECH 4118-003ST007 010 ORT-50M OCR-GCR リレーテスタ 取扱説明書 第 11 版 本器を末永くご愛用いただくために ご使用の前にこの取扱説明書をよくお読みのうえ 正しい方法でご使用ください 尚 この取扱説明書は 必要なときにいつでも取り出せるように大切に保存してください 安全にご使用いただくために ご注意 この取扱説明書をよくお読みになり

More information

高圧気中しゃ断器54 AOG 機種分類 総称 GR 有無検出種別形式 高圧気中遮断器 (AOG AO) AOG 機種一覧 AOG AO 地絡保護なし (GR なし ) AO 地絡保護装置なし (GR なし ) AOG 地絡保護装置付き (GR 付 ) 無方向性 方向性 AB-1011 (100A)

高圧気中しゃ断器54 AOG 機種分類 総称 GR 有無検出種別形式 高圧気中遮断器 (AOG AO) AOG 機種一覧 AOG AO 地絡保護なし (GR なし ) AO 地絡保護装置なし (GR なし ) AOG 地絡保護装置付き (GR 付 ) 無方向性 方向性 AB-1011 (100A) 高圧気中しゃ断器 AOG Air Overcurrent Ground Type AO Air Overcurrent Type 需要家内で発生した電気設備への事故 地絡事故 短絡事故 に対し 自動的に電路を切りにして他の需要家への影響を最小限にとどめる為の装置です AB 形 PF.S GR なし GAB 形 PF.S GR 付 屋外用主しゃ断装置 PF.S 形 に最適 欠相防止機構 施工例参考図

More information

houkokusyo1-9

houkokusyo1-9 (2) 単独フィーダ再エネ電源 ( 低圧線路接続 ) 特徴 : 1 オフグリッド再エネ住宅 に基本的なシステム構成は類似しているが個別住宅ではなく 島内配電線路に直接接続する形態である 低圧配電系統に接続するため三相交流電源であり システム容量は AC 10kW 以上 AC 50kW 未満が原則となる AC 50kW 以上となる場合は配電線路フィーダも複数になると考えられることから 3 複数フィーダ再エネ電源

More information

Microsoft Word - 製品News(機)内線規程改定に伴うブレーカ選定の変更

Microsoft Word - 製品News(機)内線規程改定に伴うブレーカ選定の変更 お知らせ発行 No. 機 19 発行月 16 年 11 月 内線規程改定に伴うブレーカ選定の変更 16 年 10 月より内線規程 (JEAC116) が改定されました それに伴い ブレーカカタログ :KK8( 平成 26 年 10 月発行 ) へ記載されている選定内容が変更になります トップランナーモータ以外の電動機についてはブレーカカタログの選定表を活用できます 電動機の始動条件電動機回路に施設する過電流遮断器のうち

More information

特性曲線図 利用マニュアル

特性曲線図 利用マニュアル 特性曲線図マニュアル Ver2.5 2013 年 2 月 目 次 1 はじめに... 5 2 CAD データについて... 5 2.1 CAD データの特徴... 5 (1) 汎用 DXF フォーマットで作成... 5 (2) レイヤによるデータ編集... 5 2.2 検索プログラム... 5 (1) 動作環境... 5 (2) インストールの方法... 5 (3) 削除 ( アンインストール )

More information

サーマル型 ( ロッカースイッチ ) 3130 特長 1~3 極対応のロッカースイッチ兼用サーキットプロテクタです 内部はトリップフリー構造になっており またスナップインになっているため 簡単に取付可能です オプションとしてランプ点灯も可能です CBE standard EN (IEC

サーマル型 ( ロッカースイッチ ) 3130 特長 1~3 極対応のロッカースイッチ兼用サーキットプロテクタです 内部はトリップフリー構造になっており またスナップインになっているため 簡単に取付可能です オプションとしてランプ点灯も可能です CBE standard EN (IEC 特長 ~3 極対応のロッカースイッチ兼用サーキットプロテクタです 内部はトリップフリー構造になっており またスナップインになっているため 簡単に取付可能です オプションとしてランプ点灯も可能です CBE standard EN 609 (IEC 609) 取得製品です 用途 モータ トランス ソレノイド 事務機 電気器具 小型船舶 建設機械 医療機器 (EN6060) 値 / 内部抵抗値 ( 極当り

More information

3G-SDI to HDMI 1.3 Converter 3GSDI to HDMI 1.3 変換機型番 : EXT-3GSDI-2-HDMI1.3 取扱説明書 2009 年 12 月版

3G-SDI to HDMI 1.3 Converter 3GSDI to HDMI 1.3 変換機型番 : EXT-3GSDI-2-HDMI1.3 取扱説明書 2009 年 12 月版 3GSDI to HDMI 1.3 変換機型番 : EXT-3GSDI-2-HDMI1.3 取扱説明書 2009 年 12 月版 安全上の注意 この度はGefen 製品をお買いあげいただき ありがとうございます 機器のセッティングを行う前に この取扱説明書を十分にお読みください この説明書には取り扱い上の注意や 購入された製品を最適にお使いいただくための手順が記載されています 長くご愛用いただくため

More information

機器仕様構造 : プラグイン構造接続方式 入出力信号 供給電源 :M3.5 ねじ端子接続 ( 締付トルク 0.8N m) NestBus RUN 接点出力 : コネクタ形ユーロ端子台 ( 適用電線サイズ :0.2~2.5mm 2 剥離長 7mm) 端子ねじ材質 : 鉄にクロメート処理ハウジング材質

機器仕様構造 : プラグイン構造接続方式 入出力信号 供給電源 :M3.5 ねじ端子接続 ( 締付トルク 0.8N m) NestBus RUN 接点出力 : コネクタ形ユーロ端子台 ( 適用電線サイズ :0.2~2.5mm 2 剥離長 7mm) 端子ねじ材質 : 鉄にクロメート処理ハウジング材質 形式 :SML スーパー M UNIT シリーズ リモート入出力ユニット (NestBus 用 ) 主な機能と特長 NestBus 接続用のリモート入出力ユニット 分散設置 増設が簡単なオールインワン構造 伝送路はより対線 伝送端子は脱着可能なコネクタ式を採用 自己診断機能内蔵 接点入出力ユニットは入出力状態表示ランプ付 SML-R2 以外 SML-R2 R3:Ai4 点 +Ao4 点 150,000

