ロシア 3節 第 第3節 ロシア 1 マクロ経済動向 ロシア経済は 緩やかな回復基調にある 2014 年 7 以下 輸出 個人消費 消費者物価 金融市場の動 月以降のウクライナ危機発生及びクリミア併合に伴う 向を中心に概観する 欧米からの経済制裁に加え 2015 年以降 原油価格 の下落を主因として

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1 3節 第 第3節 1 マクロ経済動向 経済は 緩やかな回復基調にある1 年 7 以下 輸出 個人消費 消費者物価 金融市場の動 月以降のウクライナ危機発生及びクリミア併合に伴う 向を中心に概観する 欧米からの経済制裁に加え 15 年以降 原油価格 の下落を主因として 経済はマイナス成長で推 1 輸出動向 移したしかし その後の原油価格の上昇を追い風と の輸出動向をエリア別に見ると EU7 向け して 1 年 1-1 月期に前年比 +.3 と 期ぶり は 5.7 CIS 諸国向けが 13.1 を占めており EU にマイナス成長を脱したIMF の見通しによれば 諸国と CIS 諸国向けで 5. と 割近くを占めてい 17 1 年は引き続きプラス成長で推移すること る 第Ⅰ 表 第Ⅰ 図 が見込まれている 第Ⅰ 図 第Ⅰ--3-1 図 第Ⅰ 表 第Ⅰ 図 の実質 GDP の成長率の推移 の主要輸出先及びシェア 1 年 主要な輸出相手国 輸出シェア 5.7% CIS 13.1% 9.% トルコ.% 韓国 3.5% 日本 3.3% -3 米国 3.3% - イラン.7% シンガポール.%.% 年 備考 1 伸び率は前年比 2 1 年の値は IMF の推定値 3 17 年 1 年は IMF 見通し 資料 IMF WEO Oct1 から経済産業省作成 第Ⅰ 部 EU7 備考 の総輸出額に対する各国のシェア 資料 Global Trade Atlas から経済産業省作成 第Ⅰ 図 地域別輸出シェアの推移 第Ⅰ--3-1 図 の実質 GDP 成長率及び需要項目別寄与度の推移 Q Q3 Q Q Q3 Q Q Q3 Q Q Q3 Q Q Q3 Q 1 13 純輸出 政府支出 1 誤差 家計消費 15 1 Q Q3 Q Q Q3 Q Q Q3 Q Q Q3 Q 日本 韓国 米国 トルコ CIS EU7 資料 Global Trade Atlas から経済産業省作成 総固定資本形成 GDP 備考 成長率は基準年を 11 年とし 前年同期比にて算出 資料 連邦国家統計庁 CEICDatabase から経済産業省作成 通商白書

2 その他新興国経済動向 輸出の大半を占める EU 向けが 1 年以前の額を 回復していないため の輸出全体を押し下げる 形となっているが 1 年度は後半に向けて輸出回復 の基調がみられる 第Ⅰ 図 第Ⅰ 図 第Ⅰ 図 の輸出に占める石油天然ガス関連比 1 億ドル 第Ⅰ 図 の輸出額推移 前年比 1 億ドル 1 1 輸出額 前年同期比 右軸 Q Q3 Q Q Q3 Q Q Q3 Q Q Q3 Q Q Q3 Q 資料 Global Trade Atlas から経済産業省作成 年 石油 天然ガス関連輸出額 輸出総額に占めるシェア 右軸 備考 石油 天然ガス関連輸出とは HS コード 7 類の輸出を指す 資料 Global Trade Atlas Navigator から経済産業省作成 個人消費 個人消費は 15 年第 1 四半期に大きく落ち込み 第 四半期まで下降傾向が続いた1 年第 1 四半期 第Ⅰ 図 から 持ち直し傾向ではあるものの 個人消費は 輸出額及び輸入額推移 ドルベース 1 年以前の水準には戻っていない 第Ⅰ 図 5 輸出前年同月比 輸入前年同月比 3 第Ⅰ 図 個人消費の推移 資料 Global Trade Atlas, CEIC データベースから経済産業省作成 しかし ウクライナ問題に加え シリア情勢も重な Q Q3 1 Q Q Q3 15 Q Q Q3 1 Q 資料 CEIC データベースから経済産業省作成 りと欧米諸国の関係の改善の兆しがみられない こともあり 注視が必要であるまた の輸出 関連指標である名目賃金及び小売売上高の動向を見 の 年時点 を占める石油天然ガス関 てみると 15 年第 1 四半期に個人消費が落ち込ん 連の輸出額が減少しているしかしながら 油価の下 だ際には 両者とも減少し 15 年 5 月には若干持 落に歯止めがかかったことにより 減少傾向に歯止め ち直したものの 15 年末にかけ減少基調であった がかかる可能性もある 第Ⅰ 図 1 年 1 月から 月には両者とも持ち直しが見られ たが その後も大幅な回復には至っていない 第Ⅰ 図 3 自動車販売 前述のように 1 年第 1 四半期に 個人消費を 取り巻く環境が改善するに伴い 小売売上高の伸びも 大幅に改善した小売売上高への影響が大きい自動車 White Paper on International Economy and Trade

