( 再評価 ) 資料 2-2(1) はこだてこうべんてんちく函館港弁天地区船だまり整備事業 ( 改良 ) 再評価原案準備書説明資料平成 28 年度平成 28 年度北海道開発局

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そよとべ
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1 ( 再評価 ) 資料 2-2(1) はこだてこうべんてんちく函館港弁天地区船だまり整備事業 ( 改良 ) 再評価原案準備書説明資料平成 28 年度平成 28 年度北海道開発局

2 目次 1. 事業の概要 1 2. 事業の必要性等 8 3. 事業進捗の見込み地方公共団体等の意見対応方針 ( 案 ) 17

学術研究機関が集積した国際水産海洋総合研究センターが建設されが建設され平成 26 年 6 月に供用を開始しております現在は当該施設と調査船等の係留の一体化を目指し水産

3 1. 事業の概要 (1) 事業の目的函館港の概要函館港は北海道の南西部に位置し函館市が管理する重要港湾です本港は北海道と本州を結ぶ海上交通の要衝としてまた南北海道の生活や産業を支える物流拠点として更には水産活動や調査船等の拠点として重要な役割を担っています本港の弁天地区では函館市が進めている函館国際水産海洋都市構想に基づき学術研究機関が集積した国際水産海洋総合研究センターが建設されが建設され平成 26 年 6 月に供用を開始しております現在は当該施設と調査船等の係留の一体化を目指し水産海洋研究ゾーン形成に向け岸壁 (-5.0m) の改良整備が進められております函館港全景大町地区西ふ頭地区弁天地区末広地区豊川地区若松地区海岸町地区万代地区北ふ頭地区港町地区七重浜地区函館港中央ふ頭地区浅野町地区 1

4 函館国際水産海洋都市構想の概要函館は対馬海流リマン海流親潮 ( 千島海流 ) の3つの異なった海流が流れ込む地理的自然的条件にあり多くの学術研究機関や様々な水産海洋関連産業が集積しています本構想はこのような地域の特性優位性の活用と産官学の連携により国際的な水産海洋に関する学術研究都市の形成を図るものであり研究と観光市民が一丸となって国研究と観光市民が際的な水産海洋都市づくりを進め国際貢献と水産海洋研究の牽引地域貢献地域再生を目指すものです函館港弁天地区では国大学道民間などの学術研究機関が集積した複合的な研究拠点基地として平成 26 年 6 月に国際水産海洋総合研究センターと岸壁 (-6.5m)( 改良 ) の供用が開始されております国際水産海洋総合研究センターおしょろ丸岸壁 (-6.5m) 係留状況 2

函館港の港勢函館港輸移出入別取扱貨物量の推移貨物内訳 ( 平成 26 年実績 ) 非金属鉱物 626 1.8% 石油製品 884 2.6% 砂利砂 2,358 6.8% 廃棄物 565 1.6% 石炭 562 1.6% その他 1,272 3.7% セメント 3,815 11.0% 平成 26 年港湾取扱貨物量合計 34,546 千トンフェリー 24,464 70.

90,000 80,000 70,000 60,000 10,000000 20,000000 数(係 2,179 2,450 2,770 3,013 2,817 50,000 8,000 留隻)15,000 時 40,000 6,000 6,288 6,324 6,339 6,318 6,376 10,000 30,000 4,000 ン)隻 5,000 20,000

