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1 セントレアの気象 10 年報 2005 年 3 月 ~2015 年 2 月 目次 ご挨拶 1 風 2~11 (10 分間平均風向 10 分間平均風速 クロスウィンド ガスト ) 雲底の高さ (CIG) 12~14 卓越視程 (VIS) 15~17 滑走路視距離 (RVR) 18~20 気温と降水量 21~22 低層ウィンドシアー 23~24 台風 25~32 大気現象 33~34 空港気象観測システムによる観測の紹介 35~37 コラム集 38~43 観測極値順位表 (2005 年 2 月 17 日 ~2015 年 2 月 28 日 ) この資料に使用している時間については 日本標準時 (JST) を基準に作成しています なお 協定世界時 (UTC) を使用した場合は その都度明記しています 中部航空地方気象台 Chubu Aviation Weather Service Center

2 ご挨拶 平成 17 年 2 月 17 日 中部国際空港の開港とともに 中部航空地方気象台は東京管区気象台のもと設置され 航空気象観測 予報業務を開始しました 以降 安全かつ効率的な航空機の運航に資するため 関係機関の皆様に適時 的確な気象情報を提供することを第一に 航空気象業務を着実に実施してまいりました 中部国際空港における信頼性の高いサービスの提供に向けて 中部航空地方気象台は たゆまぬ航空気象観測 予報業務の成果として得られた観測データ 飛行場警報をはじめとする気象情報や 折々の気象状況の解説を 各機関におけるさまざまな業務の改善にご利用いただくこと さらには関係機関間の連携強化に有効に活用いただくことを念頭に 一ヶ月 一年ごとにわかりやすく整理し セントレアの気象 として発行しています 中部国際空港が開港 10 周年を迎え 新たな発展に向けてさらなる前進を開始した今年 10 年間の セントレアの気象 をまとめた セントレアの気象 10 年報 を作成しました 皆様から日頃よりいただいている航空気象業務へのご協力 ご支援に厚く御礼申し上げるとともに 本報告が皆様方の益々のご発展に役立つよう願っております 平成 27 年 12 月 1 日中部航空地方気象台長國次雅司 - 1 -

3 風 (10 分間平均風向 ) 第 1 図は 10 年間の 10 分間平均風向のデータから作成した風配図です 最も多く観測されたのは NW の風で 全体の 19% を占めています また 0.4kt 以下の静穏 (Calm) の割合は 0.19% となっています 第 2-1 図及び第 2-2 図は 10 年間の 10 分間平均風向のデータから作成した月別風配図です 1 月から 5 月及び 9 月から 11 月は NW の風の頻度が多く 6 月から 8 月は SE の風の頻度が多くなっています 12 月は W の風の頻度が多くなっています 第 1 表は 2005 年 3 月から 2015 年 2 月までの 1 時間毎に風向別の頻度を求め 月毎に時間別で最も多く観測された風向をまとめたものです 表中の色分けは凡例の方位象限別色分けと同じです なお 凡例にはセントレアの滑走路も図示しました 風に関する統計値は 全てセントレアの 36 側 ( 滑走路南側 ) の風向風速計のデータを使用しています 10 分間平均風向の観測回数は 10 分毎の回数で 1 時間あたり 6 回 1 日で 144 回となります 風配図 2005 年 3 月 ~2015 年 2 月 N NNW NNE NW 19 NE WNW ENE W E WSW ESE SW SE SSW S 第 1 図 2005 年 3 月から 2015 年 2 月における 10 年間の風配図 (10 分間平均の風向別頻度 ) ( 内側の円は 10% 中側の円は 20% 外側の円は 30% を表します ) SSE Calm:

4 WNW 1 月の風配図 2006 年 ~2015 年 NNW NW 26 N NNE NE ENE WNW 2 月の風配図 2006 年 ~2015 年 NNW NW 30 N NNE NE ENE W E W E WSW ESE WSW ESE SW SE SW SE SSW S SSE Calm:0.13 SSW S SSE Calm:0.12 WNW 3 月の風配図 2005 年 ~2014 年 NNW NW 30 N NNE NE ENE WNW 4 月の風配図 2005 年 ~2014 年 NNW NW 21 N NNE NE ENE W E W E WSW ESE WSW ESE SW SE SW SE SSW S SSE Calm:0.18 SSW S SSE Calm:0.15 WNW 5 月の風配図 2005 年 ~2014 年 NNW NW 17 N NNE NE ENE 6 月の風配図 2005 年 ~2014 年 N NNW NNE NW NE WNW ENE W E W E WSW SW SE ESE WSW SSW SSE SSW SSE S S Calm:0.20 第 2-1 図 10 年間の月別風配図 (10 分間平均の風向別頻度 )(1 月 ~6 月 ) ( 内側の円は 10% 中側の円は 20% 外側の円は 30% を表します ) SW 14 SE ESE Calm:

5 7 月の風配図 2005 年 ~2014 年 8 月の風配図 2005 年 ~2014 年 NNW N NNE NNW N NNE NW NE NW NE WNW ENE WNW ENE W E W E WSW ESE WSW ESE SW 16 SE SW 18 SE SSW S SSE Calm:0.35 SSW S SSE Calm: 月の風配図 2005 年 ~2014 年 10 月の風配図 2005 年 ~2014 年 NNW N NNE NNW N NNE WNW NW 14 NE ENE WNW NW 19 NE ENE W E W E WSW ESE WSW ESE SW SE SW SE SSW S SSE Calm:0.17 SSW S SSE Calm: 月の風配図 2005 年 ~2014 年 12 月の風配図 2005 年 ~2014 年 NNW N NNE NNW N NNE NW NE NW NE WNW 22 ENE WNW ENE W E W 21 E WSW ESE WSW ESE SW SE SW SE SSW SSE SSW SSE S S Calm:0.11 第 2-2 図 10 年間の月別風配図 (10 分間平均の風向別頻度 )(7 月 ~12 月 ) ( 内側の円は 10% 中側の円は 20% 外側の円は 30% を表します ) Calm:

6 第 1 表 10 年間における月毎の時間別最多風向表 月 / 時間 1 時 2 時 3 時 4 時 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 24 時 月毎の最多風向 1 月 NNW NW N N N N N N NNW NNW NNW NNW NNW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW 2 月 NW NW NW NNW NW NW NNW NNW NW NNW NNW NNW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW 3 月 NW NW NW NW NW NW NW NNW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW 4 月 NW NW NW NW N NNW NNW NNW NW NW NW NW NW NW NW NW SSE NW NW NW NW NW NW NW NW 5 月 ESE ESE NW NW N N NNW NNW NW NW NW NW SSW S S SSE SSE SSE SE SE SE NW NW ESE NW 6 月 ESE ESE ESE ESE ESE 7 月 SE SE SE SE ESE SE SE ESE NNW ESE NW NW SSW SE NW SSW SSW SSW S SSW SSW S S SSE SSE S S S SSE SSE SE SSE SE SE SE SE SE SE SE SE SE SE SE 8 月 SE SE SE SE SE SE SE NNW ESE NW SSW SSW SSW S S SSE SSE SSE SE SE SE SE SE SE SE 9 月 SE SE ESE SE N N N N NNW NNW NW NW NW SW SSW S S SSE SSE SE SE SE SE SE SE NW 10 月 NW N N N N N N N N NNW NNW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW ESE SE 11 月 N N N N N N N N N NNW NNW NNW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW 12 月 W W W W W 時間別最多風向 W W W W W NNW NNW NW NW NW NW NW NW NW NW NW W W NW NW NW N N N N NNW NNW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW NW W W W N E ( 注 ) 時間別最多風向がその期間内で同数の場合は 風向を 2 つ列挙しています ( 注 )1 時とは 0 時 ~1 時の間を示します S 凡例 - 5 -