More information

形式 :AEDY 直流出力付リミッタラーム AE UNIT シリーズ ディストリビュータリミッタラーム主な機能と特長 直流出力付プラグイン形の上下限警報器 入力短絡保護回路付 サムロータリスイッチ設定方式 ( 最小桁 1%) 警報時のリレー励磁 非励磁が選択可能 出力接点はトランスファ形 (c 接点

形式 :AEDY 直流出力付リミッタラーム AE UNIT シリーズ ディストリビュータリミッタラーム主な機能と特長 直流出力付プラグイン形の上下限警報器 入力短絡保護回路付 サムロータリスイッチ設定方式 ( 最小桁 1%) 警報時のリレー励磁 非励磁が選択可能 出力接点はトランスファ形 (c 接点 直流出力付リミッタラーム AE UNIT シリーズ ディストリビュータリミッタラーム主な機能と特長 直流出力付プラグイン形の上下限警報器 入力短絡保護回路付 サムロータリスイッチ設定方式 ( 最小桁 1%) 警報時のリレー励磁 非励磁が選択可能 出力接点はトランスファ形 (c 接点 ) リレー接点は 110V DC 使用可 AEDY-12345-67 価格基本価格 75,000 円加算価格 110V

More information

2. スターデルタ始動その 1 全電圧始動と同様に最も一般的に用いられる始動方法です 減電圧始動の一種です 電動機の巻線を始動時にスターに接続し 始動後はデルタに接続します オープンスターデルタ始動とクローズドスターデルタの二種類が有ります 一般的にはオープンスターデルタ始動です 正式名称はオープン

2. スターデルタ始動その 1 全電圧始動と同様に最も一般的に用いられる始動方法です 減電圧始動の一種です 電動機の巻線を始動時にスターに接続し 始動後はデルタに接続します オープンスターデルタ始動とクローズドスターデルタの二種類が有ります 一般的にはオープンスターデルタ始動です 正式名称はオープン 三相の始動方法の説明です 三相のには色々な始動方法が有ります 此処では 代表的な次の始動方法を説明します 1. 全電圧始動 2. スターデルタ始動 3. リアクトル始動 4. コンドルファ始動此処では かご型の始動方法に関して記述します ( 巻線型では無いと言う意味です ) 1. 全電圧始動 最も一般的に用いられる始動方法です 他の始動方法は何れの方法も始動時に巻線に印加する電圧が 定格電圧より低い値になりますが

More information

配線用遮断器(MCCB)BXシリーズ 発売のお知らせ

配線用遮断器(MCCB)BXシリーズ 発売のお知らせ お客様各位 配線用遮断器 (M) X シリーズ発売のお知らせ Rep.No A 年 月 日富士電機機器制御株式会社管理本部事業統括部 拝啓貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は弊社標準機器をご愛顧賜りまして 厚く御礼申し上げます 掲記の件 配線用遮断器 Xシリーズを発売いたします 詳細については下記内容をご参照ください ご高覧の上 ご高配の程 何卒宜しくお願い申し上げます 敬具記. 発売の狙い高い遮断性能をもち

More information

G

G G G CONTENTS 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 1972 1983 1981 1978 1980 2004 2000 2017 2017 SCL-GHS1R 1969 1969 1970 OK 1 196972 197278 197880 197884 198182 19832005 2004 2017 197072 197278 197880 197884 198182

More information

ZMPMCD_エコめがねモバイルパックマルチコネクト_PCS-SVセンサ間通信ケーブル加工マニュアル_安川電機(P2P2H)

ZMPMCD_エコめがねモバイルパックマルチコネクト_PCS-SVセンサ間通信ケーブル加工マニュアル_安川電機(P2P2H) 工事店様用 ZMPMCD 全量買取向け モバイルパックマルチコネクト < パワコン接続タイプ > [ 太陽光発電遠隔モニタリングサービス ] パワーコンディショナ -SV センサ間通信ケーブル加工マニュアル 安川電機製パワーコンディショナ用 Ver1.0 SV センサ設定ツール設定内容 < メーカ > 安川電機 < 型式 > P1AA (Spec.B) 対象型式 : CEPT-P1AA2010 M

More information

オペアンプの容量負荷による発振について

オペアンプの容量負荷による発振について Alicatin Nte オペアンプシリーズ オペアンプの容量負荷による発振について 目次 :. オペアンプの周波数特性について 2. 位相遅れと発振について 3. オペアンプの位相遅れの原因 4. 安定性の確認方法 ( 増幅回路 ) 5. 安定性の確認方法 ( 全帰還回路 / ボルテージフォロア ) 6. 安定性の確認方法まとめ 7. 容量負荷による発振の対策方法 ( 出力分離抵抗 ) 8. 容量負荷による発振の対策方法

More information

形式 :TMS テレメータ テレメータ変換器 (300bps 専用回線用 ) 主な機能と特長 アナログ 1 点または 2 点 接点 2 点を送受信するテレメータ変換器 帯域品目 3.4kHz 300bps アプリケーション例 小規模テレメータシステム 符号品目 50bps 用テレメータ ( 形式 :

形式 :TMS テレメータ テレメータ変換器 (300bps 専用回線用 ) 主な機能と特長 アナログ 1 点または 2 点 接点 2 点を送受信するテレメータ変換器 帯域品目 3.4kHz 300bps アプリケーション例 小規模テレメータシステム 符号品目 50bps 用テレメータ ( 形式 : テレメータ テレメータ変換器 (300bps 専用回線用 ) 主な機能と特長 アナログ 1 点または 2 点 接点 2 点を送受信するテレメータ変換器 帯域品目 3.4kHz 300bps アプリケーション例 小規模テレメータシステム 符号品目 50bps 用テレメータ ( 形式 :TMA TMT/TMR) の更新用 1 入出力の種類 E1:Di2 点 +Do2 点 ( リレー ) E2:Di2 点

