平成２２年度水道施設整備費予算案

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れんかやぶき
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1 水道施設の技術的基準を定める省令 (H20 改正 ) 改正以前十分な耐震化が図られていない状況検討会審議会 H18: 管路の耐震化に関する検討会 H19: 水道施設の耐震化に関する検討会厚生科学審議会生活衛生水道部会省令改正備えるべき耐震性能を明確化更新に併せて耐震化を推進改正省令の公布 : 平成 20 年 3 月 28 日改正省令の施行 : 平成 20 年 10 月 1 日施行通知 : 平成 20 年 4 月 8 日健水発号厚生労働省水道課長通知

2 水道施設の重要度と備えるべき耐震性能対レベル 1 地震動対レベル 2 地震動重要な水道施設健全な機能を損なわない生ずる損傷が軽微であって機能に重大な影響を及ぼさないそれ以外の水道施設 ( 平成 20 年 3 月 28 日改正水道施設の技術的基準を定める省令 ) 生ずる損傷が軽微であって機能に重大な影響を及ぼさないことレベル 1 地震動 : 施設の供用期間中に発生する可能性 ( 確率 ) が高い地震動レベル2 地震動 : 過去から将来にわたって当該地点で考えられる最大規模の強さを有する地震動既存施設への適用 : 既存施設についても時を移さず新基準に適合させることが望ましいが大規模な改造のときまでは新基準の適用を猶予する

3 水道の施設基準 < 水道施設の重要度による分類 > 重要な水道施設取水施設貯水施設導水施設浄水施設送水施設配水施設のうち破損した場合に重大な二次災害を生ずるおそれが高いもの配水施設のうち配水本管及びこれに接続するポンプ場配水池等並びに配水本管を有しない水道における最大の容量の配水池等それ以外の水道施設上記以外の水道施設配水支管末端部の小規模な配水池など当該水道において最大でない配水池等についても重要度の高い配水池等についてはより高い耐震性能が確保されることが望ましい

4 水道施設の耐震化の計画的実施について平成 20 年 4 月 8 日健水発号厚生労働省健康局水道課長通知 (1) 現に設置されている水道施設の耐震化速やかに耐震診断等を行い耐震性能を把握し早期に耐震化計画を策定した上で計画的な耐震化の推進が望ましい重要度緊急度の高い対策から順次計画的な耐震化が望ましい参考となる図書水道の耐震化計画等策定指針管路の耐震化に関する検討会報告書水道施設耐震工法指針解説 2009 ( 日本水道協会 ) (2) 水道の利用者に対する情報の提供水道施設の耐震化のため必要な投資に対する水道の利用者の理解が不可欠である平成 23 年 10 月 3 日水道法施行規則の一部改正規則第 17 条の 2 において定める水道事業者が水道の需要者に対して情報提供を行う事項に水道施設の耐震性能及び耐震性の向上に関する取組等の状況に関する事項を追加した ( 年 1 回以上 )

5 水道事業における耐震化の状況基幹管路浄水施設配水池昨年度から 0.9 ポイント上昇しているが耐震化が進んでいるとは言えない状況水道事業者別でも進み具合に大きな開きがある施設の全面更新時に耐震化が行われる場合が多く基幹管路と比べても耐震化が進んでいない単独での改修が比較的行いやすいため浄水施設に比べ耐震化が進んでいる耐震適合率 % 耐震化率 % 耐震化率 % H22 H23 H24 年度 0 H22 H23 H24 年度 0 H22 H23 H24 年度

6 水道管路は高度成長期に多くの布設がなされているがこれらは耐震性が低く震災時の安定給水に課題がある全国の耐震適合性のある管路の割合は 33.5% にとどまっており事業体間地域間でも大きな差があることから全体として底上げが必要な状況である 0.0% 10.0% 20.0% 30.0% 40.0% 50.0% 60.0% 70.0% 北海道青森県岩手県宮城県秋田県山形県福島県茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県新潟県富山県石川県福井県山梨県長野県岐阜県静岡県愛知県三重県滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県鳥取県島根県岡山県広島県山口県徳島県香川県愛媛県高知県福岡県佐賀県長崎県熊本県大分県宮崎県鹿児島県沖縄県全国全国値 (23 年度 ) (24 年度 ) 32.6% 33.5% 前年度からの伸びは 0.9 ポイント水道基幹管路の耐震適合率 ( 平成 24 年度末 )

