国際経営 文化研究 論 Vol.20 No.1 November 2015 文 ローマ共和政における政治問題としての海賊 2 ミトリダテースと海賊問題 宮 嵜 麻 子 キーワード ローマ共和政 帝国 地中海世界 ミトリダテース戦争 海賊 命令権 はじめに 本稿は ローマ共和政における政治問題としての

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1 国際経営 文化研究 論 Vol.20 No.1 November 2015 文 ローマ共和政における政治問題としての海賊 2 ミトリダテースと海賊問題 宮 嵜 麻 子 キーワード ローマ共和政 帝国 地中海世界 ミトリダテース戦争 海賊 命令権 はじめに 本稿は ローマ共和政における政治問題としての海賊 1 前2世紀末の状況 国際経営 文化研究 2014 の続稿である 著者は前稿において ローマ共和政期の海賊問題の政治性とは どういう意味であるのかという点について 前2世紀の状況から引き出せるいくつかの可能性を提 示した 簡単に振り返っておくとそれは ①ローマが海外進出の正当性の要素として海賊討伐を利 用したという意味での政治性 それは時に対立し合う現地諸勢力の一方が他方を 海賊 と呼んで ローマの救援を求めたという状況も伴う ②アントニウス家のように 海賊討伐のために異例の 命令権を獲得し 海賊討伐に一定の成果を挙げることで政治的声望を得ることを目指したという意 味での政治性 ③海賊問題が たとえば前2世紀半ばの第三次ポエニ戦争やヒスパニア戦争 あ るいは前2世紀末のキンブリ テウトネス族の襲来のように ローマの政治体制になんらかの意 味で危機的状況をもたらしたという意味での政治性である 以上の3点のうち近年特に①が De Souza らによってローマ帝国形成過程を解明する重要な要素として取り上げられてきた1 たしか に前2世紀の東地中海海賊問題へのローマの対応全般には 直接ローマ船ないしローマ人が略奪さ れたのではないのに 現地からの 要請 に応えて海賊討伐に乗り出すローマ側の姿勢が見て取れ ①の意味で海賊問題を政治的と捉える見解には一定の説得力がある しかしまた 前2世紀末に東 地中海で猖獗を極めたと言われるキリキア海賊の討伐にローマが着手する段階においても それを 理由に東地中海において属州を形成しながらもなおそこには現地諸勢力の統治体制への配慮が見ら れ 積極的な東地中海への進出に乗り出していたとは言えないことも前稿において明らかとなっ た2 他方 前2世紀半ば以降ローマ社会に深刻な動揺をもたらした あるいはもたらしかねない 1 危機的状況の際にスキーピオ アエミリアーヌス P. Cornelius Scipio Aemilianus やマリウス C. Marius に異例の命令権が与えられてきたという事情を考慮に入れると ②で挙げたようにアント ニウス M. Antonius が異例の命令権を付与されて海賊討伐に着手し そのことによって声望を上げ たことも 結局のところそれだけの危機的状況があったればこそと考えるのが妥当であり したが って③の可能性についてのさらなる検討が必要となる みやざき あさこ 淑徳大学 国際コミュニケーション学部 教授 _学会誌本文_ALL.indd /11/30 20:04

2 ローマ共和政における政治問題としての海賊 (2) しかし で た 2 の については が ま に し これ 上の 体的な情報を ることはできない これに して 1 に ると 的に海賊問題を の が えて る れらの は と 例 な 67 年に ンペイ ス Cn. Pompeius が 例の 令 を て海賊の に乗 したことによ て 海における海賊問題は一 の を たとする 3 て のこの 的な か は特に 1 の 全体に が ていると てよい しかし に関する の特徴は 的な の けではな 質的な ので るよ れはま 1 に関しては 2 とは な 海賊がローマ ローマ人を したとい 報告 るいは海賊の 行 によ てローマ人の れ によ ては 市ローマ の生活が に たとい 報告な 海賊とローマ人との 的な関 が れるよ になるとい で に れらの多 は のローマ社会に な 元で な影響を たらしたと考えられるい つかの政治的事 と びつけて に報告 れているとい で る してこ した事情を に この の関連 では元 院 政務官 ローマ るいは特 の人物の 動が 2 までに比較してはるかに 体的に かれている こ した文 を用いることによ て で 示したローマ共和政における海賊問題の政治性について らなる を加えることが本 の目的で る すな ち 1 における海賊問題を文 はいかなる性質の のとして ているのか また こに示 れる は で 認しえた 2 の とは なるのか でないのか して特に 102 年にアントニ スに与えられた 例の 令 を想起 せる 令 が 1 に再び れて ることを 理 す きなのか 上が本 の 課題で る とこ で上 の 1 の海賊問題は の多 が のローマ社会に影を としていたい つかのでき とと関連して の で取 上 られていることが多い て れらのでき とがローマに した影響を しつつ海賊問題を論 る が れらのでき ととはま 海において 1 を してローマの を 害し けた ントゥス ミトリダテースMithridatesとの 立で いで スパーニアで起きた ルトリ スの ( 81 ~ 74 年 ) な の 海での ま まな な動 で して の両方と関連すると考えられる のローマ を かした 足の問題で る 4 海賊問題と びつけられるこれらの つのでき とを に れ れの における海賊問題と れへのローマ の が問 れ ならない 2 ントゥス ミトリダテース のローマとの小アジアをめ る は 一 ミトリダテース ( 89~84 年 ) 二 ミトリダテース ( 83~82 年 ) ミトリダテース ( 74~65 年 ) の の に この い自体が 海へのローマの にと ていかなる意 を持 ているのかを本 で し 論 ることは できない 5 ここではこの と海賊問題との関 のみを考えてみたい なによ 注目す きは ミトリダテース関連の がおしな てミトリダテースと海賊との に 力関 が たと ている で る ( ミトリダテースの に かれた共 体が た ま まな 害の とつとして ) ら る と海への 行 6 (App. 62) ( 内は 者の 足 ) 海賊たちは 初はキリキアから活動を め 初 を 知で人目を けて行動していた 110

