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1 日インドネシア 日ブルネイ経済連携協定 と原産地規則について 2008 年 7 月

2 - 目次 日インドネシア経済連携協定について P 日ブルネイ経済連携協定について P12 2. 譲許表の読み方について P18 3. 原産地規則について P27

3 1-1. 日インドネシア経済連携協定について 平成 20 年 7 月 1 日発効 1

4 日インドネシア関係基礎情報 1. 東南アジアの大国 戦略的要衝 約 2.2 億人の巨大市場 ' 世界第 4 位 ( 東南アジアの大国 世界最大のイスラム人口 我が国輸入原油の約 90% がインドネシア周辺を通過 インドネシアとの関係は戦略的な重要課題 2. 東アジアにおける経済パートナー 3. 我が国エネルギー資源輸入の割合 インドネシアにとって 我が国は輸出 輸入とも主要貿易相手国 我が国にとっては 第 11 位の貿易相手国 我が国の重要なエネルギー供給国 特に 液化天然ガス 'LNG( では最大の供給国 その他 51.5% シンカ ホ ール 16.4% イント ネシアの輸入相手国総額 億ドル 米国 6.6% サウシ アラヒ ア 5.5% 中国 10.9% 日本 9.0% その他 % イント ネシアの輸出相手国総額 1,008.0 億ドル 韓国 7.6 % 日本 % 米国 % シンカ ホ ール 8.9 % 中国 8.3 % 出典 : イント ネシア商業省 '2006 年 ( フ ルネイ 10.0% その他 UAE 8.3% 8.3% カタール 12.2% イント ネシア 22.0% LNG 輸入相手国総量 6,331 万トン マレーシア 19.3% オーストラリア 19.9% カナダ 4.9% ロシア 5.3% 中国 10.9% 石炭輸入相手国総量 1 億 7,916 万トン イント ネシア 17.8% その他 2.1% オーストラリア 59.0% 出典 : 財務省貿易統計 '2006 年 ( 2

5 物品の貿易 ' 総論 ( 両国の往復貿易額 '2004 年 5 月 ~2005 年 4 月貿易実績 ( の約 92% が無税に インドネシアへの輸出額の約 90%' 注 ( が無税に '2004 年 5 月 ~2005 年 4 月貿易実績では無税の割合は約 34%( ' 注 1: 鉄鋼の特定用途免税を含めると実質 96% 前後 ( インドネシア側の品目別関税撤廃スケジュールの詳細は 以下の外務省 HP に掲載されている PDF ファイル 149 ページ以降をご参照ください ' 英文 ( インドネシアからの輸入額の約 93% が無税に '2004 年 5 月 ~2005 年 4 月貿易実績では無税の割合は約 71%( 日本側の品目別関税撤廃スケジュールの詳細は上記外務省 HP'PDF ファイル ( の 4 ページ以降をご参照ください 内 自動車 :4.4% 同部品 :4.9% 輸送用機器 10.5% 化学製品 12.0% その他 9.6% 電気機器 17.8% イント ネシアへの輸出約 8,578 億円 '2006 年 ( 一般機械 25.7% 原料別製品 24.4% 内 鉄鋼 :11.9% 食料品 3.6% 電気機器 5.4% 原料品別製品 ' 鉄鋼 金属製品 ( 12.0% 出典 : 財務省貿易統計 その他 9.7% 原料品 ' 非鉄金属等 ( 19.5% イント ネシアからの輸入約 28,069 億円 '2006 年 ( 内 天然ガス :24.3% 原油 :11.1% 石炭 : 7.3% 鉱物性燃料 49.8% 3

6 物品の貿易 ' 鉱工業分野 ( < インドネシアによる市場アクセスの改善 > 1. 自動車 自動車部品 ' 現行関税率 :0~60%( インドネシア側の品目別関税撤廃スケジュールの詳細は 以下の外務省 HP に掲載されている PDF ファイル 149 ページ以降をご参照ください ' 英文 ( 完成車 : 3000cc 超乗用車 '45, 60%( :2012 年までに関税撤廃 その他完成車 ( 含バス トラック ) '5-60%( : 大部分は2016 年までに5% 以下に関税撤廃 / 削減自動車部品 '0-60%( : CKD( ) を始めとして 大部分は2012 年までに関税撤廃 現地組立て用の完成車の全部品一式 2. 鉄鋼 ' 現行関税率 :0~20%( 自動車 同部品 電気 電子 建設機械 エネルギー等の分野で用いられる高級鋼材 関税 '5-20%( の不適用措置 ' 特定用途免税制度 ( 3. 電気 電子機器 ' 現行関税率 :0~15%( 即時撤廃 或いは大部分が 2010 年までに段階的に関税撤廃 < 日本による市場アクセスの改善等 > ほぼ全ての鉱工業品の関税を即時に撤廃 日本側の品目別関税撤廃スケジュールの詳細は 以下の外務省 HP に掲載されている PDF ファイルの 4 ページ以降をご参照ください ' 英文 ( 二国間の産業協力 ' 製造業開発センター イニシアティブ ( 両国政府は それぞれの産業界の参加を得て インドネシアの製造業の競争力向上を目的とした協力を行う 4

7 物品の貿易 ' 農林水産分野 ( 日本による市場 アクセスの改善 イント ネシアによる市場 アクセスの改善 熱帯果実 生鮮バナナ 関税割当 ; 年間 1,000 t '10%, 20% 0% ( 生鮮パインアップル '900g 未満 ( 関税割当 ; 段階的に割当数量を増やし 5 年目には 年間 300 t '17% 0% ( 林産物 ' 合板を除く ( の即時関税撤廃 '0~ 6% 0%( えび えび調製品の即時関税撤廃 '1~ 5.3% 0%( ソルビトール ' 菓子 佃煮等に使う甘味料 ( 関税割当 ; 年間 25,000 t ( 枠内税率 3.4%( 枠外税率の削減 (7 年間で 17% 12%( 温帯果実の即時関税撤廃 ぶどう'5% 0%( りんご'5% 0%( かき'5% 0%( など 5

