自動車の車体課税の見直しについて平成 23 年 11 月 15 日国土交通副大臣松原仁 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

Size: px

Start display at page:

Download "自動車の車体課税の見直しについて平成 23 年 11 月 15 日国土交通副大臣松原仁 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism"

せとかやぶき
4 years ago
Views:

1 自動車の車体課税の見直しについて平成 23 年 11 月 15 日国土交通副大臣松原仁 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

2 自動車の車体課税の見直し ( 自動車重量税自動車取得税自動車税 ) 税制改正要望の内容自動車ユーザーの負担軽減のため平成 23 年度税制改正大綱に従い車体課税の簡素化負担の軽減を図る車体課税の見直しの中で環境対応車の特例措置を継続し先進安全自動車 (ASV) バリアフリー車両の特例措置を創設する平成 23 年度税収見込み及びエコカー減税等の減税規模新車購入時の通常税額及び減税額のイメージ税目税収見込み *1 減税規模ホンダフリードの例自家用乗用車車両重量 1.3t 車両価格 190 万円排気量 1.4l 排ガス車 2010 年度燃費基準 +25% 達成車 ( エコカー減税 75% 軽減対象車 ) 国税自動車重量税 7,000 億円 1,000 億円通常税額減税額減税後の税額地方税自動車取得税 2,000 億円 1,400 億円自動車税 1 兆 6,000 億円 ±240 億円 ( グリーン化特例は税収中立 ) 計 2 兆 5,000 億円 2,400 億円自動車重量税 45,000 円 33,800 円 11,200 円自動車取得税 85,500 円 64,000 円 21,500 円自動車税 34,500 円 17,000 円 17,500 円計 165,000 円 114,800 円 50,200 円 *1 エコカー減税実施後の税収見込み平成 23 年度税制改正大綱 ( 抜粋 )( 平成 22 年 12 月 16 日閣議決定 ) 9. 検討事項国税地方税共通 (4) 車体課税についてはエコカー減税の期限到来時までに地球温暖化対策の観点や国及び地方の財政の状況も踏まえつつ当分の間として適用されている税率の取扱いを含め簡素化グリーン化負担の軽減等を行う方向で抜本的な見直しを検討します 1

3 環境対応車の導入インセンティブの必要性 1 環境対応車の導入インセンティブの必要性 CO2 排出量の 25% 削減目標 (2020 年 ) の達成大気汚染の防止等の観点から環境対応車の特例措置の継続が必要環境対応車の導入インセンティブは自動車ユーザーによる環境対応車の購入促進に極めて有効な政策手段エコカー減税導入 ( 平成 21 年度 ) 以降エコカー補助やグリーン化特例と相まって新車販売に占める次世代自動車の割合は顕著に増加一方方ストックベースで見ればスで見れば自動車保有台数に占める次世代自動車の割合は約 2% に過ぎず更なる普及促進が必要 30% 乗用車 ( 新車 ) 販売に占める次世代自動車の割合 25% 50% エコカー減税等の効果 20% 15% 10% 5% 0% 2.2% 約 11 ポイント向上 30% 3.0% 11.0% 14.2% 上期下期上期下期上期下期上期下期上期 1H19 年度 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度 50% 平成 32 年 (2020 年 ) までに 50% を目指す ( エネルギー基本計画 ) H32 年 (2020 年 ) 5.0% 4.5% 4.0% 3.5% 30% 3.0% 2.5% 2.0% 15% 1.5% 1.0% 0.5% 00% 0.0% 0.4% 自動車保有台数に占める次世代自動車の割合 0.5% 0.6% 0.8% 1.9% 1.3% H17 H18 H19 H20 H21 H22 年度年度年度年度年度年度次世代自動車とはハイブリッド自動車電気自動車プラグインハイブリッド自動車燃料電池自動車クリーンディーゼル自動車 CNG 自動車等をいう ( 低炭素社会づくり行動計画 ) 2

4 環境対応車の導入インセンティブの必要性 2 ( km /L) 燃費エコカー減税等は新車乗用車の燃費向上にも効果平成 20 年度までの向上率は年平均 3% であったがエコカー減税等の効果が生じた平成 21 年度の向上率は 8% と大幅な上積みを達成この燃費向上効果を維持することで平成 32 年には CO2 排出量を年間約 200 万トン以上も削減が可能 ( 運輸部門の約 1% に相当 ) 乗用車 ( 新車 ) の平均燃費の推移平成 32 年度 (2020 年度 ) までにエコカー減税等の効果 20.3( km /L) を目指す ( 燃費基準 ) +24.1% 約 8% 向上年平均約 3% 向上 10 H8 H 燃費値は 1998JC モードに換算して使用 H20 H32 ( 年度 ) 3

5 ( 燃費値 31.0km/L(+93.8% 達成 )) エハイブリッドコカー税導環境対応車の導入インセンティブの必要性 3 エコカー減税後技術開発が加速複数メーカーが多様な技術を駆使し新しい環境対応車を続々と市場に投入ハイブリッド自動車は複数のメーカーが製造販売を開始し車種バリエーションが拡大ゼロエミッションである電気自動車やプラグインハイブリッド自動車が登場最近ではガソリン車でもハイブリッド自動車の燃費性能に匹敵するものも登場も登場主な環境対応車の販売時期平成 21 年 (2009 年 ) 平成 22 年 (2010 年 ) 平成 23 年 (2011 年 ) 2 月 : インサイト ( ホンダ ) 5 月 : 新型プリウス ( トヨタ ) ( 燃費値 38.0km/L (+192.3% 達成 )) 自動車 12 月 :SAI( トヨタ ) 燃費値 (24.0km/L (+128.6% 達成 )) 減2 月 : CR-Z ( ホンダ ) 燃費値 (25.0km/L (+56.3% 達成 )) 11 月 : フーガハイブリッド ( ニッサン ) 燃費値 (19.0km/L (+113.5% 達成 )) 入6 月 :i-miev( 三菱 ) 電気自動車 12 月 : リーフ ( ニッサン ) 2012 年初めにプラグインハイブリッド自動車 ( トヨタ ) が発売予定ガソリン車燃費値はモード + % 達成とは 2010 年度燃費基準に対する超過達成度合いを示したもの 7 月 : デミオスカイアクティブ ( マツダ ) ( 燃費値 30.0km/L (+67.5% 達成 )) 11 月 : ミライース ( ダイハツ ) ( 燃費値 32.0km/L (+70.2% 達成 )) 4

