平成 22 年 12 月 7 日 資料 ( 資産課税 )

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1 平成 22 年 12 月 7 日 資料 ( 資産課税 )

2 目次 1. 相続税 (1) 基礎控除 P1 (2) 税率構造 P7 (3) 死亡保険金 P11 (4) 未成年者控除 障がい者控除 P14 2. 贈与税 (1) 税率構造 P15 (2) 相続時精算課税 P20

3 1. 相続税 (1) 基礎控除 (2) 税率構造 (3) 死亡保険金 (4) 未成年者控除 障がい者控除 1

4 平成 22 年度税制改正大綱 ( 抄 ) 平成 21 年 12 月 22 日閣議決定 第 3 章各主要課題の改革の方向性 5. 資産課税 (1) 相続税 贈与税相続税は格差是正の観点から 非常に重要な税です バブル期の地価急騰に伴い 相続税の対象者が急激に広がったことなどから 基礎控除の引上げや小規模宅地等の課税の特例の拡充により 対象者を抑制する等の改正が行われました バブル崩壊後 地価が下落したにもかかわらず 基礎控除の引下げ等は行われてきませんでした そのため 相続税は100 人に4 人しか負担しない構造となり 最高税率の引下げを含む税率構造の緩和も行われてきた結果 再分配機能が果たせているとは言えません また 金融資産の増加などの環境の変化が見られます 今後 格差是正の観点から 相続税の課税ベース 税率構造の見直しについて平成 23 年度改正を目指します その見直しに当たっては 我が国社会の安定や活力に不可欠な中堅資産家層の育成や事業の円滑な承継等に配慮しつつ 本人の努力とは関係のない大きな格差が固定化しない社会の構築や課税の公平性に配慮すべきです さらに 相続税の課税方式の見直しに併せて 現役世代への生前贈与による財産の有効活用などの視点を含めて 贈与税のあり方も見直していく必要があります また 法人等を利用した租税回避への対応など 課税の適正化の観点からの見直しを引き続き行っていきます 2

5 地価公示価格指数と基礎控除 (58 年 =100) の推移 ( 指数 ) 350 現在の基礎控除は バブル期の地価の急騰による相続財産の価格上昇に対応して 負担調整を行うために引き上げられてきたもの その後の地価下落にもかかわらず 据え置かれている したがって 地価動向の推移に対応して基礎控除の水準を引き下げることにより 相続税の資産再分配機能を回復することが課題となっている 基礎控除 公示地価 ( 三大圏商業地 ) 公示地価 ( 全国 全用途 ) 基礎控除 元 ( 年 ) 2,000 万円 万円 法定相続人数 4,000 万円 万円 法定相続人数 4,800 万円 万円 法定相続人数 5,000 万円 + 1,000 万円 法定相続人数

6 1 相続税の基礎控除の見直し案 ( その1) 基礎控除の水準について 物価 地価が現在と同等であった時期 ( 昭和 50 年代半ば ) に適用されていた水準と同等となるよう あるべき水準に再設定 現行 その 1 5,000 万円 + 1,000 万円 法定相続人数 3,000 万円 万円 法定相続人数 改正年 資産価値の変動基礎控除足元 ( 地価 :H22 物価:H21) a b ( 定額部分 ) 改正当時 100 a 平均 b 平 6 年平 4 年昭 63 年 5,000 万円 4,800 万円 4,000 万円 地価地価地価 物価物価物価 ,900 万円 3,600 万円 3,500 万円 昭和 50 年 ( 参考 ) 地価 昭和 59 年物価 地価 ,000 万円 物価 ,100 万円 ( 注 ) 地価は 地価公示 ( 国土交通省 ) の全国 全用途に係る値により 物価は 消費者物価指数 ( 総務省 ) の総合指数による 3,000 万円 (%) ( 課税割合 ) 6% 台程度 ( 現行 4.2%) % 台程度 ( 年 ) 課税割合は 各年の課税件数 / 死亡者数である 4

7 1 相続税の基礎控除の見直し案 ( その2) 基礎控除の水準について 過去の地価の変動状況に鑑み 昭和 50 年改正から平成 6 年改正時の水準を幅広く勘案することとし これら過去の水準の平均と実質的に同等となるよう 設定 現行 その 2 5,000 万円 + 1,000 万円 法定相続人数 3,500 万円 万円 法定相続人数 改正年 資産価値の変動基礎控除足元 ( 地価 :H22 物価:H21) a b ( 定額部分 ) 改正当時 100 a 平均 b 平 6 年 5,000 万円 地価 物価 ,900 万円 平 4 年 4,800 万円 地価 物価 ,600 万円 昭 63 年 4,000 万円 地価 物価 ,500 万円 昭和 50 年 2,000 万円 地価 物価 ,100 万円 ( 注 ) 地価は 地価公示 ( 国土交通省 ) の全国 全用途に係る値により 物価は 消費者物価指数 ( 総務省 ) の総合指数による 平均 3,500 万円 (%) ( 課税割合 ) 5% 台程度 ( 現行 4.2%) % 台程度 ( 年 ) 課税割合は 各年の課税件数 / 死亡者数である 5