8 投資 日本からの累積投資 日本からの過去の累積投資額は約 395 億ドル 全累積投資額に占めるシェアは 13%'1967 年 ~2006 年 ( で世界各国 地域で第 1 位 その他 50% 累積投資額のシェア (1967~2006) 韓国 4% マレーシア 4% 日本 13% 台湾 4% 英国 11% シンガポール香港 9% 5% 対インドネシア投資総額と日本からの投資額の推移 '1996 年 ~2006 年 ( アジア経済危機以降は 相対的に低水準で推移してきており 今回のEPAを契機に投資が増加することが期待される 10 億ドル '9 6 '9 7 '9 8 '9 9 '0 0 '0 1 '0 2 '0 3 '0 4 '0 5 '0 6 日本の投資額 全体の投資額 投資の保護及び自由化の促進により 二国間の投資の拡大 円滑化を制度的にサホ ート 投資家及び投資財産の保護 : 広範な投資財産の保護 内国民待遇 'NT(: 留保分野を除いて自国の投資家及びその投資財産に劣らない待遇を付与 最恵国待遇 'MFN(: 留保分野を除いて第三国の投資家及びその投資財産に劣らない待遇を付与 ハ フォーマンス要求の禁止 : 留保分野を除いて投資活動を行うための条件の要求 ' 輸出要求 国内調達要求等 ( を禁止 国対投資家の紛争解決 : この協定の義務違反に対し 投資家が投資受入国を ICSID 等による国際仲裁に付託できることを確保 イント ネシアの留保に関する成果 協定発効日現在 NT MFN ハ フォーマンス要求禁止の各義務に抵触する規制がなく 将来に向けてもこれらの規制に係る留保を行わなかった分野 : 多くの製造業分野 ' 自動車 同部品 電気 電子 鉄鋼 産業機械等 ( 自動車関連サーヒ ス ' 二輪を除く ( ほか 協定発効日現在 NT MFN ハ フォーマンス要求禁止の各義務に抵触する規制があるため留保しているが 将来において 当該規制を強化しないこととした分野 : 電力分野 石油 カ ス分野等 100 分野 ' 注 : エネルキ ーに関連した分野は 3 年後の見直し条件つき ( 出典 : 投資調整庁 '2006 年 ( 6

9 サービス 総論 金融 建設 観光 製造業関連 電気通信 映像 音響 運送等の分野において多くの成果 主要各論 ' インドネシア側の約束 ( 金融サービス 建設サービス 観光サービス 製造業関連サービス ' 補修 修理 卸売り コンピュータ関連 ( 電気通信サービス 映像 音響サービス 運送サービス 銀行 証券 保険の高い自由化レベルを約束 保険 証券の最恵国待遇 'MFN( の獲得 金融リースにおける更なる自由化例 : 外資比率の約束の改善 : 銀行 '99%) 証券 (99%) 保険 (80%) 金融リースにおける外国からの資本借入規制の緩和 ' 自己資本の 5 倍 10 倍 ( 最恵国待遇 'MFN( の獲得 規制緩和を含めた更なる自由化 例 : 旅行代理店及びツアー オペレーター サービスの提供者数の上限緩和 '30 ヶ所 35 ヶ所 ( 現行法令の適用を維持 ' 時限付き ( 例 : コンピュータ関連 : 日本資本 100%'3 年間 (, 家電 事務機器等の補修 修理業 : 日本資本 100%'10 年間 ( 等 約束サービス範囲の拡大 外資規制の緩和 例 : 専用線 情報及びデータベースのオンラインでの検索等 5 分野を新たに約束 外資比率の約束の改善 '35% 40%( 新たな約束 例 : 映像及びビデオテープの制作及び配給のサービス 映画の映写サービスを新たに約束 ' 日本資本 40%( 新たな約束 例 : 乗組員を伴わない船舶のレンタルサービスの約束 7

10 エネルギー 鉱物資源 1. 投資環境の整備 投資環境に影響を及ぼしうる措置の透明性確保 協議 2. 規制措置 輸出許可手続採用時の対応 新たな規制措置導入の際の両国間の通報 規制措置適用時の既存の契約関係をめぐる混乱の回避 輸出許可手続の透明性確保 3. 政策対話の枠組みの構築 EPA の下でエネルギー 鉱物資源小委員会を設置 ' エネルギー安全保障や競争的な市場の発展等に関する討議 ( 4. 具体的な協力案件の実施 石炭液化技術 省エネ支援 発電所環境モニタリング他. 5. 環境に対する配慮 日本 エネルギー 鉱物資源の安定供給の確保 インドネシアによる規制措置 輸出許可手続採用時の対応 エネルギー 鉱物資源章の期待される効果投資 協力政策対話安定供給 インドネシア 投資環境整備 生産増強 環境への配慮 8

11 自然人の移動及び関連する協力 1. 協定の枠組み 6つの区分についてそれぞれ定める条件に従って 自然人の入国及び一時的な滞在を許可する 短期の商用訪問者企業内転勤者 投資家 契約に基づき専門業務に従事する者 自由職業サービスに従事する者 看護師 介護福祉士候補者 2. 主要な合意事項 '1( 看護師 介護福祉士候補者の受入れ 国家資格の取得のための必要な知識及び技術の修得 ' 日本における滞在期間 : 看護師候補者は上限 3 年 介護福祉士候補者は上限 4 年 ( 国家資格を取得した者は 看護師 介護福祉士として引き続き就労可能 主管官庁は厚生労働省 '2( ビジネス環境の改善のため インドネシアに於いて行われる日本企業のビジネス活動に関する手続の簡素化 関連する許可 登録等の手続の迅速化 適正化 主管官庁は外務省 & 経済産業省 '3( 関連する協力として 研修及び実習に係る制度の対象職種を観光分野に拡大することを前向きに検討 対象 : 観光アカデミー ' インドネシアのホテル学校 ( の卒業生 主管官庁は国土交通省 9

12 その他 ' 税関手続 政府調達 競争 知的財産 ( 1. 税関手続 予見可能性 一貫性及び透明性のある税関手続 税関手続の簡素化及び調和 税関当局間の協力及び情報交換 2. 政府調達 政府当局間の情報交換 ' 日本側 : 外務省 インドネシア側 : 国家開発企画庁 ( 3. 競争 反競争的行為 ' カルテル等 ( に対する取組による競争の促進 競争当局間での情報交換 執行活動の調整を含む協力 競争政策の強化と競争法実施に係る技術協力活動 4. 知的財産 総論 知的財産 ' 注 ( の十分 効果的かつ無差別的な保護の確保 ' 内国民待遇 最恵国待遇の原則に基づく知的財産の保護 ( ' 注 ( 特許 意匠 商標 著作権及び関連する権利 植物の新品種 不正競争の防止等 知的財産分野での協力及び協議メカニズム 各論 知的財産関連手続の簡素化 透明化 1 公証義務の原則禁止 2 包括委任状制度の導入等 知的財産の保護の強化 1 特許審査 審判結果の提供に基づく早期審査制度の導入 2 部分意匠保護制度の導入 3 外国周知商標保護制度の導入 4 不正競争行為の禁止等 権利行使の強化 1 税関差止め対象を輸出品に拡大 2 著作権侵害物品の積み戻し禁止対象化等 10