More information

ZMPMCD_エコめがねモバイルパックマルチコネクト_PCS-SVセンサ間通信ケーブル加工マニュアル_三菱

ZMPMCD_エコめがねモバイルパックマルチコネクト_PCS-SVセンサ間通信ケーブル加工マニュアル_三菱 工事店様用 ZMPMCD 全量買取向け モバイルパックマルチコネクト < パワコン接続タイプ > [ 太陽光発電遠隔モニタリングサービス ] パワーコンディショナ -SV センサ間通信ケーブル加工マニュアル 三菱電機製パワーコンディショナ用 Ver1.6 SV センサ設定ツール設定内容 < メーカ > 三菱電機製 < 型式 > PV-PN K2 PV-PS K2 PV-PN44KX2 PV-PSME45L/55L

More information

SC-S21 デジタル指示調節計 特長 奥行き 63mm のコンパクトサイズ 新型オートチューニングにより 素早い応答性と収束を実現 スタートアップチューニングを搭載し オートチューニング実行時間を削減 付加仕様として 上位システムとの通信機能を選択可能 4 種類の設定値を登録可能 大きく見やすい表

SC-S21 デジタル指示調節計 特長 奥行き 63mm のコンパクトサイズ 新型オートチューニングにより 素早い応答性と収束を実現 スタートアップチューニングを搭載し オートチューニング実行時間を削減 付加仕様として 上位システムとの通信機能を選択可能 4 種類の設定値を登録可能 大きく見やすい表 SC-S21 デジタル指示調節計 特長 奥行き 63mm のコンパクトサイズ 新型オートチューニングにより 素早い応答性と収束を実現 スタートアップチューニングを搭載し オートチューニング実行時間を削減 付加仕様として 上位システムとの通信機能を選択可能 4 種類の設定値を登録可能 大きく見やすい表示 ( 大型 11セグメントLCD 表示 ) 用途 モーターバルブ ニューマチックバルブ 電磁弁との組み合わせでプロセスの自動制御

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation 構成機器情報 入力側開閉器 ~ 遮断と断路 ~ 接続箱の入力側開閉器を遮断と断路からお選び頂けます (DC1000V は遮断のみ ) 入力側開閉器種類負荷投入状態での開閉主幹種類 遮断可 台から選択可能 断路 不可主幹 開放時のみ操作可能 のみ メガソーラー 人や環境 人や環境にやさしい製品をご提案します 太陽光発電システム関連機器 システム構成例 逆流防止素子 ~ダイオードとリレー ~ 接続箱の逆流防止素子をダイオードとリレーからお選び頂けます

More information

NJM78L00 3 端子正定電圧電源 概要高利得誤差増幅器, 温度補償回路, 定電圧ダイオードなどにより構成され, さらに内部に電流制限回路, 熱暴走に対する保護回路を有する, 高性能安定化電源用素子で, ツェナーダイオード / 抵抗の組合せ回路に比べ出力インピーダンスが改良され, 無効電流が小さ

NJM78L00 3 端子正定電圧電源 概要高利得誤差増幅器, 温度補償回路, 定電圧ダイオードなどにより構成され, さらに内部に電流制限回路, 熱暴走に対する保護回路を有する, 高性能安定化電源用素子で, ツェナーダイオード / 抵抗の組合せ回路に比べ出力インピーダンスが改良され, 無効電流が小さ 3 端子正定電圧電源 概要高利得誤差増幅器, 温度補償回路, 定電圧ダイオードなどにより構成され, さらに内部に電流制限回路, 熱暴走に対する保護回路を有する, 高性能安定化電源用素子で, ツェナーダイオード / 抵抗の組合せ回路に比べ出力インピーダンスが改良され, 無効電流が小さくなり, さらに雑音特性も改良されています 外形 UA EA (5V,9V,12V のみ ) 特徴 過電流保護回路内蔵

More information

3.2 感電防止 低圧用又は高圧用絶縁手袋を着用する 絶縁処理された工具を使用する 降雨 降雪時には作業を行わない 必要に応じて太陽電池モジュールの表面を遮光用シートなどで覆い 発電しないよう太陽光を遮へいする あるいはモジュール間接続ケーブルなどの接続順序を事前に確認し 無電圧又は低電圧になるよう

3.2 感電防止 低圧用又は高圧用絶縁手袋を着用する 絶縁処理された工具を使用する 降雨 降雪時には作業を行わない 必要に応じて太陽電池モジュールの表面を遮光用シートなどで覆い 発電しないよう太陽光を遮へいする あるいはモジュール間接続ケーブルなどの接続順序を事前に確認し 無電圧又は低電圧になるよう 2015 年 10 月 9 日 一般社団法人太陽光発電協会 太陽光発電システム被災時の点検 撤去に関する手順 留意点 水害編 1. この文書の目的と位置付けこの文書は 太陽光発電システムの電気主任技術者 販売施工事業者等 太陽光発電システムや周辺電気設備に充分な知見がある者に向けて 公共産業用システムが水害により被災した場合の点検 撤去に関する情報を発信することを目的としている 従って 上記以外の者は

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 技術資料 分電盤設計について 第 1.0 版 2017 年 8 月 22 日次世代製品企画室 禁無断複製 当社の責に帰すことができない事由から生じた損害 当社製品の故障に起因するお客様での機会損失 逸失利益 当社の予見の有無を問わず特別の事情から生じた損害 二次損害 事故補償 当社製品以外への損傷およびその他業務に対する補償については 当社は責任を負いかねます 内容は検討中のものであり予告なく変更される場合があります

More information

VF-P7-...J..9005

VF-P7-...J..9005 入力リアクトル ラジオノイズ低減フィルタ 1 高減衰 双信電機株会社製 ラジオノイズ 低減フィルタ 1 3 -P 4 6 ① 注 クラス.5k 22k クラス.5k 22kの容量の場合 -P 入力リアクトル -P ラジオノイズ 低減フィルタ 1 4 3 6 O O 定 格 -P ① 注 クラスk k クラスk 3kの機種の場合 注 22k以下の機種の場合 リアクトル O O 適用インバータ 1 2