7 耐震化計画の策定状況 (H24 年度調査 ) 給水人口基幹管路 0% 20% 40% 60% 80% 100% 水道施設 ( 浄水施設配水池 ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 5 万人未満 (963) 万人以上 25 万人未満 (355) 万人以上 50 万人未満 (61) 万人以上 100 万未満 (11) 万以上 (14) 水道事業全体 (1404) 水道用水供給事業 (92) 計画策定済事業者の割合 ( 数値は事業者数 ) 事業規模が小さいほど耐震化計画の策定が進んでいない状況

8 <1 万 <3 万 <5 万 <10 万 <20 万 <50 万 50 万 <= 全体 <1 万 <3 万 <5 万 <10 万 <20 万 <50 万 50 万 <= 合計用水供給全体重要給水施設箇所数耐震適合性を有する管の割合重要給水施設への耐震化状況 1 事業あたり重要給水施設箇所数重要給水施設への基幹管路耐震適合率平均で 27 箇所 / 事業基幹管路耐震適合率 33.5% 重要給水施設への耐震適合率 38.5% 事業あたりの重要給水施設箇所数 % 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 耐震適合性を有する管 ( 基幹管路合計 ) 56.5% 34.6% 35.2% 39.7% 28.6% 19.8% 19.0% 33.3% 55.9% 38.5% 現在給水人口 ( 人 ) 人口規模が増えるほど重要給水施設を多く設定している傾向にあり 1 事業あたりの平均での重要給水施設箇所数は 27 箇所である現在給水人口 ( 人 ) 人口規模が増えるほど重要給水施設への耐震適合率を多く設定している傾向にあり全体の耐震適合率は 38.5% と水道統計における管路全体の耐震適合率 33.5% より 5% 高くなっている

9 重要給水施設への耐震適合率 ( 導送配水本管別 ) 耐震適合性を有する管の割合耐震適合性を有する管の割合 <1 万 <1 万 <3 万 <3 万 <5 万 <5 万 <10 万 <10 万 <20 万 <50 万 <20 万 50 万 <= <50 万合計 50 万 <= 用水供給全体全体耐震適合性を有する管の割合 <1 万 <3 万 <5 万 <10 万 <20 万 <50 万 50 万 <= 合計用水供給全体導水管基幹管路耐震適合率 31.7% 重要給水施設への耐震適合率 34.8% 送水管基幹管路耐震適合率 42.2% 重要給水施設への耐震適合率 45.9% 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 17.9% 20.8% 耐震適合性を有する管 ( 導水管 ) 32.1% 30.4% 28.9% 30.6% 57.2% 30.3% 56.3% 34.8% 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 耐震適合性を有する管 ( 送水管 ) 27.3% 23.4% 36.3% 35.4% 40.3% 39.8% 59.9% 36.7% 55.9% 45.9% 現在給水人口 ( 人 ) 現在給水人口 ( 人 ) 配水本管 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 16.2% 16.4% 基幹管路耐震適合率 28.9% 重要給水施設への耐震適合率 32.3% 耐震適合性を有する管 ( 配水本管 ) 23.8% 35.9% 33.9% 42.3% 55.2% 32.3% 導水管送水管配水本管の重要給水施設への耐震適合率はそれぞれ 34.8% 45.9% 32.3% といずれも水道統計における管路全体の耐震適合率 (31.7% 42.2% 28.9%) より高くなっているが依然としてまだ耐震化が進んでいるとは言えない状況である現在給水人口 ( 人 )

水道耐震化推進プロジェクト会議 ( 赤川議長 ) 水道耐震化推進プロジェクト検討会 ( 伊藤委員長 ) サブ WG2 Web サイト作成 ( 古川リーダ ) WG2( 水道 PR キャンペーン ) ( 岡部リーダ ) サブ WG3 情報発信 ( 長田リーダ )

10 水道耐震化推進プロジェクト 2012 年 5 月水道研究発表会フォーラム水道施設の耐震化更新のための広報を考えよう 2012 年 10 月北海道旭川市第 81 回全国総会水道耐震化推進プロジェクトの設立表明ステークホルダーに応じた広報施策の展開オープンな情報発信によるリスクコミュニケーションの構築情報の見える化 ( 抽象的な表現の排除 ) 各水道事業体の規模等に応じた効果的な広報と広域的連携 WG1( 阻害要因リソース分析 ) ( 片石リーダ ) サブ WG1 PR キャンペーン ( 竹綱リーダ ) 水道耐震化推進プロジェクト会議 ( 赤川議長 ) 水道耐震化推進プロジェクト検討会 ( 伊藤委員長 ) サブ WG2 Web サイト作成 ( 古川リーダ ) WG2( 水道 PR キャンペーン ) ( 岡部リーダ ) サブ WG3 情報発信 ( 長田リーダ ) 静岡県をモデルに PR 水道研究発表会フォーラム引用 : 日本水道協会 HP ( プロジェクト構成団体 ) 厚生労働省公益社団法人日本水道協会一般社団法人日本水道工業団体連合会公益財団法人水道技術研究センター一般社団法人全国上下水道コンサルタント協会全国管工事業協同組合連合会株式会社日本水道新聞社株式会社水道産業新聞社

水道耐震化ポータルサイト ( 水道耐震化推進プロジェクト ) 水道事業体の PR を支援するサイト水道の耐震化に関する広報パンフレット写真等の情報発信を行う http://suido-taishin.jp/ http://www.suidosos.

11 水道耐震化ポータルサイト ( 水道耐震化推進プロジェクト ) 水道事業体の PR を支援するサイト水道の耐震化に関する広報パンフレット写真等の情報発信を行う水道耐震化ポータルサイト検索みんなの水道クリニック検索注 ) 水道 PR キャンペーンの Web サイトも掲載していますサイトの掲載内容 ( 予定 ) 耐震化率都道府県別マップ耐震関連水道 HotNews 水道管路被害予測システム及び手引き適合地盤判定支援水道事業体の広報事例水道施設の災害写真等水道 PR キャンペーン関連情報水道 SOS 図鑑スローガン Dr. すいどーテレビ CM パンフ等注 ) 印など一部掲載中今後充実していく予定

近年の自然災害による水道の被害状況主な地震による被害地震名等発生日最大震度地震規模 (M) 断水戸数最大断水日数阪神淡路大震災平成 7 年 1 月 17 日 7 7.3 約 130 万戸 90 日新潟県中越地震平成 16 年 10 月 23 日 7 6.8 約 130,000 戸約 1 ヶ月 ( 道路復旧等の影響地域除く ) 能登半島地震平成 19 年 3 月 25 日 6 強 6.

12 近年の自然災害による水道の被害状況主な地震による被害地震名等発生日最大震度地震規模 (M) 断水戸数最大断水日数阪神淡路大震災平成 7 年 1 月 17 日約 130 万戸 90 日新潟県中越地震平成 16 年 10 月 23 日約 130,000 戸約 1 ヶ月 ( 道路復旧等の影響地域除く ) 能登半島地震平成 19 年 3 月 25 日 6 強 6.9 約 13,000 戸 13 日新潟県中越沖地震平成 19 年 7 月 16 日 6 強 6.8 約 59,000 戸 20 日岩手宮城内陸地震平成 20 年 6 月 14 日 6 強 7.2 約 5,500 戸岩手県沿岸北部を震源とする地震 18 日 ( 全戸避難地区除く ) 平成 20 年 7 月 24 日 6 弱 6.8 約 1,400 戸 12 日駿河湾を震源とする地震平成 21 年 8 月 11 日 6 弱 6.5 約 75,000 戸 3 日東日本大震災平成 23 年 3 月 11 日約万戸主な大雨による被害約 5 ヶ月 ( 津波被災地区等除く ) 駿河湾で断水戸数が多いのは緊急遮断弁の作動によるものが多数あったことによる時期地域名断水戸数最大断水日数平成 21 年 7 月中国九州北部豪雨約 87,000 戸 11 日平成 23 年 7 月新潟福島豪雨約 50,000 戸 68 日平成 23 年 9 月台風 12 号 ( 和歌山県三重県奈良県等 ) 約 54,000 戸 26 日 ( 全戸避難地区除く ) 平成 24 年 7 月九州北部豪雨 ( 大分県熊本県福岡県 ) 約 11,000 戸 30 日平成 25 年 7 8 月梅雨期豪雨 ( 山形県山口県島根県等 ) 約 64,000 戸 17 日