13 協力 人材養成 製造業 ' 製造業開発センター イニシアチブ ( 貿易及び投資 の促進 政府調達 二国間経済関係 の緊密化 情報通信技術 観光 金融サービス 農林水産業 環境 11

14 1-2. 日ブルネイ経済連携協定について 平成 20 年 7 月 31 日発効予定 12

15 日ブルネイ経済連携協定の意義と交渉経緯 ブルネイとの経済連携の意義 ASEAN 全体との経済連携強化のための一つのステップ 'ASEAN の オリジナル 6 とは全て二国間 EPA を署名 締結済み ( エネルギー資源 ' 天然ガス 石油 ( の安定供給に資する枠組み提供 ブルネイとの EPA 交渉の経緯 2005 年 12 月 小泉 ボルキア首脳会談で交渉立ち上げのための準備協議の開始を決定 ( 於 : 東アジア首脳会議 ( マレーシア )) 2006 年 2 月 交渉分野確定のための協議第 1 回会合 ( 於 : 東京 ) 4 月 交渉分野確定のための協議第 2 回会合 ( 於 : ブルネイ ) 5 月 麻生 モハメッド外相会談により正式交渉の開始を決定 ( 於 : 第 5 回アジア協力対話外相会合 ( カタール )) 6 月 第 1 回交渉会合 ( 於 : 東京 ) 8 月 第 2 回交渉会合 ( 於 : ブルネイ ) 9-10 月 中間会合 ( 於 : 東京 / ブルネイ ) 月 第 3 回交渉会合 ( 於 : 東京 ) 月 分野別専門家会合 ( 於 : ブルネイ ) 12 月 大筋合意 2007 年 1-3 月 分野別専門家会合 ( 於 : 東京 / ブルネイ ) 3 月 第 4 回交渉会合 ( 於 : 東京 ) 6 月 署名 13

16 日ブルネイ経済連携協定の概要 ' 物品貿易分野 ( 鉱工業品 ほぼ全ての鉱工業品につき 10 年以内に関税撤廃 農林水産品 (1) ブルネイ側による市場アクセス改善 ( 例 ) ( イ ) 自動車 自動車部品 : 協定発効後 3 年間で段階的関税撤廃 ( ロ ) 電気 電子製品 : 協定発効後 5 年間で段階的関税撤廃 ( ハ ) 産業機械 : 協定発効後 5 年間で段階的関税撤廃 日本側による市場アクセス改善 ( 例 ) ( イ ) 化学製品 : 協定発効後 7 年間で段階的関税撤廃 ( ロ ) 軽質油 : 協定発効後 10 年間で段階的関税撤廃 ブルネイ側による市場アクセス改善 ( 例 ) ( イ ) 緑茶 : 協定発効後 3 年間で段階的関税撤廃 日本側による市場アクセス改善 ( 例 ) ( イ ) アスパラガス マンゴー ドリアン えび : 即時関税撤廃 ( ロ ) カレー調製品 パーティクルボード 繊維板 : 協定発効後 7 年間で段階的関税撤廃 ( ハ ) プルーン果汁 : 協定発効後 10 年間で段階的関税撤廃 ( ニ ) オレンジ ぶどう果汁 : 協定発効後 15 年間で段階的関税撤廃 往復貿易額の約 99.97% を 10 年以内に関税撤廃 ' 統計出典 :2005 年財務省貿易統計 ( ゴム及びその製品 1.9% セメントクリンカー 4.8% 管及び管用継手 13.1% その他 9.2% ブルネイへの 輸出総額 約 115 億円 車両及びその部品 71.0% フ ルネイからの輸入額の % が無税に (2005 年の無税割合約 99.98%) フ ルネイへの輸出額の 99.94% が無税に (2005 年の無税割合約 32%((2005 年フ ルネイ貿易統計 ) 原油 22.4% ブルネイからの 輸入総額 約 2525 億円 液化天然ガス 77.6% 14

17 日ブルネイ経済連携協定の概要 ( エネルギー章の設置の意義 ) 我が国は 長年にわたりブルネイ最大の貿易相手国 ( 輸出額全体の約 4 割が対日輸出 日本からの輸入は第 4 位 ) ブルネイから輸出する LNG の約 90% 及び原油の約 10~30%( 年によって変動 ) が日本向け 日本の原油輸入量の約 0.7% LNG 輸入量の約 10%( 輸入相手国第 5 位 ) はブルネイ産 我が国にとってアジア地域における重要なエネルギー供給国のひとつ 我が国の相手国別天然ガス輸入量 '2006 年 ( 日ブルネイ EPA では 独立したエネルギー章を設置 独立のエネルギー章を設けたことは 我が国のEPA 交渉における初めての成果 エネルギー分野において規制措置を取る際の既存の契約関係への十分な配慮及び相手国への通報 協議の実施 環境への配慮 協力 ニ国間の協議メカニズム等を盛り込み エネルギー分野において安定的で両国の利益となるような関係を維持 強化 順位 輸入相手国 価格 ' 百万円 ( 構成比 '%( 1 インドネシア 680, オーストラリア 471, マレーシア 470, カタール 342, ブルネイ 228, UAE 216, オマーン 126, アメリカ 42, エジプト 34, トリニダド トバゴ 22, 合計 2,659,

18 日ブルネイ経済連携協定の概要 ( エネルギー章の内容 ) 天然ガス等のエネルギー資源の安定供給の確保 規律の導入 輸出入規制 規制導入時に 契約関係を考慮する義務 環境配慮 一般的規制 可能なかぎり事前通報及び協議義務 規制導入時に 契約関係に対する影響を最小化するよう努める エネルギー関連活動に環境上有害な影響を最小化 エネルギー政策 技術上 環境保護を考慮し 啓蒙を促進 安定的かつ互恵的関係の発展 協力 エネルギー分野における安定的かつ互恵的な関係を強化するため 協力を促進 政策支援 人材育成 技術支援等の分野に関し 専 門家派遣 セミナー等を行うことにより実施予定 対話の枠組み エネルギー小委員会設置 政策 協力 また必要に応じ関係団体の代表を招請しビジネス環境に関して議論 日本 ブルネイ両国は 互いに重要なエネルギー供給 需要国 16

19 日ブルネイ経済連携協定の概要 ' 物品貿易 エネルギー以外の分野 ( 投資内国民待遇 最恵国待遇 特定措置の履行要求の禁止を含め 投資の保護の強化とより自由な投資の枠組みを整備 サービス貿易市場アクセス 内国民待遇 最恵国待遇 透明性等 サービス貿易促進のための規律と枠組みを整備し WTO での約束を超えたサービス貿易自由化を相互に約束 ビジネス環境整備知的財産の保護及び政府調達市場の自由化をビジネス環境整備の要素として位置づけ 協議の枠組みとして政府関係者及び必要に応じて関連民間部門の関係者が参加するビジネス環境整備小委員会を設置 協力二国間の経済連携の強化のため 以下の 10 分野について協力を実施 1 貿易投資促進 2 中小企業 3 農林水産業 4 観光 5 教育 人材養成 6 情報通信技術 7 科学技術 8 環境 9 知的財産 10 陸上交通 17

20 2. 譲許表の読み方について 18

21 インドネシア側譲許表 ( 付属書 1) 譲許表とは個別品目の関税撤廃 削減の方法及びスケジュールについて規定された表を指す EPA を利用する場合 輸出品目の取り扱いについて本表で確認する 3. 基準税率関税が毎年均等に引下げられる品目について 引下げが開始される基準となる税率を表示 4. 区分関税の引下げ 撤廃の区分 ' 方式 ( を記号で表示 5. 注釈 4. 区分 の記号が示す内容の注釈 ' 補足 ( を数字で表示 Column 1 Column 2 Column 3 Column 4 Tariff Item Number Description of Goods Base Rate Category Column 5 Notes Signalling glassware and optical elements of glass (other than those of heading 70.15), not optically worked For motor vehicles 5% B Other: For lighthouse lamps, ships lanterns, locomotive and railway rollingstock lanterns, lamps for aircraft and beacons for aerodromes A Other 5% B3 19

22 インドネシア側譲許表 ( 区分 ) Column 4 内容備考 A 協定発効日に関税を撤廃即時関税撤廃品目 Bn 協定の発効日から n+1 回 の毎年均等な関税の引下げにより 基準税率から n+1 回目 で撤廃 段階的関税引下げ撤廃品目 n = 3,5,7,10,15 初回 = 協定発効日次回以降 = 毎年の1 月 1 日 P インドネシア側譲許表中 Column 5 Note ' 注釈 ( に定める条件に従って関税を撤廃もしくは削減 段階的関税引下げ撤廃品目 段階的関税削減品目 X 関税撤廃等の譲許なし除外品目 20

23 インドネシア側譲許表 ( 注釈 ) Column 5 内容 1 均等な関税引き下げ税率 '5.0% から無税までの均等引き下げにより 2010 年 1 月 1 日に撤廃 ( 2 免税措置の条件 ''i( 特定用途に係る免税措置 'ii( 再輸出等に係る免税措置 ( 3 関税引き下げ税率 ' 協定発効日から 15.0% 2016 年 1 月 1 日から 12.0%( 4 均等な関税引き下げ税率 ' 5.0% から無税までの均等引き下げにより 2009 年 1 月 1 日に撤廃 ( 5 関税引き下げ税率 ' 協定発効日から 20.0% 2016 年 1 月 1 日から 16.0%( 6 関税引き下げ税率 ' 協定発効日から 10.0% 2016 年 1 月 1 日から 5.0% もしくは韓アセアン FTA における税率のうち低い方の税率 ( 7 均等な関税引き下げ税率 '10.0% から無税までの均等引き下げにより 2010 年 1 月 1 日に撤廃 ( 8 関税引き下げ税率 ' 協定発効日から 13.0% 2008 年 1 月 1 日から 10.0% 2009 年 1 月 1 日から 8.0% 2010 年 1 月 1 日から 6.0% 2011 年 1 月 1 日から 4.0% 2012 年 1 月 1 日から無税 ( 9 均等な関税引き下げ税率 '15.0% から無税までの均等引き下げにより 2011 年 1 月 1 日に撤廃 ( 10 均等な関税引き下げ税率 '8.0% から無税までの均等引き下げにより 2009 年 1 月 1 日に撤廃 ( 11 関税引き下げ税率 ' 協定発効日から 8.0% 2016 年 1 月 1 日から 5.0% もしくは韓アセアン FTA における税率のうち低い方の税率 ( 12 関税引き下げ税率 ' 協定発効日から 8.0% 2016 年 1 月 1 日から 6.4%( 13 関税引き下げ税率 ' 協定発効日から 60.0% 2012 年 1 月 1 日から 20.0% 2016 年 1 月 1 日から 5.0% もしくは韓アセアン FTA における税率のうち低い方の税率 ( 14 関税引き下げ税率 ' 協定発効日から 45.0% 2012 年 1 月 1 日から 20.0% 2016 年 1 月 1 日から 5.0% もしくは韓アセアン FTA における税率のうち低い方の税率 ( 15 関税引き下げ税率 ' 協定発効日から 40.0% 2012 年 1 月 1 日から 20.0% 2016 年 1 月 1 日から 5.0% もしくは韓アセアン FTA における税率のうち低い方の税率 ( 21

24 インドネシア側譲許表 ( 特定用途免税制度 ) インドネシアに輸入される日本原産品が以下の要件を満たす場合において 免税措置を受けることができる (i) 自動車 同部品 ' 二輪車を含む ( 電気電子機器 建機 重機 エネルギー分野の製造業者等の使用に供されること (ii) インドネシア国内産品と競合しないこと ' ただし エネルギー分野については 日本又はインドネシアの投資家が相当のシェアを有するプロジェクトでの使用に供されるものに限る ( 対象品目 ; 鉄鋼 鉄鋼製品 292 品目 化学品等 36 品目 ' インドネシア側譲許表中 Column 5 Note ' 注釈 ( に 2 が付されている品目が対象品目 ( 22

25 インドネシア側関税譲許パターン等 ~ 関税を毎年段階的に均等引下げを行う例 ~ ( 例 ) エアコン ' 出力 21.10kW 以下 ( (HS ) 基準税率 15% 区分 B7 X 年目の税率の求め方 基準税率 : 15% 基準税率は 2006 年交渉時の MFN 税率 15.0% 13.1% 11.3% 9.4% 7.5% 5.6% 3.8% 1.9% 回の削減幅 =15 '7+1(=1.875 X 年目の税率 =15-X 従価税の場合 0.1% 未満の端数を四捨五入 この場合 例えば 2 年目の税率 '2009/1/1~2009/12/31) は 11.3% となります 0% 2008/7/1 協定発効日 2009/1/1 2015/1/1 23