More information

落下式故障表示器 特長 内蔵された切換接点の組合せで異種機能の4 回路を出力に応用することで 補助継電器を削滅する事ができます 電圧用と電流用は誤挿入を防止する機構になっています 表示素子はプラグイン方式になっていますので保守 点検 ( 又は交換 ) が容易にできます 無電圧のワンショットパルス接点

落下式故障表示器 特長 内蔵された切換接点の組合せで異種機能の4 回路を出力に応用することで 補助継電器を削滅する事ができます 電圧用と電流用は誤挿入を防止する機構になっています 表示素子はプラグイン方式になっていますので保守 点検 ( 又は交換 ) が容易にできます 無電圧のワンショットパルス接点 特長 内蔵された切換接点の組合せで異種機能の 回路を出力に応用することで 補助継電器を削滅する事ができます 電圧用と電流用は誤挿入を防止する機構になっています 表示素子はプラグイン方式になっていますので保守 点検 ( 又は交換 ) が容易にできます 無電圧のワンショットパルス接点を内蔵する事ができます 出力接点の組合せ機種が豊富です 仕様 ( 定格 性能 ) 仕様 形式 MK-A MK-B 定格絶縁電圧

More information

RLC 共振回路 概要 RLC 回路は, ラジオや通信工学, 発信器などに広く使われる. この回路の目的は, 特定の周波数のときに大きな電流を得ることである. 使い方には, 周波数を設定し外へ発する, 外部からの周波数に合わせて同調する, がある. このように, 周波数を扱うことから, 交流を考える

RLC 共振回路 概要 RLC 回路は, ラジオや通信工学, 発信器などに広く使われる. この回路の目的は, 特定の周波数のときに大きな電流を得ることである. 使い方には, 周波数を設定し外へ発する, 外部からの周波数に合わせて同調する, がある. このように, 周波数を扱うことから, 交流を考える 共振回路 概要 回路は ラジオや通信工学 などに広く使われる この回路の目的は 特定の周波数のときに大きな電流を得ることである 使い方には 周波数を設定し外へ発する 外部からの周波数に合わせて同調する がある このように 周波数を扱うことから 交流を考える 特に ( キャパシタ ) と ( インダクタ ) のそれぞれが 周波数によってインピーダンス *) が変わることが回路解釈の鍵になることに注目する

More information

問 の標準解答 () 遮へい失敗事故 : 雷が電力線を直撃してアークホーンにフラッシオーバが発生する 逆フラッシオーバ事故 : 架空地線あるいは鉄塔への雷撃によって架空地線あるいは鉄塔の電位が上昇し, 架空地線と導体間, 又はアークホーンにフラッシオーバが発生する () 架空地線の弛度を電力線のそれ

問 の標準解答 () 遮へい失敗事故 : 雷が電力線を直撃してアークホーンにフラッシオーバが発生する 逆フラッシオーバ事故 : 架空地線あるいは鉄塔への雷撃によって架空地線あるいは鉄塔の電位が上昇し, 架空地線と導体間, 又はアークホーンにフラッシオーバが発生する () 架空地線の弛度を電力線のそれ 平成 4 年度第二種電気主任技術者二次試験標準解答 配点 : 一題当たり 3 点 電力 管理科目 4 題 3 点 = 点 機械 制御科目 題 3 点 = 6 点 < 電力 管理科目 > 問 の標準解答 () 電動機出力 ( ポンプ入力 )= 電動機入力 電動機効率なので, A P M = P Mi h M B 又はC P Mi = M f M D 又はE P G = G f G 3 () G M なので,

More information

Microsoft PowerPoint - H22パワエレ第3回.ppt

Microsoft PowerPoint - H22パワエレ第3回.ppt パワーエレトクロニクス ( 舟木担当分 ) 第三回サイリスタ位相制御回路逆変換動作 平成 年 月 日月曜日 限目 誘導負荷 位相制御単相全波整流回路 導通期間 ( 点弧角, 消弧角 β) ~β( 正の半波について ) ~ β( 負の半波について ) β> となる時に連続導通となる» この時, 正の半波の導通期間は~» ダイオードでは常に連続導通 連続導通と不連続導通の境界を求める オン状態の微分方程式

More information

形式 :R3-NC1 リモート I/O 変換器 R3 シリーズ 通信カード (CC-Link 用 Ver.1.10 アナログ 16 点対応 ) /CE:CE 適合品 三菱製 PLC の 2 重化システム無記入 : 非対応品 /W: 対応品 オプション仕様無記入 : なし /Q: あり ( オプション

形式 :R3-NC1 リモート I/O 変換器 R3 シリーズ 通信カード (CC-Link 用 Ver.1.10 アナログ 16 点対応 ) /CE:CE 適合品 三菱製 PLC の 2 重化システム無記入 : 非対応品 /W: 対応品 オプション仕様無記入 : なし /Q: あり ( オプション リモート I/O 変換器 R3 シリーズ 通信カード (CC-Link 用 Ver.1.10 アナログ 16 点対応 ) /CE:CE 適合品 三菱製 PLC の 2 重化システム無記入 : 非対応品 /W: 対応品 オプション仕様無記入 : なし /Q: あり ( オプション仕様より別途ご指定下さい ) -12 価格基本価格 65,000 円加算価格 100~120V AC 電源 +5,000 円

More information

マノスタースイッチ Pa, kpa 差圧式ダイヤフラム ( シリコーンゴム ) 空気および非腐食性ガス ( 液体は不可 ) 目盛付ツマミによる設定水平 ~ 垂直間取付任意 -10~+50 ( ただし氷結しないこと ) 90% RH 以下 ( ただし結露しないこと ) 100kPa(p.1

