工業用アミノカルボン酸系キレート剤 IP キレート D 特長で長時間の加熱に対しても安定です 2. アルカリ溶液中で第二鉄イオンと反応しますさらに中性溶液中では EDTA の錯体より安定です 3.Fe 3+ や Cu 2+ に対するキレート力が強い為過酸化物漂白浴や過

Size: px

Start display at page:

Download "工業用アミノカルボン酸系キレート剤 IP キレート D 特長で長時間の加熱に対しても安定です 2. アルカリ溶液中で第二鉄イオンと反応しますさらに中性溶液中では EDTA の錯体より安定です 3.Fe 3+ や Cu 2+ に対するキレート力が強い為過酸化物漂白浴や過"

かずきそめや
5 years ago
Views:

1 工業用アミノカルボン酸系キレート剤 IP キレート D-40. 特長.00 で長時間の加熱に対しても安定です. アルカリ溶液中で第二鉄イオンと反応しますさらに中性溶液中では EDTA の錯体より安定です.Fe + や Cu + に対するキレート力が強い為過酸化物漂白浴や過ホウ酸塩を安定化させる目的で使用されます漂白作業がアルカリ性の条件下で行われる場合 IP キレート D-40 の効果は EDTA よりさらに優れています. 一般性状 ( 代表値 ) 主成分 : ジエチレントリアミンペンタ酢酸 -5Na 塩外観 : 黄色透明液体 ph :.5(% 水溶液 : 代表値 ) 溶解度 : 水に溶解. 性能 ( 代表値 ) [ 錯塩と ph] 金属イオン g の IP キレート D-40 にキレートされる各金属の ph 安定度定数ミリグラム数 Al + -9 Ca Cd Cu Fe Fe Mg Mn Ni Zn 封鎖優先順序酸性溶液 :Ni - Cu - Fc(Ⅲ)- Zn - Ca - Mg 中性溶液 :Cu - Fe(Ⅲ)- Ni - Zn - Ca - Mg アルカリ性溶液 :Fe(Ⅲ)- Cu - Zn - Ni - Ca - Mg

2 85 における Na 5 -DTPA と Na 4 -EDTA とによる過酸化次素の安定性残留 (%)HO 時間 ( 分 ) Na 5 - DTPA Na 4 - EDTA ブランク溶液組成 :0.5% H O.0% ケイ酸ナトリウム % 銅イオンとモルの銅塩に対して 5 モルのキレート剤 [IP キレート D-40 と過ホウ酸塩溶液の安定性 ] 残留 (%)HO ph : 蒸留水 : 蒸留水 +Cu.7mg/L :+IP キレート D-40 64mg/L 4: 水道水 5: 水道水 +Cu.7mg/L 6:5+IP キレート D-40 64mg/L

3 4. 使用例. 染色整理 -. 高圧ワッシャーのスケール発生防止 NaOH g/l 0 0 分 IP キレート D-40 0.g/L -. 精練時のトリポリ燐酸ソーダの代替 ( スケール防止 ) NaOH g/l 80~90 0 分精練剤 g/l IP キレート D-40 0.g/L -. 捺染布の脱糊性向上 NaOH g/l 70~80 0 分ハイドロ g/l ソーピング剤 g/l IP キレート D-40 0.g/L -4. アルカリ減量後のソービングに併用 NaOH g/l 80~90 0 分 UDA-04K g/l IP キレート D-40 0.g/L -5. 過酸化水素晒安定剤 H O (5%) NaOH ケイ酸ソーダ IP キレート D-40 浸透剤 5cc/L g/l g/l 0.5g/L 0.5~g/L

