第 12 章環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

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1 第 12 章環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果

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3 大気環境

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5 第 12 章環境影響評価の結果 12.1 調査の結果の概要並びに予測及び評価の結果 大気環境 1. 大気質 (1) 調査結果の概要 1 気象の状況 a. 文献その他の資料調査 気象統計情報 ( 気象庁ホームページ ) 等による気象に係る情報の収集 整理及び解析を行った (a) 観測地域対象事業実施区域を中心とした半径 20kmの範囲内 ( 海域を除く )( 以下 20km 圏内 という ) とした (b) 観測地点第 図に示す最寄りの気象官署である神戸地方気象台とした (c) 観測期間 気象統計情報 等に掲載されている至近 30 年統計記録 ( 昭和 56 年 ~ 平成 22 年 ただし 最多風向は平成 2 年 ~ 平成 22 年 ) とした (529)

6 第 図 (1) 気象観測地点の位置 ( 広域 ) (530)

7 第 図 (2) 気象観測地点の位置 ( 拡大 ) (531)

8 (d) 調査結果 対象事業実施区域周辺の気象の状況は 神戸地方気象台の観測記録によれば第 表 第 表のとおりである 第 表 神戸地方気象台の気象概況 項目 平年値 年間 25.1 日 快晴日数 最多月 11 月 (3.8 日 ) 最少月 7 月 (0.8 日 ) 年間 日 晴日数 最多月 1 月 (23.0 日 ) 最少月 6 月 (11.6 日 ) 年間 日 曇天日数 最多月 6 月 (17.5 日 ) 最少月 12 月 (4.7 日 ) 1mm/ 日以上 93.4 日 天気 最多月 6 月 (10.9 日 ) 降水日数最少月 1 月 (4.7 日 ) 10mm/ 日以上 38.9 日 30mm/ 日以上 10.0 日 降雪日数 年間 18.6 日最多月 2 月 (7.0 日 ) 霧日数 年間 1.3 日最多月 4 月 (0.3 日 ) 雷日数 年間 13.5 日最多月 8 月 (3.0 日 ) 不照日数 年間 44.4 日最多月 6 月 (6.2 日 ) 年間最多 北 (N) 3 月 10~11 月 : 北 (N) 風向 1~2 月 12 月 : 西 (W) 月間最多 4~5 月 9 月 : 東北東 (ENE) 6~7 月 : 西南西 (WSW) 8 月 : 南西 (SW) 年間平均 3.6m/s 風速最大 :4.1m/s(1 月 ) 月間平均最小 :3.3m/s(7~8 月 ) 気象年間平均 16.7 気温最高 :28.3 (8 月 ) 月間平均最低 :5.8 (1 月 ) 年間平均 66% 湿度最高 :75%(7 月 ) 月間平均最低 :61%(3 月 12 月 ) 年間 1,216.2mm 降水量最多 :181.6mm(6 月 ) 月間最小 :37.8mm(1 月 ) 注 : 観測期間は至近 30 年統計記録 ( 昭和 56 年 ~ 平成 22 年 ただし最多風向は平成 2 年 ~ 平成 22 年 ) とした 気象統計情報 ( 気象庁ホームページ ) より作成 (532)

9 第 表 神戸地方気象台の気候表 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月項目天気日数月 気温mm 降以上日 数快晴 ( 雲量 <1.5) 日 晴 (1.5 雲量 <8.5) 日 曇天 ( 雲量 8.5) 日 雪 日 霧 日 雷 日 不照 日 最多風向 ( 方位 ) - W W N ENE ENE WSW WSW 風速 m/s 強風日数 日 平均 日最高の平均 日最低の平均 相対湿度 % 降水量降水量 1.0mm 降水量 10.0mm 以上 日 水日降水量 30.0mm 以上 日 雲量 (10 分比 ) 日照時間 h 月 9 月 10 月 11 月 12 月年間項目統計期間天気日数月 快晴 ( 雲量 <1.5) 日 晴 (1.5 雲量 <8.5) 日 曇天 ( 雲量 8.5) 日 雪 日 霧 日 雷 日 不照 日 最多風向 ( 方位 ) - SW ENE N N W N 風速 m/s 昭和 56 年 ~ 平成 22 年 平成 2 年 ~ 平成 22 年 平均 日最高の平均 日最低の平均 相対湿度 % 降水量降水量 1.0mm 降水量 10.0mm 以上 日 水日昭和 56 年 ~ 平成 22 年 降水量 30.0mm 以上 日 雲量 (10 分比 ) 日照時間 h ,072.6 注 : 強風日数は 日最大風速が 10.0m/s 以上の日数を計上した 気象統計情報 ( 気象庁ホームページ ) より作成 (533)

10 b. 現地調査 (a) 地上気象ア. 観測地点第 図に示す対象事業実施区域近傍の1 地点とした イ. 観測期間 1 年間連続観測 ( 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) を行った ウ. 観測方法 気象業務法施行規則 ( 昭和 27 年運輸省令第 101 号 ) 及び 地上気象観測指針 ( 気象庁 平成 14 年 ) 等に基づく方法により 風向 風速 日射量 放射収支量 気温及び湿度を観測し 観測結果の整理及び解析を行った 使用した観測機器は 以下のとおりである 風向及び風速 : 風車型風向風速計気温 : 電気式温度計 ( 白金抵抗型 ) 湿度 : 電気式湿度計 ( 静電容量式 ) 日射量 : 全天電気式日射計放射収支量 : 風防型放射収支計 エ. 観測結果 ( ア ) 風向及び風速観測結果の概要は第 表のとおりであり その詳細は第 表 第 表及び第 図のとおりである 年間の最多風向は 全日が東北東 (ENE) で 20.0% 昼間が南南西(SSW) で 18.1% 夜間が東北東(ENE) で 23.8% となっている 年間の平均風速は 全日が 2.9m/s 昼間が 3.3m/s 夜間が 2.5m/sとなっている 季節別にみると 全日の風向は 春季 秋季及び冬季が東北東 (ENE) 夏季が南南西 (SSW) の風が多くなっている また 全日の平均風速は 秋季が最も小さく 夏季が大きくなっている (534)

11 第 表 地上における風向及び風速観測結果の概要 季節 昼夜 年間 春季 夏季 秋季 冬季 項目 最多風向 平均風速 (m/s) 全日昼間夜間全日昼間夜間 ENE (20.0%) ENE (17.9%) SSW (18.9%) ENE (29.7%) ENE (17.9%) SSW (18.1%) SSW (22.7%) SSW (27.9%) ENE (25.2%) WSW (14.4%) ENE (23.8%) ENE (22.0%) WSW (20.7%) ENE (33.9%) ENE (20.8%) 注 :1. 最多風向の ( ) 内は 最多風向の出現頻度を示す 2. 昼間及び夜間の区分は 各月の平均的な日出 日入時間をもとに下表のとおり設定した 季節 月 昼間 夜間 季節 月 昼間 夜間 3 月 7 時 ~18 時 19 時 ~6 時 9 月 6 時 ~18 時 19 時 ~5 時 春季 4 月 6 時 ~18 時 19 時 ~5 時 秋季 10 月 7 時 ~17 時 18 時 ~6 時 5 月 5 時 ~19 時 20 時 ~4 時 11 月 7 時 ~17 時 18 時 ~6 時 6 月 5 時 ~19 時 20 時 ~4 時 12 月 7 時 ~16 時 17 時 ~6 時 夏季 7 月 5 時 ~19 時 20 時 ~4 時 冬季 1 月 8 時 ~17 時 18 時 ~7 時 8 月 6 時 ~18 時 19 時 ~5 時 2 月 7 時 ~17 時 18 時 ~6 時 (535)

12 第 表 (1) 風速階級別風向出現頻度 ( 地上 年間 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日観測高度 : 地上高 14m ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 0.5 ~ ~ ~ ~ ~ 以上 合計 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 ( 単位 :%) 全日 昼間 夜間 静穏率 欠測率 注 :1. 静穏は 0.4m/s 以下とし 合計 100% には静穏を含む 2. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 3. 0 は 観測されなかったことを示す は 小数点以下第 2 位を四捨五入して 0.1 に満たないものを示す 5. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (536)

13 第 表 (2) 風速階級別風向出現頻度 ( 地上 春季 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 3 月 1 日 ~5 月 31 日観測高度 : 地上高 14m ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 0.5 ~ ~ ~ ~ ~ 以上 合計 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 ( 単位 :%) 全日 昼間 夜間 静穏率 欠測率 注 :1. 静穏は 0.4m/s 以下とし 合計 100% には静穏を含む 2. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 3. 0 は 観測されなかったことを示す は 小数点以下第 2 位を四捨五入して 0.1 に満たないものを示す 5. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (537)

14 第 表 (3) 風速階級別風向出現頻度 ( 地上 夏季 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 6 月 1 日 ~8 月 31 日観測高度 : 地上高 14m ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 0.5 ~ ~ ~ ~ ~ 以上 合計 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 ( 単位 :%) 全日 昼間 夜間 静穏率 欠測率 注 :1. 静穏は 0.4m/s 以下とし 合計 100% には静穏を含む 2. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 3. 0 は 観測されなかったことを示す は 小数点以下第 2 位を四捨五入して 0.1 に満たないものを示す 5. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (538)

15 第 表 (4) 風速階級別風向出現頻度 ( 地上 秋季 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 9 月 1 日 ~11 月 30 日観測高度 : 地上高 14m ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 0.5 ~ ~ ~ ~ ~ 以上 合計 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 ( 単位 :%) 全日 昼間 夜間 静穏率 欠測率 注 :1. 静穏は 0.4m/s 以下とし 合計 100% には静穏を含む 2. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 3. 0 は 観測されなかったことを示す は 小数点以下第 2 位を四捨五入して 0.1 に満たないものを示す 5. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (539)

16 第 表 (5) 風速階級別風向出現頻度 ( 地上 冬季 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~2 月 29 日 12 月 1 日 ~12 月 31 日観測高度 : 地上高 14m ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 0.5 ~ ~ ~ ~ ~ 以上 合計 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 ( 単位 :%) 全日 昼間 夜間 静穏率 欠測率 注 :1. 静穏は 0.4m/s 以下とし 合計 100% には静穏を含む 2. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 3. 0 は 観測されなかったことを示す は 小数点以下第 2 位を四捨五入して 0.1 に満たないものを示す 5. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (540)

17 夜間 春季夜間 夏季夜間 秋季第 表風向別昼夜別平均風速 ( 地上 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日観測高度 : 地上高 14m ( 単位 :m/s) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 季節平均年間全日 昼間 全日 昼間 全日 昼間 全日 昼間 夜間 冬季全日 昼間 夜間 注 : 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (541)

18 第 図 (1) 風速階級別風配図 ( 地上 年間 ) 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日観測高度 : 地上高 14m 全日 昼間 夜間 注 :1. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2 のとおりである 2. 円内の数字は 上段が静穏 (0.4m/s 以下 ) の出現頻度 (%) 下段が欠測率 (%) を示す (542)

19 第 図 (2) 風速階級別風配図 ( 地上 季節別 ) 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日観測高度 : 地上高 14m 全日昼間夜間 春季 夏季 秋季 冬季 注 :1. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2 のとおりである 2. 円内の数字は 上段が静穏 (0.4m/s 以下 ) の出現頻度 (%) 下段が欠測率 (%) を示す (543)

20 ()( イ ) 気温 日射量及び放射収支量観測結果の概要は第 表のとおりであり その詳細は第 表のとおりである 気温は 年平均値が 17.8 であり 月平均値は8 月が最も高く 月が最も低く 7.0 となっている 日射量は 年平均値が 14.1MJ/(m 2 日) であり 月平均値は8 月が最も大きく 21.3MJ/(m 2 日 ) 12 月が最も小さく 8.0MJ/(m 2 日) となっている 放射収支量は 年平均値が-2.0MJ/(m 2 日) であり 月平均値は7 月が最も大きく- 1.1MJ/(m 2 日) 1 月 12 月が最も小さく-2.8MJ/(m 2 日) となっている 第 表 気温 日射量及び放射収支量観測結果の概要 項目 年平均値 気温 ( ) 17.8 日射量 (MJ/(m 2 日 )) 14.1 放射収支量 (MJ/(m 2 日 )) -2.0 最高 29.6 (8 月 ) 21.3 (8 月 ) -1.1 (7 月 ) 注 :1. 気温は 毎正時の観測値である 2. 放射収支量は 夜間について記載した 月平均値 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 最低 7.0 (1 月 ) 8.0 (12 月 ) -2.8 (1 月 12 月 ) 備考 最高気温 37.5 (8 月 ) 最低気温 -3.4 (1 月 ) 第 表 気象観測結果 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月気温 項目 年月 平成 28 年 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 平均 日最高の平均 日最低の平均 最高 最低 相対湿度 (%) 日射量 (MJ/(m 2 日)) 放射収支量 (MJ/(m 2 日)) 注 :1. 気温は 毎正時の観測値である 2. 放射収支量は 夜間について記載した 年間 (544)

21 ( ウ ) 大気安定度観測結果に基づき作成した大気安定度出現頻度は 第 表のとおりである 年間の大気安定度出現頻度は 中立が 50.6% 安定が 31.9% 不安定が 17.5% となっている 第 表 大気安定度出現頻度 季節 分類 安定度 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ( 単位 :%) 不安定中立安定 A A-B B B-C 小計 C C-D D 小計 E F G 小計 計 年間 春季 夏季 秋季 冬季 注 :1. 安定度の分類は 発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針 ( 原子力安全委員会 昭和 57 年 ) による 2. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある (545)

22 (b) 上層気象 ア. 観測地点 第 図に示す対象事業実施区域近傍の 1 地点とした イ. 観測期間 1 年間連続観測 ( 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) を行った ウ. 観測方法 発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針 ( 原子力安全委員会 昭和 57 年 ( 平成 13 年一部改訂 )) 等に基づく方法により ドップラーソーダを用いて地上高 150mの風向及び風速を観測し 観測結果の整理及び解析を行った エ. 観測結果 ( ア ) 風向及び風速観測結果の概要は第 表のとおりであり その詳細は第 表 第 表及び第 図のとおりである 年間の最多風向は 全日及び昼間が東北東 (ENE) で 16.9% 及び 14.7% 夜間が北東及び東北東 (NE ENE) で 19.3% となっている 年間の平均風速は 全日が 4.0m/s 昼間が 4.1m/s 夜間が 3.8m/sとなっている 季節別にみると 全日の最多風向は 春季 秋季及び冬季が東北東 (ENE) 夏季が西南西 (WSW) となっている また 全日の平均風速は 秋季が最も小さく 冬季が大きくなっている (546)

23 第 表 上層における風向及び風速観測結果の概要 季節 昼夜 年間 春季 夏季 秋季 冬季 項目 最多風向 平均風速 (m/s) 全日昼間夜間全日昼間夜間 ENE (16.9%) ENE (17.6%) WSW (20.0%) ENE (24.0%) ENE (14.5%) ENE (14.7%) SW (16.7%) SW (23.2%) ENE (22.0%) WSW (14.7%) NE,ENE (19.3%) ENE (21.4%) WSW (26.1%) NE (28.0%) ENE (16.8%) 注 :1. 最多風向の ( ) 内は 最多風向の出現頻度を示す 2. 昼間及び夜間の区分は 各月の平均的な日出 日入時間をもとに下表のとおり設定した 季節 月 昼間 夜間 季節 月 昼間 夜間 3 月 7 時 ~18 時 19 時 ~6 時 9 月 6 時 ~18 時 19 時 ~5 時 春季 4 月 6 時 ~18 時 19 時 ~5 時 秋季 10 月 7 時 ~17 時 18 時 ~6 時 5 月 5 時 ~19 時 20 時 ~4 時 11 月 7 時 ~17 時 18 時 ~6 時 6 月 5 時 ~19 時 20 時 ~4 時 12 月 7 時 ~16 時 17 時 ~6 時 夏季 7 月 5 時 ~19 時 20 時 ~4 時 冬季 1 月 8 時 ~17 時 18 時 ~7 時 8 月 6 時 ~18 時 19 時 ~5 時 2 月 7 時 ~17 時 18 時 ~6 時 (547)

24 第 表 (1) 風速階級別風向出現頻度 ( 上層 年間 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日観測高度 : 地上高 150m ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 0.5 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 以上 合計 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 ( 単位 :%) 全日 昼間 夜間 静穏率 欠測率 注 :1. 静穏は 0.4m/s 以下とし 合計 100% には静穏を含む 2. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 3. 0 は 観測されなかったことを示す は 小数点以下第 2 位を四捨五入して 0.1 に満たないものを示す 5. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (548)

25 第 表 (2) 風速階級別風向出現頻度 ( 上層 春季 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 3 月 1 日 ~5 月 31 日観測高度 : 地上高 150m ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 0.5 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 以上 合計 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 ( 単位 :%) 全日 昼間 夜間 静穏率 欠測率 注 :1. 静穏は 0.4m/s 以下とし 合計 100% には静穏を含む 2. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 3. 0 は 観測されなかったことを示す は 小数点以下第 2 位を四捨五入して 0.1 に満たないものを示す 5. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (549)

26 第 表 (3) 風速階級別風向出現頻度 ( 上層 夏季 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 6 月 1 日 ~8 月 31 日観測高度 : 地上高 150m ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 0.5 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 以上 合計 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 ( 単位 :%) 全日 昼間 夜間 静穏率 欠測率 注 :1. 静穏は 0.4m/s 以下とし 合計 100% には静穏を含む 2. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 3. 0 は 観測されなかったことを示す は 小数点以下第 2 位を四捨五入して 0.1 に満たないものを示す 5. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (550)

27 第 表 (4) 風速階級別風向出現頻度 ( 上層 秋季 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 9 月 1 日 ~11 月 30 日観測高度 : 地上高 150m ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 0.5 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 以上 合計 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 ( 単位 :%) 全日 昼間 夜間 静穏率 欠測率 注 :1. 静穏は 0.4m/s 以下とし 合計 100% には静穏を含む 2. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 3. 0 は 観測されなかったことを示す は 小数点以下第 2 位を四捨五入して 0.1 に満たないものを示す 5. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (551)

28 第 表 (5) 風速階級別風向出現頻度 ( 上層 冬季 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~2 月 29 日 12 月 1 日 ~12 月 31 日観測高度 : 地上高 150m ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 0.5 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 以上 合計 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 合計 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 ( 単位 :%) 全日 昼間 夜間 静穏率 欠測率 注 :1. 静穏は 0.4m/s 以下とし 合計 100% には静穏を含む 2. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある 3. 0 は 観測されなかったことを示す は 小数点以下第 2 位を四捨五入して 0.1 に満たないものを示す 5. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (552)

29 夜間 春季夜間 夏季夜間 秋季第 表風向別昼夜別平均風速 ( 上層 ) 風向 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日観測高度 : 地上高 150m ( 単位 :m/s) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 季節平均年間全日 昼間 全日 昼間 全日 昼間 全日 昼間 夜間 冬季全日 昼間 夜間 注 : 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2のとおりである (553)

30 第 図 (1) 風速階級別風配図 ( 上層 年間 ) 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日観測高度 : 地上高 150m 全日 昼間 夜間 注 :1. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2 のとおりである 2. 円内の数字は 上段が静穏 (0.4m/s 以下 ) の出現頻度 (%) 下段が欠測率 (%) を示す (554)

31 第 図 (2) 風速階級別風配図 ( 上層 季節別 ) 観測期間 : 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日観測高度 : 地上高 150m 全日昼間夜間 春季 夏季 秋季 冬季 注 :1. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注 2 のとおりである 2. 円内の数字は 上段が静穏 (0.4m/s 以下 ) の出現頻度 (%) 下段が欠測率 (%) を示す (555)

32 (c) 高層気象ア. 観測地点第 図に示す対象事業実施区域近傍及び内陸地点の2 地点とした 内陸地点については 内部境界層の発達状況等を確認するための観測地点である イ. 観測期間 1 年間とし 対象事業実施区域近傍の1 地点は季節ごとに各 1 回 ( 各 1 週間 1 時間 30 分毎に1 日 16 回 (1 時 30 分 ~24 時 )) 観測を行った 内陸地点の1 地点は春季 夏季 秋季に各 1 回 ( 各 1 週間 1 時間 30 分毎に1 日 9 回 (6~18 時 )) 観測を行った 春季 : 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 : 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 : 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 6 日 ~8 日冬季 : 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 平成 28 年 10 月 5 日は台風影響のため観測を中断した ウ. 観測方法 高層気象観測指針 ( 気象庁 平成 16 年 ) に基づく方法により 風向 風速及び気温を観測し 観測結果の整理及び解析を行った ( ア ) 風向及び風速高層風 :GPSゾンデにより高度 1,500mまで観測した 地上風 ( 対象事業実施区域近傍のみ実施 ): 風車型風向風速計 ( 地上高 14m) で連続観測した ( イ ) 気温高層気温 :GPSゾンデにより高度 1,500mまで観測した 地上気温 : アスマン通風乾湿計 ( 地上高 1.5m) で観測した エ. 観測結果 ( ア ) 風向観測結果の概要は第 表のとおりであり その詳細は第 表及び第 図のとおりである 全季節の高度別最多風向及び出現頻度は 対象事業実施区域近傍における地上では東北東 (ENE) で 17.2% 高度 100mでは南西 (SW) 西南西(WSW) で 14.5% 高度 200 ~300mでは南西 (SW) で 17.0~19.4% 高度 500~1,500mでは西 (W) で 13.2~17.6% 内陸地点における高度 100mでは南西 (SW) で 20.1% 高度 200mでは南西 (SW) 西南西 (WSW) で 20.1% 高度 300~700mでは西南西 (WSW) で 16.9~22.2% 高度 1,000mでは南南西 (SSW) で 16.9% 高度 1,500mでは西 (W) で 16.9% となっている 季節別の高度別最多風向及び出現頻度は 対象事業実施区域近傍における春季では地上で南南西 (SSW) の 20.5% 夏季では高度 200mで南西 (SW) の 47.3% 秋季では地上で東北東 (ENE) の 30.4% 冬季では高度 1,000mで西北西 (WNW) の 36.6% 内陸地点における春季では高度 200mで南西 (SW) の 22.2% 夏季では高度 300mで西南西 (WS W) の 39.7% 秋季では高度 100mで北東 (NE) の 25.4% となっている (556)

33 第 表 (1) 高度別最多風向の概要 ( 対象事業実施区域近傍 ) 季節 最多風向 地上 ENE (17.2%) 全季節 高度 100m SW WSW (14.5%) 高度 200~300m SW (17.0~19.4%) 高度 500~1,500m W (13.2~17.6%) 地上 SSW (20.5%) 高度 100m NE (18.8%) 高度 200~300m ENE (13.4~16.1%) 春季 高度 500m WSW (13.4%) 高度 700m W (12.5%) 高度 1,000m S SSW (11.6%) 高度 1,500m SSW (15.2%) 地上 WSW (33.0%) 夏季 高度 100~700m SW (31.3~47.3%) 高度 1,000m SSW (31.3%) 高度 1,500m SW W (16.1%) 地上 ENE (30.4%) 高度 100~200m NE (19.6%) 高度 300m ENE (17.9%) 秋季 高度 500m NE SSW (11.6%) 高度 700m SSW (15.2%) 高度 1,000m SW (13.4%) 高度 1,500m S (17.0%) 地上 ~200m WNW (19.6~25.9%) 冬季 高度 300~700m W (28.6~32.1%) 高度 1,000~1,500m WNW (33.0~36.6%) 注 : 最多風向の ( ) 内は 各風向の出現頻度を示す 第 表 (2) 高度別最多風向の概要 ( 内陸地点 ) 季節 最多風向 高度 100m SW (20.1%) 高度 200m SW WSW (20.1%) 全季節 高度 300~700m WSW (16.9~22.2%) 高度 1,000m SSW (16.9%) 高度 1,500m W (16.9%) 高度 100~200m SW (17.5~22.2%) 高度 300m ENE WSW(20.6%) 春季 高度 500~700m W (14.3~20.6%) 高度 1,000m S (12.7%) 高度 1,500m SSW (15.9%) 高度 100m SW (34.9%) 夏季 高度 200~500m WSW (31.7~39.7%) 高度 700~1,000m SW (34.9~36.5%) 高度 1,500m W (20.6%) 高度 100m NE (25.4%) 高度 200m ENE (20.6%) 秋季 高度 300m SW (19.0%) 高度 500m NE SSW WSW 及びN(11.1%) 高度 700~1,000m SSW (12.7~17.5%) 高度 1,500m W (19.0%) 注 : 最多風向の ( ) 内は 各風向の出現頻度を示す (557)

34 高度()第 表 (1) 高度別風向出現頻度 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 ( 単位 :%) 季節 m風向 データ数 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 静穏 全季節 春季 夏季 秋季 冬季 地上 , , 地上 , , 地上 , , 地上 , , 地上 , , 注 :1. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある 2. 静穏は 風速 0.4m/s 以下とした 3. 0 は 観測されなかったことを示す (558)

35 高度()季節 m第 表 (2) 高度別風向出現頻度 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 ( 単位 :%) 風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 静穏データ数 全季節 春季 夏季 秋季 地上 , , 地上 , , 地上 , , 地上 , , 注 :1. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある 2. 静穏は 風速 0.4m/s 以下とした 3. 0 は 観測されなかったことを示す 4. - は 観測を実施していないことを示す (559)

36 第 図 (1) 高度別風配図 ( 高層 全季節 )( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 注 :1. 円内の数字は静穏率 ( 風速 0.4m/s 以下 %) を示す 2. 円の右下の数字のうち 上段はデータ数 下段は欠測数を示す (560)

37 第 図 (2) 高度別風配図 ( 高層 春季 )( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日 注 :1. 円内の数字は静穏率 ( 風速 0.4m/s 以下 %) を示す 2. 円の右下の数字のうち 上段はデータ数 下段は欠測数を示す (561)

38 第 図 (3) 高度別風配図 ( 高層 夏季 )( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日 注 :1. 円内の数字は静穏率 ( 風速 0.4m/s 以下 %) を示す 2. 円の右下の数字のうち 上段はデータ数 下段は欠測数を示す (562)

39 第 図 (4) 高度別風配図 ( 高層 秋季 )( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 注 :1. 円内の数字は静穏率 ( 風速 0.4m/s 以下 %) を示す 2. 円の右下の数字のうち 上段はデータ数 下段は欠測数を示す (563)

40 第 図 (5) 高度別風配図 ( 高層 冬季 )( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 注 :1. 円内の数字は静穏率 ( 風速 0.4m/s 以下 %) を示す 2. 円の右下の数字のうち 上段はデータ数 下段は欠測数を示す (564)

