- Executive Summary - 中 国 経 済 中 国 経 済 の 中 期 展 望 中 国 では 2013 年 6 月 の 短 期 金 融 市 場 での 金 利 高 騰 と 一 部 銀 行 の 流 動 性 不 足 をきっかけに 今 年 に 入 ってか らも 経 済 の 先 行 き 不 安

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1 みずほ チャイナ マンスリー 中 国 経 済 1 中 国 経 済 の 中 期 展 望 ~ 潜 在 力 リスクの 所 在 と 危 機 耐 性 ~ 産 業 地 域 政 策 7 東 北 振 興 戦 略 の 実 施 状 況 と 新 たな 支 援 策 の 策 定 古 い 工 業 基 地 への 強 化 支 援 策 の 背 景 とその 効 果 展 望 中 国 アドバイザリーの 現 場 から 医 療 介 護 分 野 における 中 ららら 国 進 出 ~ 日 系 事 業 者 の 事 業 展 開 の 可 能 性 について~ 12 中 国 戦 略 17 中 国 の 第 三 者 協 力 企 業 関 連 リスク -リスク 対 応 への 備 えは 進 んだか- 法 務 22 中 国 における 医 療 業 界 への 外 資 進 出 に 関 する 最 新 動 向 と 実 務 的 留 意 点 - 日 系 医 療 機 関 にも 独 資 病 院 設 立 のチャンス 到 来 か- 税 務 会 計 31 中 国 の 移 転 価 格 実 務 -ロケーション セービング- 税 務 会 計 37 国 境 を 跨 ぐサービスにかかわる 中 国 流 通 税 課 税 みずほ 銀 行 みずほ 銀 行 ( 中 国 ) 有 限 公 司 0 中 国 営 業 推 進 部 中 国 アドバイザリー 部 2011 年 9 月 号

2 - Executive Summary - 中 国 経 済 中 国 経 済 の 中 期 展 望 中 国 では 2013 年 6 月 の 短 期 金 融 市 場 での 金 利 高 騰 と 一 部 銀 行 の 流 動 性 不 足 をきっかけに 今 年 に 入 ってか らも 経 済 の 先 行 き 不 安 材 料 が 表 出 している 本 稿 では 中 国 経 済 の 潜 在 力 経 済 成 長 率 への 下 押 し 圧 力 の 2 つ の 視 点 から 2020 年 までの 中 期 的 な 中 国 経 済 の 成 長 力 とリスク 対 応 力 を 検 討 する 産 業 地 域 政 策 東 北 振 興 戦 略 の 実 施 状 況 と 新 たな 支 援 策 の 策 定 2014 年 8 月 19 日 東 北 地 域 の 振 興 を 支 援 する 中 国 政 府 の 最 新 政 策 東 北 振 興 支 援 の 最 近 の 若 干 の 重 大 な 政 策 措 置 に 関 する 意 見 が 通 達 にて 発 表 され 関 心 が 集 まっている 本 稿 では この 最 新 政 策 の 背 景 と 狙 いを 整 理 した 上 で 今 年 でちょうど 10 年 となる 東 北 振 興 戦 略 の 実 施 状 況 を 概 観 し 政 府 の 新 支 援 策 への 期 待 と 効 果 を 展 望 する 中 国 アドバイザリーの 現 場 から 医 療 介 護 分 野 における 中 国 進 出 近 年 医 療 介 護 分 野 において 日 中 双 方 の 情 勢 制 度 に 変 化 があり この 分 野 での 両 国 の 協 働 案 件 増 加 が 見 込 まれる 本 稿 では 中 国 を 新 たな 市 場 として 検 討 する 日 系 医 療 介 護 事 業 者 の 動 向 に 焦 点 を 当 てつつ 両 国 の 情 勢 制 度 を 踏 まえ 事 業 展 開 の 可 能 性 について 検 討 する 中 国 戦 略 中 国 の 第 三 者 協 力 企 業 関 連 リスク 中 国 で 事 業 を 展 開 する 企 業 は 仲 介 業 者 や 販 売 代 理 店 などの 第 三 者 協 力 企 業 に 関 連 する 贈 収 賄 リスクに 潜 在 的 にさらされている 企 業 は リスク 管 理 のための 対 策 実 施 と 問 題 発 生 時 の 対 応 計 画 制 定 が 必 要 である 本 稿 では このリスクに 関 する 中 国 特 有 の 問 題 と 企 業 にとって 重 要 と 思 われる 動 向 と 対 策 について 解 説 する 法 務 中 国 における 医 療 業 界 への 外 資 進 出 に 関 する 最 新 動 向 と 実 務 的 留 意 点 2014 年 8 月 27 日 中 国 国 家 衛 生 計 画 出 産 委 員 会 は 外 資 独 資 病 院 設 立 の 試 行 業 務 展 開 に 関 する 通 知 を 公 表 し 北 京 市 を 始 めとした 7 つの 省 市 で 外 資 独 資 の 病 院 設 立 が 試 験 的 に 可 能 となった 本 稿 では その 具 体 的 な 規 定 の 内 容 と 上 海 自 貿 区 の 独 資 医 療 機 関 に 関 する 法 制 度 との 違 い また 参 入 における 今 後 の 実 務 上 の 留 意 点 について 解 説 する 税 務 会 計 中 国 の 移 転 価 格 実 務 本 稿 では 中 国 の 移 転 価 格 実 務 のうち ロケーション セービングの 問 題 を 取 り 上 げる 解 説 にあたっては 国 連 が 2013 年 10 月 に 発 表 した 発 展 途 上 国 のための 移 転 価 格 実 務 マニュアル 第 10 章 と OECD が 2010 年 7 月 に 発 表 した 多 国 籍 企 業 と 税 務 当 局 のための 移 転 価 格 ガイドライン を 比 較 し 先 進 国 と 発 展 途 上 国 の 立 場 でそ れぞれどのような 主 張 が 行 われているかを 紹 介 する 税 務 会 計 国 境 を 跨 ぐサービスにかかわる 中 国 流 通 税 課 税 国 境 を 跨 ぐサービスにかかわる 中 国 の 流 通 税 は 営 業 税 改 正 や 営 業 税 増 値 税 改 革 に 伴 い その 適 用 状 況 が 変 化 してきた 本 稿 では 国 境 を 跨 ぐサービスにかかわる 中 国 での 課 税 の 変 遷 を 振 り 返 り 現 在 の 適 用 状 況 と 今 後 の 方 向 性 について 解 説 する

3 中 国 経 済 中 国 経 済 の 中 期 展 望 ~ 潜 在 力 リスクの 所 在 と 危 機 耐 性 ~ みずほ 総 合 研 究 所 アジア 調 査 部 中 国 室 長 伊 藤 信 悟 2013 年 6 月 に 中 国 の 短 期 金 融 市 場 で 金 利 が 高 騰 し 一 部 の 銀 行 が 流 動 性 不 足 に 陥 ったのをき っかけに 中 国 経 済 の 先 行 きに 対 する 懸 念 が 広 がっている 今 年 に 入 ってからもデフォルト 懸 念 が 燻 っているうえ 足 元 も 今 年 8 月 の 工 業 付 加 価 値 生 産 額 の 実 質 伸 び 率 が 前 年 比 +6.9%と 2009 年 1~2 月 ぶりの 低 水 準 に 陥 るなど 中 国 経 済 の 先 行 き 不 安 材 料 が 表 出 している これまで も 中 国 経 済 が 破 たんを 来 たすとの 声 が 高 まった 時 期 はあった たとえば 1997 年 のタイバーツ 暴 落 に 端 を 発 したアジア 通 貨 危 機 の 頃 などである いずれもその 後 に 中 国 経 済 は 力 強 い 回 復 を みせたが 今 後 はどうだろうか 本 稿 で 2020 年 までの 中 国 経 済 の 成 長 力 について 検 討 したい 1. 中 国 経 済 の 潜 在 力 (1) 中 国 の 所 得 水 準 と 潜 在 的 な 成 長 力 ~ 韓 国 台 湾 との 比 較 ~ まず 中 国 経 済 の 所 得 水 準 と 潜 在 的 な 成 長 力 についてのイメージを 持 つために 現 在 の 中 国 の 所 得 水 準 が 韓 国 や 台 湾 の 何 年 時 点 に 相 当 するかをみてみよう 時 系 列 かつ 多 国 間 で 可 能 な 実 質 購 買 力 平 価 ベースの 1 人 当 たり GDP を 発 表 している Penn World Table Version 8.0 によると 2011 年 の 中 国 の 1 人 当 たり GDP の 水 準 は おおむね 1981 年 の 台 湾 1987 年 の 韓 国 に 相 当 する 1 その 後 の 9 年 間 台 湾 韓 国 の 実 質 1 人 当 たり GDP が 年 平 均 何 %で 成 長 したかを 計 算 すると それぞれ+6.4% +7.2%となる それに 2011~2020 年 の 中 国 の 年 平 均 人 口 増 加 率 の 予 測 値 %を 加 えると % +7.4%となる 3 つまり 2000 年 代 のように 年 平 均 +10% 程 度 の 成 長 を 続 けることは 困 難 だが 韓 国 や 台 湾 のように 中 所 得 の 罠 を 超 えるのに 成 功 すれば 中 国 もこの 程 度 の 成 長 を 実 現 しうると 考 えられるのである (2) 中 所 得 の 罠 を 超 えるうえで 有 利 な 条 件 では 中 国 は 中 所 得 の 罠 を 超 えるうえで 有 利 な 条 件 を 備 えているのだろうか 図 表 1 は 中 国 と 発 展 段 階 が 似 ている 29 カ 国 地 域 の 世 界 競 争 力 指 数 と 所 得 水 準 との 関 係 をみたものである 4 世 界 競 争 力 指 数 とは 世 界 的 な 財 界 組 織 である 世 界 経 済 フォーラ ム が 国 の 競 争 力 を 定 量 化 することを 目 的 に 作 成 している 指 数 であり この 数 値 が 高 いほど 成 長 を 支 える 制 度 インフラ 等 の 経 済 環 境 が 整 っていることを 意 味 する 5 この 図 表 をみると 中 国 の 世 界 競 争 力 指 数 の 値 は 理 論 値 を 有 意 に 上 回 っており 所 得 水 準 と 比 べて 成 長 を 支 え る 制 度 やインフラなどが 整 備 されていることがわかる 細 目 をみてみると 規 模 の 経 済 の 発 揮 に 有 利 な 経 済 規 模 の 大 きさ という 強 みの 他 格 付 けや 貯 蓄 率 の 高 さに 代 表 される マクロ 年 の 中 国 は 8,069 ドル/ 人 1981 年 の 台 湾 は 8,167 ドル/ 人 1987 年 の 韓 国 は 8,042 ドル/ 人 ( 支 出 ベースの 実 質 購 買 力 平 価 2005 年 基 準 Feenstra, Robert C., Robert Inklaar and Marcel P. Timmer, The Next Generation of the Penn Wor ld Table,2013 (https://pwt.sas.upenn.edu/ 2014 年 9 月 15 日 アクセス)) 2 国 連 の 低 位 予 測 値 (United Nations, World Population Prospects: The 2012 Revision(http://esa.un.org/wpp/unpp/pa nel_population.htm 2014 年 9 月 15 日 アクセス)) 3 四 捨 五 入 の 関 係 で 本 文 中 の 数 値 を 合 算 した 値 とは 一 致 しない 4 World Economic Forum, The Global Competitiveness Report , 2014 で 効 率 性 主 導 型 経 済 (Efficiency-driven stage) に 分 類 された 国 地 域 のうち 外 れ 値 となった 東 ティモールを 除 いた 29 カ 国 地 域 5 具 体 的 には 1 基 本 的 な 制 度 の 質 2インフラ 3マクロ 経 済 4 保 健 衛 生 初 等 教 育 5 高 等 教 育 職 業 訓 練 6 財 市 場 の 効 率 性 7 労 働 市 場 の 効 率 性 8 金 融 市 場 の 発 展 度 合 い 9 技 術 習 得 能 力 10ビジネスの 洗 練 度 11 研 究 開 発 イノベーシ ョンという 11 の 領 域 に 関 する 112 の 統 計 アンケート 調 査 結 果 を 基 に 世 界 競 争 力 指 数 は 作 成 されている 1

4 中国経済 経済の安定性 インフラの整備状況 イノベーションに有利な環境 産業クラスタの 集積度 企業の研究開発支出や政府によるハイテク製品の調達等 などの面で 中国は同程 度の発展段階の国 地域と比べて強みを持っているとの結果が得られている また 中所得の罠 を超えるうえでイノベーションの重要性が常々指摘されているが 中 国は研究開発に多くの資源を投入するようにもなっている たとえば 研究開発支出の規模は 今や米国に次いで世界第 2 位である 図表 2 それが特許取得などの形で実を結ぶようにもな ってきており 米国における中国の特許取得数は世界第 8 位にまで増えている 図表 1 7 世界競争力指数と所得水準 図表 2 研究開発関連指標の国際比較 世界競争力指数 順 位 中国 ,000 10,000 15,000 20,000 1人当たりGDP[PPP 2013年] ドル 注 世界経済フォーラム 世界競争力報告 におい て中国と同等の発展段階にある国 地域を対象に 所得水 準と世界競争力指数の関係を図示したもの 直線は理論 値 破線は標準誤差 ±2 資料 World Economic Forum, The Global Competitiveness Report , 2014, IMF, World Economic Outlook Database, April 2014 研究開発支出 在米特許取得数 (2011年 百万ドル) (2012年 件) 理論値米国 米国 415, ,593 +2*S.E.日本 中国 208,172 51,919-2*S.E.ドイツ 日本 146,537 15,498 ドイツ 93,055 14,548 Stage 2韓国 韓国 59,890 台湾 11,071 フランス 51,891 カナダ 6,547 英国 39,627 フランス 6,083 ロシア 35,045 中国 5,928 台湾 26,493 英国 5,806 イタリア 24,812 イスラエル 3,012 注 研究開発支出は 台湾行政院国家科技委員会 現 科 技部 統計所載の国 地域のみの順位 購買力平価ベ ース 資料 台灣行政院國家科技委員會編 科學技術統計要覽 2013 年版 US Patent & Tredemark Office (http://www. uspto.gov/web/offices/ac/ido/oeip/taf/cst_utlh.htm 2014 年 9 月 15 日アクセス) 2 成長率の低下は不可避 このように 中国には 中所得の罠 を超えるうえで有利な条件が同レベルの所得水準の国 地域と比べて備わっている ただし 以下の理由から 中国の経済成長率は徐々に鈍化してい くだろう 1 生産年齢人口の減少 第一に 生産年齢人口の減少が中国の経済成長率に下押し圧力をかけると考えられる 中国 の現在の定年は男性が 60 歳 女性が 50 歳 幹部は 55 歳 である それを踏まえて 歳 を生産年齢人口とみなした場合 すでに 2012 年から生産年齢人口の減少が始まっている 国際 的には通常 歳を生産年齢人口とみなすことが多いが このベースでみても 2015 年をピ ークに 生産年齢人口が減少に転じる見通しである 年の生産年齢人口の減少ペー スは 歳ベース 歳ベースともに年平均 0.2 となる見込みだ 国連人口予測 2012 年版 低位推計 今後は労働投入の拡大を通じた成長は難しくなっていくだろう 生産年齢人口の減少が経済成長に与える悪影響を緩和するための方策がないわけではない 6 United Nations, World Population Prospects: The 2012 Revision 年 9 月 15 日アクセス 年10 月号

