計画系 701 号カテゴリー Ⅱ 日本建築学会計画系論文集第 79 巻第 701 号, ,2014 年 ₇ 月 J. Archit. Plann., AIJ, Vol. 79 No. 701, , Jul., 2014 東日本大震災時における高齢者の緊急避難行動の

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めぐのいそみ
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1 計画系 701 号カテゴリー Ⅱ 日本建築学会計画系論文集第 79 巻第 701 号, ,2014 年 ₇ 月 J. Archit. Plann., AIJ, Vol. 79 No. 701, , Jul., 2014 東日本大震災時における高齢者の緊急避難行動の実態と集落環境による影響 - リアス式海岸沿い集落赤浜のケーススタディ - STUDY ON THE EVACUATION BEHAVIORS OF ELDERLY RESIDENTS IN RURAL COMMUNITIES DURING THE GREAT EAST JAPAN EARTHQUAKE IN RELATION TO THE BUILT ENVIRONMENT A case of Akahama along the rias coast, Iwate prefecture 神原康介 *, 窪田亜矢 **, 黒瀬武史 *** ****, 萩原拓也福士薫 **** *****, 田中暁子 Kosuke KAMBARA, Aya KUBOTA, Takefumi KUROSE, Takuya HAGIWARA, Kaori FUKUSHI and Akiko TANAKA Many elderly people were killed by the tsunami of the Great East Japan Earthquake in Akahama, Otsuchi town, Iwate prefecture. The purpose of this paper is to describe the evacuation behaviors by interviews with residents in Akahama which is along the rias Coast and to clarify how the built environment influences the evacuation behaviors of the elderly. It is found that 1) geographical features such as nearness of a rising ground, sloping road to the sea and a narrow plain land are good for evacuation, 2) the town's background such as past tsunami, seawall construction and elementary school which has never been damaged in a few hundred years influences the evacuation behaviors and 3) family network and local community led to an influence on a turning point of an evacuation behavior, but there were younger people who tried to help the elderly but did not succeed or was killed. The Elderly, Evacuation behavior, built environment, Rias Coast, Akahama , , , m ) N=5715 :,, Vol.80, No.1, p.61, 2010 * ** *** **** ***** 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 Doctor Course, Dept. of Urban Eng., Faculty of Eng., Univ. of Tokyo, M. Eng. 博士課程工修東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻 Assoc. Prof., Dept. of Urban Eng., Faculty of Eng., Univ. of Tokyo, Dr. Eng. 准教授工博東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻助教工修 Assist. Prof., Dept. of Urban Eng., Faculty of Eng., Univ. of Tokyo, M. Eng. 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程 Master Course, Dept. of Urban Eng., Faculty of Eng., Univ. of Tokyo 後藤安田記念東京都市研究所研究員工博 Researcher, The Tokyo Institute for Municipal Research, Dr. Eng

2 Hoogendoorn 3) 4) 5) 6) km , , , , % 23.1%75 2,518 50%48% ha 216.4ha 37.2ha 19.9ha 16,058 1, % TP+6.4m 12.9m % , , % % m

~ª ȭρ2>5 ˆ cuw [X: 2-1-1. Ge ET ΌɻȖcCJx ɢœĖØɍe Ί Đ ȭf 2012 Ʈ 11 Ȟ 25 ɢf ʇİœEõw qª~ ƻɤƝ eúŕʠbœǃ_9 ȑ912 Ȟ 16>18 ȑ92013 Ʈ 2 Ȟ 19920 ȑ94 Ȟ 15916 ȑ96 œ ɗ@cŗr ^ E?