41 第 図 (6) 高度別風配図 ( 高層 全季節 )( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 s 注 :1. 円内の数字は静穏率 ( 風速 0.4m/s 以下 %) を示す 2. 円の右下の数字のうち 上段はデータ数 下段は欠測数を示す 3. 冬季観測を実施していないため 春季 夏季及び秋季の 3 季節で統計したものである (565)

42 第 図 (7) 高度別風配図 ( 高層 春季 )( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日 注 :1. 円内の数字は静穏率 ( 風速 0.4m/s 以下 %) を示す 2. 円の右下の数字のうち 上段はデータ数 下段は欠測数を示す (566)

43 第 図 (8) 高度別風配図 ( 高層 夏季 )( 内陸地点 ) 観測期間 : 夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日 注 :1. 円内の数字は静穏率 ( 風速 0.4m/s 以下 %) を示す 2. 円の右下の数字のうち 上段はデータ数 下段は欠測数を示す (567)

44 第 図 (9) 高度別風配図 ( 高層 秋季 )( 内陸地点 ) 観測期間 : 秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 注 :1. 円内の数字は静穏率 ( 風速 0.4m/s 以下 %) を示す 2. 円の右下の数字のうち 上段はデータ数 下段は欠測数を示す (568)

45 ( イ ) 風速観測結果の概要は第 表 第 表のとおりであり その詳細は第 表 第 表及び第 図のとおりである 全季節の高度別平均風速は 対象事業実施区域近傍における地上では 2.8m/s 高度 100m では 4.0m/s 高度 200mでは 4.5m/s 高度 300mでは 4.8m/s 高度 500mでは 5.3m/s 高度 700mでは 5.7m/s 高度 1,000mでは 6.2m/s 高度 1,500mは 7.1m/s 内陸地点における高度 100mでは 4.1m/s 高度 200~300mでは 4.3m/s 高度 500mでは 4.4m/s 高度 700mでは 4.7m/s 高度 1,000mでは 5.3m/s 高度 1,500mは 6.4m/sとなっている 全季節の高度別最多風速階級及び出現頻度は 対象事業実施区域近傍における地上では 1.0~1.9m/sの 25.2% 高度 100~1,000mでは 4.0~5.9m/sの 18.8~31.5% 高度 1,500m では 10.0m/s 以上の 23.4% 内陸地点における高度 100~1,500mでは 4.0~5.9m/sの 19.0~ 31.2% となっている 第 表 (1) 高度別平均風速の概要 ( 対象事業実施区域近傍 ) ( 単位 :m/s) 高度 平均風速 季節 地上 100m 200m 300m 500m 700m 1,000m 1,500m 全季節 春季 夏季 秋季 冬季 第 表 (2) 高度別平均風速の概要 ( 内陸地点 ) ( 単位 :m/s) 高度 平均風速 季節 地上 100m 200m 300m 500m 700m 1,000m 1,500m 全季節 春季 夏季 秋季 注 : - は 観測を実施していないことを示す (569)

46 第 表 (1) 高度別最多風速階級の概要 ( 対象事業実施区域近傍 ) 季節 最多風速階級 地上 1.0~1.9m/s (25.2%) 全季節 高度 100~1,000m 4.0~5.9m/s (18.8~31.5%) 高度 1,500m 10.0m/s 以上 (23.4%) 地上 1.0~1.9m/s (28.6%) 春季 高度 100~500m 4.0~5.9m/s (20.5~27.7%) 高度 700m 2.0~2.9m/s (17.0%) 高度 1,000~1,500m 10.0m/s 以上 (21.4~25.0%) 地上 ~200m 4.0~5.9m/s (35.7~38.4%) 高度 300m 4.0~5.9m/s 6.0~7.9m/s (26.8%) 夏季 高度 500m 4.0~5.9m/s (28.6%) 高度 700m 8.0~9.9m/s (20.5%) 高度 1,000~1,500m 4.0~5.9m/s (34.8~37.5%) 地上 1.0~1.9m/s (35.7%) 秋季 高度 100~1,000m 4.0~5.9m/s (22.3~25.9%) 高度 1,500m 10.0m/s 以上 (35.7%) 地上 1.0~1.9m/s (25.9%) 高度 100m 4.0~5.9m/s (35.7%) 冬季 高度 200m 4.0~5.9m/s 6.0~7.9m/s (25.0%) 高度 300m 4.0~5.9m/s (21.4%) 高度 500~700m 6.0~7.9m/s (30.4~31.3%) 高度 1,000~1,500m 10.0m/s 以上 (26.8~31.3%) 注 : 最多風速階級の ( ) 内は 各風速階級の出現頻度を示す 第 表 (2) 高度別最多風速階級の概要 ( 内陸地点 ) 季節 最多風速階級 全季節 高度 100~1,500m 4.0~5.9m/s (19.0~31.2%) 高度 100~200m 4.0~5.9m/s (28.6~30.2%) 高度 300m 2.0~2.9m/s (23.8%) 春季 高度 500m 4.0~5.9m/s (27.0%) 高度 700m 6.0~7.9m/s (25.4%) 高度 1,000m 4.0~5.9m/s (27.0%) 高度 1,500m 4.0~5.9m/s 10.0m/s 以上 (23.8%) 高度 100~500m 4.0~5.9m/s (28.6~39.7%) 夏季 高度 700m 3.0~3.9m/s 4.0~5.9m/s (25.4%) 高度 1,000m 4.0~5.9m/s (25.4%) 高度 1,500m 2.0~2.9m/s (23.8%) 高度 100m 1.0~1.9m/s 4.0~5.9m/s (20.6%) 高度 200m 4.0~5.9m/s (23.8%) 高度 300m 1.0~1.9m/s 4.0~5.9m/s (20.6%) 秋季 高度 500m 4.0~5.9m/s (25.4%) 高度 700m 2.0~2.9m/s (22.2%) 高度 1,000m 4.0~5.9m/s (23.8%) 高度 1,500m 8.0~9.9m/s (25.4%) 注 : 最多風速階級の ( ) 内は 各風速階級の出現頻度を示す (570)

47 第 表 (1) 高度別平均風速 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 ( 単位 :m/s) 季節 全季節春季夏季秋季冬季 昼夜 高度 (m) 全日昼間 夜間全日昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間夜間全日昼間 夜間 地上 , , , , , , , , , , , 観測回数 注 : 昼間及び夜間の区分は 下表のとおりである 季節 昼間 夜間 春季 6 時 ~18 時 19 時 30 分 ~4 時 30 分 夏季 6 時 ~18 時 19 時 30 分 ~4 時 30 分 秋季 7 時 30 分 ~16 時 30 分 18 時 ~6 時 冬季 7 時 30 分 ~16 時 30 分 18 時 ~6 時 (571)

48 第 表 (2) 高度別平均風速 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 ( 単位 :m/s) 季節 全季節春季夏季秋季 昼夜 高度 (m) 全日昼間夜間全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日昼間夜間 地上 , , , , , , , , , , , 観測回数 注 :1. - は 観測を実施していないことを示す 2. 昼間及び夜間の区分は 下表のとおりである 季節 昼間 夜間 春季 6 時 ~18 時 19 時 30 分 ~4 時 30 分 夏季 6 時 ~18 時 19 時 30 分 ~4 時 30 分 秋季 7 時 30 分 ~16 時 30 分 18 時 ~6 時 (572)

49 第 図 (1) 高度別平均風速 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 全季節春季夏季 秋季 冬季 (573)

50 第 図 (2) 高度別平均風速 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 全季節 春季 夏季 秋季 (574)

51 1, 春季1, 夏季1, 秋季季節 全季節第 表 (1) 高度別風速階級出現頻度 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 高度 (m) データ数 0.0~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 9.9 地上 , 以上 地上 , 地上 , 地上 , , 冬季地上 , , 注 :1. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある 2. 0 は 観測されなかったことを示す (575)

52 1, 夏季季節 全季節1, 春季第 表 (2) 高度別風速階級出現頻度 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 ( 単位 :%) 風速階級 (m/s) 高度 (m) データ数 0.0~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 9.9 地上 , 以上 地上 , 地上 , , 秋季地上 , , 注 :1. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある 2. 0 は 観測されなかったことを示す 3. - は 観測を実施していないことを示す (576)

53 ( ウ ) 気温 ⅰ. 気温観測結果は 第 表及び第 図のとおりである 平均気温の昼夜間差は 各季節とも地上付近で大きいが 高度が増すとともに小さくなっている (577)

54 第 表 (1) 高度別平均気温 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 ( 単位 : ) 季節 全季節春季夏季秋季冬季 昼夜高度 (m) 全日昼間夜間全日昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間全日昼間 夜間 地上 , , , , , , , , , , , 観測回数 注 : 昼間及び夜間の区分は 第 表の注のとおりである (578)

55 第 表 (2) 高度別平均気温 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 ( 単位 : ) 季節 全季節春季夏季秋季 昼夜 全日昼間夜間全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日昼間夜間 高度 (m) 地上 , , , , , , , , , , , 観測回数 注 :1. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注のとおりである 2. - は 観測を実施していないことを示す (579)

56 第 図 (1) 高度別平均気温 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 (580)

57 第 図 (2) 高度別平均気温 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 (581)

58 ⅱ. 気温勾配観測結果の概要は第 表 第 表のとおりであり その詳細は第 表 第 表及び第 図のとおりである 全季節の高度別平均気温勾配は 対象事業実施区域近傍における地上 ~ 高度 50mでは全日が-1.3 /100m 昼間が-2.5 /100m 夜間が-0.1 /100m 高度 50~1,500mでは全日が -0.8~-0.5 /100m 内陸地点における地上 ~ 高度 50mでは全日が-2.8 /100m 昼間が- 3.0 /100m 夜間が-0.7 /100m 高度 50~1,500mでは全日が-0.9~-0.4 /100mとなっている 全季節の高度別気温勾配階級出現頻度は 対象事業実施区域近傍における地上 ~ 高度 50 mでは不安定 ( -1.3 /100m) が多く 45.8% あり 高度 50~1,500mでは中立 (-1.2~- 0.3 /100m) が多く 81.3~89.3% 内陸地点における地上 ~ 高度 50mでは不安定 ( /100m) が多く 78.3% 高度 50~1,500mでは中立 (-1.2~-0.3 /100m) が多く 74.1 ~93.7% となっている 第 表 (1) 高度別平均気温勾配の概要 ( 対象事業実施区域近傍 ) 高度 地上 ~ 高度 50m ( 単位 : /100m) 高度 50~1,500m 季節 昼夜 全日昼間夜間全日 全季節 ~-0.5 春季 ~-0.3 夏季 ~-0.4 秋季 ~-0.4 冬季 注 : 昼間及び夜間の区分は 第 表の注のとおりである 第 表 (2) 高度別平均気温勾配の概要 ( 内陸地点 ) 高度 地上 ~ 高度 50m ( 単位 : /100m) 高度 50~1,500m 季節 昼夜 全日昼間夜間全日 全季節 ~-0.4 春季 ~-0.3 夏季 ~-0.4 秋季 ~-0.3 注 : 昼間及び夜間の区分は 第 表の注のとおりである (582)

59 第 表 (1) 高度別気温勾配階級出現頻度の概要 ( 対象事業実施区域近傍 ) ( 単位 :%) 高度 地上 ~ 高度 50m 高度 50~1,500m 季節 気温勾配階級 -1.3 不安定 -1.2~-0.3 中立 -0.2 安定 -1.3 不安定 -1.2~-0.3 中立 -0.2 安定 全季節 ~ ~ ~18.8 春季 ~ ~ ~35.7 夏季 ~ ~ ~17.9 秋季 ~ ~ ~26.8 冬季 ~ ~ ~ 9.8 第 表 (2) 高度別気温勾配階級出現頻度の概要 ( 内陸地点 ) ( 単位 :%) 高度 地上 ~ 高度 50m 高度 50~1,500m 季節 気温勾配階級 -1.3 不安定 -1.2~-0.3 中立 -0.2 安定 -1.3 不安定 -1.2~-0.3 中立 -0.2 安定 全季節 ~ ~ ~25.9 春季 ~ ~ ~39.7 夏季 ~ ~ ~25.4 秋季 ~ ~ ~ (583)

60 第 表 (1) 高度別平均気温勾配 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 ( 単位 : /100m) 季節 全季節春季夏季秋季冬季 昼夜高度 (m) 全日昼間夜間 全日昼間夜間 全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間全日昼間 夜間 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, ,000~1, ,050~1, ,100~1, ,150~1, ,200~1, ,250~1, ,300~1, ,350~1, ,400~1, ,450~1, 観測回数 注 :1. 気温勾配は ( 上の気温 - 下の気温 ) ( 上の高度 - 下の高度 ) 100mで集計した 2. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注のとおりである (584)

61 第 表 (2) 高度別平均気温勾配 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 ( 単位 : /100m) 季節 全季節春季夏季秋季 昼夜高度 (m) 全日昼間夜間全日 昼間 夜間 全日 昼間 夜間 全日昼間夜間 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, ,000~1, ,050~1, ,100~1, ,150~1, ,200~1, ,250~1, ,300~1, ,350~1, ,400~1, ,450~1, 観測回数 注 :1. 気温勾配は ( 上の気温 - 下の気温 ) ( 上の高度 - 下の高度 ) 100mで集計した 2. 昼間及び夜間の区分は 第 表の注のとおりである 3. - は 観測を実施していないことを示す (585)

62 第 図 (1) 高度別平均気温勾配 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 (586)

63 第 図 (2) 高度別平均気温勾配 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 (587)

64 1,450~1, 夏季1,450~1, 秋季第 表 (1) 高度別気温勾配階級出現頻度 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 ( 単位 :%) 全季節1,450~1, 春季気温勾配階級 ( /100m) 季節高度 (m) データ数 -1.8 以下 -1.7 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 以上 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, ,450~1, 冬季地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, ,450~1, 注 :1. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある 2. 気温勾配は ( 上の気温 - 下の気温 ) ( 上の高度 - 下の高度 ) 100m で集計した 3. 0 は 観測されなかったことを示す (588)

65 1,450~1, 夏季1,450~1, 秋季第 表 (2) 高度別気温勾配階級出現頻度 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 ( 単位 :%) ( 安定 ) 季節高度 (m) データ数全季節1,450~1, 春季気温勾配階級 ( /100m) -1.3 ( 不安定 ) -1.2~-0.3 ( 中立 ) -0.2 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, ,450~1, 冬季地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, ,450~1, 注 :1. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある 2. 気温勾配は ( 上の気温 - 下の気温 ) ( 上の高度 - 下の高度 ) 100m で集計した 3. は 季節ごとの高度 50~1,500m におけるそれぞれの最大値を示す 4. 0 は 観測されなかったことを示す (589)

66 1,450~1, 春季1,450~1, 夏季第 表 (3) 高度別気温勾配階級出現頻度 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 ( 単位 :%) 全季節気温勾配階級 ( /100m) 季節高度 (m) データ数 -1.8 以下 -1.7 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 以上 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, ,450~1, 秋季地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, ,450~1, 注 :1. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある 2. 気温勾配は ( 上の気温 - 下の気温 ) ( 上の高度 - 下の高度 ) 100m で集計した 3. 0 は 観測されなかったことを示す (590)

67 1,450~1, 夏季第 表 (4) 高度別気温勾配階級出現頻度 ( 高層 全季節及び季節別 ) ( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 ( 単位 :%) ( 安定 ) 季節高度 (m) データ数全季節1,450~1, 春季気温勾配階級 ( /100m) -1.3 ( 不安定 ) -1.2~-0.3 ( 中立 ) -0.2 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, 地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, ,450~1, 秋季地上 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~1, ,450~1, 注 :1. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある 2. 気温勾配は ( 上の気温 - 下の気温 ) ( 上の高度 - 下の高度 ) 100m で集計した 3. は 季節ごとの高度 50~1,500m におけるそれぞれの最大値を示す 4. 0 は 観測されなかったことを示す (591)

68 ⅲ. 逆転層 観測結果は 第 表のとおりである 全季節の逆転層の型別出現頻度は 対象事業実施区域近傍においては全日で逆転なしが 87.5% 下層逆転が 3.6% 上層逆転が 8.5% 全層逆転が 0.4% 内陸地点においては全 日で逆転なしが 84.1% 下層逆転が 3.7% 上層逆転が 9.5% 全層逆転が 2.6% となって いる 第 表 (1) 逆転層の出現頻度 ( 対象事業実施区域近傍 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日冬季 ; 平成 28 年 1 月 9 日 ~15 日 季節全季節春季夏季秋季冬季 昼夜 全日 逆転層区分 回数 ( 回 ) 頻度 (%) 回数 ( 回 ) 頻度 (%) 回数 ( 回 ) 頻度 (%) 回数 ( 回 ) 頻度 (%) 回数 ( 回 ) 頻度 (%) 逆転なし 下層逆転 上層逆転 全層逆転 逆転なし 昼間 下層逆転 上層逆転 全層逆転 夜間 逆転なし 下層逆転 上層逆転 全層逆転 注 :1. 気温勾配が 0.1 /100m 以上のものを逆転とした 2. 出現頻度はそれぞれ全日 昼間 夜間ごとの観測回数に対する比率 (%) を示す なお 観測回数は下表のとおりである ( 単位 : 回 ) 昼夜 全季節 春季 夏季 秋季 冬季 全日 昼間 夜間 昼間及び夜間の区分は 第 表の注のとおりである 4. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある 5. 逆転層区分高度は 将来の有効煙突高さを考慮して 400mとした 6. 逆転層区分は 区分高度と逆転層の位置関係から 区分高度より下にあるものを下層逆転 区分高度より上 にあるものを上層逆転 区分高度にまたがるものを全層逆転とした 逆転の区分は 下図のとおりである 区分高度 は逆転層を示す 地上 下層逆転上層逆転全層逆転 (592)

69 第 表 (2) 逆転層の出現頻度 ( 内陸地点 ) 観測期間 : 春季 ; 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 ; 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 ; 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 10 月 6 日 ~8 日 季節全季節春季夏季秋季 昼夜 逆転層区分 回数 ( 回 ) 頻度 (%) 回数 ( 回 ) 頻度 (%) 回数 ( 回 ) 頻度 (%) 回数 ( 回 ) 頻度 (%) 逆転なし 全日 下層逆転 上層逆転 全層逆転 逆転なし 昼間 下層逆転 上層逆転 全層逆転 夜間 逆転なし 下層逆転 上層逆転 全層逆転 注 :1. 気温勾配が 0.1 /100m 以上のものを逆転とした 2. - は 観測を実施していないことを示す 3. 出現頻度はそれぞれ全日 昼間 夜間ごとの観測回数に対する比率 (%) を示す なお 観測回数は下表のとおりである ( 単位 : 回 ) 昼夜全季節春季夏季秋季全日 昼間 夜間 昼間及び夜間の区分は 第 表の注のとおりである 5. 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が 100 にならないことがある 6. 逆転層区分高度は 将来の有効煙突高さを考慮して 400mとした 7. 逆転層区分は 区分高度と逆転層の位置関係から 区分高度より下にあるものを下層逆転 区分高度より上にあるものを上層逆転 区分高度にまたがるものを全層逆転とした 逆転の区分は 下図のとおりである 区分高度 は逆転層を示す 地上 下層逆転上層逆転全層逆転 (593)

70 ( エ ) 天気概況 高層気象観測期間中の天気概況は第 表 天気図は第 図のとおり であり 各季節とも季節を代表する天気状況であった 第 表 高層気象観測期間中の天気概況 季節 春季 概況 春季観測期間中は 4 月 19 日から 20 日にかけて移動性高気圧に覆われ 西日本は晴天であったが 21 日は東シナ海から日本海南部を東進する低気圧やそれに伴う前線の影響で 午前中から夜にかけて雨となる 22 日から 23 日前半にかけては移動性高気圧に覆われ 晴れるが その後 気圧の谷の影響で 23 日夕方から翌 24 日未明にかけて雨となる 24 日から 25 日は日本海に中心を持つ移動性高気圧に覆われたが 太平洋側には前線が停滞したため 雲の多い天気となった 夏季 秋季 冬季 夏季観測期間中は 7 月 23 日から 24 日にかけては千島列島近海に中心を持つ高気圧に覆われ 23 日の西日本は晴天であったが 24 日は西日本の上空に湿った空気が流れ込んだため 曇天となった 25 日から 27 日午前中にかけては低気圧が日本海で停滞し 引き続き西日本の上空には湿った空気が流れ込んだため 雲が多く 25 日の夜から 27 日未明にかけて雨を伴う時間帯もあった 27 日午後から 29 日にかけては太平洋高気圧が西日本に張り出し 概ね晴れの天気で経過した 秋季観測期間中は 10 月 1 日は西日本を東西に延びる停滞前線の影響を受け 未明と朝に一時雨が降ったが 概ね曇天で経過し 夕方以降には一時晴れ間も広がった 2 日は日本海に中心を持つ高気圧に覆われたため 未明に一時雨が降ったが その後は曇から晴れとなった 3 日は前線を伴う低気圧が日本海を東進し 西日本の南岸には停滞前線も発生したため 曇天で日中時々雨となった 4 日は前線が西日本の南岸に停滞したため 昼過ぎと夜遅くに晴れ間も出たが概ね曇天であった 6 日は台風 18 号から変わった低気圧が日本の東海上を東進し 西日本は大陸の高気圧に覆われたため 概ね晴天となった 7 日は日本海の移動性高気圧に覆われ 晴天となったが 8 日は日本海を低気圧が東進し 低気圧から南西に伸びる寒冷前線が西日本に近づいたため 概ね雲の多い天気であった 冬季観測期間中は 冬型の気圧配置で始まり 晴天であったが 半ば頃には日本の南海上や日本海を低気圧が東進し 上空の寒気の影響を受けて低い雲に覆われ 雨も降った その後 冬型の気圧配置や大陸の高気圧に覆われ 晴れた 1 月 9 日 ~10 日は冬型の気圧配置で晴れ 11 日は冬型の気圧配置が緩み 天気は概ね晴れであった 12 日は日本の南海上を低気圧が離れて東進し その後冬型の気圧配置で概ね晴れ 13 日は日本海を低気圧が東進し その後冬型の気圧配置となったが 上空の寒気の影響で日中低い雲に覆われ 朝夕一時雨が降った 14 日は冬型の気圧配置で終日晴れ 15 日は中国大陸の高気圧に覆われ 終日晴れた (594)

71 第 図 (1) 高層気象観測期間中の天気図 ( 春季 ) 4 月 19 日 4 月 20 日 4 月 21 日 4 月 22 日 4 月 23 日 4 月 24 日 4 月 25 日 気象庁ホームページ より作成 (595)

72 第 図 (2) 高層気象観測期間中の天気図 ( 夏季 ) 7 月 23 日 7 月 24 日 7 月 25 日 7 月 26 日 7 月 27 日 7 月 28 日 7 月 29 日 気象庁ホームページ より作成 (596)

73 第 図 (3) 高層気象観測期間中の天気図 ( 秋季 ) 10 月 1 日 10 月 2 日 10 月 3 日 10 月 4 日 10 月 6 日 10 月 7 日 10 月 8 日 気象庁ホームページ より作成 (597)

74 第 図 (4) 高層気象観測期間中の天気図 ( 冬季 ) 1 月 9 日 1 月 10 日 1 月 11 日 1 月 12 日 1 月 13 日 1 月 14 日 1 月 15 日 気象庁ホームページ より作成 (598)

75 2 大気汚染物質の濃度の状況 a. 文献その他の資料調査 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 等による二酸化硫黄 窒素酸化物及び浮遊粒子状物質に係る情報の収集 整理及び解析を行った (a) 調査地域 20km 圏内とした (b) 調査地点 第 図に示す対象事業実施区域を中心とした半径 20km 範囲内の一般大気環境測定 局 ( 以下 一般局 という )32 地点とした (c) 調査期間 平成 23~27 年度の 5 年間とした (599)

76 第 図 大気質調査地点の位置 (600)

77 (d) 調査結果ア. 二酸化硫黄 (SO 2 ) 平成 23~27 年度における二酸化硫黄の調査結果の概要は第 表のとおりであり その詳細は第 表のとおりである 平成 23~27 年度の二酸化硫黄の年平均値は 平成 23 年度が 0.001~0.006ppm 平成 24 年度が 0.001~0.006ppm 平成 25 年度が 0.001~0.006ppm 平成 26 年度が 0.001~0.006ppm 平成 27 年度が 0.001~0.006ppmの範囲内にあり 日平均値の2% 除外値は平成 23 年度が 0.003~ 0.013ppm 平成 24 年度が 0.003~0.013ppm 平成 25 年度が 0.004~0.014ppm 平成 26 年度が 0.004~0.011ppm 平成 27 年度が 0.003~0.011ppmの範囲内である 二酸化硫黄に係る環境基準の適合状況は 平成 23~27 年度の5 年間ともすべての測定局で短期的評価及び長期的評価の環境基準に適合している 第 表 二酸化硫黄の調査結果の概要 年度 項目 年平均値 (ppm) 日平均値の 2% 除外値 (ppm) 1 時間値の最高値 (ppm) 環境基準への適合状況 ( 適合局数 / 測定局数 ) 短期的評価長期的評価 平成 23 年度 0.001~ ~ ~ /18 18/18 平成 24 年度 0.001~ ~ ~ 18/18 18/18 平成 25 年度 0.001~ ~ ~ /18 17/17 平成 26 年度 0.001~ ~ ~ /18 17/17 平成 27 年度 0.001~ ~ ~ /18 18/18 注 :1. 平成 年度は 有効測定時間 (6,000 時間 ) に達していない測定局が1 局あった 2. 環境基準の短期的評価 ;1 時間値が 0.1ppm 以下で かつ 1 日平均値が 0.04ppm 以下であること 3. 環境基準の長期的評価 ;1 日平均値の年間 2% 除外値が 0.04ppm 以下であること ただし 1 日平均値 が 0.04ppmを超えた日が2 日以上連続しないこと 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 イ. 窒素酸化物 (NO X ) 平成 23~27 年度における二酸化窒素の調査結果の概要は第 表のとおりであり その詳細は第 表のとおりである 平成 23~27 年度の二酸化窒素の年平均値は 平成 23 年度が 0.009~0.025ppm 平成 24 年度が 0.008~0.025ppm 平成 25 年度が 0.009~0.025ppm 平成 26 年度が 0.008~0.024ppm 平成 27 年度が 0.005~0.024ppmの範囲内にあり 日平均値の年間 98% 値は平成 23 年度が 0.022~ 0.049ppm 平成 24 年度が 0.021~0.049ppm 平成 25 年度が ~0.051ppm 平成 26 年度が 0.017~0.049ppm 平成 27 年度が 0.012~0.047ppmの範囲内である 二酸化窒素に係る環境基準の適合状況は 平成 23~27 年度の5 年間ともすべての測定局で環境基準に適合している (601)