26 ブルネイ側譲許表 ( 付属書 1) 3. 基準税率関税が毎年均等に引下げられる品目について 引下げが開始される基準となる税率を表示 4. 区分関税の引下げ 撤廃の区分 ' 方式 ( を記号で表示 Column 1 Column 2 Column 3 Column 4 HS Code Description of goods Base Rate Category Other A Clock or watch glasses and similar glasses, glasses for non-corrective or corrective spectacles, curved, bent, hollowed or the like, not optically worked; hollow glass spheres and their segments, for the manufacture of such glasses Glasses for corrective spectacles A -Other: Clock or watch glasses 10% B Other A 24

27 ブルネイ側譲許表 ( 区分 ) Column 4 内容備考 A 協定発効日に関税を撤廃即時関税撤廃品目 Bn 協定の発効日から n+1 回 の毎年均等な関税の引下げにより 基準税率から n+1 回目 で撤廃 段階的関税引下げ撤廃品目 n = 3,5,7,10 初回 = 協定発効日次回以降 =4 月 1 日 X 関税撤廃等の譲許なし除外品目 25

28 ブルネイ側関税譲許パターン等 ~ 関税を毎年段階的に均等引下げを行う例 ~ ( 例 ) グランドピアノ (HS ) 基準税率 10% 区分 B5 X 年目の税率の求め方 基準税率 : 10% 基準税率は 2006 年交渉時の MFN 税率 10.0% 8.3% 6.7% 5.0% 3.3% 1.7% 0% 回の削減幅 =10 '5+1(=1.666 X 年目の税率 =10-X 従価税の場合 0.1% 未満の端数を四捨五入 この場合 例えば 2 年目の税率 '2009/4/1~2010/3/31) は 6.7% となります 2008/7/1 協定発効日 2009/4/1 2013/4/1 26

29 3. 原産地規則について 27

30 原産地規則の考え方 原産地規則とは ある産品が協定締約国の原産品であるか否か ' 産品が特恵を受ける資格を有するか否か ( を特定するためのルール 原産品とは (a) 完全生産品 一ヶ国内で原材料レベルから全て生産 育成 採取された産品 典型例は農水産品 ( 動植物 魚介類等 ) 鉱物資源 (b) 原産材料のみから生産される産品 他国から輸入した原材料を用いて生産された原産部品を含む ( 例えば 国内の部品サプライヤー で生産される部品と内作部品のみを用いて最終製品を製造する場合など 従って 最終製品に は非原産の原材料は使用されていない ) (c) 非原産材料を用いて生産される産品 ( 品目別規則 ) 第三国からの輸入部品 材料を一部又は全部用いて生産した産品の原産資格判定方法 具体的な基準は以下の 3 種 : 1 関税番号変更基準 (CTC: Change in Tariff Classification) 2 付加価値基準 (RVC: Regional Value Content 又は VA: Value Added Criteria) 3 加工工程基準 (SP: Specific Process rule) ( 主に繊維製品と化学製品に適用可能 ) 原産地証明書の申請に当たっては上記 (a)~(c) のいずれに該当する原産品であるかを特定する必要があります ( それぞれ A 判定 B 判定 C 判定 に対応 ) 28

31 原産地規則の考え方 関税番号 (HS コード ) とは 原産品判定のためにはまず産品の関税番号への確認が必要です 関税番号 'HS コード ( とは 一番大きい分類は世界共通で 2 桁のコードで 1 類 ~97 類まで存在します HS:85 類 ' 電子機器及びその部分品 ( HS:8501' 電動機 ( HS:8502' 発電機 ( HS:8503' 部分品 ( HS:8504' トランスフォーマー ( HS:8544 ' 電気絶縁をした線 ケーブル ( HS: ' 銅の巻線 ( HS: ' その他の巻線 ( HS: ' 同軸ケーブル ( HS: 桁までは全世界共通のコードが使用されます 一番細かい分類の桁数は国によって異なります 日本は 9 桁が最も細かい分類を表します HS: ' 自動車用 ( ' その他の電子導体 ( HS: ' その他用途 ( 2 桁 4 桁 6 桁 HS コードが細かくなるにつれ 品目が特定されます 29

32 締約国 一次材料 'B 社 D 社及び E 社から調達 ( に非原産材料がないため定義 (c) に該当せず 従って品目別規則を適用する必要なし EPA 下で輸出 原産品の定義 'b(: 原産材料のみから生産される産品 'A 社 ( 完成品 部品 1 ' 原産 : 内作 ( 部品 2 ' 原産 : 国内調達 ( 包装容器 ' 原産 : 国内調達 ( 生産コスト + 経費 + 利益 A 社から E 社に対し原産性確認 'D 社 ( 原材料 ' プラスチック等 ( ' 原産 ( A 社から B 社に対し原産性確認 日本 ' 原産 ( 'E 社 ( 部品 X' 原産 ( 'B 社 ( 包装容器 'C 社 ( 部品 X' 国内 (: 原産 部品 Y' 輸入 (: 非原産 部品 Z' 内作 (: 原産 生産コスト + 経費 + 利益 関税番号変更 関税番号変更 原材料 ' 金属等 ( 'F 社 ( 非原産 非原産 非原産 部品 Q A 国 ' 第三国 ( 部品 P B 国 ' 第三国 ( 部品 Y C 国 ' 第三国 ( 輸入材料が使われているため A 社の完成品は完全生産品 ' 定義 (a)( には該当しない A 社の完成品は原産材料のみから生産されており 原産品の定義 'b( に該当 ' 品目別規則を満たすか否かをみる必要なし ( 30

33 品目別規則の確認第八三〇一 一〇号から第八三一一 九〇号までの各号の産品への他の号の材料からの変更又は 原産資格割合が四十パーセント以上であること ( 第八三〇一 一〇号から第八三一一 九〇号まで各号の産品への関税分類の変更を必要としない ) 八三〇一 一〇 八三一一 九〇日インドネシア協定附属書二 ' 第三章関係 ( 品目別規則 = 関税番号変更基準又は = 付加価値基準どちらかの要件を満たせば 原産品と認められます 原産地規則の考え方 (c) 非原産材料を用いて生産される産品の場合 を確認します 例えば 最終産品が該当する関税番号が であり 該当する関税番号に左の記載があった場合 31

