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1 (2015 改 订 版 )

2 日 本 的 地 方 自 治 日 本 地 方 自 治 的 概 要 1 1 地 方 自 治 在 法 律 上 的 定 位 地 方 自 治 体 的 层 级 2 地 方 自 治 体 的 性 质 2 地 方 自 治 体 的 区 划 3 地 方 自 治 体 的 规 模 及 数 量 3 地 方 自 治 体 的 统 一 性 6 地 方 自 治 体 的 类 型 6 地 方 自 治 体 的 组 织 机 构 9 地 方 自 治 体 的 事 权 14 地 方 自 治 体 的 立 法 权 16 居 民 的 权 利 ( 直 接 参 政 制 度 ) 17 中 央 与 地 方 的 关 系 19 地 方 财 政 制 度 20 地 方 公 务 员 制 度 25 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 2 1 东 日 本 大 地 震 灾 后 重 建 提 高 地 区 社 会 的 活 力 29 少 子 高 龄 化 对 策 31 生 活 质 量 的 提 高 35 面 向 国 际 社 会 的 对 策 37 应 对 ICT 革 命 39 信 息 公 开 与 居 民 参 与 40 放 心 安 全 的 城 市 建 设 41 完 善 教 育 43 地 方 公 营 企 业 第 三 部 门 企 业 等 的 经 营 改 革 45 目 前 地 方 自 治 所 面 临 的 课 题 3 1 地 方 分 权 改 革 地 方 税 财 政 的 改 革 49 市 町 村 合 并 的 推 进 50 其 他 课 题 51

3 日 本 の 地 方 自 治 第 1 章 日 本 の 地 方 自 治 のアウトライン 1 地 方 自 治 の 法 律 上 の 位 置 付 け 1 2 地 方 自 治 体 の 階 層 数 2 3 地 方 自 治 体 の 性 格 2 4 地 方 自 治 体 の 区 域 3 5 地 方 自 治 体 の 規 模 及 び 数 3 6 地 方 自 治 体 の 画 一 性 6 7 地 方 自 治 体 の 種 類 6 8 地 方 自 治 体 の 組 織 9 9 地 方 自 治 体 の 処 理 する 事 務 地 方 自 治 体 の 立 法 権 住 民 の 権 利 ( 直 接 参 政 制 度 ) 中 央 と 地 方 との 関 係 地 方 財 政 制 度 地 方 公 務 員 制 度 25 第 3 章 現 在 の 地 方 自 治 をめぐる 課 題 1 地 方 分 権 改 革 48 2 地 方 財 政 制 度 の 改 革 49 3 市 町 村 合 併 の 推 進 50 4 その 他 の 課 題 51 第 2 章 地 方 自 治 体 の 行 政 課 題 1 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 28 2 地 域 の 活 性 化 29 3 少 子 高 齢 化 への 対 応 31 4 生 活 の 質 の 向 上 35 5 国 際 社 会 への 対 応 37 6 ICT 革 命 への 対 応 39 7 情 報 公 開 と 住 民 参 加 40 8 安 心 安 全 のまちづくり 41 9 教 育 の 充 実 地 方 公 営 企 業 第 三 セクター 等 の 経 営 改 革 45

4 日 本 的 地 方 自 治 2012 (2015 改 订 版 ) 日 本 国 自 治 体 国 际 化 协 会

5 前 言 まえがき 近 年 来, 伴 随 着 信 息 技 术 的 飞 速 发 展 及 民 众 价 值 观 的 多 样 化, 日 本 社 会 体 系 发 生 着 巨 大 的 变 化 在 这 个 过 程 中, 地 方 自 治 体 这 一 最 贴 近 民 众 利 益 的 政 府 机 构 的 作 用 和 功 能 被 提 升 至 前 所 未 有 的 高 度 社 会 发 展 过 程 中 呈 现 出 的 比 以 往 任 何 时 期 更 为 突 出 的 多 样 化 倾 向, 使 国 外 很 多 地 区 也 同 样 面 临 着 仅 靠 中 央 政 府 的 规 范 化 的 政 策 无 法 切 实 解 决 实 际 问 题 的 困 难 局 面, 人 们 开 始 从 更 广 泛 的 角 度 重 新 认 识 地 方 自 治 体 的 各 种 功 能 日 本 从 2000 年 4 月 颁 布 实 施 地 方 分 权 一 揽 子 法, 该 法 对 中 央 政 府 与 地 方 自 治 体 应 承 担 的 作 用 做 了 明 确 规 定, 力 图 提 高 地 方 自 治 体 的 自 主 性 和 自 立 能 力, 建 设 富 有 特 色 并 充 满 活 力 的 地 区 社 会 置 身 这 种 不 断 发 展 变 化 的 社 会 之 中, 世 界 各 国 跨 越 国 界 分 享 各 自 在 地 方 治 理 领 域 所 积 累 的 经 验 和 知 识, 将 大 大 有 助 于 地 方 自 治 体 今 后 的 发 展 基 于 以 上 认 识, 为 了 更 好 地 向 世 界 各 国 的 地 方 工 作 者 介 绍 日 本 的 地 方 自 治 制 度 和 现 状, 我 们 于 1995 年 编 撰 发 行 了 本 书 的 第 一 版, 之 后 为 了 使 并 不 十 分 了 解 日 本 的 政 治 行 政 社 会 的 有 关 知 识 的 人 士 也 能 很 好 的 理 解 日 本 的 自 治 制 度,2009 年 我 们 再 度 做 了 全 面 修 订 本 书 是 2009 年 版 本 的 修 订 版, 在 此 期 间 日 本 经 历 了 巨 大 的 变 化 2011 年 3 月 发 生 了 前 所 未 有 的 大 灾 害 东 日 本 大 地 震, 在 国 家 政 权 方 面, 执 政 党 一 度 由 自 由 民 主 党 变 为 民 主 党, 但 之 后 自 由 民 主 党 又 重 新 执 掌 了 政 权 本 书 第 1 章 介 绍 日 本 地 方 自 治 的 概 要, 第 2 章 介 绍 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题, 第 3 章 围 绕 当 今 地 方 自 治 体 的 课 题 进 行 解 说, 同 时 本 书 还 收 入 了 市 町 村 合 并 及 道 州 制 争 论 等 最 新 课 题 内 容 我 们 期 望 本 书 能 够 有 助 于 增 进 世 界 各 国 人 们 对 日 本 地 方 自 治 的 了 解 近 年 の 情 報 技 術 の 急 速 な 発 展 や 住 民 の 価 値 観 の 多 様 化 等 により 社 会 システムがダイナミックに 変 化 する 中 人 々に 最 も 近 い 政 府 である 地 方 自 治 体 の 果 たす 役 割 はこれまで 以 上 に 重 要 となっている 諸 外 国 においても 以 前 にも 増 して 社 会 が 変 化 発 展 する 過 程 で 生 じる 多 様 化 に 中 央 レベルの 標 準 化 さ れた 対 応 では 適 切 に 対 処 することが 困 難 になり 地 方 自 治 体 の 様 々なシステムが 持 つ 能 力 が 幅 広 く 再 評 価 されてきているところである わが 国 においても 2000 年 4 月 から 地 方 分 権 一 括 法 が 施 行 され 国 と 地 方 自 治 体 とが 分 担 すべき 役 割 を 明 確 にし 地 方 自 治 体 の 自 主 性 自 立 性 を 高 め 個 性 豊 かで 活 力 に 満 ちた 地 域 社 会 の 実 現 が 図 ら れている このような 社 会 の 変 化 の 中 にあって 今 後 の 地 方 自 治 体 の 発 展 には 各 国 において 蓄 積 され た 経 験 や 知 識 の 国 境 を 越 えた 交 流 が 大 いに 寄 与 す るものと 思 われる 本 書 はこのような 認 識 に 基 づき 各 国 の 地 方 自 治 関 係 者 に 日 本 の 地 方 自 治 の 制 度 と 現 状 に 関 する 基 本 的 知 識 を 提 供 するため1995 年 に 初 版 を 作 成 し そ の 後 日 本 の 政 治 行 政 社 会 について 詳 しい 知 識 を 持 たない 人 にもわかりやすいものになるよう 2009 年 に 全 面 改 訂 を 行 った 本 書 は2009 年 版 の 改 訂 版 となるが この 間 日 本 は 大 きな 変 化 を 経 験 した 2011 年 3 月 に 東 日 本 大 震 災 という 未 曾 有 の 大 災 害 を 経 験 し 国 政 においては 自 由 民 主 党 から 民 主 党 への 政 権 交 代 自 由 民 主 党 の 政 権 復 帰 を 経 験 した 第 1 章 は 日 本 の 地 方 自 治 のアウトライン 第 2 章 は 地 方 自 治 体 の 行 政 課 題 第 3 章 では 現 在 の 地 方 自 治 をめぐる 課 題 について 解 説 しており 市 町 村 合 併 や 道 州 制 の 議 論 など 今 日 的 な 課 題 にも 触 れた 内 容 となっている 本 書 が 世 界 の 人 々の 日 本 の 地 方 自 治 に 対 する 理 解 の 増 進 に 少 しでも 役 立 つことを 願 ってやまない 日 本 国 自 治 体 国 际 化 协 会 理 事 长 岡 书 保 (Okamoto Tamotsu) 2016 年 3 月 15 日 2016 年 3 月 15 日 一 般 財 団 法 人 自 治 体 国 際 化 協 会 理 事 長 岡 本 保 (Okamoto Tamotsu) ( 注 ) 本 书 的 内 容 原 则 上 是 以 截 至 2012 年 10 月 官 方 公 布 的 最 新 数 据 为 基 础 ( 其 中 包 括 部 分 此 时 间 之 后 的 数 据 ) 本 书 旨 在 介 绍 有 关 日 本 地 方 自 治 的 基 本 情 况, 因 此 对 具 体 细 节 及 例 外 事 项 作 了 省 略, 敬 请 予 以 理 解 ( 注 ) 本 書 の 内 容 は 原 則 として 2012 年 10 月 時 点 において 公 にされている 最 新 のデータに 基 づい ている( 一 部 それ 以 降 のデータを 含 む) また 本 書 は 日 本 の 地 方 自 治 に 関 する 基 本 的 な 情 報 の 提 供 を 目 的 としているので 詳 細 又 は 例 外 的 な 事 項 等 については 省 略 されていることをご 理 解 の 上 利 用 していただきたい

6 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 第 1 章 日 本 の 地 方 自 治 のアウトライン 序 言 虽 然 地 方 自 治 的 机 制 及 其 运 营 状 况 因 国 家 而 异, 但 是, 用 来 说 明 地 方 自 治 体 系 的 主 要 构 成 要 素 却 基 本 相 同 本 书 拟 围 绕 下 面 列 举 的 主 要 因 素 对 日 本 地 方 自 治 的 纲 要 展 开 解 说 はじめに 地 方 自 治 の 仕 組 みやその 運 営 の 実 態 は 国 によ って 様 々に 異 なっているが 地 方 自 治 のシステム を 説 明 する 際 の 重 要 な 要 素 は 概 ね 共 通 している そこで そのような 要 素 として 次 の 項 目 を 取 り 上 げ 日 本 の 地 方 自 治 のアウトラインを 説 明 する 1 地 方 自 治 在 法 律 上 的 定 位 1 地 方 自 治 の 法 律 上 の 位 置 付 け 2 地 方 自 治 体 的 层 级 2 地 方 自 治 体 の 階 層 数 3 地 方 自 治 体 的 性 质 3 地 方 自 治 体 の 性 格 4 地 方 自 治 体 的 区 划 4 地 方 自 治 体 の 区 域 5 地 方 自 治 体 的 规 模 及 数 量 5 地 方 自 治 体 の 規 模 と 数 6 地 方 自 治 体 的 统 一 性 6 地 方 自 治 体 の 画 一 性 7 地 方 自 治 体 的 类 型 7 地 方 自 治 体 の 種 類 8 地 方 自 治 体 的 组 织 机 构 8 地 方 自 治 体 の 組 織 9 地 方 自 治 体 的 事 权 9 地 方 自 治 体 の 処 理 する 事 務 10 地 方 自 治 体 的 立 法 权 10 地 方 自 治 体 の 立 法 権 11 居 民 的 权 利 ( 直 接 参 政 制 度 ) 11 住 民 の 権 利 ( 直 接 参 政 制 度 ) 12 中 央 与 地 方 的 关 系 12 中 央 と 地 方 の 関 係 13 地 方 财 政 制 度 13 地 方 財 政 制 度 14 地 方 公 务 员 制 度 14 地 方 公 務 員 制 度 1 地 方 自 治 在 法 律 上 的 定 位 1 地 方 自 治 の 法 律 上 の 位 置 付 け (1) 宪 法 对 地 方 自 治 的 保 障 (1) 憲 法 による 地 方 自 治 の 保 障 日 本 的 地 方 自 治 以 日 本 国 宪 法 为 依 据 制 定 于 1946 年 并 于 第 二 年 (1947 年 ) 开 始 施 行 的 日 本 国 宪 法 将 地 方 自 治 视 为 民 主 主 义 不 可 或 缺 的 内 容, 将 地 方 自 治 体 明 确 纳 入 国 家 治 理 结 构 之 中, 以 保 障 地 方 自 治 日 本 国 宪 法 的 第 8 章 为 地 方 自 治, 下 设 4 条 相 关 规 定, 在 宪 法 上 保 障 地 方 自 治 的 同 时, 也 明 确 了 地 方 自 治 的 基 本 模 式 第 92 条 明 确 了 包 含 团 体 自 治 和 居 民 自 治 2 项 内 容 的 地 方 自 治 的 宗 旨 这 一 基 本 原 则 ; 第 93 条 从 居 民 自 治 的 角 度 规 定 : 各 地 方 自 治 体 设 置 议 会 议 会 的 议 员 和 执 行 机 构 的 首 长 应 通 过 直 接 公 选 产 生 ; 在 第 94 条 中 从 团 体 自 治 的 角 度 规 定, 除 赋 予 地 方 自 治 体 行 政 权 外, 还 在 法 律 的 范 围 内 赋 予 其 自 治 立 法 权 ; 在 最 后 的 第 95 条 中 规 定, 制 定 仅 适 用 于 特 定 地 方 自 治 体 的 特 别 法 ( 地 方 自 治 特 别 法 ) 时, 需 通 过 居 民 投 票 决 定 综 上 所 述, 在 日 本, 地 方 自 治 受 宪 法 保 护 只 要 不 修 改 宪 法, 即 使 通 过 国 家 法 律 也 不 允 许 完 全 废 除 地 方 自 治 体, 或 者 由 议 会 间 接 选 出 地 方 行 政 机 构 的 首 长 日 本 の 地 方 自 治 は 日 本 国 憲 法 に 根 拠 を 置 いて いる 1946 年 に 制 定 され 翌 1947 年 に 施 行 された 日 本 国 憲 法 は 地 方 自 治 を 民 主 主 義 に 不 可 欠 なも のとしてとらえ 地 方 自 治 体 を 国 家 統 治 構 造 の 中 に 明 確 に 位 置 付 けて その 自 治 を 保 障 している すなわち 日 本 国 憲 法 は 第 8 章 を 地 方 自 治 の 章 として4か 条 の 規 定 を 置 き 地 方 自 治 を 憲 法 上 保 障 するとともに 地 方 自 治 の 基 本 的 在 り 方 を 示 している 第 92 条 では 団 体 自 治 と 住 民 自 治 の 2つを 含 む 地 方 自 治 の 本 旨 という 基 本 原 則 を 明 らかにしている 第 93 条 では 住 民 自 治 の 観 点 から 議 会 の 設 置 と 議 会 議 員 及 び 執 行 機 関 の 長 の 直 接 公 選 を 規 定 している 第 94 条 では 団 体 自 治 の 観 点 から 地 方 自 治 体 への 行 政 権 の 付 与 に 加 えて 法 律 の 範 囲 内 での 自 治 立 法 権 を 与 えている 最 後 の 第 95 条 は 特 定 の 地 方 自 治 体 のみに 適 用 さ れる 特 別 法 ( 地 方 自 治 特 別 法 )の 制 定 に 際 して 住 民 投 票 を 求 める 規 定 である このように 日 本 では 地 方 自 治 が 憲 法 上 保 障 されているので 憲 法 を 改 正 しない 限 り 国 の 法 律 によっても 地 方 自 治 体 を 全 て 廃 止 したり あ るいは 議 会 が 執 行 機 関 の 長 を 選 出 する 等 といっ たことはできないことになっている 1

7 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 (2) 作 为 基 本 法 的 地 方 自 治 法 (2) 基 本 法 としての 地 方 自 治 法 宪 法 第 92 条 规 定, 与 地 方 自 治 体 的 组 织 机 构 及 运 营 相 关 的 事 项, 应 根 据 地 方 自 治 的 宗 旨, 通 过 法 律 加 以 规 定 与 地 方 自 治 相 关 的 各 项 法 律 均 以 这 一 条 款 为 依 据 制 定 地 方 自 治 法 于 1947 年 出 台 并 与 宪 法 同 时 付 诸 实 施, 这 是 对 地 方 自 治 的 基 本 事 项 作 出 规 定 的 最 重 要 的 法 律 该 地 方 自 治 法 对 地 方 自 治 体 的 类 型 权 限 居 民 议 会 执 行 机 构 及 财 务 等 关 乎 地 方 自 治 体 组 织 机 构 及 运 营 的 基 本 事 项 作 出 了 具 体 规 定, 同 时, 也 对 中 央 政 府 与 地 方 自 治 体 的 关 系 及 地 方 自 治 体 之 间 的 关 系 作 出 了 规 定 除 地 方 自 治 法 以 外, 与 地 方 自 治 相 关 的 法 律 还 有 地 方 公 务 员 法 公 职 选 举 法 地 方 财 政 法 地 方 税 法 等 憲 法 第 92 条 は 地 方 公 共 団 体 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 事 項 は 地 方 自 治 の 本 旨 に 基 づいて 法 律 で これを 定 める としている この 規 定 に 基 づき 地 方 自 治 関 係 の 種 々の 法 律 が 定 められている その 中 で 最 も 重 要 で 基 本 的 な 事 項 を 定 めているのが 1947 年 に 制 定 され 憲 法 と 同 時 に 施 行 された 地 方 自 治 法 である この 地 方 自 治 法 は 地 方 自 治 体 の 種 類 権 限 住 民 議 会 執 行 機 関 及 び 財 務 等 地 方 自 治 体 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 基 本 的 事 項 につい て 規 定 するとともに 国 と 地 方 自 治 体 の 関 係 及 び 地 方 自 治 体 相 互 の 関 係 についても 規 定 している また 地 方 自 治 法 以 外 にも 地 方 公 務 員 法 公 職 選 挙 法 地 方 財 政 法 地 方 税 法 等 多 くの 地 方 自 治 に 関 する 法 律 が 制 定 されている 2 地 方 自 治 体 的 层 级 2 地 方 自 治 体 の 階 層 数 负 责 执 行 地 方 行 政 事 务 的 地 方 行 政 单 位 的 层 级 设 置, 取 决 于 各 国 的 地 理 条 件 人 口 规 模 地 方 行 政 事 务 内 容 中 央 集 权 程 度 等 各 种 因 素 地 方 自 治 法 规 定 : 都 道 府 县 及 市 町 村 是 基 本 的 地 方 自 治 体, 日 本 地 方 自 治 制 度 采 用 两 级 行 政 制 : 一 是 跨 区 域 的 广 域 地 方 自 治 单 位 都 道 府 县, 二 是 基 础 地 方 自 治 单 位 市 町 村 通 观 世 界 各 国 行 政 机 构 的 层 级 设 置, 联 邦 制 国 家 的 标 准 模 式 是 联 邦 - 州 - 跨 区 域 地 方 自 治 单 位 - 基 础 地 方 自 治 单 位 的 4 级 行 政 制 ; 单 一 国 家 则 多 采 用 中 央 政 府 - 跨 区 域 地 方 自 治 单 位 - 基 础 地 方 自 治 单 位 的 3 级 行 政 制 日 本 的 行 政 层 级 设 置 属 于 标 准 的 单 一 国 家 模 式 地 方 行 政 を 執 行 するための 地 方 行 政 単 位 を 何 段 階 設 けるかは それぞれの 国 の 地 理 的 条 件 人 口 規 模 地 方 行 政 事 務 の 内 容 中 央 集 権 の 程 度 等 様 々 な 要 因 によって 影 響 を 受 ける 地 方 自 治 法 には 基 本 的 な 地 方 自 治 体 として 都 道 府 県 及 び 市 町 村 の2つが 規 定 されており 日 本 の 地 方 自 治 制 度 は 広 域 的 地 方 自 治 単 位 としての 都 道 府 県 と 基 礎 的 地 方 自 治 単 位 としての 市 町 村 の2 層 制 を 採 用 している 各 国 の 行 政 単 位 の 階 層 数 を 見 ると 連 邦 制 国 家 で は 連 邦 - 州 - 広 域 的 地 方 自 治 単 位 - 基 礎 的 地 方 自 治 単 位 という4 階 層 のパターンが 標 準 的 であり 単 一 国 家 の 場 合 は 国 - 広 域 的 地 方 自 治 単 位 - 基 礎 的 地 方 自 治 単 位 の3 階 層 パターンが 標 準 的 である 日 本 の 場 合 は 単 一 国 家 の 標 準 的 なパターンにあては まっている 3 地 方 自 治 体 的 性 质 3 地 方 自 治 体 の 性 格 (1) 民 主 的 地 方 治 理 主 体 (1) 民 主 的 な 統 治 主 体 都 道 府 县 及 市 町 村 并 非 单 纯 的 国 家 行 政 区 划 它 们 也 不 是 中 央 政 府 的 分 支 机 构 地 方 自 治 体 以 各 自 的 辖 区 为 基 础, 以 居 民 为 其 成 员, 行 使 该 地 区 的 行 政 职 能, 具 有 区 别 于 中 央 政 府 的 独 立 法 人 资 格 各 都 道 府 县 和 市 町 村 由 地 区 居 民 民 主 选 出 的 代 表 作 为 治 理 主 体 行 使 其 权 限 都 道 府 県 及 び 市 町 村 は 単 なる 国 の 行 政 区 画 とし て 定 められているのではない また それらは 国 の 出 先 機 関 ではない それぞれの 地 域 を 基 礎 とし そこに 住 んでいる 住 民 を 構 成 員 として その 地 域 内 における 行 政 を 行 う 機 能 を 持 った 国 とは 独 立 した 法 人 格 を 持 つ 存 在 である また 都 道 府 県 や 市 町 村 は 地 域 住 民 により 民 主 的 に 選 出 された 代 表 がその 権 限 を 行 使 する 統 治 主 体 でもある (2) 具 有 一 般 性 权 限 的 综 合 行 政 主 体 (2) 一 般 的 権 限 を 持 つ 総 合 行 政 主 体 日 本 的 地 方 自 治 制 度 在 地 方 自 治 体 的 权 能 方 面 采 用 全 面 授 权 原 则 而 非 列 举 限 制 原 则 地 方 自 治 法 规 定 : 普 通 地 方 自 治 体 负 责 处 理 地 区 事 务 都 道 府 县 及 市 町 村 作 为 法 律 规 定 的 普 通 地 方 公 共 团 体 均 被 赋 予 全 方 位 的 权 能 ( 一 般 权 限 ) 都 道 府 县 及 市 町 村 作 为 地 区 综 合 行 政 主 体, 充 分 利 用 个 别 法 律 授 予 的 权 限 及 这 个 一 般 权 限, 开 展 为 地 区 社 会 的 居 民 所 需 的 各 项 活 动 日 本 の 地 方 自 治 制 度 は 地 方 自 治 体 の 権 能 につい て 制 限 列 挙 主 義 を 採 用 せず 包 括 授 権 主 義 を 採 用 し ている すなわち 地 方 自 治 法 は 普 通 地 方 公 共 団 体 は 地 域 における 事 務 を 処 理 する と 規 定 し 法 律 上 普 通 地 方 公 共 団 体 といわれる 都 道 府 県 及 び 市 町 村 に 対 して いずれも 包 括 的 な 権 能 ( 一 般 的 権 限 )を 付 与 している 個 別 の 法 律 により 授 権 された 権 限 に 加 えて この 一 般 的 権 限 を 活 用 しなが ら 都 道 府 県 及 び 市 町 村 は 地 域 における 総 合 行 政 主 体 として 地 域 社 会 の 住 民 のために 必 要 とされる 様 々な 活 動 を 行 っている 2

8 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 4 地 方 自 治 体 的 行 政 区 划 4 地 方 自 治 体 の 区 域 地 方 自 治 体 的 区 划 经 历 了 多 次 沿 革 地 方 自 治 法 规 定, 适 用 该 法 的 都 道 府 县 与 市 町 村 行 政 区 划 均 沿 用 1947 年 该 法 公 布 时 已 经 确 定 的 都 道 府 县 和 市 町 村 格 局 这 种 划 分 具 有 普 遍 性, 覆 盖 全 国 所 有 区 域, 日 本 的 每 一 块 土 地 均 归 属 于 某 一 市 町 村 ; 各 市 町 村 辖 区 则 均 归 属 于 某 一 都 道 府 县 各 都 道 府 县 和 各 市 町 村 之 间 的 行 政 区 划 决 不 会 互 相 重 叠, 也 不 会 存 在 不 属 于 任 何 行 政 区 划 的 空 白 地 带 也 就 是 说, 每 个 日 本 国 民 无 一 例 外 归 属 于 某 一 都 道 府 县, 同 时 归 属 于 某 一 市 町 村 地 方 自 治 法 中 规 定, 合 并 或 区 划 变 更 后 可 重 新 界 定 该 地 方 自 治 体 的 区 划 但 是, 在 原 本 没 有 地 方 自 治 体 的 地 区 成 立 新 的 地 方 自 治 体, 或 废 除 地 方 自 治 体 使 其 辖 区 不 属 于 任 何 一 个 地 方 自 治 体 领 域 的 情 况 排 除 在 外 地 方 自 治 体 の 区 域 は 沿 革 的 なものである 地 方 自 治 法 は 1947 年 の 法 施 行 時 点 において 定 まってい た 都 道 府 県 及 び 市 町 村 の 区 域 を そのまま 同 法 の 適 用 を 受 ける 都 道 府 県 及 び 市 町 村 の 区 域 とした ま た それは 普 遍 的 なものでもある 日 本 の 国 土 は すべていずれかの 市 町 村 の 区 域 に 含 まれる さら に それぞれの 市 町 村 の 区 域 は すべていずれかの 都 道 府 県 の 区 域 に 含 まれる 各 都 道 府 県 間 及 び 各 市 町 村 間 には 区 域 の 重 複 もなければ 空 白 地 域 もな い したがって 日 本 国 民 は 必 ず 一 つの 都 道 府 県 に 属 し かつ 一 つの 市 町 村 に 属 していることにな る 地 方 自 治 法 には 合 併 や 境 界 変 更 等 により この 地 方 自 治 体 の 区 域 を 変 更 するための 規 定 はある し かしながら 地 方 自 治 体 の 存 在 しない 区 域 に 新 たに 地 方 自 治 体 を 設 立 することや 地 方 自 治 体 を 廃 止 し て その 区 域 をいずれの 地 方 自 治 体 にも 属 さない 区 域 とすることは 想 定 されていない 5 地 方 自 治 体 的 规 模 及 数 量 5 地 方 自 治 体 の 規 模 及 び 数 都 道 府 县 和 市 町 村 的 人 口 与 面 积 各 不 相 同 都 道 府 县 中, 既 有 人 口 超 过 1,320 万 人 的 东 京 都, 也 有 人 口 只 有 58 万 多 人 的 岛 取 县 ; 从 面 积 来 看, 既 有 超 过 8 万 km2 的 北 海 道, 也 有 不 足 2,000 km2 的 香 川 县,47 个 都 道 府 县 规 模 各 不 相 同 市 町 村 的 情 况 则 更 是 千 差 万 别 有 人 口 约 370 万 人 的 横 滨 市, 也 有 人 口 167 人 的 东 京 都 青 岛 村, 有 面 积 约 2,178 km2( 基 本 与 东 京 都 相 同 ) 的 岐 阜 县 高 山 市, 也 有 只 有 3.47 km2 的 富 山 县 舟 桥 村 ; 尽 管 规 模 不 一, 它 们 均 为 被 称 作 市 町 村 的 地 方 自 治 体 都 道 府 县 的 数 量 为 47 个, 这 一 点 从 1888 年 引 进 近 代 地 方 自 治 制 度 以 来 一 直 未 发 生 变 化 各 都 道 府 县 行 政 区 划 以 8 世 纪 古 代 律 令 制 下 形 成 的 地 方 行 政 单 位 为 基 础, 根 据 1603 年 以 后 江 户 时 代 各 地 封 建 领 主 藩 的 辖 区 予 以 界 定, 这 符 合 历 史 形 成 的 日 本 人 的 区 域 观 念 因 而 具 有 稳 定 性 目 前, 随 着 市 町 村 合 并 进 程 的 演 进, 是 否 废 除 都 道 府 县, 随 后 在 全 国 设 立 10 个 左 右 的 道 州 的 主 张 引 起 广 泛 讨 论 市 町 村 的 数 量 自 1888 年 引 进 近 代 自 治 制 度 以 来 持 续 减 少 先 是 在 1889 年 实 行 市 制 及 町 村 制 之 前 率 先 合 并 市 町 村, 将 当 时 的 7 万 多 个 市 町 村 重 组 为 约 1 万 5 千 个 ( 明 治 大 合 并 ); 而 后 在 第 2 次 世 界 大 战 后 的 1953 年 至 1961 年 间, 根 据 町 村 合 并 促 进 法 等 开 展 市 町 村 合 并, 将 原 有 的 约 1 万 个 市 町 村 减 少 到 约 3 分 之 1( 昭 和 大 合 并 ) 其 结 果 使 市 町 村 的 行 政 财 政 实 力 得 到 强 化, 推 动 了 地 方 自 治 的 发 展, 特 别 是 为 解 决 后 来 的 经 济 高 速 增 长 带 来 的 城 市 化 问 题 发 挥 了 积 极 作 用 近 年 来, 在 地 方 分 权 改 革 进 一 步 深 入, 地 方 财 政 日 趋 吃 紧 的 形 势 下, 自 1999 年 启 动 通 常 所 说 的 平 成 大 合 并,1999 年 4 月 1 日 时 多 达 3,229 个 的 市 町 村 数 量, 截 止 到 2015 年 10 月 1 日 已 减 少 到 1,718 个 日 本 的 市 町 村 一 直 不 断 地 扩 大 其 规 模, 以 便 获 得 足 够 的 行 政 和 财 政 能 力, 来 满 足 引 进 新 的 地 方 自 治 制 度 应 对 地 方 分 权 改 革 带 来 的 事 权 扩 张 以 及 随 着 社 会 经 济 的 发 展 日 趋 高 端 化 复 杂 化 的 地 方 工 作 的 需 要 都 道 府 県 や 市 町 村 の 人 口 や 面 積 は さまざまであ る 都 道 府 県 では 人 口 1,320 万 人 を 超 す 東 京 都 か ら 58 万 人 余 りの 鳥 取 県 まで 面 積 8 万 km 2 を 超 す 北 海 道 から 2,000km 2 足 らずの 香 川 県 まで 規 模 の 異 なる 47 の 団 体 がある 市 町 村 となると さらに バラエティーに 富 んでいる 人 口 約 370 万 人 の 横 浜 市 から 167 人 の 東 京 都 青 ヶ 島 村 まで 面 積 約 2,178km 2 ( 東 京 都 とほぼ 同 じ)の 岐 阜 県 高 山 市 から 約 3.47km 2 の 富 山 県 舟 橋 村 まで これらのすべてが 市 町 村 という 地 方 自 治 体 である 都 道 府 県 の 数 は 47 で 1888 年 の 近 代 的 自 治 制 度 導 入 の 時 から 変 わっていない 都 道 府 県 の 区 域 は 8 世 紀 の 古 代 律 令 制 の 下 での 地 方 行 政 単 位 を 基 礎 とし また 1603 年 からの 江 戸 時 代 の 各 藩 の 区 域 を 基 にしたものになっており 歴 史 的 に 形 成 された 日 本 人 の 意 識 に 合 致 している 点 で 安 定 的 である な お 最 近 においては 市 町 村 合 併 の 進 展 に 伴 い 都 道 府 県 を 廃 止 して 全 国 で 10 程 度 の 道 州 制 を 導 入 す ることの 是 非 が 論 議 されている 市 町 村 の 数 は 1888 年 の 近 代 的 自 治 制 度 導 入 の 以 来 減 少 を 続 けている まず 1889 年 の 市 制 町 村 制 の 施 行 に 先 立 って 市 町 村 の 合 併 が 行 われ 当 時 7 万 余 りあった 市 町 村 を 約 1 万 5 千 に 再 編 した( 明 治 の 大 合 併 ) 次 に 第 2 次 世 界 大 戦 後 1953 年 か ら 1961 年 にかけて 町 村 合 併 促 進 法 等 に 基 づいて 市 町 村 合 併 が 進 められ この 間 に 約 1 万 あった 市 町 村 数 が 約 3 分 の1に 減 った( 昭 和 の 大 合 併 ) その 結 果 市 町 村 の 行 財 政 力 が 拡 充 し 地 方 自 治 の 進 展 特 にその 後 の 経 済 高 度 成 長 に 伴 う 都 市 化 への 対 応 に 役 立 った 近 年 では 地 方 分 権 の 推 進 や 厳 しい 地 方 財 政 等 を 背 景 に 1999 年 からいわゆる 平 成 の 大 合 併 が 推 進 され 1999 年 4 月 1 日 時 点 では 3,229 あった 市 町 村 が 2015 年 10 月 1 日 現 在 では 1,718 まで 減 少 している 日 本 の 市 町 村 は 新 しい 地 方 自 治 制 度 の 導 入 や 地 方 分 権 の 進 展 に 伴 う 事 務 権 限 の 拡 大 あるいは 社 会 経 済 の 発 展 に 伴 う 事 務 の 高 度 化 複 雑 化 に 対 応 で きる 行 財 政 能 力 を 獲 得 するために 絶 えずその 規 模 を 拡 大 してきたのである 3

9 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 人 口 ( 截 至 2015 年 10 月 1 日 ) 人 口 都 道 府 城 市 特 别 区 人 口 县 数 量 数 量 数 量 人 口 町 村 数 量 1000 万 人 以 上 万 人 以 上 11 5 万 人 以 上 万 人 以 上 8 50 万 人 以 上 万 人 以 上 万 人 以 上 1 30 万 人 以 上 万 人 以 上 万 人 以 上 9 20 万 人 以 上 万 人 以 上 万 人 以 上 万 人 以 上 万 人 以 上 万 人 以 下 7 5 万 人 以 上 千 人 以 上 万 人 以 上 千 人 以 上 万 人 以 下 82 1 千 人 以 下 28 合 计 47 合 计 合 计 928 面 积 ( 截 至 2015 年 10 月 1 日 ) 面 积 都 道 府 县 数 量 面 积 城 市 数 量 特 别 区 数 量 町 村 数 量 10,000km 2 以 上 7 1,000km 2 以 上 ,000km 2 以 上 km 2 以 上 ,000km 2 以 上 km 2 以 上 ,000km 2 以 上 4 200km 2 以 上 ,000km 2 以 上 2 100km 2 以 上 ,000km 2 以 下 50km 2 以 上 km 2 以 上 km 2 以 下 合 计 47 合 计 地 方 自 治 体 的 人 口 与 面 积 4

10 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 ( 截 至 2015 年 10 月 1 日 ) 个 自 治 体 5