3 国際経営 文化研究 ol.20 o.1 ovem er2015 しかしミトリダテース の には しい と を発 し ミトリダテース のために 力した 7 (Plut. 24) 特にミトリダテース に自分の 書の 12 全体を てたアッ アノスは 一 ミトリダテース に関して と海賊の関 を 体的に 明している ミトリダテースが 初にローマ人と を め アシアを した ( スッラはギリシアで多 た ) はアシアを長 に できない と て がすでに たよ にい い な方 から し 海賊を海上に 初めに らは海賊らし 2 3 の小 な ートで つき て人 を れ せたが が長 と が えて大きな に乗るよ にな た かな に をしめ ミトリダテースが して和平を び を再び 後 行 を めなか た のせいで の の と の を れ と に たが えに らは からのか に海から を たの 初は と一 で に二 と で小 の周 を 行した の のよ に大海賊の指令の とに 8 (App. 92) このよ にミトリダテースに関する が の での海賊の を えるのみか が の活動を していることを明 に ている してこのコンテクストの で ミトリダテースの によ て 大した海賊の が 一 ミトリダテース 後 し 海の 共 体 市に して また におけるローマの に して を加えるのみではな ローマ人に 害を たらすよ にな たとい ことを アッ アノスは えている こ して に に らは 人に れ が た 今 海のみではな ラクレスの ( ジブラルタル海 者 ) までの 海全体を らは した して海上 務 のローマの たち シ リア においてシ リア のプラ トルまでに ち勝 た 海上は こ 全な 行が 能とな 上 取 に な な た 市ローマはこの害 を と 的に た ローマに 者たち しめられたが ローマ自体の は しい に ま れたので る 9 (App., 93) 上の の え方に し Mar tiをは めとして の海賊問題を 海の をめ るローマとミトリダテースとの の の で理 しよ とする学 が一 的に け れられている 10 してこの は にこの の海賊問題が 2 よ な を 海のみなら ローマに して たらしていたことを認めるので る この に して e Sou aはこの学 の 自 を指 し ミトリダテースと海賊を びつける の報告に が ることを する に え れは 体的にはま が しているローマ人の が示す への 意を して を 海賊と に める意 を ているとい ことになる してまた一方で ンペイ スによる 66 ~ 65 年のミトリダテースとの いと勝 とを 年の のキリキア海賊 とを びつけることで 海に平和を 立した ンペイ スの 大 を しよ とする意 用したことになる 11 すれ esou a が指 する 者の意 は 1 のローマの 海 を正 化する ので 後者の意 は ンペイ スとい 特 の政治家に を たらすとい のとな い れの 海 3 111

4 ローマ共和政における政治問題としての海賊 (2) 賊の と行動自体を はせ のの e Sou aのこの 代における海賊問題の理 は 2 における れと本質的に らないとい ことになる ミトリダテースがローマとの の 法として海賊に 自由な を与えたとい Mar tiの と のよ なことは ないとい e Sou aの の ちらに 力が るかは のとこ ミトリダテース 力 において 体的に海賊が のよ な活動を行い れが のよ な 害を たらし して が した ( るいは しよ とした) のかとい にかか ている esou aは アッ アノス プルタルコスとい たミトリダテース に関する が れらが したローマ人 家たちのミトリダテースに するネ ティブ プロパ ンダないしは ンペイ スについての ジティブ プロパ ンダを しているにす ないと する 12 たしかにローマ の が 上で 用した とき事 を海賊とミトリダテースを びつけることで の 正義を しよ とする ので るとして 思 ではない しかし で るとして で報告 れている のでき と自体が つ れた ので ると はない かみ いて え のよ なでき とから が えるのか とい についてはローマ の イアスが できないとして のよ なでき とが たのかなか たのか とい については なか た と 論せ ならない はない ( す ての記 が で るとい けではないが ) この にしたが てアッ アノスをは めとする を用いて 1 の海賊として られている者 と らへのローマ の が のよ な ので たのかを することが本 の 体的な 業となる ま は 一 および 二 ミトリダテース の にローマ元 院において指導的立 に 自ら 一 ミトリダテース の司令官で たスッラL. Cornelius Sullaの 動から する が る スッラは ローマとの に 的な 事 が展開した 89 年よ の で ミトリダテースの動 と関 る 事行動に していた スッラは 97 年に法務官 に しているので がプラ トル で 海に れたのは 年の 96 年で と考えられる の の理由はプルタルコスが のよ に ている プラ トル の後で はカッパドキアに られた この の表 上の目的はアリオ ルザネス Ario ar anesの で た しかし の目的はミトリダテースを するとい ことで た は の と 力に自身が した のと ら を加え と の 力を け 今 れに成 しよ としていた 13 (Plut. 5 6) 4 2 のカッパドキア内部の いにミトリダテースとアル ニア テュニア してローマが れ れ し ミトリダテースの するカッパドキアの 力者 ルディオスに を れてローマに カッパドキア アリオ ルザネスがローマによ て れるにいたる経 についてはここでは し ない 14 は カッパドキア問題が明らかに示すミトリダテースの 力 大の試みをローマが し この にはこの のこれ 上の を する意思を持 ていたとい ことで る のことがプルタルコスの文 でスッラの の の目的 として示 れている て この文 によるとスッラの目的 はカッパドキアと める しかしアッ アノスはスッラの を明 にキリキアと ている 112

5 国際経営 文化研究 ol.20 o.1 ovem er2015 はキリキアを 治していた に アリオ ルザネスをカッパドキアに連れ した 15 (App. 57) e Sou aが指 するよ に はスッラがカッパドキア で 事行動を展開したとは えていない また は かな のみしか えていなか た ここから e Sou a はこの スッラとキリキア海賊との に が たことは考えられないと する 実際 この年のスッラの行動については は海賊との について一 しておら カッパドキアにおける行動しか えられていない e Sou aは の については明 を けているが が こで たにせよこの年の の 務は海賊 ではな カッパドキアの 問題の で たと考えている 16 に たよ に アッ アノスの が事実 で し れていると 理由は たらない 17 ここで e Sou aが よ に がキリキアで行 たことが から にカッパドキアでの 務は明 で るとして れは がキリキアと考えることを特に 理由にはならない たしかにプルタルコスが よ に は ( キリキアとなら で ) のカッパドキアに まれ アリオ ルザネスの とミトリダテースへの 制 行 たので しかしお ら は の 行に て3 年に た キリキアを とした 能性 るスッラの行動が れ けで たは はない 一 的な としての業務 に が を行 たのか が全 語 ておら 上 論を すことはできない しかし で取 上 た キリキアの性 特に le deprovinciisprateoriisによるこの の成立 を考 することは る の 論を 能にする 100 年 に導 れたと考えられるこの法は で 認した ローマおよび 市市 ラテン人 ローマ人との 関 を している 国の市 が 全に 行できるよ に キリキアをは めとするい つかの の形成を めた して 海の 国の たちに いかなる形で 海賊に基 を 与しないことを する書 を ることを めたので る 18 これ で取 上 たよ に M. アントニ スが 例の 令 を てキリキア海賊 を行 た 後にこの法が導 れていること せ考えると 法の成立 にキリキア ( けとは 明できないが れが注目の的で たことは がない ) の海賊の が ローマおよび 市市 ラテン人 ローマ人との 関 を している 国の市 にと て と認識 れてお 法が目的とする 全な 行 とは 体的には海賊への で て のために 海に形成 れたい つかの の一つがキリキアで るとい ことで る 19 こ した法の制 の 4 年後にキリキア として れた者に 海賊と 事 が たか かは から まで 海賊との ないしは な と 海賊への 視が 務内 として想 れていなか たと考えることの方が 自 で るよ に 者には考えられる して の 能性に て考えるなら この カッパドキア をめ る とい た国家的な 関 がミトリダテースとローマとの 海での の で て 海賊とミトリダテースの連 とい た事 をローマが に け めることはないとい た考え方よ し 海賊を 制する立 で る キリキア のスッラが が えるとお に の海賊と連 せ とするミトリダテースが関 るカッパドキア問題を したとい 考え方すら 性が るか しれない このよ に が 発する からキリキア海賊とミトリダテースとの連 が れに してローマ は行政 では な らの業 認められないがマリ スの らで 事的 を して 5 113

6 ローマ共和政における政治問題としての海賊 (2) いたスッラをキリキアに したとい 能性は できない 20 しかし の で この のローマとスッラにと て 海賊の制 がカッパドキアでの 力 に することよ 事 で たとい ことを意 するとは えまい カッパドキア テュニア して ントゥスの に するローマの しい は の後 の で再 取 上 られるよ に のローマの 海における政治行動の で た の から ると海賊行 が れを する動き たにせよ れらを 用して 海への 視を 化した が大きいとい は 理的な の える した意 での政治的性 とは に 海賊行 の 害が で たか かは この のキリキア海賊が 体的に を行 たかを明らかにする が カッパドキア問題に関連して は の を 語 ていない してまた この のスッラおよびローマ ないしはカッパドキアな の の の 事力と海賊とが たとい は一 ないので る ミトリダテース ローマと海賊との関 についての 体的な情報は 89 年 のミトリダテース に関してよ れて る 6 しかし において海賊がミトリダテースを したとい がないのは 一 ミトリダテース において で る 上で 用したよ にアッ アノスはスッラがま ローマでのマリ ス キン L. Cornelius Cinnaとの内 の なかに て 小アジアの動 に できない にミトリダテースが海賊を 用したと ている 21 しかし けて が る海賊の行 としては が るのみで な らかの 事的行動 ましてMar tiが するよ なミトリダテースの で るかのよ な行動は全 えられていない スッラに の を られた の指 のクワ ストル ルクッルス L.LiciniusLucullus が 海賊に らえられ にな た ので スッラに するのに を いられたとい アッ アノスの 葉自体は e Sou aが とお し この海賊たちがミトリダテースに 力したことを意 していはない 22 海には多 な海賊が したは で るし ジプト キプロス シリア パンフィリアと を て を したルクッルスが で海賊に 会 に ら れたとして 思 ではない また この スッラが海賊に して らかの を加えたとい ない し ルクッルスが に 海賊の する海 を した ( つま 海賊との を けた ) とい が ている 23 こ した の を まえて e Sou a はミトリダテースと海賊との連 とい 事実はなか たと する 24 二 ミトリダテース に関しては ローマ の司令官ムーレー L. Licinius Murena が 79 年のコーンスルで るイサ リクスP. Servilius atia Isauricusと で 海賊を したが 特 な成果を られなか た 25 (App.Mithr.,93) と名指しで れている らが 成 で たとい 記 の 後にな らかの意 的な のが たとして 26 海賊を したことが か ているイサ リクス ( 後 ) と で ムーレー の名が られていることから が海賊を する を展開したとい こと自体は できない 実際キケローは が海賊に けた を 成していたと ている 27 た し実際にムーレー による海賊への がいつ こで行 れたのか の の規 で たのかは からない してまた この で 海賊の行 自体は からない ムーレー は 一 ミトリダテース においてスッラの指 に スッラが 国した後に ( プラ トル で ) アシアに れた人物で る に かか ら がミトリダテースとの に れた ダルダヌスの平和 ( 85 年 ) を 視して を再開 せた理由が 海での勝 を自らの政治的野 のために 用しよ としたことで たと は てい 114

7 国際経営 文化研究 ol.20 o.1 ovem er2015 る 28 ミトリダテースに めな を した に スッラは を するよ を たが れで 81 年に が を 行できた 後には内 に勝 し ディクタートル に たスッラの影響が たと考えてよい 29 キケローは ムーレー 演 の で 代 いてプラ トル までしか しえなか たムーレー 家から初めて たコーンスルで る 告人ムーレー を して本人の 能 と 分 で の の小アジアにおける を連 ている は の で 子の 代におけるムーレー 家の政治的上 を えていた のの一 が の 80 年代におけるこ した小アジアでの で ると 明している 30 ムーレー と ミトリダテース の 初のローマ の司令官ルクッルス に た に 一 ミトリダテース においてクワ ストルを務めてお スッラのローマ 国 にはムーレー アシアに れた 年のコーンスルに した は 初 ッリア キサル に れたが 年の初めにキリキアに れていたプロコーンスルが すると キリキアを した この経 でルクッルスは に欠け められ せ しかし目的にかな た方法 をと たとい 32 プロプラ トル で るキリキアにプロコーンスルが れたこと自体が注目に するが このことはルクッルスが 初ではない ( 後 ) しかし がキリキア を 望していたことは注目に する ッリア キサル からキリキアへの の を が望 理由はこの の のではな ミトリダテースとの 目の における の司令官を務めることに たとい 33 のためには に欠け められない方法 ない にルクッルスはミトリダテース での勝 を しての名誉と 望の を目指していたとい ことで る ルクッルスの行動はキリキアに れない はミトリダテースのキジュコス を に らせた後 ントゥスに してシノペを した 34 の際にシノペを していたクレオカレスKleolalesと レ コスSeleu osがキリキア人で たとい プルタルコスの 葉と レ コスを 大海賊 と オロシ スの 葉から 35 ミトリダテースと キリキア海賊がシノペを れをルクッルスが したとい 一 理のないシ リオは たしかにオロシ スの としての性 を考 すると に け れるのは か しれない 36 しかし でなか たとい こと はできない するに 73 年の で キリキア海賊が のよ な意 で の ミトリダテースと共 していたのかはは き しないとい こと してルクッルスが海賊を の したのか する からは 論を すことはできないとい こと が明らかにしているのは ルクッルスの がこの後の のローマにおける 望の大きな とな たことで る 37 ムーレー とは な はシノペ 後 大きな を け るミトリダテースを て アル ニアまで している を してまで 令 を したことは にと て大きな政治的成果を たらしたとい こと この と で注目す きなのは ルクッルスが 持した 令 の性 で る で 認したとお 102 年にアントニ スが海賊制 のために与えられた 令 は の年 と 的な の で 例で た 38 れ 3 年 の は一 的にな ていたが しかしルクックスの 海における 令 は 74 年から67 年にまでの8 年 におよ して の 用 は 初の で るキリキアからアシア らに新 の テュニアと事実上 ントゥスにまで 39 つま はミトリダテースとの のために な が 全 ルクッルスの 令 に したことになる この 的 的に 例の規 を持 た 令 の で が した が小アジア一 からミトリダテースの 力を することに成 し して 自身に上 の 望を たらしたとい ことになる 7 115

