児童の権利条約の国家報告制度の効果と問題点 小澤有希

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1 児 童 の 権 利 条 約 の 国 家 報 告 制 度 の 効 果 と 問 題 点 教 養 学 部 国 際 関 係 論 コース 03LL192 小 澤 有 希 ( 論 文 指 導 山 本 良 )

2 5 要 旨 はじめに 人 権 条 約 の 場 合 条 約 によって 利 益 を 享 受 するのは 通 常 は 締 約 国 自 身 の 国 民 で あって 他 国 の 利 益 には 直 接 結 びついていないことから 条 約 違 反 が 放 置 される 可 能 性 が 大 き い そのため 人 権 条 約 は その 履 行 を 国 際 的 に 担 保 する 方 法 として 国 際 的 履 行 確 保 制 度 を 具 備 するのが 通 常 である 人 権 条 約 の 国 際 的 履 行 確 保 制 度 としては 国 家 通 報 制 度 個 人 通 報 制 度 国 家 報 告 制 度 の 3 種 類 がある 児 童 の 権 利 条 約 においては 本 条 約 が 設 けた 実 施 措 置 は 国 家 報 告 制 度 のみである 筆 者 は 2002 年 の 夏 にロシアのウラジオストクに 滞 在 した 際 何 度 もストリートチルドレ ンを 見 かけた 彼 らは 破 れた 衣 服 を 身 にまとい お 店 や 屋 外 の 食 堂 付 近 をうろつき Дайте, пожалуйста( 下 さい) と 言 って 一 般 市 民 や 旅 行 者 にジュースやアイスクリーム 食 事 の 食 べ 残 しをねだっていた この 筆 者 の 経 験 がきっかけとなり 本 論 文 では 国 家 が 提 出 した 報 告 書 の 内 容 や 児 童 の 権 利 委 員 会 の 審 査 などから 国 家 報 告 制 度 の 運 用 の 実 態 を 調 べることで 国 家 報 告 制 度 の 効 果 と 問 題 点 を 明 らかにし 児 童 の 権 利 条 約 の 国 家 報 告 制 度 を 発 展 させていくため の 提 案 を 述 べている 第 1 章 は 序 論 とし 第 2 章 では 児 童 の 権 利 条 約 の 国 家 報 告 制 度 の 概 要 を 説 明 する 第 3 章 では 日 本 での 国 家 報 告 制 度 の 運 用 に 関 して 政 府 報 告 書 NGO カウンターレポート 児 童 の 権 利 委 員 会 の 総 括 所 見 を 通 してそれぞれの 見 解 を 比 較 し フォローアップ 報 告 を 追 跡 するこ とで 運 用 の 実 態 を 探 っている それによると 日 本 政 府 は NGO レポートや 委 員 会 の 総 括 所 見 で 国 内 法 の 立 法 法 改 正 措 置 が 必 要 と 指 摘 されているにも 関 わらず 現 行 国 内 法 の 改 正 立 法 措 置 は 必 要 ないという 見 解 を 変 えていないことが 明 らかとなった 一 方 で 専 門 家 グループへ の 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 に 関 して 第 2 回 報 告 でフォローアップ 報 告 がなされており 制 度 的 基 盤 づくりに 関 しては 委 員 会 の 勧 告 を 採 用 しなかったものの 現 行 制 度 の 改 善 に 取 り 組 んでい る 第 4 章 では 筆 者 のウラジオストクでの 経 験 からロシアのストリートチルドレン 問 題 を 取 り 上 げ この 問 題 に 対 するロシアの 国 家 報 告 と 児 童 の 権 利 委 員 会 による 審 査 を 検 討 し 国 家 報 告 制 度 の 運 用 の 実 態 を 探 っている 全 3 回 の 国 家 報 告 を 検 討 すると ロシア 政 府 は 回 を 追 う ごとにストリートチルドレン 問 題 が 取 り 上 げられるようになっている 第 3 回 政 府 報 告 では 最 重 要 分 野 の 一 つに 位 置 づけられ 様 々な 政 策 が 採 られていると 報 告 している 一 方 で 第 2 回 の 報 告 審 査 で 委 員 会 に 指 摘 された 地 方 行 政 の 居 住 許 可 のない 児 童 に 対 する 差 別 の 終 了 に 関 し ては 第 3 回 の 政 府 報 告 では 報 告 されていない そして 結 論 では 第 3 章 と 第 4 章 で 明 らかに なった 日 本 とロシアの 国 家 報 告 制 度 の 実 態 と 国 連 人 権 高 等 弁 務 官 事 務 所 国 連 訓 練 調 査 研 究 所 (UNITAR)らが 共 同 作 成 した 人 権 報 告 に 関 するマニュアル で 示 されている 国 家 報 告 の 効 果 および 人 権 条 約 全 体 が 抱 える 問 題 点 とを 比 較 することで 国 家 報 告 制 度 の 効 果 と 問 題 点 を 述 べ 今 後 の 制 度 発 展 のための 方 法 を 提 案 している

3 6 国 際 法 目 次 Ⅰ 序 論... 7 Ⅱ 児 童 の 権 利 条 約 の 実 施 措 置 の 検 討 国 家 報 告 制 度 の 概 要 国 家 報 告 制 度 の 効 果 と 問 題 点 Ⅲ 国 家 報 告 制 度 の 日 本 における 運 用 の 実 態 第 1 回 日 本 報 告 審 査 での 政 府 NGO 児 童 の 権 利 委 員 会 の 見 解 ) 法 改 正 立 法 に 関 する 見 解 の 検 証 ) 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 についての 見 解 の 検 証 ) 制 度 的 基 盤 づくりに 関 する 見 解 の 検 証 第 2 回 日 本 報 告 審 査 でのフォローアップ 報 告 ) 法 改 正 立 法 に 関 する 政 府 と 児 童 の 権 利 委 員 会 の 見 解 ) 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 についての 政 府 と 児 童 の 権 利 委 員 会 の 見 解 ) 制 度 的 基 盤 づくりに 関 する 政 府 と 児 童 の 権 利 委 員 会 の 見 解 小 括 Ⅳ ロシアにおける 児 童 問 題 と 国 家 報 告 制 度 ロシアにおけるストリートチルドレン 問 題 )ストリートチルドレンの 歴 史 )ストリートチルドレンの 抱 える 問 題 ロシアの 国 家 報 告 と 児 童 の 権 利 委 員 会 による 審 査 ) 第 1 回 国 家 報 告 の 検 討 ) 第 2 回 国 家 報 告 の 検 討 ) 第 3 回 国 家 報 告 の 検 討 小 括 Ⅴ 結 論 参 考 文 献 一 覧 添 付 資 料 :ウラジオストクのストリートチルドレン 支 援 団 体 に 行 った 聞 き 取 り 調 査... 41

4 7 Ⅰ 序 論 児 童 の 権 利 条 約 は 子 どもの 権 利 の 総 合 的 国 際 的 保 障 を 目 指 して 1989 年 11 月 20 日 国 際 連 合 総 会 第 44 会 期 において 採 択 された 条 約 をいい 正 確 には 児 童 の 権 利 に 関 する 条 約 という 1 本 条 約 は とくに 子 どもの 社 会 的 な 弱 さを 認 め 一 つの 包 括 的 な 法 典 の 中 にあらゆ るカテゴリーの 子 どもの 人 権 を 保 護 する 規 定 をまとめている 条 約 は 差 別 のないことを 保 障 し 子 どもにとって 最 善 の 利 益 がすべての 行 動 の 指 針 とならなければならないと 述 べている 2 採 択 以 降 7 年 あまりのうちに アメリカ( 署 名 済 み)とソマリアを 除 くすべての 国 と 地 域 すな わち 191 の 国 と 地 域 がこの 条 約 を 批 准 している(2002 年 1 月 現 在 ) 3 本 条 約 の 内 容 をみると 児 童 にも 大 人 と 同 じ 人 間 としての 存 在 価 値 を 認 め 人 権 の 主 体 として その 地 位 を 保 障 することを 目 的 に 無 差 別 平 等 の 権 利 (2 条 )や 表 現 の 自 由 (13 条 ) プライ バシーの 権 利 (16 条 )など 児 童 の 権 利 を 保 障 する 条 項 を 数 多 く 採 り 入 れている その 一 方 で あくまで 子 どもは 子 どもであり 大 人 社 会 の 中 で 保 護 されることが 必 要 であるとして 有 害 労 働 からの 保 護 麻 薬 からの 保 護 性 的 搾 取 や 虐 待 からの 保 護 などの 規 定 (32~34 条 )を 設 け ている このように 児 童 の 権 利 条 約 は 児 童 の 持 つ 権 利 の 保 障 と 児 童 の 保 護 の 両 面 から 児 童 の 人 権 を 保 障 していくことを 目 指 した 条 約 であると 言 える 4 本 条 約 には 実 施 措 置 として 43 条 1 項 で この 条 約 において 負 う 義 務 の 履 行 の 達 成 に 関 する 進 捗 の 状 況 を 審 査 するため 児 童 の 権 利 に 関 する 委 員 会 を 設 置 する 44 条 1 項 で 締 約 国 は (a) 当 該 締 約 国 についてこの 条 約 が 効 力 を 生 ずる 時 から 2 年 以 内 に (b)その 後 は 5 年 ごとにこの 条 約 において 認 められる 権 利 の 実 現 のためにとった 措 置 及 びこれらの 権 利 の 享 受 についてもたらされた 進 歩 に 関 する 報 告 を 国 際 連 合 事 務 総 長 を 通 じて 委 員 会 に 提 出 すること を 約 束 する 45 条 (d)で 委 員 会 は 前 条 及 びこの 条 の 規 定 により 得 た 情 報 に 基 づく 提 案 及 び 一 般 的 な 性 格 を 有 する 勧 告 を 行 うことができる と 規 定 されており 児 童 の 権 利 委 員 会 を 設 置 して 締 約 国 に 児 童 の 人 権 を 実 現 させるために 採 った 措 置 に 関 する 報 告 を 提 出 することを 規 定 し その 報 告 を 委 員 会 が 審 議 して 勧 告 することができるようにしている 児 童 の 権 利 条 約 など 人 権 条 約 の 場 合 条 約 によって 利 益 を 享 受 するのは 通 常 は 締 約 国 自 身 の 国 民 であって 他 国 の 利 益 には 直 接 結 びついていないことから 条 約 違 反 が 放 置 される 可 能 性 が 大 きい そのため 人 権 条 約 は その 履 行 を 国 際 的 に 担 保 する 方 法 として 国 際 的 履 行 確 保 制 度 を 具 備 するのが 通 常 である 人 権 条 約 の 国 際 的 履 行 確 保 制 度 としては 国 家 通 報 制 度 個 人 通 報 制 度 国 家 報 告 制 度 の 3 種 類 がある 国 家 通 報 制 度 とは 締 約 国 同 士 が 条 約 違 反 を 国 際 的 な 監 視 機 関 に 通 報 する 制 度 であ り 個 人 通 報 制 度 は 被 害 者 自 身 あるいは 関 係 者 が 通 報 するものである 国 家 報 告 制 度 は 国 家 が 定 期 的 に 条 約 の 履 行 状 況 を 報 告 し それを 国 際 的 な 監 視 機 関 が 検 討 するもので 歴 史 的 に 1 子 どもの 人 権 刊 行 委 員 会 編 子 どもの 人 権 大 辞 典,エムティ 出 版,1997,321 頁 2 国 際 連 合 広 報 局 国 際 連 合 の 基 礎 知 識, 世 界 の 動 き 社,2002,277 頁 3 太 田 いく 子 児 童 の 権 利 条 約 ( 畑 博 行 水 上 千 之 編 国 際 人 権 法 概 論 第 3 版, 有 信 堂 高 文 社,2002,82 頁 4 永 井 憲 一 寺 脇 隆 夫 ら 編 新 解 説 子 どもの 権 利 条 約, 日 本 評 論 社,2000,5-9 頁 を 参 照

5 8 国 際 法 最 も 早 く 現 れ また 一 番 ゆるやかな 制 度 として 広 く 諸 条 約 に 取 り 入 れられている 5 主 要 人 権 条 約 に 設 けられた 実 施 措 置 は 以 下 の 表 の 通 りである 6 ( 設 置 制 度 に 印 ) 国 家 報 告 制 度 国 家 通 報 制 度 個 人 通 報 制 度 社 会 権 規 約 自 由 権 規 約 自 由 権 規 約 第 一 選 択 議 定 書 人 種 差 別 撤 廃 条 約 女 子 差 別 撤 廃 条 約 女 子 差 別 撤 廃 条 約 選 択 議 定 書 児 童 の 権 利 条 約 拷 問 等 禁 止 条 約 児 童 の 権 利 条 約 においては 本 条 約 が 設 けた 実 施 措 置 は 国 家 報 告 制 度 のみであり 個 人 国 家 通 報 制 度 や 調 査 制 度 といったより 強 化 された 実 施 措 置 は 採 用 されていない 7 世 界 には 様 々な 児 童 問 題 が 起 こっている 例 えば 筆 者 は 2002 年 の 夏 にロシアのウラジ オストクに 滞 在 した 際 何 度 もストリートチルドレンを 見 かけた 彼 らは 破 れた 衣 服 を 身 にま とい お 店 や 屋 外 の 食 堂 付 近 をうろつき Дайте,пожалуйста( 下 さい) と 言 って 一 般 市 民 や 旅 行 者 にジュースやアイスクリーム 食 事 の 食 べ 残 しをねだっていた 現 在 ストリート チルドレンの 数 は 世 界 で 3000 万 人 とも 1 億 人 とも 言 われている 8 ロシア 国 内 においてもス トリートチルドレンは 存 在 し 特 に 首 都 モスクワで 深 刻 な 社 会 問 題 となっている モスクワ 市 内 には ロシア 内 務 省 によれば 3 万 3000 人 国 際 労 働 機 関 (ILO)モスクワ 支 部 によれば 5 万 人 のストリートチルドレンがいる 9 また 日 本 で 放 送 されたテレビ 番 組 によれば ロシア 極 東 地 方 最 大 の 都 市 ウラジオストクにおいても ストリートチルドレンが 急 増 しているという 10 ストリートチルドレン 問 題 だけでなく 児 童 労 働 や 売 春 差 別 虐 待 など 児 童 に 関 わる 問 題 は 世 界 各 国 で 発 生 しており 日 本 も 例 外 ではないと 言 えるだろう 児 童 の 権 利 条 約 では 児 童 をこれらの 問 題 から 保 護 する 規 定 も 設 けられており 条 約 の 履 行 を 担 保 するために 国 家 報 告 制 度 が 盛 り 込 まれている そこで 本 論 文 では 国 家 が 提 出 した 報 告 書 の 内 容 や 児 童 の 権 利 委 員 会 の 審 査 などから 国 家 報 告 制 度 の 運 用 の 実 態 を 調 べることで 国 家 5 西 立 野 園 子 国 家 報 告 制 度 ( 石 川 稔 森 田 明 編 児 童 の 権 利 条 約 -その 内 容 課 題 と 対 応 一 粒 社,1995,364 頁 ) 6 畑 博 行 水 上 千 之 編 : 前 掲 書 (2002),82 頁 と ベーシック 条 約 集 [ 第 5 版 ], 東 信 堂,2004 を 基 に 筆 者 作 成 7 永 井 憲 一 寺 脇 隆 夫 ら 編 : 前 掲 書 (2000),231 頁 8 社 会 福 祉 辞 典 編 集 委 員 会 編 社 会 福 祉 辞 典, 大 月 書 店,2002,308 頁 9 木 村 汎 ロシア/CIS 諸 国 ( imidas2003 別 冊 付 録 世 界 情 報 アトラス, 集 英 社,2003, 119 頁 ) 10 フジテレビ ゴールデンシアター 特 別 企 画 世 界 がもし 100 人 の 村 だったら ( 中 村 百 合 子 プロデューサー, 放 送 )を 参 照

