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1 農 林 水 産 省 委 託 平 成 21 年 度 地 球 的 規 模 の 問 題 に 対 する 食 料 農 業 農 村 分 野 の 貢 献 手 法 に 関 する 検 討 調 査 成 果 報 告 書 2010 年 3 月

2 はじめに 本 調 査 は 農 林 水 産 省 が 5 ヵ 年 事 業 として 実 施 している 地 球 的 規 模 の 問 題 に 対 す る 食 料 農 業 農 村 分 野 の 貢 献 手 法 に 関 する 検 討 調 査 の 最 終 年 度 として 実 施 したもの である 平 成 15 年 8 月 閣 議 決 定 した ODA 大 綱 の 重 点 課 題 の 一 つとして 掲 げられてい る 地 球 的 規 模 の 問 題 への 取 り 組 みのためには 環 境 問 題 食 料 問 題 といった 食 料 農 業 農 村 分 野 に 関 わる 地 球 的 規 模 の 問 題 に 対 して 効 果 的 な 農 林 水 産 協 力 の 実 施 を 図 っていく 必 要 がある 具 体 的 には 今 後 の 効 果 的 効 率 的 な 農 林 水 産 業 協 力 に 資 するた め これまで 我 が 国 及 び 他 国 国 際 機 関 等 が 実 施 してきた 食 料 農 業 農 村 分 野 の 援 助 について 地 球 的 規 模 の 問 題 に 対 する 効 果 を 検 証 し 技 術 革 新 と 環 境 保 全 を 同 時 に 達 成 した 我 が 国 の 有 する 経 験 及 び 技 術 の 活 用 を 含 めた 調 査 対 象 国 の 援 助 ニーズへの 対 応 を 検 討 する また 社 会 経 済 の 発 展 や 地 域 特 性 に 応 じ 環 境 等 にも 配 慮 した 調 査 対 象 地 域 における 効 果 的 な 援 助 実 施 方 針 を 明 らかにすることを 事 業 の 実 施 目 的 とした なお 本 事 業 の 成 果 は 以 下 に 反 映 することを 最 終 目 的 とする 1) 食 料 農 業 農 村 計 画 の 見 直 し( 平 成 21 年 度 予 定 ) 2) 国 別 援 助 計 画 ( 外 務 省 作 成 )の 策 定 及 び 見 直 し 3) 開 発 途 上 国 から 要 請 が 上 がる 新 規 案 件 検 討 各 省 協 議 効 率 的 効 果 的 な 農 林 水 産 業 協 力 に 資 するとともに 海 外 からの 農 林 水 産 物 に よる 我 が 国 の 農 林 水 産 業 への 悪 影 響 の 回 避 に 資 することとする 農 林 水 産 省 事 前 評 価 結 果 書 より 本 調 査 の 調 査 対 象 国 は ブラジルとパラグアイの 二 か 国 である 南 米 地 域 は 大 豆 トウモロコシを 含 む 主 要 な 農 作 物 の 生 産 が 安 定 的 に 行 われており 地 球 的 規 模 の 食 料 安 全 保 障 を 担 うポテンシャルが 高 い ブラジルとパラグアイは 同 地 域 において 農 業 生 産 の 増 大 に 取 り 組 んでいるとともに 農 業 投 資 の 拡 大 に 意 欲 的 であり これまでに 我 が 国 が 調 査 課 題 に 関 連 して 行 った 協 力 実 施 案 件 の 実 績 が 複 数 ある 特 に ブラジルは 我 が 国 の 食 料 輸 入 国 として 重 要 な 位 置 を 占 めており パラグアイは 将 来 の 我 が 国 にとっての 食 料 輸 入 国 としてポテンシャルが 高 いことによる

3 平 成 21 年 度 地 球 的 規 模 の 問 題 に 対 する 食 料 農 業 農 村 分 野 の 貢 献 手 法 に 関 する 検 討 調 査 目 次 第 1 章 業 務 の 概 要 本 調 査 の 実 施 方 針 調 査 内 容 の 概 要 委 員 会 の 開 催 現 地 調 査 の 実 施... 5 第 2 章 基 礎 情 報 協 力 実 施 案 件 の 調 査 分 析 基 礎 情 報 の 調 査 農 業 関 連 の 土 地 制 度 農 業 適 地 の 分 布 農 薬 の 使 用 状 況 GMO/Non-GMO 作 物 の 栽 培 状 況 病 虫 害 の 発 生 状 況 人 口 動 向 と 将 来 推 計 農 業 経 営 体 制 農 業 技 術 状 況 我 が 国 及 び 他 国 国 際 機 関 等 による 協 力 実 施 案 件 の 援 助 効 果 の 分 析 効 果 的 な 事 例 問 題 点 の 抽 出 第 3 章 有 効 な 援 助 形 態 手 法 の 検 討 我 が 国 が 保 有 する 関 連 技 術 知 見 の 調 査 分 析 調 査 手 法 調 査 対 象 技 術 の 分 類 調 査 結 果 相 手 国 からのニーズの 分 析 ブラジルにおける 援 助 ニーズ パラグアイにおける 援 助 ニーズ 有 効 な 援 助 形 態 や 手 法 の 検 討 ブラジルにおいて 有 効 な 援 助 形 態 や 手 法 の 検 討 パラグアイにおいて 有 効 な 援 助 形 態 や 手 法 の 検 討 第 4 章 援 助 ニーズに 対 する 協 力 可 能 性 の 検 討 援 助 ニーズに 対 する 協 力 可 能 性 の 検 討 ブラジル... 53

4 4.1.2 パラグアイ 想 定 される 協 力 実 施 案 件 の 検 討 ブラジルにおける 協 力 実 施 案 件 パラグアイにおける 協 力 実 施 案 件 第 5 章 援 助 実 施 方 針 の 検 討 援 助 実 施 方 針 の 作 成 付 属 資 料

5 第 1 章 業 務 の 概 要 1.1 本 調 査 の 実 施 方 針 本 事 業 の 調 査 課 題 は 地 球 的 規 模 の 食 料 安 全 保 障 とする 2008 年 6 月 の 国 際 連 合 食 糧 農 業 機 関 (FAO)による 世 界 の 食 料 安 全 保 障 に 関 するハイ レベル 会 合 宣 言 や 同 年 7 月 の 洞 爺 湖 サミットの 世 界 の 食 料 安 全 保 障 に 関 する G8 首 脳 声 明 においても 世 界 の 食 料 生 産 を 増 大 させ また 農 業 投 資 を 増 加 させる 必 要 性 が 指 摘 されており 世 界 の 食 料 安 全 保 障 を 強 化 して 食 料 危 機 の 再 発 を 防 止 するとの 観 点 から 開 発 途 上 国 の 政 府 民 間 部 門 市 民 社 会 ドナー 及 び 国 際 機 関 を 含 むすべての 関 係 者 が 関 与 する 農 業 及 び 食 料 に 関 する 世 界 的 なパートナーシップの 構 築 が 呼 びか けられた 我 が 国 の 食 料 安 全 保 障 の 確 保 のためには 自 国 の 食 料 自 給 率 の 向 上 を 最 優 先 課 題 とし て 農 業 生 産 の 増 大 に 一 層 取 り 組 んでいく 必 要 がある 一 方 食 料 自 給 率 の 向 上 を 図 りつ つも 多 くの 食 料 を 輸 入 に 頼 らざるを 得 ないという 事 実 認 識 に 立 った 場 合 我 が 国 は 世 界 の 食 料 生 産 の 強 化 や 農 業 投 資 の 拡 大 に 向 けて 積 極 的 に 働 きかけていくことが 必 要 で あり 同 時 に 世 界 の 主 要 国 の 責 任 として 貧 困 国 や 食 料 純 輸 入 途 上 国 に 対 する 貢 献 も 求 められている なお 国 連 のミレニアム 開 発 目 標 (Millennium Development Goals: MDGs)において は 極 度 の 貧 困 と 飢 餓 の 撲 滅 (ゴール 1) 環 境 の 持 続 可 能 性 確 保 (ゴール 7) とと もに 開 発 のためのグローバルなパートナーシップの 推 進 (ゴール 8) が 設 定 されてお り 政 府 開 発 援 助 (ODA) 市 場 アクセス 及 び 債 務 持 続 可 能 性 を 指 標 と した 貢 献 度 の 評 価 が 行 われることとなっている 我 が 国 においても 世 界 全 体 の 食 料 生 産 の 促 進 等 により グローバルな 食 料 安 全 保 障 を 強 化 して 価 格 の 安 定 を 図 ることが 我 が 国 自 身 の 食 料 安 全 保 障 のためにも 必 要 である また 食 料 価 格 高 騰 に 伴 い 多 くの 途 上 国 で 飢 餓 や 栄 養 失 調 の 脅 威 が 増 大 し 社 会 不 安 が 拡 大 している 中 で こうした 状 況 に 苦 しむ 人 々の 人 間 の 安 全 保 障 の 強 化 のための 支 援 も 我 が 国 の 責 務 であることが 示 され ている ( 外 務 省 平 成 20 年 12 月 ) 図 1-1 に 外 務 省 による 世 界 と 我 が 国 の 食 料 安 全 保 障 の 関 係 に 対 する 考 え 方 を 示 す 1

6 図 1-1 世 界 と 我 が 国 の 食 料 安 全 保 障 の 関 係 ( 出 典 農 林 水 産 省 外 務 省 ) また 平 成 21 年 4 月 に 農 林 水 産 省 と 外 務 省 は 食 料 安 全 保 障 のための 海 外 投 資 促 進 に 関 する 会 議 を 設 立 し 同 年 8 月 に 指 針 を 取 りまとめている 同 指 針 には 以 下 の 方 針 が 示 されており 援 助 の 計 画 実 施 においても 留 意 が 求 められる 政 府 及 び 関 係 機 関 は 本 指 針 の 対 象 となる 農 作 物 ( 大 豆 トウモロコシ 等 ) の 我 が 国 への 安 定 供 給 を 確 保 するとともに 世 界 全 体 での 生 産 の 増 大 を 図 っていくことを 目 的 として 我 が 国 からの 海 外 農 業 投 資 を 促 進 することと する その 際 に 政 府 及 び 関 係 機 関 は 農 産 物 及 び 地 域 に 応 じた 最 も 効 果 的 な 支 援 を 民 間 企 業 や 被 投 資 国 との 緊 密 な 連 携 の 下 総 合 的 戦 略 的 に 実 施 し 本 邦 企 業 の 事 業 展 開 リスクの 低 減 を 図 る これらの 支 援 は 国 内 農 業 政 策 との 整 合 性 を 図 りつつ 実 施 する 本 調 査 の 着 眼 点 は 安 定 的 な 食 料 生 産 の 増 大 及 び 安 心 安 全 な 食 料 生 産 の 確 保 とする ここで 安 定 的 な 食 料 生 産 の 増 大 とは 世 界 の 需 要 増 大 に 応 じて 十 分 な 食 料 増 産 と 供 給 を 持 続 的 に 行 うこと と 定 義 する すなわち 世 界 及 び 日 本 に 対 して 量 的 に 十 分 な 食 料 を 供 給 する 方 策 を 検 討 することとなる 本 調 査 の 対 象 国 であるブラジ ル パラグアイを 含 む 南 米 諸 国 では 世 界 人 口 の 1 割 以 下 しか 居 住 していないにもかか わらず 現 段 階 で 世 界 の 大 豆 の 5 割 サトウキビの 4 割 牛 肉 の 2 割 家 禽 肉 の 1.5 割 を 生 産 しており その 多 くは 他 国 に 輸 出 されている このように 南 米 地 域 は 世 界 の 食 料 供 給 地 域 としての 役 割 が 期 待 されている その 一 方 で 中 国 やインド 等 の 新 興 諸 国 の 2