マノスタースイッチ Pa, kpa 差圧式ダイヤフラム ( シリコーンゴム ) 空気および非腐食性ガス ( 液体は不可 ) 目盛付ツマミによる設定水平 ~ 垂直間取付任意 -10~+50 ( ただし氷結しないこと ) 90% RH 以下 ( ただし結露しないこと ) 100kPa(p.1 マノスタースイッチ 2017 年生産終了予定 実用新案 第 840091 号 第 3133580 号 小型微差圧スイッチ UL 規格適合品 設置スペースを選ばない小型 軽量タイプ 作動圧力設定は 目盛ツマミを合せるだけのワンタッチ 異常高圧突入にも影響を受けにくい独自の機構 ヒステリシスの小さい高性能シリコーンゴムダイヤフラム RoHS ( 一般負荷用 ) -K ( 微小負荷用 ) -RA リードスイッチ内蔵

More information

- 目次 - 1. 商用電源バックアップ 標準接続図 切換回路の接続図 タイムチャート パラメータ設定 標準接続図 ( スター - デルタ切換始動 ) 切換回路の接続図 タイムチャート パラメータ設定... 5

- 目次 - 1. 商用電源バックアップ 標準接続図 切換回路の接続図 タイムチャート パラメータ設定 標準接続図 ( スター - デルタ切換始動 ) 切換回路の接続図 タイムチャート パラメータ設定... 5 2 TOSVERT V-AS1/PS1 商用電源バックアップ商用電源 インバータ切換について 本資料に掲載してある技術情報は 製品の代表的動作 応用を説明するためのもので その使用に際して当社 及び第三者の知的財産権その他の権利に対する保証または実施権の許諾を行うものではありません Toshiba Schneider Inverter Corporation 2006 All rights reserved.

More information

CKSF-3105 コンパクトMAシリーズ

CKSF-3105 コンパクトMAシリーズ CKSF-3105 MA MA 電磁開閉器コンパクト MA シリーズ目次 1. 概要 1. 特長 1-2 2. 製品紹介 1-8 3. 機種一覧 1-10 3-1 電磁接触器 電磁開閉器 1-10 3-2 サーマルリレー 1-12 3-3 オプション 部品 1-14 3-4 補助継電器 1-16 2. 選定と適用 1. 製作機種一覧表 2-2 2. 定格 2-5 3. 制御コイル 2-7 4. 性能

More information

納入設備紹介マレーシア Kelana Jaya Line き電設備更新 福田和生 Kazuo Fukuda キーワード 電気鉄道, 海外電鉄, 直流き電設備, 既設更新 概要 1998 年から開業している Kelana Jaya Line は, 全長 29km,25 駅で構成されるマレーシアの首都ク

納入設備紹介マレーシア Kelana Jaya Line き電設備更新 福田和生 Kazuo Fukuda キーワード 電気鉄道, 海外電鉄, 直流き電設備, 既設更新 概要 1998 年から開業している Kelana Jaya Line は, 全長 29km,25 駅で構成されるマレーシアの首都ク 納入設備紹介マレーシア Kelana Jaya Line き電設備更新 福田和生 Kazuo ukuda キーワード 電気鉄道, 海外電鉄, 直流き電設備, 既設更新 概要 1998 年から開業している Kelana Jaya Line は, 全長 29km,25 駅で構成されるマレーシアの首都クアラルンプー ルを走る主要高速鉄道の一つである 当社は, 本路線建設時に直流き電設備一式を納入した 開業後から年数が経つにつれ,

More information

<4D F736F F D CC93F18E9F91A482F08A4A95FA82CD89BD8CCC8A4A95FA82B582C482CD CC82A982CC98622E646F63>

<4D F736F F D CC93F18E9F91A482F08A4A95FA82CD89BD8CCC8A4A95FA82B582C482CD CC82A982CC98622E646F63> CT の二次側を開放しては何故イケナイのかという話 さて今回のお題は CT に関するものです 配電の実務では CT を沢山使います CT は大電流を計測するのに必要な機器ですが 二次側を開放したまま一次側に電流を流すと とんでもない事になります 何故こんな事になるのかと言う話です この話は電気技術者として確実に理解しておかなければならない事項です 下記の説明 ( 擬き?) をお読み下さい で 毎度の様にいきなり問題を出します

More information

Power.indb

Power.indb 92 JS 8A RoHS 8Aac 2.5mm29mm 2 2229mW ULCSAVDECQC - 8mm - 5,VAC -,V UL classb3 UL94V- RoHS I/O JS - 2 M N - K T - V3 -GW JS c M a N F D RW K /GW 3.2mm T 5.mmJS-MN V mnt V3 3NT GW / GWITIEC6695-2-3 775GWFIIEC6695-2-2

More information

限流ヒューズ1 高圧限流ヒューズ (Q ヒューズ ) 準拠規格 JEC-23 電力ヒューズ JIS C 4604 高圧限流ヒューズ 高圧限流ヒューズは 大きな短絡電流も有効な限流作用によって強力に抑制します このため通過電流も小さく高速遮断ができ系列回路 機器等に影響を与えません しかも業界で最も小

限流ヒューズ1 高圧限流ヒューズ (Q ヒューズ ) 準拠規格 JEC-23 電力ヒューズ JIS C 4604 高圧限流ヒューズ 高圧限流ヒューズは 大きな短絡電流も有効な限流作用によって強力に抑制します このため通過電流も小さく高速遮断ができ系列回路 機器等に影響を与えません しかも業界で最も小 限流ヒューズ PF Power Fuse 負荷開閉と高圧側の短絡事故保護を目的としています 施工例参考図 電材総合カタログ.indb 129 18/06/26 13:33:24 限流ヒューズ1 高圧限流ヒューズ (Q ヒューズ ) 準拠規格 JEC-23 電力ヒューズ JIS C 4604 高圧限流ヒューズ 高圧限流ヒューズは 大きな短絡電流も有効な限流作用によって強力に抑制します このため通過電流も小さく高速遮断ができ系列回路

