コラム 長 崎 県 立 農 学 校 卒 業 生 内 田 牛 一 について や ま も と 山 本 ひ さ し 尚 史 ( 長 崎 女 子 短 期 大 学 ) 私 はこれまで 文 化 交 流 中 でも 戦 前 の 高 等 教 育 機 関 での 取 り 組 みに 着 目 してきた この 文 化 交 流

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1 ISSN 月 刊 ニューズレター 現 代 の 大 学 問 題 を 視 野 に 入 れた 教 育 史 研 究 を 求 めて 第 15 号 2016 年 3 月 15 日 編 集 発 行 月 刊 ニューズレター 現 代 の 大 学 問 題 を 視 野 に 入 れた 教 育 史 研 究 を 求 めて 編 集 委 員 会 ( 編 集 世 話 人 冨 岡 勝 谷 本 宗 生 ) 連 絡 先 大 阪 府 東 大 阪 市 小 若 江 近 畿 大 学 教 職 教 育 部 冨 岡 研 究 室 tomiokamasa@kindai.ac.jp HP( 最 新 号 とバックナンバーを 公 開 中 ) コラム 長 崎 県 立 農 学 校 卒 業 生 内 田 牛 一 について 山 本 尚 史 2 逸 話 と 世 評 で 綴 る 女 子 教 育 史 (15) ヘボン 家 塾 からフェリス 女 学 院 と 明 治 学 院 が 生 まれる 神 辺 靖 光 4 私 の 読 書 ノート つれづれ 学 びの 本 質 を 考 えよう 谷 本 宗 生 7 新 制 高 等 学 校 の 補 習 科 専 攻 科 の 歴 史 的 研 究 への 道 (15) 学 校 沿 革 史 にみる 補 習 科 専 攻 科 (11): 島 根 県 (5) 吉 野 剛 弘 10 近 代 日 本 における 大 学 予 備 教 育 の 研 究 15 神 戸 商 業 大 学 の 大 学 予 科 設 置 をめぐる 論 議 3 山 本 剛 14 大 阪 市 の 女 子 教 育 6 西 区 女 子 手 芸 学 校 の 授 業 科 目 徳 山 倫 子 17 戦 前 期 日 本 の 女 子 専 門 学 校 の 教 育 理 念 及 び 教 育 内 容 2 創 設 者 の 高 等 教 育 思 想 にみるアメリカの 影 響 東 京 帝 国 大 学 農 科 大 学 ( 学 部 ) 実 科 の 独 立 運 動 帝 国 議 会 への 請 願 運 動 2 学 生 寮 の 時 代 6 宮 沢 賢 治 と 寮 生 活 マ マ ト ク ロ ヴ ァ ニルファル 21 松 嶋 哲 哉 27 金 澤 冬 樹 32 福 島 県 尋 常 中 学 校 第 一 期 生 の 卒 後 ( 下 ) 小 宮 山 道 夫 35 どんなことが 自 治 ではない とみなされたのか(13) 冨 岡 勝 東 京 府 尋 常 中 学 学 友 会 雑 誌 にみる 生 徒 の 言 説 (その 1) 38 コラム 広 島 県 の 中 3 受 験 生 自 殺 事 件 について 感 想 あり 神 辺 靖 光 41 刊 行 要 項 (2015 年 6 月 15 日 現 在 ) 44 編 集 後 記 45 1

2 コラム 長 崎 県 立 農 学 校 卒 業 生 内 田 牛 一 について や ま も と 山 本 ひ さ し 尚 史 ( 長 崎 女 子 短 期 大 学 ) 私 はこれまで 文 化 交 流 中 でも 戦 前 の 高 等 教 育 機 関 での 取 り 組 みに 着 目 してきた この 文 化 交 流 という 言 葉 は あまりにも 多 くの 事 象 を 含 み 得 る 言 葉 で あり そもそも 何 を 文 化 交 流 とするの か ということは 常 に 問 われる 留 学 生 日 々の 生 活 の 中 での 外 国 人 との 交 流 海 外 の 書 物 を 読 むことまで 語 られる 範 囲 は 様 々である 当 然 のことながら この 広 い 概 念 をどう 扱 うか どう 考 えていくのかで 文 化 交 流 はその 都 度 姿 を 変 えるため 毎 度 頭 を 悩 ませている そのような 状 態 で 勤 務 校 のある 長 崎 県 内 を 歩 くうちに 内 田 牛 一 という 人 物 を 知 ることになった 彼 は 長 崎 県 立 農 学 校 ( 現 長 崎 県 立 諫 早 農 業 高 等 学 校 )が 初 めて 送 り 出 した 卒 業 生 であり 卒 業 後 は 長 崎 県 立 農 学 校 同 窓 会 の 副 会 長 を2 期 勤 め 学 校 創 立 20 周 年 の 記 念 式 典 等 では 卒 業 生 代 表 として 挨 拶 に 立 つなど 長 崎 県 立 農 学 校 を 盛 り 立 ててきた 人 物 である 調 べていく うちに 彼 は 長 崎 県 内 にとどまらず 海 外 にも 足 を 伸 ばし 見 聞 を 広 げてきた 人 物 であることが 分 かってきた 1 調 査 を 進 める 中 で 興 味 深 いことが 分 かってきた が 海 外 の 農 業 事 情 を 学 んできた 長 崎 県 立 農 学 校 の 卒 業 生 の 足 跡 を 追 うこ とで 一 つ 文 化 交 流 が 語 れるのではないかと 考 えている 今 回 のコラムで は そのスタートとして 内 田 牛 一 を 紹 介 したい 史 料 としては 内 田 一 平 著 瑞 穂 を 語 る である これは 1939( 昭 和 14) 年 に 長 崎 農 民 社 から 刊 行 されたものである 長 崎 農 民 社 は 内 田 牛 一 が 設 立 したものであり 著 者 の 内 田 一 平 は これまでの 調 査 から 内 田 牛 一 本 人 だ と 思 われる 以 下 内 田 についての 紹 介 文 を 示 す 2 内 田 牛 一 1 学 校 を 出 てすぐ 小 栗 小 学 校 代 用 教 員 となり 次 いでは2 母 校 助 手 を 勤 め 大 正 四 年 の 春 支 那 山 東 省 青 島 守 備 軍 附 属 農 場 主 任 として 赴 任 大 正 六 年 陸 軍 技 手 任 命 青 島 軍 政 署 農 事 試 験 場 勤 務 此 間 中 部 支 那 一 帯 の 農 業 を 踏 査 し 守 備 軍 食 糧 品 の 現 地 需 給 を 建 言 す 大 正 八 年 職 を 辞 し 軍 経 理 部 の 指 令 により 軍 需 食 糧 品 の 製 造 加 工 に 従 事 2

3 陸 海 軍 へ 納 入 す 偶 々 大 正 十 年 山 東 還 付 に 伴 ふ 守 備 軍 の 撤 退 によ り 事 業 を 中 止 して 故 郷 に 帰 る 大 正 十 三 年 朝 鮮 満 州 中 支 方 面 を 視 察 し 再 び 海 外 渡 航 を 企 てたが 家 事 の 事 情 で 志 ならず 大 正 十 五 年 一 月 長 崎 農 民 新 聞 を 起 し 農 業 鼓 吹 に 努 む 経 営 七 ケ 年 漸 く 事 成 らんとするに 及 び 健 康 を 損 ひ 爾 来 三 ケ 年 を 病 床 に 呻 吟 す 3 大 正 十 年 三 月 漸 く 死 線 を 突 破 して 再 び 人 生 の 春 に 遭 ふ 爾 来 百 姓 道 に 精 進 し 自 給 自 足 して 体 を 養 ふ 大 正 十 一 年 の 春 より 長 崎 県 下 の 農 村 めぐりを 企 て 大 正 十 二 年 春 より 朝 鮮 満 州 台 湾 九 州 関 西 関 東 を 巡 遊 し 世 間 学 をなす 大 正 十 三 年 春 著 述 に 没 頭 今 日 に 至 る 唯 我 独 尊 を 信 条 とし 独 り 超 然 茶 臼 山 城 址 の 一 角 に 隠 れて 晴 に 耕 し 雨 に 書 く 白 雲 悠 々 自 由 自 適 の 生 活 こそ 内 田 昨 今 の 真 の 姿 であ る 1 学 校 : 長 崎 県 立 農 学 校 2 母 校 : 同 上 3 大 正 : 誤 植 であり 1939 年 に 出 版 されたこと 踏 まえれば 昭 和 と 思 われる 内 田 牛 一 と 内 田 一 平 を 同 一 人 物 と 考 えると この 紹 介 文 は 自 分 で 記 述 し たものとなる 紹 介 文 には 通 常 君 と 一 人 一 人 に 君 が 記 してあ るが 内 田 牛 一 だけ 君 が 記 されていない その 内 田 は 中 国 へ 渡 り 農 業 事 情 を 見 て 歩 き その 後 も 中 国 朝 鮮 台 湾 へと 渡 った 内 田 はこれらの 地 域 を 巡 遊 し 世 間 学 をな したと 記 述 されていることから 海 外 の 農 業 を 学 び 続 けた 様 子 が 浮 かぶ そして 彼 はそれらを 長 崎 県 内 で 新 聞 を 通 じて 発 信 してい たようである 彼 は 具 体 的 にどのような 活 動 をしていたのか 今 後 の 課 題 とし たい 1 内 田 一 平 瑞 穂 を 語 る 長 崎 農 民 社 1939 年 頁 2 前 掲 内 田 34 頁 *このコラムでは このコラムでは 読 者 の 方 からの 投 稿 もお 待 ちしています 3

4 逸話と世評で綴る女子教育史(15) ヘボン家塾からフェリス女学院と明治学院が生まれる かんべ やすみつ 神辺 靖光 月刊ニューズレター同人 女子が英語を勉強したのは官立東京女学校 竹橋女学校ばかりではな かった 明治期の著名な新聞記者で幕末明治の実話聞き取りを書き続けた 篠田鉱造は 明治3年に横浜にできたフェリス女学校と東京築地にできた A おろ 6番女学校を これが女学校鍬卸し(はじめ) と書いている( 明治百話 ) 廃 藩前のいくつかの藩が女学校をつくった同じ頃 横浜と東京築地の外国人 居留地でアメリカの宣教師夫人による女学校が始まった まず横浜のキダー Mary E. Kidder の女学校から述べよう キダー女学校を述べるには どうしてもその前身であるヘボン James C,Hepburn 塾と米国の長老派教会 オランダ改革派教会の宣教師派遣か ら筆を起さねばならない 米国のキリスト教プロテスタントの各派は 1840 年前後から日本への伝道に関心を持ちはじめてい たが 最も早く それを実行したのは米国長老教会 Presbyterian Church in the U.S.A である 1859(安政6)年 長老教会は日本伝道を宣教医 師ジェームス ヘボンに委託した ヘボン夫妻は同 年10月 来日 神奈川宿でまず医療活動をはじめ た ヘボンの医療は忽ちのうちに近隣庶民の尊敬 ドクトル ヘボン ドクトル ヘボン 明治学院 50 年史 より を受けたので 彼はそれまで仮寓していた成仏寺を離れ 横浜海岸 39 番地 に家屋を新築 ここを本拠に医療と宣教活動をはじめることにした 1863(文 久 3)年のことである 4 月刊ニューズレター 現代の大学問題を視野に入れた教育史研究を求めて 第 15 号 2016 年 3 月 15 日

5 だ っ そ 彼 はここで 歌 舞 伎 の 名 女 形 沢 村 田 之 助 の 脱 疽 の 外 科 手 術 を 成 功 させ て 名 声 を 博 するとともに 新 約 聖 書 旧 約 聖 書 の 日 本 語 訳 を 完 成 させた り 和 英 語 林 集 成 を 出 版 (ここにヘボン 式 ローマ 字 が 考 案 されている)した りして 日 米 文 化 交 流 に 貢 献 した 同 じ 文 久 3 年 このヘボン 治 療 所 兼 宣 教 師 館 で ヘボン 夫 人 クララが 英 語 塾 を はじめた このヘボン 塾 は 男 女 混 合 で 幕 末 維 新 の 激 動 の 中 を 明 治 3 年 頃 まで 続 く 少 年 生 徒 の 中 には 後 年 外 務 大 臣 に ただす なった 林 董 三 井 物 産 創 業 に 力 を 尽 した 益 田 孝 明 治 大 正 昭 和 期 に 政 界 財 界 で 活 躍 し 2 26 事 件 で 暗 殺 された 高 橋 是 清 などの 逸 材 がいた 明 治 3 年 7 月 メリー キダーが 新 潟 か ら 横 浜 に 米 国 オランダ 改 革 派 Dutch Reformed Church in America の ブラウン Brown,S.R. とともにやってきた キダーは 教 師 の 経 験 があるので ヘボン 塾 の 女 生 徒 達 を 教 えることにした ヘボン 夫 人 はすでに 老 齢 で 若 い キダーが 女 生 徒 達 を 生 き 生 きと 教 えるのをみて 女 生 徒 だけの 学 校 をつくろ うと 思 いつく かくしてヘボン 塾 のうち 女 生 徒 だけを 引 きついで メリー キダ ーの 女 塾 が 成 立 した これがフェリス 女 学 校 の 濫 觴 である 横 浜 海 岸 39 番 地 のヘボン 家 塾 文 久 2(1862) 年 に 建 てられた この 洋 風 建 物 は 日 本 人 大 工 によるもので ある 明 治 学 院 50 年 史 より 女 生 徒 がいなくなったヘボン 塾 はオランダ 改 革 派 のジョン バラー J.Ballagh が 教 えることになった 塾 は 盛 んになって 人 々はいつしかバラ 学 校 と 呼 ぶようになった 明 治 10 年 に 東 京 大 学 ができたが 在 日 米 国 宣 教 師 の 間 で 東 京 大 学 は 物 質 文 明 科 学 万 能 であるから 信 仰 に 根 ざしたキリスト 教 あ の 大 学 をたてたいという 意 見 が 騰 がった かくして 明 治 13 年 横 浜 のバラ 学 校 を 東 京 の 築 地 に 移 して 築 地 大 学 校 Tsukiji College が 設 立 された 明 治 5