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3 ~ª ȭρ2>5 ˆ cuw [X: Ge ET ΌɻȖcCJx ɢœĖØɍe Ί Đ ȭf 2012 Ʈ 11 Ȟ 25 ɢf ʇİœEõw qª~ ƻɤƝ eúŕʠbœǃ_9 ȑ912 Ȟ 16>18 ȑ92013 Ʈ 2 Ȟ ȑ94 Ȟ ȑ96 œ ɗ@cŗr ^ E?w9RIcȋΐ`b[^ΝİE H: Ȟ ȑe 10 ȑ [X: ȭǝ f ȭȗɼ_e ɢŒ ƕȯ` ǢEõw }_@xe9ƕȯeɤɗ@co_ FþP^@ ØeØɍΡÐ ØžcƗØ¼eËœĖeØɍsĺq `PX: ȭ x`lzc ȑȟʶʳ9ȝsũfb ǢEƛ cƹix`lzc f9 Ņcux ~ª 9ĥiĴǢke ȭʷe Ʀ ňĩcu ƫƅE?x: ƫƅĈDvɤcĹD[^Ĝ ȎĹcʦ 9ĜȎĹc w [X: ȭʷcf9 <ΌɻʟʔȖ9aL_Ú P^@XD:oX9 ũ `ľgyx Eƹi^@x:ʦ `ũ f œ `Ν `±ˣc@XD= <bu9 Ί ͷűpua`ǔ[xd= <alc9 İ \bi ɢe¼ǏʠbŔ _?x: Ίǥ`b[X ɢƒżȮ aat[^ ΊPXD=<ɞɚ al_ XD=<VeËΡɎÌ@X eȸνρȯƶ f 10m9Ɣď ǿǻáȳǥ< C Á õ =`@A Ņ ʕǛPX: ~ª ȭf9œðøɍ` C\Z=E 19Υ9 ²ʢΝİE 20m _?x: ƫƅf 20m9 żʔv ~Ρ2Φ4 Ç cp94 ʏ ǟ_ ɢöœĖ ˠ P9 ȑȟʶʳf 15m _?xɜ Ρō 6 : Ί eʮ tɏcƿ PXÇe Ί Đ9ɞɚ ʢĈcPX Ί Đ9øʠ ʹʠȃǻɠĐ A Ί Đbae9ʅǎʠb Ί RTYC e ͳ [X: FīwRx¼_9oYɞɚeÁf RɎcb ũȶρʙȏ `Ķ Ķ c Eƹi^@X ¹eɲȳ yb@ȏt9όɻȗe Ǟ ǑyvyXȎEŹŒPX:ǋvyX ɢeʇɘ` ÍāȠe ɢ_fm`}aťĔEb@Xr9Ȣʭˀ_ Ί Đe ͳf 233 ÇY[XΡňˎʎ 24% :oxόɻǂȗe ɢ f ÍÏͼe ƥǃǟ x:ox9 ɢe ƥǃǟı`p^9ɤ øɍι ` ȭȗɼ_eøɍι c9 ɢØɍeɅÅ Ȏ ȓ eȉë`ü ežœͷʟ9 eɼcʧʢrx: cͺp^9 ~ª <ΌɻȖ9VeȎfaLc@Xe D=< ȭdv970 ɃÏµ ΝΠ e Ί ĐeƃǝǨǺ`ʃʑʠʒşǄΒ9ʳÓʠʒşǄΒc ͺRxÿȨ [X: 至宮古船越湾田線川槌大吉里吉里山 45 号 D 1933 Ʈe ɢƥ œ 道国道県大槌町役場小鎚川筋山安渡町方浸水範囲国道赤浜県道一般道至釜石大槌湾蓬莱島 ( 弁天島 ) N 0m 500m 1.5km 浸水範囲は国土地理院 2 万 5 千分 1 浸水範囲概況図 ( 岩手県 ) を元に作成 D ũȶʙccjx ɢeÖ 至吉里吉里赤浜２丁目岩手県交通バスセンター惣川八幡宮山道三協印刷赤浜１丁目赤浜小学校墓地公民館山道無線局安渡赤浜境界ワークフォロー ( 旧児童館 ) 墓地陸閘三日月山三日月神社チロリン 100 D 1972 Ʈe ɢƥ œ 3 丁目の広場筋山道路東大海洋研火災範囲 50 赤浜３丁目蓬莱橋陸閘浸水範囲 0 山道道県大縄道路漁民住宅消防屯所 D 1952 Ʈe ɢƥ œ 300m 至蓬莱島 ( 弁天島 ) D ɢ eȴ 2. z< x I 2-1. z< x { I 1595

4 (1) 7, m 1960 ) TP+6.4m (2) (3) , PTA PTA PTA

長の携帯電話 6m ( ワンセグ ) から得たの津波警報が唯一の情報源だったという徐々に海の色が変わり突堤が切れている所で渦を巻いた防潮堤を越流する大津波が襲来したのは 15 時 20 分頃であった避難先は赤浜小学校とワークフォロー赤浜三丁目の広場に定められていたが蓬莱島が隠れる程の高さの津波が避難場所の一つ赤浜小学校を襲った小学校長の記録によると小学校校舎は 2 階床上