More information

13.D種接地工事

13.D種接地工事 13.D 種接地工事 暗記物です 太字や赤文字を頭に入れて 問題を解いて覚えましょう 接地工事の最大の目的は感電事故防止です 低圧電路において 電路に地絡を生じた場合に 0.5 秒以内に自動的に電路を遮断する装置を施設する場合は 500Ω 以下でよいとされています D 種接地工事は 100Ω 以下なのですが こんな例外が設けられているのですね ただ これは余りよいことではありません 大地との抵抗が大きくなると言うことは

More information

Product News (IAB)

Product News (IAB) プロダクトニュース生産終了予定商品のお知らせ発行日 2016 年 3 月 1 日 カウンタ 電子カウンタ / タイマ形 H8GN シリーズ生産終了のお知らせ No. 2016028C 生産終了予定商品 電子カウンタ / タイマ形 H8GN シリーズ 推奨代替商品 電子カウンタ形 H7CX シリーズ トータルカウンタ シリーズ シリーズ デジタルタイマ形 H5CX シリーズ 生産終了予定時期 2017

More information

Microsoft Word - 漏電ブレーカ BKW-100_BKW26031K_.doc

Microsoft Word - 漏電ブレーカ BKW-100_BKW26031K_.doc No. 1 1. 商品名 : 漏電ブレーカ BKW 型 2. 型式 ( 保護目的 ) : ( 過負荷 短絡 漏電保護 ) 3. 品番 定格極数 品番 定格電流 定格感度電流 定格不動作電流 製品重量 BKW 26031K 30 ma 15 ma 60A BKW 26091K 100/200/500mA 50/100/250mA 2P BKW 2753K 30 ma 15 ma 75A BKW 2759K

More information

RS*232C信号絶縁ユニット

RS*232C信号絶縁ユニット RS232C-RS422/485 変換器 ( 絶縁型 ) USB-RS422/485 変換器 ( 絶縁型 ) CNV-06 CNV-06-USB 取扱説明書 INTRODUCTION この度は 当社の CNV-06(-USB) をご購入していただきありがとうございます 本製品の性能を十分に引き出してご使用して頂くために この取扱説明書を熟読されるようお願い致します また USB 版は DTE 側が

More information

100Vスイッチ

100Vスイッチ 出前授業 100V スイッチの製作 概要 : 家電製品をビッグスイッチによりON/OFFできる装置を製作する 日時 : 平成 25 年 12 月 25 日 ( 水 ) 13:00-17:00 場所 : 京都府立舞鶴支援学校理科室参加費 : 無料講師 : 舞鶴高専電気情報工学科教職員 4 名 ( 舩木英岳, 丹下裕, 福井繁雄, 古林達哉 ) 非常停止ボタン スイッチ ON で点灯 電力供給用コンセント

More information

限流ヒューズ付高圧負荷開閉器150 お知らせ LBS( 限流ヒューズ付高圧負荷開閉器 ) の形式が変更になります 変更内容六価クロームめっき 三価クロームめっき 形式によって順次切替を進めております 外形及び取付寸法に変更はありません 現行形式 変更後形式 現行形式 変更後形式 PFS-201M P

限流ヒューズ付高圧負荷開閉器150 お知らせ LBS( 限流ヒューズ付高圧負荷開閉器 ) の形式が変更になります 変更内容六価クロームめっき 三価クロームめっき 形式によって順次切替を進めております 外形及び取付寸法に変更はありません 現行形式 変更後形式 現行形式 変更後形式 PFS-201M P 限流ヒューズ付高圧負荷開閉器 LBS Load Break Switches 負荷開閉と高圧側の短絡事故保護を目的としています 施工例参考図 キュービクル 主遮断装置 例 電材総合カタログ.indb 149 2018/06/26 13:33:32 限流ヒューズ付高圧負荷開閉器150 お知らせ LBS( 限流ヒューズ付高圧負荷開閉器 ) の形式が変更になります 変更内容六価クロームめっき 三価クロームめっき

More information

Microsoft Word - XPC4ソフトマニュアル.doc

Microsoft Word - XPC4ソフトマニュアル.doc < XPC-4 映像ツール 簡易マニュアル> お試し版 Ver1.0 XPC-4 に USB ケーブルを接続する際の注意事項 ファームウェア アップデートの作業 もしくは XPC-4 映像ツール を使用するときは USB2.0 に対応した USB ケーブル (Type A[ オス ]-Type B[ オス ]) が 1 本必要です USB ケーブルはパソコンの OS(Windows) が完全に起動してから

More information

概要 サブバッテリーシステムの注意事項 1 2 家庭内 ( 商用電源 AC100V) の様に電化製品は使えない ( 電子レンジは非常に困難 / エアコンは使えない ) 制約要因 1 車載のため重量 / スペースからバッテリー容量の制限を受ける 2 走行充電ではオルタネータ容量 ( 発電機 ) とバッ

概要 サブバッテリーシステムの注意事項 1 2 家庭内 ( 商用電源 AC100V) の様に電化製品は使えない ( 電子レンジは非常に困難 / エアコンは使えない ) 制約要因 1 車載のため重量 / スペースからバッテリー容量の制限を受ける 2 走行充電ではオルタネータ容量 ( 発電機 ) とバッ 概要 サブバッテリーシステムの注意事項 1 2 家庭内 ( 商用電源 AC100V) の様に電化製品は使えない ( 電子レンジは非常に困難 / エアコンは使えない ) 制約要因 1 車載のため重量 / スペースからバッテリー容量の制限を受ける 2 走行充電ではオルタネータ容量 ( 発電機 ) とバッテリー受電電流の制限がある 3 一日の走行時間 ( 充電時間 ) が短い バッテリー容量はAHで表され

More information

形式 :KS2TR2 プラグイン形 FA 用変換器 K UNIT シリーズ 温度センサ入力警報器 ( デジタル設定 2 点警報形 ) 主な機能と特長 指示計機能 全ての設定を前面パネルにより設定可能 アプリケーション例 アナログ値警報接点 機器の異常警報 R:24V DC( 許容範囲 ±10% リッ