6 9 報 告 制 度 の 効 果 と 問 題 点 を 明 らかにし 児 童 の 権 利 条 約 の 国 家 報 告 制 度 を 発 展 させていくため の 提 案 を 述 べる 第 1 章 は 序 論 とし 第 2 章 では 児 童 の 権 利 条 約 の 国 家 報 告 制 度 の 概 要 を 説 明 する 第 3 章 では 日 本 での 国 家 報 告 制 度 の 運 用 に 関 して 政 府 報 告 書 NGO カウンターレポート 児 童 の 権 利 委 員 会 の 総 括 所 見 を 通 してそれぞれの 見 解 を 比 較 し フォローアップ 報 告 を 追 跡 するこ とで 運 用 の 実 態 を 探 る 第 4 章 では 筆 者 のウラジオストクでの 経 験 からロシアのストリート チルドレン 問 題 を 取 り 上 げ この 問 題 に 対 するロシアの 国 家 報 告 と 児 童 の 権 利 委 員 会 による 審 査 を 検 討 し 国 家 報 告 制 度 の 運 用 の 実 態 を 探 る そして 結 論 では 第 3 章 と 第 4 章 で 明 らかに なった 日 本 とロシアの 国 家 報 告 制 度 の 実 態 から 国 家 報 告 制 度 の 効 果 と 問 題 点 を 述 べ 今 後 の 制 度 発 展 のための 方 法 を 提 案 する

7 10 国 際 法 Ⅱ 児 童 の 権 利 条 約 の 実 施 措 置 の 検 討 1 国 家 報 告 制 度 の 概 要 児 童 の 権 利 条 約 の 実 施 措 置 の 規 定 を 詳 しく 見 ていく 第 44 条 1 項 で 締 約 国 は (a) 当 該 締 約 国 についてこの 条 約 が 効 力 を 生 ずる 時 から 2 年 以 内 に (b)その 後 は 5 年 ごとにこの 条 約 において 認 められる 権 利 の 実 現 のためにとった 措 置 及 びこれらの 権 利 の 享 受 についてもたら された 進 歩 に 関 する 報 告 を 国 際 連 合 事 務 総 長 を 通 じて 委 員 会 に 提 出 すること を 義 務 付 けられ ている この 報 告 には 条 約 に 基 づく 義 務 の 履 行 の 程 度 に 影 響 を 及 ぼす 要 因 および 障 害 が 存 在 する 場 合 には これらの 要 因 及 び 障 害 を 記 載 する (44 条 2 項 )ことが 求 められている ま た 委 員 会 は この 条 約 の 実 施 に 関 する 追 加 の 情 報 を 締 約 国 に 要 請 することができる (44 条 4 項 )という 締 約 国 から 提 出 されたレポートは 児 童 の 権 利 委 員 会 の 会 合 で 審 査 されるが その 前 に 準 備 作 業 部 会 が 開 かれ そこで 審 査 予 定 のレポートについて 予 め 問 題 点 を 整 理 したり あるいは 国 連 諸 機 関 等 に 対 して 情 報 や 助 言 を 求 めたりする そしてその 結 果 は 争 点 リスト として 報 告 予 定 国 に 提 示 され それにそって 委 員 会 との 間 で 質 疑 応 答 が 行 われる 審 査 は 報 告 国 の 出 席 のもとに 原 則 として 公 開 で 行 われる 11 第 45 条 (d)で 委 員 会 は ( 審 査 で) 得 た 情 報 に 基 づく 提 案 及 び 一 般 的 な 性 格 を 有 する 勧 告 を 行 うことができる これらの 提 案 及 び 勧 告 は 関 係 締 約 国 に 送 付 し 締 約 国 から 意 見 が ある 場 合 にはその 意 見 とともに 国 際 連 合 総 会 に 報 告 する と 規 定 されている 2 国 家 報 告 制 度 の 効 果 と 問 題 点 児 童 の 権 利 条 約 には 国 家 報 告 制 度 が 実 施 措 置 として 設 けられている 人 権 報 告 に 関 する マニュアル 12 によれば 国 家 報 告 制 度 は 以 下 のような 効 果 を 伴 い 締 約 国 が 条 約 を 履 行 する のに 寄 与 するとされる 13 1 報 告 書 を 提 出 するに 当 って 条 約 の 履 行 を 確 実 にするために 締 約 国 政 府 が 国 家 の 法 律 行 政 規 則 や 手 続 き 政 策 の 包 括 的 な 再 調 査 を 行 う 機 会 を 持 つ 2 監 督 委 員 会 は 法 律 制 度 の 整 備 以 外 に 事 実 上 の 問 題 点 を 明 らかにすることを 要 求 する ので そのためのそれぞれの 権 利 に 関 する 継 続 的 なモニターが 政 府 によって 行 われるよ うになる 11 石 川 稔 森 田 明 編 : 前 掲 書 (1995),365 頁 12 このマニュアルは 政 府 による 報 告 書 の 準 備 や 提 出 において 実 用 的 なツールとして 役 立 つこ とを 目 的 に 国 連 人 権 高 等 弁 務 官 事 務 所 国 連 訓 練 調 査 研 究 所 (UNITAR)らが 共 同 作 成 したも のである 報 告 プロセスの 正 しい 機 能 のための 重 大 な 要 素 は 政 府 による 迅 速 な 提 出 と 包 括 的 な 報 告 書 である 報 告 書 準 備 を 容 易 にするために このマニュアルは 報 告 プロセスの 機 能 強 化 を 助 ける ( 人 権 報 告 に 関 するマニュアル 序 章 ) 13 国 連 人 権 高 等 弁 務 官 事 務 所 国 連 訓 練 調 査 研 究 所 (UNITAR) 国 連 スタッフ 大 学 プロジェ クト MANUAL ON HUMAN RIGHTS REPORTING UNDER SIX MAJOR INTERNATIONAL HUMAN RIGHTS INSTRUMENTS ( 頁

8 11 3 定 期 的 な 報 告 を 重 ねることが 長 期 的 に 取 り 組 む 必 要 のある 政 策 形 成 を 促 す 要 因 となる 4 国 家 は 人 権 条 約 遵 守 義 務 を 対 外 対 内 双 方 に 負 うため その 報 告 書 は 国 際 社 会 のみなら ず 国 内 にも 向 けられたドキュメントとみなされる よって その 準 備 に 当 っては 社 会 経 済 文 化 その 他 のセクターの 会 議 や NGO の 参 加 が 奨 励 される 5 定 期 的 な 報 告 は 時 間 の 経 過 とともに 遂 げられた 条 約 履 行 に 関 する 進 歩 を 評 価 判 定 する 機 会 を 提 供 する 6 報 告 書 には 政 府 のなした 進 歩 に 関 して 報 告 するだけでなく 条 約 の 履 行 に 影 響 するあら ゆる 要 因 および 障 害 も 記 載 することが 求 められており 政 府 が 問 題 点 を 認 識 する 機 会 となる 7 委 員 会 との 対 話 を 通 じて 他 国 の 経 験 などの 情 報 を 得 ることができる このように 国 家 報 告 制 度 には 以 上 に 挙 げた 効 果 を 持 ち 人 権 条 約 の 性 質 から 条 約 違 反 が 放 置 される 可 能 性 が 高 い 中 で 条 約 履 行 を 促 す 制 度 とみなされている しかし 一 方 で 西 立 野 園 子 は 次 のような 国 家 報 告 制 度 の 問 題 点 を 指 摘 する 当 制 度 はあ くまでも 政 府 自 身 による 報 告 であり どこまで 客 観 的 かつ 公 正 に 実 態 を 反 映 するものであるか 問 題 のあるところでもある また 従 来 審 査 の 結 果 は 名 宛 人 を 特 定 せず 一 般 的 な 勧 告 提 案 あ るいは 意 見 として 国 連 総 会 などで 各 監 視 委 員 会 によって 報 告 されるにすぎないのが 一 般 的 で あった 国 際 的 フォーラムでの 公 正 中 立 な 立 場 にある 専 門 家 による 審 査 が 政 府 に 対 する 心 理 的 プレッシャーとなって 履 行 へ 結 びつくことが 期 待 されるものの 法 的 にはそうした 提 案 勧 告 は 何 ら 拘 束 力 を 生 ずるものではないという 問 題 点 も 挙 げられる という 14 そこで 次 章 から 日 本 とロシアの 政 府 が 提 出 した 報 告 書 や 児 童 の 権 利 委 員 会 による 審 査 な どを 通 して 国 家 報 告 制 度 の 運 用 の 実 態 から 見 えてくる 制 度 の 効 果 と 問 題 点 を 探 る 14 石 川 稔 森 田 明 編 : 前 掲 書 (1995),366 頁

9 12 国 際 法 Ⅲ 国 家 報 告 制 度 の 日 本 における 運 用 の 実 態 本 章 では 日 本 の 国 家 報 告 制 度 の 実 態 について 述 べる 日 本 は 1994 年 4 月 22 日 に 児 童 の 権 利 条 約 を 批 准 し 同 条 約 は 同 年 5 月 22 日 に 国 内 発 効 した 批 准 に 際 しては 1 つの 留 保 と 2 つの 解 釈 宣 言 15が 付 けられ かつ 一 切 の 法 改 正 や 予 算 措 置 を 講 じないままの 批 准 であった 16 日 本 政 府 は 条 約 第 44 条 の 規 定 どおり 第 1 回 締 約 国 報 告 書 を 1996 年 5 月 30 日 に 提 出 した それに 対 して 児 童 の 権 利 委 員 会 は 1998 年 5 月 27,28 日 に 日 本 報 告 書 を 審 査 し 6 月 5 日 に 日 本 に 対 する 総 括 所 見 を 採 択 した 条 約 では 締 約 国 はその 後 5 年 ごとに 定 期 報 告 を 提 出 する ことと 定 められており 日 本 政 府 は 2003 年 11 月 に 第 2 回 報 告 書 を 提 出 した それに 対 し 児 童 の 権 利 委 員 会 はその 第 2 回 定 期 報 告 を 2004 年 1 月 28 日 の 会 合 で 審 査 し 1 月 30 日 に 総 括 所 見 を 採 択 している( 第 2 回 総 括 所 見 1) 児 童 の 権 利 委 員 会 による 定 期 報 告 ガイドラインでも 要 請 されているように 第 2 回 以 降 の 報 告 書 では 総 括 所 見 のフォローアップのためにとった 措 置 を 項 目 ごとに 報 告 するよう 求 められている 17 そこで 本 章 では 第 1 回 日 本 報 告 審 査 において 指 摘 された 日 本 の 児 童 の 現 状 に 関 わる 問 題 の 一 部 を 取 り 上 げ 第 2 回 報 告 書 でのフォローアップを 追 跡 することで 国 家 報 告 制 度 の 日 本 での 運 用 の 実 態 を 調 べる 1 第 1 回 日 本 報 告 審 査 での 政 府 NGO 児 童 の 権 利 委 員 会 の 見 解 18 児 童 の 権 利 委 員 会 による 日 本 政 府 が 提 出 した 第 1 回 報 告 の 審 査 は 1998 年 に 行 われた 報 告 審 査 の 場 では 締 約 国 政 府 の 代 表 団 と 児 童 の 権 利 委 員 会 の 建 設 的 対 話 を 中 心 に 進 められるが それ 以 外 にもNGOの 参 加 が 積 極 的 に 期 待 される 児 童 の 権 利 条 約 第 45 条 (a)に 委 員 会 は 適 当 と 認 める 場 合 には 専 門 機 関 及 び 国 際 連 合 児 童 基 金 その 他 の 権 限 ある 機 関 に 対 し これら の 機 関 の 任 務 の 範 囲 内 にある 事 項 に 関 するこの 条 約 の 実 施 について 専 門 家 の 助 言 を 提 供 する 15 日 本 国 の 留 保 とは 日 本 国 は 児 童 の 権 利 に 関 する 条 約 第 37 条 (c)の 適 用 に 当 たり 日 本 国 においては 自 由 を 奪 われた 者 に 関 しては 国 内 法 上 原 則 として 20 歳 未 満 の 者 と 20 歳 以 上 の 者 とを 分 離 されていることにかんがみ この 規 定 の 第 二 文 にいう 自 由 を 奪 われたすべての 児 童 は 成 人 とは 分 離 されないことがその 最 善 の 利 益 であると 認 められない 限 り 成 人 とは 分 離 される に 拘 束 されない 権 利 を 留 保 する ことである また 解 釈 宣 言 とは (1) 日 本 国 政 府 は 児 童 の 権 利 に 関 する 条 約 第 9 条 1は 出 入 国 管 理 法 に 基 づく 退 去 強 制 の 結 果 として 児 童 が 父 母 から 分 離 される 場 合 に 適 用 されるものではない と 解 釈 するものであることを 宣 言 する (2) 日 本 国 政 府 は 更 に 児 童 の 権 利 に 関 する 条 約 第 10 条 1に 規 定 される 家 族 の 再 統 合 を 目 的 とする 締 約 国 への 入 国 又 は 締 約 国 からの 出 国 の 申 請 を 積 極 的 人 道 的 かつ 迅 速 な 方 法 で 取 り 扱 うとの 義 務 はそのような 申 請 の 結 果 に 影 響 を 与 えるものではないと 解 釈 するものであることを 宣 言 する ことである ( ベーシック 条 約 集 [ 第 5 版 ], 東 信 堂,2004 より) 16 子 どもの 人 権 刊 行 委 員 会 編 : 前 掲 書 (1997),323 頁 17 永 井 憲 一 寺 脇 隆 夫 ら 編 : 前 掲 書 (2000),17-19 頁 18 第 1 回 日 本 政 府 報 告 書 ( 外 務 省 ホームページより 入 手 第 1 回 児 童 の 権 利 委 員 会 総 括 所 見 ( 外 務 省 ホームページより 入 手

