平成 31 年函審第 4 号 裁 決 漁船 A 遊漁船 B 衝突事件 受審人 a 職 名 A 船長 操縦免許小型船舶操縦士 受審人 b 職 名 B 船長 操縦免許小型船舶操縦士 本件について, 当海難審判所は, 理事官福島正人出席のうえ審理し, 次のとおり裁決する 主 文 受審人 b の小型船舶操縦

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1 平成 31 年函審第 4 号 裁 決 漁船 A 遊漁船 B 衝突事件 受審人 a 職 名 A 船長 操縦免許小型船舶操縦士 受審人 b 職 名 B 船長 操縦免許小型船舶操縦士 本件について, 当海難審判所は, 理事官福島正人出席のうえ審理し, 次のとおり裁決する 主 文 受審人 b の小型船舶操縦士の業務を 1 箇月停止する 受審人 a を戒告する 理 由 ( 海難の事実 ) 1 事件発生の年月日時刻及び場所平成 28 年 11 月 7 日 08 時 04 分北海道国縫漁港南方沖合 2 船舶の要目 船種船名漁船 A 遊漁船 B - 1 -

2 総トン数 4.9 トン 1.5 トン 登録長 メートル 6.25 メートル 機関の種類ディーゼル機関 ディーゼル機関 出力 281キロワット 62キロワット 3 事実の経過 Aは, 船首部に操舵室を配し, 汽笛として電子ホーンを備えた刺網漁業に従事するアルミニウム合金製漁船で,a 受審人ほか2 人が乗り組み, 操業の目的で, 船首 0.3メートル船尾 1.4メートルの喫水をもって, 平成 28 年 11 月 7 日 05 時 30 分国縫漁港を発し, 同港南方沖合の漁場に向かった ところで,Aの操舵室には, 前部中央に舵輪を, その前方にマグネットコンパスを, 右舷側に魚群探知機及び機関遠隔操縦レバーを, 左舷側にGPSプロッターをそれぞれ装備したうえ, 後部右舷側壁に延長ケーブルを備えたダイヤル式遠隔操縦装置 ( 以下 リモコン という ) を設備し, 右舷船尾側に船尾甲板への出入口を設けていた a 受審人は,06 時 00 分頃予定の漁場に到着して, すぐに操業を開始し, 約 100キログラムの漁獲物を得たのち,07 時 45 分同漁場を発進して帰途に就き, 操舵室中央部に立った姿勢で単独の操船に当たって北上を始め,07 時 59 分長万部港東防波堤灯台 ( 以下 長万部灯台 という ) から194.5 度 ( 真方位, 以下同じ ) 9.44 海里の地点で, 針路を350 度に定め,15.5ノットの速力 ( 対地速力, 以下同じ ) で手動操舵によって進行した 針路を定めたのち,a 受審人は, 右舷船首方にボンデンを目視したことから漁具の存在を知り, その設置状況を把握するため, 操舵をリモコンに切り替えて右舷舷側に立った姿勢で操船に就き, 同状況を注視しながら続航した - 2 -

3 08 時 03 分半少し過ぎ a 受審人は, 長万部灯台から 198 度 8.37 海里の地点に至ったとき, 左舷船首 28 度 160 メートルの ところに B を視認することができ, その後互いに進路を横切るも B の 船首方を 70 メートル隔てて無難に航過する態勢であったところ, 同 船が増速し, 新たな衝突の危険を生じさせたが, 右舷船首方に存在す る漁具の設置状況を注視することに気をとられ, 見張りを十分に行わ なかったので, このことに気付かず, 警告信号を行わず, 更に接近し ても, 機関を後進にかけて停止するなど, 衝突を避けるための措置を とらなかった こうして,a 受審人は, 右舷船首方に目を向けたまま進行し,08 時 04 分長万部灯台から 度 8.28 海里の地点において,A は, 原針路及び原速力で, その左舷中央部に B の船首が, 後方から 78 度の角度で衝突した 当時, 天候は晴れで風力 1 の北西風が吹き, 視界は良好で, 潮候は 上げ潮の末期であった また,B は, 船体のほぼ中央部に後方が開放された操舵区画を配し, 同区画内右舷側に舵輪,GPS プロッター兼魚群探知機 ( 以下 GP S プロッター魚探 という ) 及び機関遠隔操縦レバーを設備した F RP 製遊漁船で,b 受審人が 1 人で乗り組み, 釣り客 7 人を乗せ, 遊 漁の目的で, 船首 0.1 メートル船尾 0.5 メートルの喫水をもって, 同日 05 時 30 分北海道八雲漁港を発し, 国縫漁港南方沖合の釣り場 に向かった b 受審人は,06 時 10 分頃予定の釣り場に到着し, その後, パラ シュート型シーアンカー ( 以下 シーアンカー という ) を船尾か えいさくら海中に投入して曳索を船尾端のビットに係止し, 釣り客に救命胴衣 の着用を指示して遊漁を開始したものの, 釣果が得られなかったこと - 3 -