6 14 年 同 じ 改 革 派 のワイコフ M.N.Wyckoff が 横 浜 に 先 志 学 校 という 英 語 学 校 をつくったが これも 東 京 築 地 に 移 ってきたので 16 年 築 地 大 学 校 に 吸 収 し 東 京 一 致 英 和 学 校 と 改 称 した 一 方 前 出 のブラウンは 横 浜 で 英 語 塾 を 開 いていた また 東 京 の 築 地 では 長 老 派 のカロザース C.Carrothers が 英 語 学 校 を 開 いていた 彼 らは 英 語 の 授 業 をしながらキリスト 教 の 信 仰 団 体 をつくっていった ブラウンのグループを 横 浜 バンドと 言 い カロザースのそれ を 築 地 バンドという 横 浜 バンドからは 後 年 教 育 者 として 名 をなした 井 深 梶 之 助 ( 明 治 学 院 総 理 ) 押 川 方 義 ( 東 北 学 院 長 ) 本 多 庸 一 ( 弘 前 学 院 長 青 山 学 院 長 ) 山 本 秀 煌 植 村 正 久 らを 輩 出 した この 二 つは 明 治 10 年 に 合 併 し て 東 京 一 致 神 学 校 になった 東 京 一 致 英 和 学 校 は 英 語 の 学 校 東 京 一 致 神 学 校 はキリスト 教 の 神 学 校 であるが 同 じ 場 所 で 同 じ 教 師 と 同 じ 生 徒 が 勉 強 するのであるから 一 心 同 体 である 二 つの 学 校 は 一 緒 になって 東 京 荏 原 区 白 金 村 ( 現 港 区 白 金 台 ) に 校 舎 を 新 築 し 明 治 20 年 明 治 学 院 ( 現 明 治 学 院 大 学 )になった 初 代 総 理 ( 学 長 )にはジェームス ヘボンが 就 任 した 参 考 文 献 高 谷 道 男 ヘボン 吉 川 弘 文 館 人 物 叢 書 鷲 山 弟 三 郎 明 治 学 院 50 年 史 山 本 秀 煌 フェリス 和 英 女 学 校 60 年 史 6

7 私 の 読 書 ノート つれづれ 学 びの 本 質 を 考 えよう た に も と 谷 本 む ね お 宗 生 ( 大 東 文 化 大 学 ) 本 年 レター1 月 号 の 第 13 号 にて 谷 本 の 休 日 に 読 んだ 本 をいくつか 紹 介 したが これが 意 外 や 一 般 読 者 に 好 評?であったよし これで 気 をよくし てか 懲 りずに 私 の 最 近 読 んだ 本 をいくつか 紹 介 しながら 学 びの 本 質 を 考 えるうえでの 契 機 としてみたい!と 思 うのである 1 冊 めは 新 刊 紹 介 が 新 聞 でもよく 取 り 上 げられていて 気 になって 手 にし た 新 書 本 である 室 井 尚 文 系 学 部 解 体 (2015 年 12 月 全 238 頁 )で ある 著 者 の 室 井 は 横 浜 国 立 大 の 教 員 で 現 代 の 文 教 大 学 政 策 を 厳 しく 糾 弾 しているが 大 学 の 役 割 は 基 本 的 には 無 知 との 戦 い あるいは 無 思 考 との 戦 い である ( 同 上 書 201 頁 )と 述 べ 本 当 にこれでいいのかと いうことを 疑 い 自 分 の 頭 で 批 判 的 に 考 え 行 動 する 人 々を 育 成 し 社 会 に 送 り 出 していくこと (202 頁 )に 他 ならないと 強 調 する 著 者 の 室 井 は 即 戦 力 となる 人 材 を 育 成 せよという 要 求 や 各 大 学 のセールスポイントに 力 を 注 ぐ 選 択 と 集 中 の 理 論 など 短 期 的 なスパンでしか 物 事 を 考 えないロジック が 持 ち 込 まれた 結 果 として 文 系 の 価 値 が 軽 んじられている これは 国 立 大 だけでなく 社 会 全 体 の 問 題 ( 書 く 人 文 系 学 部 解 体 人 文 知 軽 視 に 危 機 感 を 東 京 新 聞 2016 年 2 月 14 日 )だと 警 鐘 を 鳴 らしている 2 冊 めは 長 谷 川 英 祐 働 かないアリに 意 義 がある (2010 年 12 月 全 189 頁 ) 新 書 本 である 実 は この 書 をあらためて 読 むに 至 った 契 機 は 怠 けアリ 集 団 存 続 に 貢 献 勤 勉 アリの 交 代 要 員 北 大 など 確 認 ( 毎 日 新 聞 2016 年 2 月 17 日 )の 報 道 を 知 ったからである 北 大 の 進 化 生 物 学 研 究 チームの 長 谷 川 は 働 かないアリを 常 駐 させる 非 効 率 的 なシステム がコロニーの 存 続 には 欠 かせない 人 間 の 組 織 でも 短 期 的 な 効 率 や 成 果 を 7

8 求 めると 悪 影 響 が 出 ることがあり 組 織 を 長 期 的 な 視 点 で 運 営 することの 重 要 性 を 示 唆 する 結 果 ではないか ( 同 上 紙 面 )と 述 べている 長 谷 川 の 著 書 では 生 物 進 化 学 の 研 究 知 見 から いまはなんの 役 に 立 つかわからない 様 々 なことを 調 べておくことは 人 間 社 会 全 体 のリスクヘッジの 観 点 から 見 て 意 味 のあることです そういう 有 用 作 物 の 候 補 の 苗 床 としての 機 能 は 大 学 以 外 に 機 関 がなく 大 学 という 組 織 の 重 要 な 社 会 的 役 割 の 一 つである ( 同 上 書 78 頁 )と 言 及 されている 大 学 の 任 務 とは いつの 日 にか 役 立 つであろ う 新 たな 知 識 や 技 術 知 見 の 探 求 行 為 であり 直 ぐには 役 立 たないであろう 多 数 の 基 礎 研 究 を 持 続 的 に 実 践 し それが 無 数 に 累 積 し 将 来 の 応 用 研 究 の 苗 他 ならないと 3 冊 めは 荻 原 雄 一 < 漱 石 の 初 恋 >を 探 して 井 上 眼 科 の 少 女 とは 誰 か (2016 年 2 月 全 187 頁 )である 著 者 の 荻 原 ( 名 古 屋 芸 術 大 教 員 ) は 漱 石 の 初 恋 の 相 手 であるとする 井 上 眼 科 の 少 女 を 執 拗 に 調 査 し 新 たな 仮 説 を 明 らかにしたものといえよう 青 年 漱 石 は 第 一 高 等 中 学 校 に 在 学 しながら 本 所 の 江 東 義 塾 ( 私 塾 )の 教 師 として 一 時 つとめている 塾 の 寄 宿 舎 から 第 一 高 等 中 学 校 に 通 っていたが 劣 悪 な 衛 生 環 境 からか 急 性 トラ ホームを 患 い 江 東 義 塾 を 辞 め 実 家 から 第 一 高 等 中 学 校 へ 通 学 することに なる 漱 石 は しばしばその 治 療 のため 駿 河 台 にある 井 上 眼 科 病 院 に 通 っ たといわれる 井 上 眼 科 については 下 記 参 照 いただきたい( 谷 本 高 等 中 学 校 生 徒 らの 健 康 衛 生 環 境 について 眼 病 予 防 姿 勢 矯 正 体 操 遊 戯 1880 年 代 教 育 史 研 究 会 ニューズレター 44 号 2014 年 1 月 5~6 頁 ) 1891 年 7 月 18 日 に 友 人 正 岡 子 規 に 漱 石 が 宛 てた 書 簡 にある 昨 日 [ 駿 河 台 にある] 井 上 眼 科 に 行 ったところで 以 前 君 に 話 した 可 愛 らしい 女 の 子 をみた という 件 から 著 者 の 荻 原 は 井 上 眼 科 の 歴 史 資 料 館 にまで 赴 き 当 時 の 病 院 来 診 カルテ 類 を 探 索 している ネタばれは 御 法 度 ゆえ その 資 料 探 索 の 結 果 は 同 上 書 の 読 者 諸 氏 自 らで 知 ってもらいたい!が 荻 原 は 子 規 宛 て の 書 簡 にもあるとおり その 井 上 眼 科 の 少 女 と 青 年 漱 石 がそれ 以 前 に 遭 8

9 遇 しているであろう 点 にも 着 目 して 調 べを 進 めている その 少 女 と 青 年 漱 石 が いったいどこで 初 めて 交 わったのかという 推 理 も この 謎 解 き?の 醍 醐 味 でもある 4 冊 めは 野 矢 茂 樹 哲 学 な 日 々 考 えさせない 時 代 に 抗 して (2015 年 10 月 全 219 頁 )である 著 者 の 野 矢 は 哲 学 を 専 攻 とする 東 京 大 の 教 員 である 本 書 のまえがきで 私 は 政 治 的 な 人 間 ではない 私 のようなも のでも 抗 いがたく 巻 き 込 まれてしまう 私 の 勤 務 先 は 東 京 大 学 であるが 東 大 もなんだかおかしい 東 大 だけでなく また 大 学 だけでなく 教 育 そのもの が 変 だ と 問 題 提 起 する 大 学 に 関 して 本 書 のなかで 興 味 深 い 野 矢 の 指 摘 がある 大 学 が 高 校 の 単 純 な 延 長 ではないというのは 確 かである 大 学 の 教 員 は 研 究 者 でもある 研 究 者 として 容 易 に 答 えの 出 ないことに 向 かっ て 問 い 続 けている そしてなにより 自 分 で 問 題 を 見 出 し 組 み 立 てていかな くてはいけない そんな 研 究 の 現 場 としてのあり 方 が 大 学 の 授 業 にもにじみ 出 てくる 分 かっていることよりも 分 かっていないことの 方 が 多 いんだ 答 えは 本 の 中 に 書 いてあるんじゃない 問 いすらも これから 自 分 でひとつひと つ 見 つけていかなくちゃいけない 大 学 は そんなときめきを 学 生 に 伝 えな ければいけない ( 高 校 と 大 学 同 上 書 33 頁 ) 問 題 を 解 決 すべく 規 則 を 作 り 制 度 を 整 備 する 大 学 のために 学 生 のために 多 くの 人 が 奮 闘 して いる しかし 皮 肉 なことに がんばればがんばるほど 規 則 や 制 度 で 固 められ 失 われていくものがある かつての 大 学 がもっていた おおらかさ 伸 びやか さだ 無 邪 気 で 自 由 な 好 奇 心 道 草 を 食 うのがあたりまえで 効 率 性 など は 犬 に 食 わせていた そんな 大 学 の 気 風 が 薄 れ 消 えていく ここから 抜 け 出 さねばならない どうすればいいのか せめてもう 少 しアバウトになろう ( 大 学 の 気 風 同 上 書 69 頁 ) 哲 学 者 らしい 野 矢 の 鋭 い 示 唆 は まさに 的 を 射 ている 大 学 生 らがゆっくり 読 書 などする 時 間 がない(4 割 の 学 生 が 読 書 をしない!)というが 教 員 の 側 も 限 定 された 自 分 の 研 究 領 域 の 論 文 や 専 門 書 だけに 注 視 していて 落 ち 着 いて 幅 広 い 読 書 などに 浸 る 環 境 は 保 持 でき てるのかしらと ふと 思 う 9

10 新 制 高 等 学 校 の 補 習 科 専 攻 科 の 歴 史 的 研 究 への 道 (15) 学 校 沿 革 史 にみる 補 習 科 専 攻 科 (11): 島 根 県 (5) よ し の たけ ひ ろ 吉 野 剛 弘 ( 東 京 電 機 大 学 ) 今 号 では 補 習 科 に 入 学 した 生 徒 の 動 向 を 検 討 したい 表 1 は 学 校 沿 革 史 に 記 載 されている 各 学 校 の 補 習 科 の 生 徒 数 を 示 した ものである 松 江 北 高 等 学 校 では 当 初 の 生 徒 定 員 を 50 名 に 定 めていたが 初 年 度 から 定 員 を 上 回 る 生 徒 を 迎 え 入 れていたことが 分 かる また 表 の 数 字 には 表 れていないが 1971( 昭 和 46) 年 より 文 理 分 けも 行 われている ( 松 江 北 高 等 学 校 百 年 史 (1976 年 ),p.1601) なお 松 江 北 高 等 学 校 に 限 ったことではないが 新 制 高 等 学 校 の 補 習 科 は 正 規 の 学 校 でもなく 学 校 法 人 格 を 取 ってもいないので 定 員 超 過 が 法 令 違 反 になるわけではない ただし 教 育 環 境 への 影 響 は 学 校 側 の 対 応 次 第 では 大 きくなる 可 能 性 は 否 めない 表 2 は 松 江 北 高 等 学 校 の 補 習 科 の 志 願 状 況 をまとめたものである こ れによれば 志 願 をしたものの 入 学 していない 生 徒 が 存 在 している 松 江 北 高 等 学 校 百 年 史 には 第 一 回 補 習 科 の 志 願 者 は 本 校 卒 業 生 を 中 心 に 県 内 外 から 八 七 名 が 志 望 し 四 月 一 二 日 の 選 考 試 験 を 受 けた 予 想 以 上 の 受 験 者 に 入 学 者 選 考 は 慎 重 に 行 なわれ 結 局 定 員 五 〇 名 に 対 し 教 室 に 収 容 できる 最 大 数 の 七 三 名 が 入 学 を 許 可 された (p.1601)とある つまり 補 習 科 に 入 るのでさえ 入 学 者 選 抜 があったということである 他 校 出 身 者 の 受 け 入 れは 松 江 北 高 等 学 校 に 限 ったことではない 出 雲 高 等 学 校 では 生 徒 は 本 校 出 身 者 を 主 とし 大 社 高 校 平 田 高 校 大 田 高 校 三 刀 屋 高 校 出 雲 工 業 高 校 などの 出 身 者 で 構 成 された ( 出 雲 高 等 学 校 史 (1990 年 ),p.534)という 普 通 科 高 校 のみならず 工 業 高 校 出 身 者 も 含 まれている 10

11 表 1 補 習 科 の 生 徒 数 松 江 北 文 系 理 系 計 1966( 昭 和 41) ( 昭 和 42) ( 昭 和 43) ( 昭 和 44) ( 昭 和 45) ( 昭 和 46) ( 昭 和 47) ( 昭 和 48) ( 昭 和 49) ( 昭 和 50) ( 昭 和 51) ( 昭 和 52) ( 昭 和 53) ( 昭 和 54) ( 昭 和 55) ( 昭 和 56) ( 昭 和 57) ( 昭 和 58) ( 昭 和 59) ( 昭 和 60) * 1986( 昭 和 61) ( 昭 和 62) ( 昭 和 63) ( 平 成 1) ( 平 成 2) ( 平 成 3) ( 平 成 4) ( 平 成 5) ( 平 成 6) ( 平 成 7) * 1996( 平 成 8) ( 平 成 9) * 1998( 平 成 10) ( 平 成 11) ( 平 成 12) ( 平 成 13) ( 平 成 14) ( 平 成 15) ( 平 成 16) ( 平 成 17) ( 平 成 18) ( 平 成 19) ( 平 成 20) ( 平 成 21) 27 松 江 南 出 雲 浜 田 2010( 平 成 22) 46 *は 原 資 料 ( 男 女 別 の 人 数 との 齟 齬 ありなど)に 問 題 あるも 原 文 ママ 松 江 北 高 等 学 校 百 年 史 (1976),p.1600より 松 江 北 高 等 学 校 十 年 史 昭 和 五 十 一 年 ~ 昭 和 六 十 年 (1986),p.111より 松 江 北 高 等 学 校 十 年 史 昭 和 六 十 一 年 ~ 平 成 七 年 (1996),p.115より 松 江 北 高 等 学 校 十 年 史 平 成 八 年 度 ~ 平 成 十 七 年 度 (2007),p.67より 松 籟 第 2 号 (1981),pp より 松 籟 第 3 号 (1990),p.273より 松 籟 第 4 号 (2002),p.281より 松 籟 第 5 号 (2013),p.234より 出 雲 高 等 学 校 八 十 周 年 記 念 誌 (2002),p.80より 創 立 百 十 周 年 記 念 浜 田 高 等 学 校 十 年 史 (2005),p.46より 11

12 志 願 者 入 学 許 可 者 北 高 県 内 県 外 合 計 北 高 県 内 県 外 合 計 1966( 昭 和 41) 62(7) 19(2) 6 87(9) 62(7) 11(1) 3 73(8) 1967( 昭 和 42) 78(3) 32(4) 5 115(7) 63(1) 10(2) 0 73(3) 1968( 昭 和 43) 60(3) 20(5) 9(1) 89(9) 60(3) 10(3) 1 71(6) 1969( 昭 和 44) 68(5) (5) 63(5) (5) 1970( 昭 和 45) 39 22(4) 7(2) 68(6) 36 20(4) 5(2) 61(6) 1971( 昭 和 46) 87(12) 36(1) 5(1) 128(14) 77(11) 16 3(1) 96(12) 1972( 昭 和 47) 60(4) 21(7) 4 85(11) 58(4) 17(5) 4 79(9) 1973( 昭 和 48) 69(14) 46(13) 2 117(27) 68(13) 23(6) 1 92(19) 1974( 昭 和 49) 88(16) 24(2) 4(1) 116(19) 85(16) 14(1) 3 102(17) 1975( 昭 和 50) 75(7) 46(9) 3 124(16) 72(7) 31(5) 3 106(12) 1976( 昭 和 51) 96(18) 49(10) 2 147(28) 94(17) 36(7) 1 131(24) ( )は 女 子 で 内 数 松 江 北 高 等 学 校 百 年 史 (1976),p.1600より 表 2 松 江 北 高 等 学 校 補 習 科 の 入 学 者 内 訳 浜 田 高 等 学 校 の 補 習 科 については 一 部 の 年 度 で 生 徒 の 出 身 校 が 判 明 する 判 明 する 分 は 以 下 の 通 りである ( 浜 田 高 等 学 校 百 年 史 (1994 年 ),p.975 p.977) 1966( 昭 和 41) 年 度 (35 名 ) 浜 田 18 益 田 2 益 田 工 業 1 益 田 産 業 1 江 津 5 江 津 工 業 1 江 ノ 川 1 川 本 1 邇 摩 2 松 江 北 1 隠 岐 1 由 良 育 英 ( 平 成 4) 年 度 (77 名 ) 浜 田 69 益 田 3 江 津 4 川 本 ( 昭 和 41) 年 度 については 出 雲 高 等 学 校 と 同 様 に 普 通 科 でない 生 徒 も 入 学 している 進 学 意 欲 への 対 応 ぶりがうかがえる 一 方 で 1994( 平 成 4) 年 度 には 浜 田 高 等 学 校 卒 業 生 が 圧 倒 的 多 数 で あるが この 間 に 大 学 進 学 率 は 上 昇 しているので 大 学 進 学 希 望 者 数 も 上 昇 しているはずである 他 校 の 卒 業 生 で 大 学 進 学 を 希 望 して 浪 人 した 場 合 にどこで 学 んだのかは 注 目 に 値 するし それは 浜 田 高 等 学 校 卒 業 生 にも 該 12

13 当 してくる なお 浜 田 高 等 学 校 百 年 史 では その 多 くは 予 備 校 に 進 んだ と 考 えてよい (p.977)と 評 している その 10 年 後 の 創 立 百 十 周 年 記 念 浜 田 高 等 学 校 十 年 史 (2005 年 ) では 補 習 科 が 国 公 立 大 学 に 対 応 した 受 験 指 導 を 柱 としている 関 係 で 私 立 大 学 を 第 一 志 望 として 考 えている 生 徒 は 他 の 予 備 校 で 学 んだ 方 が 有 利 であると 考 えている 点 もある (p.46)と 評 している 浜 田 高 等 学 校 の 補 習 科 の 教 育 課 程 は 現 段 階 で 分 からないので 確 言 はできないが 他 校 の 初 期 の 教 育 課 程 を 見 る 限 り 全 教 科 を 万 遍 なく 履 修 するものが 設 定 されている 可 能 性 が 高 く 国 公 立 大 学 に 対 応 しているという 自 己 評 価 は 正 鵠 を 射 ているもの と 思 われる また 本 科 よりも 少 ない 人 数 で 運 営 する 補 習 科 にあって 複 数 の コースの 設 定 は 高 等 学 校 本 科 よりも 困 難 だったものと 考 えられる もちろん 創 設 当 初 の 状 況 と 1990 年 代 以 降 の 状 況 とを 同 列 に 論 じること はできない しかし 大 学 への 志 願 行 動 の 多 様 化 に 対 して 補 習 科 では 規 模 の 問 題 から 十 全 の 対 応 は 難 しいということである 規 模 の 問 題 である 以 上 対 応 できないこと 自 体 は 致 し 方 のないことだが その 結 果 として 生 徒 の 予 備 校 への 流 出 を 許 している 状 況 は 補 習 科 というものが 持 つ 限 界 として 指 摘 す ることもできるだろう ただし 補 習 科 が 正 規 のものではない いわばオプショ ンのように 存 在 している 以 上 生 徒 の 予 備 校 への 流 出 は 補 習 科 の 存 廃 を 左 右 する 問 題 にはなるが 学 校 本 体 の 存 続 とは 関 係 を 持 たないことは 注 意 を 要 する 13

14 近 代 日 本 における 大 学 予 備 教 育 の 研 究 15 神 戸 商 業 大 学 の 大 学 予 科 設 置 をめぐる 論 議 3 や ま も と 山 本 たけし 剛 ( 早 稲 田 大 学 大 学 史 資 料 センター) はじめに 前 号 では 神 戸 商 大 において 予 科 問 題 調 査 会 がまとめた 1930( 昭 和 5) 年 11 月 付 の 予 科 問 題 調 査 会 調 査 資 料 のうち 他 大 学 の 大 学 予 科 に 関 する 意 見 が 報 告 されている 教 育 界 諸 氏 の 意 見 調 査 報 告 を 検 討 した 大 学 予 科 の 設 置 については 学 風 の 樹 立 や 統 一 した 教 育 を 施 すうえで 予 科 は 必 要 であると 主 張 した 慶 応 義 塾 や 商 業 系 の 学 部 教 育 のための 基 礎 的 な 学 科 目 は 予 科 で 行 うことで 教 育 的 効 果 が 期 待 できると 主 張 した 東 京 商 大 のような 意 見 がある 一 方 で 他 大 学 はおおむね 大 学 予 科 設 置 に 否 定 的 な 見 解 であり 文 部 省 も 予 科 は 変 則 であるとして 反 対 していた こうした 報 告 書 をうけて 神 戸 商 大 では 大 学 予 科 設 置 にむけて 論 議 が 行 われた 本 号 では 同 大 学 が 翌 年 の 1931( 昭 和 6) 年 に 文 部 省 に 送 付 した 陳 情 書 を 検 討 して 同 大 学 が 主 張 する 予 科 設 置 の 理 由 を 考 察 する 1 大 学 予 科 設 置 にむけての 陳 情 書 1930( 昭 和 5) 年 の 12 月 には 神 戸 商 大 学 長 田 崎 慎 治 が 臨 席 のもとで 予 科 問 題 調 査 会 が 開 かれた 1 この 調 査 会 では 学 内 の 委 員 のなかで 独 特 の 学 風 を 樹 立 し 教 育 に 統 一 性 を 与 へるために 大 学 予 科 設 置 を 要 望 す る 意 見 が 出 る 一 方 で 自 己 の 進 むべき 道 を 真 に 自 覚 する のは 旧 制 高 校 卒 業 時 であるし 中 等 卒 業 時 分 では 父 兄 の 意 見 に 引 きづられ 易 く 道 を 誤 る 者 が 多 い また 大 学 の 使 命 は 研 究 の 完 成 であり 予 科 問 題 は 何 ら 考 慮 に 入 ってこない さらに 人 生 の 修 練 場 である 旧 制 高 校 を 経 て 大 学 に 進 14

15 学 するのが 一 般 的 である 等 の 大 学 予 科 不 要 の 意 見 が 出 された しかも 学 長 田 崎 も 現 在 は 予 科 設 置 を 左 程 熱 望 していない し 大 学 の 内 容 充 実 が 重 大 であるとして 大 学 予 科 設 置 にむけて 積 極 的 な 運 動 は 行 わないと した すなわち この 時 は 同 大 学 では 大 学 予 科 設 置 に 対 して 学 内 で 足 並 が 揃 わなかったことが 窺 える ところが こうしたなかでも 翌 年 の 1931( 昭 和 6) 年 には 今 回 政 府 によ る 学 制 改 革 案 が 審 議 に 上 された 機 会 をとらえて 完 全 なる 商 業 大 学 の た めに 大 学 予 科 設 置 を 要 望 する 陳 情 を 公 式 に 文 部 省 に 送 付 した 2 この 陳 情 書 は 1931( 昭 和 6) 年 10 月 28 日 付 で 神 戸 商 大 の 教 授 助 教 授 一 同 が 文 部 大 臣 田 中 隆 三 あてに 神 戸 商 業 大 学 予 科 に 関 する 陳 情 書 ( 以 下 陳 情 書 ) として 作 成 された 3 陳 情 書 では 私 等 は 商 業 大 学 には 予 科 の 必 要 なること を 信 ずる として 次 のような 大 学 予 科 設 置 の 利 点 をあげている ( 一 ) 大 学 に 予 科 を 専 属 せしむるときは 予 科 学 生 をして 平 素 大 学 の 入 学 試 験 準 備 に 累 はさるゝことなく 安 じて 其 の 実 力 を 養 成 し 品 性 を 陶 冶 せしめ 得 べく 候 ( 二 ) 予 科 を 卒 業 したる 者 は 凡 て 大 学 入 学 することを 得 るを 以 て 就 学 年 限 の 延 長 を 防 ぎ 且 つ 大 学 入 学 難 の 為 めに 学 を 廃 し 身 を 誤 る 者 なからしめ 得 べく 候 ( 三 ) 大 学 教 授 をして 予 科 に 於 ける 或 種 の 学 科 を 兼 任 せしめ 其 の 他 予 科 学 生 をして 大 学 の 設 備 を 利 用 せしめ 得 るを 以 て 経 費 を 要 す ること 少 くして 有 効 なる 教 養 を 予 科 学 生 に 与 ふることを 得 べく 候 続 けて 特 に 商 業 大 学 につきては 予 科 の 必 要 なる 特 殊 の 理 由 としては 次 のように 述 べている ( 一 ) 商 業 大 学 に 於 ける 学 科 中 には 年 少 の 時 期 に 於 て 学 修 せしむるを 便 宜 とするもの 有 之 候 而 して 予 科 に 於 て 此 等 の 学 科 を 学 修 せ しむることは 大 学 に 於 ける 商 学 の 研 究 を 有 効 にするのみならず 矯 激 なる 思 想 の 侵 入 する 間 隙 防 ぐものに 有 之 候 15

16 ( 二 ) 予 科 に 於 ては 潤 達 進 取 の 気 風 を 養 成 すると 共 に 或 種 の 学 科 を 以 て 実 習 の 訓 練 を 与 ふることにより 現 代 青 年 の 動 もすれば 欠 如 する 勤 労 の 精 神 を 涵 養 することを 得 べく 候 ( 三 ) 之 を 神 戸 商 業 大 学 の 特 殊 事 情 より 申 せば 年 少 の 青 年 を 予 科 に 収 容 することによりて 本 学 独 特 の 伝 統 的 精 神 を 徹 底 的 に 注 入 し 人 格 の 陶 冶 に 資 すること 大 なるを 得 べく 候 ( 四 ) 現 今 我 国 の 高 等 学 校 が 主 として 総 合 大 学 を 対 象 とするが 如 き 実 状 は 単 科 大 学 に 対 し 不 利 なる 結 果 を 招 来 すべく 候 この 陳 情 書 で 述 べられている 主 な 内 容 としてはおおむね 次 の 4 点 にまと めることができる すなわち1 入 学 試 験 準 備 にしばられない したがって2 就 学 年 限 の 延 長 を 防 ぐ さらに ➂ 商 業 教 育 のためには 年 少 の 時 期 か らの 教 育 が 必 要 な 学 科 目 がある そして 先 に 検 討 した4 旧 制 高 校 卒 業 者 の 入 学 者 問 題 も 指 摘 している これらの 大 学 予 科 設 置 の 理 由 に 関 する 詳 しい 考 察 は 同 大 学 が 後 の 1939( 昭 和 14) 年 に 本 格 的 な 運 動 を 行 う 時 に 検 討 するが この 時 期 に 大 学 予 科 設 置 にむけて 同 校 ではこうした 意 見 が 出 されて いたことを 確 認 しておく しかしながら この 時 は 財 政 的 な 理 由 から 大 学 予 科 設 置 は 認 められず 4 同 大 学 では 1939( 昭 和 14) 年 の 大 学 予 科 設 置 運 動 の ための 機 運 を 待 たねばならなかった 次 号 では 同 大 学 がその 機 運 とした 時 代 状 況 に 注 目 し 1939( 昭 和 14)に 本 格 化 する 大 学 予 科 設 置 運 動 を 検 討 する 1 予 科 問 題 調 査 会 その 後 の 形 勢 神 戸 商 大 新 聞 (1930 年 12 月 15 日 ) 2 本 学 の 発 展 を 期 し 当 局 予 科 設 置 を 陳 情 神 戸 商 大 新 聞 (1931 年 11 月 15 日 ) 3 神 戸 商 業 大 学 予 科 ( 調 査 資 料 ) 神 戸 大 学 文 書 史 料 室 所 蔵 4 前 掲 本 学 の 発 展 を 期 し 当 局 予 科 設 置 を 陳 情 神 戸 商 大 新 聞 (1931 年 11 月 15 日 ) 16

17 大 阪 市 の 女 子 教 育 6 西 区 女 子 手 芸 学 校 の 授 業 科 目 と く や ま 徳 山 り ん こ 倫 子 ( 京 都 大 学 大 学 院 ) 下 の 図 は 大 阪 市 西 区 女 子 手 芸 学 校 入 学 案 内 (1912( 明 治 45) 年 2 月 20 日 現 在 )の 前 半 部 分 の 写 真 である 1 今 回 は この 入 学 案 内 の 内 容 を 中 心 に 同 校 における 授 業 科 目 について 検 討 する この 写 真 では 文 字 の 読 解 は 困 難 なため 前 半 部 分 の 記 述 について 以 下 に 引 用 する 17

18 大 阪 市 立 西 区 女 子 手 芸 学 校 入 学 案 内 一 校 舎 西 区 江 戸 堀 南 通 三 丁 目 一 修 業 年 限 二 箇 年 一 教 科 目 裁 縫 科 一 週 三 十 六 時 間 の 大 部 分 をこれに 充 て 普 通 和 服 の 裁 縫 に 十 分 熟 達 せしめんことを 期 す 家 事 科 生 花 一 週 一 回 若 くは 二 回 を 以 てこれに 充 つ 希 望 者 のみ 稽 古 せしむ 茶 の 湯 一 週 一 回 若 くは 二 回 を 以 てこれに 充 つ 希 望 者 の み 稽 古 せしむ 割 烹 二 学 年 以 上 には 一 週 一 回 これを 課 し 希 望 者 のみ 稽 古 せしむ 洗 濯 法 及 染 色 法 夏 季 専 門 教 師 を 聘 して 講 習 せしめ 随 時 実 習 せしむ 婦 人 衛 生 及 看 護 洗 ( 原 文 ママ) 同 上 其 他 同 上 手 芸 科 刺 繍 一 週 一 回 若 くは 二 回 とし 希 望 者 のみ 稽 古 せしむ 造 花 一 週 一 回 若 くは 二 回 とし 希 望 者 のみ 稽 古 せしむ 嚢 物 年 二 回 専 門 家 を 聘 し 希 望 者 のみ 稽 古 せしむ 国 語 科 習 字 主 として 平 仮 名 変 体 仮 名 等 を 授 け 流 麗 なる 筆 跡 に 達 せしめんことを 期 す 一 週 一 回 若 くは 二 回 務 めて 一 般 に 学 習 せしむ 作 文 主 として 婦 女 用 消 息 文 に 通 ぜしめんことを 期 し 習 字 と 相 待 て 実 用 に 適 せしめんことを 期 す 二 週 一 回 国 文 普 通 の 国 文 に 通 ぜしめんことを 期 す 二 週 一 回 又 は 二 回 算 術 科 珠 算 回 則 等 日 用 のものし 補 習 熟 練 一 週 一 時 ( 原 文 ママ) 簿 記 希 望 者 のみに 家 計 又 は 商 用 簿 記 を 授 く 一 週 一 時 18

19 修 身 科 学 科 婦 徳 其 他 一 般 修 身 に 関 する 要 旨 一 週 一 時 礼 法 茶 の 湯 と 相 待 て 普 通 礼 法 作 法 の 教 授 ( 回 数 未 定 ) 音 楽 科 唱 歌 一 週 一 時 とし 徳 性 の 涵 養 に 資 すべきものを 授 く ヴワイオリン( 原 文 ママ) 希 望 者 のみに 教 授 す 但 ヴアイオ リン 及 糸 は 本 人 の 自 弁 とす ミシン 使 用 法 ミシン 器 械 を 各 教 室 に 備 へ 和 服 裁 縫 の 余 を 以 て 使 用 に 慣 れしめ 併 せて 洋 服 端 物 の 裁 縫 を 授 く 一 教 科 目 の 選 択 裁 縫 修 身 唱 歌 は 必 須 科 として 学 習 せしめ 国 語 科 及 珠 算 は 一 般 に なるべく 出 席 せしむ 其 他 は 悉 皆 随 意 科 として 希 望 者 のみに 課 し 其 時 間 は 裁 縫 科 を 学 ばし む 一 授 業 時 間 日 曜 祝 祭 日 及 八 月 中 を 休 業 とす 但 八 月 に 染 色 洗 濯 其 他 を 実 習 せし むることあるべし 大 抵 午 前 九 時 始 業 午 後 四 時 修 業 但 八 月 休 暇 前 後 各 二 十 日 間 は 正 課 時 間 は 午 前 八 時 始 業 正 午 修 業 とし 午 後 を 染 色 洗 濯 婦 人 衛 生 看 護 法 嚢 物 等 の 講 習 に 充 つる 予 定 一 授 業 料 一 箇 月 七 拾 五 銭 ( 一 科 若 くは 数 科 を 修 むるも 特 別 に 授 業 料 を 徴 収 す ることなし) 但 生 花 造 花 刺 繍 割 烹 嚢 物 は 其 材 料 の 実 費 のみを 徴 収 す 極 めて 少 額 とす 一 服 装 随 意 女 袴 も 随 意 とす 但 し 髪 及 衣 服 は 質 素 端 正 なるを 要 す ( 後 半 部 略 ) 19

20 これらの 内 容 から 週 36 時 間 の 授 業 のうち 必 修 科 目 は 裁 縫 科 修 身 科 音 楽 科 のうちの 唱 歌 のみであり 他 は 選 択 科 目 であったことが 判 る 同 校 の 校 名 には 手 芸 という 名 称 が 入 っているにも 関 わらず 最 も 重 視 された 科 目 は 裁 縫 であり 手 芸 の 授 業 時 数 は 少 なく 必 修 科 目 ではな かったことは 興 味 深 い 2 同 入 学 案 内 の 後 半 部 には 入 学 者 ノ 資 格 や 担 任 教 師 についての 情 報 が 記 されている( 教 員 の 個 人 名 の 記 載 があるため 後 半 部 の 写 真 の 掲 載 は 控 える) 教 員 について 着 目 すると 修 身 科 は 西 区 第 一 高 等 小 学 校 の 校 長 が 国 文 科 習 字 科 ならびに 唱 歌 ヴアイオリン はそれぞれ 西 区 第 一 高 等 小 学 校 の 訓 導 が 兼 任 している 他 の 科 目 については 嘱 託 教 員 であ り 裁 縫 科 には 元 東 京 女 子 職 業 学 校 教 員 や 東 京 裁 縫 学 校 出 身 の 者 等 が 造 花 は 東 京 造 花 学 校 出 身 の 者 が 割 烹 科 は 大 阪 割 烹 学 校 主 任 が 生 花 は 東 山 新 流 家 元 が 茶 の 湯 は 千 家 裏 流 宗 匠 が 担 当 していた また 嚢 物 洗 濯 用 及 染 色 法 婦 人 衛 生 育 児 法 看 護 法 は 斯 道 専 門 の 士 を 招 聘 し 年 数 回 臨 時 講 習 の 方 法 により 教 授 す とされてい た このように 嘱 託 教 員 は 私 立 各 種 学 校 の 教 員 卒 業 生 だけでなく その 道 の 専 門 家 が 招 聘 されることもあったようだ 次 回 は このような 授 業 を 受 けた 同 校 の 生 徒 層 について 今 回 は 引 用 しな かった 後 半 部 の 内 容 とも 関 連 させながら 検 討 する 予 定 である 1 同 史 料 は 西 区 第 一 高 等 小 学 校 西 区 女 子 手 芸 学 校 一 覧 に 挟 み 込 まれ ていた 2 明 治 期 において 手 芸 と 裁 縫 という 用 語 は 混 同 されて 用 いられてい たと 考 えられるが ここでは 詳 細 な 検 討 はひとまず 控 える 両 者 の 差 異 や 類 似 点 等 ついては 山 崎 明 子 近 代 日 本 の 手 芸 とジェンダー ( 世 織 書 房 2005 年 ) 等 で 考 察 されている 20

21 戦 前 期 日 本 の 女 子 専 門 学 校 の 教 育 理 念 及 び 教 育 内 容 2 創 設 者 の 高 等 教 育 思 想 にみるアメリカの 影 響 ママトクロヴァ ニルファル( 早 稲 田 大 学 ) 日 本 の 女 性 の 教 育 の 実 践 においてアメリカの 影 響 とみられるものを 大 き くわけると 3 つの 流 れが 存 在 する 第 1 の 流 れは キリスト 教 系 女 学 校 の 創 設 である つまり 1859 年 より 来 日 し 日 本 の 女 子 教 育 の 発 展 に 大 いに 貢 献 した アメリカの 伝 道 会 社 に 属 する 人 々の 影 響 である 彼 らは 日 本 の 近 代 的 教 育 の 先 駆 者 となり 神 戸 女 学 院 フェリス 女 学 院 同 志 社 女 学 校 青 山 学 院 女 子 部 など 日 本 の 多 くの 女 子 教 育 施 設 の 起 源 を 築 いた 第 2 の 流 れは 20 世 紀 初 頭 における 津 田 梅 子 ( )や 成 瀬 仁 蔵 ( ) らによる 教 育 思 想 面 での 影 響 である 彼 らは アメリカの 女 子 大 学 の 影 響 を 強 く 受 け 日 本 でその 実 践 を 試 みたのであった 津 田 によって 創 設 された 女 子 英 学 塾 成 瀬 によって 創 設 された 日 本 女 子 大 学 校 は 日 本 の 女 子 高 等 教 育 の 発 展 に 偉 大 な 影 響 を 与 えたのは 周 知 の 事 実 である 第 3 の 流 れは 第 二 次 世 界 大 戦 後 の 女 性 解 放 政 策 とその 思 想 に 基 づいた 男 女 平 等 の 教 育 改 革 が アメリカの 占 領 軍 (GHQ)の 主 導 下 で 展 開 されたことである 本 号 では 第 2 の 流 れの 一 端 を 明 らかにするために 津 田 と 成 瀬 の 思 想 形 成 に 重 要 な 役 割 を 果 たしたアメリカ 留 学 の 実 態 と 彼 らに 影 響 を 与 えた 人 物 に 絞 って 考 察 する 津 田 梅 子 といえば 6 歳 で 日 本 初 の 女 子 留 学 生 としてアメリカに 派 遣 され たことで 有 名 だが その 留 学 の 実 態 とはどのようなものだったのか 彼 女 をア メリカで 預 かったのは 当 時 ジョージタウンで 日 本 弁 務 使 館 の 書 記 官 だった チャールズ ランマンと(Charles Lanman )と 妻 のアデライ ン ランマン(Adeline Lanman ) であった チャールズ ランマ ンは 画 家 記 者 として 活 躍 し 陸 軍 省 の 司 書 官 を 務 め 国 務 省 内 務 省 国 21

22 会 などの 図 書 館 の 整 理 に 従 事 した 人 物 であった 彼 の 各 種 出 版 物 は 30 冊 余 にのぼり 1000 を 超 えるほどの 絵 画 を 遺 している アデライン ランマンは 裕 福 な 家 庭 の 出 身 で 当 時 最 高 の 教 育 を 授 けていた ヴィジテーション 修 道 院 という 女 子 セミナリーで 16 歳 まで 教 育 を 受 け 結 婚 してからは 慈 善 事 業 や 禁 酒 運 動 などに 積 極 的 に 参 加 した 人 であった 津 田 は 11 年 間 (1871 年 ~1882 年 )をランマン 家 で 過 ごすこととなり ランマン 家 は 人 格 形 成 期 を 迎 えていた 彼 女 に 多 方 面 にわたって 影 響 を 及 ぼした 1872 年 からスティヴンソン セミナリー(Stephenson Seminary)と 呼 ば れるコレジエート インスティテュートに 通 い 始 める この 学 校 は 1 学 級 の 生 徒 数 約 7~10 人 全 生 徒 数 も 約 100 人 の 小 規 模 な 私 立 学 校 であった こ の 時 期 の 重 要 な 出 来 事 として 津 田 のキリスト 教 入 信 が 挙 げられるが これは 津 田 の 後 の 教 育 理 念 の 重 要 な 要 素 となっていた そして アメリカの 有 名 な 詩 人 ロングフェロー(Henry Wadsworth Longfellow)やホイッティア (John Greenleaf Whittier)と 面 会 するなど 詩 人 や 詩 の 世 界 に 出 会 い 数 多 くの 詩 に 親 しむようになるが 後 年 英 詩 による 教 育 を 重 視 したのも 始 まりがここにあった 1878 年 に アーチャー インスティテュート(The Archer Institute)とい う 全 生 徒 数 100 人 に 過 ぎない ワシントン 市 内 の 私 立 のハイスクールに 入 学 した ここでは 一 般 科 目 の 他 に 女 子 校 では 珍 しい 科 目 も 教 授 されてい た 津 田 は 心 理 学 天 文 学 英 文 学 フランス 語 ラテン 語 音 楽 絵 画 など を 学 んだ この 時 期 から スコット(Scott) ディケンズ(Dickens)の 小 説 シ ーザー(Caesar) ジョセフィヌ(Josephine) ダーヴィン(Darwin)の 伝 記 など ウォーズウォース( Wordsworth) バイロン(Byron) テニスン (Tennyson) シェイクスピア(Shakespeare)の 詩 を 読 んでいた 1 津 田 が 女 子 英 学 塾 で 試 みた 英 詩 英 文 学 を 通 しての 女 性 の 見 識 を 養 う 教 育 方 法 に 反 映 されたが それにつながる 要 素 がここに 見 出 される また このときから 勉 強 のほかに 観 劇 チェス クロッケー ローンテニス と 趣 味 を 広 げていくが 22

23 これらも 後 年 女 子 英 学 塾 で 試 みられた 実 践 の 対 象 になっていた 津 田 は 1882 年 にハイスクールを 卒 業 し 日 本 へ 帰 国 するが 予 想 以 上 に 遅 れていた 日 本 の 女 子 教 育 の 実 態 に 直 面 し その 中 で 自 分 にできる 職 を 模 索 し そして 再 度 のアメリカ 留 学 を 決 意 するに 至 る 1889 年 7 月 ブリン マー カレッジ(Bryn Mawr College)へ 留 学 した 前 号 で 紹 介 したように ブリンマー カレッジは 他 のアメリカ 東 部 の 女 子 大 学 より 創 立 の 日 も 浅 く 規 模 も 小 さかったが 知 名 な 学 者 が 多 いことや 厳 格 な 教 育 と 堅 実 な 学 風 など で 知 られていた ギリシャ 語 数 学 哲 学 など 当 時 男 性 だけに 与 えられていた 学 問 の 学 級 的 な 教 育 機 会 が 女 性 に 与 えられ カリキュラムや 教 育 水 準 はオ ックスフォード イェール プリンストンに 順 ずるものだった 津 田 は 生 物 学 を 専 攻 し 在 学 2 年 目 よりモルガン 教 授 と 共 同 研 究 をはじ め 蛙 の 卵 の 発 生 ( Orientation of the Frog s Egg )という 論 文 を 完 成 させた この 論 文 は 1894( 明 治 27) 年 にイギリスの 季 刊 紙 マイクロスコ ピカル サイエンス (The Quarterly Journal of Microscopical Science, Vol.35)に 掲 載 された 2 そのほか 化 学 歴 史 哲 学 倫 理 学 論 理 学 心 理 学 経 済 学 などの 科 目 を 学 習 した 1892 年 6 月 に 3 年 間 の 課 程 を 修 了 したが 修 了 証 明 書 には 在 学 中 の 2 年 半 の 間 に 歴 史 生 物 学 英 文 学 化 学 経 済 学 哲 学 の 諸 科 目 を 修 め すべてに 優 秀 であったこと 勤 勉 な 学 生 で 特 に 生 物 学 化 学 にお いて 優 れた 才 能 をもっていること 英 語 力 も 見 事 で 特 に 英 語 の 教 授 に 最 適 であることなど 記 されている 3 津 田 に 大 きな 影 響 を 及 ぼした 人 物 は ブリンマー カレッジ 在 学 中 に 学 部 長 を 努 めていたマーサ ケアリー トーマス(M. Carey Thomas, )であった トーマスは コーネル 大 学 で 学 士 号 を 取 得 した 後 大 学 院 教 育 が 受 けられず 博 士 号 取 得 のためにヨーロッパに 留 学 し チューリヒ 大 学 で 女 性 として 初 めての 博 士 号 を 取 得 した 人 であった トーマス 博 士 はフェミニス トの 教 育 者 であり ブリンマー カレッジの 創 設 に 深 くかかわり 同 大 学 におい 23

24 て 学 部 長 後 に 学 長 を 務 めた また 女 性 の 教 育 機 会 拡 張 のために 尽 力 し そのようなトーマスの 姿 が 津 田 にとってよい 模 範 となり 津 田 が 彼 女 に 受 けた 刺 激 は 大 きかった 次 いで 津 田 は 教 育 教 授 法 の 研 究 のために 1891 年 2 月 からオスウィ ーゴ 師 範 学 校 (The Oswego Normal School)で 半 年 ほど 在 籍 した 同 校 はペスタロッチ 主 義 に 基 づいて 開 発 的 な 教 育 をすることで 有 名 であった 同 校 は 女 子 高 等 師 範 学 校 の 校 長 になった 高 嶺 秀 夫 が 1874 年 に 留 学 したの をはじめ 多 くの 日 本 人 が 留 学 した 学 校 であった この 時 期 の 出 来 事 としてアリス ベーコン(Alice Mabel Bacon, )の 著 書 日 本 の 女 性 (Japanese Girls and Women)の 著 作 の 執 筆 を 手 伝 ったことがあるが これは 津 田 の 日 本 女 性 の 状 況 に 対 する 認 識 が 一 層 固 まった 要 因 となり 学 校 を 作 る 希 望 が 膨 らんだ このように ブリンマー カレッジに 留 学 した 津 田 は 選 科 生 として 高 等 教 育 を 受 けることができたが 彼 女 は 単 に 学 問 を 身 に 付 けたのではなく 一 人 の 教 育 者 として 思 想 を 固 めることとなった 一 方 成 瀬 仁 蔵 は 1890 年 末 に 32 歳 のときにアメリカ 留 学 を 果 たした 始 めは ボストン 郊 外 にあるアンドーヴァ 神 学 校 (Andover Theological Seminary)で 新 神 学 社 会 的 福 音 社 会 改 良 運 動 社 会 学 などを 学 んだ 成 瀬 の 思 想 形 成 に 重 要 な 影 響 を 与 えたのは 新 進 の 社 会 学 者 タッカー (William Jewett Tucker, )である タッカーは アンドヴァ 神 学 校 で 教 授 後 にダートマス カレッジ 学 長 を 務 め 1881 年 にアンドヴァ ー ハウスを 創 設 した 神 学 者 社 会 活 動 家 であった 成 瀬 は タッカーを 通 し て 社 会 学 を 学 び 社 会 改 良 者 としての 自 己 の 使 命 を 自 覚 し 自 由 主 義 的 神 学 思 想 の 影 響 を 受 けた 1892 年 6 月 より マサチューセッツ 州 にあるクラーク 大 学 (Clark University)の 教 育 学 部 研 究 科 に 在 籍 し 教 育 学 や 社 会 学 キリスト 教 など を 学 んだ ここでは 同 大 学 総 長 である 心 理 学 者 のスタンレー ホール 24

25 (Granville Stanley Hall, )や 他 の 学 者 たちと 接 することがで き 交 流 を 行 った 1893 年 には 生 涯 の 恩 師 であった 澤 山 保 羅 の 伝 記 A Modern Paul in Japan( 澤 山 保 羅 伝 )を 出 版 し 1894 年 1 月 には 帰 国 するが アメリカ 滞 在 中 に 多 くの 教 育 家 宗 教 家 活 動 家 などに 会 い さまざまな 大 学 を 訪 問 し た そして クラーク 大 学 在 学 中 に 女 子 教 育 の 研 究 に 集 中 した 特 に 女 性 の 役 割 を 考 えるきっかけとなったのは レヴィット 師 (Horace Hall Leavitt, )の 家 庭 でホームステイしたことであった レヴィ ット 夫 人 は 7 人 の 子 育 てをしながら 地 域 の 奉 仕 活 動 に 熱 心 だった 賢 明 な 女 性 であった その 姿 や 家 族 関 係 夫 婦 関 係 に 感 銘 を 受 け 日 本 の 女 性 の 在 り 方 を 考 えさせられた 4 成 瀬 の 女 子 教 育 研 究 の 指 導 をした 人 々は セブン シスターズの 学 長 らで あった ウェルズレー カレッジのフリーマン パールマー 前 学 長 (Alice Freeman Palmer) マウント ホリヨーク カレッジのミード 学 長 (Elizabeth Storrs Mead) スミス カレッジのシーリー 学 長 (Laurenus Clark Seelye) ヴァッサー カレッジのテーラー 学 長 (James Monroe Taylor) ブリンマー カレッジのロード 学 長 (James Evans Rhoads)と 面 会 し 女 子 大 学 の 視 察 を 行 った 5 その 中 で 特 にウェルズレー カレッジに 注 目 し 同 大 学 の 教 育 内 容 教 育 方 法 寮 生 活 の 運 営 などを 調 査 した ウェルズレ カレッジのリベラル アー ツ 教 育 および 全 寮 制 度 をモデルとし 日 本 女 子 大 学 校 で 再 現 しようとした 6 このように アメリカ 留 学 は 成 瀬 の 帰 国 後 の 女 子 高 等 教 育 の 実 践 におい て 基 盤 となったと 考 えられる 津 田 と 成 瀬 の 留 学 経 験 とその 中 で 影 響 を 与 えた 人 々について 考 察 したが 両 者 は 留 学 期 間 の 差 も 大 きく 異 なる 経 験 や 人 物 を 通 して 異 なる 思 想 を 形 成 し それらが 教 育 の 実 践 に 反 映 されたのであった 25

26 1 吉 川 利 一 津 田 梅 子 伝 津 田 塾 同 窓 会 1956 年 pp 津 田 梅 子 文 書 津 田 塾 大 学 1980 年 英 文 pp.4-14 に 掲 載 3 前 掲 書 津 田 梅 子 伝 pp に 掲 載 4 仁 科 節 編 成 瀬 先 生 伝 桜 楓 会 出 版 部 1942 年 p 成 瀬 仁 蔵 著 作 集 第 一 巻 日 本 女 子 大 学 1974 年 pp ウェルズレ 女 子 大 学 観 察 略 記 同 書 pp

27 東 京 帝 国 大 学 農 科 大 学 ( 学 部 ) 実 科 の 独 立 運 動 帝 国 議 会 への 請 願 運 動 2 ま つ し ま 松 嶋 てつ や 哲 哉 ( 日 本 大 学 大 学 院 ) はじめに 1922 年 東 京 帝 国 大 学 農 科 大 学 ( 学 部 ) 実 科 に 宇 都 宮 移 転 問 題 が 浮 上 した( 詳 細 は 13 号 参 照 ) これに 驚 いた 駒 場 校 友 会 は 建 議 案 の 再 提 出 に よって 議 会 に 対 する 請 願 運 動 を 展 開 していく 本 号 では 宇 都 宮 移 転 問 題 後 の 建 議 案 に 注 目 し そこで 主 張 されている 論 理 を 明 らかにしたい 再 度 の 建 議 案 提 出 宇 都 宮 移 転 問 題 に 際 して 1923 年 2 月 2 日 有 馬 秀 雄 議 員 が 中 心 とな って 建 議 案 を 衆 議 院 に 提 出 した この 建 議 案 で 実 科 独 立 の 論 理 として 語 ら れていることは 以 下 の 通 りである 1 政 府 は 盛 に 各 地 に 専 門 学 校 を 創 設 し 或 いは 既 設 専 門 学 校 を 昇 格 し 又 は 研 究 科 を 附 設 する 等 専 ら 高 等 教 育 機 関 の 充 実 を 図 りつゝあるに 拘 ら ず 独 り 此 の 歴 史 あり 且 功 績 顕 著 なる 実 科 に 対 し 何 等 の 考 慮 施 設 を 加 へ ざるを 遺 憾 とす 建 議 案 で 語 られている 実 科 独 立 の 論 理 は 政 府 による 高 等 教 育 機 関 の 拡 充 政 策 と 矛 盾 しないということであった 事 実 1921 年 には 東 北 帝 国 大 学 に 附 設 されていた 工 学 専 門 部 が 仙 台 高 等 工 業 学 校 として 独 立 し 1922 年 には 宇 都 宮 高 等 農 林 学 校 の 設 置 が 決 まっていた このような 中 歴 史 あり 且 功 績 顕 著 なる 実 科 が 独 立 を 果 たせていない 現 状 を 批 判 することにより 独 27

28 立 を 要 求 するのであった 建 議 案 は 有 馬 の 趣 旨 説 明 を 受 けて 東 京 帝 国 大 学 農 学 部 実 科 に 関 する 建 議 委 員 会 に 付 託 された 1921 年 に 提 出 された 建 議 案 が 小 学 校 教 員 俸 給 国 庫 負 担 額 増 加 に 関 する 建 議 案 外 四 件 の 委 員 に 付 託 されていたこと と 比 べると 実 科 独 立 問 題 への 関 心 が 高 まったことが 明 らかである 委 員 とし ては 今 泉 嘉 一 ( 委 員 長 ) 有 馬 秀 雄 梅 田 潔 中 倉 万 次 郎 福 井 甚 三 内 藤 濱 治 小 野 重 行 野 澤 伝 一 郎 松 下 禎 二 が 選 ばれた 2 実 科 独 立 に 関 する 委 員 会 での 議 論 は 次 号 の 課 題 とする 本 号 では 衆 議 院 予 算 分 科 会 における 議 論 に 注 目 しその 論 理 を 明 らかにしたい 予 算 分 科 会 における 実 科 独 立 議 論 予 算 分 科 会 では 実 科 独 立 に 関 して 直 接 的 な 議 論 がかわされていた そ の 議 論 の 口 火 を 切 ったのは 志 賀 委 員 による 実 科 生 を 他 の 何 か 農 林 学 校 の 方 へ 移 してしまうと 言 うようなことを 聞 くのであります 其 点 のご 説 明 を 仰 ぎたいと 思 ひます という 質 問 であった 3 志 賀 委 員 の 質 問 に 対 して 文 部 省 専 門 学 務 局 長 松 浦 鎮 次 郎 が 政 府 側 委 員 として 答 弁 にたった 実 科 の 移 転 問 題 に 対 しては 文 部 省 としては 是 が 円 満 に 実 現 することを 得 れば 一 の 解 決 方 法 だと 考 えて いるとしながらも 恐 ら くは 今 日 に 於 ては 其 方 法 を 実 現 することは 出 来 得 まいと 考 えて 居 ります と 明 言 した 4 しかし 文 部 省 は 実 科 の 独 立 を 積 極 的 に 認 めたわけでなかった 文 部 省 は 実 科 が 大 学 に 附 設 されている 利 点 を 強 調 する 大 学 の 附 属 の 学 科 に 実 科 を 置 くと 言 ふことは 一 面 から 申 しますると 是 は 非 常 な 利 益 があるのでありま して 詰 り 大 学 教 授 一 流 の 学 者 であります 大 学 教 授 の 教 授 を 受 けると 云 ふ ことが 出 来 るのでありまして 是 は 普 通 の 農 業 専 門 学 校 よりも 其 点 に 於 ては 大 学 にくつ 付 ていると 云 ふことが 利 益 なのであります 5 実 科 が 大 学 に 附 設 されている 利 点 を 強 調 する 文 部 省 に 対 して 原 田 議 員 28

29 が 大 学 に 附 設 されていることの 問 題 点 を 指 摘 する つまり 実 科 の 設 置 根 拠 が 農 科 大 学 令 の 第 一 条 にすぎず 教 授 会 の 決 議 によって 実 科 が 廃 止 される 可 能 性 のことである これに 対 して 文 部 省 は よもや 文 部 省 当 局 の 了 解 を 得 ずして 左 様 な 決 議 をする ことは 萬 々 無 いと 信 じて 居 ります としながら も 仮 に 決 議 があった 場 合 は それに 応 じて 考 えなけれはなりませぬ と 答 え た 6 原 田 は 文 部 省 の 回 答 にたいして 私 共 の 杞 憂 が 一 掃 されたやうな 感 が あると 答 えながらも 実 科 の 独 立 を 要 求 する その 際 実 科 の 役 割 を 高 等 農 林 学 校 との 比 較 の 中 で 次 のように 強 調 していた 7 農 林 学 校 の 卒 業 生 必 ずしも 役 に 立 たぬと 云 ふ 私 は 考 へでは 無 いので あります 併 しながら 高 等 農 林 学 校 の 卒 業 生 は 学 理 を 学 んで 出 ました 結 果 地 方 に 出 ましても 教 室 に 於 ける 学 理 の 教 授 は 甚 だ 普 及 して 居 りま すが 実 習 地 に 出 ました 際 に 肥 料 を 運 ぶときなどは 全 く 農 学 の 農 と 云 ふ 頭 は 持 つて 居 りますけれども 良 ママ い穢 い 厭 やだと 云 ふやうな 工 合 に 肥 料 の 運 搬 など 云 ふことに 付 ては 全 く 鼻 を 摘 んで 嘯 いて 居 るような 始 末 である 其 処 に 参 りますと 実 科 を 出 ました 詰 り 実 習 を 了 へて 出 まし た 各 府 県 の 農 業 教 師 なり 若 くは 農 会 の 技 師 是 等 の 如 き 者 は 自 ら 鍬 を 執 り 肥 料 の 間 に 没 頭 して 親 しく 生 徒 と 共 に 其 実 地 の 練 習 をされて 居 ま すが 此 生 徒 と 共 に 鍬 を 執 り 実 習 すると 云 ふことか 学 生 の 教 授 の 上 に 於 きましても 又 は 精 神 的 に 感 化 の 大 なることは 今 更 申 すまでもない 事 であります 原 田 は 実 科 の 特 徴 を 実 習 教 育 に 求 めたのであった 高 等 農 林 学 校 の 卒 業 生 であっても 学 理 に 走 り 実 習 を 穢 い 厭 だ と 拒 否 するのにたいして 実 科 は 生 徒 と 供 に 鍬 を 執 り 実 習 する ため 学 生 の 教 育 上 良 いと 評 価 する このように 実 科 の 特 徴 を 実 習 教 育 に 求 めることは 珍 しくない しかし その 29