7 経 済 発 展 に 伴 った 食 料 消 費 の 拡 大 多 様 化 と 輸 入 量 の 拡 大 によって 世 界 は 今 後 十 分 な 食 料 を 生 産 し 続 けることができるのかが 懸 念 されている 将 来 的 に 食 料 の 需 給 が 逼 迫 す るどうかは 南 米 地 域 が 今 後 安 定 的 に 食 料 の 増 産 を 達 成 することができるかどうかに 掛 かっていると 言 える また 食 料 の 多 くを 海 外 からの 輸 入 に 依 存 している 我 が 国 として も 南 米 地 域 の 今 後 の 食 料 生 産 の 動 向 は 重 要 である 一 方 で 安 心 安 全 な 食 料 生 産 の 確 保 とは 消 費 者 の 安 心 安 全 を 満 たすことの できる 食 料 の 生 産 供 給 を 行 うこと と 定 義 する すなわち 安 全 性 や 品 質 のように 質 的 に 満 足 のいく 食 料 生 産 供 給 を 行 うための 方 策 を 検 討 することとなる 近 年 BSE や 鳥 インフルイエンザのような 家 畜 伝 染 病 の 発 生 によって 食 の 安 心 安 全 の 問 題 が 顕 在 化 し 我 が 国 も 大 きな 影 響 を 受 けた また 栽 培 面 積 が 急 増 しつつある GMO 大 豆 等 の 遺 伝 子 組 み 換 え 作 物 も 同 じく 食 の 安 心 安 全 を 揺 るがすのではないかという 懸 念 が ある このように 量 的 な 意 味 での 食 料 生 産 増 大 に 加 えて それらの 安 全 性 や 品 質 の 確 保 も 重 要 な 課 題 である ただし 消 費 者 が 満 足 する 安 心 安 全 の 基 準 は その 国 の 経 済 発 展 状 況 や 人 々の 意 識 文 化 によって 大 きく 異 なるため 統 一 的 な 安 心 安 全 の 基 準 を 設 けることは 現 段 階 で 困 難 である 1.2 調 査 内 容 の 概 要 本 調 査 における 作 業 項 目 を 表 1-1 に 示 す 表 1-1 作 業 項 目 (1) 基 礎 情 報 協 力 実 施 案 件 1 基 礎 情 報 の 調 査 の 調 査 分 析 2 我 が 国 及 び 他 国 国 際 機 関 等 による 協 力 実 施 案 件 の 援 助 効 果 の 分 析 3 効 果 的 な 事 例 問 題 点 の 抽 出 (2) 有 効 な 援 助 形 態 手 法 の 検 1 我 が 国 が 保 有 する 関 連 技 術 知 見 の 調 査 分 析 討 2 我 が 国 が 有 する 知 見 の 貢 献 策 の 分 析 3 相 手 国 からのニーズの 分 析 4 有 効 な 援 助 形 態 や 手 法 の 検 討 (3) 援 助 ニーズに 対 する 協 力 1 援 助 ニーズに 対 する 協 力 可 能 性 の 検 討 可 能 性 の 検 討 2 想 定 される 協 力 実 施 案 件 の 検 討 (4) 援 助 実 施 方 針 の 検 討 1 協 力 実 施 案 件 の 形 成 における 条 件 の 設 定 2 援 助 実 施 方 針 の 作 成 委 員 会 の 開 催 委 員 会 の 準 備 開 催 現 地 調 査 の 実 施 ブラジル パラグアイにおける 現 地 調 査 3

8 調 査 の 実 施 にあたっては 国 内 において 文 献 調 査 ヒアリング 調 査 を 行 うとともに 対 象 国 であるブラジル パラグアイにおいて 計 3 週 間 の 現 地 調 査 を 実 施 した また 計 3 回 の 有 識 者 委 員 会 を 開 催 し 調 査 分 析 内 容 に 関 する 討 議 を 行 った これらの 作 業 結 果 に 基 づき ブラジル パラグアイの 食 料 農 業 農 村 分 野 における 今 後 の 貢 献 を 高 め るための 援 助 実 施 方 針 を 策 定 した 図 1-2 に 本 調 査 の 全 体 フローを 示 す 地 球 的 規 模 の 食 料 安 全 保 障 安 定 的 な 食 料 生 産 の 増 大 安 心 安 全 な 食 料 生 産 の 確 保 対 象 国 ブラジル パラグアイ 関 連 基 礎 情 報 従 来 協 力 実 施 案 件 将 来 影 響 要 素 (1) 基 礎 情 報 協 力 実 施 案 件 の 調 査 分 析 現 地 調 査 委 員 会 (2) 有 効 な 援 助 形 態 手 法 の 検 討 (3) 援 助 ニーズに 対 する 協 力 可 能 性 の 検 討 (4) 援 助 実 施 方 針 の 検 討 有 識 者 ヒアリング 文 献 調 査 我 が 国 の 食 料 安 全 保 障 への 貢 献 図 1-2 本 調 査 の 全 体 フロー 1.3 委 員 会 の 開 催 本 調 査 の 実 施 にあたり 途 上 国 開 発 及 び 農 業 分 野 に 対 する 豊 富 な 知 見 経 験 を 有 する 有 識 者 より 構 成 する 有 識 者 委 員 会 を 設 置 し 本 調 査 における 調 査 分 析 結 果 に 対 する 助 言 指 導 をいただいた 有 識 者 委 員 会 は 株 式 会 社 三 菱 総 合 研 究 所 の 会 議 室 において 計 3 回 実 施 された 各 回 の 開 催 日 時 を 以 下 に 示 す 第 一 回 : 平 成 21 年 9 月 14 日 (10 時 ~12 時 ) 第 二 回 : 平 成 21 年 11 月 13 日 (16 時 30 分 ~19 時 ) 第 三 回 : 平 成 22 年 2 月 8 日 (16 時 30 分 ~19 時 30 分 ) 4

9 また 委 員 会 の 構 成 を 以 下 に 示 す( 敬 称 略 ) 委 員 板 垣 啓 四 郎 ( 東 京 農 業 大 学 国 際 食 料 情 報 学 部 国 際 農 業 開 発 学 科 教 授 ) 浅 沼 修 一 ( 名 古 屋 大 学 農 学 国 際 教 育 協 力 研 究 センター 教 授 ) 岡 田 謙 介 ( 独 立 行 政 法 人 国 際 農 林 水 産 業 研 究 センター 主 任 研 究 員 ) 高 橋 弘 ( 北 里 大 学 獣 医 学 部 生 物 環 境 科 学 科 教 授 ) 中 嶋 康 博 ( 東 京 大 学 大 学 院 農 学 生 命 科 学 研 究 科 准 教 授 ) 本 郷 豊 ( 独 立 行 政 法 人 国 際 協 力 機 構 中 南 米 部 常 勤 嘱 託 ) オブザーバー 大 塚 美 智 也 ( 農 林 水 産 省 大 臣 官 房 国 際 部 国 際 協 力 課 課 長 補 佐 ) 田 畑 篤 史 ( 農 林 水 産 省 大 臣 官 房 国 際 部 国 際 協 力 課 係 長 ) 事 務 局 株 式 会 社 三 菱 総 合 研 究 所 関 根 秀 真 ( 科 学 安 全 政 策 研 究 本 部 主 任 研 究 員 ) 畑 中 邦 夫 ( 海 外 事 業 研 究 センター 主 席 専 門 研 究 員 ) 木 附 誠 一 ( 先 進 ビジネス 推 進 センター 主 任 研 究 員 ) 滝 澤 真 理 ( 科 学 安 全 政 策 研 究 本 部 研 究 員 ) 山 本 芳 嗣 ( 科 学 安 全 政 策 研 究 本 部 研 究 員 ) 福 原 弘 太 郎 ( 科 学 安 全 政 策 研 究 本 部 研 究 員 ) 1.4 現 地 調 査 の 実 施 本 調 査 を 遂 行 するにあたり 必 要 となる 各 情 報 の 収 集 及 び 現 地 関 連 機 関 有 識 者 との 議 論 を 目 的 として 現 地 調 査 を 実 施 した 現 地 調 査 は 調 査 対 象 国 であるブラジル パラ グアイの 両 国 を 対 象 として 計 3 週 間 の 行 程 により 行 った 以 下 に 現 地 調 査 の 概 要 を 取 りまとめる 実 施 時 期 : 平 成 21 年 9 月 28 日 ~10 月 16 日 調 査 実 施 者 : 畑 中 邦 夫 ( 海 外 事 業 研 究 センター 主 席 専 門 研 究 員 ) : 福 原 弘 太 郎 ( 科 学 安 全 政 策 研 究 本 部 研 究 員 ) 5

10 表 1-2 に 現 地 調 査 の 行 程 表 を 示 す 表 1-2 現 地 調 査 行 程 表 日 順 月 日 曜 行 程 訪 問 先 宿 泊 先 1 9 月 28 日 月 サンパウロ ブラジリアに 移 動 ブラジリア 在 ブラジリア 日 本 大 使 館 打 ち 合 わせ 2 9 月 29 日 火 USAID ブラジリア MAPA( 農 務 省 ) JICA ブラジル 3 9 月 30 日 水 EMBRAPA( 農 牧 畜 研 究 公 社 ) ブラジリア CNA( 全 国 農 畜 産 業 連 盟 ) ABC( 国 際 協 力 庁 ) 4 10 月 1 日 木 FAO ブラジリア IBRD( 世 界 銀 行 ) 5 10 月 2 日 金 CAMPO( 日 伯 農 業 開 発 株 式 会 社 ) ブラジリア CONAB( 食 料 供 給 公 社 ) AFD( 仏 開 発 庁 ) 6 10 月 3 日 土 ゴイアス 州 パイネリア 地 域 セラード 事 業 入 植 ブラジリア 地 視 察 在 ブラジリア 日 本 大 使 館 訪 問 7 10 月 4 日 日 ブラジリア リオに 移 動 リオ 8 10 月 5 日 月 在 リオデジャネイロ 日 本 総 領 事 館 サンパウロ JBIC ブラジル BNDES( 国 立 社 会 経 済 開 発 銀 行 ) リオ サンパウロに 移 動 9 10 月 6 日 火 ブラジル 日 本 商 工 会 議 所 サンパウロ A 社 ( 日 系 企 業 ) 在 サンパウロ 日 本 総 領 事 館 月 7 日 水 JETRO サンパウロ サンパウロ B 社 ( 日 系 企 業 ) 月 8 日 木 C 社 ( 日 系 企 業 ) サンパウロ イシドロ 山 中 元 農 務 大 臣 特 別 補 佐 官 月 9 日 金 D 社 ( 日 系 企 業 ) ABIOVE(ブラジル 植 物 油 産 業 協 会 ) E 社 ( 日 系 企 業 ) サンパウロ 6

11 日 順 月 日 曜 行 程 訪 問 先 宿 泊 先 Bunge 社 月 10 日 土 サンパウロ イグアスに 移 動 CETAPAR(JICA パラグアイ 農 業 総 合 試 験 場 ) イグアス 移 住 地 イグアス 農 協 月 11 日 日 ピラポ 農 協 カーレンドゥ 港 候 補 地 エンカルナシ オン ラパス 農 協 日 系 農 協 中 央 会 田 岡 前 駐 日 大 使 月 12 日 月 CRIA( 農 牧 省 地 域 農 業 研 究 センター) アスンシオン コロニアス ウニーダス 農 協 JICA パラグアイ 所 長 他 と 打 ち 合 わせ 月 13 日 火 MAG( 農 牧 省 ) アスンシオン SENAVE( 植 物 種 子 品 質 防 疫 事 業 団 ) INBIO(バイオテクノロジー 研 究 所 ) FECOPROD( 生 産 者 組 合 連 会 ) CAPECO( 油 糧 穀 物 輸 出 協 会 ) F 社 ( 日 系 企 業 ) 月 14 日 水 国 立 アスンシオン 大 学 農 学 部 アスンシオン DIA( 農 牧 省 試 験 研 究 局 ) IAN( 国 立 農 業 研 究 所 ) G 社 ( 日 系 企 業 ) 月 15 日 木 USAID アスンシオン UNDP EU IDB( 米 州 開 発 銀 行 ) FAO 月 16 日 金 JICA パラグアイにて 協 議 在 パラグアイ 日 本 大 使 館 報 告 また 現 地 調 査 におけるヒアリング 議 事 録 を 付 属 資 料 2 に 添 付 する 7

12 第 2 章 基 礎 情 報 協 力 実 施 案 件 の 調 査 分 析 副 課 題 である 安 定 的 な 食 料 生 産 の 増 大 及 び 安 心 安 全 な 食 料 生 産 の 確 保 との 関 連 を 念 頭 に 置 きつつ ブラジル パラグアイの 両 国 に 関 する 基 礎 情 報 の 調 査 及 び 関 連 協 力 実 施 案 件 の 調 査 を 行 った 調 査 においては 今 後 の 動 向 が 地 球 的 規 模 の 食 料 安 全 保 障 にいかなる 影 響 を 及 ぼすかを 考 慮 し 次 項 以 降 の 検 討 分 析 に 有 用 なフィードバック を 与 えることができるように 取 りまとめた 2.1 基 礎 情 報 の 調 査 協 力 実 施 案 件 の 調 査 分 析 を 行 うに 際 して ブラジル 及 びパラグアイにおける 食 料 農 業 農 村 分 野 についての 基 礎 情 報 を 整 理 する 具 体 的 には 両 国 における 農 業 関 連 の 土 地 制 度 農 業 適 地 の 分 布 農 薬 の 使 用 状 況 GMO/Non-GMO 作 物 の 栽 培 状 況 病 害 虫 の 発 生 状 況 人 口 動 向 と 将 来 推 計 農 業 経 営 体 制 及 び 農 業 技 術 研 究 状 況 について 概 要 を 以 下 に 取 りまとめる 農 業 関 連 の 土 地 制 度 (1)ブラジルにおける 土 地 制 度 ブラジルにおける 土 地 制 度 として 特 に 外 国 人 の 土 地 購 入 に 係 る 制 度 について 以 下 に 述 べる a. 関 連 現 行 法 令 外 国 人 ( 自 然 人 及 び 法 人 )によるブラジル 国 内 の 農 地 取 得 にあたっては 次 の 3 つの 法 令 が 適 用 されることとなっている 1 法 律 第 5868 号 (1972 年 12 月 12 日 制 定 ) 農 地 等 の 取 得 に 際 して 全 国 農 地 登 録 システム (SNCR)に 登 録 することを 義 務 づ ける 法 律 である 2 法 律 第 5709 号 (1971 年 10 月 7 日 制 定 ) 外 国 人 ( 法 人 を 含 む)の 農 地 取 得 に 係 る 要 件 手 続 き 等 を 規 定 した 法 律 であり 以 下 の 事 項 が 規 定 されている 取 得 しようとする 農 地 が 全 国 農 地 登 録 システム (SNCR)に 登 録 されているこ と Municipio( 市 をいくつか 束 ねた 地 理 的 単 位 )を 一 単 位 として 同 単 位 の 面 積 の 25% を 超 えない 範 囲 まで 外 国 人 による 農 地 取 得 を 認 める また 同 一 国 籍 の 複 数 の 外 8