10 13 よう 要 請 することができる という 規 定 があり 専 門 機 関 国 際 連 合 児 童 基 金 (ユニセフ) その 他 の 国 際 機 関 のみならず その 他 の 権 限 ある 機 関 との 連 携 関 係 が 明 記 されている ここで いう その 他 の 権 限 ある 機 関 には 政 府 間 機 関 のみならず NGOをも 含 むことが 草 案 作 成 時 に 了 承 されている 19 締 約 国 が 提 出 する 定 期 報 告 書 は NGOと 協 力 して 報 告 書 を 作 成 することが 望 まれているもの の 政 府 の 一 方 的 な 報 告 に 過 ぎず 児 童 の 現 状 が 反 映 されていない 可 能 性 がでてくる 荒 牧 重 人 氏 は 日 本 政 府 が 提 出 した 第 1 回 政 府 報 告 書 を 日 本 政 府 が 提 出 した 報 告 書 は 児 童 に 関 わ る 現 行 の 法 規 定 制 度 施 策 について 記 述 しているが 条 約 の 実 際 の 運 用 そのもとでの 児 童 の 権 利 侵 害 の 実 態 今 後 の 権 利 保 障 の 課 題 など 肝 心 な 点 が 見 えない 内 容 になっていた と 批 判 し ている 20 そこで 委 員 会 は 準 備 作 業 部 会 に 非 公 式 技 術 的 助 言 グループとして 国 連 の 他 の 機 関 専 門 機 関 およびNGOの 代 表 の 参 加 を 招 請 し 助 言 情 報 提 供 を 求 めている これに 加 え 任 務 の 範 囲 内 にある 事 項 に 関 するこの 条 約 の 実 施 について 報 告 書 を 提 出 することを 要 請 し 締 約 国 NGOにも 独 自 のレポートを 提 出 することを 奨 励 している 21 第 1 回 日 本 報 告 では 日 本 弁 護 士 連 合 会 子 どもの 権 利 条 約 市 民 NGO 報 告 書 を 作 る 会 子 どもの 人 権 保 障 をすすめる 各 界 連 絡 協 議 会 反 差 別 国 際 運 動 日 本 委 員 会 などがNGOレポー トを 提 出 した これらの 団 体 は 1997 年 10 月 に 開 かれた 日 本 報 告 書 の 予 備 審 査 にも 参 加 し 児 童 の 権 利 委 員 会 への 情 報 提 供 と 意 見 交 換 を 行 った 児 童 の 権 利 委 員 会 の 総 括 所 見 では このようなNGOの 情 報 提 供 が 活 かされ 日 本 で 課 題 に なっている 児 童 の 権 利 問 題 が 多 く 取 り 上 げられた 具 体 的 には まず 婚 外 子 差 別 の 是 正 やプ ライバシーの 権 利 保 障 などの 法 改 正 立 法 を 勧 告 した また 裁 判 官 行 政 職 員 教 職 員 福 祉 施 設 職 員 等 を 含 む 専 門 家 集 団 に 対 して 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 を 行 うこと すべての 教 育 機 関 のカリキュラムに 条 約 を 盛 り 込 むことなどを 求 めている さらに 政 策 調 整 の 強 化 データ 収 集 システムの 整 備 独 立 した 監 視 機 構 の 設 置 など 児 童 の 権 利 保 障 のための 制 度 的 基 盤 づく りが 勧 告 されている 22 そこで 本 節 では 第 1 回 日 本 報 告 審 査 の 内 容 の 中 から 国 家 報 告 審 査 で NGO レポートや NGO の 情 報 提 供 が 活 かされ 児 童 の 権 利 委 員 会 の 総 括 所 見 にもその 意 見 が 反 映 された 法 改 正 立 法 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 制 度 的 基 盤 づくりの 3 点 を 取 り 上 げる 日 本 政 府 の 定 期 報 告 書 児 童 の 権 利 委 員 会 の 総 括 所 見 そして 日 本 弁 護 士 連 合 会 ( 以 下 日 弁 連 )と 子 どもの 人 権 保 障 をすすめる 各 界 連 絡 協 議 会 ( 以 下 子 どもの 人 権 連 ) 反 差 別 国 際 運 動 日 本 委 員 会 が 提 出 した NGO レポートを 基 に 日 本 政 府 が 提 出 した 報 告 書 とそれに 対 する NGO のカウンタ ーレポートを 比 較 し 児 童 の 権 利 委 員 会 の 見 解 を 検 証 する 1) 法 改 正 立 法 に 関 する 見 解 の 検 証 児 童 の 権 利 条 約 を 批 准 し 国 内 に 適 用 するにあたり この 条 約 に 抵 触 する 国 内 法 は 改 正 する 必 19 石 川 稔 森 田 明 編 : 前 掲 書 (1995),355 頁 20 永 井 憲 一 寺 脇 隆 夫 ら 編 : 前 掲 書 (2000),17 頁 21 石 川 稔 森 田 明 編 : 前 掲 書 (1995),356 頁 を 参 照 22 永 井 憲 一 寺 脇 隆 夫 ら 編 : 前 掲 書 (2000),17-18 頁

11 14 国 際 法 要 があり また 権 利 保 障 のために 新 しく 立 法 措 置 をとる 必 要 も 出 てくる その 点 に 関 して 日 本 政 府 は 本 条 約 の 内 容 の 多 くは 憲 法 を 始 めとする 現 行 国 内 法 制 によって 保 障 されている ことから この 条 約 の 批 准 に 当 たっては 現 行 国 内 法 令 の 改 正 又 は 新 たな 国 内 立 法 措 置 は 行 っ ていない ( 政 府 報 告 書 12) 23 とし 国 内 法 の 改 正 や 立 法 の 必 要 性 はないと 報 告 した 外 務 省 が 発 表 した 児 童 の 権 利 に 関 する 条 約 の 説 明 書 でも この 条 約 の 実 施 のためには 新 たな 国 内 立 法 措 置 を 必 要 としない と 記 されている 24 しかし 児 童 の 権 利 委 員 会 は 総 括 所 見 で 婚 外 子 差 別 の 是 正 やプライバシーの 保 障 などの 法 改 正 立 法 を 勧 告 している そこで 婚 外 子 差 別 とプライバシー 保 障 に 関 する 法 改 正 立 法 についての 見 解 を 以 下 に 取 り 上 げる まず 婚 外 子 差 別 の 問 題 に 関 して 児 童 の 権 利 条 約 第 2 条 1 項 は 締 約 国 は その 管 轄 の 下 にある 児 童 に 対 し 児 童 又 はその 父 母 若 しくは 法 的 保 護 者 の 人 種 皮 膚 の 色 性 言 語 宗 教 政 治 的 意 見 その 他 の 意 見 国 民 的 種 族 的 若 しくは 社 会 的 出 身 財 産 心 身 障 害 出 生 又 は 他 の 地 位 にかかわらず いかなる 差 別 もなしにこの 条 約 に 定 める 権 利 を 尊 重 し 及 び 確 保 する と 規 定 し 児 童 に 対 する 差 別 を 禁 止 している 日 本 政 府 も 我 が 国 の 憲 法 は その 第 14 条 第 1 項 25において 児 童 を 含 めたすべての 国 民 に 対 し 法 の 下 の 平 等 を 保 障 している この 法 の 下 の 平 等 の 原 則 により 国 による 児 童 に 対 するあらゆる 形 態 の 差 別 が 禁 じられている ( 政 府 報 告 書 48)と 報 告 している 一 方 日 弁 連 は 日 本 においては 現 在 でも 次 のような 婚 外 子 に 対 する 差 別 的 取 り 扱 いがなされ ていると 指 摘 する 第 1 に 民 法 第 900 条 4 号 が 子 直 系 尊 属 又 は 兄 弟 姉 妹 が 数 人 あるとき は 各 自 の 相 続 分 は 相 等 しいものとする 但 し 嫡 出 でない 子 の 相 続 分 は 嫡 出 である 子 の 相 続 分 の 二 分 の 一 とし 父 母 の 一 方 のみを 同 じくする 兄 弟 姉 妹 の 相 続 分 は 父 母 の 双 方 を 同 じ くする 兄 弟 姉 妹 の 相 続 分 の 二 分 の 一 とする と 規 定 し 婚 外 子 の 相 続 分 が 嫡 出 子 の 2 分 の 1 と 定 められている 点 第 2 に 戸 籍 法 第 49 条 2 項 で ( 出 生 ) 届 書 には 子 の 男 女 の 別 及 び 嫡 出 子 又 は 嫡 出 でない 子 の 別 を 記 載 しなければならない と 規 定 され 出 生 届 出 に 際 し 嫡 出 の 子 か 嫡 出 でない 子 かを 記 載 しなければならないこととしており 同 13 条 で 記 載 が 要 求 されている 実 父 母 との 続 柄 では 嫡 出 子 であるか 否 かにより 記 載 が 異 なる 点 第 3 に 婚 外 子 には 父 母 の 共 同 親 権 の 制 度 が 存 在 しない 点 第 4 に 婚 外 子 が 父 親 から 認 知 された 場 合 には 児 童 扶 養 手 当 が 支 給 されないこととなっており 嫡 出 子 の 父 母 が 離 婚 した 場 合 と 異 なった 扱 いがなされている 点 ( 児 童 扶 養 手 当 施 行 令 1 条 ) 第 5 に 国 籍 法 第 2 条 1 号 で 子 は 出 生 の 時 に 父 又 は 母 が 日 本 国 民 であるとき 日 本 国 民 とする と 規 定 され 母 が 外 国 人 で 父 が 日 本 人 である 場 合 には 子 の 出 生 前 に 父 が 胎 児 認 知 をしておかない 限 り 子 の 出 生 後 に 父 が 認 知 しても 日 本 国 籍 は 取 得 できないことになる 点 第 6 に 嫡 出 子 の 親 子 関 係 確 認 訴 訟 に 出 訴 期 間 の 制 限 が 設 けられていな いのに 対 し 婚 外 子 の 認 知 の 訴 えの 出 訴 期 間 が 父 または 母 の 死 後 3 年 以 内 と 定 められていると 23 この 番 号 は 政 府 報 告 書 および 総 括 所 見 の 項 目 番 号 を 意 味 している 24 外 務 省 児 童 の 権 利 に 関 する 条 約 の 説 明 書 ( 永 井 憲 一 編 子 どもの 権 利 条 約 の 研 究, 法 政 大 学 現 代 法 研 究 所,1992,319 頁 に 収 録 ) 25 日 本 国 憲 法 第 14 条 1 項 の 規 定 は すべて 国 民 は 法 の 下 に 平 等 であって 人 種 信 条 性 別 社 会 的 身 分 又 は 門 地 により 政 治 的 経 済 的 又 は 社 会 的 関 係 において 差 別 されない である ( 三 省 堂 新 六 法 2005 平 成 17 年 度 版, 三 省 堂,2004 より)