34 原産地規則の考え方 関税番号変更基準と付加価値基準 1 関税番号変更基準 (CTC: Change in Tariff Classification) 使用する非原産材料 部品について 関税番号での 桁数の変更 ルールを満たせば 生産される産品は原産品であると認められます CC (Change in Chapter: 類変更 ( 上 2 桁変更 )) CTH (Change in Tariff Heading: 項変更 ( 上 4 桁変更 )) CTSH (Change in Tariff Sub-Heading: 号変更 ( 上 6 桁変更 )) 1.2 桁レベルの変更 'CC( の例 A 国 ' 第三国 ( 締約国 日本 なめし皮 輸入し加工 革かばん 日本に輸出 上 2 桁が変更 '41 類 42 類 ( 注 :2 桁ベースの変更は CTH 及び CTSH も満たすことになる 32

35 2.4 桁レベルの変更 'CTH( の例 A 国 ' 第三国 ( 輸入し紡績 締約国 日本 羊毛 毛糸 日本に輸出 四桁が変更 '51.05 項 項 ( 3.6 桁レベルの変更 'CTSH( の例 A 国 ' 第三国 ( 組立 日本 締約国 玉 ' 部分品 ( 輸入 国内調達他の部分品 ベアリング 締約国に輸出 ' 原産材料 ( 六桁が変更 ' 号 号 ( 関税番号変更基準 'CTC( は非原産の材料にのみ適用 原産材料は番号変更の有無を見る必要なし 33

36 僅尐の非原産材料 ' デミニマス規定 : 第 31 条 ( 関税番号変更基準 'CTCルール( の適用に当たり : CTCを満たさない非原産材料の価額の合計が産品の価額の10% 以下 ; 又は 繊維製品'50~63 類 ( については CTCを満たさない非原産材料の重量の合計が産品の重量の7% 以下の場合には これらの非原産材料は考慮しなくてよい この規定は農産品や一部の鉱工業品 '1~27 類 ( については適用されない 衣類の原産地ルール : CC'HS2 桁の変更 (+ 特定の加工要件 A 国 ' 第三国 ( B 国 ' 第三国 ( 綿糸 CTC ルール OK 締約国 日本 部分品 ' ポケット ( ポケットの重量が衣類の 7% 以下 CTC を満たすか否か考慮しなくて良い ' ルール満たさずともそのまま使える ( CTC ルール満たさない 綿織物 衣類 EPA 下で日本に輸出 34

37 原産地規則の考え方 関税番号変更基準と付加価値基準 2 付加価値基準 (QVC: Qualifying Value Content) 締約国内における生産 加工等に伴い形成された付加価値を価額換算し 当該付加価値が一定の基準値 ( 敷居値 ) を超えた場合に 当該産品に原産資格を付与する方法です < 日インドネシア 日ブルネイ協定では以下の方法で付加価値率を計算 > QVC'%(= FOB-VNM FOB 100 ( ) QVC: 原産資格割合 ( 締約国における付加価値 ) FOB: 産品の取引価額 ( 本船渡しベース ) VNM: 非原産材料 ( 第三国からの輸入部品等 ) の合計価額 QVCの閾値 ( 最低ライン ) は原則 40% 35

38 部品 1 日本 A 国 ' 第三国 ( 締約国 部品 2 EPA 下で輸出 'A 社 ( 完成品 部品 1 ' 非原産 :$100( 部品 2 ' 非原産 :$200( 部品 3 ' 原産 :$300( V.N.M 'D 社 ( 部品 Q 'C 社 ( 部品 X' 原産 ( 部品 3 'B 社 ( 部品 X' 国内 (: 原産部品 Y' 輸入 (: 非原産部品 Z' 内作 (: 原産生産コスト+ 利益 関税番号変更 部品 P 部品 Y 部品 4 ' 原産 :$100( ' 原産 ( 原材料 ' 金属等 ( B 国 ' 第三国 ( QVC= 完成品の付加価値 $1,000-$300(1+2) =70% $1,000 生産コスト + 利益等 $300 FOB 価格 =$1,000 'E 社 ( 部品 4 ' 国内 : 原産 ( この例で もし非原産材料である部品 1 と部品 2 がなければ (b) 原産材料のみから生産される産品 に該当することになります 36

39 原産地規則の考え方 原産資格割合 (QVC) の計算における非原産材料価額の扱い 非原産材料の価額 =CIF ベース ( 不明な場合は国内での確認可能な最初の支払い価格 ) 輸出産品の生産に使用される原材料 ( 国内調達パーツ等 ) の中に非原産材料 ( 輸入サブパーツ等 ) が使われていたとしても 当該原材料が原産品と判断される場合にはこれを 100% 原産と扱って良く 従ってこの非原産材料の価額を VNM に加える必要はない ( ロールアップ ) 原材料が原産か非原産か不明 (unknown) 又は原産であることが立証不可能の場合は 非原産材料として扱う 原材料が非原産と判断された場合でも 当該非原材料の中に含まれる締約国 ( 日本又はインドネシア ) 原産の材料の価額は原材料全体の価額から差し引くことができる ( 原材料のうち当該非原産材料のみを VNM に含めることができる ) ( トレーシング ) 37

40 V.N.M 輸出 部品 2 完成品 部品 1 $300 部品 1 のうち非原産分 :$200 '= サブパーツ B( 部品 2 ' 非原産 :$200( 'A 社 ( 非原産と判断された場合でも 含まれる原産部分 ' 原産材料 A の価額 $50 と生産コスト $50( は価額から除くことができる < トレーシング > 原産材料価額 =$300 付加価値 = 部品 1 サブパーツ A: 原産 $50 サブパーツ B: 非原産 $200 生産コスト + 利益 $50 取引価格 =$300 部品 3 サブパーツ X: 原産 $100 $300-$200 $300 'B 社 ( 'C 社 ( = 33% ' 非原産 ( サブパーツ B 部品 3 ' 原産 :$300( サブパーツ Y: 非原産 $100 サブパーツ Y 部品 4 ' 原産 :$100( 生産コスト + 利益等 $300 原産資格有りと判断されたら一部非原産が入っていても当該部品全体を原産と扱う ' 非原産材料 Y の価額 $100 を差引く必要なし ( < ロールアップ > サブパーツ Z: 原産 $50 生産コスト + 利益 $50 取引価格 =$300 原産資格の基準値 : 40% 以上 FOB 価格 =$1,200 付加価値 = $300-$100 $300 = 66% ' 原産 ( トレーシングあり トレーシングなし FOB=$1,200,VNM=$400,QVC=67% FOB=$1,200,VNM=$500,QVC=58% 38