8 ローマ共和政における政治問題としての海賊 (2) のミトリダテース に関する の で ミトリダテースと海賊 ローマと海賊の関 がこの の で のよ に語られているかを てきた ここからはたしかに e Sou aの ミトリダテースが に ( るいは のカッパドキア問題に関して ) 海賊を自らの の と 用い ローマ が で海賊の 事力と したとい は 認しえない つま この で海賊がミトリダテースにと てローマに するための な 事力として機能し の意 でローマの 海 における な障 とな たな とい ことはないとい e Sou aの考えは で るよ に える では れは e Sou aが 論するよ に まで ローマの 海への 大と のための障 で たミトリダテースへの を正 化するための 実に なか たの か で るなら 1 で た に関する の記 に き れるミトリダテース と海賊の関 は な意 を持 ていることになるの か この を らに する をミトリダテース に関する から き すことは で る て 的 的に重なる にキリキア海賊を したと れる のローマ人 令 者の動きを取 上 てみよ れは上でムーレー と共に名を た 79 年のコーンスル イサ リクスの行動で る に てきたよ に は に海賊 に した司令官として知られ また 令 の性質からしてルクッルスの れの と える人物で る イサ リクスが海賊に して を行い また れを えた の 令 がいかなる ので たのかを は比較的 し 示している イサ リクスは 79 年のコーンスル の 年 プロコーンスルとして キリキアに した の後 74 年にローマで を 行するまでの5 年 とい 例の長 はキリキアで 令 を 持しつ けた これは上で したルクッルスの 例の 令 の に する ので る このよ にイサ リクスの小アジアにおける活動は ミトリダテースが 二 ミトリダテース の ( 82 年 ) から ミトリダテース の開 ( 74 年 ) の にす ていることになる この お ら 76 年で と考えられる年に はキリキアに する 部リュキアでオリュン ス フ リス コリュコスの 市を制 している この3つの 市について ストラ ンが のよ に語 ている タ ロス の に 海賊ゼニケトスの基 が る と は 名 オリュン スとい ここからリュキュア パンフィリア シディア ミヤスの全体が える がイサ リクスに取られたので ゼニケトスは自分の一 と共に自らに火をかけた また はコリュコスとパ リスまたパンフィリアの多 の部分 していたが イサ リクスが れら全てを制 した 40 (Str.,14,5,7) 8 この はキリキアには まれない しかしキケローは 市フ リスについて のよ に語 ている プブリ ス ル ィリ スが したフ リスは にキリキア海賊の 市で たのではない こにはギリシア人で るリュキア人が でいた しかし の と に 海上に き している 理的 の えに海賊がし し キリキアへの の行き にここに集 したの らはこの 市を自分 の のにした 初は を して ついで 116

9 国際経営 文化研究 ol.20 o.1 ovem er2015 関 を で 41 (Cic., 4,21) また プルタルコスはキリキア海賊の を る記 の でオリュン スについて している らはオリュン スで の の を 行 た 42 (Plut. 24) つま パ リス オリュン スにはキリキア海賊が をおいてお するコリュコス で たと考えられる ミトリダテースとの が小 に た でのキリキア海賊への の理由はな で たの か ここで注目す きで るのは イサ リクスがプロコーンスルとしてキリキア を したことで る すでに てきたよ に キリキアはプロプラ トル の として創 れ 実際 か ている ここにはプロプラ トルが してきた 43 が が な に し ントゥス との が想 できないこの にプロプラ トルよ 上 の 令 を えてプロコーンスルのイサ リクスが したことは の 令 の長 と で 例で こにはな らかの理由が たと考える きで 一つの理由は一 に認められている ミトリダテースとの 和がな たとはいえ小アジアの情 は で ローマとミトリダテースとの に再び 火が起こることが想 れていたからで 83 年にはシュリアがアル ニアによ て れたがアル ニア ティグラネスTigranesはミトリダテースの で る 44 また 79 年にカッパドキア アリオ ルザネスがローマ元 院にミトリダテースの を する 者を た この で元 院を事実上 していたスッラは ミトリダテースにカッパドキアを め 84 年の ダルダネスの和 を 守するよ 指示する 者を ミトリダテースはこれに ことをスッラに える 者を た が の 者が する にスッラは した 45 イサ リクスはお ら 90 年にプラ トルを務め 88 年にスッラの によ て を 行している この理由は からないが な と この の でな らかの を た 能性は大きい 46 して 87 年のコーンスル に立 したが スッラの政 キン に れたらしい 88 年にはキン の と て勝 している 47 上から て イサ リクスは 事 での が行政 に 行する人物で るよ に考えられる してまた スッラに しい政治的立 に たと考えられ で る 80 年代後 の内 を経 と の後のスッラの 体制を考えて 79 年のコーンスル がスッラとの な関 の を としていると考えてよい お ら スッラはミトリダテースを 制し 84 年に自分が ち立てた 和 の内 を せよ と望 でいた すれ が望 でいたのは自分が たらした小アジアにおける の維持で ミトリダテースとの に再び 火を えることではなか たとい ことにな 48 の の意 を けたイサ リクスが キリキアに れた スッラは したが ミトリダテースは の後 し ら ローマと する を せない プロコーンスルで るイサ リクスのキリキア と での行動は こ したスッラ の して の の 後のローマとミトリダテースとの小アジアをめ る関 の に けられ で る が の の を 理 すれ よいの か すな ち な と 初はミトリダテ 9 117