健康危機管理の適正な実施並びに危機管理情報の提供について水道の断減水状況の報告について ( 昭和 54 年 3 月 23 日厚生省環境衛生局水道環境部長通知 ) 渇水風水害地震等による断減水状況の報告を依頼飲料水健康危機管理実施要領について ( 平成 14 年 6 月 28 日厚生労働省健康局水道課長通知 ) 厚労省が実施すべき要領 ( 飲料水健康危機管理実施要領 ) を情報提供し

13 健康危機管理の適正な実施並びに危機管理情報の提供について水道の断減水状況の報告について ( 昭和 54 年 3 月 23 日厚生省環境衛生局水道環境部長通知 ) 渇水風水害地震等による断減水状況の報告を依頼飲料水健康危機管理実施要領について ( 平成 14 年 6 月 28 日厚生労働省健康局水道課長通知 ) 厚労省が実施すべき要領 ( 飲料水健康危機管理実施要領 ) を情報提供し参照の上危機管理の実施を依頼水質異常などの情報を把握した場合は厚労省へ情報提供を依頼水道施設への被害情報及び水質事故等に関する情報の提供について ( 平成 19 年 6 月 19 日事務連絡 ) 上記 2 つの通知に基づき報告様式や連絡方法を提示健康危機管理の適正な実施並びに水道施設への被害情報及び水質事故等に関する情報の提供について ( 平成 25 年 10 月 25 日厚生労働省健康局水道課長通知 ) 機能強化のため厚労省が実施すべき要領 ( 飲料水健康危機管理実施要領 ) を見直し情報提供するとともに引き続き危機管理の実施を依頼平成 25 年 4 月 1 日からの権限移譲を踏まえ情報提供の方法を改正引き続き水道施設への被害情報及び水質事故等に関する情報提供を依頼平成 14 年課長通知平成 19 年事務連絡は廃止

水道地図の電子化について国土数値情報として位置情報等作成 (H24 国交省予算 ) 水道地図データ水源浄水場導水管等区域図事業基本諸元簡易システムを先行構築 (H25 年度 ) 位置情報を地図上に表示緊急時に場所に関わらず活用出来るよう WEB システムで提供水道地図 (WEB 版 ) として遠隔地で活用応援事業体の事前準備広域災害時の集約応援拠点で閲覧

14 水道地図の電子化について国土数値情報として位置情報等作成 (H24 国交省予算 ) 水道地図データ水源浄水場導水管等区域図事業基本諸元簡易システムを先行構築 (H25 年度 ) 位置情報を地図上に表示緊急時に場所に関わらず活用出来るよう WEB システムで提供水道地図 (WEB 版 ) として遠隔地で活用応援事業体の事前準備広域災害時の集約応援拠点で閲覧事業体によるデータメンテナンスが可能なシステムへの変更 ( 案 ) その他データ ( 案 ) 検討結果による配水池送水管配水本管水質汚染源被災復旧情報等有識者事業体等を交えた検討 (H25 年度 H26 年度 ) 有効活用手法の検討追加必要項目の抽出活用体制の構築データ管理方法の検討追加データ入力メンテナンス体制水道施設危機管理体制の構築災害時等での情報活用 ( 案 ) 検討結果による広域災害時の施設把握施設被災情報の共有流域水質事故時の影響把握情報管理体制構築運用他

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