11 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 6 地 方 自 治 体 的 统 一 性 6 地 方 自 治 体 の 画 一 性 日 本 地 方 自 治 体 中 的 都 道 府 县 及 市 町 村 的 人 口 和 面 积 有 千 差 万 别, 但 同 一 层 级 的 政 府 基 本 上 被 赋 予 相 同 的 权 能, 负 责 相 同 的 事 务 其 组 织 机 构 多 由 地 方 自 治 法 等 法 律 来 界 定, 如 地 方 自 治 体 首 长 依 照 宪 法 通 过 直 接 公 选 产 生 因 此, 日 本 地 方 自 治 体 在 组 织 机 构 及 行 政 机 制 这 两 方 面 均 呈 现 较 强 的 划 一 性 特 点 形 成 这 种 划 一 性 的 原 因 之 一 就 是, 通 常 认 为 地 方 自 治 体 在 提 供 行 政 服 务 时, 应 当 与 中 央 政 府 的 行 政 服 务 一 样, 要 确 保 在 全 国 任 何 地 区 提 供 相 同 内 容 和 水 准 的 服 务 在 地 方 自 治 体 之 间 人 口 规 模 和 财 政 实 力 等 存 在 着 相 当 大 的 差 异, 为 了 依 靠 统 一 的 制 度 提 供 同 等 水 准 的 行 政 服 务, 地 方 自 治 体 之 间 的 财 政 调 整 势 在 必 行 为 此, 日 本 制 定 了 地 方 交 付 税 制 度, 根 据 地 方 的 财 政 状 况, 将 一 定 比 率 的 国 税 分 配 给 地 方 自 治 体 日 本 の 地 方 自 治 体 は 都 道 府 県 及 び 市 町 村 とも 人 口 や 面 積 の 規 模 は 様 々であるが 基 本 的 にそれぞ れ 同 じ 権 能 が 与 えられ 同 じ 事 務 を 処 理 している また その 組 織 についても 憲 法 に 基 づく 地 方 自 治 体 の 長 の 直 接 公 選 制 を 始 めとして 地 方 自 治 法 等 の 法 律 で 規 定 されている 部 分 が 多 い したがって 日 本 の 地 方 自 治 体 は その 組 織 及 び 行 政 運 営 の 両 面 で 画 一 性 が 強 い これは 地 方 自 治 体 が 提 供 する 行 政 サービスにつ いても 国 が 行 う 行 政 サービスと 同 様 に 全 国 どの 地 域 にあっても 同 じ 内 容 水 準 を 確 保 するべきだと いう 考 え 方 が 強 いことが 一 因 となっている 地 方 自 治 体 間 に その 人 口 規 模 や 財 政 力 等 に 大 きな 違 いが ある 中 で 画 一 的 な 制 度 により 同 水 準 の 行 政 サービ スを 提 供 するためには 当 然 のことながら 地 方 自 治 体 間 の 財 政 調 整 が 必 要 となってくる そのために 国 税 の 一 定 割 合 を 財 政 力 に 応 じて 地 方 自 治 体 に 配 分 する 地 方 交 付 税 の 制 度 が 設 けられている 7 地 方 自 治 体 的 类 型 7 地 方 自 治 体 の 種 類 现 行 地 方 自 治 法 将 地 方 自 治 体 分 为 普 通 地 方 公 共 团 体 和 特 别 地 方 公 共 团 体 这 2 大 类 普 通 地 方 公 共 团 体 即 都 道 府 县 和 市 町 村 ; 特 别 地 方 自 治 体 包 括 特 别 区 地 方 公 共 团 体 组 合 ( 合 署 办 公 机 构 ) 及 财 产 区 共 3 类 現 行 地 方 自 治 法 上 地 方 自 治 体 は 普 通 地 方 公 共 団 体 と 特 別 地 方 公 共 団 体 の2 種 類 に 分 けられてい る 普 通 地 方 公 共 団 体 は 都 道 府 県 と 市 町 村 である 特 別 地 方 公 共 団 体 は 特 別 区 地 方 公 共 団 体 の 組 合 財 産 区 の3 種 類 である 地 方 政 府 普 通 地 方 政 府 特 别 地 方 政 府 地 方 自 治 体 的 分 类 都 道 府 县 市 町 村 特 别 区 地 方 政 府 联 合 会 财 产 区 (1) 普 通 地 方 公 共 团 体 (1) 普 通 地 方 公 共 団 体 普 通 地 方 公 共 团 体 在 机 构 设 置 事 务 权 能 等 方 面 是 一 般 常 见 的 行 政 形 态, 而 且 其 存 在 具 有 普 遍 性, 可 谓 地 方 自 治 体 的 典 型, 因 此 被 命 名 为 普 通 地 方 公 共 团 体 它 是 宪 法 中 的 地 方 自 治 保 障 对 象, 都 道 府 县 和 市 町 村 都 属 于 普 通 地 方 自 治 体 现 行 地 方 自 治 制 度 规 定 : 全 国 划 分 为 都 道 府 县, 各 都 道 府 县 又 划 分 为 市 町 村 ; 地 方 政 府 由 以 上 两 个 层 级 的 行 政 组 织 所 组 成 关 于 市 的 划 分, 除 了 一 般 意 义 上 的 市, 还 有 权 限 更 大 的 政 令 指 定 城 市 核 心 市 和 特 例 市 普 通 地 方 公 共 団 体 は その 組 織 事 務 権 能 等 が 一 般 的 性 格 を 持 ち かつ その 存 在 が 普 遍 的 である ため 地 方 自 治 体 の 典 型 的 なものであると 言 えるこ とから この 名 前 がある 憲 法 上 の 地 方 自 治 の 保 障 の 対 象 となる 地 方 自 治 体 であり 都 道 府 県 と 市 町 村 がこれにあたる 現 行 地 方 自 治 制 度 上 日 本 の 国 は 全 て 都 道 府 県 に 分 けられ さらに それぞれの 都 道 府 県 は 全 て 市 町 村 に 分 けられるという 二 重 構 造 になっている また 市 については 一 般 市 のほかに より 大 き な 権 限 を 持 つ 政 令 指 定 都 市 中 核 市 及 び 特 例 市 が 存 在 している 1 都 道 府 县 都 道 府 县 是 包 含 市 町 村 在 内 的 辖 区 范 围 较 广 的 地 方 自 治 体, 日 本 称 之 为 广 域 自 治 体 目 前, 全 国 有 47 个 都 道 府 县 1 都 道 府 県 都 道 府 県 は 市 町 村 を 包 括 する 広 域 的 な 地 方 自 治 体 で 現 在 全 国 に 47 ある 6

12 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 都, 即 东 京 都 东 京 都 是 日 本 的 首 都, 下 设 特 别 区, 行 政 建 制 不 同 于 道 府 县 道, 即 北 海 道 ; 府, 指 京 都 府 大 阪 府 其 他 均 为 县 道 府 县 称 呼 的 区 别 是 历 史 沿 革 所 致, 不 存 在 制 度 上 的 差 异 都 は 東 京 都 一 つである 東 京 都 は 日 本 の 首 都 であり 特 別 区 制 度 等 道 府 県 とは 異 なった 制 度 を 有 する 道 も 北 海 道 のみである 府 は 京 都 府 と 大 阪 府 と 二 つある その 他 は 全 て 県 である 道 府 及 び 県 と その 呼 び 名 が 異 なるのは 歴 史 的 な 沿 革 による もので 道 府 県 の 間 に 制 度 的 な 違 いはない 2 市 町 村 市 町 村 是 负 责 处 理 最 贴 近 居 民 生 活 的 事 务 的 基 层 地 方 自 治 体, 截 至 2015 年 10 月 1 日, 全 国 共 有 1,718 个 市 町 村 (790 个 市 745 个 町 183 个 村 ) 町 村 要 升 格 为 市, 辖 区 人 口 需 达 到 5 万 人 以 上 ( 在 平 成 大 合 并 中, 人 口 条 件 放 宽 至 3 万 人 ), 同 时 要 具 备 城 市 形 态 等 相 应 条 件 町 村 通 常 属 于 郡 郡 只 是 单 纯 的 地 理 意 义 上 的 地 区 概 念, 不 具 备 任 何 行 政 职 能 町 与 村 的 区 别 是, 与 村 相 比 较, 町 的 城 市 形 态 更 加 完 善, 从 事 工 商 业 等 城 市 化 劳 动 的 人 口 较 多, 事 权 范 围 并 无 差 异 2 市 町 村 市 町 村 は 住 民 の 生 活 に 最 も 身 近 な 事 務 を 行 う 基 礎 的 な 地 方 自 治 体 で 2015 年 10 月 1 日 現 在 全 国 には 1,718 の 市 町 村 (790 市 745 町 183 村 )があ る 市 町 村 のうち 市 となるためには 人 口 が5 万 人 以 上 ( 平 成 の 大 合 併 では 人 口 要 件 が3 万 人 に 緩 和 さ れた)で 都 市 らしい 形 態 を 有 していること 等 の 要 件 を 満 たす 必 要 がある 町 村 の 区 域 は 通 常 郡 という 区 域 に 属 している しかし 郡 は 単 なる 地 理 的 な 名 称 にすぎず いか なる 行 政 的 機 能 ももたない 町 と 村 とでは 町 が 村 に 比 べて 都 市 的 な 形 態 が 整 い 商 工 業 のような 都 市 的 な 仕 事 をしている 人 口 が 多 いというだけであ り その 事 務 の 範 囲 に 違 いはない 3 都 道 府 县 与 市 町 村 的 关 系 都 道 府 县 与 市 町 村 是 互 为 独 立 的 地 方 自 治 体, 两 者 之 间 不 存 在 行 政 上 隶 属 关 系 然 而 都 道 府 县 是 包 括 市 町 村 在 内 的 地 区 跨 度 大 的 广 域 地 方 自 治 体, 市 町 村 则 是 与 居 民 生 活 密 切 相 关 的 基 层 地 方 自 治 体, 两 者 性 质 有 差 异, 处 理 的 事 务 也 有 所 不 同 另 外, 都 道 府 县 可 从 跨 区 统 筹 的 角 度 在 各 领 域 对 市 町 村 行 使 指 导 建 议 的 职 能, 进 而 拥 有 审 批 权 等 3 都 道 府 県 と 市 町 村 の 関 係 都 道 府 県 と 市 町 村 とは 互 いに 独 立 した 地 方 自 治 体 であり 両 者 の 間 に 制 度 上 の 上 下 関 係 はない し かしながら 都 道 府 県 は 市 町 村 を 包 括 する 広 域 的 な 地 方 自 治 体 であり 一 方 市 町 村 は 住 民 生 活 に 密 接 に 関 係 した 基 礎 的 地 方 自 治 体 であるという 性 格 の 違 いから その 処 理 する 事 務 に 違 いがある また 都 道 府 県 が 広 域 的 な 立 場 から 様 々な 分 野 で 市 町 村 に 対 し 指 導 や 助 言 さらには 許 認 可 等 の 事 務 を 行 う ことがある 4 政 令 指 定 城 市 日 本 将 大 型 城 市 划 分 为 政 令 指 定 城 市 地 方 自 治 法 规 定, 通 过 中 央 政 令 指 定 的 人 口 达 到 50 万 人 以 上 的 城 市 被 命 名 为 政 令 指 定 城 市 但 是 实 际 上, 迄 今 被 指 定 为 政 令 城 市 的 城 市 均 为 人 口 数 量 达 到 100 万 人 以 上, 或 指 定 时 虽 达 不 到 100 万 人 以 上 但 将 来 有 望 达 到 100 万 人 以 上 的 人 口 80 万 人 ( 在 平 成 大 合 并 中, 人 口 条 件 被 放 宽 至 70 万 人 ) 以 上 的 城 市 截 至 2015 年 10 月 1 日, 大 阪 市 名 古 屋 市 京 都 市 横 滨 市 神 户 市 北 九 州 市 札 幌 市 川 崎 市 福 冈 市 广 岛 市 仙 台 市 千 叶 市 埼 玉 市 静 冈 市 堺 市 新 潟 市 滨 松 市 冈 山 市 相 模 原 市 熊 本 市 这 20 个 城 市 被 指 定 为 政 令 指 定 城 市 在 事 权 方 面, 政 令 指 定 城 市 不 仅 在 社 会 福 利 公 众 卫 生 城 市 规 划 等 17 个 领 域 具 有 与 府 县 相 当 的 权 限, 还 可 以 通 过 个 别 法 享 有 国 道 管 理 义 务 教 育 等 方 面 的 权 限 此 外, 政 令 指 定 城 市 可 下 设 行 政 区 4 政 令 指 定 都 市 日 本 における 大 都 市 制 度 が 政 令 指 定 都 市 である 地 方 自 治 法 は 政 令 で 指 定 する 人 口 50 万 人 以 上 の 市 を 政 令 指 定 都 市 と 規 定 している しかし 実 際 は 指 定 時 の 人 口 が 100 万 人 以 上 か 指 定 時 には 100 万 人 以 上 でなくても 将 来 100 万 人 以 上 になること が 見 込 まれる 場 合 には 80 万 人 ( 平 成 の 大 合 併 で は この 人 口 要 件 は 70 万 人 に 緩 和 された) 以 上 の 市 が 政 令 市 に 指 定 されている 2015 年 10 月 1 日 現 在 大 阪 市 名 古 屋 市 京 都 市 横 浜 市 神 戸 市 北 九 州 市 札 幌 市 川 崎 市 福 岡 市 広 島 市 仙 台 市 千 葉 市 さいたま 市 静 岡 市 堺 市 新 潟 市 浜 松 市 岡 山 市 相 模 原 市 熊 本 市 の 計 20 市 が 指 定 されている 政 令 指 定 都 市 は 事 務 配 分 上 社 会 福 祉 公 衆 衛 生 都 市 計 画 等 17 項 目 について 府 県 なみの 権 限 を もつほか 個 別 法 によって 国 道 の 管 理 義 務 教 育 等 の 分 野 でも 同 様 の 権 限 を 認 められている また 政 令 指 定 都 市 には その 内 部 に 行 政 区 が 設 置 される 5 核 心 市 人 口 达 到 30 万 人 以 上 通 过 中 央 政 令 指 定 的 城 市 被 称 为 核 心 市 截 至 2015 年 10 月 1 日, 有 45 个 城 市 被 指 定 为 核 心 市 5 中 核 市 人 口 が 30 万 人 以 上 の 要 件 を 満 たし 政 令 で 指 定 す る 市 を 中 核 市 という 2015 年 10 月 1 日 現 在 45 市 が 指 定 されている 7

13 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 核 心 市 可 以 成 立 保 健 所 ( 地 方 公 共 卫 生 活 动 中 心 ), 其 事 务 及 权 限 与 政 令 指 定 城 市 大 体 差 不 多, 核 心 市 有 权 处 理 政 令 制 定 城 市 事 务 中 去 除 由 都 道 府 县 统 筹 管 理 的 地 区 事 务 以 外 的 所 有 事 务 中 核 市 は 保 健 所 を 設 置 できるほか 政 令 指 定 都 市 が 処 理 できる 事 務 のうち 都 道 府 県 がその 区 域 に わたり 一 体 的 に 処 理 することが 効 率 的 な 事 務 を 除 いたものを 処 理 できる 6 特 例 市 人 口 达 到 20 万 人 以 上, 通 过 中 央 政 令 指 定 的 城 市 称 为 特 例 市 截 至 2015 年 10 月 1 日, 有 39 个 市 被 指 定 为 特 例 市 从 转 移 到 核 心 市 的 事 务 中 除 去 为 效 率 起 见 由 都 道 府 县 统 筹 管 理 的 事 务 以 外 的 其 他 事 权 下 放 给 特 例 市 例 如, 根 据 城 市 规 划 法 对 城 市 开 发 等 进 行 审 批 6 特 例 市 人 口 が 20 万 人 以 上 の 要 件 を 満 たし 政 令 で 指 定 する 市 を 特 例 市 という 2015 年 10 月 1 日 現 在 39 市 が 指 定 されている 中 核 市 に 権 限 委 譲 されている 事 務 のうち 特 例 市 が 処 理 するよりも 都 道 府 県 が 一 体 的 に 処 理 する 方 がより 効 率 的 な 事 務 を 除 いたものが 特 例 市 に 対 し て 移 譲 される その 例 として 都 市 計 画 法 に 基 づく 開 発 行 為 の 許 可 等 があげられる (2) 特 别 地 方 公 共 团 体 (2) 特 別 地 方 公 共 団 体 特 别 地 方 公 共 团 体 辖 区 组 织 机 构 及 权 能 等 方 面 具 有 特 殊 性, 不 具 有 普 遍 性, 因 此 被 命 名 为 特 别 地 方 公 共 团 体 地 方 自 治 法 规 定 特 别 区 地 方 自 治 体 的 组 合 ( 合 署 办 公 机 构 ) 及 财 产 区 这 3 类 为 特 别 地 方 公 共 团 体 特 別 地 方 公 共 団 体 は その 区 域 組 織 及 び 権 能 等 が 特 殊 であり また その 存 在 が 普 遍 的 でないため この 名 前 がある 地 方 自 治 法 は 特 別 区 地 方 自 治 体 の 組 合 財 産 区 の3 種 類 の 特 別 地 方 公 共 団 体 を 設 けている 1 特 别 区 特 别 区 是 指 东 京 都 的 下 辖 区 ( 千 代 田 区 新 宿 区 等 ), 现 有 23 个 特 别 区 与 一 般 的 市 相 比 较, 特 别 区 所 辖 事 务 范 围 略 窄, 但 内 容 大 同 小 异 与 一 般 的 市 的 不 同 点 有 : 例 如 消 防 上 下 水 道 等 事 务 由 东 京 都 管 理 等 特 别 区 的 区 长 及 区 议 会 的 议 员 通 过 直 接 公 选 产 生 1 特 別 区 特 別 区 とは 東 京 都 の 区 ( 千 代 田 区 新 宿 区 等 ) のことを 指 し 現 在 23 の 特 別 区 が 存 在 する 特 別 区 が 行 う 事 務 は 一 般 の 市 と 比 べるとやや 狭 いものの ほぼ 同 様 のものとなっている 一 般 の 市 と 異 なる 部 分 は 例 えば 消 防 や 上 下 水 道 などであ り これらの 事 務 は 東 京 都 が 行 っている 特 別 区 における 区 長 及 び 区 議 会 の 議 員 は 直 接 公 選 により 選 ばれる 2 地 方 自 治 体 组 合 ( 合 署 办 公 机 构 ) 由 几 个 地 方 自 治 体 共 同 承 担 某 一 事 务 领 域 的 管 理 职 能 显 然 比 起 各 地 方 自 治 体 单 独 处 理 更 加 高 效 合 理 时, 由 两 个 以 上 地 方 自 治 体 联 手 成 立 的 合 署 办 公 机 构 被 称 为 地 方 公 共 团 体 组 合 地 方 自 治 体 的 合 署 办 公 机 构 有 以 下 2 种 : (a) 部 分 事 务 组 合 : 各 市 町 村 为 了 共 同 管 理 如 垃 圾 处 理 消 防 等 事 务 而 成 立 的 合 署 办 公 机 构 (b) 广 域 联 合 : 为 了 制 定 跨 区 域 事 务 管 理 计 划, 统 筹 规 划 处 理 跨 区 域 业 务 而 成 立 2 地 方 自 治 体 の 組 合 地 方 自 治 体 の 組 合 とは ある 種 の 事 務 について 地 方 自 治 体 が 単 独 で 処 理 をするよりも 共 同 で 処 理 す る 方 が 能 率 的 合 理 的 である 場 合 に 当 該 事 務 を 処 理 するため 2 以 上 の 地 方 自 治 体 が 共 同 して 設 ける 組 織 である 地 方 自 治 体 の 組 合 には 以 下 の2 種 類 がある (a) 一 部 事 務 組 合 :ごみ 処 理 や 消 防 などを 市 町 村 が 共 同 して 処 理 するために 作 られる (b) 広 域 連 合 : 広 域 にわたる 事 務 について 広 域 計 画 を 作 成 して 総 合 的 かつ 計 画 的 に 処 理 する ために 作 られる 3 财 产 区 财 产 区 是 为 了 对 市 町 村 中 的 某 区 域 独 立 拥 有 的 财 产 和 设 施 进 行 管 理 而 设 置 的 特 别 地 方 公 共 团 体 仅 为 财 产 管 理 这 一 特 殊 目 的 而 设 置, 多 存 在 于 农 村 和 山 区, 在 城 镇 基 本 不 存 在 财 产 区 所 管 理 的 财 产 以 山 林 居 多, 此 外, 还 包 括 水 渠 沼 泽 墓 地 宅 基 地 农 田 温 泉 等 3 財 産 区 財 産 区 とは 市 町 村 の 中 の 一 部 の 区 域 が 財 産 や 施 設 を 所 有 している 場 合 それらを 管 理 するために 置 かれる 特 別 地 方 公 共 団 体 である 財 産 の 管 理 という 特 別 な 目 的 だけのために 置 かれる 地 方 自 治 体 で 都 市 部 にはほとんどなく 農 山 村 に 多 く 存 在 する 財 産 区 の 所 有 する 財 産 には 山 林 が 最 も 多 く 用 水 路 沼 地 墓 地 宅 地 田 畑 温 泉 等 様 々なもの がある 8

14 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 8 地 方 自 治 体 的 组 织 机 构 8 地 方 自 治 体 の 組 織 (1) 地 方 自 治 体 的 机 构 (1) 地 方 自 治 体 の 機 関 地 方 自 治 体 ( 普 通 地 方 公 共 团 体 ) 的 机 构 分 为 两 大 类 一 是 议 决 机 构, 即 都 道 府 县 及 市 町 村 的 议 会 议 决 机 构 审 议 决 定 地 方 自 治 体 的 预 算 和 条 例 等, 为 该 地 方 自 治 体 作 出 决 策 二 是 执 行 机 构, 负 责 实 施 和 执 行 议 决 机 构 的 决 策 事 项 都 道 府 县 的 知 事 及 市 町 村 的 首 长 及 其 他 各 类 行 政 委 员 会 等 即 属 于 执 行 机 构 日 本 的 地 方 自 治 制 度 采 用 首 长 制 ( 总 统 制 ) 地 方 自 治 体 议 会 的 议 员 及 首 长 ( 都 道 府 县 知 事 市 町 村 长 ) 均 通 过 居 民 直 接 选 举 产 生, 两 者 地 位 独 立 对 等 相 互 制 约, 各 自 发 挥 职 能, 形 成 民 主 的 地 方 行 政 体 系 执 行 机 构 奉 行 多 元 主 义 原 则 即 力 图 避 免 权 利 集 中 在 某 一 个 机 构, 由 多 个 机 构 分 管 有 关 事 务, 通 过 各 自 独 立 掌 管 所 辖 事 务 来 实 现 民 主 行 政 为 此, 执 行 机 构 除 了 地 方 首 长 外, 下 设 享 有 独 立 于 首 长 的 地 位 和 权 限 的 合 议 制 行 政 委 员 会 例 如 : 教 育 委 员 会 公 安 委 员 会 选 举 管 理 委 员 会 等, 这 些 机 构 分 别 负 责 执 行 各 自 领 域 的 行 政 事 务 地 方 自 治 体 ( 普 通 地 方 公 共 団 体 )の 機 関 には 大 きく 分 けて2つの 種 類 がある 一 つは 議 決 機 関 である 地 方 自 治 体 の 予 算 や 条 例 を 定 めるなど 当 該 団 体 としての 意 思 決 定 を 行 う 都 道 府 県 や 市 町 村 の 議 会 がこれに 当 たる もう 一 つは 執 行 機 関 である 議 決 機 関 で 決 定 された 事 項 を 実 際 に 執 行 する 機 関 である 都 道 府 県 知 事 や 市 町 村 長 その 他 各 種 の 行 政 委 員 会 がこれ に 当 たる 日 本 の 地 方 自 治 制 度 は 首 長 主 義 ( 大 統 領 制 ) を 採 用 している 地 方 自 治 体 の 議 会 議 員 と 長 ( 都 道 府 県 知 事 市 町 村 長 )の 双 方 が 住 民 の 直 接 選 挙 によ って 選 出 され 両 者 が 独 立 対 等 の 立 場 で 互 いに 牽 制 しながら その 職 務 を 果 たすことにより 民 主 的 な 地 方 行 政 が 行 われるような 仕 組 みになっている また 執 行 機 関 については 多 元 主 義 の 考 え 方 を 採 用 している すなわち 一 つの 機 関 への 権 限 集 中 を 避 け 複 数 の 機 関 に 権 限 を 分 掌 させ それぞ れが 独 立 して 事 務 を 処 理 することにより 民 主 的 な 行 政 が 行 われることを 想 定 している そのため 執 行 機 関 として 長 のほかに 長 から 独 立 した 地 位 と 権 限 を 持 つ 合 議 制 の 行 政 委 員 会 が 置 かれている 行 政 委 員 会 の 例 としては 教 育 委 員 会 や 公 安 委 員 会 選 挙 管 理 委 員 会 があり それぞれの 分 野 における 行 政 執 行 に 責 任 を 持 っている 地 方 自 治 体 的 组 织 9

15 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 (2) 地 方 自 治 体 的 议 会 (2) 地 方 自 治 体 の 議 会 地 方 自 治 体 的 议 会 是 由 居 民 直 接 选 举 的 议 员 组 成 的 合 议 制 机 构, 是 地 方 自 治 体 的 决 策 机 关 地 方 自 治 体 の 議 会 は 住 民 が 直 接 選 挙 した 議 員 で 構 成 される 合 議 制 の 機 関 で 地 方 自 治 体 の 意 思 を 決 定 する 機 関 である 1 议 员 的 选 举 及 地 位 地 方 自 治 体 的 议 会 议 员 的 参 选 条 件 如 下 : 议 员 必 须 是 日 本 国 民 年 龄 在 25 岁 以 上 拥 有 选 举 地 的 地 方 自 治 体 议 会 议 员 选 举 权 议 员 的 任 期 为 4 年 但 是, 有 时 会 因 议 会 解 散 及 辞 职 等 特 定 原 因 而 在 任 期 中 失 去 议 员 身 份 议 员 禁 止 兼 任 国 会 议 员 其 他 地 方 自 治 体 的 议 员 地 方 自 治 体 首 长 及 专 职 公 务 员 等 影 响 议 员 行 使 其 职 责 的 职 务, 或 职 务 间 易 产 生 制 度 冲 突 的 职 务 并 且, 为 了 确 保 议 员 能 够 公 正 地 履 行 职 务, 禁 止 议 员 与 该 地 方 自 治 体 存 在 业 务 承 包 关 系 关 于 议 会 议 员 的 定 员, 由 各 地 方 自 治 体 条 例 进 行 规 定 1 議 員 の 選 挙 及 び 地 位 地 方 自 治 体 の 議 会 議 員 として 選 ばれるためには 日 本 国 民 であること 年 齢 25 歳 以 上 であること 選 挙 が 行 われる 地 方 自 治 体 の 議 会 議 員 の 選 挙 権 を 持 っていることが 必 要 である 議 員 の 任 期 は 4 年 で ある ただし 議 会 の 解 散 や 辞 職 等 一 定 の 事 由 に より 任 期 中 にその 身 分 を 失 うこともある 議 員 は 国 会 議 員 他 の 地 方 自 治 体 の 議 員 地 方 自 治 体 の 長 及 び 常 勤 の 職 員 等 議 員 としての 職 務 を 全 うするために 支 障 となるような 職 あるいは 職 務 相 互 間 に 制 度 上 の 矛 盾 が 生 じるような 職 との 兼 職 が 禁 止 されている また 議 員 としての 職 務 の 公 正 な 執 行 を 保 障 するため 当 該 地 方 自 治 体 と 請 負 関 係 に 立 つことが 禁 止 されている なお 議 会 の 議 員 定 数 は 各 地 方 自 治 体 の 条 例 に より 定 めることとしている 2 议 会 的 权 限 对 地 方 自 治 体 的 重 要 事 项, 议 会 可 通 过 行 使 表 决 权 这 一 权 限 来 决 定 地 方 自 治 体 的 决 策 需 经 过 议 会 表 决 的 事 项 均 在 法 律 和 条 例 上 作 了 规 定, 其 中 最 为 重 要 的 内 容 包 括 制 定 修 改 或 废 止 条 例 以 及 审 议 决 定 地 方 自 治 体 的 预 算 除 表 决 权 外, 议 会 的 权 限 还 包 括 选 举 权 ( 议 长 及 副 议 长 的 选 举 选 举 管 理 委 员 的 选 举 ) 检 查 权 ( 查 阅 有 关 地 方 自 治 体 事 务 的 资 料, 要 求 首 长 及 其 他 的 执 行 机 构 提 供 报 告, 检 查 其 管 理 事 务 议 会 决 策 的 执 行 情 况 收 支 决 算 等 的 权 限 ) 调 查 权 ( 开 展 地 方 自 治 体 相 关 事 务 的 调 查, 认 为 特 别 有 必 要 时, 责 令 选 举 人 及 其 关 系 人 前 来 应 询 提 供 证 言 记 录 的 权 限 ) 等 2 議 会 の 権 限 地 方 自 治 体 の 重 要 な 事 項 に 関 し 地 方 自 治 体 とし ての 意 思 を 決 定 するための 議 会 の 権 限 として 議 決 権 がある 議 会 の 議 決 すべき 事 項 は 法 律 及 び 条 例 で 定 められる 議 決 すべき 事 項 の 中 で 特 に 重 要 なも のとして 条 例 の 制 定 改 廃 と 予 算 の 議 決 がある 議 決 権 のほか 議 会 の 権 限 としては 選 挙 権 ( 議 長 及 び 副 議 長 の 選 挙 選 挙 管 理 委 員 の 選 挙 ) 検 査 権 ( 地 方 自 治 体 の 事 務 に 関 する 書 類 等 を 検 閲 し 長 その 他 の 執 行 機 関 の 報 告 を 請 求 して 事 務 の 管 理 議 決 の 執 行 及 び 出 納 を 検 査 する 権 限 ) 調 査 権 ( 地 方 自 治 体 の 事 務 に 関 する 調 査 を 行 い 特 に 必 要 があ ると 認 めるときは 選 挙 人 その 他 の 関 係 人 の 出 頭 証 言 記 録 の 提 出 を 請 求 する 権 限 ) 等 がある 3 议 会 的 运 营 召 集 议 会 的 权 限 归 地 方 自 治 体 首 长 所 有 但 是 议 长 经 议 会 运 营 委 员 会 议 决 后, 可 提 交 应 付 诸 审 议 事 项, 向 地 方 自 治 体 首 长 提 出 召 开 临 时 会 议 的 要 求 此 外, 人 数 达 全 体 议 员 的 4 分 之 1 以 上 时, 亦 可 提 交 应 付 诸 审 议 事 项, 要 求 地 方 自 治 体 首 长 召 开 临 时 会 议 当 接 到 上 述 请 求 后, 地 方 自 治 体 首 长 必 须 在 请 求 日 起 20 日 以 内 召 开 临 时 会 议 如 果 地 方 自 治 体 首 长 不 响 应, 则 由 议 长 召 集 议 会 的 会 期 分 为 定 期 例 会 和 临 时 会 议 定 期 例 会 是 指 按 条 例 所 规 定 的 次 数 定 期 召 开 的 会 议, 可 以 审 议 所 有 提 案 临 时 会 议 是 指 在 需 要 时 随 时 召 开 的 会 议, 只 审 议 事 先 通 报 的 提 案 但 是 根 据 条 例 规 定, 可 以 对 定 期 例 会 和 临 时 会 议 不 加 区 分, 而 将 会 期 设 置 为 一 年, 即 全 年 会 期 3 議 会 の 運 営 議 会 を 招 集 する 権 限 は 長 に 属 する なお 議 長 は 議 会 運 営 委 員 会 の 議 決 を 経 て 会 議 に 付 議 すべ き 事 件 を 示 し 長 に 対 して 臨 時 会 の 招 集 をすること ができる また 議 員 定 数 の4 分 の1 以 上 の 者 は 会 議 に 付 議 すべき 事 件 を 示 して 同 じく 長 に 対 して 臨 時 会 の 招 集 をすることができる これらの 請 求 が あったときは 長 は 請 求 があった 日 から 20 日 以 内 に 臨 時 会 を 招 集 しなければならず 長 が 招 集 請 求 に 応 じない 時 は 議 長 が 招 集 する 議 会 の 会 期 には 定 例 会 と 臨 時 会 とがある 定 例 会 は 条 例 で 定 める 回 数 だけ 定 期 的 に 開 かれる 会 議 で 全 ての 案 件 を 審 議 できる 臨 時 会 は 必 要 なと きに 随 時 開 かれる 会 議 で あらかじめ 告 示 された 案 件 のみを 審 議 する 但 し 条 例 で 定 めるところによ り 定 例 会 臨 時 会 の 区 分 をもうけず 会 期 を1 年 とする 通 年 の 会 期 とすることができる 除 议 员 外, 地 方 自 治 体 首 长 也 有 议 会 议 案 的 提 案 权 并 且, 根 据 议 案 的 内 容 不 同, 提 案 权 有 时 会 专 属 于 议 员 或 首 长 ( 例 如 : 预 算 案 的 提 案 权 专 属 于 地 方 自 治 体 首 长 ) 議 会 への 議 案 の 提 出 権 は 議 員 だけでなく 長 も 有 している また 議 案 の 内 容 により 提 出 権 が 議 員 又 は 長 に 専 属 しているものもある( 例 えば 予 算 案 の 提 出 権 は 長 に 専 属 ) 10

16 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 京 都 府 议 会 ( 写 真 提 供 : 京 都 府 ) (3) 地 方 自 治 体 的 首 长 (3) 地 方 自 治 体 の 長 1 首 长 的 选 举 及 地 位 在 地 方 自 治 体 的 执 行 机 构 中, 处 于 最 重 要 地 位 的 是 地 方 自 治 体 的 首 长 ( 都 道 府 县 首 长 称 作 知 事, 市 町 村 首 长 称 作 市 町 村 长 ) 代 表 该 地 方 自 治 体 的 地 方 自 治 体 首 长 通 过 居 民 的 直 接 选 举 产 生, 任 期 4 年 地 方 自 治 体 首 长 禁 止 兼 任 国 会 议 员 及 地 方 自 治 体 议 会 议 员 及 专 职 公 务 员, 并 且 不 得 与 该 地 方 自 治 体 存 在 业 务 承 包 关 系 其 原 因 与 上 述 议 会 议 员 的 情 况 相 同 1 長 の 選 挙 及 び 地 位 地 方 自 治 体 の 執 行 機 関 のうち 最 も 重 要 なものは 地 方 自 治 体 の 長 ( 都 道 府 県 の 場 合 は 知 事 市 町 村 の 場 合 は 市 町 村 長 と 呼 ばれる)である 地 方 自 治 体 の 長 は 当 該 地 方 自 治 体 を 代 表 する 機 関 であり 住 民 の 直 接 選 挙 により 選 出 される 任 期 は 4 年 である 地 方 自 治 体 の 長 は 国 会 議 員 や 地 方 自 治 体 の 議 会 議 員 及 び 常 勤 の 職 員 との 兼 職 が 禁 止 されている また 当 該 地 方 自 治 体 と 請 負 関 係 に 立 つ 者 となることができない その 理 由 は 議 会 議 員 の 場 合 と 同 様 である 2 首 长 的 权 限 地 方 自 治 体 首 长 拥 有 确 保 地 方 自 治 体 全 盘 业 务 的 统 筹 一 致 对 外 代 表 该 地 方 自 治 体 的 权 限 因 此, 首 长 作 为 执 行 机 构 享 有 优 先 于 其 他 行 政 委 员 会 的 地 位, 通 过 编 制 执 行 预 算 等 来 统 一 领 导 各 执 行 机 构 在 首 长 所 拥 有 的 权 限 中 最 重 要 的 是 规 则 制 定 权 预 算 编 制 权 议 案 提 案 权 及 公 职 人 员 的 任 免 权 首 长 负 责 执 行 除 去 属 于 地 方 自 治 体 议 会 及 行 政 委 员 会 管 辖 业 务 外 的 地 方 自 治 体 所 有 事 务 当 然, 诸 多 庞 杂 事 务 并 不 是 由 首 长 亲 自 实 施 在 实 际 执 行 过 程 中, 由 首 长 任 命 副 知 事 ( 市 町 村 则 为 副 市 町 村 长 ) 及 其 他 干 部, 他 们 分 属 于 部 课 系 等 下 设 部 门, 执 行 既 定 业 务 2 長 の 権 限 地 方 自 治 体 の 長 は 地 方 自 治 体 の 事 務 全 般 につき 総 合 的 統 一 性 を 確 保 し 外 部 に 対 しては 当 該 地 方 自 治 体 を 代 表 する 権 限 を 有 している したがって 長 は 執 行 機 関 として 他 の 執 行 機 関 である 行 政 委 員 会 よりも 優 越 的 な 地 位 にあり 予 算 の 編 成 及 び 執 行 等 を 通 じて 執 行 機 関 全 体 を 統 括 している 長 が 有 する 権 限 のうち 重 要 なものとして 規 則 制 定 権 予 算 編 成 権 議 案 提 案 権 及 び 職 員 の 任 免 権 が ある 長 は 地 方 自 治 体 の 議 会 及 び 行 政 委 員 会 に 属 するものを 除 き 地 方 自 治 体 の 事 務 の 全 てを 執 行 す る しかしながら これら 広 範 に 渡 る 事 務 を 長 自 身 が 全 て 行 うわけではないことはもちろんである 実 際 の 事 務 の 執 行 に 当 たっては 副 知 事 ( 市 町 村 の 場 合 は 副 市 町 村 長 )やその 他 多 数 の 職 員 が 長 により 任 命 され 長 の 下 に 設 けられた 部 課 及 び 係 等 の 組 織 に 配 属 されて それぞれ 定 められた 事 務 を 執 行 し ている 11

17 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 (4) 行 政 委 员 会 (4) 行 政 委 員 会 根 据 前 述 的 多 元 主 义 原 则, 在 地 方 自 治 体 中 除 首 长 外 还 设 有 不 同 的 行 政 委 员 会, 根 据 各 自 的 权 限 分 管 相 应 的 事 务 主 要 行 政 委 员 会 如 下 : 先 に 述 べたように 多 元 主 義 の 考 え 方 に 基 づき 地 方 自 治 体 には 長 の 他 に 行 政 委 員 会 が 置 かれ それ ぞれの 権 限 を 分 掌 し 事 務 を 遂 行 している その 主 なものは 以 下 のとおりである 1 教 育 委 员 会 在 都 道 府 县 及 市 町 村 中 分 别 设 置 教 育 委 员 会 教 育 委 员 会 的 委 员 经 议 会 通 过 后, 由 地 方 自 治 体 首 长 任 命, 任 期 4 年 教 育 委 员 会 负 责 学 校 及 其 他 教 育 机 构 的 设 置 和 管 理 教 职 员 的 任 命 等 与 教 育 相 关 的 事 务 及 与 学 术 文 化 相 关 的 事 务, 同 时, 拥 有 对 上 述 事 务 的 执 行 权 为 了 实 施 教 育 委 员 会 的 实 际 事 务, 在 委 员 会 之 下 设 有 教 育 长 教 育 长 由 教 育 委 员 会 从 其 委 员 中 任 命, 并 在 委 员 会 的 指 挥 和 监 督 下 执 行 教 育 委 员 会 的 所 有 事 务 1 教 育 委 員 会 都 道 府 県 及 び 市 町 村 には それぞれ 教 育 委 員 会 が 置 かれる 委 員 は 地 方 自 治 体 の 長 が 議 会 の 同 意 を 得 て 任 命 し 任 期 は4 年 である 教 育 委 員 会 は 学 校 その 他 の 教 育 機 関 の 設 置 管 理 教 職 員 の 任 命 等 教 育 に 関 する 事 務 及 び 学 術 文 化 に 関 する 事 務 について 責 任 を 負 うとともに これ らを 執 行 する 権 限 を 持 つ 教 育 委 員 会 の 実 際 の 事 務 を 行 うため 委 員 会 の 下 に 教 育 長 が 置 かれる 教 育 長 は 教 育 委 員 会 がその 委 員 の 中 から 任 命 し 委 員 会 の 指 揮 監 督 の 下 に 教 育 委 員 会 の 全 ての 事 務 を 執 行 する 2 公 安 委 员 会 在 都 道 府 县 中, 设 置 公 安 委 员 会 ( 市 町 村 不 设 置 ) 公 安 委 员 会 的 委 员 经 议 会 通 过 后, 由 都 道 府 县 知 事 任 命, 任 期 3 年 公 安 委 员 会 之 下, 道 府 县 中 设 置 道 府 县 警 察 本 部, 都 中 设 置 警 视 厅, 分 别 执 行 本 地 区 的 警 察 行 政 2 公 安 委 員 会 都 道 府 県 に 公 安 委 員 会 が 置 かれる( 市 町 村 にはな い) 委 員 は 都 道 府 県 の 知 事 が 議 会 の 同 意 を 得 て 任 命 し 任 期 は3 年 である 公 安 委 員 会 の 下 に 道 府 県 にあっては 道 府 県 警 察 本 部 都 にあっては 警 視 庁 が 置 かれ 地 域 的 な 警 察 行 政 を 執 行 する 3 选 举 管 理 委 员 会 在 都 道 府 县 及 市 町 村 中 分 别 设 置 选 举 管 理 委 员 会 选 举 管 理 委 员 会 的 委 员 由 议 会 从 拥 有 选 举 权 的 选 民 中 选 举 产 生, 任 期 4 年 选 举 管 理 委 员 会 除 负 责 管 理 和 执 行 该 地 方 自 治 体 首 长 及 议 会 议 员 的 选 举 外, 还 负 责 执 行 国 会 议 员 的 选 举 工 作 此 外, 市 町 村 选 举 3 選 挙 管 理 委 員 会 都 道 府 県 及 び 市 町 村 には それぞれ 選 挙 管 理 委 員 会 が 置 かれる 委 員 は 議 会 において 選 挙 権 を 有 する 者 の 中 から 選 挙 により 選 出 され 任 期 は4 年 で ある 選 挙 管 理 委 員 会 は 当 該 地 方 自 治 体 の 長 及 び 議 会 議 員 の 選 挙 を 管 理 執 行 するほか 国 会 議 員 の 選 挙 事 務 も 行 う また 市 町 村 選 挙 管 理 委 員 会 において 12

18 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 管 理 委 员 会 还 负 责 该 市 町 村 所 属 的 都 道 府 县 的 知 事 及 议 会 议 员 的 选 举 工 作 は 当 該 市 町 村 が 属 する 都 道 府 県 の 知 事 や 議 会 議 員 の 選 挙 事 務 も 取 り 扱 う (5) 首 长 与 议 会 的 关 系 (5) 長 と 議 会 の 関 係 如 前 所 述, 由 于 日 本 的 地 方 自 治 制 度 采 取 首 长 制 ( 总 统 制 ), 力 求 地 方 自 治 体 首 长 与 议 会 两 权 分 立, 与 此 同 时 通 过 双 方 相 互 制 约 均 衡 协 调 的 机 制 来 保 证 地 方 行 政 的 民 主 运 营 下 面, 例 举 一 些 主 要 内 容 对 上 述 制 约 与 均 衡 的 机 制 进 行 说 明 先 に 述 べたように 日 本 の 地 方 自 治 制 度 は 首 長 主 義 ( 大 統 領 制 ) を 採 用 しているため 地 方 自 治 体 の 長 と 議 会 との 間 で 権 限 の 分 立 が 図 られるとと もに 互 いに 牽 制 し その 均 衡 と 調 和 によって 民 主 的 な 地 方 行 政 を 確 保 する 仕 組 みが 設 けられている その 牽 制 と 均 衡 の 仕 組 みについて 主 なものを 挙 げると 以 下 のとおりである 1 对 地 方 自 治 体 首 长 的 不 信 任 裁 决 与 解 散 议 会 在 地 方 自 治 体 中, 当 首 长 与 议 会 分 庭 抗 礼, 两 者 的 对 立 无 法 调 和 时, 议 会 可 对 首 长 做 出 不 信 任 裁 决 议 会 裁 决 对 首 长 的 不 信 任 裁 决 需 有 定 员 的 3 分 之 2 以 上 的 议 员 出 席, 且 有 出 席 议 员 的 4 分 之 3 以 上 赞 成 方 可 通 过 当 首 长 的 不 信 任 案 获 通 过 时, 首 长 可 通 过 解 散 议 会 来 进 行 抗 衡 这 是 首 长 与 议 会 针 锋 相 对 僵 持 不 下 时, 试 图 根 据 居 民 投 票 做 出 的 公 正 判 断 来 解 决 事 态 的 最 终 手 段 当 议 会 通 过 了 首 长 的 不 信 任 案, 而 首 长 在 一 定 期 限 (10 日 ) 内 并 未 解 散 议 会 时, 该 首 长 将 自 动 失 去 地 方 自 治 体 首 长 的 身 份 此 外, 如 果 首 长 解 散 议 会 后 首 次 召 集 的 议 会 再 次 审 议 并 通 过 了 首 长 的 不 信 任 裁 决 ( 需 有 3 分 之 2 以 上 的 议 员 出 席, 且 有 半 数 以 上 赞 成 ), 首 长 无 法 再 通 过 行 驶 解 散 权 进 行 对 抗, 在 接 到 议 长 的 不 信 任 裁 决 通 报 之 日 起 即 丧 失 首 长 的 职 权 1 地 方 自 治 体 の 長 の 不 信 任 と 議 会 の 解 散 地 方 自 治 体 において 長 と 議 会 との 対 立 が 続 き 両 者 の 調 整 がつかなくなったとき 議 会 は 長 の 不 信 任 の 議 決 を 行 うことができる 議 会 が 長 の 不 信 任 議 決 をするには 議 員 数 の3 分 の2 以 上 の 者 が 出 席 し 出 席 議 員 の4 分 の3 以 上 の 者 の 同 意 が 必 要 であ る 長 の 不 信 任 案 が 可 決 された 場 合 長 は 対 抗 手 段 と して 議 会 を 解 散 することができる これは 長 と 議 会 との 間 に 対 立 が 続 き 両 者 の 調 整 がつかなくな ったときに 最 終 的 に 住 民 の 選 挙 による 公 正 な 判 断 に 基 づき 事 態 の 解 決 を 図 ろうとするものである 議 会 が 長 の 不 信 任 案 を 可 決 した 場 合 に 長 が 一 定 の 期 間 (10 日 間 )を 過 ぎても 議 会 の 解 散 を 行 わな いときは 長 は 自 動 的 に 地 方 自 治 体 の 長 としての 地 位 を 失 う また 長 が 議 会 を 解 散 した 後 初 めて 招 集 された 議 会 で 再 び 長 の 不 信 任 議 決 (この 場 合 は 議 員 数 の 3 分 の2 以 上 の 出 席 出 席 議 員 の 過 半 数 の 同 意 で 足 る)があった 場 合 には 長 は もはや 解 散 権 をもっ て 対 抗 することはできず 議 長 から 不 信 任 議 決 のあ った 旨 の 通 知 を 受 けた 日 をもって 失 職 する 2 地 方 自 治 体 首 长 的 复 议 ( 否 决 权 ) 2 地 方 自 治 体 の 長 の 再 議 ( 拒 否 権 ) 地 方 自 治 体 首 长 拥 有 否 决 议 会 决 议, 要 求 复 议 的 权 利 复 议 包 括 通 常 的 复 议 ( 一 般 否 决 权 ) 和 对 议 会 违 法 的 决 议 及 选 举 进 行 复 议 ( 特 别 否 决 权 ) 前 者 是 在 首 长 对 议 会 通 过 的 决 议 持 有 异 议 时 行 使, 可 由 首 长 根 据 需 要 作 出 决 定 另 外, 当 议 会 再 次 表 决 决 议 案 ( 条 例 的 制 定 或 修 改 废 除 或 者 有 关 预 算 的, 需 要 3 分 之 2 以 上 的 出 席 议 员 赞 成 ) 时, 该 决 议 将 最 终 确 定 通 过 后 者 是 为 防 止 违 法 行 为 而 设 的 手 段, 首 长 有 义 务 提 出 复 议 地 方 自 治 体 の 長 には 議 会 の 議 決 等 を 拒 否 して 再 度 議 会 の 審 議 を 求 める 権 限 が 与 えられている こ れには 通 常 の 再 議 ( 一 般 的 拒 否 権 )と 議 会 の 違 法 な 議 決 や 選 挙 に 対 する 再 議 ( 特 別 拒 否 権 )がある 前 者 の 再 議 は 長 が 議 会 が 行 った 議 決 について 異 議 がある 場 合 に 行 われるものであり その 行 使 は 長 の 裁 量 に 任 されている また 議 会 において 再 議 決 ( 条 例 の 制 定 若 しくは 改 廃 又 は 予 算 に 関 するもの については 出 席 議 員 の3 分 の2 以 上 の 同 意 が 必 要 ) された 場 合 には その 議 決 は 確 定 することになる 後 者 の 再 議 は 違 法 行 為 を 回 避 するための 手 段 とし て 設 けられているものであり 長 に 対 して 義 務 付 け られている 3 首 长 单 独 裁 决 首 长 单 独 裁 决 是 指 在 特 定 的 情 况 下, 由 首 长 代 替 议 会 行 使 其 权 限, 裁 决 本 应 由 议 会 审 议 表 决 的 事 项 首 长 单 独 裁 决 分 为 两 类 : 一 类 是 作 为 议 会 与 首 长 的 协 调 手 段, 在 议 会 不 成 立 时 或 议 会 对 应 表 决 事 项 等 不 予 审 议 时 由 首 长 代 替 议 会 行 使 其 权 限 ; 另 一 类 是 为 了 提 高 地 方 自 治 体 的 行 政 执 行 效 率, 议 会 事 先 将 议 会 权 限 内 简 单 事 项 的 决 定 权 委 任 给 首 长 行 使 3 専 決 処 分 専 決 処 分 は 本 来 議 会 が 議 決 決 定 すべき 事 項 について 一 定 の 場 合 長 が 議 会 に 代 わってその 権 限 を 行 使 することである 専 決 処 分 には2 種 類 あ る 一 つは 議 会 と 長 との 調 整 手 段 としての 専 決 処 分 であり 議 会 が 成 立 しないときや 議 会 が 議 決 すべ き 事 件 を 議 決 しないときなどに 長 が 議 会 に 代 わっ て その 権 限 を 行 使 するものである もう 一 つは 地 方 自 治 体 の 行 政 執 行 の 能 率 化 を 図 るため 議 会 の 13

19 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 権 限 に 属 する 軽 易 な 事 項 について 議 会 があらかじ めその 決 定 を 長 に 委 任 した 権 限 を 行 使 するもので ある 9 地 方 自 治 体 的 事 权 9 地 方 自 治 体 の 処 理 する 事 務 (1) 中 央 政 府 与 地 方 自 治 体 的 事 权 划 分 (1) 国 と 地 方 自 治 体 の 役 割 分 担 1999 年 7 月 制 定 的 关 于 推 进 地 方 分 权 完 善 相 关 法 律 等 的 法 律 ( 地 方 分 权 一 揽 子 法 ) 对 地 方 自 治 法 进 行 大 幅 修 改, 明 确 了 中 央 政 府 与 地 方 自 治 体 的 事 权 分 工 根 据 修 改 后 的 地 方 自 治 法, 地 方 自 治 体 承 担 起 自 主 地 综 合 地 落 实 地 区 行 政 工 作 的 广 泛 职 责 而 中 央 政 府 则 负 责 1 国 际 社 会 中 关 乎 一 国 存 立 的 事 务 2 适 合 由 全 国 统 一 决 策 的 与 国 民 的 各 项 活 动 相 关 的 事 务 3 必 须 在 全 国 范 围 或 从 全 国 角 度 实 施 的 政 策 举 措 和 项 目 等 也 就 是 说 该 法 尽 量 将 中 央 政 府 的 权 限 限 定 在 一 定 范 围 内, 将 与 居 民 息 息 相 关 的 行 政 业 务 尽 可 能 地 下 放 给 地 方 自 治 体 1999 年 7 月 に 制 定 された 地 方 分 権 の 推 進 を 図 るための 関 係 法 律 の 整 備 等 に 関 する 法 律 ( 地 方 分 権 一 括 法 )により 地 方 自 治 法 の 大 改 正 が 行 われ 国 と 地 方 自 治 体 との 役 割 分 担 が 明 確 化 された 改 正 後 の 同 法 により 地 方 自 治 体 は 地 域 における 行 政 を 自 主 的 かつ 総 合 的 に 実 施 する 役 割 を 広 く 担 うもの とされた 一 方 国 は 1 国 際 社 会 における 国 家 と しての 存 立 にかかわる 事 務 2 全 国 的 に 統 一 して 定 めることが 望 ましい 国 民 の 諸 活 動 に 関 する 事 務 3 全 国 的 な 規 模 又 は 視 点 に 立 って 行 わなければなら ない 施 策 事 業 の 実 施 等 を 行 うとされた 国 の 役 割 を 限 定 的 にとらえ 住 民 に 身 近 な 行 政 はできる 限 り 地 方 自 治 体 にゆだねるとしたのである (2) 机 关 委 任 事 务 制 度 的 废 除 (2) 機 関 委 任 事 務 制 度 の 廃 止 根 据 地 方 分 权 一 揽 子 法, 机 关 委 任 事 务 制 度 被 予 以 废 除 机 关 委 任 事 务 制 度 是 指 地 方 自 治 体 首 长 作 为 中 央 各 部 门 的 派 出 机 构, 管 理 和 执 行 法 律 规 定 由 中 央 各 部 门 管 辖 的 事 务 机 关 委 任 事 务 制 度 曾 经 被 赞 为 日 本 中 央 集 权 型 行 政 体 系 的 核 心 部 分, 但 是 该 制 度 不 但 没 有 明 确 事 权 责 任 归 属, 并 且 将 地 方 自 治 体 当 成 中 央 政 府 的 下 级 机 构, 因 而 饱 受 诟 病 根 据 地 方 分 权 一 揽 子 法 对 地 方 自 治 法 进 行 修 改 后, 机 关 委 任 事 务 制 度 被 废 除, 地 方 自 治 体 将 处 理 包 括 以 前 的 机 关 委 任 事 务 在 内 的 地 方 自 治 体 所 有 事 务 また 地 方 分 権 一 括 法 により 機 関 委 任 事 務 制 度 が 廃 止 された 機 関 委 任 事 務 制 度 とは 地 方 自 治 体 の 長 が 法 律 により 国 の 各 省 庁 が 所 管 する 事 務 を そ の 省 庁 の 出 先 機 関 として 管 理 執 行 する 制 度 である これは わが 国 の 中 央 集 権 型 行 政 システムの 中 核 的 部 分 を 形 成 するものといわれてきたが 事 務 処 理 の 責 任 の 所 在 を 不 明 確 するだけでなく 地 方 自 治 体 を 国 の 下 級 行 政 機 関 として 扱 うものだという 批 判 が 従 来 からなされていた 地 方 分 権 一 括 法 による 地 方 自 治 法 の 改 正 により この 機 関 委 任 事 務 制 度 は 廃 止 され 地 方 自 治 体 が 処 理 する 事 務 は 従 来 機 関 委 任 事 務 とされてきたもの を 含 めて すべて 地 方 自 治 体 の 事 務 となった (3) 自 治 事 务 与 法 定 委 托 事 务 (3) 自 治 事 務 と 法 定 受 託 事 務 地 方 自 治 体 的 事 务 分 为 自 治 事 务 与 法 定 委 托 事 务 两 类 其 中, 法 定 委 托 事 务 是 地 方 自 治 体 根 据 法 律 或 政 令 的 规 定 处 理 的 事 务 中, 本 应 由 中 央 政 府 负 责, 而 且 中 央 政 府 认 为 有 必 要 确 保 地 方 自 治 体 有 效 地 予 以 处 理 而 通 过 法 律 或 政 令 加 以 规 定 的 事 务 具 体 包 括 护 照 的 颁 发 国 道 管 理 中 央 指 定 统 计 相 关 事 务 等 自 治 事 务 是 指 除 法 定 委 托 事 务 以 外 的 由 地 方 自 治 体 自 主 实 施 的 所 有 事 务 法 定 委 托 事 务 与 自 治 事 务 的 差 异 是, 与 后 者 相 比 前 者 具 有 较 强 的 国 家 干 预 的 色 彩 地 方 自 治 体 の 事 務 は 自 治 事 務 と 法 定 受 託 事 務 の2 種 類 に 分 かれる このうち 法 定 受 託 事 務 は 法 律 又 は 政 令 に 基 づき 地 方 自 治 体 が 処 理 する 事 務 のうち 国 が 本 来 果 たすべき 役 割 にかかるもの で 国 において 適 正 な 処 理 を 確 保 する 必 要 があると して 法 律 又 は 政 令 で 定 めた 事 務 である 具 体 的 に は 旅 券 の 交 付 国 道 の 管 理 国 の 指 定 統 計 に 関 す る 事 務 等 があげられる 自 治 事 務 は 法 定 受 託 事 務 を 除 く 地 方 自 治 体 が 行 うすべての 事 務 である 法 定 受 託 事 務 と 自 治 事 務 の 違 いは 前 者 のほうが 後 者 に 比 べて 強 い 国 の 関 与 が 認 められていること である (4) 都 道 府 县 与 市 町 村 的 事 权 划 分 原 则 (4) 都 道 府 県 と 市 町 村 の 事 務 配 分 の 原 則 根 据 地 方 自 治 法, 都 道 府 县 作 为 包 括 市 町 村 在 内 的 跨 区 域 地 方 自 治 体, 负 责 处 理 跨 区 域 事 务 与 市 町 村 相 关 的 联 络 协 调 事 务 及 协 助 市 町 村 的 事 务 而 市 町 村 作 为 基 础 地 方 自 治 体, 负 责 处 理 都 道 府 县 事 权 以 外 的 所 有 事 务 关 于 这 一 点, 法 律 规 定 了 市 町 村 优 先 原 则 地 方 自 治 法 により 都 道 府 県 は 市 町 村 を 包 括 す る 広 域 の 地 方 自 治 体 として 広 域 事 務 市 町 村 に 関 する 連 絡 調 整 事 務 及 び 市 町 村 に 対 する 補 完 事 務 を 処 理 するとされている また 市 町 村 は 基 礎 的 な 地 方 自 治 体 として 都 道 府 県 が 処 理 する 以 外 の 事 務 を 処 理 するとされている これは 市 町 村 優 先 の 原 則 を 定 めたものとされる 结 合 前 述 的 中 央 与 地 方 自 治 体 的 角 色 分 工 来 看, 进 行 事 权 划 分 先 に 述 べた 国 と 地 方 自 治 体 の 役 割 分 担 もあわせ て 考 えると 事 務 の 配 分 に 当 たっては できるもの 14

20 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 时 采 用 的 是 尽 可 能 优 先 市 町 村 其 次 是 都 道 府 县 最 后 将 地 方 自 治 体 无 力 承 担 的 事 务 划 归 中 央 政 府 的 原 则 其 思 路 与 补 充 原 理 相 同 但 是 实 际 上, 在 中 央 政 府 都 道 府 县 及 市 町 村 之 间 的 事 权 划 分 过 程 中, 各 领 域 的 事 权 并 不 是 按 层 次 分 别 划 归 不 同 层 级 的 地 方 自 治 体, 而 更 多 是 不 同 层 级 的 自 治 体 在 同 一 领 域 各 自 承 担 不 同 的 角 色 在 日 本 的 地 方 自 治 制 度 中, 关 于 事 权 划 分 采 用 的 是 融 合 型 而 不 是 分 离 型 はまず 市 町 村 に 次 いで 都 道 府 県 に そして 地 方 自 治 体 ができないものを 最 後 に 国 に 配 分 するという ことである これは 補 完 性 の 原 理 と 同 様 の 考 え 方 であるといえる しかしながら 実 際 の 国 都 道 府 県 及 び 市 町 村 の 間 の 事 務 配 分 においては 事 務 の 分 野 ごとに 各 段 階 に 割 り 振 られて 完 結 しているのではなく 同 じ 分 野 の 事 務 が 各 段 階 において 機 能 分 担 されている 場 合 が 多 い 日 本 の 地 方 自 治 制 度 では 事 務 配 分 につい ては 分 離 型 ではなく 融 合 型 が 採 用 されて いるのである (5) 都 道 府 县 及 市 町 村 的 事 权 (5) 都 道 府 県 及 び 市 町 村 の 処 理 する 事 務 1 都 道 府 县 负 责 的 事 务 包 括 以 下 内 容 : (a) 跨 区 域 事 务 ( 例 如 : 都 道 府 县 道 港 湾 山 水 治 理 保 健 所 职 业 培 训 警 察 ) (b) 面 向 市 町 村 的 联 络 协 调 事 务 ( 例 如 : 有 关 合 理 地 组 织 和 运 营 市 町 村 的 建 议 劝 告 和 指 导 ) (c) 协 助 市 町 村 的 事 务 ( 例 如 : 高 中 博 物 馆 医 院 ) 1 都 道 府 県 が 処 理 する 事 務 は 以 下 のようなもの がある (a) 広 域 事 務 ( 例 : 都 道 府 県 道 港 湾 治 山 治 水 保 健 所 職 業 訓 練 警 察 ) (b) 市 町 村 に 関 する 連 絡 調 整 事 務 ( 例 : 市 町 村 の 組 織 運 営 の 合 理 化 に 関 する 助 言 勧 告 指 導 ) (c) 市 町 村 に 対 する 補 完 事 務 ( 例 : 高 等 学 校 博 物 館 病 院 ) 2 市 町 村 负 责 的 事 务 包 括 以 下 内 容 : (a) 有 关 居 民 生 活 的 基 础 事 务 ( 例 如 : 户 籍 居 民 登 记 地 址 标 示 ) (b) 有 关 确 保 居 民 安 全 健 康 的 事 务 ( 例 如 : 消 防 垃 圾 处 理 上 水 道 下 水 道 ) (c) 有 关 居 民 福 利 的 事 务 ( 例 如 : 生 活 保 护 ( 城 市 区 域 ) 护 理 保 险 国 民 健 康 保 险 ) (d) 有 关 城 市 建 设 的 事 务 ( 例 如 : 城 市 规 划 市 町 村 道 公 园 ) (e) 有 关 公 共 设 施 的 建 设 管 理 的 事 务 ( 例 如 : 公 民 馆 市 民 会 馆 保 育 所 小 学 初 中 图 书 馆 ) 除 此 以 外, 都 道 府 县 及 市 町 村 还 负 责 其 他 众 多 的 事 务, 可 以 说 覆 盖 了 除 中 央 政 府 承 担 的 外 交 防 卫 货 币 及 司 法 等 事 务 以 外 的 所 有 内 政 领 域 因 此, 日 本 的 地 方 自 治 体 财 政 规 模 很 大 从 最 终 支 出 情 况 来 看, 地 方 自 治 体 整 体 的 财 政 规 模 超 过 中 央 政 府 的 财 政 规 模 从 收 入 ( 税 收 ) 来 看, 中 央 政 府 与 地 方 自 治 体 整 体 的 税 收 分 配 为 3:2, 中 央 政 府 所 占 比 例 较 大 不 过, 由 于 中 央 通 过 地 方 交 付 税 及 国 库 支 出 金 等 财 政 调 整 手 段, 将 大 规 模 的 税 收 从 中 央 转 移 到 了 地 方 自 治 体, 因 此 在 支 出 阶 段 中 央 与 地 方 的 整 体 比 例 为 2:3 左 右 都 道 府 县 与 市 町 村 的 财 政 规 模 大 体 相 同 2 市 町 村 が 処 理 する 事 務 は 以 下 のようなものが ある (a) 住 民 生 活 の 基 礎 に 関 する 事 務 ( 例 : 戸 籍 住 民 登 録 住 居 表 示 ) (b) 住 民 の 安 全 健 康 の 確 保 に 関 する 事 務 ( 例 : 消 防 ごみ 処 理 上 水 道 下 水 道 ) (c) 住 民 の 福 祉 に 関 する 事 務 ( 例 : 生 活 保 護 ( 市 の 区 域 ) 介 護 保 険 国 民 健 康 保 険 ) (d) まちづくりに 関 する 事 務 ( 例 : 都 市 計 画 市 町 村 道 公 園 ) (e) 各 種 施 設 の 設 置 管 理 に 関 する 事 務 ( 例 : 公 民 館 市 民 会 館 保 育 所 小 中 学 校 図 書 館 ) これら 以 外 にも 都 道 府 県 や 市 町 村 は 多 くの 事 務 を 処 理 している 国 が 担 う 外 交 防 衛 通 貨 及 び 司 法 等 の 事 務 を 除 き すべての 内 政 分 野 に 及 んでいる といっても 過 言 ではない したがって 日 本 の 地 方 自 治 体 の 財 政 規 模 は 大 き い 最 終 支 出 ベースでみた 場 合 には 地 方 自 治 体 全 体 の 財 政 規 模 は 国 の 財 政 規 模 を 上 回 っている 収 入 ( 租 税 )については 国 と 地 方 自 治 体 全 体 との 税 源 配 分 は 3:2と 国 の 方 が 大 きいが 地 方 交 付 税 及 び 国 庫 支 出 金 等 による 国 から 地 方 自 治 体 への 大 規 模 な 財 政 移 転 があるため 支 出 の 段 階 では 国 と 地 方 自 治 体 全 体 の 割 合 は2:3 程 度 となっている また 都 道 府 県 と 市 町 村 の 財 政 規 模 は ほぼ 同 じ 大 きさとなっている 15

21 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 国 民 纳 税 纳 税 总 额 85.9 亿 日 元 国 税 (51.2 亿 日 元 ) 59.6% 地 方 税 (34.7 万 亿 日 元 ) 40.4% 税 收 比 国 家 : 地 方 3 : 2 国 家 岁 出 ( 净 计 ) 69.1 万 亿 日 元 41.7% 国 库 支 出 金 地 方 岁 出 ( 净 计 ) 96.6 万 亿 日 元 58.3% 岁 出 比 国 家 : 地 方 2 : 3 向 国 民 提 供 的 服 务 中 央 与 地 方 的 岁 出 总 额 ( 净 计 ) 万 亿 日 元 国 家 与 地 方 的 财 源 分 配 10 地 方 自 治 体 的 立 法 权 10 地 方 自 治 体 の 立 法 権 宪 法 第 94 条 规 定 地 方 自 治 体 可 以 在 法 律 的 范 围 内 制 定 条 例, 为 地 方 自 治 体 的 自 治 立 法 权 提 供 了 保 障 根 据 这 一 规 定, 允 许 地 方 自 治 体 以 条 例 与 规 则 2 种 形 式 制 定 地 方 自 治 法 憲 法 第 94 条 は 地 方 公 共 団 体 は 法 律 の 範 囲 内 で 条 例 を 制 定 することができる と 規 定 して おり 地 方 自 治 体 の 自 治 立 法 権 を 保 障 している こ れを 受 けて 地 方 自 治 法 では 地 方 自 治 体 の 制 定 す る 法 形 式 として 条 例 と 規 則 の2 種 類 を 認 めてい る 1 条 例 条 例 是 由 地 方 自 治 体 的 议 会 经 审 议 和 裁 决 制 定 的 关 于 该 地 方 自 治 体 事 务 的 规 定 (a) 条 例 的 制 定 范 围 地 方 自 治 体 可 以 制 定 关 于 该 自 治 体 所 有 事 务 的 条 例 (b) 条 例 的 效 力 条 例 与 国 家 法 令 一 样, 是 构 成 国 内 法 律 秩 序 的 一 部 分, 但 是 对 违 反 宪 法 等 国 家 法 令 的 条 例, 其 违 反 的 部 分 视 为 无 效 条 例 是 地 方 自 治 体 这 一 地 区 社 会 中 的 法 律, 其 效 力 及 范 围 原 则 上 只 限 于 该 地 方 自 治 体 辖 区 内, 不 涉 及 该 地 区 以 外 当 地 方 自 治 体 对 地 区 居 民 规 定 义 务 或 限 制 其 权 利 时, 除 法 令 上 有 特 别 规 定 的 情 况 外, 均 需 依 照 条 例 并 且, 为 了 保 证 其 实 效 性, 可 在 条 例 中 设 置 惩 罚 条 款 1 条 例 条 例 は 地 方 自 治 体 の 議 会 がその 議 決 により 当 該 地 方 自 治 体 の 事 務 に 関 して 制 定 するものである (a) 条 例 の 制 定 範 囲 地 方 自 治 体 は 当 該 団 体 の 全 ての 事 務 に 関 し 条 例 を 制 定 することができる (b) 条 例 の 効 力 条 例 は 国 の 法 令 とともに 国 内 の 法 秩 序 の 一 部 を 構 成 するものであるが 憲 法 を 始 めとする 国 の 法 令 に 違 反 する 条 例 は その 違 反 の 限 度 において 無 効 と される 条 例 は 地 方 自 治 体 という 地 域 社 会 における 法 で あり その 効 力 の 及 ぶ 範 囲 は 原 則 として 当 該 地 方 自 治 体 の 区 域 内 に 限 定 され その 区 域 外 には 及 ばな い 地 方 自 治 体 が 人 々に 義 務 を 課 し 又 はその 権 利 を 制 限 するには 法 令 に 特 別 の 定 めがある 場 合 を 除 くほか 条 例 によらねばならない また 条 例 には その 実 効 性 を 担 保 するために 罰 則 を 設 けることが できる 2 规 则 规 则 是 地 方 自 治 体 首 长 对 其 权 限 范 围 内 的 事 务 制 定 的 规 定 地 方 自 治 体 首 长 在 不 违 反 法 令 的 前 提 下, 可 制 定 任 何 规 则 规 则 的 效 力 与 条 例 一 样, 处 于 国 家 法 令 之 下 当 条 例 与 规 则 相 矛 盾 时, 优 先 适 用 条 例 规 则 所 涉 及 的 范 围 与 条 例 一 样, 原 则 上 只 限 于 该 地 方 自 2 規 則 規 則 は 地 方 自 治 体 の 長 が その 権 限 に 属 する 事 務 に 関 し 制 定 する 地 方 自 治 体 の 長 は 法 令 に 反 し ない 限 りにおいて 規 則 を 制 定 することができる 規 則 の 効 力 は 条 例 と 同 様 に 国 の 法 令 の 下 位 にあ る また 条 例 と 規 則 とが 競 合 する 場 合 には 条 例 が 16

22 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 治 体 区 划 内 教 育 委 员 会 等 行 政 委 员 会 也 可 依 照 法 律 规 定, 制 定 与 其 权 限 范 围 内 事 务 相 关 的 规 则 優 先 する 規 則 の 及 ぶ 範 囲 は 条 例 と 同 様 に 原 則 として 当 該 地 方 自 治 体 の 区 域 内 に 限 定 される 教 育 委 員 会 等 の 行 政 委 員 会 も 法 律 の 定 めるとこ ろにより その 権 限 に 属 する 事 務 に 関 し 規 則 を 定 めることができる 11 居 民 的 权 利 ( 直 接 参 政 制 度 ) 11 住 民 の 権 利 ( 直 接 参 政 制 度 ) 日 本 的 地 方 自 治 制 度 以 间 接 民 主 制 为 原 则, 居 民 拥 有 对 议 会 议 员 及 首 长 的 选 举 权 及 被 选 举 权 为 了 补 充 该 间 接 民 主 制, 进 而 设 有 几 项 允 许 居 民 直 接 参 政 的 机 制 日 本 の 地 方 自 治 制 度 は 間 接 民 主 制 を 原 則 として おり 住 民 に 対 して 議 会 議 員 や 長 の 選 挙 権 及 び 被 選 挙 権 を 認 めているが その 間 接 民 主 制 を 補 完 するこ とを 目 的 として さらにいくつかの 直 接 参 政 の 制 度 が 認 められている (1) 直 接 请 求 (1) 直 接 請 求 直 接 请 求 是 指 拥 有 选 举 权 者 可 征 集 一 定 数 量 以 上 的 签 名, 向 地 方 自 治 体 首 长 及 议 会 提 出 制 定 修 改 和 废 止 条 例 监 督 自 治 体 事 务 解 散 议 会 及 解 除 议 员 和 首 长 等 职 务 的 请 求 直 接 請 求 とは 有 権 者 が 一 定 数 以 上 の 署 名 を 集 め て 地 方 自 治 体 の 長 や 議 会 に 対 して 条 例 の 制 定 改 廃 事 務 の 監 査 議 会 の 解 散 及 び 議 員 長 等 の 解 職 を 請 求 するものである 1 条 例 的 制 定 修 改 及 废 止 请 求 通 过 50 分 之 1 以 上 拥 有 选 举 权 者 的 签 名, 可 以 向 地 方 自 治 体 首 长 提 出 制 定 新 条 例 及 对 现 行 条 例 进 行 修 改 或 废 止 的 请 求 接 到 该 请 求 后, 地 方 自 治 体 首 长 应 在 20 日 内 召 集 议 会, 附 上 其 意 见 后, 将 被 请 求 的 条 例 案 提 交 议 会 议 会 可 不 受 上 述 议 案 的 限 制, 保 留 最 终 的 决 定 权 为 了 避 免 滥 用 制 度, 有 关 地 方 税 及 使 用 费 等 的 议 案 不 列 入 请 求 对 象 范 围 1 条 例 の 制 定 改 廃 の 請 求 有 権 者 の 50 分 の1 以 上 の 署 名 により 地 方 自 治 体 の 長 に 対 して 新 たに 条 例 を 制 定 すべきことや 現 在 ある 条 例 を 改 正 又 は 廃 止 すべきことを 求 める 請 求 である この 請 求 があると 地 方 自 治 体 の 長 は 20 日 以 内 に 議 会 を 招 集 し 意 見 を 付 して 請 求 が あった 条 例 案 を 議 会 へ 提 出 しなければならない 議 会 は 住 民 から 請 求 のあった 条 例 案 に 拘 束 されず 最 終 的 な 決 定 権 は 議 会 に 残 されている 制 度 の 濫 用 を 避 けるため 地 方 税 や 使 用 料 等 に 関 するものは 請 求 の 対 象 外 となっている 2 事 务 的 监 查 请 求 通 过 50 分 之 1 以 上 拥 有 选 举 权 者 的 签 名, 可 以 向 地 方 自 治 体 监 查 委 员 请 求 对 该 地 方 自 治 体 事 务 的 执 行 情 况 进 行 监 查 接 到 该 请 求 后, 监 查 委 员 应 稽 核 所 请 求 的 事 务, 公 布 监 查 结 果 2 事 務 の 監 査 の 請 求 有 権 者 の 50 分 の1 以 上 の 署 名 により 地 方 自 治 体 の 監 査 委 員 に 対 し 当 該 地 方 自 治 体 の 事 務 の 執 行 が 適 正 に 行 われているかどうかの 監 査 を 行 うよう 求 める 請 求 である 請 求 があると 監 査 委 員 は 求 め られた 事 務 について 監 査 を 行 い その 結 果 を 公 表 し なければならない 3 议 会 的 解 散 请 求 通 过 拥 有 选 举 权 者 的 3 分 之 1( 当 有 选 举 权 者 人 数 超 过 40 万 人 且 不 超 过 80 万 人 时, 为 该 超 出 40 万 的 数 字 乘 以 6 分 之 1 所 得 的 数 与 40 万 乘 以 3 分 之 1 所 得 的 数 相 加 得 到 的 数 ; 当 有 选 举 权 者 人 数 超 过 80 万 人 时, 为 该 超 出 80 万 的 数 字 乘 以 8 分 之 1 所 得 的 数 40 万 乘 以 6 分 之 1 所 得 的 数 与 40 万 乘 以 3 分 之 1 所 得 的 数 相 加 得 到 的 数 ) 以 上 的 签 名, 可 以 向 该 地 方 自 治 体 的 选 举 管 理 委 员 会 请 求 解 散 议 会 接 到 该 请 求 后, 由 选 举 人 进 行 投 票, 当 有 半 数 以 上 通 过 时, 议 会 将 被 解 散 3 議 会 の 解 散 の 請 求 有 権 者 の3 分 の1( 有 権 者 数 が 40 万 を 超 え 80 万 以 下 の 場 合 にあっては その 40 万 を 超 える 数 に 6 分 の1を 乗 じて 得 た 数 と 40 万 に3 分 の1を 乗 じ て 得 た 数 とを 合 算 して 得 た 数 有 権 者 数 が 80 万 を 超 える 場 合 には その 80 万 を 超 える 数 に8 分 の1 を 乗 じて 得 た 数 と 40 万 に6 分 の1を 乗 じて 得 た 数 と 40 万 に3 分 の1を 乗 じて 得 た 数 とを 合 算 して 得 た 数 ) 以 上 の 署 名 により 議 会 の 解 散 を 求 める 請 求 である 当 該 地 方 自 治 体 の 選 挙 管 理 委 員 会 に 対 して 行 う 請 求 があると 選 挙 人 による 投 票 が 行 われ 過 半 数 の 同 意 があると 議 会 は 解 散 される 4 议 员 的 解 职 请 求 通 过 议 员 所 属 选 举 区 内 拥 有 选 举 权 者 ( 未 设 置 选 举 区 时, 为 该 地 方 自 治 体 全 体 拥 有 选 举 权 者 ) 总 数 的 3 分 之 1( 当 有 选 举 权 者 人 数 超 过 40 万 人 且 不 超 过 80 万 人 时, 为 该 超 出 40 万 的 数 字 乘 以 6 分 4 議 員 の 解 職 の 請 求 議 員 の 所 属 する 選 挙 区 における 有 権 者 ( 選 挙 区 が 設 けられていない 場 合 は 当 該 地 方 自 治 体 全 体 の 有 権 者 )の 総 数 の3 分 の1 ( 有 権 者 数 が 40 万 を 超 え 80 万 以 下 の 場 合 にあっては その 40 万 を 超 える 数 17

23 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 之 1 所 得 的 数 与 40 万 乘 以 3 分 之 1 所 得 的 数 相 加 得 到 的 数 ; 当 有 选 举 权 者 人 数 超 过 80 万 人 时, 为 该 超 出 80 万 的 数 字 乘 以 8 分 之 1 所 得 的 数 40 万 乘 以 6 分 之 1 所 得 的 数 与 40 万 乘 以 3 分 之 1 所 得 的 数 相 加 得 到 的 数 ) 以 上 有 选 举 权 者 的 签 名, 可 以 向 该 地 方 自 治 体 的 选 举 管 理 委 员 会 请 求 对 议 会 议 员 进 行 解 职 接 到 该 请 求 后 将 进 行 选 民 投 票, 当 半 数 以 上 选 民 赞 成 时, 议 员 将 失 去 职 位 に6 分 の1を 乗 じて 得 た 数 と 40 万 に3 分 の1を 乗 じて 得 た 数 とを 合 算 して 得 た 数 有 権 者 数 が 80 万 を 超 える 場 合 には その 80 万 を 超 える 数 に8 分 の 1を 乗 じて 得 た 数 と 40 万 に6 分 の1を 乗 じて 得 た 数 と 40 万 に3 分 の1を 乗 じて 得 た 数 とを 合 算 して 得 た 数 ) 以 上 の 署 名 により 議 会 議 員 の 解 職 を 求 め る 請 求 である 当 該 地 方 自 治 体 の 選 挙 管 理 委 員 会 に 対 して 行 う 請 求 があると 選 挙 人 による 投 票 が 行 われ 過 半 数 の 同 意 があった 場 合 に 議 員 は 失 職 す る 5 首 长 等 的 解 职 请 求 通 过 有 选 举 权 者 的 3 分 之 1( 当 有 选 举 权 者 人 数 超 过 40 万 人 且 不 超 过 80 万 人 时, 为 该 超 出 40 万 的 数 字 乘 以 6 分 之 1 所 得 的 数 与 40 万 乘 以 3 分 之 1 所 得 的 数 相 加 得 到 的 数 ; 当 有 选 举 权 者 人 数 超 过 80 万 人 时, 为 该 超 出 80 万 的 数 字 乘 以 8 分 之 1 所 得 的 数 40 万 乘 以 6 分 之 1 所 得 的 数 与 40 万 乘 以 3 分 之 1 所 得 的 数 相 加 得 到 的 数 有 选 举 权 者 ) 以 上 的 签 名, 可 向 该 地 方 自 治 体 的 选 举 管 理 委 员 会 请 求 对 地 方 自 治 体 首 长 ( 都 道 府 县 知 事 市 町 村 长 ) 解 职 接 到 该 请 求 后 将 进 行 选 民 投 票, 当 半 数 以 上 选 民 赞 成 时, 该 首 长 将 失 去 职 位 与 此 同 时, 也 可 以 向 该 地 方 自 治 体 首 长 提 出 对 副 知 事 副 市 町 村 长 选 举 管 理 委 员 监 查 委 员 及 公 安 委 员 的 解 职 请 求 由 首 长 与 议 会 进 行 协 商, 当 议 会 议 员 有 3 分 之 2 以 上 出 席, 且 有 4 分 之 3 以 上 赞 成 时, 上 述 公 职 人 员 将 失 去 其 职 位 5 長 等 の 解 職 の 請 求 有 権 者 の3 分 の1 ( 有 権 者 数 が 40 万 を 超 え 80 万 以 下 の 場 合 にあっては その 40 万 を 超 える 数 に 6 分 の1を 乗 じて 得 た 数 と 40 万 に3 分 の1を 乗 じ て 得 た 数 とを 合 算 して 得 た 数 有 権 者 数 が 80 万 を 超 える 場 合 には その 80 万 を 超 える 数 に8 分 の1 を 乗 じて 得 た 数 と 40 万 に6 分 の1を 乗 じて 得 た 数 と 40 万 に3 分 の1を 乗 じて 得 た 数 とを 合 算 して 得 た 数 ) 以 上 の 署 名 により 地 方 自 治 体 の 長 ( 都 道 府 県 知 事 市 町 村 長 )の 解 職 を 求 める 請 求 である こ れも 当 該 地 方 自 治 体 の 選 挙 管 理 委 員 会 に 対 して 行 う 請 求 があると 選 挙 人 による 投 票 が 行 われ 過 半 数 の 同 意 があった 場 合 に 長 は 失 職 する また 副 知 事 副 市 町 村 長 選 挙 管 理 委 員 監 査 委 員 及 び 公 安 委 員 についても 同 様 の 解 職 請 求 がで きる この 請 求 は 当 該 地 方 自 治 体 の 長 に 対 して 行 う 長 は 議 会 に 諮 り 当 該 議 会 の 議 員 の3 分 の2 以 上 が 出 席 し その4 分 の3 以 上 の 者 の 同 意 があった ときは それらの 役 職 者 はその 職 を 失 う (2) 直 接 请 求 以 外 的 直 接 参 政 制 度 (2) 直 接 請 求 以 外 の 直 接 参 政 制 度 除 直 接 请 求 以 外, 还 存 在 下 列 直 接 参 政 制 度 : 直 接 請 求 以 外 にも 以 下 の 直 接 参 政 制 度 がある 1 居 民 对 地 方 自 治 特 别 法 投 票 宪 法 规 定, 当 制 定 只 适 用 于 某 一 特 定 地 方 自 治 体 的 特 别 法 ( 地 方 自 治 特 别 法 ) 时, 应 由 该 地 方 自 治 体 的 居 民 进 行 投 票, 并 经 半 数 以 上 赞 成 时 方 可 通 过 1 地 方 自 治 特 別 法 に 対 する 住 民 投 票 憲 法 において ある 特 定 の 地 方 自 治 体 にのみ 適 用 される 特 別 法 ( 地 方 自 治 特 別 法 )を 制 定 しようとす る 場 合 には その 地 方 自 治 体 の 住 民 による 投 票 に 付 し 過 半 数 の 同 意 を 得 なければならないとされてい る 2 居 民 的 监 查 请 求 及 居 民 诉 讼 居 民 可 针 对 地 方 自 治 体 公 务 员 在 公 款 调 拨 财 产 的 取 得 管 理 及 分 配 合 同 的 签 署 等 过 程 中 出 现 的 违 法 不 正 当 行 为 向 监 查 委 员 请 求 稽 核 审 查, 并 要 求 采 取 必 要 的 措 施 加 以 预 防 及 整 肃 ( 居 民 的 监 查 请 求 ) 另 外, 居 民 对 该 监 查 结 果 不 服 等 情 况 下, 可 以 就 与 该 请 求 相 关 的 违 法 行 为 或 懈 怠 事 实, 向 法 院 提 出 上 诉 ( 居 民 诉 讼 ) 与 直 接 请 求 不 同, 居 民 即 使 是 一 人 也 可 提 起 诉 讼 2 住 民 監 査 請 求 及 び 住 民 訴 訟 住 民 は 地 方 自 治 体 の 職 員 による 違 法 不 当 な 公 金 の 支 出 財 産 の 取 得 管 理 処 分 契 約 の 締 結 等 の 事 実 に 関 し 監 査 委 員 に 対 して 監 査 を 行 うことを 求 め また それらの 予 防 や 是 正 等 のために 必 要 な 措 置 を 講 ずることを 求 めることができる( 住 民 監 査 請 求 ) また 当 該 監 査 結 果 に 不 服 がある 場 合 等 は 当 該 請 求 に 係 る 違 法 な 行 為 又 は 怠 る 事 実 につき 裁 判 所 へ 出 訴 することもできる( 住 民 訴 訟 ) 直 接 請 求 の 場 合 と 異 なり 住 民 1 人 でも 行 うことができ る 18

24 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 12 中 央 与 地 方 的 关 系 12 中 央 と 地 方 との 関 係 (1) 基 本 的 组 织 体 系 (1) 基 本 的 な 仕 組 み 在 日 本, 地 方 自 治 体 作 为 整 体 国 家 治 理 体 系 中 的 一 环, 中 央 行 政 与 地 方 行 政 在 整 体 上 相 互 依 存 相 互 补 充, 形 成 一 种 融 合 型 体 系 但 这 一 融 合 型 行 政 体 系 下, 日 本 的 地 方 自 治 仍 保 留 着 很 强 的 中 央 集 权 色 彩 因 此, 重 新 审 视 中 央 与 地 方 的 事 权, 提 高 地 方 自 治 体 的 自 主 性 和 自 立 性 成 为 当 前 的 重 要 课 题 日 本 においては 地 方 自 治 体 は 国 全 体 の 統 治 シ ステムの 一 環 として 位 置 付 けられており 中 央 行 政 と 地 方 行 政 とが 全 体 的 に 相 互 依 存 相 互 補 完 関 係 にある 融 合 型 のシステムを 採 用 している この 融 合 型 の 行 政 システムの 下 日 本 の 地 方 自 治 には なお 強 力 な 中 央 集 権 的 な 要 素 が 残 されていること から 国 と 地 方 の 役 割 の 見 直 しを 行 い 地 方 自 治 体 の 自 主 性 及 び 自 立 性 を 高 めることが 重 要 な 課 題 と なっている (2) 地 方 分 权 改 革 的 成 果 (2) 地 方 分 権 改 革 の 成 果 为 了 将 中 央 政 府 与 地 方 自 治 体 的 关 系 从 过 去 的 上 下 级 主 从 关 系 转 化 为 平 等 合 作 的 关 系, 根 据 1999 年 7 月 制 定 的 地 方 分 权 一 揽 子 法 对 地 方 自 治 法 及 其 他 相 关 法 律 进 行 了 修 改, 开 展 了 下 述 改 革 国 と 地 方 自 治 体 との 関 係 を 従 来 の 上 下 主 従 の 関 係 から 対 等 協 力 の 関 係 に 改 めるために 1999 年 7 月 に 制 定 された 地 方 分 権 一 括 法 により 地 方 自 治 法 やその 他 関 係 法 律 の 改 正 が 行 われ 以 下 のよう な 改 革 が 行 われた 1 明 确 中 央 与 地 方 自 治 体 的 分 工 基 本 原 则 如 下, 中 央 政 府 重 点 承 担 在 国 际 社 会 关 乎 一 国 存 立 的 事 务 及 适 合 全 国 统 一 规 定 的 事 务 等 国 家 应 承 担 的 职 能, 而 与 居 民 紧 密 相 关 的 行 政 事 务 则 尽 可 能 交 由 地 方 自 治 体 负 责 1 国 と 地 方 自 治 体 が 分 担 すべき 役 割 の 明 確 化 国 は 国 際 社 会 における 国 家 としての 存 立 にかか わる 事 務 や 全 国 的 に 統 一 して 定 めることが 望 まし い 事 務 等 国 が 果 たすべき 役 割 を 重 点 的 に 担 い 住 民 に 身 近 な 行 政 はできる 限 り 地 方 自 治 体 に 委 ねる ことを 基 本 とした 2 国 家 委 任 事 务 的 废 止 与 限 制 中 央 行 政 部 门 的 干 预 把 地 方 自 治 体 的 首 长 当 作 中 央 的 下 级 行 政 机 构 的 机 关 委 任 事 务 制 度 被 废 止, 国 家 行 政 部 门 对 地 方 自 治 体 的 干 预 仅 限 于 法 律 或 基 于 法 律 的 政 令 所 规 定 的 部 分 ( 干 预 的 法 定 主 义 ) 无 论 是 非 权 力 干 预 ( 建 议 劝 告 备 案 等 ) 还 是 权 力 干 预 ( 审 批 指 示 等 ) 都 遵 循 此 原 则 与 此 同 时 还 规 定, 中 央 的 干 预 必 须 考 虑 地 方 自 治 体 的 自 主 性 和 自 立 性 而 仅 限 于 必 要 情 况 下 的 最 小 范 围 2 機 関 委 任 事 務 の 廃 止 と 国 の 行 政 機 関 による 関 与 の 制 限 地 方 自 治 体 の 長 を 国 の 下 級 行 政 機 関 として 扱 っ てきた 機 関 委 任 事 務 制 度 が 廃 止 されるとともに 地 方 自 治 体 に 対 する 国 の 行 政 機 関 からの 関 与 は 法 律 又 はこれに 基 づく 政 令 に 規 定 がある 場 合 しか 認 め られなくなった( 関 与 の 法 定 主 義 ) これは 非 権 力 的 関 与 ( 助 言 勧 告 届 出 等 )の 場 合 も 権 力 的 関 与 ( 許 認 可 指 示 等 )の 場 合 も 同 様 である ま た その 関 与 は 必 要 最 小 限 度 のものであり 地 方 自 治 体 の 自 主 性 自 立 性 に 配 慮 したものでなければ ならないとされた 3 中 央 与 地 方 纠 纷 处 理 委 员 会 当 地 方 自 治 体 对 来 自 国 家 行 政 部 门 的 干 预 存 在 异 议, 中 央 与 地 方 自 治 体 之 间 发 生 争 执 时, 为 了 能 站 在 公 平 中 立 的 立 场 进 行 审 查 劝 告, 中 央 ( 总 务 省 ) 新 成 立 了 中 央 与 地 方 纠 纷 处 理 委 员 会 3 国 地 方 係 争 処 理 委 員 会 の 設 置 地 方 自 治 体 が 国 の 行 政 機 関 からの 関 与 に 不 服 が あり 国 と 地 方 自 治 体 との 間 に 係 争 が 生 じた 場 合 に 公 平 中 立 な 立 場 から 審 査 し 勧 告 等 を 行 う 機 関 として 新 たに 国 地 方 係 争 処 理 委 員 会 が 国 ( 総 務 省 )に 設 置 された 4 其 他 改 革 通 过 修 改 个 别 法, 将 中 央 政 府 的 权 限 下 放 到 都 道 府 县, 将 都 道 府 县 的 权 限 下 放 到 市 町 村 与 此 同 时, 对 地 方 自 治 法 进 行 修 改, 创 建 了 特 例 市 制 度 另 外, 原 来 的 国 家 法 令 规 定 : 各 自 治 体 必 须 一 律 配 备 一 定 数 量 的 公 务 员 和 行 政 机 构, 这 个 所 谓 必 置 规 制 也 成 为 这 次 改 革 的 对 象 4 その 他 の 見 直 し 個 別 法 の 改 正 により 国 の 権 限 を 都 道 府 県 に ま た 都 道 府 県 の 権 限 を 市 町 村 に 移 譲 した また こ れに 関 連 して 地 方 自 治 法 を 改 正 し 特 例 市 制 度 を 創 設 した さらに 従 来 国 の 法 令 により 一 定 の 職 員 行 政 機 関 等 の 設 置 を 一 律 に 義 務 付 けていた い わゆる 必 置 規 制 の 見 直 しも 行 われた 19

25 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 13 地 方 财 政 制 度 13 地 方 財 政 制 度 地 方 自 治 体 基 本 上 具 有 完 全 自 主 的 财 政 运 营 权 限, 但 是 还 必 须 通 过 各 种 制 度 等 来 确 保 与 国 家 财 政 运 营 的 均 衡 及 财 政 来 源 地 方 自 治 体 的 主 要 财 政 来 源 包 括 地 方 税 地 方 交 付 税 国 库 支 出 金 及 地 方 债 地 方 自 治 体 は 基 本 的 にその 自 主 的 な 財 政 運 営 に ついて 完 全 な 権 能 を 有 するが 様 々な 制 度 等 を 通 じ て 国 の 財 政 運 営 との 均 衡 の 維 持 及 び 財 源 の 保 障 が 図 られている 地 方 自 治 体 の 主 な 財 源 としては 地 方 税 地 方 交 付 税 国 庫 支 出 金 そして 地 方 債 が 挙 げられる (1) 通 过 地 方 财 政 计 划 来 确 保 财 政 来 源 (1) 地 方 財 政 計 画 による 財 源 保 障 地 方 财 政 计 划 的 正 式 名 称 是 地 方 团 体 年 度 收 支 总 额 预 计 额 在 地 方 交 付 税 法 第 7 条 中 规 定, 应 由 内 阁 决 定 后 提 交 国 会, 并 向 国 民 公 布 地 方 财 政 计 划 是 指 地 方 自 治 体 通 过 对 地 方 财 政 整 体 的 岁 入 ( 年 度 财 政 收 入 ) 与 岁 出 ( 年 度 财 政 支 出 ) 进 行 估 算, 预 计 收 支 情 况, 确 认 是 否 具 有 实 施 法 令 规 定 的 事 业 及 提 供 一 定 水 平 的 行 政 服 务 所 需 的 财 政 来 源 的 体 系 财 政 来 源 不 足 时, 为 了 确 保 地 方 自 治 体 必 要 的 财 政 来 源, 中 央 政 府 将 讨 论 修 改 地 方 税 财 政 制 度 及 提 高 地 方 交 付 税 率 等 而 另 一 方 面, 地 方 自 治 体 也 可 以 通 过 地 方 财 政 计 划, 了 解 为 了 确 保 与 中 央 政 府 的 经 济 财 政 政 策 保 持 整 合 性, 地 方 财 政 在 全 国 财 政 运 营 规 模 中 应 发 挥 的 作 用, 并 将 其 作 为 各 自 治 体 财 政 运 营 的 指 南 地 方 財 政 計 画 は 正 式 には 地 方 団 体 の 歳 入 歳 出 総 額 の 見 込 額 と 呼 ばれているものである 地 方 交 付 税 法 第 7 条 において 内 閣 がこれを 定 め 国 会 に 提 出 すると 共 に 一 般 に 公 表 すべきことが 定 められ ている 地 方 財 政 計 画 は 地 方 財 政 全 体 の 歳 入 と 歳 出 を 積 算 し その 収 支 状 況 を 見 積 もることで 地 方 自 治 体 が 法 令 によって 義 務 付 けられている 事 業 や 一 定 水 準 の 行 政 サービスを 提 供 するために 必 要 な 財 源 が 確 保 されているかどうかを 検 証 するためのシステ ムである もし 財 源 が 不 足 している 場 合 には 地 方 自 治 体 に 必 要 な 財 源 を 確 保 するために 国 によって 地 方 税 財 政 制 度 の 改 正 や 地 方 交 付 税 率 の 引 上 げの 検 討 等 が 行 われることとなる 一 方 で 地 方 自 治 体 は 地 方 財 政 計 画 を 通 じて 国 の 経 済 財 政 政 策 と 整 合 性 を 保 つための 地 方 財 政 の 全 国 的 規 模 のあるべき 姿 を 知 り また 個 々の 財 政 運 営 の 指 針 とすることができる (2) 地 方 自 治 体 的 财 政 规 模 和 构 成 (2) 地 方 自 治 体 の 財 政 規 模 と 構 造 关 于 地 方 自 治 体 的 财 政 规 模, 从 2013 年 度 决 算 金 额 来 看, 地 方 自 治 体 的 岁 入 总 额 约 为 万 亿 日 元 岁 出 总 额 约 为 97.4 万 亿 日 元 都 道 府 县 的 岁 入 总 额 约 为 51.6 万 亿 日 元 岁 出 总 额 约 为 50.5 万 亿 日 元 ; 市 町 村 的 岁 入 总 额 约 为 57.3 万 亿 日 元 岁 出 总 额 约 为 54.9 万 亿 日 元 另 外, 由 于 两 者 之 间 存 在 资 金 流 动, 因 此, 两 者 的 单 纯 合 计 与 各 地 方 自 治 体 的 整 体 合 计 并 不 一 致 地 方 自 治 体 の 財 政 規 模 は 2013 年 度 決 算 額 でみ ると 地 方 自 治 体 で 歳 入 総 額 は 約 兆 円 歳 出 総 額 は 約 97.4 兆 円 となっている 都 道 府 県 では 歳 入 総 額 約 51.6 兆 円 歳 出 総 額 約 50.5 兆 円 であり 市 町 村 では 歳 入 総 額 が 約 57.3 兆 円 歳 出 総 額 が 約 54.9 兆 円 となっている なお 両 者 の 間 には 相 互 に 財 政 移 転 があるため 両 者 の 単 純 合 計 は 全 地 方 自 治 体 の 合 計 と 一 致 しない 20

26 第１章 日本地方自治的概要 其他 193,981亿日元 (19.2%) 地方税 353,743亿日元 (35.0%) 合计 1,010,998亿 日元 (100%) 地方债 122,849亿日元 (12.2%) 国库支出金 164,470亿日元 (16.3%) 地方交付税 175,955亿日元 (17.4%) 地方自治体的岁入构成 (2013 年度决算) 消防费 19,931亿日元 (2.0%) 警察费 农林水产业费 30,964亿日元 35,009亿日元 (3.2%) (3.6%) 劳动费 6,209亿日元 其他 (0.6%) 14,925亿日元 (1.5%) 民生费 234,633亿日元 (24.1%) 卫生费 59,885亿日元 (6.1%) 商工费 59,157亿日元 (6.1%) 合计 974,120亿日元 (100%) 总务费 100,006亿日元 (10.3%) 教育费 160,878亿日元 (16.5%) 土木费 121,252亿日元 (12.4%) 公债费 131,271亿日元(13.5%) 地方自治体的岁出构成 (2013 年度) 3 地方税 (３) 地方税 地方税占岁入总额的 35.0% 在都道府县的岁入总额中 都道 府县税占 32.6 在市町村的岁入总额中 市町村税占 32.6 地方税の歳入総額に占める割合は 35.0 である 都道府県の歳入総額に占める都道府県税の割合は 32.6 で 市町村の歳入総額に占める市町村税の割 合は 32.6 である ①地方税的种类 ① 都道府县及市町村可以依照地方税法的规定征收地方税 日本 地方税的种类非常多 地方税法规定道府县税有 12 种 普通税 10 都道府県及び市町村は 地方税法の定めるところ により地方税を賦課徴収することができる 日本に 地方税の種類 21

27 第１章 日本地方自治的概要 种 专用税 2 种 市町村税有 13 种 普通税 6 种 专用税 7 种 共计 25 种 除此以外 地方自治体还可设立法定外税 法定外普通 税 法定外专用税 道府县烟税 不动产购置税 1,725亿日元 汽车购置税 1,934亿日元 3,570亿日元 (1.2%) (1.3%) (2.4%) 轻油引取税 9,431亿日元 (6.4%) おける地方税の税目は非常に多く 地方税法におい て 道府県税が 12 種類 普通税 10 種類 目的税２ 種類 市町村税が 13 種類 普通税６種類 目的税 ７種類 の合計 25 種類の地方税が定められている また これ以外にも 地方自治体は法定外税 法定 外普通税 法定外目的税 を創設することができる 其他 855 亿日元(0.6%) 道府县民税 59,432 亿日元 (40.2.%) 汽车税 15,744亿日元 (10.7%) 道府县税总额 147,739 亿日元 (100.0%) 地方消费税 26,496亿日元 (17.9%) 事业税 28,552亿日元(19.3%) 地方税收额状况 都道府县税收额状况 2013 年度 城市规划税 12,267亿日元 (6.0%) 市町村烟税 9,832亿日元 (4.8%) 其他 5,659亿日元 (2.7%) 市町村民税 910,720亿日元 (44.5%) 固定资产税 86,526亿日元 (42.0%) 市町村税总额 206,004亿日元 (100.0%) 地方税收额状况 市町村税收额状況 (2013 年度) ②地方税的地区差异 ② 地方税における地域差 关于地方税收 以全国平均税收为 100 来比较 各都道府县的 人均税收额中 东京都(167.7)及爱知县(115.8)等大城市圏的税收 额较高 而在冲绳县(64.9)及长崎县(68.5)等地方圏税收金额较低 地方税収について 都道府県別の人口１人当たり の税収額を 全国平均を 100 として 比較すると 東京都 及び愛知県 など大都市圏 では税収額が大きく 他方 沖縄県 64.9 及び長 崎県 68.5 など地方圏では税収額が小さい県が多 22

28 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 的 县 占 多 数 金 额 最 高 的 东 京 都 约 是 金 额 最 低 的 冲 绳 县 的 2.6 倍 按 税 项 比 较 后 发 现, 在 法 人 相 关 税 ( 法 人 居 民 税 及 法 人 事 业 税 ) 方 面, 东 京 都 居 首 位 (260.2), 其 次 是 大 阪 府 (121.8), 而 在 地 方 圏, 奈 良 县 最 低, 为 41.3, 东 京 都 约 是 奈 良 县 的 6.3 倍 ; 在 个 人 居 民 税 方 面, 最 高 ( 东 京 都 :160.0) 与 最 低 ( 冲 绳 县 :59.8) 的 相 比, 前 者 约 是 后 者 的 2.7 倍 ; 在 地 方 消 费 税 方 面, 最 高 ( 东 京 都 :144.0) 与 最 低 ( 冲 绳 县 :73.4) 的 相 比, 前 者 约 是 后 者 的 2.0 倍 ; 在 固 定 资 产 税 方 面, 最 高 ( 东 京 都 :158.4) 与 最 低 ( 长 崎 县 :67.8) 的 相 比, 前 者 约 是 后 者 的 2.3 倍 如 上 所 述, 在 地 方 税 收 中 可 以 看 出 大 城 市 圏 与 地 方 圏 的 差 异, 其 中, 法 人 相 关 税 在 各 税 种 中 地 区 差 异 最 明 显 い 最 大 の 東 京 都 と 最 小 の 沖 縄 県 を 比 較 すると 約 2.6 倍 の 格 差 がある これを 税 目 ごとに 比 較 してみると 法 人 関 係 税 ( 法 人 住 民 税 及 び 法 人 事 業 税 )については 東 京 都 が 最 も 大 きく(260.2) 次 いで 大 阪 府 (121.8)とな っている 地 方 圏 では 奈 良 県 が 41.3 で 最 も 小 さい 東 京 都 と 奈 良 県 を 比 較 すると 約 6.3 倍 の 格 差 となっ ている 個 人 住 民 税 においては 最 大 ( 東 京 都 ; 160.0)と 最 小 ( 沖 縄 県 ;59.8)の 格 差 は 約 2.7 倍 で ある 地 方 消 費 税 においては 最 大 ( 東 京 都 ;144.0) と 最 小 ( 沖 縄 県 ;73.4)の 格 差 は 約 2.0 倍 である 固 定 資 産 税 においては 最 大 ( 東 京 都 ;158.4)と 最 小 ( 長 崎 県 ;67.8)の 格 差 が 約 2.3 倍 となってい る このように 地 方 税 収 においては 大 都 市 圏 と 地 方 圏 において 格 差 がみられる 中 でも 法 人 関 係 税 に ついては 各 税 目 の 中 で 地 域 間 の 格 差 が 最 も 顕 著 と なっている (4) 地 方 交 付 税 (4) 地 方 交 付 税 结 合 上 述 地 方 税 收 中 地 方 自 治 体 间 的 差 异, 作 为 地 方 财 政 协 调 制 度, 日 本 设 置 了 地 方 交 付 税 制 度 前 述 的 地 方 财 政 计 划 是 从 宏 观 角 度 保 障 地 方 财 政 全 局 的 财 政 来 源, 而 地 方 交 付 税 制 度 是 从 微 观 角 度 保 障 各 地 方 自 治 体 的 财 政 来 源 该 制 度 是 由 中 央 政 府 将 国 税 的 一 定 比 例 ( 法 律 有 规 定 ) 充 作 地 方 自 治 体 的 公 共 财 政 来 源, 在 此 前 提 下 根 据 一 定 的 计 算 方 式 核 算 出 发 放 给 各 地 方 自 治 体 的 交 付 税 金 额, 随 后 予 以 发 放 的 转 移 支 付 体 系 通 过 该 体 系 可 改 善 因 地 方 税 收 不 均 而 导 致 的 地 方 自 治 体 间 的 财 政 实 力 差 异 地 方 税 収 に 上 記 のような 地 方 自 治 体 間 格 差 があ ることを 踏 まえ 日 本 においては 地 方 財 政 調 整 制 度 として 地 方 交 付 税 制 度 が 設 けられている 先 に 述 べ た 地 方 財 政 計 画 が 地 方 財 政 全 体 のマクロ 的 な 財 源 保 障 を 行 うものであるのに 対 して この 地 方 交 付 税 制 度 は 個 々の 地 方 自 治 体 に 対 するミクロ 的 な 財 源 保 障 を 行 うものである この 制 度 は 国 税 の 一 定 割 合 ( 法 定 化 されている) を 地 方 自 治 体 の 共 有 財 源 として 確 保 した 上 で 一 定 の 算 出 方 式 に 基 づいて 各 地 方 自 治 体 に 対 する 交 付 額 を 決 定 し 交 付 するという 仕 組 みである この 仕 組 みを 通 じて 地 方 税 源 の 偏 在 による 地 方 自 治 体 間 の 財 政 力 の 格 差 が 是 正 されている 1 地 方 交 付 税 的 特 点 地 方 交 付 税 具 有 以 下 特 点 : (a) 地 方 交 付 税 从 性 质 上 来 说 原 本 应 该 列 入 地 方 自 治 体 的 税 收 收 入 但 是, 考 虑 到 统 筹 调 整 地 方 自 治 体 之 间 财 政 来 源 的 不 均 衡 性, 为 了 确 保 所 有 地 方 自 治 体 都 有 相 应 的 财 源 以 维 持 一 定 的 行 政 服 务 水 平, 日 本 将 其 作 纳 入 国 税, 由 中 央 政 府 代 替 地 方 自 治 体 征 收, 再 根 据 一 定 的 合 理 标 准 进 行 二 次 分 配 在 这 一 点 上, 可 以 说 地 方 交 付 税 是 中 央 政 府 代 替 地 方 自 治 体 征 收 由 地 方 自 治 体 共 享 的 固 定 的 财 政 来 源 (b) 地 方 交 付 税 的 用 途 由 地 方 自 治 体 自 行 决 定, 中 央 政 府 不 得 对 交 付 税 的 用 途 追 加 附 加 条 件, 或 者 限 制 其 使 用 范 围 从 这 一 点 上, 地 方 交 付 税 的 性 质 与 中 央 指 定 经 费 用 途 的 国 库 补 助 金 有 根 本 区 别, 因 此 被 定 位 为 与 地 方 税 同 样 重 要 的 一 般 财 政 来 源 ( 地 方 可 自 主 决 定 如 何 使 用 的 财 源 ) (c) 中 央 和 地 方 互 相 配 合 共 同 承 担 公 共 经 济, 在 岁 出 方 面, 中 央 与 地 方 的 支 出 比 例 约 为 2:3, 地 方 的 所 承 担 的 事 务 相 对 较 大 与 此 相 对, 在 税 收 收 入 整 体 上, 国 税 与 地 方 税 的 比 率 约 为 3:2, 分 配 给 地 方 的 税 收 相 对 较 小 而 地 方 交 付 税 则 起 到 填 补 中 央 和 地 方 的 岁 出 规 模 及 税 收 分 配 差 额 的 作 用 1 地 方 交 付 税 の 特 徴 地 方 交 付 税 は 次 の 特 徴 を 有 している (a) 地 方 交 付 税 は 本 来 は 地 方 自 治 体 の 税 収 入 と すべきである 性 格 のものであるが 地 方 自 治 体 間 の 財 源 の 不 均 衡 を 調 整 し 全 ての 地 方 自 治 体 が 一 定 の 行 政 水 準 を 維 持 しうるよう 財 源 を 保 障 するという 観 点 から 国 税 として 国 が 地 方 自 治 体 に 代 わって 徴 収 し 一 定 の 合 理 的 な 基 準 によって 再 配 分 されているもので ある この 点 において いわば 国 が 地 方 自 治 体 に 代 わって 徴 収 している 地 方 自 治 体 共 有 の 固 有 財 源 という 性 格 を 備 えている (b) 地 方 交 付 税 の 使 途 は 地 方 自 治 体 の 自 主 的 な 判 断 に 任 されており 国 がその 使 途 に 条 件 を つけ 又 はその 使 途 を 制 限 してはならないと されている この 点 で 地 方 交 付 税 は 使 途 が 定 められている 国 庫 補 助 金 と 根 本 的 に 異 なる 性 格 を 有 しており 地 方 税 と 並 ぶ 重 要 な 一 般 財 源 ( 地 方 の 自 主 的 な 判 断 で 使 用 できる 財 源 )として 位 置 付 けられている (c) 国 と 地 方 は 互 いに 協 力 して 公 経 済 を 担 って いるが 歳 出 面 での 国 と 地 方 の 支 出 割 合 は 約 2:3となっており 地 方 の 役 割 が 相 対 的 に 大 きい これに 対 し 租 税 収 入 全 体 の 中 に おける 国 税 と 地 方 税 の 比 率 は 約 3:2となっ ており 地 方 に 配 分 されている 税 収 は 相 対 的 に 小 さい 地 方 交 付 税 は この 国 と 地 方 の 歳 出 規 模 と 税 源 配 分 のギャップを 補 正 する 役 23