13 国 人 による 農 地 取 得 については 合 計 で 40%を 超 えない 範 囲 までしか 認 められない 法 人 による 集 団 開 拓 ( 入 植 ) 地 の 場 合 当 該 開 拓 地 内 で 外 国 人 が 所 有 する 農 地 の 面 積 の 合 計 が 同 地 内 全 農 地 面 積 の 70%を 超 えないこと 個 人 として 農 地 を 取 得 する 場 合 ブラジルに 永 住 し かつ 外 国 人 登 録 証 を 所 有 し ていること 法 人 として 農 地 を 取 得 する 場 合 ブラジルでの 営 業 が 許 可 された 法 人 であること 外 国 人 が 農 地 を 取 得 しようとする 場 合 その 面 積 に 応 じて 以 下 の 追 加 的 な 要 求 事 項 が 課 せられる (A) 開 発 基 準 変 数 (MEI)が 3 以 下 の 場 合 追 加 事 項 なし (B) 開 発 基 準 変 数 (MEI)が 3 を 超 え 50 以 下 の 場 合 INCRA( 国 立 植 民 農 地 改 革 院 )の 事 前 承 認 が 必 要 となる (C) 開 発 基 準 変 数 (MEI)が 50( 法 人 の 場 合 は 100)を 超 える 場 合 国 会 の 事 前 承 認 が 必 要 となる ここで 開 発 基 準 変 数 (MEI)とは 人 口 や 市 街 地 からの 距 離 等 の 各 種 統 計 値 を 元 に 市 ごとに 算 出 される 変 数 のことである 外 国 人 ( 法 人 )に 対 しては 開 発 計 画 等 の 具 体 的 目 的 内 容 を 個 別 に INCRA また は 国 会 が 審 査 した 上 で 承 認 することとされている ただし 現 在 は 外 資 100%のブラジル 子 会 社 であっても 本 社 がブラジルに 置 かれ ていれば 外 国 法 人 とは 見 なされないため 実 態 として 外 国 法 人 が 直 接 農 地 を 購 入 する 事 例 はなく 本 規 定 の 適 用 を 受 ける 例 もない 3 法 律 第 6634 号 (1979 年 5 月 2 日 制 定 ) 国 家 安 全 保 障 の 観 点 から 国 境 地 帯 周 縁 150km 以 内 においては いかなる 目 的 にお いても 外 国 人 の 土 地 を 認 めないことを 規 定 した 法 律 である b. 外 国 人 による 農 地 取 得 の 現 状 近 年 ブラジル 国 内 において 外 国 人 による 農 地 取 得 が 拡 大 しているとの 指 摘 がなされ ている 統 計 上 は 明 確 に 把 握 することは 困 難 であるが 米 国 カナダ 豪 州 中 国 等 が 大 規 模 な 土 地 購 入 を 進 めているようである 例 えば バイア 州 では 米 国 やカナダの 企 業 が 農 地 を 購 入 して 大 豆 や 綿 花 トウモロコシの 生 産 を 行 っている また 豪 州 の 企 業 は 中 西 部 にて 取 得 した 土 地 で 畜 産 食 肉 加 工 事 業 を 展 開 しており さらに 中 国 もマット グロッソ 州 など 中 西 部 にて 大 豆 生 産 に 関 与 しようとしているという また 近 年 は 中 東 諸 国 がバイオエタノール 生 産 を 目 的 とした 農 地 取 得 に 関 心 を 示 しているようである 一 方 で 穀 物 メジャーは 土 地 取 得 を 一 切 行 っておらず 農 業 生 産 そのものには 手 を 出 してい ない 状 況 である 州 ごとの 外 国 人 による 農 地 取 得 物 件 数 及 び 面 積 を 表 2-1 に 示 す 9

14 表 ブラジルにおける 外 国 人 の 土 地 取 得 状 況 州 名 件 数 面 積 (ヘクタール) マット グロッソ 1, ,751 サンパウロ 12, ,241 マット グロッソ ド スル ,599 パラナ 5, ,640 パラ 1, ,668 ゴイアス ,734 ミナス ジェライス 2, ,068 アマゾナス ,287 バイア 1, ,060 リオ グランジ ド スル 1, ,593 トカンチンス ,369 リオデジャネイロ 2,236 78,587 マラニョン ,386 サンタカタリーナ 1,354 55,073 ピアウイ 75 42,809 ロンドリーナ ,020 セアラ ,138 エスピリット サント ,860 ロライマ 51 18,401 リオ グランジ ド ノルチ ,114 アクレ 32 14,033 ペルナンブコ 350 7,838 パライーバ 247 6,320 アマパ 15 6,228 ブラジリア 連 邦 区 206 4,182 セルジッペ 79 2,902 アラゴアス 73 2,266 合 計 34,082 3,662,110 なお a.2にて 述 べたように 現 在 は 外 資 100%のブラジル 子 会 社 であっても 本 社 がブラジルに 置 かれていれば 外 国 法 人 とは 見 なされないため 実 態 としては 外 国 法 人 が 直 接 農 地 を 購 入 する 事 例 はないとみなされている また ブラジル 人 ( 及 び 法 人 ) 名 義 を 用 いた 外 国 人 による 農 地 取 得 が 行 われているとの 指 摘 もなされているが 具 体 的 な 件 数 面 積 等 は 把 握 されていない 図 2-1 に 外 国 人 の 土 地 取 得 状 況 を 地 図 にて 示 す 1 在 ブラジリア 日 本 国 大 使 館 提 供 資 料 より データには 外 国 資 本 の 企 業 による 土 地 の 取 得 及 び 外 国 企 業 に よる 国 内 の ペーパーカンパニー( 名 義 のみブラジル 人 又 は 法 人 ) による 土 地 の 取 得 は 含 まれていない 10

15 :100 平 方 キロメートル 以 下 :100~1,000 平 方 キロメートル :1,000 平 方 キロメートル 以 上 2 図 2-1 ブラジルにおける 外 国 人 の 土 地 取 得 状 況 また 2009 年 9 月 15 日 付 の フォーリャ デ サンパウロ (Folha de São Paulo) 紙 は 伯 政 府 が 法 定 アマゾン 地 域 における 外 国 人 の 農 地 購 入 について 規 制 を 強 化 する 新 法 案 を 作 成 していると 述 べている 新 法 案 によると 政 府 は 法 定 アマゾン 地 域 での 外 国 人 への 農 地 購 入 に 係 る 制 限 を 拡 大 し 外 国 人 は 同 地 域 においては Municipio における 土 地 の 10%までしか 保 有 できないとするようである なお 他 の 地 域 における 外 国 人 の 農 地 購 入 に 係 る 制 限 については 従 来 の 25%に 変 更 は 無 い 制 限 の 対 象 となるのは ブラジルに 居 住 する 外 国 人 ブラジルで 活 動 する 外 資 企 業 外 資 の 影 響 下 にあるブラジ ル 企 業 の 3 つであり ブラジル 在 住 ではない 外 国 人 及 び 国 内 での 営 業 が 認 可 されていな い 法 人 の 土 地 購 入 は 認 められていない 同 地 域 での 外 国 人 対 象 物 件 面 積 の 限 度 は 現 在 の 5000 ヘクタ-ルから 1500 ヘクター ル~3000 ヘクタールへ 制 限 されることとなる 図 2-2 に 法 定 アマゾン 地 域 の 図 を 示 す 2 在 ブラジリア 日 本 国 大 使 館 提 供 資 料 より 11

16 3 図 2-2 法 定 アマゾン 地 域 (2)パラグアイにおける 土 地 制 度 パラグアイにおいては 国 境 付 近 を 除 いて 外 国 人 による 土 地 購 入 についての 制 約 はブ ラジルのように 設 けられていない 例 えば 東 部 地 域 ( 特 にアルト パラナ 州 )におい てはブラジルからの 移 住 者 が 農 地 を 購 入 して 大 豆 生 産 に 従 事 しており また 日 本 の 造 船 会 社 がパラグアイ 川 沿 いに 土 地 を 購 入 して 造 船 所 建 設 農 業 生 産 事 業 の 展 開 を 計 画 し ている 事 例 もある しかしながら 概 してパラグアイにおいてはブラジルほどには 外 国 人 による 土 地 取 得 は 進 んでいない 一 方 で 国 境 付 近 の 土 地 購 入 については 2002 年 に 議 会 にて 議 論 された 国 境 保 安 地 帯 設 置 法 案 に 見 られるように 政 府 として 制 限 を 設 ける 動 きにある この 法 案 は 隣 国 ア ルゼンチン 及 びブラジルとの 貿 易 紛 争 がきっかけとなって 下 院 で 成 立 したもので ブラ ジル 及 びアルゼンチン ボリビアとの 国 境 地 帯 50 キロメートル 以 内 での 外 国 人 の 土 地 所 有 及 び 企 業 経 営 を 制 限 するものである また 2002 年 段 階 で 既 に 土 地 を 所 有 して いる 外 国 人 は その 土 地 を 10 年 以 内 (2012 年 まで)にパラグアイ 人 に 売 却 しなければ ならないとも 規 定 している 同 法 案 は 上 院 で 圧 倒 的 多 数 で 否 決 されたが 今 後 もこれら の 動 きが 顕 在 化 する 可 能 性 は 高 いといえる 4 3 在 ブラジリア 日 本 国 大 使 館 提 供 資 料 より

17 2.1.2 農 業 適 地 の 分 布 (1)ブラジルにおける 農 業 適 地 の 分 布 カンピーナスにある EMBRAPA にて 気 候 変 動 による 農 業 適 地 分 布 への 影 響 につい ての 研 究 がなされており 大 豆 トウモロコシ コーヒー キャッサバなどの 主 要 作 物 の 生 産 適 地 がどのように 変 化 するかのシミュレーション 結 果 が 公 開 されている これら シミュレーションのベースとなるデータとして 現 段 階 での 農 業 適 地 分 布 も 公 開 されて おり これらのうち 特 に 重 要 である 大 豆 及 びトウモロコシの 適 地 分 布 を 図 2-3 図 2-4 に 示 す 適 地 生 産 地 適 地 非 生 産 地 不 適 地 非 生 産 地 不 適 地 生 産 地 保 護 地 域 ( 対 象 外 ) 5 図 2-3 ブラジルにおける 大 豆 栽 培 の 適 地 分 布

18 適 地 生 産 地 適 地 非 生 産 地 不 適 地 非 生 産 地 不 適 地 生 産 地 保 護 地 域 ( 対 象 外 ) 6 図 2-4 ブラジルにおけるトウモロコシ 栽 培 の 適 地 分 布 (2)パラグアイにおける 農 業 適 地 の 分 布 パラグアイにおける 農 業 適 地 について パラグアイ 川 以 西 のチャコ 地 方 は 降 雨 量 が 乏 しく 牧 畜 以 外 には 不 向 きとされている 一 方 で パラグアイ 川 以 東 特 に 東 部 のイタ プア 州 アルト パラナ 州 は 肥 沃 な 穀 倉 地 帯 とされており 同 時 に 放 牧 ( 主 に 牛 )も 盛 んに 行 われている 主 産 物 である 大 豆 の 生 産 性 は 平 均 でブラジルのそれよりも 高 い 図 2-5 及 び 表 2-2 に パラグアイ 東 部 の 穀 倉 地 域 における 農 業 適 地 の 分 布 及 びその 面 積 を 示 す なお 図 2-5 において 緑 色 が 農 業 適 地 赤 色 が 農 業 不 適 地 をそれぞれ 示 している

19 7 図 2-5 パラグアイにおける 穀 物 栽 培 の 適 地 分 布 表 パラグアイ 東 部 における 農 業 適 地 面 積 州 名 適 地 面 積 比 比 比 中 位 適 地 面 積 不 適 地 面 積 率 率 率 合 計 (ha) % (ha) % (ha) % (ha) 01-Concepcion 1,201, , , ,827, San Pedro 1,289, , ,047, Cordillera 207, , , Guiaira 167, , , , Caaguazu 854, , , ,233, Caazapa 561, , , , Itapua 973, , , ,349, Misiones 166, , , , Paraguari 391, , , , Alto Parana 1,215, , ,311, Central 99, , , Neembucu 5, , ,020, ,084, Canindeyu 988, , , ,176, Amanbay 1,315, , , ,442,892 合 計 9,436, ,213 5,052,883 15,157,602 7 パラグアイ 農 牧 省 資 料 より 8 パラグアイ 農 牧 省 提 供 資 料 を 元 にMRI 作 成 西 部 の 三 州 (Alto Paraguay, Boquerón, Presidente Hayes)は 含 まれていない 15

20 2.1.3 農薬の使用状況 1 ブラジルにおける農薬の使用状況 a.概要 ブラジル地理統計院 IBGE が 2009 年 9 月 30 日に発表した 2006 年農業統計調査 によると ブラジルの農場の 78.9 が農薬を使用している 農薬使用状況は図 2-6 のよ うに分布しており 南の方で多く使用されており 種類としては除草剤が多く使用され ている 使用区分 除草剤 殺ダニ剤 殺菌剤 殺虫剤 その他 売上高 図 2-6 ブラジルにおける農薬使用状況9 9 ATLAS Geográfico Escolar (4a edição) Instituto Brasileiro de Geografia e Estatística, Rio de Janeiro, p133 (2007) 16