78 第 表 二酸化窒素の調査結果の概要 年度 項目 年平均値 (ppm) 日平均値の年間 98% 値 (ppm) 環境基準への適合状況 ( 適合局数 / 測定局数 ) 平成 23 年度 0.009~ ~ /30 平成 24 年度 0.008~ ~ /30 平成 25 年度 0.009~0.025 ~ /28 平成 26 年度 0.008~ ~ /29 平成 27 年度 0.005~ ~ /29 注 :1. 平成 25 年度は 2 局 平成 年度は 1 局有効測定時間 (6,000 時間 ) に達していない測定局があった 2. 環境基準の評価 ;1 日平均値の年間 98% 値が 0.06ppm を超えないこと 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 ウ. 浮遊粒子状物質 (SPM) 平成 23~27 年度における浮遊粒子状物質の調査結果の概要は第 表のとおりであり その詳細は第 表のとおりである 平成 23~27 年度の浮遊粒子状物質の年平均値は 平成 23 年度が 0.015~0.027mg/m 3 平成 24 年度が 0.014~0.028mg/m 3 平成 25 年度が 0.016~0.030mg/m 3 平成 26 年度が 0.013~ 0.030mg/m 3 平成 27 年度が 0.013~0.026mg/m 3 の範囲内にあり 日平均値の2% 除外値は平成 23 年度が 0.033~0.057mg/m 3 平成 24 年度が 0.038~0.065mg/m 3 平成 25 年度が 0.045~ 0.077mg/m 3 平成 26 年度が 0.032~0.062mg/m 3 平成 27 年度が 0.034~0.061mg/m 3 の範囲内である 浮遊粒子状物質に係る環境基準の短期的評価の適合状況は 平成 年度はすべての測定局で環境基準に適合しているが 平成 23 年度は 25 局 平成 25 年度は1 局 平成 27 年度は 2 局で環境基準に適合していない 浮遊粒子状物質に係る環境基準の長期的評価の適合状況は 平成 年度はすべての測定局で環境基準に適合しているが 平成 23 年度は 14 局 平成 25 年度は1 局で環境基準に適合していない 第 表 浮遊粒子状物質の調査結果の概要 年度 項目 年平均値 (mg/m 3 ) 日平均値の 2% 除外値 (mg/m 3 ) 1 時間値の最高値 (mg/m 3 ) 環境基準への適合状況 ( 適合局数 / 測定局数 ) 短期的評価長期的評価 平成 23 年度 0.015~ ~ ~ /29 15/29 平成 24 年度 0.014~ ~ ~ /29 29/29 平成 25 年度 0.016~ ~ ~ /29 27/28 平成 26 年度 0.013~ ~ ~ /29 28/28 平成 27 年度 0.013~ ~ ~ /29 28/28 注 :1. 平成 年度は 有効測定時間 (6,000 時間 ) に達していない測定局が1 局あった 2. 環境基準の短期的評価 ;1 時間値が 0.20mg/m 3 以下で かつ 1 日平均値が 0.10mg/m 3 を以下 であること 3. 環境基準の長期的評価 ;1 日平均値の年間 2% 除外値が 0.10mg/m 3 以下であること ただし 1 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日が2 日以上連続しないこと 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (602)

79 b. 現地調査 (a) 調査地域 20km 圏内とした (b) 調査地点六甲山のふもとまで住宅地が迫っている地形を考慮して 第 図に示す対象事業実施区域の北西方向の五毛丸山と北方向の渦森台の2 地点とした (c) 調査期間五毛丸山は 1 年間連続観測 ( 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) を行った 渦森台は 季節ごとに各 1 回 ( 各 1 週間 ) 観測を行った 春季 : 平成 28 年 4 月 19 日 ~25 日夏季 : 平成 28 年 7 月 23 日 ~29 日秋季 : 平成 28 年 10 月 1 日 ~4 日 6 日 ~8 日冬季 : 平成 28 年 12 月 14 日 ~20 日 平成 28 年 10 月 5 日は台風影響のため観測を中断した (d) 調査方法 大気の汚染に係る環境基準について ( 昭和 48 年環境庁告示第 25 号 ) に定める方法により硫黄酸化物及び浮遊粒子状物質を 二酸化窒素に係る環境基準について ( 昭和 53 年環境庁告示第 38 号 ) に定める方法により窒素酸化物を測定し 観測結果の整理及び解析を行った (e) 調査結果調査結果は 第 ~30 表のとおりである なお 同表には比較のために 文献その他の資料調査の結果も含めて記載した 五毛丸山において 二酸化硫黄及び浮遊粒子状物質に係る環境基準の短期的評価及び長期的評価 二酸化窒素に係る環境基準の評価に照らしてみると いずれも適合している 渦森台において 二酸化硫黄及び浮遊粒子状物質に係る環境基準の短期的評価に照らしてみると いずれも適合している (603)

80 第 表 (1) 二酸化硫黄の調査結果図中番号有効測定日数用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値年度1 時間値が 0.1ppm を超えた時間数とその割合 日平均値が 0.04ppm を超えた日数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.04ppm を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.04ppm を超えた日数 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) (ppm) ( 有 無 ) ( 日 ) 2 六甲アイランド 3 灘浜神5 港島神8 兵庫南部神12 垂水神16 潮見小学校芦17 19 打出浜小学校 市立立花北小学校 神戸市戸市戸市戸市戸市屋市芦屋市尼崎市住 準工 準工 住 住 住 住 住 , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (604)

81 第 表 (2) 二酸化硫黄の調査結果図中番号有効測定日数用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値年度1 時間値が 0.1ppm を超えた時間数とその割合 日平均値が 0.04ppm を超えた日数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.04ppm を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.04ppm を超えた日数 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) (ppm) ( 有 無 ) ( 日 ) 20 国設尼崎国21 琴ノ浦高校尼22 西宮市役所西23 鳴尾支所西25 甲陵中学校西26 山口小学校西27 浜甲子園西29 よりあいひろば 崎市宮市宮市宮市宮市宮市兵庫県住 住 商 住 住 住 住 住 , , , , , , , ,200 (0.003) (0) (0) (0) (0) (0.019)(0.007) ( ) (0) ,577 (0.001) (0) (0) (0) (0) (0.017)(0.004) ( ) (0) , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 3.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (605)

82 第 表 (3) 二酸化硫黄の調査結果図中番号有効測定日数用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値年度1 時間値が 0.1ppm を超えた時間数とその割合 日平均値が 0.04ppm を超えた日数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.04ppm を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.04ppm を超えた日数 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) (ppm) ( 有 無 ) ( 日 ) 30 此花区役所大32 南港中央公園 阪市大阪市住 準工 , , , , , , , , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (606)

83 第 表 (4) 二酸化硫黄の調査結果図中番号有効測定日数用途地域設置主体調査期間測定局名測定時間年平均値業者1 時間値が 0.1ppm を超えた時間数とその割合 日平均値が 0.04ppm を超えた日数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.04ppm を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.04ppm を超えた日数 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) (ppm) ( 有 無 ) ( 日 ) - 五毛丸山事住 年間 365 8, 注 : 用途地域は 第 表の注 3 を参照 第 表 (5) 二酸化硫黄の調査結果図中番号- 渦森台事有効測定日数期間平均値用途地域設置主体調査期間測定局名日平均値が 1 時間値が日平均値が 0.04ppmを 0.1ppmを 0.04ppmを 1 時間日平均超えた日が超えた超えた値の値の 2 日以上時間数と日数と最高値最高値連続その割合その割合したことの有無 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) (ppm) ( 有 無 ) 測定時間業者住 注 : 用途地域は 第 表の注 3 を参照 全季節 春季 夏季 秋季 冬季 (607)

84 第 表 (1) 窒素酸化物の調査結果図中番号二酸化窒素 (NO 2 )有効測定日数日平均値の年間98 %値時間値の最高値用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値年度11 時間値が日平均値が 1 時間値が日平均値が 0.1ppm 以上 0.04ppm 以上 0.2ppmを超 0.06ppmを 0.2ppm 以下えた時間数 0.06ppm 以下の時間数と超えた日数とその割合の日数とその割合とその割合その割合 98% 値評価による日平均値が 0.06ppm を超えた日数 1 東灘神2 六甲アイランド 3 灘浜神4 住吉南神5 港島神6 灘神8 兵庫南部 戸市神戸市戸市戸市戸市戸市神戸市( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) ( 日 ) , , 商 , , , , , 住 , , , , , 準 , 工 , , , , 住 , , , , , 準 , 工 , , , , 商 , , , , , 住 ,274 (0.015)(0.078) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (4) (1.8)(0.038) (0) , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 3.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (608)

85 第 表 (2) 窒素酸化物の調査結果図中番号一酸化窒素 (NO) 窒素酸化物 (NO+NO 2 )有効測定日数日平均値の年間98 %値日平均値の年間98 %値1時間値の最高値1時間値の最高値有効測定日数用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値測定時間年平均値年度年平均値NO 2 NO+NO 2 1 東灘神2 六甲アイランド 3 灘浜神4 住吉南神5 港島神6 灘神8 兵庫南部 戸市神戸市戸市戸市戸市戸市神戸市商 住 準工 住 準工 商 住 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) (%) , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,264 (0.004) (0.119) (0.022) 219 5,264 (0.019) (0.168) (0.061) (79.4) , , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 3.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (609)

86 第 表 (3) 窒素酸化物の調査結果図中番号二酸化窒素 (NO 2 )有効測定日数日平均値の年間98 %値時間値の最高値用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値年度11 時間値が日平均値が 1 時間値が日平均値が 0.1ppm 以上 0.04ppm 以上 0.2ppmを超 0.06ppmを 0.2ppm 以下えた時間数 0.06ppm 以下の時間数と超えた日数とその割合の日数とその割合とその割合その割合 98% 値評価による日平均値が 0.06ppm を超えた日数 9 長田神10 須磨神11 白川台神12 垂水神14 北神15 北神神16 潮見小学校 戸市戸市戸市戸市戸市戸市芦屋市( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) ( 日 ) , , 工 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 商 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (610)

87 第 表 (4) 窒素酸化物の調査結果図中番号一酸化窒素 (NO) 窒素酸化物 (NO+NO 2 )有効測定日数日平均値の年間98 %値日平均値の年間98 %値1時間値の最高値1時間値の最高値有効測定日数用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値測定時間年平均値年度年平均値NO 2 NO+NO 2 9 長田神10 須磨神11 白川台神12 垂水神14 北神15 北神神16 潮見小学校 戸市戸市戸市戸市戸市戸市芦屋市工 住 住 住 商 住 住 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) (%) , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (611)

88 第 表 (5) 窒素酸化物の調査結果図中番号二酸化窒素 (NO 2 )有効測定日数日平均値の年間98 %値時間値の最高値用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値年度11 時間値が日平均値が 1 時間値が日平均値が 0.1ppm 以上 0.04ppm 以上 0.2ppmを超 0.06ppmを 0.2ppm 以下えた時間数 0.06ppm 以下の時間数と超えた日数とその割合の日数とその割合とその割合その割合 98% 値評価による日平均値が 0.06ppm を超えた日数 打出浜小学校 朝日ヶ丘小学校 市立立花北小学校 国設尼崎 琴ノ浦高校 西宮市役所 鳴尾支所 芦屋市兵庫県尼崎市国尼崎市西宮市西宮市( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) ( 日 ) , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 ,168 (0.021)(0.084) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (3) (2.3)(0.036) (0) ,743 (0.018)(0.096) )) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (1) (0.5)(0.036) (0) , , , 商 , , , , , 住 , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 3.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (612)

89 第 表 (6) 窒素酸化物の調査結果図中番号一酸化窒素 (NO) 窒素酸化物 (NO+NO 2 )有効測定日数日平均値の年間98 %値日平均値の年間98 %値1時間値の最高値1時間値の最高値有効測定日数用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値測定時間年平均値年度年平均値NO 2 NO+NO 2 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) (%) , , , , 打出浜 17 住 25 小学校 330 7, , , , , , , , 朝日ヶ , , 丘小学住 , , 校 , , , , , , 市立立 , , 花北小住 , , 学校 , , , , , , 国設国 , , 住 25 尼崎 359 8, , , , , , , , , , 琴ノ浦 21 住 25 高校 132 3,168 (0.005) (0.051) (0.018) 132 3,168 (0.025) (0.109) (0.050) (81.0) ,743 (0.006) (0.127) (0.024) 197 4,743 (0.024) (0.169) (0.057) (75.7) , , , , , , 西宮市 22 商 25 役所 365 8, , , , , , , , , , 鳴尾住 25 支所 364 8, , , , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3を参照 3.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示す 芦屋市兵庫県尼崎市尼崎市西宮市西宮市 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (613)

90 第 表 (7) 窒素酸化物の調査結果図中番号二酸化窒素 (NO 2 )有効測定日数日平均値の年間98 %値時間値の最高値用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値年度11 時間値が日平均値が 1 時間値が日平均値が 0.1ppm 以上 0.04ppm 以上 0.2ppmを超 0.06ppmを 0.2ppm 以下えた時間数 0.06ppm 以下の時間数と超えた日数とその割合の日数とその割合とその割合その割合 98% 値評価による日平均値が 0.06ppm を超えた日数 瓦木公民館 甲陵中学校 山口小学校 浜甲子園 伊丹市役所 よりあいひろば 此花区役所 西宮市西宮市西宮市西宮市兵庫県兵庫県大阪市( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) ( 日 ) , , 住 , , ,845 (0.016)(0.096) (0) (0) (0) (0) (0) (0) (1) (0.6)(0.035) (0) , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 3.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (614)

91 第 表 (8) 窒素酸化物の調査結果図中番号一酸化窒素 (NO) 窒素酸化物 (NO+NO 2 )有効測定日数日平均値の年間98 %値日平均値の年間98 %値1時間値の最高値1時間値の最高値有効測定日数用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値測定時間年平均値年度年平均値NO 2 NO+NO 瓦木公民館 甲陵中学校 山口小学校 浜甲子園 伊丹市役所 よりあいひろば 此花区役所 西宮市西宮市西宮市西宮市兵庫県兵庫県大阪市住 住 住 住 住 住 住 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) (%) , , , , , , , , ,845 (0.004) () (0.012) 161 3,845 () (0.130) (0.041) (80.8) , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 3.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (615)

92 第 表 (9) 窒素酸化物の調査結果図中番号二酸化窒素 (NO 2 )有効測定日数日平均値の年間98 %値時間値の最高値用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値年度11 時間値が日平均値が 1 時間値が日平均値が 0.1ppm 以上 0.04ppm 以上 0.2ppmを超 0.06ppmを 0.2ppm 以下えた時間数 0.06ppm 以下の時間数と超えた日数とその割合の日数とその割合とその割合その割合 98% 値評価による日平均値が 0.06ppm を超えた日数 淀中学校 南港中央公園 大阪市大阪市( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) ( 日 ) , , 住 , , , , , 準 , 工 , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (616)

93 第 表 (10) 窒素酸化物の調査結果図中番号一酸化窒素 (NO) 窒素酸化物 (NO+NO 2 )有効測定日数日平均値の年間98 %値日平均値の年間98 %値1時間値の最高値1時間値の最高値有効測定日数用途地域設置主体測定局名測定時間年平均値測定時間年平均値年度年平均値NO 2 NO+NO 淀中学校 南港中央公園 大阪市大阪市住 準工 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) (%) , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (617)

94 第 表 (11) 窒素酸化物の調査結果図中番号二酸化窒素 (NO 2 )有効測定日数日平均値の年間98 %値時間値の最高値用途地域設置主体調査期間測定局名測定時間年平均値事業者第 表 (12) 窒素酸化物の調査結果図中番号二酸化窒素 (NO 2 )有効測定日数日平均値の最高値時間値の最高値期間平均値用途地域設置主体調査期間測定局名測定時間11 時間値が日平均値が 1 時間値が日平均値が 0.1ppm 以上 0.04ppm 以上 0.2ppmを超 0.06ppmを 0.2ppm 以下えた時間数 0.06ppm 以下の時間数と超えた日数とその割合の日数とその割合とその割合その割合 98% 値評価による日平均値が 0.06ppm を超えた日数 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) ( 日 ) - 五毛丸山 住 年間 365 8, 注 : 用途地域は 第 表の注 3 を参照 11 時間値が日平均値が 1 時間値が日平均値が 0.1ppm 以上 0.04ppm 以上 0.2ppmを超 0.06ppmを 0.2ppm 以下えた時間数 0.06ppm 以下の時間数と超えた日数とその割合の日数とその割合とその割合その割合 ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) ( 時間 ) (%) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) ( 日 ) (%) (ppm) 全季節 春季 渦森台 住 夏季 秋季 冬季 注 : 用途地域は 第 表の注 3を参照 事業者 (618)

95 (619) 第 表 (13) 窒素酸化物の調査結果図中番号測定局名設置主体用途地域調査期間一酸化窒素 (NO) 窒素酸化物 (NO+NO 2 )有効測定日数測定時間年平均値1時間値の最高値日平均値の年間98 %値有効測定日数測定時間年平均値1時間値の最高値日平均値の年間98 %値年平均値( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) (%) - 五毛丸山事業者住年間 365 8, , 注 : 用途地域は 第 表の注 3 を参照 第 表 (14) 窒素酸化物の調査結果図中番号測定局名設置主体用途地域調査期間一酸化窒素 (NO) 窒素酸化物 (NO+NO 2 )有効測定日数測定時間期間平均値1時間値の最高値日平均値の最高値有効測定日数測定時間期間平均値1時間値の最高値日平均値の最高値期間平均値( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) (ppm) (ppm) (%) - 渦森台事業者住全季節 春季 夏季 秋季 冬季 注 : 用途地域は 第 表の注 3 を参照 NO 2 NO+NO 2 NO 2 NO+NO 2

96 第 表 (1) 浮遊粒子状物質の調査結果図中番号1 東灘神2 有効測定日数測定時間年平均値用途地域設置主体測定局名六甲アイランド 3 灘浜神5 港島神6 灘神8 兵庫南部 9 長田神10 須磨神年度戸市神戸市戸市戸市戸市神戸市戸市戸市1 時間値が 0.20mg/m 3 を超えた時間数とその割合 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数 ( 日 ) ( 時間 ) (mg/m 3 ) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) (mg/m 3 ) (mg/m 3 ) ( 有 無 ) ( 日 ) , , 商 , , , , , 住 , , , , , 準 , 工 , , , , 準 , 工 , , , , 商 , , , , , 住 , , , , , 工 , , , , , 住 , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (620)

97 第 表 (2) 浮遊粒子状物質の調査結果図中番号11 白川台神12 垂水神14 北神15 北神神 有効測定日数測定時間年平均値用途地域設置主体測定局名潮見小学校 打出浜小学校 朝日ヶ丘小学校 市立立花北小学校 年度戸市戸市戸市戸市芦屋市芦屋市兵庫県尼崎市1 時間値が 0.20mg/m 3 を超えた時間数とその割合 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数 ( 日 ) ( 時間 ) (mg/m 3 ) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) (mg/m 3 ) (mg/m 3 ) ( 有 無 ) ( 日 ) , , 住 , , , , , 住 , , , , , 商 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (621)

98 第 表 (3) 浮遊粒子状物質の調査結果図中番号20 国設尼崎国 有効測定日数測定時間年平均値用途地域設置主体測定局名琴ノ浦高校 西宮市役所 鳴尾支所 瓦木公民館 甲陵中学校 山口小学校 27 浜甲子園西年度尼崎市西宮市西宮市西宮市西宮市西宮市宮市1 時間値が 0.20mg/m 3 を超えた時間数とその割合 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数 ( 日 ) ( 時間 ) (mg/m 3 ) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) (mg/m 3 ) (mg/m 3 ) ( 有 無 ) ( 日 ) , , 住 , , , , , 住 ,187 (0.031) (0) (0) (0) (0) (0.133)(0.068) ( ) (0) ,800 (0.023) (0) (0) (0) (0) (0.083)(0.045) ( ) (0) , , , 商 , , , , , 住 , , , , , 住 , , ,355 (0.022) (0) (0) (0) (0) (0.101)(0.054) ( ) (0) , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 3.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (622)

99 第 表 (4) 浮遊粒子状物質の調査結果図中番号28 有効測定日数測定時間年平均値用途地域設置主体測定局名伊丹市役所 29 よりあいひろば 此花区役所 淀中学校 南港中央公園 年度兵庫県兵庫県大阪市大阪市大阪市1 時間値が 0.20mg/m 3 を超えた時間数とその割合 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数 ( 日 ) ( 時間 ) (mg/m 3 ) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) (mg/m 3 ) (mg/m 3 ) ( 有 無 ) ( 日 ) , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 住 , , , , , 準 , 工 , , 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の注 3 を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 平成 23~27 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 (623)

100 第 表 (5) 浮遊粒子状物質の調査結果図中番号用途地域設置主体調査期間測定局名事業者有効測定日数測定時間年平均値1 時間値が 0.20mg/m 3 を超えた時間数とその割合 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数 ( 日 ) ( 時間 ) (mg/m 3 ) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) (mg/m 3 ) (mg/m 3 ) ( 有 無 ) ( 日 ) - 五毛丸山 住 年間 363 8, 注 : 用途地域は 第 表の注 3 を参照 第 表 (6) 浮遊粒子状物質の調査結果図中番号有効測定日数期間平均値測定時間用途地域設置主体調査期間測定局名1 時間値が 0.20mg/m 3 を超えた時間数とその割合 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数とその割合 1 時間値の最高値 日平均値の最高値 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 ( 日 ) ( 時間 ) (mg/m 3 ) ( 時間 ) (%) ( 日 ) (%) (mg/m 3 ) (mg/m 3 ) ( 有 無 ) 全季節 春季 渦森台 住 夏季 秋季 冬季 注 : 用途地域は 第 表の注 3を参照 事業者 (624)

101 3 大気環境濃度の解析 a. 解析対象地点第 図に示す新設発電所の着地濃度が相対的に高くなる対象事業実施区域を中心とする半径 10kmの範囲内の一般局とした 各測定物質の解析対象地点は第 表のとおりである 第 表 解析対象地点 二酸化硫黄 (SO 2 ) 窒素酸化物 (NO X ) 浮遊粒子状物質 (SPM) 図中測定局名の測定の有無の測定の有無の測定の有無番号 ( 有 無 -) ( 有 無 -) ( 有 無 -) 1 東灘 - 2 六甲アイランド 3 灘浜 4 住吉南 港島 6 灘 - 8 兵庫南部 9 長田 - 14 北 - 16 潮見小学校 17 打出浜小学校 18 朝日ヶ丘小学校 - 22 西宮市役所 27 浜甲子園 注 : 図中番号は 第 図を参照 (625)

102 b. 解析結果 (a) 二酸化硫黄 (SO 2 ) ア. 経年変化各測定局における平成 23~27 年度の5 年間の年平均値の経年変化は 第 図のとおりである 二酸化硫黄の濃度は 横ばいに推移している 第 図 二酸化硫黄の年平均値の経年変化 六甲アイランド 灘浜 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 港島 兵庫南部 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 潮見小学校 打出浜小学校 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 西宮市役所 浜甲子園 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 (626)

103 イ. 月別平均濃度 各測定局における平成 27 年度の月別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 二酸化硫黄は 月による濃度の変化は小さい 第 図二酸化硫黄の月別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 六甲アイランド 灘浜 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 月 月 港島 兵庫南部 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 月 月 潮見小学校 打出浜小学校 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 月 月 西宮市役所 浜甲子園 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 月 月 (627)

104 ウ. 時刻別平均濃度各測定局における平成 27 年度の時刻別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 二酸化硫黄は 昼間に濃度が高くなる傾向が認められる 第 図二酸化硫黄の時刻別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 六甲アイランド 灘浜 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 時 時 港島 兵庫南部 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 時 時 潮見小学校 打出浜小学校 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 時 時 西宮市役所 浜甲子園 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 時 時 (628)

105 エ. 風向別平均濃度各測定局における平成 27 年度の風向別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 二酸化硫黄は 多くの測定局で南寄りの風向時に濃度が高くなる傾向が認められる 第 図二酸化硫黄の風向別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 六甲アイランド 灘浜 C は静穏を示す 濃度 (ppm) 発電所の影響方位 濃度 (ppm) 発電所の影響方位 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 風向 風向 港島 兵庫南部 濃度 (ppm) 発電所の影響方位 濃度 (ppm) 発電所の影響方位 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 風向 風向 潮見小学校 打出浜小学校 濃度 (ppm) 発電所の影響方位 濃度 (ppm) 発電所の影響方位 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 風向 風向 西宮市役所 浜甲子園 濃度 (ppm) 発電所の影響方位 濃度 (ppm) 発電所の影響方位 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 風向 風向 (629)

106 オ. 風速階級別平均濃度各測定局における平成 27 年度の風速階級別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 二酸化硫黄は 風速の違いによる濃度の変化は小さい 第 図二酸化硫黄の風速階級別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 六甲アイランド 灘浜 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) 港島 兵庫南部 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) 潮見小学校 打出浜小学校 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) 西宮市役所 浜甲子園 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) (630) 風速階級 (m/s)

107 (b) 窒素酸化物 (NO X ) ア. 経年変化各測定局における平成 23~27 年度の5 年間の年平均値の経年変化は 第 図のとおりである 窒素酸化物及び二酸化窒素の濃度は 横ばいで推移している 第 図 (1) 窒素酸化物及び二酸化窒素の年平均値の経年変化 窒素酸化物 東灘 六甲アイランド 二酸化窒素 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 灘浜 住吉南 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 港島 灘 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 兵庫南部 長田 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 (631)

108 第 図 (2) 窒素酸化物及び二酸化窒素の年平均値の経年変化 窒素酸化物 北 潮見小学校 二酸化窒素 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 打出浜小学校 朝日ヶ丘小学校 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 西宮市役所 浜甲子園 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 (632)

109 イ. 月別平均濃度各測定局における平成 27 年度の月別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 窒素酸化物及び二酸化窒素の濃度は 多くの測定局で冬季に若干濃度が高くなる傾向が認められる 第 図 (1) 窒素酸化物及び二酸化窒素の月別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 東灘 六甲アイランド 窒素酸化物 二酸化窒素 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 月 月 灘浜 住吉南 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 月 月 港島 灘 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 月 月 兵庫南部 長田 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 月 月 (633)

110 第 図 (2) 窒素酸化物及び二酸化窒素の月別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 窒素酸化物 北 潮見小学校 二酸化窒素 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 月 月 打出浜小学校 朝日ヶ丘小学校 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 月 月 西宮市役所 浜甲子園 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 月 月 (634)

111 ウ. 時刻別平均濃度各測定局における平成 27 年度の時刻別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 窒素酸化物及び二酸化窒素は 朝に濃度が高くなる傾向が認められる 第 図 (1) 窒素酸化物及び二酸化窒素の時刻別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 窒素酸化物 東灘 六甲アイランド 二酸化窒素 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 時 時 灘浜 住吉南 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 時 時 港島 灘 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 時 時 兵庫南部 長田 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 時 時 (635)