4ha の火災が発生した赤浜住民が被災当夜に滞在した場所は赤浜 ( 三協印刷ワークフォロー民家等 ) だけでなく吉里吉里 ( 福祉施設や寺院等 ) も多かった夜間瓦礫の堆積により一二三丁目は孤立化したが翌日以降山道 ( 獣道 ) を通って物資のやりとりが行われた人 ( 人 ) 30 25 20 15 10 5 0 11) 図 10 赤浜の死亡行方不明者年齢別人口注

24km,M9.0, 震度 6 弱 ) 停電防災無線が途中で切れる 14:49 大津波警報発表公民館館長が車からハンドマイクで避難の呼びかけ 15:06 地震 ( 岩手県沖 29km,M6.

5 長の携帯電話 6m ( ワンセグ ) から得たの津波警報が唯一の情報源だったという徐々に海の色が変わり突堤が切れている所で渦を巻いた防潮堤を越流する大津波が襲来したのは 15 時 20 分頃であった避難先は赤浜小学校とワークフォロー赤浜三丁目の広場に定められていたが蓬莱島が隠れる程の高さの津波が避難場所の一つ赤浜小学校を襲った小学校長の記録によると小学校校舎は 2 階床上 1.1m 体育館は床上 1.1m まで浸水した赤浜二丁目の山側では八幡宮の下の参道下周辺まで約 1.4ha の火災が発生した赤浜住民が被災当夜に滞在した場所は赤浜 ( 三協印刷ワークフォロー民家等 ) だけでなく吉里吉里 ( 福祉施設や寺院等 ) も多かった夜間瓦礫の堆積により一二三丁目は孤立化したが翌日以降山道 ( 獣道 ) を通って物資のやりとりが行われた人 ( 人 ) ) 図 10 赤浜の死亡行方不明者年齢別人口注赤浜住民の被災時死亡者のうち赤浜内での被災者は 77 人赤浜外が 16 人であった町丁目別では低地部に広がる一丁目二丁目の住民の被災者が多い 0 9 歳歳歳歳歳歳歳歳歳 90 歳 10) 表 22 赤浜地区 3 月 11 日の出来事注 14:46 地震 ( 三陸沖 24km,M9.0, 震度 6 弱 ) 停電防災無線が途中で切れる 14:49 大津波警報発表公民館館長が車からハンドマイクで避難の呼びかけ 15:06 地震 ( 岩手県沖 29km,M6.5, 震度 4) 4 海面上昇で蓬莱島が水に浸かり始める海の色が変わり突堤が切れている所で渦を巻く 15:20 大津波襲来 ( 防潮堤越流 ) 漁船や建物が漂流電柱が倒れる蓬莱島が隠れる火15:40 地震 ( 岩手県沖 48km,M5.9, 震度 4) 4 災発大きな引き波漁船や建物が激しく衝突生蓬莱島あたりの泥の海底が見える (二押し波引き波が繰り返し襲来丁目16:28 地震 ( 岩手県沖 17km,M6.6, 震度 4) 4 山側17:35 日没 ) 被災当夜の滞在場所へ避難 20:36 地震 ( 岩手県沖 24km,M6.7, 震度 4) 4 20:57 地震 ( 岩手県沖 29km,M5.3, 震度 4) 4 3 月 12 日 20:20 津波警報に切替 3 月 13 日 7:30 津波注意報に切替 3 月 13 日 17:58 津波注意報解除 ) 11) 表 33 赤浜住民の死亡行方不明者の人数注被災時死亡 93 赤浜内 77 津波 73 火災 2 不明 2 赤浜外 16 津波 13 火災 1 不明 2 被災後死亡 6 11) 表 44 震災前の居住者数と震災時の犠牲者数注町丁目居住者数犠牲者数被災者率赤浜一丁目 % 赤浜二丁目 % 赤浜三丁目 % 計 % 3-2. 災害履歴と避難行動 ( 初動 ) 災害履歴 1896 年 6 月日明治三陸津波年 3 月 3 日昭和三陸津波 1960 年 5 月 24 日チリ地震津波の 3 つの浸水範囲から西側では赤浜小学校下中央では漁民住宅東側ではチロリン中央付近より低 3 いエリアは 3 3 度とも浸水していることが分かる 3 度とも浸水していないのは赤浜小学校八幡神社下の県道付近赤浜三丁目高台住宅より高いエリアである写真 1 防潮堤を越流する津波 ( 菊池公男氏提供 ) 赤浜における死亡行方不明者赤浜における死亡行方不明者は 70 歳代が最も多く 27%80 (27%) 歳代 50 歳代 60 歳代と続く死亡行方不明者のなかで 70 歳以上の高齢者が約半数 49% (49%) を占める 12) 図 11 近代以降の津波浸水範囲注