6 車両の安全対策の必要性大型トラックの追突事故の重大性大型トラックの全事故の約 50% は追突事故大型トラックによる追突事故の死亡率は乗用車の約 12 倍大型トラックの事故類型追突事故発生時の死亡事故率 ( 平成 22 年度 ) (%) ( 高速道路 ) 5.00 その他 48% 追突 52% % 大型貨物車大型トラック約 12 倍 0.35% 普通乗用車大型トラックによる追突事故の例発生日平成 22 年 2 月 25 日正午頃状生況国道 8 号線の交差点 ( 新潟県三条市内 ) 状生況赤信号で停車中の車列最後尾に大型トラックが追突状生況 4 台の玉突き事故に発展車列最後尾の乗用車の状生況運転者死亡運転者死亡同乗者重傷 1 名軽傷 1 名衝突被害軽減ブレーキの概要衝突被害軽減ブレーキの普及による安全性向上が必要当該装置により被追突車両の死亡事故件数の約 80% を削減先行車両に近づく場合ミリ波レーダーがつねに前方の安全を確認ブレーキ作動ヒヒヒ! ドライバーが停止車両に気づかない場合は音によりドライバーにブレーキ操作を行うように促す追突する若しくは追突の可能性が高いとコンピュータが判断するとブレーキを作動衝突被害軽減ブレーキの普及目標 H27 年に大型トラック新規登録車の約半数への搭載を目指す我が国自動車メーカーの国際競争力の強化大型車への衝突被害軽減ブレーキの搭載は国際的潮流日本は諸外国に先駆けて実用化国際競争力を有する技術国際競争力を有する技術国際基準案の策定に関する議論をリード導入インセンティブ国内市場で普及多くの作動データ改良期間の短縮性能高度化が加速国際競争力の強化基準の高度化に向けた国際的議論をリード衝突被害軽減ブレーキ装着車両の新規登録台数及び目標台数 ( 台 ) 平成 27 年に新規登録車の約半数への搭載を目指す 16,000 台 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 5

車両のバリアフリー対策の必要性移動円滑化の要請の高まり高齢者や障がい者等の移動円滑化に対する強い要請バリアフリー法に基づく整備目標を平成 23 年 3 月に改定バリアフリー車両の導入は

主に空港アクセスバス高速バスとして活用 16000 14000 12000 10000 8000 15,298 台 8,639 台 H17 H18 H19 H20 H21 平成 32 年度までに約 35,000 台を目指す (

標準的な車いすで乗車できるスペース乗降口安全に乗降するための手すり <リフト付きバスの車両数の推移 > ( 台 ) 900 850 平成 32 年度までに 800 839 台約 2,500 台台を 750 目指す (

7 車両のバリアフリー対策の必要性移動円滑化の要請の高まり高齢者や障がい者等の移動円滑化に対する強い要請バリアフリー法に基づく整備目標を平成 23 年 3 月に改定バリアフリー車両の導入は費用がかさむ一方で直接的な収入増に繋がりにくい投資バリアフリー車両リ ( バス ) < ノンステップバス > < リフト付きバス > ( 台 ) < ノンステップバスの車両数の推移 > * 主に路線バスとして活用 * 主に空港アクセスバス高速バスとして活用 ,298 台 8,639 台 H17 H18 H19 H20 H21 平成 32 年度までに約 35,000 台を目指す ( 移動等円滑化の促進に関する基本方針 ) バリアフリー車両 ( タクシー ) ユニバーサルデザインタクシー (UD タクシー ) が製品化障がい者のほか高齢者妊産婦子ども連れ等様々な人が利用できる構造流し営業にも活用標準的な車いすで乗車できるスペース乗降口安全に乗降するための手すり <リフト付きバスの車両数の推移 > ( 台 ) 平成 32 年度までに台約 2,500 台台を 750 目指す ( 移動等円滑化の促進 700 に関する基本方針 ) 台 H17 H18 H19 H20 H21 乗車空間標準的な車いすで乗降可能な高さ車いす乗降口十分な耐荷重耐荷重 200kg 乗降しやすい補助ステップ標準的な車いすで乗降可能な幅車いす乗車用スロープ写真の出典 : 日産自動車ホームページパンフレット等 6

平成２０年度税制改正（地方税）要望事項

平成２０年度税制改正（地方税）要望事項平成 30 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設拡充延長その他 ) No 5 対象税目要望項目名要望内容 ( 概要 ) 府省庁名環境省個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( 自動車取得税自動車税軽自動車税 ) 車体課税のグリーン化自動車取得税のエコカー減税については平成 29 年度税制改正大綱において対象範囲を平成 32 年度燃費基準の下で見直し

自動車の車体課税の見直しについて 平成 23 年 11 月 15 日 国土交通副大臣松原仁 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

自動車の車体課税の見直しについて平成 23 年 11 月 15 日国土交通副大臣松原仁 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism