Weekly金融市場2019年07月26日版

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1 2019 年 7 月 26 日号 調査第二部 来週の注目材料 木村俊文 イベント 日銀金融政策決定会合 (29~30 日 ): 米欧が政策転換する中 どのような判断を示すのか 会合の決定内容のほか 展望レポートや黒田総裁の記者会見に注目 米連邦公開市場委員会 (30~31 日 ): 市場では 0.25% の利下げが確実視されている 米中閣僚級通商協議 (30~31 日 ): 対立点は多く残るものの 中断していた協議が再開へ 日米主要企業決算 : 来週はアップルやトヨタなどが決算発表 経済指標 国内 31 日 鉱工業生産 (6 月 ) : 関連指標等の動きから 生産は 3 ヶ月ぶりに低下する見通し 米国 2 日 雇用統計 (7 月 ) : 雇用者数が前月に続き 20 万人超となるのか 米 FRB の追加利下げの織り込みにも影響か 中国 30 日 製造業 サービス業 PMI(7 月 ) : 米中貿易摩擦の影響で引き続き悪化するのか マーケットの動き 今週の実績 26 日午前来週の予想 長期金利 (10 年国債利回り %) ~ 横ばい ( 資料 )Bloomberg より作成 ( 注 ) 来週の予想は当社予想 株価 ( 日経平均株価 円 ) 21,317.85~21, , 小幅下落 為替レート (1 ドル = 円 ) ~ やや円高 来週のスケジュール (7/29~8/2) 月日国内の予定海外の予定 7 月 29 日 ( 月 ) 日銀金融政策決定会合 (~30 日 ) 米議会下院が夏季休会 (~9/6) 7 月 30 日 ( 火 ) 鉱工業生産 (6 月 ) (3p に予測掲載 ) 失業率 (6 月 ) (3p に予測掲載 ) 有効求人倍率 (6 月 ) (3p に予測掲載 ) 日銀 経済 物価情勢の展望 を公表黒田日銀総裁会見 7 月 31 日 ( 水 ) 住宅着工 (6 月 ) 消費者態度指数 (7 月 ) 8 月 1 日 ( 木 ) 雨宮副総裁挨拶 ( 鹿児島 ) 10 年利付国債入札 (2.1 兆円 ) 8 月 2 日 ( 金 ) マネタリーベース (7 月 ) 日銀 金融政策決定会合議事要旨 (6/19-20 分 ) 国庫短期証券 (3M) 入札 ( 兆円 ) 中米中閣僚級通商協議 ( 上海 ~31 日 ) 欧 消費者信頼感(7 月 ) 米 個人所得 消費支出(6 月 ) 米 CB 消費者信頼感 (7 月 ) 米連邦公開市場委員会 (FOMC ~31 日 ) 米大統領選挙の民主党候補者による第 2 回討論会中 国家統計局 製造業 サービス業 PMI(7 月 ) 欧 失業率(6 月 ) 消費者物価(7 月 ) 欧 GDP(4~6 月期速報 ) 英金融政策委員会 (~8 月 1 日 ) 米 ADP 雇用統計 (7 月 ) 米 雇用コスト指数(4~6 月期 ) 米パウエル FRB 議長会見中 財新 製造業 PMI(7 月 ) 欧 製造業 PMI(7 月 ) 米 チャレンジャー人員削減数(7 月 ) 米 新規失業保険申請件数(7 月 27 日週 ) 米 失業保険継続受給者数(7 月 20 日週 ) 米 ISM 製造業指数 (7 月 ) 欧 生産者物価(6 月 ) 欧 小売売上高(6 月 ) 米 雇用統計(7 月 ) 米 ミシガン大学消費者信頼感(7 月確報 ) 無断転載を禁ず 本資料は 信頼できると思われる各種データに基づき作成しておりますが その正確性 完全性を保証するものではありません 本資料は情報提供を目的に作成されたものであり 投資のご判断等はご自身でお願い致します