112 第 図 (2) 窒素酸化物及び二酸化窒素の時刻別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 窒素酸化物 北 潮見小学校 二酸化窒素 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 時 時 打出浜小学校 朝日ヶ丘小学校 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 時 時 西宮市役所 浜甲子園 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 時 時 (636)

113 エ. 風向別平均濃度各測定局における平成 27 年度の風向別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 窒素酸化物及び二酸化窒素は 多くの測定局で東から南寄りの風向時に濃度が高くなる傾向が認められる 第 図 (1) 窒素酸化物及び二酸化窒素の風向別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 窒素酸化物 東灘 六甲アイランド 二酸化窒素 C は静穏を示す 発電所の影響方位 発電所の影響方位 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 風向 風向 灘浜 発電所の影響方位 港島 発電所の影響方位 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 灘 兵庫南部 発電所の影響方位 発電所の影響方位 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 風向 風向 長田 北 発電所の影響方位 発電所の影響方位 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 風向 風向 (637)

114 第 図 (2) 窒素酸化物及び二酸化窒素の風向別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 窒素酸化物 潮見小学校 打出浜小学校 二酸化窒素 Cは静穏を示す 発電所の影響方位 発電所の影響方位 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 風向 風向 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 発電所の影響方位 発電所の影響方位 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 風向 風向 浜甲子園 発電所の影響方位 濃度 (ppm) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 注 : 住吉南局では風向を測定していないため 解析の対象から除外した (638)

115 オ. 風速階級別平均濃度各測定局における平成 27 年度の風速階級別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 窒素酸化物及び二酸化窒素は 風速が増加するに従って濃度が低下する傾向が認められる 第 図 (1) 窒素酸化物及び二酸化窒素の風速階級別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 窒素酸化物 二酸化窒素 東灘 六甲アイランド 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) 灘浜 港島 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) 灘 兵庫南部 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) 長田 北 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) (639)

116 第 図 (2) 窒素酸化物及び二酸化窒素の風速階級別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 窒素酸化物 潮見小学校 打出浜小学校 二酸化窒素 濃度 (ppm) 濃度 (ppm) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~3.9 風速階級 (m/s) 4.0 ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~3.9 風速階級 (m/s) 4.0 ~ ~ 全風速 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 濃度 (ppm) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~3.9 風速階級 (m/s) 4.0 ~ ~ 全風速 濃度 (ppm) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~3.9 風速階級 (m/s) 4.0 ~ ~ 全風速 浜甲子園 濃度 (ppm) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~3.9 風速階級 (m/s) 4.0 ~ ~ 全風速 注 : 住吉南局では風速を測定していないため 解析の対象から除外した (640)

117 (c) 浮遊粒子状物質 (SPM) ア. 経年変化各測定局における平成 23~27 年度の5 年間の年平均値の経年変化は 第 図のとおりである 浮遊粒子状物質の濃度は 横ばいで推移している 第 図 (1) 浮遊粒子状物質の年平均値の経年変化 東灘 六甲アイランド 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 灘浜 港島 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 灘 兵庫南部 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 長田 北 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 (641)

118 第 図 (2) 浮遊粒子状物質の年平均値の経年変化 潮見小学校 打出浜小学校 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 浜甲子園 濃度 (mg/m 3 ) 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 (642)

119 イ. 月別平均濃度 各測定局における平成 27 年度の月別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 浮遊粒子状物質は 夏季に濃度が高くなる傾向が認められる 第 図 (1) 浮遊粒子状物質の月別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 東灘 六甲アイランド 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 月 月 灘浜 港島 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 月 月 灘 兵庫南部 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 月 月 長田 北 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 月 月 (643)

120 第 図 (2) 浮遊粒子状物質の月別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 潮見小学校 打出浜小学校 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 月 月 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 月 月 浜甲子園 濃度 (mg/m 3 ) 月 (644)

121 ウ. 時刻別平均濃度各測定局における平成 27 年度の時刻別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 浮遊粒子状物質は 時刻による濃度の変化は小さい 第 図 (1) 浮遊粒子状物質の時刻別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 東灘 六甲アイランド 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 時 時 灘浜 港島 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 時 時 灘 兵庫南部 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 時 時 長田 北 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 時 時 (645)

122 第 図 (2) 浮遊粒子状物質の時刻別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 潮見小学校 打出浜小学校 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 時 時 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 時 時 浜甲子園 濃度 (mg/m 3 ) 時 (646)

123 エ. 風向別平均濃度各測定局における平成 27 年度の風向別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 浮遊粒子状物質は 多くの測定局で南寄りの風向時に濃度が高くなる傾向が認められる 第 図 (1) 浮遊粒子状物質の風向別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 東灘 六甲アイランド C は静穏を示す 発電所の影響方位 発電所の影響方位 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N C 全風向 風向 風向 灘浜 港島 濃度 (mg/m 3 ) 発電所の影響方位 濃度 (mg/m 3 ) 発電所の影響方位 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 灘 兵庫南部 濃度 (mg/m 3 ) 発電所の影響方位 濃度 (mg/m 3 ) 発電所の影響方位 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 長田 北 発電所の影響方位 発電所の影響方位 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 (647)

124 第 図 (2) 浮遊粒子状物質の風向別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 潮見小学校 打出浜小学校 C は静穏を示す 発電所の影響方位 発電所の影響方位 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 発電所の影響方位 発電所の影響方位 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 浜甲子園 発電所の影響方位 濃度 (mg/m 3 ) NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N 風向 C 全風向 (648)

125 オ. 風速階級別平均濃度各測定局における平成 27 年度の風速階級別平均濃度の変化は 第 図のとおりである 浮遊粒子状物質は 多くの測定局で風速が増加するに従って濃度が低下する傾向が認められる 第 図 (1) 浮遊粒子状物質の風速階級別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 東灘 六甲アイランド 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) 灘浜 港島 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) 灘 兵庫南部 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) 長田 北 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) (649)

126 第 図 (2) 浮遊粒子状物質の風速階級別平均濃度 ( 平成 27 年度 ) 潮見小学校 打出浜小学校 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 濃度 (mg/m 3 ) 濃度 (mg/m 3 ) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) 風速階級 (m/s) 浜甲子園 濃度 (mg/m 3 ) 0.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 全風速 風速階級 (m/s) (650)

127 4 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 a. 文献その他の資料調査 平成 22 年度全国道路 街路交通情勢調査 ( 道路交通センサス ) 一般交通量調査 ( 国土交通省 平成 23 年 ) 等 ( 以下 道路交通センサス一般交通量調査 という ) による道路交通量に係る情報の収集及び当該情報の整理を行った (a) 調査地域工事用資材等の搬出入及び資材等の搬出入に用いる車両 ( 以下 関係車両 という ) の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とした (b) 調査地点第 図に示す主要な交通ルートにおける 道路交通センサス一般交通量調査 による道路交通量の測定地点 2 地点とした (c) 調査期間平成 年度とした (d) 調査結果道路交通量の調査結果は 第 表のとおりである 第 表 道路交通量の調査結果 図中番号 測定地点 路線名 ( 単位 : 台 ) 交通量 平成 11 年度 平成 17 年度 平成 22 年度 1 灘浜東町市道灘浜住吉川線 17,117 16,822 14,389 2 住吉南町 4 丁目市道灘浜住吉川線 9,963 9,954 9,362 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 交通量は 平日の往復交通量の測定結果を示す 3. 調査時間は 12 時間 (7~19 時 ) である 4. 交通量には 二輪車は含まない 平成 年度全国道路 街路交通情勢調査 ( 道路交通センサス ) ( 兵庫県ホームページ ) より作成 (651)

128 第 図 道路交通量調査地点の位置 (652)

129 b. 現地調査 (a) 調査地域関係車両の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とした (b) 調査地点第 図に示す主要な交通ルートのうち 住居等の配置を勘案し 市道灘浜住吉川線及び市道高羽線沿いの4 地点とした (c) 調査期間交通量の状況を代表する平日及び休日の各 1 日とし 24 時間の連続測定を行った 平日 : 平成 28 年 10 月 18 日 ( 火 )0~24 時休日 : 平成 28 年 10 月 23 日 ( 日 )0~24 時 (d) 調査方法ア. 道路構造に係る状況調査地点の道路の構造 車線数 幅員及び道路の縦横断形状を調査し 調査結果の整理を行った イ. 道路交通量に係る状況方向別 車種別交通量を調査し 調査結果の整理及び解析を行った (e) 調査結果ア. 道路構造に係る状況調査地点の道路断面構造等は 第 図のとおりである イ. 道路交通量に係る状況道路交通量の調査結果は 第 表のとおりである (653)

130 第 図 (1) 調査地点の道路断面構造等 ( 道路 1) 沿道の状況 A A 道路断面構造 A A 路線名 路面状況 規制速度 市道灘浜住吉川線 排水性アスファルト 50km/h 単位 (m) (654)

131 第 図 (2) 調査地点の道路断面構造等 ( 道路 2) 沿道の状況 A A 道路断面構造 A A 路線名 路面状況 規制速度 市道高羽線 密粒性アスファルト 40km/h 単位 (m) (655)

132 第 図 (3) 調査地点の道路断面構造等 ( 道路 3) 沿道の状況 A A 道路断面構造 A A 路線名 路面状況 規制速度 市道灘浜住吉川線 排水性アスファルト 50km/h 単位 (m) (656)

133 第 図 (4) 調査地点の道路断面構造等 ( 道路 4) 沿道の状況 A A 道路断面構造 A A 路線名 路面状況 規制速度 市道西灘浜手 1 号線排水性アスファルト 40km/h 市道灘浜住吉川線 排水性アスファルト 50km/h 港湾幹線道路 密粒性アスファルト 60km/h 単位 (m) (657)

134 第 表 道路交通量の調査結果 調査地点 道路 1 路線名 市道灘浜住吉川線 道路 2 市道高羽線 道路 3 道路 4 市道灘浜住吉川線 市道西灘浜手 1 号線 ( 北側 ) 市道灘浜住吉川線 ( 南側 ) 港湾幹線道路 ( ハーバーハイウェイ ) 時間帯 昼間 ( 台 /12h) 夜間 ( 台 /12h) 全日 ( 台 /24h) 昼間 ( 台 /12h) 夜間 ( 台 /12h) 全日 ( 台 /24h) 昼間 ( 台 /12h) 夜間 ( 台 /12h) 全日 ( 台 /24h) 昼間 ( 台 /12h) 夜間 ( 台 /12h) 全日 ( 台 /24h) 昼間 ( 台 /12h) 夜間 ( 台 /12h) 全日 ( 台 /24h) 昼間 ( 台 /12h) 夜間 ( 台 /12h) 全日 ( 台 /24h) 注 : 昼間は 7 時 ~19 時 夜間は 19 時 ~7 時である 平日 ( 平成 28 年 10 月 18 日 ) 休日 ( 平成 28 年 10 月 23 日 ) 小型車大型車合計小型車大型車合計 5,737 6,990 12,727 9,243 2,274 11,517 2,497 4,721 7,218 3,276 1,838 5,114 8,234 11,711 19,945 12,519 4,112 16,631 5,976 2,771 8,747 6, ,383 2, ,964 2, ,395 8,213 3,498 11,711 8,685 1,093 9,778 4,746 2,835 7,581 4, ,759 1, ,268 1, ,436 6,351 3,498 9,849 5, ,195 5,224 1,066 6,290 5, ,307 1, ,730 1, ,285 6,746 1,274 8,020 6, ,592 4,701 7,166 11,867 7,888 2,282 10,170 2,117 4,457 6,574 2,869 1,817 4,686 6,818 11,623 18,441 10,757 4,099 14,856 10,740 5,326 16,066 7, ,059 4,895 3,306 8,201 2, ,261 15,635 8,632 24,267 9,916 1,404 11, (658)

135 5 重金属等の微量物質の濃度の状況 a. 文献その他の資料調査 大気環境測定結果 ( 神戸市 ) 等による有害大気汚染物質濃度の情報の収集 整理及び解析を行った (a) 調査地域 20km 圏内とした (b) 調査地点 第 図に示す対象事業実施区域周辺の 6 地点とした (c) 調査期間 平成 27 年度とした (d) 調査項目環境省の有害大気汚染物質モニタリング調査及び 環境の保全と創造に関する条例 ( 平成 7 年兵庫県条例第 28 号 ) において対象としている項目のうち 石炭中に含まれる重金属等の微量物質であるヒ素及びその化合物 ベリリウム及びその化合物 クロム及びその化合物 水銀及びその化合物 マンガン及びその化合物 ニッケル化合物の6 項目とした (659)

136 第 図 重金属等の微量物質調査地点の位置 (660)

137 (e) 調査結果 重金属等の微量物質の濃度の調査結果は 第 表のとおりである 第 表 重金属等の微量物質の濃度の調査結果 測定項目 市町名 図中番号 測定点名 年平均値 (ng/m 3 ) 指針値 (ng/m 3 ) 神戸市 1 灘浜 1.6 ヒ素及びその化合物 ベリリウム及びその化合物 クロム及びその化合物 水銀及びその化合物 マンガン及びその化合物 2 兵庫南部 東部自排 1.0 西宮市 4 西宮市役所 塩瀬 0.93 尼崎市 6 琴ノ浦高校 1.3 神戸市 1 灘浜 兵庫南部 東部自排 西宮市 4 西宮市役所 塩瀬 尼崎市 6 琴ノ浦高校 神戸市 1 灘浜 兵庫南部 東部自排 3.4 西宮市 4 西宮市役所 塩瀬 1.7 尼崎市 6 琴ノ浦高校 13 神戸市 1 灘浜 兵庫南部 東部自排 2.0 西宮市 4 西宮市役所 塩瀬 1.5 尼崎市 6 琴ノ浦高校 2.1 神戸市 1 灘浜 24 2 兵庫南部 29 3 東部自排 19 西宮市 4 西宮市役所 13 5 塩瀬 11 尼崎市 6 琴ノ浦高校 46 ニッケル化合物 神戸市 1 灘浜 以下 以下 140 以下 2 兵庫南部 東部自排 3.2 西宮市 4 西宮市役所 以下 5 塩瀬 2.7 尼崎市 6 琴ノ浦高校 9.7 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 平均値の欄には当該地点における複数回の測定結果の算術平均値を記載した ただし 検出下限 値未満のデータが存在する場合には 原則として 当該検出下限値に 1/2 を乗じて得られた値を 用いて平均値を算出した 3. 指針値は 環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値 ( 平成 15 年 9 月 30 日環境省環境管理局長通知 平成 22 年 10 月 15 日環境省水 大気環境局長通 知 平成 26 年 4 月 30 日環境省水 大気環境局長通知 ) に定められている数値を示す なお - は指針値が定められていないことを示す 平成 27 年度神戸市大気汚染調査報告第 58 報 ( 神戸市 平成 28 年 ) 平成 28 年度版尼崎の環境 ( 尼崎市 平成 29 年 ) 平成 27 年度有害大気汚染物質年平均値 ( 西宮市提供データ ) より作成 (661)

138 b. 現地調査 (a) 調査地域 20km 圏内とした (b) 調査地点第 図に示す対象事業実施区域を囲む周辺の4 地点とした (c) 調査期間 1 年間とし 季節ごとに 24 時間連続測定を3 回とした 春季 : 平成 28 年 4 月 5 日 ~8 日夏季 : 平成 28 年 7 月 19 日 ~22 日秋季 : 平成 28 年 10 月 18 日 ~21 日冬季 : 平成 28 年 12 月 6 日 ~9 日 (d) 調査項目環境省の有害大気汚染物質モニタリング調査及び 環境の保全と創造に関する条例 ( 平成 7 年兵庫県条例第 28 号 ) において対象としている項目のうち 石炭中に含まれる重金属等の微量物質であるヒ素及びその化合物 ベリリウム及びその化合物 クロム及びその化合物 水銀及びその化合物 マンガン及びその化合物 ニッケル化合物の6 項目とした (e) 調査方法 有害大気汚染物質測定方法マニュアル( 平成 23 年 3 月改訂 ) ( 環境省 平成 23 年 ) 等に基づく方法により 重金属等の微量物質の大気中の環境濃度を測定し 調査結果の整理及び解析を行った (f) 調査結果重金属等の微量物質の濃度の調査結果は 第 表のとおりである 第 表重金属等の微量物質の濃度の調査結果 ( 年平均値 ) ( 単位 :ng/m 3 ) 調査地点ポート六甲五毛丸山北青木項目アイランドアイランド 指針値 ヒ素及びその化合物 ベリリウム及びその化合物 クロム及びその化合物 水銀及びその化合物 マンガン及びその化合物 ニッケル化合物 注 :1. 調査地点は 第 図を参照 2. 調査結果は 各調査地点で測定された調査期間の平均値とした 3. 検出下限以上 定量下限未満の場合には 下線を付して示した 4. 指針値は 環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値 ( 平成 15 年 9 月 30 日環境省環境管理局長通知 平成 22 年 10 月 15 日環境省水 大気環境局長通知 平成 26 年 4 月 30 日環境省水 大気環境局長通知 ) に定められている数値を示す なお - は指針値が定められ ていないことを示す (662)

139 (2) 予測及び評価の結果 1 工事の実施 a. 工事用資材等の搬出入 (a) 環境保全措置工事用資材等の搬出入に伴う窒素酸化物 浮遊粒子状物質及び粉じん等の影響を低減するため 以下の環境保全措置を講じる ボイラー等の大型機器は 可能な限り海上輸送することにより 工事用資材等の搬出入に用いる車両 ( 以下 工事関係車両 という ) 台数を低減する 掘削範囲を必要最小限とすることにより発生土量を低減するとともに 掘削工事に伴う発生土は全量を対象事業実施区域で埋戻し及び盛土に利用し 外部へ搬出しないことで搬出車両台数を低減する 工事関係者の通勤における乗り合い及び公共交通機関の利用の徹底により 工事関係車両台数を低減する 急発進 急加速の禁止 車両停止時のアイドリングストップ等のエコドライブの徹底を図ることにより 排ガスの排出量を低減する 工事関係車両の出場時に適宜タイヤ洗浄を行うことにより 粉じん等の飛散防止を図る 粉じんの発生の可能性がある資材等の搬出入は 必要に応じシート被覆等の飛散防止対策を講じる 定期的に会議等を行い 上記の環境保全措置を工事関係者へ周知徹底する (b) 窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の予測ア. 予測地域工事関係車両の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とした イ. 予測地点第 図に示す主要な交通ルートのうち 住居等の配置を勘案し 市道灘浜住吉川線及び市道高羽線沿いの4 地点とした ウ. 予測対象時期第 表 及び第 表に示す工事計画を基に月別の工事関係車両の通行台数を設定し 第 図に示す工事関係車両の運行による窒素酸化物及び浮遊粒子状物質に係る環境影響が最大となる時期 ( 予測地点道路 2 3 4: 工事開始後 17 か月目 予測地点道路 1: 工事開始後 25 か月目 ) を予測対象時期とした (663)

140 排出 排出 第 図 (1) 工事関係車両による月別排出量 ( 窒素酸化物 )( 道路 1) (g/(km 日)) 最大排出量 :25 か月目 (233 g/(km 日 )) 量 工事開始後月数 ( か月 ) 第 図 (2) 工事関係車両による月別排出量 ( 窒素酸化物 )( 道路 2) (g/(km 日)) 600 最大排出量 :17 か月目 (529 g/(km 日 )) 量 工事開始後月数 ( か月 ) (664)

141 排出 排出 第 図 (3) 工事関係車両による月別排出量 ( 窒素酸化物 )( 道路 3) (g/(km 日)) 最大排出量 :17 か月目 (240 g/(km 日 )) 量 工事開始後月数 ( か月 ) 第 図 (4) 工事関係車両による月別排出量 ( 窒素酸化物 )( 道路 4) (g/(km 日)) 最大排出量 :17 か月目 (448 g/(km 日 )) 400 量 工事開始後月数 ( か月 ) (665)

142 排出 排出 第 図 (5) 工事関係車両による月別排出量 ( 浮遊粒子状物質 )( 道路 1) (g/(km 日)) 量 工事開始後月数 ( か月 ) 最大排出量 :25 か月目 (8.3 g/(km 日 )) 第 図 (6) 工事関係車両による月別排出量 ( 浮遊粒子状物質 )( 道路 2) (g/(km 日)) 25 最大排出量 :17 か月目 (19.1 g/(km 日 )) 量 工事開始後月数 ( か月 ) (666)

143 排出 排出 第 図 (7) 工事関係車両による月別排出量 ( 浮遊粒子状物質 )( 道路 3) (g/(km 日)) 最大排出量 :17 か月目 (8.6 g/(km 日 )) 量 工事開始後月数 ( か月 ) 第 図 (8) 工事関係車両による月別排出量 ( 浮遊粒子状物質 )( 道路 4) (g/(km 日)) 最大排出量 :17 か月目 (16.0 g/(km 日 )) 15 量 工事開始後月数 ( か月 ) (667)

144 エ. 予測手法環境保全のために講じようとする対策を踏まえ 地域の一般車両及び工事関係車両の走行台数等を整理及び解析し 一般車両等及び工事関係車両による窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を 窒素酸化物総量規制マニュアル 新版 ( 公害研究対策センター 平成 12 年 )( 以下 NOxマニュアル という ) に基づくJEA 修正型線煙源拡散式を用いた数値計算により求め 将来環境濃度の日平均値を予測した 工事関係車両による二酸化窒素濃度及び浮遊粒子状物質濃度の予測手順は 第 図のとおりである 第 図 工事関係車両による二酸化窒素濃度及び浮遊粒子状物質濃度の予測手順 事業計画 交通条件の設定 気象条件の設定 環境保全措置 道路条件の設定 現地調査 ( 気象 ) 交通ルートの設定工事計画 運転計画 工事関係車両台数 道路構造 予測地点位置交通量の設定 時間別一般交通量 一般車両等台数の将来伸び率の検討 走行速度 地上気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 放射収支量地上気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 風向 風速 放射収支量 風向 風速 排出量の算出 車種別排出係数 最大排出時期の決定 ( 工事中 ) 予測対象日の設定最寄り一般局 ( 灘浜局 ) における二酸化窒素又は浮遊粒子状物質の日平均値が最も高くなった日 ( 平成 28 年 1 月 ~ 平成 28 年 12 月 ) 最大排出時期の工事関係車両台数拡散計算排出源高さ 一般道路: 路面高さから1m 高架道路: 防音壁高さから1m 拡散計算式 JEA 修正型線煙源拡散式直角風時 平行風時 無風 弱風時 バックグラウンド濃度の設定文献その他の資料調査 大気質( 一般局 ) 一般環境濃度最寄り一般局における至近 5 年間 ( 平成 23~ 27 年度 ) の日平均値の年間 98% 値又は日平均値の2% 除外値の平均値 一般車両等寄与濃度一般車両等 ( 一般道路 ) 窒素酸化物から二酸化窒素への変換指数近似モデルⅠ 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度 ( 日平均値 ) 将来寄与濃度 工事関係車両 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の将来環境濃度 ( 日平均値 ) 将来寄与濃度 + バックグラウンド濃度 ( 一般環境濃度 + 一般車両等寄与濃度 ) (668)

145 ( ア ) 計算式 ⅰ. 拡散計算式有風時 ( 風速 1.0m/s 以上 ) 及び無風 弱風時 ( 風速 1.0m/s 未満 ) に区分し JEA 修正型線煙源拡散式により拡散予測計算を行った (ⅰ) 直角風時 ( 風速 1.0m/s 以上で 線煙源と風向のなす角度が 40 以上の時 ) C(x,z)=Q L A Γ(S) u sinθ (x+x 0 ) S exp -B z P P +H e x+x 0 P 2 1-S B(H e z) 2B(H e z) I S-1 x+x 0 x+x 0 P 2 W(x:y 1,y 2 ) 10 6 W(x:y 1,y 2 )= 1 2 y 2 y 1 erf G -erf G x x (y 2 >0) 0 (y 1 <y 2 0) ただし erf(w)= 2 W π exp(-t 2 )dt 0 JEA 修正型パラメータ ( 直角風時 ) パラメータ 道路構造 沿道条件 ( 低中層密集 ) A 平坦 2.16 高架 5.4 S 平坦 α=0.71 高架 α=1.03 B 平坦 高架 G 平坦 γ=0.107 高架 γ=0.120 P 平坦 2.5 高架 2.5 窒素酸化物総量規制マニュアル 新版 ( 公害研究対策センター 平成 12 年 ) より作成 S=α exp 0.89 L u sinθ G=γ exp L u sinθ (669)

146 (ⅱ) 平行風時 ( 風速 1.0m/s 以上で 線煙源と風向のなす角度が 40 未満の時 ) Q L C(x,z)= 2 A 1 1 W + (x:y 1,y 2 ) + W - (x:y 1,y 2 ) 10 6 u cosθ B + B - B ± =(x+x 0 ) 2 +G 2 (z±h e ) 2 ( 複号同順 ) 1-erf G 1 B ± y 2 (y 1 0,y 2 >0) W ± (x:y 1,y 2 )= erf G 1 B ± -erf G 1 B ± (y 2 >y 1 >0) y 1 y 2 0 (y 1 <y 2 0) ただし erf(w)= 2 W π exp(-t 2 )dt 0 ( 複号同順 ) JEA 修正型パラメータ ( 平行風時 ) パラメータ道路構造沿道条件 ( 低中層密集 ) α=6.98 平坦 β=2.80 A α=6.98 高架 β=2.80 平坦 G 1 γ=0.143 高架平坦 4.32 G 2 高架 1.63 窒素酸化物総量規制マニュアル 新版 ( 公害研究対策センター 平成 12 年 ) より作成 ただし A=α exp -β L u cosθ L G 1 =γ exp u cosθ (ⅲ) 無風 弱風時 ( 風速 1.0m/s 未満の時 ) Q L 1 1 C(x,z)= π A W + (x:y 1,y 2 ) + S S W - (x:y 1,y 2 ) B + B - B ± =(x+x 0 ) 2 +G (z±h e ) 2 ( 複号同順 ) y 2 1 W tan -1 -tan -1 ± (x:y 1,y 2 )= ( 複号同順 ) π B ± y 1 B ± (670)