8 相続税の基礎控除の引下げによる相続税額への影響 ( 個別的な計算例 ) ( 案 1) ( 案 2) 3,000 万円 万円 法定相続人数 基礎控除の水準 3,500 万円 万円 法定相続人数 5,000 万円 + 1,000 万円 法定相続人数 4,800 万円 5,600 万円 8,000 万円 5,000 万円 10 万円 0 円 +10 万円 - 0 円 相続税の課税価格 1 億円 3 億円 10 億円 315 万円 255 万円 +215 万円 +155 万円 2,860 万円 2,720 万円 +560 万円 +420 万円 1 億 7,370 万円 1 億 7,190 万円 +720 万円 +540 万円 100 万円 2,300 万円 1 億 6,650 万円 20 億円 4 億 1,750 万円 4 億 1,550 万円 +800 万円 +600 万円 4 億 950 万円 ( 注 )1. は基礎控除が 5,000 万円 +1,000 万円 法定相続人数 である場合との差額 2. 相続人は配偶者と子 2 人であり 法定相続分により相続したものとして 相続税額を計算 6

9 1 相続税の税率構造の推移 税率構造については 昭和 63 年以降累次にわたり 最高税率の引下げを含む累進構造の緩和が行われてきており 相続税の資産再分配機能の低下につながっている したがって 税率構造の見直しを図ることで資産再分配機能を回復させることが考えられる 区分 昭和 63 年 12 月改正前 昭和 63 年 12 月改正平成 4 年度改正平成 6 年度改正平成 15 年度改正 ( 現行 ) ( 昭和 63 年 1 月 1 日以降適用 ) ( 平成 4 年 1 月 1 日以降適用 ) ( 平成 6 年 1 月 1 日以降適用 ) ( 平成 15 年 1 月 1 日以降適用 ) 5 億円超 ( 最高税率 75%) 5 億円超 ( 最高税率 70%) 10 億円超 ( 最高税率 70%) 20 億円超 ( 最高税率 70%) 3 億円超 ( 最高税率 ) 税率構造 ( イメージ図 ) 14 段階 9 段階 13 段階 13 段階 13 段階 13 段階 9 段階 9 段階 6 段階 6 段階 参考 過去の税率構造を復活させた場合の増収額 ( 注 ) +0.8 兆円程度 +0.5 兆円程度 +0.2 兆円程度 +0.1 兆円程度 ( 注 ) 平成 20 年分の課税実績 ( 課税件数 課税価格 ) を用い 基礎控除は現行の水準 (5,000 万円 +1,000 万円 法定相続人数 ) としたままで 当時の税率構造によった場合の機械的試算 7

10 相続税の税率構造の見直し案 ( その 1) 1 案 A 最高税率の引上げ及び高課税価格帯のブラケット幅の縮小により 高い遺産額の場合を中心に資産再分配機能の回復を図る 案 B 案 A に加えて税率区分を追加することにより 幅広い層を対象に資産再分配機能の回復を図る 案 A(7 段階 ) 60% 案 B(9 段階 ) 60% 案のイメージ 30% 40% 現行 (6 段階 ) 25% 20% 2,000 万 35% 7,000 万 30% 40% 現行 (6 段階 ) 20% 20% 15% 15% 10% 10% 1,000 万 5,000 万 1 億 3,000 万 2 億 3 億 6 億 ( 円 ) 1,000 万 5,000 万 3,000 万 1 億 2 億 3 億 6 億 ( 円 ) 各法定相続人の法定相続分相当額 各法定相続人の法定相続分相当額 8

