学術認証フェデレーションの概要 学術認証フェデレーション試行運用参加説明会 2009 年 8 月 5 日

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1 学術認証フェデレーションの概要 学術認証フェデレーション試行運用参加説明会 2009 年 8 月 5 日

2 CSI サイバー サイエンス インフラストラクチャ : ( 最先端学術情報基盤 ) 最先端の学術情報基盤が 今後の学術 産業分野での国際協調 競争の死命を制す バーチャル研究組織 産業 社会貢献 世界的ソフトウェア及び DB NII と大学図書館等との連携による学術コンテンツの構築 提供, 機関リポジトリの形成次世代スパコンを含む大学 研究機関の計算リソースの整備ミの形成ミドル連携ソフトウェアとしての研究グリッドの実用展開ウェア大学 研究機関としての認証システムの開発と実用化 人材育成及びノウハウの蓄積 国際貢献 連携 NII と大学情報基盤センター等との連携による 次世代学術情報ネットワークの構築 運用 (SINET3)

3 情報基盤センター等リサーチグリッド研究開発センター図書館等学術コミュニティとの連携による 最先端学術情報基盤 (CSI) の推進体制 大学 研究機関 国立情報学研究所 学術情報ネットワーク運営 連携本部ネットワーク作業部会認証作業部会グリッド作業部会 学術ネットワーク研究開発センター ネットワークグループ 認証基盤グループ 高等教育機関における情報セキュリティポリシー推進部会 学術コンテンツ運営 連携本部図書館連携作業部会 学術コンテンツサービス研究開発センター 学会 関連機関

4 学術システムの変遷 (1) サービスの乱立 ダウンサイジングによる分散化 学内 ID 統合による認証統合 シングルサインオンへ A 商用サササーーーーービビビビビススススST大学UID X ID X ID Y ID Y サーバササーバサーバサーバサWサーバ B スV大学 サービスSID X 認証統合 サーバサーバサーバ A サービスT大学 大学 B 商用サーID ービY ビススUサーバサーバサーバサWサーバ サービスV認証統合 ネットワーク (SINET/I) ネットワーク (SINET/I)

5 学術システムの変遷 (2) 外部サービスとの ID 共通化 ( フェデレーションへ ) VO (Virtual Organization) のサポート サービス共用 大学間連携支援 大学 A 大学 B 商用 VO 大学 A 大学 B 商用 S X T U Y V W Z S X T U Y V W フェデレーション フェデレーション サーバサーバサーバ サーバサーバサーバ サーバ サーバ サーバサーバサーバ サーバサーバサーバ サーバ ネットワーク (SINET/I) ネットワーク (SINET/I)

6 SINET3 加入機関 加入機関数 ( 平成 20 年 4 月現在 ) 国立大学 公立大学 私立大学 短期大学 高等専門 学校 大学共同利用機関 その他 合計

7 Statistics of Higher Education Institutions in Japan Possible #inst. #student #faculty #staff #people University 726 2,865, , ,521 3,206,262 national ,850 60,937 56, ,257 public ,910 11,426 11, ,276 private 553 2,112,291 89, ,111 2,312,729 Junior College ,355 11,960 6, ,950 national 10 1, ,027 public 42 14,347 1, ,917 private ,365 10,507 6, ,006 Tech. College 63 59,160 4,469 2,903 66,532 national 55 52,210 3,952 2,713 58,875 public 5 4, ,111 private 3 2, ,546 Total 1,277 3,143, , ,059 3,510,744 by Ministry of Education and Science, 2005FY

8 Shibboleth( シボレス ) 米国 EDUCAUSE/Internet2にて2000 年に発足したプロジェクト SAML eduperson 等の標準仕様を利用した 認可のための属性交換を行う標準仕様とミドルウェア ( オープンソースソフトウェア ) 最新はShibboleth V2.1 米国 欧州でShibbolethによるFederationが運用 拡大

9 Shibbolethによるフェデレーション構築 プライバシ保護 ユーザのユニークネスを保証しつつ個人情報は出さない は必要な情報のみを に要求 ユーザは各 に対する各属性の公開を制御可能 シングルサインオン技術の組織外への展開 属性の分散管理 =Federation ( 大学 ) が ID と属性を管理して がこれを利用 Web サービス 従来 :でID 管理ユーザ アクセス パスワード ID 属性 ID 属性 SSO: で ID 管理 アクセス ユーザ パスワード リダイレクト ID 属性 アクセス パスワード アサーション

10 フェデレーションでの関係構築 A 大学 連携 学内調整ポリシー 学内認証基盤 B 大学 連携 学内調整ポリシー 学内認証基盤 DS 登録 リポジトリ ( メタデータ ) NII 学術認証フェデレーション : 各種サービス電子ジャーナルデータベースネットワーク計算リソースなど