5 中国経済 第一に 定年延長である 一気に定年を男女とも引き上げられれば 生産年齢人口の落ち込み を回避できるし 図表 3 年金財政の健全化にもつながるが 年金受給間近の人々の強い反対 を招くなど 他国の例をみてもそれは容易ではない 定年の 段階的引き上げ についても議 論が始まってから日が浅く 実施時期や方法などに関するコンセンサス形成にはまだ時間がか かることが見込まれる 定年引き上げによる生産年齢人口の減少抑制に高い期待を寄せること は現時点では難しい 第二に 第一次産業から第二次 第三次産業への労働力の移動によって労働生産性を向上さ せることで 生産年齢人口 労働投入の減少による経済成長への悪影響を弱めるという方策も ある 中国の場合 就業者総数に占める第一次産業就業者のシェアが依然として高く 2013 年 末時点で そのシェアは 31.4 に達している この水準は日本の 1950 年代末 韓国の 1980 年 代初頭の水準であり 第一次産業から他の産業への労働力移動の余地は大きい このような形での労働力移動を阻害してきたのが戸籍制度と農地制度であるが 習近平政権 は 2014 年に入り 国家新型都市化計画 年 3 月 16 日発表 戸籍制度改 革のさらなる推進に関する国務院の意見 7 月 30 日発表 を打ち出すなど 阻害要因の除去 に以前よりも積極的に取り組む姿勢をみせている 具体的には 農村戸籍を持つ都市常住者に 対する公共サービス面での差別撤廃や農村 都市戸籍の統一 農地を離れて都市に移住した人々 に対する 農地請負経営権 宅地使用権 集団収益分配権 の保護強化などが図られ る予定だ 図表 3 中国の定年引き上げが生産年齢人口に 与える影響 500 図表 4 中国の都市化率 100万人 70 一斉引き上げ 450 段階的引き上げ 2020年目標値 60 前後 2013年実績 追加対策なき場合 一斉引き上げ 2017年に 男女ともに65歳まで一斉に引き上げ 段階的引き上げ 2015年から 3年ごとに1歳ずつ引き上げ 年 注 追加対策なき場合 は定年が男性 60 歳 女性 50 歳という 状態が続いた場合を指す 資料 中国国务院人口普查办公室 国家统计局人口和就业统计司 编 中国 2010 年人口普查资料 中国统计出版社 2012 年 年末 注 常住人口ベース 資料 CEIC Data 国家新型城镇化规划 年 新华网 2014 年 3 月 16 日 ただし 農村から都市への人口移動 すなわち都市化の急速な進展に対しては中国政府も慎 重さを残している 急速な都市化の進展による渋滞悪化やゴミ問題の発生 不動産開発投資の 急増等を危惧しているためである 実際 国家新型都市化計画 年 における 2020 年末時点の都市化率目標 常住人口ベース でもこうした点が意識されている 2013 年末 の都市化率 53.7 に対し 2020 年末時点の都市化率目標は 60 前後とされている 図表 4 つまり今後 年平均 0.9 PT 程度のペースで都市化率を上げていくことになるが 過去 10 年の 年10 月号

6 中国経済 都市化率のスピード 年平均 1.3PT 上昇 と比べると 緩やかな目標設定となっている 都市 化 産業間労働力移動による労働生産性の向上に過大な期待を寄せることは難しいといえよう 2 投資依存型成長の歪み 生産年齢人口の減少以上に中国経済に減速圧力をかけることになると考えられるのが 資本 ストックの調整圧力である 中国経済は投資に強く依存する形で高成長を遂げてきた GDP に占める総固定資本形成のシェ アは 1990 年の 25.0 を底に上昇基調をたどってきた とりわけ リーマンショックを契機とす る経済の冷え込みを回避するために 中国政府が 2008 年 11 月に 4 兆元規模の景気刺激策をと ったことで 経済の投資依存度が一段と高まることになった 2013 年現在 GDP に占める総固 定資本形成のシェアは 45.9 にまで達している それを反映して 資本ストックの積み上がりが顕著となっている GDP に対する資本ストック の比率を 資本係数 と呼ぶが 4 兆元の景気刺激策が本格化した 2009 年以降は 過去のトレ ンドと比べて資本係数が大きく上振れている 図表 5 つまり 資本ストックが経済規模に比 べて速いスピードで膨らんでいるのである その具体的な表れとして 生産能力過剰問題や 住宅を中心とする不動産在庫の積み上がり が顕著となっている 2013 年 7 9 月に実施されたアンケート調査によると 生産能力過剰が解 消されるには 3 年余りの時間 すなわち 2016 年末頃までかかるとの結果が得られている 実際 中国政府は 2009 年以降今年に至るまで毎年 鉄鋼 セメント 板ガラスなどの業種で生産能力 の淘汰を進めているが 生産者物価の下落持続に表れているように 生産能力の過剰感は残存 している 図表 5 中国の資本係数 図表 6 中国の住宅在庫販売比率 2014年のかい離幅は 対 GDP比26.1 相当 見込み 年時点のかい離幅は 対GDP比20.8 相当 倍 年11月 4兆元の景気刺激策実施 年 年 注 施工面積 竣工面積 予約販売面積 年末完成在庫 面積 販売面積 資料 中国国家統計局 CEIC Data 注 資本係数は資本ストック GDP 実質値 基準年を 1952 年 除却率を一律 5 とし ベンチマーク イヤ ー法により資本ストックを推計 資本係数のトレンド 線は 年のトレンドを延長したもの かい 離幅 は同トレンド線からの実績値(2014 年は見込み 値)のかい離幅 資料 中国国家統計局 住宅在庫の解消にも時間を要する可能性が高い 住宅在庫面積 仕掛在庫を含む の対販売 面積比率をみると ここ 2 年は 3.0 倍とかつてない水準にまで上昇している 図表 6 それが 値下がり期待を醸成した結果 2014 年に入り 住宅市場が本格的な調整局面を迎えている 年10 月号

7 中国経済 年中には住宅販売面積の伸びが底を打つと推察されるが 現在の在庫水準の高さ また 生産 年齢人口の減少という今後の趨勢から判断して 住宅市場の回復ペースは緩慢なものにならざ るを得ない この点も 中国経済の成長力を弱める一因となろう7 3 中国の危機耐性 ただし 中国には資本ストック調整等による成長率の落ち込みを防ぐ余力が備わっている 第一に 銀行に不良債権処理能力が残されている 資本ストック調整が必要ということは 過剰債務問題を抱えているということの裏返しである 実際 中国の負債残高は 2013 年末時点 で GDP の約 2.5 倍にまで膨らんでおり その綻びが不良債権の増加となって現れている 不良 債権残高は 2011 年 9 月末の 4,078 億元を底に 2014 年 6 月末には 6,944 億元に増えており 図 表 7 今後も増えていく可能性が高い ただし 2014 年 6 月末時点の中国の銀行の貸倒引当 率は と高い また 中国の銀行の自己資本比率は 12.4 であり 中国版バーゼルⅢで 要求されている自己資本比率の下限 10.5 資本保全バッファー分を含む 8まで自己資本比 率を下げられるとすると 対 GDP 比で 2.7 程度の資金を不良債権の償却用に充てられる計算と なる 仮にコア自己資本比率を 6 にまで下げられるとするならば 同 5.9 の不良債権償却用 資金を工面できる 図表 7 中国の不良債権残高 同比率 10億元 % 図表 8 中国の中期経済予測 前年比 予測 不良債権残高 左目盛 不良債権比率 右目盛 /03 10/03 11/03 12/03 13/03 14/03 年/月末 年 資料 中国国家統計局 みずほ総合研究所 資料 中国銀行業監督管理委員会 CEIC Data 第二に 中国政府に財政余力がある点も 景気腰折れを回避しやすいと考えられる理由であ る 中国の政府債務残高は 2013 年末時点で対 GDP 比 60 程度の水準にあるとみられるが まだ 政府債務の拡大余地はある 日本同様 中国は経常黒字の状態にあるうえ 2013 年時点で対 GDP 比 2.0 外貨準備高も巨額で 2013 年末で 3.8 兆ドル 対 GDP 比で 41.6 さらに 2014 年 6 月末には 4.0 兆ドルにまで増えている それゆえ海外資金に頼らず国債を国内で消化しや すい つまり それだけ成長率の底上げや金融機関の救済を図りやすい状況に 中国はまだあ るといえるのである こうした余力を備えていることから 中国経済は減速すれども 2020 年時点で 6.0 前後の 7 その他 省エネ 環境問題への対応も 資源価格や生産コストの上昇等を通じて 成長率を押し下げる方向に働くことにな ると考えられるが 紙幅の制約があるため 別稿に譲りたい 8 ただし システム上重要な銀行は 年10 月号

8 中 国 経 済 実 質 GDP 成 長 率 を 維 持 することができると 予 測 する( 図 表 8) 4.リスクの 所 在 と 課 題 ~よりいっそう 問 われる 成 長 の 形 ~ 残 されたリスクとして 考 えられるのは 不 動 産 市 況 の 先 行 き 懸 念 がさらに 高 まって 投 資 用 物 件 が 大 量 に 売 りに 出 され 市 況 が 大 幅 に 悪 化 するという 事 態 である 不 動 産 登 記 制 度 の 整 備 の 遅 れなどが 理 由 で 中 国 では 住 宅 の 空 室 率 が 把 握 できていない 状 況 にある その 定 義 に 問 題 あ りとの 指 摘 もあるが 空 室 率 が 20%を 超 えているとの 推 計 もみられる 9 不 動 産 市 況 の 落 ち 込 み が 想 定 以 上 に 深 くなる 恐 れを 完 全 には 排 除 できない 不 動 産 市 況 の 悪 化 が 中 国 経 済 に 与 えるイ ンパクトは 軽 視 できないだけに 10 不 動 産 市 況 の 先 行 きについては 引 き 続 き 注 視 が 必 要 だ また 上 記 の 予 測 通 り 2020 年 時 点 で+6.0% 程 度 の 成 長 を 維 持 できたとしても 冒 頭 で 述 べ た 潜 在 力 をより 発 揮 させる 形 でその 成 長 率 を 維 持 したのか それとも 財 政 支 出 の 拡 大 や 金 融 緩 和 に 頼 った 成 長 だったのかで その 意 味 合 いは 大 きく 異 なる 中 国 政 府 もその 点 については 強 く 意 識 している たとえば 2014 年 9 月 9 日 に 李 克 強 首 相 が 強 い 景 気 刺 激 策 に 頼 らず 力 強 い 改 革 により 市 場 の 活 力 を 奮 い 立 たせなければならない という 趣 旨 の 発 言 を 行 っている ことがその 表 れだ 11 習 近 平 政 権 は 2013 年 11 月 の 中 国 共 産 党 第 18 期 中 央 委 員 会 第 3 回 全 体 会 議 ( 三 中 全 会 )で 資 源 配 分 において 市 場 に 決 定 的 な 役 割 を 担 わせるとの 方 針 を 発 表 した この 大 方 針 の 下 ネ ガティブリスト の 初 採 用 に 代 表 される 参 入 規 制 の 緩 和 国 有 企 業 改 革 の 推 進 労 働 力 移 動 を 阻 害 する 戸 籍 制 度 や 農 地 制 度 の 改 革 対 外 開 放 の 推 進 などを 図 る 構 えをみせている また イ ノベーションの 促 進 にもいっそう 力 を 注 ぐことを 明 らかにしており 大 衆 による 起 業 草 の 根 の 起 業 という 新 たな 潮 流 を 全 国 で 引 き 起 こすとの 方 針 が 掲 げられるようになっている 12 ただし これまで 積 み 残 されてきた 改 革 領 域 は 利 害 調 整 が 容 易 ではないものが 多 い 習 近 平 政 権 がリーダーシップと 調 整 能 力 を 発 揮 できず 生 産 性 の 向 上 ではなく 財 政 支 出 拡 大 や 金 融 緩 和 といったカンフル 剤 に 頼 って 成 長 を 下 支 えするようになればなるほど 2020 年 以 降 に 中 国 経 済 は 苦 境 に 陥 るだろう 2020 年 以 降 は 生 産 年 齢 人 口 のみならず 総 人 口 の 減 少 時 代 に 入 ると みられるからである 2020 年 以 降 は 少 子 高 齢 化 に 伴 う 貯 蓄 率 の 低 下 年 金 医 療 等 の 義 務 的 支 出 の 拡 大 により 中 国 政 府 の 財 政 余 力 が 弱 まっていく 可 能 性 が 高 い それまでの 残 された 短 い 時 間 内 に 市 場 の 活 力 を 十 分 に 発 揮 できる 体 制 を 作 っておかなければならない 成 長 率 の 高 低 もさることながら 成 長 の 形 にも 注 視 が 必 要 だろう 以 上 9 谜 一 样 的 住 房 空 置 率, 还 要 多 久 才 能 说 清 楚? ( 新 华 每 日 电 讯 2014 年 6 月 11 日 /11/c_ htm 2014 年 9 月 16 日 アクセス) 空 置 率 挑 动 敏 感 神 经 摸 清 家 底 才 能 科 学 决 策 ( 新 华 网 上 海 2014 年 6 月 12 日 年 9 月 16 日 アクセス) 10 三 浦 祐 介 調 整 局 面 を 迎 えた 中 国 不 動 産 市 場 ~ 住 宅 市 場 の 調 整 による 経 済 への 影 響 と 今 後 の 展 望 ~ (みずほ 総 合 研 究 所 み ずほインサイト 2014 年 6 月 24 日 年 6 月 16 日 アクセス) 11 李 克 强 达 沃 斯 论 道 : 不 靠 强 刺 激, 要 靠 强 改 革 ( 新 华 网 2014 年 9 月 9 日 e/ /10/c_ htm 2014 年 9 月 16 日 アクセス) 12 たとえば 直 播 : 李 克 强 出 席 2014 夏 季 达 沃 斯 论 坛 开 幕 式 并 致 辞 ( 新 华 网 2014 年 9 月 10 日 om/fortune/zhibo/2014dwslt_zb1/ 2014 年 9 月 10 日 アクセス) 6