4 . ゴム及び高分子工業合成ゴム低温ゴム工業で還元剤として使用される硫酸第一鉄の代わりにも使用されていますまた次の効果もあります. 鉄錯体は還元剤として働く. 第二鉄イオンは同じ還元剤 (ex. ロンガリット ) によって第一鉄イオンに還元される. 鉄イオンが残っているとゴムの退色安定性 : に影響を及ぼすためキレート剤が必要となる 4. 軟式ゴムの寿命を保つ 5. ラテックスの中には微量の金属が含まれている為酸化や老化の原因となるが IP キレート D-40 の添加により防ぐ 7. 光や熱による分解を防ぐ 8.SBR の安定性を増大させる. カルシウムのスケール除去ボイラー関係などでは配管の中にカルシウムスケールの発生により熱効力が落ちボイラーに負担がかかります IP キレート D-40 の.5~5% 溶液で洗浄する事により取り除く事ができます IP キレート D-40 は界面活性能力を持っていない為 0.0% の低泡性で非イオン且つ耐アルカリ性の湿潤剤の添加を必要と致しますこの作業は 75~80 で行います 4. 製紙工業セルロースは工程中に金属イオンを強く吸着する為これらの金属イオンにより白紙の変色や裂けが発生しやすくなりますさらに金属イオンは次の様な弊害を引きおこしますが IP キレート D-40 を添加する事によりこれらを防止することができます. 銅鉄マンガンの存在により過酸化物を分解する. 分解後発生する酸素の為に紙が破れる. リグニンと鉄の反応により未漂白の亜硫酸パルプが黄変する 4. 光の影響で製品の退色がおこる 5. 金属工業メッキ関係などでは金属表面の洗浄や仕上げが重要な作業となります金属の表面には酸化物や炭酸塩などの沈着がおこるためきれいな仕上がりは期待できません IP キレート D-40 を加える事によりこれたの障害を取り除く事ができますこの分野ではポリ燐酸塩が用いられていましたが温度変化に弱く有効 ph 域が変動しやすいという欠点がありました IP キレート D-40 は温度変化にも安定である上 ph の変化にも影響を受けません 4

5 6. 石鹸洗剤工業硬水中で脂肪酸石鹸を使月すると水に不溶の珪酸塩や金属石鹸を生じ石鹸が無駄になるだけでなく腐敗の原因にもなります IP キレート D を添加する事によりこれらの防止に役立ちます 6-. 固形石鹸脂肪酸石鹸の酸化や劣化はマンガン銅鉄イオンなどによって促進されます石鹸中にこれらの重金属が入っていると変色や悪臭の原因となります 0.~0.% の IP キレート D-40 を添加する事により防止効果を発揮致します 6-. 薬用石鹸ニッケルの痕跡がアレルギー性皮膚炎をおこす事実は広く知られています脂肪酸には少量のニッケルが含まれている為 IP キレート D-40 を添加する事によりニッケルを取り除く事が出来ます 6-. 液体石鹸液体石鹸のにごりの原因は不水溶性のアルカリ土金属の金属石鹸や珪酸塩です鹸化の過程で IP キレート D-40 を加える事により透明なしかも洗浄性の向上した製品が得られます 7. 繊維レーヨン工業 7-. 漂白重金属 (Cu + Mn + Fe + ) は繊維工業で漂白の目的で使用する過酸化物を急激に分解させてしまいひどい場合にはその為に布に穴があき繊維の強度を落してしまいますこれを防ぐ為に IP キレート D-40 の添加が必要でありまた併用するケイ酸ソーダのシリカスケールの生成も防ぎます 7-. 染料ナフトール染料バット染料直接染料これらの染料はアルカリ土類金属との難容性の錯塩を作り色ムラを生ずると共に染着量も減少します製品の重量に対し IP キレート D-40 を 0.~0.4% 添加する事により鮮明な染色物が得られます硫化染料 0.~0.5% の IP キレート D-40 を添加することでブロンジング効果を防ぎますレーヨン工業ビスコースに 0.05~0.05% の IP キレート D-40 を添加すると金属シリケートやカーボネートを溶解しこれによりビスコースの濾過工程が促進されます 5

6 8. その他浮遊選鉱添加剤皮革工業での脱石灰及びクロム酸塩の分解防止塗料工業での熱安定剤としても使われています 5. 荷姿 0kg 石油缶カタログに記載した内容は予告なしに改定することがありますこのカタログに記載した情報は当社の最新の知見に基づくものですがその内容を保証するものではありません実際の生産現場でご使用頂く際にはご需要家各位の実情に即した入念なご検討ご吟味の上ご採用頂きます様お願い申し上げますこのカタログに記載した情報を使用して得た結果や特許上の問題についてはその責は負いかねますのでご承知おき下さいご使用に際しては SDS をご参照下さるようお願い申し上げます作成日 :08 年 7 月改定日 :

キレート滴定

4. キレート滴定 4.1 0.01MEDTA 標準溶液の調製キレート滴定において標準溶液として用いられる EDTA は普通 EDTA の2ナトリウム塩 H 2 Na 2 Y 2H 2 O で ETA と表示されているこの試薬は結晶水以外に多少の水分を含んでいるので通常は約 80 で数時間乾燥して使用するが本実験では精密な分析を行うために調製した EDTA 溶液をZnの一次標準溶液で標定して