11 相続税の税率構造の見直し案 ( その 2) 1 案 A 案 B 最高税率の引上げ及び高課税価格帯のブラケット幅の縮小により 高い遺産額の場合を中心に資産再分配機能の回復を図る 案 A に加えて税率区分を追加することにより 幅広い層を対象に資産再分配機能の回復を図る 案 A (8 段階 ) 55% 案 B (10 段階 ) 55% 案のイメージ 30% 40% 45% 現行 (6 段階 ) 25% 20% 2,000 万 35% 7,000 万 30% 40% 45% 現行 (6 段階 ) 20% 20% 15% 15% 10% 10% 1,000 万 5,000 万 1 億 3,000 万 2 億 3 億 6 億 ( 円 ) 1,000 万 5,000 万 3,000 万 1 億 2 億 3 億 6 億 ( 円 ) 各法定相続人の法定相続分相当額 各法定相続人の法定相続分相当額 9

12 相続税の税率構造の見直しによる相続税額への影響 ( 個別的な計算例 ) 相続税の税率構造案 A 案 B 現行 最高税率 :60% 最高税率 :60% 最高税率 : 税率区分 :7 段階 税率区分 :9 段階 税率区分 :6 段階 1 億円 100 万円 100 万円 ±0 円 ±0 円 100 万円 相続税の課税価格 3 億円 2,300 万円 2,600 万円 ±0 円 +300 万円 5,900 万円 6,350 万円 5 億円 5,850 万円 10 億円 +50 万円 +500 万円 1 億 7,450 万円 1 億 7,900 万円 +800 万円 +1,250 万円 2,300 万円 1 億 6,650 万円 20 億円 4 億 4,250 万円 4 億 4,700 万円 +3,300 万円 +3,750 万円 4 億 950 万円 ( 注 ) 相続人は配偶者と子 2 人であり 法定相続分により相続したものとして 相続税額を計算 10

13 死亡保険金に係る相続税の非課税 制度の概要 趣旨 問題点 〇制度の概要 相続人が取得した死亡保険金については 500 万円 法定相続人数が非課税となる 死亡保険金 〇制度の趣旨 貯蓄の増進 被相続人の死後における相続人 の生活の安定等を考慮 〇課税件数 ( 平成 20 年分 ) 10,997 件 (22.9% ) 課税件数 48,016 件に占める割合 〇減収額 ( 平成 20 年度 ) 600 億円程度 課税対象 非課税 500 万円 法定相続人数 1 制度創設 ( 昭和 26 年 ) 後の累次の改正により 相続税には相応の基礎控除が措置されている中 本制度の今日的妥当性についてどのように考えるか 2 様々な金融商品が相続財産に含まれている状況の中 死亡保険金についてだけ他の商品にはない特別の取扱いとなっていることを 課税の中立性の観点からどのように考えるか 参考 会計検査院からの指摘 ( 平成 18 年度決算検査報告 ) 死亡保険金の非課税措置については 高所得者も適用しており 節税目的と思料されるものも見受けられる 11

14 際の相続割合で按相続財産相続税の仕組み 相続税の総額の計算 各人の納付税額の計算 実配偶者超課税遺産法総額過定(1/2) 累相進続続税税分率ので子総の按(1/4) 適基礎控除分用5,000 万円 + 額子 1,000 万円 (1/4) 法定相続人数 分配偶者 子子納付相税額控除(配偶者控除等)納付 債務控除 非課税財産等〇死亡保険金に係る非課税 500 万円 法定相続人数 等 配偶者控除配偶者の法定相続分又は 1 億 6 千万円のいずれか大きい金額に対応する税額を控除 未成年者控除 20 歳に達するまでの年数 6 万円 を控除 〇障がい者控除 85 歳に達するまでの年数 6 万円 ( 特別障がい者は 12 万円 ) を控除等 12

15 死亡保険金に係る相続税の非課税措置の見直し案 死亡保険金に係る相続税の非課税措置については 相続人の生活の安定 という制度趣旨に照らし 以下のとおり 未成年者や障がい者といった真に配慮が必要な相続人に係る相続事案のみを対象とする見直しを行う 見直し案の概要 課税対象 死亡保険金 非課税 ( 現行 ) 500 万円 法定相続人数 ( 見直し案 ) 未成年者 障がい者である法定相続人数 13

16 相続税の未成年者控除 障がい者控除に係る見直し案 未成年者控除及び障がい者控除について 前回改正時 ( 昭和 63 年 ) からの物価の動向及び相続税 全体の見直しの内容を踏まえ 控除額を次のとおり引き上げる 未成年者控除 障がい者控除 ( 現行 ) 6 万円 20 歳に達するまでの年数 ( 現行 ) 6 万円 ( 特別障がい者 :12 万円 ) 85 歳に達するまでの年数 ( 見直し案 ) 10 万円 ( 見直し案 ) 10 万円 ( 特別障がい者 :20 万円 ) ( 参考 ) 昭和 63 年の物価水準を 100 とした場合 平成 21 年の水準は ( 総務省 消費者物価指数 ) 14