10 ローマ共和政における政治問題としての海賊 (2) ースと 火を えることはな た を 制することを目的としてキリキアに たので イサ リクスが 初に行 たことが キリキア海賊の を ことで たとい 事実の意 で る esou aが するよ にミトリダテースとキリキア ( るいは の 方 身で える ) 海賊との に 力関 がなか たとしたら イサ リクスの行動の理由は 明がつかない e Sou aはこの リュキアの海賊とストラ ンに れるゼニケトスなる人物が 海賊ではな の 力者 たとい 能性を示 するが の は に した ので る 49 このでき とに関する の全体的な 足とい に て 者 のよ な 自体を する のではないが しかしこの に ア トリア 方で 事行動を行 ことを正 化するためにゼニケトスらに海賊とい レッテルを たとい 明よ は ア トリアでの 事行動の理由がミトリダテースと 力関 に た者 を き を 制することに たとい 明の方が よ 性を持つのではなか か るいはよ に なら ゼニケトスを 海賊 と のはローマ人に か しれないが からとい てゼニケトス の行動がミトリダテースに 力し ローマに する のでなか たとは えない ( 後 ) で るなら らなる問いが生 て る し海賊とミトリダテースが は 力関 に たとして ここまで 認してきたとお に海賊がミトリダテースの 事行動を したとい ことを明 に示す はなに ない とすれ ミトリダテースへの海賊の 力とは のよ な ので たの か ここで の報告内 を めて考えてみよ に 1 で 用したアッ アノス プルタルコスの に示 れる 海賊の行 は の と で る またこれらに 文では海賊が 市 の を し 人 を ( と けローマ人を ) 誘 して身代金を た 害した する が かれている 50 Mar tiをは めとする esou a 共に 海一 において から れられ まれていたこの の 誘 行 ではな 的な行 が海賊によ てミトリダテースのために れたか かとい を に 論を め の 果 e Sou aは のよ な行 を から認めることはできないと 論するの が した を れ が とお に海賊が 誘 行 とい 形でミトリダテースへの 力を行 ていたとい 能性を再考してみる が るよ に 者には思 れる こで注目せ ならないのは 1 で 用したアッ アノスの一文で る かな に をしめ ミトリダテースが して和平を び を再び 後 行 を めなか た これは 一 ミトリダテース でスッラとミトリダテースとが ダルダネスの和 を ( 84 年 ) 後の を指している の 後に 発した 二 ミトリダテース は上 の しか せ ダルダネスの和 の再 認で ているので ここでアッ アノスが 海賊行 の 大は の後の を めると考えてよい つま は 二 ミトリダテース と ミトリダテース の で イサ リクスがキリキアに れた と一 する このことがプロプラ トル の キリキアにプロコーンスルで るイサ リクスが れた 一つの理由ではない か アッ アノスは上に 用した文 で ミトリダテースが してローマと和 を で 海賊が を めなか たと るが のことに するミトリダテースの意 は この記 からは からない かるのは 自身が 和 に基 いて 118

11 国際経営 文化研究 ol.20 o.1 ovem er2015 ローマ人を しないとい を 持してみせていた一方で 海賊は にお ら へ 力して行 ていた 行 を 大していたとい ことで る こ した 70 年代初 の で ミトリダテースとローマとの関 が 化しつつ る ( の意 が明らかでないとして ) と海賊との に と 力関 が るとローマ が け取 たとして 自 ではなか イサ リクスのキリキア海賊 はこ したローマ の理 を まえた上での への 制の意 を持 ていたと考えることは な と esou a の よ は が える と している キケローはキリキア海賊を めたイサ リクスが多 の海賊を とし し者にした後 したことを再 取 上 ている た た一人でプブリ ス ル ィリ ス( イサ リクス 者 ) は の よ 多 の海賊を生け にした の が らえられた海賊を る喜びを かに して ことが た か に は につながれた を ま まな方法で す に楽しみな 物を たらした のため海賊が連れてこられた の けでな ら る から人 が集ま てきた の がローマ市 にと て全ての の で 喜 し 楽しみで たのはな か れは勝 よ 美な のはな し し お れを たらした者 が ち か れ の に き立てられるのを ること 勝 の になる のはないから 52 (Cic., 5,66) において を し することは一 的な 行で る しかしイサ リクスの海賊へのこ した は キケローによる ッレースの 正を するための を し いて の の よ とい 表 からしてキリキア海賊に する 上に しい が える ここには 海賊の行動が し を していたとい 事 を に れ自体を制 する 性となら ですでにローマへの 目の を開 ことが の目に 明らかにな ていたミトリダテースへの い 制の が たことが かが れるのではない か イサ リクスが にミトリダテースへの 制のみを視野に れ まで スッラの を維持しよ としたのか かは からない な と ムーレー のよ に本国の意 を みに て自ら を開 はなか たよ リュキア 後の の行動はは き とは からない ら の は海賊 とは なる方 へ い 76 年から75 年にかけてパンフィリア内 部のイサ リア人 オロンデース人を制 し 75 年の か 74 年初 にイタリアに しているよ のこの勝 は とイサ リクスとい の え名 して4 年後の ッレース 演 の でキケローが し れる の高い 望を に たらした 53 後 の内 部での 事行動は を意 しているの か は ミトリダテースを 制する けでは ら 目 に ている再びの のための 事的 を てお ことがこの での の念 に たのではなか か 54 1 の 海における海賊の行動がいかなる意 を持 ているのか 海賊の行動を える を して こで関連 けられている ントゥス ミトリダテースとローマとの 立を に してきた カッパドキア問題 の イサ リクスの海賊 から える海賊とミトリダテース してローマとの関 を めて 理しておこ の上で これらの での海賊問題がローマにと ていかなる意 で政治的と考えられえるのかとい を は めに で

12 ローマ共和政における政治問題としての海賊 (2) 12 理した に関して考察したい 1に す ての でローマがミトリダテースの 正義を示すために海賊問題を 用した 能性が大きいと える カッパドキア問題で で イサ リクスの において ローマ のこ した が に表れてお この に関しては e Sou aの が 力を持つ て は めに の 理に え 海賊問題は 2 から き きローマにと て の意 での政治性を えていたと てよい 2に ミトリダテースとの いはローマ の司令官に政治的 望を たらす 能性が たことが かる ムーレー とルクッルスが 令 の 持と の 行をいかに 望 でいたのかとい はこのことを明 に示している してまた ルクッルスとイサ リクスの 令 が の れから 的 的に大き 大 れた 例の ので ること 注目に する らはこの 大な 力を小アジア周 で 持 行 し 国後には の 力を行 した成果を政治的に るいは社会的に 二分に 用した この に付 するなら ムーレー ルクッルス イサ リクスが スッラの身 に た者 で るとい できまい 84 年に小アジアの新 を ち立てたスッラの意 がこれら 令 者たちの 後に れ えにまた らの はローマにおいて 望を れていたのではなか か 55 問題は この と海賊問題との関 で しになるが e Sou aはミトリダテース と海賊との にローマの を の 力関 を認めない しかし れは からは海賊がミトリダテースの 的行動を起こしていることが認められないとい を としている これに して 者は において ミトリダテースと海賊との 力は 的な のではな まで が語るとお に 誘 とい た に れていたとい 考えを示した この に立つと ミトリダテースとローマ との いはローマ と海賊との い でいる 能性は できない 実際 上でみてきたよ に イサ リクス けではな ムーレー ルクッルス は 明で るが海賊を した ( るいはしよ とした) こと自体は が語 ているので る すな ちローマの 令 者たちはミトリダテースとの いと れに 海賊との いによ て をたて 政治的 望を ることを望 でいた して実際にルクッルスとイサ リクスはローマ元 院が認めた 例の 令 を行 して を て を 行し 政治的 社会的な 望を したので る ( ムーレー にいた ては したに ら を 行した ) このよ に は めに で 理した の意 での政治性 またここに認められるが れは 1 の は 2 のアントニ スの 代よ にな ている つま 令 ( れはこの になると しの 例の 令 の を ) を 持 行 する特 の 人が政治的 を する 能性と れを 望する がこの にははるかに 大しているとい ことで る しかし この理 は の二つの 問を たらすことになる ま 海賊が 誘 とい た 的行 でミトリダテースの ローマ を後方 していたとすると このよ な方法は果たして の 海におけるミトリダテースの立 にと て となるかとい 問が る e Sou aが 念に 理しているよ に 海では から海賊の 害が の にと て海賊は と の として かれている 56 しかしこ した海賊への 感と はま に e Sou aが き すとお れが にと ての 害で るかによ て 海賊 と れるかが まる いの ので る 57 1 で認めたよ に ミトリダテースについてネ ティブな のみを語るローマ しか には れていない れらが語るでき とはお ら の大 が実際に る た と認めてよい では こでミトリダテースに 力し ローマ人 るいはローマの 者 者を する者 は 者 たのか は ら 120

