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こうきちづ
4 years ago
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1 1 自動車業界の RFID 規格と要求事項

2 国内推進体制 2007 年当時の組織 2 部工会自工会電子情報化委員会 EDI 部会電子情報委員会ビジネスシステム部会電子タグ標準検討グループ JAMA/JAPIA AIDC(RFID) ワーキンググループ電子タグコア会議電子タグ研究ワーキンググループ

北米自動車販売店業界における標準策定推進団体欧州 Odette International Organisation for Data Exchange by Tele-Transmission in

3 国際委員会構成 2007 年当時の組織 3 Joint Automotive Industry Forum 2007 年 11 月に従来の 3 極覚書を更新し新体制発足日本自工会部工会米国 AIAG Automotive Industry Action Group 北米自動車工業界における標準策定推進団体 STAR Standards for Technology in Automotive Retail 北米自動車販売店業界における標準策定推進団体欧州 Odette International Organisation for Data Exchange by Tele-Transmission in Europe 欧州全域の自動車業界における標準策定推進団体 Odette 傘下の各国標準化団体 VDA ( 独 ) GALIA ( 仏 ) Odette Sweden Odette Spain SMMT ( 英 ) Odette Czech

4 最初のプロジェクトテーマの選定 4 RFID の活用ニーズ製品部品または個装リターナブル通い箱パレットコンテナ ( 陸 / 海 / 空 ) フォークリフト等の物流機器輸送用トラックその他 JAMA JAPIA 提案回答社数最初に日本におけるニーズ調査で最もニーズが高い通い箱パレットなどのリターナブル輸送資材 (RTI) を対象としその後製品部品を対象とした標準作りを合意した N= 年 8 月デトロイト会議

5 リータナブル輸送資材識別規格 5 RTI: Returnable Transport Item

6 RTI 識別規格開発メンバー 6 米国 (AIAG) 日本 (JAMA) 欧州 (ODETTE) 日本 (JAPIA)

7 RTI 識別規格の内容 7 1 適用範囲 2 引用規格 3 用語及び定義 4 サプライチェーンモデル 5 輸送資材 (RTI) の定義 6 輸送資材の固有識別 7 RFID 要件 8 1 次元 /2 次元シンボルの要件 9 ラベルのレイアウトと位置 10 リライタブルハイブリッドメディアの要件管理対象を規定識別コードを規定 RFID を始めとするデータキャリアの仕様を規定

8 RTI 識別規格の対象 8 ふたフレームパレット中敷きロール材

9 RTI 識別規格策定のポイント 9 RTI 管理への RFID 適用規格 JAMA JAPIA で運用している各種コードや従来メディアをそのまま使用可能とするたとえば国内用の通い箱と輸出用の通い箱とで使用すべきコード体系が変わらない通い箱用のデータ読取りとかんばん / 現品票用のデータ読取りで読取り機器を多種類用意せざるを得ない環境は避ける

10 RTI 識別規格策定のポイント現行のコード体系を変更せずに使用可能 ( 管理番号変更なし ) 10 メディアに関わらず同じように接続できる ( システム変更なし ) 1 次元シンボル 2 次元シンボル RFID デンソーの企業コード :LA506002( 統一企業コート ) 箱の識別番号 :N55J4H0001( 社内での管理番号 ) これが RTI であることが認識できれば上記の組合せでユニークな識別が可能となる

11 RTI の識別コード体系桁以内但し取引き企業間での合意があれば 50 桁まで使用可 25B + 企業コード + 管理コード ISO/IEC で定めるデータ識別子 RTI は 25B RPI は 55B ISO/IEC で定める登録機関から発番機関の認定を受けた団体が決定した企業コードその企業が個別に付加する管理番号製品番号シリアル番号発番機関コード (IAC)+ 発番機関が定めた企業コード (CIN) 例 ) 25B LA N55J4H0001 デンソーデンソー社内で決めた管理番号

12 部品識別規格 12 Global Radio Frequency Identification (RFID) Item Level Standard

13 部品識別規格開発メンバー 13 米国 (AIAG) 欧州 (ODETTE) 日本 (JAMA/JAISA)

14 部品識別規格の内容 14 1 適用範囲 2 参照規格 3 用語及び定義 4 序論 5 データ構造 6 RF タグデータに関するシナリオ 7 RF タグに関する技術規定 8 ビジネスプロセスへの応用 9 附属書 A~P 管理対象 ( 個品製品部品コンポーネント VIN) ISO/IEC シリーズ ISO/IEC の用語を定義 RFID ビジョン使用 RFID の制限 ISO/IEC (3M3) へのデータ格納方法 RF タグの 3 つの利用方法 RF タグの推奨仕様ユニーク ID のデータ構造スマートタグデータコンパクションアクセス方法 0 フォーマット 3 の例アクセス方法 0 フォーマット 13 の例 SGTIN-96 RFID システム要件データ識別子 ISO646 RFID および 2 次元シンボル VIN