7 風 (10 分間平均風速 ) 第 3 図は 2005 年 3 月から 2015 年 2 月の 10 年間における 10 分間平均風速において ある階級以上を観測した日数の月平均値 ( 階級別月平均観測日数 ) を表したグラフで 第 2 表はその統計値をまとめたものです 第 3 表は 2005 年 3 月から 2015 年 2 月の 10 年間における 10 分間平均風速から求めた階級別の年観測日数です 第 4 表から第 6 表は 2005 年 3 月から 2015 年 2 月の 10 年間における 10 分間平均風速から求めた各階級の年月毎の観測日数表です 10 分間平均風速の階級別月平均観測日数については 12 月から 3 月には 25kt 以上の観測日数が 10 日以上あります 35kt 以上を観測した日は 1 月 3 月 4 月 9 月及び 12 月に 1 日以上あります 5 月から 8 月 10 月 及び 11 月では 1 日未満となっています 低気圧が発達したり 冬型の気圧配置となる 12 月から 4 月に 35kt 以上の観測日数が多く また東海地方に接近した台風が 9 月やその他の月の観測日数に影響しています 風に関する統計値は 全てセントレアの 36 側 ( 滑走路南側 ) の風向風速計のデータを使用しています 10 分間平均風速の観測回数は 10 分毎の回数で 1 時間あたり 6 回 1 日で 144 回となります 第 3 図 10 年間における月毎の 10 分間平均風速の階級別平均観測日数グラフ 第 2 表 10 年間における 10 分間平均風速の階級別月平均観測日数表 月階級 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 15kt 以上 kt 以上 kt 以上 月別は少数第 1 位まで 第 3 表 10 年間における 10 分間平均風速の階級別年観測日数表 年 2005 年階級 3 月 ~ 年年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 ~2 月 15kt 以上 kt 以上 kt 以上 年別は 1 日単位 (2005 年は 10 ヶ月分 2015 年は 2 ヶ月分の合計となります ) - 6 -

8 第 4 表 10 年間における 10 分間平均風速 15kt 以上を観測した年月毎の観測日数表 年月 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 月合計 10 年平均 1 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 年合計 第 5 表 10 年間における 10 分間平均風速 25kt 以上を観測した年月毎の観測日数表 年月 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 月合計 10 年平均 1 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 年合計 第 6 表 10 年間における 10 分間平均風速 35kt 以上を観測した年月毎の観測日数表 年月 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 月合計 10 年平均 1 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 年合計

9 風 ( 風速 25kt 以上のクロスウィンド ) クロスウィンド : 滑走路に対する横風成分をいい 離着陸中の航空機の運航に大きな影響を与えます セントレアの ENE から ESE( 時計回り ) 及び WSW から WNW( 時計回り ) の風向を抽出しています 2005 年 3 月から 2015 年 2 月の 10 年間における 10 分間平均風速が 25kt 以上のクロスウィンド (ENE から ESE 及び WSW から WNW の風向 ) について 第 4 図は年毎の風向別出現頻度の割合を表したグラフで 第 7 表はその統計値をまとめたものです 第 5 図は月毎の風向別出現頻度の割合を表したグラフで 第 8 表はその統計値をまとめたものです 全体的に風向が WSW から WNW のクロスウィンドを多く観測していますが 年毎で見るとばらつきが見られます クロスウィンドを多く観測した風向を月毎に見ると 西より (WSW から WNW の風向 ) は 1 月から 3 月と 5 月及び 10 月から 12 月にかけて多くなり 東より (ENE から ESE の風向 ) は 4 月及び 6 月から 9 月に多く観測されました 西よりのクロスウィンドが寒候期を中心に多くなった要因としては 冬型の気圧配置によることが多いですが 5 月にも西よりのクロスウィンドが多く観測されました この要因として 5 月は前線を伴った低気圧の通過の影響を大きく受けています 東よりのクロスウィンドが暖候期を中心に多くなった要因としては 発達した低気圧の接近通過や台風 ( 台風の中心がセントレアの西側を通過 ) の影響が大きく 特に 4 月は低気圧の影響を受けることが多く 最も東よりのクロスウィンドを観測した月となりました 風に関する統計値は 全てセントレアの 36 側 ( 滑走路南側 ) の風向風速計のデータを使用しています 10 分間平均風速の観測回数は 10 分毎の回数で 1 時間あたり 6 回 1 日で 144 回となります 第 4 図 10 分間平均風速 25kt 以上の年毎のクロスウィンド出現割合グラフ及び観測回数表 (2005 年は 10 ヶ月分 2015 年は 2 ヶ月分の合計となります ) - 8 -

10 第 7 表 10 年間における年毎のクロスウィンドの合計観測回数表 クロスウィンド 2005 年 3 月 ~12 月 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 1 月 ~2 月 風向別合計 西より WSW~WNW 東より ENE~ESE 合計 第 5 図 10 分間平均風速 25kt 以上の月毎のクロスウィンド出現割合グラフ及び観測回数表 第 8 表 10 年間における月毎のクロスウィンドの合計観測回数表 クロスウィンド 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 風向別合計 西より WSW~WNW 東より ENE~ESE 合計

11 風 ( ガスト ) ガスト : 観測時前 10 分間に 10 分間平均風速を 10kt 以上上回る瞬間風速をいいます 観測データについては 定時観測通報及び特別観測通報から抽出しています 第 6 図は 2005 年 3 月から 2015 年 2 月までの 10 年間で観測したガスト ( 定時観測 30 分毎 及び特別観測 ( 気象現象の重要な変化を認めた時 )) の風向別出現頻度を割合で示した風配図で 右側にその風向別回数と割合を示しました 第 7 図はそれを季節毎に時間別回数を求めたグラフで 第 9 表はその統計値をまとめたものです 2005 年 3 月から 2015 年 2 月までにガストを観測した回数は 3875 回となりました 風向別では NW の風が 20.4% と最も多く 次いで W の風が 18.5% の割合で観測されました 月別では 12 月から 4 月及び 9 月が多く 中でも 12 月が最も多く観測されました また 時間別では 11 時 ~19 時にかけて多く観測されました 風に関する統計値は 全てセントレアの 36 側 ( 滑走路南側 ) の風向風速計のデータを使用しています 全回数 3875 割合 (%) N NNE NE ENE E ESE SE SSE S SSW SW WSW W WNW NW NNW 第 6 図 2005 年 3 月から 2015 年 2 月の 10 年間におけるガストの出現風配図とその風向別観測回数及び風向別割合表 ( 風配図の内側の円は 10% 中側の円は 20% 外側の円は 30% を表し 表中 割合 で黄色く塗りつぶしてあるのは ガストが最も多く観測された風向であることを表しています )

12 第 7 図 10 年間における時間毎のガストの季節別出現回数グラフ ( 注 )1 時とは 0~1 時の間を示します 第 9 表 10 年間におけるガストの月毎の時間別観測回数表 月 時間 1 時 2 時 3 時 4 時 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 24 時 1 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 時間別合計回数 月毎の合計回数 ( 表中 黄色く塗りつぶしてあるのは 月毎及び時間別のガストの合計回数が平均値以上観測したことを表しています )