21 1011 b. 農 薬 使 用 の 問 題 点 2006 年 農 業 統 計 調 査 12 で 農 薬 使 用 の 問 題 点 としてあげられていることとして 農 薬 散 布 による 健 康 への 影 響 がある 農 薬 散 布 で 最 も 使 われる 道 具 は 噴 霧 器 であり 健 康 への 影 響 が 心 配 されている 農 薬 を 使 用 している 農 場 のうち 責 任 者 たちが 政 府 や 組 合 私 的 機 関 からの 技 術 指 導 を 受 けていない 率 が 56.3%にも 上 り 人 体 への 健 康 や 環 境 におけ るインパクトの 軽 減 のために 技 術 指 導 が 求 められている また 農 薬 が 使 用 されている 大 半 の 農 地 の 作 業 指 導 責 任 者 が 初 等 教 育 を 終 えていない もしくはほとんど 教 育 を 受 けていない 教 育 レベルにある(77.6%) このため まずは 各 農 業 従 事 者 が 農 薬 の 説 明 書 を 読 んで 理 解 するということが 必 要 と 考 えられるが 農 業 従 事 者 が 小 学 校 などの 初 等 教 育 を 受 けていないため 文 字 を 読 むことができず 農 薬 の 使 用 基 準 を 守 れないという 状 況 である 大 豆 さび 病 に 関 して 薬 剤 散 布 は 一 定 の 効 果 はあるが 農 家 のコスト 負 担 が 大 きいのが 問 題 となっている 13 以 下 に 農 薬 使 用 に 関 する 課 題 をまとめる 農 薬 散 布 は 噴 霧 器 で 行 われており 健 康 への 影 響 が 懸 念 されている 農 薬 の 指 導 に 関 する 技 術 的 指 導 が 足 りない 農 業 従 事 者 が 初 等 教 育 を 受 けておらず 農 薬 の 説 明 書 を 読 むことが 出 来 ない 薬 剤 散 布 は 農 家 にとってコスト 負 担 である 14 c. 有 機 農 業 ブラジルにおける 有 機 農 業 はまだほとんどの 農 場 で 行 われておらず ブラジル 生 産 者 全 体 のわずか 1.8%でしかない 最 も 頻 繁 に 行 われているのは 牧 畜 及 びその 他 動 物 の 飼 育 (41.7%)と 一 年 生 栽 培 生 産 (33.5%)である しかし その 生 産 物 のほとんどは 特 に 日 本 米 国 や 欧 州 連 合 その 他 30 カ 国 以 上 への 輸 出 (60%) 向 けである ブラジル 地 理 統 計 院 の 資 料 によると 外 国 市 場 へ 出 荷 される 有 機 農 産 物 は コーヒー 豆 やカカオ( 多 年 生 栽 培 品 種 )の 他 大 豆 砂 糖 及 び 米 ( 一 年 生 栽 培 品 種 )などの 生 鮮 品 及 び 加 工 生 産 物 また 牧 畜 及 び 小 動 物 の 飼 育 ( 肉 牛 乳 及 び 蜂 蜜 製 品 )を 起 源 とす る 生 産 物 及 び 採 取 物 ( 主 にヤシの 芽 )が 中 心 である 国 内 市 場 向 けの 有 機 農 業 生 産 物 としては 果 物 や 野 菜 類 の 産 物 を 含 む 園 芸 草 花 栽 培 分 野 (4.5%)において 広 く 存 在 していることが 明 らかになっている これらの 品 目 は 国 内 市 場 で 重 要 なウェイトを 占 めており 大 都 市 圏 にある 生 産 者 と 消 費 者 間 の 経 済 連 帯 ブラジル 地 理 統 計 院 (IBGE)が 国 内 520 万 ヵ 所 の 農 園 に 対 して 行 った 調 査 で 生 産 者 農 業 構 造 使 用 技 術 及 び 従 業 員 に 関 するデータを 収 集 した 13 国 際 農 林 水 産 業 研 究 センター(JIRCAS) 神 代 氏 へのヒアリングより

22 ネットワークや各土地の自由市などの様々な販売店で流通している 2 パラグアイにおける農薬の使用状況 a.概要 パラグアイで一般的に使用される主な農薬類を表 2-3に示す 主作物の大豆と小麦用 には除草剤のグリフォサートが使用されている また 殺菌剤のテブコナゾールが種子 消毒に使用されているほか 殺虫剤のイミダクロプリドが使用されている 表 2-3 分類 除草剤 殺虫剤 殺菌剤 パラグアイで一般的に使用される主な農薬類15 農薬名 グリフォサート 商品名 和名 ラウンドアップ 備考 対象雑草 病害虫 非選択性 大豆 小麦用にパ国 現場で使用 パラコート グラモキソン 非選択性 クレトジム セレクト 選択性 イネ科雑草 シペルメトリン アグロスリン 野菜類 コナガ アオムシ ア ブラムシ コナジラミ等 チオジカルプ ラービン 野菜類 アオムシ ヨトウムシ 等大型りん翅目 アセフェート オルトラン 野菜類 アブラムシ コナガ ヨトウムシ アザミウマ等 イミダクロプリド アドマイヤー 野菜類 アブラムシ アザミウ マ コナジラミ等 パ国現場で 使用 クロルピリフォス ダーズバン 野菜類 ネキリムシ ヨトウム シ マメシンクイガ カルベンダジム サンネート インゲン菌核病 リンゴ腐乱 病 黒星病 ア ゾ キ シ ス ト ロ ビ アミスター 大豆 紫斑病 野菜類 さび ン うどんこ病 チラム チウラム チウラム 80 チオ 豆類 野菜類 飼料作物 立枯 ノック 病 種子粉衣 テブコナゾール シルバキュア オ 小麦 うどんこ 赤かび 赤さ ンリーワン び病 ネギ類 さび 黒斑病 小麦の種子消毒剤としてパ国 現場で使用 b.使用状況 2006 年頃から除草剤(グリフォサート剤 ラウンドアップ)耐性の雑草(Digitaria 15 JICA筑波 匠原監一郎氏提供資料より 2009年度データ 18

23 insularis)が一部地域で散見されるようになってきている 今後この薬剤耐性の雑草が広 がった場合 防除のためにグリフォサート剤が大量に散布され 環境や経済へ大きな被 害が発生することが懸念されている また グリフォサート剤耐性の雑草に対しても効 果があるとされている除草剤のトリフルラリンやクレトジムを繰り返し使用すること によって新たな抵抗性が生まれることも懸念されている 日本では作物ごと 対象病害虫ごとに使用してよい農薬が決まっているが パラグア イをはじめとする南米諸国ではそのような規定は存在せず 例えば本来大豆用ではない 農薬が大豆に使用されることも多い また 日本では既に禁止された有機水銀系農薬が いまだ使用されることもあり さらに収穫後に農作物を通常より遥かに高い濃度の殺菌 剤に浸して出荷する場合もある このような状況であるため 農薬による健康被害が出 ていたとしても原因が特定できない状態となっている なお 農薬の散布方法はほとん どが動噴である GMO/Non-GMO 作物の栽培状況 1 ブラジルにおける GMO/Non-GMO 作物の栽培状況 a.概要 2008 年のブラジルにおける遺伝子組み換え作物の栽培面積は アメリカ アルゼン チンに次いで世界第 3 位である(表 2-4 参照) 2005 年 にブラジルにおける遺伝子組換 GM 作物の作付けが合法1617となった その後 年々面積が増加し 現在の栽培面積 は 1580 万ヘクタールとなっている(表 2-5 参照) 2005 年の段階でブラジルにおいて栽培が許可されていた GM 作物は RR Roundup Ready 大豆と BT Bacillus Thuringiensis 綿花のみであったが18 現在は大豆 綿花に 加えトウモロコシなども栽培されている ブラジルにおける遺伝子組み換えトウモロコ シは環境保護主義者や消費者保護グループの反対もありなかなか認可されず 2008 年 にようやく認可され すでに 5 種類の害虫抵抗性 Bt トウモロコシ品種と 除草剤耐 性をあわせ持つスタック 掛け合わせ 品種19をバイオセーフティ委員会 CTNBio が 承認している 2009 年-2010 年のブラジル産トウモロコシの約 40 パーセントが 遺伝 子組み換え品種となる見通しである 年3 月 24 日付法令 11,105 号 通称:バイオ安全保障法 Lei de Bioseguranca モンサント社の害虫抵抗性トウモロコシMON810とバイエル社の除草剤耐性トウモロコシリバティーリン クなど

24 表 2-4 世界の遺伝子組み換え作物の栽培面積の推移 単位 万 ha 21 米国 アルゼンチン カナダ ブラジル 中国 インド パラグアイ 南アフリカ その他 フィリピ ン ウルグアイ オーストラリア 他 表 2-5 ブラジルにおける遺伝子組み換え作物の栽培状況 年から 2007 年まで遺伝子組み換え作物の経済的利益 29 億ドル 2008 年 栽培面積 (ha) 1,580 万 2008 年 対前年比 +5 主たる農作物 大豆 トウモロコシ 綿花 b.ブラジルにおける遺伝子組み換え作物の普及 年当時では RR 大豆は南部のリオグランデドスル州に比べ セラード地域では普 及していなかった 理由としては 非 GM 品種と RR 大豆を利用したときの生産性に大 きな影響がなかったこと及び非 GM 品種のほうが約 20 安いことがあげられる この ように一部地域でしか普及していなかったため GM 作物と非 GM 作物を分別できてい たが 今後普及してくると分別システムやトレーサビリティが課題になると考えられる 2006 年 農業用地のほぼ半分 46.4 で遺伝子組み換え大豆が栽培され 面積 400 万 ヘクタールを占めるに至った また 2005 年にはアルンゼチンから密輸で入ってくる GM 種子が問題となっていた 2005 年ブラジルでは 販売価格の 3-10 がロイヤリティとして徴収されているが 1kg あたり約 30 セント その回収が不十分であるという問題もあった

25 2005 年 では GM 作 物 の 運 送 に 関 してもそもそも 運 送 コストが 高 いブラジルにおいて 誰 がどのようにその 流 通 コストを 負 担 していくのかが 課 題 であった 年 のブラジル 産 トウモロコシの 約 40 パーセント 25 が 遺 伝 子 組 み 換 え 品 種 となる 見 通 しである 26 ブラジルの 農 業 生 産 者 が 2008 年 冬 トウモロコシの 作 付 けのうち 約 20 パーセントにおいて 遺 伝 子 組 み 換 え 品 種 を 用 いたところ 10~15 パーセントのコ スト 削 減 と 10 パーセントの 収 量 増 という 結 果 が 出 ている しかし 遺 伝 子 組 み 換 え トウモロコシ 種 子 の 量 種 類 が 不 足 している 点 が 普 及 を 妨 げる 要 因 になっていると 指 摘 されている このため ブラジルでこの 技 術 を 完 全 に 利 用 できるようになるには あ と 4 年 はかかると 想 定 されている 27 今 後 ブラジルにおいて 遺 伝 子 組 み 換 え 作 物 を 普 及 させるために 必 要 となる 課 題 を 以 下 にまとめる 従 来 の 品 種 と 比 べて 生 産 性 が 良 くなる GM 作 物 であること 種 子 が 従 来 の 品 種 と 比 べて 高 価 でないこと 種 子 の 量 や 種 類 の 不 足 の 解 消 GM 作 物 と 非 GM 作 物 の 分 別 システムやトレーサビリティの 確 立 確 実 なロイヤリティの 徴 収 GM 作 物 の 流 通 システム 確 立 2829 c.gm 作 物 の 開 発 特 にブラジル 南 部 では 殆 ど 毎 年 のように 乾 燥 害 が 発 生 しており 頻 繁 にさび 病 か 乾 燥 害 がどちらかの 被 害 を 受 けるという 状 況 であるため 耐 乾 燥 性 の 遺 伝 子 組 み 換 え 作 物 の 研 究 が 進 んでいる 大 豆 では 脱 水 に 対 して 抵 抗 を 示 す DREB 遺 伝 子 を 利 用 して 遺 伝 子 組 換 えの 耐 乾 燥 性 大 豆 品 種 開 発 を 行 っている 日 本 とブラジルの 共 同 研 究 状 況 としては 国 際 農 林 水 産 業 研 究 センター(JIRCAS)が 遺 伝 子 と 解 析 技 術 を 提 供 し ブラジルの 農 牧 畜 研 究 公 社 (EMBRAPA)が 乾 燥 耐 性 の 評 価 を 行 うという 役 割 分 担 となっている DREB 遺 伝 子 につ いては JIRCAS がパテントを 押 さえているため 日 本 に 技 術 的 強 みがあるといってよい だろう ただし 他 の 遺 伝 子 については 他 国 も 研 究 を 進 めており 競 合 も 激 しく 耐 乾 燥 性 大 豆 の 育 種 全 般 に 対 して 強 みがあるとは 言 えない 現 在 バイオメジャーがトウモロコシの 耐 乾 燥 性 品 種 の 開 発 販 売 を 目 論 んで 研 究 を 進 めているようである また ブラジル サンパウロ 州 立 サトウキビ 技 術 センター(CTC) 25 ブラジルのトウモロコシ 栽 培 は 二 期 作 で 前 期 は9 月 から12 月 に 栽 培 され 後 期 は12 月 から1 月 の 間 に 作 付 されている 2009 年 のトウモロコシの 栽 培 面 積 は600 万 ヘクタールになると 見 られている 国 際 農 林 水 産 業 研 究 センター(JIRCAS) 神 代 氏 へのヒアリングより