12 15 いう 差 別 が 存 在 するという 26 これらの 点 に 関 して 日 本 政 府 は 児 童 の 権 利 委 員 会 の 審 査 の 場 で 相 続 権 は 本 条 1 項 の こ の 条 約 に 掲 げる 権 利 に 含 まれず また 本 条 2 項 の 親 の 地 位 は 社 会 的 政 治 的 な 地 位 を 意 味 し 親 族 的 な 法 律 関 係 の 状 態 を 含 まないと 解 釈 されるので 相 続 分 の 差 異 は 本 条 の 対 象 ではないことや 法 律 婚 による 家 族 を 保 護 することを 理 由 として 婚 外 子 差 別 は 合 理 的 な 区 別 であると 主 張 した 27 しかし 児 童 の 権 利 委 員 会 はこのような 解 釈 を 認 めず 総 括 所 見 におい て 婚 外 子 の 相 続 権 が 婚 内 子 の 半 分 となると 規 定 した 民 法 900 条 4 号 のような 法 律 の 規 定 が 差 別 を 明 示 的 に 容 認 していること および 公 的 文 書 において 婚 外 子 としての 出 生 が 記 載 される ことにつき 懸 念 を 表 明 ( 総 括 所 見 14)し とりわけ 婚 外 子 に 対 して 現 在 存 在 している 差 別 を 是 正 するための 立 法 措 置 がとられるべきである ( 総 括 所 見 35)と 勧 告 した 続 いて 児 童 の 権 利 条 約 第 16 条 1 項 は いかなる 児 童 も その 私 生 活 家 族 住 居 若 しく は 通 信 に 対 して 恣 意 的 に 若 しくは 不 法 に 干 渉 され 又 は 信 用 を 不 法 に 攻 撃 されない とあり 児 童 のプライバシーの 権 利 を 規 定 している 政 府 報 告 は 文 部 省 では 児 童 生 徒 に 対 し 教 育 を 行 うに 当 たり 児 童 生 徒 の 私 生 活 等 に 関 与 する 場 合 には 児 童 の 人 権 に 十 分 配 慮 するよう 教 育 関 係 機 関 に 対 し 指 導 を 行 っている ( 政 府 報 告 書 106)と 述 べているが 報 告 書 では 児 童 の 権 利 侵 害 の 実 態 について 何 ら 言 及 していない 児 童 の 権 利 委 員 会 は 総 括 所 見 において とく に 家 庭 学 校 およびその 他 の 施 設 において 子 どものプライバシーへの 権 利 を 保 障 するために 締 約 国 がとった 措 置 が 不 充 分 である ( 総 括 所 見 15)と 懸 念 を 表 明 した 委 員 会 はとくに 学 校 に おける 児 童 のプライバシー 侵 害 の 実 態 を 問 題 にしており 具 体 的 には 教 師 による 児 童 宛 の 手 紙 の 開 封 や 男 女 一 緒 の 健 康 診 断 学 校 で 収 集 した 情 報 の 他 の 公 的 機 関 への 提 供 そして 内 申 書 の 非 開 示 の 3 点 が 挙 げられるという 28 学 校 での 児 童 のプライバシーの 権 利 侵 害 の 実 態 については 子 どもの 人 権 連 反 差 別 国 際 運 動 日 本 委 員 会 も 校 則 慣 行 や 教 師 の 行 為 の 中 には 16 条 違 反 の 疑 いが 強 いものもあり 16 条 に 違 反 する 校 則 は 改 正 すべきであり また 慣 行 なども 改 める 必 要 があると 指 摘 している まず 内 申 書 などの 教 育 情 報 を 本 人 には 開 示 せず 一 方 で 捜 査 機 関 などの 第 3 者 に 問 題 児 リストなど を 提 供 している 慣 行 は 児 童 のプライバシーの 侵 害 にあたると 考 えられる また 家 庭 環 境 調 査 書 の 項 目 として 親 の 信 条 子 の 出 産 状 況 等 を 記 載 させるなど 児 童 や 親 のプライバシーの 侵 害 にあたる 事 例 もみられるという さらに 校 則 による 髪 型 服 装 の 規 制 は 例 えば 丸 刈 り 強 制 の 場 合 などについては 明 らかに 児 童 の 権 利 侵 害 になる 続 いて 児 童 に 辱 めを 与 える 罰 ( 裸 丸 刈 り ゼッケンなど)や 健 康 診 断 において 児 童 を 丸 裸 にしたり 男 女 を 一 緒 に 扱 ったりし た 場 合 には 明 らかに 児 童 の 名 誉 の 侵 害 であるという また 生 徒 会 など 児 童 宛 にきた 郵 便 物 を 教 師 が 勝 手 に 開 封 した 場 合 は 16 条 の 通 信 の 秘 密 の 保 障 に 触 れると 指 摘 する 日 本 弁 護 士 連 合 会 子 どもの 権 利 条 約 に 基 づく 第 1 回 日 本 政 府 報 告 に 関 する 日 本 弁 護 士 連 合 会 の 報 告 書, 項 ( 日 本 弁 護 士 連 合 会 のホームページ 27 永 井 憲 一 寺 脇 隆 夫 ら 編 : 前 掲 書 (2000),42 頁 28 同 上,109 頁 29 子 どもの 人 権 連 反 差 別 国 際 運 動 日 本 委 員 会 子 どもの 権 利 条 約 日 本 の 課 題 95- 国 連 子 どもの 権 利 委 員 会 への NGO レポート- ( 子 どもの 人 権 連 反 差 別 国 際 運 動 日 本 委 員 会 編

13 16 国 際 法 このような 実 態 を 受 けて 児 童 の 権 利 委 員 会 は 締 約 国 に 対 し とくに 家 庭 学 校 ケア のための 施 設 およびその 他 の 施 設 において 子 どものプライバシーへの 権 利 を 保 障 するために 法 的 措 置 も 含 めて 追 加 的 措 置 をとるよう 勧 告 する ( 総 括 所 見 36)とした 2) 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 についての 見 解 の 検 証 続 いて 専 門 家 集 団 への 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 について 検 証 する 日 本 政 府 は 研 修 に 関 し て 法 務 省 人 権 擁 護 局 では 条 約 の 趣 旨 内 容 の 理 解 の 促 進 とともに 児 童 の 人 権 意 識 の 一 層 の 高 揚 を 図 ることを 目 的 として 啓 発 冊 子 児 童 の 権 利 に 関 する 条 約 と 子 どもの 人 権 を 10 万 部 作 成 し 学 校 教 育 委 員 会 地 方 自 治 体 等 の 関 係 機 関 に 配 布 した 厚 生 省 においても 条 約 の 内 容 を 分 かり 易 く 解 説 したパンフレットを 作 成 配 布 し 主 に 児 童 福 祉 に 携 わる 者 に 対 し 周 知 を 図 っている 更 に 文 部 省 では 条 約 の 趣 旨 について 各 学 校 段 階 に 応 じ 適 切 な 指 導 がな されるよう 教 育 関 係 機 関 に 対 し 条 約 の 趣 旨 を 生 かして 一 層 指 導 を 充 実 していくべき 主 要 な 点 につき 通 知 するとともに 各 種 の 広 報 誌 や 教 職 員 を 対 象 とする 会 議 研 修 会 を 通 じて 周 知 に 努 めている ( 政 府 報 告 書 32~34)と 報 告 した このように 報 告 書 の 内 容 からは 教 員 や 児 童 福 祉 関 係 者 に 対 して 条 約 への 理 解 や 条 約 につ いての 研 修 が 一 定 程 度 行 われていると 言 える 子 どもの 人 権 連 が 行 ったアンケート 30 において も 条 約 についての 研 修 を 行 った 自 治 体 は 31.3% 関 連 の 研 修 啓 発 の 中 で 条 約 に 触 れたとこ ろが 37.4% 予 定 検 討 しているところが 8.1%という 結 果 が 出 た 31 しかし 荒 牧 重 人 氏 は このアンケート 結 果 を 熊 本 県 あるいは 留 萌 市 岡 谷 市 串 間 市 川 越 市 朝 霞 市 都 留 市 八 尾 市 大 垣 市 などのように 教 育 や 福 祉 にかかわるほとんどの 職 員 に 研 修 を 行 っているとこ ろは 少 ない 学 校 管 理 職 が 中 心 であったり 教 育 関 係 のみあるいは 福 祉 関 係 のみの 研 修 であっ たりするところがまだ 多 い 三 重 県 明 石 市 熊 本 市 のように 少 年 指 導 員 など 少 年 司 法 に 関 わる 者 に 対 する 条 約 を 柱 にした 研 修 は 非 常 に 少 ない と 分 析 し 子 どもに 関 わる 全 ての 職 員 とりわけ 子 どもの 権 利 を 侵 害 するおそれのある 分 野 の 職 員 に 対 する 研 修 が 積 極 的 に 進 められ る 必 要 がある と 指 摘 する 32 子 どもの 人 権 連 によれば 裁 判 官 警 察 官 検 察 官 の 法 執 行 官 や 少 年 矯 正 施 設 職 員 医 者 看 護 師 など 教 育 福 祉 関 係 以 外 で 子 どもに 関 わる 職 員 に 関 して は 条 約 に 関 する 養 成 研 修 をほとんど 受 けていない アンケートの 結 果 では 警 察 官 を 対 象 に 条 約 の 研 修 を 行 った 自 治 体 は 2.2% 少 年 補 導 員 や 少 年 指 導 員 も 5.2%にとどまっている 33 これらの 実 態 を 受 けて 児 童 の 権 利 委 員 会 は 総 括 所 見 で あらゆる 専 門 家 グループを 対 象 として 子 どもの 権 利 に 関 する 体 系 的 な 研 修 および 再 研 修 のプログラムが 組 織 されるべきであ る このような 専 門 家 グループには 警 察 および 治 安 部 隊 の 構 成 員 ならびにその 他 の 法 執 行 官 子 どもの 権 利 条 約 日 本 の 課 題 95, 労 働 教 育 センター,1998, 頁 ) 30 子 どもの 人 権 連 が 自 治 体 に 対 して 子 どもの 権 利 条 約 の 取 り 組 みに 関 して 1995 年 に 実 施 した 子 どもの 権 利 条 約 に 関 する 自 治 体 アンケート 調 査 ( 子 どもの 人 権 連 編 自 治 体 でとりくむ 子 どもの 権 利 条 約, 明 石 書 店,1997, 頁 に 収 録 ) 31 子 どもの 人 権 連 編 自 治 体 でとりくむ 子 どもの 権 利 条 約, 明 石 書 店,1997,106 頁 の 表 4 を 参 考 に 計 算 ( 小 数 点 第 2 位 四 捨 五 入 ) 32 同 上,72-73 頁 33 子 どもの 人 権 連 反 差 別 国 際 運 動 日 本 委 員 会 編 : 前 掲 書 (1998),45 頁

14 17 司 法 職 員 弁 護 士 裁 判 官 教 育 のあらゆる 段 階 における 教 師 および 学 校 管 理 者 ソーシャル ワーカー 中 央 または 地 方 の 行 政 職 員 子 どもをケアする 施 設 の 職 員 ならびに 心 理 学 者 を 含 む 保 健 従 事 者 および 医 療 従 事 者 が 含 まれる ( 総 括 所 見 33)と 述 べ 日 本 政 府 の 報 告 に 対 して 専 門 家 集 団 への 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 をさらに 行 うよう 勧 告 している 3) 制 度 的 基 盤 づくりに 関 する 見 解 の 検 証 さらに 児 童 の 権 利 委 員 会 は 政 策 調 整 の 強 化 や 独 立 した 監 視 機 構 の 設 置 など 児 童 の 権 利 を 保 障 するための 制 度 的 基 盤 づくりに 関 しても 勧 告 を 行 っている まず 条 約 実 施 機 関 について 政 府 は この 条 約 に 規 定 された 義 務 の 実 施 については 法 務 省 文 部 省 厚 生 省 をはじめとした 各 行 政 機 関 が それぞれの 立 場 から 各 種 施 策 を 展 開 してい る これらの 施 策 の 実 施 に 当 たっては 関 係 行 政 機 関 相 互 間 において 緊 密 な 連 携 を 図 りつつ 行 っているところであり 政 府 全 体 としての 連 携 の 確 保 にも 努 めている ( 政 府 報 告 書 29)と 記 述 している そして 我 が 国 は 児 童 を 含 めた 青 少 年 が 国 の 次 代 の 担 い 手 として 心 身 とも に 健 やかに 成 長 するよう 多 種 多 様 な 施 策 を 実 施 しており 関 係 する 行 政 機 関 は 厚 生 省 警 察 庁 検 察 庁 法 務 省 文 部 省 労 働 省 と 多 数 に 及 んでいる そして これらの 関 係 省 庁 の 青 少 年 に 関 する 施 策 を 政 府 全 体 として 総 合 的 かつ 効 果 的 に 実 施 するために 総 務 庁 が 青 少 年 対 策 推 進 会 議 等 を 通 じて 関 係 省 庁 の 施 策 の 調 整 を 行 っている ( 政 府 報 告 書 26)と 述 べ 総 務 庁 を 条 約 実 施 の 調 整 機 関 として 記 している しかし 日 弁 連 は この 政 府 報 告 書 がいみじくも 物 語 っているように 日 本 ではこれら 7 つの 関 係 省 庁 が 日 本 の 官 僚 制 度 に 特 有 な 縦 割 り 的 な 行 政 システムの 下 で 子 どもに 関 する 施 策 をそれぞれ 実 施 することになっており 総 合 的 で 統 一 された 施 策 を 行 うようになっていない 総 務 庁 は 各 省 庁 間 の 縄 張 りを 侵 さない 形 で 単 に 施 策 の 連 絡 調 整 を 行 うだけであり 縦 割 り 行 政 を 是 正 する 権 限 までは 持 っていない と 批 判 する 34 子 どもの 人 権 連 反 差 別 国 際 運 動 日 本 委 員 会 も 政 府 報 告 書 は 総 務 庁 を 条 約 実 施 の 調 整 機 関 であるかのように 記 しているが 政 府 報 告 書 も 認 めるようにその 調 整 は 青 少 年 (15 歳 以 上 30 歳 未 満 )に 関 する 問 題 に 限 られて おり 条 約 の 実 施 に 携 わるすべての 機 関 の 間 で 18 歳 未 満 のすべての 年 齢 層 の 子 どもを 対 象 と した 調 整 が 行 われているわけではなく 総 務 庁 は 政 策 の 調 整 機 関 としては 不 充 分 であると 指 摘 する 35 この 点 に 関 し 児 童 の 権 利 委 員 会 は 子 どもの 権 利 に 関 わっている 様 々な 政 府 機 関 間 の 調 整 を 全 国 レベルおよび 地 方 レベルのいずれにおいても 強 化 するよう 勧 告 ( 総 括 所 見 30)し ている また 日 本 では 条 約 の 実 施 状 況 を 監 視 するための 子 どものオンブズパーソンのような 独 立 の 機 関 が 存 在 していない 政 府 は 児 童 の 人 権 を 保 障 する 行 政 上 の 措 置 の 一 つとして 1994 年 度 より 子 どもの 人 権 専 門 委 員 制 度 が 開 始 された 子 どもの 人 権 専 門 委 員 は 児 童 の 人 権 が 侵 害 されないように 監 視 し もし 人 権 が 侵 害 された 場 合 は その 救 済 のため 速 やかに 適 切 な 34 日 本 弁 護 士 連 合 会 : 前 掲 書,33 項 ( 日 本 弁 護 士 連 合 会 のホームページ 35 子 どもの 人 権 連 反 差 別 国 際 運 動 日 本 委 員 会 編 : 前 掲 書 (1998),25 頁