15 データ構造 :RF タグメモリ構造 10h 00h 使用 RFタグ ISO/IEC ISO/IEC M3 MSB Bank 11 Bank 10 Bank 01 Bank 00 RFU [15:0] Precursor,DSFID [15:0] USER(optional) TID UII RESERVED LSB 1Fh 0Fh 10h 00h 20h 10h 00h 30h 20h 10h 00h MSB MSB TID [15:0] TID [31:16] UII [15:0] UII [N:N-15] PC [15:0] CRC-16 [15:0] LSB LSB MSB LSB Access Password [15:0] Access Password [31:16] Kill Password [15:0] Kill Password [31:16] 1Fh 0Fh 2Fh 1Fh 0Fh 3Fh 2Fh 1Fh 0Fh 15

16 PC メモリ ( ビット ) 構造 16 Protocol Control Bits run from 10 HEX 1F HEX 0/1 0/1 0/ A 1B 1C 1D 1E 1F Length Indicator User Mem. XPC EPC/ ISO Numbering System Identifier (NSI)/ Application Family Identifier (AFI) AFI Content AFI Content 91~97 GS1 A6 ISO HazMat A1 ISO Non-EPC A7 ISO HazMat A2 ISO Non-EPC A8 ISO HazMat ISO/IEC15961 Annex B A3 ISO Non-EPC A9 ISO Non-EPC A4 ISO HazMat AA ISO HazMat A5 ISO Non-EPC

17 自動車部品の識別コード体系 17 Identifier 25S IAC CIN SGTIN-96 I Header; Filter Value; Partition Company Prefix Structure SN (Consists of PN and part SN) Item Reference and Serial Number VIN IAC CIN DUNS & Bradstreet UN 9 numeric Odette OD 4 alphanumeric JIPDEC LA 12 alphanumeric TEIKOKU DATABANK LTD. VTD 9 numeric オブジェクトデータ (OD) 部品品番シリアル番号 (SN) 工場番号ライン番号オブジェクト連続番号製造年月日製造時間連続番号

18 DSFID のメモリ構造 0x00 0x Accuses method Value Accuses method Content 0 No-Directory 1 Directory Extend Syntax 2 Packed-Objects 3 Tag-Data-Profile ISO/IEC sec ISO/IEC15962 sec 11 ISO/IEC sec ISO/IEC ISO/IEC15962 Annex D Value Data format Data format 0 Not Format 1 Full featured Content 2 Root-OID Encoded 3 ISO/IEC ISO/IEC ISO/IEC ISO/IEC Combined 9 GS1 10 Data-Identifier-Algorithm 11 UPU 12 IATA-Baggage

19 プレカーソルのメモリ構造 0x A B C D E F Offset Binary Compaction Type Compaction type Content 000 Application defined 001 Integer (binary) 010 Numeric bit code bit code bit code 110 Octet string 111 UTF-8 string ISO/IEC15962 Annex D ISO/IEC15962 Annex E Format Envelope Binary Format Envelope Content 0001 Transportation 0010 Complete EDI 0011 ANSI ASC X UN/EDIFACT 0101 GS1 AI 0110 ISO/IEC DI 1000 CII Syntax Rules 1001 Binary data 1100 TEI ISO/IEC x0F 19

20 の今後の活動 20 の 2013 年以後の活動は現時点で以下の 3 項目が提案されている RFID に適用したグローバル輸送識別規格の開発は当然の流れであり RFID の最も有効な活用形態である日本企業は主にかんばんまたは現品票を使用しておりかんばんはカテゴリーが異なるがかんばんの RFID 化も配慮すべきと思われる RTI 規格の改訂については部品規格との整合性を確保すると同時に無線ネットワーク仕様位置識別仕様およびセンサーによる環境測定仕様などを追加するものである 1 RFID に適用したグローバル輸送識別規格の開発 ( 日本では現品票が相当する ) 2 1 次元 /2 次元シンボルに対応した部品識別規格の改訂 3 RTI 規格の改訂 ( センサー仕様を含む )

21 21 自動車業界の JNX 共通 EDI サービス

22 検討体制 2013 年の組織 22 JAPIA 約 440 社会長 : 玉村社長 ( 日本発条 ) IT 対応委員会 14 社委員長 : 徳田副社長 ( デンソー ) アイシン精機曙フレーキ工業 NOK カルソニックカンセイショーワスタンレー電気東海理化豊田合成日本発条ハイレックスコーポレーション日立 AMS ボッシュ矢崎総業 EDI 部会 22 社部会長 : デンソー主査 : アイシン精機曙ブレーキ工業愛三工業 NOK カルソニックカンセイ小糸製作所ジヤトコスタンレー電気デンソーウェーブ東海理化トヨタ紡織豊田合成日本発条ハイレックスコーポレーションパナソニック日立 AMS フジオーゼックスボッシュミツバ矢崎総業ユニプレス DE 促進部会