26 では 通常のサトウキビより 15 高い蔗糖レベルを示すように遺伝子組み換えされた 3 つの品種の野外栽培試験を実施されており バイテク企業も注目している 実用化され れば 15 年以内にサトウキビからのエタノール産出量を現在のヘクタール当たり 6,000 リットルから 2 倍の 1 万 2,000 リットル以上にすることができると想定されている ブラジルは 土壌や天候が多様なため 国内のそれぞれの地域の気候風土に合った遺 伝子組み換え品種を開発し 普及させるためには 数年を要するといわれている 2 パラグアイにおける GMO/Non-GMO 作物の栽培状況 a.概要 年のパラグアイにおける遺伝子組み換え作物の栽培面積は 世界第 7 位であり 年々栽培面積を増やしており 2008 年は 270 万ヘクタールである(表 2-6 表 2-7 参照) 大豆が主に栽培されており 非組み換え大豆の栽培面積は 0.5%以下であり ほとんど が GM 大豆である31 表 2-6 パラグアイにおける遺伝子組み換え作物の栽培状況 年から 2007 年まで遺伝子組み換え作物の経済的 5 億ドル 利益 2008 年 栽培面積 (ha) 270 万 2008 年 対前年比 +4 栽培の傾向 大豆 表 パラグアイの栽培面積の推移 単位 万 ha 年 JICA筑波の匠原監一郎氏へのヒアリングより

27 2.1.5 病虫害の発生状況 1 ブラジルにおける病虫害の発生状況 表 2-8 に ブラジルにおける病害虫の発生状況を示す 大豆については 病害虫の中 でさび病の被害が最も深刻であると言われている 表 2-8 ブラジルにおける病害虫の発生状況 1956 年 サワーオレンジがカンキツトリステザウイルス病によって壊滅的打撃 年 アマゾン地域で猛威をふるっているコショウ樹ネクトリア病原菌 1992 年 ダイズシストセンチュウの発生35 その後 6 年間に 7 州 70 カ所に伝播 年 さび病が南米に侵入 現在も広がっている a.さび病37 さび病は 2001 年に南米に侵入し 現在も広がっている最中である ブラジルの大豆 については 現段階では病虫害の中でさび病の被害が最も深刻であると言われている また 特にブラジル南部では殆ど毎年のように乾燥害が発生しており さび病か乾燥害 がどちらかの被害を受けるという状況にある さび病の抵抗性 感受性が非常にわかり にくく 見分けがつきにくいのが特徴である 薬剤散布は一定の効果はあるが農家のコ スト負担が大きいのが問題となっている また中間宿主の排除も現実的に困難のようで ある 2003 年から抵抗性品種の開発をプロジェクト目標とし JIRCAS が研究者を派遣して いる さび病菌もレースが多様であり 抵抗性品種を開発しても別の新たな菌が発生す ると被害にあってしまう レース特異的でない抵抗性品種が開発できると望ましいが なかなか困難である 日本では栽培面積が少なくさび病の被害がさほど大きくないため 過去に比べ現在はさび病の研究はあまり行われていない ブラジルや米国にはさび病研 究の蓄積はないはずであるが 日本が明らかな強みを有しているとも言い難い状況であ る 2 パラグアイにおける病虫害の発生状況 表 2-9 に パラグアイにおける病害虫の発生状況を示す パラグアイでは大豆 ヒマワ リ トウモロコシ トマトの病害虫が顕著にみられる 大豆では さび病やセンチュウの 国際農林水産業研究センター JIRCAS 神代氏へのヒアリングより 23

28 被 害 が 顕 著 である トマトはヴィラ カベサ 病 の 被 害 が 大 きい みかんをはじめとした 柑 橘 類 にはカイヨウ 病 が 発 生 している 表 2-9 パラグアイにおける 病 害 虫 の 発 生 状 況 1991 年 トマトにヴィラ カベサ 病 ( 黄 化 えそ 病 )が 多 発 し 多 くの 被 害 2002 年 ダイズシストセンチュウが 発 生 2005 年 昆 虫 による 被 害 が 多 く 報 告 表 2-10 に パラグアイにおける 大 豆 を 対 象 とした 主 要 病 害 虫 の 特 徴 と 対 策 を 示 す 表 パラグアイにおける 大 豆 主 要 病 害 虫 の 特 徴 と 対 策 病 害 虫 学 名 防 除 対 策 さび 病 Phakopsora pachyrhizi Sydow 薬 剤 抵 抗 性 品 種 炭 腐 病 Macrophomina phaseolina 輪 作 斑 点 細 菌 病 Xanthomonas axonopodis, 抵 抗 性 品 種 葉 焼 病 等 Pseudomonas savastanoi, etc 紫 斑 病 Cercospora kikuchii 健 全 種 子 使 用 種 子 消 毒 薬 剤 の 茎 葉 散 布 ネコブセンチュウ Meloidogine sp 抵 抗 性 品 種 輪 作 総 合 的 ネグサレセンチュウ Pratylenchus sp 抵 抗 性 品 種 輪 作 総 合 的 カメムシ Euchistus heros 薬 剤 Nezara viridula Piezodorus guildinii 大 豆 アオムシ Anticarsia gemmatalis 薬 剤 コナジラミ Bemisia argentifolii 薬 剤 トマトにイエローリーフ カール 病 を 伝 播 する また 以 下 に 主 な 病 害 虫 の 発 生 状 況 をまとめる 38 JICA 筑 波 の 匠 原 監 一 郎 氏 へのヒアリングより 24

29 a.ダイズシストセンチュウ 39 (2003 年 ) パラグアイと 陸 路 国 境 を 接 するアルゼンチンやブラジルでシストセンチュウの 発 生 が 確 認 されており パラグアイへも 侵 入 することが 警 戒 されていた 1992 年 より CETAPAR がシストセンチュウのモニタリングを 国 境 沿 いの 大 豆 栽 培 地 帯 を 重 点 的 に 実 施 していたが 2002 年 内 陸 部 の 大 豆 種 子 圃 場 でシストセンチュウの 発 生 が 確 認 され た 当 初 植 物 防 疫 局 ではこれまでこれほど 大 がかりな 線 虫 調 査 を 実 施 したことがないた め 線 虫 の 調 査 に 必 要 な 線 虫 分 離 用 のふるい 流 し 顕 微 鏡 等 が 不 足 している 状 態 だ った 線 虫 レースに 対 応 した 抵 抗 性 品 種 による 防 除 体 制 が 敷 かれることが 望 まれている b. 昆 虫 (カブトムシ 等 ) 年 度 の 小 麦 作 において 土 壌 に 生 息 する 昆 虫 ( 主 に 甲 虫 類 の 幼 虫 )による 被 害 が 多 く 報 告 された 不 耕 起 栽 培 が 広 く 定 着 していること 同 じ 作 物 を 繰 り 返 し 栽 培 して いること 森 林 の 減 少 により 虫 の 生 息 する 場 所 が 少 なくなってきていることがゾウムシ やカブトムシなどの 昆 虫 類 が 被 害 をもたらしている 原 因 と 考 えられている ゾウムシ 41 ダイズゾウムシは 近 隣 のアルゼンチン ブラジル ボリビアでは 既 に 発 生 していたが パラグアイでは 1992/93 年 に イタプア 県 カピタンメサ 地 区 で 初 めて 発 見 された 2002 年 にイタプア 県 では 特 にひどい 被 害 を 受 けた ゾウムシによる 被 害 は 甚 大 で 成 虫 も 幼 虫 も 作 物 に 影 響 を 与 える 特 に 成 虫 による 大 豆 生 育 初 期 が 最 も 深 刻 である 発 生 密 度 が 高 く 食 害 がひどい 場 合 には 作 物 の 再 播 種 が 必 要 になる カブトムシ カブトムシの 幼 虫 による 小 麦 への 被 害 は 特 にパラグアイ 南 部 地 域 (ラパス ピラポ カピタンメサ オブリガード 等 )で 大 きく 50-60%の 収 量 減 といった 場 合 も 報 告 され た 主 に 秋 から 春 にかけて 根 時 には 地 表 面 の 茎 もかじり 食 害 を 与 える c.ウイルス 病 ヴィラ カベサ 病 ( 黄 化 えそ 病 )(ウイルス)

30 トマトに ヴィラ カベサ病 黄化えそ病 が多発して 生産農家は大きな被害を 受けた アザミウマ虫という微小昆虫 媒介虫 がウイルスを媒介することでヴィラ カベサ病が国内に蔓延したと分かったので 農牧省の担当官によってアザミウマ虫の駆 除とトマト畑への進入防止策が講じられ 栽培農家と国の研究機関が協力して病気に強 いトマト品種の選抜 導入を行った 人口動向と将来推計 1 ブラジルにおける人口動向と将来推計 南米が今後も世界の食料供給地域としての役割を果たすことができるか否かは 生産 量の推移に加えて国内の食料消費の動向の影響も大きく受ける 食料消費量を決定する 要因として ここでは人口動向とその将来推計について検討する 図 2-7 に 国連の 2006 年データに基づくによるブラジルの人口動向と将来推計を示 す ここで 2005 年までは実績データである また 推計値は中位推計の結果を用いて いる また 図 2-8 に 人口年齢構成比推移を示す 300, , , , ,000 50,000 - 図 Total Female Male ブラジルの人口動向及びその将来推計 単位 千人 43 国連2006年予測データより 26

31 図 以上 ブラジルの人口年齢構成比推移 単位 % 44 ブラジルの人口は 2015 年で 2 億人 2050 年で 2 億 5 千万人に達する見込みとされて いる 一方で 2009 年に公表された国勢調査結果では 出生率の低下のため人口増加 が頭打ちとなったとのデータが示されている このため 将来的な食料の国内需要増大 を見込んでも なお輸出余力を有するであろうとの見方も存在する しかしながら 今 後の経済発展及び所得向上に伴う食生活の高度化 食肉消費の増大など の影響を考え ると 仮に人口増大に歯止めがかかるとしても 食料需要自体は増大してゆく可能性が 高い 今後ブラジルがどの程度の食料輸出余力を維持することができるかは 大きな懸 念要因であると言える 2 パラグアイにおける人口動向と将来推計 図 2-9 に 国連の 2006 年データに基づくパラグアイの人口動向と将来推計を示す ブラジルと同じく 2005 年までは実績データである また 推計値は中位推計の結果を 用いている また 図 2-10 に 人口年齢構成比推移を示す 44 国連2006年予測データより 27

32 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2, Total 図 2-9 Male Female パラグアイの人口動向及びその将来推計 単位 千人 図 以上 パラグアイの人口年齢構成比推移 単位 % 46 以上のように パラグアイの人口は 2050 年の段階で 1000 万人近くに達する予定と推 定されている パラグアイは他の南米諸国に比べて相対的に人口が少なく また経済成 長の見込みも現段階で限られたものであるため パラグアイ国内で食料需給が逼迫し 国連2006年予測データより 国連2006年予測データより 28

33 国 際 的 な 食 料 需 要 に 大 きく 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 は 少 ないと 考 えられる 農 業 経 営 体 制 (1)ブラジルにおける 農 業 経 営 体 制 ここでは 特 に 農 地 所 有 形 態 に 注 目 して 大 規 模 生 産 者 と 小 規 模 生 産 者 の 比 率 につい ての 情 報 を 整 理 した ブラジル 農 業 においては 大 規 模 生 産 者 と 小 規 模 生 産 者 の 二 極 化 が 問 題 となっている 農 民 の 大 多 数 である 小 規 模 生 産 者 の 土 地 がブラジルの 全 農 地 の 1 割 ほどしか 占 めていな いのに 対 し 全 農 業 従 事 者 の 0.4%にすぎない 大 土 地 所 有 者 (2000 ヘクタール 以 上 を 所 有 )が 全 農 地 の 7 割 以 上 を 所 有 している 状 況 である なお ブラジルにおいては 所 有 農 地 4module 以 下 が 小 規 模 生 産 者 と 定 義 されている Module とは 面 積 を 示 すが 地 域 ごとに 値 が 異 なる 例 えば 4module はゴイアス 州 では 100 ヘクタールほど 南 部 諸 州 で は 80 ヘクタールほどであるという さらに 土 地 を 持 たない 土 地 なし 農 民 の 増 加 も 東 北 部 を 中 心 に 顕 著 になっており 大 農 場 での 雇 われ 労 働 や 都 市 への 出 稼 ぎが 増 大 して 問 題 となっている 今 後 大 規 模 農 場 の 機 械 化 省 力 化 が 進 むにつれて 必 要 とされる 労 働 力 がいっそう 減 少 することが 予 想 されるため 土 地 なし 農 民 の 生 計 の 問 題 がいっそう 深 刻 化 することが 懸 念 されてい る 47 ブラジルにはいまだ 広 大 な 未 開 地 が 存 在 し 森 林 伐 採 を 一 切 行 うことなく 今 後 も 農 地 拡 大 が 可 能 とされているが 一 方 でそれらの 開 墾 を 行 ったとしても 小 規 模 生 産 者 や 土 地 なし 農 民 らに 裨 益 するとは 限 らず 必 ずしも 彼 らの 農 業 経 営 改 善 にはつながらないとい う 指 摘 もある (2)パラグアイにおける 農 業 経 営 体 制 以 下 の 表 2-11 及 び 表 2-12 に パラグアイにおける 土 地 所 有 の 状 況 と 小 規 模 農 家 大 中 規 模 農 家 の 比 率 を 示 す 47 ブラジル 日 本 商 工 会 議 所 編 現 代 ブラジル 事 典 より 29