15 18 国 際 法 措 置 をとり また 地 域 住 民 や 親 子 を 対 象 とした 座 談 会 を 開 催 するなどの 啓 発 活 動 を 行 い こ の 条 約 の 意 義 内 容 や 趣 旨 についての 適 切 な 理 解 を 得 ること 並 びに 児 童 の 人 権 を 尊 重 する 意 識 の 一 層 の 高 揚 を 図 ることをその 職 務 としている 1996 年 1 月 1 日 現 在 全 国 で 515 名 が 指 名 されており 全 ての 都 道 府 県 に 設 置 されている ( 政 府 報 告 書 15)と 報 告 した 政 府 は 子 どもの 人 権 専 門 委 員 を 条 約 で 認 められる 権 利 の 実 施 のための 監 視 活 動 という 役 割 を 果 たす 行 政 上 の 措 置 の 1 つとして 設 置 していると 言 える しかし 日 弁 連 は 子 どもの 人 権 専 門 委 員 制 度 が 児 童 の 人 権 状 況 を 監 視 する 機 関 として そ の 実 施 状 況 をモニターしチェックする 役 割 を 十 分 に 果 たすためには 次 のような 問 題 点 がある という 第 1 に 独 立 性 の 欠 如 である 子 どもの 人 権 専 門 委 員 制 度 は 法 務 省 がこれまで 行 っ てきた 人 権 擁 護 機 関 の 枠 組 みの 中 で 児 童 の 人 権 への 対 応 を 強 化 しようとするものであり 専 ら 児 童 の 利 益 権 利 のための 監 視 機 構 として 設 けられた 独 立 の 第 3 者 機 関 ではない 第 2 に 児 童 に 身 近 な 存 在 かどうか 疑 問 である 子 どもの 人 権 専 門 委 員 はその 活 動 を 始 めているが 政 府 報 告 書 においても 肝 心 の 児 童 自 身 による 利 用 の 実 態 は 何 ら 明 らかにされていない 委 員 は 法 務 局 地 方 法 務 局 の 人 権 相 談 室 や 自 宅 などで 人 権 相 談 を 受 けており 専 門 委 員 の 固 有 の 事 務 所 も ない 多 くの 子 どもたちがすすんでこれを 利 用 しようという 身 近 な 存 在 にするための 制 度 的 な 整 備 は 未 だ 不 十 分 である 第 3 に 専 門 委 員 の 人 選 が 不 適 切 である 子 どもの 人 権 専 門 委 員 が 指 名 される 母 体 である 人 権 擁 護 委 員 は 市 町 村 長 の 推 薦 した 者 の 中 から 弁 護 士 会 の 意 見 を 聞 い たうえで 法 務 大 臣 が 委 嘱 することになっている しかしながら 現 実 には 市 町 村 長 が 推 薦 する 候 補 者 が 必 ずしも 児 童 の 人 権 に 十 分 な 理 解 を 持 った 者 とは 言 えない 報 告 書 は 子 どもの 人 権 専 門 委 員 として 弁 護 士 のほか 教 育 関 係 者 が 指 名 されたとしているが その 多 くは 元 校 長 である 日 本 の 児 童 の 人 権 侵 害 の 事 例 が 学 校 で 多 く 発 生 しており しかも 加 害 者 や 関 係 者 がかつての 同 僚 や 部 下 であったりすることが 少 なくないことからすると 第 3 者 性 が 要 求 される 専 門 委 員 の 人 選 のあり 方 としては 問 題 がある そして 第 4 に 専 門 委 員 の 権 限 と 活 動 基 盤 が 不 十 分 である 今 後 子 どもの 人 権 専 門 委 員 制 度 が 児 童 のためにその 役 割 を 十 分 に 果 たすようになるためには 専 門 委 員 の 調 査 は 任 意 調 査 にとどまることなく あらゆる 証 拠 資 料 に 自 由 にアクセスできる 広 い 権 限 を 持 つものに 改 めなければならない また 専 門 委 員 の 活 動 を 支 える 財 政 的 な 援 助 や スタッフの 用 意 も 不 十 分 なままであると 批 判 した 36 これを 受 けて 児 童 の 権 利 委 員 会 は 締 約 国 に 対 し 既 存 の 子 どもの 人 権 専 門 委 員 制 度 を 制 度 的 に 改 善 しかつ 拡 大 するか もしくは 子 どもの 権 利 のためのオンブズパーソンまたはコ ミッショナーを 創 設 するかのいずれかの 手 段 により 独 立 した 監 視 機 構 を 設 置 するために 必 要 な 措 置 をとるよう 勧 告 ( 総 括 所 見 32)している ここまで 第 1 回 日 本 政 府 報 告 書 と 児 童 の 権 利 委 員 会 の 総 括 所 見 を 中 心 に 日 本 が 抱 える 問 題 の 一 部 を 明 らかにした それによって 児 童 の 権 利 委 員 会 は 日 本 政 府 の 見 解 に 対 し 不 充 分 で あると 考 えていることが 分 かった まず 日 本 政 府 の 法 改 正 立 法 の 必 要 はないという 見 解 に 対 し 委 員 会 は 婚 外 子 差 別 の 法 改 正 児 童 のプライバシーの 権 利 を 保 障 する 立 法 措 置 などの 法 改 正 立 法 が 必 要 であると 判 断 した また 専 門 家 集 団 への 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 や 子 ども 36 日 本 弁 護 士 連 合 会 : 前 掲 書,23-28 項 ( 日 本 弁 護 士 連 合 会 のホームページ

16 19 の 人 権 専 門 委 員 制 度 は 不 充 分 なものであるとし 専 門 家 集 団 への 研 修 子 どもの 人 権 専 門 委 員 制 度 の 改 善 もしくはオンブズパーソンの 創 設 を 勧 告 した 次 回 の 定 期 報 告 で 政 府 は 児 童 の 権 利 委 員 会 の 勧 告 に 対 しフォローアップの 報 告 を 行 うよう 求 められている 日 本 政 府 の 上 記 の 3 つの 問 題 に 対 する 第 2 回 報 告 書 でのフォローアップの 報 告 を 以 下 に 追 跡 する 2 第 2 回 日 本 報 告 審 査 でのフォローアップ 報 告 37 第 1 回 日 本 報 告 審 査 において 児 童 の 権 利 委 員 会 から 指 摘 された 問 題 のうち 法 改 正 立 法 研 修 制 度 的 基 盤 づくりの3つの 勧 告 を 取 り 上 げた 第 2 回 政 府 報 告 書 では これらの 勧 告 に 対 して 日 本 政 府 はどのような 報 告 を 行 い それに 対 して 児 童 の 権 利 委 員 会 はどのような 見 解 を 示 したのであろうか 1) 法 改 正 立 法 に 関 する 政 府 と 児 童 の 権 利 委 員 会 の 見 解 第 1 回 報 告 審 査 では 婚 外 子 差 別 や 児 童 のプライバシー 侵 害 の 現 状 を 受 け 婚 外 子 を 差 別 す る 諸 法 律 の 改 正 や 児 童 のプライバシーの 保 障 に 関 する 立 法 が 勧 告 された 日 本 政 府 は これら の 勧 告 へのフォローアップを 報 告 するよう 求 められているが 第 2 回 報 告 書 では 婚 外 子 差 別 や プライバシー 保 障 などの 法 改 正 立 法 に 関 する 報 告 は 行 われなかった まず 婚 外 子 差 別 に 関 しては 児 童 を 含 めた 摘 出 でない 子 に 対 する 具 体 的 な 差 別 事 象 が 発 生 した 場 合 には 人 権 侵 犯 事 件 として 侵 害 の 排 除 に 向 けて 適 切 な 措 置 を 採 るなどして 対 処 して いる ( 政 府 報 告 書 93)と 述 べているだけである 一 方 プライバシーの 保 障 に 関 しては 第 1 回 の 報 告 書 を 参 照 する ( 政 府 報 告 書 )とし 新 たな 報 告 は 行 われなかった このような 日 本 政 府 の 報 告 に 対 し 児 童 の 権 利 委 員 会 は 再 び 法 制 度 が 婚 外 子 を 差 別 して いることに 対 する 社 会 的 差 別 が 現 存 していることについて 懸 念 ( 総 括 所 見 24)を 示 し 締 約 国 が 婚 外 子 に 対 するあらゆる 差 別 特 に 相 続 や 市 民 権 出 生 登 録 における 差 別 や 非 嫡 出 なる 差 別 的 用 語 を 法 律 及 び 規 制 から 撤 廃 するために 法 律 を 改 正 するよう 勧 告 ( 総 括 所 見 25) した またプライバシー 権 についても 児 童 のプライバシー 権 が 完 全 に 尊 重 されていないこ と 児 童 の 持 ち 物 に 対 する 検 査 や 施 設 職 員 が 児 童 の 私 信 に 介 入 する 点 について 懸 念 ( 総 括 所 見 33)を 表 明 し 私 信 の 尊 重 や 持 ち 物 検 査 の 点 も 含 み 児 童 のプライバシー 権 が 完 全 に 実 施 されるよう 確 保 することを 勧 告 ( 総 括 所 見 34)した 日 本 政 府 は 第 2 回 報 告 書 でも 前 回 の 報 告 と 同 様 に 児 童 の 権 利 条 約 の 内 容 の 多 くは 現 行 国 内 法 制 で 保 障 されており 現 行 国 内 法 の 改 正 立 法 措 置 は 行 っていない ( 政 府 報 告 書 3)と いう 見 解 は 変 わらなかった 児 童 の 権 利 委 員 会 やNGOが 権 利 条 約 に 抵 触 する 国 内 法 の 改 正 を 指 摘 しているにも 関 わらず 委 員 会 の 勧 告 は 活 かされていない 37 第 2 回 日 本 政 府 報 告 書 ( 外 務 省 ホームページより 第 2 回 児 童 の 権 利 委 員 会 総 括 所 見 ( 外 務 省 ホームページより

17 20 国 際 法 2) 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 についての 政 府 と 児 童 の 権 利 委 員 会 の 見 解 続 いて 専 門 家 グループに 対 する 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 について 政 府 は 報 告 書 に 児 童 と 係 わる 公 務 員 等 への 条 約 に 関 する 教 育 ( 政 府 報 告 書 44~52)という 項 目 を 設 けて 報 告 して いる 1 教 員 教 員 の 研 修 については 各 都 道 府 県 市 において 初 任 者 研 修 をはじめ 教 職 経 験 者 研 修 等 の 機 会 に 人 権 や 生 徒 指 導 に 係 る 研 修 を 実 施 しているところである 国 レベルの 研 修 を 一 元 的 総 合 的 に 実 施 する 独 立 行 政 法 人 教 育 研 修 センターにおいても 各 都 道 府 県 市 において 中 心 的 役 割 を 果 たすことが 期 待 される 教 員 を 対 象 とした 研 修 で 人 権 に 関 する 内 容 を 盛 り 込 んでいるほか 生 徒 指 導 教 育 相 談 の 理 論 及 び 実 際 について 実 践 的 な 研 修 が 行 われている 2 警 察 官 警 察 学 校 において 新 たに 採 用 された 警 察 官 や 昇 任 する 警 察 官 に 対 し 少 年 の 保 護 活 動 等 に 関 する 教 育 を 行 っているほか 少 年 警 察 活 動 に 従 事 する 警 察 官 や 少 年 補 導 職 員 等 に 対 し 児 童 の 権 利 の 擁 護 に 配 慮 した 適 正 な 職 務 執 行 を 期 するための 専 門 的 な 教 育 を 行 っている 3 矯 正 施 設 職 員 矯 正 施 設 の 職 員 に 対 しては 矯 正 研 修 所 及 びその 支 所 における 各 種 研 修 プログラムの 中 で 児 童 の 権 利 に 関 する 条 約 を 含 む 被 収 容 者 の 人 権 に 関 する 国 際 準 則 の 内 容 についての 研 修 を 実 施 している 4 人 権 擁 護 行 政 に 携 わる 職 員 法 務 省 では 全 国 の 法 務 局 及 び 地 方 法 務 局 職 員 に 対 し 本 省 において 人 権 に 関 する 専 門 科 研 修 を 毎 年 実 施 しており カリキュラムの 中 に 児 童 の 人 権 に 関 する 科 目 を 設 け 児 童 の 権 利 条 約 に 関 する 講 義 を 行 うほか 研 修 員 が 講 演 者 となり 児 童 の 人 権 をテーマとして 模 擬 講 演 等 を 行 っている また 全 国 の 法 務 局 及 び 地 方 法 務 局 においても 人 権 擁 護 行 政 に 携 わる 職 員 を 対 象 として 人 権 実 務 研 修 を 実 施 しており その 中 で 本 条 約 を 始 めとする 児 童 の 人 権 に 関 する 講 義 が 行 われている 5 入 管 職 員 各 職 員 研 修 において 児 童 の 権 利 条 約 等 を 含 めた 人 権 関 係 条 約 について 講 義 を 実 施 した 6 保 護 監 察 官 従 来 から 少 年 の 保 護 観 察 に 当 たっている 保 護 監 察 官 に 対 して 犯 罪 者 予 防 更 生 法 第 2 条 の 基 準 を 遵 守 するよう 徹 底 を 図 り 特 に 新 任 保 護 監 察 官 に 対 しては 保 護 監 察 官 中 等 科 研 修 におい て 本 条 の 趣 旨 についての 理 解 を 深 めるとともに 児 童 相 談 センターへの 実 地 実 習 により 少 年 の 保 護 や 福 祉 について 学 ぶ 機 会 を 設 けている また 少 年 等 の 発 育 に 関 するカリキュラムを 設 けているほか カウンセリングのカリキュラムも 設 定 し 保 護 観 察 を 受 けている 少 年 の 意 思 表 明 を 促 すこと その 意 思 を 相 応 に 考 慮 することの 重 要 性 について 学 ぶ 機 会 を 設 けている 7 裁 判 官 等 裁 判 官 については 最 高 裁 判 所 において 条 約 の 批 准 に 際 し 通 知 児 童 の 権 利 に 関 する 条 約 の 公 布 及 び 効 力 の 発 生 について を 高 等 裁 判 所 地 方 裁 判 所 及 び 家 庭 裁 判 所 あてに 発 出 する などして 裁 判 官 等 の 関 係 者 に 対 する 周 知 を 図 っているほか 各 種 研 修 において 少 年 事 件 や