6 災害履歴と避難行動初動の関係 znqp = ;= 約 10 人無線局周辺でも数名の人が集まっていたことが確認され Ç9ɾˤƖļ _sȇĸeçe o[^@xl`eʮ Ny ɜ 13 で逃げた人と逃げない人 _< KX=Ç`< Kb@=Ç ヒアリングにおいて初動 ~ª cc@^9āđ注 ɜ 14 ている : ^@x注を地図にプロットした死亡行方不明者で地震時に自宅にいて逃 œōc PX:ɅÅ Ȏ ȓ _œόȗc žc@^ KbD[XÇsͰd^ PXΡō : げなかった人も重ねてプロットした図海の状況を確認する場所 y }s"!hz 津波襲来前に海を確認する場所としてヒアリングから図 ɞɚ ȥĉcɤ ʮ Rxŝǥ`P^9 ~ª Dvō 13 の e ポイントがあることが分かった避難場所となっていた高台や八幡 E?xL`EÿD[X: Ίŝǥ`b[^@XΝİt ƫ ƅ9ox eµcç;f o[x:ŧhfƛe [X ɢeœǃ 宮また陸閘の上に人々は集まった多くは山が迫った赤浜の地形一人複数初動で逃げた初動で逃げなかった的特徴が表れた場所である ʠʅǎE yxŝǥ_?x 物理的環境影響 ΡʃʑʠʒşǄΒ :防潮堤で海への視界 ͻɴś_ɤke ʛ 津波非経験エリア林道津波経験エリア 7 21 津波常襲エリアが遮られた場所でも傾斜地のため防潮堤自体は確認することがで E vyxŝǥ_s9ìȋœexrͻɴś Ùfʮ RxL`E_ 八幡宮ワークフォロー赤浜２丁目墓地 F9 ɡPXɞɚ ^ƌĉ_e Ίc\bE[Xŝĵs?[X Ρʃ き越流した津波を見て寸前での避難につながった場合もあった物理的環境影響 ʑʠʒşǄΒ : 三協印刷墓地赤浜３丁目県道体校舎育赤浜小学校館三日月山赤浜１丁目 2 丁目山側八幡宮三日月神社 3 丁目の広場陸閘赤浜小学校校庭陸閘陸閘明治 29 年 6 月 15 日明治三陸大津波浸水地域昭和 8 年 3 月 3 日昭和三陸大津波浸水地域昭和 35 年 5 月 24 日チリ地震津波浸水地域平成 23 年 3 月 11 日東日本大震災大津波浸水地域 N 0m 50m 100m チロリン陸閘の上 3 丁目の広場津波襲来前に海の様子を見ていた場所 300m 浸水範囲火災範囲図 D 12 災害履歴と避難行動初動 ɻƆƙɄ` Ί ĐΡāĐ m 近代以降三度の津波被害を受けてきた津波常襲エリアをみ ÍÏͼ9 Ƶeɞɚ Ɔ ĬJ^FX<ɞɚƪ ª~= p D 13 海の状況を確認した場所 ɤeʇɘ ʮ PXŝǥ 図ると本プロットの数では初動で避難した人としない人の割合はほ x`9ȣ eȇ_fāđ_ ΊPXÇ`Pb@ÇeĊĵfm ぼ同数であった逃げた初動で避難せず助 nķȇ_?[xρ KX 18 逃げなかった 189 KbD[X :āđ_ ΊTSĎ 4 高齢者の避難行動の実態把握 4 = MX[\ D[XÇe ĐÞ`P^950 代男性は地震時母と自宅東大海洋研 ÍʘǖfœΌȖɈ` žρȧũɤɝʭ かった人の行動例として 50 高齢者の避難行動の特徴を把握するために地震発生時から津波 ΝΠ e Ί Đeʅǎ ǨǺRxXrc9œΌʟʔȖDvɞɚ 付近にいたが暫くして飼い猫が騒がしくなったので三丁目へ Ì c@xe9șhp^θ@ʊeκephb[xe_9 ²ʢk 襲来直後の間に赤浜にいた ȥʣǉe c ɢc@X 70 歳以上の高齢者の避難行動と ɃÏµeΝΠ e Ί Đ` 70 歳未 Ƀȡ 避難を開始し津波到達直前で高台に上りきった行動等がある Ί ͷűpɞɚą ʣĈ_ΝİcµwF[X ĐˌE?x: <津波 ɞɚ 満の避難行動の特徴を比較するヒアリングした ɭe Ί Đeʅǎ Ɋ Rx: ~ª PX 233 人のうち地 ÇeAZ9œ ƪ ª~=_f9 ģeɞɚ_ɥɏp ͳtĭδôǧeɇ[^@ 常襲エリアでは過去の津波で浸水し記録や口頭伝承が残ってい ΌʟʔȖDvɞɚ ȥʣǉe c ɢc@Xef 184 人 70 ÇΡ70 歳以 ɃÏ 震発生時から津波襲来直後の間に赤浜にいたのはたが半数が逃げなかった XEęȇE KbD[X: 上 µ 66 人 70 Ç970 歳未満 Ƀȡɭ 118 人であった避難行動調査から避難行 Ç _?