34 表 2-11 パラグアイにおける農地所有状況48 農家一軒あたりの 農地面積 10ha以下 10 20ha 20 50ha 50ha以上 合計 表 2-12 農家戸数 比率(%) 184,221 57,735 22,866 24,844 47, パラグアイにおける小農と中 大規模農家の比率49 農家分類 小農(家族経営) 大 中規模農家 合計 農家戸数 比率 264,822 91% 24,844 9% 289,666 面積(ha) 比率 1,960,112 6% 30,566,963 94% 32,527,075 以上のように 農地の所有規模の格差が大きく パラグアイの全農地の 9 割を 全農 家の 1 割弱しかいない大規模農家が所有している状況である 植民地時代に端を発する 伝統的な大土地所有制度が現在でも根強く残っており 農民の大部分が小作農であると いう大きな問題が存在する 農業技術状況 1 ブラジルにおける農業技術状況 ここでは ブラジルにおける農業技術の研究開発及び普及の状況について述べる 農業 分野における研究開発体制は 農牧畜研究公社 EMBRAPA が中心となっている 同公社 は全国 43 箇所に研究網を持ち 職員約 8000 名中 1650 名の博士を有する南米最大の農業研 究機関となっている 同公社は政府機関ではあるが独立採算制をとり 民間企業との共同 研究や委託研究を行うなど 柔軟な体制となっている また 世界とのネットワーク作り に熱心で ヨーロッパ 英 仏ほか アメリカ 多くの大学 アジア 韓国に支所設 パラグアイ農牧省提供資料より 同上 30

35 置 決 定 日 本 とも 協 議 中 )のほか アフリカではガーナに 支 所 を 持 っている 我 が 国 もセ ラード 開 発 に 関 連 してセラード 農 牧 研 究 所 (CPAC)に 多 くの 専 門 家 を 派 遣 するなど EMBRAPA 関 連 で 多 数 の 技 術 協 力 案 件 を 実 施 してきたほか JIRCAS が EMBRAPA と 長 い 協 力 関 係 を 有 している 遺 伝 子 組 み 換 えについては 研 究 段 階 と 生 産 段 階 の 2 段 階 で 許 認 可 を 行 うこととなっており 科 学 技 術 省 が 各 省 の 専 門 家 を 集 めた 委 員 会 で 科 学 的 に 検 証 さ れる 現 在 までに 遺 伝 子 組 み 換 えを 行 った 種 子 で 認 定 されたものは 総 数 26 種 を 数 える (2)パラグアイにおける 農 業 技 術 状 況 パラグアイでは 果 樹 と 野 菜 の 研 究 は 主 に 国 立 農 業 研 究 所 (IAN)で 大 豆 や 小 麦 な ど 穀 物 の 研 究 は 地 域 農 業 研 究 センター(CRIA)で 実 施 されている また JICA のパラ グアイ 農 業 総 合 研 究 所 (CETAPAR)においては 日 本 の 支 援 のもとで 総 合 的 な 研 究 開 発 がなされており それぞれ 農 民 に 対 して 普 及 が 実 施 されている しかしながら 全 体 的 に 見 てパラグアイの 技 術 は 非 常 に 遅 れており 農 作 物 の 品 種 はブラジルなど 他 国 に 大 き く 依 存 している 状 況 である なお CETAPAR は 2010 年 に 日 系 農 業 協 同 組 合 中 央 会 等 へ 移 管 されて Nikkei-CETAPAR となる 予 定 であり その 後 の 研 究 経 営 体 制 構 築 や 利 用 価 値 のアピール 方 法 等 について 現 在 検 討 がなされている 最 中 である また パラグアイの 研 究 機 関 共 通 の 課 題 として 政 府 から 出 る 人 件 費 がわずかであり 待 遇 が 悪 いため 技 術 を 有 する 人 材 が 民 間 企 業 に 移 ってしまうという 問 題 がある この ため 例 えば JICA の 研 修 を 受 けた 人 間 も 多 くが 民 間 に 移 ってしまっている 資 金 不 足 も 深 刻 であり ロイヤリティ 種 子 販 売 による 利 益 が 政 府 の 収 入 となってしまい 独 自 に 運 用 できないという 問 題 がある これらの 問 題 を 解 決 するため CRIA 等 の 公 的 研 究 機 関 を EMBRAPA のような 独 立 採 算 制 の 組 織 に 再 編 する IPTA 構 想 が 動 き 始 めており 政 府 にて 審 議 がなされている 状 況 である 2.2 我 が 国 及 び 他 国 国 際 機 関 等 による 協 力 実 施 案 件 の 援 助 効 果 の 分 析 我 が 国 及 び 他 国 国 際 機 関 による 協 力 実 施 案 件 の 援 助 効 果 の 分 析 を 行 い その 効 果 を 検 討 する (1)ブラジルにおける 援 助 効 果 分 析 ブラジルに 対 する 日 本 の 援 助 実 績 は 2007 年 度 までの 累 計 で 有 償 資 金 協 力 3, 億 円 無 償 資 金 協 力 億 円 技 術 協 力 億 円 である 日 本 の 援 助 額 は 2003 年 までは 1 位 であったが その 後 減 少 を 続 け 2006 年 には 支 出 純 額 ベースでマイナスと なった 現 在 ブラジルは 一 般 無 償 資 金 協 力 の 対 象 国 ではないほか 有 償 資 金 協 力 ( 円 借 款 )においても 借 款 供 与 は 可 能 ではあるものの 対 象 分 野 は 環 境 人 材 育 成 31

36 支 援 防 災 災 害 対 策 及 び 貧 困 地 域 における 格 差 是 正 支 援 に 限 定 されている ブラジルにおいては 合 理 的 農 業 開 発 モデルの 確 立 を 目 指 したプロデセール 事 業 をは じめとするセラード 開 発 プロジェクトは 我 が 国 の ODA 事 業 として 極 めて 高 い 評 価 を 得 ている 同 プロジェクトは 今 まで 耕 作 不 可 能 と 考 えられていた 土 地 を 耕 地 に 変 貌 さ せ 世 界 の 穀 物 市 場 における 現 在 のブラジルの 地 位 を 築 いたといっても 過 言 ではない セラード 開 発 が 特 に 成 功 した 地 域 としては ミナス ジェライス 州 トカンチンス 州 ゴイアス 州 が 挙 げられる 他 国 国 際 機 関 の 援 助 について USAID はブラジルの 国 際 競 争 力 向 上 を 見 越 して 1980 年 以 降 農 業 部 門 への 支 援 を 一 切 行 っていない ただし アマゾンの 不 法 伐 採 による 農 地 拡 大 に 関 しては ルーラ 政 権 の 環 境 政 策 が 強 化 されたものと 評 価 している また フラ ンスの AFD にとってブラジルは 本 来 援 助 対 象 国 ではないが 地 球 規 模 問 題 等 国 際 公 共 財 に 資 すると 考 えられる 案 件 を 支 援 するため 2007 年 から 事 務 所 を 開 設 し 協 力 を 始 めた 農 業 部 門 に 対 する 実 績 はまだないが フランスとしては CIRAD( 国 際 農 業 研 究 開 発 セ ンター)が 30 年 以 上 にわたって EMBRAPA に 協 力 している 国 際 機 関 としては 世 銀 が 長 年 にわたり 東 北 伯 で 貧 農 対 策 として 各 種 インフラ 整 備 や 輸 出 可 能 な 作 物 の 開 発 を 行 っているほか FAO がブラジル 政 府 ほかからの 信 託 基 金 を 使 ってアマゾン 地 域 で 荒 廃 地 の 回 復 を 目 指 す 案 件 等 を 実 施 している (2)パラグアイにおける 援 助 効 果 分 析 これまで 我 が 国 は 貧 困 対 策 持 続 的 経 済 開 発 ガバナンスの 3 分 野 を 援 助 重 点 分 野 としてパラグアイ 支 援 を 行 っており 二 国 間 ドナーとしては 2 位 以 下 を 大 きく 引 き 離 し てトップである 特 に パラグアイは 中 南 米 地 域 においては 数 少 ない 円 借 款 無 償 援 助 技 術 協 力 の 3 援 助 スキームが 利 用 可 能 な 国 であり 2008 年 度 には JICA の 経 費 総 額 で 被 援 助 国 中 第 9 位 になっている 農 業 分 野 では 小 農 自 立 化 支 援 策 として CETAPAR 支 援 小 規 模 農 協 支 援 総 合 的 農 村 開 発 計 画 などの 技 術 協 力 を 草 の 根 無 償 ボランテ ィア 派 遣 と 組 み 合 わせて 実 施 している また 貧 困 農 村 地 域 を 対 象 とする 地 下 飲 料 水 開 発 の 無 償 資 金 協 力 農 道 井 戸 飲 料 水 システム 等 小 規 模 インフラ 整 備 や 農 業 金 融 ツー ステップローンからなる 農 業 部 門 強 化 を 目 的 とする 円 借 款 の 供 与 も 行 っており 貧 困 対 策 と 表 裏 一 体 の 農 村 開 発 に 深 く 関 与 している なお ODA 事 業 は 約 7,000 人 の 日 系 人 移 住 者 在 留 邦 人 との 安 定 した 協 力 関 係 を 維 持 することにも 寄 与 している 他 国 国 際 機 関 の 援 助 について 国 際 ドナーについては 殆 どが 小 農 や 貧 困 削 減 を 対 象 とするプログラムを 実 施 しており この 意 味 ではパラグアイ 農 牧 省 の 政 策 と 合 致 した 取 り 組 みを 行 ってきている ただし 近 年 は 農 牧 省 のみを 対 象 とするというより 保 健 省 教 育 省 など 他 の 省 庁 を 巻 き 込 んで 貧 困 削 減 につながる 総 合 的 な 農 村 開 発 にシフト 32

37 している 傾 向 にある 特 徴 的 な 面 としては USAID のプログラムは 小 農 を 対 象 として いるものの 生 産 物 の 販 路 を 考 慮 に 入 れて 米 国 民 間 企 業 を 活 用 している( 白 ゴマ 生 産 も 支 援 対 象 としている) また 次 のプログラムではマイクロファイナンスのほかに カ ーギルを 絡 ませてステビア 生 産 の 拡 大 を 図 る 由 であるが これは 一 方 でカーギルの 独 占 につながる 恐 れもあるため 留 意 する 必 要 があろう また USAID UNDP EU FAO の 各 機 関 は NGO を 積 極 的 に 活 用 して 活 動 を 展 開 している さらに IDB は 技 術 協 力 をずっと 実 施 してきており 近 年 は 農 牧 省 組 織 のあり 方 についての 提 言 を 作 成 する 予 定 のようである 2.3 効 果 的 な 事 例 問 題 点 の 抽 出 (1)ブラジルにおける 効 果 的 事 例 及 び 問 題 点 セラード 開 発 が 成 功 を 収 めた 要 因 として 技 術 協 力 と 資 金 協 力 の 両 輪 にて 進 められ また 長 期 にわたって 日 本 側 と EMBRAPA との 研 究 協 力 体 制 が 維 持 され 専 門 家 派 遣 等 が 繰 り 返 し 続 けられたことが 大 きい 一 方 で 問 題 点 として まずあまりよい 成 果 が 出 なかった 事 例 もあり そこでは 農 民 は 多 大 な 債 務 を 抱 え 一 部 はいまだに 返 済 に 苦 労 している 一 方 環 境 面 での 批 判 に 対 し ては 広 報 面 が 不 十 分 であったとの 指 摘 がある 今 後 ブラジル 国 内 または 他 の 途 上 国 に 対 して 協 力 を 実 施 する 場 合 このような 環 境 面 への 配 慮 についてのモニタリング 調 査 や 広 報 活 動 等 をより 積 極 的 に 実 施 することが 望 まれている また 我 が 国 の 開 発 援 助 は 生 産 面 を 重 視 しすぎており 流 通 まで 考 慮 してインフラ 整 備 も 併 せて 実 施 すべきとも 言 えよう (2)パラグアイにおける 効 果 的 事 例 及 び 問 題 点 パラグアイにおける 問 題 点 として 農 牧 省 をカウンターパートとして 援 助 を 実 施 して も 非 効 率 であり また 公 共 研 究 機 関 に 技 術 支 援 等 を 実 施 しても 人 材 流 出 等 の 問 題 が 再 度 起 きてしまうため 効 果 が 十 分 ではなく また 移 転 された 機 材 の 維 持 管 理 もおろそかと なってしまっている いかに 効 率 的 な 技 術 移 転 がなされたとしても 時 間 が 経 てば 失 わ れてしまうという 意 味 で 大 きな 問 題 であると 考 えられる この 問 題 に 対 処 するためには 技 術 協 力 や 資 金 協 力 を 実 施 する 以 前 に まず 行 政 機 関 の 組 織 強 化 を 行 う 必 要 があろう 具 体 的 な 方 策 については 次 章 以 降 にて 議 論 すること とする 33