9 産業 地域政策 みずほ銀行 東北振興戦略の実施状況と新たな支援策の策定 中国営業推進部 古い工業基地への強化支援策の背景とその効果展望 研究員 Ph.D. 邵 永裕 1 はじめに 東北振興戦略の新たな支援策の策定背景 首都圏一体化の発展戦略や長江経済ベルト 珠江経済圏の連携発展の動きが活発になる中 東北地 域の振興を支援する中国政府の最新政策 東北振興支援の最近の若干の重大な政策措置に関する意見 以下 意見 が通達にて発表され 8 月 19 日 関心が集まってい 図1 東北振興戦略実施地域略図 ロ シ ア る かつて経済成長が長く停滞していた東北地域は 東北振興戦略 実 モンゴル 内 施以来 全国平均を大きく上回るスピード ただ 13 年以降減速気味 蒙 で経済成長を続けている 特に隣接の内蒙古自治区の成長加速により グレーター東北とも言える同地域のプレゼンスと地域連携は中国の経済 発展の中でもより重要性を増してきている 本稿は地域開発の戦略強化 やバージョンアップの視点から今般の 意見 の背景と狙いに着目し 政策の主旨と主な内容を紹介する また今年でちょうど 10 年になる東 北開発の成果と問題点を考察し 意見 実施による成果を展望したい 黒龍江省 ハルビン市 古 吉林省 自 錫林 浩特 治 赤峰 区 長春市 北朝鮮 遼寧省 瀋陽市 北京市 大連市 河 天津市 渤海湾 北 省 山東省 資料 中国行政地区地図より作成 表 1 のように 2003 年に東北振興戦略が打ち出 表1 東北振興戦略の展開経緯と関連取組の実施動向 されて以降 資源型都市の持続的発展や農林業の 2003年 10月 国務院から 東北地区等老工業基地振興戦略に関する意見 が公布 発展および企業改革に関する政策が相次いで制定 されたほか 2009 年には 一段と東北地区等の古 い工業地区の振興戦略を実施することに関する若 12月 国務院に東北地区等老工業基地振興指導グループが設立 2004年 3月 温家宝首相の司会による東北振興指導グループ第1回全体会議が開催 2005年 5月 温家宝首相の司会による東北振興指導グループ第2回全体会議が開催 8月 国務院の招集による東北部資源型都市の持続的発展座談会が開催 干意見 と 2012 年に 東北振興第 12 次 5 カ年計 2006年 3月 中国第11次5カ年計画 において東北振興戦略の実施が盛り込まれる 6月 温家宝首相の司会による東北振興指導グループ第3回全体会議が開催 画 が公布され 同地域振興戦略の 9月 国務院による松花江流域水汚染防止計画が承認 2007年 6月 温家宝首相の司会による東北振興指導グループ第4回全体会議が開催 強化が続いている 図 11 その意味で 今回の 意見 は非常に目新しいと言うよりは 政策強 11月 国務院常務委員会の開催で資源型都市の持続的発展の任務が提出 2009年 8月 東北振興指導グループ会議が開催され 一段と東北地区等老工業基 地振興戦略の実施に関する若干意見 が採決 調の延長線にあるものと受け止めたほうが良いが 2010年 8月 同上会議の召集で 大小興安嶺林区生体保護と経済転型計画 と 東北 ただ 意見 は合わせて 35 条からなる総合的な内 容であり 一部では中央政府による特別な行政 的 財政的支援策実施にも言及され 以前にも増 地区農業発展方式転換と現代農業建設の加速に関する指導意見 が採択 2012年 3月 国務院の承認を経て 東北振興第12次5カ年計画 が公布 実施 2013年 3月 国務院の承認で 全国老工業基地調整改造計画 が公布 2014年 8月 東北振興支援の最近の若干の重大な政策措置に関する意見 が公布 資料 中国政府WEBサイト及び各種報道より作成 して強い期待がなされている 図2 4大地域にみる東北3省の人口 面積と経済規模 2013年 100% 東北地域の経済プレゼンスと近年の発展成果と課題 % 今年でちょうど 10 年となる 東北振興戦略 だが こ 60% の間の東北地域の発展動向からその成果と課題を概観す る まず 図 2 と図 3 の最新データで示す東北 3 省の中国 4 大経済地域におけるプレゼンスを把握してみよう 国土 40% 20% 東北3省 西部12省区市 中部6省 東部10省市 面積と人口がそれぞれ全国の を占めているこ とに相応するかのように 第 1 次産業 11.1 を除いて 0% 全国シェア国土面積 年末総人口 域内GDP 第1次産業 資料 中国統計年鑑 2013 中国統計摘要 2014 より作成 国土と人 口は2012年のもの 第2次産業 第3次産業 1 一般に中国の東北地域と言えば 遼寧 吉林 黒龍江の 3 省をさす場合が多いが 実際に東北振興戦略の適用地域は内蒙古 東部をも含まれるとされている 範囲は図 8 の色塗り部分参考 年10 月号

10 産業 地域政策 図3 中国4大地域でみる東北3省の市場 産業規模 2013年 資料 中国統計摘要 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2014 より作成 0% 域内 GDP 第 2 次産業 第 3 次産業がほぼ 8 前後のシ ェアを占めており 中でも第 1 次産業の比重が比較的大 固定資産投資総額 10.6 社会消費財小売総額 9.4 きいことが見受けられる 図 2 また 図 3 に示す市 輸出入貿易総額 4.3 場 産業関連の諸指標をみると 東北地域の特徴を大ま 輸出額 4.0 かに捉える事が出来る 輸入額 4.7 食糧生産量 地域市場として東北 3 省はその国土面積と人口比以 19.5 綿花生産量 上のプレゼンス 固定資産投資額と社会消費財小売額の 全国シェアはそれぞれ を有しており セメント生産量 5.8 発電量 大きなシェアを有している これに加え 食糧生産量の 東部の全国シェア % シェアは 2010 年の 17.6 から 2012 年には 重要と言える また 近年急速に成長する内蒙古 自動車生産量 の 4 分の 1 以上の比重を占め 2013 年で 26.8 という らも東北 3 省の全国における位置づけは非常に 5.6 粗鋼生産量 く それぞれ 特に原油生産量は全国 糧安全保障やエネルギーセキュリティの観点か 26.8 原油生産量 工業分野でも粗鋼と自動車生産のシェアが比較的大き 年には 19.5 に高まっており 食 油料作物生産量 中部の全国シェア(%) 西部の全国 シェア(% 東北の全国 シェア % 図4 中国各地のGDP規模と産業構成比比較 2012年 域内GDP 60,000 G D P 規 50,000 模 40,000 第1次産業シェア 第2次産業シェア 工業のシェア 90 第3次産業シェア 東北地域 産 業 80 構 成 比 億 元 50 自治区 図 4 も東北地域と捉えれば 今般の 意 見 は同区も対象に入れられている 同地域の 中国経済における重要性と役割が更に大きくな 30, ,000 る 内蒙古自治区は広大な面積と豊かな鉱業資源 20 10,000 及び発展を遂げた牧畜業があり 1 人当たり GDP 新疆 寧夏 青海 甘粛 陝西 西蔵 雲南 貴州 四川 重慶 海南 広西 広東 湖南 湖北 河南 山東 江西 福建 安徽 浙江 江蘇 上海 黒龍江 吉林 遼寧 比べても顕著で また 1 人当たり GDP の水準は 工 内蒙古 山西 河北 天津 北京 の伸びは東北 3 省のみならず 首都圏の 3 省市と 業大省 の遼寧 河北両省を超え 天津 北京両直轄市に次いでいる 図 5 近年の内蒙古自治区を含む東北地域の大きな発展は 中国政府が 2003 年に打ち出した 東北振興 戦略 と大きく関連があると見られている 確かに 2003 年 2012 年の 10 年間 東北 3 省地区の GDP が年平均 図5 東北部と首都圏の各地域の1人当りGDPの推移動向 れぞれ と 11.7 で 同時期における全 120,000 1 人 当 100,000 り G D P 80,000 元 国の平均増加率の 10.7 を上回り 3 省の GDP 規模も 60, 年にすべて 1 兆元の大台を越えた うち遼寧省は 40, の比率で増加し GDP 規模が 4 倍に膨らんだ 遼 寧 吉林 黒龍江 3 省は GDP 年平均の増加スピードはそ 2002年 07年/02年 2007年 10年/07年 2010年 13年/10年 2013年 増 4.0 加 幅 3.5 倍 3.0 資料 国家統計局 中国統計年 鑑 及び 中国統計摘要 各年版 より作成 年に 1 兆元 2011 年に 2 兆元規模に達し 黒龍江 20, 省は 2010 年に 1 兆元達成 なお 図 6 の中国各地域の 1 人当たり GDP と都市化水 遼寧 吉林 黒龍江 内蒙古 北京 天津 河北 準の関係 強い正の相関関係 から見ても遼寧省と内蒙古自治区はかなり上位にプロットされており 黒龍江省と吉林省も都市化水準が山東省や重慶市と同等レベルになっており 地域開発や経済発展の 年10 月号

11 産 業 地 域 政 策 促 進 を 図 る 上 で 良 好 な 市 場 環 境 を 築 きあげつつある 2) 2012 年 3 月 に 政 府 の 承 認 を 得 た 東 北 振 興 第 12 次 5 カ 年 計 画 ( ) においても 東 北 振 興 戦 略 によるこれまでの 成 果 について 1 全 国 平 均 以 上 の 経 済 成 長 のスピード 2 食 糧 増 産 の 持 続 3 外 資 導 入 額 の 大 幅 増 ( 近 年 遼 寧 省 に 加 え 黒 龍 江 省 吉 林 省 内 蒙 古 自 治 区 への FDI の 実 行 額 も 10% 台 以 上 で 増 加 ) 4 社 会 保 障 や 住 宅 関 連 の 住 民 生 活 水 準 の 改 善 という 4 つの 方 面 から 評 価 されている 一 方 残 された 主 な 課 題 についても 以 下 の 4 点 が 指 摘 され ている すなわち1 経 済 成 長 が 投 資 拡 大 に 依 存 しすぎたこと 2 民 営 経 済 の 発 展 がまだ 不 十 分 であること 3 科 学 技 術 の 発 展 におけるイノベ ーションの 欠 如 4 日 増 しに 強 まる 資 源 環 境 制 約 への 対 応 である この 4 点 は 中 国 全 般 にも 当 てはまるものと 思 われるが 特 に2については 近 年 国 有 企 業 改 革 がかなりの 成 果 をあげたものの 伝 統 のある 古 い 工 業 基 地 である 東 北 地 域 は いまだに 国 有 企 業 に 対 する 依 存 度 が 高 く 1の 問 題 にも 連 動 している 例 えば 2012 年 における 規 模 以 上 の 国 有 企 業 の 割 合 は 黒 龍 江 省 では 53.5% 吉 林 省 は 40.4% 遼 寧 省 は 26.9%で 江 蘇 省 の 11.1% 浙 江 省 の 16.6%より 遥 かに 高 く 3) 地 域 経 済 の 活 性 化 や 市 場 機 能 の 高 度 化 が 妨 げられている 無 論 東 北 地 域 は 全 国 と 同 様 に 産 業 の 高 度 化 とい う 大 きな 課 題 にも 直 面 している 第 1 次 産 業 のシェアが 比 較 的 高 い( 特 に 黒 龍 江 吉 林 両 省 図 4) というのがあるが それよりも 図 7 に 見 るように 第 2 次 産 業 の 規 模 が 大 きいため 第 3 次 産 業 の 規 模 が 未 だ 小 さく( 東 北 3 省 と 内 蒙 古 自 治 区 とも 40% 未 満 ) その 高 い 都 市 化 率 にも 釣 り 合 っていな い これについて 国 家 発 展 改 革 委 員 会 東 北 振 興 司 による 東 北 3 省 2010 年 経 済 形 勢 分 析 報 告 で 早 くも 産 業 の 高 度 化 が 依 然 困 難 と 指 摘 されており 具 体 的 に 東 北 3 省 の 鉄 鋼 冶 金 化 学 工 業 等 の 高 エネルギー 消 費 型 産 業 が 反 転 新 プロジェクトには 産 業 の 偏 向 技 術 及 び 製 品 の 同 一 化 が 見 ら れ 現 代 産 業 システムの 整 備 が 必 要 と 提 言 された このほか 近 年 外 国 企 業 による 東 北 地 域 への 直 接 投 資 が 増 えているものの 東 北 3 省 の 対 外 貿 易 ( 輸 出 入 とも)の 全 国 シェアはまだ 4% 台 と 低 く また 輸 入 のシェアが 輸 出 のシェアを 上 回 っている(2012 年 は 輸 入 4.8% 輸 出 3.8% 2013 年 は 同 4.7% 4.0%) 状 況 であり 北 東 アジアの 多 数 の 国 と 地 域 に 隣 接 している 有 利 な 立 地 条 件 が 十 分 に 生 かされていないという 課 題 も 残 されている 35,000 第 3 30,000次 産 業 25,000億 元 20,000 15,000 10,000 5,000 ( ) 都 市 化 率 ( % ) 雲 南 甘 粛 図 7 中 国 各 地 域 の 産 業 とGDP 規 模 の 比 較 (2012 年 ) 北 京 市 資 料 ) 中 国 統 計 年 鑑 (2013) より 作 成 黒 龍 江 吉 林 省 図 6 中 国 各 地 域 の1 人 当 りGDPと 都 市 化 水 準 (2012 年 ) 黒 龍 江 湖 北 上 海 市 内 蒙 古 河 北 新 疆 河 南 重 慶 吉 林 遼 寧 省 広 東 遼 寧 浙 江 江 蘇 福 建 山 東 浙 江 省 内 蒙 古 y = x R 2 = r= 第 2 次 産 業 ( 億 元 ) 広 東 省 ( 球 の 大 きさ:GDP 規 模 = 億 元 ) 山 東 省 y = 0.793x R 2 = 上 海 北 京 30 資 料 ) 中 国 統 計 年 鑑 2013) より 作 成 西 蔵 1 人 当 りGDP( 元 ) 20 20,000 30,000 40,000 50,000 60,000 70,000 80,000 90, , ,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 江 蘇 省 天 津 2) この 間 (2009~2010 年 を 中 心 に) 東 北 振 興 戦 略 の 実 施 に 関 する 具 体 的 な 取 り 組 みとして 遼 寧 省 では 遼 寧 沿 海 経 済 ベル ト 地 域 発 展 計 画 ( 重 点 発 展 支 援 地 域 (29 ヵ 所 ))の 実 施 や 瀋 陽 経 済 区 ( 全 国 で 8 番 目 の 国 家 新 型 工 業 化 総 合 改 革 試 験 区 と して)の 建 設 が 行 われ また 吉 林 省 と 黒 龍 江 省 でもそれぞれ 中 国 図 們 江 地 域 協 力 開 発 計 画 要 綱 ( 国 境 地 域 総 合 開 発 計 画 ) と 哈 大 斉 工 業 回 廊 建 設 計 画 が 相 次 いで 実 施 され 交 通 ネットワークや 工 業 団 地 の 建 設 など 積 極 的 に 進 められてきた 3) 2012 年 における 北 京 市 と 上 海 市 の 規 模 以 上 国 有 企 業 の 比 率 もそれぞれ 57.8% 39.8%と 高 く 2004 年 よりも 増 えてい る 2004 年 より 大 きく 比 率 が 低 下 してきた 東 北 3 省 の 事 情 とは 異 なっており 両 直 轄 市 は 正 に 国 進 民 退 の 典 型 的 な 地 域 で 重 要 な 規 制 産 業 における 国 有 企 業 の 独 占 状 況 が 問 題 になっている 9