29 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 割 を 果 たしている 2 地 方 交 付 税 的 总 额 与 种 类 如 上 所 述, 地 方 交 付 税 的 总 额 与 国 税 的 一 定 比 例 联 动 这 一 定 比 例 是 指 所 得 税 和 酒 税 的 32% 法 人 税 的 34% 消 费 税 的 29.5% 烟 税 的 25% 但 实 际 上, 制 定 地 方 财 政 计 划 时 如 果 出 现 地 方 财 政 来 源 不 足 的 情 况, 有 关 部 门 会 采 取 借 用 交 付 税 原 资 结 转 交 付 税 特 例 增 额 或 减 额 等 措 施, 因 而 交 付 税 总 额 与 国 税 的 一 定 比 例 不 完 全 一 致 地 方 交 付 税 分 为 普 通 交 付 税 与 特 别 交 付 税 前 者 用 于 公 平 地 填 补 地 方 自 治 体 的 财 政 来 源 的 不 足, 约 占 交 付 税 总 额 的 94% 而 后 者 用 于 赈 灾 或 起 因 于 该 地 区 特 殊 事 件 的 岁 出 等, 是 靠 普 通 交 付 税 仍 然 不 能 解 决 财 政 来 源 不 足 时 的 填 补 手 段, 占 总 额 的 约 6% 到 2014 年 度 之 前, 特 别 交 付 税 占 地 方 交 付 税 的 比 例 有 所 上 调 2 地 方 交 付 税 の 総 額 と 種 類 先 に 述 べたように 地 方 交 付 税 の 総 額 は 国 税 の 一 定 割 合 に 連 動 している この 一 定 割 合 とは 所 得 税 及 び 酒 税 の 32% 法 人 税 の 34% 消 費 税 の 29.5% たばこ 税 の 25%とされている 実 際 には 地 方 財 政 計 画 の 策 定 を 通 じて 地 方 財 源 が 不 足 する 場 合 等 に 交 付 税 原 資 の 借 入 れ 交 付 税 の 繰 越 し 総 額 の 特 例 増 額 又 は 特 例 減 額 等 が 行 われ この 国 税 の 一 定 割 合 とは 完 全 に 一 致 しない 場 合 がある 地 方 交 付 税 には 普 通 交 付 税 と 特 別 交 付 税 があ る 前 者 は 地 方 自 治 体 の 財 源 不 足 額 を 公 平 に 補 填 するためのものであり 総 額 の 94%とそのほとん どを 占 める 特 別 交 付 税 は 災 害 の 発 生 や 当 該 地 域 の 特 殊 事 情 による 歳 出 等 普 通 交 付 税 では 対 応 しき れない 財 源 不 足 に 補 填 されるためのものであり 総 額 の6%を 占 めている なお 2014 年 度 までは 特 別 交 付 税 が 地 方 交 付 税 に 占 める 割 合 がかさ 上 げさ れている 3 地 方 交 付 税 的 分 配 方 法 将 地 方 自 治 体 的 标 准 财 政 需 求 额 与 标 准 财 政 收 入 额 之 间 的 差 额 ( 财 政 来 源 不 足 额 ), 以 普 通 交 付 税 形 式 发 放 给 该 地 方 自 治 体 因 此, 对 于 标 准 财 政 收 入 额 超 过 标 准 财 政 需 求 额 的 地 方 自 治 体 ( 例 如 : 东 京 都 ), 则 不 发 放 普 通 交 付 税 ( 这 样 的 地 方 自 治 体 称 为 不 交 付 团 体 ) 标 准 财 政 需 求 额 是 为 了 合 理 地 评 价 各 地 方 自 治 体 的 财 政 需 要, 而 按 照 土 木 费 ( 道 桥 费 ) 及 教 育 费 ( 小 学 校 费 ) 等 各 行 政 项 目, 通 过 一 定 的 计 算 方 法 式 算 出 的 金 额 首 先, 在 标 准 团 体 ( 都 道 府 县 为 人 口 170 万 人 市 町 村 为 人 口 10 万 人 的 城 市 ) 中 计 算 出 用 于 保 持 一 定 行 政 水 平 所 需 的 费 用 然 后, 在 此 基 础 上, 考 虑 人 口 面 积 或 地 区 特 点 等 因 素 补 充 修 正, 确 定 各 地 方 自 治 体 的 标 准 财 政 需 求 额 标 准 财 政 收 入 额 是 根 据 最 近 的 税 收 等 估 算 出 的 各 地 方 自 治 体 的 标 准 地 方 税 收 额 的 一 定 比 例 ( 都 道 府 县 市 町 村 均 为 75%) 之 所 以 未 将 地 方 税 收 入 额 的 100% 作 为 标 准 财 政 收 入 额, 是 因 为 这 样 做 会 使 地 方 自 治 体 失 去 增 加 地 方 税 收 的 热 情 ( 如 果 地 方 税 收 增 加 的 部 分, 又 以 减 少 普 通 交 付 税 的 形 式 来 全 额 抵 消, 那 么 就 失 去 了 大 费 周 章 增 加 地 方 税 收 的 意 义 ), 同 时 也 是 为 各 地 方 自 治 体 留 出 没 有 反 映 在 标 准 财 政 需 求 额 上 的 地 方 独 立 项 目 所 需 财 源 当 这 样 计 算 出 的 各 地 方 自 治 体 的 财 政 来 源 不 足 额 的 合 计 与 普 通 交 付 税 的 总 额 不 一 致 时, 将 对 各 地 方 自 治 体 的 财 政 来 源 不 足 额 进 行 调 整, 使 财 政 来 源 不 足 额 的 合 计 与 普 通 交 付 税 的 总 额 相 一 致 3 地 方 交 付 税 の 配 分 方 法 地 方 自 治 体 の 基 準 財 政 需 要 額 と 基 準 財 政 収 入 額 との 差 ( 財 源 不 足 額 )が 普 通 交 付 税 として 当 該 地 方 自 治 体 に 交 付 される このため 基 準 財 政 収 入 額 が 基 準 財 政 需 要 額 を 上 回 る 地 方 自 治 体 ( 例 : 東 京 都 ) に 対 しては 普 通 交 付 税 は 交 付 されない(このよう な 地 方 自 治 体 を 不 交 付 団 体 という) 基 準 財 政 需 要 額 とは 各 地 方 自 治 体 の 財 政 需 要 を 合 理 的 に 測 定 するために 土 木 費 ( 道 路 橋 りょう 費 ) や 教 育 費 ( 小 学 校 費 )といった 各 行 政 項 目 ごとに 一 定 の 算 式 に 基 づき 算 出 されるものである まず 標 準 団 体 ( 都 道 府 県 においては 人 口 170 万 人 市 町 村 においては 人 口 10 万 人 の 市 )において 一 定 の 行 政 水 準 を 維 持 するために 必 要 となる 費 用 が 算 定 される 次 に それに 基 づき 人 口 面 積 あるいは 地 域 特 性 等 を 勘 案 した 補 正 が 行 われ 各 地 方 自 治 体 の 基 準 財 政 需 要 額 が 決 定 される 基 準 財 政 収 入 額 は 最 近 の 税 収 入 等 から 想 定 され る 各 地 方 自 治 体 の 標 準 的 な 地 方 税 収 入 額 の 一 定 割 合 ( 都 道 府 県 市 町 村 いずれも 75%)である 基 準 財 政 収 入 額 を 地 方 税 収 入 額 の 100%としていな いのは 地 方 税 増 加 への 地 方 自 治 体 の 意 欲 を 失 わせ ないためであり( 地 方 税 収 が 増 加 した 分 普 通 交 付 税 がまるごと 減 少 するとすれば 苦 労 して 地 方 税 収 を 増 加 させる 意 味 はない) また 各 地 方 自 治 体 が 基 準 財 政 需 要 額 では 捉 えきれない 独 自 事 業 を 行 う ための 財 源 を 残 しておくためである なお こうして 算 出 された 各 地 方 自 治 体 ごとの 財 源 不 足 額 の 合 計 が 普 通 交 付 税 の 総 額 と 一 致 しない 場 合 は 各 地 方 自 治 体 の 財 源 不 足 額 に 対 する 調 整 が 行 われ 財 源 不 足 額 の 合 計 が 普 通 交 付 税 の 総 額 と 一 致 するようにされている (5) 国 库 支 出 金 (5) 国 庫 支 出 金 国 库 支 出 金 与 地 方 交 付 税 相 同, 是 中 央 向 地 方 自 治 体 发 放 的 用 途 固 定 的 款 项 国 库 支 出 金 分 国 库 负 担 金 国 库 补 助 金 及 国 库 委 托 金 3 种 国 庫 支 出 金 は 地 方 交 付 税 と 同 じく 国 から 地 方 自 治 体 に 対 して 交 付 されるものであるが その 使 途 が 特 定 されている 国 庫 支 出 金 には 国 庫 負 担 金 国 庫 補 助 金 及 び 国 庫 委 託 金 の3 種 類 がある 国 库 负 担 金 是 指 基 于 中 央 与 地 方 自 治 体 的 共 同 责 任, 由 作 为 一 国 庫 負 担 金 とは 国 と 地 方 自 治 体 との 共 同 責 任 に 基 づき 一 方 の 責 任 者 である 国 から 事 業 の 実 施 主 体 24

30 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 方 责 任 人 的 中 央 政 府 向 作 为 项 目 主 体 的 地 方 自 治 体 支 付 的 款 项 其 中 具 有 代 表 性 的 是 与 义 务 教 育 相 关 的 国 库 负 担 金 国 库 补 助 金 是 中 央 为 了 推 进 特 定 政 策, 采 取 鼓 励 措 施 向 地 方 自 治 体 发 放 的 款 项 国 库 委 托 金 是 指 考 虑 到 方 便 性 效 率 性, 而 将 其 本 应 由 中 央 负 责 的 事 务 委 托 给 地 方 自 治 体 时, 由 中 央 支 付 的 相 关 款 项, 具 有 代 表 性 的 有 国 会 议 员 的 选 举 事 务 经 费 这 些 是 针 对 所 有 特 定 事 务 事 业 发 放 的 特 定 财 政 来 源, 不 得 挪 用 为 其 他 目 的 最 近, 特 别 是 针 对 国 库 补 助 金, 有 关 放 宽 其 发 放 条 件 ( 例 如 : 设 施 的 标 准 等 ) 及 将 其 作 为 一 般 财 政 来 源 的 必 要 性 的 讨 论 成 为 焦 点 である 地 方 自 治 体 に 支 払 われるものである 代 表 的 なものとして 義 務 教 育 に 係 る 国 庫 負 担 金 がある 国 庫 補 助 金 は 国 が 特 定 の 施 策 を 推 進 するためのイ ンセンティブとして 地 方 自 治 体 に 交 付 するもので ある 国 庫 委 託 金 は 本 来 は 国 の 事 務 であるが 利 便 性 効 率 性 を 考 えて 地 方 自 治 体 に 委 託 しているもの に 関 する 支 出 である 代 表 的 なものとして 国 会 議 員 の 選 挙 事 務 経 費 がある これらは 全 て 特 定 の 事 務 事 業 に 対 して 交 付 され る 特 定 財 源 であり 他 の 目 的 に 流 用 することはでき ない 最 近 特 に 国 庫 補 助 金 について その 交 付 の ための 要 件 の 緩 和 ( 例 施 設 の 規 格 等 )やその 一 般 財 源 化 の 必 要 性 が 論 じられている (6) 地 方 债 (6) 地 方 債 地 方 财 政 法 第 5 条 规 定, 地 方 自 治 体 必 须 遵 循 将 地 方 债 以 外 的 岁 入 作 为 其 岁 出 的 财 政 来 源 这 一 基 本 原 则 但 是, 该 条 也 规 定 对 公 营 企 业 投 资 款 及 贷 款 地 方 债 再 融 资 抗 灾 应 急 项 目 及 公 共 设 施 完 善 等 经 费, 允 许 地 方 自 治 体 发 行 地 方 债 作 为 其 财 政 来 源 在 发 行 地 方 债 时, 原 则 上, 都 道 府 县 应 与 总 务 大 臣 市 町 村 应 与 都 道 府 县 知 事 进 行 协 商 以 前, 地 方 自 治 体 在 发 行 地 方 债 时 需 要 得 到 总 务 大 臣 或 都 道 府 县 知 事 的 审 批, 但 是, 根 据 地 方 分 权 一 揽 子 法,2006 年 4 月 以 后, 原 来 的 许 可 审 批 制 改 为 协 商 制 针 对 经 协 商 得 到 总 务 大 臣 等 同 意 而 发 行 的 地 方 债, 地 方 自 治 体 可 动 用 长 期 低 息 的 公 共 资 金 即 使 与 总 务 大 臣 等 协 商 后 未 得 到 其 同 意, 也 可 在 事 先 报 告 议 会 后 发 行 地 方 债 2012 年 4 月 开 始, 从 提 高 地 方 公 共 团 体 的 自 主 性 和 自 立 性 的 观 点 出 发, 对 协 商 制 度 进 行 了 部 分 调 整, 引 入 了 民 间 等 资 金 的 事 前 备 案 制 度 地 方 自 治 体 は 地 方 債 以 外 の 歳 入 をもってその 歳 出 の 財 源 としなければならないという 基 本 原 則 が 地 方 財 政 法 第 5 条 に 定 められている しかしなが ら 同 条 は 公 営 企 業 出 資 金 貸 付 金 地 方 債 の 借 換 災 害 応 急 事 業 及 び 公 共 施 設 の 整 備 等 の 経 費 に ついては 地 方 債 を 発 行 し その 財 源 とすることを 認 めている 地 方 債 の 発 行 に 際 しては 原 則 として 都 道 府 県 においては 総 務 大 臣 市 町 村 においては 都 道 府 県 知 事 に 対 し 協 議 しなければならない 従 前 は 地 方 自 治 体 は 地 方 債 発 行 について 総 務 大 臣 又 は 都 道 府 県 知 事 の 許 可 を 要 するとされていたが 地 方 分 権 一 括 法 により 2006 年 4 月 以 降 許 可 制 から 協 議 制 に 移 行 した 地 方 自 治 体 は 協 議 において 総 務 大 臣 等 が 同 意 を した 地 方 債 については 長 期 低 利 の 公 的 資 金 を 借 り ることができる また 総 務 大 臣 等 との 協 議 におい て 同 意 されなくても あらかじめ 議 会 に 報 告 した 上 で 地 方 債 を 発 行 することができる なお 2012 年 4 月 から 地 方 公 共 団 体 の 自 主 性 自 立 性 を 高 める 観 点 から 協 議 制 度 を 一 部 見 直 し 民 間 等 資 金 に 係 る 事 前 届 出 制 度 が 導 入 された (7) 其 他 财 政 来 源 (7) その 他 の 財 源 其 他 财 政 来 源 还 包 括 地 方 转 让 税 使 用 费 及 手 续 费 等 その 他 の 財 源 としては 地 方 譲 与 税 使 用 料 及 び 手 数 料 などがある 14 地 方 公 务 员 制 度 14 地 方 公 務 員 制 度 地 方 自 治 体 的 所 有 任 职 人 员 均 称 作 地 方 公 务 员 地 方 公 务 员 分 为 特 别 职 位 与 一 般 职 位 特 别 职 位 包 括 地 方 自 治 体 首 长 议 员 等 这 些 通 过 公 共 选 举 产 生 的 职 位 及 委 员 会 等 的 委 员 临 时 或 兼 职 的 顾 问 调 查 员 等 这 些 特 别 职 位 不 适 用 针 对 地 方 公 务 员 身 份 等 的 地 方 公 务 员 法 除 特 别 职 位 以 外 的 地 方 公 务 员 全 部 为 一 般 职 位, 适 用 地 方 公 务 员 法 以 下, 对 作 为 一 般 职 位 的 地 方 公 务 员 进 行 说 明 地 方 自 治 体 の 全 ての 職 員 は 地 方 公 務 員 と 呼 ばれ る 地 方 公 務 員 は 特 別 職 と 一 般 職 に 分 けられる 特 別 職 は 地 方 自 治 体 の 長 議 員 のような 公 選 による 職 や 委 員 会 等 の 委 員 臨 時 又 は 非 常 勤 の 顧 問 調 査 員 等 である これら 特 別 職 は 地 方 公 務 員 の 身 分 等 に 関 する 法 律 である 地 方 公 務 員 法 の 適 用 を 受 けない 特 別 職 以 外 の 地 方 公 務 員 は 全 て 一 般 職 とされ 地 方 公 務 員 法 の 適 用 を 受 ける 以 下 は この 一 般 職 の 地 方 公 務 員 についての 説 明 である (1) 地 方 公 务 员 的 数 量 (1) 地 方 公 務 員 の 数 地 方 公 务 员 的 总 数 截 至 2014 年 4 月 1 日 为 274 万 人, 高 峰 是 1994 年, 达 到 了 328 万 人, 其 后 连 续 20 年 呈 下 降 趋 势 具 体 来 说, 地 方 公 務 員 の 数 は 2014 年 4 月 1 日 現 在 で 274 万 人 である その 数 は 1994 年 の 328 万 人 をピー クとして 20 年 連 続 して 減 少 傾 向 にある その 内 25

31 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 都 道 府 县 公 务 员 数 量 为 150 万 人, 市 町 村 公 务 员 数 量 为 124 万 人 同 时, 从 各 行 业 来 看, 在 都 道 府 县, 包 括 教 师 在 内 的 教 育 部 门 的 公 务 员 数 量 居 首 位, 共 为 89 万 人 ; 其 次 是 警 察 部 门, 共 为 28 万 人 在 市 町 村, 首 位 是 不 包 括 社 会 福 利 部 门 的 一 般 行 政 部 门, 共 为 37 万 人 ; 其 次 是 社 会 福 利 相 关 部 门, 共 为 31 万 人 訳 は 都 道 府 県 が 150 万 人 市 町 村 が 124 万 人 とな っている また 職 種 別 にみると 都 道 府 県 では 教 員 を 含 む 教 育 部 門 が 最 も 多 くて 89 万 人 次 いで 警 察 部 門 が 28 万 人 となっている 市 町 村 では 福 祉 関 係 を 除 いた 一 般 行 政 部 門 の 37 万 人 が 最 も 多 く 次 いで 福 祉 関 係 部 門 の 31 万 人 となっている 1. 都 道 府 县 一 般 行 政 消 防 部 门 18,738 人 (1.2%) 公 营 企 业 等 会 计 部 门 75,962 人 (5.1%) 231,350 人 (15.4%) 警 察 部 门 284,443 人 (19.0%) 都 道 府 县 1,500,524 persons 除 福 利 相 关 的 一 般 行 政 173,878 人 (11.6%) 福 利 相 关 57,472 人 (3.8%) 一 般 行 政 教 育 部 门 890,031 人 (59.3%) 教 育 警 察 消 防 福 利 1,250,684 人 (83.3%) 2. 市 町 村 公 营 企 业 等 会 计 部 门 等 283,330 人 (22.8%) 除 福 利 相 关 的 一 般 行 政 369,745 人 (29.8%) 一 般 行 政 677,220 人 (54.5%) 消 防 部 门 140,433 人 (11.3%) 市 町 村 1,243,130 人 一 般 行 政 教 育 部 门 142,147 人 (11.4%) 福 利 相 关 307,475 人 (24.7%) 教 育 消 防 福 利 590,055 人 (47.5%) 都 道 府 县 市 町 村 各 部 门 公 务 员 人 数 (2) 地 方 公 务 员 的 任 命 权 (2) 地 方 公 務 員 の 任 命 権 者 地 方 公 务 员 的 任 命 权, 因 该 人 员 所 属 地 方 自 治 体 机 构 而 异 即 议 会 的 议 长 知 事 及 市 町 村 长 教 育 委 员 会 的 委 员 会 等 分 别 拥 有 地 方 公 务 员 的 任 免 权 这 些 有 任 免 权 的 官 员 根 据 法 令 及 条 例 等 拥 有 公 务 员 任 命 停 职 免 职 及 予 以 惩 戒 等 权 限 地 方 公 務 員 の 任 命 権 者 は 当 該 職 員 が 属 すること となる 地 方 自 治 体 の 機 関 ごとに 分 かれている すな わち 議 会 の 議 長 知 事 市 町 村 長 教 育 委 員 会 の 場 合 の 委 員 会 等 である これらの 任 命 権 者 は 法 令 や 条 例 等 に 従 い 職 員 の 任 命 休 職 免 職 及 び 懲 戒 等 を 行 う 権 限 を 有 する 26

32 第 1 章 日 本 地 方 自 治 的 概 要 与 此 同 时, 都 道 府 县 及 人 口 达 到 15 万 人 以 上 的 市 均 可 成 立 人 事 委 员 会, 其 他 市 町 村 则 可 设 公 平 委 员 会, 该 机 构 独 立 于 有 任 免 权 者, 从 事 改 善 公 务 员 工 作 待 遇 提 出 不 服 申 诉 等 公 务 员 人 事 行 政 工 作 人 事 委 员 会 在 人 事 行 政 方 面 享 有 对 有 权 任 命 者 提 出 规 劝 的 权 利 其 中 最 为 重 要 的 是 每 年 例 行 的 就 该 地 方 自 治 体 公 务 员 工 资 所 提 出 规 劝, 议 会 根 据 这 个 要 求 审 议 修 改 条 例, 调 整 公 务 员 的 工 资 また 任 命 権 者 から 独 立 し 職 員 の 勤 務 条 件 の 改 善 や 不 服 申 立 て 等 の 人 事 行 政 を 行 う 機 関 として 都 道 府 県 及 び 人 口 15 万 以 上 の 市 には 人 事 委 員 会 が それ 以 外 の 市 町 村 には 公 平 委 員 会 が 置 かれている 人 事 委 員 会 は 人 事 行 政 の 運 営 に 関 し 任 命 権 者 に 勧 告 を 行 う 権 限 を 有 している その 中 で 最 も 重 要 なのは 毎 年 行 われる 当 該 地 方 自 治 体 の 職 員 の 給 与 に 関 する 勧 告 であり これを 基 に 議 会 で 条 例 改 正 が 行 われ 職 員 の 給 与 が 改 定 されている (3) 地 方 公 务 员 的 任 用 ( 录 用 与 晋 升 等 ) (3) 地 方 公 務 員 の 任 用 ( 採 用 昇 任 等 ) 设 有 人 事 委 员 会 的 地 方 自 治 体, 地 方 公 务 员 的 录 用 原 则 是 通 过 考 试 择 优 录 取 人 事 委 员 会 认 可 的 特 定 情 况 下 以 及 设 有 公 平 委 员 会 的 地 方 自 治 体, 可 采 用 公 开 考 试 以 外 的 选 拔 方 式 一 般 情 况 下, 录 用 地 方 公 务 员 时 没 有 任 期 限 制 因 此, 只 要 不 离 职 或 退 职, 都 采 取 终 身 雇 佣 ( 至 60 岁 ) 法 律 规 定, 在 录 用 晋 升 等 有 关 地 方 公 务 员 身 份 职 位 的 处 理 方 面 实 行 平 等 的 原 则, 禁 止 人 种 性 别 宗 教 社 会 身 份 等 歧 视 然 而, 参 与 有 关 国 家 和 公 共 权 力 的 行 使 或 地 方 自 治 体 意 志 决 策 事 务 的 人 员 不 得 采 用 非 日 本 国 籍 者 因 此, 针 对 外 国 人, 地 方 自 治 体 规 定 了 任 用 标 准 等, 以 专 业 性 技 术 性 领 域 为 中 心 进 行 任 用 地 方 公 務 員 の 採 用 は 人 事 委 員 会 を 置 く 地 方 自 治 体 においては 競 争 試 験 によることを 原 則 としてい る 人 事 委 員 会 が 認 める 一 定 の 場 合 と 公 平 委 員 会 を 置 く 地 方 自 治 体 においては 競 争 試 験 以 外 の 選 考 に よることもできる 通 常 の 場 合 地 方 公 務 員 はその 任 期 を 定 めずに 採 用 されるため 失 職 退 職 しない 限 り 定 年 (60 歳 ) まで 終 身 雇 用 される 採 用 や 昇 任 等 の 地 方 公 務 員 の 身 分 上 職 位 上 の 取 扱 いに 関 しては 平 等 取 扱 いの 原 則 が 法 定 されてお り 人 種 性 別 宗 教 社 会 的 身 分 等 による 差 別 が 禁 止 されている また 公 権 力 の 行 使 又 は 地 方 自 治 体 の 意 思 の 形 成 への 参 画 に 携 わる 者 については 日 本 国 籍 を 有 し ない 者 を 任 用 することはできない このため 外 国 人 に 関 しては 地 方 自 治 体 が 運 用 基 準 等 を 定 め 専 門 的 技 術 的 な 分 野 を 中 心 にその 任 用 を 行 っている 例 がある (4) 地 方 公 务 员 的 权 利 与 义 务 (4) 地 方 公 務 員 の 権 利 と 義 務 地 方 公 务 员 的 身 份 受 到 保 护, 除 地 方 公 务 员 法 或 其 所 属 的 地 方 自 治 体 条 例 中 规 定 的 情 况 之 外, 不 得 违 背 其 意 愿, 对 其 进 行 免 职 及 停 职 等 另 一 方 面, 地 方 公 务 员 有 遵 守 法 令 和 在 职 务 上 服 从 上 级 命 令 的 义 务 恪 守 本 职 工 作 的 义 务 严 守 职 务 上 获 知 的 秘 密 的 义 务 等 并 且, 地 方 公 务 员 因 其 行 业 不 同, 其 成 立 工 会 等 的 权 利 集 体 交 渉 权 及 争 议 权 等 劳 动 基 本 权 利 的 全 部 或 一 部 分 受 到 限 制 为 了 保 持 政 治 上 的 中 立 性, 禁 止 地 方 公 务 员 参 与 设 立 政 治 团 体 及 参 与 该 地 方 自 治 体 内 的 选 举 活 动 等 一 些 特 定 政 治 行 为, 也 禁 止 兼 任 国 会 议 员 地 方 自 治 体 首 长 议 会 议 员 等 公 开 选 举 的 职 位 针 对 地 方 公 务 员 本 人 及 其 家 族 还 设 立 了 互 助 组 合 制 度 该 互 助 制 度 的 内 容 大 体 分 为 短 期 补 助 和 长 期 补 助 短 期 补 助 是 指 针 对 公 务 员 及 其 家 族 的 医 疗 费 等 进 行 补 助, 长 期 补 助 是 指 在 退 职 时 等 对 公 务 员 或 其 遗 属 发 放 的 年 金 并 且, 当 地 方 公 务 员 因 公 死 亡 负 伤 时, 作 为 公 伤 对 其 损 失 给 予 补 偿 这 些 均 由 地 方 自 治 体 共 同 组 织 --- 地 方 公 务 员 灾 害 补 偿 基 金 来 实 施 地 方 公 務 員 は その 身 分 が 保 障 されており 地 方 公 務 員 法 又 はその 属 する 地 方 自 治 体 の 条 例 で 定 め る 事 由 による 場 合 でなければ その 意 に 反 して 免 職 や 休 職 等 の 処 分 を 受 けることはない その 一 方 で 地 方 公 務 員 には 法 令 や 上 司 の 職 務 上 の 命 令 に 従 う 義 務 職 務 に 専 念 する 義 務 職 務 上 知 り 得 た 秘 密 を 守 る 義 務 等 が 課 せられている ま た 地 方 公 務 員 には 団 結 権 団 体 交 渉 権 及 び 争 議 権 といった 労 働 基 本 権 の 全 部 又 は 一 部 が その 職 種 に 応 じて 制 限 されている 地 方 公 務 員 は その 政 治 的 中 立 性 を 維 持 するため に 政 治 団 体 の 設 立 への 関 与 当 該 地 方 自 治 体 内 で の 選 挙 活 動 等 一 定 の 政 治 的 行 為 が 禁 止 されている 国 会 議 員 地 方 自 治 体 の 長 議 会 議 員 等 公 選 職 との 兼 職 も 禁 止 されている 地 方 公 務 員 には 本 人 及 びその 家 族 のために 共 済 組 合 の 制 度 が 設 けられている その 共 済 の 内 容 は 短 期 給 付 と 長 期 給 付 に 大 別 される 短 期 給 付 とは 職 員 及 びその 家 族 に 対 する 医 療 費 等 の 給 付 であり 長 期 給 付 とは 退 職 時 等 に 職 員 又 はその 遺 族 に 対 し て 年 金 が 支 給 されるものである また 地 方 公 務 員 が 公 務 により 死 亡 負 傷 した 場 合 には 公 務 災 害 と してその 損 害 に 対 する 補 償 が 行 われる これは 地 方 自 治 体 の 共 同 組 織 である 地 方 公 務 員 災 害 補 償 基 金 により 行 われている 27

33 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 第 2 章 地 方 自 治 体 の 行 政 課 題 [ 概 要 ] [ 概 要 ] 大 部 分 与 人 们 的 日 常 密 切 相 关 的 公 共 事 务, 都 是 由 都 道 府 县 及 市 町 村 来 承 担 的 例 如 : 户 籍 和 居 民 基 本 情 况 登 记 簿 的 管 理, 托 儿 所 幼 儿 园 小 学 初 中 图 书 馆 公 民 馆 等 的 设 置 和 管 理 垃 圾 粪 便 处 理 上 下 水 道 等 设 施 和 公 路 公 园 的 建 设 和 维 护 管 理 警 察 及 消 防 工 作 等 等 地 方 自 治 体 通 过 这 一 系 列 工 作 为 整 个 社 会 的 发 展 和 居 民 生 活 水 平 的 稳 定 提 高 发 挥 着 重 大 的 作 用 同 时, 与 中 央 各 部 门 的 垂 直 管 理 体 系 不 同, 地 方 自 治 体 在 各 自 的 辖 区 综 合 开 展 比 如 落 实 地 方 振 兴 举 措 开 展 文 化 行 政 等 跨 领 域 的 行 政 业 务, 发 挥 重 要 作 用 日 本 社 会 在 第 二 次 世 界 大 战 以 后, 以 使 日 本 达 到 与 发 达 国 家 同 样 的 经 济 实 力 为 目 标 采 取 了 各 种 政 策 今 天, 这 一 目 标 已 经 实 现, 日 本 社 会 正 在 走 向 成 熟 在 这 个 过 程 中, 出 现 了 很 多 以 往 未 曾 预 料 到 的 新 课 题, 特 别 是 在 搞 活 地 方, 切 实 满 足 居 民 的 多 种 需 求 方 面, 以 市 町 村 为 中 心 的 地 方 自 治 体 作 为 最 贴 近 居 民 的 行 政 机 构 今 后 将 发 挥 其 更 大 的 作 用 同 时,2011 年 3 月 发 生 东 日 本 大 地 震, 除 了 大 规 模 地 震 和 海 啸 以 外, 再 加 上 核 电 站 事 故, 成 为 空 前 严 重 的 综 合 性 巨 大 灾 害, 地 方 自 治 体 正 在 积 极 投 入 震 后 重 建 工 作 本 章 将 对 地 方 自 治 体 目 前 面 临 的 主 要 行 政 课 题 进 行 解 说 人 々の 毎 日 の 暮 らしに 関 係 の 深 い 身 近 な 公 の 仕 事 の 大 部 分 は 都 道 府 県 や 市 町 村 が 行 っている 例 えば 戸 籍 や 住 民 基 本 台 帳 の 記 録 保 育 所 幼 稚 園 小 中 学 校 図 書 館 公 民 館 等 の 設 置 や 運 営 ごみ し 尿 処 理 上 下 水 道 等 の 施 設 の 建 設 や 維 持 管 理 道 路 や 公 園 の 整 備 警 察 や 消 防 活 動 等 様 々 な 仕 事 を 行 って 社 会 全 体 の 発 展 と 住 民 生 活 の 安 定 向 上 に 地 方 自 治 体 は 大 きな 役 割 を 果 たしてい る また 中 央 政 府 の 各 省 庁 の 縦 割 り 行 政 に 対 し て 地 方 自 治 体 は 地 域 振 興 施 策 や 文 化 行 政 等 に 見 られるように それぞれの 地 域 において 各 分 野 にわたる 行 政 を 総 合 的 に 実 施 する 主 体 としての 役 割 を 担 っている 日 本 の 社 会 は 戦 後 先 進 国 並 みの 経 済 力 を 達 成 することを 目 標 に 政 策 運 営 が 行 われてきた 目 標 が 達 成 され 成 熟 社 会 に 向 かう 今 日 それまで 予 期 しなかった 新 たな 課 題 が 数 多 く 出 現 してきた 特 に 地 域 の 活 性 化 を 図 り 多 様 な 住 民 ニーズを 的 確 に 捉 えた 行 政 を 展 開 していくためには 住 民 の 身 近 にある 市 町 村 を 中 心 とする 地 方 自 治 体 の 果 た すべき 役 割 は 今 後 ますます 大 きくなる また 2011 年 3 月 に 発 生 した 東 日 本 大 震 災 は 大 規 模 な 地 震 と 津 波 に 加 え 原 子 力 発 電 所 の 事 故 が 重 なった 未 曾 有 の 複 合 的 大 災 害 であり 地 方 自 治 体 は 震 災 か らの 復 興 に 取 り 組 んでいるところである 本 章 で は 地 方 自 治 体 が 直 面 している 主 要 な 行 政 課 題 につ いて 解 説 する 1 东 日 本 大 地 震 灾 后 重 建 1 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 东 日 本 大 地 震 造 成 的 损 失 极 大, 受 灾 地 区 众 多, 是 一 场 规 模 极 大 的 灾 害 东 日 本 大 地 震 灾 后 重 建 的 课 题 重 大, 而 且 涉 及 面 广, 要 解 决 这 些 课 题 可 谓 困 难 重 重 为 此, 政 府 通 过 财 政 支 持 减 轻 行 政 手 续 负 担 在 人 员 和 技 术 方 面 大 力 配 合 等 措 施, 尽 全 力 支 持 承 担 重 建 任 务 的 主 体 受 灾 的 市 町 村, 并 采 取 了 大 量 新 的 举 措 : 如 根 据 重 建 特 区 制 度 采 取 各 种 制 度 性 措 施 及 重 建 拨 款 等 财 政 措 施 ; 重 建 工 作 进 度 管 理, 发 挥 行 政 综 合 实 力 的 机 制 ; 与 企 业 和 志 愿 者 大 力 开 展 合 作 等 灾 害 发 生 之 后, 政 府 随 即 展 开 了 对 受 灾 民 众 的 生 活 支 援, 推 动 受 灾 地 区 修 复 和 重 建 对 策,2012 年 2 月 复 兴 厅 成 立 后, 复 兴 厅 在 对 各 行 政 部 门 进 行 协 调 和 统 一 的 基 础 上, 开 展 了 东 日 本 大 地 震 的 灾 后 重 建 工 作 截 至 2012 年 9 月, 重 建 工 作 的 主 要 情 况 如 下 : 1 避 难 人 数 由 最 初 的 47 万 人 减 至 不 到 33 万 人, 而 且 他 们 大 多 已 经 入 住 临 时 住 宅 等 设 施 2 对 主 要 生 活 基 础 设 施 和 公 共 服 务 的 应 急 性 修 复 工 作, 除 了 房 屋 等 被 冲 毁 的 地 区 核 能 灾 害 警 戒 区 域 等 部 分 地 区 以 外, 已 迅 速 完 工 目 前 已 经 进 入 公 共 基 础 设 施 的 正 式 修 复 和 重 建 阶 段, 总 体 进 程 基 本 遵 循 事 业 计 划 和 进 度 表 关 于 迁 往 高 地 和 堆 高 土 地 等 工 作, 计 划 地 区 中 已 有 一 半 左 右 通 过 了 大 臣 批 准 等 程 序, 有 的 地 区 已 经 依 次 启 动 开 工, 灾 害 公 营 住 宅 等 永 久 東 日 本 大 震 災 は 被 害 が 甚 大 で 被 災 地 域 が 広 範 にわたるなど 極 めて 大 規 模 な 災 害 であった 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 に 向 けた 課 題 は 大 きくか つ 多 岐 にわたり その 解 決 には 多 くの 困 難 がある このため 政 府 が 復 興 を 担 う 主 体 である 被 災 し た 市 町 村 を 財 政 面 の 支 援 行 政 手 続 の 負 担 の 軽 減 人 的 技 術 的 協 力 等 により 総 力 を 挙 げて 支 援 している 新 たな 取 組 として 復 興 特 区 制 度 に よる 各 般 にわたる 制 度 上 の 措 置 や 復 興 交 付 金 など 財 政 上 の 措 置 復 興 事 業 の 工 程 管 理 行 政 の 総 合 力 を 発 揮 するための 仕 組 み 企 業 やボランティア との 連 携 等 を 行 ってきている 政 府 は 発 災 直 後 から 被 災 者 の 生 活 支 援 や 被 災 地 の 復 旧 復 興 対 策 を 進 め 2012 年 2 月 の 復 興 庁 発 足 後 は 復 興 庁 が 行 政 各 部 の 統 一 を 図 りながら 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 に 取 り 組 んできている 2012 年 9 月 現 在 の 復 興 の 概 況 は 次 のとおりとなっ ている 1 当 初 約 47 万 人 に 上 った 避 難 者 は 33 万 人 弱 と なり そのほとんどが 仮 設 住 宅 等 に 入 居 している 2 主 要 ライフライン 公 共 サービスの 応 急 復 旧 は 家 屋 等 流 出 地 域 や 原 子 力 災 害 の 警 戒 区 域 等 の 一 部 を 除 き 速 やかに 完 了 している 現 在 公 共 インフラの 本 格 復 旧 復 興 の 段 階 に 移 行 しており おおむね 事 業 計 画 と 工 程 表 に 沿 って 進 められてい 28