5 函館港の港勢函館港輸移出入別取扱貨物量の推移貨物内訳 ( 平成 26 年実績 ) 非金属鉱物 % 石油製品 % 砂利砂 2, % 廃棄物 % 石炭 % その他 1, % セメント 3, % 平成 26 年港湾取扱貨物量合計 34,546 千トンフェリー 24, % 入港船舶隻数の推移不荷役船係留時間の推移入港隻 20,000 18,000 16,000 14,000 12,000 30,269 32,489 33,808 33,869 4,082 3,733 3,448 3,565 38,007 2,973 40,000 35,000 30,000 25,000 入港船舶総トン数(千総ト不荷役船(係 100,000 90,000 80,000 70,000 60,000 10, , 数(係 2,179 2,450 2,770 3,013 2,817 50,000 8,000 留隻)15,000 時 40,000 6,000 6,288 6,324 6,339 6,318 6,376 10,000 30,000 4,000 ン)隻 5,000 20, , ,165 1,143 1,254 1,058 1,107 0 H22 H23 H24 H25 H26 避難船その他外航商船フェリー内航商船漁船総トン数 0 56,517 54,160 66,528 67,248 62,462 69,167 間)10,000 0 H22 H23 H24 H25 H26 H27( 速報値 ) 3

6 函館市の水産動向漁獲数量漁獲金額の推移登録漁船隻数の推移 50,000 18,049 18,250 16,518 17,401 16,583 20,000 18,000 4,000 3,500 漁獲数量 (t) 40,000 30,000 20,000 10, ,867 42,974 39,110 36,387 29,593 H22 H23 H24 H25 H26 漁獲数量漁獲金額 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 漁獲金額 ( 百万円 ) 登録漁船隻数 ( 隻 ) 3,000 2,500 2,000 1, , ,351 3,246 3,140 3,025 2,936 H22 H23 H24 H25 H26 漁獲数量漁獲金額内訳 ( 平成 26 年実績 ) 利用漁船数 ( イカ ) の推移ほたて貝 % さけ 1, % その他冷凍品 1, % 生鮮いか 3, % かれい類 % 2.6% 塩干品 % 2.5% ほっけ % 平成 26 年漁獲数量 29,593 千トンその他生鮮魚 8, % 冷凍いか 11, % 塩干品 1, % 生鮮いか 1, % さけ 1, % その他冷凍品 2, % かれい類 % ほたて貝 % 2.9% 平成 26 年漁獲金額 16,583 百万円ほっけ % 冷凍いか 3, % その他生鮮魚 5, % 利用漁船数 ( イカ )( 隻 ) H22 H23 H24 H25 H26 20t 未満 100~300t 4

7 事業の目的事業名函館港弁天地区船だまり整備事業 ( 改良 ) 目的船だまりの整備により慢性的な岸壁不足を解消し業務コストの削減とともに港湾機能と一体となった水産海洋研究ゾーンの形成を図る函館港は多様な海事関係の官公署や研究機関が立地しておりそれらの調査船や作業船の基地港として利用されていますまた水産業も盛んであり多くの小型船が利用していますしかし係留施設の慢性的な不足により小型船の滞船が発生し円滑な港湾利用に支障が生じていますまた弁天地区においては国際水産海洋総合研究センターの整備 ( 平成 26 年 6 月供用開始済 ) が進められ調査船の係留施設等の港湾機能と一体となった水産海洋研究ゾーンの形成が求められています本事業はこうした問題に対処するため弁天地区において船だまりを整備するもので函館港の岸壁利用の再編による業務コストの削減を目的として平成 18 年度に現地着工しています 5

8 (2) 事業の経緯平成 17 年度平成 18 年度平成 22 年度平成 25 年度新規事業採択時評価の実施事業採択現地着工再評価の実施再評価の実施平成 28 年度再評価の実施平成 31 年度事業完了予定 6

9 (3) 事業の概要〇施設規模事業主体施設名規模整備期間国岸壁 (-6.5m)( 改良 ) 250m 平成 18 年度 ~ 平成 31 年度岸壁 (-5.0m)( 改良 ) 210m 平成 19 年度 ~ 平成 31 年度岸壁 (-5.0m)( 改良 ) 岸壁 (-6.5m)( 改良 ) 弁天地区総事業費 71 億円残事業費 23 億円 ( 平成 29 年度以降 ) 整備予定期間平成 18 年度 ~ 平成 31 年度整備進捗率 68% 7