12 産業 地域政策 表2 東北地域振興支援策に関する国務院通達の主旨 内容 3 東北振興に対する新たな支援策の注目点と効果展望 1 市場の活力の喚起に力を入れる 政府機関 の簡素化 と権限の地方等 への委譲をさらに 進め 遼寧省 で の投資分野 の政府機関 の簡素化 と権限の地方等 への委譲の試行改革 を奨励し 中関村 で実施中 の国外 M&A 外貨管理試行政策 を東北地域 の重点装備製造企業 にまで 拡大する 非公有制経済の大規模な発展を 促し 東北地域で民営経済発展試行改革を実施するとともに 民間資本による民営銀行など金融機関の発起 設立を試行する 2 国有企業改革の一層の深化 東北地域の国有資本の総量および分布状況と結びつけて 省を跨ぐ地 域性国有資本投資企業 運営企業を設立する また 2 3年かけて 廠弁大集体 中央国有企業の社会機 能の廃止 退職者の社会化管理など歴史の残した問題を適切に解決することを目指す 3 イノベーション駆動型発展 産学研協同イノベーション改革の試行 東北地域のイノベーションチェーン の整理統合を誘導する中央投資予算の設立 東北地域での重要な技術装備モデルプロジェクトの実施 地域 イノベーション政策の整備 中関村国家自主イノベーションモデル区の試行政策の東北地域での拡大の検討 東北地域での国家自主イノベーションモデル区の設立 イノベーション基礎環境整備の強化 イノベーション企 業上位100社試行事業の東北地域での先行実施 4 産業競争力の全面的強化 重要技術装備の市場拡大を積極的に支援し 産業連関度の高い重要な産 業プロジェクトを配置するとともに 農産物加工大企業が東北地域に生産拠点を設立することを奨励する 特色 ある新興産業群の育成を加速するため 国は力を集中して東北地域のインテリジェントロボット ガスタービン 高度海洋建設装備 集積回路装備 高性能繊維および複合材料 グラファイト新素材 光電子などの産業の発 展を支援し 特色ある新興産業群を形成する 5 農業の持続可能な発展能力の強化 商品穀物生産中心区としての地位を揺るぎないものに高め 2015 年までに3800万ムーの集中的高効率節水灌漑事業を完成する 現代農業発展体制を革新し 食糧主要生産 区利益補償制度を整備し 国の農業関連予算の東北地域への割り当てを増やす 6 都市機能の整備強化 市街区域の旧工業区と独立工業 鉱業区の移転 改造を支援し 資源型の都市 モデル転換を促進し 生産と居住に適した現代都市を建設する 7 都市インフラの充実 交通 クリーンエネルギー 水利など重要インフラの整備を加速し 発展のボトル ネック的制約を打破する 8 民生をしっかりと保障 改善 2014年に東北地域はバラック密集地の大規模な再開発に取りかかり さら に2 3年で全国に先駆けて現在の再開発計画の基本的完成を目指す また 社会保障制度を整備し 雇用の 安定に努力し 各家庭に少なくとも1人は就労先を確保する 9 環境保護の強化 自然林保護事業を引き続き実施し 林木伐採量を大幅に減らし 東北地域の他の国 有林を早急に商業的伐採禁止対象とすることを目指す 鉱業廃棄地と旧鉱区の環境対策を推進する 10 国際協力と対外開放の重視 積極的 主導的な開放戦略を実施し 開放のレベルと水準を全面的に 高め 北東アジア地域および先進国との開放協力へと拡大する 11 財政 金融 投資などの良好な政策環境の整備 東北振興産業投資基金の設立を総合的に検討す る インフラ 生態環境整備 環境保護 貧困支援 開発 社会事業への中央予算からの拠出は 西部地域の 補助基準に照らして実施する 上記のような 東北地域の中国経済における重要 度とこれまでの発展成果及び直面する諸問題を踏ま え 国務院が 8 月 19 日に公布した 意見 では東北 地域の振興 発展の成果を揺るぎないものにし 発 展における難題を解決すべく努力し 内生的発展に よる東北経済の質と効率の向上 高度化を促すため 市場の活力の喚起 産業競争力の強化 都市のモデ ル転換の推進などに関する 11 方面の 35 項目の具体 的措置を打ち出した その概要は表 2 の通りだが 特に注目すべき点は 1 市場の活力の喚起と 6 都市機能の整備強化 8 民生の保障 改善 9 環境保護の強化 (10)国際協力と対外開放の重視 及び 11 財政 金融 投資に関する政策委環境の 整備だと思われる 資料 東北振興支援の最近の若干の重大な政策措置に関する意見 2014年08月19日 より抜粋 作成 特に 6 都市機能の整備強化に関して 2014 年 から中央予算の関連拠出規模を拡大し 東北地域の市 街区域の旧工業区と独立工業 鉱業区の移転 改造の ために毎年 20 億元を拠出すると明記され 11 では インフラ 生態環境整備 環境保護 貧困支援 開発 社会事業への中央予算からの拠出は 西部地域の補助 基準に照らして実施する との言及は注目に値する また 10 においては より積極的 主導的な 開放戦略を実施し 開放のレベルと水準を全面的に 高め 北東アジア地域及び先進国との開放協力へと 拡大すると宣言しており 今後の同地域の投資環境 の改善と外資企業の展開拡大に強いメッセージを発 したと考えられる この指針によれば 鉄道 高速 資料) 東北振興 第 12 次 5 カ年計画 より加工引用 道路 空港 送電網などのインフラ整備が加速し 貧困地区の再開発も促進されるであろう また官 図9 東北部と首都圏各地域のGDP規模の推移比較 30,000 発に活用するほか 民間資本による銀行設立も可 域 内 G 25,000 D P 能になる等 民営化の進展が期待できる 20,000 民連携事業 PPP)を通じて民間資金をインフラ開 また 意見 では 国務院の各関係当局は急い で実施細則を研究し 打ち出し 政策のシナジー 効果を形成しなければならない と指示する他 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 資料 国家統計局 中国統計年 鑑 及び 中国統計摘要 各年版 より作成 億 元 15,000 10,000 内蒙古自治区を含む東北 4 省区に対して 主体的 役割を十分に発揮し 各政策措置の具体化を確保 5,000 しなければならない と強調する 今後 より具 0 体的な対策は中央 地域両サイドにて制定 公布 10 遼寧 吉林 黒龍江 内蒙古 北京 天津 河北 2014 年10 月号

13 産 業 地 域 政 策 される 可 能 性 があるとみられる 東 北 地 域 の 振 興 促 進 は 前 述 の 東 北 振 興 第 12 次 5 カ 年 計 画 ( ) においても 非 常 に 細 かく 言 及 され 特 に 鉄 道 網 の 整 備 ( 図 8)を 始 めとする 交 通 網 の 整 備 拡 張 計 画 も 着 々と 実 施 されている もとも と 交 通 インフラが 充 実 している 東 北 3 省 は 2015 年 の 計 画 完 了 時 において 内 蒙 古 自 治 区 東 部 との 交 通 条 件 だけでなく 北 東 アジア 関 連 の 国 と 地 域 への 交 通 アクセスが 相 当 改 善 する 見 込 みである 経 済 規 模 が 急 速 に 拡 大 する 内 蒙 古 自 治 区 ( 図 9)も 合 わせてさらなる 発 展 が 期 待 でき また 近 い 将 来 大 連 から 煙 台 へ 高 速 鉄 道 で 40 分 ( 渤 海 海 峡 トンネル 経 由 )でつながる 遼 東 半 島 と 山 東 半 島 の 交 通 一 体 化 プロジェクトも 浮 上 しており 4) 今 後 東 北 地 域 と 環 渤 海 経 済 圏 との 経 済 一 体 化 また 中 国 東 北 部 とモンゴル ロシアなどの 国 際 経 済 の 交 流 拡 大 も 期 待 できるであろう 意 見 (10) 第 28 項 一 群 の 重 要 な 開 放 協 力 プラットフォ ームの 構 築 では 今 年 国 家 級 新 区 に 昇 格 した 大 連 金 普 新 区 について 中 国 の 北 東 アジアに 向 けた 対 外 開 放 と 国 際 協 力 の 戦 略 的 高 地 として 建 設 していくことも 提 起 しており 地 域 中 核 都 市 におい て 上 海 自 由 貿 易 区 に 似 たようなより 開 放 的 で 自 由 度 の 高 い 新 型 の 産 業 発 展 や 都 市 サービス 経 済 成 長 への 期 待 が 高 まっている 以 上 4) 時 事 通 信 8 月 26 日 報 道 によると 国 務 院 が 中 国 東 北 地 区 の 振 興 支 援 政 策 を 通 達 したことで 遼 寧 省 大 連 市 から 海 底 トンネルを 経 由 して 山 東 省 煙 台 市 まで 高 速 鉄 道 を 建 設 する 計 画 の 具 体 化 が 決 まった 中 国 最 高 の 研 究 機 関 中 国 工 程 院 のトンネル 専 門 家 王 夢 恕 氏 は 高 速 鉄 道 が 完 成 すれば 大 連 から 煙 台 まで40 分 で 行 くことができる と 話 している 関 係 者 によると 通 達 により 渤 海 海 峡 トンネル は 第 13 次 五 カ 年 計 画 ( 年 ) 中 に 着 工 する 可 能 性 が 高 まった また 通 達 により 中 国 東 北 部 とモンゴル ロシアを 結 ぶ 国 際 鉄 道 の 研 究 も 始 まる 見 通 しだという 11

14 中 国 アドバイザリーの 現 場 から 医 療 介 護 分 野 における 中 国 進 出 ~ 日 系 事 業 者 の 事 業 展 開 の 可 能 性 について~ みずほ 銀 行 中 国 営 業 推 進 部 投 資 アドバイザリーチーム 調 査 役 堀 川 直 子 1.はじめに 1978 年 以 降 の 改 革 開 放 路 線 への 方 針 転 換 外 資 企 業 法 等 の 関 連 法 規 の 整 備 2001 年 12 月 の 世 界 貿 易 機 関 (WTO) 加 盟 等 を 経 て 中 国 の 投 資 環 境 が 整 備 されるなか 2012 年 時 点 の 日 系 企 業 の 海 外 現 地 法 人 企 業 数 は 第 二 位 の 米 国 2,974 社 を 大 きく 引 き 離 し 中 国 が 第 一 位 で 6,479 社 であった 1 また 中 国 に 進 出 する 日 系 企 業 を 業 種 別 でみた 場 合 輸 送 機 械 をはじめとする 製 造 業 が 約 60% を 占 めるが 2 安 価 な 労 働 力 を 求 めて 生 産 拠 点 を 中 国 に 設 立 する 従 来 型 の 進 出 形 態 は 人 件 費 高 騰 の 影 響 等 で 減 少 傾 向 にあり 近 年 では 人 口 13 億 人 超 の 巨 大 消 費 市 場 獲 得 に 向 けた 非 製 造 業 の 進 出 が 増 加 している なかでも 中 国 の 所 得 水 準 の 向 上 により 中 間 層 富 裕 層 が 拡 大 し 高 品 質 な 商 品 より 良 いサービスを 求 めるこれらの 所 得 層 をターゲットにした 日 系 事 業 者 の 進 出 が 増 加 傾 向 にある 本 稿 では 中 国 を 新 たな 市 場 として 検 討 する 日 系 医 療 介 護 事 業 者 の 動 向 に 焦 点 を 当 てつつ 日 中 両 国 の 情 勢 制 度 を 踏 まえたうえで 日 系 事 業 者 の 事 業 展 開 の 可 能 性 について 検 討 したい 2. 医 療 介 護 分 野 の 海 外 進 出 : 日 本 の 状 況 2012 年 12 月 に 発 足 した 第 二 次 安 倍 政 権 の 一 連 の 経 済 政 策 では 第 三 の 矢 として 新 たな 成 長 戦 略 ( 日 本 再 興 戦 略 ) が 掲 げられた この 新 たな 成 長 戦 略 は 1 日 本 産 業 再 興 プラン 2 戦 略 市 場 創 造 プラン 3 国 際 展 開 戦 略 の 3 つのアクションプランを 打 ち 出 し その 政 策 の 一 つとして 医 療 の 国 際 展 開 を 挙 げている 更 に 産 業 競 争 力 会 議 の 場 では 安 倍 首 相 自 ら 医 療 産 業 の 輸 出 をトップセールスで 取 り 組 んでいく 旨 宣 言 された 3 具 体 的 な 政 府 関 係 省 庁 の 施 策 としては 経 済 産 業 省 の 医 療 機 器 サービス 国 際 化 推 進 事 業 厚 生 労 働 省 の 新 興 市 場 等 各 国 の 保 健 省 庁 との 新 規 協 力 関 係 樹 立 ( 医 療 分 野 協 力 の 覚 書 締 結 等 ) 国 土 交 通 省 ( 観 光 庁 )の 医 療 観 光 の 振 興 等 の 取 り 組 み が 挙 げられる 上 記 施 策 のうち 経 済 産 業 省 が 平 成 22(2010) 年 度 より 実 施 している 医 療 サービス 国 際 化 推 進 事 業 では 日 本 の 医 療 機 関 医 療 機 器 メーカーの 海 外 進 出 支 援 が 行 われているが 平 成 26 (2014) 年 度 は 総 計 21 件 が 採 択 されており うち 5 件 が 中 国 案 件 である この 中 国 案 件 5 件 の うち 医 療 関 連 案 件 が 3 件 介 護 関 連 案 件 が 2 件 となっている 4 1 経 済 産 業 省 第 43 回 海 外 事 業 活 動 基 本 調 査 結 果 概 要 確 報 - 平 成 24(2012) 年 度 実 績 - (http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/kaigaizi/result/result_43.html) 2 同 上 3 首 相 官 邸 産 業 競 争 力 会 議 (http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/kaisai.html) 4 平 成 26 年 度 医 療 機 器 サービス 国 際 化 推 進 事 業 ( 海 外 展 開 の 事 業 性 評 価 に 向 けた 実 証 調 査 事 業 ) 採 択 プロジェクト 一 覧 (http://www.nri.com/jp/opinion/r_report/meti/140418/140418_07.pdf) 12