2 1. 今週のレビューと来週の指標予測 南武志 1 今週のレビュー 今週で 東京五輪開催まで 1 年を切った 着工を巡り 揉めに揉めた新国立競技場も工事が 9 割方終 了し 予定通り 11 月に竣工するとされている また 24 日と 26 日にはオリ パラ期間中の交通輸送対策と して 都心道路の混雑緩和を検証する交通規制テストが実施されている それに先立ち 22 日からは自 宅や共有オフィスで働く テレワーク や時差出勤などが行われている模様である 当総研のオフィスは新 国立競技場から近いだけに 大会期間中の通勤の際にどのような影響があるのか 気掛かりでもある さて 参院選は事前の報道通り 自公が改選過半数を得たものの 改憲勢力としては憲法改正の発議 に必要な 3 分の 2 の議席は維持できなかった そもそも公明党は改憲には慎重な姿勢であるが 安倍 首相は国民民主党を念頭に改憲議論に参加するよう呼びかけるなど これまでの国会対応とは違った様 子も散見されつつある なお 麻生財務相はこの選挙結果を受けて 消費税率 10% への引上げは信任さ れたと述べ 10 月の増税はほぼ確定であろう ちなみに最近の安倍首相は 今後 10 年 税率を 10% 超 へ引上げる必要はないとの考えを披露している こうした中 23 日には IMF 世界経 2019~20 年 IMF 世界経済見通し 済見通しが公表され 年 2017 年 2018 年 2019 年 2020 年 世界全体 ( 実質経済成長率 ) の世界経済の成長率をそれぞれ先進国 米国 % 3.5% と 4 月時点 (3.3% ユーロ圏 %) からいずれも下方修正した ドイツ フランス イタリア 下方修正は 4 回連続であり 副題 スペイン 英国 日本 は Still Sluggish Global Growth( 邦新興国 発展途上国 中国 訳 : 低迷を続ける世界経済 ) である インド また 19 年の世界貿易数量も前年比 2.5%(18 年実績 : 同 3.7%) へ下 ブラジル南アフリカ ロシア ASEAN 世界貿易数量 ( 財 サービス ) 方修正されており 米中間の貿易 ( 資料 )IMF World Economic Outlook(2019 年 7 月 ) 摩擦の激化がその主因と説明されている また 今週後半から週を跨ぐ格好での 中央銀行週間 が始まった 25 日の欧州中央銀銀行理事会で の政策変更はなかったものの 次回理事会以降の緩和の可能性に言及された 以下 今週発表された経済指標を確認してみよう 6 月の百貨店売上高は前年比 0.9% スーパー 売上高も同 0.5% と いずれも 3 ヶ月連続の減少となった 天候不順 梅雨寒で夏物商材の売れ行き が鈍かったほか セールも不振だった模様 6 月の企業向けサービス価格は前年比 0.7% ながらも 伸び率は 3 ヶ月連続で鈍化した 金融 保険の 下落が止まった半面 情報通信が下落 諸サービス 運輸 郵便 広告 リース レンタルも鈍化 7 月 ( 中旬速報 ) の東京都区部消費者物価 ( 生鮮食品を除く総合 ) は前年比 0.9% で 6 月と変わらず 携帯電話通話料が下がった代わりに 携帯電話機が上昇している なお 7 月 22 日時点の全国レギュラ ーガソリン販売価格は 円 / と 前週から 0.2 円値上がりした (2 週ぶりの上昇 ) ただし 前年比は 4.3% と下落幅が拡大している

3 南武志 2 来週発表予定の経済指標 6 月の雇用統計 7 月 30 日 ( 火 )8:30 < 当社予測 > 完全失業率 :2.4%(5 月 :2.4%) 有効求人倍率:1.61 倍 (5 月 :1.62 倍 ) ( 倍 ) 労働需給は締まっているものの 失 業率や有効求人倍率はいずれも改善傾向が止まっている 実際 労働 1.6 投入量 ( 雇用者数と総労働時間の積 ) は過去 2 年にわたり 足踏み状態と 1.2 なっている 5 月の労働力調査によれば 失業率は 4 月と変わらずの % であったが 労働参加率は低 0.4 下するなど 内容はあまり良くなかった また 一般職業紹介状況からも この 3 ヶ月は求人数が前年比マイナスで推移していることが見て取れるな ( 資料 ) 厚生労働省 総務省ど 景気足踏みが反映されつつある 失業率は 5 月と変わらず 有効求人倍率は 2 ヶ月連続の悪化と予想する 1990 年 1995 年 2000 年 雇用関連指標の推移 有効求人倍率 ( 左目盛 ) 失業率 ( 右目盛 ) 2005 年 2010 