13 国際経営 文化研究 ol.20 o.1 ovem er2015 を 海賊 と び き とし キケローが る と 人 の者とすら なす 58 が ミトリダテース るいは 海におけるローマの 者 者 の にと て らは 海賊 ではな の いを すローマ人に して らしめを たらす な たのではなか か して のよ な 英雄 とは まで 義賊 と て 大 ない者たちがミトリダテースを したとして れは 海で の評 を つけることにはならなか たのでは るまいか 59 1 の 海における 力をめ るミトリダテースとローマとの の で 海賊はミトリダテースと 力しローマに する一 の を展開した 60 ローマ にと てはこれは な問題で かつ まで で で る れ えにローマは 海一 において海賊と しき とい ミトリダテース を らまき 自らの 事行動を正 化せ ならなか た この意 において上で 認した は認められる のと 者は考える したが て 後の は で た 2 の よ はるかにローマの 関 にと て し な ので たと ならない れ えにこの を せるためにローマの 令 者は 例の 令 を 行 し 自らの政治的 望を しよ とした この意 で が ので る すれ ここに 後の 問が立ち れる れ に海賊の 誘 とい た 的行 はローマにと て な 害を たらしたので か とい 問で る でなけれ ローマ は れ に しなか たで し のために 例の 令 を認めること なか たか しれない また で たからこ これを することは政治的な 望を意 したで つま は は めに で た の意 での政治性が 1 の海賊問題に るのか かとい ことになる してまた し で たのなら れは のよ な で な で たのかとい こと 問 れる きで る この の考察のためには海賊による上 の 的行 が のローマ人を 海 にいかなる 害を たらしたのか の内実を し 知る が生 る れに関連して 後に上で 用したアッ アノスの文 を再 思い しておきたい こ して に に らは 人に れ が た 今 海のみではな ラクレスの までの 海全体を らは した して海上 務 のローマの たち シ リア においてシ リア のプラ トルまでに ち勝 た 海上は こ 全な 行が 能とな 上 取 に な な た 市ローマはこの害 を と 的に た ローマに 者たち しめられたが ローマ自体の は しい に ま れたので る 61 この 一 ミトリダテース 後の を示している 海賊は今 海のみなら 海にまで 力を 大し 威を る た このためローマの政務官まで が 害を たが なによ 取 が 害 れ が たとい この は は めに で 認した 1 の海賊問題と共に語られる二つの問題 すな ち 海の と 足とに びついている この二つの問題に立ち つつ 1 の海賊問題がローマにと ていかなる意 において政治的で るのかを問 ことが なる 業となるが の 果は に たい esou a,ph., Cam ridge,..,

14 ローマ共和政における政治問題としての海賊 (2) 2. 宮嵜麻子 ローマ共和政の政治問題としての海賊 (1) 2 の 国際経営 文化研究 18-2 号 2014 p 特にCic., Liv., 99 App., Plut., の 問題については Garnsey,P.., Cam ridge, 1988,pp.198ff. Ric man,g., ford,1980,pp.48ff. 宮嵜麻子 ローマ 国の と政治 共和政から 政へ 大学 会 2011 pp.148ff. 5. ミトリダテース とローマの 海 の関 を本 的に 研究として とま の文 を てお Hinde,.G.,Mitridates,in vol.9,2 nd ed.,cam ridge,1994,pp.130ff. erarry, L.,Rome,lesBal ans,lagr ceeti rientauiiesi cleavant C.,in icolet,c.(ed.),tom.1, ( ) Paris,1978,pp.729ff. Kallet Mar,R., Ber eley LosAngeles ford,1995, pp..239ff. 田 レニ ム 国の ントゥス ミトリダテス6 の 本 二 海 と 文明 1500 年 ~ 後 pp.231ff. ローマ 国の 大と たち 14 の スとミトリダテス 谷 俊 代 の 一と 書 2000 pp.117ff. 6.«καὶ ληστήρια πολλὰ ἀνά τε γῆν καὶ θάλασσαν.» 7. «Ἡ γὰρ πειρατικὴ δύναμις ὡρμήθη μὲν ἐκ Κιλικίας τὸ πρὼτον, ἀρχὴν παράβολον λαβοῦσα καὶ λανθάνουσαν, φρόνημα δὲ καὶ τόλμαν ἔσχεν ἐν τῷ Μιθριδατικῷ πολέμῳ, χρήσασα ταῖς βασιλικαῖς ὑπηρεσίαις ἑαυτήν.» 8.«Μιθριδάτης ὅτε πρῶτον Ρωμαίοις ἐπολέηει καὶ τῆς Ἀσίας ἐκράτει, Σύλλα περὶ τὴν Ἑλλάδα πονουηένου, ἡγούμενος οὐκ ἐς πολὺ καθέζειν τῆς Ἀσίας, τά τε ἄλλα, ὥς μοι προείρηται, πάντα ἐλυμαίνετο, καὶ ἐς τὴν θαλάσσαν πειρατὰς καθῆκεν, οἳ τὸ μὲν πρῶτον ὀλίγοις σκάφεσι καὶ μικροὶς οἵα λησταὶ περιπλἐοντες ἐλύπουν, ὡς δὲ ὁ πόλεμος ἐμηκύνετο, πλεόνες εγίγνοντο καὶ ναυσὶ μεγάλαις ἐπέπλεον. γευσάμενοι δὲ κερδῶν μεγάλων, οὐδ ἡττωμένου καὶ σπενδομενοῦ τοῦ Μιθριδάτου καὶ ἀναχωροῦντος ἔτι ἐπαύοντό οἱ γὰρ βίου καὶ πατρίδων διὰ τὸν πόλεμου ἀφῃρημἐνοι, καὶ ἐς ἀπορίαν ἐμπεσόντες ἀθρόαν, ἀντὶ τῆς γῆς ἐκαρποῦντο τὴν θάλασσαν, μυοπάρωσι πρῶτον καὶ ἡμιολὶαις, εἶτα δικρότοις καὶ τριήρεσι κατὰ μέρη περιπλέοντες, ἡγουμένων λῃσταρχων οἷα πολέμου στρατμγῶν.» 9. «ὥστε πολλαὶ τάχἰστα αὐτῶν μυριάδες ἦσαί, καὶ οὐ μόνης ἔτι τῆς ἔῳας θαλάσσης ἐκράτουν, ἀλλὰ καὶ τῆς ἐντὸς Ἡρακλείων στηλῶν ἁπασης καὶ γάρ τινας ἥδη Ρωμαίων στρατηγοὺς ναυμαχίᾳ ἐνενικήκεσαν, ἄλλους τε καὶ τὸν τῆς Σικελίας περὶ αὐτῇ Σικελία. Απλωτά τε ἤδη πάντα ἦν, καὶ ἡ γῆ τῶν ἔργων ἐνδεὴς διὰ τὴν ἀνεπιμιζίαν.ἥ τε πόλις ἡ Ρομαίων ᾕσθετο μάλιστα τοῦ κακοῦ, τῶν τε ὑπηκόων σφίσι καμνόντων, καὶ αυτοι διὰ πλῆθος ἵδιου επιπόνως λιμώττοντες.» 10. Mar ti,e., ierollederseer u erinder eitdesmithridatisschenkrieges,in acuradiluigiderosa,vol.1, apoli,1970,pp.479ff. 11. esou a,ph,. Cam ridge..,1999,pp.117f. pp.122f. 特にpp.132f. 12. p.cit.,p.117 p Μετὰ δὲ τὴν στρατεφίαν εἰς τὴν Καππαδοκίαν ἀποστέλλεται, τὸν ηὲν ἐμφανῆ λόγον ἔχων πρὸς τὴν στορατείαν Ἀριοβάρζάνην καταγαγεῖν, αἰτίαν δὲ ἀληθῆ Μιθριδάτην ἐπισχεῖν πολυραγμονοὕντα καὶ περιβαλλὀμενον ἀρχὴν καὶ δύναμιν οὐκ ἐλάττονα τῆς ὑπαρχοὐσης 14. このでき との意 に関しては Kallet Mar,R., Ber eley LosAngeles ford,1995,pp.242ff. Keaveney,A., 2nd.ed., ford..,2005.pp.30ff. Santangelo,.,Sulla,the Leiden Boston,2007,pp.25ff. 122