13 雲底の高さ (CIG) CIG: 雲の観測で BKN 以上の雲底の高さをいいます 雲の観測は雲量を 8 分量 ( 全天 ) で観測し 雲の量により次のように表現しています (SKC: 雲量 0 FEW: 雲量 1~2 SCT: 雲量 3~4 BKN: 雲量 5~7 OVC: 雲量 8) 日数及び回数については 定時観測通報及び特別観測通報から日最低 CIG(BKN 以上 ) が 1500ft 未満となったものを抽出しています 同じ観測値の場合は 最後に観測された時間となっています 2005 年 3 月から 2015 年 2 月の 10 年間における日最低 CIG について 第 8 図は階級別の合計観測日数を表したグラフで 第 10 表はその統計値をまとめたものです 第 9 図は階級別の月平均観測日数を表したグラフで 第 11 表はその統計値をまとめたものです また 第 10 図は時間毎に階級別の平均観測回数を表したグラフで 第 12 表はその統計値をまとめたものです この 10 年間で CIG が 1500ft 未満となった日数は 年平均で 85.4 日でした 年毎では 2006 年と 2014 年の日数が多くなっており 2013 年の日数は少なくなっています 2006 年は特に 600ft 未満の日数が多く 霧の観測日数が 19 日と多かったことが影響しています 月毎では 6 月と 7 月が特に日数が多くなっています これは梅雨前線の影響で雲が広がりやすく 雨や霧の発生しやすい時期であるためです 100ft 以上 200ft 未満になった日の多くは霧の影響を受けています 時間毎では 夜遅くから朝にかけて CIG の低下した回数が多くなり 日中は少なくなる傾向が見られます なお この 10 年間で CIG がもっとも低下したのは 100ft で 計 15 日観測し このうち霧が観測されなかった日は 2 日だけでした 霧が観測された日は 2005 年 3 月 11 日 2006 年 2 月 22 日 5 月 20 日 7 月 24 日 12 月 13 日 2008 年 7 月 4 日 2009 年 4 月 21 日 7 月 13 日 2011 年 5 月 12 日 6 月 3 日 6 月 20 日 2013 年 4 月 17 日 2015 年 2 月 23 日でした 霧が観測されなかった 2011 年 1 月 16 日は雪を観測し 大雪に関する飛行場気象情報 が発表され 2014 年 12 月 1 日は前線を伴った低気圧の影響により雨となりました 第 8 図 10 年間における年毎の日最低 CIG 階級別合計観測日数グラフ (2005 年は 10 ヶ月分 2015 年は 2 ヶ月分の合計日数となります )

14 第 10 表 10 年間における年毎の日最低 CIG 階級別合計観測日数表 (2005 年は 10 ヶ月分 2015 年は 2 ヶ月分の合計日数となります ) 年階級 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 CIG<100ft ft CIG<200ft ft CIG<600ft ft CIG<1000ft ft CIG<1500ft 年毎の合計日数 階級別合計日数 第 9 図 10 年間における日最低 CIG 階級別月平均観測日数グラフ 第 11 表 10 年間における日最低 CIG 階級別月平均観測日数表 月階級別 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月階級合計日数 CIG<100ft ft CIG<200ft ft CIG<600ft ft CIG<1000ft ft CIG<1500ft 月毎の合計日数

15 第 10 図 10 年間における時間毎の日最低 CIG 階級別平均観測回数グラフ ( 注 )1 時とは 0~1 時の間を示します 第 12 表 10 年間における時間毎の日最低 CIG 階級別平均観測回数表 階級 時階級別 1 時 2 時 3 時 4 時 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 24 時合計回数 CIG<100ft ft CIG<200ft ft CIG<600ft ft CIG<1000ft ft CIG<1500ft 時間毎の合計回数

16 卓越視程 (VIS) 卓越視程 : 地平円の全方向の視程を観測したとき 地平円の半分 (=180 度 ) 又はそれ以上の範囲に共通した最も長い距離の水平視程をいいます 日数及び回数については 定時観測通報及び特別観測通報から日最小 VIS が 5000m 未満となったものを抽出しています 同じ観測値の場合は 最後に観測された時間となっています 2005 年 3 月から 2015 年 2 月の 10 年間における日最小 VIS について 第 11 図は階級別に年合計観測日数を表したグラフで 第 13 表はその統計値をまとめたものです 第 12 図は階級別に月平均観測日数を表したグラフで 第 14 表はその統計値をまとめたものです また 第 13 図は時間毎に階級別の平均観測回数を表したグラフで 第 15 表はその統計値をまとめたものです この 10 年間で VIS が 5000m 未満となった日数は 年平均で 日でした 年毎では 2006 年の日数が多くなっており 2012 年の日数は少なくなっています 2006 年は特に 800m 未満の日数が多いなど 霧の観測日数が 19 日と多かったことが影響しています 月毎では 3 月から 7 月にかけて平均日数が 10 日から 14 日程に増えていき 8 月には再び 8 日程まで減り 1 月にかけて 4 日程に減っています 時間毎では 夜遅くから朝にかけて VIS の低下する回数が多くなっており 昼前から夜のはじめ頃に少なくなる傾向が見られます 第 11 図 10 年間における年毎の日最小 VIS 階級別合計観測日数グラフ (2005 年は 10 ヶ月分 2015 年は 2 ヶ月分の合計となります )

17 第 13 表 10 年間における年毎の日最小 VIS 階級別合計観測日数表 (2005 年は 10 ヶ月分 2015 年は 2 ヶ月分の合計となります ) 月階級別 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年階級合計日数 VIS<400m m VIS<800m m VIS<1600m m VIS<3200m m VIS<5000m 月毎の合計日数 第 12 図 10 年間における日最小 VIS 階級別月平均観測日数グラフ 第 14 表 10 年間における日最小 VIS 階級別月平均観測日数表 月階級別 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月階級合計日数 VIS<400m m VIS<800m m VIS<1600m m VIS<3200m m VIS<5000m 月毎の合計日数

18 第 13 図 10 年間における時間毎の日最小 VIS 階級別観測回数グラフ ( 注 )1 時とは 0~1 時の間を示します 第 15 表 10 年間における時間毎の日最小 VIS 階級別観測回数表 時階級 1 時 2 時 3 時 4 時 VIS<400m 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 m VIS<800m m VIS<1600m m VIS<3200m m VIS<5000m 時間毎の合計回数 時 24 時 階級別合計回数

19 滑走路視距離 (RVR) RVR: 滑走路視距離 (Runway Visual Range) とは 滑走路の中心線上にある航空機の操縦士が 滑走路面の標識 または滑走路灯もしくは滑走路中心線灯を見ることができる距離のことをいいます 中部航空地方気象台では 36 側 中間 (MID) 18 側で観測しています 滑走路視距離計で観測した滑走路視距離を (m) で表します 観測日数及び観測回数については 定時観測通報及び特別観測通報から日最小 RVR が 1800m 未満となった事象を抽出しています 同じ観測値の場合は 最後に観測された時間となります 注 )RVR に関する統計値は すべてセントレアの 36 側 RVR のデータを使用しています 2005 年 3 月から 2015 年 2 月の 10 年間における日最小 RVR について 第 14 図は階級別に年合計観測日数を表したグラフで 第 16 表はその統計値をまとめたものです 第 15 図は階級別に月平均観測日数を表したグラフで 第 17 表はその統計値をまとめたものです また 第 16 図は時間毎に階級別の平均観測回数を表したグラフで 第 18 表はその統計値をまとめたものです この 10 年間で RVR が 1600m 未満となった日数は 年平均で 26.3 日でした 年毎では 2006 年の日数が多くなっており 霧の日数が 19 日と多かったことが影響しています 月毎では RVR が 350m 未満となった日は 2 月から 7 月に生じており 霧の影響を受けています 10 月の事例は 2009 年 10 月 8 日の台風第 18 号による降水の影響でした 6 月から 10 月に RVR が 550m 以上 1600m 未満となった日は 多くが梅雨前線や上空の寒気による雷雨 台風の影響を受けています 時間毎では 朝から夕方にかけてと日界前後に RVR の低下する回数が多くなっており 夜のはじめ頃から夜遅くと 2 時に少なくなる傾向が見られます なお この 10 年間で RVR がもっとも低下したのは 2005 年 3 月 11 日 2011 年 6 月 5 日及び 2013 年 4 月 17 日の 3 日で いずれの日も霧の影響により 150m まで低下しました 第 14 図 10 年間における年毎の日最小 RVR 階級別合計観測日数グラフ (2005 年は 10 ヶ月分 2015 年は 2 ヶ月分の合計となります )