34 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 性 住 宅 重 建 工 程 也 已 经 开 始 了 3 从 大 范 围 看, 整 个 受 灾 地 区 的 工 矿 业 生 产 指 数 的 变 化 与 震 灾 之 前 的 水 平 基 本 相 同, 但 是 在 海 啸 浸 水 地 区, 尽 管 生 产 额 在 不 断 恢 复, 但 是 真 正 的 产 业 复 兴 仍 然 是 今 后 的 课 题 4 关 于 核 能 灾 害 的 重 建 工 作, 正 在 及 时 对 避 难 指 示 区 域 的 划 分 进 行 调 整, 开 展 消 除 辐 射 污 染 修 复 基 础 设 施 等 便 于 民 众 返 回 家 园 的 举 措, 以 及 对 长 期 避 难 人 员 的 援 助 工 作 此 外, 还 开 展 了 消 除 对 辐 射 损 害 健 康 的 担 心 等 举 措 目 前 处 于 民 众 返 回 家 园 的 准 备 阶 段 今 后 地 震 和 海 啸 灾 害 重 建 工 作, 对 于 遭 受 海 啸 灾 害 极 为 严 重 的 地 区, 需 要 在 居 民 们 形 成 一 致 意 见 的 基 础 上, 大 规 模 实 施 迁 往 高 地 和 堆 高 已 有 城 区 街 道 等 对 城 区 村 落 进 行 重 新 布 局 这 些 工 程 是 重 建 住 宅 的 前 提, 需 要 在 多 个 地 区 同 步 并 行 开 展, 然 而 由 于 受 灾 自 治 体 缺 乏 经 验, 加 之 大 规 模 灾 害 造 成 行 政 职 能 下 降, 所 以 靠 单 个 受 灾 自 治 体 的 行 政 能 力 已 经 无 法 完 成 这 些 工 作 另 一 方 面, 核 能 灾 害 重 建 是 日 本 从 来 没 有 经 历 过 的 事 情 包 括 对 辐 射 影 响 健 康 的 担 忧 在 内, 人 们 抱 着 各 种 担 忧, 要 重 返 回 已 经 长 时 期 被 划 为 无 人 区 的 地 区, 存 在 极 大 困 难 而 且, 有 的 地 区 辐 射 量 大, 即 使 经 过 5 年 时 间 也 很 难 达 到 重 返 的 条 件, 因 此 需 要 对 居 民 的 长 期 避 难 生 活 开 展 援 助 る 高 台 移 転 や 土 地 のかさ 上 げ 等 の 事 業 は 想 定 地 区 の 半 数 程 度 において 大 臣 同 意 等 の 手 続 を 経 て 順 次 着 工 し 始 めた 地 区 も 出 ており 災 害 公 営 住 宅 など 恒 久 住 宅 の 再 建 も 始 まっている 3 広 域 でみた 被 災 地 域 全 体 の 鉱 工 業 生 産 指 数 は 震 災 前 の 水 準 並 みで 推 移 しているが 津 波 浸 水 地 域 については 生 産 額 は 回 復 しつつあるものの 本 格 的 な 産 業 復 興 が 課 題 となっている 4 原 子 力 災 害 からの 復 興 については 避 難 指 示 区 域 が 順 次 見 直 され 除 染 インフラ 復 旧 等 の 帰 還 に 向 けた 取 組 や 長 期 避 難 者 に 対 する 支 援 が 行 われ ている また 放 射 線 による 健 康 不 安 の 解 消 に 向 けた 取 組 等 が 行 われている 現 時 点 では 帰 還 に 向 けた 準 備 段 階 にある 今 後 地 震 津 波 災 害 か らの 復 興 については 甚 大 な 津 波 被 害 を 受 けた 地 域 について 高 台 移 転 や 既 成 市 街 地 のかさ 上 げ 等 による 市 街 地 や 集 落 の 再 編 事 業 を 住 民 の 合 意 を 形 成 しながら 大 規 模 に 実 施 する 必 要 がある これ らの 事 業 は 住 宅 再 建 の 前 提 となるため 多 数 の 地 区 を 同 時 並 行 的 に 進 める 必 要 があるが 被 災 自 治 体 に 経 験 が 少 なく 大 規 模 な 被 災 による 行 政 機 能 の 低 下 も 考 え 合 わせると 被 災 自 治 体 単 独 の 行 政 能 力 を 超 えた 事 業 となっている 一 方 原 子 力 災 害 からの 復 興 は 我 が 国 がこれ までに 経 験 したことのない 事 態 である 放 射 線 に よる 健 康 への 影 響 の 懸 念 をはじめとする 不 安 があ る 中 で 長 期 にわたって 避 難 を 指 示 された 区 域 へ の 帰 還 には 非 常 な 困 難 を 伴 う さらに 放 射 線 量 が 高 く 5 年 を 経 過 しても 帰 還 が 困 難 な 区 域 が 存 在 するなど 住 民 の 長 期 にわたる 避 難 生 活 に 対 す る 支 援 が 必 要 となっている 2 提 高 地 区 社 会 的 活 力 2 地 域 の 活 性 化 (1) 至 今 采 取 的 措 施 (1) これまでの 取 組 第 二 次 世 界 大 战 后, 日 本 实 现 了 经 济 的 高 速 增 长, 国 民 生 活 水 平 得 到 了 大 幅 度 提 高 然 而, 由 于 追 求 经 济 的 高 效 率, 造 成 人 口 企 业 过 度 地 向 大 城 市 圈 集 中 其 结 果, 在 东 京 等 大 城 市 圈 引 起 了 空 气 污 染 水 污 浊 噪 声 污 染 地 壳 下 沉 交 通 堵 塞 地 价 暴 涨 地 方 传 统 文 化 丧 失 效 率 独 尊 的 价 值 观 渗 透 等 各 种 弊 端 而 另 一 方 面, 在 农 村 林 区 和 渔 村, 多 数 年 青 人 和 年 富 力 强 的 劳 力 涌 向 城 市, 社 区 里 只 剩 下 老 人 和 儿 童, 地 域 公 同 体 面 临 了 生 死 存 亡 的 严 峻 危 机 通 过 有 效 的 地 方 振 兴 政 策 改 变 这 样 的 现 状, 使 农 村 林 区 和 渔 村 也 和 城 市 一 样 得 到 发 展, 从 而 实 现 地 区 平 衡, 已 是 刻 不 容 缓 的 课 题 回 顾 地 区 振 兴 的 历 史, 中 央 政 府 在 1962 年 制 定 了 第 一 个 全 国 综 合 性 开 发 计 划, 后 来, 又 曾 五 次 制 定 过 全 国 综 合 性 开 发 计 划, 先 后 推 出 了 许 多 相 关 政 策 地 方 自 治 体 也 响 应 中 央 政 府 的 政 策, 实 施 了 诸 多 有 关 措 施, 同 时, 地 方 自 治 体 还 积 极 开 展 独 自 的 政 策 和 措 施 所 谓 的 地 区 振 兴, 并 非 仅 仅 是 提 高 经 济 收 入, 它 含 义 广 泛, 包 括 激 活 地 区 社 会 本 身 所 具 有 的 各 种 功 能, 例 如 : 与 居 民 生 活 环 境 相 关 的 地 区 文 化 功 能 行 政 功 能 等, 使 地 区 焕 发 勃 勃 生 机 这 个 行 政 领 域 并 不 是 根 据 中 央 政 府 的 政 策 执 行 层 层 领 导, 而 必 须 是 一 个 从 地 区 振 兴 这 一 角 度 出 发 的 综 合 性 跨 机 构 的 政 策 实 施 领 域 例 如 : 由 大 分 县 创 导 并 波 及 全 国 的 具 有 代 表 性 的 地 区 振 兴 对 策 一 村 一 品 运 动, 其 目 的 在 于 各 市 町 村 以 及 各 行 会 团 体 通 过 开 发 和 培 育 面 戦 後 の 日 本 は 高 度 経 済 成 長 を 達 成 し 国 民 の 生 活 水 準 は 大 幅 に 上 昇 した しかし 経 済 効 率 性 を 求 めて 人 口 や 企 業 が 過 度 に 大 都 市 圏 に 集 中 した 結 果 東 京 等 の 大 都 市 圏 では 大 気 汚 染 水 質 汚 濁 騒 音 地 盤 沈 下 交 通 渋 滞 地 価 高 騰 地 域 の 伝 統 文 化 の 喪 失 効 率 主 義 優 先 の 価 値 観 の 浸 透 等 様 々な 弊 害 を 引 き 起 こした 一 方 農 山 漁 村 地 域 では 若 者 や 働 き 盛 りの 人 たちの 多 くが 都 会 に 出 ていってしまい 高 齢 者 や 子 供 たちがとり 残 さ れた その 結 果 地 域 コミュニティの 存 立 自 体 が 危 うくなるといった 深 刻 な 事 態 に 陥 った このよ うな 状 態 を 改 善 し 国 土 がバランスよく 都 市 も 農 山 漁 村 も 発 展 するような 地 域 振 興 策 が 強 く 望 ま れている 地 域 振 興 の 歴 史 をたどると 中 央 政 府 において は 1962 年 に 策 定 された 最 初 の 全 国 総 合 開 発 計 画 以 降 5 次 にわたる 全 国 総 合 開 発 計 画 を 策 定 し 関 連 する 数 多 くの 政 策 が 推 進 されてきた 地 方 自 治 体 においても 中 央 政 府 の 政 策 に 対 応 し 諸 施 策 が 実 施 されてきたが 一 方 で 地 方 自 治 体 独 自 の 施 策 も 積 極 的 に 展 開 されるようになってきた 地 域 振 興 という 言 葉 には 単 に 所 得 の 向 上 だけではなく 住 民 の 生 活 環 境 に 関 わる 地 域 文 化 行 政 機 能 等 も 含 めた 地 域 社 会 に 本 来 備 わってい た 諸 機 能 を 振 興 し 生 き 生 きとしたものにすると いう 広 い 意 味 合 いが 含 まれる したがって こ の 行 政 分 野 は 中 央 政 府 の 政 策 分 野 に 沿 った 縦 割 り 的 な 行 政 ではなく 地 域 振 興 という 観 点 から 総 合 的 横 断 的 に 取 り 組 まれる 必 要 がある 例 え ば 大 分 県 から 始 まり 全 国 に 波 及 した 代 表 的 な 地 域 振 興 策 一 村 一 品 運 動 は 各 市 町 村 各 コ 29

35 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 向 全 国 的 特 色 产 品 ( 也 包 括 观 光 文 化 等 ) 来 提 高 地 区 居 民 的 经 济 收 入 而 更 为 重 要 的 是, 通 过 开 发 和 培 育 地 区 特 色 产 品, 增 加 了 地 区 居 民 对 于 自 己 所 生 活 社 区 的 自 豪 感 有 了 自 豪 感, 就 会 有 上 进 心, 就 会 积 极 致 力 地 区 振 兴, 一 村 一 品 运 动 注 重 的 是 这 种 过 程 今 后 的 地 区 振 兴 对 策 不 仅 要 包 括 地 区 经 济 振 兴 内 容, 而 且 也 要 包 括 能 够 提 高 居 民 意 识 搞 活 地 方 社 区 以 及 改 善 城 市 环 境 及 居 住 环 境 等 相 关 内 容 中 央 政 府 对 地 方 自 治 体 的 行 政 活 动 给 予 了 各 种 支 持, 总 务 省 ( 当 时 的 自 治 省 ) 在 1989 年 设 立 了 自 己 动 脑 自 己 动 手 建 设 家 乡 项 目, 即 所 谓 的 重 振 家 乡 一 亿 日 元 项 目, 至 今 这 一 项 目 仍 在 实 施 中 这 一 项 目 与 以 往 的 中 央 政 府 所 规 划 的 事 业 项 目 有 所 不 同, 它 是 立 足 于 地 方 出 智 慧 中 央 给 支 援 这 一 思 想 基 础 的, 对 于 地 方 自 治 体 来 说, 它 成 为 在 广 大 居 民 的 参 与 下 推 动 自 主 性 主 体 性 的 地 区 建 设 的 重 大 契 机 并 且, 自 2003 年 开 始, 为 了 搞 活 地 区 经 济, 结 合 各 地 区 的 特 点, 通 过 在 教 育 农 业 社 会 福 利 等 领 域 规 定 了 特 别 政 策 的 结 构 改 革 特 别 地 区 制 度 来 发 挥 作 用, 开 展 了 各 项 举 措 ミュニティで 全 国 に 通 用 する 特 色 ある 産 品 ( 観 光 文 化 等 も 含 む)を 開 発 育 成 し 地 域 住 民 の 所 得 の 向 上 に 繋 げるという 目 的 を 持 っている しかし その 目 的 に 加 え さらに 重 要 なことは そのよう な 産 品 の 開 発 育 成 を 通 じて 地 域 住 民 が 自 分 たち の 住 むコミュニティに 誇 りを 持 つことである 誇 りを 持 ち 始 めた 住 民 が 向 上 心 を 持 ち さらに 地 域 の 振 興 に 打 ち 込 んでゆく そのような 過 程 が 重 要 とみなされる これからの 地 域 振 興 策 は 地 域 経 済 の 振 興 だけ でなく そこに 住 む 住 民 の 意 識 の 高 揚 地 域 コミ ュニティの 活 性 化 さらには 都 市 環 境 や 居 住 環 境 の 改 善 等 に 関 わる 内 容 も 含 むことが 必 要 である 中 央 政 府 においても 地 方 自 治 体 におけるこのよ うな 動 きを 支 援 するため 例 えば 総 務 省 ( 当 時 : 自 治 省 )では 1989 年 に 自 ら 考 え 自 ら 行 う 地 域 づくり 事 業 いわゆるふるさと 創 生 一 億 円 事 業 を 立 案 し 現 在 まで 発 展 させてきている この 事 業 は これまでの 中 央 政 府 の 企 画 立 案 する 事 業 と は 異 なり 地 方 が 知 恵 を 出 し 中 央 が 支 援 する という 発 想 に 基 づくものであり 地 方 自 治 体 にお いて 広 く 住 民 の 参 加 を 得 て 自 主 的 主 体 的 な 地 域 づくりを 進 める 上 で 大 きな 契 機 となった また 2003 年 から 地 域 経 済 の 活 性 化 のため 各 地 域 の 特 性 に 応 じて 教 育 農 業 社 会 福 祉 などの 分 野 に おける 規 制 の 特 例 措 置 を 定 めた 構 造 改 革 特 別 地 区 制 度 による 取 組 等 が 行 われてきた 传 统 艺 能 面 浮 立 佐 贺 县 鹿 岛 市 ( 写 真 提 供 :( 一 財 ) 地 域 活 性 化 センター) ( 佐 賀 県 鹿 島 市 ) (2) 近 年 来 的 形 势 (2) 近 年 の 状 況 据 2015 年 的 国 情 调 查 ( 每 5 年 实 施 1 次 ) 结 果 显 示, 日 本 的 人 口 数 量 为 1 亿 2,711 万 人, 这 与 2010 年 10 月 的 人 口 数 1 亿 2,805 万 人 相 比, 减 少 了 94 万 人 其 中 虽 然 有 东 日 本 大 地 震 造 成 的 影 响, 不 过 也 显 示 日 本 的 人 口 正 迎 来 下 降 期 这 种 趋 势 今 后 还 将 持 续, 预 计 在 到 2032 年 为 止 的 17 年 中, 人 口 将 减 少 约 10%(1,283 万 人 ) 在 到 2010 年 为 止 的 30 年 间, 三 大 都 市 圏 ( 属 于 东 京 圏 名 古 屋 圏 大 阪 圏 3 大 都 市 圏 的 13 个 都 府 县 ) 地 方 圏 ( 三 大 都 市 圏 以 外 的 34 个 道 县 ) 的 人 口 均 有 所 增 加, 而 与 此 相 对, 在 2005 年 以 后 30 年 中, 预 计 三 大 都 市 圏 的 人 口 也 将 减 少 约 530 万 人, 地 方 圏 的 人 口 将 减 少 约 1,178 万 人, 人 口 下 降 的 幅 度 会 相 当 大 在 三 大 都 市 圏 和 地 方 圏 的 人 口 都 有 所 下 降 的 人 口 过 稀 时 代, 预 计 地 2015 年 国 勢 調 査 (5 年 に1 回 実 施 )による 日 本 の 人 口 は1 億 2,711 万 人 であり 2010 年 10 月 の 人 口 1 億 2,805 万 人 と 比 べ 94 万 人 減 少 した 東 日 本 大 震 災 の 影 響 がみられるものの 日 本 の 人 口 は 減 少 局 面 を 迎 えている この 傾 向 は 今 後 も 続 き 2032 年 までの 17 年 間 で 約 10%(1,283 万 人 ) 減 少 する ことが 見 込 まれている また 2010 年 までの 過 去 30 年 間 では 三 大 都 市 圏 ( 東 京 圏 名 古 屋 圏 大 阪 圏 の3つの 大 都 市 圏 に 属 する 13 都 府 県 ) 地 方 圏 ( 三 大 都 市 圏 以 外 の 34 道 県 )ともに 人 口 が 増 加 していたのに 対 し 2005 年 以 降 の 30 年 間 では 三 大 都 市 圏 の 人 口 も 約 530 万 人 減 少 するが 地 方 圏 の 人 口 については 約 1,178 万 人 という 大 幅 な 減 少 が 見 込 まれている 三 大 都 市 圏 も 地 方 圏 も 人 口 が 減 少 するという 過 密 なき 過 疎 の 時 代 が 到 来 することとなり 地 方 圏 の 社 30

36 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 方 圏 的 社 会 经 济 形 势 将 会 极 其 严 峻 在 这 种 形 势 下, 特 别 是 地 方 圏 的 地 区, 由 于 人 口 下 降, 学 校 医 院 等 生 活 相 关 设 施 的 使 用 会 变 得 不 便, 从 而 导 致 人 口 进 一 步 下 降, 陷 入 恶 性 循 环, 产 生 地 区 间 人 口 与 产 业 的 差 距 因 此, 地 方 的 再 生 成 为 了 紧 要 课 题, 中 央 政 府 支 持 有 热 情 的 地 方 自 由 地 开 展 独 立 的 措 施, 主 动 地 思 考 项 目, 积 极 地 采 取 对 策, 努 力 使 自 己 成 为 有 魅 力 的 地 区 在 总 务 省, 自 2007 年 度 起, 本 着 这 样 的 宗 旨 创 立 了 拼 搏 地 区 援 助 项 目, 提 供 财 政 援 助 及 人 材 派 遣 介 绍 等 方 面 的 支 持 例 如, 总 务 省 2013 年 创 建 了 地 区 活 力 创 造 本 部, 其 主 要 措 施 是 在 全 国 各 地 开 展 地 区 经 济 创 新 循 环, 以 地 方 自 治 体 为 核 心, 结 合 多 种 多 样 的 地 区 资 源 地 区 金 融 机 构 资 金 以 及 当 地 企 业 的 技 术 和 经 验 等, 创 造 地 区 活 力 会 経 済 は 極 めて 厳 しい 状 況 となることが 予 想 され る このような 状 況 の 下 で 特 に 地 方 圏 における 地 方 部 は 人 口 減 少 の 結 果 学 校 病 院 等 の 生 活 関 連 施 設 の 利 用 が 不 便 になり 更 に 人 口 が 減 少 すると いう 悪 循 環 に 陥 っており 人 口 や 産 業 の 地 域 間 の 格 差 が 現 出 している このため 地 方 の 再 生 を 図 ることが 緊 急 の 課 題 となっており やる 気 のある 地 方 が 自 由 に 独 自 の 施 策 を 展 開 することにより 魅 力 ある 地 方 に 生 ま れ 変 わるよう 地 方 独 自 のプロジェクトを 自 ら 考 え 前 向 きに 取 り 組 む 地 方 自 治 体 を 中 央 政 府 が 応 援 す ることとしている 例 えば 総 務 省 では 2013 年 に 地 域 の 元 気 創 造 本 部 を 創 設 し 主 な 施 策 とし て 多 様 な 地 域 資 源 地 域 金 融 機 関 の 資 金 及 び 地 元 企 業 のノウハウ 等 を 地 方 自 治 体 が 核 となって 結 びつけ 地 域 の 元 気 を 創 造 する 地 域 経 済 イノベ ーションサイクル を 全 国 各 地 で 展 開 する とし ている 3 少 子 高 龄 化 对 策 3 少 子 高 齢 化 への 対 応 (1) 面 向 高 龄 化 的 对 策 (1) 高 齢 化 への 対 応 如 何 解 决 日 趋 严 重 的 人 口 高 龄 化 问 题 是 目 前 日 本 地 方 社 会 的 难 题 日 本 进 入 高 龄 化 的 速 度 居 全 球 第 一 日 本 的 老 龄 人 口 比 例 (65 岁 以 上 的 人 口 在 总 人 口 中 的 比 例 称 为 高 龄 化 率 ) 到 2014 年 10 月 1 日 已 达 到 26.0% 从 其 他 国 家 的 情 况 来 看, 老 龄 人 口 比 例 从 7% 达 到 标 志 进 入 老 龄 社 会 的 14% 所 用 ( 或 将 要 用 的 ) 时 间, 法 国 为 115 年, 瑞 典 约 为 85 年, 比 较 短 的 德 国 为 40 年 英 国 约 47 年, 而 日 本 却 仅 用 了 24 年 如 此 急 速 的 高 龄 化 主 要 由 两 大 原 因 导 致 第 一 是 平 均 寿 命 延 长 随 着 死 亡 率 的 下 降, 日 本 人 的 平 均 寿 命 由 1935 年 时 男 性 46.9 岁 女 性 49.6 岁 延 长 到 了 2013 年 的 男 性 岁 女 性 岁, 寿 命 的 延 长 幅 度 很 大 并 且, 预 计 今 后 日 本 人 的 寿 命 还 将 继 续 延 长, 预 计 到 2060 年, 男 性 将 达 到 岁, 女 性 将 达 到 岁 ; 第 二 是 出 生 率 的 下 降 每 名 女 性 在 一 生 中 生 育 的 子 女 平 均 人 数 在 2013 年 为 1.43 人, 大 大 低 于 保 持 日 本 人 口 规 模 所 需 的 2.07 人 该 现 象 使 年 轻 人 口 的 相 对 比 率 下 降 近 来 的 高 龄 化 特 点 表 现 为 高 龄 化 的 进 展 速 度 不 一, 地 区 差 异 较 大 从 各 都 道 府 县 的 情 况 来 看, 以 东 京 大 阪 爱 知 为 中 心 的 三 大 城 市 圏 较 低, 其 他 地 区 则 偏 高 截 至 2014 年, 高 龄 化 率 居 首 位 的 是 秋 田 县, 为 32.6%; 最 低 的 是 冲 绳 县, 为 19.0% 预 计 三 大 城 市 圏 的 高 龄 化 速 度 今 后 会 进 一 步 加 快, 日 本 的 人 口 高 龄 化 现 象 将 扩 展 到 包 括 大 城 市 圈 在 内 的 全 国 范 围 从 各 市 町 村 的 情 况 来 看, 年 轻 人 口 流 失 现 象 严 重 的 人 口 稀 少 地 区 的 市 町 村, 高 龄 化 现 象 早 于 其 他 市 町 村, 其 中 还 有 高 龄 化 比 率 达 到 40% 以 上 的 超 高 龄 化 的 市 町 村 在 这 些 地 区, 森 林 农 地 等 环 境 的 管 理 水 平 明 显 下 降, 地 区 共 同 体 瓦 解, 历 史 风 俗 及 文 化 丧 失 等, 与 地 区 社 会 的 存 亡 相 关 的 问 题 令 人 堪 忧 并 且, 这 种 因 地 区 社 会 的 瓦 解 所 引 起 的 问 题, 例 如 : 因 森 林 的 荒 废 使 保 水 能 力 下 降 而 引 起 水 灾 等, 将 成 为 日 本 整 体 性 严 峻 课 题 わが 国 の 地 域 社 会 において 確 実 に 進 行 している 大 きな 課 題 は 高 齢 化 社 会 への 対 応 である わが 国 では 高 齢 化 が 世 界 に 類 のないスピードで 進 行 し ている わが 国 の 高 齢 者 人 口 の 割 合 (65 歳 以 上 人 口 の 総 人 口 に 対 する 割 合 高 齢 化 率 という)は 2014 年 10 月 1 日 現 在 で 26.0%となった これを 他 の 国 と 比 較 すると 高 齢 者 人 口 の 割 合 が 7%から 高 齢 社 会 の 目 安 である 14%に 達 するのに 要 した(あ るいは 要 する) 期 間 が フランスで 115 年 スウ ェーデンで 約 85 年 比 較 的 短 いドイツが 40 年 イギリスで 約 47 年 であるのに 対 し わが 国 では 24 年 である この 急 激 な 高 齢 化 は 大 きく2つの 要 因 の 組 合 せによるものである 第 1は 平 均 寿 命 の 伸 長 で ある 死 亡 率 の 低 下 に 伴 い 日 本 人 の 平 均 寿 命 は 1935 年 当 時 の 男 46.9 歳 女 49.6 歳 から 2013 年 には 男 歳 女 歳 へと 大 幅 な 伸 びを 示 し ている また 引 き 続 き 伸 びる 見 通 しであり 2060 年 には 男 歳 女 歳 となることが 予 想 さ れている 第 2 は 出 生 率 の 低 下 である 一 人 の 女 性 が 生 涯 に 産 む 子 供 の 数 の 平 均 は 2013 年 で 1.43 人 とわが 国 の 人 口 を 同 規 模 に 維 持 するのに 必 要 な 2.07 人 を 大 きく 下 回 っている この 現 象 は 若 年 人 口 の 相 対 的 比 率 の 低 下 をもたらしている 近 時 の 高 齢 化 の 特 徴 として 高 齢 化 の 進 展 が 全 国 一 様 でなく 地 域 的 な 差 異 が 大 きいことが 挙 げら れる 都 道 府 県 別 に 見 ると 東 京 大 阪 愛 知 を 中 心 とした 三 大 都 市 圏 で 低 く それ 以 外 の 地 域 で 高 い 2014 年 現 在 の 高 齢 化 率 は 最 も 高 い 秋 田 県 で 32.6% 最 も 低 い 沖 縄 県 で 19.0%となっている また 今 後 三 大 都 市 圏 では 高 齢 化 がより 速 く 進 み わが 国 の 高 齢 化 は 大 都 市 圏 を 含 めて 全 国 的 な 広 がりとなることが 見 込 まれている 次 に 市 町 村 別 に 見 ると 若 年 層 の 流 出 の 激 しい 過 疎 地 域 の 市 町 村 では 他 市 町 村 に 先 駆 けて 高 齢 化 が 進 行 してお り なかには 高 齢 化 比 率 が 40% 以 上 の 超 高 齢 化 の 市 町 村 もみられる このような 地 域 では 森 林 農 地 等 の 環 境 の 管 理 水 準 の 著 しい 低 下 コミュニ ティの 崩 壊 歴 史 的 風 土 や 文 化 の 喪 失 といった 地 域 社 会 の 存 立 にかかわる 問 題 が 生 じることが 憂 慮 される また こういった 地 域 社 会 の 崩 壊 は 例 えば 森 林 の 荒 廃 による 保 水 力 の 低 下 が 水 害 を 招 くという 形 で 日 本 全 体 に 深 刻 な 問 題 を 投 げか 31

37 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 高 龄 化 即 将 带 来 的 课 题 如 下 : 1 人 口 规 模 大 的 二 战 后 生 育 高 峰 期 (1947~49) 出 生 的 团 块 一 代 将 进 入 老 龄 期, 需 要 采 取 措 施 应 对 即 将 到 来 的 真 正 老 龄 社 会 2 老 龄 人 口 中 需 要 护 理 的 人 数 急 速 增 加, 需 要 采 取 对 策 应 对 其 健 康 护 理 问 题 3 关 于 老 龄 人 口 中 大 量 增 加 的 就 业 意 向 者, 在 严 峻 的 雇 用 形 势 下 需 要 努 力 确 保 雇 用, 保 持 稳 定 4 需 要 有 效 地 促 进 老 龄 人 积 极 参 与 他 们 一 生 生 活 着 的 地 区 社 会 的 活 动 这 些 课 题 不 仅 需 要 中 央 政 府 的 政 策, 还 需 要 地 方 自 治 体 团 结 一 致 采 取 措 施 地 方 自 治 体 不 仅 要 根 据 今 后 的 人 口 结 构 变 化 制 定 和 实 施 福 利 计 划, 还 应 采 取 促 进 出 生 率 创 造 就 业 机 会 培 养 生 存 价 值 等 综 合 性 的 老 龄 社 会 对 策 けることになる 今 後 高 齢 化 がもたらす 課 題 としては 次 のよう なものがあげられる 1 戦 後 生 まれの 人 口 規 模 の 大 きい 団 塊 の 世 代 (1947~49)が 高 齢 期 を 迎 え 本 格 的 な 高 齢 社 会 に 移 行 することに 対 応 する 必 要 がある 2 高 齢 者 の 要 介 護 者 数 が 急 速 に 増 加 しているこ とに 対 応 した 健 康 と 介 護 の 問 題 に 対 応 する 必 要 がある 3 大 幅 に 増 加 してきた 高 齢 者 の 就 業 希 望 者 につ いて 厳 しい 雇 用 情 勢 の 中 で 雇 用 の 確 保 安 定 化 を 図 る 必 要 がある 4 高 齢 者 の 生 涯 を 通 じた 地 域 社 会 への 参 画 を 効 果 的 に 促 進 していく 必 要 がある これらの 課 題 には 中 央 政 府 のみの 政 策 でなく 地 方 自 治 体 も 一 丸 となって 取 り 組 む 必 要 がある 地 方 自 治 体 においては 今 後 の 人 口 構 造 の 変 化 に 対 応 して 単 なる 福 祉 計 画 でない 広 く 出 生 率 に 対 する 政 策 や 雇 用 の 場 づくり 生 きがい 対 策 等 を 含 む 総 合 的 な 高 齢 社 会 対 策 が 必 要 になる 在 特 別 养 护 老 人 公 寓 举 办 的 交 流 会 北 海 道 比 布 町 ( 写 真 提 供 : 北 海 道 比 布 町 ) (2) 少 子 高 龄 化 对 策 (2) 少 子 化 への 対 応 如 上 所 述, 日 本 的 出 生 率 在 2013 年 为 1.43 人, 虽 然 与 第 二 次 世 界 战 后 最 低 水 平 的 2005 年 的 1.26 人 相 比, 略 有 增 加, 但 是, 大 大 低 于 保 持 日 本 同 等 规 模 人 口 所 需 的 2.07 人 并 且, 从 日 本 的 年 轻 人 口 (0~14 岁 ) 比 例 来 看,2013 年 时 世 界 整 体 的 年 轻 人 口 比 例 为 26.6%, 而 日 本 仅 为 12.9%, 在 全 世 界 最 低 少 子 高 龄 化 加 剧 所 带 来 人 口 急 速 下 降, 除 了 会 使 劳 动 力 人 口 下 降, 从 而 对 经 济 带 来 不 利 影 响 外, 还 会 使 高 龄 化 率 上 升, 增 加 年 金 医 疗 护 理 费 的 负 担 特 别 是 在 人 口 过 稀 地 区, 甚 至 连 维 持 治 安 消 防 等 自 主 的 居 民 活 动 及 村 落 等 都 很 困 难, 有 可 能 发 生 危 及 地 区 存 亡 的 问 题 前 述 のとおり わが 国 の 出 生 率 は 2013 年 で 1.43 人 であり 戦 後 最 低 であった 2005 年 の 1.26 を 境 に やや 増 加 に 転 じてはいるが わが 国 の 人 口 を 同 規 模 に 維 持 するのに 必 要 な 2.07 人 を 大 きく 下 回 って いる また わが 国 の 年 少 人 口 (0~14 歳 )の 割 合 は 2013 年 時 点 での 世 界 全 域 の 年 少 人 口 割 合 が 26.6%であるのに 対 し 12.9%であり 世 界 的 に 見 て も 最 も 小 さくなっている 少 子 化 の 進 行 による 急 速 な 人 口 減 少 は 労 働 力 人 口 の 減 少 による 経 済 への 悪 影 響 のほか 高 齢 化 率 の 上 昇 による 年 金 医 療 介 護 費 の 増 大 をもた らす また 特 に 過 疎 地 においては 防 犯 消 防 等 の 自 主 的 な 住 民 活 動 や 集 落 等 の 維 持 さえ 困 難 になるなど 地 域 の 存 立 基 盤 にも 関 わる 問 題 が 生 じる 可 能 性 がある 32

38 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 (10 thousand people) 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 (%) 歳 ~14 歳 15 歳 ~64 歳 65 歳 以 上 高 齢 化 率 (%) 各 年 龄 层 人 口 的 推 移 与 未 来 预 测 33