15 中 国 アドバイザリーの 現 場 から 医 療 従 来 日 本 の 医 療 法 人 が 海 外 展 開 を 行 うに 際 しては 医 療 法 等 の 規 制 が 制 約 となり 医 療 法 人 として 海 外 事 業 を 行 うこと 海 外 現 地 法 人 へ 直 接 出 資 を 行 うこと が 実 質 不 可 能 な 状 況 に あった しかし 厚 生 労 働 省 医 政 局 長 通 知 医 療 法 人 の 附 帯 業 務 の 拡 大 について ( 平 成 26 年 3 月 19 日 付 医 政 発 0319 第 4 号 )により 海 外 における 医 療 施 設 の 運 営 に 関 する 業 務 について 当 該 業 務 を 実 施 するに 当 たり 必 要 な 現 地 法 人 への 出 資 も 可 能 とする 尚 その 際 の 出 資 額 は 繰 越 利 益 積 立 金 の 額 の 範 囲 内 とする と 規 定 され 医 療 法 人 の 海 外 における 医 療 施 設 運 営 が 可 能 になった 5 介 護 日 本 では 高 齢 化 率 が 17.3%に 達 した 2000 年 に 老 人 福 祉 制 度 と 老 人 医 療 制 度 を 統 合 した 介 護 保 険 制 度 が 導 入 された この 中 で 介 護 サービスは 施 設 サービス 居 宅 サービス 地 域 密 着 型 サービス の 3 つに 分 類 されている 6 施 設 サービス の 開 設 主 体 が 社 会 福 祉 法 人 や 医 療 法 人 等 に 制 限 されるのに 対 し 居 宅 サービス 地 域 密 着 型 サービス については 制 限 がなく 異 業 種 から 本 業 ノウハウの 活 用 本 業 の 強 化 不 動 産 の 有 効 活 用 等 を 目 的 に 介 護 事 業 に 参 入 す るケースも 多 い 非 営 利 性 の 確 保 が 求 められる 社 会 福 祉 法 人 医 療 法 人 とは 異 なり 一 般 介 護 事 業 者 が 事 業 多 角 化 戦 略 の 一 環 として 海 外 進 出 を 検 討 するケースも 増 加 傾 向 にあり 近 年 で は 中 国 側 パートナーとの 合 弁 形 態 で 中 国 に 進 出 する 事 例 も 散 見 される 3. 医 療 介 護 分 野 の 外 資 受 入 : 中 国 の 状 況 医 療 中 国 では 第 11 次 5 ヵ 年 計 画 (2006~2010 年 ) 期 間 中 の 2009 年 より 医 療 改 革 が 重 点 的 に 実 施 され 現 在 の 第 12 次 5 ヵ 年 計 画 (2011~2015 年 )では 基 本 医 療 衛 生 制 度 の 完 備 が 謳 われ ている 7 中 央 政 府 は 政 府 主 導 の 公 共 衛 生 サービス 体 制 強 化 に 取 り 組 む 一 方 医 療 分 野 に 対 する 外 資 規 制 を 順 次 緩 和 しており 2013 年 9 月 に 設 立 した 上 海 自 由 貿 易 試 験 区 では 外 資 100%の 医 療 機 関 ( 外 商 独 資 病 院 )の 設 立 が 認 められている 直 近 では 2014 年 7 月 25 日 付 で 外 資 独 資 病 院 設 立 の 試 行 業 務 展 開 に 関 する 通 知 ( 国 衛 医 函 [2014]244 号 )が 公 布 され 北 京 市 天 津 市 上 海 市 江 蘇 省 福 建 省 広 東 省 海 南 省 の 7 省 市 において 外 商 独 資 病 院 の 設 立 が 認 められ ることになった 政 府 主 導 で 公 共 衛 生 サービス 体 制 を 強 化 しつつ 民 間 外 資 主 導 にて 先 進 医 療 サービスを 取 り 入 れることにより 中 国 全 体 の 医 療 体 制 を 発 展 させたい 意 向 がうかがえる 現 状 上 海 自 由 貿 易 試 験 区 及 び 上 記 7 省 市 以 外 の 地 域 において 外 資 として 医 療 機 関 を 設 立 する 場 合 独 資 は 認 められておらず 中 国 側 パートナーとの 中 外 合 資 医 療 機 関 又 は 中 外 合 作 医 療 機 関 の 位 置 付 けとなり 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 管 理 暫 定 弁 法 ( 衛 生 部 / 対 外 貿 易 経 済 5 医 療 法 人 の 附 帯 業 務 の 拡 大 について ( 平 成 26 年 3 月 19 日 付 医 政 発 0319 第 4 号 ) (http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/igyou/igyoukeiei/dl/ pdf) 尚 病 院 管 理 コンサルティング 会 社 が 附 帯 業 務 に 含 まれるかについては 現 状 議 論 が 分 かれている 模 様 6 公 的 介 護 保 険 制 度 の 現 状 と 今 後 の 役 割 ( 平 成 25 年 厚 生 労 働 省 老 健 局 総 務 課 ) (http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/gaiyo/dl/hoken.pdf) 7 中 華 人 民 共 和 国 国 民 経 済 と 社 会 発 展 第 十 二 次 五 ヶ 年 計 画 要 綱 (http://www.spc.jst.go.jp/policy/national_policy/plan125/index_125.html) 13

16 中 国 アドバイザリーの 現 場 から 合 作 部 令 [ 第 11 号 ])に 準 拠 する 必 要 がある 当 該 弁 法 では 設 置 条 件 として 中 国 側 の 出 資 持 分 比 率 又 は 権 益 を 30% 以 上 としており 外 資 の 出 資 持 分 比 率 又 は 権 益 は 70% 以 下 である 必 要 が ある また 出 資 者 の 主 要 条 件 として 表 1 の 要 件 を 挙 げている < 表 1> < 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 管 理 暫 定 弁 法 : 出 資 者 の 主 要 条 件 > 1 直 接 又 は 間 接 的 に 医 療 衛 生 投 資 及 び 管 理 に 従 事 している 必 要 性 2 国 際 的 に 先 進 的 な 医 療 機 関 の 管 理 経 験 管 理 モデルおよびサービスモデルの 提 供 が 可 能 3 国 際 的 にリードする 水 準 を 有 する 医 学 技 術 および 設 備 の 提 供 が 可 能 4 当 該 地 域 の 医 療 サービス 能 力 医 療 技 術 資 金 及 び 資 料 施 設 不 足 を 補 充 または 改 善 が 可 能 ( 出 所 :みずほ 銀 行 中 国 営 業 推 進 部 まとめ) 表 2 の1については 中 国 側 日 本 側 共 に 医 療 関 連 事 業 者 である 必 要 があると 考 えられるが 当 局 へのヒアリングでは 医 療 機 関 であることは 必 須 ではなく 中 国 側 日 本 側 共 に 医 療 機 関 との 関 係 性 が 説 明 可 能 であれば 問 題 ないとの 意 見 であった 8 但 し 現 実 には 病 院 運 営 管 理 上 現 地 における 医 療 機 関 との 連 携 体 制 が 必 須 となることから 出 資 者 に 医 療 機 関 が 含 まれない 場 合 は 国 家 衛 生 計 画 生 育 委 員 会 等 の 関 係 当 局 現 地 医 療 機 関 との 新 規 での 連 携 体 制 構 築 が 重 要 課 題 となる 介 護 日 本 を 上 回 るスピードで 少 子 高 齢 化 が 進 行 する 中 国 では 第 10 次 5 ヵ 年 計 画 (2001~2005 年 ) 以 降 中 央 政 府 による 高 齢 者 産 業 促 進 策 が 展 開 されている なかでも 第 11 次 5 ヵ 年 計 画 (2006~2010 年 ) 及 び 第 12 次 5 ヵ 年 計 画 (2011~2015 年 )では 高 齢 者 産 業 の 発 展 を 重 視 する 姿 勢 を 鮮 明 に 打 ち 出 し 各 種 強 化 支 援 策 を 実 施 している 介 護 に 関 して 中 央 政 府 は 方 式 ( 在 宅 養 老 ( 在 宅 サービス):90% 社 区 養 老 (コミュニティサービスセンター): 7% 施 設 養 老 ( 高 齢 者 施 設 ):3%)を 政 策 として 掲 げ 社 区 養 老 を 政 府 主 導 で 行 なうなか 施 設 養 老 には 民 間 の 参 入 を 支 援 している 2013 年 7 月 1 日 施 行 の 老 人 権 益 保 障 法 ( 国 家 主 席 令 第 72 号 )では 社 会 サービス 9 として 民 間 資 本 の 参 入 に 関 する 規 定 が 追 加 された 同 日 施 行 養 老 機 構 設 立 許 可 弁 法 ( 民 政 部 令 第 48 号 ) 養 老 機 構 管 理 弁 法 ( 民 政 部 令 第 49 号 )では 外 国 資 本 ( 企 業 団 体 個 人 )による 独 資 での 養 老 機 構 設 立 も 可 能 とし 日 系 企 業 を 含 む 外 資 は 運 営 受 託 会 社 のみならず 養 老 機 構 本 体 への 独 資 進 出 も 可 能 になっている 当 該 弁 法 施 行 前 は 外 資 として 介 護 施 設 運 営 事 業 に 進 出 する 場 合 100% 独 資 で 設 立 可 能 な 運 営 受 託 会 社 を 設 立 する 形 態 が 中 心 であった 例 えば (1) 運 営 受 託 会 社 を 設 立 し 養 老 機 構 ( 中 国 側 パートナーとの 合 弁 にて 設 立 )の 運 営 受 託 契 約 を 締 結 する 形 態 (2) 養 老 機 構 を 設 立 せず 運 営 受 託 会 社 が 不 動 産 会 社 保 有 マンションを 賃 借 し( 賃 貸 借 契 約 締 結 ) 入 居 者 に 転 貸 したうえ 8 但 し 案 件 毎 の 個 別 判 断 になるため 管 轄 地 域 の 当 局 に 確 認 する 必 要 がある 9 老 人 権 益 保 障 法 第 4 章 社 会 サービス 在 宅 の 老 人 のため 生 活 の 世 話 緊 急 救 援 医 療 看 護 精 神 上 の 慰 藉 及 び 心 理 相 談 等 の 多 種 の 形 式 のサービス 老 人 の 必 要 に 適 応 した 生 活 サービス 文 化 スポーツ 活 動 デイケア 疾 病 看 護 及 びリハビリテーション 等 14

