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うたろうさかわ
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1 神最近の IPv4 アドレスの分配 AS の分配そして WHOIS 登録 2019 年 7 26 JPOPF 運営チーム (JPOPF-ST) 本インターネットエクスチェンジ株式会社 (JPIX) 中川あきら

2 次 IPv4 アドレス分配の動向 AS 分配の動向 WHOIS 正確性向上 1

3 IPv4 アドレスの枯渇 IPv4 アドレスが枯渇し 8 年経ちました出典 : 本経済新聞 2

4 Price of IPv4 Address 数料を 20% as of Jun $30 /16 を買うと 1.6 億 2 億円!! $25 $20 $24(\2,650) $19(\2,100) 数料含まず $15 $10 $5 $- 2013/8 2014/ /5 2017/9 2019/2 2020/6 Source: IPv4Auctions.com 3

5 JP においてまだ IPv4 の割り振りを受けられますか? 1 組織あたり /22+/22(=/21 相当 ) を受けられました!! 出典 : JPNIC JANOG43 甲府 4

6 JP においてまだ IPv4 の割り振りを受けられますか? 1 組織あたり /22+/22(=/21 相当 ) を受けられました!! 最後の /8 (103/8) 上限サイズ : /22 JPNIC 返却済み在庫上限サイズ : /22 APNIC における最後の IPv4 /8 未割り振り在庫からの割り振り + JPNIC に返却済み IPv4 アドレス在庫からの割り振り 5

7 甲府神の期間中のこと両共絞られました Final /8 (103/8) 上限サイズ : /22 APNIC における最後の IPv4 /8 未割り振り在庫からの割り振り /23 + Recovered Pool 2019 年 7 3 ( )23:59 終了 6

8 本現在春先の 1/4 となってます Final /8 (103/8) 上限サイズ : /23 APNIC における最後の IPv4 /8 未割り振り在庫からの割り振り 7

9 次 IPv4 アドレス分配の動向 AS 分配の動向 WHOIS 正確性向上 8

10 AS 割り当ての要件割当を受けやすくなります現在続き中現在続き後 AS AS AS マルチホームが必要シングルホームで OK AS 割り当て希望組織 AS 割り当て希望組織 ISP DC 法等 ISP DC 法等 9

11 AS 割り当てのためにマルチホームが不要な理由 : APNIC 提案者の資料より ( 意訳 ) 現代のネットワークの信頼性が向上したためマルチホームせずに AS を必要とする組織が増えてきたためコストを抑えたいため上位回線を 1 本しか確保できない遠隔地の組織があるため冗を必要としない SLA を持つ事業者にとっては不要 IPv6 において上位 ISP を変更する際にリナンバーをしたくないため APNIC prop ( 補 ) 4つは AS とは関係ない話 PAアドレスを使っていると上位 ISP 変更時にリナンバーを伴うが PIアドレスを使っていれば AS を持ってBGPを使おうが Static だろうがリナンバを伴わないつまりAS とは関係なくアドレスの問題 10

12 次 IPv4 アドレス分配の動向 AS 分配の動向 WHOIS 正確性向上 11

13 WHOIS とは Internet で公開されている IP アドレス AS 番号本扱う WHOIS WHOIS ドメイン名の登記簿正確な定義は JPNIC JPRS 等の Web サイトを参照 JPNIC JPRS 12

14 WHOIS の分散管理 (IP アドレス AS 番号の例 ) WHOIS は世界の各地域各国で分散管理されている North America Europe Asia Pacific South America Africa ARIN RIPE NCC APNIC LACNIC AfriNIC APNIC 配下の NIR(National Internet Registry) LACNIC 配下の NIR 本 Indonesia Korea JPNIC IDNIC KISA India Vietnam Taiwan China Mexico NIC México Brazil LANIC NIXI VNNIC TWNIC CNNIC 13

15 ( 必要知識 ) IP アドレスの割り振りと割り当て JPNIC 割り振り割り振り : 再分配するための分配割り当て (*1) ( 組織インフラでの使 ) IP 指定事業者割り当て (*1) 割り当て (*2) 割り当て : ネットワークで使するための分配 (*1) と (*2) の違いは次スライド参照 14

16 ( 必要知識 ) PA アドレスと PI アドレス JPNIC 割り振り空間からの割り当て ( 社インフラでの使 ) IP 指定事業者割り振り ( 例 ) 2001:db8::/32 割り振り空間からの割り当て ( 例 ) 2001:db8::/48 ( 例 ) 2001:db8:ff00:/56 ( 例 ) 2001:db8::/48 直接割り当て PA アドレス Provider Aggregatable Address プロバイダ集成可能アドレス PI アドレス Provider Independent Address プロバイダ依存アドレス 15