147 JEA 修正型パラメータ ( 無風 弱風時 ) パラメータ道路構造設定式 A S G 平坦 1.86 exp( L) 高架 0.76 exp(-2.76 L) 平坦 0.47 exp(1.29 L) 高架 0.38 exp(1.29 L) 平坦 3.9 高架 5.5 exp(-4.3 L) (L 0) 5.5 exp(-77.6 L) (L<0) 窒素酸化物総量規制マニュアル 新版 ( 公害研究対策センター 平成 12 年 ) より作成 [ 記号 ] C : 濃度 ( 窒素酸化物 ;ppm 浮遊粒子状物質;mg/m 3 ) x : 計算地点と線煙源までの垂直距離 (m) z : 計算地点の高さ (=1.5m) u : 風速 (m/s) Q L : 線煙源排出強度 ( 窒素酸化物 ;m 3 N/(m s) 浮遊粒子状物質;kg/(m s)) H e : 排出源高さ (m) x 0 : 線煙源からの離隔距離 ( 初期拡散効果 )(m) 直角風時 ;1m 平行風時; 道路幅の 1/2 θ : 線煙源と風向とのなす角度 Γ : ガンマ関数 I : 第 1 種の変形ベッセル関数 W : 有限効果 y 1 y 2 : 有限線煙源の端点座標 L : 放射収支量 (kw/m 2 ) ⅱ. 窒素酸化物から二酸化窒素への変換窒素酸化物から二酸化窒素への変換式は 次のとおりとした なお オゾンのバックグラウンド濃度は 第 表のとおりとした [NO 2 ]=[NO x ] D 1- α {exp(-k t)+β} 1+β [ 記号 ] [NO 2 ] : 二酸化窒素の濃度 (ppm) [NO X ] D : 拡散計算から得られた窒素酸化物の濃度 (ppm) α : 排出源近傍での一酸化窒素と窒素酸化物との比 (=0.9) β : 平衡状態を近似する定数 ( 昼夜とも 0.3) t : 拡散時間 (s) K : 実験定数 (s -1 ) K=γ u [O 3 ] B γ : 定数 ( 自動車 ;0.208) u : 風速 (m/s) [O 3 ] B : オゾンのバックグラウンド濃度 (ppm) (671)

148 第 表 オゾンのバックグラウンド濃度 区分 ( 単位 :ppm) 昼夜不安定中立中立安定 有風時 無風 弱風時 窒素酸化物総量規制マニュアル 新版 ( 公害研究対策センター 平成 12 年 ) より作成 予測地点 道路 1 ( イ ) 予測条件 ⅰ. 煙源及び台数の諸元 (ⅰ) 交通量予測地点における将来交通量は 第 表のとおり設定した 第 表予測地点における将来交通量 ( 道路 2 3 4: 工事開始後 17 か月目 道路 1: 工事開始後 25 か月目 ) ( 単位 : 台 ) 路線名 市道灘浜住吉川線 一般車両等工事関係車両合計工事関係車両の割合小型車大型車合計小型車大型車合計小型車大型車合計 (%) 8,234 11,711 19, ,403 11,907 20, 道路 2 市道高羽線 8,213 3,498 11, ,601 3,872 12, 市道灘浜住道路 3 吉川線 6,351 3,498 9, ,601 3,696 10, 市道西灘浜手 1 号線 6,746 1,274 8, ,746 1,274 8,020 0 市道灘浜住道路 4 吉川線 6,818 11,623 18, ,206 11,997 19, 港湾幹線道路 15,635 8,632 24, ,635 8,632 24,267 0 注 :1. 予測地点は 第 図を参照 2. 交通量は 平日の 24 時間の往復交通量を示す 3. 一般車両等には 既設の神戸発電所関係車両の交通量を含む 4. 一般車両等の交通量は 過去の道路交通センサス一般交通量調査の結果より 近年の道路交通に増加傾向が ほとんど認められないことから 伸び率を考慮しないこととした 5. 小型車の交通量には 二輪車は含まない (ⅱ) 道路構造予測地点における道路断面構造等は 第 図のとおりである (672)

149 (ⅲ) 車種別排出量の設定工事関係車両及び一般車両等から排出される窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の排出量は 将来交通量に第 表に示す 国土技術政策総合研究所資料 No.671 道路環境影響評価等に用いる自動車排出係数の算定根拠 ( 平成 22 年度版 ) ( 国土交通省国土技術政策総合研究所 平成 24 年 ) の車種別排出係数 ( 平成 27 年次 ) を乗じることにより算出した 予測地点における窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の排出量は 第 表のとおりである なお 排出量の算定にあたっては 走行速度を道路 2 4( 市道高羽線 市道西灘浜手 1 号線 ) を 40km/h( 規制速度 ) 道路 1 3 4( 市道灘浜住吉川線 ) を 50km/h( 規制速度 ) 道路 4( 港湾幹線道路 ) を 60km/h( 規制速度 ) とした 第 表 車種別排出係数 予測項目 窒素酸化物 浮遊粒子状物質 ( 単位 :g/(km 台)) 車種 走行速度 (km/h) 平成 27 年次 平成 32 年次 小型車 大型車 小型車 大型車 国土技術政策総合研究所資料 No.671 道路環境影響評価等に用いる 自動車排出係数の算定根拠 ( 平成 22 年度版 ) ( 国土交通省国土技術政策総合研究所 平成 24 年 ) より作成 第 表予測地点における大気汚染物質の排出量 ( 道路 2 3 4: 工事開始後 17 か月目 道路 1: 工事開始後 25 か月目 ) 予測地点 道路 1 路線名 市道灘浜住吉川線 窒素酸化物 (m 3 N/(km 日 )) 浮遊粒子状物質 (kg/(km 日 )) 一般車両等工事関係車両合計一般車両等工事関係車両合計 道路 2 市道高羽線 市道灘浜住道路 3 吉川線 市道西灘浜手 1 号線 市道灘浜住道路 4 吉川線 港湾幹線道路 注 : 予測地点は 第 図を参照 (673)

150 ⅱ. 気象条件拡散計算に用いた気象条件は 地上気象観測期間中に灘浜局において 日平均値が最大となった日 ( 二酸化窒素については平成 28 年 3 月 4 日 浮遊粒子状物質については平成 28 年 8 月 15 日 ) の地上気象観測結果とした なお 日平均値が最大となった日の気象条件は 第 表のとおりである 第 表 日平均値予測に用いた気象条件 時刻 風向 (16 方位 ) 二酸化窒素風速 (m/s) 放射収支量 (kw/m 2 ) 浮遊粒子状物質 風向 風速 (16 方位 ) (m/s) 放射収支量 (kw/m 2 ) 1 N SW NE WSW NE SSW ENE SSE ENE S ENE S ENE S ENE S ENE S ESE S ESE SSW S S SSW SSW SSW SSW SW SSW SSW SSW SSW SSW S SW SSW SW E S ESE S E SW ENE WSW ENE SW (674)

151 予測地点 オ. 予測結果 ( ア ) 窒素酸化物 (NO X ) 工事関係車両及び一般車両等から排出される窒素酸化物 ( 二酸化窒素に換算 ) 濃度の日平 均値予測結果は 第 表のとおりである 道路 1 では 工事関係車両の寄与濃度は 041ppm であり これにバックグラウンド濃 度を加えた将来環境濃度は ppm である 道路 2 では 工事関係車両の寄与濃度は 045ppm であり これにバックグラウンド濃 度を加えた将来環境濃度は ppm である 道路 3 では 工事関係車両の寄与濃度は 029ppm であり これにバックグラウンド濃 度を加えた将来環境濃度は ppm である 道路 4 では 工事関係車両の寄与濃度は 043ppm であり これにバックグラウンド濃 度を加えた将来環境濃度は ppm である 第 表工事用資材等の搬出入に伴う二酸化窒素濃度の予測結果 ( 道路 2 3 4: 工事開始後 17 か月目 道路 1: 工事開始後 25 か月目 ) バックグラウンド濃度将来一般車両等環境濃度合計環境濃度寄与濃度 =2+3 5=1+4 (1/5) 工事関係車両寄与濃度 道路 ( 単位 :ppm) 寄与率 (%) 環境基準 道路 道路 道路 日平均値が 0.04~0.06ppm までのゾーン内又はそれ以下 注 :1. 予測地点は 第 図を参照 2. 環境濃度は 予測地点の最寄りの一般局である灘浜局の平成 23~27 年度における二酸化窒素濃度の日平均値の年間 98% 値の平均値を用いた ( イ ) 浮遊粒子状物質 (SPM) 工事関係車両及び一般車両等から排出される浮遊粒子状物質濃度の日平均値予測結果は 第 表のとおりである 道路 1では 工事関係車両の寄与濃度は 021mg/m 3 であり これにバックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は mg/m 3 である 道路 2では 工事関係車両の寄与濃度は 035mg/m 3 であり これにバックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は mg/m 3 である 道路 3では 工事関係車両の寄与濃度は 020mg/m 3 であり これにバックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は mg/m 3 である 道路 4では 工事関係車両の寄与濃度は 014mg/m 3 であり これにバックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は mg/m 3 である (675)

152 第 表工事用資材等の搬出入に伴う浮遊粒子状物質濃度の予測結果 ( 道路 2 3 4: 工事開始後 17 か月目 道路 1: 工事開始後 25 か月目 ) 予測地点 バックグラウンド濃度将来一般車両等環境濃度合計環境濃度寄与濃度 =2+3 5=1+4 (1/5) 工事関係車両寄与濃度 道路 ( 単位 :mg/m 3 ) 寄与率 (%) 環境基準 道路 道路 日平均値が 0.10mg/m 3 以下 道路 注 :1. 予測地点は 第 図を参照 2. 環境濃度は 予測地点の最寄りの一般局である灘浜局の平成 23~27 年度における浮遊粒子状物質濃度の日平均値の 2% 除外値の平均値を用いた (c) 粉じん等の予測ア. 予測地域工事関係車両の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とした イ. 予測地点第 図に示す主要な交通ルートのうち 住居等の配置を勘案し 市道灘浜住吉川線及び市道高羽線沿いの4 地点とした ウ. 予測対象時期工事関係車両の交通量が最大になる時期 ( 予測地点道路 : 工事開始後 25 か月目 ) とした エ. 予測手法予測地点における工事関係車両の交通量と将来交通量との比較を行い 影響の度合いの大きい交通量について予測した オ. 予測結果予測地点における将来交通量は 第 表のとおりであり 工事関係車両の占める割合は 最大で 6.7%(835 台 ) である (676)

153 予測地点 道路 1 路線名 市道灘浜住吉川線 第 表予測地点における将来交通量 ( 道路 : 工事開始後 25 か月目 ) ( 単位 : 台 ) 一般車両等 工事関係車両 合計 工事関係車両 小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計 小型車 大型車 合計 の割合 (%) 8,234 11,711 19, ,403 11,907 20, 道路 2 市道高羽線 8,213 3,498 11, ,680 3,866 12, 市道灘浜住道路 3 吉川線 6,351 3,498 9, ,649 3,670 10, 市道西灘浜手 1 号線 6,746 1,274 8, ,746 1,274 8,020 0 市道灘浜住道路 4 吉川線 6,818 11,623 18, ,285 11,991 19, 港湾幹線道路 15,635 8,632 24, ,635 8,632 24,267 0 注 :1. 予測地点は 第 図を参照 2. 交通量は 平日の 24 時間の往復交通量を示す 3. 一般車両等には 既設の神戸発電所関係車両の交通量を含む 4. 一般車両等の交通量は 過去の道路交通センサス一般交通量調査の結果より 近年の道路交通に増加傾向が ほとんど認められないことから 伸び率を考慮しないこととした 5. 小型車の交通量には 二輪車は含まない (677)

154 (d) 評価の結果ア. 環境影響の回避 低減に関する評価工事用資材等の搬出入に伴う窒素酸化物 浮遊粒子状物質及び粉じん等の影響を低減するため 以下の環境保全措置を講じる ボイラー等の大型機器は 可能な限り海上輸送することにより 工事関係車両台数を低減する 掘削範囲を必要最小限とすることにより発生土量を低減するとともに 掘削工事に伴う発生土は全量を対象事業実施区域で埋戻し及び盛土に利用し 外部へ搬出しないことで搬出車両台数を低減する 工事関係者の通勤における乗り合い及び公共交通機関の利用の徹底により 工事関係車両台数を低減する 急発進 急加速の禁止 車両停止時のアイドリングストップ等のエコドライブの徹底を図ることにより 排ガスの排出量を低減する 工事関係車両の出場時に適宜タイヤ洗浄を行うことにより 粉じん等の飛散防止を図る 粉じんの発生の可能性がある資材等の搬出入は 必要に応じシート被覆等の飛散防止対策を講じる 定期的に会議等を行い 上記の環境保全措置を工事関係者へ周知徹底する これらの環境保全措置を講じることにより 工事用資材等の搬出入に伴う窒素酸化物 ( 二酸化窒素に換算 ) の寄与率は最大で 0.10% 浮遊粒子状物質の寄与率は最大で 0.06% と小さいことから 実行可能な範囲内で影響の低減が図られているものと評価する 粉じん等については 将来交通量に占める工事関係車両の割合は最大で約 6.7% を占めるが 必要に応じシート被覆等の飛散防止対策を講じることから 工事用資材等の搬出入に伴う環境への影響は少ないものと考えられることから 実行可能な範囲内で影響の低減が図られているものと評価する イ. 環境保全の基準等との整合性窒素酸化物 ( 二酸化窒素に換算 ) については 将来環境濃度の予測結果は 道路 1が ppm 道路 2が ppm 道路 3が ppm 及び道路 4が ppmであり いずれも環境基準 (1 時間値の1 日平均値が 0.04~0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下 ) に適合し 将来環境濃度に対する工事関係車両の寄与率は 0.07~0.10% と小さいことから現状程度の水準を維持し これを大きく上回ることとならない 浮遊粒子状物質については 将来環境濃度の予測結果は 道路 1が mg/m 3 道路 2 が mg/m 3 道路 3が mg/m 3 及び道路 4が mg/m 3 であり いずれも環境基準 (1 時間値の1 日平均値が 0.10mg/m 3 以下 ) に適合している 以上のことから 環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する なお 粉じん等については 環境基準等の基準又は規制値は定められていない (678)

155 b. 建設機械の稼働 (a) 環境保全措置建設機械の稼働に伴う窒素酸化物及び粉じん等の影響を低減するため 以下の環境保全措置を講じる 機器及び配管等は 可能な限り工場組立を行い 建設機械稼働台数を低減する 可能な限り排出ガス対策型建設機械を使用する 工事規模に合わせて建設機械を適正に配置して必要最小限の建設機械を稼働するとともに 建設機械停止時のアイドリングストップの徹底を図ることにより 排ガスの排出量を低減する 工事期間中の建設機械の稼働に伴う窒素酸化物排出量が多い時期において 月々の工事範囲における建設機械の稼働計画を把握し 建設機械からの窒素酸化物排出量の低減に努める 建設機械の点検 整備を適宜実施することにより 性能維持に努める 掘削工事や発生土の運搬等の工事では適宜散水等を行うことにより 粉じん等の発生量を低減する 定期的に会議等を行い 上記の環境保全措置を工事関係者へ周知徹底する (b) 窒素酸化物の予測ア. 予測地域窒素酸化物の拡散の特性を踏まえ 窒素酸化物に係る環境影響を受けるおそれがある地域を包含する範囲として 対象事業実施区域及びその周辺とした イ. 予測地点窒素酸化物に係る環境影響を的確に把握できる地点として 対象事業実施区域近傍の住居等が存在する地域とした ウ. 予測対象時期建設機械の稼働による窒素酸化物に係る環境影響が最大となる時期 ( 工事開始後 6か月目 ) とした エ. 予測手法環境保全のために講じようとする対策を踏まえ 地域の気象の状況を整理及び解析し 建設機械からの窒素酸化物の寄与濃度を NOxマニュアル に基づき 大気拡散式による数値計算により求め 将来環境濃度の日平均値を予測した 建設機械の稼働に伴う二酸化窒素の予測手順は 第 図のとおりである (679)

156 第 図 建設機械の稼働に伴う二酸化窒素の予測手順 事業計画環境保全措置の設定工事計画の設定 建設機械種類別数 稼働時間等 気象条件の設定現地調査 ( 気象 ) 地上気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 風向 風速 日射量 放射収支量 風向 風速大気安定度 排出量の算出 予測対象日の設定 最大排出時期の決定 ( 工事中 ) 最寄り一般局 ( 灘浜局 ) における二酸化窒素の日平均値が最も高くなった日 ( 平成 28 年 1 月 ~ 平成 28 年 12 月 ) 拡散計算 有効煙突高さ ( 建設機械 ) 2m ( 工事用船舶 ) 有風時( 風速 2.0m/s 以上 ) CONCAWE 式 弱風時 有風時( 風速 0.5~1.9m/s) Briggs 式とCONCAWE 式の線形内挿 無風時( 風速 0.4m/s 以下 ) Briggs 式とCONCAWE 式の線形内挿拡散計算式 有風時( 風速 1.0m/s 以上 ) プルーム式 弱風時( 風速 0.5~0.9m/s) 弱風パフ式 無風時( 風速 0.4m/s 以下 ) 簡易パフ式 バックグラウンド濃度の設定文献その他の資料 大気質( 一般局 ) 環境濃度 ( 二酸化窒素 ) 最寄り一般局における至近 5 年間 ( 平成 23~ 27 年度 ) の日平均値の年間 98% 値の平均値 窒素酸化物から二酸化窒素への変換指数近似モデルⅠ 二酸化窒素の寄与濃度 ( 日平均値 ) 将来寄与濃度 建設機械 工事用船舶 二酸化窒素の将来環境濃度 ( 日平均値 ) 将来寄与濃度 + バックグラウンド濃度 (680)

157 ( ア ) 計算式 ⅰ. 有効煙突高さ有効煙突高さは 建設機械及び工事用車両については 地上高さ2mとし 工事用船舶については 以下に示すCONCAWE 式及びBriggs 式により 有風時 弱風時及び無風時について算出した (ⅰ) 有風時 ( 風速 2.0m/s 以上 ) CONCAWE 式で求めた排煙の上昇高さを用いた (ⅱ) 弱風時 有風時 ( 風速 0.5~1.9m/s) Briggs 式 ( 風速 0m/s) と CONCAWE 式 ( 風速 2.0m/s) で求めた排煙の上昇高さを当該風 速で線形内挿して求めた (ⅲ) 無風時 ( 風速 0.4m/s 以下 ) Briggs 式 ( 風速 0m/s) と CONCAWE 式 ( 風速 2.0m/s) で求めた排煙の上昇高さを風速 0.4m/s で線形内挿して求めた H e =H 0 +ΔH CONCAWE 式 2 :ΔH= Q H u 1 1 dθ 4 Briggs 式 :ΔH=0.979 Q H dz [ 記号 ] H e : 有効煙突高さ (m) H 0 : 煙突の実高さ (m) ΔH : 排煙の上昇高さ (m) u : 煙突頭頂付近の風速 (m/s) dθ/dz : 温位傾度 ( 昼間 ;0.002 /m 夜間:0.003 /m) Q H : 排出熱量 (J/s) また Q H =ρ Q C P ΔT ρ :0 における排出ガス密度 ( g/m 3 ) Q : 排出ガス量 ( 湿り )(m 3 N/s) C P : 定圧比熱 (1.0056J/(K g)) ΔT : 排出ガス温度と気温 (15 ) との温度差 ( ) (681)

158 ⅱ. 拡散計算式 (ⅰ) 有風時 ( 風速 1.0m/s 以上 ): プルーム式 Q P y 2 He 2 C(x,y)= exp - exp π σ y σ z u 2 2 2σy 2σz (ⅱ) 弱風時 ( 風速 0.5~0.9m/s): 弱風パフ式 C(x,y)= 2Q P exp - u2 3 (2π) 2 γ 2α η 2 π ux 2 u 2 x 2 ux exp erfc - αη 2α 2 η 2 2 αη 106 α 2 η 2 =x 2 +y H e γ 2 erfc(w) = 2 π W exp(-t 2 )dt (ⅲ) 無風時 ( 風速 0.4m/s 以下 ): 簡易パフ式 2Q P 1 C(R)= 3 α R 2 2 (2π) γ + H e γ 2 [ 記号 ] C(x,y) : 地点 (x,y) における地上濃度 (ppm) x : 風向に沿った風下距離 (m) y : 風向に直角な水平距離 (m) C(R) : 煙源から水平距離 Rの地点における地上濃度 (ppm) R : 煙源からの水平距離 (m) Q P : 汚染物質の排出量 (m 3 N/s) u : 風速 (m/s) H e : 有効煙突高さ (m) σ y : 有風時の水平方向の拡散パラメータ (m) σ z : 有風時の鉛直方向の拡散パラメータ (m) α : 弱風 無風時の水平方向の拡散パラメータ (m/s) γ : 弱風 無風時の鉛直方向の拡散パラメータ (m/s) (682)

159 ⅲ. 拡散パラメータ拡散計算式に用いる拡散パラメータは 有風時はパスキル ギフォード線図の近似関数を用い 弱風時及び無風時はそれぞれパスキル安定度に対応した拡散パラメータを用いた 有風時の拡散パラメータは第 表 第 表に 弱風時及び無風時の拡散パラメータは 第 表に示すとおりである なお 有風時の水平方向の拡散パラメータσ y は 以下のとおり 評価時間に応じた補正 をして用いた σ y =σ yp [ 記号 ] σ y σ yp 0.2 t t p : 補正されたy 軸方向の拡散幅 (m) : パスキル ギフォード線図による拡散パラメータ (m) t : 評価時間 (=60 分 ) t p : パスキル ギフォード線図の評価時間 (=3 分 ) 第 表有風時における鉛直方向の拡散パラメータ ( パスキル ギフォード線図の近似関数 ) σ z (x)=γ z x α z 大気安定度 α z γ z 風下距離 x(m) A A-B B B-C C ~ C-D D E F G ~ ~ ~ 0~ ~ ~ 0~ ~ 0~ ~ 0~ 1,000 1,000~10,000 10,000~ 0~ 1,000 1,000~10,000 10,000~ 0~ 1,000 1,000~10,000 10,000~ 0~ 1,000 1,000~10,000 10,000~ 0~ 1,000 1,000~ 2,000 2,000~10,000 10,000~ 窒素酸化物総量規制マニュアル 新版 ( 公害研究対策センター 平成 12 年 ) より作成 (683)

160 第 表有風時における水平方向の拡散パラメータ ( パスキル ギフォード線図の近似関数 ) σ y (x)=γ y x α y 大気安定度 α y γ y 風下距離 x(m) A A-B B B-C C C-D D E F G ~1,000 1,000~ 0~1,000 1,000~ 0~1,000 1,000~ 0~1,000 1,000~ 0~1,000 1,000~ 0~1,000 1,000~ 0~1,000 1,000~ 0~1,000 1,000~ 0~1,000 1,000~ 0~1,000 1,000~ 窒素酸化物総量規制マニュアル 新版 ( 公害研究対策センター 平成 12 年 ) より作成 第 表 弱風時 無風時の拡散パラメータ 大気安定度 弱風時 (0.5~0.9m/s) 無風時 ( 0.4m/s) α γ α γ A A-B B B-C C C-D D E F G 窒素酸化物総量規制マニュアル 新版 ( 公害研究対策センター 平成 12 年 ) より作成 (684)

161 排出 ⅳ. 窒素酸化物から二酸化窒素への変換 窒素酸化物から二酸化窒素への変換式は 次のとおりとした なお オゾンのバックグラウンド濃度は 第 表のとおりとした [NO 2 ]=[NO x ] D 1- α {exp(-k t)+β} 1+β [ 記号 ] [NO 2 ] : 二酸化窒素の濃度 (ppm) [NO X ] D : 拡散計算から得られた窒素酸化物の濃度 (ppm) α : 排出源近傍での一酸化窒素と窒素酸化物との比 (=0.9) β : 平衡状態を近似する定数 ( 昼夜とも 0.3) t : 拡散時間 (s) K : 実験定数 (s -1 ) K=γ u [O 3 ] B γ : 定数 ( 建設機械及び工事用車両 ;0.208 工事用船舶 ; ) u : 風速 (m/s) [O 3 ] B : オゾンのバックグラウンド濃度 (ppm) ( イ ) 予測条件 ⅰ. 煙源の諸元建設機械から排出される窒素酸化物の排出量は NOxマニュアル に示されている以下の算定式より算出した Q N =1.49(P A) [ 記号 ] Q N P A : 窒素酸化物排出量 (m 3 N/h) : 定格出力 (PS) : 負荷率 建設機械の稼働に伴う月別排出量は第 図 建設機械からの排出量が最大となる工事開始後 6か月目の日排出量は 第 表のとおりである (m 3 N/ 日 ) 第 図 最大排出量 :6 か月目 (476.7m 3 N/ 日 ) 建設機械の稼働に伴う窒素酸化物の月別排出量 400 量 工事開始後月数 ( か月 ) (685)

162 第 表 (1) 建設機械の稼働に伴う窒素酸化物排出量 ( 工事開始後 6か月目 ) 建設機械 規格 定格出力 (PS) 稼働台数 ( 台 / 日 ) 稼働時間 (h/ 日 ) 窒素酸化物排出量 (m 3 N/(h 台 )) トラック 4~10t 186~ ~0.120 クレーン装置付トラック 4~10t 179~ ~0.112 散水車 4,000~10,000L 179~ ~ クローラクレーン 50~200t 179~ ~0.208 オールテレーンクレーン 80~300t 450~ ~ ~0.196 ラフテレーンクレーン 5~50t 160~ ~0.271 高所作業車 6~12m 131~ ~0.044 バックホウ 0.01~1.6m 3 15~ ~0.604 杭打機 60t 216~ ~ ~0.171 空気圧縮機 20~175HP 35~ ~0.474 発動発電機 75~400kVA 125~ ~ ~0.698 コンクリートポンプ車 80~150m 3 /h 271~ ~0.245 トラックミキサ 4.5m ダンプトラック 4~10t 184~ ~0.114 ロードローラー 4~10t ブルドーザ 3~20t 39~ ~ ~0.255 コンクリート破砕機 918kN 油圧ブレーカー 300~1,300kg 18~ ~0.181 クラムシェル 0.4m アスファルトフィニッシャ 1.4~3.2m コンクリートミキサー船 2,200PS 2, グラブ浚渫船 25m 3 3, 非旋回非航起重機船 300t 吊 クレーン付台船 50t 吊 揚錨船 5~20t 吊 275~ ~0.677 引船 450~2,500PS 450~2, ~5.285 潜水士船 180PS 警戒船 150PS 交通船 130PS 押船 2,000PS 2, 注 : 建設機械の定格出力及び稼働時間は 平成 28 年度版建設機械等損料表 ( 一般社団法人日本建設機械施工協 会 平成 28 年 ) 等に基づいて設定した 第 表 (2) 建設機械の稼働に伴う窒素酸化物の日排出量 ( 工事開始後 6 か月目 ) 項目日排出量 窒素酸化物 476.7m 3 N/ 日 (686)