17 中 国 アドバイザリーの 現 場 から で 介 護 サービスを 提 供 する 形 態 等 が 検 討 できたが 上 記 弁 法 により 独 資 での 事 業 参 入 が 可 能 になっている しかしながら 介 護 分 野 における 日 系 事 業 者 の 進 出 事 例 は 中 国 側 パートナー との 合 弁 形 態 での 健 常 者 向 け 住 宅 型 有 料 老 人 ホームが 大 半 であり 未 だ 独 資 での 進 出 事 例 はな い 4. 医 療 介 護 分 野 における 日 系 事 業 者 の 事 業 展 開 の 可 能 性 について 上 述 のように 日 本 再 興 戦 略 の 一 環 として 医 療 機 器 医 療 サービスの 国 際 化 を 図 りたい 日 本 と 民 間 外 資 を 活 用 して 先 進 医 療 介 護 サービスを 取 り 入 れたい 中 国 のニーズは 合 致 してお り 今 後 も 両 国 の 医 療 介 護 事 業 者 及 び 異 業 種 から 参 入 する 事 業 者 間 の 協 働 案 件 の 増 加 が 見 込 まれる 一 方 文 化 的 な 親 和 性 から 日 本 式 医 療 介 護 サービスを 求 めるものの 日 本 側 の 意 思 決 定 の 遅 さがネックとなり 意 思 決 定 が 迅 速 な 欧 米 系 事 業 者 との 協 働 案 件 を 進 める 中 国 の 事 業 者 もあ る 日 本 側 事 業 者 の 目 線 でみた 場 合 国 内 市 場 の 縮 小 に 伴 い 将 来 的 には 海 外 市 場 に 目 を 向 ける 必 要 性 を 認 識 する 一 方 一 層 少 子 高 齢 化 が 進 む 国 内 市 場 の 対 応 に 追 われ 余 力 を 見 いだせない 事 業 者 も 多 い 現 状 がある 更 に 外 資 企 業 とはいえ 医 療 介 護 共 に 福 祉 に 直 結 する 非 営 利 的 性 質 の 強 い 業 種 であり 一 般 の 企 業 とは 異 なり 営 利 目 的 が 主 眼 でない 点 にも 注 目 する 必 要 があ る 法 人 として 利 潤 は 確 保 する 一 方 現 地 の 医 療 介 護 制 度 向 上 に 資 するサービスを 提 供 する 役 割 が 求 められる かかる 状 況 を 踏 まえ 日 系 事 業 者 の 視 点 に 立 ち 医 療 介 護 分 野 で 中 国 事 業 展 開 を 行 う 場 合 に 想 定 される 主 要 な 形 態 及 び 課 題 について 考 察 したい 医 療 外 資 側 の 出 資 比 率 70%を 上 限 に 中 国 側 パートナーとの 合 弁 又 は 合 作 での 医 療 機 関 設 立 1 許 認 可 取 得 に 加 え 病 院 運 営 管 理 上 現 地 における 医 療 機 関 との 連 携 体 制 が 必 須 とな るため 出 資 者 に 医 療 機 関 を 含 まない 場 合 国 家 衛 生 計 画 生 育 委 員 会 等 の 関 係 当 局 や 現 地 医 療 機 関 との 一 からの 連 携 体 制 構 築 が 重 要 課 題 となる 2 外 資 側 の 出 資 者 が 医 療 機 関 であり 中 国 国 外 から 医 師 を 派 遣 する 場 合 は 外 国 医 師 訪 中 短 期 医 療 行 為 暫 定 管 理 弁 法 ( 衛 生 部 令 第 24 号 )に 基 づく 許 認 可 が 必 要 となる 3 医 療 機 関 設 立 に 向 けた 土 地 取 得 に 際 しては 土 地 用 途 他 要 件 を 満 たしている 土 地 か どうか 確 認 する 必 要 がある 一 部 地 域 で 認 められている 独 資 での 医 療 機 関 設 立 合 弁 又 は 合 作 の 場 合 同 様 上 記 1~3の 注 意 点 有 り 独 資 での 病 院 管 理 コンサルティング 会 社 の 設 立 コンサルティング フィー 又 は 業 務 委 託 手 数 料 が 主 たる 収 益 源 となるため 役 務 提 供 先 である 医 療 機 関 に これらの 手 数 料 の 根 拠 となる 高 度 なサービス 提 供 が 必 要 になる 介 護 中 国 側 パートナーとの 合 弁 又 は 合 作 での 養 老 機 構 設 立 1 健 常 者 向 け 養 老 機 構 の 場 合 要 介 護 度 の 進 行 によりビジネスモデルの 転 換 ( 医 療 機 関 15

18 中 国 アドバイザリーの 現 場 から への 転 院 が 必 要 となるケースへの 対 応 等 )を 求 められるケースも 想 定 される 2 養 老 機 構 運 営 管 理 上 現 地 における 医 療 機 関 との 連 携 体 制 が 必 須 となるため 出 資 者 に 医 療 機 関 を 含 まない 場 合 民 政 部 等 の 関 係 当 局 や 現 地 医 療 機 関 との 一 からの 連 携 体 制 構 築 が 重 要 課 題 となる 3 中 国 側 パートナーがすでに 施 設 のハコモノを 用 意 している 場 合 日 本 式 介 護 サービス を 活 かしきれないリスクがある( 設 計 段 階 からの 参 画 が 成 功 の 鍵 ) 独 資 での 養 老 機 構 設 立 合 弁 又 は 合 作 の 場 合 同 様 上 記 1~3の 注 意 点 有 り 医 療 機 関 との 連 携 体 制 構 築 が 必 要 となるなか 外 資 単 体 では 現 地 コネクションを 構 築 しづらい 現 実 がある 独 資 での 養 老 機 構 運 営 受 託 会 社 の 設 立 コンサルティング フィー 又 は 業 務 委 託 手 数 料 が 主 たる 収 益 源 となるため 役 務 提 供 先 である 養 老 機 構 に これらの 手 数 料 の 根 拠 となる 高 度 なサービス 提 供 が 必 要 になる 但 し 上 記 はあくまでも 日 中 両 国 の 制 度 や 規 制 を 踏 まえたうえで 想 定 される 形 態 であり 実 際 は 医 療 介 護 事 業 の 立 ち 上 げには 多 くの 障 壁 が 存 在 するのが 実 態 である 福 祉 に 直 結 する 業 種 の 特 性 上 中 国 の 各 地 方 政 府 が 管 轄 地 区 において 医 療 機 関 養 老 機 構 の 整 備 全 体 計 画 を 策 定 しているケースも 多 く 先 ずは 関 係 当 局 を 訪 問 し 想 定 ビジネスモデルへの 理 解 を 求 める 必 要 がある また 中 国 での 事 業 展 開 を 検 討 する 日 系 事 業 者 のみならず 医 療 介 護 事 業 への 参 入 を 検 討 する 中 国 の 事 業 者 から 日 本 のパートナーを 求 める 相 談 も 多 く 寄 せられる こうした 中 国 の 事 業 者 は 少 なからずデベロッパーや 不 動 産 関 連 業 者 であり 大 規 模 不 動 産 開 発 の 一 環 として 医 療 機 構 や 介 護 施 設 を 宣 伝 に 活 用 していることが 多 く 必 ずしも 日 本 側 が 求 める 内 容 のプロジェ クトではないケースが 多 い 日 本 の 医 療 介 護 サービスの 国 際 化 に 資 するビジネスモデルの 構 築 中 国 の 医 療 介 護 制 度 向 上 に 資 するサービス 提 供 という 本 来 の 目 的 達 成 に 向 けて 中 国 側 の 提 案 内 容 が 日 本 式 サービ ス 提 供 に 適 った 内 容 であるか 事 業 性 採 算 性 があるかについて 事 前 に 検 証 することが 必 須 である 以 上 16

19 中 国 戦 略 中 国 の 第 三 者 協 力 企 業 関 連 リスク -リスク 対 応 への 備 えは 進 んだか- KPMG Advisory (China) 編 厚 谷 禎 一 訳 監 これまでの 20 年 間 を 見 ても 中 国 で 事 業 を 展 開 する 企 業 の 規 制 とリスクの 環 境 がこれほどめ まぐるしく 変 化 したことはなかったように 思 われます 贈 収 賄 行 為 に 関 して 国 を 超 えて 適 用 される 規 制 が 世 界 中 に 広 がると 同 時 に 中 国 当 局 もます ます 取 り 組 みを 強 化 しています 2013 年 後 半 中 国 の 医 薬 品 業 界 全 体 で 医 薬 品 の 価 格 や 違 法 性 のある 支 払 いに 関 して 次 々と 調 査 の 手 が 伸 びたところにも それがよく 現 れています 仲 介 業 者 や 代 理 店 などの 第 三 者 協 力 企 業 に 関 係 する 違 法 な 支 払 いやその 他 のリスクは 取 締 役 会 レベルの 懸 念 になっており 中 国 進 出 企 業 各 社 は 次 のターゲットがどの 業 界 になるのかを 緊 張 しつつ 見 守 っています 厳 しい 規 制 対 象 となっている 業 種 利 益 率 の 高 い 消 費 財 を 取 り 扱 う 業 種 あるいは 代 理 店 販 売 店 モデルによって 販 売 を 営 む 業 種 は 特 にそうしたリスクが 発 生 しやすい 傾 向 があるように 思 われます 実 際 には あらゆる 業 界 の 企 業 が 潜 在 的 に 第 三 者 に 関 連 する 贈 収 賄 のリスクにさらされて いる 可 能 性 があり どの 企 業 もこの 顕 在 化 しつつあるリスクに 対 して 十 分 な 投 資 システムや 倫 理 風 土 の 改 革 全 体 的 なビジネスモデルの 変 革 によって 対 処 するしかないという 結 論 に 達 し ています 中 国 特 有 の 問 題 この 10 年 間 で 政 府 高 官 やその 関 連 の 第 三 者 への 贈 賄 をなくすために 制 定 された 最 も 強 力 な 規 制 と 言 えば 米 国 の 海 外 腐 敗 行 為 防 止 法 (Foreign Corrupt Practices Act; 以 下 FCPA ) でした FCPA 違 反 としての 最 大 級 の 罰 金 のケースでは その 多 くが 成 熟 市 場 あるいは 新 興 市 場 をまたいで 操 業 している 企 業 に 科 されています また これらの 企 業 の 多 くは 米 国 に 本 社 を 置 いていない 企 業 です その 他 の 規 制 は FCPA ほど 罰 則 が 厳 しくないか あまり 積 極 的 に 執 行 されていないものです が 例 えば 公 務 員 に 限 らず それ 以 外 の 第 三 者 も 対 象 とされるなど FCPA より 広 範 囲 に 適 用 さ れているものもあります これらは 特 定 の 国 に 限 った 問 題 ではないのですが 各 企 業 が 中 国 で は 特 に 高 い 懸 念 を 抱 くのには いくつかの 理 由 があります 中 国 経 済 の 発 展 段 階 が この 問 題 がきわめて 深 刻 に 受 け 止 められる 段 階 に 入 っている そもそも 前 述 の 2013 年 における 医 薬 品 業 界 での 調 査 が 行 われたのは 贈 収 賄 や 買 収 への 疑 惑 というよりも 特 定 の 商 品 サービスが 中 国 国 内 で 特 に 高 く 売 られているのではないかという 疑 念 がきっかけでした 経 済 成 長 が 減 速 し 一 方 で 生 活 費 が 上 昇 する 中 こうした 疑 念 が 今 後 も 強 く 残 ることが 予 想 されます これは 短 期 的 な 傾 向 ではありません 中 国 の 国 内 企 業 グロ 17

20 中 国 戦 略 ーバル 企 業 を 問 わず 全 ての 企 業 がこうした 疑 念 への 対 応 策 を 検 討 中 です 同 時 に もし 違 反 と 認 定 された 場 合 そのために 科 される 罰 金 よりもブランドイメージへの 影 響 の 方 がダメージ が 大 きいことを 企 業 は 自 覚 しています 中 国 では 企 業 の 販 売 ルートの 複 雑 さと 規 模 そのものが 懸 念 の 材 料 になっている 多 くの 場 合 外 資 系 企 業 は 最 終 顧 客 にアクセスするために 合 弁 会 社 のパートナー 販 売 店 ビジネスパートナー 代 理 店 等 に 大 きく 依 存 しています 中 国 と 他 の 国 との 違 いは 人 口 規 模 が 非 常 に 大 きいことだけではありません 数 多 くの 一 級 都 市 二 級 都 市 三 級 都 市 に 潜 在 的 顧 客 が 広 がっていることも 中 国 の 特 徴 です また 医 薬 品 業 界 や 自 動 車 業 界 などの 一 部 の 業 種 で は 企 業 が 顧 客 に 商 品 を 直 接 販 売 するための 許 可 や 認 可 が 与 えられていないこともあります 自 社 の 対 応 能 力 に 自 信 を 持 てないことが 企 業 を 不 安 にさせている 経 験 豊 富 なリスク 管 理 の 専 門 家 が 不 足 する 中 で 多 くの 企 業 は 新 たなコンプライアンス 問 題 に 対 処 し 変 革 のためのプログラムを 推 進 する 力 が 社 内 にあるかどうかに 確 固 とした 自 信 を 持 てずにいます 企 業 は 大 掛 かりな 変 革 に 向 けて 態 勢 を 整 えていますが いつ どうやってそ れを 実 行 するかを 決 断 することは 決 して 簡 単 ではありません 公 開 されている 情 報 源 が 限 られ る 中 取 引 相 手 や 特 定 の 個 人 を 監 視 することは それ 自 体 が 困 難 な 行 為 です 企 業 は 取 引 の ある 販 売 店 代 理 店 その 他 のパートナーをくまなく 監 視 し 自 社 製 品 がどのように 流 通 して いるのかを 把 握 するために 多 大 な 苦 労 をしています また 契 約 書 の 書 き 方 によっては 第 三 者 の 行 為 に 対 しても 責 任 を 負 わされることになりかねません 契 約 書 に 監 査 権 条 項 を 盛 り 込 む ことも 考 えられますが 実 際 にこの 権 限 を 発 動 するのは 困 難 と 思 われます 企 業 はどう 対 処 してきたか 多 くの 企 業 は 内 部 監 査 担 当 者 やコンプライアンス 担 当 者 の 募 集 に 力 を 入 れ 専 任 の 優 秀 な チームを 編 成 しています また 日 常 的 に 第 三 者 協 力 企 業 の 監 視 を 強 化 し 審 査 する 取 引 の 数 を 増 やしています 極 端 なケースでは 審 査 対 象 を 取 引 の 10%から 全 取 引 に 増 やしたところも あります 企 業 は ますます 重 くなるコンプライアンスの 負 担 に 現 時 点 でどうにか 対 応 していますが 企 業 文 化 と 制 度 には 別 の 変 化 が 起 きています 有 意 義 な 変 革 が 実 現 すれば 企 業 の 方 針 や 営 業 プロセスを 見 直 すだけでなく 社 員 の 心 を 把 握 し 社 内 と 社 外 の 両 方 で 要 求 事 項 を 考 え 直 すことにもなります そこで 重 要 と 考 えられる 動 向 は 以 下 の 6 つです (1) 企 業 と 代 理 店 販 売 店 との 付 き 合 い 方 が 劇 的 に 変 化 し 始 めた 各 企 業 のアプローチは それぞれのリスク 特 性 とリスク 許 容 度 によって 異 なりますが 代 理 店 販 売 店 モデルに 頼 る 企 業 のリスクが 格 別 に 高 いことは 明 白 です リスクを 小 さくするため に 販 売 店 や 中 間 業 者 を 絞 りこむ 企 業 もあります しかし 極 端 な 場 合 第 三 者 協 力 企 業 に 対 する 監 視 やコンプライアンスの 強 化 に 費 用 がかかるために 販 売 モデル 全 体 が 実 行 不 可 能 になる 恐 れがあります そこで 代 理 店 等 の 第 三 者 が 介 在 するビジネスモデルへの 依 存 度 を 小 さくする ため 新 たな 小 売 販 売 チャネルやデジタル 販 売 チャネルに 投 資 するなどの 方 法 で 販 売 戦 略 全 18