20 第 16 表 10 年間における年毎の日最小 RVR 階級別合計観測日数表 (2005 年は 10 ヶ月分 2015 年は 2 ヶ月分の合計となります ) 年階級別 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年階級合計日数 RVR<200m m RVR<350m m RVR<550m m RVR<800m m RVR<1600m 年毎の合計日数 第 15 図 10 年間における日最小 RVR 階級別月平均観測日数グラフ 第 17 表 10 年間における日最小 RVR 階級別月平均観測日数表 階級 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 RVR<200m m RVR<350m m RVR<550m m RVR<800m m RVR<1600m 月毎の合計日数 月 階級別合計日数

21 第 16 図 10 年間における時間毎の日最小 RVR 階級別平均回数グラフ ( 注 )1 時とは 0~1 時の間を示します 第 18 表 10 年間における時間毎の日最小 RVR 階級別平均回数表 時階級別 1 時 2 時 3 時 4 時 5 時 6 時 7 時 8 時 9 時 10 時 11 時 12 時 13 時 14 時 15 時 16 時 17 時 18 時 19 時 20 時 21 時 22 時 23 時 24 時階級合計回数 RVR<200m m RVR<350m m RVR<550m m RVR<800m m RVR<1600m 時間毎の合計回数

22 気温と降水量 2005 年 3 月から 2015 年 2 月の気温と降水量について 第 17 図は旬別の平均を求めたグラフです 第 19 表 第 20 表は旬別 月別 (2005 年 3 月から 2015 年 2 月の 10 年平均 ) の統計値をまとめたものです 第 18 図は年毎の月別降水量を求めたグラフで 第 21 表は年月毎の降水量の統計値をまとめたものです 月別平均気温 (1 月から 12 月 ) の平均は 16.3 でした 月別平均降水量 (1 月から 12 月 ) の合計は mm で 最大は 2009 年の mm 最小は 2013 年の mm でした ( 第 21 表 ) 表には記載しておりませんが 旬別降水量の最大は 強い勢力の台風第 18 号が知多半島付近に上陸し大雨となった 2009 年 10 月上旬の 210.5mm 月降水量の最大は 台風第 4 号が本州南岸を通過したことに加え 台風からの暖かく湿った空気の流入で活発化した梅雨前線により大雨となった 2007 年 7 月の 330.0mm でした ( 第 21 表 ) 降水の特徴としては 梅雨の時期である 6 月中旬から 7 月中旬と 台風や前線の影響を受けやすい 9 月上旬から 10 月下旬に多くなっています ( 第 17 図 ) また 太平洋高気圧に覆われて晴れる日が多くなる 8 月上旬から下旬 冬型の気圧配置の多くなる 11 月上旬から 2 月中旬には少なくなっています なお 夏 ~ 秋の降水量については 台風接近の有無などで年毎の差が大きく 8 月下旬の旬別降水量は 愛知県ほかで記録的な豪雨となった 平成 20 年 8 月末豪雨 により平均値が 33.5mm と大きくなりました (2008 年 (124.0mm) を除いた場合の平均は 23.4mm) 降水量の平均 気温の平均 第 17 図 10 年間における旬別の平均気温と平均降水量グラフ 第 19 表 10 年間おける旬別 月別の平均気温 ( ) 旬別平均気温 (10 年平均 ) 月別平均気温 (10 年平均 ) 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 月別気温の平均 赤は最大値 青は最小値 第 20 表 10 年間における旬別 月別の平均降水量 (mm) 旬別平均降水量 (10 年平均 ) 月別平均降水量 (10 年平均 ) 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 上旬 中旬 下旬 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 月平均の合計 赤は最大値 青は最小値

23 第 18 図 10 年間における年毎の月降水量グラフ (2005 年は 10 ヶ月分 2015 年は 2 ヶ月分の合計となります ) 第 21 表 10 年間における年月毎の降水量 (mm) (2005 年は 10 ヶ月分 2015 年は 2 ヶ月分の合計となります ) 年月 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 月合計 1 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 年合計

24 低層ウィンドシアー 低層ウィンドシアー上空から降下してくる重い気塊が地表付近で弾けるように発散するマイクロバーストや風の収束線が線上に形成されるシアーラインなど 風の急変する領域を総称して ウィンドシアー といいます このウィンドシアーのうち高度が地表から概ね 1600ft(500m) までのものを 低層ウィンドシアー といいます 離着陸中の航空機の運航に大きな影響を与える可能性があります 中部航空地方気象台では 気温や風などの気象観測のほかに 空港気象ドップラーレーダーを使って 飛行場周辺及び航空路周辺の降水域と気流を観測しています そして 低層ウィンドシアーを自動的に解析しています このデータは航空機の安全運航のために利用されています マイクロバースト ( 以下 MB) とシアーライン ( 以下 SL) を予想したときや観測されたときには ウィンドシアーに関する飛行場気象情報 や 雷に関する飛行場気象情報 を発表して注意を呼びかけています 第 19 図は 2005 年 3 月から 2015 年 2 月における空港気象ドップラーレーダーで観測された MB と SL の月平均観測日数グラフです MB は空港から半径 20km 以内 SL は半径 60km 以内で解析します 第 22 表は 2005 年 3 月から 2015 年 2 月における MB を観測した年月毎の観測日数表 第 23 表は 2005 年 3 月から 2015 年 2 月における SL を観測した年月毎の観測日数表です MB の月平均観測日数では 7 月 (4.0 日 ) 及び 9 月 (4.4 日 ) は 4 日程と多く 1 月 (1.2 日 ) 及び 2 月 (1.5 日 ) が特に少なく 次いで 12 月 (2.0 日 ) 11 月 (2.3 日 ) が少なくなりました 年毎の観測日数の合計では 2011 年 (44 日 ) 2012 年 (46 日 ) が多く 2013 年 (26 日 ) が最も少なくなりました SL の月毎の平均観測日数では 3 月 (7.5 日 ) が特に多く 6 月 (4.3 日 ) と 11 月 (4.3 日 ) が少なくなりました 年毎の観測日数の合計では 2006 年 (82 日 ) と 2012 年 (88 日 ) が特に多くなりました 第 19 図 10 年間における MB と SL を観測した月平均観測日数グラフ

25 第 22 表 10 年間における MB を観測した年月毎の観測日数表 年月 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 月合計 10 年平均 1 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 年合計 第 23 表 10 年間における SL を観測した年月毎の観測日数表 年月 2005 年 2006 年 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 月合計 10 年平均 1 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 年合計

26 台風 第 24 表は 台風の平年値 (1981 年から 2010 年の 30 年間平均 ) と東海地方へ接近した数です 2005 年 3 月から 2015 年 2 月にかけて東海地方へ接近した台風の数は平均 2.9 個 ( 平年 3.3 個 ) でした 平年値と比較すると月毎でみても若干少なく 10 月については平均 0.9 個 ( 平年 0.5 個 ) と 2 倍程多くなりました 第 20-1 図から第 20-5 図は 2005 年 3 月から 2015 年 2 月の 10 年間に本土へ接近した台風の経路図です 2015 年は統計期間が 1 月から 2 月のため 本土に接近した台風はありませんでしたが 台風は 1 月及び 2 月共に 1 個ずつ発生しています 第 25 表は セントレアから半径 300km 以内を通過した台風によるセントレアの最大風速及び最大瞬間風速の値と 月及び年の極値順位になります 第 24 表 台風の平年値 (1981 年から 2010 年の 30 年間平均 ) と 10 年間の東海地方への接近数表月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月年間個数区分 台風発生数 平年値 台風上陸数 台風接近数 ( 全国 ) 台風接近数 ( 本土 ) 台風接近数 ( 東海 ) 年 台風接近数 ( 東海 ) 年 台風接近数 ( 東海 ) 年 台風接近数 ( 東海 ) 年 台風接近数 ( 東海 ) 年 台風接近数 ( 東海 ) 年 台風接近数 ( 東海 ) 年 台風接近数 ( 東海 ) 年 台風接近数 ( 東海 ) 年 台風接近数 ( 東海 ) 年 台風接近数 ( 東海 ) 年 台風接近数 ( 東海 ) 0 10 年平均台風接近数 ( 東海 ) 台風の接近は 2 ヶ月にまたがる場合があり 各月の接近数の合計と年間の接近数とは必ずしも一致しません 0.0 は平年値が 0.1 未満 空欄 は台風の観測なしを示しています / は 対象期間外になります < 台風接近数 ( 全国 )> 台風の中心が国内のいずれかの気象官署等から 300km 以内に入った台風の個数 < 台風接近数 ( 本土 )> 台風の中心が本州 北海道 九州 四国のいずれかの気象官署等から 300km 以内に入った台風の個数 < 台風接近数 ( 東海 )> 東海地方の愛知県 静岡県 岐阜県 三重県のいずれかの気象官署等から 300km 以内に入った台風の個数 < 台風上陸数 > 台風の中心が北海道 本州 四国 九州の海岸線に達した台風の個数