163 ⅱ. 気象条件窒素酸化物 ( 二酸化窒素に換算 ) の日平均値の予測に用いた気象条件は 地上気象観測期間中 ( 平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) に対象事業実施区域に最も近い一般局 ( 灘浜局 ) において 二酸化窒素濃度の日平均値が最大となった日 ( 平成 28 年 3 月 4 日 ) の地上気象観測結果とした なお 二酸化窒素濃度の日平均値が最大となった日の気象条件は 第 表のとおりである 第 表 窒素酸化物の日平均値予測に用いた気象条件 時刻 風向 (16 方位 ) 風速 (m/s) 大気安定度 1 N 0.8 G 2 NE 1.0 G 3 NE 1.0 G 4 ENE 0.8 G 5 ENE 1.2 G 6 ENE 2.0 G 7 ENE 2.5 DD 8 ENE 3.7 C 9 ENE 4.1 B-C 10 ESE 2.1 B 11 ESE 2.4 B 12 S 1.3 A 13 SSW 3.3 B 14 SSW 3.2 B-C 15 SW 3.6 C 16 SSW 3.7 B-C 17 SSW 3.1 DD 18 S 1.9 DD 19 SSW 1.0 G 20 E 0.5 G 21 ESE 0.7 G 22 E 1.8 G 23 ENE 1.5 G 24 ENE 1.2 DN 注 :DDは昼間のDを DNは夜間のDを示す (687)

164 オ. 予測結果建設機械から排出される窒素酸化物 ( 二酸化窒素に換算 ) の日平均値予測結果は 第 表及び第 図のとおりである 近傍の住居等が存在する地域における寄与濃度の最大は ppmであり これにバックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は ppmである 第 表建設機械の稼働に伴う二酸化窒素濃度の予測結果 ( 日平均値 ) 建設機械 バック 将来 寄与濃度 グラウンド濃度 環境濃度 ( 単位 :ppm) 環境基準 日平均値が 0.04~0.06ppm までのゾーン内又はそれ以下 注 : バックグラウンド濃度は 最寄りの一般局である灘浜局の平成 23~27 年度における二酸化窒素濃度の日平均値の年間 98% 値の平均値を用いた (688)

165 第 図 建設機械の稼働による二酸化窒素の寄与濃度の予測結果 (689)

166 (c) 粉じん等の予測ア. 予測地域粉じん等に係る環境影響を受けるおそれがある地域を包含する範囲として 対象事業実施区域及びその周辺とした イ. 予測地点対象事業実施区域近傍の住居等が存在する地域とした ウ. 予測対象時期工事期間中とした エ. 予測手法過去の発電所建設事例を参考に 環境保全措置を検討し 周辺環境に及ぼす影響を定性的に予測した オ. 予測結果建設機械の稼働場所においては適宜散水等を行い また 建設機械は適宜洗浄することから 粉じん等の影響は少ないものと予測する (d) 評価の結果ア. 環境影響の回避 低減に関する評価建設機械の稼働に伴う窒素酸化物及び粉じん等の影響を低減するため 以下の環境保全措置を講じる 機器及び配管等は 可能な限り工場組立を行い 建設機械稼働台数を低減する 可能な限り排出ガス対策型建設機械を使用する 工事規模に合わせて建設機械を適正に配置して必要最小限の建設機械を稼働するとともに 建設機械停止時のアイドリングストップの徹底を図ることにより 排ガスの排出量を低減する 工事期間中の建設機械の稼働に伴う窒素酸化物排出量が多い時期において 月々の工事範囲における建設機械の稼働計画を把握し 建設機械からの窒素酸化物排出量の低減に努める 建設機械の点検 整備を適宜実施することにより 性能維持に努める 掘削工事や発生土の運搬等の工事では適宜散水等を行うことにより 粉じん等の発生量を低減する 定期的に会議等を行い 上記の環境保全措置を工事関係者へ周知徹底する これらの環境保全措置を講じることにより 建設機械の稼働に伴う窒素酸化物の排出量は低減され また 粉じん等については適宜散水等を行うとともに建設機械を適宜洗浄するため 建設機械の稼働に伴う環境への影響は少ないものと考えられることから 実行可能な範囲内で影響の低減が図られているものと評価する イ. 環境保全の基準等との整合性建設機械の稼働に伴う窒素酸化物 ( 二酸化窒素に換算 ) については 近傍の住居等が存在する地域における最大着地濃度出現地点の将来環境濃度が ppmであり 環境基準 (1 時間値の1 日平均値が 0.04~0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下 ) に適合している 以上のことから 環境保全の基準等の確保に支障を及ぼすものではないと評価する なお 粉じん等については 環境基準等の基準又は規制値は定められていない (690)

167 2 土地又は工作物の存在及び供用 a. 施設の稼働 ( 排ガス ) 施設の稼働 ( 排ガス ) に係る予測は年平均予測にあわせて短期的な変動幅を把握するため 日平均値についても予測した また 年間を通じての発生は限られるが 特殊気象条件下において高濃度となる可能性がある1 時間値についても予測した 施設の稼働 ( 排ガス ) に係る予測の概念図は 第 図のとおりである 第 図 施設の稼働 ( 排ガス ) に係る予測の概念図 煙源諸元 事業計画 (a) 環境保全措置 調査結果 文献その他の資料 現地調査 ( 大気質 気象 ) (b) 年平均値の予測 (c) 日平均値の予測 (d) 特殊気象条件下の予測 (1 時間値 ) ア. 逆転層形成時イ. 煙突ダウンウォッシュ発生時 (g) 評価の結果 ウ. 建物ダウンウォッシュ発生時 エ. 内部境界層によるフュミゲーション発生時 (e) 地形影響の予測 (1 時間値 ) (f) 重金属等の微量物質の予測 ( 年平均値 ) (691)

168 (a) 環境保全措置施設の稼働 ( 排ガス ) に伴う硫黄酸化物 窒素酸化物及び浮遊粒子状物質の影響を低減するため 以下の環境保全措置を講じる 排煙脱硫装置を設置することにより 排ガス中の硫黄酸化物 ばいじん及び重金属等の微量物質の濃度及び排出量を可能な限り低減する 排煙脱硝装置を設置することにより 排ガス中の窒素酸化物の濃度及び排出量を可能な限り低減する 集じん装置を設置することにより 排ガス中のばいじん及び重金属等の微量物質の濃度及び排出量を可能な限り低減する 上記設備について適切な運転管理及び定期的な点検により性能維持に努める (b) 年平均値の予測予測対象物質は 神戸製鉄所及び神戸発電所 ( 以下 既設設備 という ) 新設発電所の煙突から排出される硫黄酸化物 窒素酸化物及びばいじんとし 予測にあたっては 排ガス中の硫黄酸化物の全量を二酸化硫黄 窒素酸化物の全量を二酸化窒素 ばいじんの全量を浮遊粒子状物質とした なお 浮遊粒子状物質については 大気中においてガス状物質と同じ挙動をするものとした ア. 予測地域 20km 圏内とした イ. 予測地点予測地域内において二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の着地濃度が相対的に高くなると想定される対象事業実施区域を中心とした半径 10kmの範囲内の一般局 ( 以下 代表測定局 という ) 及び大気質の現地調査地点 ( 五毛丸山 ) の 15 局とした ウ. 予測対象時期既設設備及び新設発電所の運転が定常状態となり 二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る環境影響が最大となる時期とした エ. 予測手法既設設備及び新設発電所の煙突からの二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を NOxマニュアル に示すプルーム式 パフ式等により数値計算を行い 将来環境濃度の年平均値を予測した 年平均値の予測の手順は 第 図のとおりである (692)

169 第 図 年平均値の予測手順 事業計画の設定 ( 新設 既設 ) 環境保全措置煙源諸元の設定 排出ガス量( 湿り ) 煙突の実高さ 排出ガス温度 硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん排出量運転計画の設定 気象条件の設定現地調査 ( 気象 ) 地上気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 風向 風速 日射量 放射収支量上層気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 風向 風速 大気安定度 煙突頭頂付近の風向 風速 拡散計算有効煙突高さ 有風時( 風速 2.0m/s 以上 ) CONCAWE 式 弱風時 有風時( 風速 0.5~1.9m/s) Briggs 式とCONCAWE 式の線形内挿 無風時( 風速 0.4m/s 以下 ) Briggs 式とCONCAWE 式の線形内挿拡散計算式 有風時( 風速 1.0m/s 以上 ) プルームの長期平均式 弱風時( 風速 0.5~0.9m/s) 弱風パフ式 無風時( 風速 0.4m/s 以下 ) 簡易パフ式 バックグラウンド濃度の設定文献その他の資料調査及び現地調査 大気質( 代表測定局及び五毛丸山 ) 環境濃度 ( 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質 ) 代表測定局における至近 5 年間 ( 平成 23~27 年度 ) の年平均値の平均値及び五毛丸山の年平均値 拡散パラメータの設定 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の寄与濃度 ( 年平均値 ) 寄与濃度 ( 代表測定局及び五毛丸山 ) 現状( 既設設備 ) 将来( 既設設備 + 新設発電所 ) 将来( 新設発電所 ) 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の寄与濃度 ( 年平均値 ) 寄与濃度コンター図 ( 年平均値 ) 現状( 既設設備 ) 将来( 既設設備 + 新設発電所 ) 将来( 新設発電所 ) 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の将来環境濃度 ( 年平均値 ) 将来寄与濃度 ( 新設発電所 ) + バックグラウンド濃度 ( 環境濃度 ) (693)

170 ( ア ) 計算式 ⅰ. 有効煙突高さ (ⅰ) 有風時 ( 風速 2.0m/s 以上 ) CONCAWE 式で求めた上昇高さを用いた (ⅱ) 弱風時 有風時 ( 風速 0.5~1.9m/s) Briggs 式 ( 風速 0m/s) とCONCAWE 式 ( 風速 2.0m/s) で求めた上昇高さを風速階級 0.5 ~0.9m/sの代表風速 0.7m/s 及び風速階級 1.0~1.9m/sの代表風速 1.5m/sで線形内挿して求めた (ⅲ) 無風時 ( 風速 0.4m/s 以下 ) Briggs 式 ( 風速 0m/s) とCONCAWE 式 ( 風速 2.0m/s) で求めた上昇高さを風速 0.4m/sで線形内挿して求めた H e =H 0 +ΔH CONCAWE 式 2 :ΔH= Q H u Briggs 式 :ΔH=0.979 Q H 4 1 dθ dz 3 8 [ 記号 ] H e : 有効煙突高さ (m) H o : 煙突の実高さ (m) ΔH : 排煙の上昇高さ (m) u : 煙突頭頂付近の風速 (m/s) dθ/dz : 温位傾度 ( 昼間 ;0.002 /m 夜間;0.003 /m) Q H : 排出熱量 (J/s) また Q H =ρ Q C P ΔT ρ :0 における排出ガス密度 ( g/m 3 ) Q : 排出ガス量 ( 湿り )(m 3 N/s) C P : 定圧比熱 (1.0056J/(K g)) ΔT : 排出ガス温度と気温 (15 ) との温度差 ( ) (694)

171 ⅱ. 拡散計算式 有風時 ( 風速 1.0m/s 以上 ) 弱風時 ( 風速 0.5~0.9m/s) 及び無風時 ( 風速 0.4m/s 以 下 ) に区分し 以下の計算式により拡散予測計算を行った (ⅰ) 有風時 ( 風速 1.0m/s 以上 ): プルームの長期平均式 2Q 2 P 1 H e C(R)= 2 2 2π π exp u R σ σ z z 8 (ⅱ) 弱風時 ( 風速 0.5~0.9m/s): 弱風パフ式 C(R)= 2 π Q P 1 π R 2 +(α 2 /γ 2 2 )H e 8 γ u 2 2 H e exp γ 2 R 2 +(α 2 /γ 2 2 )H e (ⅲ) 無風時 ( 風速 0.4m/s 以下 ): 簡易パフ式 2Q P 1 C(R)= 3 α R 2 2 (2π) γ + H e [ 記号 ] C(R) : 煙源から水平距離 Rの地点における地上濃度 (ppm 又はmg/m 3 ) R : 煙源からの風下距離 (m) Q P u H e σ z α γ γ 2 : 汚染物質の排出量 (m 3 N/s 又はkg/s) : 煙突頭頂付近の風速 (m/s) : 有効煙突高さ (m) : 有風時の鉛直方向の拡散パラメータ (m) : 弱風時 無風時の水平方向の拡散パラメータ (m/s) : 弱風時 無風時の鉛直方向の拡散パラメータ (m/s) (ⅳ) 拡散パラメータ有風時の鉛直方向の拡散パラメータは第 表に示すパスキル ギフォード線図の近似関数を 弱風時 無風時の水平方向及び鉛直方向の拡散パラメータは第 表に示すパスキル安定度に対応した弱風時 無風時の拡散パラメータをそれぞれ使用した (695)

172 ( イ ) 予測条件 ⅰ. 煙源の諸元計算に用いた煙源の諸元は 第 表のとおりである (i) 発電所 ( 神戸発電所及び新設発電所 ) の煙源の諸元 現状は平成 28 年度 将来は新設 2 号機稼働後の平成 34 年度とした 排出ガス量は設備能力最大で 200t/hの熱供給を含んだ数値である 硫黄酸化物等の排出量は 100% 負荷及び50% 負荷の排出ガス量と最大排出濃度を用いて設定した 設備の稼働は 神戸発電所( 現状及び将来 ) と新設発電所 ( 将来 ) ともに 年間利用率 80% とした 新設発電所については 通常負荷日(265 日 ) は24 時間 100% 負荷とし 部分負荷日 (34 日 ) は 8 時 ~22 時 100% 負荷 22 時 ~8 時 50% 負荷とした 定期点検等による停止日は1 機当たり66 日とした 神戸発電所については 通常負荷日(291 日 ) は24 時間 100% 負荷とし 定期点検等による停止日は1 機当たり74 日とした (ⅱ) 神戸製鉄所の煙源の諸元 現状は高炉を含む上工程が稼働している平成 28 年度 将来は平成 34 年度とした なお 上工程は平成 29 年 10 月末まで稼働していた 施設の数は 上工程休止に伴い現状は32 施設が将来 18 施設となる 排出量以外の数値は 最小 ~ 最大の範囲で記載した 諸元に用いた数値は 負荷が最大となる値( 電気事業法及び大気汚染防止法の届出値 ) とし 設備の稼働率は現状及び将来ともに 年間 100% とした 第 表 (1) 煙源の諸元 ( 現状 ) 既設設備項目単位神戸発電所神戸製鉄所 1 号機 2 号機種類 筒身集合型煙突地上高 m 6.0~ 排出ガス量湿り 10 3 m 3 N/h 2.5~726 2,420 2,420 温度 36~ 煙突出口ガス速度 m/s 7.7~ 硫黄酸化物排出量 m 3 N/h 窒素酸化物排出量 m 3 N/h ばいじん排出量 kg/h (696)

173 項目 第 表 (2) 煙源の諸元 ( 将来 ) 単位 新設発電所 100% 負荷 50% 負荷 新設 新設 2 号機 1 号機 新設 1 号機 新設 2 号機 既設設備神戸発電所神戸製鉄所 1 号機 2 号機 種類 - 2 筒身集合型 2 筒身集合型 - 2 筒身集合型煙突地上高 m ~ 排出ガス量湿り 10 3 m 3 N/h 2,287 2,287 1,697 1, ~172 2,420 2,420 温度 ~ 煙突出口ガス速度 m/s ~ 硫黄酸化物排出量 m 3 N/h 窒素酸化物排出量 m 3 N/h ばいじん排出量 kg/h 第 表 (3) 発電所 ( 新設発電所及び神戸発電所 ) の最大排出濃度 項目 単位 新設発電所 神戸発電所現状将来 硫黄酸化物 ppm 窒素酸化物 ppm ばいじん mg/m 3 N 注 :1. 窒素酸化物及びばいじんの排出濃度は 乾きガスベースでO 2 濃度 6% 換算値である 2. 窒素酸化物の最大排出濃度は 環境保全協定で定められているボイラーの起動過 程 ( 排煙脱硝装置入口の排ガス温度が 300 以上 ) から適用される数値である 項目 第 表 (4) 煙源の諸元 ( 神戸製鉄所 現状及び将来 ) 施設数 硫黄酸化物排出量 (m 3 N/h) 現状窒素酸化物排出量 (m 3 N/h) ばいじん排出量 (kg/h) 施設数 硫黄酸化物排出量 (m 3 N/h) 将来窒素酸化物排出量 (m 3 N/h) ばいじん排出量 (kg/h) ボイラー 溶鉱炉 乾燥炉 溶解炉 加熱炉 合計 (697)

174 ⅱ. 気象条件等気象条件の設定にあたっては 煙突高さの異なる煙源が複数あることから その煙突高さに応じて 下層 中層 上層に区分し それぞれについて条件を設定した (ⅰ) 風向及び風速各層における代表風は以下のとおりとした 下層 ( 実高 50m 未満の煙突に適応 ) : 地上気象観測 ( 地上 14m) における観測風 中層 ( 実高 50m 以上 100m 未満の煙突に適応 ) : 上層気象観測 ( 地上 150m) における観測風を用いて以下の式で風速補正 U Z =U 0 (Z/Z 0 ) p 記号 U Z U 0 Z : 高度 Z(m) における推計風速 (m/s) : 上層気象観測 ( 地上 150m) における観測風速 (m/s) : 推計高度 (75m) Z 0 : 上層気象観測の風速観測高度 (= 地上 150m) p : 大気安定度によるベキ指数 ( 第 表のとおり ) 第 表 大気安定度別ベキ指数 大気安定度 A~B-C C~D( 昼 ) D( 夜 )~E F~G p 注 :1. 大気安定度は地上気象観測における地上のパスキル安定度である 2. ベキ指数は 対象事業実施区域近傍地点における高層気象観測結果に基づき 地上から 400m ( ボサンケⅠ 式による新設発電所煙突の有効煙突高さ 399m) までの風速分布より設定した 上層 ( 実高 100m 以上の煙突に適応 ) : 上層気象観測 ( 地上 150m) における観測風 なお 風速階級区分は 第 表のとおりとし 弱風時及び有風時の代表風速は各風速区分内の平均風速を用いた 第 表 風速階級区分と代表風速 区分無風時弱風時有風時 ( 単位 :m/s) 風速階級 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 代表風速 下層 中層 上層 注 : 代表風速は 各風速階級区分内の風速値の算術平均値である (ⅱ) 大気安定度地上の大気安定度は 対象事業実施区域近傍における地上気象観測結果から 第 表により分類した大気安定度を用いた 下層 中層及び上層の大気安定度は 第 表に示す地上の大気安定度との関係を用いて設定した (698)

175 第 表 地上の大気安定度分類表 風速 u (m/s) T 0.60 日射量 (T)kW/m 2 放射収支量 (Q)kW/m >T 0.30>T 0.15>T Q - ->Q >Q u<2 A A-B B D D G G 2 u<3 A-B B C D D E F 3 u<4 B B-C C D D D E 4 u<6 C C-D D D D D D 6 u C D D D D D D 発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針 ( 原子力安全委員会 昭和 57 年 ) より作成 第 表 地上の大気安定度との関係 地上の大気安定度 A A-B B B-C C C-D DD DN E F G 下層の大気安定度 A A-B B B-C C C-D D E F G 中層 上層の大気安定度 B B-C C C-D D E F 注 :1.DDは昼間のD DNは夜間のDを示す 2. 昼間及び夜間の時間区分は第 表の注 2のとおりである (699)

176 オ. 予測結果 ( ア ) 二酸化硫黄施設の稼働に伴う二酸化硫黄の地上濃度の年平均値予測結果は第 表 対象事業実施区域周辺における寄与濃度の地上濃度分布は第 図のとおりである 将来 ( 新設発電所 ) の寄与濃度の最大は 兵庫南部局 潮見小学校局 打出浜小学校局及び西宮市役所局の 04ppmであり バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は 灘浜局の ppmである 将来 ( 新設発電所 ) の最大着地濃度は 煙突から北東約 8.2kmで 05ppmである なお 現状 ( 既設設備 ) の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 1.5kmで 41ppmであり 将来 ( 既設設備 + 新設発電所 ) の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 6.1kmで 17ppmである 第 表 (1) 二酸化硫黄年平均値の予測結果 図中番号 測定局名 現状 既設設備 寄与濃度将来既設設備 + 新設発電所 新設発電所 (a) バックグラウンド濃度 (b) ( 単位 :ppm) 将来環境濃度 (a+b) 2 六甲アイランド 灘浜 港島 兵庫南部 潮見小学校 打出浜小学校 西宮市役所 浜甲子園 A 五毛丸山 注 :1. 図中番号の数字は 第 図を参照 2. バックグラウンド濃度は 各代表測定局の平成 23~27 年度における二酸化硫黄濃度の年平均値の 平均値を用いた 五毛丸山は平成 28 年 1 月から 12 月の年平均値とした 3. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運転による影響を含 んだ値である 第 表 (2) 二酸化硫黄年平均値の予測結果 ( 最大着地濃度 ) 寄与濃度 現状将来項目既設設備 + 既設設備新設発電所新設発電所 最大着地濃度 41ppm 17ppm 05ppm 最大着地濃度地点 西南西約 1.5km 西南西約 6.1km 北東約 8.2km 注 : 寄与濃度の最大着地濃度は 着地濃度が最大となる濃度である (700)

177 第 図 (1) 二酸化硫黄の寄与濃度の予測結果 ( 現状 : 既設設備 ) (701)

178 第 図 (2) 二酸化硫黄の寄与濃度の予測結果 ( 将来 : 既設設備 + 新設発電所 ) (702)

179 第 図 (3) 二酸化硫黄の寄与濃度の予測結果 ( 将来 : 新設発電所 ) (703)

180 ( イ ) 二酸化窒素施設の稼働に伴う二酸化窒素の地上濃度の年平均値予測結果は第 表 対象事業実施区域周辺における寄与濃度の地上濃度分布は第 図のとおりである 将来 ( 新設発電所 ) の寄与濃度の最大は 長田局及び朝日ヶ丘小学校局の 08ppmであり バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は 灘浜局の ppmである 将来 ( 新設発電所 ) の最大着地濃度は 煙突から北東約 8.2kmで 08ppmである なお 現状 ( 既設設備 ) の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 1.5kmで ppmであり 将来 ( 既設設備 + 新設発電所 ) の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 2.7kmで 94ppmである 第 表 (1) 二酸化窒素年平均値の予測結果 図中番号 測定局名 現状 既設設備 寄与濃度将来既設設備 + 新設発電所 新設発電所 (a) バックグラウンド濃度 (b) ( 単位 :ppm) 将来環境濃度 (a+b) 1 東灘 六甲アイランド 灘浜 住吉南 港島 灘 兵庫南部 長田 北 潮見小学校 打出浜小学校 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 浜甲子園 A 五毛丸山 注 :1. 図中番号の数字は 第 図を参照 2. バックグラウンド濃度は 各代表測定局の平成 23~27 年度における二酸化窒素濃度の年平均値の 平均値を用いた 兵庫南部局の平成 25 年度は年間の測定時間が 6,000 時間未満であるため 平均 値の算出からは除外した 五毛丸山は平成 28 年 1 月から 12 月の年平均値とした 3. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運転による影響を含 んだ値である 第 表 (2) 二酸化窒素年平均値の予測結果 ( 最大着地濃度 ) 寄与濃度 現状将来項目既設設備 + 既設設備新設発電所新設発電所 最大着地濃度 ppm 94ppm 08ppm 最大着地濃度地点 西南西約 1.5km 西南西約 2.7km 北東約 8.2km 注 : 寄与濃度の最大着地濃度は 着地濃度が最大となる濃度である (704)

181 第 図 (1) 二酸化窒素の寄与濃度の予測結果 ( 現状 : 既設設備 ) (705)

182 第 図 (2) 二酸化窒素の寄与濃度の予測結果 ( 将来 : 既設設備 + 新設発電所 ) (706)

183 第 図 (3) 二酸化窒素の寄与濃度の予測結果 ( 将来 : 新設発電所 ) (707)

184 ( ウ ) 浮遊粒子状物質施設の稼働に伴う浮遊粒子状物質の地上濃度の年平均値予測結果は第 表 対象事業実施区域周辺における寄与濃度の地上濃度分布は第 図のとおりである 将来 ( 新設発電所 ) の寄与濃度の最大は 長田局と朝日ヶ丘小学校局の 020mg/m 3 であり バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は 兵庫南部局の mg/m 3 である 将来 ( 新設発電所 ) の最大着地濃度は 煙突から北東約 8.2kmで 020mg/m 3 である なお 現状 ( 既設設備 ) の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 1.5kmで mg/m 3 であり 将来 ( 既設設備 + 新設発電所 ) の最大着地濃度は煙突から西南西へ約 2.7kmで 58 mg/m 3 である 第 表 (1) 浮遊粒子状物質年平均値の予測結果 図中番号 測定局名 現状 既設設備 寄与濃度将来既設設備 + 新設発電所 新設発電所 (a) バックグラウンド濃度 (b) ( 単位 :mg/m 3 ) 将来環境濃度 (a+b) 1 東灘 六甲アイランド 灘浜 港島 灘 兵庫南部 長田 北 潮見小学校 打出浜小学校 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 浜甲子園 A 五毛丸山 注 :1. 図中番号の数字は 第 図を参照 2. バックグラウンド濃度は 各代表測定局の平成 23~27 年度における浮遊粒子状物質濃度の年平均 値の平均値を用いた 五毛丸山は平成 28 年 1 月から 12 月の年平均値とした 3. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運転による影響を含 んだ値である 第 表 (2) 浮遊粒子状物質年平均値の予測結果 ( 最大着地濃度 ) 寄与濃度 現状将来項目既設設備 + 既設設備新設発電所新設発電所 最大着地濃度 mg/m 3 58mg/m 3 020mg/m 3 最大着地濃度地点 西南西約 1.5km 西南西約 2.7km 北東約 8.2km 注 : 寄与濃度の最大着地濃度は 着地濃度が最大となる濃度である (708)

185 第 図 (1) 浮遊粒子状物質の寄与濃度の予測結果 ( 現状 : 既設設備 ) (709)

186 第 図 (2) 浮遊粒子状物質の寄与濃度の予測結果 ( 将来 : 既設設備 + 新設発電所 ) (710)

187 第 図 (3) 浮遊粒子状物質の寄与濃度の予測結果 ( 将来 : 新設発電所 ) (711)

188 (c) 日平均値の予測日平均値の予測は 新設発電所を対象に 寄与高濃度日と実測高濃度日について行った 予測対象物質は 新設発電所の煙突から排出される硫黄酸化物 窒素酸化物及びばいじんとし 予測にあたっては 排ガス中の硫黄酸化物の全量を二酸化硫黄 窒素酸化物の全量を二酸化窒素 ばいじんの全量を浮遊粒子状物質とした なお 浮遊粒子状物質については 大気中においてガス状物質と同じ挙動をするものとした ア. 予測地域 20km 圏内とした イ. 予測地点予測地域内において二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の着地濃度が相対的に高くなると想定される代表測定局及び五毛丸山の 15 局とした ウ. 予測対象時期新設発電所の運転が定常状態となり 二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る環境影響が最大となる時期とした エ. 予測手法新設発電所の煙突からの二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を NOxマニュアル に示すプルーム式 パフ式等により数値計算を行い 将来環境濃度の日平均値を予測した 日平均値の寄与高濃度日及び実測高濃度日の予測にあたっては 年平均値予測で用いた1 年間の現地気象観測の毎時の実測データ (1 時間値 ) を基に 年間 366 日の日平均値のすべてを計算し 年間の最大値 上位 5 日間の平均値及び測定局の高濃度日における日平均値を求めた 日平均値の予測の手順は 第 図のとおりである (712)