21 中 国 戦 略 体 のシフトを 加 速 させている 消 費 者 ブランドもあります (2) 企 業 は 関 連 するコンプライアンス 問 題 に 積 極 的 協 同 的 に 取 り 組 もうとしている コンプライアンス 水 準 を 全 体 的 に 向 上 させる 方 法 を 探 るため 多 くの 企 業 が 業 界 団 体 を 通 じ た 協 議 に 参 加 しています これは 業 界 内 でリスク 要 因 を 共 有 し リスク 評 価 内 部 統 制 の 改 善 研 修 企 業 間 のコミュニケーションなどを 網 羅 する 業 界 基 準 の 制 定 を 推 し 進 めることにな ります 同 業 他 社 同 士 のサプライヤー リスク 評 価 の 相 互 認 定 の 確 立 に 関 して 一 定 の 進 展 が 見 られます (3) ビジネスの 最 前 線 にいる 部 署 に 責 任 意 識 を 浸 透 させ 社 内 の 内 部 機 能 部 署 とのより 密 接 な 協 調 を 促 す 調 査 を 実 施 したり リスクやプロセスを 見 直 したりするために 部 署 横 断 的 に 強 力 なプロジ ェクトグループを 設 ける 企 業 もあります 営 業 などのビジネスの 最 前 線 にいる 人 材 を 調 達 人 事 財 務 法 務 などの 管 理 機 能 部 門 と 組 み 合 わせる 方 法 が 一 般 的 です その 結 果 社 内 の 部 門 間 で 軋 轢 が 生 じることもありますが すでに 多 数 の 成 功 事 例 が 見 られます これらのチーム は 協 力 し 合 いながら 単 独 では 明 らかにできないであろうリスクと 例 外 を 詳 細 に 解 き 明 かして いくでしょう 例 えば 支 出 に 関 して 透 明 性 と 高 度 なガバナンスを 実 現 するためには 調 達 部 門 と 財 務 部 門 が 強 く 連 携 していることが 重 要 です しかし 自 社 の 組 織 外 で 行 われる 不 正 行 為 にどれだけ 対 処 できるか あるいはどれだけ 深 く 調 査 できるかについて 考 えると これらの 活 動 だけでは 限 界 があります 社 内 の 各 部 署 が それぞれ 何 をするべきかを 理 解 していなければ なりません 最 前 線 にいる 部 署 の 参 加 が 必 要 であり 場 合 によっては これらの 部 署 には 他 の 部 署 よりも 細 かい 事 前 承 認 条 件 が 必 要 となります (4) チェック アンド バランスの 強 化 によって 財 務 部 門 の 負 担 が 重 くなる 可 能 性 がある 企 業 の 財 務 部 門 は チェック アンド バランスの 強 化 に 十 分 対 応 できる 処 理 能 力 を 初 めか ら 持 ち 合 わせているわけではありません 例 えば 経 営 陣 はリスク 特 性 とリスク 許 容 度 によっ て 支 払 いの 承 認 手 続 きを 増 やしたり 支 払 い 後 審 査 の 頻 度 を 増 やしたり もっと 実 質 的 な 審 査 を 要 求 したりする 場 合 もあります 多 くの 財 務 部 門 は コンプライアンス チェックを 担 当 し ています 経 営 陣 は こうした 変 革 が 財 務 部 門 の 活 動 にどのような 影 響 を 及 ぼすのか また 財 務 部 門 が 他 の 重 要 な 業 務 を 引 き 続 き 遂 行 できるのかどうか よく 検 討 しなければなりません 最 終 的 に この 変 革 によって 財 務 部 門 はより 付 加 価 値 の 高 い 情 報 を 会 社 にもたらすようにな るでしょうか?これらの 取 り 組 みをサポートするためのシェアード サービス 機 能 は 設 置 され ていますか?すでに 設 置 している 場 合 には 増 加 する 作 業 量 をこなすために 必 要 な 能 力 を 備 え ていますか? 企 業 の 中 には 財 務 部 門 の 作 業 量 の 増 加 に 対 処 し 支 払 いの 透 明 性 を 高 めるため に これらの 業 務 をサポートするシステム 等 の 技 術 の 拡 充 に 投 資 している 企 業 もあります 19

22 中 国 戦 略 (5) 財 務 部 門 をはじめとする 社 内 各 部 門 に 対 する 要 求 の 増 加 が 予 想 されるため 人 による 介 入 からデータ 分 析 に 至 るまで あらゆる 領 域 での 調 査 を 考 える 必 要 がある 企 業 は 第 三 者 協 力 企 業 に 付 随 するリスクの 評 価 に 必 要 な 情 報 を 必 死 で 収 集 しようとして います そのためには 社 内 で 使 用 できる 全 てのツールや 方 法 について 検 討 しなければなりま せん 一 つの 選 択 肢 としては 予 測 システムなどのデータ 分 析 ツールが 情 報 のギャップを 埋 め ばらばらになっているデータソースから 傾 向 と 例 外 を 読 み 取 るのに 役 立 つでしょう 一 方 正 反 対 の 選 択 肢 として 取 引 のある 第 三 者 や 関 係 者 への 現 地 視 察 や 長 時 間 の 面 談 など より 実 体 的 な 調 査 を 推 進 する 企 業 も 見 られます (6) この 機 会 を 活 用 して 営 業 部 門 の 戦 力 を 高 め グローバルに 一 貫 した 営 業 活 動 を 実 施 してい る 企 業 もある グローバル 企 業 は 往 々にして 全 世 界 で 一 貫 したコンプライアンス ポリシーの 適 用 が 求 め られますが 販 売 チャネルの 開 拓 や 評 価 の 方 法 は 全 世 界 で 同 様 というわけではありません 例 えば IT 技 術 を 駆 使 した 営 業 管 理 や GPS の 利 用 などの 方 法 は 西 欧 各 国 では 一 般 的 になりつつ ありますが 中 国 では 今 なお 希 少 です しばしば 営 業 部 門 は 企 業 文 化 の 変 革 を 実 践 する 最 前 線 に 置 かれます 営 業 部 門 の 監 督 機 能 を 向 上 させれば リスクを 効 率 的 に 管 理 し 営 業 担 当 者 のモチベーションをうまく 引 き 出 すことが 可 能 となります これは 業 務 改 善 の 可 能 性 を 秘 め た 一 番 大 きな 領 域 と 言 えるでしょう 結 論 中 国 の 規 制 環 境 リスク 環 境 は 日 々 変 化 し ますます 複 雑 化 しています そして あらゆる 規 模 の あらゆる 業 種 の 企 業 が 影 響 を 受 けるようになりました グローバル 企 業 は 世 間 の 注 目 を 集 めるような 事 件 で 責 任 を 問 われ ブランドが 毀 損 する 恐 れがあります しかし 中 国 国 内 企 業 や 合 弁 企 業 のパートナー 達 も 自 社 のリスクを 評 価 し 販 売 モデルをどのように 変 えるべ きか 検 討 しようと 努 めています 中 国 市 場 の 成 熟 と 進 化 に 伴 って 心 配 は 増 える 一 方 ですが 他 国 市 場 での 方 法 や 手 順 を 応 用 し て 中 国 でのニーズに 対 応 することも 可 能 です 今 企 業 とそのアドバイザーが 抱 える 課 題 は 対 応 すべきリスクに 対 して 実 践 的 で 費 用 対 効 果 が 高 く バランスの 取 れた 対 策 を 実 施 するこ とです 問 題 が 持 ち 上 がった 場 合 は 事 実 関 係 の 収 集 から 監 督 当 局 マスコミ 株 主 等 を 含 め 社 内 外 関 係 者 への 対 処 まで 盛 り 込 んだ 明 確 な 対 応 計 画 が 必 要 になります 大 局 的 な 視 野 で 見 ればこれは 違 法 性 のある 支 払 いを 根 絶 し 調 査 するという 問 題 ではなく サプライチェーンや 第 三 者 協 力 企 業 との 関 係 の 透 明 性 の 確 保 というもっと 大 きな 問 題 なのです 中 国 の 監 督 当 局 は 市 場 を 歪 めたり 消 費 者 に 不 公 平 な 結 果 をもたらしたりする 恐 れのある 不 透 明 な 商 行 為 のベールを 取 り 去 ることを 目 標 としています この 目 標 は 企 業 にとっても 同 じ であり 上 記 の 対 策 を 検 討 し 適 切 かつ 包 括 的 な 戦 略 を 立 てるならば 足 並 みを 揃 えて 進 むこ とは 不 可 能 なことではありません 20

23 中 国 戦 略 贈 収 賄 と 腐 敗 に 関 わるリスクに 最 も 有 効 に 対 処 する 方 法 は 企 業 の 現 状 に 合 わせて 総 合 的 な 計 画 を 策 定 し その 中 に 社 内 の 全 部 署 を 関 与 させるこ とです その 計 画 は 図 に 示 すように 防 止 策 発 見 策 対 応 策 を 網 羅 する 必 要 があります あらゆる 違 法 行 為 を 防 止 するには 困 難 を 伴 いま すが 監 督 当 局 の 理 解 を 得 るには 確 実 なコンプ ライアンスの 枠 組 みと 倫 理 綱 領 の 実 施 を 証 明 で きる 必 要 があります 厚 谷 禎 一 KPMG Advisory (China) Limited ディレクター 東 京 工 業 大 学 理 学 部 卒 業 同 大 学 理 工 学 部 修 士 課 程 修 了 ( 情 報 科 学 専 攻 ) 米 国 ペンシルバニア 大 学 ウォートン 校 経 営 学 修 士 ( 財 務 専 攻 ) これまで 20 年 以 上 にわたり 日 本 米 国 カナダ 英 国 韓 国 にて 経 営 コンサル ティング 会 社 及 び 会 計 事 務 所 に 勤 務 各 国 企 業 顧 客 に 戦 略 M&A オペレーション 等 の 分 野 でのアドバイザリー サービスを 提 供 2003 年 より KPMG LLP( 米 国 )ニューヨーク 事 務 所 に 勤 務 主 に 日 本 企 業 顧 客 に 対 して 事 業 デュー ディリジェンスを 中 心 とした M&A 支 援 サービスを 提 供 2008 年 より 現 職 KPMG 中 国 の 上 海 事 務 所 にて 同 じく 日 本 企 業 顧 客 に 対 して M&A 支 援 サービスを 提 供 専 門 は 市 場 評 価 事 業 計 画 の 精 査 M&A 実 施 後 の 統 合 支 援 等 を 含 む 事 業 デュー ディリジェンスだが 日 本 企 業 顧 客 に 対 しては 広 く 財 務 税 務 デュー ディリジ ェンス 企 業 価 値 評 価 不 正 調 査 リストラクチャリング 支 援 等 を 含 む M&A 支 援 サービス 全 般 のプロジェクト マネジメント サービスを 提 供 する

24 法 務 中 国 における 医 療 業 界 への 外 資 進 出 に 関 する 最 新 動 向 と 実 務 的 留 意 点 - 日 系 医 療 機 関 にも 独 資 病 院 設 立 のチャンス 到 来 か- 西 村 あさひ 法 律 事 務 所 上 海 事 務 所 弁 護 士 野 村 高 志 西 村 あさひ 法 律 事 務 所 中 国 律 師 郭 望 1 はじめに 2014 年 8 月 27 日 中 国 国 家 衛 生 計 画 出 産 委 員 会 ( 以 下 中 国 衛 計 委 )はホームページ 1 にて 外 資 独 資 病 院 設 立 の 試 行 業 務 展 開 に 関 する 通 知 ( 以 下 試 行 通 知 公 布 の 日 付 は 2014 年 7 月 25 日 )を 公 表 し これにより 北 京 市 天 津 市 上 海 市 江 蘇 省 福 建 省 広 東 省 海 南 省 の 7 つの 省 市 で 外 資 独 資 の 病 院 を 試 験 的 に 設 立 することができるようになりました これが 中 国 全 土 まで 解 禁 されるかはまだ 分 かりませんが 2013 年 11 月 より 中 国 ( 上 海 ) 自 由 貿 易 試 験 区 ( 以 下 上 海 自 貿 区 )で 独 資 医 療 機 関 の 設 立 が 認 められて 以 降 この 分 野 で 外 商 投 資 の 規 制 緩 和 が 広 がりつつあると 言 えるでしょう 中 国 における 報 道 2 によると 2014 年 7 月 に 中 国 国 内 初 3 の 外 資 独 資 病 院 が 上 海 自 貿 区 に 設 立 されることが 明 らかにされています 今 回 設 立 が 決 まった 外 資 独 資 病 院 はドイツのアルテメ ッド グループ(ドイツ 本 土 で 8 つの 病 院 と 5 つの 老 人 介 護 施 設 を 運 営 している) 及 び 香 港 の 投 資 会 社 である 銀 山 資 本 (シルバー マウンテン キャピタル)による 出 資 により 3 期 に 分 け て 7 つの 先 端 水 準 医 療 センター( 医 療 画 像 第 三 者 独 立 診 断 医 療 研 修 研 究 開 発 実 演 展 示 総 合 外 来 など) 及 び 4 つの 入 院 病 棟 ( 循 環 器 系 筋 骨 格 系 腹 腔 部 肺 部 )を 建 設 し 2 年 以 内 の 開 業 を 目 指 しているということです また 同 報 道 において 上 海 自 貿 区 管 理 委 員 会 の 関 係 者 によれば アルテメッド グループのほかに 20 社 以 上 の 国 際 医 療 機 関 が 上 海 自 貿 区 への 進 出 に 関 心 を 寄 せ 同 管 理 委 員 会 と 相 談 しているとのことです 外 資 にとって 中 国 は 巨 大 で 魅 力 的 な 医 療 市 場 を 有 します 中 国 衛 計 委 の 統 計 データ 4 によれ ば 2014 年 4 月 末 時 点 で 全 国 に 97.9 万 ヶ 所 に 及 ぶ 医 療 衛 生 機 関 があり そのうち 病 院 が 2.5 万 ヶ 所 基 層 医 療 衛 生 機 関 が 91.9 万 ヶ 所 に 上 るとのことです 医 療 機 関 の 数 は 膨 大 と 言 えるも のの 人 口 大 国 の 中 国 では 患 者 数 も 極 めて 膨 大 です ちなみに 2014 年 の 1 月 から 4 月 までの 4 ヶ 月 間 に 全 国 医 療 衛 生 機 関 の 外 来 診 療 回 数 は 23.9 億 回 に 上 り 前 年 度 同 時 期 と 比 べて 6.2% 上 昇 したとのことです 5 なお 国 務 院 が 2013 年 9 月 に 公 布 した 健 康 サービス 業 の 発 展 促 進 に 関 する 国 務 院 の 若 干 意 見 では 2020 年 の 全 国 健 康 サービス 業 の 市 場 総 規 模 が 8 兆 人 民 元 以 上 になることを 目 標 として 明 記 しています このように 医 療 市 場 の 潜 在 力 は 極 めて 大 きいとい えます 今 回 の 試 行 通 知 の 公 布 は 中 国 医 療 業 界 に 進 出 を 検 討 している 外 国 企 業 にとって 朗 報 だと 思 われますが 本 稿 では 試 行 通 知 には 具 体 的 にどのような 内 容 が 規 定 されているのか 上 海 自 貿 区 の 独 資 医 療 機 関 に 関 する 法 制 度 とはどのように 異 なるのか 今 後 の 実 務 上 の 留 意 点 などに ついて 近 年 の 医 療 業 界 への 外 資 参 入 規 制 の 緩 和 及 び 試 行 通 知 公 布 の 経 緯 を 踏 まえて 解 説 して いきたいと 思 います 厳 密 に 言 えば 外 資 に 分 類 される 香 港 マカオ 台 湾 からの 投 資 により 設 立 された 独 資 病 院 を 除 いて 外 国 投 資 家 により 設 立 された 独 資 病 院 として 初 めてとなる