10 2. 事業の必要性等 (1) 本整備事業により期待される効果定量的な効果本整備事業により期待される効果 A. 滞船コストの削減 ( 年間 456 百万円 ) 定性的な効果 B. 国際貢献と水産海洋研究の牽引地域貢献地域再生 C. 船舶乗組員等の利便性向上 D. 係留施設の混雑緩和 E. 外来官公庁船への対応強化 8

11 (2) 定量的な効果 A. 滞船コストの削減本整備事業の実施 ( 岸壁の整備 ) により係留施設が確保され岸壁利用の再編が進むことで他岸壁での小型船の滞船が解消され時間コストが削減されます without 時 with 時陸揚時の滞船時間の減少 :13,300 時間 / 年利用者の声 ( 市場関係者 ) 豊川ふ頭の一部が利用できないとなると小型船 ( 漁船 ) の水揚作業に支障を来しセリや入札の時間までに水揚げが間に合わなくなる利用者の声 ( 港湾管理者 ) 弁天地区船だまりが整備されることで既存公共ふ頭の再編が進み港内混雑の緩和と岸壁の適正な利用を図ることができると考えている滞船コストの削減便益滞船削減時間 (h) 対象隻数 ( 隻 ) 小型船運航費 ( 円 / 隻 h) 年間 456 百万円の滞船コストの削減 9

12 (3) 定性的な効果 B. 国際貢献と水産海洋研究の牽引地域貢献地域再生本整備事業の実施により函館市が進めている函館国際水産海洋都市構想の研究拠点基地としての役割を担うことで国際貢献と水産海洋研究の牽引地域貢献地域再生に寄与します C. 船舶乗組員等の利便性向上本整備事業の実施により係留施設と背後研究施設の一体的な利用が図られるため乗組員の利便性も向上します D. 係留施設の混雑緩和本整備事業の実施により地元官公庁船が集約されることで既存岸壁の混雑緩和が図られ岸壁利用の利便性が向上します E. 外来官公庁船への対応強化本整備事業の実施によりこれまで物流岸壁を利用していた外来官公庁船の係留も可能となり一般公開といった催しにも柔軟に対応できるなど外来官公庁船に対する受入が可能となります 10

13 (4) 費用対効果の算定結果全体事業条件基準年 : 平成 28 年度供用期間 :50 年総費用 ( 単純合計 ) ( 億円 ) 整備施設数量事業費整備施設数量事業費岸壁 (-6.5m)( 改良 ) 250m 岸壁 (-5.0m)( 改良 ) 210m 35.5 総便益 ( 単純合計 ) ( 億円 ) 便益内容便益額滞船コストの削減合計 71.1 合計端数処理のため各項目の金額の和は合計欄に記入している数字と必ずしも一致するとは限らない総費用 ( 現在価値化後 ) ( 億円 ) 総便益 ( 現在価値化後 ) ( 億円 ) 総費用 (C) 80.8 総便益 (B) 99.7 算定結果感度分析費用便益比便益の現在価値 (B) 99.7 B/C= = (CBR) 費用の現在価値 (C) 80.8 = 1.2 変動要因基本ケース変動ケース費用便益比需要 1.2 ±10% 1.1~1.3 事業費 1.2 ±10% 1.2~1.3 事業期間 ±10% ~

14 残事業条件基準年 : 平成 28 年度供用期間 :50 年総費用 ( 単純合計 ) ( 億円 ) 総便益 ( 単純合計 ) ( 億円 ) 整備施設数量事業費整備施設数量事業費便益内容便益額岸壁 (-6.5m)( 改良 ) 4m 0.6 滞船コストの削減岸壁 (-5.0m)( 改良 ) 129m 21.9 合計 22.5 合計端数処理のため各項目の金額の和は合計欄に記入している数字と必ずしも一致するとは限らない総費用 ( 現在価値化後 ) ( 億円 ) 総便益 ( 現在価値化後 ) ( 億円 ) 総費用 (C) 20.3 総便益 (B) 39.8 算定結果費用便益比 (CBR) B/C= 便益の現在価値 (B) 39.8 = = 2.0 費用の現在価値 (C) 20.3 感度分析需要 2.0 ±10% 1.8~2.2 事業費 2.0 ±10% 1.8~2.2 事業期間 ±10% ~