17 ( 必要知識 ) AS 番号の割り当て JPNIC 割り当て ( 例 ) AS64496 IP 指定事業者 AS 番号には再分配の概念なし割り当て ( 例 ) AS

18 割り振り / 割り当てと Abuse 問い合わせ先 Abuse 欄が存在するのは割り振り情報のみ割り当て情報が出てきたら管理者連絡窓は技術連絡担当者に連絡する PA Address の場合上位の指定事業者の Abuse 連絡先に問い合わせる段もある JPNIC [ 管理者連絡窓 ] [ 技術連絡担当者 ] [Abuse] 指定事業者割り振り情報 [ 管理者連絡窓 ] [ 技術連絡担当者 ] 割り当て情報割り当て情報 [ 管理者連絡窓 ] [ 技術連絡担当者 ] PA Address PI Address 17

19 検索結果が割り振り情報だった場合の Abuse 対応 Network Information: [ ネットワーク情報 ] [IPネットワークアドレス] 2001:0db8::/32 [ ネットワーク名 ] [ 組織名 ] JPOPF 指定事業者株式会社 [Organization] JPOPF LIR Co., Ltd. [ 管理者連絡窓 ] JP [ 技術連絡担当者 ] JP [Abuse] abuse@example.com [ ネームサーバ ] ns1.example.com [ ネームサーバ ] ns2.example.com <snip> 上位情報該当するデータがありません下位情報 JPOPF 例組織 (JPOPF) [ 割り振り ] 2001:0db8::1/56 割り当て IP 指定事業者 JPNIC 割り当て割り振り割り当て Abuse 欄があるのでここに問い合わせる 18

20 検索結果が PA アドレスの割り当て情報だった場合の対応 Network Information: [ ネットワーク情報 ] [IPネットワークアドレス] 2001:0db8::/56 [ ネットワーク名 ] JPOPF [ 組織名 ] JPOPF株式会社 [Organization] JPOPF End Site Co., Ltd. [ 管理者連絡窓 ] JP [ 技術連絡担当者 ] JP [ ネームサーバ ] ns1.example.com [ ネームサーバ ] ns2.example.com <snip> 上位情報 JPOPF 指定事業者株式会社 [ 割り振り ] 2001:0db8::/32 下位情報該当するデータがありません Abuse 欄が無いのでどちらかを WHOIS で再検索する ( 再検索法は次々スライド ) は割り当て IP 指定事業者 JPNIC 割り当て割り振り割り当て上位 (IP 指定事業者 ) の割り振り情報に記載されている Abuse 連絡先に問い合わせる 19

21 検索結果が PI アドレスの割り当て情報だった場合の対応 Network Information: [ ネットワーク情報 ] [IPネットワークアドレス] 2001:0db8:ff00::/48 [ ネットワーク名 ] JPOPF [ 組織名 ] JPOPF株式会社 [Organization] JPOPF End Site Co., Ltd. [ 管理者連絡窓 ] JP [ 技術連絡担当者 ] JP [ ネームサーバ ] ns1.example.com [ ネームサーバ ] ns2.example.com <snip> 上位情報該当するデータがありません下位情報該当するデータがありません割り当て IP 指定事業者 JPNIC 割り当て割り振り割り当て Abuse 欄が無いのでどちらかを WHOIS で再検索する ( 次スライド ) PI アドレスのため上位 (IP 指定事業者 ) が存在しない 20

22 管理者連絡窓技術連絡担当者を再検索 Network Information: [ ネットワーク情報 ] [IPネットワークアドレス] 2001:0db8::/32 [ ネットワーク名 ] [ 組織名 ] JPOPF 指定事業者株式会社 [Organization] JPOPF LIR Co., Ltd. [ 管理者連絡窓 ] JP [ 技術連絡担当者 ] JP [Abuse] abuse@example.com Click 窓の組織名電メール等が出てくる割り振り情報の Abuse 窓はメールアドレス直書き Group Contact Information: [ 担当グループ情報 ] [ グループハンドル ] JP [ グループ名 ] JPOPF [Group Name] JPOPF [ 電メール ] contact@example.com [ 組織名 ] JPOPF 指定事業者株式会社 [Organization] JPOPF LIR Co., Ltd. [ 部署 ] ポリシー部 [Division] Policy Div. [ 電話番号 ] [FAX 番号 ] 21