形式 :KS2TR2 プラグイン形 FA 用変換器 K UNIT シリーズ 温度センサ入力警報器 ( デジタル設定 2 点警報形 ) 主な機能と特長 指示計機能 全ての設定を前面パネルにより設定可能 アプリケーション例 アナログ値警報接点 機器の異常警報 R:24V DC( 許容範囲 ±10% リッ プラグイン形 FA 用変換器 K UNIT シリーズ 温度センサ入力警報器 ( デジタル設定 2 点警報形 ) 主な機能と特長 指示計機能 全ての設定を前面パネルにより設定可能 アプリケーション例 アナログ値警報接点 機器の異常警報 R:24V DC( 許容範囲 ±10% リップル含有率 10%p-p 以下 ) 2 付加コード ( 複数項指定可能 ) 規格適合無記入 :CE 適合品 /UL:UL CE

More information

Microsoft PowerPoint - 系統連系申請参考資料.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - 系統連系申請参考資料.ppt [互換モード] 系統連系申請参考資料 ( 東京電力様向け ) 5.5kW ハ ワーコンテ ィショナ用型名 :VBPC355A2 品番 :VBPC355A2 P2~P9 系統連系添付資料 ( コピーにて使用 ) P10~P17 系統連系申請書類記入参考例 系統連系申請参考資料には 申請書類に必要な資料と申請書に記入頂く参考記入例が入っています 参考記入例の電力申請資料は お取寄せ頂いた電力申請資料と書式が異なる場合がありますが同様の記入項目に記載例を基に記入ください

More information

WLAR-L11G-L/WLS-L11GS-L/WLS-L11GSU-L セットアップガイド

WLAR-L11G-L/WLS-L11GS-L/WLS-L11GSU-L セットアップガイド の特長や 動作環境を説明します プロバイダ契約について の特長 動作環境 各部の名称とはたらき 設定ユーティリティについて 第 章 はじめにお読みください 動作確認プロバイダや最新の情報は のホームページからご覧いただけます は次の通りです を使ってインターネットをご利用になるためには 以下の条件を満たしたプロバイダと契約してください ルータを使用して 複数台のパソコンをインターネットに接続できるプロバイダ

More information

HV PHV EV 向け推奨点検について 一般社団法人日本自動車整備振興会連合会 近年増加傾向にあるハイブリッド車及び電気自動車等は 法定定期点検項目に設定されていない特殊装置が多く用いられており その性能の維持や安全性を確保するためには他の一般的な装置と同様に定期的な点検 整備が必要不可欠でありま

HV PHV EV 向け推奨点検について 一般社団法人日本自動車整備振興会連合会 近年増加傾向にあるハイブリッド車及び電気自動車等は 法定定期点検項目に設定されていない特殊装置が多く用いられており その性能の維持や安全性を確保するためには他の一般的な装置と同様に定期的な点検 整備が必要不可欠でありま HV PHV EV 向け推奨点検について 一般社団法人日本自動車整備振興会連合会 近年増加傾向にあるハイブリッド車及び電気自動車等は 法定定期点検項目に設定されていない特殊装置が多く用いられており その性能の維持や安全性を確保するためには他の一般的な装置と同様に定期的な点検 整備が必要不可欠であります 当該 HV PHV EV 向け推奨点検は ハイブリッド車及び電気自動車の特殊装置に関して 幅広い車種に対応可能な点検メニューとして設定したものとなりますので

More information

(3) E-I 特性の傾きが出力コンダクタンス である 添え字 は utput( 出力 ) を意味する (4) E-BE 特性の傾きが電圧帰還率 r である 添え字 r は rrs( 逆 ) を表す 定数の値は, トランジスタの種類によって異なるばかりでなく, 同一のトランジスタでも,I, E, 周

(3) E-I 特性の傾きが出力コンダクタンス である 添え字 は utput( 出力 ) を意味する (4) E-BE 特性の傾きが電圧帰還率 r である 添え字 r は rrs( 逆 ) を表す 定数の値は, トランジスタの種類によって異なるばかりでなく, 同一のトランジスタでも,I, E, 周 トランジスタ増幅回路設計入門 pyrgt y Km Ksaka 005..06. 等価回路についてトランジスタの動作は図 のように非線形なので, その動作を簡単な数式で表すことができない しかし, アナログ信号を扱う回路では, 特性グラフのの直線部分に動作点を置くので線形のパラメータにより, その動作を簡単な数式 ( 一次式 ) で表すことができる 図. パラメータトランジスタの各静特性の直線部分の傾きを数値として特性を表したものが

More information

地中線用)過電流ロック形高圧交流ガス/気中開閉器UGS UAS 機種分類 設置場所絶縁媒体通称検出種別 ガス (SF 6 ) UGS ( ガス開閉器 ) VT 内蔵 UGS 方向性 地上 ( 地中線用 ) 気中 UAS ( 気中開閉器 ) VT 内蔵 UAS MDS 母線用 方向性 VT 内蔵 UA

地中線用)過電流ロック形高圧交流ガス/気中開閉器UGS UAS 機種分類 設置場所絶縁媒体通称検出種別 ガス (SF 6 ) UGS ( ガス開閉器 ) VT 内蔵 UGS 方向性 地上 ( 地中線用 ) 気中 UAS ( 気中開閉器 ) VT 内蔵 UAS MDS 母線用 方向性 VT 内蔵 UA ( 地中線用 ) 過電流ロック形高圧交流ガス開閉器 ( 地中線用 ) 過電流ロック形高圧交流気中開閉器 UGS(Underground Gas Switch) UAS(Underground Air Switch) 需要家内で発生した電気設備への事故 ( 地絡事故 短絡事故 ) に対し 自動的に電路を切りにして他の需要家への影響を最小限にとどめる為の装置です 施工例参考図 UGS 地中線用)過電流ロック形高圧交流ガス/気中開閉器UGS