15 前回評価との比較前回評価今回評価 (H25 再評価 ) (H28 再評価 ) 事業費 ( 億円 ) 備考健全度調査の結果施工範囲の追加が必要となったため整備予定期間平成 18 年度 ~ 平成 18 年度 ~ 施工量が増加したため平成 29 年度平成 31 年度需要予測利用小型船隻数 62 隻 ( 平成 30 年代前半 ) 46 隻 ( 平成 32 年度 ) 不荷役係留時間 54,160 時間 62,462 時間調査船隻数便益 ( 単純合計 ) ( 億円 ) 6 隻 ( 平成 30 年代前半 ) 6 隻 ( 平成 32 年度 ) 実績を踏まえ需要予測の見直しを行ったため B/C コスト縮減既設構造物の撤去によって発生するコンクリート塊を路盤材料として流用することにより建設コストの削減を図りますコスト縮減額 21 百万円 13

16 全体事業費の変更について平成 24 年の笹子トンネル天井落下事故を受け平成 25 年度中に港湾施設の緊急点検を行い平成 26 年度以降に関係者との調整平成 28 年度に構造決定により以下の施工が追加となりました岸壁(-5.0m) の袖護岸は既設波除堤を利用する予定でいましたが施設点検の結果現状での利用が困難であることが確認されたため既設波除堤を撤去し袖護岸を新設することとしましたととしました以上の結果全体事業費に変更がありました今後も引き続きコスト縮減に取り組んで行きます全体事業費 (H25 再評価 ) 全体事業費 (H28 再評価 ) 増減額 61 億円 71 億円 10 億円袖護岸の新設既設波除堤の撤去既設波除堤の老朽化状況追加施工箇所平面図 14

17 3. 事業進捗の見込み平成 18 年度から平成 28 年度までの整備状況施設名岸壁 (-6.5m)( 改良 ) 岸壁 (-5.0m)( 改良 ) 全体事業実施済残事業事業費数量事業費数量 ( 事業費 : 億円数量 :m) 進捗率 (%) 97.2 数量は現場着工した整備施設の事業費による換算数量とし参考値とする備考継続 40.0 継続事業の進捗の見込み本事業にかかる関係機関との調整は整っています事業が順調に進んだ場合には平成 31 年度の完了を予定しています 15

18 4. 地方公共団体等の意見対応方針 ( 案 ) につきましては特段の意見はありません事業の継続ならびに早期完成に特段のご配慮をお願い申し上げます 16

19 5. 対応方針 ( 案 ) 弁天地区船だまり整備の必要性や要請に変化はなく費用対効果等の投資効果も確保されていることから本事業を継続します 17

資料 2-2(1) 小樽港本港地区臨港道路整備事業再評価原案準備書説明資料平成 21 年度北海道開発局

資料 2-2(1) 小樽港本港地区臨港道路整備事業再評価原案準備書説明資料平成 21 年度北海道開発局資料 2-2(1) 小樽港本港地区臨港道路整備事業再評価原案準備書説明資料平成 21 年度北海道開発局目次 1. 事業の概要 1 (1) 事業の目的 1 (2) 事業の経緯 6 (3) 事業の概要 7 2. 事業の必要性等 8 (1) 本整備事業により期待される効果 8 (2) 定量的な効果 9 (3) 定性的な効果 11 (4) 費用対効果の算定結果 13 3. 事業の進捗の見込み 16

( 再評価 ) 資料 2-2(1) はこだてこうべんてんちく函館港弁天地区船だまり整備事業 ( 改良 ) 再評価原案準備書説明資料 平成 28 年度平成 28 年度北海道開発局

( 再評価 ) 資料 2-2(1) はこだてこうべんてんちく函館港弁天地区船だまり整備事業 ( 改良 ) 再評価原案準備書説明資料平成 28 年度平成 28 年度北海道開発局