Extron MLC 52 Quick Start Guide

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1 MLC 52 シリーズ Media Link コントローラー Rev. C 05-06

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5 MLC 52 シリーズクイックスタートガイド MLC 52 シリーズについて Extron MediaLink Controller 52 (MLC 52) は 学校の教室や小さな会議室等でプロジェクターやプラズマディスプレイなどの AV 機器を手軽に制御できる コンパクトサイズ ( 標準器具プレート1 連サイズ ) のコントロールパネルです MLC 52 シリーズには 4 つのモデルが用意されています IR ( 赤外線 ) のみでコントロールする MLC 52 IR MLC 52 IR VC IR と RS-232 経由でコントロールできる MLC 52 RS MLC 52 RS VC です MLC 52 は 次の 3 つの方法で設定ができます IRリモコンよりIR コマンドを学習する IR 設定済みのMLC 52からIR データを転送 (IR beaming) Windows コントロールソフトウェアでプロジェクターコントロールドライバーを使用する 以下の図に MLC 52 の一般的な使用例を示します IR RS-232 DISPLAY ON OFF PC VIDEO MLC 52 DVD PC Extron MLC 52 Basic MediaLink Controller MLC 52 の使用例

6 MLC 52 シリーズクイックスタートガイド 音声調整ボリューム付モデル MLC 52 VC シリーズ MLC 52 IR VC および MLC 52 RS VC には 6 個のコントロールボタンの他 アンプ等の パラレル制御用に 可変抵抗器 (10kΩ) 付きツマミが備わっています MLC 52 をこのように使用する場合は Windows 版 MLC 52 コントロールソフトウェアを使用して コントローラーを設定する必要があります 詳細は MLC 52 付属の CD に収録されている MLC 52 の ユーザーズマニュアル第 5 章 シリアル接続 を参照してください MPA 122 パワーアンプ付き MLC 52 RS VC の使用例

7 MLC 52 の設置 MLC は 壁面または家具などに取付けられます 具体的な取付け方法については 以下の各手順で行います 手順 1 MLC を取付ける準備をします ( 壁面または家具に穴を開けたり 配線ボックスまたはブラケットなどを取付けます ) 取付け方法についての詳細は ユーザーズマニュアル第 2 章の 配線ボックスを設置する を参照してください a. 使用する配線ボックスまたは取付けブラケットに必要な開口部の寸法については ユーザーズマニュアルに付属している適切なテンプレートを参照してください 配線ボックスと取付け用ブラケットの両方を使用する場合は ブラケット用テンプレートの寸法に従ってください b. 定規などを使用して 取付け面 ( 壁面または家具 ) にブラケットまたは配線ボックス用の穴を開ける切り取り線を描きます c. 配線ボックスの穴にケーブルを通し 引っ張られても外れないようにケーブルクランプ等で固定します ショートを防ぐために ケーブルクランプで止めている部分まで外側のカバーフォイルを切り落します シールド線とフォイルの両方をケーブルが接続されている装置側で接地する必要があります d. 配線ボックスを使用する場合は 配線ボックスを開口部内に挿入し 支柱や家具に釘またはネジで取付けます 配線ボックスの前面端は壁面または家具の表面と面位置にします 配線ボックスの取付けは 大きさにかかわらず以下の方法で取付けられます 配線ボックスを壁内の支柱に取付ける

8 MLC 52 シリーズクイックスタートガイド 手順 2 必要に応じて 入力ラベルを作成 または交換します ボタンには既に入力ラベルが付いていますが 付属している他のボタンラベルと交換できます 交換手順については MLC 52 ユーザーズマニュアル第 2 章の ラベルを交換する を参照してください 手順 3 MLC 52 の後部パネルにあるコントロール用コネクターへの配線を行います このコネクターの各ポート ( 端子 ) は 左から順に以下の機能が割り当てられています F (Tx) プロジェクターをコントロールする RS-232 信号を送信します IR モデルにもこのポートが付いていますが RS モデルのみ機能します E (IR 出力 ) IR コマンドを送信する IR Emitter を接続します このポートには 2 台までの IR 送信機を接続できます ポートから IR 送信機までの最長配線距離は 約 30 メートルまでです D ( 接地 ) IR および / または RS-232 プロジェクターコントロールの接地線を接続します C (IR 入力 ) オプションの IR Link または IRL 20 を接続します これらを接続すると IR 452 リモートコントロールユニットを使用して MLC を操作できます B ( 接地 ) +12VDC 電源の接地側 ( マイナス側 ) です A (+12V) 12 VDC 電源のプラス側です コントロール用コネクターのピン割り当て a. IR を使用してプロジェクターをコントロールする場合は コントロール用コネクターの IR ポートに IR 送信機を配線します Extron IR Emitter または IR Broadcaster を IR 出力 ポートに接続すると MLC の赤外線コマンドでディスプレイおよび / または入力装置を コントロールできます このコネクターには 2 台までの IR 送信機を接続できます コネクターの配線は 以下の図を参照してください F E D C B A IR IR IR コントロールの配線 IR E IR D IR IR