[X: Ί Đ ȭdv9 Ί チリ地震津波では浸水してないが三陸津波では浸水した津波 ªœΌɞɚ_fɥɏP^b@E9 ɞɚ_fɥɏPX<ɞɚ 動の一連の流れである地震時にいた場所避難の契機一次 Đe± eɡy_?x9 <œόȗc@xŝǥ= 9 < ΊeŮȼ= 9 <±Ƚ Λ ª~= ΡøɍΙtɲɍØž9 ª ƛêˌ c ž Ǳ\Ø 経験エリア公民館や漁民住宅チロリン山側等に自宅を持つ住 Ίò= 9 < Ί Ȫ=cͺP^ Ɋ Rx:VyWye 避難先避難結果に関してデータを比較するそれぞれのデー民で避難した人の割合は低かった避難した過去の津波被 ɍ_ ΊPXÇeĊĵf D[XΡ ΊPX 25% 25% : ģeɞɚ タ比較部分で Ɋ ÿ_970 歳以上高齢者の特徴が際立つ部分と細かい分析が ɃÏµΝΠ eʅǎe \ ÿ` D@ÿȨE 害の中でもより現在に近い 1960 年のチリ地震津波の記憶が強く残 Ʈe ªœΌɞɚe ǞEǁHɆ 必要な部分に関して調査で得られた証言からさらに分析を行った ǐ b ÿcͺp^9 ȭ_ǋvyx DvNvcÿȨ [X: っていると言える例えばチロリンの東側エリアに自宅を持つ住 [^@x` Bx:ÞBg9 ª eȧê ª~c ž Ǳ\Ø 4-1. 地震時にいた場所 E c HZ 4-1. 民はチリ地震津波で自宅が浸水しなかったため今回の地震でも自 ɍf ªœΌɞɚ_ žeɥɏpbd[xxr9èňeœό_s 全年齢で地震時に自宅にいた人の割合は öʈπ_œόȗc žc@xçeċĵf 71% 赤浜外にいた人は 71%9 ɢŦc@XÇf 宅は安全である想定で避難してきた人を自宅に入れようとした行 žfſö_?xǚƃ_9 ΊP^FXÇ žcõyua`px 16%であった70 16%_?[X:70 歳以上高齢者は自宅にいた割合が高く 70 ɃÏµΝΠ f< žc@x=ċĵeνhρ70 動が住民の一部で見られた津波経験エリアではより現在に近 ĐEØɍe± _ vyx: <ɞɚ Λ ª~=_f9uwʐŒc 歳以上:80% ɃÏµ:80%970 歳未満:65% Ƀȡɭ:65% 970 歳未満は赤浜外にいる割合が高 Ƀȡɭf ɢŦc@xĊĵEΝ い災害履歴災害記憶が避難行動初動 ǞE Ί ĐΡāĐ cǆβ ĥnp^@x` い 70 図歳以上:5% 70 ɃÏµ:5%970 歳未満:23% Ƀȡɭ:23% Ρō ɢŦe 言える社会的環境影響 BxΡʳÓʠʒşǄΒ : 職場や学校買い物移動中等で高齢者は赤浜の自宅にいた割合 f ɢe žc@xċĵ 近代に入っての津波被害のない津波非経験エリアでは初動 Ícõ[^eɞɚ Ɔeb@<ɞɚΏ Λ ª~=_f9āĐ が高い EΝ@: で避難しなかった割合のほうが高い逃げた逃げなかった _ ΊPbD[XĊĵemAEΝ@ Ρ KX KbD[X : 近代以降の三度の津波の後に建設された赤浜海岸沿いの防潮堤建 ÍÏͼe ƵeɞɚeǇcƺ NyX ɢɤƝɗ@eͻɴśƺ 70歳以上 n= 設後防潮堤を越える津波は一度も経験しておらず防潮堤がある Ǉ9ͻɴś Bxɞɚf±Ƶs ΛP^CvS9ͻɴśE?x ことによって逃げなくてもよいという安心もあったという証言も得 L`cu[^ KbH^su@`@AſǏs?[X`@A sǋ られ一部では安心感が広がっていた物理的環境影響そのため vy9± _fſǐǜeʊe[^@xρʃʑʠʒşǆβ :VeXr 小規模の地震の際海の状況が観察可能な低地部まで下りる行動が ƒ ȹeœΌe 9ɤeʇɘE Ƌį b œ o_ wx ĐE 度々起こっていた今回の地震でも津波到達時まで蓬莱橋あたりで Ƶ; L[^@X:ÈňeœΌ_sɞɚą Ȗo_ Ȼ?Xw_ 歳未満 n=118 0% 77 10% 20% 自宅 30% 他人宅(赤浜) 7 40% 屋外(赤浜) 50% 60% 70% その他(自分の店納屋) 図 D 14 地震時にいた場所 œόȗc@xŝǥ % 赤浜外 90% 100%