18 21 子 の 監 護 をめぐる 諸 問 題 に 関 する 共 同 研 究 や 少 年 事 件 の 報 道 と 人 権 に 関 する 講 義 など 児 童 の 権 利 保 護 又 は 福 祉 に 関 する 諸 問 題 をテーマとしたカリキュラムが 行 われており 児 童 の 権 利 に 関 する 理 解 を 深 めている また 裁 判 官 検 察 官 及 び 弁 護 士 になるいずれの 者 も 司 法 修 習 において 子 どもの 人 権 に 関 する 講 義 を 行 い 本 条 約 の 実 施 やその 内 容 趣 旨 についても 言 及 しているほか 少 年 事 件 や 子 の 監 護 が 問 題 となる 事 件 を 取 り 上 げたカリキュラムを 実 施 しており 児 童 の 権 利 保 護 又 は 福 祉 について 学 ぶ 機 会 を 設 けている 8 検 察 官 児 童 買 春 法 の 制 定 並 びに 児 童 及 び 女 性 に 対 する 配 慮 について などをテーマとした 研 修 を 実 施 した また その 経 験 年 数 に 応 じて 憲 法 及 び 人 権 に 関 する 諸 条 約 における 人 権 保 障 児 童 の 人 権 問 題 等 の 各 種 人 権 課 題 等 をテーマとする 各 種 研 修 を 実 施 した 9 児 童 福 祉 関 係 職 員 児 童 相 談 所 の 児 童 福 祉 司 等 に 対 しては 国 が 実 施 する 初 任 者 研 修 において 条 約 の 趣 旨 等 につ いての 周 知 を 推 進 している このように 前 回 の 報 告 審 査 で 委 員 会 から 専 門 家 グループに 対 する 研 修 の 実 施 を 勧 告 された のを 受 けて 政 府 は 第 2 回 報 告 書 で 専 門 家 グループに 対 して 実 施 している 研 修 を 報 告 した あ らゆる 専 門 家 グループに 対 して 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 が 行 われていることに 対 して 児 童 の 権 利 委 員 会 も 裁 判 官 教 師 警 察 官 矯 正 職 員 保 護 監 察 官 及 び 入 国 管 理 局 職 員 に 対 する 研 修 が 締 約 国 により 実 施 されていることを 歓 迎 する と 評 価 している 一 方 で 児 童 や 社 会 全 般 児 童 と 共 に 又 は 児 童 のために 働 いている 職 業 従 事 者 が 条 約 及 びそこに 記 述 されている 権 利 に 基 づいたアプローチを 十 分 に 認 識 していないことについて 懸 念 ( 総 括 所 見 20)を 表 明 し 条 約 の 原 則 及 び 規 定 に 関 する 教 育 及 び 研 修 を 児 童 と 共 にまた 児 童 のために 働 く 全 ての 人 々 特 に 教 師 裁 判 官 弁 護 士 国 会 議 員 法 執 行 者 公 務 員 地 方 自 治 体 職 員 児 童 を 拘 禁 する 施 設 で 勤 務 する 職 員 心 理 学 者 やソーシャルワーカーを 含 む 保 健 関 係 職 員 に 対 し 引 き 続 き 組 織 的 に 実 施 することや 意 識 啓 発 キャンペーン 研 修 教 育 プログラム 児 童 の 態 度 の 変 化 行 動 扱 いに 対 する 影 響 について 評 価 することを 勧 告 ( 総 括 所 見 21)し 引 き 続 き 専 門 家 グループへの 研 修 を 実 施 していくことや 研 修 プログラムの 発 展 を 求 めた 3) 制 度 的 基 盤 づくりに 関 する 政 府 と 児 童 の 権 利 委 員 会 の 見 解 前 回 の 報 告 審 査 で 日 本 政 府 は 児 童 の 権 利 委 員 会 から 政 策 調 整 の 強 化 と 独 立 した 監 視 機 構 の 設 置 の 勧 告 を 受 けている 第 2 回 報 告 書 では 国 内 政 策 機 関 の 活 動 調 整 に 関 しては 我 が 国 は 青 少 年 に 関 する 施 策 を 政 府 全 体 として 総 合 的 かつ 効 果 的 に 実 施 するために 旧 総 務 庁 においては 関 係 省 庁 の 局 長 ク ラスで 構 成 する 青 少 年 対 策 推 進 会 議 等 を 通 じて 関 係 省 庁 の 施 策 の 総 合 調 整 を 行 ってきたとこ ろであり 特 に 1998 年 7 月 24 日 には 本 会 議 の 構 成 員 に 旧 総 理 府 旧 経 済 企 画 庁 旧 大 蔵 省 旧 国 税 庁 旧 通 商 産 業 省 の 関 係 局 長 等 を 新 たに 加 え 同 会 議 の 下 に 置 かれている 関 係 省 庁 連 絡 会 議 についても 構 成 員 の 追 加 を 行 った 2001 年 1 月 の 中 央 省 庁 等 改 革 以 後 は 内 閣 府 が 青 少 年 育 成 会 議 等 を 通 じて 引 き 続 き 関 係 省 庁 の 緊 密 な 連 絡 を 図 りつつ 総 合 調 整 を 行 っている

19 22 国 際 法 ( 政 府 報 告 書 19)と 述 べた また 政 府 の 青 少 年 対 策 の 基 本 的 な 方 針 重 点 的 に 推 進 する 事 項 等 を 定 めた 青 少 年 対 策 推 進 要 綱 を 改 正 し 基 本 方 針 に 児 童 の 権 利 条 約 との 関 連 を 明 示 す るなど 青 少 年 問 題 に 関 する 全 政 府 的 な 取 組 体 制 の 確 立 を 図 った ( 政 府 報 告 書 19)という 政 府 は このように 児 童 に 関 する 施 策 については 各 種 施 策 の 展 開 を 通 じて 総 合 的 かつ 効 果 的 に 実 施 してきており 現 在 当 該 施 策 を 調 整 する 制 度 を 新 たに 政 府 部 内 に 創 設 する 予 定 はないが 引 き 続 き 現 行 の 制 度 の 下 で 関 係 行 政 機 関 の 緊 密 な 連 絡 を 図 りつつ 児 童 に 関 する 施 策 を 総 合 的 に 推 進 していく 予 定 である ( 政 府 報 告 書 19)と 報 告 している これを 受 けて 委 員 会 は 内 閣 府 における 児 童 及 び 青 少 年 に 関 する 諸 施 策 の 調 整 を 行 う 権 限 を 持 つ 青 少 年 育 成 推 進 本 部 の 設 立 及 び 上 述 の 青 少 年 育 成 施 策 大 綱 の 策 定 を 留 意 しながらも 同 大 綱 が 包 括 的 な 国 内 行 動 計 画 ではないことや 同 大 綱 の 作 成 及 び 実 施 において 児 童 及 び 市 民 社 会 の 参 加 が 不 十 分 であったことを 懸 念 ( 総 括 所 見 12)している 委 員 会 は 締 約 国 が 市 民 社 会 や 青 少 年 組 織 との 協 力 により 青 少 年 育 成 施 策 大 綱 が 権 利 に 基 づいたものであり 条 約 の 全 ての 分 野 を 包 含 し かつ 国 連 子 ども 特 別 総 会 の 成 果 文 書 である 子 どもにふさわしい 世 界 におけるコミットメントを 考 慮 に 入 れたものであるよう 確 保 すべく 同 大 綱 を 強 化 すること や 青 少 年 育 成 大 綱 が 新 たに 生 じる 課 題 や 問 題 に 効 果 的 に 対 処 できるよう 確 実 にするため 市 民 社 会 や 児 童 と 共 に 絶 えず 検 証 していくことを 勧 告 ( 総 括 所 見 13)している 続 いて 委 員 会 による 子 どもの 人 権 専 門 委 員 制 度 の 改 善 やオンブズマン 制 度 の 創 設 などによ り 独 立 した 監 視 機 構 をつくるべきという 勧 告 に 関 して 政 府 は 以 下 のように 報 告 している 政 府 は 子 どもの 人 権 専 門 委 員 は 児 童 の 人 権 を 保 障 する 行 政 上 の 措 置 の 一 つであり 具 体 的 な 活 動 として 子 どもの 人 権 相 談 所 や 子 どもの 人 権 110 番 を 通 じて 子 どもの 人 権 相 談 に 応 じ ま た 子 ども 会 等 との 連 携 による 座 談 会 を 実 施 したり 子 どもの 人 権 意 識 についてのアンケート 調 査 を 実 施 したりするとともに 子 どもの 人 権 が 侵 害 されている 恐 れがある 場 合 には 法 務 局 地 方 法 務 局 と 連 携 して 適 切 に 対 処 している ( 政 府 報 告 書 12)と 説 明 している また オンブズ マン 制 度 については 政 府 としては 関 係 行 政 機 関 相 互 間 の 緊 密 な 連 絡 民 間 団 体 との 協 力 に 努 めてきたところであり 児 童 オンブズマンを 創 設 する 予 定 はないが 引 き 続 き 現 行 の 制 度 の 下 で 条 約 の 履 行 を 促 進 していきたいと 考 えている ( 政 府 報 告 書 28)と 述 べ 独 立 した 監 視 機 構 の 設 置 は 予 定 していないと 報 告 した これに 対 して 委 員 会 は 条 約 の 実 施 状 況 を 監 視 するための 全 国 的 な 独 立 した 制 度 が 存 在 し ないことを 懸 念 する また 同 時 に 3 つの 県 が 地 元 でオンブズマンを 設 立 したとの 情 報 及 び 人 権 委 員 会 設 立 に 関 する 法 案 が 次 期 国 会 に 再 提 出 されるとの 情 報 を 歓 迎 しつつも 計 画 されてい る 人 権 委 員 会 が 条 約 の 実 施 の 監 視 に 関 して 明 確 な 権 限 を 付 与 されていない 点 につき 懸 念 を 有 する ( 総 括 所 見 14)と 述 べている そして 人 権 委 員 会 が 条 約 の 実 施 を 監 視 し 児 童 か らの 申 し 立 てに 対 して 児 童 の 立 場 にたって 迅 速 な 手 法 で 対 応 し また 条 約 に 基 づく 児 童 の 権 利 の 侵 害 に 対 する 救 済 方 法 を 提 供 するための 明 確 な 権 限 を 付 与 されるよう 確 保 することや 都 道 府 県 における 地 方 オンブズマンの 設 立 を 促 進 し それらオンブズマンと 人 権 委 員 会 と 調 整 す るための 制 度 を 設 立 すること 人 権 委 員 会 と 地 方 レベルのオンブズマンに 適 切 な 人 材 と 財 源 を 供 給 し 児 童 が 利 用 しやすいものとするよう 確 保 することを 勧 告 ( 総 括 所 見 15)した 以 上 の 点 から 児 童 の 権 利 委 員 会 は 政 府 が 前 回 の 報 告 を 受 けて 児 童 の 権 利 に 関 する 制 度 の

20 23 整 備 に 取 り 組 んできたことに 一 定 の 評 価 を 示 していることが 分 かる そして 委 員 会 は 今 後 も 制 度 面 の 基 盤 づくりを 進 めていくことを 期 待 していると 言 えるだろう 3 小 括 本 章 では 日 本 の 第 1 回 報 告 審 査 と 第 2 回 報 告 審 査 でのフォローアップの 内 容 を 追 跡 して 国 家 報 告 制 度 の 日 本 での 運 用 の 実 態 について 見 てきた 国 家 報 告 制 度 によって 報 告 するに 当 り 政 府 がそれぞれの 権 利 に 関 して 法 律 や 政 策 などを 再 度 確 認 する 機 会 となっている 個 別 に 見 ていくと NGO レポートや 委 員 会 の 総 括 所 見 で 立 法 法 改 正 措 置 が 必 要 と 指 摘 さ れているにも 関 わらず 政 府 は 第 1 回 第 2 回 の 報 告 書 ともに 児 童 の 権 利 条 約 の 内 容 の 多 く は 現 行 国 内 法 制 で 保 障 されており 現 行 国 内 法 の 改 正 立 法 措 置 は 行 っていない という 見 解 を 変 えていない 委 員 会 の 勧 告 は 拘 束 力 を 持 たないので 問 題 点 を 認 識 するかどうかは 政 府 の 姿 勢 次 第 である 同 様 に 制 度 的 基 盤 づくりに 関 しても 政 府 は 委 員 会 が 勧 告 した 政 策 調 整 制 度 や 児 童 オンブズマン 制 度 を 創 設 する 予 定 はない と 報 告 した 勧 告 は 拘 束 力 がないので それを 取 り 入 れるかどうかは 政 府 の 決 定 によらざるを 得 ない 一 方 で 政 府 は 制 度 的 基 盤 づくりに 関 して 委 員 会 の 勧 告 を 採 用 しなかったものの 現 行 制 度 の 改 善 に 取 り 組 んでいる また 専 門 家 グループへの 児 童 の 権 利 に 関 する 研 修 に 関 しても 第 2 回 報 告 でフォローアップ 報 告 がなされている 委 員 会 は これらの 進 歩 を 評 価 しつつ 制 度 の 改 善 や 研 修 の 実 施 研 修 プログラムの 発 展 を 要 求 しているので 長 期 の 政 策 実 施 が 促 され る さらに 委 員 会 は 第 2 回 報 告 審 査 で 青 少 年 育 成 施 策 大 綱 の 作 成 及 び 実 施 において 児 童 お よび 市 民 社 会 の 参 加 を 勧 告 している このように 政 策 形 成 への 国 民 の 参 加 が 奨 励 されること で より 現 実 の 状 況 を 踏 まえた 政 策 形 成 が 促 される