3 15 年の前年比 35 減より減少幅が大幅に小さく 第Ⅰ 図 小売売上高および名目賃金の推移 なった 第Ⅰ 図 小売売上高 -1 名目賃金 -1-1 消費者物価指数と政策金利 1 年後半以降は 資源安に伴いルーブルが下落 したことで 輸入物価が上昇したため 一時は消費者 物価が 17 程度まで上昇したこれに併せて 中央銀行は政策金利を 1 年 1 月に 17 まで引き 上げたしかし 15 年後半以降 消費者物価は下落 第3節 に転じ その後は 1 年 1 月の から 17 年 3 月 の 程度まで徐々に低下しているその後中 央銀行は 政策金利を 1 まで徐々に引下げたが 資料 CEIC データベースから経済産業省作成 17 年 3 月にも景気に配慮し.5 利下げを実施し 第Ⅰ 図 たため 政策金利は 9.75 となったその後 月の 国内自動車販売数 伸び率の推移 月次 政策金利は据え置かれたものの 5 月には政策金利は 万台 1 1 第Ⅰ 図 -1-1 の政策金利と消費者物価指数の推移 -3-3 販売台数 - 伸び率 前年同月比 右軸 資料 マークラインズから経済産業省作成.5 引き下げられ 9.5 となった 第Ⅰ 図 前年比 第Ⅰ 図 国内自動車販売数 伸び率の推移 年次 CPI 政策金利 右軸 万台 第Ⅰ 部 資料 Thomson Reuters EIKON CEIC から経済産業省作成 5 金融市場動向 原油価格の低迷等により ルーブルは 15 年 月 -1-1 以降 1 年 1 月まで最大約 35 下落したこれは -3-3 等の新興諸国と比べても高水準なものであっ 自動車販売台数 伸び率 前年比 右軸 年 資料 マークラインズから経済産業省作成 たしかし その後は緩やかな上昇に転じ 17 年 に入っても上昇傾向で推移している株価についても おおむね右肩上がりで推移している 第Ⅰ 図 第Ⅰ 図 販売動向を見ると で示した個人消費の改善に呼 CDS で見ても 15 年 月にはやと比較 応して 1 年 1 月以降 自動車販売台数の減少幅が しても金融市場のリスクは高かったが その後は 緩 改善しており 17 年 3 月には前年比 9. 増となり やかな下降傾向にあり 特に 1 年 11 月以降は警戒 か月ぶりにプラスに転じた 第Ⅰ 図 水域とされる の水準以下に低下し 金融市場のリ また 1 年通年のの自動車販売台数は 1 スクは 足下は軽減する傾向が見られる 第Ⅰ--3- 万 5791 台となり 前年比 1 減となったものの 1-15 図 通商白書