41 原産地規則の考え方 原産品 ( 附属書 2) 3 加工工程基準 1. 締約国内で特定の生産 加工工程が実施された場合に 当該産品への原産資格を付与する方法 使用する材料 部品や 工程の内容を具体的に記述するのが特徴 2. 産品と材料が同一の号に含まれる場合等 CTC では規定できない ( 関税番号が変更しない ) 工程をカバーでき 産業界の立証コストは CTC 同様低廉というメリットを有する一方で 関税番号に依存せずに材料や工程の定義範囲を明確にする必要が生じ 一般的にはあまり使用されていない 事例 : アパレル製品に関する 2 工程ルール ( 次頁参照 ) アパレル製品に関し日本は 糸 生地 ジャケット という 2 工程ルールを関税撤廃の前提条件として提案 合意に至っている この場合例えばタイの企業は 中国製の糸を使うことは可能であるが 先ずアパレルを縫製するための生地を国内で当該糸から生産する必要がある (ASEAN 域内から生地を調達することも可能 ) 39

42 アパレル製品の原産地ルール 加工工程基準の例 ' アパレル製品 ( CC'HS 2 桁の変更 (, 但し非原産の織物類からの変更の場合には締約国又は ASEAN 諸国において製織されることを条件とする 糸を輸入し織物を製造 その後アパレルに 日本 日本原産の織物を使用し衣類に加工して日本に輸出 締約国 第三国 毛織物 (HS 51.12) 織物 (HS 51.12) 1 毛糸 (HS 51.07) 3 ' 裁断 縫製 ( ジャケット (HS 62.03) 2 毛織物 (HS 51.12) 非原産の織物を輸入し使用 締約国で製織されること 非原産の織物を輸入して使用するのは 上記のケースでは インドネシア 日本又は ASEAN で織られた織物 を用いて インドネシアで裁断され かつ縫製される必要あり 40

43 原産地規則の考え方 累積 (accumulation) の規定 インドネシア ( 又はブルネイ ) の原産品 X が 日本で生産される産品 Y の材料として使用される場合 産 品 Y の原産資格の判定に際して 産品 X も日本の原産材料と見なすルール 協定発効直後の経過措置について ( 運用手続き規則 ) 協定発効時に相手国へ輸送中の産品又は一時蔵置されている産品のための経過規定 日インドネシア EPA( 日ブルネイ EPA) の効力発生の日において 日本からインドネシア ( ブルネイ ) に輸送中又は保税地域に一時蔵置されている原産品に対する関税上の特恵待遇については 遡及発給された原産地証明書 ( ただし 船積み後 12 ヶ月以内に限る ) をインドネシア ( ブルネイ ) の国内法令に従って インドネシア ( ブルネイ ) 税関に提出の上 規則に従って特恵関税を要求することができる c/o ' 船積日より後なので 遡及発給 された原産地証明書を提出 ( 日本 ' 船積み ( 発効日 ' 原産地証明書発給開始 ( インドネシア ブルネイ ' 通関 ( 41

44 原産地規則の考え方 原産地証明書上の HS 番号の記載について HS 条約は 2007 年 1 月に改訂 我が国でも 2007 年 1 月 1 日よりこれを施行 従って現在 輸出入申告やイ ンボイス作成等通常の貿易手続きでは 2007 年版 HS を使用 他方 日インドネシア EPA 日ブルネイ EPA は改訂前の 2002 年版 HS で合意 締結されており 同協定に 基づく原産地証明書上求められる HS 番号の記載は 2002 年版 HS に基づき行う必要あり 42

45 積送基準 日本 日本 締約国間を直接輸送 又は第三国を一定条件の下に経由しなければ原産資格を失う 締約国 発給当局 税関 c/o 原産地証明書 1 直接輸送 c/o 輸出者 c/o 輸入者 積送基準 (a) 他方の締約国から直接輸送 ; 又は 'b( 積替え又は一時蔵置のために一又は二以上の第三国を経由して輸送される場合には 積卸し及び産品を良好な状態に保存するために必要な作業以外の作業が行われないこと 2 積替え 一時蔵置 2 の場合 : 通し船荷証券の写し 又は 第三国の税関等が提供する証明書その他の情報であって 当該第三国で積卸しや保存のための作業等以外が行われていないことを証明するもの のいずれかを提出 保税地域 第 3 国 3 通関し加工後再輸出 43

46 原産地規則の考え方 EPA 特恵対象品目 ' 必要情報のシステム入力 ( A B 判定 原産性基準 C 判定 非原産材料の抽出 HS 番号確認 判定基準 PSR 非原産材料 or 原産材料の抽出 価額確認 関税分類変更基準 付加価値基準 ' 必要情報のシステム入力 ( 加工工程基準等 ' システム入力 ( ' 必要情報のシステム入力 ( OK HS 番号変更 OK 原産地証明書発給 閾値クリア 原産資格割合 no OK 僅尐規定 日本原産品として輸出 44

47 原産地規則の考え方 原産地規則章の構成 ( 日インドネシア EPA) ( 前半 ) 原産地規則 ( 後半 ) 原産地証明書及び関連手続 第 28 条定義第 29 条原産品 ( 完全生産品 関税分類番号変更基準 付加価値基準等 ) 第 30 条累積第 31 条僅少の非原産材料第 32 条原産資格を与えることとならない作業第 33 条積送基準第 34 条組み立てていなか又は分解してある産品第 35 条代替性のある産品及び材料第 36 条間接材料第 37 条附属品 予備部品及び工具第 38 条小売用の包装材料及び包装容器第 39 条船積み用のこん包材料及びこん包容器 第 40 条関税上の特恵待遇の要求第 41 条原産地証明書第 42 条輸出に関する義務第 43 条原産地証明書に基づく確認の要請第 44 条原産品であるか否かについての確認のための訪問第 45 条原産品であるか否かについての決定及び関税上の特恵待遇に係る決定第 46 条秘密性第 47 条虚偽申告に対する罰則及び措置第 48 条雑則第 49 条原産地規則に関する小委員会第 50 条原産地規則のための運用上の手続 別添 ( 附属書 2) 品目別規則 (PSR) HS 条約で定めているタリフライン (6 桁 ) 毎に品目別規則を規定 別添 ( 附属書 3) 原産地証明書の必要的記載事項 運用手続 (OP: 協定とは別途 原産地規則や証明手続の具体的な実施運用手順を定めた文書 ) 原産地証明書の申請 発給についての詳細な手続き 原産資格判定の計算例 必要な書類の一覧 原産地証明書の様式等について記載 45