38 第 3 章 有 効 な 援 助 形 態 手 法 の 検 討 3.1 我 が 国 が 保 有 する 関 連 技 術 知 見 の 調 査 分 析 調 査 手 法 有 効 な 援 助 形 態 手 法 を 検 討 する 上 で 我 が 国 が 保 有 する 関 連 技 術 知 見 の 現 状 のデ ータを 把 握 することが 重 要 である 特 に 今 後 の 援 助 実 施 においては 技 術 協 力 を 中 心 として 我 が 国 が 保 有 する 技 術 知 見 をブラジル パラグアイの 要 求 ニーズ 及 び 現 状 を 踏 まえて 積 極 的 に 活 用 することにより 我 が 国 が 優 位 性 の 高 い 援 助 を 行 うことが 期 待 され る 本 調 査 においては 現 状 で 我 が 国 の 研 究 機 関 が 有 する 関 連 技 術 知 見 について 農 林 水 産 物 別 及 び 技 術 分 野 別 に 情 報 データを 取 りまとめるとともに 有 識 者 に 対 するヒア リング 調 査 に 基 づき ブラジル パラグアイの 農 業 分 野 において 有 用 な 我 が 国 の 保 有 技 術 知 見 の 取 りまとめを 行 った 具 体 的 な 分 析 手 順 を 以 下 に 示 す 1. 対 象 研 究 機 関 の 選 定 諸 外 国 に 対 して 技 術 協 力 を 実 施 する 場 合 我 が 国 とは 気 候 や 地 理 環 境 及 び 人 的 リ ソース 等 の 社 会 環 境 条 件 が 異 なるため 技 術 をそのまま 移 転 できるとは 限 らない 条 件 の 違 いを 考 慮 した 柔 軟 な 技 術 協 力 を 実 施 するために まずは 研 究 者 や 技 術 者 の 派 遣 受 け 入 れ 等 の 人 的 交 流 や 研 修 の 実 施 が 重 要 となる そのため 人 的 交 流 や 研 修 を 積 極 的 に 実 施 している 公 的 研 究 機 関 ( 農 林 水 産 省 所 管 の 研 究 開 発 独 立 行 政 法 人 を 中 心 )を 主 な 関 連 技 術 知 見 の 調 査 対 象 とした 2. 対 象 研 究 機 関 のウェブサイトや 発 表 論 文 等 を 元 にした 研 究 テーマの 網 羅 的 収 集 近 年 では 研 究 内 容 やその 成 果 の 情 報 公 開 が 進 んでおり 各 研 究 機 関 で 実 施 してい る 研 究 は ウェブサイトにおいて 公 開 されることが 多 い したがって 研 究 テー マに 関 する 情 報 について まず 対 象 研 究 機 関 のウェブサイトより 網 羅 的 に 収 集 し た 3. 農 産 物 別 及 び 技 術 分 野 別 に 研 究 テーマを 分 類 して 整 理 マトリクス 化 収 集 した 研 究 テーマについて 農 林 水 産 物 及 び 技 術 分 野 別 に 分 類 して 整 理 し マ トリクスを 作 成 した 技 術 分 野 別 であれば 育 種 病 害 虫 防 除 などのキーワード で 分 類 して 整 理 した 4. 有 効 な 関 連 技 術 知 見 情 報 の 抽 出 我 が 国 が 保 有 する 関 連 技 術 知 見 について 本 調 査 における 援 助 対 象 国 において 34

39 有効と考えられる技術シーズを抽出した その結果を元に 有識者委員会の委員 のご意見を元に さらに詳細に調査すべき技術シーズを選定し ヒアリング調査 を実施した 調査対象技術の分類 前節にて述べた分析手順に基づき 有望技術のシーズの抽出を行った 表 3-1 に我が国 の有望技術シーズの抽出結果と農林水産関連の独立行政法人を中心とした協力機関の候補 を取りまとめる 表 3-1 有望技術シーズ 農産物 大豆育種技術 フェロモン系農薬 カバークロップを用 いた不耕起大豆栽培 技術 果樹の栽培技術 灌漑技術 畜産物 畜産廃棄物による汚 水の浄化技術 家畜における生産病 の早期診断技術 我が国の有望技術シーズと協力機関候補 技術概要 協力機関候補 我が国では 生食用の大豆品種 に関する遺伝資源を有してお り 高品質かつ病害耐性である 品種の育種が可能である 農研機構 作物研究所 大豆育種 研究チーム JIRCAS 生物資源領域 フェロモン系農薬は 環境負荷 が小さく 安全性が高い 我が 国のメーカーの市場シェアが高 い 主作物以外の植物で地表を覆う カバークロップ リビングマル チを含む は 土壌浸食や雑草 の抑制 養分供給等に効果が期 待できる技術である 農研機構 中央農業総合研究セン ター 総合的害虫管理研究チーム リンゴ ナシ クリなどの果樹 の栽培技術は途上国援助実績が あり 高付加価値農産物である ため 所得の向上が期待される 農研機構 果樹研究所 究チーム 農研機構 果樹研究所 リ 核果類研究チーム - 灌漑技術は我が国の技術援助の 代表的なものである 我が国の得意分野である水処理 技術を活用した畜産廃棄物によ る水質汚染を浄化する技術であ る 環境負荷の低減が期待され る 家畜において問題となる 乳房 炎などの生産病を早期に診断す る技術である 生産の向上に寄 与する技術である 35 農研機構 東北農業研究センター カバークロップ研究チーム リンゴ研 ナシ ク 農研機構 畜産草地研究所 システム研究チーム 浄化 農研機構 動物衛生研究所 病研究チーム 生産

40 機能性畜産飼料 水産物 マス養殖技術 農業全般 農業生産把握技術 農産副産物等の飼料利用技術 発酵調製による機能性付加や 低 未利用資源に含まれる機能 性物質を利用した飼養管理技術 である 抗菌性飼料添加物の利 用を低減することが可能であ る 農研機構 畜産草地研究所 性飼料研究チーム 水産養殖技術は我が国の得意技 術である 特に マスの養殖技 術は援助実績もあり ノウハウ が蓄積されている 水産総合研究センター さけます センター 静岡県水産試験場 富士養鱒場 地上計測情報及びリモートセン シングと GIS を用いて農業生産 の把握及び農地管理を行う技術 である JIRCAS 国際開発領域 農業環境技術研究所 生態系計測 研究領域 農研機構 中央農業総合研究セン ター データマイニング研究チー ム 農研機構 農業工学研究所農村環 境部 農研機構 バイオマス研究センタ ー 農業環境技術研究所 生物生態機 能研究領域 バイオマス活用技術 廃棄物セルロースからのエタノ ール生産や 畜産廃棄物からの メタン生産などに関する技術で ある 我が国の得意な発酵技術 を活用した技術である 気候変動予測/適応技 術 リモートセンシング シミュレ ーションモデルなどを用いて気 候変動による農業への影響を予 測するとともに適応策のための 意思決定支援技術である アグロフォレストリ ー アグロフォレストリーとは 植 JIRCAS 農村開発調査領域 林地の樹間等を利用した作物栽 培する農林業である 土壌保全 地力回復を目的としている トレーサビリティ 無線 IC タグなどを活用するこ とによる生産 経営 流通情報 を管理するトレーサビティ技術 である 農産物の安心 安全を 確保するために重要である コールドチェーン 農産物の鮮度保持のためのコー ルドチェーンは広く普及してい る技術である 36 機能 農業環境技術研究所 生態系計測 研究領域 果樹研究所 生理機能部 環境応 答研究室 海洋研究開発機構地球環境フロン ティア研究センター 気象研究所 農研機構 食品総合研究所 食品 工学研究領域 計測情報工学ユニ ット 農研機構 中央農業総合研究セン ター 生産支援システム研究チー ム 農研機構 食品総合研究所 食品 工学研究領域 流通工学ユニット

41 品質管理技術 我が国の農産物は 形状や糖度 など厳しい品質管理が行われて いる 農産物の高品質化に欠か せない技術である 農研機構 食品総合研究所 工学研究領域 食品 調査結果 節にて示した有望技術シーズの抽出結果と 委員会における討議 及び有識者 へのヒアリング調査結果に基づき ブラジル パラグアイの両国を対象とした我が国が 貢献可能な技術 手法を選定した なお 技術は 1 生産性向上に資する技術 2 環境負荷低減に資する技術 3 付加価値向上に関する技術の 3 区分に分類し 各技 術 手法の我が国の研究開発 利用の現状及びブラジル パラグアイにおける適用の検 討を行った 以下に 各技術 手法の検討結果を示す 1 生産性向上に資する技術 a.大豆育種技術 JIRCAS は 現在 JST のファンドを利用して EMBRAPA と大豆育種に関する共同研究 を実施しており さび病耐性及び乾燥耐性の大豆品種を開発することを目的としている 南米において近年最も被害が深刻とされるさび病について 我が国は過去の研究の経 験 蓄積があり また抵抗性品種の遺伝資源を有している さび病は病状の識別が難し く さび病研究の蓄積のある研究者でないと抵抗性品種の選抜が困難である これらの 点において 欧米よりも優位にあると考えられる JIRCAS では 遺伝子組換えを用い ずに さび病耐性大豆を育種により作成することを目指している また 特にブラジル南部で頻繁に発生している乾燥害について JIRCAS は耐乾性遺 伝子のパテントを押さえており この遺伝子を導入した遺伝子組換え大豆品種を作成す ることができる点で有利である 以上のようなブラジルとの共同研究の成果を用いて ブラジルとの協力のもとでパラ グアイをはじめ南米諸国に対して技術援助を行うことも可能であろう b.水産養殖技術 海洋国である日本は水産が非常に盛んであり 研究 技術ともに世界トップレベルで ある 一方 ブラジル パラグアイともに 肉が中心であり 魚はあまり食されていな いようであり 漁業は盛んとはいえない 世界的に水産物需要が高まる中 ブラジルの豊富な内水面面積を活用した水産養殖技 術の移転が期待できる 日本においては海水養殖が主流であり 淡水養殖の研究者が限 られてしまう したがって 淡水養殖としては チリへの技術援助の経験があるさけ 37

42 ます養殖技術が候補として挙げられる また 日本においては陸上養殖技術の研究が盛んであるが 初期投資 ランニングコ ストがともに大きく 高級魚の養殖以外では採算を採ることが難しく 技術援助として は適していない 2 環境負荷低減に資する技術 a.カバークロップを用いた不耕起大豆栽培技術 南米における大豆栽培方法は 日本と異なり不耕起栽培であり 環境負荷が小さく 低農薬の栽培ができるカバークロップは注目されている 欧米ではカバークロップに関 する栽培技術の蓄積があり ブラジル パラグアイにおいても 日系農家を中心にカバ ークロップに関して 豊富な技術的知見を有している とくに ブラジルは大規模の収 奪的な農法を続けることによる地力低下を非常に懸念しており この反省を踏まえて持 続的な不耕起栽培に関する関心が高い 日本はカバークロップに関する技術面における国際的な優位性はほとんどないが パ ラグアイに対しては日本の集約型農業の経験を活かして 日系農家と協力して技術援助 を実施できる可能性はある b.アグロフォレストリー アグロフォレストリーは環境負荷が小さく 農薬を使わずに栽培することも可能であ り 日本の民間企業において食品の原材料として注目されている アグロフォレストリ ーに関するブラジルの技術は世界有数であり 日系農家の技術が高く評価されている ブラジルのトメアスは アグロフォレストリーが盛んであり 栽培技術の教育まで行っ ている また パラグアイでは アグロフォレストリーの技術を広めるために 人材育 成を目的として JIRCAS が援助を実施している ブラジルと協力することにより パラ グアイなどの周辺国のみならず 途上国に対して技術援助を行うことが可能である c.バイオマス活用技術 ブラジルはバイオエタノールをはじめ バイオマスの利用が盛んであり 工業生産的 にシステム化されている しかし 個々の技術はさほど高レベルではない 一方 日本 は発酵技術などのバイオマスの利用効率を高めるための研究レベルが高い 産総研は JST のファンドにより リオデジャネイロ連邦大学とともに 発酵技術によりサトウキ ビ廃棄物の生産性の向上を目指す研究を実施している また 日本は 発酵技術により畜産廃棄物からメタンガスを生産する研究も行われて いる 例えば ビニールを用いたフィルム発酵方式のような 低コストかつ最先端のメ タンガス生成技術は 集約的な畜産を行っている農家に対して 技術導入することは可 能であろう 38