27 第 20-1 図 本土へ接近した台風の経路図 (2005 年 ~2006 年 ) 実線は台風 破線は熱帯低気圧又は温帯低気圧 印は 09 時 印は 21 時の位置を示します

28 第 20-2 図 本土へ接近した台風の経路図 (2007 年 ~2008 年 ) 実線は台風 破線は熱帯低気圧又は温帯低気圧 印は 09 時 印は 21 時の位置を示します

29 第 20-3 図 本土へ接近した台風の経路図 (2009 年 ~2010 年 ) 実線は台風 破線は熱帯低気圧又は温帯低気圧 印は 09 時 印は 21 時の位置を示します

30 第 20-4 図 本土へ接近した台風の経路図 (2011 年 ~2012 年 ) 実線は台風 破線は熱帯低気圧又は温帯低気圧 印は 09 時 印は 21 時の位置を示します

31 第 20-5 図 本土へ接近した台風の経路図 (2013 年 ~2014 年 ) 実線は台風 破線は熱帯低気圧又は温帯低気圧 印は 09 時 印は 21 時の位置を示します

32 セントレアに接近した台風によるセントレアの最大風速及び最大瞬間風速関連 第 25 表 2005 年 3 月から 2015 年 2 月までの台風によるセントレアの風の極値と順位表 台風番号 最大風速 月の極値順位 年の極値順位 最大瞬間風速 月の極値順位 年の極値順位 2005 年台風第 7 号 32kt( 西北西 16.5m/s) 7 月 26 日 22 時 18 分 7 月の 6 位 39kt( 西北西 20.1m/s) 7 月 26 日 22 時 16 分 7 月の 6 位 2005 年台風第 11 号 29kt( 東北東 14.9m/s) 8 月 25 日 14 時 13 分 8 月の 5 位 39kt( 東北東 20.1m/s) 8 月 25 日 14 時 11 分 8 月の 4 位 2006 年台風第 7 号 32kt( 東南東 16.5m/s) 8 月 8 日 06 時 10 分 8 月の 3 位 36kt( 東 18.5m/s) 8 月 8 日 06 時 09 分 8 月の 5 位 2007 年台風第 4 号 37kt( 南東 19.0m/s) 7 月 15 日 04 時 17 分 7 月の 3 位 49kt( 南東 25.2m/s) 7 月 15 日 04 時 21 分 7 月の 3 位 2007 年台風第 9 号 36kt( 西北西 18.5m/s) 9 月 6 日 23 時 37 分 9 月の 10 位 47kt( 西北西 24.2m/s) 9 月 6 日 23 時 33 分 9 月の 10 位 2008 年台風第 13 号 19kt( 北西 9.8m/s) 9 月 19 日 21 時 33 分 24kt( 北西 12.4m/s) 9 月 19 日 21 時 25 分 2009 年台風第 9 号 30kt( 東 15.4m/s) 8 月 9 日 23 時 53 分 8 月の 4 位 43kt( 東 22.1m/s) 8 月 9 日 23 時 53 分 8 月の 3 位 2009 年台風第 18 号 64kt( 北北西 32.9m/s) 10 月 8 日 05 時 21 分 10 月の 1 位 極値 1 位 86kt( 北北西 44.2m/s) 10 月 8 日 05 時 09 分 10 月の 1 位 極値 1 位 2010 年台風第 9 号 26kt( 西北西 13.4m/s) 9 月 8 日 21 時 24 分 32kt( 西北西 16.5m/s) 9 月 8 日 21 時 46 分 2010 年台風第 14 号 19kt( 北西 9.8m/s) 10 月 30 日 18 時 27 分 23kt( 北西 11.8m/s) 10 月 30 日 18 時 13 分 2011 年台風第 6 号 43kt( 南南東 22.1m/s) 7 月 19 日 05 時 24 分 7 月の 1 位 51kt( 南東 26.2m/s) 7 月 20 日 00 時 56 分 7 月の 1 位 2011 年台風第 12 号 42kt( 東 21.6m/s) 9 月 2 日 09 時 32 分 9 月の 4 位 56kt( 東南東 28.8m/s) 9 月 3 日 12 時 50 分 9 月の 4 位 極値 10 位 2011 年台風第 15 号 49kt( 北北西 25.2m/s) 9 月 21 日 13 時 41 分 9 月の 3 位 極値 4 位 60kt( 北北西 30.9m/s) 9 月 21 日 13 時 57 分 9 月の 3 位 極値 5 位 2012 年台風第 4 号 43kt( 東 22.1m/s) 6 月 19 日 18 時 49 分 6 月の 1 位 58kt( 東 29.8m/s) 6 月 19 日 18 時 40 分 6 月の 1 位 極値 6 位 2012 年台風第 17 号 51kt( 東 26.2m/s) 9 月 30 日 16 時 49 分 9 月の 2 位 極値 3 位 67kt( 東南東 34.5m/s) 9 月 30 日 16 時 47 分 9 月の 1 位 極値 2 位 2013 年台風第 18 号 51kt( 北北西 26.2m/s) 9 月 16 日 07 時 54 分 9 月の 1 位 極値 2 位 65kt( 北西 33.4m/s) 9 月 16 日 07 時 46 分 9 月の 2 位 極値 3 位 2013 年台風第 26 号 44kt( 北 22.6m/s) 10 月 16 日 04 時 52 分 10 月の 3 位 極値 9 位 57kt( 北 29.3m/s) 10 月 16 日 04 時 48 分 10 月の 2 位 極値 7 位 2014 年台風第 8 号 33kt( 南東 17.0m/s) 7 月 10 日 18 時 31 分 7 月の 5 位 43kt( 東南東 22.1m/s) 7 月 10 日 18 時 27 分 7 月の 5 位 2014 年台風第 11 号 45kt( 南東 23.2m/s) 8 月 10 日 11 時 13 分 8 月の 1 位 極値 6 位 62kt( 南南東 31.9m/s) 8 月 10 日 12 時 09 分 8 月の 1 位 極値 4 位 2014 年台風第 18 号 42kt( 北西 21.6m/s) 10 月 6 日 07 時 59 分 10 月の 4 位 53kt( 北西 27.3m/s) 10 月 6 日 07 時 49 分 10 月の 4 位 2014 年台風第 19 号 44kt( 南南東 22.6m/s) 10 月 13 日 20 時 16 分 10 月の 2 位 極値 8 位 56kt( 南東 28.8m/s) 10 月 13 日 19 時 41 分 10 月の 3 位 極値 9 位 赤字 : 極値 1 位青字 : 各月の 1 位