30 場 合 帝 国 大 学 農 学 部 との 比 較 で 語 られるのであって 実 科 の 特 徴 を 高 等 農 林 学 校 と 比 較 して 実 習 に 求 めていることは 注 目 される 原 田 の 評 価 が どの 程 度 実 態 を 反 映 していたのかは 不 明 であるが 実 科 の 意 義 として 実 習 教 育 が 強 調 されていることは 明 らかであろう おわりに 以 上 建 議 案 および 予 算 分 科 会 の 議 論 で 語 られていた 実 科 独 立 の 論 理 と して 次 の 2 つを 指 摘 することができる 第 一 に 実 科 の 独 立 を 高 等 教 育 拡 充 政 策 の 中 に 位 置 づけ 専 門 学 校 増 設 計 画 に 実 科 の 独 立 を 求 めていたこと である つまり 実 科 の 独 立 は 政 府 の 政 策 と 矛 盾 していないことを 強 調 する のであった 第 二 に 実 科 の 役 割 として 実 習 教 育 の 有 用 性 を 強 調 していたこ とである 実 科 における 実 習 教 育 は 高 等 農 林 学 校 と 比 較 しても 優 れているこ とを 強 調 することによって 実 科 独 立 の 有 用 性 を 主 張 する このような 実 科 独 立 の 要 求 に 対 して 文 部 省 は 一 貫 として 曖 昧 な 態 度 をと った 松 浦 は 農 科 大 学 実 科 と 云 ふことの 将 来 に 付 て 篤 と 攻 究 をしなけれ ばならぬ 問 題 であらうと 思 ふのであります とはぐらかし 鎌 田 栄 吉 ( 文 部 大 臣 )は 唯 今 攻 究 中 として 判 断 を 留 保 する 文 部 省 の 曖 昧 な 態 度 に 対 して 岡 田 良 平 は 厳 しく 追 求 し 実 科 の 独 立 を 要 求 した 岡 田 は 前 任 の 文 部 大 臣 ( 中 橋 徳 五 郎 )が 大 学 と 此 専 門 部 は 独 立 された 方 が 宜 い 別 に 建 てる 方 が 宜 しいと 発 言 したことを 引 き 合 いに 文 部 省 の 態 度 を 追 求 する しかし 文 部 省 は 主 義 に 於 いては 独 立 を 致 して 之 を 改 善 いたしたならば 宜 いと 思 ふ 併 しながら 唯 今 申 す 通 り 攻 究 中 でござい ます と 明 言 をさけるのであった 8 岡 田 はさらに 文 部 省 を 追 及 する 将 来 攻 究 するのはどういふ 事 か 何 が 攻 究 の 余 地 のあるものか 御 攻 究 も 宜 しい 研 究 するといふのはどういふ 点 を 研 究 するのかそのことを 迄 伺 つて 置 きたい 若 し 特 別 の 事 項 が 無 いならば 之 は 研 究 の 名 を 仮 りて 運 動 が 無 い 故 に 之 を 無 視 した こう 解 釈 するより 外 がない 30

31 と 私 は 思 ふ どういふ 点 を 御 研 究 になるどういうふ 点 が 御 決 りにならぬのか 其 点 を 詳 細 に 承 はりたいと 私 は 思 ひます と 9 岡 田 の 追 及 に 対 して 文 部 省 は その 攻 究 内 容 として 独 立 案 大 学 附 設 のまま 予 算 配 分 を 行 う 案 をしめす さらに 独 立 させる 場 合 であっても どこに 学 校 を 設 置 するのか 実 習 地 の 確 保 などの 経 済 問 題 の 検 討 が 必 要 だとす る 文 部 省 は さう 云 うやうな 方 法 を 実 は 研 究 をして 居 るのでありまして ま あ 財 政 及 学 校 の 都 合 の 宜 しいと 云 う 両 方 面 から 今 まで 研 究 してまいらなけ ればならぬと 考 えて 居 ります と 答 えのであった 10 しかし この 文 部 省 の 答 弁 には 実 科 独 立 問 題 が 積 極 的 に 攻 究 されている 様 子 が 読 み 取 れないの は 筆 者 だけだろうか 1 駒 場 校 友 会 編 母 校 独 立 記 念 号 1936 年 194 頁 2 同 前 書 196 頁 3 同 前 書 196 頁 4 同 前 書 197 頁 5 同 前 書 頁 6 同 前 書 頁 7 同 前 書 200 頁 8 同 前 書 203 頁 9 同 前 書 205 頁 10 同 前 書 207 頁 31

32 学 生 寮 の 時 代 6 宮 沢 賢 治 と 寮 生 活 かなざわ 金 澤 ふ ゆ き 冬 樹 ( 東 京 理 科 大 学 職 員 ) 宮 沢 賢 治 と 寮 生 活 宮 沢 賢 治 は 明 治 29(1896) 年 の 生 まれだから 今 年 で 生 誕 120 年 にな る 賢 治 が 盛 岡 高 等 農 林 学 校 の 学 生 であったことはよく 知 られているが そ こでの 寮 生 活 が 与 えた 影 響 はあまり 知 られていないようだ 盛 岡 中 学 を 卒 業 した 賢 治 は 盛 岡 高 農 に 首 席 で 入 学 寄 宿 舎 である 自 啓 寮 に 入 寮 する 寮 で は 室 長 もつとめる 一 方 同 室 だった 友 人 とは 文 学 や 思 想 などを 通 じて 刺 激 し 合 い その 後 の 人 生 に 大 きな 影 響 を 与 えたとされている 1 寄 宿 舎 の 目 的 と 運 営 前 号 のニューズレターでは 学 校 種 別 の 学 生 居 住 状 況 (1939 年 当 時 )を 見 た その 中 でも 盛 岡 高 農 などの 農 業 関 係 の 学 校 は 学 校 寄 宿 舎 の 割 合 が 多 いことが 分 かった 調 査 対 象 15 校 のうち ほとんどの 学 校 で 学 生 寄 宿 舎 の 割 合 が 3 割 以 上 であった 今 回 は それら 農 業 関 係 学 校 の 寄 宿 舎 について 見 ていくことにしよう な お 前 回 使 用 した 文 部 省 教 学 局 学 生 生 徒 生 活 調 査 (1939 年 )に 即 して 1939 年 前 後 の 時 期 に 絞 り 寄 宿 舎 の 規 則 を 検 討 する 寄 宿 舎 の 目 的 まず 寄 宿 舎 の 目 的 である 盛 岡 高 農 2 では 寄 宿 舎 を 本 校 ノ 教 育 ト 相 俟 テ 本 科 学 生 ヲシテ 心 身 ノ 修 養 ニ 努 メ 兼 テ 協 同 生 活 ヲ 体 得 セシムル 所 トス と している また 他 の 学 校 でも 寄 宿 舎 ハ 学 生 修 養 ノ 場 所 ナリ 自 己 ノ 責 任 ヲ 自 覚 シ 公 徳 ヲ 重 ンシ 規 律 アル 共 同 生 活 ヲ 営 ミ 教 育 ノ 趣 旨 ヲ 完 フセムコトヲ 期 ス 32

33 ヘシ ( 岐 阜 高 農 3) 学 生 心 身 ノ 修 養 品 性 陶 冶 ノ 処 トス ( 鹿 児 島 高 農 4 )な どとされ 寄 宿 舎 は 修 養 の 場 であることが 示 されている また 心 身 ヲ 修 養 シ 特 ニ 自 治 協 同 ノ 精 紳 ヲ 養 成 スル 所 トス ( 鳥 取 高 農 5 ) 自 敬 自 重 ノ 念 ヲ 以 テ 共 同 自 治 ノ 精 紳 ヲ 発 揮 スルコト ( 鹿 児 島 高 農 )のように 自 治 の 語 も 確 認 できる 運 営 体 制 盛 岡 高 農 では 寮 長 1 名 副 寮 長 3 名 室 長 ( 各 室 1 名 )が 置 かれ 生 徒 主 事 及 学 生 課 員 指 導 ノ 下 ニ 寮 務 を 掌 理 ス としている 寮 長 と 副 寮 長 は 室 長 が 室 長 は 寮 生 が それぞれ 互 選 し 候 補 者 を 出 し 前 者 は 学 生 課 長 後 者 は 学 校 長 が 任 命 するとされている 鹿 児 島 高 農 では 各 寮 に 総 務 委 員 2 名 室 長 ( 各 室 1 名 )が 置 かれ 総 務 委 員 は 在 寮 二 年 生 中 ヨリ 之 ヲ 選 挙 シ 学 校 長 之 ヲ 許 可 ス となっている このように 各 寮 では 寮 長 や 室 長 の 寮 生 による 選 出 が 行 われていたと 同 時 に 議 決 組 織 が 設 けられていたことも 窺 える 京 都 高 等 蚕 糸 学 校 6 では 舎 長 1 名 副 舎 長 1 名 委 員 若 干 名 を 置 かれており 委 員 による 委 員 会 が 組 織 されていた この 委 員 会 では 舎 長 が 委 員 会 議 長 副 舎 長 が 副 議 長 と なっている 委 員 会 の 会 議 要 項 では 一 舎 内 ノ 風 紀 振 粛 ヲ 図 ルコト 二 舎 内 各 部 清 潔 整 頓 ヲ 図 ルコト 三 火 ノ 元 及 戸 締 ニ 関 スルコト 四 諸 達 命 令 規 約 ヲ 伝 達 シ 之 レカ 実 施 ヲ 図 ルコト 五 其 ノ 他 寄 宿 舎 一 般 ニ 関 スル コト が 挙 げられている なお 委 員 会 の 議 決 は 生 徒 主 事 ノ 許 可 ヲ 得 テ 之 ヲ 実 施 スヘシ としている 鳥 取 高 農 では 寮 生 が 寮 長 1 名 副 寮 長 1 名 寮 務 員 若 干 名 を 選 出 し 寮 長 と 副 寮 長 は 詮 衡 ノ 上 学 校 長 之 ヲ 任 命 し 寮 務 員 は 生 徒 課 長 ノ 許 可 ヲ 経 テ 寮 長 之 ヲ 委 嘱 ス と 定 めている 議 決 組 織 としては 寮 長 副 寮 長 寮 務 員 で 構 成 する 寮 務 員 会 があった 寮 務 員 会 は 寮 務 を 審 議 し その 決 議 は 生 徒 課 ヲ 経 テ 学 校 長 ノ 許 可 ヲ 受 ケ 之 ヲ 実 行 ス とされていた 注 目 すべ 33

34 きは 寮 務 員 会 に 生 徒 課 員 が 列 席 スルコトアルヘシ とされている 点 である 自 治 と 管 理 以 上 農 業 関 係 学 校 の 寄 宿 舎 の 規 則 について 見 た 自 治 を 標 榜 する 一 方 で 生 徒 課 など 学 校 の 管 理 も 注 目 される もちろん 戦 時 体 制 下 に 入 って いく 1939 年 前 後 の 時 期 ということもあり それ 以 前 の 時 期 とは 様 相 が 異 な るだろう 大 正 初 期 に 宮 沢 賢 治 が 過 ごした 自 啓 寮 と 1939 年 の 自 啓 寮 とは 寮 生 数 や 運 営 方 法 で 変 化 があったことが 想 像 される 今 後 は 時 代 ごとの 規 則 を 見 ていくとともに 規 則 に 対 して 実 態 はどうだっ たのか 検 討 していく 必 要 があるだろう 1 菅 原 千 恵 子 宮 沢 賢 治 の 青 春 ただ 一 人 の 友 保 阪 嘉 内 をめぐって 角 川 書 店 2010 年 2 自 啓 寮 規 程 盛 岡 高 等 農 林 学 校 編 盛 岡 高 等 農 林 学 校 一 覧 自 昭 和 10 年 至 昭 和 11 年 1936 年 p 寄 宿 舎 規 則 岐 阜 高 等 農 林 学 校 編 岐 阜 高 等 農 林 学 校 一 覧 昭 和 2 年 度 1927 年 p 寄 宿 舎 規 則 鹿 児 島 高 等 農 林 学 校 鹿 児 島 高 等 農 林 学 校 一 覧 自 昭 和 10 年 至 昭 和 11 年 1936 年 p 寄 宿 舎 規 則 鳥 取 高 等 農 業 学 校 編 鳥 取 高 等 農 業 学 校 一 覧 昭 和 14 年 至 昭 和 15 年 1939 年 p 寄 宿 舎 規 程 京 都 高 等 蚕 糸 学 校 京 都 高 等 蚕 糸 学 校 一 覧 自 昭 和 7 年 至 昭 和 8 年 1932 年 p

35 福 島 県 尋 常 中 学 校 第 一 期 生 の 卒 後 ( 下 ) こみやま 小 宮 山 みちお 道 夫 ( 広 島 大 学 ) 前 号 に 続 き 福 島 県 尋 常 中 学 校 同 窓 会 報 告 書 第 1 巻 ( 明 治 25 年 12 月 21 日 発 行 )の 先 輩 の 経 歴 掲 載 の 第 一 期 生 の 消 息 をみていこう 紹 介 されている 6 人 目 は 佐 治 喜 作 君 青 眼 鏡 を 掛 け 紺 の 綿 入 半 纏 を 着 し 皮 カバンを 肩 より 腰 に 掛 け 草 鞋 脚 絆 を 穿 ち 純 乎 たる 商 人 風 是 れ 第 一 期 の 卒 業 生 佐 治 喜 作 君 にあらすや 君 が 家 若 松 滝 沢 町 に 同 窓 会 報 告 書 第 1 巻 ( 明 治 25 年 12 月 21 日 発 行 )の 表 紙 ( 安 積 歴 史 博 物 館 所 蔵 ) ありて 雑 貨 商 を 営 む 俗 に 荒 物 屋 と 云 ふ( 中 略 ) 君 思 慮 周 到 殊 に 自 ら 奉 すること 極 めて 節 倹 嘗 て 身 を 親 戚 に 寄 せて 福 島 の 中 学 にあるや 月 資 僅 々 三 円 に 出 さりしと 云 ふ 而 して 数 学 は 君 が 特 得 の 長 所 にして 新 城 君 と 相 拮 抗 す( 中 略 ) 他 日 岩 越 鉄 道 敷 設 の 暁 に 於 て 商 旗 を 磐 梯 颪 に 翻 へし 以 て 会 津 商 業 の 木 鐸 となるものは 君 を 措 て 将 た 誰 にか 求 めん 君 は 現 齢 二 十 一 年 七 ヶ 月 なり 実 家 の 許 しを 請 うて 時 限 を 切 って 尋 常 中 学 に 学 び 家 業 に 戻 ったようであ るが その 後 については 不 明 である 話 題 に 上 っている 岩 越 鉄 道 はちょうどこ の 年 に 福 島 県 知 事 に 就 任 した 日 下 義 雄 が 地 域 発 展 のために 鉄 道 は 不 可 欠 35