43 d.畜産汚水浄化処理技術 ブラジル パラグアイにおいて 畜産は重要な輸出産業である ブラジルにおいて 畜産の盛んな地域では 畜産廃棄物により水質汚染などの問題 特に中小規模の農場 が発生している 日本の畜産廃棄物の浄化処理技術は蓄積がある 畜産廃棄物の利用方 法は 液肥と 堆肥等のコンポスト化の大きく 2 つの方法がある 堆肥化に関しては日 本の研究の蓄積を活かした援助が可能である 堆肥化は 肥料として扱いやすいが 処 理装置の設備投資が必要であるため 液肥と比較するとコストが高い 畜産のし尿には リンが豊富に含まれており 日本の得意分野である膜技術を利用したリン回収技術に関 する研究が行われている 肥料の 3 大要素である窒素 リン カリウムのうちリンは リン鉱石の産出国が限られることから リン鉱石の不足が懸念されている したがって 世界の安定的な農業生産の観点から リンの回収 利用の技術援助は重要である 畜産廃棄物の再利用のためには 廃棄物を集めなければならない したがって 大規 模かつ集約的な畜産を行っているブラジルに対して 有効な技術である 一方 パラグ アイでは放牧がメインであるため 生産性を上げるために集約的に畜産を行うことが必 要であろう e.環境モニタリング アセスメント技術 我が国は ALOS(だいち) 米国の衛星(Terra)に搭載された ASTER など優れた観測衛 星 センサ技術及び運用実績を有しており 今後も継続的な衛星開発を計画している 特に ALOS は雲を透過して観測が可能な合成開口レーダーである PALSAR を搭載し ており 熱帯 亜熱帯地域に属する同国において極めて有効な観測ツールであり これ までにもブラジルに対しては JICA による技術協力プロジェクトが実施されている こ れらの地球観測衛星を積極的に活用することにより 今後は 森林 林業分野 農業分 野及び都市開発など幅広い分野における環境モニタリング技術として 衛星観測技術を 導入することが可能である また 環境アセスメント技術に関しても これまでの我が 国の公害 環境対策の経験を生かした アセスメント手法 技術を導入することにより 持続的な農業開発に資することが可能であると考えられる f.気候変動緩和 適応技術 気候変動による影響は長期的に顕在化するものであり 短期的には対策が取られにく い傾向がある しかしながら 特に農業分野は気温変化 降水量変化など農作物栽培の 基盤に係る多くの影響が中南米地域においても予測されており 将来に向けた対策を早 急に行う必要がある 日本は 地球シミュレーターを始めとするスーパーコンピュータ ーによる高精細の気候変動予測モデルの技術及び適応技術に関する優れた技術を保有 しており EMBRAPA を始めとする研究機関との連携により 農業分野における気候変 動緩和及び適用のための技術をブラジルに適した形で導入することが可能と考えられ 39

44 る なお 高精細の気候変動予測モデル技術の導入は すでにアルゼンチンにおいて JICA 事業として実施されており 同国における経験を生かすことが可能であろう 3 付加価値向上に関する技術 a.品質向上に関する技術 日本の消費者や食品加工業者は 品質に対する要求が厳しく 食料輸入の観点から トレーサビリティ コールドチェーンといった品質管理にかかわる技術は重要である 日本の民間企業は 農産物の細胞を破壊せずに鮮度を維持したまま冷凍する CAS Cells Alive System 冷凍といった技術を有しており 食品の鮮度を維持することが可能であ る しかし ブラジルでは 選抜 ソーティング技術も乏しく トレーサビリティやコ ールドチェーンの導入以前の問題であり 国際的に見てさほど高品質でない したがっ て 日本の消費者向けに品質向上のための技術援助や設備インフラの投資などが有効で ある また 利用する側が求める個別品目により 求められる水準が異なることから 食品 を利用 加工する事業者の協力が必要である 民間協力の例として 明治製菓はチョコ レート用のカカオをブラジルから輸入するにあたり 利用するカカオの品質を向上する ために 研究者を派遣するなどの技術協力を行っている b.食品加工に関する技術 農作物をそのまま販売した場合 利益は大きくなく 付加価値を向上させるためには 食品加工は非常に重要である また 加工することにより保存性が向上し容量が小さく なるといった 流通上の利点も大きい 日本の民間企業は包装や加工といった技術は世 界トップレベルである 日本の民間企業により アセロラをジュースとして販売するこ とが可能となり 販売先が拡大したという事例がある c.農作物 食品の認証制度 1999 年のコーデックス委員会による有機食品の国際規格決定を受けて 我が国でも 2001 年より有機農産物の認証制度が実施されている 農家が有機認証を受ける場合は 田畑や灌漑水路の見取り図 有機肥料の成分表 土壌の改良材など 必要な書類を作成 して認定機関に提出することが求められており さらに書類審査が通ると検査員が現地 に来て実地検査を行うシステムが確立されている 他にも食品廃棄物をリサイクルした肥料 その肥料で生産された農産物 その農産物 の加工食品を認証する 食品リサイクル製品 認証 普及制度 等の各種の環境保全型 農業に対する認証制度が構築されている これら各種認証システムの運営経験を活かし て ブラジルに対して有機栽培等の農産物認証に係る制度構築の支援を行うことが可能 である 40

45 3.2 相手国からのニーズの分析 ブラジルにおける援助ニーズ 第一章において述べたように 既にブラジルは世界有数の農業生産国となっている しかしながら ブラジル特有の地理的 政治経済的要因のため 米国などの先進国の 農産物輸出国に比べて比較優位性の乏しい分野 品目も依然として存在する また 東北部を中心として小農による貧困問題が依然として残っており 大規模農業従事者 との間の経済格差の問題も存在している 本調査においては ブラジルにおいて ど のような分野 形態での援助や投資が求められているかを 主に現地におけるヒアリ ング調査によって明らかにした 以下に 現地調査等で得られたブラジルの種々の援助ニーズを 生産 加工 流通 などの分野ごとに整理したものを示す ブラジルにおける援助ニーズ 農業生産に係る技術支援 大豆についての技術協力の継続 トウモロコシの生産性向上 小麦の生産性向上 水稲 ジャポニカ品種 の生産性 品質向上 水産養殖技術の移転 加工及び流通に係る技術支援 制度構築 有機栽培関連の認証制度に係る制度構築 畜産及び畜産物加工における防疫体制 トレーサビリティなどの管 理制度の構築 包装 加工技術に係る支援 投資 畜産物加工などアグロインダストリーの拡充 大規模搾油プラントの建設 インフラ整備などハード面での支援 サイロ等貯蔵設備の拡充 輸出港の運営機能強化 輸送用鉄道の敷設 とくに中西部 幹線道路の整備 改修 41

46 ソフト 面 での 農 村 開 発 支 援 農 協 の 組 織 化 及 び 組 織 強 化 農 業 金 融 制 度 の 拡 充 東 北 伯 における 小 農 支 援 農 村 組 織 化 ニッチ 作 物 の 有 効 利 用 及 びマーケティング 支 援 農 業 生 産 者 のマーケティング 能 力 向 上 環 境 保 全 気 候 変 動 に 係 る 支 援 アグロフォレストリーの 支 援 農 畜 林 複 合 技 術 の 移 転 アマゾンにおける 荒 廃 地 回 復 環 境 配 慮 についての PR 活 動 に 係 る 支 援 環 境 保 全 関 連 の 認 証 制 度 に 係 る 制 度 構 築 気 候 変 動 が 農 業 に 及 ぼす 影 響 の 予 測 気 候 変 動 の 適 応 策 ( 主 に 小 農 が 対 象 ) 及 び 緩 和 策 の 支 援 他 の 発 展 途 上 国 に 対 する 三 角 協 力 アフリカ 諸 国 に 対 する 三 角 協 力 農 業 生 産 に 係 る 技 術 支 援 農 業 生 産 に 係 る 技 術 支 援 は 我 が 国 が 伝 統 的 に 実 施 してきた 援 助 分 野 であり 経 験 蓄 積 を 最 も 豊 富 に 有 する 分 野 と 言 える ブラジルは 既 に 世 界 有 数 の 大 豆 生 産 国 となっており その 生 産 性 は 高 い だが JIRCAS が EMBRAPA と 共 同 で 実 施 している 乾 燥 耐 性 品 種 やさび 病 抵 抗 性 品 種 の 育 種 等 については 今 後 も 技 術 協 力 を 期 待 するとのことであり 依 然 としてニーズが 存 在 する トウモロコシと 小 麦 についても ブラジルは 世 界 有 数 の 生 産 量 を 誇 るものの 米 国 など の 主 要 生 産 国 に 比 べるといまだ 生 産 性 が 低 い 状 態 であり 特 に 小 麦 は 国 内 の 需 要 を 満 た せずに 現 段 階 で 純 輸 入 国 となっている このような 事 情 から トウモロコシ 及 び 小 麦 の 生 産 性 向 上 に 繋 がる 援 助 ニーズが 存 在 する また ブラジル 南 部 では 水 田 稲 作 が 行 われ ておりジャポニカ 種 が 栽 培 されているが 生 産 性 品 質 共 に 向 上 の 余 地 が 大 きく 技 術 協 力 のニーズが 存 在 する 水 産 分 野 について ブラジルにはアマゾン 川 など 多 くの 大 河 川 があり 極 めて 大 きな 内 水 面 面 積 を 誇 るが 水 産 養 殖 はさほど 盛 んに 行 われてはいない 現 在 中 国 などのア ジアの 新 興 国 に 加 えて 欧 米 の 先 進 国 においても 水 産 物 の 需 要 が 増 えつつあるのに 対 し 天 然 の 水 産 物 漁 獲 量 は 頭 うちになりつつある この 傾 向 は 今 後 世 界 的 に 続 く 可 能 性 が 高 42

47 く 世 界 的 な 養 殖 漁 業 の 拡 大 が 求 められている このような 状 況 に 応 じて ブラジル 国 内 外 への 水 産 物 供 給 を 目 指 した 効 率 的 な 水 産 養 殖 に 係 る 技 術 移 転 等 の 支 援 も 求 められ ている 加 工 及 び 流 通 に 係 る 技 術 支 援 制 度 構 築 加 工 及 び 流 通 分 野 に 関 連 する 援 助 は これまで 我 が 国 が 重 視 してこなかった 分 野 であ る しかしながら ブラジルが 一 大 農 産 物 輸 出 国 として 台 頭 した 現 在 においても これ ら 加 工 流 通 分 野 については 開 発 が 相 対 的 に 遅 れており 支 援 についての 現 地 でのニー ズは 大 きい ブラジル 農 業 は GM 作 物 を 積 極 的 に 導 入 した 効 率 的 大 規 模 農 法 を 主 体 とする 一 方 で 中 小 規 模 の 農 地 で 有 機 栽 培 を 推 進 する 動 きも 存 在 している また 中 西 部 の 大 豆 生 産 地 帯 では 搾 油 後 の 搾 りかす( 大 豆 粕 )を 飼 料 として 用 いる 畜 産 業 が 発 達 しつつある しかし 有 機 農 産 物 の 認 証 制 度 は 整 っておらず 畜 産 物 の 防 疫 体 制 トレーサビリティも 一 部 の 大 手 食 肉 業 者 を 除 いて 不 十 分 な 状 態 である さらに 農 畜 産 物 全 般 を 通 して 鮮 度 品 質 を 維 持 するための 包 装 技 術 加 工 技 術 も 十 分 ではない これらの 状 況 に 対 して 援 助 や 民 間 事 業 の 展 開 による 有 機 栽 培 認 証 制 度 や 流 通 管 理 システム 拡 充 など サプライチェ ーン 全 体 の 高 度 化 安 定 化 が 求 められている また ブラジルでは 現 段 階 で 中 小 規 模 の 食 肉 加 工 場 や 搾 油 プラントが 林 立 している 状 態 であり 生 産 流 通 において 非 効 率 な 状 態 となっている 民 間 事 業 の 展 開 によるアグ ロインダストリー 全 体 の 拡 充 や 搾 油 等 の 加 工 設 備 のいっそうの 大 規 模 集 約 化 効 率 化 が 求 められている インフラ 整 備 などハード 面 での 支 援 ブラジルのアグリビジネスの 抱 える 大 きな 問 題 として 全 体 的 なインフラの 不 足 が 挙 げられる 主 要 農 産 物 である 大 豆 トウモロコシ 食 肉 の 生 産 地 帯 は 内 陸 の 中 西 部 であ るにも 拘 らず 消 費 地 や 輸 出 港 までの 輸 送 は 非 効 率 なトラック 輸 送 に 9 割 を 依 存 してい る 状 態 であり また 鉄 道 建 設 計 画 はあるが 投 資 に 見 合 うかどうか 不 透 明 で 具 体 的 検 討 が なされていない さらに 貯 蔵 設 備 の 容 量 も 十 分 ではなく 多 量 の 農 産 物 ロスが 発 生 して いる さらにブラジルの 輸 出 港 は 連 邦 政 府 が 直 接 運 営 するか 港 湾 庁 が 管 理 し 民 間 にコ ンセッションで 埠 頭 の 運 営 を 任 せているかのどちらかであるが いずれにせよ 航 路 の 浚 渫 などが 適 切 に 行 われないとの 不 満 が 多 く 輸 送 輸 出 に 要 する 時 間 コストが 膨 大 な ものとなっている これらの 問 題 への 対 処 として 貯 蔵 設 備 や 輸 送 用 鉄 道 の 整 備 道 路 の 整 備 改 修 や 輸 出 港 の 運 営 機 能 強 化 などの 各 種 インフラの 整 備 が 求 められている ソフト 面 での 農 村 開 発 支 援 上 述 したハード 面 での 援 助 に 加 えて 中 小 規 模 の 農 民 に 対 するソフト 面 での 支 援 も 求 43

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

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