189 第 図 日平均値の予測手順 事業計画の設定 ( 新設 ) 年平均値と同様 気象条件の設定 年平均値と同様 拡散計算年平均値と同様 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の寄与濃度 ( 年間 366 日における日平均値 ) バックグラウンド濃度の設定 < 寄与高濃度日 > 寄与高濃度日の抽出日平均値最大値 上位 5 日間の平均バックグラウンド濃度の設定文献その他の資料調査及び現地調査 大気質( 代表測定局及び五毛丸山 ) 文献その他の資料調査及び現地調査 大気質( 代表測定局及び五毛丸山 ) 環境濃度 ( 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質 ) 代表測定局及び五毛丸山における日平均値の最高値 ( 平成 28 年 1 月 ~ 平成 28 年 12 月 ) 環境濃度( 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質 ) 平成 23~27 年度の代表測定局における日平均値の年間 98% 値又は日平均値の2% 除外値の平均値五毛丸山における日平均値の年間 98% 値又は日平均値の2% 除外値 ( 平成 28 年 1 月 ~ 平成 28 年 12 月 ) < 実測高濃度日 > 実測高濃度日の抽出代表測定局及び五毛丸山で日平均値の最高値が測定された日の寄与濃度の日平均値 < 寄与高濃度日 > 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の将来環境濃度 ( 日平均値 ) 将来寄与濃度 ( 新設発電所 ) + バックグラウンド濃度 ( 環境濃度 ) < 実測高濃度日 > 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の将来環境濃度 ( 日平均値 ) 将来寄与濃度 ( 新設発電所 ) + バックグラウンド濃度 ( 環境濃度 ) (713)

190 ( ア ) 計算式 (b) 年平均値の予測 と同じ計算式とした ( イ ) 予測条件 (b) 年平均値の予測 と同じ予測条件とした オ. 予測結果 施設の稼働に伴う排ガスの寄与高濃度日及び実測高濃度日の日平均値の予測結果は 以下の とおりである ( ア ) 寄与高濃度日 ⅰ. 二酸化硫黄代表測定局及び五毛丸山における予測結果は 第 表のとおりである 将来寄与濃度の日平均値最大値は 兵庫南部局の 31ppmであり 上位 5 日間の平均値の最大は兵庫南部局の 23ppmである また バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は 港島局の ppmである 第 表 二酸化硫黄日平均値 ( 寄与高濃度日 ) の予測結果 ( 単位 :ppm) 将来寄与濃度バック将来図中日平均値上位 5 日間測定局名グラウンド濃度環境濃度番号最大値の平均値 六甲アイランド 灘浜 港島 兵庫南部 潮見小学校 打出浜小学校 西宮市役所 浜甲子園 A 五毛丸山 注 :1. 図中番号の数字は 第 図を参照 2. バックグラウンド濃度は 各代表測定局の平成 23~27 年度における日平均値の2% 除外値の平均 値を用いた 五毛丸山は平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日の日平均値の2% 除外値とした 3. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運転による影響を含 んだ値である (714)

191 ⅱ. 二酸化窒素代表測定局及び五毛丸山における予測結果は 第 表のとおりである 将来寄与濃度の日平均値最大値は 兵庫南部局の 51ppmであり 上位 5 日間の平均値の最大は兵庫南部局及び北局の 38ppmである また バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は 灘浜局の ppmである 第 表 二酸化窒素日平均値 ( 寄与高濃度日 ) の予測結果 ( 単位 :ppm) 将来寄与濃度バック将来図中日平均値上位 5 日間測定局名グラウンド濃度環境濃度番号最大値の平均値 東灘 六甲アイランド 灘浜 住吉南 港島 灘 兵庫南部 長田 北 潮見小学校 打出浜小学校 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 浜甲子園 A 五毛丸山 注 :1. 図中番号の数字は 第 図を参照 2. バックグラウンド濃度は 各代表測定局の平成 23~27 年度における日平均値の年 間 98% 値の平均値を用いた 兵庫南部局の平成 25 年度は年間の測定時間が 6,000 時間未満であるため 平均値の算出からは除いた 五毛丸山は平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日の日平均値の年間 98% 値とした 3. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運転に よる影響を含んだ値である 4. 北局は平成 28 年 3 月に西南西約 1.1kmの地点に移転し 同年 4 月より南五葉局と して測定を行っているが 寄与濃度は北局として統一した (715)

192 ⅲ. 浮遊粒子状物質代表測定局及び五毛丸山における予測結果は 第 表のとおりである 将来寄与濃度の日平均値最大値は 兵庫南部局の 13mg/m 3 であり 上位 5 日間の平均値の最大も兵庫南部局の 10mg/m 3 である また バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は 港島局の mg/m 3 である 第 表 浮遊粒子状物質日平均値 ( 寄与高濃度日 ) の予測結果 ( 単位 :mg/m 3 ) 将来寄与濃度バック将来図中日平均値上位 5 日間測定局名グラウンド濃度環境濃度番号最大値の平均値 東灘 六甲アイランド 灘浜 港島 灘 兵庫南部 長田 北 潮見小学校 打出浜小学校 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 浜甲子園 A 五毛丸山 注 :1. 図中番号の数字は 第 図を参照 2. バックグラウンド濃度は 各代表測定局の平成 23~27 年度における日平均値の 2% 除外値の平均値を用いた 五毛丸山は平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日の日平 均値の2% 除外値とした 3. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運転に よる影響を含んだ値である 4. 北局は平成 28 年 3 月に西南西約 1.1kmの地点に移転し 同年 4 月より南五葉局と して測定を行っているが 寄与濃度は北局として統一した (716)

193 ( イ ) 実測高濃度日 ⅰ. 二酸化硫黄代表測定局及び五毛丸山において高濃度 ( 日平均値 ) が観測された日の気象条件での予測結果は 第 表のとおりである 将来寄与濃度の最大は 灘浜局の 12ppmであり バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は 六甲アイランド局の ppmである 第 表 二酸化硫黄日平均値 ( 実測高濃度日 ) の予測結果 ( 単位 :ppm) バック将来図中将来寄与濃度測定局名グラウンド濃度環境濃度番号 六甲アイランド 灘浜 港島 兵庫南部 潮見小学校 打出浜小学校 西宮市役所 浜甲子園 A 五毛丸山 注 :1. 図中番号の数字は 第 図を参照 2. 各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日は 平成 28 年 1 月 1 日 ~ 平成 28 年 12 月 31 日の日平均値の最高値が出現した日である 3. 将来寄与濃度は 各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日における気象条件 を用いて予測した値である 4. バックグラウンド濃度は 各代表測定局及び五毛丸山における平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日の日平均値の最大値を用いた 5. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運 転による影響を含んだ値である (717)

194 ⅱ. 二酸化窒素代表測定局及び五毛丸山において高濃度 ( 日平均値 ) が観測された日の気象条件での予測結果は 第 表のとおりである 将来寄与濃度の最大は 長田局の 19ppmであり バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は 灘浜局の ppmである 第 表 二酸化窒素日平均値 ( 実測高濃度日 ) の予測結果 ( 単位 :ppm) バック将来図中将来寄与濃度測定局名グラウンド濃度環境濃度番号 東灘 六甲アイランド 灘浜 住吉南 港島 灘 兵庫南部 長田 北 潮見小学校 打出浜小学校 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 浜甲子園 A 五毛丸山 注 :1. 図中番号の数字は 第 図を参照 2. 各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日は 平成 28 年 1 月 1 日 ~ 平成 28 年 12 月 31 日の日平均値の最高値が出現した日である 3. 将来寄与濃度は 各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日における気象条件 を用いて予測した値である 4. バックグラウンド濃度は 各代表測定局及び五毛丸山における平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日の日平均値の最大値を用いた 5. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運 転による影響を含んだ値である 6. 北局は平成 28 年 3 月に西南西約 1.1kmの地点に移転し 同年 4 月より南五葉局 として測定を行っているが 寄与濃度は北局として統一した (718)

195 ⅲ. 浮遊粒子状物質代表測定局及び五毛丸山における高濃度 ( 日平均値 ) が観測された日の気象条件での予測結果は 第 表のとおりである 将来寄与濃度の最大は 港島局及び五毛丸山の 03mg/m 3 であり バックグラウンド濃度を含む将来環境濃度の最大は 港島局の mg/m 3 である 第 表 浮遊粒子状物質日平均値 ( 実測高濃度日 ) の予測結果 ( 単位 :mg/m 3 ) バック将来図中将来寄与濃度測定局名グラウンド濃度環境濃度番号 東灘 六甲アイランド 灘浜 港島 灘 兵庫南部 長田 北 潮見小学校 打出浜小学校 朝日ヶ丘小学校 西宮市役所 浜甲子園 A 五毛丸山 注 :1. 図中番号の数字は 第 図を参照 2. 各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日は 平成 28 年 1 月 1 日 ~ 平成 28 年 12 月 31 日の日平均値の最高値が出現した日である 3. 将来寄与濃度は 各代表測定局及び五毛丸山の実測高濃度日における気象条件を用いて予測した値である 4. バックグラウンド濃度は 各代表測定局及び五毛丸山における平成 28 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日の日平均値の最大値を用いた なお 神戸において黄砂が観測された日は対象から除外した 5. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運転による影響を含んだ値である 6. 北局は平成 28 年 3 月に西南西約 1.1km の地点に移転し 同年 4 月より南五葉局として測定を行っているが 寄与濃度は北局として統一した (719)

196 (d) 特殊気象条件下の予測気象条件により新設発電所の排煙の着地濃度が相対的に高くなるとされる逆転層形成時 煙突ダウンウォッシュ発生時 建物ダウンウォッシュ発生時及び内部境界層によるフュミゲーション発生時について 煙突風下軸上における1 時間値の着地濃度を予測した 予測対象物質は 新設発電所の煙突から排出される硫黄酸化物 窒素酸化物及びばいじんとし 予測にあたっては 排ガス中の硫黄酸化物の全量を二酸化硫黄 窒素酸化物の全量を二酸化窒素 ばいじんの全量を浮遊粒子状物質とした なお 浮遊粒子状物質については 大気中においてガス状物質と同じ挙動をするものとした ア. 逆転層形成時煙突上部に逆転層がある場合は 排煙が逆転層を突き抜けずに 逆転層より上方への拡散が妨げられ 蓋 ( リッド ) があるような状態となり高濃度となることがある この上層逆転層形成時における1 時間値を予測した 上層逆転層形成時の概念図は 第 図のとおりである 第 図 上層逆転層形成時の概念図 温度の高度変化 逆転層 反射 煙突 発電所に係る環境影響評価の手引 ( 経済産業省商務流通保安グループ電力安全課 平成 29 年 ) より作成 ( ア ) 予測地域 20km 圏内とした ( イ ) 予測地点風下軸上における1 時間値着地濃度の最大地点とした ( ウ ) 予測対象時期新設発電所の運転が定常状態となり 二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る環境影響が最大となる時期とした ( エ ) 予測手法逆転層形成時の特殊気象条件下で発生する新設発電所の煙突からの二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を 最大連続負荷時において NOxマニュアル 等に示す方法により数値計算を行い 将来環境濃度の1 時間値を予測した 逆転層形成時における予測の手順は 第 図のとおりである (720)

197 第 図 逆転層形成時の予測手順 事業計画環境保全措置煙源諸元の設定 排出ガス量 煙突の実高さ 排出ガス温度 硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん排出量運転計画の設定 気象条件の設定現地調査 ( 気象 ) 地上気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 風速 日射量 放射収支量高層気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 風向 風速(150m) 気温( 地上 ~1,500m) 大気安定度 煙突頭頂部の風 逆転層出現頻度 逆転層突き抜け判定 接地逆転層突き抜け判定 上層逆転層突き抜け判定 逆転層を突き抜けない 逆転層を突き抜ける 拡散計算有効煙突高さ 有風時( 風速 2.0m/s 以上 ) CONCAWE 式 有風時( 風速 0.5~1.9m/s) Briggs 式とCONCAWE 式の線形内挿 無風時( 風速 0.4m/s 以下 ) Briggs 式とCONCAWE 式の線形内挿 拡散計算式 有風時( 風速 0.5m/s 以上 ) 混合層高度を考慮したプルーム式 無風時( 風速 0.4m/s 以下 ) 混合層高度を考慮した無風パフ式拡散パラメータの設定 バックグラウンド濃度の設定 文献その他の資料調査及び現地調査 大気質( 代表測定局及び五毛丸山 ) 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の寄与濃度 (1 時間値 ) 寄与濃度 将来( 新設発電所 ) 環境濃度 ( 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質 ) 逆転層形成時に最大着地濃度が出現した日時における代表測定局及び五毛丸山の1 時間値の最大値 ( 平成 28 年 1 月 ~ 平成 28 年 12 月 ) 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の将来環境濃度 (1 時間値 ) 将来寄与濃度 ( 新設発電所 ) + バックグラウンド濃度 ( 環境濃度 ) (721)

198 ⅰ. 計算式 (ⅰ) 有効煙突高さ無風時 ( 風速 0.4m/s 以下 ) 及び有風時 ( 風速 0.5~1.9m/s) の排煙上昇高さは (b) 年平均値の予測エ. 予測手法 ( ア ) 計算式 と同様に Briggs 式 ( 風速 0m/s) と CONCAWE 式 ( 風速 2.0m/s) で求めた上昇高さを 無風時は風速 0.4m/sで 有風時は煙突頭頂部における風速で線形内挿して求めた 有風時 ( 風速 2.0m/s 以上 ) の排煙上昇高さは (b) 年平均値の予測 と同様の CONCAWE 式で求めた (ⅱ) 拡散計算式逆転層形成時の拡散式は 混合層高度を考慮した以下に示すプルーム式及び無風パフ式とした ⅰ) 有風時 ( 風速 0.5m/s 以上 ) プルーム式 C(x)= Q p 2π σ y σ z u 3 Σ n=-3 exp - (2nL-H e) 2 2σ z 2 +exp - (2nL+H e) 2 2σ z ⅱ) 無風時 ( 風速 0.4m/s 以下 ) 無風パフ式 C(x)= Q p (2π) 3/2 γ 3 1 Σ n=-3 α 2 x 2 + (2n L+H e ) 2 γ α 2 x 2 + (2n L-H e ) 2 γ 2 [ 記号 ] C(x) : 風下距離 x(m) における地上濃度 (ppm 又はmg/m 3 ) x : 発生源からの風下距離 (m) Q p : 汚染物質の排出量 (m 3 N/s 又はkg/s) u : 煙突頭頂付近の風速 (m/s) H e : 有効煙突高さ (m) σ y : 有風時の水平方向の拡散パラメータ (m) σ z : 有風時の鉛直方向の拡散パラメータ (m) L : 逆転層の下端高度 (m) α : 無風時の水平方向の拡散パラメータ (m/s) γ : 無風時の鉛直方向の拡散パラメータ (m/s) (722)

199 (ⅲ) 逆転層の突き抜け判定 ⅰ) 接地逆転層の突き抜け判定浮力を持つ煙流が接地逆転層を突き抜けるか否かについては 次の式で計算される高さ (ΔH) が その逆転層の上限よりも高いとき その煙流は突き抜けるものとした ΔH=2.9 F 1/3 us ( 有風時 :u 0.5m/s) ΔH=5.0F 1/4 S -3/8 ( 無風時 :u<0.5m/s) ⅱ) 上層逆転層の突き抜け判定浮力を持つ煙流が上層逆転層を突き抜けるか否かについては 以下の式を満たすときに突き抜けるものとした Z F 1/2 ub 1 ( 有風時 :u 0.5m/s) Z 1 4F 0.4 b ( 無風時 :u<0.5m/s) ΔH : 排ガスの上昇高さ (m) Z 1 : 貫通される上層逆転層の煙突上の高さ (m) b 1 : 逆転パラメータ =gδt/t (m/s 2 ) S g dθ : 安定度パラメータ = T dz (s -2 ) F : 浮力フラックス パラメータ (m 4 /s 3 ) F= g Q H π C P ρ T = Q H g : 重力加速度 (m/s 2 ) T : 環境大気の平均絶対温度 (K) ΔT : 上層逆転層の下端と上端の温度差 (K) u : 煙突頭頂付近の風速 (m/s) Q H : 煙突排出ガスによる排出熱量 (J/s) C p : 定圧比熱 (=1.0056J/(K g)) ρ : 環境大気の平均密度 (g/m 3 ) dθ dz : 温位勾配 ( /m) (723)

200 (ⅳ) 拡散パラメータ有風時の鉛直方向及び水平方向の拡散パラメータは第 表 第 表に示すパスキル ギフォード線図の近似関数を 無風時の水平方向及び鉛直方向の拡散パラメータは第 表に示すパスキル安定度に対応した無風時の拡散パラメータをそれぞれ使用した また 有風時の水平方向の拡散パラメータσ y は 以下のとおり 評価時間に応じた修正をして用いた σ y =σ yp 0.2 t t p [ 記号 ] σ y : 評価時間で補正した水平方向の拡散幅 (m) σ yp : パスキル ギフォード線図による水平方向の拡散パラメータ (m) t : 評価時間 (=60 分 ) t p : パスキル ギフォード線図の評価時間 (=3 分 ) ⅱ. 予測条件 (ⅰ) 煙源の諸元計算に用いた煙源の諸元は 第 表のとおりとし ばい煙の排出量が最大となる条件を適用した 第 表 煙源の諸元 項目 単位 新設 1 号機 新設 2 号機 煙突 種類 - 2 筒身集合型地上高 m 150 排出ガス量 湿り 10 3 m 3 N/h 2,287 2,287 煙突出口ガス 温度 速度 m/s 硫黄酸化物 排出濃度 ppm 排出量 m 3 N/h 窒素酸化物 排出濃度 ppm 排出量 m 3 N/h ばいじん 排出濃度 mg/m 3 N 5 5 排出量 kg/h 注 :1. 排出ガス量は 設備能力最大であり 200t/hの熱供給を含んだ数値である 2. 窒素酸化物及びばいじんの排出濃度は 乾きガスベースでO 2 濃度 6% 換算値で ある 3. 各排出濃度は 最大排出濃度を示す また 窒素酸化物の最大排出濃度は 環境 保全協定で定められているボイラーの起動過程 ( 排煙脱硝装置入口の排ガス温度 が 300 以上 ) から適用される数値である (724)

201 (ⅱ) 逆転層突き抜け状況高層気象観測期間中 ( 各季 7 日 1.5 時間毎 計 448 回観測 ) の逆転層形成時について NOxマニュアル に示される方法により 逆転層突き抜け判定を行った結果は 第 表のとおりである 第 表 逆転層の突き抜け状況 区分 出現回数 ( 回 ) 出現頻度 (%) 逆転層なし 接地逆転層 突き抜ける 突き抜けない 突き抜ける 上層逆転層 H e >L 突き抜けない H e L 合計 注 :1. 逆転層の区分は次のとおりとした 接地逆転層 : 逆転層の下端高度が煙突高度 (150m) 以下のもの 上層逆転層 : 逆転層の下端高度が煙突高度 (150m) より高いもの 2.H e は有効煙突高さ Lは逆転層の下端高度を示す 3. 予測は 高層気象観測結果から判定した上層逆転層形成時のうち 煙流 が上層逆転層を突き抜けず かつ有効煙突高さが逆転層下端より低い場 合について行う (ⅲ) 気象条件風向及び風速は 逆転層形成時の高層気象観測結果 ( 高度 150m) を用い 大気安定度は逆転層形成時の地上の大気安定度を第 表に基づいて上層の大気安定度に置き換えて用いた (725)

202 ( オ ) 予測結果 逆転層形成時の影響について 着地濃度が最大となった時刻の予測結果は 第 表のとおりである 1 時間値の最大着地濃度は 風向が東北東 (ENE) 風速が 6.5m/s 上層の大気安定 度 C-D の条件で 煙突から 10.4km の地点において 二酸化硫黄は ppm 二酸化窒素 は ppm 浮遊粒子状物質は 6mg/m 3 である また バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 二酸化硫黄は ppm 二酸化 窒素は ppm 浮遊粒子状物質は mg/m 3 である 第 表 (1) 逆転層形成時の予測結果 ( 最大着地濃度及び出現距離 ) 項目 単位 逆転層形成時 風向 16 方位 ENE 風速 m/s 6.5 上層の大気安定度 - C-D 逆転層下端高度 m 400 有効煙突高さ m 384 二酸化硫黄 ppm 最大着地二酸化窒素 ppm 濃度浮遊粒子状物質 mg/m 3 6 最大着地濃度出現距離 km 10.4 予測項目 第 表 (2) 逆転層形成時の予測結果 ( 将来環境濃度 ) 単位 将来寄与濃度バックグラウンド将来環境濃度 ( 最大着地濃度 ) 濃度 二酸化硫黄 ppm 二酸化窒素 ppm 浮遊粒子状物質 mg/m 注 :1. バックグラウンド濃度は 最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び五毛丸山の最大値を用いた 二酸化硫黄 : 平成 28 年 7 月 23 日 6 時 ( 兵庫南部局 西宮市役所局 五毛丸山 ) 二酸化窒素 : 平成 28 年 7 月 23 日 6 時 ( 長田局 ) 浮遊粒子状物質 : 平成 28 年 7 月 23 日 6 時 ( 潮見小学校局 ) 2. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運転による影響を含んだ値である (726)

203 イ. 煙突ダウンウォッシュ発生時強風時には 煙突から出た排出ガスは煙突自体の背後にできる空気の巻き込み渦の中に取り込まれ 煙が地上付近に到達することにより 地上で高濃度が発生することがある この煙突ダウンウォッシュ発生時の影響について予測を行った なお 煙突ダウンウォッシュは 一般に風速が排出ガス速度の 2/3 倍以上において生じるといわれている 煙突ダウンウォッシュの概念図は第 図のとおりである 第 図 煙突ダウンウォッシュの概念図 煙突 建屋 発電所に係る環境影響評価の手引 ( 経済産業省商務流通保安グループ電力安全課 平成 29 年 ) より作成 ( ア ) 予測地域 20km 圏内とした ( イ ) 予測地点風下軸上における1 時間値着地濃度の最大地点とした ( ウ ) 予測対象時期新設発電所の運転が定常状態となり 二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る環境影響が最大となる時期とした ( エ ) 予測手法煙突ダウンウォッシュ発生時の特殊気象条件下で発生する新設発電所の煙突からの二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を 最大連続負荷時において NOxマニュアル 等に示す方法により煙突ダウンウォッシュの発生について検討し 発生時における数値計算を行い 将来環境濃度の1 時間値を予測した 煙突ダウンウォッシュ発生時における予測の手順は第 図のとおりである (727)

204 第 図 煙突ダウンウォッシュ時の予測手順 事業計画環境保全措置 現地調査 ( 気象 ) 気象条件の設定 煙源諸元の設定 排出ガス量 煙突の実高さ 排出ガス温度 煙突内径 排出ガス速度 硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん排出量運転計画の設定 地上気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 風速 日射量 放射収支量上層気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 風向 風速(150m) 大気安定度 煙突頭頂部の風 煙突頭頂部付近の風速 排出ガス速度の 2/3 倍以上 YES 煙突ダウンウォッシュが発生する NO 煙突ダウンウォッシュは発生しない 拡散計算有効煙突高さ Briggs( ダウンウォッシュ ) 式 拡散計算式 プルーム式 拡散パラメータの設定 バックグラウンド濃度の設定 文献その他の資料調査及び現地調査 大気質( 代表測定局及び五毛丸山 ) 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の寄与濃度 (1 時間値 ) 寄与濃度 将来( 新設発電所 ) 環境濃度 ( 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質 ) 煙突ダウンウォッシュ発生時に最大着地濃度が出現した日時における代表測定局及び五毛丸山の1 時間値の最大値 ( 平成 28 年 1 月 ~ 平成 28 年 12 月 ) 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の将来環境濃度 (1 時間値 ) 将来寄与濃度 ( 新設発電所 ) + バックグラウンド濃度 ( 環境濃度 ) (728)

205 ⅰ. 計算式 (ⅰ) 有効煙突高さ Briggs( ダウンウォッシュ ) 式 H e =H 0 +ΔH ΔH=2 V s -1.5 D u [ 記号 ] H e : 有効煙突高さ (m) H o : 煙突の実高さ (m) ΔH : 排煙の上昇高さ (m) V s : 排出ガス速度 (m/s) u : 煙突頭頂付近の風速 (m/s) D : 煙突頭頂部等価口径 (m) (ⅱ) 拡散計算式以下に示すプルーム式を用いた C(x)= Q p π σ y σ z u H e 2 exp σ z 2 [ 記号 ] C(x) : 煙源からの風下距離 xにおける地上濃度 (ppm 又はmg/m 3 ) x : 煙源から計算点までの風下距離 (m) Q p u H e σ y σ z : 汚染物質の排出量 (m 3 N/s 又はkg/s) : 煙突頭頂付近の風速 (m/s) : 有効煙突高さ (m) : 有風時の水平方向の拡散パラメータ (m) : 有風時の鉛直方向の拡散パラメータ (m) (ⅲ) 拡散パラメータ ア. 逆転層形成時 と同じ拡散パラメータとした (729)

206 ⅱ. 予測条件 (ⅰ) 煙源の諸元 計算に用いた煙源の諸元は 第 表のとおりである (ⅱ) 気象条件風向 風速及び大気安定度は (b) 年平均値の予測 で用いた1 年間の毎時のデータとした Briggs( ダウンウォッシュ ) 式では 煙突ダウンウォッシュが発生する風速は排ガス速度の 2/3 以上が条件となることから 煙突頭頂部の風速が 21.1m/s 以上の時刻を対象とした ( オ ) 予測結果煙突ダウンウォッシュ発生時の影響について 着地濃度が最大となった時刻の予測結果は 第 表のとおりである 1 時間値の最大着地濃度は 風向が北北東 (NNE) 風速が 23.4m/s 上層の大気安定度 C-Dの条件で 煙突から 2.9kmの地点において二酸化硫黄は ppm 二酸化窒素は ppm 浮遊粒子状物質は 7mg/m 3 である また バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 二酸化硫黄は ppm 二酸化窒素は ppm 浮遊粒子状物質は mg/m 3 である 第 表 (1) 煙突ダウンウォッシュ発生時の予測結果 ( 最大着地濃度及び出現距離 ) 項目 単位 煙突ダウンウォッシュ発生時 風向 16 方位 NNE 風速 m/s 23.4 上層の大気安定度 - C-D 有効煙突高さ m 二酸化硫黄 ppm 最大着地二酸化窒素 ppm 濃度浮遊粒子状物質 mg/m 3 7 最大着地濃度出現距離 km (730)