年 2015 年 月の鉱工業生産 7 月 30 日 ( 火 )8:50 < 当社予測 > 前月比 2.2%(5 月 :%) 前年比 2.7%(5 月 : 2.1%) 世界経済減速の影響から輸出は減 (2015 年 =100) 生産と在庫率の推移 110 少傾向にあり それが生産活動や 製造業の設備投資 景況感などに 波及している こうした中 5 月の鉱 105 工業生産は 2 ヶ月連続の上昇とな ったが 同時に在庫が積み上がる 100 など 調整圧力もまた高いと思われ る 一方で 6 月分の製造工業生産 95 予測指数は前月比 1.2% と小幅低下が見込まれているが 予測誤 90 鉱工業生産 差を修正すると同 1.7%( 最頻値 ) シャドー部は景気後退局面 鉱工業在庫率 と下振れる可能性が示されている 年 2011 年 2012 年 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年 2018 年 2019 年 関連指標である実質輸出指数 ( 日 ( 資料 ) 経済産業省 ( 注 ) 生産指数の最後の2ヶ月分は製造工業生産予測指数を利用して作成 本銀行試算 ) によれば 6 月分は同 4.0% と上昇したが 5 月分の落ち込み ( 同 4.4%) を取り戻すには 至らなかった 国内の乗用車販売はやや不調であるほか 米中摩擦の影響などが出ているものと思わ れ 6 月の生産は 3 ヶ月ぶりの低下となるだろう 先行きについては 7 月の生産予測指数は同 1.0% と持ち直すが 8 月は同 1.5% と再び低下すると予 想する

4 2. 国内市場 市場概況 (7/23~7/26 前場 ) 佐古佳史 米中通商協議の再開見通しなど外部環境の好転に加え 日米の企業決算を好感し 日経平均は 23 日以降 3 日続伸 26 日前場は反落して 21, 円で取引を終えたが 期間を通じては 0.84% の上昇 東証株価指数 17 業種別では 電機 精密が 2.6% 食品 医薬品がそれぞれ 1.6% 債券市場では 米 ドイツなどの海外の長期金利の低下に加え IMF による世界経済成長率の下方修正 (24 日 ) などが買い材料となった 26 日の新発 10 年物国債利回りは 期間を通じて 2bp の低下となる % で推移 為替相場は 7 月 FOMC での 50bp 利下げ織込みが後退し ややドル高方向で推移するも 25 日の ECB 政策理事会待ちから 1 ドル =108 円付近での狭いレンジ取引となった 26 日前場は 前日の欧米市場で 対ユーロで円が売られたことにつられ 1 ドル =108 円台後半まで円安が進んでいる 新発 10 年物国債利回りの推移 6 ( 円 ) 日経平均の推移 22, 日移動平均 200 日移動平均 , , 月 5 日 6 月 18 日 7 月 1 日 7 月 12 日 7 月 26 日 20,500 6 月 5 日 6 月 18 日 7 月 1 日 7 月 12 日 7 月 26 日 日本国債のイールドカーブ 19/7/26 19/6/28 19/4/25 19/1/ ( 年 ) 1 週前差 1ヶ月前差 3ヶ月前差 ( 年 ) ( 円 ) 25 日移動平均ドル円の推移 200 日移動平均 月 5 日 6 月 18 日 7 月 1 日 7 月 12 日 7 月 26 日 ( 資料 )Bloomberg より農中総研作成

5 3-1. 海外市場 ( 米国 ) 市場概況 (7/19~7/25) 佐古佳史 株式市場では 企業決算を材料に売買交錯 23 日は好決算と ライトハイザー USTR 代表の訪中予定を好感し 最高値に迫る 27, ドルで取引を終えた 以降はボーイングなど一部企業の売りが優勢となり 続落 25 日は期間を通じて 0.3% の下落となる 27, ドルで取引終了 主要セクター別では 資本財が +% 公益が 2.5% なお S&P500 は 24 日に過去最高値を更新 債券市場では 7 月 FOMC での 50bp 利下げの織込みが後退するなか 債務上限の適用停止への超党派合意 (23 日 ) や 