48 3. 原産地規則の考え方 原産地規則章の構成 ( 日ブルネイ EPA) ( 前半 ) 原産地規則 ( 後半 ) 原産地証明書及び関連手続 第 23 条定義第 24 条原産品 ( 完全生産品 関税分類番号変更基準 付加価値基準等 ) 第 25 条累積第 26 条僅少の非原産材料第 27 条原産資格を与えることとならない作業第 28 条積送基準第 29 条展示会第 30 条組み立てていなか又は分解してある産品第 31 条代替性のある産品及び材料第 32 条間接材料第 33 条附属品 予備部品及び工具第 34 条小売用の包装材料及び包装容器第 35 条船積み用のこん包材料及びこん包容器 第 36 条関税上の特恵待遇の要求第 37 条原産地証明書第 38 条事前教示第 39 条輸出に関する義務第 40 条原産地証明書に基づく確認の要請第 41 条原産品であるか否かについての確認のための訪問第 42 条原産品であるか否かについての決定及び関税上の特恵待遇に係る決定第 43 条秘密性第 44 条虚偽申告に対する罰則及び措置第 45 条運用上の手続規則第 46 条雑則第 47 条原産地規則に関する小委員会 別添 ( 附表 1) 品目別規則 (PSR) HS 条約で定めているタリフライン (6 桁 ) 毎に品目別規則を規定 別添 ( 附表 2) 原産地証明書への記載事項 運用手続 (OP: 協定とは別途 原産地規則や証明手続の具体的な実施運用手順を定めた文書 ) 原産地証明書の申請 発給についての詳細な手続き 原産資格判定の計算例 必要な書類の一覧 原産地証明書の様式等について記載 46

49 日本締約国輸出者輸入者 3 証明書発給申請 4 証明書発給 < 輸出 > 5 原産地証明書の送付経済産業大臣税関当局 6 原産地証明書の提出 7 特恵関税率の適用 ' 原産地証明書に基づく情報提供 確認要請 ( ' 関係者の同意の上で回答 ( ' 生産者 ( 指定発給機関 ' 日本商工会議所 ( 指定? 1 原産品判定依頼原産地証明書の利用までの流れ原産地証明書の手続き初回に企業登録 2 判定番号通知 ( 原則 3 日 ) ( 原則 2 日 ) 同一産品には何度も使用可能又は 47

50 第三国発給インボイスのケース ' 第三国でインボイスが発行され 原産地証明書発給時に当該インボイスの番号がわからない場合の原産地証明書への記載方法 ( 詳細は運用手続規則 'Operational Procedures( 別添 ' APPENDIX 1-B ( の記載注意事項参照 外務省ウェブサイト日インドネシア EPA: 日ブルネイ EPA は公開予定 発給される原産地証明書上の記載が下図のようになることを認識の上 発給申請 ' ウェブ上 ( の段階で必要事項を入力 発給される原産地証明書の該当欄に必要事項が自動的に記載される ' 下記様式は 日インドネシア EPA の様式 ( 1.Exporter s Name, Address and Country: Reference No. 原産地証明書の様式 Number of page / 2.Importer s or Consignee s Name, Address and Country: 3.Means of transport and route (as far as known) AGREEMENT BETWEEN JAPAN AND THE REPUBLIC OF INDONESIA FOR AN ECONOMIC PARTNERSHIP CERTIFICATE OF ORIGIN FORM JIEPA Issued in Japan 4.Item number (as necessary); Marks and numbers; Number and kind of packages; Description of good(s); HS tariff classification number 5. Preference criterion 6.Quantityor weight 7. Invoice number and date 第 8 欄 : 第三国においてインボイスが新たに発行される旨 ' 第三国でインボイスを発行する者の情報含む ( を記載 第 7 欄 : 原産地証明書の発給を受ける輸出者から第三国向けのインボイスの番号を記載 8.Remarks: 9.Declaration by the exporter: I, the undersigned, declare that: 10.Certification It is hereby certified, on the basis of control carried out, that 48

51 原産地証明書の手続き 原産地証明における義務と検認への対応について 原産品でなかったこと等の通知義務 ( 原産地証明法第 6 条 ) 証明書の発給を受けた物品が特定原産品でなかったこと等 申請の内容と事実が異なることがわかった際には 遅滞なく書面により通知する義務が生じますので まず申請先の発給機関にご相談下さい 書類の保存義務 ( 原産地証明法第 7 条 ) 原産品であることが事実であることを証明するための 書類を 当該証明書の発給を受けた日以降 一定期間保存する義務がありますのでご注意下さい ( 日インドネシア EPA:5 年間 日ブルネイ EPA:3 年間 ) 原産品であるか否かについての確認 (Verification) への対応 ( 原産地証明法第 30 条 ) 締約国税関は 輸入される貨物が原産品に当たるか否かについて情報提供を要請できることになっています また 日本政府当局が 締約国政府当局の立会の下に 生産者施設を訪問して情報収集することを要請できます この要請への対応は任意ですが 回答しないと特恵関税適用が拒否される可能性があります 49

52 原産地証明書の手続き原産地証明書発給手続き (1) < 企業登録から原産品判定依頼まで> < JCCI 特定原産地証明書発給システム をご利用の場合 > < 企業登録 > 1 企業登録の申請書 登記事項証明書等を提出 2 企業登録番号 ログイン ID/ パスワード等を通知 ' 郵送 ( 輸出者生産者 日本商工会議所 ' 指定発給機関 ( インターネット上の JCCI 特定原産地証明書発給システム に ID パスワードを入力してログインし オンラインで判定を依頼します 4 原産品判定依頼 必要に応じ実地検査等を実施 4 5 < 審査 > < 原産品判定依頼 > 原産品判定番号付与 ' 生産者が証明資料の提出を行う場合は 併せて 証明資料提出同意通知書 を提出 ( 輸出者が 生産者から情報を入手して判定依頼を行うことも可能です 輸出者以外の生産者 3 証明資料提出依頼 輸出者 留意事項の通知 : 書類による申請 通知 : オンラインによる申請 通知 出所 : 日本商工会議所 特定原産地証明書発給申請マニュアル 50

53 原産地証明書の手続き 原産地証明書発給手続き (2) < 発給申請 > < JCCI 特定原産地証明書発給システム をご利用の場合 > 日本商工会議所 ' 指定発給機関 ( < 特定原産地証明書の発給申請 > 証明資料に基づいて付与された原産品判定番号を入力し 申請します 7 特定原産地証明書発給申請 8 特定原産地証明書の交付 留意事項の通知 : 書類による申請 通知 : オンラインによる申請 通知 輸出者 出所 : 日本商工会議所 特定原産地証明書発給申請マニュアル 51

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