25 法 務 2 近 年 の 医 療 業 界 への 外 資 参 入 規 制 の 緩 和 及 び 試 行 通 知 公 布 の 経 緯 2000 年 7 月 1 日 付 で 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 管 理 暫 定 弁 法 が 施 行 され 中 国 における 医 療 機 関 の 設 立 への 外 資 参 入 が 認 められるようになりました その 後 中 国 ( 大 陸 ) 政 府 と 香 港 マカオ 台 湾 地 域 それぞれと 締 結 された 経 済 貿 易 緊 密 化 協 定 に 基 づき 2008 年 には 香 港 マ カオの 服 務 提 供 者 により 広 東 省 で 独 資 の 門 診 部 ( 規 模 は 病 院 より 小 さい 医 療 機 関 の 一 種 日 本 のクリニックに 類 似 )を 設 立 することが 認 められ 2010 年 には 香 港 マカオ 台 湾 の 服 務 提 供 者 による 独 資 病 院 の 設 立 も 解 禁 されました 但 し 上 記 香 港 マカオ 台 湾 の 服 務 提 供 者 以 外 の 外 国 投 資 家 による 独 資 医 療 機 関 の 設 立 は 解 禁 されませんでした ようやく 2010 年 になって 国 務 院 が 社 会 資 本 による 医 療 機 関 の 設 立 運 営 の 更 なる 奨 励 牽 引 についての 意 見 に 関 する 国 務 院 の 通 知 を 公 布 し 外 資 による 医 療 機 関 の 設 立 を 制 限 類 項 目 から 許 可 類 項 目 へと 変 更 するのと 同 時 に 独 資 医 療 機 関 の 設 立 を 試 験 的 に 認 め 逐 次 に 開 放 する 方 針 を 明 確 にしました 国 務 院 のこのような 政 策 変 更 の 中 で 医 療 機 関 設 立 への 外 資 参 入 規 制 が 次 第 に 緩 和 され 2013 年 の 上 海 自 貿 区 での 解 禁 及 び 試 行 通 知 の 公 布 に 至 ったものです 外 資 ( 外 資 に 分 類 される 香 港 マカオ 台 湾 の 資 本 も 含 む)による 医 療 機 関 の 設 立 について 現 在 までに 公 布 された 一 連 主 要 なの 政 策 法 令 を 以 下 の 表 に 纏 めました 公 布 日 法 令 名 主 な 条 件 緩 和 内 容 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 管 理 暫 定 弁 法 形 式 : 合 弁 合 作 のみ( 中 側 持 分 が 30% 以 上 ) 投 資 総 額 :2000 万 人 民 元 以 上 経 営 期 間 :~20 年 審 査 認 可 部 門 : 衛 生 部 ( 現 中 国 衛 計 委 ) 対 外 貿 易 経 済 合 作 部 ( 現 商 務 部 ) 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 管 理 暫 定 弁 法 の 補 充 規 定 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 管 理 暫 定 弁 法 の 補 充 規 定 ( 二 ) 香 港 マカオの 服 務 提 供 者 による 設 立 の 場 合 : 投 資 総 額 :1000 万 人 民 元 以 上 他 の 条 件 は1と 同 様 香 港 マカオの 服 務 提 供 者 による 広 東 省 での 門 診 部 の 設 立 の 場 合 : 形 式 : 独 資 合 弁 合 作 いずれも 可 能 投 資 総 額 : 制 限 なし 出 資 比 率 : 制 限 なし 審 査 認 可 部 門 : 広 東 省 の 衛 生 部 門 及 び 商 務 部 門 公 立 病 院 改 革 の 試 行 に 関 する 指 導 意 見 台 湾 の 服 務 提 供 者 に よる 大 陸 での 独 資 病 院 の 設 立 に 関 する 管 理 暫 定 弁 法 社 会 資 本 による 医 療 サービス 分 野 への 参 入 を 奨 励 する 立 場 を 明 確 にした 台 湾 の 服 務 提 供 者 による 上 海 市 江 蘇 省 福 建 省 広 東 省 海 南 省 での 独 資 病 院 の 設 立 が 認 められた 規 模 / 基 準 :2 級 以 上 の 病 院 の 基 本 基 準 を 満 たす 必 要 投 資 総 額 :3 級 病 院 の 場 合 は 5000 万 人 民 元 以 上 2 級 病 院 の 場 合 は 2000 万 人 民 元 以 上 審 査 認 可 部 門 : 衛 生 部 及 び 商 務 部 23

26 法 務 社 会 資 本 による 医 療 機 関 の 設 立 運 営 の 更 なる 奨 励 牽 引 につい ての 意 見 に 関 する 国 務 院 の 通 知 外 資 による 医 療 機 関 の 設 立 について 以 下 の 4 点 を 目 標 とし て 明 確 にした 外 資 による 医 療 機 関 の 設 立 を 許 可 類 外 商 投 資 項 目 へと 変 更 (2007 年 版 までの 外 商 投 資 産 業 指 導 目 録 では 制 限 類 となっていた) 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 の 出 資 比 率 に 関 する 制 限 を 段 階 的 に 廃 止 する 外 資 による 独 資 医 療 機 関 の 設 立 を 試 験 的 に 認 め 逐 次 に 開 放 する 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 の 設 立 に 関 する 審 査 認 可 の 権 限 を 国 レベルから 省 レベルの 衛 生 部 門 及 び 商 務 部 門 に 移 譲 した 香 港 マカオの 服 務 提 供 者 による 大 陸 での 独 資 病 院 の 設 立 に 関 する 管 理 暫 定 弁 法 香 港 マカオの 服 務 提 供 者 による 上 海 市 福 建 省 広 東 省 海 南 省 重 慶 市 での 独 資 病 院 の 設 立 が 認 められた 規 模 / 基 準 :2 級 以 上 の 病 院 の 基 本 基 準 を 満 たす 必 要 投 資 総 額 :3 級 病 院 の 場 合 は 5000 万 人 民 元 以 上 2 級 病 院 の 場 合 は 2000 万 人 民 元 以 上 審 査 認 可 部 門 : 衛 生 部 及 び 商 務 部 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 審 査 認 可 権 限 の 調 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 の 審 査 認 可 の 権 限 を 省 レベルの 衛 生 部 門 に 移 譲 した 整 に 関 する 衛 生 部 の 通 知 香 港 マカオの 服 務 提 供 者 による 内 陸 での 独 資 病 院 設 立 の 地 域 香 港 マカオの 服 務 提 供 者 による 内 陸 での 独 資 病 院 設 立 の 地 域 的 範 囲 を 以 前 の 上 海 市 福 建 省 広 東 省 海 南 省 重 慶 市 から 全 ての 直 轄 市 及 び 各 省 の 省 都 まで 拡 大 した 範 囲 を 拡 大 すること に 関 する 通 知 行 政 審 査 認 可 項 目 の 第 6 次 取 消 し 及 び 調 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 の 審 査 認 可 の 権 限 を 省 レベルの 商 務 部 門 に 移 譲 した 整 に 関 する 国 務 院 の 決 定 香 港 マカオの 服 務 提 供 者 による 内 陸 での 医 療 機 関 設 立 に 関 す る 問 題 についての 通 知 香 港 マカオの 服 務 提 供 者 による 内 陸 での 合 弁 合 作 医 療 機 関 及 び 独 資 病 院 独 資 療 養 院 以 外 のその 他 の 独 資 医 療 機 関 を 設 立 する 場 合 : その 設 立 の 基 準 や 要 求 は 内 陸 の 組 織 個 人 の 医 療 機 関 の 設 立 に 照 らして 処 理 する 審 査 認 可 部 門 : 省 レベルの 衛 生 部 門 健 康 サービス 業 の 発 展 促 進 に 関 する 国 務 院 の 若 干 意 見 中 外 合 弁 合 作 医 療 機 関 の 設 立 条 件 を 更 に 緩 和 させ 逐 次 に 外 資 による 独 資 医 療 機 関 の 試 験 的 な 設 立 を 広 げていくことを 主 要 な 任 務 として 掲 げた 24

27 法 務 中 国 ( 上 海 ) 自 由 貿 易 試 験 区 外 商 独 資 医 療 機 関 管 理 暫 定 弁 法 形 式 : 独 資 可 投 資 総 額 :2000 万 人 民 元 以 上 ( 同 条 件 は 2014 年 6 月 に 廃 止 された) 経 営 期 間 :~20 年 ( 同 条 件 は 2014 年 6 月 に 廃 止 された) 審 査 認 可 部 門 : 上 海 市 衛 生 部 門 上 海 自 貿 区 管 理 委 員 会 適 用 範 囲 : 上 海 自 貿 区 内 香 港 マカオ 台 湾 の 服 務 提 供 者 による 内 香 港 マカオ 台 湾 の 服 務 提 供 者 による 内 陸 での 独 資 病 院 の 設 立 の 審 査 認 可 権 限 を 省 レベルの 衛 生 部 門 に 移 譲 した 陸 での 独 資 病 院 の 設 立 の 審 査 認 可 権 限 の 調 整 に 関 する 中 国 衛 計 委 の 通 知 外 資 独 資 病 院 設 立 の 試 行 業 務 展 開 に 関 す る 通 知 形 式 : 独 資 可 審 査 認 可 部 門 : 省 レベルの 衛 生 部 門 商 務 部 門 適 用 範 囲 : 北 京 市 天 津 市 上 海 市 江 蘇 省 福 建 省 広 東 省 海 南 省 他 の 条 件 : 未 定 ( 制 定 中 ) 3 外 資 独 資 医 療 機 関 の 設 立 に 関 する 法 制 度 の 比 較 及 び 実 務 上 の 留 意 点 対 応 策 最 近 公 布 された 試 行 通 知 は 外 資 独 資 病 院 の 設 立 の 試 行 の 範 囲 設 立 の 際 の 要 求 など 枠 組 を 定 めた 規 定 に 止 まっており 試 行 の 具 体 的 な 実 施 弁 法 については 規 定 されておらず これから 7 ヶ 所 の 試 行 実 施 地 域 の 衛 生 部 門 及 び 商 務 部 門 により 制 定 され 中 国 衛 計 委 及 び 商 務 部 に 報 告 し た 後 に 実 施 されると 規 定 されています 本 稿 作 成 時 点 で 試 行 通 知 に 記 載 された 中 国 衛 計 委 及 び 商 務 部 の 問 合 せ 先 に 確 認 したところでは 各 地 域 からかかる 報 告 はまだ 受 けていないとのこ とでした 今 後 各 試 行 実 施 地 域 における 実 施 弁 法 の 詳 細 が 注 目 されるところですが 本 稿 では 試 行 通 知 と 既 に 上 海 自 貿 区 で 施 行 されている 中 国 ( 上 海 ) 自 由 貿 易 試 験 区 外 商 独 資 医 療 機 関 管 理 暫 定 弁 法 ( 以 下 上 海 自 貿 区 暫 定 弁 法 )とを 比 較 分 析 しながら 解 説 したいと 思 います 試 行 通 知 と 上 海 自 貿 区 暫 定 弁 法 の 内 容 概 要 は 以 下 の 表 の 通 りです ポイント 試 行 通 知 上 海 自 貿 区 暫 定 弁 法 1 外 国 投 資 1 独 立 して 民 事 責 任 を 負 うことができる 法 人 であ 1 ( 同 様 ) 家 の 条 件 ること 2 直 接 的 又 は 間 接 的 に 医 療 衛 生 の 投 資 管 理 に 従 2 直 接 的 に 医 療 機 関 の 投 資 管 理 事 した 経 験 を 有 すること に 従 事 して 5 年 以 上 の 経 験 を 有 す ること 25

本 誌 に 関 する 問 合 せ 先 みずほ 総 合 研 究 所 調 査 本 部 アジア 調 査 部 香 港 駐 在 稲 垣 博 史 852-2103-3590

本 誌 に 関 する 問 合 せ 先 みずほ 総 合 研 究 所 調 査 本 部 アジア 調 査 部 香 港 駐 在 稲 垣 博 史 852-2103-3590 2004 年 10 月 22 日 発 行 来 港 中 国 人 旅 行 者 の 増 加 と 香 港 経 済 本 誌 に 関 する 問 合 せ 先 みずほ 総 合 研 究 所 調 査 本 部 アジア 調 査 部 香 港 駐 在 稲 垣 博 史 852-2103-3590 E-mail hiroshi.inagaki@mizuho-cb.com 活 気 を 取 り 戻 す 香 港 観 光 セクター 香 港

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