市場予想よりはハト派色が弱かったドラギ ECB 総裁発言 (25 日 ) などから米長期金利 (10 年債利回り ) は上昇した 25 日は期間を通じて 6bp の上昇となる 8% で引けた 10 年物米国債利回りの推移 2.2 米国債のイールドカーブ /7/25 19/4/24 19/1/ 月 4 日 6 月 17 日 6 月 28 日 7 月 12 日 7 月 25 日 ( ドル ) ダウ平均の推移 25 日移動平均 200 日移動平均 28,000 27,500 27,000 26,500 26,000 25,500 25,000 24,500 6 月 4 日 6 月 17 日 6 月 28 日 7 月 12 日 7 月 25 日 ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 年 2 年 3 年 5 年 7 年 10 年 30 年米国債利回りの変化 1 週前差 1ヶ月前差 3ヶ月前差 1ヶ月 3ヶ月 6ヶ月 1 年 2 年 3 年 5 年 7 年 10 年 30 年 月次 GDP 成長率推定 ( 前月比年率 %) 月次 GDP 成長率推定値 コメント 成長率 3 ヶ月平均 '18/6 '18/9 '18/12 '19/3 '19/6 6 月の月次 GDP 成長率の推定値は前月比年率 2.57% と先週からほぼ変わらず 4~6 月平均で年率 0.86% とかなり弱い推計値となった アトランタ連銀と NY 連銀が試算する 4~6 月期 GDP 成長率はそれぞれ前期比年率 1.3% 1.4% となっている 4~6 月期 GDP は 7 月 26 日発表 ( 資料 )Bloomberg Datastream より農中総研作成

6 3-2. 海外市場 ( 欧州 中国 ) 市場概況 (7/19~7/25) ( 欧州 ) 山口勝義 ( 中国 ) 王雷軒 欧州 国債市場では当初 ユーロ圏および米国での金融緩和期待の下で広く利回りの低下が進んだ また ユーロ圏 ドイツ フランスの 7 月 PMI(24 日 ) ドイツの 7 月 Ifo 企業景況感指数 (25 日 ) がそれぞれ市場予想を下回ったことが 利回り低下要因となった これに対し 25 日の政策理事会後のドラギ ECB 総裁発言は性急な金融緩和に慎重姿勢を示したと受け止められ イタリア国債などを中心に利回りは上昇に転じた このほかイタリア国債は 五つ星運動 と 同盟 の対立の激化を受けて神経質な動きとなっている 期間を通じ 10 年ゾーンでドイツ国債は 5bp イタリア国債は 4bp それぞれ利回りが低下した また サンチェス首相の信任投票が 23 日と 25 日に相次いで否決されたスペインでは 5bp の利回り低下 24 日にジョンソン氏が首相に就任した英国では 5bp の低下であった 一方 株式市場では ストックス欧州 600 指数は 0.7% 上昇した このうち主要セクター別では 自動車 部品が 4.4% テクノロジーが 2.2% の各上昇 銀行は 0.2% の下落であった 中国 中国人民銀行 ( 中央銀行 ) が中期貸出ファシリティー (MLF) や一部市中銀行を対象とする中期貸出ファシリティー (TMLF) などの金融調節ツールを通じた流動性供給 (23 日 ) を実施した また 米中通商協議 ( 第 12 回 ) が上海で開催される予定となったほか 米国がファーウェイに対する制裁を緩和する ( 販売ライセンスの付与 ) との観測もあり 米中摩擦激化懸念が後退した これらを背景に 上海総合指数は週後半は上昇基調となった ただし 中国版ナスダック 科創板 が取引を開始したことで資金捻出のための売りがあり 22 日は前日比 1.3% の下落となったことから 期間を通じては約 1.2% の上昇にとどまった 欧州の国債利回り (10 年債 ) イタリア 英国 スペイン ドイツ /1 19/2 19/3 19/4 19/5 19/6 19/7 ( ポイント ) 欧州の株価指数 ストックス欧州 600 指数 ( 左軸 ) うち銀行セクター ( 右軸 ) /1 19/2 19/3 19/4 