36 として 路 線 開 通 に 情 熱 を 傾 けていたもので おそらく 尋 常 中 学 校 の 生 徒 らも その 敷 設 計 画 には 関 心 が 深 かったのであろう 岩 越 鉄 道 が 設 立 をみるのは 1896 年 ( 明 治 29 年 )1 月 のことである 続 いて 山 田 三 郎 君 明 治 二 十 二 年 七 月 を 以 て 第 一 高 等 中 学 校 予 科 第 一 年 に 入 学 せしも 都 合 ありて 間 もなく 退 校 し 郷 里 に 帰 る( 中 略 ) 翌 二 十 三 年 八 月 出 京 二 十 四 年 八 月 工 業 学 校 に 入 る 本 年 七 月 腸 窒 布 斯 に 罹 り 大 学 医 院 に 入 院 する こと 月 余 治 療 百 方 気 力 頻 る 復 す 八 月 帰 省 し 九 月 初 旬 病 全 く 癒 えしを 以 て 出 京 せり 学 校 を 欠 席 するもの 殆 んと 三 十 有 余 日 是 を 以 て 筆 記 謄 写 の 類 畳 々 机 上 に 堆 積 して 寸 暇 なし 目 下 同 校 二 年 生 たり 東 京 工 業 学 校 一 覧 を 念 のため 確 認 すると 東 京 工 業 学 校 并 附 属 職 工 徒 弟 学 校 一 覧 従 明 治 廿 四 年 至 明 治 廿 五 年 49 頁 に 化 学 工 芸 部 染 織 工 科 第 一 年 の 欄 に 山 田 三 郎 岩 代 と 名 前 がみえる 同 じく 東 京 工 業 学 校 并 附 属 職 工 徒 弟 学 校 一 覧 従 明 治 廿 五 年 至 明 治 廿 六 年 53 頁 では 第 二 年 に 東 京 工 業 学 校 并 附 属 職 工 徒 弟 学 校 一 覧 従 明 治 廿 六 至 明 治 廿 七 年 58 頁 では 第 三 年 に 山 田 三 郎 福 島 とある 東 京 工 業 学 校 并 附 属 職 工 徒 弟 学 校 一 覧 従 明 治 廿 七 至 明 治 廿 八 年 73 頁 には 再 び 第 三 年 に 山 田 三 郎 岩 代 とあり 留 年 していることがわかる 東 京 工 業 学 校 并 附 属 職 工 徒 弟 学 校 一 覧 従 明 治 廿 八 至 明 治 廿 九 年 82 頁 の 卒 業 生 名 簿 には 京 都 市 染 織 学 校 山 田 三 郎 福 島 とあり 無 事 卒 業 し 京 都 市 染 織 学 校 に 奉 職 していることが 確 認 できる 続 いて 小 檜 山 源 次 君 ( 前 略 ) 君 の 本 校 を 出 つるや 七 月 を 以 て 東 京 に 上 り 駒 場 農 学 校 の 募 集 に 応 す 遂 に 意 を 果 さず 郷 里 に 帰 り 居 ること 数 閲 月 にして 職 を 本 県 学 務 課 に 奉 し 判 任 見 習 生 となり 月 俸 拾 弐 円 を 給 せらる とあり 農 学 校 への 進 学 を 志 した 36

37 が 実 現 できず 県 庁 勤 めをしていると のこと 最 後 に 中 根 幸 三 君 ( 前 略 ) 君 の 本 校 を 出 てゝより 已 に 五 裘 葛 而 して 闃 として 一 も 聞 知 する 所 なく 君 か 同 学 の 友 と 雖 とも 猶 且 つ 其 住 居 を 詳 にするものなし 遽 然 として 来 り 忽 然 として 去 る 嗚 呼 雲 の 如 しとは 其 れ 君 の 謂 か( 君 の 住 所 現 況 等 御 承 知 の 方 は 御 報 知 あらんことを 請 ふ) と 卒 業 後 三 年 余 りで 早 くも 行 方 不 明 と なってしまっている なお 福 島 尋 常 中 学 校 第 六 年 報 掲 載 の 第 一 回 卒 業 生 一 覧 表 ( 右 図 )によれば 首 席 卒 業 は 学 業 点 数 88 点 の 小 檜 山 源 治 以 下 順 に 87 点 の 志 賀 覚 治 81 点 の 山 田 三 郎 同 点 の 佐 治 喜 作 78 点 の 田 辺 彦 彌 79 点 の 中 根 幸 三 ( 田 辺 と 中 根 の 点 数 は 誤 記 とも 思 われるが 第 二 回 卒 業 生 も 学 業 点 数 と 席 順 の 齟 齬 がある) 76 点 の 照 内 豊 の 順 で 学 業 等 差 と 操 行 等 差 の 項 目 がとも に 優 等 と 記 載 されているのは 小 檜 山 と 志 賀 の 二 人 で 他 は 尋 常 と 記 されている 第 一 回 卒 業 生 一 覧 表 ( 福 島 尋 常 中 学 校 第 六 年 報 明 治 23 年 4 月 24 頁 所 収 ) * 編 集 上 の 判 断 で 画 像 の 一 部 にマス キングを 施 しました( 編 集 世 話 人 ) 37

38 どんなことが 自 治 ではない とみなされたのか(13) 東 京 府 尋 常 中 学 学 友 会 雑 誌 にみる 生 徒 の 言 説 (その 1) とみおか 冨 岡 まさる 勝 ( 近 畿 大 学 ) 第 11 号 から 第 14 号 まで 東 京 府 尋 常 中 学 校 校 長 である 勝 浦 鞆 雄 の 校 友 会 活 動 観 を 検 討 してきた 本 号 では 同 校 の 校 友 会 雑 誌 である 学 友 会 雑 誌 を 通 して 生 徒 たちの 校 友 会 活 動 観 を 明 らかにしてみたい すでに 述 べてきた 通 り 勝 浦 鞆 雄 は 中 学 校 における 特 性 の 涵 養 精 神 的 訓 練 といった 広 い 意 味 での 徳 育 を 重 視 し そのための 精 神 的 訓 練 を 充 実 させたいという 中 学 校 論 を 著 書 中 等 教 育 私 議 などを 通 して 提 起 した 人 物 であり 精 神 的 訓 練 のための 方 策 の 一 つとして 校 友 会 組 織 である 学 友 会 を 1890 年 に 東 京 府 尋 常 中 学 校 に 設 立 した そして 勝 浦 が 学 友 会 に 期 待 したのは 1) 学 友 会 での 諸 活 動 ( 運 動 や 雑 誌 編 集 など)を 通 して 生 徒 たちが 自 分 たちの 役 割 や 責 任 を 果 たすことで 新 しい 時 代 における 社 会 制 裁 の 基 礎 をつくることと 2) 生 徒 間 および 生 徒 教 員 間 を 親 睦 友 愛 の 情 で 結 びつけることで 機 械 的 な 学 校 管 理 に 陥 らない 精 神 的 訓 練 を 行 えるようにすることの 2 点 であった こうした 勝 浦 の 学 友 会 に 対 する 期 待 と 学 友 会 雑 誌 に 見 られる 生 徒 たちの 言 説 とを 比 較 してみたい 今 号 から 数 号 は 第 1 号 (1891 年 11 月 26 日 刊 行 )から 第 20 号 (1896 年 9 月 23 日 刊 行 )の 記 事 からいくつかの 記 事 を 取 り 上 げる 最 初 に 紹 介 するのは 第 2 号 に 掲 載 された 鉄 腸 生 ( 生 徒 のペンネームと 思 われる)による 人 は 人 物 と 成 る 可 し 芸 者 と 成 る 勿 れ という 記 事 である 鉄 腸 生 と 名 乗 る 生 徒 は 勝 浦 会 頭 ( 学 友 会 規 則 により 校 長 が 学 友 会 会 頭 に 就 任 した)による 学 友 会 への 期 待 に 賛 同 を 示 し その 実 現 を 誓 っている 38

39 曩 に 我 会 頭 は 我 学 友 会 てふ 団 体 に 於 て 先 つ 社 会 制 裁 の 基 礎 を 確 立 し 以 て 明 治 青 年 の 模 範 となるへきは 論 を 俟 たす 之 を 大 にしては 本 邦 将 来 に 於 ける 道 義 の 淵 源 となり 風 教 の 根 蔕 となり 之 を 小 にしては 一 身 一 家 の 本 務 を 完 遂 せんことを 以 て 我 等 に 望 めり 我 等 は 誓 て 其 必 遂 を 期 す 1 鉄 腸 生 は 勝 浦 の 期 待 を 実 現 するために 技 術 的 な 面 しか 学 ばず 志 尚 と 気 力 に 乏 しい 芸 者 になるのではなく 志 尚 と 気 力 に 優 れた 人 物 になろう という 趣 旨 の 嗚 呼 予 輩 の 最 も 愛 重 すへき 青 年 諸 君 よ 徒 らに 芸 能 の 末 をの み 追 て 此 神 州 を 誤 る 勿 れ 2 という 呼 びかけをおこなっている しかし こうした 鉄 腸 生 のような 生 徒 の 呼 びかけにもかかわらず 学 友 会 の 活 動 を 通 して 具 体 的 にどのようにして 社 会 制 裁 を 確 立 して 人 物 を 養 成 するの か という 論 は 学 友 会 雑 誌 の 誌 面 を 見 る 限 り 極 めて 少 ない 例 えば 第 4 号 に 掲 載 された 清 友 と 称 する 生 徒 による 学 友 会 雑 誌 の 価 値 と 題 した 記 事 がある 清 友 は 記 事 の 前 半 で 学 友 会 雑 誌 の 目 的 について 学 友 会 雑 誌 第 1 号 の 勝 浦 校 長 による 学 友 会 雑 誌 発 刊 ニ 就 テ の 内 容 を 以 下 のように 確 認 してい る 本 会 雑 誌 ハ 如 何 なる 目 的 を 以 て 起 りしか 如 何 なる 必 要 を 以 て 発 刊 せられしか 其 目 的 と 必 要 とハ 既 に 諸 君 の 認 識 せらるゝ 所 今 更 余 輩 の 喋 々を 要 せざるなり 本 誌 第 一 号 に 於 て 学 友 会 々 頭 ハ 本 誌 発 刊 に 就 て と 題 し 学 友 会 ハ 東 京 府 尋 常 中 学 校 職 員 及 び 生 徒 を 以 て 組 織 せられた る 私 設 の 事 業 なれとも 当 初 本 会 を 創 立 せし 所 以 よりしても 本 会 が 施 為 する 目 的 よりしても 東 京 府 尋 常 中 学 校 てふ 名 義 の 下 に 立 つ 者 なれは 表 面 に 公 私 の 別 あるも 裏 面 ハ 固 より 学 校 と 同 一 の 目 的 を 持 って 生 存 す るものなりと 然 らば 即 ち 本 校 は 表 面 なり 本 会 ハ 裏 面 なり 彼 と 此 とは 異 名 同 体 なるを 以 て 本 校 の 長 所 も 本 誌 に 因 って 現 はれ 短 所 も 亦 従 つて 現 ハるゝなり 3 このように 記 事 が 始 まっているので 勝 浦 の 論 に 忠 実 に 学 友 会 雑 誌 の 価 39

40 値 例 えば 編 集 作 業 を 責 任 をもって 実 行 することによる 社 会 制 裁 の 確 立 や 諸 活 動 を 雑 誌 で 紹 介 することによる 校 内 親 睦 の 推 進 などについて 書 かれて いるのだろう と 想 像 しながら 読 み 進 めた しかし どうも 力 点 の 置 き 方 が 予 想 とは 異 なっている 清 友 は 記 事 の 後 半 で 次 のように 述 べる 本 誌 発 刊 以 来 号 を 重 ぬる 既 に 三 其 掲 載 する 所 のものハ 皆 諸 君 が 多 年 研 鑽 の 功 を 積 し 結 果 なり 略 本 誌 は 本 校 の 特 性 を 現 はすものなり 本 会 の 特 質 を 発 表 するものなり 本 校 の 特 性 ハ 諸 君 に 因 つて 発 揚 せら れ 本 会 の 特 質 ハ 本 誌 に 因 て 発 達 するものなり 雖 然 本 誌 ハ 唯 に 本 校 の 特 性 を 現 し 本 会 の 特 質 を 現 はすに 止 らんや 併 せて 文 章 錬 磨 学 術 研 究 をも 宜 く 謀 るべきなり 雑 誌 部 規 則 第 一 条 に 曰 く 本 部 ハ 会 員 の 文 芸 を 練 修 し 併 せて 本 会 諸 務 を 報 道 する 目 的 を 以 て 雑 誌 を 発 刊 すと 且 本 誌 の 目 的 既 に 在 り 今 以 後 本 会 の 目 的 を 貫 徹 して 本 誌 の 価 値 を 高 らしむる 一 に 諸 君 の 奮 勉 如 何 に 或 るのみ 4 精 神 的 訓 練 と 校 内 の 親 睦 友 愛 を 重 視 する 勝 浦 校 長 の 学 友 会 につい ての 方 針 を 表 面 的 には 踏 襲 しながらも ここで 清 友 が 力 点 を 置 いているのは 学 友 会 雑 誌 を 通 した 文 章 錬 磨 や 学 術 研 究 の 必 要 性 であるように 読 み 取 れる 学 友 会 の 活 動 を 通 して 具 体 的 にどのように 精 神 的 訓 練 や 校 内 の 親 睦 友 愛 を 進 めるのかという 見 解 をほとんど 示 さないという 傾 向 は 次 号 で 紹 介 するように 他 の 生 徒 による 記 事 にも 現 れている 1 学 友 会 雑 誌 東 京 府 尋 常 中 学 校 学 友 会 第 2 号 1892 年 2 月 12 日 11 頁 2 同 前 掲 書 3 学 友 会 雑 誌 第 4 号 1892 年 7 月 8 日 39 頁 4 学 友 会 雑 誌 第 4 号 1892 年 7 月 8 日 40 頁 40