9 b. RS モデルを使用して RS-232 経由でプロジェクターをコントロールする場合は プロジェクターとミニ 5 ピンターミナルブロックの RS-232 (Tx) ポートを接続します コネクターの配線は以下の図を参照してください RS-232 制御を配線する (RS モデルのみ ) ディスプレイのモデルごとに RS-232 信号線のピン割り当てが異なります RS-232 のピン割り当てに ついては お使いのディスプレイの取扱説明書を参照してください c. 電源コネクターを配線します 以下の図のように 外部 12 VDC 電源を電源ポートに接続 します F E D C B A B ( ) A +12 VDC MLC IR (12 VDC, 1A ) MLC 52を外部電源装置に接続する外部電源装置を MLC に接続する前に 電源装置側の極性を確認してください d. MLC を取付けた後で IR コントロールを行えるようにするには IR Link または IRL 20 を IR 入力ポートに接続します ( オプション ) 接続の手順については MLC 52ユーザーズマニュアル第 2 章の IR リモートコントロールを配線する または IRL 20 を配線する を参照してください

10 MLC 52 シリーズクイックスタートガイド e. MLC 52 IR VC または MLC 52 RS VC を使用している場合は それらの音量コントロール用ボリュームを MPA パワーアンプに配線します ( オプション ) 接続の手順については MLC 52 ユーザーズマニュアル第 2 章の MLC 52 VC に MPA パワーアンプを配線する を参照してください MPA 122 または 181T のミニパワーアンプは別売です / MUTE 10V 10V MLC 52 VC V MPA 122 MPA 181T VC モデルの音量調整ボリュームを MPA のリモート音量コントロールポートに配線する 手順 4 プロジェクターのケーブルを配線し オプションで IR Linkや IRL 20 のケーブルも配線します 手順 5 電源コードを接続し MLC を含むすべての装置の電源を入れます 手順 6 以下のいずれかの方法でコントローラーを設定します IR 学習 ( 本書の IR 学習で設定する を参照 ) IR データ転送 (IR beaming) ( 本書の IR データ転送 (IR ビーム ) で設定する を参照 ) Windows コントロールソフトウェア ( コントロールソフトウェアの使用方法については MLC 52 ユーザーズマニュアル第 5 章の シリアル通信 を参照 ) 手順 7 システムをテストします MLC のボタンを押して 各ボタンに学習させたコマンドが 正常に動作するかどうかを確認します 手順 8 MLC を壁面または家具に取付けます a. 電源装置側で電源を切ります b. 他の装置の電源を切ります c. フェースプレートを配線ボックスや取付け用ブラケット 壁面 または家具に固定します (MLC 52 ユーザーズマニュアル第 2 章の MLC 52 を取付ける を参照してください ) d. MLC および接続されているすべての装置に電源を入れます

11 DISPLAY OFF ON PC VIDEO MLC 52 MLC 52 MLC 52 を配線ボックスに取付ける MLC 52 を設定する MLC 52 シリーズは 以下の方法でプログラミングできます お使いのプロジェクターのリモートコントロールから IR 学習する 他の設定済み MLC 52 から IR データ転送する MLC 52 用 Windows 版コントロールソフトウェアのディスプレイ用ドライバーを使用するコントロールソフトウェアの IR ドライバーを使用すると IR および RS モデルの両方を設定できます ただし RS モデルを RS-232 経由のディスプレイドライバーを使用して設定するには コントロールソフトウェアを使用する必要があります IR 学習で設定する IR 学習を使用すると お使いのプロジェクターのリモートコントロール機能を MLC フロントパネル上のボタンに割り当てられます この手順の詳細は MLC 52 ユーザーズマニュアル第 2 章の IR 学習で設定する を参照してください 手順 1 MLC 52 の電源を入れます 手順 2 リアパネルにある設定 DIP スイッチの 1 番を ON にします 右の図を参照 ON してください