4 から,07 時 00 分頃同釣り場から北東方へ約 2 海里移動したのち, 再びシーアンカーを海中に投入して同様に係止し, 機関を停止して漂泊しながら遊漁を再開した b 受審人は, しばらくしたところで, 釣り客に底魚を釣らせようと考え,GPSプロッター魚探の過去の航跡を頼りに再び移動することとし,08 時 00 分頃釣り客に対して移動する旨を伝え, シーアンカーを揚収したのち, 船首を西南西方に向けて発進し, 操舵区画右舷寄りに立った姿勢で操船に当たり, 周囲を一見して船舶を見掛けなかったことから, 航行の支障となる他船はいないものと考え, 極微速力で右回頭しながら東行を始め,08 時 01 分半少し前長万部灯台から 199 度 8.35 海里の地点で, 針路を068 度に定め,1.5ノットの速力で手動操舵によって進行した 08 時 03 分半少し過ぎb 受審人は, 長万部灯台から198.5 度 8.31 海里の地点に達したとき, 右舷船首 74 度 160メートルのところにAを視認することができ, その後互いに進路を横切るも同船が自船の船首方を無難に航過する態勢であったが, 依然として, 航行の支障となる他船はいないものと思い, 見張りを十分に行わなかったので, このことに気付かず, 機関をほぼ全速力前進にかけて増速し, Aに対して新たな衝突の危険を生じさせた こうして,b 受審人は,GPSプロッター魚探に残された過去の航跡や表示された水深に目を向けながら,08 時 04 分少し前 10.0 ノットの速力となって続航し,Bは, 原針路及び原速力のまま, 前示のとおり衝突した 衝突の結果,Aは, 左舷中央部外板に擦過傷を, 同部支柱に曲損をそれぞれ生じ,Bは, 船首外板に破口を生じたが, 後に修理された - 4 -

5 ( 原因及び受審人の行為 ) 本件衝突は, 国縫漁港南方沖合において, 北上中のAと東行中のBが互いに無難に航過する態勢で接近中,Bが, 見張り不十分で, 増速し, 新たな衝突の危険を生じさせたことによって発生したが,Aが, 見張り不十分で, 警告信号を行わず, 衝突を避けるための措置をとらなかったことも一因をなすものである b 受審人は, 国縫漁港南方沖合において, 釣り場移動のために東行する場合, 接近する他船を見落とすことのないよう, 見張りを十分に行うべき注意義務があった しかるに, 同人は, 航行の支障となる他船はいないものと思い, 見張りを十分に行わなかった職務上の過失により, 無難に航過する態勢であったAに気付かず, 増速し, 同船に対して新たな衝突の危険を生じさせて衝突を招き,A 及びB 両船に損傷を生じさせるに至った 以上のb 受審人の行為に対しては, 海難審判法第 3 条の規定により, 同法第 4 条第 1 項第 2 号を適用して同人の小型船舶操縦士の業務を1 箇月停止する a 受審人は, 国縫漁港南方沖合において, 帰航のために北上する場合, 接近する他船を見落とすことのないよう, 見張りを十分に行うべき注意義務があった しかるに, 同人は, 右舷船首方に存在する漁具の設置状況を注視することに気をとられ, 見張りを十分に行わなかった職務上の過失により, 新たな衝突の危険を生じさせたBに気付かず, 警告信号を行わず, 衝突を避けるための措置をとることなく進行して衝突を招き, A 及びB 両船に損傷を生じさせるに至った 以上のa 受審人の行為に対しては, 海難審判法第 3 条の規定により, 同法第 4 条第 1 項第 3 号を適用して同人を戒告する - 5 -

6 よって主文のとおり裁決する 令和元年 8 月 8 日 函館地方海難審判所 審判官浅野真司 - 6 -

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