19/5 19/6 19/7 (bp) フランス ドイツ国債との利回りスプレッド変動幅 (10 年債 )( 直近 1 週間 ) イタリア スペイン ギリシャ アイルランド ポルトガル 英国 ( 参考 ) 米国 ( 参考 ) 日本 ( ポイント ) 3,300 3,200 3,100 3,000 2,900 2,800 2,700 2,600 2,500 上海総合指数 / 人民元レート 人民元高 ( 人民元 / ドル ) 上海総合指数 ( 左軸 ) USD/CNY( 右軸 ) 6.6 2,400 19/1 19/2 19/3 19/4 19/5 19/6 19/ ( 資料 )Bloomberg より農中総研作成

7 4. 指標分析 注目点 王雷軒 1 中国人民銀行が MLF 等による流動性供給強化 中国人民銀行 ( 中央銀行 以下 PBOCと略 ) は 15 日の週にリバースレポ MLF(Medium-term Lending Facility 中期貸出ファシリティー) を通じて合計 6,600 億元の資金供給を実施した 前週まで約 2 週間にわたり資金吸収が続いたが 資金供給に転じた しかし 短期金融市場においてはSHIBOR( 上海銀行間取引金利 ) が上昇傾向 ( 図表 1) にあり 資金需要が強いなか 今週も資金供給が行われた 詳細は以下の通りである 7 月 23 日に PBOCは MLFと TMLF( 一部市中銀行を対象とするMLF) を通じて4,977 億元 ( 約 7.8 兆円 ) の流動性を市中銀行に供給した このうち MLF(1 年物 ) は2,000 億元 TMLF(1 年物 ) は2,977 億元となっている 周知のとおり 中国の外貨準備の増加が鈍くなるなか 中長期の金融調節ツールが必要となったため 2013 年以降に導入された金融調節手段であるSLO 図表 1 中国の SHIBOR 金利の推移 SHIBOR O/N SHIBOR 1 週 2019/6/3 2019/6/ /7/3 2019/7/18 ( 資料 ) 中国人民銀行 CEICデータより作成 ( 注 ) 直近は19 年 7 月 25 日 (short-term Liquidity Operation) SLF(Standing Lending Facility) PSL(pledged Supplementary Lending ) といった短期の金融調節ツールに加えて 14 年 9 月に新たな金融調節ツールであるMLFが導入された これは中長期的のマネタリーベースを供給するもので 取引対象となる金融機関は商業銀行 政策性銀行であり 国債 政策性金融債などを適格担保としている また PBOC は 18 年 12 月に新たな金融調節ツールとなる TMLF を創設した その狙いはターゲットを絞った市中銀行が小規模 零細企業と民間企業への貸出を促進するための支援にある よく利用される MLF に比べ TMLF を通じた貸出金利は 15 ベースポイント低く設定されているほか 貸出期間も長いという特徴がある 19 年 1 月 23 日に 初の TMLF が実施され その額は 2,575 億元 金利 3.15% であった 4 月 24 日の第 2 回 TMLF では 2,674 億元 そして今回は 2,977 億元となっており 流動性供給が拡大してきた なお 金利は 3.15% に据え置いている PBOC はこの措置を用いて市中銀行による中小企業や民間企業への低利融資を促しているが 今回もその一環である この資金が確実に利用されなければ PBOC への今後の申請はできないが 実際の流動性投入規模がどのぐらいになるか不明である 中央政府が債務削減や質的成長向上の方針を維持していることから 当面は利下げなどの大胆な金融緩和ではなく 引き続き 特定銀行の預金準備率の引き下げや TMLF などが利用されるものとみられる 仮に景気が指導部の想定より悪化する場合 今後これらの措置での金利を引き下げる可能性もある 以上

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