21 24 国 際 法 Ⅳ ロシアにおける 児 童 問 題 と 国 家 報 告 制 度 続 いて 本 章 では 国 家 報 告 制 度 のロシアでの 運 用 の 実 態 について 見 ていく その 際 に 筆 者 の 経 験 をもとに ロシアにおける 児 童 問 題 としてストリートチルドレン 問 題 を 取 り 上 げる ロ シアでは ストリートチルドレンは 都 市 部 において 大 都 市 地 方 都 市 を 問 わず 大 きな 社 会 問 題 となっていると 思 われる 気 候 条 件 の 厳 しいロシアにおけるストリートチルドレン 問 題 は 世 界 の 諸 外 国 の 類 似 の 例 に 比 べてより 深 刻 であり 政 府 当 局 による 真 剣 な 対 応 が 急 務 とされて いる 38 まず ロシアにおけるストリートチルドレンの 歴 史 と 彼 らが 抱 える 問 題 を 調 べることで ロ シアのストリートチルドレン 問 題 を 把 握 し 3 回 にわたるロシア 国 家 報 告 でのストリートチル ドレン 問 題 に 関 する 報 告 内 容 と 児 童 の 権 利 委 員 会 による 報 告 審 査 を 分 析 することで 国 家 報 告 制 度 のロシアでの 運 用 の 実 態 を 探 る 1 ロシアにおけるストリートチルドレン 問 題 1)ストリートチルドレンの 歴 史 世 界 において ストリートチルドレン 現 象 それ 自 体 は とくに 新 しいものではない 過 去 に も 様 々な 要 因 が 組 み 合 わさって 子 どもの 一 人 暮 らしという 事 態 が 起 こっている 社 会 に 大 き な 転 換 や 急 激 な 変 化 が 訪 れたようなときには 何 度 もストリートチルドレンが 現 れては 消 えて いっている 39 ロシアにおいても これまで ロシア 革 命 後 第 二 次 世 界 大 戦 後 そしてペレ ストロイカから 現 在 にかけての 3 度 にわたり ストリートチルドレンが 大 きな 社 会 問 題 となっ てきた 1917 年 のロシア 革 命 以 前 には ストリートチルドレンはすでに 200 万 人 を 越 えていた 続 いてロシア 革 命 による 急 激 な 社 会 変 動 の 波 に 巻 き 込 まれた 児 童 がこれに 加 わり 革 命 直 後 から およそ 15 年 間 にわたって ストリートチルドレンは 児 童 福 祉 上 最 も 深 刻 な 問 題 となった 事 態 は 大 飢 饉 の 1922 年 から 翌 年 にかけて 頂 点 に 達 し 当 時 レーニンの 妻 クルプスカヤは 登 録 されたストリートチルドレンの 数 は 700 万 人 に 及 んだと 報 告 している 年 からストリートチルドレンのための 計 画 が 真 剣 にとりあげられるようになり 諸 種 の 資 源 が 動 員 されるようになった それは 明 らかに 当 初 は 施 設 を 頼 りにしたもので そこで は 12 歳 未 満 の 児 童 は 初 等 教 育 を 受 けさせ 12 歳 以 上 の 者 は 職 業 訓 練 を 受 けさせた それに もかかわらず 最 高 で 700 万 人 にも 及 んだストリートチルドレンに 対 し これらの 施 設 が 実 は まだ 需 要 に 応 じはじめていなかったというのが 実 情 である しかし 1932 年 ごろからストリ ートチルドレンの 数 が 減 少 し 始 め 行 政 機 関 によって 処 遇 できる 程 度 になった その 要 因 とし ては 7 年 生 義 務 教 育 が 板 につき 始 めたこと 15 歳 以 上 の 雇 用 が 増 加 してきたこと 福 祉 関 係 の 機 構 が 整 備 されてきたこと 生 活 水 準 も 上 昇 し 家 族 の 権 威 が 時 流 的 に 再 確 立 されてきたこと 38 木 村 汎 : 前 掲 論 文 (2003),119 頁 39 国 際 人 道 問 題 独 立 委 員 会 ストリートチルドレン 都 市 化 が 生 んだ 小 さな 犠 牲 者 たち, 草 土 文 化,1988,50-53 頁 を 参 照 40 バーニス Q マジソン ソ 連 の 社 会 福 祉, 光 生 館,1974,48 頁

22 25 を 挙 げることができる 同 時 に これまでのストリートチルドレン 問 題 が 分 析 され 有 識 者 た ちもこの 問 題 を 考 え 原 因 や 犠 牲 になった 児 童 の 種 類 について 研 究 し 彼 らを 助 ける 様 々な 方 法 が 試 みられたからでもある 41 このように 改 善 の 兆 しを 見 せ 始 めてきたストリートチルドレン 問 題 であったが 第 二 次 世 界 大 戦 が 革 命 後 の 混 乱 からようやく 立 ち 直 りを 見 せはじめたソ 連 の 児 童 福 祉 諸 事 業 の 発 展 を 妨 害 した すべての 資 源 は 国 家 が 突 入 した 総 力 戦 を 遂 行 するために 費 やされ 大 多 数 の 者 が 何 らかの 形 で 戦 争 遂 行 に 役 立 つべく 学 校 を 去 った 戦 争 によって 再 びストリートチルドレンの 数 が 増 加 し 少 年 非 行 が 増 加 した 政 府 はこの 状 況 に 緊 急 に 対 処 するため 養 子 縁 組 制 度 や 里 親 制 度 のほか 要 保 護 児 童 の 一 時 収 容 制 度 の 強 化 を 図 ったが 結 局 はストリートチルドレン の 増 加 を 防 ぐ 最 大 のよりどころを 再 び 施 設 収 容 保 護 に 求 めざるを 得 なくなった こうして 家 庭 の 代 わりをする 施 設 も それまでのように 単 に 孤 児 の 保 護 だけでなく 両 親 が 前 線 やゲリラ 活 動 に あるいは 強 制 疎 開 工 場 での 労 働 に 行 ってしまった 者 および 両 親 との 接 触 の 絶 えてしま った 幼 少 年 などをすべてまとめて 保 護 しなくてはならなくなった 世 紀 末 ストリートチルドレン 現 象 は 新 しく 大 きな 波 となって 現 れた 43 ロシア 統 計 年 報 公 式 版 1996 年 版 によると 親 の 監 護 なしに 残 されている 児 童 のほとんどが 児 童 施 設 への 収 容 後 見 設 定 や 養 子 縁 組 が 行 われており ロシア 政 府 は ストリートチルドレンの 存 在 を 認 めてはいなかった 44 ところが 2002 年 3 月 7 日 に ロシア 連 邦 プーチン 大 統 領 が クレムリンで 開 かれた 女 性 の 就 学 前 教 育 者 との 会 合 で これまで 浮 浪 児 生 活 の2つの 波 が 国 内 戦 争 と 大 祖 国 戦 争 45のあとに 起 こった と 指 摘 し 現 在 ロシアは 浮 浪 児 生 活 第 三 の 波 というべきものに 見 舞 われている と 述 べたのである 46 一 方 ワレンチナ マトビエンコ 副 首 相 ( 社 会 政 策 担 当 )も ストリートチルドレンが 少 な くとも 100 万 人 であることを 認 め そのうち 登 録 されている 孤 児 は 72 万 人 とした その 72 万 人 のうちの 95%が 実 は 両 親 が 実 在 するにも 関 わらず 彼 らから 見 捨 てられるか 両 親 の 暴 力 その 他 の 虐 待 に 耐 えかねて 親 元 を 離 れた 社 会 的 な 孤 児 である 47 このことから これまで に 起 こったストリートチルドレン 現 象 と 同 様 に 現 代 においても ストリートチルドレンが 大 きな 社 会 問 題 になっていることが 分 かる 現 代 のストリートチルドレンの 特 質 は 都 市 への 人 口 移 住 増 大 による 都 市 化 や 工 業 化 都 市 拡 大 都 市 のインフラ あるいは 家 族 の 崩 壊 女 性 の 苦 しい 立 場 子 どもや 青 年 の 教 育 に 対 する 欲 求 不 満 が ストリートチルドレン 発 生 理 由 に 付 け 41 バーニス Q マジソン: 前 掲 書 (1974),50-51 頁 42 同 上,54 頁 43 Словарь.ru,Словарная статья БЕСПРИЗОРНОСТЬ ( 44 ロシア 統 計 年 報 公 式 版 1996 年 版 (Российский статический ежегодник. Официальное издание, 1996, 156 頁 ) 45 大 祖 国 戦 争 とは ソ 連 にとっての 第 二 次 世 界 大 戦 のこと( 和 田 春 樹 大 祖 国 戦 争, ロシア ソ 連 を 知 る 事 典, 平 凡 社,1997, 頁 ) 46 РЬК ニュース,В.Путин:Россия переживает третью волну беспризорности ( 47 木 村 汎 : 前 掲 論 文 (2003),119 頁

23 26 国 際 法 加 えられるところにあるという 48 以 上 で ロシアの 歴 史 において 発 生 した 3 度 のストリートチルドレンの 大 きな 波 について 述 べた これまでロシアでは ロシア 革 命 第 二 次 世 界 大 戦 の2つの 大 きな 戦 争 の 後 と ペレ ストロイカによる 体 制 転 換 以 降 現 在 にかけてストリートチルドレンが 発 生 しており ストリー トチルドレン 問 題 は 決 して 近 年 に 新 しく 発 生 した 問 題 ではないことが 分 かる 戦 争 や 体 制 転 換 など 特 に 大 きな 転 換 や 急 激 な 変 化 が 起 こった 場 合 社 会 にはこれまでの 安 定 性 が 失 われ 混 乱 が 生 じる その 混 乱 の 中 でストリートチルドレンが 発 生 するであろう ロシアにおいても スト リートチルドレンが 大 きく 発 生 した 3 度 の 出 来 事 は いずれも 社 会 に 大 きな 変 化 をもたらした 出 来 事 であり 社 会 の 安 定 性 は 失 われ 混 乱 が 生 じていたと 思 われる その 度 に ロシア 政 府 を 始 めとするロシア 国 内 ではストリートチルドレン 対 策 を 迫 られていたのである 2)ストリートチルドレンの 抱 える 問 題 前 項 で ロシアにおけるストリートチルドレンの 歴 史 を 概 観 した 続 いて 現 在 ロシアで 発 生 しているストリートチルドレン 現 象 の 現 状 から 浮 かび 上 がってきた 問 題 について 述 べる 1モスクワのストリートチルドレン 49 カメンスキーは 2002 年 初 頭 に 内 務 省 によって 行 われた モスクワにおけるローティーン のストリートチルドレン 増 加 の 原 因 幼 いストリートチルドレンの 麻 薬 中 毒 児 童 への 麻 酔 薬 および 催 眠 剤 の 拡 大 に 関 する 総 合 的 な 社 会 刑 法 学 の 調 査 結 果 を 基 にした 論 文 を 著 している その 論 文 によれば ストリートチルドレンの 多 くには 親 が 存 在 し 帰 る 家 も 持 っているという 7%の 児 童 が 以 前 は 完 全 な 家 庭 で 暮 らしており 39%が 両 親 のどちらか 一 方 と さらに 15% が 両 親 のどちらか 一 方 と 継 父 か 継 母 と そして8%が 後 見 人 と 一 緒 に 暮 らしていた しかし 両 親 の 薬 物 濫 用 やアルコール 中 毒 または 両 親 からの 暴 力 といった 家 族 生 活 の 崩 壊 によって 家 から 逃 げ 出 してきたと 答 えている 一 方 家 庭 環 境 にはまったく 問 題 がないが それでも 家 か ら 逃 げ 出 す 児 童 もいる カメンスキーによると 彼 らは 年 長 者 とくに 父 親 との 衝 突 から 家 出 をし 数 日 後 もしくは 数 週 間 後 にまた 家 へ 帰 るという 短 い 家 出 を 繰 り 返 す また 自 分 の 家 出 を 家 族 の 重 い 金 銭 的 な 状 況 を 和 らげるためと 説 明 する 者 もいる 彼 らは 家 を 出 て 多 くの お 金 を 稼 ぎ その 後 再 び 家 へ 戻 り 何 不 自 由 なく 暮 らしていくことを 期 待 している 辺 境 地 か らの 多 くのストリートチルドレンは モスクワでの 生 活 に 期 待 し モスクワへやってくる ま た 学 校 での 問 題 が 家 からの 逃 亡 を 促 す 場 合 がある 学 校 での 問 題 は 恒 久 的 な 両 親 との 衝 突 を 扇 動 し 家 出 へとつながるからである 学 校 が 好 きでなかったり 授 業 が 苦 痛 であったり と 感 じる 児 童 は 学 校 を 欠 席 し 街 頭 へ 出 て 行 く 街 頭 の 環 境 は 喫 煙 常 習 や 麻 薬 濫 用 が 蔓 延 し ており 児 童 は 次 第 に 麻 酔 薬 に 夢 中 になっていき ストリートチルドレン 予 備 軍 となる しか 48 Словарь.ru,Словарная статья: 同 ホームページ ( 49 Движение "В защиту Детства"( 子 どもの 擁 護 運 動 )のホームページより Каменский С. Статистика беспризорности // Первое Сентября, 2002 ( 参 照

24 27 し それでも 両 親 や 学 校 が 児 童 を 街 頭 から 転 換 させる 試 みを 何 も 講 じないと 子 どもたちはス トリートチルドレンとなるという それでは 家 庭 から 街 頭 へと 流 れてきた 児 童 はどのような 生 活 を 送 っているのだろうか カ メンスキーによると ストリートチルドレンは バスや 地 下 鉄 の 駅 空 き 家 空 きビルで 夜 を 過 ごし たまり 場 や 安 宿 に 避 難 所 を 見 つける 者 もいるという 冬 は 厳 しい 寒 さのため ビルの 地 下 室 や 屋 根 裏 が 彼 らを 引 き 寄 せる 逆 に 夏 には 街 の 公 園 で 十 分 野 宿 ができる 彼 らは 生 活 をしていくために たいへん 有 害 な 見 通 しの 立 たない 労 働 に 従 事 せざるを 得 ない 市 場 での ごみ 収 集 や 重 い 荷 物 の 移 動 自 動 車 の 洗 車 に 従 事 する ごみ 捨 て 場 で 働 いたり ゴミのなか からガラス 容 器 を 収 集 したりする 夏 には きのこやベリーを 収 集 して 販 売 し 生 計 を 立 ててい る 物 乞 いをする 児 童 も 多 い 犯 罪 に 手 を 染 める 場 合 もあり 彼 らは 街 頭 でのすり 盗 みや 財 産 窃 盗 酔 った 通 行 人 の 後 をつけて 盗 みを 働 くといった 犯 罪 を 行 うとしている 2ウラジオストクのストリートチルドレン さらに 筆 者 は 2004 年 にウラジオストクでストリートチルドレンを 支 援 している 団 体 にメ ールでの 聞 き 取 り 調 査 を 行 っている ( 添 付 資 料 参 照 ) その 調 査 によると ウラジオストクにおけるストリートチルドレンの 正 確 な 数 は 不 明 だが 配 給 車 へやってくる 児 童 の 数 や それ 以 外 にも 多 くのストリートチルドレンがいるという 話 か ら ウラジオストクにおいてもストリートチルドレンが 大 きな 問 題 となっていると 思 われる ストリートチルドレンの 発 生 原 因 を 見 ると モスクワ 同 様 主 な 原 因 に 両 親 のアルコール 依 存 や 薬 物 濫 用 虐 待 を 行 う 両 親 など 家 庭 の 崩 壊 が 挙 げられる 離 婚 堕 胎 飲 酒 薬 物 による 家 庭 の 崩 壊 は 何 世 代 にもわたり 続 いてきており 彼 らが 学 べる 家 庭 生 活 の 伝 統 はそこにはない という 両 親 自 身 も 崩 壊 した 家 庭 で 育 ち 模 範 となるふさわしい 家 庭 幸 せな 家 庭 を 知 らなか ったりイメージできなかったりすると 思 われる 支 援 団 体 のスタッフは 児 童 にとって 街 頭 で 暮 らすほうがより 良 い 環 境 である 場 合 も 少 なくないと 話 す しかし 街 頭 の 環 境 も 決 して 児 童 にとって 望 ましいものでないことは 明 らかである ウラジ オストクの 場 合 もストリートチルドレンは 仕 事 や 物 乞 いをしたり 自 分 自 身 で 衣 食 住 を 確 保 し たりして 自 らが 生 き 残 るための 方 法 を 見 つけていかなければならない このような 生 活 のた め 教 育 面 での 問 題 が 出 てくる 何 人 かの 児 童 はまだ 学 校 で 勉 強 を 続 けているが 規 則 的 な 生 活 パターンを 持 っていないことや 街 頭 では 予 習 復 習 を 行 う 十 分 な 勉 強 時 間 や 場 所 が 確 保 でき ないことから 彼 らが 勉 強 を 続 けることは 困 難 である さらに ストリートチルドレンは 他 の 児 童 と 比 べて 自 分 の 洋 服 が 汚 いことを 恥 ずかしく 思 ってしまい そのことも 彼 らを 学 校 から 遠 ざける 一 因 となっているという また 健 康 面 での 問 題 として 街 頭 での 生 活 で 児 童 は 伝 染 病 や 衛 生 不 良 による 病 気 売 春 による 病 気 など 様 々な 病 気 にかかりやすいこと さらに 彼 ら は 自 らの 衣 食 を 満 たすためや 薬 物 を 買 うお 金 のために 犯 罪 に 関 わることもめずらしくな いという 以 上 の モスクワとウラジオストクのストリートチルドレンの 現 状 から ストリートチルド レンの 主 な 発 生 原 因 に 家 庭 の 崩 壊 が 挙 げられることが 分 かる 児 童 は 崩 壊 した 家 庭 から 逃 げ 出