33 参考 < 台風と熱帯低気圧 > 1. 台風北西太平洋に存在する熱帯低気圧のうち 低気圧域内の最大風速がおよそ 17m/s(34 ノット 風力 8) 以上のもの 2. 熱帯低気圧 (1) 熱帯または亜熱帯地方に発生する低気圧の総称で 風の弱いものから台風やハリケーンのように強いものまである (2) 気象情報等で 熱帯低気圧 を用いる場合は 台風に満たない低気圧域内の最大風速がおよそ 17m/s(34 ノット 風力 8) 未満のものを指す 備考 熱帯じょう乱のうち 低気圧性循環の中心が不明瞭で 閉じた等圧線の半径が緯度で 2 度以上のものは原則として 低圧部 と解析される < 台風の大きさと強さ > 気象庁は台風のおおよその勢力を示す目安として 下表のように風速 (10 分間平均 ) をもとに台風の 大きさ と 強さ を表現します 大きさ は強風域 ( 風速 15m/s 以上の強い風が吹いているか 地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲 ) の半径で 強さ は最大風速で区分しています さらに 強風域の内側で風速 25m/s 以上の風が吹いているか 地形の影響などがない場合に吹く可能性のある範囲を暴風域と呼びます 強さの階級分け 大きさの階級分け 階級 最大風速 階級 風速 15m/s 以上の半径 強い 33m/s(64ノット ) 以上 ~ 44m/s(85ノット ) 未満 大型 ( 大きい ) 超大型 ( 非常に大きい ) 500km 以上 ~800km 未満 800km 以上 非常に強い 44m/s(85ノット ) 以上 ~ 54m/s(105ノット ) 未満 猛烈な 54m/s(105 ノット ) 以上

34 大気現象 スコール (SQ): 気象現象上風速が急速に強まり数分後には弱まる現象です 航空気象観測においては 瞬間風速が突然 16kt(8m/s) 以上増加して その状態が少なくとも 1 分間以上持続し かつ持続時間の平均風速が 22kt(11m/s) 以上である現象をいいます 第 26 表から第 29 表は 主要な大気現象を 雷 霧 雪 顕著な大気現象を 雪あられ 氷あられ 黄砂 スコール (SQ) 竜巻 として 2005 年 3 月から 2015 年 2 月の 10 年間における大気現象の観測日数を統計した表になります 第 26 表は 10 年間における雷を観測した年月毎の日数表です これまでの 10 年間で 1 月と 2 月は雷を観測しませんでした 7 月と 8 月は毎年雷を観測しており 10 年間の合計でみると 8 月は 39 日と特に多く 次いで 7 月には 29 日 9 月は 24 日となりました 年別では 2012 年が 22 日と多くなり これは 5 月と 9 月に上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となる日が多かったためです 第 27 表は 10 年間における霧を観測した年月毎の日数表です これまでの 10 年間の合計を月毎にみると 7 月が 14 日 3 月が 10 日と霧を多く観測した月となりました また これまで 9 月から 11 月には 霧は発生していません 年毎では 霧の発生はほぼ 3 日程ですが 2006 年は突出して 19 日と多く 次いで 2009 年の 9 日となりました 第 28 表は 10 年間における雪を観測した年月毎の日数表です これまでの 10 年間を月毎にみると 雪を観測したのは 1 月から 3 月と 12 月の 4 ヶ月間に限られていることがわかります また 1 月と 2 月は毎年 1 日以上は雪を観測しています 年毎では 雪の日数は年によってバラつきが大きいことがわかります 第 29 表は 10 年間における顕著な大気現象を観測した年月毎の日数表です 2012 年 5 月 9 日 08 時 40 分から 08 時 50 分にかけて空港の北約 5km で竜巻 ( 水上の竜巻 :Waterspout) 2014 年 9 月 11 日 10 時 51 分から 10 時 57 分にかけては 空港の南 8km 付近にろうと雲を観測しました 第 26 表 10 年間における雷を観測した年月毎の日数表 雷 (TS) 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 年合計 2005 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 月合計

35 第 27 表 10 年間における霧を観測した年月毎の日数表 霧 (FG) 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 年合計 2005 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 月合計 第 28 表 10 年間における雪を観測した年月毎の日数表 (2005 年は 10 ヶ月分 2015 年は 2 ヶ月分の合計となります ) 雪 (SN) 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 年合計 2005 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 月合計 雪の 年 に関わる統計は 寒候年 ( 前年 8 月から当年 7 月 ) の値です 第 29 表 10 年間における顕著な大気現象を観測した年毎の日数表 現象年 雪あられ 氷あられ 黄砂 スコール 竜巻 2005 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年

36 空港気象観測システムの紹介 航空気象観測には 器械で測定する要素 ( 気温 露点温度 滑走路視距離 風向風速 気圧 降水量 ) と人間が目や耳で観測する要素 ( 雲 ( 量 形 高さ ) 視程 ( 空港周辺の見通せる距離 ) 大気現象 ( 雷 雨 霧など )) があります これら気象観測を行い 通報するシステムとして空港気象観測システムがあります 観測通報したデータは 空港内の管制官や航空会社の運航担当者などに提供しているほか 全国の空港をはじめ国外の航空機の運航に関わる機関や航空会社にも配信されています 1. 空港気象観測施設配置空港気象観測システムで各気象要素を観測する機器は その観測する要素によって それぞれ空港内の適切な位置に設置されています ( 第 21 図 ) 第 21 図 空港気象観測施設配置図 2. 観測装置 < 風向風速計 >( 第 22 図 ) 風は 航空機の揚力 ( 浮き上がるための力 ) 滑走距離 操縦性に大きく影響し 特に滑走路に対する強い横風や突風などは 航空機の離着陸に大きな影響を及ぼします このため 風向風速計は 一般的に接地帯 ( 着陸する航空機が初めて滑走路に接触しようとする部分 ) 付近に設置しています 航空気象観測では 胴体と尾翼で風を受け その向きから風向きを プロペラの回転数から風速を観測する風車型風向風速計を使用しています 風向風速計は二重化され 地上から 10m の高さに設置されています 第 22 図風向風速計

37 < シーロメータ ( 雲高測定器 )>( 第 23 図 ) 飛行場上空に低い雲があると 航空機が離着陸できなくなることがあります このことから 雲の高さは離着陸の判断に大きく影響します 雲の高さは人間の目による観測のほか シーロメータでも観測しています シーロメータは 滑走路末端付近に設置され 上空に発射したレーザー光が雲で反射して戻ってくるまでの時間から雲底の高さを観測しています 第 23 図シーロメータ < 滑走路視距離計 >( 第 24 図 ) 航空機が安全に離着陸するためには パイロットから滑走路上の一定以上の距離が見通せなければなりません この滑走路上を見通せる距離のことを滑走路視距離 (RVR) といい 離着陸の判断にとても重要です 滑走路視距離は 滑走路視距離計という器械によって観測していて 航空機から見たパイロットの目線とほぼ合うようにするため 滑走路上約 2.5m の高さに設置されています 測定原理は 投光部から光を受光部に向けて発射し その間にある霧粒などによって前方に散乱された光を受光部で受信し 周囲の明るさ ( 背景輝度測定器で観測した値 ) や滑走路の灯火の光の強さを加味して滑走路視距離を観測しています 第 24 図滑走路視距離計