12 MLC 52 シリーズクイックスタートガイド 手順 3 MLC のフロントパネルで 学習させる IR コードを保存するボタンを押します MLC は 以下の状態になります 押したボタンが点滅します これは プログラミングの準備が完了したことを示します ボタンが点滅している間に ( 約 5 秒間 ) コマンドをプログラミングします リアパネルにある IR Leaning (IR 学習 ) LED インジケーターが点滅し始めます この点滅している LED は プログラミングが可能なボタンのメモリーブロックを示します (IR Leaning LED の詳細は MLC 52 ユーザーズマニュアル第 2 章の IR 学習インジケーター を参照してください ) 常灯した LED は 既にボタンにプログラミングされたコマンド数を示します ボタンのプログラミング状態を示すLEDインジケーター手順 4 プロジェクターなどのリモートコントロールユニットを MLC の IR Learning LED に向け MLC ボタンに学習させる機能のボタンを押します 音量増減などの繰り返しコマンドは リモートコントロールユニットのボタンを 3 秒以上押し続けます IR コマンドが約 5 秒内に検出されない場合は LED とフロントパネルボタンがタイムアウトし 点滅が止まります IR コードが正しく学習されるとリアパネルの LEDが上から下へ 次に下から上へ順次点滅します IR コードの学習に失敗すると リアパネルの LED がランダムに点滅します 手順 5 次のいずれかを行います 同じボタンに他のコマンドを追加する場合は 再び同じ動作を繰り返します (1 つのボタンに最高で 4 つまでのコマンドをプログラミングできます ) 同じボタンに他のコマンドをプログラミングしない場合は 他のプログラミングするボタンに手順 3 と 4 を繰り返します 手順 6 ボタンのプログラミングを終えた後 リアパネルの設定 DIP スイッチの 1 番を OFF に戻します プログラミングしたボタンを押して 入力したコマンドが学習されていることを確認します

13 コマンドをボタンから削除するボタンにプログラミングされているコマンドを削除する場合は 削除するコマンドが 1 つまたは複数にかかわらず そのボタンにプログラミングされているすべてのコマンドを一旦削除する必要があります 次の手順で行います 1. MLC 52 の電源が入っており 設定 DIP スイッチの 1 番が ON になっていることを確認します 2. コマンドを削除するボタンを押して放し その後 2 秒以内に再び同じボタンを押します そのボタンを示すリアパネルの IR Learning LED インジケーターが消灯します 3. 再び同じボタンを押して ボタンのコマンドが削除されたことを確認します コマンドが削除されると 1 番の LED ( 一番下の LED) だけが点滅し 他の LED は消灯します 4. 手順 2 と 3 を繰り返して他のボタンのコマンドを削除します 終了後 リアパネルの設定 DIP スイッチの 1 番を OFF に戻します IR データ転送 (IR ビーム ) で設定する 既に設定されている MLC 52 のボタン構成データを他の MLC 52 に転送することができます データ転送は MLC のリアパネルにある IR Transmit と Receive LED を使用します この方法を使用すると ソフトウェアまたはケーブルを使用せずに お使いの MLC 構成情報を他の MLC にコピーできます 以下のモデル間でデータ転送が可能です RS モデルから他の RS モデルへ IR モデルから他の IR モデル IR モデルから RS モデルへ手順 1 両方の MLC に電源が入っており 各 MLC のリアパネルにある設定 DIP スイッチがすべて OFF になっていることを確認します 手順 2 2 台の MLC の IR Transmit と Receive LED を互いに向き合わせて 15 センチ以内に配置します ( 次のページの図を参照 )

14 MLC 52 シリーズクイックスタートガイド ワイヤレスデータ転送の送信側と受信側の設定この例では 標準の MLC 52(1 連 ) を使用していますが VC モデルの場合でも基本的に同じ方法で設定できます 手順 3 受信側装置の設定 DIP スイッチ 2 番を ON に切り替えると 送信側および受信側の MLC は互いの存在を検出し データ転送を自動的に開始します データの転送中は フロントパネルにあるボタンが進行状況を示すインジケーターになります 送信側および受信側の MLC のボタンは 左上の ON ボタンから時計回りで点滅します ( 次のページの図を参照 ) 転送が完了するまで このサイクルを繰り返します 10