207 第 表 (2) 煙突ダウンウォッシュ発生時の予測結果 ( 将来環境濃度 ) 将来寄与濃度バックグラウンド予測項目単位 ( 最大着地濃度 ) 濃度 将来環境濃度 二酸化硫黄 ppm 二酸化窒素 ppm 浮遊粒子状物質 mg/m 注 :1. バックグラウンド濃度は 最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び五毛丸山の最大値を用いた 二酸化硫黄 : 平成 28 年 9 月 20 日 14 時 ( 五毛丸山 ) 二酸化窒素 : 平成 28 年 9 月 20 日 14 時 ( 六甲アイランド局 ) 浮遊粒子状物質 : 平成 28 年 9 月 20 日 14 時 ( 打出浜小学校局 ) 2. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運転による影響を含んだ値である (731)

208 ウ. 建物ダウンウォッシュ発生時強風時には 近隣の建物の影響により煙突から出た排出ガスは建物の風下方向にできる空気の巻き込み渦の中に取り込まれ 煙が地上付近に到達することにより 地上で高濃度が発生することがある 建物ダウンウォッシュは 一般に煙突実高さの 1/2.5 よりも高い建物が煙突周辺に位置する場合において生じるといわれている 本事業では 高さ 60m( 煙突実高さ /2.5) 以上の建物が対象になるため この条件に該当するボイラー ( 建物高さ約 m) 屋内式貯炭場( 建物高さ約 62m) を対象として建物ダウンウォッシュ発生時の影響について予測を行った 建物ダウンウォッシュの概念図は第 図のとおりである 第 図 建物ダウンウォッシュの概念図 煙突 建屋 ( ア ) 予測地域 20km 圏内とした 発電所に係る環境影響評価の手引 ( 経済産業省商務流通保安グループ電力安全課 平成 29 年 ) より作成 ( イ ) 予測地点風下軸上における1 時間値着地濃度の最大地点とした ( ウ ) 予測対象時期新設発電所の運転が定常状態となり 二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る環境影響が最大となる時期とした ( エ ) 予測手法建物ダウンウォッシュ発生時の特殊気象条件下で発生する新設発電所の煙突からの二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を 最大連続負荷時において 米国環境保護庁 (EPA) のISC-PRIME モデル ( Industrial Source Complex Plume Rise Model Enhancements) により建物ダウンウォッシュの発生について検討し 発生時における数値計算を行い 将来環境濃度の1 時間値を予測した 建物ダウンウォッシュ発生時における予測の手順は第 図のとおりである (732)

209 第 図 建物ダウンウォッシュ時の予測手順 事業計画 気象条件の設定 環境保全措置 現地調査 ( 気象 ) 煙源諸元の設定 排出ガス量 煙突の実高さ 排出ガス温度 煙突等価口径 硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん排出量運転計画の設定 建物配置の設定 ( 煙突周辺 ) 建物の高さ 建物の奥行き 建物の幅 地上気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 風速 日射量 放射収支量上層気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 風向 風速(150m) 大気安定度 煙突頭頂部の風 周辺建物における影響風向判定建物の高さと建物の風向方向投影幅の小さい方をLとする 煙突と近接する建物間の距離が 風下方向にLの5 倍以内 または風上方向にLの2 倍の範囲であり かつ 煙突高さが ( 近接する建物の高さ+Lの 1.5 倍 ) より低い NO YES 建物ダウンウォッシュが発生する 建物ダウンウォッシュは発生しない 拡散計算 拡散計算式 ISC-PRIMEモデル 拡散パラメータの設定 バックグラウンド濃度の設定 文献その他の資料調査及び現地調査 大気質( 代表測定局及び五毛丸山 ) 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の寄与濃度 (1 時間値 ) 寄与濃度 将来( 新設発電所 ) 環境濃度 ( 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質 ) 建物ダウンウォッシュ発生時に最大着地濃度が出現した日時における代表測定局及び五毛丸山の1 時間値の最大値 ( 平成 28 年 1 月 ~ 平成 28 年 12 月 ) 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の将来環境濃度 (1 時間値 ) 将来寄与濃度 ( 新設発電所 ) + バックグラウンド濃度 ( 環境濃度 ) (733)

210 ⅰ. 計算式 C(x,y)=C N (L B x b <L B +0.85L R ) C(x,y)=λ C N +(1-λ) C F (L B +0.85L R x b <L B +L R ) C(x,y)=C P +λ C N +(1-λ) C F (L B +L R x b <L B +1.15L R ) C(x,y)=C P +C F (L B +1.15L R x b ) λ= L B+1.15L R -x b 0.3L R C N = B f Q P K exp u H H c W B y σ yc 2 f Q P K exp - 1 y 2 σ yc C F = π u σ zc σ yc 2 (1-f) Q P K exp C P = H e σ z 2 π u σ z σ y 1 exp - 2 y σ y 2 [ 記号 ] C(x,y): 地点 (x,y) における地上濃度 (ppm 又はmg/m 3 ) C N C F C P x y x Badj :near wake 領域において取り込まれたプルームによるnear wake 内の濃度 (ppm 又はmg/m 3 ) :near wake 領域において取り込まれたプルームによるfar wake 内の寄与濃度 (ppm 又はmg/m 3 ) :near wake 領域において取り込まれた分を除くプルームによるfar wake 内の寄与濃度 (ppm 又はmg/m 3 ) : 煙源から風向に沿った風下距離 (m) : 風向に直角な水平距離 (m) : 煙源から建物までの風向に沿った風下距離 (m) x b : 建物から風向に沿った風下距離 (m)(=x-x Badj ) Q P : 汚染物質の排出量 (m 3 N/s 又は kg/s) K : 単位換算係数 (= ) H e u u H σ y σ z σ yc σ zc B L B W B : 有効煙突高さ (m) : 煙突頭頂部付近の風速 (m/s) : 建物頂部の風速 (m/s) : 煙突排煙の水平方向の拡散パラメータ (m) : 煙突排煙の鉛直方向の拡散パラメータ (m) : 仮想排出源の水平方向の拡散パラメータ (m) : 仮想排出源の鉛直方向の拡散パラメータ (m) :near wake 内の濃度の再循環係数 (=3) : 風向に沿った建物の奥行き (m) : 風向に直角する建物の幅 (m) W B :H B /3 W B 3H B で抑えた値 H B L R H c f : 建物の高さ (m) :near wake 領域の奥行きの長さ (m) :near wake 領域の高さ (m) :near wake 領域に取り込まれたプルームの割合 (734)

211 ISC-PRIME モデルの拡散パラメータは パスキル ギフォード線図に基づき A~F の 6 階級の大気安定度ごとに風下距離の関数として与えられるものを使用した なお ISC- PRIMEモデルではB-C C-Dはないので B-CはB C-DはCとした ⅱ. 予測条件 (ⅰ) 煙源の諸元計算に用いた煙源の諸元は 第 表のとおりである (ⅱ) 建物等の諸元煙突周辺の高さ 60m( 煙突高さ 150mの 1/2.5) 以上の建物が 建物ダウンウォッシュの予測対象になるため この条件に該当するボイラー 1( 建物高さ約 81m) ボイラー 2( 建物高さ約 72m) ボイラー 3 4( 建物高さ約 75m) 屋内式貯炭場( 建物高さ約 62m) を対象として建物ダウンウォッシュ発生時の影響について予測を行った 建物等の諸元は第 表 建物等の配置は第 図のとおりである 第 表 煙突周辺の建物等の諸元 図中番号 建物等の名称 寸法 1 ボイラー 1 約 56 約 54 高さ約 81m 2 ボイラー 2 約 58 約 57 高さ約 72m 3 ボイラー 3 約 56 約 47 高さ約 75m 4 ボイラー 4 約 56 約 47 高さ約 75m 5 屋内式貯炭場 約 111 約 211 高さ約 62m 注 : 図中番号は 第 図を参照 (735)

212 第 図 煙突周辺の主な建物の配置 図中番号建物等の名称 1 ボイラー 1 2 ボイラー 2 3 ボイラー 3 4 ボイラー 4 5 屋内式貯炭場 (ⅲ) 気象条件風向 風速及び大気安定度は (b) 年平均値の予測 で用いた1 年間の毎時のデータとした (736)

213 ( オ ) 予測結果 建物ダウンウォッシュ発生時の影響について 着地濃度が最大となった時刻の予測結果は 第 表のとおりである 1 時間値の最大着地濃度は 風向が北 (N) 風速が 5.9m/s 上層の大気安定度 B-C の条件で 煙突から 0.7km の地点において二酸化硫黄は ppm 二酸化窒素は ppm 浮遊粒子状物質は mg/m 3 である また バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 二酸化硫黄は ppm 二酸化 窒素は ppm 浮遊粒子状物質は mg/m 3 である 第 表 (1) 建物ダウンウォッシュ発生時の予測結果 ( 最大着地濃度及び出現距離 ) 項目 単位 建物ダウンウォッシュ発生時 風向 16 方位 N 風速 m/s 5.9 上層の大気安定度 - B-C 二酸化硫黄 ppm 最大着地二酸化窒素 ppm 濃度浮遊粒子状物質 mg/m 最大着地濃度出現距離 km 0.7 第 表 (2) 建物ダウンウォッシュ発生時の予測結果 ( 将来環境濃度 ) 将来寄与濃度バックグラウンド予測項目単位 ( 最大着地濃度 ) 濃度 将来環境濃度 二酸化硫黄 ppm 二酸化窒素 ppm 浮遊粒子状物質 mg/m 注 :1. バックグラウンド濃度は 最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び五毛丸山の最大値を用いた 二酸化硫黄 : 平成 28 年 3 月 21 日 10 時 ( 西宮市役所局 浜甲子園局 五毛丸山 ) 二酸化窒素 : 平成 28 年 3 月 21 日 10 時 ( 灘浜局 ) 浮遊粒子状物質 : 平成 28 年 3 月 21 日 10 時 ( 西宮市役所局 ) 2. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運転による影響を含んだ値である (737)

214 エ. 内部境界層によるフュミゲーション発生時海岸付近で海風により内部境界層が発生している場合 煙突から海風層に排出された排煙が内陸側に流れた後 内部境界層にぶつかると 大気の不安定な内部境界層内に流入して急速に地表付近まで降下し ( フュミゲーション発生 ) 地上に高濃度を及ぼす可能性がある このフュミゲーション発生時の影響について予測を行った フュミゲーションの概念図は 第 図のとおりである 第 図 フュミゲーションの概念図 風 乱れの小さい領域 内部境界層 乱れの大きい領域 海 ( 冷 ) 陸 ( 暖 ) 内部境界層 : 一般に春から夏にかけた晴天時には 水温の低い海上から流れてくる海風は大気の乱れの小さい安定した大気層になっている 一方 地表近くでは日射による乱れの大きな大気層が生じている この海上から流れてきた乱れの小さい大気層と地表近くの乱れの大きな大気層が接する境界の内側を内部境界層という 発電所に係る環境影響評価の手引 ( 経済産業省商務流通保安グループ電力安全課 平成 29 年 ) より作成 ( ア ) 予測地域 20km 圏内とした ( イ ) 予測地点風下軸上における1 時間値着地濃度の最大地点とした ( ウ ) 予測対象時期新設発電所の運転が定常状態となり 二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る環境影響が最大となる時期とした ( エ ) 予測手法内部境界層によるフュミゲーション発生時の特殊気象条件下で発生する新設発電所の煙突からの二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質の寄与濃度を 最大連続負荷時において フュミゲーションモデル (Lyons & Cole 1973 年 ) により数値計算を行い 将来環境濃度の1 時間値を予測した 内部境界層によるフュミゲーション発生時における予測の手順は 第 図のとおりである (738)

215 第 図 内部境界層によるフュミゲーション発生時の予測手順 事業計画 環境保全措置 現地調査 ( 気象 ) 気象条件の設定 煙源諸元の設定 排出ガス量 煙突の実高さ 排出ガス温度 硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん排出量運転計画の設定 地上気象 ( 対象事業実施区域近傍 ) 風速 日射量 放射収支量高層気象 ( 対象事業実施区域近傍及び内陸地点 ) 風向 風速 ( 高度 50~1,500m) 気温( 地上 ~1,500m) 大気安定度の設定海風層高度の設定不安定層及び中立層高度の確認 内部境界層発達高度の設定 内部境界層の出現条件の設定時間帯の設定 ( 昼間 ) 現地調査 気温 海水温 気温と海水温の比較 内部境界層出現時の気象条件の設定 拡散計算有効煙突高さ 有風時( 風速 2.0m/s 以上 ) CONCAWE 式 有風時( 風速 0.5~1.9m/s) Briggs 式とCONCAWE 式の線形内挿 拡散計算式 フュミゲーションモデル(Lyons & Cole) 拡散パラメータの設定 バックグラウンド濃度の設定 文献その他の資料調査及び現地調査 大気質( 代表測定局及び五毛丸山 ) 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の寄与濃度 (1 時間値 ) 寄与濃度 将来( 新設発電所 ) 環境濃度 ( 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質 ) フュミゲーション発生時に最大着地濃度が出現した日時における代表測定局及び五毛丸山の1 時間値の最大値 ( 平成 28 年 1 月 ~ 平成 28 年 12 月 ) 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の将来環境濃度 (1 時間値 ) 将来寄与濃度 ( 新設発電所 ) + バックグラウンド濃度 ( 環境濃度 ) (739)

216 ⅰ. 計算式 (ⅰ) 有効煙突高さ ア. 逆転層形成時 と同じ有効煙突高さとした (ⅱ) 拡散計算式フュミゲーションモデルでは 風下での拡散領域を3つのゾーンに分けてゾーン毎に計算を行うことから 拡散計算は以下の3 領域に分けて行った 内部境界層上空の海風層内の拡散 ( 安定層中の拡散 ) Q p C(x,y)= π σ y σ z u exp - 2σy 2 y 2 exp - 2σz H e フュミゲーションの領域の拡散 C(x,y)= Q p 2π σ yf u L(X) p 1 2 (2π) exp - - exp - p dp y σ yf p= L(X)-H e σ z 内部境界層内の拡散 C(x,y)= Q p 2π σ y (x ) u L(X) exp y σ y (x ) [ 記号 ] C(x,y) : 地点 (x,y) の地上濃度 (ppm 又はmg/m 3 ) x : 風向に沿った風下距離 (m) y : 風向に直角な水平距離 (m) Q p σ y σ z u H e σ yf : 汚染物質の排出量 (m 3 N/s 又はkg/s) : 有風時の水平方向の拡散パラメータ (m) : 有風時の鉛直方向の拡散パラメータ (m) : 煙突頭頂付近の風速 (m/s) : 有効煙突高さ (m) : 次式によって表わされるフュミゲーション領域内のプルームの水平方向の拡散パラメータ (m) σ yf =σ y + H e x : 仮想点源からの風下距離 (m) L(X) : 内部境界層の高度 (m) X : 海岸線からの風下距離 (m) (740)

217 (ⅲ) 内部境界層高度の推定式 現地調査結果のうち内陸地点における高層気象観測結果から求めた内部境界層高度よ り 次式における係数 A を設定して用いた L(X)=A X [ 記号 ] L(X) : 内部境界層の高度 (m) A : 比例定数 (m 0.5 ) X : 海岸線からの風下距離 (m) (ⅳ) 拡散パラメータ 有風時の水平方向及び鉛直方向の拡散パラメータは ア. 逆転層形成時 と同様と した ⅱ. 予測条件 (ⅰ) 内部境界層フュミゲーション出現条件高層気象観測結果等を基に フュミゲーションが発生する可能性のある内部境界層の出現について検討を行った 内部境界層フュミゲーションの特徴は以下のとおりとした 海風に伴う内部境界層が形成されるのは 海風が吹いているときに限られるが その際にフュミゲーションが発生するには 排煙の流れる層で海風が吹いているときに限られる 従って 時間的には昼間で 排煙の有効煙突高さが海風の吹いている層内にあるときに限られる 内部境界層では 大気は不安定層又は中立層を成しており 大気の乱れは上層の安定層に比べ圧倒的に大きい 内部境界層は 海上で冷やされた大気が海風によって内陸に運ばれ 日中の地表面から熱放射で強制対流が生じることにより形成されることから 内陸の気温が海水温より高いときに限られる 上記の特徴から 海風に伴うフュミゲーションが発生する可能性のある内部境界層の出現条件を以下のとおり設定した 時間帯は昼間であること 排煙の有効煙突高さより高い層まで海風( 風向 : 東南東 ~ 南 ~ 西南西 ) が吹いていること 海風層内に 地上から不安定層又は中立層( 気温勾配 -0.8 /100m) が連続しているとき それを内部境界層とする この不安定層又は中立層の上限の高度を内部境界層の出現高度とする 内陸地点における海風層の高度が内部境界層高度より高い ( 上空に海風が吹いている ) 内部境界層が発達しフュミゲーションを起こす可能性がある条件として 対象事業実施区域近傍に比べ 内陸地点の方が内部境界層高度が高い 内陸地点の気温が海水温より高いこと (741)

218 高層気象観測期間中 ( 各季 7 日 1.5 時間毎 計 448 回観測 ) において上記の内部境界 層フュミゲーションの出現条件を満足する回数は 19 回 (4.2%) であり その出現状況は 第 表のとおりである 第 表 フュミゲーションの発生する可能性のある内部境界層の出現状況 No 季節 出現日時 ( 平成 28 年 ) 月日 時刻 対象事業実施区域近傍内陸地点高層気象内部境界層海風層内部境界層海風層 150m 風出現気温出現気温出現気温出現気温風向風速高度勾配高度勾配高度勾配高度勾配 / m m / / / m m 100m 100m 100m 100m 内陸地点気温 海水温 比例係数 A - m/s m 月 19 日 15: SSW 月 20 日 12: , , SW 月 20 日 13: , , WSW 春 4 4 月 20 日 16: , , SW 季 5 4 月 23 日 13: , WSW 月 23 日 16: WSW 月 24 日 13: SW 月 25 日 9: , , SSW 月 25 日 13: , , WSW 月 25 日 16: , , SW 夏 7 月 26 日 13: , , WSW 季 7 月 26 日 15: , , SW 月 28 日 6:00 0-1, , SSW 月 28 日 15: SW 月 29 日 18: SW 月 2 日 12: SW 秋 10 月 2 日 15: , SW 季 10 月 8 日 12: , , SW 月 8 日 15: , , WSW 注 :1. 内部境界層は 気温勾配 -0.8 /100m 以下の層とした 2. 内部境界層の気温勾配は 地上から内部境界層上端までの平均気温勾配である 3. 海風層の気温勾配は 内部境界層上端から海風層上端までの平均気温勾配である ただし 内部境界層上端 が 150m 以下の場合 下端高度は 150m 海風層上端が 800m( 区分高度 400mの 2 倍 ) 以上の場合 上端高 度は 800mとして 平均気温勾配を算出した 4. 対象事業実施区域近傍で内部境界層が出現しなかった場合 気温勾配は - とした (742)

219 (ⅱ) 煙源の諸元 計算に用いた煙源の諸元は 第 表のとおりである (ⅲ) 気象条件高層気象観測結果等から判定した内部境界層フュミゲーションの発生の可能性がある時刻を対象に予測を行った 拡散計算に用いた風向及び風速は 高層気象観測結果 ( 高度 150m) を用いた 内部境界層内の不安定層及び内部境界層外の安定層における大気安定度は 以下の方法により設定した 内部境界層内の大気安定度: 地上の大気安定度階級とした 内部境界層外の大気安定度: 内部境界層上部の海風層の気温勾配から第 表に示す方法により上層の大気安定度を設定した 第 表 気温勾配による安定度区分 安定度階級 安定度区分 気温勾配 ( /100m) A 強不安定 <-1.9 B 並不安定 -1.9~-1.7 C 弱不安定 -1.7~-1.5 D 中立 -1.5~-0.5 E 弱安定 -0.5~ 1.5 F 並安定 1.5~ 4.0 G 強安定 4.0 Regulatory Guide (1972) より作成 (743)

220 ( オ ) 予測結果内部境界層フュミゲーション発生時の影響について 着地濃度が最大となった時刻の予測結果は 第 表のとおりである また 予測に用いた内部境界層と有効煙突高さの関係を示したフュミゲーション発生時のモデル化図は 第 図のとおりである 1 時間値の最大着地濃度は 風向が南南西 (SSW) 風速が 0.9m/s 内部境界層内の大気安定度 B 内部境界層外の大気安定度 Dの条件で 煙突から 4.2kmの地点において二酸化硫黄は ppm 二酸化窒素は ppm 浮遊粒子状物質は mg/m 3 である また バックグラウンド濃度を加えた将来環境濃度は 二酸化硫黄は ppm 二酸化窒素は ppm 浮遊粒子状物質は mg/m 3 である 第 表 (1) 内部境界層フュミゲーション発生時の予測結果 ( 最大着地濃度及び出現距離 ) 項目 単位 内部境界層フュミゲーション発生時 風向 16 方位 SSW 風速 m/s 0.9 大気安定度 - 境界層内 :B 境界層外:D 有効煙突高さ m 989 二酸化硫黄 ppm 最大着地二酸化窒素 ppm 濃度浮遊粒子状物質 mg/m 最大着地濃度出現距離 km 4.2 第 表 (2) 予測項目 単位 内部境界層フュミゲーション発生時の予測結果 ( 将来環境濃度 ) 将来寄与濃度バックグラウンド将来環境濃度 ( 最大着地濃度 ) 濃度 二酸化硫黄 ppm 二酸化窒素 ppm 浮遊粒子状物質 mg/m 注 :1. バックグラウンド濃度は 最大着地濃度が出現した時刻における代表測定局及び五毛丸山の最大値を用いた 二酸化硫黄 : 平成 28 年 7 月 25 日 9 時 ( 灘浜局 ) 二酸化窒素 : 平成 28 年 7 月 25 日 9 時 ( 灘浜局 ) 浮遊粒子状物質 : 平成 28 年 7 月 25 日 9 時 ( 西宮市役所局 ) 2. バックグラウンド濃度は 現状の既設設備 ( 神戸製鉄所及び神戸発電所 ) の運転による影響を含んだ値である (744)

221 第 図 内部境界層によるフュミゲーション発生時のモデル化図 高度 (m) 内部境界層 L(X) = 16.2 X 1/2 有効煙突高さ 989m 煙突注 : 排煙の状況はプルームの中心位置を表す 海岸線からの風下距離 (km) (745)

222 (e) 地形影響の予測地形影響については 発電所に係る環境影響評価の手引 ( 経済産業省商務流通保安グループ電力安全課 平成 29 年 ) によれば 煙源から半径 5km 以内にボサンケⅠ 式による有効煙突高さの 0.6 倍以上の高さの地形がある場合 あるいは 煙源から 20km 以内にボサンケⅠ 式による有効煙突高さ以上の高さの地形がある場合 地形影響を考慮した予測手法を用いることとされている 新設発電所について地形影響の判定を行ったところ 半径 5km 以内及び半径 20km 以内に該当する地形が存在する このため 新設発電所の排煙に対する対象事業実施区域の周辺地形による影響について 地形影響の予測を行った ア. 予測地域 20km 圏内とした イ. 予測地点風下軸上における1 時間値着地濃度の最大地点とした ウ. 予測対象時期新設発電所の運転が定常状態となり 二酸化硫黄 二酸化窒素及び浮遊粒子状物質に係る環境影響が最大となる時期とした エ. 予測手法新設発電所の排煙に対する対象事業実施区域の周辺地形による影響について 環境アセスメントのための排ガス拡散数値予測手法の開発 - 地形影響の評価手法 - ( 財団法人電力中央研究所 平成 14 年 )( 以下 数値モデル という ) に示す方法により 1 時間値の数値計算を行い 地形影響の予測を行った 地形影響評価の手順は 第 図のとおりである 第 図 数値モデルによる地形影響評価の手順 平地における数値モデルによる排ガス拡散計算 ( 気流計算 拡散計算 ) 平地における経験的な拡散式の再現 地形を考慮した数値モデルによる排ガス拡散計算 ( 気流計算 拡散計算 ) 平地と同じ流入気流条件で計算 地形影響の評価 最大着地濃度比 (α) 最大着地濃度出現距離比 (β) 煙軸上着地濃度比 (γ(x)) (746)

223 ( ア ) 計算式数値モデルは 気流モデルと拡散モデルから構成されている 予測計算は まず気流モデルにより地形上 ( 平地条件及び実地形条件 ) の気流 乱流の分布を計算し 次に 得られた気流に対して拡散モデルを適用して 地表濃度分布を計算した ⅰ. 気流モデル気流モデルの概要は 第 表のとおりである なお 乱流モデルは応力方程式モデルを用いた 第 表 気流モデルの概要 項目座標系近似仮定基礎方程式乱流モデル 説明実地形に沿った座標系 計算の格子幅 : 水平方向 500m 鉛直方向約 30~ 約 400m 計算の格子点数: 水平方向 81 鉛直方向 31 境界層近似及び静力学平衡近似以下の中立時 三次元 非圧縮流体の基礎方程式を上記の座標系 近似仮定のもとで解く 連続式 運動方程式 乱流エネルギーの輸送方程式 散逸の輸送方程式 GibsonとLaunderによって開発された応力方程式モデル ⅱ. 拡散モデル拡散モデルは Thomsonが提案したラグランジュ型粒子モデルを用いた ( イ ) 予測条件 ⅰ. 地形条件対象事業実施区域周辺の地形は 第 図のとおりである ⅱ. 煙源の諸元計算に用いた煙源の諸元は 第 表のとおりである ⅲ. 気象条件予測に用いた風向は 以下の3 風向とした 南東(SE): 摩耶山 ( 有効煙突高さ以上の地形 ) を考慮した方向 南 (S+12.5 ): 六甲山 ( 有効煙突高さ以上の地形 ) を考慮した方向 南から南南西の向きへ時計回りに 12.5 ずらした方位 南西(SW): 有効煙突高さ以上の地形が認められる風向の中で 風向の出現頻度が最多となる方向風速は 上層風の年平均風速である 4.0m/sとした 大気安定度は 発生頻度の高い中立とした (747)

224 第 図 対象事業実施区域周辺の地形 (748)

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untitled 2 3 4 kw kw 5 500 112 6 7 8 9 10 11 0.060 0.060 0.040 0.020 0.040 0.020 0.000 0.003 0.002 0.003 0.002 0.000 0.003 0.001 0.002 0.002 12 13 N NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW N NNE NE ENE

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