More information

PI−1300

PI−1300 モータの接続方法について 技術資料 M-CDMA001-01D < 目次 > 1. はじめに...P2 2. モータの接続一覧...P3 1)2 相モータ...P3 2)5 相モータ...P7 3.2 相モータの電流設定方法...P9 4.2 相モータの駆動方式 結線について...P10 1)2 相モータの駆動方式と定格電流値について...P10 2) ハーフコイル接続とフルコイル接続の特性の違いについて...P12

More information

PPTVIEW

PPTVIEW 日本におけるにおける ビルと住宅住宅の電気設備の保守管理保守管理と検査 中部電気保安協会保安部 業務内容 日本全国の電気保安協会 調査業務 ( 一般家庭など ) 電力会社から委託を受け住宅などの電気安全診断を実施 保安業務 ( ビル 工場など ) 電気設備設置者から委託を受け保安管理業務を実施 広報業務電気の安全使用に関した広報業務を実施 電気工作物発表内容 1 電気工作物の構成 2 電気工作物の保安体制

More information

漏電警報付ブレーカ No 構造 (1) 操作機構 トリップフリー( 引き外し自由 ) 型の速入速断機構 トリップ時にはハンドルが中立し 再投入にはリセット操作を要する (2) 過電流引き外し方式 熱動電磁式(3 素子 /3P) (3) 漏電検出方式 増幅式( 衝撃波不動作型 ) 漏電時に

漏電警報付ブレーカ No 構造 (1) 操作機構 トリップフリー( 引き外し自由 ) 型の速入速断機構 トリップ時にはハンドルが中立し 再投入にはリセット操作を要する (2) 過電流引き外し方式 熱動電磁式(3 素子 /3P) (3) 漏電検出方式 増幅式( 衝撃波不動作型 ) 漏電時に 漏電警報付ブレーカ No. 1 1. 商品名 : 漏電警報付ブレーカ BBW-Z 型 2. 型式 ( 保護目的 ) : ( 過負荷 短絡保護 + 漏電警報 ) 3. 品番 定格極数 品番 定格電流 定格感度電流 定格不動作電流 製品重量 BBW 31251ZK 125 A BBW 31501ZK 150 A 3P BBW 3175ZK 175 A 30/100/500mA 15/50/250mA 1.8kg

More information

形式 :KAPU プラグイン形 FA 用変換器 K UNIT シリーズ アナログパルス変換器 ( レンジ可変形 ) 主な機能と特長 直流入力信号を単位パルス信号に変換 オープンコレクタ 5V 電圧パルス リレー接点出力を用意 出力周波数レンジは前面から可変 ドロップアウトは前面から可変 耐電圧 20

形式 :KAPU プラグイン形 FA 用変換器 K UNIT シリーズ アナログパルス変換器 ( レンジ可変形 ) 主な機能と特長 直流入力信号を単位パルス信号に変換 オープンコレクタ 5V 電圧パルス リレー接点出力を用意 出力周波数レンジは前面から可変 ドロップアウトは前面から可変 耐電圧 20 プラグイン形 FA 用変換器 K UNIT シリーズ アナログパルス変換器 ( レンジ可変形 ) 主な機能と特長 直流入力信号を単位パルス信号に変換 オープンコレクタ 5V 電圧パルス リレー接点出力を用意 出力周波数レンジは前面から可変 ドロップアウトは前面から可変 耐電圧 2000V AC 密着取付可能 9012345678 ABCDEF SPAN ZERO CUTOUT CUTOUT ADJ.

More information

単相モータ 各種使用機械に 幅広いラインアップでおこたえします 分相始動式開放防滴型 コンデンサ始動式開放防滴型 コンデンサ始動式防滴保護形 分相始動式開放防滴型 ( 防振型 ) コンデンサ始動式全閉外扇型

単相モータ 各種使用機械に 幅広いラインアップでおこたえします 分相始動式開放防滴型 コンデンサ始動式開放防滴型 コンデンサ始動式防滴保護形 分相始動式開放防滴型 ( 防振型 ) コンデンサ始動式全閉外扇型 操作性 耐久性に優れたパワーソース 日立単相モータ 単相 100W~1,000W 単相モータ 各種使用機械に 幅広いラインアップでおこたえします 分相始動式開放防滴型 コンデンサ始動式開放防滴型 コンデンサ始動式防滴保護形 分相始動式開放防滴型 ( 防振型 ) コンデンサ始動式全閉外扇型 分相始動式モータ 開放防滴型 (EFOU-KT) 全閉外扇型 (TFO-KT) 防振型 (EFNOU-KT)

More information

MXT無電圧接点セレクタ(XJJM.506)

MXT無電圧接点セレクタ(XJJM.506) General Specifications MXT 無電圧接点セレクタ (XJJM.0) 概要本器は, 直流電流および直流電圧信号の第 および第 入力信号と接点入力を持ち, 接点入力 ( 切替信号 ) により第 入力, 第 入力のいずれかを選択してできるプラグイン形の無電圧接点セレクタです 別売のパラメータ設定ツール (VJ) またはハンディターミナル (JHT00) で切替信号のセレクト論理の設定,

More information

コネクタ 角形コネクタ 仕様一覧表 仕様 基本形式 SC XC KC CTM MPC 形式 SC-PS12C SC-PS24C SC-PS36C XC-P1 XC-P2M XC-P10T XC-P10M XC-T10 XC-S4 XC-S20 XC-S40 KC-12PS KC-20PS CTM-S

コネクタ 角形コネクタ 仕様一覧表 仕様 基本形式 SC XC KC CTM MPC 形式 SC-PS12C SC-PS24C SC-PS36C XC-P1 XC-P2M XC-P10T XC-P10M XC-T10 XC-S4 XC-S20 XC-S40 KC-12PS KC-20PS CTM-S コネクタ 仕様一覧表 仕様 基本形式 S X K TM MP 形式 S-PS12 S-PS24 S-PS36 0T 0M X-T10 X-S4 X-S20 X-S40 K-12PS K-20PS TM-SA TM-SV TMH-SA TMH-SV TMX-SA TMX-SV MP-24PS MP-36PS 定格絶縁電圧 250V 600V 250V 250V 定格通電電流 10A( 単極使用の時 :15A)

More information