15 DISPLAY ON OFF PC VIDEO MLC 52 データ転送中のボタン点滅の順序 データの約 17% が転送されるごとにボタンが点滅から常灯に替わり 転送プロセスが完了するまでこれが続きます データ転送が完了すると すべてのボタンが常灯状態になります 常灯したボタン数を数えることで データ転送の進行状況がわかります MLC VC モデルのボタンも標準モデルと同じパターンで点滅します 手順 4 データ転送が完了した後は 次のいずれかを行います データ転送を終了する場合は 受信側 MLC の設定 DIP スイッチ 2 番を OFF に戻します 受信側 MLC のフロントパネルボタンのどれかを押して 受信側 MLC を初期化します データ転送を別の MLC 52 に行う場合は 新しい受信側 MLC に対して手順 2 と 3 を繰り返します 送信側 MLC のどれかのボタンを押します 転送プロセスが再び開始します RS-232 経由で設定する MLC 52 のフロントパネルには Windows 版コントロールソフトウェアを使用して MLC を設定するためのポート (2.5 mm ミニジャック ) が装備されています (Windows 版コントロールソフトウェアは MLC 52 付属の CD に収納されています ) このソフトウェアを使用すると ディスプレイのドライバーで MLC 52 を設定したり さらに高度な設定を行えます IR と RS モデルともフロントパネルの RS-232 ポート経由で Windows 版コントロールソフトウェアを使用して設定できます RS モデルが RS-232 ドライバーを使用してディスプレイをコントロールできるようにするには このコントロールソフトウェアを使用して MLC を設定する必要があります IR ドライバーは IR および RS モデルを設定できます 2.5 mm のプラグ付きD-サブ9 ピンケーブル ( 製品番号 ) を使用して PC のシリアルポートと MLC を接続します ( このケーブルは MLC 52 IR を除くすべての MLC 52 モデルに付属しております ) この接続のプロトコルは 9600 ボー 8 データビット 1ストップビット ノーパリティです 11

16 MLC 52 シリーズクイックスタートガイド MLC 52 PROJECTOR ON OFF 5 9 PC VIDEO 9-pin D TRS Pin 2 RX Pin 3 TX Pin 5 MLC mm 2.5 mm TRS コネクターケーブルの接続付属の CD には Windows 版コントロールソフトウェアと各種ディスプレイ用のドライバーが収録されています MLC 52 のコントロールソフトウェアをインストールして使用するには お使いの PC が以下の条件を満たしている必要があります Windows 2000 XP それ以降 400 MHz プロセッサー 32 MB 以上のハードディスク空き容量 Extron 製 Windows コントロールソフトウェアは MLC 付属の CD に納められています また アップデートは Extron の Web サイト ( からダウンロードできます ソフトウェアをインストールするコントロールプログラムは 約 32 MBのハードディスク容量を必要とします ハードディスクにソフトウェアをインストールには : 1. CD を PC の CD ドライブに挿入します ディスクは自動的に起動します 2. ディスクが自動的に起動しない場合は CD の LAUNCH.EXE を実行します 3. 画面に表示される指示に従います デフォルトでは C ドライブに MediaLnk フォルダが作成され (C:\ MediaLnk) 次の 2 つのサブフォルダがこのフォルダ内に作成されます MediaLnk52.exe (MediaLink 設定プログラム ) MediaLnk52.hlp (MLC 52 ヘルプ ) このソフトウェアを使用して MLC を設定する手順については CD に納められている MLC 52ユーザーズマニュアルの第 5 章を参照してください 操作ディスプレイの電源をオン / オフにする MLC のフロントパネルにある ON と OFF ボタンを使用して プロジェクターの電源を切り替えます 12

17 電源を入れる Projector ( プロジェクター ) ON ボタンを押して放すと ディスプレイの電源が入ります ON ボタンが約 4 秒間点滅し それから常灯します 電源を切る OFF ボタンを押すと ディスプレイの電源が切れます OFF ボタンが約 4 秒間点滅し それから常灯します ON および OFF ボタンの点滅は プロジェクターのウォームアップ ( 電源投入時 ) とクールダウン ( 電源切断時 ) に必要な時間を示します ウォームアップとクールダウンの時間は Windows 版コントロールソフトウェアで変更できます フロントパネルをロックする (Executive モード ) MLC 52 が Executive モードに入っていると すべてのフロントパネル機能がロックされ フロントパネルから操作ができなくなります Executive モードになっている MLC のボタンを押すと すべてのフロントパネルボタンが点滅し フロントパネルがロックされていることを示します 手順 1 プロジェクターまたはプラズマディスプレイの電源を切ります MLC 52のONボタンが選択されている場合は Executive モードを有効にできません 手順 2 標準モデルでは と VIDEO ボタンを同時に約 5 秒間押し続けます ( 下図参照 ) VC モデルでは ラベルの付いていないボタン ( 右下 ) と VCR ボタンを同時に約 5 秒間押し続けます ( 下図参照 ) MLC が Executive モードに入ると フロントパネルにあるすべてのボタンが 3 回点滅し 元の状態に戻ります DISPLAY DISPLAY ON OFF UME ON OFF PC VCR PC VIDEO DVD MLC 52 MLC 52 Executive モードをオンにするボタン Executive モードをオフにするには オンにするときに使用したボタンを約 5 秒間押し続けます 13

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