日本経済の現状と見通し ( インフレーションを中心に ) 2017 年 2 月 17 日 関根敏隆日本銀行調査統計局

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1 日本経済の現状と見通し ( インフレーションを中心に ) 17 月 17 日 関根敏隆日本銀行調査統計局

2 基準改定の GDP への影響 (1) 名目 GDP 水準の変化 実質 GDP 成長率の変化 ( 名目 兆円 ) その他 ( 確報化等の影響 ) その他 8SNA 対応 (R&D 投資以外 ) R&D 投資 ( 設備投資 公共投資 ) 基準改定後 - 基準改定前 1..5 ( 基準改定後の前比 - 基準改定前の前比 寄与度差 % ポイント ) 度 その他個人消費設備投資基準改定後 - 基準改定前 度 ( 出所 ) 内閣府 1

3 基準改定の GDP への影響 () 実質 GDP のトレンド 16 (8/1Q=1) 16 (8/1Q=1) % pa % pa SNA 1.% pa % pa SNA ( 注 ) 線形トレンドは リーマン危機前 (/1Q~8/1Q) とリーマン危機後 (9/1Q~16/3Q) で算出 ( 出所 ) 内閣府

4 基準改定の GDP への影響 (3) 内閣府算出の潜在成長率と GDP ギャップ 6 ( 潜在成長率 %) 4 (GDP ギャップ %) SNA 93SNA SNA 93SNA -1 85度 ( 注 ) 推計の詳細は 内閣府 今週の指標 No.1159 を参照 ( 出所 ) 内閣府 3

5 消費者物価 ( 前比 %) 3 消費者物価 総合 ( 除く生鮮食品 エネルギー ) 総合 ( 除く食料 エネルギー ) 総合 ( 除く生鮮食品 ) 15 基準 上昇 下落品目比率 (% ポイント ) (%) 6 8 上昇品目比率 - 下落品目比率 ( 左目盛 ) 上昇品目比率 ( 右目盛 ) 15 基準 4 下落品目比率 ( 右目盛 ) 基準 1 基準 ( 注 )1. 総合 ( 除く生鮮食品 エネルギー ) は 日本銀行調査統計局算出. 消費者物価指数は 消費税調整済み ( 試算値 ) 3. 上昇 下落品目比率は 前比上昇 下落した品目の割合 総合 ( 除く生鮮食品 ) ( 出所 ) 総務省 4

6 ( 前比 寄与度 %) インフレ固有の要因名目実効為替レート原油価格需給ギャップ CPI( 除く生鮮食品 ) マクロ経済モデルによる 政策効果の検証 (CPI 除く生鮮食品 ) 13/4 月時点における政策委員見通し 見通し 実質原油価格 名目実効為替レート 需給ギャップ CPI( 除く生鮮食品 ) からなる 4 変数 VAR を推計し CPI( 除く生鮮食品 ) のヒストリカル分解を行った 政策委員見通しに関する仮定は 以下の通り 政策委員見通しは 13/4 月展望レポート時点 原油価格 為替レートは 13/Q 以降 先行き一定と仮定 需給ギャップは 政策委員の実質 GDP 見通しと潜在成長率から計算 ( 前比 寄与度 %) 実績値 ( 前比 寄与度 %) 13 度 14 度 15 度 名目実効為替レート 原油価格 需給ギャップ インフレ固有の要因 ( 注 ) インフレ固有の要因は 定数項を含む 乖離幅合計 CPI( 除く生鮮食品 ) は 消費税調整済 ( 試算値 ) 5 ( 出所 ) 日本銀行 [16] 量的 質的金融緩和 導入以降の経済 物価動向と政策効果についての総括的な検証 川本 中浜[16] 等

7 労使交渉賃金 各国のベースアップ率 ベースアップ率とインフレ予想 ( 前比 %) 日本 ( ベア ) 米国 ( 組合員 雇用コスト指数 ) ドイツ ( 協約賃金 ) < 推計式 > ベースアップ率 (%) =α ( 定数項 ) +α 1 中長期のインフレ予想 (6~1 先 %) +(1-α 1 ) 過去 1 のインフレ実績 (%) +α 失業率ギャップ (%) ( 注 ) 1. 中長期のインフレ予想は コンセンサス フォーキャストにおける CPI の 6~1 先予測. インフレ実績は CPI 総合の前比 ( 日本は消費税調整済み ) 3. 失業率ギャップは 日本銀行調査統計局の試算値 4. 米国の雇用コスト指数は 賃金 俸給ベース ( ボーナスを含む ) ( 出所 ) 中央労働委員会 日本労働組合総連合会 総務省 BLS CBO ドイツ連邦統計局 ドイツ連邦銀行 Consensus Economics コンセンサス フォーキャスト 6

8 為替レートが消費者物価に与える影響 総合 ( 除く生鮮食品 エネルギー ) の 1% 為替円安ショックに対する反応 ( 前比 % ポイント ) /1Q~16/Q 199/1Q~1/4Q 以下の 4 変数からなる VAR を推計 1 実質原油価格 名目実効為替レート 3 需給ギャップ 4 消費者物価 ( 総合除く生鮮食品 エネルギー ) 推計期間 :199/1Q~1/4Q と /1Q~16/Q 需給ギャップ以外は前期比を用いて推計 ショックの識別は上記の順のコレスキー分解による 四半期 ( 注 )1. 総合 ( 除く生鮮食品 エネルギー ) は 日本銀行調査統計局算出. 消費者物価指数は 消費税調整済み ( 試算値 ) 3. 実質原油価格は WTI 原油価格を米国の消費者物価 ( 総合 ) で実質化 4. シャドーは 75% タイルバンド ( 出所 ) 総務省 内閣府 BIS 等 7

9 エネルギー価格と日次物価 消費者物価 ( 前比 寄与度 %) 4 エネルギー以外 3 エネルギー ( 石油製品 電気代 都市ガス代 ) 総合 ( 除く生鮮食品 ) CPINow と一橋購買価格指数 ( 前比 %) 日経 CPINow T 指数 SRI 一橋大学消費者購買価格指数 ( 注 )1. 左図の消費者物価指数は 消費税調整済み ( 試算値 ). 右図の直近は 日経 CPINow T 指数が /5 日 SRI 一橋大学消費者購買価格指数が 1/3 日週 日経 CPINow T 指数は後方一週間移動平均 ( 出所 ) 総務省 株式会社ナウキャスト 一橋大学経済研究所経済社会リスク研究機構 8

10 インフレ予想 4. (%) 翌度の消費者物価上昇率 ( 除く生鮮食品 ) BOJ-ESP ESP BOJ ESP の前月差 y =.8x BOJ-ESP 青四角は 13 4 月以降のサンプル ESP は ESP フォーキャストの中央値 BOJ は政策委員見通しの中央値 ( 出所 ) 日本銀行 日本経済研究センター 9

第1章

第1章 エネルギー価格と為替レートが消費者物価指数へ与える影響 化石 電力ユニットガスグループ 上野宏一 1. はじめに 2013 年 4 月の日本銀行による異次元緩和政策の導入以降 一時は 1.5% まで上昇した消費者物価指数上昇率 ( 消費税を除く ) は 2014 年後半からの原油価格急落を要因として急激に低下した コアCPI(CPI 総合 < 生鮮食品除く>) の足元の動きをみると 2016 年初頭から原油価格は徐々に持ち直し

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