15 国際経営 文化研究 ol.20 o.1 ovem er «ἐς μὲν Καππαδοκίαν ἐγὼ κατήγαγον Ἀπιοβαρζάνην Κιλικίας ἄρχων, ὧδε Ρωμαίων ψηφισαμένων καὶ σὺ κατήκουες ἡμῶν» 16.Plut., 5. esou a,ph., Cam ridge..,1999,p このことは アッ アノスの がす て で るとい 意 ではない 明らかに の ( して の また ) える内 には まれる 明 な事例を一つ るなら 後 するよ にイサ リクスがムーレー の後 で るとい た (App., 93.) Cf.Kallet Mar,R., Ber eley LosAngeles ford,1995,p.251. しかしなお アッ アノスの 全体を はない 18.Hassall,M.,Crawford,M.andReynolds,.M.,RomeandtheEasternProvincesattheEndoftheSecondCentury B.C.,in 64,1974,pp.201ff.Cf.,Sherwin White,S.M., London,1984,pp.97ff. 19. 宮嵜麻子 ローマ共和政の政治問題としての海賊 (1) 2 の 国際経営 文化研究 p のこの までの 事 での業 については めて するまで ないが Sall., 96 Plut., を として てお スッラの政務官としての経 についてはPlut., 5.Keaveney,A., 2nd.ed., ford..,2005,pp.29f.cf.santangelo,., Leiden Boston,2007,p App., App., Plut. 2,5. esou a,ph., Cam ridge..,1999,p Plut., 3,«επεὶ δὲ πλῆθος ἐν παράπλῷ νεῶν ἐκ τῶν παραλίων πόλεων ἀθροίσας, πλὴν ὅσοι πειρατικῶν μετέὶχον ἀδικημάτων» は ちこちを 海して 海賊と でいる のを の 市から多 の を集めた 24. esou a,ph,. Cam ridge..,1999,p «Μουρήνας τε εγχειρήσας αὐτοἷς οὐδὲν εζείργαστο μεγα.» 26. esou a,ph., Cam ridge..,1999,p Cic., 1, ineaclasse uaecontrapiratasaedificatasit 海賊に して れた の において 28.App., スッラの 令 のでのムーレー の については Plut., App., 66 Cic., この年にはスッラ自身 ミトリダテースへの勝 を を 行している Plut., Cic., 特に15 Sinautemsuntamplaeethonestaefamiliaeple eiae,etproavusl.murenaeetavus praetorfuit,etpater,cumamplissimeat uehonestissimee praeturatriumphasset,hocfacilioremhuicgradum consulatusadipiscendireli uit uodisiampatride itusafiliopete atur. し立 で す き平 家 が るなら ルキ ス ムーレー の と はプラ トルで た はプラ トル によ て に かしい 立 な を 行した して 告がコーンスル に立 するのを けた 自身コーンスル を目指せたの が 子が立 を目指したので たので る しかし のキケローといえ ムーレー の 成 を することはできない Cic., しかし 一 ミトリダテース に する からスッラはルクッルスの 能を し 目に けていたとい Plut.,Luc.,2. 32.Plut., 6.«καὶ τελευτῶν ἔργον οὐ σεμνὸν οὐδ ἐπαινετόν, ἄλλως δ ἀνύσιμον πρὸς τὸ τέλος ἐκ τῆνς ἀνάγκης ὑπέμεινε παρὰ τὴν ἐαυτοῦ φύσιν.» と と 自分の本 の性 を て は に 欠け められ せ しかし目的にかな た方法を 体的には 性を用いて元 院で指導的発 力を持 ていた人物を し

16 ローマ共和政における政治問題としての海賊 (2) たので る ルクッルスのキリキア の年代については論 が る Broughton,T.R.S., vol.2,rep.,chico,1984,pp.106ff. 33.Plut.,., ルクッルスの 全体については Plut.,.,7-36 App., Plut.,.,23,2«δὲ τοὺς κατέχοντας αὐτὴν βασιλικοὺς Κίλικας» のために ( シノペを ) していたキリキア人を ( 内は 者の 足 ) ros.,6,3,2.しかしstr.,12,3, esou a,ph., Cam ridge..,1999,p Cic., 宮嵜麻子 ローマ共和政の政治問題としての海賊 (1) 2 の 国際経営 文化研究 18-2 号 2014 p.82 cf.pp.85f Liv., 95.T.R.S., vol.2,rep.,chico,1984,p «κατὰ δὲ τὰς ἀκρωρείας τοῦ Ταύρου τὸ Ζηνικέτου πειρατήριόν ἐστιν ὁ Ὀλυμνπος ὄρος τε καὶ φρούριον ὁμὠνυνον, ἀφ οὖ κατοπτεύεται πᾶσα Λυκία καὶ Παμφυλία καὶ Πισιδία καὶ Μιλυάς άλόντος: δὲ τοῦ ὄρους ὑπὸ τοῦ Ισαυρνκοῦ, ἐνέπρησεν ἑαυτὸν πανοίκιον. τούτου δ ἦν καὶ ὁ Κώρυοκος καὶ ἠ Φάσηλις καὶ πολλὰ τῶν Παμφύλωον χωριά: πάντα δ εἶλεν ὁ Ισαυρικός» 41. Phaselisilla, uamcepitp.servilius,nonfueratur santeacilicumat uepraedonum Lyciiillam,Graecihomines, incole ant.sed uoderateiusmodilocoat ueitaproiectainaltumutete eunteseciciliapraedonessaepead eamnecessariodevenirent,et,cumsee hiscelocisreciperent,eodemdeferrentur,adsciveruntsi iilludoppidum pirataeprimocommercio,deindeetiamsocietate. 42.«ζένας δὲ θυσίας ἔθυον αὐτοὶ τὰς ἐν Ὀλὐμπῳ.» またキケローはイサ リクスがオリュン スから 大な を て れを国 に めたと えている Cic., 1, Broughton は 81 年のコーンスル ドラー ッラが 80 年 プロコーンスルとしてキリキアを したとしてお e Sou a, Ph., これに ている T. R. S., vol. 2, rep., Chico, 1984,p.74 p.80 p esou a,. Cam ridge..,1999,p.124.しかしこれは 81 年にプラ トルで た 名のドラー ッラとの で Kallet Mar, R., Ber eley Los Angeles ford, 1995, p.293,n.5.keaveney,a., 2nd.ed., ford..,2005,p.117 p.122 p.164 p.170. Santangelo,., Leiden Boston, 2007,p.31 p.47. キケローの ッレース 演 ではこのドラー ッラが多 れているが こで この二人の人物を する 的な がか はない て 者はこの人物を 初の キリキアを したプロコーンスルとは認め イサ リクスを 初の キリキア のプロコーンスルと考える 初めてプロコーンスルがキリキアに た 78 年には 一人のプロコーンスル 海に れている このことの重 性については Kallet Mar,R., Ber eley LosAngeles ford,1995,p.293 本文およびn Plut., App., io,36,37,6 ustin.,40,1,3. 45.App., T.R.S., vol.2,rep.,chico,1984,p.43. はイサ リクスの の理由がサルディニアかキリキアでの と考えている しキリキアで るなら イサ リクスとキリキアの関 がこの から たことになる しかしこの の は 47.Plut., 10. Servilius r Santangelo,., Leiden Boston, 124

17 国際経営 文化研究 ol.20 o.1 ovem er ,pp.119f. 49. esou a,ph., Cam ridge..,1999,p App., Plut., App., nusplurispraedonumducesvivoscepitp.servilius uamomnesantea.ec uandoigituristofructu uis uam caruit, ut videre piratam captum non liceret At contra, uacum ue iter fecit, hoc iucundissimum spectaculum omni usvinctorumcaptorum uehostiumprae e at ita ueeiconcursusfie atundi ueutnonmodoe iis oppidis ua duce antur sed etiam e finitimis visendi causa convenirent. Ipse autem triumphus uam o rem omniumtriumphorumgratissimuspopuloromanofuitetiucundissimus uianihilestvictoriadulcius,nullumest autemtestimoniumvictoriaecertius uam, uossaepemetueris,eostevinctosadsuppliciumducividere. に Cic., II,1, esou a,ph., Cam ridge..,1999,p.128 pp.130f.cic., err.ii,1,56 3,210 4,82 5, e Sou aは後 のルクッルスの 行動から考えて イサ リクスの内 には の意 はないと なしてはいるが esou a,ph., Cam ridge..,1999,p この は のローマ人 力者の 令 による政治的 望の とい は して 人の力 のみで理 れえる のではな 政治的人 関 関 の で理 れる きで ることを示している しかしムーレー ルクッルス イサ リクス の政治的上 におけるこの については本 では立ち ることはできない 56. esou a,ph,. Cam ridge..,1999,p.2 p.38 p.89.p.94etpassim. 57. p.cit.,p.1f. p.87 p.90 p.94f.etpassim. 特にp.135.プルタルコスが語る ンペイ スに する キリキア海賊 たちの 本性 に関する記 はこ した の を物語 ているのか しれない Plut., Cic., 3, この 方は は めに で 理した 洋 における海賊のイ ージ形成の問題と びつ か しれない の機会に考察したい 60. な 海賊はミトリダテースに 力したのか とい が問 れなけれ ならないが この問題 ここで論 る 裕はない 一つの 的な 方として ルー ン ーン W..,( 田 ) ミトリダテス6 パトル ディオニ ス ローマの の なのか 者なのか 動する 代ローマ と 動をめ て ( 理想社 200) pp.49-99を てお にと める 61.App., 93. Broughton,T.R.S., vol.2,rep.,chico,1984 esou a,ph., Cam ridge..,1999 erarry, L., Rome, les Bal ans, la Gr ce et I rient au IIe si cle avant C., in icolet, C.(ed.), tom.1, ( ) Paris,1978 Garnsey,P.,., Cam ridge,1988 Hassall,M.,Crawford,M.andReynolds,.M.,RomeandtheEasternProvincesattheEndofthe SecondCenturyB.C.,in 64,1974 Hinde,.G.,Mitridates,in vol.9,2 nd ed.,cam ridge,

18 ローマ共和政における政治問題としての海賊 2 Kallet-Marx, R., Berkeley/ Los Angeles/ Oxford, 1995 Keaveney, A., 2nd.ed., Oxford/N.Y., 2005 Maróti, E., Die Rolle der Seeräuber in der Zeit des Mithridatisschen Krieges, in Richerche storiche ed economiche in memoria de Corrado Barbagallo, a cura di Luigi de Rosa, vol.1, Napoli, 1970 Rickman, G., The Oxford, 1980 Santangelo, F., Leiden/Boston, 2007 Sherwin-White, S. M., London, 1984 田村孝 ヘレニズム土着王国の反撃 ポントゥス王ミトリダテス6世の場合 本村凌二他編 地中 海世界と古典文明 前 1500 年 後4世紀 岩波講座世界史第4巻 1998 同 ローマ帝国の拡大と王たちの抵抗 ナビスとミトリダテス 森谷公俊他編 古代地中世界の 統一と変容 青木書店 2000 宮嵜麻子 ローマ帝国の食糧供給と政治 共和政から帝政へ 九州大学出版会 2011 同 ローマ共和政の政治問題としての海賊 1 前2世紀末の状況 国際経営 文化研究 第 18-2 号 2014 受理 平成27年9月4日 _学会誌本文_ALL.indd /11/30 20:04

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