23 活動の契機 2009 経済産業省のビジネスインフラ整備方針世界レベルの産業構造変革に対応できる企業間情報連携基盤の構築 23 業界 EDI 間での相互運用性業際性国際性ビジネスインフラ ( 情報連携基盤 ) 国際標準 EDI への準拠下請法に基づく取引きガイドラインに則った EDI 健全性中小企業への EDI 普及公正取引委員会の留意事項 (H 発表 H 改正 ) 正当な理由なく自己の指定するインターネットフロハイターシステムサーヒス事業者等からの役務の提供を受けさせることは下請法又は独占禁止法に違反する恐れがある素形材産業取引ガイドライン (H20.12 改定 ) 業界標準に準拠していない Web-EDI や EDI 専用端末の導入を要求することは下請法に違反する恐れがある

24 活動の契機 2009 JAPIA が目指す自動車業界のサプライチェーン 1990 年代 2000 年代今後自動車企業自動車企業自動車企業 24 部品企業専用線接続個別 EDI JNX JNX 接続標準 EDI JNX JNX 接続標準 EDI 専用線接続紙 /FAX 個別 EDI 中小部品企業他業界企業専用線接続紙 /FAX 個別 EDI インターネットインターネット接続業界共通 EDI 各社各様の企業連携自動車企業を中心とした自動車業界標準による連携 ( 中小企業及び他業界とは連携が困難 ) 全ての取引先と共通仕様による企業連携 ( 共通ビジネスインフラ )

必要機能の検討受注業務のモデル化 2010 25 受注側企業共通業務パッケージ発注側企業生産受注現品票受注者 DB 発注者 DB 発注集荷荷揃え荷揃え指示書発注情報 ( 内示 / 納入指示 ) JNX

25 必要機能の検討受注業務のモデル化受注側企業共通業務パッケージ発注側企業生産受注現品票受注者 DB 発注者 DB 発注集荷荷揃え荷揃え指示書発注情報 ( 内示 / 納入指示 ) JNX 発注情報 ( 内示 / 納入指示 ) 荷揃え指示書出荷出荷情報受入現品票出荷情報納品書共通業務 PKG 物の流れ帳票の流れ情報の流れ納品書受領書受領違算受領書受領情報納品書受領書受領書受領情報受領書

26 機能のシステム化実現すべき必須要件と事業運営主なサービス対象となる受注企業が取引き先と標準的な EDI が実施できること自工会と部工会が策定した自動車業界標準に準拠する但し展開中の個別 EDI システムは否定しない複数の取引き先との EDI がワンインターフェースで実施可能安価で永続的にシステム提供できること部工会として自動車業界標準 EDI システムとして継続フォローし自動車部品業界のビジネスインフラ整備に寄与するそのため自工会と共に公益性を有する一般財団法人である日本自動車研究所 (JARI) にて事業運営をお願いする

機能のシステム化 2011 27 目指す中小企業 EDI システムのイメージ一定期間取引き情報が安全に保管されるリスク対応中小企業

大手の発注システム紙 FAX 電子化 ( ペーパーレス ) インターネット回線とパソコンがあれば EDI ができる JNX (

27 機能のシステム化目指す中小企業 EDI システムのイメージ一定期間取引き情報が安全に保管されるリスク対応中小企業 EDI システム自社内にシステムを置かずにネットワークを介して必要な機能だけを利用する日本自動車研究所 (JARI) で事業運営大手の発注システム紙 FAX 電子化 ( ペーパーレス ) インターネット回線とパソコンがあれば EDI ができる JNX ( 業界共通ネットワーク ) 個別システム中小での受注コンプライアンス大手の発注システム発注情報を業界標準で提供できる個別システムの選択も可能 ( 受注者の選択肢 )

28 JNX 共通 EDI サービス開始紙 FAX での部品の発注 / 受注業務の化や既に EDI 化されている環境における複数の取引先との多端末多画面などの問題解消を目指し自動車業界共通ネットワークサービスである JNX 上に業界共通基盤として主に中小企業向けに EDI サービスを JNX センターが提供しますこのサービスは JNX 利用ユーザへ提供する JNX 上の専用サービスで ASP- ゲートウェイサービスと EDI ライトサービスとで構成されています (1)ASP- ゲートウェイサービス ASP ゲートウェイサービスは多端末化や複数 ASP との接続の必要性に対する課題解決として ASP 連携により EDI 接続の 1 インタフェース化を実現するために各 ASP および EDI ライトサービスとの接続 HUB となるサービスです (2)EDI ライトサービス EDI ライトサービスは受注出荷の標準業務モデルに対応したアプリケーションシステムであり利用者のシステム運用負担を解消するためにセンターサーバ型による Web 方式を採用し JNX 上で提供される EDI サービスです

29 29 ご清聴ありがとうございました柴田彰

スライド 1

スライド 1 1 2012-07-20 アジアシームレス物流フォーラムサプライチェーンの国際標準化 / 自動車部品業界に見るリターナブル容器 (RTI) の個体管理運用システムジョイントオートモービルインダストリーフォーラム () 柴田彰 2 サプライチェーン国際標準化の考え方サプライチェーンマネージメントのゴール 3 サプライチェーンマネージメントのゴール 4 サプライチェーン標準化の考え方 5 EDI