4 15//1 15/7/1 15//1 15/9/1 15/1/1 15/11/1 15/1/1 1/1/1 1//1 1/3/1 1//1 1/5/1 1//1 1/7/1 1//1 1/9/1 1/1/1 1/11/1 1/1/1 17/1/1 17//1 17/3/1 17//1 17/5/1 指数 15 年 月 1 日 通貨高 ドル安 7 5 通貨安 ドル高 55 人民元 ルーブル 上海総合 MICEX レアル ルピー 資料 Thomson Reuters EIKON から経済産業省作成 第Ⅰ 図 新興国の株価指数推移 指数 15 年 月 1 日 = ボベスパ ムンバイ SENSEX 資料 Thomson Reuters EIKON から経済産業省作成 第Ⅰ 図 新興国の CDS 5 年物 の推移 BP White Paper on International Economy and Trade /5 1/ 1/7 1/ 1/9 1/1 1/11 1/1 15/1 15/ 15/3 15/ 15/5 15/ 15/7 15/ 15/9 15/1 15/11 15/1 1/1 1/ 1/3 1/ 1/5 1/ 1/7 1/ 1/9 1/1 1/11 1/1 17/1 17/ 17/3 17/ 15//1 15/7/1 15//1 15/9/1 15/1/1 15/11/1 15/1/1 1/1/1 1//1 1/3/1 1//1 1/5/1 1//1 1/7/1 1//1 1/9/1 1/1/1 1/11/1 1/1/1 17/1/1 17//1 17/3/1 17//1 17/5/1 第Ⅰ 図 為替レート 対 USD 推移 1/5 1/ 1/7 1/ 1/9 1/1 1/11 1/1 15/1 15/ 15/3 15/ 15/5 15/ 15/7 15/ 15/9 15/1 15/11 15/1 1/1 1/ 1/3 1/ 1/5 1/ 1/7 1/ 1/9 1/1 1/11 1/1 17/1 17/ 17/3 17/ 15/5/31 15//3 15/7/31 15//31 15/9/3 15/1/31 15/11/3 15/1/31 1/1/31 1//9 1/3/31 1//3 1/5/31 1//3 1/7/31 1//31 1/9/3 1/1/31 1/11/3 1/1/31 17/1/31 17// 17/3/31 17//3 その他新興国経済動向 また 外貨準備は 対 GDP 比で見ても 1 年の 1.5 から 1 年の 9. まで改善が進んでおり 1 年には新興諸国の中でも最も高い水準となった 第Ⅰ 図 また の PMI については 足下は低下しているものの おおむね上昇傾向にあり 主にサービス業が牽引しており 新興諸国の中でも堅 調に推移している 第Ⅰ 図 第Ⅰ 図 第Ⅰ 図 新興国の外貨準備 対 GDP 比 の推移 年 資料 CEIC データベースから経済産業省作成 製造業 サービス業 資料 Thomson Reuters EIKON から経済産業省作成 第Ⅰ 図 の PMI の推移 5 総合 資料 Thomson Reuters EIKON から経済産業省作成 第Ⅰ 図 新興国の PMI 総合 の推移 55 5 資料 Thomson Reuters EIKON から経済産業省作成 5

5 第Ⅰ部通商白書 章 第 3 節 トランプ大統領が選出されたことに伴い 米ロ関係の改善が見込まれていたが サイバー攻撃疑惑やシリア情勢の不安定化により 現段階では関係改善には 至っていないの金融市場は今後も注視が必要である ここまで概観したように 輸出や個人消費の低迷により 1 年のの経済成長率はマイナスであったものの 17 年以降は 原油価格の持ち直しを背景として輸出の拡大と個人消費の増加によりプラス成長になることが見込まれる但し 今後 財政 金融政策が引締め傾向で推移した場合には その回復ペースは緩やかになる可能性があるまた ウクライナ問題やシリア情勢を巡り 欧米諸. 今後注意すべきリスク国との関係改善の兆しが見えず 制裁の解除については不透明であるまた原油価格の動向も今後 減産合意や米国シェールガス生産の動向にも左右されるため 引き続き上昇基調で推移するかどうかは 現時点でははっきりしないこのため 今後とも経済は 地政学リスクや原油価格動向によって左右される点に注意が必要である第

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27 2013 6 7 240 5 24.9 GM 3 20 2013 8 40 2014 5 20 2014 OEM 1 2 3 2012 10 545 5 30 70 30 8 40 16 GM GM 24 GM 16 GM 24 20 20 20 10 17 1. 3 2. 5 1 1,000 GDP 13 OECD 13 1965 1994 NAFTA 2011 2005 EPA 2 6 2012 12 PAN PRI 3. 3.39% 288 26 27 2013 6 7 240 5 24.9 GM 3 20 2013 8 40 2014 5 20 2014 OEM 1 2 3 2012 10 545 5 30 70 30 8 40 16 GM GM

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スライド タイトルなし

スライド タイトルなし 足元の経済は若干弱含み 足元の経済状況ベトナム : 好調 フィリピン : 堅調 インドネシア タイ マレーシア : 力強さを欠く状況 ( 前年比 単位 :%) 8 7 6 5 4 3 2 1 実質 GDP 成長率の推移 -1 11/3 11/9 12/3 12/9 13/3 13/9 14/3 14/9 15/3 15/9 インドネシアタイマレーシアフィリピンベトナム ( 注 ) ベトナムのみ前年累計比

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