7 %70 :5% % 70 :8% :7%70 :33% 歳以上 n= (0) 14(2) 17(2) 4(1) 4(1) 8(2) 歳未満 n= % 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 70 歳以上 n= 地震の大きさ人に避難を促された周りが避難を始めたラジオ等の情報逃げずに安全逃げずに危険その他不明 70 歳未満 20 n= % 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 赤浜小学校三協印刷林道高台お墓八幡様バスセンター / 児童館 3 丁目広場その他 ( 三日月山等 ) 逃げない / 自宅不明

8 % 20% % 27%

9 % 20% % 13%

10 ) 7) (2013 年 10 月 10 日原稿受理,2014 年 ₄ 月 ₇ 日採用決定 )

関東大震災後の寺院の経営と再建修正

関東大震災後の寺院の経営と再建修正 1 2 1 3 E X[m I E E I< xe 7 E X[m «6 E ImϢƁUơYĕQNVEqY9QN?1ǡВȏͻ ŀ ɛ ÏʞY=:TЃϢ?ɛČFp1LpYViXQTΓŀ[Ȃ?ƛ@AƘɹ FpN2şǆ[ʉɣѢŻ =l_ż ů & [Ѓ?ǧů [ŚɣѣY=:T YǎɷGT:Nǧ & avƚǧfp1eqibyxnѣǭ ΓϢ

計画系 701 号 カテゴリー Ⅱ 日本建築学会計画系論文集第 79 巻第 701 号, ,2014 年 ₇ 月 J. Archit. Plann., AIJ, Vol. 79 No. 701, , Jul., 2014 東日本大震災時における高齢者の緊急避難行動の

計画系 701 号カテゴリー Ⅱ 日本建築学会計画系論文集第 79 巻第 701 号, ,2014 年 ₇ 月 J. Archit. Plann., AIJ, Vol. 79 No. 701, , Jul., 2014 東日本大震災時における高齢者の緊急避難行動の