38 < 温湿度降水観測装置 >( 第 25 図 ) 温度計 湿度計気温と湿度は 航空機の揚力や離着陸するときのエンジン推力の操作 着氷などに直接影響するほか 航空機の荷物や燃料の積載量及び滑走距離などを計算するために必要です 温度 湿度計は 滑走路付近の露場と呼ばれる平坦な場所の中で 地表から高さ約 1.25~2.0m に設置されています 中部では 高さ 1.5m に設置されています 温度計は 白金の電気的な抵抗値が気温に比例して変化する特性を利用して 気温を観測しています 湿度計は 湿度によって静電容量が変化する素子を用いて電気的変化から湿度を観測しています 雨量計雨はその強さによって 操縦席からの視界不良やタイヤと路面の間に水が入り込み 水の上を滑るようになるためブレーキ等が利かなくなる現象 ( ハイドロプレーニング現象 ) を引き起こすことがあります 雨量計は 温度 湿度計を設置している同じ露場内に設置されており 降水量が 0.5mm に相当する雨水が雨量計内部のますに貯まると ますが転倒するため この転倒回数を数えることにより降水量を観測しています また ますが転倒する時間間隔から降水強度も観測しています 通風ファン 雨量計 第 25 図温湿度降水観測装置 < 気圧計 >( 第 26 図 ) 航空機は 飛行中の高度を搭載した気圧計を用いて求めています 気圧は場所や時間により変動するので 正しい高度の値を求めるためには 飛行地点の地上または海上の気圧の最新の値を用いて気圧計を校正することが必要です 航空機が目的空港に着陸する場合は 着陸前に目的空港の気圧 ( これを高度計規正値 (QNH) といいます ) をセットすることにより 航空機が滑走路に着陸したときに 航空機の気圧計が滑走路の標高を示すようになっています これにより 航空機は目的空港の滑走路上に安全に着陸できるのです 気圧計の設置場所条件には 強い風の影響を受けないこと 直射日光が当たらないようにすることが必要です このため 航空気象官署などの建物の中にある観測室に設置しています 気圧によって静電容量が変化する半導体を用いた電気式気圧計により観測しています 第 26 図気圧計

39 一口コラム集 < 積乱雲の一生 > 単独の積乱雲の一生は 成長期 成熟期 減衰期の 3 つに大別できます 成長期 上昇気流のみ成熟期 上昇気流と下降気流が混在減衰期 下降気流のみ 成熟期や減衰期の積乱雲の中では 第 27 図のように成長した雪や氷の粒が落下の際に融けたり 雨粒の蒸発によって冷たく重い空気が生成されます そして その冷たく重い空気は速度を増しながら下降し 地表 海面付近で水平方向に発散します この下降気流 水平方向への発散する速度の顕著なものがダウンバーストです 第 27 図 積乱雲の一生と雲中の様子 < 積乱雲の世代交代 > 積乱雲から下降した気流が地表 海面付近で水平方向に広がってできる冷たい空気の層は 低い層の暖湿な空気を押し上げて新たに積乱雲を発生させたり 積雲を積乱雲にまで発達させたりすることがあります 第 28 図はその事柄の模式図です 積乱雲を移動させる大気の流れがゆっくりしている場合では 積乱雲は暖湿な空気の存在する側 または送り込む側に次々と発生し 積乱雲の流される方向とは反対の方向に移動 拡大するように見えます 同じようなところで次々と積乱雲が発生するような状況になると 積乱雲の下に当たる地域は雷や強雨が長く続くことになります 暖湿な空気 成長期の積乱雲 雲の移動方向 冷たい空気 減衰期の積乱雲 時にダウンバースト 第 28 図 積乱雲の世代交代の模式図 < 積乱雲によって降った強い雨 > 第 29 図は積乱雲がセントレアを通過したときに空港の雨量計が観測した状況を表したものです 前 10 分間に 20.0mm の降水量を観測しました このような強い雨が降っているとき 卓越視程は 1000m RVR の最小値は 500m を下回ることがあります 雨量計は 0.5mm 毎にカウントしています 第 29 図 降水量グラフ

40 < 積乱雲に伴う SL MB の関係 > 第 30 図は 積乱雲に伴うシアーライン ( 以下 SL) マイクロバースト ( 以下 MB) の関係を示した模式図です 積乱雲から降水を伴う冷たい下降流が吹き出し 地上にぶつかり周囲に発散します この発散をドップラーレーダーで MB として観測します この発散した風の特に強いものがダウンバーストで 大きな破壊力を持ちます 積乱雲から吹き出して地上を発散する風と一般風 ( 地形等の局地的な影響を受けない風 ) が収束するところをガストフロントといい ドップラーレーダーで SL として観測します 地上を発散する風の方が向かい合う一般風より強い場合 ガストフロントは一般風に逆らって移動します この様なガストフロントの通過時には 急な風向変化や突風を伴うことから ダウンバーストと共に注意が必要です この模式図の様な積乱雲からの下降流を原因とする MB の他にも 内部重力波による発散を MB として観測することもあります 積乱雲 吹き出す下降流 ガストフロント * 上昇流により新たに発生した雲一般風 地表面発散 MB 収束 SL * 積乱雲から吹き出した風と 一般風のぶつかり合うガストフロントでは上昇流により新たに雲が発生し 積乱雲に発達する場合があります 第 30 図 積乱雲と SL MB の関係模式図 < 冷気層によるシアーライン > 第 31 図は 冷気層によるシアーラインの模式図になります 夜間の放射冷却や降水粒子の蒸発により岐阜県南部から濃尾平野にかけて気温が低下すると内陸には冷気が蓄積されます 次に 内陸に蓄積された冷たく重い空気は標高の低い伊勢湾へ北よりの風となって流れ込み冷気層を形成します また 一方で高気圧の後面や南岸低気圧からのびる前線の接近などにより 伊勢湾に暖湿な南よりの風が吹きこむと 相対的に暖かい南よりの風は伊勢湾に形成された冷気層の上を滑昇し冷気と暖気の境目となる地表でシアーラインが形成されます このような場合 冷気層内では湿潤化による視程の悪化や低い雲が発生しやすくなります また 冷気層内では北よりの風が 冷気層の上では南よりの風が吹いていることから低層ウインドシアーが発生しやすい状態となるため注意が必要です 第 31 図 冷気層の南北断面図模式図伊勢湾西側から見たセントレア方向の断面図

41 < 海陸風とは > 海陸風の模式図を第 32 図に示します 陸は暖まりやすく冷えやすい一方 海は暖まりにくく冷えにくいという性質があります このため 昼になって日が差し始めると 陸上にある空気は海上にある空気よりも早く暖められます 暖まった空気は密度が小さくなって浮力を受け上昇気流を生じます 上昇気流によって上空へと移動した空気は気圧が下がるため断熱膨張により冷やされます このようにして陸上では地表付近では海上よりも気温が高いが 上空では逆に気温が低いという状態になります また 冷たい空気は重く気圧が高く 暖かい空気は軽く気圧が低くなります 風は気圧の高い方から低い方へ吹くことになります 昼間は 地表付近では海から陸へ海風 上空では陸から海へ向かう風が吹きます 夜間になり日射が無くなると 陸上にある空気は海上よりも早く冷えて 地表付近では陸上の方が海上より気圧が高く 上空では気圧が低い状態になります 地表付近では陸から海へ陸風 上空では海から陸へ向かう風が吹きます 第 32 図 海陸風の模式図 ( 左 : 昼間右 : 夜間 )