25 28 国 際 法 し 街 頭 での 生 活 を 始 める 街 頭 という 環 境 で 彼 らは 自 らの 衣 食 住 を 確 保 するために 労 働 を 行 ったり 時 には 犯 罪 に 手 を 染 めたりする 街 頭 では 児 童 は 自 らで 生 き 残 っていくための 手 段 を 見 つけ 出 していかなければならないのである また ストリートチルドレンは 教 育 を 受 け ることも 困 難 となり 児 童 の 健 康 も 伝 染 病 や 衛 生 不 良 による 病 気 や 薬 物 使 用 の 影 響 など 様 々な 危 険 にさらされている 2 ロシアの 国 家 報 告 と 児 童 の 権 利 委 員 会 による 審 査 以 上 で 述 べたように ストリートチルドレン 現 象 はロシアが 抱 える 児 童 問 題 の 一 つである それでは ロシア 政 府 は 国 家 報 告 でどのようにストリートチルドレン 問 題 を 取 り 上 げているの だろうか ロシアは 1990 年 6 月 13 日 に 児 童 の 権 利 条 約 を 批 准 し 同 年 9 月 15 日 に 同 条 約 を 発 効 し た( 第 1 回 政 府 報 告 書 1) これまで ロシアの 国 家 報 告 審 査 は 3 回 行 われている 1) 第 1 回 国 家 報 告 の 検 討 50 まず ロシア 政 府 の 提 出 した 第 1 回 政 府 報 告 書 とその 審 査 を 検 討 する 第 1 回 政 府 報 告 書 は 1992 年 10 月 22 日 に 提 出 され 児 童 の 権 利 委 員 会 は 1993 年 1 月 日 にその 報 告 書 を 審 査 し 総 括 所 見 を 採 択 している ロシア 政 府 は 第 1 回 報 告 書 で 次 のように 報 告 している ロシアでは 家 庭 環 境 を 奪 われ た 児 童 の 数 が 年 々 増 加 している 1988 年 にその 数 が 4 万 9000 人 であったのが 1991 年 には 5 万 9000 人 となった そのうち 5 人 に1 人 が 家 庭 内 で 一 般 的 に 育 つことが 不 可 能 なために 両 親 から 逃 げ 出 してきた 児 童 であった 1992 年 初 頭 18 歳 以 下 の 孤 児 および 親 の 監 護 を 奪 わ れた 児 童 は 41 万 4000 人 存 在 してきた 親 の 監 護 を 奪 われた 児 童 のうち 75%が 里 子 や 養 子 の 措 置 が 採 られ 25%が 施 設 の 世 話 を 受 けている ( 政 府 報 告 書 104)という この 政 府 の 報 告 から 親 の 監 護 を 奪 われた 児 童 全 てに 養 子 縁 組 や 施 設 収 容 など 何 らかの 措 置 を 受 けていることが 分 かる 第 1 回 報 告 書 では ストリートチルドレンの 存 在 には 言 及 されて おらず 児 童 の 権 利 委 員 会 の 総 括 所 見 でもストリートチルドレン 問 題 に 対 する 勧 告 は 行 われて いない 現 代 のストリートチルドレン 発 生 のきっかけとなったのは 1985 年 から 始 まるペレストロ イカ 1991 年 のソヴィエト 連 邦 崩 壊 による 社 会 の 混 乱 であろう その 直 後 の 年 の 第 1 回 ロシア 報 告 審 査 では 政 府 委 員 会 共 にストリートチルドレンに 関 して 取 り 上 げておらず 50 第 1 回 ロシア 政 府 報 告 書 : Initial reports of States parties due in 1992:Russian Federation.22/10/92,CRC/C/3/Add.5. ( cument) 第 1 回 児 童 の 権 利 委 員 会 総 括 所 見 : Concluding observations of the Committee on the Rights of the Child: Russian Federation.18/02/93,CRC/C/15/Add.4. ( ument)

26 29 それほど 深 刻 な 問 題 として 顕 在 化 していなかったと 思 われる 2) 第 2 回 国 家 報 告 の 検 討 51 続 いて 第 2 回 国 家 報 告 を 検 討 する ロシア 政 府 は 1998 年 11 月 20 日 に 第 2 回 政 府 報 告 書 を 提 出 した 1999 年 9 月 23 日 に 児 童 の 権 利 委 員 会 による 報 告 審 査 が 行 われ 10 月 8 日 に 総 括 所 見 が 採 択 された 政 府 は 報 告 書 で 近 年 社 会 的 な 孤 児 の 問 題 は 特 別 な 関 心 事 である ( 政 府 報 告 書 24)と 述 べている ストリートチルドレンの 大 部 分 が 社 会 的 な 孤 児 であるという 話 からも 社 会 的 な 孤 児 の 増 加 は 懸 念 材 料 である 同 様 に 社 会 的 な 孤 児 の 予 防 が 最 上 級 の 重 要 性 を 帯 びてきて おり そして 社 会 的 な 孤 児 を 予 防 する 鍵 となる 要 因 に 家 庭 に 対 する 国 家 支 援 の 補 強 や 困 難 にさらされている 家 族 に 対 する 社 会 保 護 の 発 展 ( 政 府 報 告 書 25)を 挙 げている また 連 邦 法 に 家 庭 内 暴 力 に 対 する 社 会 的 及 び 法 的 保 護 基 本 法 が 準 備 されており 同 法 案 の 成 立 が 社 会 的 な 孤 児 の 増 加 に 対 抗 できるであろう ( 政 府 報 告 書 229)という さらにロシア 政 府 は ストリートチルドレン 問 題 への 対 策 措 置 も 講 じていると 報 告 している 1993 年 より 児 童 や 若 者 の 社 会 復 帰 のための 特 殊 施 設 のネットワークが 親 の 監 護 なしに 放 置 されている 児 童 のために 効 果 的 な 避 難 場 所 を 提 供 することや 街 頭 で 生 活 するなど 児 童 の 生 命 や 発 達 を 脅 かす 不 利 な 環 境 から 彼 らを 移 動 させることを 目 的 に 進 展 してきた ( 政 府 報 告 書 204)という また 1997 年 ~2000 年 大 統 領 プログラム ロシアの 子 ども 内 の 連 邦 ターゲットプログラム 浮 浪 と 未 成 年 者 犯 罪 の 予 防 が 1997 年 より 実 施 されており 施 設 ネ ットワークの 拡 大 や 暴 力 犠 牲 児 童 への 活 動 に 対 する 調 和 手 続 きの 改 善 を 思 い 描 いている ( 政 府 報 告 書 231)ことや 新 刑 法 の 特 別 章 家 族 および 未 成 年 者 に 対 する 犯 罪 は 未 成 年 者 を 犯 罪 アルコールや 麻 薬 の 組 織 的 使 用 売 春 浮 浪 こじきに 巻 き 込 んだ 成 人 の 法 的 責 任 を 規 定 している ( 政 府 報 告 書 225)ことを 報 告 している このように ロシア 政 府 は 第 2 回 報 告 書 でいくつかのストリートチルドレンに 関 する 対 策 措 置 を 講 じていると 報 告 した それに 対 して 児 童 の 権 利 委 員 会 も 総 括 所 見 で 長 引 く 財 政 危 機 は 生 活 状 態 の 悪 化 を 導 くなど 児 童 の 発 達 にマイナスの 影 響 を 与 えてきた 特 に 広 範 囲 に わたる 貧 困 や 家 族 構 造 の 虚 弱 放 置 された 子 やホームレスの 子 および 街 頭 に 住 んだり 働 いたり している 児 童 の 増 加 高 い 自 殺 者 の 数 薬 物 やアルコールの 乱 用 の 広 がり そして 未 成 年 者 の 非 行 の 増 加 に 深 刻 な 懸 念 を 表 明 する ( 総 括 所 見 12)と 述 べ ストリートチルドレンの 増 加 を 51 第 2 回 ロシア 政 府 報 告 書 : Periodic reports of States parties due in 1997:Russian Federation.20/11/98,CRC/C/65/Add.5. ( ument) 第 2 回 児 童 の 権 利 委 員 会 総 括 所 見 : Concluding observations of the Committee on the Rights of the Child: Russian Federation.10/11/99,CRC/C/15/Add.110. ( ument)

27 30 国 際 法 懸 念 事 項 として 取 り 上 げている 委 員 会 は ストリートチルドレン 問 題 に 関 して 次 の 分 野 で 意 見 勧 告 を 発 表 している まず 医 療 その 他 社 会 サービスへのアクセスに 関 して 委 員 会 は いくつかの 地 方 行 政 が 両 親 やその 子 ども 達 が 居 住 許 可 を 持 っていない 都 市 で 医 療 サービス 教 育 サービス その 他 の サービスにアクセスすることを 妨 げている 点 を 懸 念 する このような 行 動 は 特 に 国 内 避 難 民 の 児 童 移 住 者 生 活 保 護 者 そして 街 頭 で 働 いたり 生 活 したりする 児 童 に 有 害 となる ( 総 括 所 見 51)としている そして 国 家 に 対 し 居 住 許 可 のない 児 童 に 対 する 差 別 の 実 行 を 終 了 させること とりわけ 地 方 政 府 や 法 執 行 当 局 へのトレーニングや 認 識 の 高 まりを 促 す ( 総 括 所 見 52)と 述 べている 続 いて 児 童 労 働 に 関 しては 街 頭 で 働 いたり 生 活 したりする 児 童 の 数 の 高 さを 懸 念 する 彼 らは 犯 罪 組 織 が 関 係 している 場 合 も 含 めた 未 成 年 者 犯 罪 アルコールや 麻 薬 の 乱 用 性 的 搾 取 にさらされる 危 険 が 増 加 するため 特 別 な 世 話 を 必 要 としている ( 総 括 所 見 58)と 述 べ これらの 児 童 に 関 する 政 策 慣 行 プログラムを 改 善 する 目 的 で ストリートチルドレ ン 問 題 の 調 査 に 着 手 することを 勧 告 ( 総 括 所 見 59)している 年 の 第 2 回 ロシア 報 告 審 査 で ロシア 政 府 は 社 会 的 な 孤 児 の 増 加 は 重 大 な 関 心 事 と 述 べ 対 抗 措 置 を 報 告 しているが ストリートチルドレンへの 言 及 はなされなかった また ストリートチルドレンの 対 策 措 置 がいくつか 報 告 されているが 施 設 ネットワークの 発 展 を 中 心 としたものであった それに 対 して 児 童 の 権 利 委 員 会 は ストリートチルドレン 問 題 を 正 面 から 取 り 上 げている 委 員 会 は ストリートチルドレンを 取 り 巻 く 環 境 の 劣 悪 さや 地 方 行 政 の 認 識 不 足 を 指 摘 し 国 家 がストリートチルドレン 問 題 の 調 査 に 着 手 することを 勧 告 してい る これは ストリートチルドレン 問 題 の 長 期 化 深 刻 化 が 明 らかになったことを 意 味 してい るであろう 3) 第 3 回 国 家 報 告 の 検 討 52 第 3 回 ロシア 政 府 報 告 書 は 2004 年 11 月 15 日 に 提 出 された 児 童 の 権 利 委 員 会 は 2005 年 9 月 28 日 に 国 家 報 告 審 査 を 行 い 9 月 30 日 に 総 括 所 見 を 採 択 した ロシア 政 府 は 再 調 査 期 間 における 条 約 規 定 実 施 の 最 も 重 要 な 分 野 の 一 つは 無 視 や 放 棄 に 対 する 闘 い 児 童 のための 成 果 の 上 がる 活 動 の 組 織 彼 らの 学 習 創 造 活 動 身 体 の 修 練 スポーツの 世 話 そして 放 置 された 児 童 ストリートチルドレンやその 家 族 の 再 社 会 化 に 対 する 研 究 働 きであった ( 政 府 報 告 書 32)と 述 べ ストリートチルドレン 対 策 を 重 要 分 野 の 一 つに 挙 げている 政 府 が 報 告 しているストリートチルドレン 対 策 は 以 下 の 通 りである 52 第 3 回 ロシア 政 府 報 告 書 : Third periodic reports of States parties due in 2001:Russian Federation.15/11/04,CRC/C/125/Add.5. ( 0c1256fdc0052adcb/$FILE/G pdf) 第 3 回 児 童 の 権 利 委 員 会 総 括 所 見 : Concluding observations of the Committee on the Rights of the Child: Russian Federation.30/09/05,CRC/C/15/Add.274. ( ec125708c004ba927/$file/crc_c_15_add.274(unedited-eng).pdf)

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