39 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 全 国 北 海 道 青 森 县 岩 手 县 宫 城 县 秋 田 县 山 形 县 福 岛 县 茨 城 县 栃 木 县 群 马 县 埼 玉 县 千 叶 县 东 京 都 神 奈 川 县 新 潟 县 富 山 县 石 川 县 福 井 县 山 梨 县 长 野 县 岐 阜 县 静 冈 县 爱 知 县 三 重 县 滋 贺 县 京 都 府 大 阪 府 兵 库 县 奈 良 县 和 歌 山 县 鸟 取 县 岛 根 县 冈 山 县 广 岛 县 山 口 县 德 岛 县 香 川 县 爱 媛 县 高 知 县 福 冈 县 佐 贺 县 长 崎 县 熊 本 县 大 分 县 宫 崎 县 鹿 儿 岛 县 冲 绳 县 各 都 道 府 县 高 龄 化 率 * 的 推 移 * 总 人 口 中 65 岁 以 上 人 口 的 比 例 7% 未 满 7% 以 上 14% 未 满 14% 以 上 22.7% 未 满 22.7% 以 上 30% 未 满 30% 以 上 34

40 出 生 人 数 合 计 特 殊 出 生 率 出 生 人 数 合 计 特 殊 出 生 率 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 ( 万 人 ) 300 ( 万 人 ) 300 出 生 人 数 出 生 人 数 合 计 特 殊 出 生 率 合 计 特 殊 出 生 率 5 (%) ( 年 ) ( 年 ) 出 生 人 数 及 合 计 特 殊 出 生 率 的 年 度 推 移 0 4 生 活 质 量 的 提 高 4 生 活 の 質 の 向 上 提 高 居 民 生 活 质 量 是 一 个 广 泛 的 课 题, 特 别 是 近 年 来, 其 重 要 性 更 加 凸 显 具 体 的 课 题 主 要 包 括 以 下 几 个 方 面 : 住 民 生 活 の 質 の 向 上 は 広 範 なテーマであるが 近 年 顕 著 にその 重 要 性 を 増 している 具 体 的 な 課 題 は 幾 つかに 分 けることができる が 主 要 なものは 次 のとおりである (1) 环 境 对 策 (1) 環 境 対 策 日 本 的 高 度 经 济 增 长 (20 世 纪 50 年 代 中 后 期 ~60 年 代 ) 在 推 动 产 业 振 兴 的 同 时, 也 产 生 了 公 害 自 然 环 境 破 坏 等 问 题 因 此, 在 1967 年 制 定 了 公 害 对 策 基 本 法, 由 中 央 政 府 地 方 自 治 体 相 关 机 构 等 联 合, 综 合 地 有 计 划 地 采 取 了 防 止 公 害 的 对 策 在 该 法 中, 设 定 了 大 气 污 染 水 质 污 浊 土 壌 污 染 噪 音 的 环 境 标 准, 同 时, 企 业 中 央 政 府 地 方 自 治 体 及 居 民 均 有 责 任 和 义 务 有 计 划 地 配 合 实 施 防 止 公 害 的 措 施 特 别 是 地 方 自 治 体 除 了 直 接 负 责 基 于 法 律 等 的 有 关 环 保 的 限 制 及 指 导 公 害 的 监 控 检 测 及 管 理 等 外, 还 作 为 实 施 各 类 公 害 对 策 自 然 保 护 项 目 的 主 体, 发 挥 了 重 要 的 作 用 1993 年, 中 央 政 府 为 了 防 患 于 未 然 减 少 地 区 环 境 污 染 保 护 地 区 的 环 境, 制 定 了 环 境 基 本 法 与 此 同 时, 各 地 方 自 治 体 也 在 以 往 的 公 害 对 策 基 础 之 上, 进 一 步 出 台 了 生 活 废 水 排 放 对 策 生 活 噪 音 对 策 加 强 绿 化 等 一 系 列 环 保 举 措 近 年 来 环 境 对 策 的 特 点 表 现 在 全 球 环 境 问 题 及 循 环 型 社 会 建 设 1 在 全 球 环 境 问 题 方 面, 近 年 来, 除 了 保 护 地 区 环 境 外, 还 要 求 采 取 面 向 全 球 性 环 境 保 护 的 广 泛 对 策 地 方 自 治 体 采 取 了 各 种 措 施, 诸 如 由 民 间 企 业 率 先 抑 制 能 源 使 用 量 引 进 低 公 害 车 促 进 太 阳 能 发 电 落 实 氟 利 昂 的 回 收 促 进 建 筑 物 屋 顶 及 墙 面 的 绿 化 日 本 の 高 度 経 済 成 長 (1950 年 代 後 半 ~60 年 代 ) は 産 業 振 興 の 一 方 で 公 害 の 発 生 自 然 環 境 の 破 壊 等 の 歪 みをももたらした このため 1967 年 に 公 害 対 策 基 本 法 が 制 定 され 中 央 政 府 地 方 自 治 体 関 係 機 関 等 が 連 携 しつつ 総 合 的 計 画 的 に 公 害 防 止 対 策 を 講 じるようになった 同 法 におい ては 大 気 汚 染 水 質 汚 濁 土 壌 汚 染 騒 音 につ いて 環 境 基 準 が 設 定 されるとともに 事 業 者 中 央 政 府 地 方 自 治 体 及 び 住 民 は それぞれ 公 害 防 止 に 関 する 施 策 を 計 画 的 協 力 的 に 実 施 する 責 務 を 負 っている 特 に 地 方 自 治 体 は 法 令 等 に 基 づ く 環 境 保 全 に 係 る 規 制 指 導 公 害 の 監 視 測 定 取 締 等 に 直 接 当 たるほか 各 種 の 公 害 対 策 自 然 保 護 事 業 を 実 施 する 主 体 として 重 要 な 役 割 を 果 た してきた また 1993 年 に 中 央 政 府 は 地 域 の 環 境 汚 染 を 未 然 に 防 止 し 地 域 の 環 境 の 保 全 を 図 るため 環 境 基 本 法 を 制 定 するとともに 各 地 方 公 共 団 体 に おいては 生 活 雑 排 水 対 策 生 活 騒 音 対 策 緑 化 の 推 進 など 公 害 対 策 から 一 歩 進 んだ 幅 広 い 環 境 施 策 を 進 めることとしている 近 年 の 環 境 対 策 の 特 徴 として 地 球 環 境 問 題 及 び 循 環 型 社 会 の 形 成 が 挙 げられる 1 地 球 環 境 問 題 については 近 時 地 域 環 境 の 保 全 だけではなく 地 球 レベルの 環 境 保 全 の 広 範 な 取 組 みが 求 められており 地 方 自 治 体 は 例 えば 民 間 企 業 に 率 先 して 自 らのエネルギー 使 用 量 の 抑 制 を 図 る 取 組 や 低 公 害 車 の 導 入 太 陽 光 発 電 の 促 進 フロン 回 収 の 徹 底 建 築 物 の 屋 上 壁 面 緑 化 の 促 進 等 の 各 種 施 策 を 行 35

41 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 2 循 环 型 社 会 建 设 是 关 系 到 废 弃 物 及 再 利 用 行 政 的 课 题 垃 圾 粪 便 等 一 般 废 弃 物 的 处 理 由 市 町 村 负 责, 市 町 村 应 根 据 其 制 定 的 处 理 计 划 来 进 行 处 理 并 且, 产 业 废 弃 物 作 为 造 成 环 境 污 染 的 原 因, 近 年 来, 在 国 土 面 积 狭 小 的 日 本 更 是 成 为 了 重 大 课 题 法 律 上 虽 然 提 倡 原 则 上 由 产 生 企 业 负 责 处 理, 在 特 殊 情 况 下, 可 以 由 都 道 府 县 及 市 町 村 进 行 补 充 处 理, 但 事 实 上, 由 于 产 生 企 业 很 难 具 备 完 善 处 理 设 施, 因 此, 最 终 不 得 不 由 地 方 自 治 体 负 责 处 理 2000 年 出 台 了 规 定 21 世 纪 循 环 型 社 会 形 成 的 基 本 原 则 的 循 环 型 社 会 形 成 推 进 基 本 法, 在 此 背 景 下, 为 了 抑 制 废 弃 物 的 排 放 量, 行 政 机 构 与 居 民 合 作, 共 同 在 整 个 地 区 推 进 了 减 少 垃 圾 排 放 和 再 生 利 用 的 举 措 っている 2 循 環 型 社 会 の 形 成 は 廃 棄 物 リサイクル 行 政 に 関 わる 課 題 である ごみ し 尿 等 の 一 般 廃 棄 物 の 処 理 は 市 町 村 の 事 務 であり 市 町 村 はその 策 定 した 処 理 計 画 にしたがって 処 理 しなくてはならない さらに 産 業 廃 棄 物 の 処 理 は 環 境 汚 染 の 原 因 となり 国 土 の 狭 いわ が 国 において 近 年 大 きな 課 題 となっている 法 令 上 は 発 生 事 業 者 責 任 の 原 則 がうたわれ 例 外 的 に 都 道 府 県 や 市 町 村 が 産 業 廃 棄 物 を 補 完 して 処 理 することができるとされている が 現 実 には 発 生 事 業 者 自 らによる 処 理 施 設 整 備 の 困 難 性 から 地 方 自 治 体 が 最 終 的 責 任 を 持 たざるを 得 なくなってきている 2000 年 には 21 世 紀 の 循 環 型 社 会 の 形 成 に 関 する 基 本 原 則 を 規 定 した 循 環 型 社 会 形 成 推 進 基 本 法 が 成 立 したところであるが このよう な 状 況 の 下 で 廃 棄 物 の 排 出 量 自 体 の 増 大 を 抑 制 するため 行 政 住 民 一 体 となりごみ 減 量 化 再 生 利 用 の 推 進 を 地 域 ぐるみで 行 うよ うになってきている 在 南 面 及 屋 顶 设 置 太 阳 能 发 电 系 统 的 市 政 厅 建 筑 物 冲 绳 县 丝 满 市 ( 写 真 提 供 : 沖 縄 県 糸 満 市 ) (2) 居 住 环 境 ( 宜 人 环 境 ) 的 保 护 完 善 (2) 居 住 環 境 (アメニティ)の 保 全 整 備 地 方 自 治 体 的 行 政 重 点 由 推 进 道 路 修 建 完 善 公 园 等 硬 件 方 面 的 事 业 转 向 了 包 括 软 环 境 在 内 的 综 合 性 的 居 住 环 境 保 护 及 完 善 事 业 随 着 经 济 的 高 度 增 长, 促 进 了 国 土 开 发, 推 进 了 城 市 化 进 程 的 同 时, 也 导 致 绿 地 减 少 水 质 污 浊, 水 畔 环 境 消 失 无 论 在 城 市 还 是 农 业 山 村, 地 区 共 同 体 瓦 解, 传 统 文 化 资 源 丧 失, 很 多 地 区 失 去 原 有 的 美 好 景 观 在 对 这 些 情 况 进 行 反 思 后, 保 存 历 史 资 源 保 护 特 色 景 观 建 设 与 水 绿 地 和 谐 共 存 城 区 等 一 系 列 宜 人 环 境 建 设 举 措 得 到 实 施 具 体 的 措 施 如 下 : 1 保 存 历 史 资 源 创 造 城 市 景 观 的 措 施 ( 道 路 及 街 道 的 景 观 保 护 条 例 等 ) 2 建 设 与 河 川 绿 地 和 谐 共 存 城 市 ( 指 定 应 保 留 的 树 木 推 进 绿 化 保 护 有 名 河 川 等 ) 地 方 自 治 体 の 行 政 は 道 路 をつくる 公 園 を 整 備 するといったハード 面 での 事 業 の 推 進 から ソ フト 面 を 含 めた 総 合 的 な 居 住 環 境 の 保 全 整 備 に 重 点 が 移 ってきている 経 済 の 高 度 成 長 により 国 土 の 開 発 が 進 み 都 市 化 が 進 んできた 一 方 で 緑 が 減 少 し 水 質 が 汚 濁 し 水 辺 環 境 も 失 われてき た 都 市 も 農 山 村 も 地 域 コミュニティが 崩 壊 し 地 域 の 伝 統 文 化 資 源 が 失 われ かつてのすばらし い 景 観 を 失 ってしまった 地 域 も 多 い これらの 反 省 を 踏 まえ 歴 史 資 源 の 保 存 景 観 保 全 水 や 緑 に 配 慮 した 街 づくり 等 のアメニティ 関 連 施 策 が 実 施 されている 具 体 的 には 次 のような 取 組 が 見 られる 1 歴 史 資 源 を 保 存 し 都 市 の 景 観 を 創 りあげる 取 組 ( 道 路 町 並 みの 景 観 保 全 条 例 等 ) 2 美 しい 水 緑 に 配 慮 したまちづくり( 保 存 樹 木 の 指 定 緑 化 の 推 進 名 水 の 保 全 等 ) (3) 培 育 与 共 享 地 区 文 化 (3) 地 域 の 文 化 の 育 成 享 受 自 20 世 纪 80 年 代 以 后, 地 方 自 治 体 开 始 加 大 文 化 行 政 工 作 的 力 度, 力 图 通 过 文 化 活 动 向 居 民 提 供 提 高 质 量 生 活 的 机 会 这 与 此 1980 年 代 以 降 地 方 自 治 体 においては 住 民 に 文 化 的 活 動 を 通 じて 生 活 の 質 の 向 上 を 図 る 機 会 の 提 供 を 目 指 した 文 化 行 政 が 展 開 されてきた それ 36

42 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 前 的 经 济 高 度 增 长 时 期, 物 资 及 信 息 单 向 地 中 央 流 向 地 方 因 而 使 地 方 的 自 立 性 受 到 蚕 食 的 做 法 不 同, 倡 导 的 是 通 过 向 地 区 的 生 活 及 传 统 文 化 注 入 新 的 生 命 力 来 恢 复 地 区 的 主 权 地 方 自 治 体 所 采 取 的 文 化 行 政 中 具 体 主 要 包 括 以 下 内 容 : 1 完 善 音 乐 及 戏 剧 专 用 大 厅 美 术 馆 文 学 馆 等 充 分 表 现 地 区 特 点 的 文 化 设 施 2 举 办 国 际 电 影 节 市 民 音 乐 节 野 外 雕 刻 展 冰 雪 节 等 各 种 文 化 活 动 3 通 过 运 营 能 够 调 动 民 间 活 力 的 文 化 大 厅 设 置 文 化 振 兴 基 金 等 来 振 兴 文 化 4 通 过 培 育 音 乐 及 历 史 街 区 等 地 区 形 象 创 造 地 区 的 社 区 独 特 性 (community identity) 等, 重 新 认 识 观 光 事 业, 从 地 区 居 民 款 待 外 来 客 人 的 角 度 来 发 展 观 光 5 通 过 设 置 用 于 培 养 人 材 的 基 金 派 遣 居 民 到 国 内 外 研 修 开 展 姐 妹 城 市 交 流 等 实 施 地 域 间 交 流 通 过 上 述 措 施, 文 化 行 政 的 范 围 迅 速 扩 大 但 是, 由 于 近 年 来 中 央 及 地 方 自 治 体 财 状 况 都 非 常 严 峻, 因 此, 与 文 化 相 关 的 预 算 规 模 也 受 到 了 限 制, 中 央 与 地 方 自 治 体 相 互 合 作, 共 同 开 展 工 作 就 变 得 尤 为 重 要 同 时, 最 近 的 地 区 文 化 项 目 以 市 民 音 乐 等 居 民 参 与 型 项 目 为 主 体, 在 与 民 间 志 愿 者 合 作, 吸 收 民 间 捐 款 资 金 的 同 时, 地 方 自 治 体 更 适 合 以 地 区 文 化 振 兴 支 援 者 的 姿 态 发 挥 作 用 までの 高 度 成 長 期 に いわゆる 中 央 から 地 方 に 流 れる 一 方 的 な 物 や 情 報 によって 地 方 が 浸 食 されて きたことに 対 し 地 域 の 生 活 伝 統 文 化 に 新 しい 生 命 を 吹 き 込 んで 復 権 させることが 提 唱 された 地 方 自 治 体 が 取 り 組 んでいる 文 化 行 政 には 具 体 的 には 主 に 次 のようなものがある 1 音 楽 演 劇 専 用 ホール 美 術 館 文 学 館 等 の 地 域 特 性 を 生 かした 文 化 施 設 の 整 備 2 国 際 映 画 祭 市 民 音 楽 祭 野 外 彫 刻 展 雪 ま つり 等 の 多 種 多 様 な 文 化 イベントの 開 催 3 民 間 活 力 を 生 かした 文 化 ホールの 運 営 文 化 振 興 基 金 の 設 置 等 を 通 じた 文 化 振 興 4 音 楽 歴 史 の 街 等 の 地 域 イメージの 醸 成 地 域 の CI(コミュニティ アイデンティティ) の 展 開 等 を 通 じた 観 光 の 見 直 し 地 域 住 民 に よるもてなしの 観 点 からの 観 光 の 育 成 5 人 材 育 成 のための 基 金 の 設 置 住 民 の 国 内 外 への 派 遣 研 修 姉 妹 都 市 交 流 等 を 通 じた 地 域 間 交 流 このように 文 化 行 政 の 範 囲 は 急 速 に 広 がって いるが 近 年 は 国 地 方 自 治 体 共 に 財 政 状 況 が 厳 しいことから 文 化 関 連 予 算 の 規 模 にも 制 約 が あり 国 と 地 方 自 治 体 が 相 互 に 連 携 して 事 業 の 展 開 を 図 ることが 重 要 となっている また 最 近 の 地 域 文 化 事 業 は 例 えば 市 民 ミュージカルなど 住 民 参 加 型 のものが 主 要 な 事 業 となっているが 地 方 自 治 体 は 民 間 ボランティアとの 連 携 や 民 間 寄 付 等 を 活 用 しながら 地 域 文 化 振 興 のプロデュー サーとしての 機 能 を 果 たすことが 期 待 されてい る 5 面 向 国 际 社 会 的 对 策 5 国 際 社 会 への 対 応 近 年 来, 随 着 交 通 通 信 手 段 的 快 速 发 展, 在 全 球 规 模 实 现 了 人 物 及 信 息 的 流 通 其 结 果 使 在 地 区 中 生 活 的 我 们 也 被 融 入 了 国 际 的 框 架 中 例 如 : 由 食 品 原 材 料 依 靠 海 外 企 业 向 海 外 转 移 而 引 起 的 产 业 空 洞 化 海 外 的 旅 游 人 数 驻 海 外 人 员 及 海 外 归 国 子 女 人 数 增 加 等, 国 际 问 题 与 国 内 问 题 的 界 限 渐 渐 消 失 在 过 去 只 需 中 央 政 府 操 心 的 国 际 关 系, 在 当 今 形 势 下 却 与 全 国 各 地 方 自 治 体 民 间 团 体 甚 至 与 每 一 位 居 民 息 息 相 关, 在 某 些 领 域 则 成 为 地 方 主 动 投 入 的 地 区 性 课 题 例 如 : 在 国 际 交 流 方 面, 除 中 央 政 府 间 的 交 流 外, 多 层 次 的 居 民 间 的 民 间 交 流 也 在 促 进 各 国 相 互 理 解 方 面 发 挥 重 要 的 作 用 交 流 内 容 也 由 单 纯 的 姐 妹 城 市 友 好 城 市 合 作 扩 大 为 从 青 少 年 到 妇 女 层 的 人 员 往 来 文 化 及 体 育 交 流 通 过 接 收 发 展 中 国 家 研 修 生 等 开 展 的 技 术 学 术 交 流, 此 外 还 有 产 业 及 经 济 交 流 等 同 时, 地 方 自 治 体 作 为 地 区 的 综 合 性 经 营 主 体 积 累 了 各 类 经 验 知 识 和 技 术, 并 积 极 地 将 其 运 用 到 国 际 交 流 中, 使 交 流 的 内 容 出 现 了 由 交 流 向 合 作 深 化 的 倾 向 地 方 自 治 体 在 自 治 省 ( 现 在 的 总 务 省 ) 等 的 支 持 下, 共 同 设 立 了 一 般 财 团 法 人 自 治 体 国 际 化 协 会 (CLAIR), 在 为 地 方 自 治 体 的 海 外 活 动 提 供 支 援 的 同 时, 还 积 极 招 聘 外 国 青 年 (JET 项 功 夫 目 ) 等 到 日 本 从 事 语 言 指 导 工 作 等 近 年 交 通 通 信 手 段 の 急 速 な 発 達 に 伴 い 人 物 及 び 情 報 の 流 れは 地 球 的 規 模 で 行 われるよう になってきた この 結 果 地 域 における 我 々の 日 常 生 活 も 国 際 的 枠 組 みの 中 に 深 く 組 み 込 まれて きている 例 えば 食 料 品 原 材 料 の 海 外 依 存 企 業 の 海 外 移 転 による 産 業 の 空 洞 化 海 外 旅 行 者 数 の 急 増 海 外 在 留 邦 人 の 増 加 海 外 帰 国 子 女 の 増 加 等 国 際 問 題 と 国 内 問 題 の 垣 根 がなくなりつ つある こうした 状 況 の 下 で かつて 国 家 レベルの 問 題 であった 国 際 関 係 も 全 国 の 地 方 自 治 体 民 間 団 体 さらには 住 民 一 人 一 人 の 身 近 に 感 じられ 分 野 によっては 地 域 レベルで 主 体 的 に 取 り 組 まれる べき 課 題 となってきている 例 えば 国 際 交 流 の 分 野 を 取 り 上 げても 中 央 政 府 レベルの 交 流 だけ でない 重 層 的 な 住 民 レベルの 草 の 根 交 流 が 相 互 理 解 の 増 進 のために 重 要 であると 考 えられて いる 交 流 事 業 の 内 容 も 単 なる 姉 妹 都 市 友 好 都 市 提 携 から 青 少 年 婦 人 層 にわたる 住 民 同 士 の 人 的 交 流 文 化 スポーツ 交 流 発 展 途 上 国 研 修 生 の 受 け 入 れ 等 による 技 術 学 術 交 流 さらに 産 業 経 済 交 流 等 多 様 な 展 開 が 図 られている ま た 地 方 自 治 体 には 地 域 の 総 合 的 な 経 営 主 体 と しての 様 々なノウハウ 技 術 の 蓄 積 があり これ を 国 際 交 流 に 積 極 的 に 活 用 することにより その 内 容 も 交 流 から 協 力 へ と 深 化 する 傾 向 がみら れるようになってきた 地 方 自 治 体 は 自 治 省 ( 現 : 総 務 省 ) 等 の 支 援 のもと 共 同 して 一 般 財 団 法 人 自 治 体 国 際 化 協 会 (CLAIR)を 設 立 し 地 方 自 治 体 の 海 外 活 動 の 支 援 を 行 うとともに 語 学 指 導 等 を 行 う 外 国 青 年 招 致 事 業 (JET 事 業 )などを 37

43 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 日 本 的 外 国 居 民 到 2014 年 为 止, 已 经 超 过 了 206 万 人, 在 14 年 间 增 加 1.2 倍 考 虑 到 今 后 的 全 球 化 进 展 及 日 本 人 口 下 降 的 倾 向, 外 国 居 民 政 策 不 仅 是 一 部 分 地 方 自 治 体 的 课 题, 更 是 一 个 全 国 性 课 题 在 应 对 措 施 方 面, 也 不 能 仅 从 外 国 劳 动 者 政 策 及 在 留 管 理 的 角 度 出 发, 还 有 必 要 将 合 法 在 留 的 外 国 居 民 作 为 地 区 居 民 来 定 位, 为 其 提 供 合 理 的 行 政 服 务 不 同 国 籍 民 族 的 人 们 相 互 理 解 各 自 的 文 化 差 异, 构 筑 平 等 的 关 系, 作 为 地 区 社 会 的 成 员 共 同 生 存 发 展, 这 就 是 所 谓 的 多 元 文 化 共 存 各 地 方 自 治 体 都 在 积 极 推 进 多 元 文 化 共 存 措 施, 根 据 以 下 基 本 原 则 推 进 相 关 举 措 推 進 している また わが 国 の 外 国 人 住 民 は 2014 年 現 在 で 206 万 人 を 超 え 14 年 間 で 1.2 倍 に 増 加 した 今 後 の グローバル 化 の 進 展 及 び 日 本 の 人 口 減 少 傾 向 を 勘 案 すると 外 国 人 住 民 施 策 は 一 部 の 地 方 自 治 体 のみならず 全 国 的 な 課 題 となっている 対 応 の あり 方 においても 外 国 人 労 働 者 政 策 や 在 留 管 理 の 観 点 だけではなく 適 法 に 在 留 する 外 国 人 住 民 を 地 域 住 民 として 位 置 付 け 適 切 な 行 政 サー ビスを 提 供 していく 必 要 性 が 増 している このた め 国 籍 民 族 が 異 なる 人 々が 互 いの 文 化 の 違 い を 認 め 合 い 対 等 な 関 係 を 築 きながら 地 域 社 会 の 構 成 員 として 生 きていくことを 多 文 化 共 生 と 定 義 し 各 地 域 において 多 文 化 共 生 施 策 を 推 進 して いる 各 地 方 自 治 体 においては 次 のような 基 本 的 考 え 方 に 沿 って 取 組 を 進 めている a) 交 流 支 援 a) コミュニケーション 支 援 由 于 在 所 谓 的 新 居 民 (newcomer)( 注 ) 中 存 在 不 懂 日 语 的 人, 并 因 交 流 困 难 而 引 出 各 种 各 样 的 问 题, 因 此 面 向 外 国 居 民 提 供 交 流 支 援 ( 注 ) 未 有 明 确 的 定 义, 主 要 指 外 国 驻 日 人 员 开 始 明 显 增 加 的 20 世 纪 70 年 代 以 后 来 日 的 外 国 人 b) 生 活 援 助 b) 生 活 支 援 由 于 外 国 居 民 在 地 区 生 活 所 需 的 基 本 环 境 未 得 到 充 分 完 善 已 经 成 为 地 区 课 题, 因 此 而 向 居 民 提 供 全 面 的 生 活 援 助 特 にいわゆるニューカマー( 注 )の 中 には 日 本 語 を 理 解 できない 人 もおり 日 本 語 によるコミ ュニケーションが 困 難 なことによる 様 々な 問 題 が 生 じているため 外 国 人 住 民 へのコミュニケーシ ョンの 支 援 を 行 うこと ( 注 ) 明 確 な 定 義 はないが 日 本 における 在 留 者 が 顕 著 に 増 加 を 始 めた 1970 年 代 以 降 の 在 留 外 国 人 を 指 す 外 国 人 住 民 が 地 域 において 生 活 する 上 で 必 要 と なる 基 本 的 な 環 境 が 十 分 に 整 っていないことが 問 題 として 挙 げられるため 生 活 全 般 にわたっての 支 援 を 行 うこと c) 多 元 文 化 共 存 的 地 区 建 设 c) 多 元 文 化 共 生 の 地 域 づくり 由 于 外 国 居 民 在 地 区 社 会 的 交 流 机 会 少, 易 被 孤 立, 并 且, 在 地 区 社 会 中 日 本 居 民 与 外 国 居 民 之 间 发 生 冲 突 的 情 况 也 不 少, 因 此, 应 开 展 提 高 地 区 社 会 整 体 意 识 及 促 进 外 国 居 民 自 立 的 地 区 建 设 活 动 外 国 人 住 民 が 地 域 社 会 での 交 流 機 会 が 不 足 し 孤 立 しがちであることや 地 域 社 会 において 日 本 人 住 民 と 外 国 人 住 民 との 間 に 軋 轢 が 生 じることも 少 なくないため 地 域 社 会 全 体 の 意 識 啓 発 や 外 国 人 住 民 の 自 立 を 促 進 する 地 域 づくりを 行 うこと d) 多 元 文 化 共 存 政 策 推 进 体 制 的 完 善 d) 多 元 文 化 共 生 施 策 の 推 進 体 制 の 整 備 为 了 完 善 用 以 推 进 上 述 a)~c) 措 施 的 体 制, 同 时 明 确 地 方 自 治 体 地 区 国 际 化 协 会 NPO NGO 其 他 民 间 团 体 的 责 任 分 工, 应 努 力 促 进 各 主 体 的 联 合 及 协 作 各 地 方 自 治 体 凝 集 自 己 的 创 意, 采 取 了 各 种 各 样 的 措 施, 具 体 来 说, 如 通 过 用 于 灾 害 处 理 的 登 录 程 序 等 了 解 所 在 地 的 信 息, 提 供 地 区 信 息, 支 援 交 流 提 供 生 活 咨 询 充 实 如 援 助 学 习 等 的 行 政 服 务 今 后, 期 待 地 方 自 治 体 明 确 国 际 化 及 国 际 交 流 对 于 地 区 的 意 义, 确 立 推 进 相 关 措 施 的 体 制, 积 累 相 关 信 息 和 知 识, 培 养 能 够 独 当 一 面 的 人 材 等 上 記 a)~c)の 施 策 を 推 進 するための 体 制 整 備 を 図 るとともに 地 方 自 治 体 地 域 国 際 化 協 会 NPO NGO その 他 の 民 間 団 体 の 役 割 分 担 を 明 確 化 し 各 主 体 の 連 携 協 働 を 図 ること 具 体 的 には 災 害 時 対 応 のための 登 録 等 による 所 在 情 報 の 把 握 地 域 情 報 の 提 供 コミュニケー ション 支 援 生 活 相 談 学 習 支 援 等 の 行 政 サービ スの 充 実 について 地 方 自 治 体 ごとに 創 意 工 夫 を 凝 らしながら 様 々な 取 組 を 行 っている 今 後 地 方 公 共 団 体 は 地 域 にとって 国 際 化 国 際 交 流 の 目 的 は 何 かという 点 を 明 確 にしなが ら 施 策 を 推 進 する 体 制 の 確 立 関 連 する 情 報 知 識 の 蓄 積 対 応 できる 人 材 の 育 成 等 を 進 めてい くことが 望 まれる 38

44 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 外 籍 市 民 恳 谈 会 宮 城 县 仙 台 市 ( 写 真 提 供 : 宮 城 県 仙 台 市 ) 6 应 对 ICT 革 命 6 ICT 革 命 への 対 応 ICT 革 命 不 仅 关 系 到 经 济 产 业, 还 影 响 到 了 作 为 社 会 基 础 的 行 政 领 域, 对 构 建 高 度 信 息 化 的 电 子 政 府 电 子 自 治 体 起 到 了 推 动 作 用 中 央 政 府 于 1994 年 制 定 了 行 政 信 息 化 推 进 基 本 计 划, 促 进 相 关 部 门 完 善 信 息 通 信 基 础, 同 时, 于 1997 年 对 该 计 划 进 行 了 修 改, 由 中 央 政 府 与 地 方 自 治 体 联 合, 积 极 地 推 进 了 各 类 申 请 及 申 报 手 续 的 电 子 化 另 外, 中 央 政 府 还 于 2003 年 7 月 确 定 了 电 子 政 府 构 筑 计 划, 完 善 了 电 子 政 府 的 综 合 窗 口 通 过 该 窗 口, 提 供 了 从 获 取 有 关 申 请 手 续 的 信 息 到 一 次 性 提 交 多 个 申 请 的 服 务 ( 一 站 式 服 务 ), 推 进 了 电 子 政 府 的 形 成 但 是, 仍 然 存 在 着 国 民 及 企 业 等 对 电 子 政 府 的 服 务 未 充 分 利 用 IT 的 利 用 未 与 业 务 改 革 相 结 合 政 府 的 实 施 体 制 不 完 善 等 课 题, 因 此, 于 2006 年 8 月 制 定 了 电 子 政 府 推 进 计 划, 之 后 又 对 该 计 划 进 行 了 两 次 修 改, 努 力 扩 大 在 线 利 用 率, 同 时, 由 内 阁 府 及 中 央 各 部 门 联 合, 为 实 现 业 务 的 效 率 性 ( 削 减 经 费 业 务 处 理 时 间 等 ), 而 采 取 业 务 及 系 统 的 最 佳 配 置 措 施 此 外,2011 年 8 月 还 制 定 了 关 于 推 进 电 子 行 政 的 基 本 方 针 而 另 一 方 面, 地 方 自 治 体 通 过 与 中 央 政 府 联 合, 为 实 现 电 子 政 务 有 计 划 地 实 施 具 体 措 施 2003 年, 总 务 省 面 向 地 方 自 治 体 提 出 了 电 子 自 治 体 推 进 指 南, 推 进 了 电 子 政 务 的 基 础 建 设 及 行 政 手 续 网 络 化 作 为 其 中 一 环, 通 过 网 络 连 接 所 有 地 方 自 治 体 的 综 合 行 政 网 络 (LGWAN;Local Government Wide Area Network) 作 为 促 进 地 方 自 治 体 间 交 流 通 过 共 享 信 息 来 实 现 信 息 有 效 利 用 的 基 础 设 施, 得 以 完 善, 实 现 了 全 国 地 方 自 治 体 的 组 织 内 的 网 络 互 连 并 且, 通 过 与 作 为 内 阁 府 与 中 央 各 部 门 间 网 络 霞 关 WAN 的 相 互 连 接, 实 现 了 与 国 家 机 构 的 信 息 交 换 作 为 电 子 自 治 体 的 尚 待 解 决 的 问 题 主 要 包 括 市 町 村 的 电 子 申 请 系 统 还 不 够 完 善 ( 在 用 于 行 政 手 续 在 线 化 的 受 理 系 统 的 普 及 率 方 面, 截 至 2014 年 4 月, 都 道 府 县 为 46 个 团 体 (97.9%) 市 町 村 为 ICT 革 命 は 経 済 産 業 分 野 のみならず 社 会 基 盤 となる 行 政 分 野 にも 押 し 寄 せており 高 度 に 情 報 化 されたいわゆる 電 子 政 府 電 子 自 治 体 の 構 築 が 推 進 されている 中 央 政 府 においては 1994 年 に 行 政 情 報 化 推 進 基 本 計 画 を 策 定 し 関 係 省 庁 の 情 報 通 信 基 盤 の 整 備 を 進 めるとともに 1997 年 には 同 計 画 を 改 定 し 中 央 政 府 と 地 方 自 治 体 が 連 携 し 特 に 各 種 の 申 請 届 出 手 続 の 電 子 化 を 積 極 的 に 推 進 することとした また 中 央 政 府 は 2003 年 7 月 に 電 子 政 府 構 築 計 画 を 決 定 し 電 子 政 府 の 総 合 窓 口 を 整 備 し その 窓 口 を 通 じ 手 続 情 報 の 入 手 から 複 数 の 申 請 の 一 括 提 出 までを 行 えるサービス(ワンストップサービス)を 展 開 することとし 電 子 政 府 の 構 築 を 進 めている し かしながら 国 民 企 業 等 による 電 子 政 府 サービ スの 利 用 が 進 んでいないこと IT の 活 用 が 業 務 改 革 に 十 分 結 びついていないこと 政 府 の 実 施 体 制 が 不 十 分 であることが 課 題 とされ 2006 年 8 月 に 電 子 政 府 推 進 計 画 が 策 定 その 後 2 回 の 計 画 改 定 を 経 て オンライン 利 用 の 飛 躍 的 拡 大 を 図 る と 共 に 各 府 省 が 連 携 して 業 務 の 効 率 性 ( 経 費 業 務 処 理 時 間 等 の 削 減 )を 図 り 得 るよう 業 務 シ ステムの 最 適 化 に 取 り 組 むこととしている また 2011 年 8 月 には 電 子 行 政 推 進 に 関 する 基 本 方 針 が 策 定 された 一 方 地 方 自 治 体 においては 中 央 政 府 と 連 携 し 電 子 自 治 体 の 構 築 に 向 けた 具 体 的 な 取 組 みを 計 画 的 に 行 うこととしている 2003 年 に 総 務 省 は 地 方 自 治 体 に 対 し 電 子 自 治 体 推 進 指 針 を 示 し 電 子 自 治 体 の 基 盤 整 備 と 行 政 手 続 等 のオンライン 化 を 進 めてきたところである その 一 環 として 全 地 方 自 治 体 を 相 互 にネットワーク 接 続 する 総 合 行 政 ネットワーク(LGWAN;Local Government Wide Area Network) が 地 方 自 治 体 相 互 間 のコミ ュニケーションの 円 滑 化 情 報 の 共 有 による 情 報 の 高 度 利 用 を 図 るための 基 盤 として 整 備 され 全 国 の 地 方 公 共 団 体 の 組 織 内 ネットワークを 相 互 に 接 続 している また 府 省 間 ネットワークである 霞 ヶ 関 WAN との 相 互 接 続 により 国 の 機 関 と の 情 報 交 換 を 行 っている 電 子 自 治 体 の 課 題 としては 市 町 村 における 電 子 申 請 システムの 整 備 が 不 十 分 であること( 行 政 手 続 オンライン 化 のための 受 付 システムの 導 入 状 況 は 2014 年 4 月 現 在 で 都 道 府 県 が 46 団 体 39