42 < 降雪 ( 冬型の気圧配置と南岸低気圧 )> (1) 冬型の気圧配置の降雪事例 (2006 年 12 月 29 日日降雪量の極値 8cm を観測 ) 12 月 29 日 09 時 ( 以後 時刻表記は日本時間 ) の気圧配置 ( 第 33 図 ) は西高東低の冬型で気圧の傾きが急となっています また 等圧線が南北方向に走行しており 北西の季節風が吹きやすい気圧配置となっています 第 34 図の気象衛星赤外画像と上空の気温 風模式図を見ると 上空約 3000m では- 20 の寒気が本州中部に南下 上空約 1500m では-9 以下の寒気が岐阜県付近ま 第 33 図 地上速報天気図 第 34 図 気象衛星赤外画像とで南下しています また 米上空の気温 風模式図子 潮岬の上空約 1500m では 40kt 前後の北西風が観測されており 若狭湾から東海地方に雪雲が流れ込んでいます 雪雲の流れ込みの状況 12 月 29 日は 03 時過ぎからセントレアで降雪が始まり 08 時から 13 時にかけて断続的に強い雪が降り 12 時の臨時観測で積雪 5cm 日降雪量は 8cm を観測しました 降雪が始まる前の 03 時のアメダスの風 ( 第 35 図 : 左図 ) は濃尾平野で西風となっているため セントレアには雪雲が流れ込んでいませんが 09 時 ( 第 35 図 : 右図 ) では若狭湾からセントレアにかけて風向が北西にそろい雪雲がセントレアに流れこみ降雪が強まりました 図中の数字は風速 m/s 第 35 図 レーダーエコーアメダス風分布図左図 :03 時 右図 :09 時 冬型の気圧配置による降雪のイメージ冬型の気圧配置によりセントレアで積雪となる条件として 以下の事項が分かってきています 第 36 図は 冬型の気圧配置による降雪の模式図になります 若狭湾に発達した雪雲が存在していること セントレア上空の寒気は 約 3000m で -20 以下 約 1500m で -9 以下であること 上空の風は 約 1500m で 35kt 以上の北西風 地上付近まで風向が北西になっていること 第 36 図 冬型の気圧配置の降雪模式図

43 (2) 南海上を低気圧が通過した時の降雪事例 (2008 年 2 月 9 日日降雪量 4cm を観測 ) セントレアで積雪 4cm を観測した 2 月 9 日の 15 時の地上速報天気図 ( 第 37 図 ) ではセントレアの南海上に低気圧があり東北東に進んでいます 同時刻の衛星赤外画像 ( 第 38 図 ) では南岸低気圧の雲域が中部地方に広がっています 09 時の高層気象観測による上空約 1500m の気温分布では -3 以下の寒気が東海地方沿岸まで南下しています が 一般に降雪の指標とされている -6 の寒気の南下は北陸地方までとなっています 上空の寒気が強くなくても 降雪が強まるのが南岸低気圧の通過による降雪の特徴といえます 第 37 図 地上速報天気図 第 38 図 気象衛星赤外画像と上空の温度分布図 < 南岸低気圧による降雪のイメージ > 南岸低気圧によりセントレアで積雪となる条件として 以下の事項が分かってきています 第 39 図は 南岸低気圧による降雪の模式図になります 降雪の前日には冬型の気圧配置により 乾燥した冷気が濃尾平野に流れ込んでいること 南岸低気圧の接近時 セントレアの上空約 1500m の気温が -3 以下であること 濃尾平野からの乾燥した冷気の流入が数時間以上継続していること 降雪開始前のセントレアの地上気温は低く ( 概ね 2 以下 ) 乾燥していること 降雪開始後のセントレアの地上気温が 0.5 以下の場合は積雪となる可能性が大きい 第 39 図 南岸低気圧による降雪の模式図

44 < 霧の種類と成因 > 第 30 表は霧の種類と成因表になります 第 40 図はセントレアで発生しやすい霧の模式図です これまで観測された霧の中には これらの成因が段階的に複合しながら 長時間にわたり霧が発生していたこともあります 第 30 表 霧の種類と成因表 ( 霧 : 微小な浮遊水滴により視程が1km 未満の状態をいいます ) 種類 成因 放射霧 晴れて風の弱い日の夜から朝にかけて 放射冷却によって冷えこんだ時に発生する霧 内陸部の盆地に多く見られる霧 移流霧 暖かく湿った空気が流れ込み 冷たい水面や地面によって冷やされて発生する霧 初夏の海に多く 海霧 ( うみぎり かいむ ) ともよばれる 滑昇霧 湿った空気が山の斜面に沿って上昇する時に上方で冷えて発生する霧 蒸気霧 暖かな水面から蒸発している水蒸気が 冷たい空気によって冷やされて発生する霧 空気の冷たい冬の川に多く 川霧 ( かわぎり ) とも呼ばれる 前線霧 前線に伴って発生する霧 温暖前線から降る比較的暖かい雨が 前線の下にある寒気内でいったん蒸発して水蒸気となり それが再び冷やされるときに発生する霧 混合霧 温度の異なる2つの湿った空気の混合によって発生する霧 逆転霧 低い高度に形成された逆転層の下に発生する雲の頂部が放射等で冷やされ 雲底高度が下り地上に達してできる霧 模式図 1 逆転霧 赤外放射で雲の頂部が冷やされて雲の高度が下がり 地面 海面に到達してできる霧 霧 模式図 2 移流霧 冷たい海 暖かく湿った空気が流れ込み 海上で冷やされ 霧が発生する暖かく湿った空気 霧 模式図 3 混合霧 冷たく湿った空気 温度の異なる 2 つの湿った空気の 2 気の混合により霧が発生する暖かく湿った空気 霧 模式図 4 前線霧 雨滴がいったん蒸発し 前線下部で冷やされ 霧が発生する 霧 第 40 図 セントレアで発生しやすい霧の模式図

45 中部航空地方気象台 この資料を複製し 第三者へ提供することは禁じます 2. この資料に含まれているデータ等を利用した場合は 中部航空地方気象台提供を明示して下さい Copyright 2015 by Chubu Aviation Weather Service Center All Rights Reserved. 1.This data should not be reproduced and not be provided to any third party. 2.The source should be properly acknowledged in any work obtained with this data. セントレアの気象 10 年報 2005 年 ( 平成 17 年 )3 月 ~2015 年 ( 平成 27 年 )2 月 編集 : 中部航空地方気象台観測課発行 : 中部航空地方気象台発行日 : 2015 年 ( 平成 27 年 )12 月 1 日 常滑市セントレア一丁目 1 番 (CAB 庁舎 ) TEL 中部航空地方気象台ホームページ

46 日最高気温高い方から ( ) 日最低気温低い方から ( ) 観測極値順位表 (2005 年 2 月 17 日 ~2015 年 2 月 28 日 ) 中部航空地方気象台 日最小湿度 (%) 日平均湿度低い方から (%) 日最大風速 (kt) 日最大瞬間風速 (kt) 日降水量多い方から (mm) 日最大 1 時間降水量 (mm) 日最大 10 分間降水量 (mm) 降雪の深さの合計多い方から (cm) 積雪の深さ (09 時 ) (cm) 1 位 2 位 3 位 4 位 5 位 6 位 7 位 8 位 9 位 10 位 NNW 86 NNW /8/ /2/1 2011/4/1 2011/4/ /10/8 2009/10/8 2010/10/9 2009/11/ /7/ /12/ /12/ NNW 67 ESE /8/ /2/ /5/6 2010/3/ /9/ /9/ /7/ /10/8 2009/11/ /12/ /1/ E 65 NW /9/ /1/5 2007/5/ /4/ /9/ /9/ /9/4 2013/9/4 2010/8/ /2/9 2008/2/ NNW 62 SSE /9/4 2006/2/ /4/ /1/ /9/ /8/ /8/9 2012/6/ /9/4 2011/1/ /2/ ESE 60 NNW /8/ /1/ /4/ /4/ /4/6 2011/9/ /10/7 2014/8/ /7/ /2/ /2/ SE 58 E /8/ /2/4 2009/3/8 2014/4/ /8/ /6/ /11/ /10/9 2008/9/ /2/ /2/ NW 57 N /6/ /1/ /4/ /11/ /3/ /10/ /6/ /7/ /6/4 2013/2/8 2005/12/ SSE 57 ESE /8/ /1/ /10/ /11/ /10/ /4/6 2013/9/ /9/4 2014/8/ /2/6 2014/2/ N 56 SE /8/ /1/ /4/ /2/ /10/ /10/ /5/7 2011/7/ /6/ /2/ /2/ W 56 ESE /8/ /1/ /4/2 2012/2/ /12/3 2011/9/3 2013/10/ /10/7 2010/10/4 2015/2/ /1/17

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