11 信頼関係の構築 (relying party) リポジトリ ( メタデータ ) 1 2 3

12 オープンドメイン証明書自動発行検証プロジェクト 前プロジェクト : 平成 19 年 4 月 1 日 ~ 平成 21 年 6 月 31 日 ( 証明書は 9 月末まで有効 ) 現プロジェクト : 平成 21 年 4 月 1 日 ~ 平成 24 年 3 月末日 認証作業部会 プロジェクト参加機関 2 プロジェクト参加申請 / 承認 機関責任者 事務局 (NII ) 4 加入者の審査 加入者サーバ 認証局 5TSV ファイルのアップロード 8 証明書インストール 証明書自動発行支援システム 登録担当者 加入者 オープンドメイン認証局 旧プロジェクトと異なり, システムから加入者宛てに証明書を自動発行します 6 ダウンロード URL 通知 ( システム 加入者 ) 7 証明書ダウンロード

13 構築スケジュール 2008 年度 2009 年度 2010 年度以降 ( 事業化に向けて検討 ) A 大学 テスト環境 実証実験 申請 試行運用フェデレーション運用フェデレーション実アカウント利用実サービス提供昇格テストフェデレーション 本格運用運用フェデレーション昇格テストフェデレーション ( 技術検証 ) 27 機関参加 申込 仮アカウント利用仮サービス提供 参加についての詳細は : -portal.nii.ac.jp/

14 実証実験の参加機関 参加機関 (27 機関 ) (20 機関 30 サイト ) (10 機関 17 サイト 商用 1 サイト ) 30 サイト 20 サイト Elsevier 社連携完了! 18 サイト 10 サイト 10 サイト 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月

15 実証実験参加機関の構築状況 参加機関名称 参加機関名称 北海道大学 - 東北大学 * - 山形大学 - - 福島大学 - - 高エネルキ ー加速器研究機構 - - 筑波大学 2 ( 未公開 )2 筑波技術大学 - - 千葉大学 - 東京大学 * - 東京工業大学 ( 未公開 ) お茶の水女子大学 - - 産業技術大学院大学 2 マルチマウス AP 慶応義塾大学 - - ( 構築中 ) 国立情報学研究所 3* CiNii テスト * 金沢大学 ファイル送信サービス 名古屋大学 - 愛知県立看護大学 - デジタルコンテンツ公開サービス (Dspace ) 京都大学 ( 無線 LAN アカウント発行 ) 京都産業大学 ( 未公開 ) 大阪大学 ( グリッド証明書発行 ) 愛媛大学 - - 徳島大学 - キャンパス間 SNS (OpenPNE ) 広島大学 - 山口大学 * 山口大学 SSO 実証実験 (Plone) * 九州大学 ( 未公開 ) 熊本大学 - 佐賀大学 * ( 未公開 )2 : 構築済み数字 : 複数サイト構築 : 接続実験中 * : メタデータ自動更新設定済み

16 ( 参考 )Shibboleth の対応アフ リケーシ * より引用

17 世界のフェデレーション 米国 :InCommon 英国 :The UK Access Management Federation オーストラリア :MAMS AAF スイス :SWITCHaai フランス :CRU ドイツ :DFN-AAI ノルウェイ :FEIDE フィンランド :HAKA デンマーク :WAYF 日本では 英国や米国の状況が参考にできる

18 ( 参考 ) 世界のフェデレーション Internet2 informatin kits から引用

19 Inter-Federations Federation の次は Inter-Federations 米国では InCommon と U.S. E-Authentication Identity Federation が連携した Pilot Program を実施 (2006 年 12 月 ) スペイン ドイツ スウェーデンはフェデレーション間ブリッジを利用 REFEDS (Research and Education Federations): 米国 欧州の各フェデレーション同士で連携するための国際的検討 (2007 年 9 月に第 1 回会合 )

20 学術システムの変遷 (3) プラットフォーム共通化による効率化 コスト削減 バーチャルホスト クラウド技術の導入 アウトソーシング 外部サービスの参入 VO Z S 大学 A X T U 大学 B Y V 商用 W VO Z 大学 A S X アウトソース T U 大学 B Y V 商用 W フェデレーション フェデレーション サーバ バーチャルサーバホスティング バーチャルサーバホスティング サーバ クラウド ストレージ サーバ ネットワーク (SINET/I) ネットワーク (SINET/I)

21 学術システムの変遷 (4) クラウド ストレージ ネットワーク (VPN 等 ) も マッシュアップによる 間の密な連携の実現 サービス多様化 連携によるユーザ利便性の向上 VO Z 大学 A S X T U 大学 B Y V 商用 W VO Z 大学 A S X マッシュアップ T U 大学 B Y V 商用 W フェデレーション フェデレーション クラウド ストレージ サーバ クラウド ストレージ サーバ ネットワーク (SINET/I) ネットワーク (SINET/I)

22 まとめ 学術連携 ( 大学間 産学 ) に向けての認証フェデレーションの構築 Shibboleth の利用で海外との連携も容易に サービス統合によるコスト削減 格差是正効果への期待 新規サービスの構築 参入コストの低減 自分専用カスタマイズドサービス コミュニティの形成支援 ( 融合研究など ) 特定コミュニティ向けサービスの創出 クラウド基盤の活用促進効果への期待

23 今後の予定 各地での参加説明会 ( 京都 九州等 ) 情報処理軽井沢セミナー (9 月 受付終了 ) (Shibboleth によるシングルサインオンの実現 ) 中間報告会 (11 月頃 ) 講習会 ( 向け 向け ) ホスティング 開催するイベントについては以下をご覧ください