17 2. 贈与税 (1) 税率構造 (2) 相続時精算課税 15

18 贈与税の税率構造の推移 高齢者層への資産集中が進む一方 贈与税の税率構造は相続税の税率構造に比べ 相対的にきついものとなっている 昭和 63 年 12 月改正 ( 昭和 63 年 1 月 1 日以降適用 ) 平成 4 年度改正 ( 平成 4 年 1 月 1 日以降適用 ) 平成 15 年度改正 ( 現行 ) ( 平成 15 年 1 月 1 日以降適用 ) 50 % とのな税る率財が産適価用額開始 税 (税率)率構造 贈与税 (A) 相続税 (B) 比率 (A:B) 70% 7 千万円 5 億円 70% 1 億円 10 億円 70% 1 億円 20 億円 8 百万円 1 億円 (税税率)率) ( 相続税 : 平成 6 年以降 ) 1 千万円 2 億円 1 千万円贈与税相続税 1,000 万円(1,000 万円 2 億円 3 億円 1 : 20 1 : 30 ( 控除後の課税価格 ) ( 控除後の課税価格 ) ( 控除後の課税価格 ) ( 控除後の課税価格 ) 1 億円 1 : 12.5 率)贈与税相続税 800 万円 (税 1 千万円 2 億円 贈与税相続税 3 億円 贈与税相続税 16

19 贈与税の税率構造の見直しの方向性 若年世代への早期資産移転をより一層促進する観点から 相続税の見直しと併せて 若年世代を受贈者とする贈与税の税率構造を見直すことが考えられる 具体的には 贈与税 相続税の最高税率に到達する金額基準の比率 ( 現行 1:30) に着目し 過去の比率を参考としながら 子や孫などに対する贈与に係る贈与税の税率構造を緩和することを検討してはどうか 贈与税 ( 現行 見直し後 ( その他 )) 1:30 相続税 ( 現行 ) 率)1,000 ( 課税価格 ) 贈与税 ( 見直し後 ( 子 孫 )) 3 億円 税万円(相続税の税率構造の見直し a b c d 17

20 贈与税の税率構造の見直し案 ( その 1) 相続税の税率構造を見直す一方 一般的な贈与税の税率構造は原則維持 ただし 若年世代への生前贈与による財産の有効活用の観点から 直系卑属 (20 歳以上 ) への贈与に係る贈与税の税率構造は特別に緩和する 贈与税の税率構造の見直し案 A ( 相続税率の案 A( 最高税率 60% 7 段階 ) に対応 ) 贈与税の税率構造の見直し案 B ( 相続税率の案 B( 最高税率 60% 9 段階 ) に対応 ) 一般 60% 一般 60% 現行 現行 40% 子 孫 500 万 35% 40% 子 孫 30% 30% 300 万 300 万 25% 20% 20% 15% 15% 10% 10% 200 万 400 万 600 万 1,000 万 1,500 万 3,000 万 4,500 万 200 万 600 万 1,000 万 1,500 万 3,000 万 ( 円 ) 400 万 800 万 1,200 万贈与税の課税価格贈与税の課税価格 4,500 万 ( 円 ) 18

21 贈与税の税率構造の見直し案 ( その 2) 贈与税の税率構造の見直し案 A ( 相続税率の案 A ( 最高税率 55% (8 段階 ) に対応 ) 贈与税の税率構造の見直し案 B ( 相続税率の案 B ( 最高税率 55% 10 段階 ) に対応 ) 現行 一般 現行 一般 55% 55% 45% 45% 40% 子 孫 500 万 35% 40% 子 孫 30% 30% 300 万 300 万 25% 20% 20% 15% 15% 10% 10% 200 万 400 万 600 万 1,000 万 1,500 万 3,000 万 4,500 万 200 万 600 万 1,000 万 1,500 万 3,000 万 ( 円 ) 400 万 800 万 1,200 万贈与税の課税価格贈与税の課税価格 4,500 万 ( 円 ) 19

22 相続時精算課税の対象者に係る見直し案 現行制度上 相続時精算課税の適用を受けることができる受贈者は贈与者の推定相続人に限られている 若年世代への資産の早期移転を促進する観点から 相続税の見直しと併せて相続時精算課税の対象者に孫を追加する見直しを行う 〇相続時精算課税制度を選択できる場合 贈与者 :65 歳以上の親 受贈者 :20 歳以上の 推定相続人 ( 見直し案 ) 推定相続人及び孫 20

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