23 世界の動向各地域で WHOIS 正確性向上のためのルールを検討実装中 APNIC 等 RIR/NIR ( NIC) WHOIS 2001:db8::/32 の Abuse 連絡先は abuse@example.com 1 検証メール (to: abuse@example.com ) 2 回答 ISP 等 RIR/NIR の会員 3 回答が無いとペナルティー 22

24 WHOIS 正確性向上 (APNIC の例 ) 検証プロセス 1. 半年に 1 度の検証!! APNIC より IRT Object に登録された及び abus box 宛に各 2 通のメールが送信されます 1 通は検証の URL 2 通には検証のパスコード間レスポンス無し MyAPNIC に警告が表間レスポンス無し MyAPNIC の機能が制限 (IRT Object に abuse が応答がない旨の記載 ) 且つ親レコード (IP アドレスの登録情報 ) に abuse-c Object が追加 ( この abuce-c 宛に問い合わせが届いた際には APNIC からリソースホルダーに対して動で検証の要求がわれます 23

25 APNIC における WHOIS 正確性向上実装状況スケジュールフェーズ 1: 2019 年 6 30 より開始再割当されたアドレスに紐づくものを除く IRT Object に対して実施フェーズ 2: 2019 年 12 より検証開始 ( 予定 ) 全ての IRT Object に対して実施フェーズ 1 での不具合等はここで改修の予定 24

26 JPNIC においても検証法を検討しよう!! 検討の場は JPOPM (JPNIC Open Policy Meeting) 25

27 JPOPM36 のご報告時 2019 年 :15-17:30 場所 JPNIC ( 東京神 ) プログラム提案 1 件情報提供等のプレゼン 7 件 [I] JP PDP (JPNIC における Policy Development Process) 解説豊野剛 (JPOPF 運営チーム ) [I] 初めての APNIC Policy SIG [I] JPNIC アップデート ( 統計情報 ) 中川基 (JPNIC) 倉教義 (JPNIC) [I] WHOIS 教室中川あきら (JPOPF 運営チーム ) [I] APNIC47 RIR レポート [I] JPNIC アップデート ( ポリシー実装 ) 鶴巻悟 (JPOPF 運営チーム ) 川端宏 (JPNIC) 川端宏 (JPNIC) [P] (036-01)JPNIC における WHOIS 正確性向上の検証鶴巻悟 (JPOPF 運営チーム ) [I] 次回 APNIC Proposal に関する事前意交換 (prop-130 他 ) 鶴巻悟 (JPOPF 運営チーム ) 26

28 JPOPM36 + Last Call 等を経ての決定事項今後以下の 2 つの施策を進める [Abuse] 欄がある場所指定事業者割り振り情報割り当て情報 JPNIC 割り当て情報施策 1 Abuse 連絡先メールを検証する WG を作り検証段を検討する施策 2 Abuse 連絡先情報の追加を検討する PA Address PI Address 27

29 Abuse 問い合わせ先情報正確性向上 WG( 仮称 ) 的 Abuse 問い合わせ先の正確性向上を図るために必要となる検査の法検査対象等の検討を実施する PI アドレスホルダに対する [Abuse] 相当の問い合わせ先の正確性の向上維持管理法の検討を実施するゴール JPOPF に対する WHOIS 正確性向上のための施策案の報告 28

30 WG について検討の進め原則リモート会議による検討とする地域の歓迎!! スケジュール & マイルストーン 2019 年 7 WGメンバの公募 2019 年 7 9 次案検討 JPNICによる課題抽出 2019 年次案検討 JPOPM37にて中間報告 2019 年年 2 報告書とりまとめ 2020 年 3 以降 WGからJPOPFに対して報告書を提出 29

31 WG について参加法 contact [at] jpopf.net まで必要事項を記載の上お申し込みください組織名私に直接でもオッケー!! 名連絡先 ( メール ) 2019 年 8 9 ( ) 18:00 第 1 回 WG を開催予定皆様のご参加をお待ちしております! 30

32 ポリシープロセスに関する情報番号資源ポリシーに関する議論の ML ML への参加法オープンポリシーフォーラムホームページ JPOPF-ST に関するご質問ご要望 31

33 JPOPF 32

ENOG56-Niigata (ロゴなし)

ENOG56-Niigata (ロゴなし) ENOG56 @ 新潟最近の IPv4 アドレスの分配 AS の分配そして WHOIS 登録 2019 年 4 19 JPOPF 運営チーム (JPOPF-ST) 本インターネットエクスチェンジ (JPIX) 中川あきら次 IPv4 アドレス分配の動向 AS 分配の動向 WHOIS 正確性向上 APNIC における実装状況お知らせ 1 IPv4 アドレスの枯渇 IPv4 アドレスが枯渇し 8 年経ちました