41 コラム 広 島 県 の 中 3 受 験 生 自 殺 事 件 について 感 想 あり かんべ 神 辺 やすみつ 靖 光 ( 月 刊 ニューズレター 同 人 ) 広 島 県 のある 町 立 中 学 校 の 男 子 生 徒 が 誤 った 万 引 記 録 に 基 づく 進 路 指 導 を 受 けた 後 に 自 殺 した この 事 件 は 昨 年 2015 年 12 月 に 起 こった ことだが 本 年 2016 年 3 月 男 子 生 徒 は 万 引 記 録 と 無 関 係 つまり 進 路 指 導 に 使 われた 万 引 記 録 は 誤 記 であった という 町 教 育 委 員 会 の 記 者 会 見 からラジオ テレビのニュース 新 聞 がとり あげはじめた 記 者 会 見 では 町 教 育 長 と 学 校 長 が 誤 記 の 経 緯 を 説 明 し 誤 記 に 基 づく 進 路 指 導 が 誤 りであったことを 謝 罪 した このニュースを 見 て 私 は 奇 異 な 感 じを 受 けた まず 教 育 長 も 学 校 長 も 誤 記 のデータ 管 理 が 不 充 分 だったことがこの 事 件 の 元 凶 であっかのように 語 り 担 任 教 諭 がこの 誤 記 データを 用 いたことの 誤 りを 指 摘 するに 止 った 実 は 担 任 は 自 殺 した 生 徒 に 万 引 の 事 実 を 確 かめた 生 徒 は 否 定 したが 担 任 はこ れを 認 めず データ 記 録 によって 志 望 高 校 の 推 せん 枠 からはずしたのである 生 徒 の 言 うことよりデータ 記 録 を 信 じるというこの 担 任 は 教 師 と 言 えるだろう か 雑 務 が 多 くなり 父 母 生 徒 地 域 社 会 いろいろの 立 場 からの 発 言 批 判 の 中 に 立 つ 教 師 が 唯 一 頼 れるのが 学 校 保 存 のデータであるとしたら 人 間 の 信 頼 関 係 によって 立 つ 教 育 は 崩 壊 したと 言 わねばならない 記 者 会 見 でも その 後 のメディアにも 担 任 は 登 場 しない 学 校 長 教 育 長 が 管 理 者 として 担 任 をかばったようにみえる 責 任 を 組 織 の 中 にかくして 曖 昧 のうちに 消 してしまう20 世 紀 日 本 がつくり 出 した 官 僚 主 義 の 最 たるもので ある 自 分 は 万 引 をしていない という 発 言 を 聞 かず 誤 ったデータによって 推 せ んからはずされたから 身 に 覚 えのない 罪 を 着 せられた 生 徒 は 自 殺 したので ある 担 任 の 責 任 は 重 い 担 任 は 記 者 会 見 に 同 席 して 自 分 の 非 をあやまるべ きであった 41

42 42 学 校 長 は 生 徒 が 自 殺 した 翌 日 の 全 校 集 会 で 生 徒 の 死 を 急 性 心 不 全 と 伝 いつわ え 後 にそれが 偽 りだったと 反 省 している 不 自 然 さを 感 じる 校 長 は 生 徒 の 自 殺 をその 日 のうちに 家 族 の 知 らせで 知 っていた 自 殺 だからこそ 全 校 集 会 が 行 われたのだろう 病 死 であったら 全 校 集 会 を 開 く 必 要 がない すでに 自 殺 の 噂 がたっていたから すてておかれず 集 会 になった そして 私 立 高 校 推 せんにはずれたことと 自 殺 の 関 係 が 明 るみにでることを 恐 れて 急 性 心 不 全 で 死 んだと 偽 ったのである 広 島 県 の 進 学 事 情 はわからないが 一 般 情 況 として 少 子 化 のいま 高 校 進 学 に 特 別 推 せん 枠 などないのである 私 立 高 校 としては 少 しでも 多 くの 応 募 者 がほしい 有 力 な 中 学 校 長 に 応 募 者 をたのむ 私 学 は 多 い 疑 えば この 私 立 高 校 推 せんに 校 長 が 一 枚 かんでいたと 言 えよう 全 校 集 会 の 翌 日 即 ち2015 年 12 月 10 日 自 殺 生 徒 は 万 引 記 録 と 無 関 係 と 判 明 したと 言 う もっと 早 く 判 明 していたと 思 うが それはさておき それか ら 本 年 3 月 8 日 記 者 会 見 で 教 育 長 校 長 が 連 立 って 誤 記 録 データを 認 める までの 期 間 はあまりに 長 い 3ヶ 月 かかっている この 間 校 長 は 高 まる 非 難 の 前 で この 事 件 の 釈 明 を 考 え 抜 いた そして 誤 記 録 とそれを 知 らずに これ によって 進 路 指 導 してしまったことにすべての 責 任 をなすりつけてしまった そ こには 12 年 前 ( 自 殺 生 徒 が1 年 生 の 時 )のいたずら 半 分 の 万 引 を 犯 罪 者 と 同 列 の 記 録 として 学 校 データに 載 せる 必 要 があるのか 2 学 力 試 験 のほ かに このような 素 行 による 推 せんは 必 要 か 素 行 の 推 せんは 可 能 か という 反 省 はない こうした 教 育 的 配 慮 を 欠 いた 校 長 のこの 事 件 に 関 する 責 任 は 重 い 中 3 受 験 生 徒 自 殺 事 件 の 私 の 所 感 文 は 一 応 これで 終 わるが この 事 件 の 背 後 には 次 のような 教 育 問 題 が 潜 在 する 1 通 信 広 報 メディアの 発 達 によって 教 師 は 直 接 の 人 間 交 流 よりもメディア による 交 流 知 識 の 獲 得 が 多 くなり メディア 知 識 を 重 視 するようになった 直 接 人 間 交 流 が 最 も 大 切 な 中 学 校 で 生 徒 の 言 うことよりも 学 校 データを 信 じ

43 たこの 事 件 はその 最 たるものである 教 師 と 生 徒 の 信 頼 関 係 はどうしたら 回 復 できるか 2 大 学 や 高 校 は 入 学 の 段 階 で 自 分 の 学 校 に 合 う 学 生 生 徒 を 集 めようと する 横 着 な 態 度 を 改 めるべきである 往 年 の 物 理 学 校 のように 応 募 者 は 全 員 入 学 させ 学 年 末 試 験 によってどしどし 落 第 させて 最 後 に 残 った 者 だけに 卒 業 の 栄 冠 を 与 えるのが 理 想 だが 万 時 大 規 模 のなった 現 在 それが 無 理 なら 適 当 な 学 力 試 験 だけで 足 りる あくまで 自 分 の 学 校 の 責 任 で 学 生 生 徒 を 集 め 卒 業 させる 自 覚 を 持 つべきである 3 中 学 高 校 における 学 習 到 達 度 記 録 や 行 動 記 録 は 飽 くまで 当 該 学 校 の 反 省 や 研 究 の 材 料 に 用 うべきで 進 学 や 就 職 のために 用 いるものではない 外 部 からそれを 求 められたら 担 任 教 師 が 口 頭 または 文 章 で 伝 えればよい 4 小 中 高 等 学 校 の 教 育 責 任 者 は 学 校 長 である 教 育 委 員 会 ではない い じめの 大 津 事 件 の 時 教 育 委 員 会 の 責 任 が 前 面 にでて 校 長 の 姿 が 見 えな かった 戦 前 の 小 中 学 校 校 長 は 権 威 があった 教 育 委 員 会 が 出 しゃばるから 無 責 任 な 官 僚 主 義 がはびこるのである 以 上 4 点 については 述 べたいことが 多 々ある これらについて 会 員 読 者 で 異 論 反 論 同 感 があればぜひ 聞 かせてほしい その 上 で 議 論 激 論 になれ ば 本 紙 面 はもっと 面 白 くなるだろう *このコラムでは このコラムでは 読 者 の 方 からの 投 稿 もお 待 ちしています 43

44 月 刊 ニューズレター 現 代 の 大 学 問 題 を 視 野 に 入 れた 教 育 史 研 究 を 求 めて 刊 行 要 項 (2015 年 6 月 15 日 現 在 ) 1.( 目 的 ) 広 い 意 味 で 現 代 の 大 学 問 題 へのアプローチを 視 野 に 入 れた 研 究 を 各 執 筆 者 が 互 いに 交 流 し 研 究 を 進 展 させていくことを 目 的 にこのニューズレターを 発 行 します 2.( 記 事 のテーマ) 記 事 は 広 い 意 味 で 現 代 の 大 学 問 題 へのアプローチを 視 野 に 入 れた 研 究 であれ ば 高 等 教 育 史 だけでなく 中 等 教 育 史 や 初 等 教 育 史 なども 含 めた 幅 広 いテーマを 募 集 します 3.( 刊 行 頻 度 期 間 ) 研 究 進 展 のペースメーカーとするため 毎 月 刊 行 し 最 低 限 3 年 間 は 継 続 しま す 4.( 編 集 委 員 会 編 集 世 話 人 ) 発 行 主 体 は 編 集 委 員 会 とし 編 集 責 任 者 として 編 集 世 話 人 を 設 け 当 面 は 冨 岡 勝 と 谷 本 宗 生 が 担 当 します 編 集 委 員 は 執 筆 者 の 中 から 数 名 程 度 募 集 します 5.( 執 筆 者 ) 執 筆 者 は 最 低 限 1 年 間 参 加 し 原 則 として 毎 月 執 筆 してください ご 希 望 の 方 は 編 集 世 話 人 までご 連 絡 ください 執 筆 者 は 刊 行 経 費 として 毎 年 600 円 を 負 担 してください 6.( 記 事 の 責 任 ) 記 事 の 内 容 については 執 筆 者 で 責 任 をもって 執 筆 してください 参 考 文 献 引 用 文 献 の 出 典 を 明 らかにするなどの 研 究 上 の 基 本 ルールはもちろん 守 ってください また ごくまれ に 編 集 世 話 人 の 判 断 によって 記 事 の 掲 載 を 見 合 わせることがあります 7.( 記 事 の 種 類 分 量 ) 記 事 の 種 類 は 論 考 研 究 上 のアイデア 史 資 料 の 紹 介 先 行 研 究 の 検 討 な ど 研 究 に 関 するものでしたら 何 でも 結 構 です 記 事 1 本 分 の 分 量 は A5 サイズ 2 枚 ~4 枚 ぐら いを 目 安 とします 8. 毎 月 の 刊 行 をスムーズに 行 うため レイアウトなどは 簡 素 なものにとどめます 世 話 人 によるニュー ズレターの 印 刷 は 国 会 図 書 館 献 本 用 などごく 少 部 数 にとどめます 執 筆 者 にはニューズレター の PDF ファイルをメールでお 送 りしますので 各 執 筆 者 で 必 要 部 数 をプリンターで 印 刷 するなど して まわりの 方 に 献 本 してください 9.ニューズレターの 内 容 は 下 記 のホームページで 公 開 します 10.ニューズレターを 中 心 とした 研 究 交 流 をしていきますが 年 に 1 回 程 度 は 必 要 に 応 じて 執 筆 者 の 交 流 会 を 開 催 します 11. 以 上 の 内 容 を 変 更 したときは この 要 項 を 改 訂 していきます 以 上 44

45 編 集 後 記 今 年 は 夏 目 漱 石 没 後 100 年 来 年 は 生 誕 150 年 を 迎 えます 東 京 理 科 大 学 は 漱 石 と 少 なからずゆかりがあり 小 説 坊 っちゃん の 主 人 公 は 東 京 物 理 学 校 ( 東 京 理 科 大 学 の 前 身 ) 卒 業 という 設 定 です また 創 立 者 は 漱 石 と 交 流 があり 例 えば 第 3 代 校 長 の 中 村 恭 平 と 漱 石 は 東 大 の 同 僚 で 住 ま いがご 近 所 で 親 交 があったとされています この 時 代 の 教 育 関 係 者 の 人 的 ネットワークは 興 味 深 いですね ( 金 澤 ) アニメ フランダースの 犬 (1975 年 ) 放 映 40 年 将 来 はルーベンスのよ うな 画 家 になりたい!と 願 う 主 人 公 ネロは 周 りの 人 の やさしい 心 ってどうし たら 絵 に 描 くことができるんだろう? ( 第 38 話 ネロの 大 きな 夢 )と 悩 みま す 苦 労 や 挫 折 の 末 に ネロはずっとみたかった! 聖 母 大 聖 堂 のルーベンス の キリストの 昇 架 キリストの 降 架 をみることが 叶 い マリアさまありがとう ございます ぼくは 今 すごく 幸 せなんだよ ( 第 52 話 天 使 たちの 絵 )と 呟 き 愛 犬 パトラッシュと 一 緒 に 大 好 きな 母 親 と 祖 父 が 待 つ 天 国 へと 旅 立 ちま す 僕 は 画 家 ルーベンスの 精 神 は 時 を 超 えて 少 年 ネロの 心 にも 芽 生 えた? のではないかと 信 じています ( 谷 本 ) 先 日 愛 知 大 学 の 東 亜 同 文 書 院 大 学 記 念 センター 主 催 のシンポジウム 海 外 からの 大 学 引 き 揚 げをめぐる 問 題 とその 位 相 に 参 加 いたしました 旧 制 愛 知 大 学 への 転 入 予 科 生 の 課 題 など 非 常 に 興 味 深 い 内 容 でした ( 山 本 剛 ) 2 月 3 月 は 学 外 に 出 て 授 業 見 学 や 研 究 会 などが 少 しできました 先 日 は 18 歳 選 挙 権 と 主 権 者 教 育 に 関 する 研 究 会 ( 第 14 回 授 業 工 房 大 阪 高 生 研 後 援 3 月 14 日 於 大 阪 )に 行 ってきました 先 生 はどこまで 話 していい の? 生 徒 はどこまで 活 動 できるの? というつっこんだテーマに 関 して 高 校 教 員 や 弁 護 士 などが 盛 んに 意 見 交 換 をしていて 議 論 が 進 みつつあるのを 実 感 しました 本 ニューズレターもコラムが 二 つ 寄 せられました とくに 神 辺 は 賛 否 両 論 の 議 論 を 期 待 しているそうです みなさんぜひ ( 冨 岡 ) 職 場 でよく 知 る 方 のご 子 息 が 東 京 理 科 大 学 に 進 学 されるという 朗 報 を 聞 きました それもなんと 長 万 部 の 学 生 寮 で 過 ごされるとのこと 不 思 議 なご 縁 に 思 わずにんまりしました ( 小 宮 山 ) 45

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