45 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 1,021 个 团 体 (58.6%)) 业 务 及 系 统 未 充 分 实 现 效 率 化 等 市 町 村 通 过 自 治 体 云 等 有 效 手 段 削 减 成 本 和 业 务 量, 努 力 提 高 在 线 利 用 率 同 时, 随 着 ICT 革 命 的 进 展, 安 全 对 策 的 重 要 性 进 一 步 提 高, 针 对 入 侵 服 务 器 及 非 法 篡 改 网 页 互 联 网 犯 罪 网 络 恐 怖 等 的 对 策 成 为 了 国 际 性 课 题 在 这 样 一 个 推 进 ICT 革 命 的 高 度 信 息 通 信 化 的 社 会, 在 保 证 方 便 性 的 同 时, 还 需 要 具 有 安 全 性 和 可 靠 性 特 别 是 在 2005 年 4 月, 个 人 信 息 保 护 法 全 面 施 行 以 后, 对 于 地 方 自 治 体 持 有 的 个 人 信 息, 要 求 实 施 更 加 严 格 的 管 理 在 地 方 自 治 体 的 个 人 信 息 保 护 及 安 全 对 策 方 面, 也 积 极 地 制 定 了 个 人 信 息 保 护 条 例 ( 截 至 2006 年 4 月, 所 有 都 道 府 县 市 町 村 均 已 制 定 ) 及 信 息 安 全 方 针 ( 截 至 2014 年 4 月, 都 道 府 县 100% 市 町 村 97.8% 的 自 治 体 已 经 制 定 ) 等, 切 实 地 推 进 了 制 度 方 面 的 措 施 今 后, 为 了 建 立 安 全 可 靠 的 电 子 自 治 体, 需 要 进 一 步 强 化 运 用 方 面 及 技 术 方 面 的 措 施 此 外,ICT 作 为 技 术 革 新 的 推 动 力, 在 丰 富 国 民 生 活, 搞 活 地 区 经 济, 实 现 更 美 好 的 生 活 中 发 挥 着 重 要 作 用 具 体 来 说, 由 地 方 自 治 体 通 过 光 纤 高 速 互 联 网 提 供 学 习 教 材 通 过 有 线 电 视 网 向 农 村 地 区 提 供 市 场 信 息 及 气 象 信 息 等 通 过 图 像 数 据 传 送 实 施 远 程 医 疗 为 确 保 雇 用 提 供 各 种 在 家 工 作 的 机 会 等, 采 取 各 种 各 样 的 措 施 (97.9%) 市 町 村 が 1,021 団 体 (58.6%) ) 業 務 システムの 効 率 化 が 不 十 分 であること 等 が 挙 げら れる 市 町 村 においては 自 治 体 クラウド 等 の 効 率 的 な 方 法 でコスト 業 務 の 削 減 およびオンライ ン 利 用 率 の 向 上 を 図 ることとしている また ICT 革 命 の 進 展 に 伴 い セキュリティ 対 策 は 一 段 と 重 要 性 を 増 し サーバーへの 侵 入 やホ ームページの 不 正 書 換 え ネット 犯 罪 サイバー テロ 等 に 対 する 対 策 が 国 際 的 な 課 題 となってい る このように ICT 革 命 が 進 行 する 今 日 の 高 度 情 報 通 信 社 会 においては 利 便 性 と 同 時 に 安 全 性 信 頼 性 の 確 保 が 求 められる 特 に 2005 年 4 月 に 個 人 情 報 保 護 法 が 全 面 施 行 されたことから 地 方 自 治 体 の 保 有 する 個 人 情 報 については より 一 層 厳 格 な 管 理 が 求 められており 地 方 自 治 体 における 個 人 情 報 保 護 セキュリティ 対 策 については 個 人 情 報 保 護 条 例 の 制 定 (2006 年 4 月 現 在 で 全 ての 都 道 府 県 市 町 村 が 制 定 )や 情 報 セキュリティポ リシーの 策 定 (2014 年 4 月 現 在 で 都 道 府 県 の 100% 市 町 村 の 97.8%の 団 体 が 策 定 )が 進 むなど 制 度 面 における 取 組 は 着 実 に 進 展 している 今 後 信 頼 性 の 高 い 電 子 自 治 体 を 構 築 するためには さ らに 運 用 面 での 取 組 強 化 と 技 術 面 での 取 組 強 化 に 努 めていく 必 要 がある さらに ICT は イノベーションの 原 動 力 として 国 民 生 活 をより 豊 かに 変 える 力 を 持 っており 地 域 経 済 を 活 性 化 し よりよい 暮 らしを 実 現 するた めにその 果 たす 役 割 は 大 きい 具 体 的 には 光 フ ァイバー 網 を 活 用 した 高 速 インターネットによる 学 習 教 材 の 提 供 ケーブルテレビ 網 を 通 じた 農 村 地 域 への 市 況 気 象 情 報 等 の 提 供 画 像 データの 伝 送 による 遠 隔 医 療 雇 用 確 保 のための 在 宅 テレ ワークの 実 施 など 地 方 自 治 体 により 様 々な 取 組 が 行 われている 证 明 书 自 动 发 放 机 千 叶 县 市 川 市 ( 写 真 提 供 : 千 葉 県 市 川 市 ) 7 信 息 公 开 与 居 民 参 与 7 情 報 公 開 と 住 民 参 加 随 着 社 会 的 复 杂 化, 价 值 观 的 多 样 化, 除 了 通 过 选 举 选 出 的 议 员 举 行 议 会 活 动 来 反 映 居 民 意 志 及 通 过 法 律 上 的 直 接 请 求 等 使 居 民 参 与 外, 构 建 反 映 居 民 意 志 的 新 体 系 显 得 愈 加 重 要 为 此, 近 年 来, 在 所 有 都 道 府 县 及 几 乎 所 有 市 町 村 ( 截 至 2014 年 4 月 为 99.9%) 都 制 定 了 信 息 公 开 条 例, 根 据 来 自 居 民 的 请 求, 积 极 地 公 开 行 政 信 息 公 开 信 息 的 目 的 是 通 过 地 方 自 治 体 公 开 行 政 工 作 内 容, 由 居 民 确 认 行 政 是 否 正 确 执 行, 面 向 未 来, 保 持 良 好 的 信 赖 关 系 社 会 が 複 雑 化 し 価 値 観 が 多 様 化 することに 伴 い 選 挙 によって 選 ばれた 議 員 の 議 会 活 動 を 通 じ た 住 民 意 思 の 反 映 や 法 制 度 上 の 直 接 請 求 等 を 通 じた 住 民 参 加 だけでなく 新 たな 住 民 意 思 の 反 映 の 仕 組 みが 重 要 になってきている このため 近 年 では 全 ての 都 道 府 県 及 びほぼ 全 ての 市 町 村 (2014 年 4 月 現 在 で 99.9%)において 情 報 公 開 条 例 が 制 定 され 住 民 からの 請 求 に 基 づ き 行 政 情 報 が 積 極 的 に 公 開 されている 情 報 公 開 には 地 方 自 治 体 において 行 政 の 仕 事 の 中 身 を 公 開 することにより 行 政 が 適 正 に 執 行 されてい ることを 住 民 に 確 認 してもらい 将 来 に 向 かって 40

46 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 近 年 来 居 民 参 与 自 治 体 行 政 事 务 的 机 制 和 渠 道 日 趋 多 样 化 : 根 据 地 方 自 治 体 单 独 制 定 的 条 例 ( 自 治 基 本 条 例 居 民 参 加 条 例 等 ) 而 定 的 居 民 投 票 制 度 地 方 自 治 体 附 属 机 构 及 审 议 机 构 委 员 公 开 招 聘 制 度 让 民 众 有 机 会 对 重 大 政 策 决 定 发 表 观 点 的 征 集 公 众 建 议 制 度 定 期 听 取 民 众 意 见 的 居 民 评 论 员 制 度 通 过 电 子 邮 件 等 随 时 广 泛 听 取 民 众 对 整 体 行 政 工 作 意 见 的 制 度 向 居 民 说 明 即 将 实 施 的 政 策 并 听 取 意 见 的 说 明 会 及 互 动 交 流 会 行 政 部 门 与 居 民 就 某 个 专 题 共 同 加 深 认 识 的 市 民 塾 等 此 外, 以 官 民 携 手 互 动 为 前 提 的 政 策 举 措 在 地 方 振 兴 工 作 中 备 受 关 注 地 方 行 政 部 门 的 合 作 主 体 有 居 民 个 人 参 与 社 区 建 设 活 动 的 任 意 团 体 自 治 会 及 居 委 会, 此 外 为 促 进 本 地 区 发 展 积 极 贡 献 的 NPO( 非 盈 利 组 织 ) 等 也 日 益 成 为 政 府 部 门 的 重 要 合 作 伙 伴 良 好 な 信 頼 関 係 を 保 つという 目 的 もある また 住 民 の 自 治 体 経 営 に 対 する 参 加 の 手 法 と して 近 年 地 方 自 治 体 が 独 自 に 制 定 した 条 例 ( 自 治 基 本 条 例 住 民 参 加 条 例 等 )に 基 づく 住 民 投 票 制 度 や 地 方 公 共 団 体 が 設 置 する 付 属 機 関 審 議 機 関 等 の 委 員 の 公 募 制 度 重 要 な 施 策 に 対 し 住 民 の 意 見 表 明 の 機 会 を 設 けるパブリックコメント 制 度 定 期 的 に 意 見 を 聴 く 住 民 モニター 制 度 電 子 メール 等 を 活 用 して 随 時 行 政 全 般 に 対 する 意 見 を 受 け 付 ける 広 聴 制 度 遂 行 しようとする 施 策 につ いて 住 民 に 説 明 するとともに 意 見 を 聴 く 説 明 会 ワークショップ 行 政 と 住 民 が 共 に 特 定 テーマの 理 解 を 深 めていく 市 民 塾 等 の 多 様 な 手 法 が 用 いら れている また 地 域 づくりにおいて 行 政 と 住 民 の 協 働 による 基 づく 取 組 が 注 目 されており 行 政 とパー トナーシップを 組 む 主 体 として 個 々の 住 民 任 意 の 地 域 づくり 団 体 自 治 会 町 内 会 のほか 地 域 貢 献 活 動 を 行 っているNPO 等 も 重 要 な 担 い 手 となってきている 市 政 府 公 务 员 到 基 层 开 办 讲 座 大 阪 府 高 槻 市 ( 写 真 提 供 : 大 阪 府 高 槻 市 ) 8 放 心 安 全 的 城 市 建 设 8 安 心 安 全 のまちづくり 日 本 的 地 方 自 治 体 负 责 警 察 及 消 防 工 作, 承 担 确 保 居 民 放 心 安 全 生 活 的 责 任 日 本 の 地 方 自 治 体 は 警 察 及 び 消 防 行 政 を 所 管 しており 住 民 生 活 の 安 心 安 全 の 確 保 を 担 ってい る (1) 警 察 行 政 (1) 警 察 行 政 警 察 行 政 在 第 二 次 世 界 大 战 前 由 中 央 政 府 直 接 负 责, 第 二 次 世 界 大 战 后, 基 本 上 是 由 都 道 府 县 负 责 作 为 中 央 政 府 的 机 构 包 括 国 家 公 安 委 员 会 及 警 察 厅, 负 责 警 察 制 度 整 体 的 策 划 及 协 调 等 工 作 及 职 业 教 育 通 信 鉴 别 等 工 作 其 他 与 居 民 日 常 生 活 直 接 相 关 的 警 察 活 动 均 作 为 都 道 府 县 的 工 作 范 畴 都 道 府 县 设 置 公 安 委 员 会 及 警 察 总 部, 下 设 警 察 署 警 岗 驻 在 所 2014 年 度 在 编 警 察 总 数 约 为 28 万 4 千 人, 除 各 都 道 府 县 警 察 总 部 外, 以 设 置 在 全 国 的 约 6 千 3 百 处 警 岗 为 中 心, 实 施 警 察 活 动 日 常 的 警 察 活 动 主 要 包 括 以 巡 逻 管 理 门 户 安 全 指 导 为 代 表 的 防 犯 活 动 镇 压 犯 罪 行 为 侦 察 逮 捕 犯 罪 嫌 疑 人 对 处 于 弱 势 的 孩 子 老 人 离 家 出 走 者 等 予 以 保 护 交 通 管 制 及 维 持 其 他 公 共 安 全 和 秩 序 此 外, 各 警 岗 等 还 负 责 道 路 向 导 及 遗 失 物 等 的 处 理 另 警 察 行 政 は 第 二 次 大 戦 前 は 中 央 政 府 が 直 接 行 っていたが 戦 後 は 基 本 的 に 都 道 府 県 がその 役 割 を 担 っている 中 央 政 府 の 機 関 としては 国 家 公 安 委 員 会 と 警 察 庁 があり 警 察 制 度 全 体 の 企 画 や 調 整 等 の 仕 事 と 教 育 通 信 鑑 識 等 の 仕 事 をし ている その 他 の 住 民 の 日 常 生 活 に 直 接 関 係 のあ る 警 察 活 動 は 全 て 都 道 府 県 の 仕 事 として 行 われ る 都 道 府 県 には 公 安 委 員 会 と 警 察 本 部 があり その 下 に 警 察 署 交 番 駐 在 所 が 置 かれている 2014 年 度 の 警 察 職 員 の 定 員 総 数 は 約 28 万 4 千 人 で 各 都 道 府 県 警 察 本 部 ほか 全 国 約 6 千 3 百 箇 所 に 設 置 されている 交 番 を 中 心 に 警 察 活 動 が 実 施 されている 日 常 の 警 察 活 動 としては パトロールや 取 締 り 施 錠 等 の 指 導 に 代 表 される 防 犯 活 動 や 犯 罪 の 鎮 圧 及 び 捜 査 被 疑 者 の 逮 捕 弱 い 立 場 にある 子 供 老 人 家 出 人 等 の 保 護 活 動 交 通 の 取 締 りその 他 公 共 の 安 全 と 秩 序 の 維 持 に 当 たっている その 他 41

47 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 外, 为 了 维 护 居 民 的 生 活 环 境 安 全, 对 色 情 娱 乐 的 治 理 整 顿 也 是 警 察 工 作 的 一 部 分 由 于 日 本 的 刑 法 犯 罪 确 知 件 数 从 1996 年 到 2002 年 持 续 增 加, 因 此, 为 了 抑 制 犯 罪 案 件 的 增 加, 消 除 国 民 的 不 安 情 绪, 中 央 政 府 以 重 建 世 界 第 一 安 全 的 国 家 日 本 为 目 标, 设 置 了 犯 罪 对 策 阁 僚 会 议 等, 积 极 推 进 跨 部 门 应 对 措 施 这 些 措 施 收 到 了 成 效,2002 年 以 后 刑 法 犯 罪 确 知 件 数 持 续 下 降, 今 后, 仍 需 以 建 设 抗 犯 罪 能 力 强 的 社 会 为 目 标 而 继 续 努 力 各 交 番 等 では 地 理 案 内 や 遺 失 物 等 の 処 理 も 行 わ れる さらに 住 民 の 生 活 環 境 の 安 全 を 守 るため 風 俗 環 境 の 浄 化 対 策 も 警 察 行 政 の 一 分 野 である わが 国 の 刑 法 犯 の 認 知 件 数 が 1996 年 から 2002 年 にかけて 増 加 を 続 けたため 犯 罪 の 増 加 に 歯 止 めをかけ 国 民 の 不 安 を 解 消 するため 中 央 政 府 に おいては 世 界 一 安 全 な 国 日 本 の 復 活 を 目 指 し 犯 罪 対 策 閣 僚 会 議 を 設 けるなど 省 庁 横 断 的 に 取 組 を 進 めた この 結 果 2002 年 以 降 刑 法 犯 認 知 件 数 は 一 貫 して 減 少 しているが 引 き 続 き 犯 罪 に 強 い 社 会 の 実 現 を 目 標 として 取 り 組 んでいる (2) 消 防 行 政 (2) 消 防 行 政 消 防 行 政 的 内 容 包 括 在 发 生 火 灾 地 震 风 灾 洪 水 等 灾 害 时 保 护 居 民 的 生 命 与 身 体 安 全, 预 防 火 灾 灭 火 急 救 搬 运 防 水 救 助 实 施 大 规 模 灾 害 对 策 等 消 防 行 政 在 第 二 次 世 界 大 战 前 作 为 国 家 消 防 行 政, 一 直 由 警 察 负 责, 第 二 次 世 界 大 战 后, 其 大 部 分 工 作 由 市 町 村 ( 在 东 京 主 要 为 东 京 都 ) 接 管 市 町 村 的 消 防 体 制 大 体 分 为 由 消 防 总 部 和 消 防 署 组 成 的 常 备 消 防 以 及 作 为 非 常 备 自 卫 消 防 的 消 防 团, 近 年 来, 几 乎 没 有 只 设 置 消 防 团 的 自 治 体, 基 本 上 均 实 现 了 常 备 化 ( 截 至 2015 年 4 月,98.2% 的 市 町 村 实 现 常 备 化 ) 关 于 市 町 村 设 置 的 消 防 总 部, 既 有 共 同 设 置 也 有 事 务 委 托 ( 称 之 为 跨 区 域 合 作 ), 截 至 2015 年 4 月, 在 全 国 共 有 750 个 总 部 但 到 2015 年 4 月 为 止, 这 些 消 防 总 部 的 约 6 成 是 管 辖 人 口 不 足 10 万 人 的 小 规 模 消 防 总 部, 由 于 小 规 模 消 防 总 部 被 指 出 其 在 出 动 体 制 保 有 车 辆 等 行 政 服 务 及 组 织 管 理 方 面 存 在 局 限 性 消 防 厅 为 了 完 善 和 确 立 这 类 小 规 模 总 部 的 消 防 体 制, 于 2006 年 7 月 制 定 了 关 于 市 町 村 的 消 防 广 域 化 基 本 指 南, 有 计 划 地 推 进 广 域 化 措 施,2013 年 4 月 修 订 了 基 本 方 针, 实 施 了 进 一 步 的 举 措 在 火 灾 预 防 方 面, 由 于 日 本 的 住 宅 火 灾 发 生 率 高, 因 此, 各 市 町 村 积 极 推 进 普 及 住 宅 用 火 灾 报 警 器 等 住 宅 防 火 对 策 并 且, 随 着 少 子 高 龄 化 社 会 的 加 剧 等, 急 救 需 求 有 所 增 大,2014 年 的 急 救 出 动 件 数 约 达 到 598 万 人, 自 2001 年 起 的 13 年 间 增 加 了 约 30% 为 了 应 对 这 种 情 况, 正 积 极 建 立 根 据 紧 急 程 度 进 行 相 应 合 理 的 急 救 运 送 的 机 制, 应 急 处 理 的 普 及 引 导 以 及 完 善 医 疗 机 构 的 接 收 体 制 等 措 施 另 外, 由 于 在 日 本 地 震 暴 风 雨 等 大 规 模 自 然 灾 害 较 多, 并 且, 考 虑 到 今 后 还 有 可 能 发 生 南 海 海 沟 巨 大 地 震 首 都 直 下 型 地 震 等 大 规 模 地 震 的 紧 迫 性, 需 要 通 过 以 消 防 机 构 自 治 会 及 居 委 会 为 单 位 的 自 主 防 灾 组 织 企 业 志 愿 者 等 相 互 合 作, 提 高 综 合 的 防 灾 能 力, 以 消 防 机 构 为 中 心, 采 取 培 训 引 导 培 养 人 才 等 对 策 消 防 行 政 は 火 災 や 地 震 風 水 害 等 の 災 害 から 住 民 の 生 命 と 身 体 を 守 る 仕 事 であり 火 災 予 防 消 火 救 急 搬 送 水 防 救 助 大 規 模 災 害 対 策 等 を 行 う 職 務 である 消 防 行 政 は 第 二 次 大 戦 前 は 国 家 消 防 として 警 察 が 担 当 していたが 戦 後 は その 大 部 分 を 市 町 村 ( 東 京 では 主 に 東 京 都 )が 受 け 持 つこととされている 市 町 村 における 消 防 体 制 は 大 別 して 消 防 本 部 及 び 消 防 署 から 成 る 常 備 消 防 と 常 備 でない 自 衛 消 防 としての 消 防 団 があるが 近 年 は 消 防 団 の みが 置 かれている 団 体 はほとんどなく ほぼ 常 備 化 されている(2015 年 4 月 現 在 市 町 村 の 98.2% が 常 備 化 ) 市 町 村 が 設 置 している 消 防 本 部 につい ては 共 同 設 置 や 事 務 の 委 託 (これらを 広 域 化 と いう)もあり 2015 年 4 月 現 在 全 国 で 750 本 部 が 設 置 されている 2015 年 4 月 現 在 これら 消 防 本 部 の 約 6 割 が 管 轄 人 口 10 万 人 未 満 の 小 規 模 消 防 本 部 であるが 小 規 模 消 防 本 部 は 出 動 体 制 保 有 車 両 等 の 行 政 サービス 面 や 組 織 管 理 面 での 限 界 が 指 摘 されている 消 防 庁 では これら 小 規 模 本 部 の 消 防 体 制 の 整 備 確 立 を 図 るため 総 務 省 消 防 庁 は 2006 年 7 月 に 市 町 村 の 消 防 の 広 域 化 に 関 す る 基 本 指 針 を 定 め 計 画 的 な 広 域 化 を 推 進 し 2013 年 4 月 には 基 本 方 針 を 改 正 し 更 なる 取 り 組 みを 進 めている 火 災 予 防 の 面 では わが 国 では 住 宅 火 災 被 害 が 多 いため 市 町 村 は 住 宅 用 火 災 警 報 器 の 普 及 な ど 住 宅 防 火 対 策 を 推 進 している また 少 子 高 齢 化 社 会 の 進 展 等 に 伴 い 救 急 需 要 が 増 大 しており 2014 年 中 の 救 急 出 場 件 数 は 約 598 万 人 に 上 り 2001 年 からの 13 年 間 で 約 30% 増 加 している このよう な 状 況 に 対 応 するため 緊 急 度 に 応 じた 適 切 な 救 急 搬 送 のための 仕 組 みづくりや 応 急 手 当 の 普 及 啓 発 医 療 機 関 の 受 入 体 制 の 充 実 等 に 取 り 組 んで いる さらに わが 国 は 地 震 集 中 豪 雨 等 の 大 規 模 自 然 災 害 が 多 く 今 後 も 南 海 トラフ 巨 大 地 震 や 首 都 直 下 地 震 などの 大 規 模 地 震 発 生 の 切 迫 性 が 指 摘 さ れていることから 消 防 機 関 自 治 会 町 内 会 を 単 位 とした 自 主 防 災 組 織 企 業 ボランティア 等 の 連 携 による 地 域 の 総 合 的 な 防 災 力 を 高 めること が 必 要 と 考 えられており 消 防 機 関 を 中 心 に 訓 練 啓 発 人 材 育 成 等 に 取 り 組 んでいるところである 42

48 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 消 防 队 员 实 施 灭 火 作 业 兵 库 县 神 户 市 ( 写 真 提 供 : 兵 庫 県 神 戸 市 ) 9 完 善 教 育 9 教 育 の 充 実 在 教 育 行 政 方 面, 通 过 第 二 次 世 界 大 战 后 的 教 育 制 度 改 革 制 定 了 教 育 基 本 法 和 学 校 教 育 法, 实 行 小 学 中 学 高 中 大 学 的 就 学 年 限 分 别 为 年 的 学 校 制 度 小 学 6 年 中 学 3 年 的 9 年 制 义 务 教 育 已 经 普 及, 初 中 升 高 中 的 升 学 率 由 1950 年 时 的 42.5% 上 升 到 了 1970 年 的 82.1% 1980 年 的 94.2%, 到 2009 年 已 达 到 了 98.1%, 大 大 促 进 了 教 育 机 会 的 平 等 在 义 务 教 育 方 面, 根 据 中 央 政 府 的 学 习 指 导 要 领 的 基 本 要 求, 确 立 了 使 孩 子 们 在 全 国 的 任 何 地 方 都 能 享 受 同 等 教 育 水 平 的 制 度 学 习 指 导 要 领 随 着 社 会 的 发 展 趋 势 而 与 时 俱 进 2006 年, 教 育 基 本 法 在 实 施 60 年 后 被 重 新 修 正, 制 定 了 以 培 养 公 共 精 神 尊 重 生 命 及 自 然 的 态 度 等 作 为 教 育 目 标 的 新 规 定 在 此 基 础 上,2008 年 3 月, 为 了 普 及 生 存 能 力 这 一 理 念, 确 立 踏 实 的 学 习 能 力, 以 确 保 必 要 的 授 课 时 间 等 为 内 容, 对 学 习 指 导 要 领 进 行 了 重 新 修 改 根 据 有 关 地 方 教 育 行 政 的 组 织 及 运 营 的 法 律 规 定, 地 方 的 教 育 行 政 基 本 上 是 由 设 置 在 都 道 府 县 及 市 町 村 的 教 育 委 员 会 来 负 责 实 行 教 育 委 员 会 是 在 地 方 自 治 体 的 执 行 机 构 中, 具 有 独 立 于 知 事 或 市 町 村 长 等 首 长 的 地 位 和 权 限 的 行 政 委 员 会 它 负 责 学 校 的 设 置 及 管 理 教 职 员 的 任 命 等 教 育 相 关 事 务, 具 有 执 行 上 述 事 务 的 权 限, 但 是, 上 述 事 务 的 预 算 编 制 权 归 首 长 所 有 教 育 委 员 经 议 会 通 过 后, 由 知 事 或 市 町 村 长 任 命 而 私 立 小 学 中 学 高 中 及 其 他 各 种 学 校 相 关 的 事 务 由 都 道 府 县 知 事 管 理 由 于 小 学 及 中 学 的 设 置 与 居 民 及 地 区 公 共 团 体 密 切 相 关, 因 此, 原 则 上 由 市 町 村 负 责 在 公 私 立 学 校 的 设 置 比 例 上, 小 学 为 国 立 0.3% 公 立 98.7% 私 立 1.0%; 初 中 为 国 立 0.7% 公 立 92.2% 私 立 7.1%( 截 至 2010 年 度 ); 高 中 为 国 立 0.3% 公 立 73.6% 私 立 26.1%( 截 至 2007 年 度 ) 而 公 立 高 中, 多 数 是 由 都 道 府 县 设 置 另 外, 盲 校 聋 哑 学 校 等 特 殊 学 校 也 由 都 道 府 县 设 置 小 学 初 中 学 校 的 教 师 均 为 都 道 府 县 的 公 务 员, 其 人 事 及 工 资 支 付 由 都 道 府 县 负 责 教 育 行 政 においては 第 二 次 大 戦 後 の 教 育 制 度 の 改 革 によって 教 育 基 本 法 及 び 学 校 教 育 法 が 制 定 され 小 学 校 中 学 校 高 等 学 校 大 学 の 就 学 年 限 について 制 の 学 校 制 度 が 採 用 されている 小 学 校 6 年 中 学 校 3 年 の9か 年 の 義 務 教 育 が 定 着 し 高 等 学 校 への 進 学 率 が 1950 年 当 時 の 42.5%から 1970 年 には 82.1% 1980 年 には 94.2% 2009 年 には 98.1%と 大 きく 改 善 する 等 教 育 の 機 会 均 等 は 大 きく 促 進 されてきた 義 務 教 育 について は 中 央 政 府 の 学 習 指 導 要 領 の 基 準 により 子 供 たちが 全 国 どこでも 同 じ 教 育 水 準 を 受 けられるよ うに 制 度 が 確 立 されている 学 習 指 導 要 領 は 社 会 の 趨 勢 を 踏 まえ 見 直 されており 2006 年 に 教 育 基 本 法 が 60 年 ぶりに 改 正 され 公 共 の 精 神 生 命 や 自 然 を 尊 重 する 態 度 を 養 うこと 等 が 教 育 の 目 標 と して 新 たに 規 定 されたことを 踏 まえ 2008 年 3 月 に 生 きる 力 という 理 念 の 共 有 や 確 かな 学 力 を 確 立 するために 必 要 な 授 業 時 数 の 確 保 等 を 内 容 とする 学 習 指 導 要 領 の 見 直 しが 行 われたところで ある 地 方 の 教 育 行 政 は 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 法 律 により 基 本 的 に 都 道 府 県 及 び 市 町 村 に 設 置 された 教 育 委 員 会 によって 処 理 され る 教 育 委 員 会 は 地 方 自 治 体 の 執 行 機 関 のうち 知 事 又 は 市 町 村 長 という 長 とは 独 立 した 地 位 と 権 限 を 持 つ 行 政 委 員 会 である 教 育 委 員 会 は 学 校 の 設 置 管 理 教 職 員 の 任 命 等 教 育 に 関 する 事 務 について 責 任 を 負 い これらを 執 行 する 権 限 をも つが 予 算 編 成 権 は 長 に 属 する 教 育 委 員 は 知 事 又 は 市 町 村 長 が 議 会 の 同 意 を 得 て 任 命 する な お 私 立 の 小 学 校 中 学 校 高 等 学 校 及 び 各 種 学 校 に 関 する 分 野 については 都 道 府 県 知 事 が 所 管 する 小 学 校 及 び 中 学 校 の 設 置 は 住 民 や 地 域 コミュ ニティと 密 接 な 関 係 を 持 っているので 原 則 的 に 市 町 村 が 行 うことになっている 小 学 校 の 設 置 者 は 国 立 0.3% 公 立 98.7% 私 立 1.0% 中 学 校 の 設 置 者 は 国 立 0.7% 公 立 92.2% 私 立 7.1% である(2010 年 度 現 在 ) 高 等 学 校 の 設 置 者 は 国 立 0.3% 公 立 73.6% 私 立 26.1%となっており ( 同 ) 公 立 高 等 学 校 については 都 道 府 県 が 設 置 するものがほとんどである さらに 盲 学 校 ろ う 学 校 等 の 特 殊 学 校 は 都 道 府 県 が 設 置 すること 43

49 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 教 育 行 政 中, 社 会 教 育 与 学 校 教 育 一 样, 也 占 有 重 要 地 位 地 方 自 治 体 开 展 的 社 会 教 育 范 围 极 其 广 泛, 包 括 开 设 社 会 教 育 讲 座 讲 演 会 和 学 习 会 ; 开 办 和 运 营 图 书 馆 公 民 馆 及 博 物 馆 等 社 会 教 育 设 施 ; 指 导 青 年 学 校 等 的 人 才 培 养 工 作 ; 提 供 体 育 及 休 闲 所 需 的 设 备 器 材 等 随 着 人 们 休 闲 时 间 的 增 多 高 龄 化 加 速, 社 会 教 育 显 得 愈 加 重 要 特 别 是 近 年 来, 在 国 民 中 间 终 生 学 习 这 一 词 已 经 普 及, 提 供 终 生 学 习 活 动 的 场 所 成 为 地 方 自 治 体 行 政 工 作 的 重 要 内 容 とされている なお 小 中 学 校 の 教 員 は 都 道 府 県 の 職 員 であり その 人 事 及 び 給 与 負 担 は 都 道 府 県 が 行 っている 教 育 行 政 において 学 校 教 育 と 並 んで 社 会 教 育 も 重 要 な 分 野 を 占 めている 地 方 自 治 体 が 行 う 社 会 教 育 は 社 会 教 育 のための 講 座 の 開 設 や 講 演 会 講 習 会 等 の 開 催 図 書 館 公 民 館 博 物 館 等 の 社 会 教 育 施 設 の 設 置 運 営 青 年 学 校 等 の 育 成 指 導 体 育 レクリエーションに 必 要 な 設 備 器 材 の 提 供 等 その 範 囲 は 極 めて 広 い 余 暇 時 間 の 増 大 高 齢 化 の 進 行 等 により 社 会 教 育 はますます 重 要 になってくると 考 えられる 特 に 近 年 は 国 民 の 間 に 生 涯 学 習 という 言 葉 も 定 着 してきており 生 涯 学 習 活 動 の 場 の 提 供 が 地 方 自 治 体 の 行 政 とし て 重 要 になっている 外 语 指 导 助 手 (Assistant Language Teacher: ALT) 的 授 课 场 面 44

50 第 2 章 地 方 自 治 体 的 行 政 课 题 现 行 教 育 制 度 10 地 方 公 营 企 业 第 三 部 门 企 业 等 的 经 营 改 革 10 地 方 公 営 企 業 第 三 セクター 等 の 経 営 改 革 (1) 地 方 公 营 企 业 (1) 地 方 公 営 企 業 1 地 方 公 营 企 业 概 况 1 地 方 公 営 企 業 全 般 地 方 自 治 体 通 过 企 业 活 动 的 形 式 提 供 供 水 确 保 公 共 运 输 提 供 医 疗 污 水 处 理 等 地 区 居 民 生 活 及 地 方 发 展 不 可 缺 少 的 服 务 由 自 治 体 经 营 的 开 展 上 述 业 务 的 企 业 统 称 为 地 方 公 营 企 业 截 至 2013 年 度 末, 地 方 公 营 企 业 在 全 国 运 营 的 项 目 共 有 8,703 项 其 中 具 有 代 表 性 的 项 目 包 括 下 水 道 (3,639) 供 水 道 (2,111) 医 院 (642) 护 理 服 务 (582) 开 发 宅 基 地 (449) 建 设 停 车 场 (231) 市 场 (166) 工 业 用 水 道 (154) 交 通 (93) 港 湾 完 善 (97) 电 (79) 煤 气 (28) 等 ( 数 字 为 项 目 数 ) 同 时, 根 据 地 理 条 件, 还 包 括 滑 雪 场 酒 店 及 其 他 观 光 设 施 等 项 目 等, 涉 及 的 种 类 非 常 广 泛 地 方 公 营 企 业 的 事 务 是 地 方 自 治 体 事 务 的 一 部 分, 却 与 一 般 的 行 政 事 务 有 所 不 同, 要 求 具 有 企 业 的 特 殊 性 质, 特 别 要 求 能 有 效 率 合 理 地 运 营 地 方 公 营 企 业 中 设 置 相 当 于 民 间 企 业 社 长 的 企 业 管 理 者, 此 外, 还 设 置 特 别 会 计 来 管 理 企 业 的 会 计 事 务 地 方 自 治 体 开 展 业 务 所 需 的 费 用 是 由 一 般 税 金 提 供, 但 地 方 公 营 企 业 在 提 地 方 自 治 体 は 水 の 供 給 や 公 共 輸 送 の 確 保 医 療 の 提 供 下 水 の 処 理 等 地 域 住 民 の 生 活 や 地 域 の 発 展 に 不 可 欠 なサービスを 企 業 活 動 という 形 で 提 供 している こうした 事 業 を 行 うために 地 方 自 治 体 が 経 営 する 企 業 を 総 称 して 地 方 公 営 企 業 と 呼 ん でいる 2013 年 度 末 現 在 で 全 国 で 8,703 事 業 が 運 営 されている 地 方 公 営 企 業 として 行 われてい る 代 表 的 な 事 業 には 下 水 道 (3,639) 水 道 (2,111) 病 院 (642) 介 護 サービス(582) 宅 地 造 成 (449) 駐 車 場 整 備 (231) 市 場 (166) 工 業 用 水 道 (154) 交 通 (93) 港 湾 整 備 (97) 電 気 (79) ガス(28) 等 がある( 数 字 は 事 業 数 ) また 立 地 条 件 に 応 じ て スキー 場 ホテルその 他 の 観 光 施 設 等 の 事 業 が 行 われるなど その 種 類 は 極 めて 多 岐 にわたっ ている 地 方 公 営 企 業 の 事 務 は 地 方 自 治 体 の 事 務 の 一 部 であるが 一 般 の 行 政 事 務 とは 異 なり 企 業 としての 特 殊 な 性 格 から 特 に 能 率 的 合 理 的 な 運 営 が 要 求 される 地 方 公 営 企 業 には 民 間 企 業 の 社 長 にあたる 企 業 管 理 者 が 置 かれているほか 地 方 公 営 企 業 の 経 理 は 特 別 会 計 を 設 けてこれを 行 45